JP4291215B2 - 電子機器の密閉筐体 - Google Patents

電子機器の密閉筐体 Download PDF

Info

Publication number
JP4291215B2
JP4291215B2 JP2004160650A JP2004160650A JP4291215B2 JP 4291215 B2 JP4291215 B2 JP 4291215B2 JP 2004160650 A JP2004160650 A JP 2004160650A JP 2004160650 A JP2004160650 A JP 2004160650A JP 4291215 B2 JP4291215 B2 JP 4291215B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic
sealed
case
electronic device
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004160650A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005340698A (ja
Inventor
功 安積
洋 川中
哲司 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2004160650A priority Critical patent/JP4291215B2/ja
Publication of JP2005340698A publication Critical patent/JP2005340698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4291215B2 publication Critical patent/JP4291215B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、電子部品が実装されたプリント基板(以下、電子基板と称す)を収納した外装ケースに熱伝導性樹脂を充填して電子基板の両面全体を気密封鎖した電子機器の密閉筐体において、例えば自動車の車室外に設置して使用される車載電子機器のように、温度、振動、衝撃、被水、浸水等の悪環境で使用される電子機器の密閉筐体に関するものである。
電子基板を収納した外装ケースに樹脂を充填した従来の電子機器の密閉筐体としての内燃機関用制御ユニットは、内燃機関の制御を行う制御回路で使用する電子部品がプリント基板に接続され、この制御回路が外部の接続対象物に接続されるように構成された制御回路構成体を備える。そして、この制御回路構成体はケース内にプリント基板がケースの底部側に位置するようにして配置され、ケース内には制御回路構成体の各構成要素の電位の異なる部分の間を電気的に絶縁するようにして樹脂が充填されている。また、制御回路構成体は、その構成要素の電位の異なる部分のうちプリント基板よりの高さの一番高い部分をプリント基板の周縁部の一部側に偏って存在するように配置し、樹脂表面の高さは、上記構成要素の一番高い部分が存在する側でこれを埋め込むように高くその反対側で低くなるようにしてケース内に樹脂表面が傾斜面になるようにして樹脂が充填される(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−324705号公報
従来の電子機器の密閉筐体では、樹脂表面の高さを、電子部品の高さが一番高い部分が存在する側でこれを埋め込むように高くその反対側で低くなるようにし、ケース内に樹脂をその表面が傾斜面になるようにして充填することで、樹脂の充填量を減らすものである。しかしながら、通常、高さの高い電子部品は少なく、多くは薄型の電子部品が実装されているため、薄型の電子部品上を不要に厚い樹脂で覆う領域が存在することになり、樹脂量を十分に低減することは困難であった。
この発明は、上記のような問題点を解消するために成されたものであって、電子部品が実装された電子基板を収納した外装ケース内に該電子基板の両面全体を気密封鎖するように充填される熱伝導性樹脂の樹脂量を低減して低コスト化、軽量化を図ることを目的とする。
この発明に係る電子機器の密閉筐体は、電子部品が実装された電子基板を収納した外装ケースに熱伝導性樹脂を充填して上記電子基板の両面全体を気密封鎖したものであって、上記電子部品のうち所定の高さを超える背高部品およびその他の薄型部品の双方が実装された上記電子基板の第1面を上記外装ケースの内壁面側に、上記背高部品の実装がない上記電子基板の第2面を上記外装ケースの開口面側にそれぞれ対向させて該電子基板を配置する。そして、上記外装ケースの側面に設けられた樹脂製のコネクタハウジングと、上記電子基板の第1面に一片が半田実装され、直交する他の一片が上記コネクタハウジングを貫通して外部との接続のために上記外装ケースから突出した複数の接続ピンとで構成され上記背高部品となる外部接続コネクタを備え、上記電子基板は、上記熱伝導性樹脂を上記外装ケース内に注入するための切欠部を上記複数の接続ピンの両側に位置する2つの角部に有すると共に、上記外装ケースの内側壁面と該電子基板の端面との間に隙間を有し、上記外装ケース内で上記電子基板の両面に実装された全ての上記電子部品を覆って該外装ケース内を埋め込むように上記熱伝導性樹脂を充填し、上記電子基板の第1面に対向する上記外装ケースの壁面に、該第1面上の上記背高部品および薄型部品の高さに応じた段差を設け、該壁面外側の該段差による凹部に放熱フィンを設けたものである。
この発明によると、電子基板の第1面上の背高部品および薄型部品の高さに応じた段差を外装ケースの壁面に設けるため、薄型部品上を不要に厚い樹脂で覆うことが防止され、熱伝導性樹脂の樹脂量を効果的に低減でき、低コスト化、小型化、軽量化が促進できる。また、外装ケース壁面外側の上記段差による凹部に放熱フィンを設けるため、発熱を伴う電子部品の放熱性の良好な電子機器の密閉筐体が得られる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
図1〜図5は、この発明の実施の形態1による電子機器の密閉筐体の断面図、底面図、上面図、側面図、および断面部分拡大図であり、主に図1に基づいて説明する。
図に示すように、電子機器の密閉筐体100(以下、密閉電子機器100と称す)は、プリント基板に電子部品を実装して成る電子基板110を収納した外装ケース130に、熱伝導性樹脂から成る充填材101を充填して電子基板110の両面全体を気密封鎖して構成する。外装ケース130の内壁面側(図中上面側)に対向する電子基板110の第1面111aには、電子部品のうち所定の高さを超える背高部品としての外部接続コネクタ120や電解コンデンサ等の背高部品112と、マイクロプロセッサ等、上記所定の高さ以下の薄型部品113との双方が実装される。また、外装ケース130の開口面側(図中底面側)に対向する電子基板110の第2面111bには、少なくとも背高部品112は実装されない、即ち、電子部品が実装されないか薄型部品113のみが実装され、このような電子基板110は、四隅の取付けねじ114で外装ケース130の内壁に固定されている。
また、背高部品112は電子基板110の第1面111aの外部接続コネクタ120側の端部に集約して実装され、外装ケース130は、該第1面111aと対向する外装ケース130壁面(以下、ケース上面131と称す)に段差を設けて、外部接続コネクタ120の一部を含む集約された背高部品112を内部に収納すると共に充填材101が厚く充填された大深度部132aと、薄型部品113のみを内部に収納すると共に充填材101が薄く充填された小深度部132bとで構成される。また、電子基板110を取り巻く輪郭周縁部134と、該輪郭周縁部134の3方に設けられた取付足部135とを備える。
充填材101は、熱安定性、柔軟性および熱伝導性を備えた電気的絶縁体で、電子部品に加わるストレスを低減するのに適した、例えば電気絶縁用耐熱ウレタン樹脂が使用され、電子基板110の両面111a、111bに実装された全ての電子部品を覆って外装ケース130内を埋め込むように充填されている。図2の底面図に示すように、大深度部132aに位置する電子基板110の角部に切欠部115が設けられ、この切欠部115から充填材101を外装ケース130内に注入することにより充填する。
また、外装ケース130の小深度部132bにおけるケース上面131外側に放熱フィン133が設けられ、大深度部132aのケース上面131には充填材101の膨張収縮に伴う内圧の変化を吸収するための所定の大きさの減圧窓穴136が設けられている。放熱フィン133は、図3の上面図に示すように、大深度部132aと直交する方向に所定の間隔で複数個設けられる。
外部接続コネクタ120は、図示しない外部の接続先コネクタの接続ピンと圧接接続される接続ピン121と、該接続ピン121が圧入固定され、外装ケース130の側面に係合設置された樹脂製のコネクタハウジング122と、該コネクタハウジング122の端部に設けられた鍔部123と、該鍔部123の外周3面に設けられた係合溝124とによって構成され、接続ピン121の一端は直角方向に折り曲げられて電子基板110に半田付けにて実装される。
図4の側面図に示すように、外装ケース130の側面に設けられた側面開口部139に外部接続コネクタ120のコネクタハウジング122が取付けられ、接続ピン121はコネクタハウジング122を貫通して外装ケース130から突出される。また、側面開口部139には外装ケース130の金型の抜き勾配による斜面が形成されている。さらに、図4の断面による部分拡大図である図5に示すように、コネクタハウジング122端部の鍔部123に設けられた係合溝124は、側面開口部139の周縁部に圧入係合されるようになっている。なお、係合溝124の幅や側面開口部139の周縁部は金型の抜き勾配による傾斜を一致させるように構成されている。
以上のように構成される密閉電子機器100を形成するには、電子基板110に外部接続コネクタ120を含む全ての電子部品を実装した後、まず電気的な性能検査を行ない、必要に応じて手直し修理等を施した後、電子基板110を外装ケース130内に固定する。外装ケース130の減圧窓穴136の外面には図示しない耐熱シートを接着しておき、電子基板110の切欠部115から外装ケース130内に充填材101を注入し、自然放置又は加熱によって充填材101が羊羹状に固化した時点で減圧窓穴136に接着されていた耐熱シートをはがして完成する。
なお、外装ケース130はアルミダイキャストで成型されたものであって、小深度部132bにおけるケース上面131外側には放熱フィン133が一体成型される。また、外装ケース130の開口面を密閉電子機器100の被取付面と隣接対向して設置する。
以上のように、この実施の形態では、外部接続コネクタ120を含む背高部品112を一方の端部に集約して実装し、外装ケース130のケース上面131に段差を設け、接続コネクタ120の一部を含む集約された背高部品112を内部に収納すると共に充填材101が厚く充填された大深度部132aと、薄型部品113のみを内部に収納すると共に充填材101が薄く充填された小深度部132bとで外装ケース130を構成した。これにより、薄型部品113上を不要に厚い充填材101で覆うことがなく、高価な充填材101の使用量が効果的に削減でき、安価で軽量小型化が促進された密閉電子機器100が得られる。また、小深度部132bにおけるケース上面131外側、即ち、ケース上面131外側の段差による凹部に放熱フィン133を設けたため、発熱を伴う電子部品の放熱性が良好で小型で簡便な形状に成型された密閉電子機器100が得られる。また、ケース上面131の段差により、電子部品の多くを占める薄型部品113と放熱フィン133との間の伝熱距離が短縮されているため、熱伝導性が向上する。なお、充填材101に用いたウレタン樹脂に無機フィラー充填材を添加して熱伝導性を高めても良い。
また、大深度部132aのケース上面131に所定の大きさの減圧窓穴136を設けたため、温度変化等による充填材101の膨張収縮があっても、内圧の変化を吸収して電子部品に作用する機械的ストレスを軽減することができる。
さらにまた、外装ケース130はアルミダイキャストで成型され、小深度部132bにおけるケース上面131外側には放熱フィン133が容易に一体成型できる。また、外装ケース130の開口面を密閉電子機器100の被取付面と隣接対向して設置し、取付足部135から被取付面への伝熱効果が得られると共に、開口面を塞がずに異物進入などを防いで設置することができる。
また、接続ピン121はコネクタハウジング122を貫通して外装ケース130から突出して接続先コネクタの接続ピンと圧接接続されるため、電子基板110を外装ケース130内に固定するに先立って、電子基板110に外部接続用コネクタ120を取付けて性能検査を行なうことができる。また、温度変化による接続ピン121の伸縮に対してプリント基板(電子基板110)に過大なストレスがかかるのを防止できる。
また、外装ケース130は樹脂製のコネクタハウジング122が係合設置される側面開口部139を備えると共に、コネクタハウジング122は側面開口部139の周縁に圧入係合する係合溝124を備えたため、外部接続用コネクタ120と外装ケース130を容易に一体化できると共に、相手側コネクタの着脱による外力がプリント基板(電子基板110)に作用するのを防止できる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、外部接続コネクタ120を含む背高部品112を一方の端部に集約して実装し、外装ケース130を大深度部132aと小深度部132bとで構成したが、所定の高さよりも高い電子部品で、他の背高部品112と共に端部に集約して実装することが困難な、例えば水晶振動子等の異形の中型部品116がある場合について、以下に説明する。
図6に示すように、背高部品112は電子基板110の第1面111aの外部接続コネクタ120側の端部に集約して実装されているが、所定の高さよりも高い中型部品116は薄型部品113が形成された領域に実装されている。この密閉電子機器100aでは、外装ケース130aのケース上面131aに、外部接続コネクタ120、背高部品112、薄型部品113、中型部品116の高さに応じた段差を設けて、充填材101の厚さが異なる複数種(この場合4種)の深度部で外装ケース130を構成する。この場合、接続コネクタ120の一部を収納する第1の深度部132cと、端部に集約された背高部品112を収納する第2の深度部132dと、薄型部品113のみを収納する第3の深度部132eと、中型異形部品116を収納する第4の深度部132fとで外装ケース130aが構成され、ケース上面131外側の段差による凹部に放熱フィン133aが図に示すように設けられる。
この実施の形態においても、電子部品上を不要に厚い充填材101で覆うことがなく、高価な充填材101の使用量が効果的に削減でき、密閉電子機器100aが安価で軽量小型に構成できる。また、段差による凹部に放熱フィン133aを設け、また電子部品と放熱フィン133aとの間の伝熱距離が短縮できるため、発熱を伴う電子部品の放熱性が良好で信頼性の高い密閉電子機器100aが得られる。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、放熱フィン133が大深度部132aと直交する方向に所定の間隔で複数個設けられたが、この実施の形態による密閉電子機器100bでは、図7に示すように、外装ケース130bの小深度部132bにおけるケース上面131b外側に、放熱フィン133bを大深度部132aの長手方向と平行な方向に所定の間隔で複数個設ける。
これにより、放熱フィン133bの表面気流が大深度部132aによって阻害されないで流れるため、放熱性が向上する。
実施の形態4.
上記実施の形態1では、外装ケース130はアルミダイキャストで成型され、放熱フィン133が一体成型されていたが、この実施の形態よる密閉電子機器100cでは、図8に示すように、外装ケース130cは板金材をプレス加工して製造し、板金製の放熱フィン133cが小深度部132bにおけるケース上面131c外側に溶接される。この場合も、ケース上面131cに段差を設け、さらに放熱フィン133cを設けた外装ケース130cを容易に製造でき、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。なお、この場合、電子基板110cに実装される背高部品が外部接続コネクタ120のみである場合を示した。
また、ここでは、放熱フィン133cを波型形状とする。このため、同じ高さの放熱フィンであっても放熱面積が拡大して放熱効果を高めることができると共に、放熱フィン133cの外力による折れ曲がりなどが防止でき、薄型、軽量化を図ることができる。
実施の形態5.
上記各実施の形態では外装ケース130、130a〜130cは金属製としたが、樹脂材を成型して製造しても良い。この実施の形態による密閉電子機器100dでは、図9に示すように、外装ケース130dは、ケース上面131dに段差を有し、小深度部132bにおけるケース上面131dに開口部137を有するように樹脂材を成型して形成され、成型時にアルミダイキャスト製の放熱フィン133dを開口部137に埋め込み一体成型する。
この場合も、ケース上面131dに段差を設け、さらに放熱フィン133dを設けた外装ケース130dを容易に製造できて、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、外装ケース130dを樹脂製にしたため、軽量化が一層促進できる。また、実装された電子部品による発熱量が比較的少ない場合や、密閉電子機器100dの被取付面との伝熱が好ましくない場合に、好適である。
実施の形態6.
上記実施の形態5では放熱フィン133dを外装ケース130dの開口部137に埋め込み一体成型したが、この実施の形態による密閉電子機器100eでは、図10に示すように、外装ケース130eは外部接続コネクタ120の樹脂製コネクタハウジング122と共に一体成型され、かつ、ケース上面131eに段差を有し、小深度部132bにおけるケース上面131eに開口部137を有するように、樹脂材にて成型される。また、成型後に、アルミダイキャスト製の放熱フィン133eをケース上面131eの開口部137に挿入してねじ139で固定する。
このような密閉電子機器100eを形成するには、電子部品が実装された電子基板110を外部接続コネクタ120と一体成型された外装ケース130e内に取付固定し、予め外部接続コネクタ120のコネクタハウジング122に圧入されている接続ピン121を電子基板110に半田付にて実装する。次いで、電気的な性能検査を行ない、必要に応じて手直し修理等を施した後、放熱フィン133eをケース上面131eの開口部137に挿入してねじ139で固定する。そして、放熱フィン133eが後付け固定されてから充填材101の注入による充填が行われる。これは、上述したように、外装ケース130の減圧窓穴136の外面に耐熱シートを接着しておき、電子基板110の切欠部115から外装ケース130e内に充填材101を注入し、自然放置又は加熱によって充填材101が羊羹状に固化した時点で減圧窓穴136に接着されていた耐熱シートをはがして完成する。
この実施の形態においても、上記実施の形態5と同様に、外装ケース130eを樹脂製にしたため、軽量化が一層促進できる。また、電子基板110を外装ケース130e内に収納して、外部接続コネクタ120を接続した状態で性能検査を行い、正常を確認してから放熱フィン133eを取り付けて充填材101の注入を行うため、性能検査や充填材101の注入工程に至る工程間移送で電子基板110が露出状態とならず信頼性の高い移送が行える。なお、性能検査で異常が発見されたときには、通常、ケース上面131eの開口部137あるいは減圧窓穴136を利用して修理する。例外的な部位に関しては接続ピン121の半田を外して電子基板110を取り外してから修理を行うこともできる。
この発明の実施の形態1による電子機器の密閉筐体の構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態1による電子機器の密閉筐体の構造を示す底面図である。 この発明の実施の形態1による電子機器の密閉筐体の構造を示す上面図である。 この発明の実施の形態1による電子機器の密閉筐体の構造を示す側面図である。 この発明の実施の形態1による電子機器の密閉筐体の構造を示す断面部分拡大図である。 この発明の実施の形態2による電子機器の密閉筐体の構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態3による電子機器の密閉筐体の構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態4による電子機器の密閉筐体の構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態5による電子機器の密閉筐体の構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態6による電子機器の密閉筐体の構造を示す断面図である。
符号の説明
100,100a〜100e 密閉電子機器(電子機器の密閉筐体)、
101 熱伝導性樹脂としての充填材、110,110a,110c 電子基板、
111a 第1面、111b 第2面、112 背高部品、113 薄型部品、
116 中型部品、120 外部接続コネクタ(背高部品)、121接続ピン、
122 コネクタハウジング、124 係合溝、
130,130a〜130e 外装ケース、131,131a〜131e ケース上面、
132a 大深度部、132b 小深度部、133,133a〜133e 放熱フィン、
136 減圧窓穴、139 側面開口部。

Claims (11)

  1. 電子部品が実装されたプリント基板(以下、電子基板と称す)を収納した外装ケースに熱伝導性樹脂を充填して上記電子基板の両面全体を気密封鎖した電子機器の密閉筐体において、
    上記電子部品のうち所定の高さを超える背高部品およびその他の薄型部品の双方が実装された上記電子基板の第1面を上記外装ケースの内壁面側に、上記背高部品の実装がない上記電子基板の第2面を上記外装ケースの開口面側にそれぞれ対向させて該電子基板を配置し、
    上記外装ケースの側面に設けられた樹脂製のコネクタハウジングと、上記電子基板の第1面に一片が半田実装され、直交する他の一片が上記コネクタハウジングを貫通して外部との接続のために上記外装ケースから突出した複数の接続ピンとで構成され上記背高部品となる外部接続コネクタを備え、
    上記電子基板は、上記熱伝導性樹脂を上記外装ケース内に注入するための切欠部を上記複数の接続ピンの両側に位置する2つの角部に有すると共に、上記外装ケースの内側壁面と該電子基板の端面との間に隙間を有し、
    上記外装ケース内で上記電子基板の両面に実装された全ての上記電子部品を覆って該外装ケース内を埋め込むように上記熱伝導性樹脂を充填し、
    上記電子基板の第1面に対向する上記外装ケースの壁面に、該第1面上の上記背高部品および薄型部品の高さに応じた段差を設け、該壁面外側の該段差による凹部に放熱フィンを設けたことを特徴とする電子機器の密閉筐体。
  2. 上記熱伝導樹脂は電気絶縁用耐熱ウレタン樹脂、あるいは該ウレタン樹脂に無機フィラー充填材を添加したものであることを特徴とする請求項1記載の電子機器の密閉筐体。
  3. 上記背高部品を上記電子基板の第1面の一方の端部に集約して実装し、上記外装ケースを、内部に上記集約された背高部品を収納すると共に上記熱伝導性樹脂の厚さが大きい大深度部と、内部に上記薄型部品のみを収納すると共に上記熱伝導性樹脂の厚さが小さい小深度部とで構成し、上記放熱フィンを上記小深度部の壁面外側に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電子機器の密閉筐体。
  4. 上記外装ケースの大深度部の壁面には、内圧の変化を吸収するための所定の大きさの窓穴が設けられていることを特徴とする請求項3記載の電子機器の密閉筐体。
  5. 上記放熱フィンは、複数のフィンを上記外装ケースの大深度部の長手方向と平行する方向に所定の間隔で配置して構成することを特徴とする請求項3または4記載の電子機器の密閉筐体。
  6. 上記外装ケースは板金をプレス加工して形成し、波型形状である板金製の上記放熱フィンが溶接されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子機器の密閉筐体。
  7. 上記外装ケースはアルミダイキャストで上記放熱フィンと一体に成型され、上記コネクタハウジングは上記外装ケースの側面に係合設置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子機器の密閉筐体。
  8. 上記外装ケースはプラスチック材で成型され、成型時に上記放熱フィンが埋め込み一体成型され、上記コネクタハウジングは上記外装ケースの側面に係合設置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子機器の密閉筐体。
  9. 上記外装ケースは上記コネクタハウジングが係合設置される側面開口部を備え、上記コネクタハウジングは上記側面開口部の周縁に圧入係合する係合溝を備えたことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の電子機器の密閉筐体。
  10. 記外装ケースは上記コネクタハウジングと共にプラスチック材で一体成型され、上記放熱フィンが上記外装ケースに後付固定されたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電子機器の密閉筐体。
  11. 該電子機器の密閉筐体の被取付面と上記外装ケースの開口面を隣接対向して設置することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電子機器の密閉筐体。
JP2004160650A 2004-05-31 2004-05-31 電子機器の密閉筐体 Expired - Fee Related JP4291215B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004160650A JP4291215B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 電子機器の密閉筐体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004160650A JP4291215B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 電子機器の密閉筐体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005340698A JP2005340698A (ja) 2005-12-08
JP4291215B2 true JP4291215B2 (ja) 2009-07-08

Family

ID=35493879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004160650A Expired - Fee Related JP4291215B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 電子機器の密閉筐体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4291215B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5082780B2 (ja) * 2007-11-08 2012-11-28 株式会社アドヴィックス ブレーキ液圧制御装置
DE202008015696U1 (de) 2008-11-27 2010-04-15 Kiekert Ag Komponententräger für im Wesentlichen elektrische Bauelemente
JP2010180702A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Hitachi Automotive Systems Ltd 自動車用内燃機関制御装置
JP5204185B2 (ja) * 2010-09-24 2013-06-05 株式会社東芝 制御モジュール製造方法
JP5693419B2 (ja) * 2011-08-31 2015-04-01 三菱電機株式会社 電気機器の筐体
JP5566418B2 (ja) * 2012-04-25 2014-08-06 三菱電機株式会社 冷却器付き発熱装置
JP2013243251A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Sinfonia Technology Co Ltd 電子モジュール及び電子モジュールの製造方法
JP6083357B2 (ja) * 2013-08-26 2017-02-22 株式会社デンソー 電子装置
JP6146380B2 (ja) 2014-07-31 2017-06-14 株式会社デンソー 電子装置
KR102280477B1 (ko) * 2015-10-08 2021-07-22 삼성전자주식회사 히트 싱크 및 이를 갖는 메모리 모듈
JP2018120903A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 株式会社ノーリツ 電装装置
JP2019093519A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 京セラインダストリアルツールズ株式会社 電動工具
JP2021068717A (ja) * 2018-02-13 2021-04-30 日立Astemo株式会社 電子制御装置
JP6731647B2 (ja) * 2020-04-03 2020-07-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 Usbコンセント
KR20220077858A (ko) 2020-12-02 2022-06-09 주식회사 솔루엠 어댑터
WO2023181311A1 (ja) * 2022-03-24 2023-09-28 シャープNecディスプレイソリューションズ株式会社 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005340698A (ja) 2005-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4291215B2 (ja) 電子機器の密閉筐体
US11370372B2 (en) Electronic control device
US10967818B2 (en) Vehicle-mounted control device
JP3748253B2 (ja) 車載電子機器の筐体構造
JP5969405B2 (ja) 車載用電子モジュール
JP4478007B2 (ja) 電子回路装置及びその製造方法
JP4892527B2 (ja) 電子制御装置
JP4692432B2 (ja) 電子装置用筐体
JP6634316B2 (ja) 樹脂封止型車載制御装置
JP2003124662A (ja) 車載電子機器
JP6542642B2 (ja) 電子制御装置
EP2100489B1 (en) Electronic circuit apparatus for compressor
JP6640914B2 (ja) 電子制御装置
JP3785126B2 (ja) 半導体装置
JP2017175069A (ja) 電子制御装置
JP3457296B2 (ja) 電子機器用筐体
WO2014208006A1 (ja) 電子装置およびその電子装置の製造方法
JP2012253141A (ja) 電子装置
KR101209464B1 (ko) 자동차의 비엘디씨 블로워 모터용 전자소자 설치모듈
JP4825248B2 (ja) 電子制御装置
JP4883035B2 (ja) 電子回路ユニット
WO2020008817A1 (ja) 樹脂封止型車載電子制御装置
JP2008277591A (ja) 電子機器用ケース構造
JP2006325356A (ja) 電気接続箱
JP2010148304A (ja) 電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4291215

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees