JP4291900B2 - 正しく結合したシスチン橋を有するインスリン前駆体を取得するための改良された方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、正しく結合したシスチン橋を有するインスリンまたはインスリン誘導体の前駆体をシステインまたはシステイン塩酸塩およびカオトロピック補助剤の存在下に得る改良された方法に関する。
【0002】
【従来技術】
ヒトインスリンは、両者で51個のアミノ酸残基を有する2個のアミノ酸鎖からなるタンパク質である。2個のアミノ酸鎖中には6個のシステイン残基が見出され、それぞれ2個のシステイン残基は互いにジスルフィド橋を介して結合している。生物活性ヒトインスリンでは、AおよびB鎖は互いに2個のシスチン橋を介して結合し、さらに1個のシスチン橋がA鎖中に見出される。ヒトインスリン分子内には、統計学的にみて、ジスルフィド橋の形成には15の可能性がある。生物活性ヒトインスリンには、15の可能性中の1個のみが認められる。ヒトインスリンでは、以下のシステイン残基が互いに連結している。
A6−A11
A7−B7
A20−B19
AおよびBの文字はそれぞれのインスリンアミノ酸鎖を示し、数字はそれぞれのアミノ酸鎖のアミノ末端からカルボキシル末端に向けて数えたアミノ酸残基の位置を表す。ジスルフィド橋は2個のヒトインスリン分子の間に形成されることも可能で、無数に多数の異なるジスルフィド橋が容易に生成できる。
【0003】
ヒトインスリンの既知の製造方法はヒトプロインスリンの使用に基づくものである。ヒトプロインスリンは86アミノ酸残基の直鎖状アミノ酸鎖を有するタンパク質であり、ヒトインスリンのBおよびA鎖は35個のアミノ酸残基を有するCペプチドを介して互いに結合している。ヒトインスリンに見出されるジスルフィド結合の形成は、ヒトインスリンのシステイン残基が硫黄保護基たとえばS−スルホネート(−S−SO3 -)基で提供される中間体を介して起こる(EP 0 037 255号)。正しく結合したシスチン橋を有するプロインスリンを得る方法も同じく知られていて(Biochemistry, 60, 1968;622−629)、システイン残基がチオール残基(−SH)として存在するブタ膵臓から得られるプロインスリンに出発する。「正しく結合したシスチン橋」の語は哺乳動物からの生物活性インスリン中に見出されるジスルフィド橋を意味するものと理解すべきである。
【0004】
組換えDNA法は、インスリンまたはインスリン誘導体の前駆体、とくにヒトプロインスリンまたはヒトインスリンとは異なるアミノ酸配列および/またはアミノ酸鎖長を有するプロインスリンの微生物における製造を可能にする。遺伝子修飾された大腸菌細胞から調製されるプロインスリンは正しく結合したシスチン橋をもたない。大腸菌を用いてヒトインスリンを取得する方法は以下の工程に基づくものである(EP 0 055 945号)。すなわち、微生物の発酵−細胞の破砕−融合タンパク質の単離−融合タンパク質のシアノーゲンハライドによる切断−プロインスリン配列を有する切断生成物の単離−プロインスリンのシスチン残基のS−スルホネート基による保護−S−スルホネートのクロマトグラフィーによる精製−正しく結合したシスチン橋の形成−プロインスリンの脱塩−正しく結合したシスチン橋を有するプロインスリンのクロマトグラフィーによる精製−プロインスリン溶液の濃縮−濃縮されたプロインスリン溶液のクロマトグラフィーによる精製−プロインスリンの酵素的切断によるヒトインスリンの取得−得られたヒトインスリンのクロマトグラフィーによる精製である。
【0005】
この方法の欠点は、工程数と精製工程における損失によるインスリンの低収率である。多段階過程経路のために、かなりの損失を見込まねばならない。単離された融合タンパク質のシアノーゲンハライドによる切断、スルフィトリシスおよびプロインスリンの精製の段階から、プロインスリンの40%までの損失が見込まれる(EP 0 055 945号)。同様に、以後の精製工程から最終生成物までの経過で多量の損失が起こり得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
必要な工程数を有意に減らすことがでれば、ヒトインスリンまたはインスリン誘導体の組換えDNA法による製造の収率の上昇を達成することができる。
【0007】
EP 0 600 372 A1号(またはUS 5,473,049号)および EP 0 668 292 A2号には、インスリンまたはインスリン誘導体を得る適切に改良された方法において、シスチン橋が正しい連結型で存在しないインスリン前駆体またはインスリン誘導体の前駆体を、メルカプタンたとえばシステイン、ならびに少なくとも1種のカオトロピック補助剤たとえば尿素またはグアニジン塩酸塩の存在下に反応させて正しく結合したシスチン橋を有するインスリン前駆体またはインスリン誘導体の前駆体を得る方法が開示されている。この既知の方法においては、これらのタンパク質は最初1種のカオトロピック補助剤または様々なカオトロピック補助剤の混合物の水溶液にきわめて低濃度で溶解される。タンパク質混合物はついでメルカプタン水溶液と混合される。
【0008】
【課題を解決するための手段】
驚くべきことに、前駆体を最初の工程でカオトロピック補助剤を用いて溶液にせず、最初にメルカプタンを導入することにより、すなわちシステインまたはシステイン塩酸塩を前駆体の水性懸濁液中に導入し、前駆体を溶解させたのちに初めて、次の工程でカオトロピック補助剤の水溶液中に導入し、最後に、混合物を適当な量の水に導入して好ましいシステインまたはシステイン塩酸塩濃度に希釈して正しくフォールディングした前駆体に導くと、正しくフォールディングしたインスリンまたはインスリン誘導体の前駆体の収率を上昇させ、フォールディング過程の反応時間を短縮できることが見出されたのである。
【0009】
したがって、本発明は、正しく結合したシスチン橋を有するインスリンまたはインスリン誘導体の前駆体をシステインまたはシステイン塩酸塩およびカオトロピック補助剤の存在下に得る方法において、
(a) インスリンまたはインスリン誘導体の前駆体の水性懸濁液を、その前駆体のシステイン残基あたりシステインまたはシステイン塩酸塩の1〜15SH残基を生じる量のシステインまたはシステイン塩酸塩と混合し、
(b) pH約8〜約11.5、温度約15〜約55℃においてカオトロピック補助剤の4〜9モル溶液中に、前駆体のシステインまたはシステイン塩酸塩含有懸濁液を導入し、得られた混合物をこの温度に約10〜60分間保持し、
(c) pH約8〜約11.5、温度約5〜約30℃の混合物を、混合物中のシステインまたはシステイン塩酸塩の濃度を約1〜5mM、カオトロピック補助剤の濃度を0.2〜1.0Mに希釈する量の水に導入する
各工程を連続的に実施することからなる方法に関する。
【0010】
好ましくは、本発明の方法は、
工程(a)においては、システインまたはシステイン塩酸塩の量は前駆体のシステイン残基あたりシステインまたはシステイン塩酸塩の1〜6SH残基を生じる量に相当し、
工程(b)においては、前駆体のシステインまたはシステイン塩酸塩含有懸濁液をpH8〜11、温度30〜45℃においてカオトロピック補助剤の4〜9モル溶液中に導入し、得られた混合物をこの温度に約20〜40分間保持し、
工程(c)においては、混合物をpH8〜11、温度15〜20℃で、混合物中のシステインまたはシステイン塩酸塩の濃度を約1〜5mM、カオトロピック補助剤の濃度を0.2〜1.0Mに希釈する量の水に導入する方法である。
【0011】
カオトロピック補助剤は、水溶液中において水素橋を破壊する化合物であり、たとえば硫酸アンモニウム、グアニジン塩酸塩、エチレンカルボネート、チオシアナート、ジメチルスルホキシドおよび尿素である。
【0012】
本発明の方法において用いられるカオトロピック補助剤は、好ましくはグアニジン、グアニジン塩酸塩、またはとくに好ましくは尿素である。
【0013】
本発明の方法の工程(b)におけるカオトロピック補助剤の濃度は好ましくは7.0〜9Mであり、工程(b)の温度は好ましくは40℃であり、工程(b)におけるpHは好ましくは10〜11である。
【0014】
本発明の方法において、工程(c)におけるpHは好ましくは10〜11である。本発明の工程(c)においては、混合物が導入される水の量は好ましくは混合物中のシステインまたはシステイン塩酸塩の濃度を2.5〜3mM、カオトロピック補助剤の濃度を0.5Mに希釈するように選択される。
【0015】
本発明の方法ではとくに好ましくは、工程(b)におけるカオトロピック補助剤の濃度は約8Mであり、工程(b)における温度は約40℃であり、工程(b)におけるpHは約10.6であり、工程(c)におけるpHは約10.6であり、工程(c)における水の量は混合物中のシステインまたはシステイン塩酸塩の濃度を約2.5〜3mM、カオトロピック補助剤の濃度を0.5Mに希釈する方法である。
【0016】
本発明の方法の結果は、インスリンまたはインスリン誘導体の前駆体であり、とくにそのシスチン橋が正しく結合したプロインスリンである。
【0017】
インスリン誘導体は、天然に存在するインスリンすなわちヒトインスリン(配列表参照、配列番号:1=ヒトインスリンのA鎖、配列番号:2=ヒトインスリンのB鎖)または動物インスリンの誘導体であり、天然に存在するアミノ酸残基の少なくとも1個の置換および/または少なくとも1個のアミノ酸残基および/または有機残基の付加によって異なり、相当する他の点では天然に存在するインスリンと同一の誘導体である。
【0018】
本発明の方法を使用して得られ、正しく結合したシスチン橋を有するインスリンまたはインスリン誘導体の前駆体から最終的に EP 0 600 372 A1号(またはUS 5,473,049号)または EP 0 668 292 A2号に記載の方法に従い、トリプシンまたはトリプシン様酵素を用い、また所望によりさらにカルボキシペプチダーゼBを用いる酵素分解ついで吸着樹脂上での精製により、正しく結合したシスチン橋を有するインスリンまたはインスリン誘導体を調製することができる。
【0019】
前駆体から調製できるインスリンまたはインスリン誘導体は、好ましくは式I:
【化1】
[式中、
Yは、遺伝子によってコ−ド可能なアミノ酸残基であり、
Zは、
a)His、ArgおよびLysよりなる群からのアミノ酸残基であるか、
b)ペプチドのカルボキシル末端はアミノ酸残基ArgまたはLysからなる2または3個のアミノ酸残基を有するペプチドであるか、
c)遺伝子によってコ−ド可能な2〜35個のアミノ酸残基を有し、1〜5個のヒスチジン残基からなるペプチドであるか、
d)OHであり、
R1は、フェニルアラニン残基(Phe)または共有結合であり、
R3は、遺伝子によってコ−ド可能なアミノ酸残基であり、
ヒトインスリンのA鎖のアミノ酸配列の残基A2−A20(式Iの簡略化のために示していない)は動物インスリンまたはインスリン誘導体に相当し、ヒトインスリンのB鎖のアミノ酸配列の残基B2−B29(式Iの簡略化のため示していない)は動物インスリンまたはインスリン誘導体に相当する]
によって記載することができる。
【0020】
ペプチドおよびタンパク質のアミノ酸配列は、アミノ酸鎖のN−末端から前方に指示される。括弧内の式Iの細部たとえばA6、A20、B1、B7またはB19はインスリンのAまたはB鎖におけるアミノ酸残基の位置に相当する。
【0021】
「遺伝子によってコ−ド可能なアミノ酸残基」の語は、アミノ酸Gly、Ala、Ser、Thr、Val、Leu、Ile、Asp、Asn、Glu、Gln、Cys、Met、Arg、Lys、His、Tyr、Phe、Trp、Proおよびセレノシステインを表す。
【0022】
動物インスリンの「残基A2−A20」および「残基B2−B29」の語はたとえば、ウシ、ブタまたはニワトリからのインスリンのアミノ酸配列の意味として理解される。インスリン誘導体の「残基A2−A20」および「残基B2−B29」の語はアミノ酸の遺伝子によってコ−ド可能な他のアミノ酸による置換によって形成されるヒトインスリンの相当するアミノ酸配列を表す。
【0023】
ヒトインスリンのA鎖は、たとえば以下の配列(配列番号:1):
Gly Ile Val Glu Gln Cys Cys Thr Ser Ile Cys Ser Leu Tyr Gln Leu
Glu Asn Tyr Cys Asn
を有する。
ヒトインスリンのB鎖は、たとえば以下の配列(配列番号:2):
Phe Val Asn Gln His Leu Cys Gly Ser His Leu Val Glu Ala Leu Tyr
Leu Val Cys Gly Glu Arg Gly Phe Phe Tyr Thr Pro Lys Thr
を有する。
この場合、式IにおいてR3はアスパラギン(Asn)、R1はフェニルアラニン(Phe)、Yはスレオニン(Thr)、ZはOHである。
【0024】
本発明の方法はしたがって、式II:
R2−R1−(B2−B29)−Y−X−Gly−(A2−A20)−R3 (II)
[式中、
R2は、
a)水素原子、
b)リジン(Lys)およびアルギニン(Arg)よりなる群からのアミノ酸残基、または
c)ペプチドのカルボキシル末端はアミノ酸残基リジン(Lys)またはアルギニン(Arg)である2〜45個のアミノ酸残基を有するペプチドであり、
R1は、フェニルアラニン残基(Phe)または共有結合であり、
(B2−B29) は、ヒトインスリン、動物インスリンまたはこれらの位置の1個または2個以上が任意に変化したインスリン誘導体のB鎖の位置B2−B29におけるアミノ酸残基であり、Yは、遺伝子によってコ−ド可能なアミノ酸残基であり、
Xは、
a)リジン(Lys)およびアルギニン(Arg)よりなる群からのアミノ酸残基であるか、または
b)ペプチドのN−末端およびカルボキシル末端はアミノ酸残基リジン(Lys)またはアルギニン(Arg)である2〜35個のアミノ酸残基を有するペプチドであるか、または
c)遺伝子によってコ−ド可能な2〜35個のアミノ酸を有し、1〜5個のヒスチジン残基からなるペプチドであり、
(A2−A20) は、ヒトインスリン、動物インスリンまたはこれらの位置の1個または2個以上が任意に変化したインスリン誘導体のB鎖の位置A2−A20におけるアミノ酸残基であり、
R3は、遺伝子によってコ−ド可能なアミノ酸残基である]
を有し、そのシスチン橋(式IIには示していない)が正しくフォールデフィングされているインスリンまたはインスリン誘導体の前駆体の取得にとくに適している。
【0025】
1. 式IIにおいては、好ましくは
R2は、
a)水素原子、または
b)ペプチドのカルボキシル末端はアミノ酸残基アルギニン(Arg)である2〜25個のアミノ酸残基を有するペプチドであり、
R1は、フェニルアラニン残基(Phe)であり、
(B2−B29) は、ヒトインスリンのB鎖の位置B2−B29におけるアミノ酸残基であり、
Yは、アラニン(Ala)、スレオニン(Thr)およびセリン(Ser)よりなる群からのアミノ酸残基であり、
Xは、アミノ酸残基(Arg)であるか、ヒトインスリンのC鎖のアミノ酸配列を有するペプチドであり、
(A2−A20) は、ヒトインスリンのB鎖の位置A2−A20におけるアミノ酸残基であり、
R3は、アスパラギン(Asn)、セリン(Ser)およびグリシン(Gly)よりなるアミノ酸残基である。
【0026】
ヒトインスリンのC鎖は以下の配列(配列番号:3):
Arg Arg Glu Ala Glu Asp Leu Gln Val Gly Gln Val Glu Leu Gly Gly
Gly Pro Gly Ala Gly Ser Leu Gln Pro Leu Ala Leu Glu Gly Ser Leu
Gln Lys Arg
を有する。
【0027】
2.式IIにおいては、好ましくは
R2は、
a)水素原子、または
b)カルボキシル末端はアルギニン(Arg)である2〜15個のアミノ酸残基を有するペプチドであり、
R1は、フェニルアラニン残基(Phe)であり、
(B2−B29) は、ヒトインスリンのB鎖の位置B2−B29におけるアミノ酸残基であり、
Yは、スレオニン残基(Thr)であり、
Xは、アミノ酸残基アルギニン(Arg)、またはペプチドの最初および末端に2個の塩基性アミノ酸残基とくにアルギニン(Arg)および/またはリジン(Lys)がある2〜35個のアミノ酸残基を有するペプチドであり、
(A2−A20) は、ヒトインスリンのB鎖の位置A2−A20におけるアミノ酸残基であり、
R3は、アミノ酸残基、アスパラギン(Asn)またはグリシン(Gly)である。
【0028】
式Iのインスリンまたはインスリン誘導体の残基Zは、一般に、式IIの前駆体のXのアミノ酸配列の部分であり、プロテアーゼたとえばトリプシン、トリプシン様酵素またはカルボキシペプチダーゼBの活性により生成する。基R3はインスリンのA鎖の位置A21に存在するアミノ酸残基である。基YはインスリンのB鎖の位置B30に存在するアミノ酸残基である。
【0029】
トリプシンまたはトリプシン様酵素はアルギニンまたはリジン残基でアミノ酸鎖を切断するプロテアーゼである。カルボキシペプチダーゼBはアミノ酸鎖のカルボキシル末端に存在するArgまたはLysのような塩基性アミノ酸を除去するエキソプロテアーゼである(Kemmlerら、J. Biol. Chem., 246:6786-6791)。
【0030】
項1に述べた前駆体から、たとえば、正しく連結したシスチン橋を有する式I(式中、Y、R1、R2、R3、A2−A20 およびB2−B29 は項1において述べた意味を有し、Zは、アルギニン残基(Arg)、ペプチド残基Arg−Arg、または−OHである)のインスリンまたはインスリン誘導体を得ることができる。
【0031】
項2に述べた前駆体から、たとえば、正しく連結したシスチン橋を有する式I(式中、Y、R1、R2、R3、A2−A20 およびB2−B29 は項2において述べた意味を有し、Zは、アルギニン残基(Arg)、ペプチド残基Arg−Arg、もしくはLys−Lysまたは−OHである)のインスリンまたはインスリン誘導体を得ることができる。
【0032】
式IIの前駆体は、多数の遺伝子構築体を用いて微生物中で形成させることができる(EP 0 489 780号、EP 0 347 781号、EP 0 453 969号)。遺伝子構築体は大腸菌または放線菌のような微生物の発酵時に発現される。形成されるタンパク質は微生物の内部に沈積するか(EP 0 489 780号)、または発酵溶液中に分泌される。
【0033】
本発明の方法には、式IIのインスリンまたはインスリン誘導体の前駆体を、細胞破砕後直ちに、発酵溶液および微生物に由来する多数のタンパク質が夾雑したまま使用することができる。しかしながら、式IIの前駆体はたとえば沈殿またはクロマトグラフィー精製後の前精製型で使用することもできる。
【0034】
【実施例】
実施例1(比較例、従来技術)
遺伝子修飾された大腸菌細胞の発酵(EP 0 489 780号)により、以下のアミノ酸配列を有する融合タンパク質:プロインスリン配列1(配列番号:4)
Ala Thr Thr Ser Thr Gly Asn Ser Ala Arg Phe Val Asn Gln His Leu
Cys Gly Ser His Leu Val Glu Ala Leu Tyr Leu Val Cys Gly Glu Arg
Gly Phe Phe Tyr Thr Pro Lys Thr Arg Arg Glu Ala Glu Asp Leu Gln
Val Gly Gln Val Glu Leu Gly Gly Gly Pro Gly Ala Gly Ser Leu Gln
Pro Leu Ala Leu Glu Gly Ser Leu Gln Lys Arg Gly Ile Val Glu Gln
Cys Cys Thr Ser Ile Cys Ser Leu Tyr Gln Leu Glu Asn Tyr Cys Asn
を調製する。
プロインスリン配列1は式IIに相当し、この式において、
Xは、ヒトインスリンからのC−ペプチド(配列番号:3)であり、
Yは、Thr(B30)であり、
R1は、Phe(B1)であり、
R2は、10アミノ酸残基を有するペプチドであり、
R3は、Asn(A21)であり、
A2−A20は、ヒトインスリンのA鎖のアミノ酸配列(アミノ酸残基2〜20)であり、B2−B29はヒトインスリンのB鎖のアミノ酸配列(アミノ酸残基2〜29)である。
【0035】
プロインスリン配列1を有する発現した融合タンパク質は大腸菌内に集まり、封入体を形成する。発酵完了後、これらの細胞を遠心分離によって分離し、慣用の高圧ホモジナイゼーションによって破砕する。放出された融合タンパク質封入体を遠心分離で単離する。
【0036】
プロインスリン配列1を有する単離された融合タンパク質封入体20kg(凍結乾燥後の乾燥材料に基づく。インスリン含有融合タンパク質の割合はHPLCを用いて測定する。50%)をpH10.6で8M尿素溶液550Lに溶解する。必要に応じて濁りを生じる少量の物質を遠心分離したのち、澄明な溶液をpH10.6、温度4℃で9000Lのシステイン(システイン塩酸塩水和物5kg)の水溶液中に攪拌しながら加える。24時間後、フォールディング反応が完結したのち、反応バッチ中の正しく結合したシスチン橋を有するプロインスリン配列1の含量は、分析用HPLCを用いて3.0kgと測定され、30%の変換に相当する。
【0037】
この9500Lの溶液を1N HClを用いてpH5.0に調整して分離する。ついで1N水酸化ナトリウム溶液を加えてpHを9にセットする。この溶液にトリプシン3gを加える。HPLCで測定すると、2−カルボキシ末端アルギニン残基を有するインスリン1.25kgが得られる。
【0038】
カルボキシペプチダーゼBを用いて切断したのち、ヒトインスリンが得られ、これをクロマトグラフィー法を用いてさらに精製する。ヒトインスリンは式Iに相当し、この式において、
Yは、Thr(B30)であり、
Zは、OHであり、
R1は、Phe(B1)であり、
R3は、Asn(A21)であり、
A2−A20は、ヒトインスリンのA鎖のアミノ酸配列(アミノ酸残基2〜20)であり、B2−B29はヒトインスリンのB鎖のアミノ酸配列(アミノ酸残基2〜29)である。
【0039】
ヒトインスリン2は配列番号:1および2から構成され、それらは互いに正しく結合したシスチン橋を介して連結している。
EP 0 668 292号に記載されているように、溶液を濃縮し、吸着樹脂を用いて精製する。インスリン2を含有する溶出液は、水で希釈し、pHを調整したのち直ちに、さらにクロマトグラフィーカラム上で精製することができる。
【0040】
HPLC分析
0.5gのタンパク質を、6Mのグアニジン塩酸塩、50mM Tris、pH8.5、5mMエチレンジアミン四酢酸塩(EDTA)、1%の1,2−メルカプトエタノール、10mMジチオスレイトールの溶液40ml中に95℃で2分間溶解し、ついで14000gで20分間遠心分離した。澄明な上清0.02mlを高速液体クロマトグラフィーカラムに適用する。
カラム:Nucleogel(登録商標)RP 300−5/46(Macherey & Nage, Aachen, Germany)
勾配:
緩衝液A:0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)
緩衝液B:アセトニトリル中0.09%TFA
温度:55℃
総溶出時間:40分
勾配は、相当する溶出時間後に緩衝液Bの以下の量によって設定する:
10分 25%、12分 60%、13分 90%、15分 100%
流速:1ml/分
検出:215nm
インスリンの保持時間:約19分
【0041】
実施例2(本発明の方法)
遺伝子修飾された大腸菌細胞の発酵(EP 0 489 780号)により、実施例1に示したアミノ酸配列を有する融合タンパク質を調製する(プロインスリン配列1、配列番号:4)
【0042】
プロインスリン配列1を有する発現した融合タンパク質は大腸菌内に集まり、封入体を形成する。発酵完了後、これらの細胞を遠心分離によって分離し、慣用の高圧ホモジナイゼーションによって破砕する。放出した融合タンパク質封入体を遠心分離で単離する。
【0043】
融合タンパク質40kg(アリコートの凍結乾燥によって測定)を含有する融合タンパク質の水性懸濁液に5kgのシステイン塩酸塩水和物を加える。
プロインスリン配列1を有する懸濁液(インスリン含有融合タンパク質の割合はHPLCで測定する。50%)を40℃、pH10.2で8M尿素溶液550Lに溶解する。澄明な溶液をpH10.6、温度15℃で9000Lの水に攪拌しながら加える。約5時間後、フォールディング反応が完結したのち、反応バッチ中の正しく結合したシスチン橋を有するプロインスリン配列1の含量は分析用HPLCを用いて10.0kgと測定され、50%の変換に相当する。
【0044】
この9500Lの溶液を1N HClを用いてpH5.0に調整して分離する。ついで1N水酸化ナトリウム溶液を加えてpHを9にセットする。この溶液にトリプシン10gを加える。2−カルボキシ末端アルギニン残基を有するインスリン4kgが得られる。カルボキシペプチダーゼBを使用して切断すると、ヒトインスリン(正しく結合したシスチン橋を有する配列番号:1および2)が生じる。
【0045】
溶液を濃縮し、吸着樹脂を用いて精製する。
ヒトインスリンを含有する溶出液は水で希釈し、pHを調整したのち直ちに、さらにクロマトグラフィーカラム上で精製することができる。
【0046】
実施例3(比較例、従来技術)
遺伝子修飾された大腸菌細胞の発酵(EP 0 489 780号)により、以下のアミノ酸配列を有する融合タンパク質:プロインスリン配列2(配列番号:5)
Ala Thr Thr Ser Thr Gly Asn Ser Ala Arg Phe Val Asn Gln His Leu
Cys Gly Ser His Leu Val Glu Ala Leu Tyr Leu Val Cys Gly Glu Arg
Gly Phe Phe Tyr Thr Pro Lys Thr Arg Arg Glu Ala Glu Asp Leu Gln
Val Gly Gln Val Glu Leu Gly Gly Gly Pro Gly Ala Gly Ser Leu Gln
Pro Leu Ala Leu Glu Gly Ser Leu Gln Lys Arg Gly Ile Val Glu Gln
Cys Cys Thr Ser Ile Cys Ser Leu Tyr Gln Leu Glu Asn Tyr Cys Gly
を調製する。
プロインスリン配列2は式IIに相当し、この式において、
Xは、ヒトインスリンのC−ペプチド(配列番号:3)であり、
Yは、Thr(B30)であり、
R1は、Phe(B1)であり、
R2は、10アミノ酸残基を有するペプチドであり、
R3は、Gly(A21)であり、
A2−A20は、ヒトインスリンのA鎖のアミノ酸配列(アミノ酸残基2〜20)であり、B2−B29はヒトインスリンのB鎖のアミノ酸配列(アミノ酸残基2〜29)である。
【0047】
プロインスリン配列2を有する発現した融合タンパク質は大腸菌内に集まり、封入体を形成する。発酵完了後、これらの細胞を遠心分離によって分離し、慣用の高圧ホモジナイゼーションによって破砕する。放出した融合タンパク質封入体を遠心分離で単離する。
【0048】
プロインスリン配列2を有する単離された融合タンパク質封入体20kg(凍結乾燥後の乾燥材料に基づく。インスリン含有融合タンパク質の割合はHPLCを用いて測定する。50%)を、20℃、pH10.6において8M尿素溶液550Lに溶解する。澄明な溶液をpH10.6、温度4℃で9000Lのシステイン(システイン塩酸塩水和物5kg)の水溶液中に攪拌しながら加える。24時間後フォールディング反応が完結したのち、反応バッチ中の正しく結合したシスチン橋を有するプロインスリン配列2の含量は分析用HPLCを用いて3.0kgと測定され、30%の変換に相当する。
【0049】
この9500Lの溶液を1N HClを用いてpH5.0に調整して分離する。ついで1N水酸化ナトリウム溶液を加えてpHを9にセットする。この溶液にトリプシン3gを加える。HPLCで測定すると、2−カルボキシ末端アルギニン残基を有するインスリン誘導体0.98kgが得られる。このインスリン誘導体は式Iに相当し、この場合、
Yは、Thr(B30)であり、
Zは、Arg−Argであり、
R1は、Phe(B1)であり、
R3は、Gly(A21)であり、
A2−A20は、ヒトインスリンのA鎖のアミノ酸配列(アミノ酸残基2〜20)であり、B2−B29はヒトインスリンのB鎖のアミノ酸配列(アミノ酸残基2〜29)であり、これらは互いに正しく結合したシスチン橋を介して連結する配列番号:6および7から構成される。
【0050】
溶液を濃縮し、吸着樹脂を用いて精製する。
インスリン誘導体を含有する溶出液は、水で希釈し、pHを調整したのち直ちに、さらにクロマトグラフィーカラム上で精製することができる。
【0051】
実施例4(本発明の方法)
遺伝子修飾された大腸菌細胞の発酵(EP 0 489 780号)により、実施例3に従ってプロインスリン配列2(配列番号:5)を有する融合タンパク質を調製する。
【0052】
プロインスリン配列2を有する発現した融合タンパク質は大腸菌内に集まり、封入体を形成する。発酵完了後、これらの細胞を遠心分離によって分離し、慣用の高圧ホモジナイゼーションによって破砕する。放出した融合タンパク質封入体を遠心分離で単離する。
【0053】
融合タンパク質40kg(アリコートの凍結乾燥によって測定)を含有する融合タンパク質の水性懸濁液に5kgのシステイン塩酸塩水和物を加える。
プロインスリン配列2を有する懸濁液(インスリン含有融合タンパク質の割合はHPLCで測定する。50%)を40℃、pH10.2で8M尿素溶液550Lに溶解する。澄明な溶液をpH10.6、温度15℃で9000Lの水に攪拌しながら添加する。約5時間後、フォールディング反応が完結したのち、反応バッチ中の正しく結合したシスチン橋を有するプロインスリン配列Iの含量は分析用HPLCを用いて10.0kgと測定され、50%の変換に相当する。
【0054】
この9500Lの溶液を1N HClを用いてpH5.0に調整して分離する。ついで1N水酸化ナトリウム溶液を加えてpHを9にセットする。この溶液にトリプシン10gを加える。2.8kgのインスリン誘導体が生じ、これらは互いに正しく結合したシスチン橋を介して連結する配列番号:6および7から構成される。
【0055】
溶液を濃縮し、吸着樹脂を用いて精製する。
インスリン誘導体を含有する溶出液は、水で希釈し、pHを調整したのち直ちに、さらにクロマトグラフィーカラム上で精製することができる。
【0056】
【配列表】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
Claims (14)
- (a)インスリンまたはインスリン誘導体の前駆体の水性懸濁液をその前駆体のシステイン残基あたりシステインまたはシステイン塩酸塩の1〜15SH残基を生じる量のシステインまたはシステイン塩酸塩と混合し、
(b)pH10〜11、温度30〜45℃においてカオトロピック補助剤の7.0〜9モル溶液に前駆体のシステインまたはシステイン塩酸塩含有懸濁液を導入し、得られた混合物をこの温度に10〜60分保持し、ついで
(c)pH10〜11、温度15〜20℃で混合物を混合物中のシステインまたはシステイン塩酸塩の濃度を1〜5mM、カオトロピック補助剤の濃度を0.2〜1.0Mに希釈する量の水に導入する
各工程を連続的に実施することからなる、正しく結合したシステイン橋を有するインスリンまたはインスリン誘導体の前駆体をシステインまたはシステイン塩酸塩およびカオトロピック補助剤の存在下に取得する方法。 - 工程(a)において、システインまたはシステイン塩酸塩の量は前駆体のシステイン残基あたりシステインまたはシステイン塩酸塩の1〜6SH残基を生じる量に相当し、
工程(b)において、前駆体のシステインまたはシステイン塩酸塩含有懸濁液をpH10〜11、温度30〜45℃でカオトロピック補助剤の7.0〜9モル溶液に導入し、得られた混合物をこの温度に20〜40分保持し、
工程(c)において、混合物をpH10〜11、温度15〜20℃で、混合物中のシステインまたはシステイン塩酸塩の濃度を1〜5mM、カオトロピック補助剤の濃度を0.2〜1.0Mに希釈する量の水に導入する請求項1に記載の方法。 - カオトロピック補助剤はグアニジンまたはグアニジン塩酸塩である請求項1または2に記載の方法。
- カオトロピック補助剤は尿素である請求項1または2に記載の方法。
- 工程(b)における温度は40℃である請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
- 工程(c)における水の量は混合物中のシステインまたはシステイン塩酸塩の濃度を2.5〜3mM、カオトロピック補助剤の濃度を0.5Mに希釈する請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
- 工程(b)におけるカオトロピック補助剤の濃度は8Mとし、工程(b)における温度は40℃であり、工程(b)におけるpHは10.6であり、工程(c)におけるpHは10.6であり、工程(c)における水の量は混合物中のシステインまたはシステイン塩酸塩の濃度を2.5〜3mM、カオトロピック補助剤の濃度を0.5Mに希釈する請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
- インスリンまたはインスリン誘導体の前駆体は式II:
R2−R1−(B2−B29)−Y−X−Gly−(A2−A20)−R3 (II)
[式中、
R2は、
a)水素原子、または
b)ペプチドのカルボキシル末端はアミノ酸残基アルギニン(Arg)である2〜25個のアミノ酸残基からなるペプチドであり、
R1は、フェニルアラニン残基(Phe)であり、
(B2−B29) は、ヒトインスリンのB鎖の位置B2−B29におけるアミノ酸残基であり、
Yは、アラニン(Ala)、スレオニン(Thr)およびセリン(Ser)よりなる群からのアミノ酸残基であり、
Xは、アミノ酸残基アルギニン(Arg)であるかまたはペプチドの最初および末端に2個の塩基性アミノ酸残基がある2〜35個のアミノ酸残基からなるペプチドであり、
(A2−A20) は、ヒトインスリンのA鎖の位置A2−A20におけるアミノ酸残基であり、
R 3 は、アスパラギン(Asn)、セリン(Ser)およびグリシン(Gly)よりなる群からのアミノ酸残基である]
の配列からなる請求項1〜7のいずれかに記載の方法。 - 式IIにおいて、
R2は、
a)水素原子、または
b)カルボキシル末端はアルギニン(Arg)である2〜15個のアミノ酸残基からなるペプチドであり、
R1は、フェニルアラニン残基(Phe)であり、
(B2−B29) は、ヒトインスリンのB鎖の位置B2−B29におけるアミノ酸残基であり、
Yは、スレオニン残基(Thr)であり、
Xは、アミノ酸残基アルギニン(Arg)またはヒトインスリンのC鎖のアミノ酸配列を有するペプチドであり、
(A2−A20) は、ヒトインスリンのA鎖の位置A2−A20におけるアミノ酸残基であり、
R3は、アミノ酸残基アスパラギン(Asn)またはグリシン(Gly)である、請求項8に記載の方法。 - 請求項1〜9のいずれかの方法で得られた、正しく結合したシステイン橋を有するインスリンまたはインスリン誘導体の前駆体から、正しく結合したシステイン橋を有するインスリンまたはインスリン誘導体を製造する方法であって、
該前駆体から、トリプシンまたはトリプシン様酵素を用い、場合によっては、さらにカルボキシペプチダーゼBを用いる、酵素分解により、および、続く吸着樹脂上での精製により、インスリンまたはインスリン誘導体を得る、上記方法。 - 式Iにおいて、
Yは、トレオニン(Thr)であり、
Zは、
a)アルギニン(Arg)であるか、
b)2個のアルギニン残基(Arg−Arg)からなるジペプチドであるか、
c)OHであり、
R3は、アスパラギン(Asn)、グリシン(Gly)である、
請求項11に記載の方法。 - 式Iにおいて、
Yは、トレオニン(Thr)であり、
Zは、OHであり、
R3は、アスパラギン(Asn)である、
請求項11または12に記載の方法。 - 式Iにおいて、
Yは、トレオニン(Thr)であり、
Zは、2個のアルギニン残基(Arg−Arg)からなるジペプチドであり、
R3は、グリシン(Gly)である、
請求項11または12に記載の方法。
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