JP2013243251A - 電子モジュール及び電子モジュールの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で容易に製造することが可能であるとともに、様々な異なる形態のバリエーション群を容易かつ安価に構成することが可能な電子モジュールを提供する。
【解決手段】複数のケース部材3,4を当接させることで構成されるとともに一方の面に第1の開口P1を形成された内部空間Sを有しており、複数のケース部材3,4を離間させることで第1の開口P1とは異なる方向に開放された第2の開口が表れる本体ケース2と、センサIC51が実装されており本体ケース2の内部空間Sに収容される基板5と、本体ケース2の内部空間Sに充填して固化又は硬化させることで基板5を被覆する樹脂体6とを備えており、樹脂体6が連結材となって複数のケース部材3,4と基板5とが一体化するように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品が実装された基板をケース内に収容して一体化させたセンサ等の電子モジュール及びその電子モジュールの製造方法に関するものである。
従来、加速度センサや傾斜センサなどのセンサモジュールとして構成された電子モジュールには様々なものが知られている。
こうした電子モジュールは、センサ機能等を有する電子部品を基板に実装した上で、この基板と外部との間で電気信号を授受するための端子や、リード線等の接続部を設けることが一般的である。このような電子モジュールの使用時の利便性や耐環境性の向上を図ることを目的として、基板を箱形のケース内に収容して用いるタイプのものがある(例えば特許文献1参照)。こうしたタイプのものにおいては、ケースによって全体の強度を確保することが可能となるとともに、ケース表面を外部に固定することで取り付けが容易になるとの利点がある。
さらに、ケースを用いないものにおいては、基板を金型内にセットして樹脂成形することで、低弾性率の樹脂によって基板を覆い保護することで、耐衝撃や耐振動などの耐環境性能を高めたものも提案されている(例えば特許文献2及び特許文献3を参照)。
他方、市場においては、車両などに装着する用途で用いられるものなど、取付の利便性に加えて、耐衝撃性や耐振性、耐水性等の耐環境性能に一層高いレベルが要求されるとともに、ますますの低価格化が要求されている。
こうした要求に応えるため、上記のケースを用いる形態と、樹脂により被覆した形態とを組み合わせて使用することが考えられる。
例えば、底壁とこの周囲に立ち上がった側壁とからなり、上方を開口部とされた内部空間を有する所謂舟形状のケースを用い、その内部空間に基板を収容させた上で、樹脂を注入して封止することが考えられる。このような構成を採ることで、ケース表面を用いて外部との取り付けを容易に行うことが可能となるとともに、基板を樹脂によって封止することで高い耐環境性能を備えることが可能となる。
特開2001−214776号公報 特開2010−19693号公報 特開2010−164412号公報
しかしながら、上記のように舟形状のケースを用いてその内部に基板を収容して、樹脂により一体化させる場合には、製作できる電子モジュールの形態が限定される恐れがある。
例えば、こうした舟形状のケースは製造コスト低減のために樹脂成形によって製作することが好ましいといえるが、このケースの製作に際して、内部に収容する基板と外部との間で電気信号の授受を行うための金属ピンを一体として、いわゆるインサート成形を行うことが考えられる。そして、基板をケース内に収容した際には、この金属ピンと基板とをハンダ付け等の手段によって電気的に接続することが必要となる。金属ピンはコスト低減の観点から、底壁より直立した形態とすることが好ましいため、この金属ピンと基板とを接続させるためには、自ずと基板を収容する形態も限定される。また、ハンダ付け等の作業を行う場合には、上方の開口部を通じて行う必要があり、ピンの位置や基板の向きによっては作業効率が著しく損なわれることになる。そのため、製造の効率化によりコスト低減を図ろうとした場合には、ピンを設ける位置や基板の収容する位置や方向について制約が生じることになる。
また、基板に実装される電子部品が、一軸型の加速度センサICのように検出に方向性を有するものである場合には、基板の向きによって検出方向が決定付けられることになる。すなわち、上記のように基板の収容する方向が限定されていれば、センサとしての検出方向も限定されることになってしまう。
また、外部との信号の授受を行うための接続部を、ピン以外の形態にしたい場合には、ケースを成形するための金型を変更することが必要となり、製造コストの増大を招くことになる。この点、基板に接続するリード線をケース上方の開口部を通じて外部に引き出すことも考えられるが、基板の向きによっては、リード線を引き出す位置が限定されることになるために電子モジュール全体としての形状に制約が生じてしまう。
さらには、外部に取り付けを行うための取付部も、取り付け対象に合わせて多様な形態とすることが考えられるが、対応する様々なパターンでケースを製作しようとした場合、多くの金型が必要となって製造コストが増大することになる。
本発明は、上記の課題を有効に解決することを目的としており、具体的には、簡単な構成で、容易に製造することが可能であるとともに、内部で収容する基板の方向や、外部との間で電気信号の授受を行う接続部や、外部に対して取付を行うための固定部等の一部分を様々な異なる形態に対応させることが可能な低コストの電子モジュールと、その電子モジュールの製造方法を提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の電子モジュールは、複数のケース部材を当接させることで構成されるとともに一方の面に第1の開口を形成された内部空間を有しており、前記複数のケース部材を離間させることで前記第1の開口とは異なる方向に開放された第2の開口が表れる本体ケースと、電子部品を実装されており前記本体ケースの内部空間に収容される基板と、前記本体ケースの内部空間に充填して固化又は硬化させることで前記基板を被覆する樹脂体とを備えており、前記樹脂体が連結材となって前記複数のケース部材と前記基板とが一体化するように構成したことを特徴とする。
このように構成すると、簡単な構成でありながら、防水性能や強度の向上を図ることが可能な電子モジュールを容易に製造することが可能となる。また、第1の開口と第2の開口からなる広い開口を利用することで、基板を位置精度良く内部空間に収容させることが可能となり、樹脂を充填した際の空気溜まりを抑制して歩留まりを向上させることが可能となる。また、基板の収容や電気的接続作業が容易になることから、基板の取り付け方向の自由度を増すことができ、共通のケース部材や基板を用いながら、様々な形態の電子モジュールとして容易かつ安価にバリエーション展開を行うことも可能となる。
また、一部のケース部材のみを変更するのみで、外部機器に合わせて、電気信号の授受を行うための接続部の形態を容易に変更することが可能となり、接続部の異なるバリエーション群を容易かつ安価に構成することができるとともに、接続部と内部の基板との間の電気的接続作業の効率化を図って歩留まりをさらに向上させるためには、前記ケース部材の少なくとも1つに、外部との間で電気信号を授受するため接続部を設け、当該接続部と前記基板との間を電気的接続するように構成することが好適である。
また、外部機器に対する取り付け方法を決定付ける固定部の位置や向きについて、一部のケース部材のみを変更することで、複数のバリエーションを有する一群の製品を安価に製造することを可能とするためには、前記ケース部材の少なくとも1つに、外部に対して本体ケースを固定するための固定部を設けるように構成することが好適である。
また、本体ケースの組立をより容易にしつつ、導線を用いた電気的接続に係る作業も効率よく行うことができるようにするためには、前記ケース部材の少なくとも1つが弾性材料により形成されており、これを他のケース部材の内部に挿入することで、前記第2の開口を封止するように構成することが好適である。
また、ケース部材同士の離間方向への動作を一層規制することで、より強度の高い一体化構成を実現するために、前記本体ケースにおける内部空間の壁面を構成するケース部材の少なくとも1つが、その内面に、前記樹脂体を充填する前に前記ケース部材同士の離間が可能となる方向と交差する方向の凹部を形成するように構成することが好適である。
また、本発明の電子モジュールの製造方法は、一方の面に第1の開口を形成された内部空間を有しており、複数のケース部材より構成される本体ケースを、前記複数のケース部材同士を離間させることで前記第1の開口とは異なる方向に開放された第2の開口が表れた状態とした上で、前記内部空間内に基板を挿入するステップと、前記複数のケース部材を組み合わせることで前記第2の開口を封止するステップと、前記第1の開口を通じて液体状態又は軟化状態にある樹脂体を前記内部空間に充填するステップ、この樹脂体を固化又は硬化させるステップと、を含むことを特徴とするものである。
このような製造方法とすることで、簡単な構成でありながら、防水性能や強度の向上を図ることが可能な電子モジュールを容易に製造することが可能となる。また、第1の開口と第2の開口からなる広い開口を利用して、基板を位置精度良く内部空間に収容させることが可能となり、樹脂を充填した際の空気溜まりを抑制して歩留まりを向上させることが可能となる。また、基板の収容や電気的接続作業が容易になることから、基板の取り付け方向の自由度を増すことができ、共通のケース部材や基板を用いながら、様々な形態の電子モジュールとして容易かつ安価にバリエーション展開を行うことも可能となる。
以上説明した本発明によれば、防水性能や強度の向上を図りつつ、容易に製造可能であるとともに、内部で収容する基板の方向や、外部との間で電気信号の授受を行う接続部や、外部に対して取付を行う取付部等の一部分を変更して、様々な形状や性能を有するバリエーション群を容易かつ安価に構成できる電子モジュールと、その電子モジュールの製造方法を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る電子モジュールの斜視図。 同電子モジュールの製造工程を示す説明図。 同電子モジュールの製造工程を示すフローチャート。 同電子モジュールのバリエーションを示すものであって基板の向きを変更して製作した電子モジュールの斜視図。 図4の電子モジュールの製造過程を示す説明図。 本発明の第2実施形態に係る電子モジュールの製造工程を示す説明図。 本発明の第3実施形態に係る電子モジュールの製造工程を示す説明図。 本発明の第4実施形態に係る電子モジュールの製造工程を示す説明図。 本発明の第5実施形態に係る電子モジュールの製造工程を示す説明図。 本発明の第6実施形態に係る電子モジュールの製造工程を示す説明図。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
この実施形態の電子モジュールは一軸型の加速度センサモジュール1A(以下センサモジュールと称す。)として構成したものであり、図1に示すような形態をしている。なお、この図は模式的に示したものであり、外部との間で信号を授受するため電気的に接続する部分は省略してある。
センサモジュール1Aは、概ね直方体状に形成されており、外側部分となる舟形状の本体ケース2の内部に、電子部品としてのセンサIC51が実装された基板5を収容した状態で、樹脂体6を充填した構成となっている。このような構成とすることで、樹脂体6によって基板5を被覆するとともに、基板5を本体ケース2の内部で支持することができる。
本体ケース2は、直方体状に形成されており、基板5及び樹脂体6を収容するための内部空間Sを有するとともに、この空間を外部に開放するための第1の開口P1が、本体ケース2の上方の一面に形成されている。
ここで、本願実施形態の説明において、上下方向や横方向、水平方向等の方向の説明を行う場合には、樹脂体6を流入させる開口を有する面を鉛直上側にしてセンサモジュール1Aを配置した時を基準とする。後述の他の実施形態においても同様である。
本体ケース2は主要部分である第1ケース部材3と、これに側面より当接させる第2ケース部材4とから構成されている。樹脂体6が無い状態において、第1ケース部材3と、第2ケース部材4とを離間させた場合には、第1の開口P1と連続しつつ、これに直角となる異なる方向に開放された第2の開口P2(図2参照)が表れ、内部空間Sがさらに大きく開放されることになる。
樹脂体6は、内部空間Sの中で、本体ケース2の上部近くまで充填された状態で固化しているとともに、センサ51を含む基板5全体を覆いつつ基板5を支持した状態となっている。こうすることで、樹脂体6によって基板5を水や油などから保護することができる。さらに、樹脂体6が内部に充填されていることで強度が向上するとともに、さらに樹脂体6自身の弾性によって基板5を外力や衝撃から守って損傷を防ぐことができる。さらに、樹脂体6は、第1ケース部材3、第2ケース部材4、及び基板5を連結させる連結材として働き、センサモジュール1A全体を一体化させている。
図2(a),(b)は、このセンサモジュール1Aの製作過程の概略を示すものである。製作にあたっては、まず、第1ケース部材3と第2ケース部材4と、基板5とをそれぞれ形成しておく。
第1ケース部材3は、上述したように略直方体状に構成されるとともに、その内部において直方体状の内部空間Sを形成されている。内部空間Sは上述した第1の開口P1により上部が開放されるとともに、第2ケース部材4と当接する側も第2の開口P2により開放されている。換言すると、第1のケース部材3は、長方形状の底壁21の三辺より3つの長方形状の側壁22〜24を起立させ、これらが連続した形状となっている。
第2ケース部材4は、側壁23とほぼ同一となる長方形状に形成されており、第1ケース部材3のうち第2の開口P2側の端面である当接面3aに当接することで、これが第4の側壁25となって第2の開口P2を封止しつつ、図2(b)のように内部空間Sを第1の開口P1のみによって開放した舟形状の本体ケース2を、第1ケース部材3とともに構成することができる。
これらの第1ケース部材3および第2ケース部材4は樹脂成形によって製作しており、第1ケース部材3の底壁21には、これと垂直となる方向で複数の金属ピン(図示せず)が設けられており、これらの金属ピンが接続部となって内部空間Sと外部との間で電気信号の授受を行うことができるようになっている。
基板5は表面に電気回路を有するプリント基板として形成されており、その一部にセンサIC51が接続された状態となっている。センサIC51は、一軸方向の加速度を検出可能なものであり、基板5に取り付けた状態で、基板5に対する水平方向の加速度を検出することができる。
このように各部材を製作した上で、これらを用いてセンサモジュール1Aの製造を行っていく。
以下、図2(a),(b)を参照しつつ、図3に示すセンサモジュール1Aの製造工程の一部であるフローチャートをもとに説明を行っていく。
まず、第1のステップとして、第1ケース部材3の内部に基板5を挿入する(ST1)。この際、基板5は第1ケース部材3の底壁21と平行な状態として、第2の開口P2を通じて内部空間Sに収容させる。基板5の下面の四隅にはスペーサ(図示せず)を設けることで、基板5のほとんどの部分を内部空間Sで浮かせた状態としながら、位置決めを行うことができる。こうした基板5を内部空間Sに収容する作業は、内部空間Sが第1の開口P1に加えて第2の開口P2においても開放されていることから、広い開口を利用して効率良く作業を進めるとともに、基板5の位置決めを精度良く行うことが可能となっている。
そして、第2のステップとして、基板5と上記金属ピンとの間を電気的に接続する(ST2)。具体的には、基板5の表面に形成された電気回路の一部と上記金属ピンとの間を、導線や半田付け等によって電気的に接続することでセンサIC51を含む基板5が、金属ピンを介して外部との間で電気信号を授受することができるようになる。こうした作業は、内部空間Sが、第1の開口P1に加えて第2の開口P2においても開放されていることから、広い開口を利用して様々な方向から作業を行うことができるため効率良く作業を進めることが可能となる。
次に、第3のステップとして、第1ケース部材3に第2ケース部材4を当接させて組み合わせることで、底壁21の四辺より側壁22〜25が起立した形状の本体ケース2を構成する(ST3)。こうすることで、離間時に表れていた第2の開口P2が封止されて、内部空間Sは第1の開口P1のみを通じて開放された状態となる。第1ケース部材3に形成した当接面3aと、第2ケース部材4の表面がともに平面状に形成されているため、両者を当接させた際に隙間はほとんど生じない。また、このように本体ケース2が構成された段階で、平面視した場合に内部空間Sに対して基板5が小さくなるように寸法関係を設定している。具体的には、基板5は内部空間Sの中で第2ケース部材4の当接方向に対する方向の幅を小さく設定しており、組み立てた段階で側壁23,25の内面との間で隙間を生じるようにしているため、内部空間Sは基板5によって遮られることなく上下方向に連通された状態となっている。
そして、第4のステップとして、第1ケース部材3と第2ケース部材4とから構成される本体ケース2の内部空間Sに液体状態の樹脂体6を充填する。樹脂体6としては初期段階では液体状である熱硬化性のエポキシ樹脂を用いている。樹脂体6の内部空間Sへの充填は、図中の矢印Rに示すように、第1の開口P1より流入させることにより行う。こうすることで、内部空間Sの上部近傍まで樹脂体6が行き渡り、センサIC51を含む基板5全体を樹脂体6によって覆うことになる。この際、流入させる樹脂体6の圧力によって第1ケース部材3と第2ケース部材4との間で隙間が生じることがないように、両者を当接させる方向に圧力を付与した状態とすることが必要となる。また、第1ケース部材3と第2ケース部材4との間から樹脂体6が漏れ出さないように、樹脂体6の粘度を調整することも必要である。また、上述したように基板5は平面視で内部空間Sよりも小さく形成されており、上下方向に内部空間Sが連通された状態となっているとともに、広い開放空間を利用して精度良く位置決めを行っているため、基板5の周囲から裏側の空間に亘って、空気溜まりを生じることなく樹脂体6を均等に充填させていくことが可能となっている。
最後に、第5のステップとして、充填した樹脂体6を固化させる(ST5)。具体的には、樹脂体6として熱硬化性のエポキシ樹脂を用いているために、恒温槽に入れるなどして昇温し、固化させる。樹脂体6は硬化することで、第1ケース部材3と第2ケース部材4とを連結する連結材として働き、これらを当接させる方向に付与していた圧力を除去しても、双方が離間することがなくなる。樹脂体6が固化して冷却することで、センサモジュール1Aとして完成することになる。
このように構成することで、樹脂体6が連結材として、第1ケース部材3、第2ケース部材4および基板5とを連結させて、センサモジュール1Aとして一体化させることができるとともに、樹脂体6により基板5を保護することが可能となっている。
また、樹脂体6に別の種類の樹脂を用いることも可能であり、例えば熱可塑性樹脂を用いた場合には、熱を加えて軟化させた状態で内部空間Sに充填させ、冷却して硬化させることで、上記と同様にセンサモジュール1Aを構成することが可能となる。
上記のようなセンサモジュール1Aは、同じ部品を用いて図4のような形態のセンサモジュール1Bとして構成することも可能である。
このセンサモジュール1Bは、第1ケース部材3と第2ケース部材4とを当接させてなる本体ケース2の内部空間Sに、基板5を起立させた状態で収容して樹脂体6を充填して固化させたものである。このようにすると、同一の基板5を用いつつも、これに取りつけられたセンサIC51の向きを本体ケース2に対して変えることができるため、加速度の検出方向を異ならせることが可能となる。そのため、外観上は図1に示したセンサモジュール1Aと同一形状であっても、図2のように基板5が配置されているため、検出方向の異なるセンサモジュール1Bとして得ることが可能となる。
これを製造する際の手順は、上述のセンサモジュール1Aの場合と同様である。
図5(a)のように、第1ケース部材3と第2ケース部材4とを離間させた状態で、内部空間Sの中に基板5を直立させた状態で収容する。この際、基板5の位置決めを行うためのスペーサを適宜使用すれば良い。基板5は直立した状態において、本体ケース2の上面よりも低い位置にまでしか達しないようにしており、樹脂体6によって完全に覆うことができるようにしている。
このように基板5を内部空間Sに収容した状態で、第1ケース部材3の底壁21に設けた金属ピン(図示せず)と基板5との間を半田付け等によって電気的に接続する。この際、第1の開口P1に加えて第2の開口P2が表れた状態となっているため、金属ピンと基板5との電気的接続に掛かる作業を効率よく行うことが可能となっている。これに対して、従来のように四辺を壁面によって覆われた1個の部材からなるケースを使用した場合には、基板5を内部で直立させた状態とすると極めて作業効率が悪くなり、安定して生産を行うことは困難となる。
そして、第1ケース部材3と第2ケース部材4とを当接させた状態として、本体ケース2を構成して、図5(b)中の矢印Rに示すように、第1の開口P1を介して内部空間Sに液体状の樹脂体6を流入させる。この場合には、基板5が起立していることで基板5に対する表側(センサIC側)の空間も裏側(反センサIC側)の空間も同様に第1の開口P1によって開放されていることになるため、センサモジュール1A(図1参照)として構成する場合に比し、基板5の裏表側に均等に樹脂体6が回り込みやすく、空気溜まりに起因する空洞等を生じることがなく適切に樹脂体6を充填させることが可能となる。
加温することで樹脂体6を硬化させた後、冷却を行えば、外観上はセンサモジュール1A(図1参照)と同じであるものの、異なる方向に加速度を検出できるセンサモジュール1Bとして得ることができる。センサモジュール1A(図1参照)と1B(図4参照)とは同一部品を用いつつ、センサの検出方向の異なるバリエーション群を構成しており、利便性が高く、安価な製品として提供することが可能となる。
以上のように、本実施形態におけるセンサモジュール1A,1Bは、複数のケース部材3,4を当接させることで構成されるとともに一方の面に第1の開口P1を形成された内部空間Sを有しており、前記複数のケース部材3,4を離間させることで前記第1の開口P1とは異なる方向に開放された第2の開口P2が表れる本体ケース2と、センサIC51が実装されており前記本体ケース2の内部空間Sに収容される基板5と、前記本体ケース2の内部空間Sに充填して固化又は硬化させることで前記基板5を被覆する樹脂体6とを備えており、前記樹脂体6が連結材となって前記複数のケース部材3,4と前記基板5とが一体化するように構成したものである。
このように構成しているため、簡単な構成でありながら、基板5を樹脂体6によって覆い、防水性能や強度の向上を図ることが可能なセンサモジュール1A,1Bを容易に製造することが可能となる。また、第1の開口P1と第2の開口P2からなる広い開口を利用することで、基板5を位置精度良く内部空間Sに収容させることが可能となり、樹脂体6を均一に充填させて空気溜まりを抑制することで歩留まりを向上させ、製造コストの低減を図ることも可能となる。また、基板5の収容や電気的接続作業が容易になることから、基板5の取り付け方向の自由度を増すことができ、共通のケース部材3,4や基板5を用いながら、様々な形態のセンサモジュール1A,1Bとして容易かつ安価にバリエーション展開を行うことも可能となる。
さらに、本実施形態をセンサモジュール1A,1Bの製造方法としての観点から見た場合には、このセンサモジュール1A,1Bの製造方法は、一方の面に第1の開口P1を形成された内部空間Sを有しており、複数のケース部材3,4より構成される本体ケース2を、前記複数のケース部材3,4同士を離間させることで前記第1の開口P1とは異なる方向に開放された第2の開口P2が表れた状態とした上で、前記内部空間S内に基板5を挿入するステップST1と、前記複数のケース部材3,4を組み合わせることで前記第2の開口を封止するステップST3と、前記第1の開口P1を通じて液体状態又は軟化状態にある樹脂体6を前記内部空間Sに充填するステップST4と、この樹脂体6を固化又は硬化させるステップST5と、を含むものとすることができる。
このように、製造方法として捉えた場合であっても、上記のようなステップを含むことから、簡単な構成でありながら、基板5を樹脂体6によって覆い、防水性能や強度の向上を図ることが可能なセンサモジュール1A,1Bを容易に製造することが可能となる。また、第1の開口P1と第2の開口P2からなる広い開口を利用することで、基板5を位置精度良く内部空間Sに収容させることが可能となり、樹脂体6を均一に充填させて空気溜まりを抑制することで歩留まりを向上させ、製造コストの低減を図ることも可能となる。また、基板5の収容や電気的接続作業が容易になることから、基板5の取り付け方向の自由度を増すことができ、共通のケース部材3,4や基板5を用いながら、様々な形態のセンサモジュール1A,1Bとして容易かつ安価にバリエーション展開を行うことも可能となる。
<第2実施形態>
図6(a)に、第2実施形態のセンサモジュール201を示す。この図は、図2(a)に対応するものであり、センサモジュール201の製造の一過程を示すものである。図中において、第1実施形態の場合と同じ箇所には同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態のセンサモジュール201は、第1実施形態のセンサモジュール1A,1B(図1,図4参照)と同様、図3を用いて説明した方法によって製造するものである。この場合においても、基板5を収容する内部空間Sを有する本体ケース202が、第1ケース部材203と、第2ケース部材204とから構成されている。第1ケース部材203と第2ケース部材204とを当接させて組み合わせた状態においては、内部空間Sは上方の第1の開口P1により開放されているのみであるが、両者を離間させた状態では、内部空間Sは第1の開口P1に加えて、側方の第2の開口P2によっても開放された状態となる。
そして、第1ケース部材203と第2ケース部材204とを離間させた状態で、センサIC51を実装された基板5を内部空間Sに収容させる。
この実施形態においては、第1実施形態の場合に対して、第1ケース部材203の形状が大きく異なっている。第1ケース部材203は、長方形状に形成された底壁221と、その三辺より立ち上がる側壁222〜224とによって構成され、これらが連続することで形成されている。これらの側壁222〜224のうち対向する側壁222,224には、各々一対の凸状ガイド部222a,224aが設けられている。凸状ガイド部222a,224aは、底壁221と平行になりながら各側壁222,224に沿って延出されるとともに、同一の側壁222,224に形成された一対の凸状ガイド222aと222a,224aと224aの間で、基板6の厚みよりも若干大きな隙間を上下方向に形成している。さらに、対向する側壁222,224同士で見た場合には、これらに形成される凸状ガイド部222a,224aもそれぞれ対向する位置関係となっている。
凸状ガイド部222a,224aは、第1ケース部材203全体とともに樹脂成形することで形成しても良いし、平板状に形成した側壁222,224の内面に接着等の手段により固定することで形成してもよい。
第1ケース部材203の内部空間Sに基板5を収容する際には、側壁222に形成した凸状ガイド222a,222a間の隙間と、側壁224に形成した凸状ガイド224a,224a間の隙間のそれぞれに基板5の対向辺を挿入していく。こうすることで、上述したように内部空間Sの中でスペーサ等を用いなくても、基板5の位置決めを簡単かつ正確に行うことができる。
凸状ガイド222a,224aは、基板5の位置決めを行うことが目的であるため、上記のように凸状に形成することは必須とはいえない。そのため、側壁222,224の内面に、基板5の対向辺を挿入するための凹状溝を形成してもよい。
基板5を内部空間Sに収容した後は、第1ケース部材203の底壁221または側壁222〜224のいずれかに設けた金属ピン(図示せず)との間で電気的な接続を行った上で、第1ケース部材203の当接面203aに第2ケース部材204を当接させて、これを第4の側壁225として組み合わせることにより本体ケース203を構成して、内部空間に樹脂体6(図1参照)を流入させて固化させれば良い。
以上のように構成した場合でも、第1実施形態の場合と同様の効果を得ることが可能となる。
また、上記の構成をさらに図6(b)のように変形して、センサモジュール301として構成することも可能である。この場合には、本体ケース302が、第1ケース部材303と第2ケース部材204とから構成されており、第1ケース部材303は、底壁321とその三辺より立ち上がる3つの側壁322〜324が連続した形態で形成されている。対向する側壁322,324には、それぞれ凸状ガイド部322a,322b,324a,324bが形成されている。凸状ガイド部322a,324aは、それぞれ底壁321と平行に側壁322,324に沿って延出されており、上下方向に対をなしてこれらの間で基板5の厚みより若干大きな隙間を形成するように設けられている。また、凸状ガイド部322b,324bは、それぞれ底壁321と垂直に側壁322,324に沿って延出されており、水平方向に対をなしてこれらの間で基板5の厚みより若干大きな隙間を形成するように設けられている。
このような凸状ガイド部322a,322b,324a,324bは、第1ケース部材303全体とともに樹脂成形してもよいし、別部材を接着等の手段によって固定させて形成してもよい。または、凸状ガイド部322a,322b,324a,324bによって形成する隙間に代えて、凹型溝として機械加工によって形成してもよい。
このような第1ケース部材303を用いた場合、基板5は水平方向とした状態でも、垂直に起立させた状態の何れかを選択して、内部空間Sの中に収容することが可能となる。例えば、基板5を水平とした状態で収容させる場合には、側壁322に形成した上下方向に対をなす凸状ガイド322a,322aの隙間と、側壁324に形成した上下方向に対をなす凸状ガイド324a,324aの隙間のそれぞれに基板5の対向辺を挿入させればよい。また、基板5を垂直に起立させた状態で収容させる場合には、水平方向に対をなす凸状ガイド322b,322bの隙間と、第2ケース部材204の当接方向に対をなす凸状ガイド324b,324bの隙間のそれぞれに基板5の対向辺を挿入させればよい。
このような構成を採ることで、内部空間Sの中でスペーサ等を用いなくても、基板5の位置決めを簡単かつ正確に行うことができるとともに、簡単に基板5の向きを選択できて、同一の部材を用いつつ複数の形態のセンサモジュール301を構成することが可能となる。
以下の製造工程については、上述の第1実施形態と同様である。そのため、上記の変形例のように構成した場合であっても、第1実施形態の場合と同様の効果を得ることが可能となる。
<第3実施形態>
図7(a)に、第3実施形態のセンサモジュール401Aを示す。この図は、図2(a)に対応するものであり、センサモジュール401Aの製造の一過程を示すものである。図中において、第1及び第2実施形態の場合と同じ箇所には同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態のセンサモジュール401Aは、第1実施形態のセンサモジュール1A,1B(図1,図4参照)と同様、図3を用いて説明した方法によって製造するものである。この場合においても、基板5を収容する内部空間Sを有する本体ケース402Aが、第1ケース部材403と、第2ケース部材441とから構成されている。第1ケース部材403と第2ケース部材441とを組み合わせて本体ケース402Aを構成した状態においては、内部空間Sは上方の第1の開口P1により開放されているのみであるが、両者を離間させた状態では、内部空間Sは第1の開口P1に加えて、側方の第2の開口P2によっても開放された状態となる。
第1ケース部材403は、長方形状に形成された底壁421と、その三辺より立ち上がる側壁422〜424とによって構成され、これらが連続した状態となっている。これらの側壁422〜424のうち対向する側壁422,424には、凸状ガイド部422a,422b,424a,424bが設けられている。これらは底壁421に垂直で、かつ側壁422,424に沿って延出するように形成されている。これらの凸状ガイド部422a,422b,424a,424bは、第1ケース部材403全体とともに樹脂による一体成形を行うことで形成しているが、側壁422,424の内面に別部材を接着するなどの手法により形成しても良い。
これらのうち第2の開口P2近くに設けられる凸状ガイド部422aと422a,424aと424aは、水平方向に対をなしてこれらにより第2ケース部材441の厚みより若干大きな隙間を形成するとともに、上端から下端に亘って設けられている。
また、これらよりも所定距離離れた内部空間Sの中央よりの位置に設けられた、異なる凸状ガイド部422bと422b,424bと424bも、水平方向に対をなしてこれらにより基板5の厚みより若干大きな隙間を形成するとともに、上端から下端に亘って設けられている。
第2ケース部材441を、凸状ガイド部422aと422a,424aと424aが各々なす隙間に対して上方より挿入することで、これが側壁425Aとなって第2の開口P2を封止するように組み合わされて、本体ケース402Aを構成することになる。第2ケース部材441は側壁425Aとして、他の側壁422〜424と同一の高さとなるように寸法を設定している。これに対して、基板5は、凸状ガイド部422bと422b,424bと424bが各々なす隙間に挿入した場合、上部が側壁422〜424,425Aよりも低い位置になるように寸法を設定してあり、樹脂体6(図1参照)を内部空間Sに充填した際に、全体が樹脂体によって覆われるようにしている。
第2ケース部材441は、樹脂材料を用いたインサート成形を行っており、本体ケース402Aとして構成した場合の上部近傍に、表裏に亘り連通された状態で金属ピン471,471が設けられている。この金属ピン471は、センサモジュール401Aとして構成した際に、内部の基板5と外部との間で電気信号の授受を行うための接続部となるものである。なお、これをインサート成形によって形成する代わりに、第2ケース部材441を単なる平板状に形成しておき、ドリル加工を施して貫通穴を形成した上で、その貫通穴に金属ピン471を挿通させることで構成しても良い。
この図は、第2ケース部材441と基板5とを、第1ケース部材403に組み合わせる前の状態を示しており、この段階において、第2ケース部材441に設けた接続部としての金属ピン471,471と基板5とは、導線や半田付け等の手段を用いて電気的接続を行っておく。これらの作業は、内部空間Sの中に基板5を収容した状態ではなく周囲が開放された状態で行うために、効率よく進めることができて歩留まりの向上や製作時間の短縮を図ることが可能となる。
こうして電気的接続状態とした第2ケース部材441と基板5とは、上述したように第1ケース部材403と組み合わせて、本体ケース402Aを構成するとともに、その内部で電気的接続が既になされた基板5を内部空間Sに収容した状態とすることができる。これ以後は、上述の第1実施形態や第2実施形態と同様、上部の第1の開口P1より液体状態の樹脂体6(図1参照)を流入させて、固化させることにより一体化したセンサモジュール401Aを得ることができる。
液体状態の樹脂体6を内部空間Sに流入させるに当たっては、第2ケース部材441が第1ケース部材403に設けた凸状ガイド部422a,424aによって支持された状態となっているため、外方から圧力を付与しなくても本体ケース402Aとしての形状を維持することができ、より簡単に作業を進めることが可能となっている。
また、上記のような構成を採る場合、図7(a)で示した第1ケース部材403や基板5と同一のものを使用しながら、図7(b)のように第2ケース部材442のみを変更して、別の形態の接続部を有するものに簡単に変更して構成することができる。
この場合においては、接続部がコネクタ473として形成されており、コネクタ473の一部としての金属ピン472,472が、裏面側にまで連通した状態となっている。こうしたコネクタ473は、第2ケース部材442と一体成形することも可能であるが、市販品等の別部材を取り付けることで構成しても良い。こうした形態であっても、第2ケース部材442と基板5とを、第1ケース部材403に組み合わせる前の段階において、第2ケース部材442に設けた接続部としてのコネクタ473の一部である金属ピン472,472と基板5との間で、導線や半田付け等の手段を用いて電気的接続を行っておく。これらの作業も、周囲が開放された状態で行うために、効率よく進めることができ、歩留まりの向上や製作時間の短縮を図ることが可能となる。
こうして、電気的接続状態とした第2ケース部材442と基板5とは、第1ケース部材403と組み合わせる。第2ケース部材442は新たな側壁425Bとなって第1ケース部材403とともに本体ケース402Bを構成するとともに、内部空間Sの中に既に電気的接続がなされた状態の基板5を収容した状態とすることができる。そして、内部空間Sの中に液体状態の樹脂体6(図1参照)を充填して固化させることにより一体化したセンサモジュール401Bを得ることができる。
このように、比較的小さく単純な形状であって簡単に製作できる第2ケース部材442のみを入れ替えることで、外部機器に合わせて接続部を様々に異ならせた形態のセンサモジュールを一連のバリエーション群として容易かつ安価に構成することが可能となる。
以上のように構成することで、本実施形態においても第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
さらに、本実施形態におけるセンサモジュール401A,401Bは、ケース部材403,441(442)の少なくとも1つに、外部との間で電気信号を授受するため接続部471(473)を設け、当該接続部471(473)と基板5との間を電気的接続するように構成したものである。
このように構成しているため、ほとんどの部品を共通化しつつ、一部のケース部材441,442のみを変更することで、外部との間で電気信号の授受を行うための接続部471,473を、コネクタ形状や金属ピンの形状などを外部の機器に応じて変更したバリエーション群を容易かつ安価に構成することが可能となる。また、こうした接続部471,473と基板5との間の電気的接続を、内部空間S以外の開放された空間であらかじめ行っておくことができるため、作業効率が向上して、歩留まりの向上による製造コスト低減を図ることも可能となる。
<第4実施形態>
図8(a)に、第4実施形態のセンサモジュール501Aを示す。この図は、図2(a)に対応するものであり、センサモジュール501Aの製造の一過程を示すものである。図中において、第1〜第3実施形態の場合と同じ箇所には同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態のセンサモジュール501Aは、第2実施形態の場合より第2ケース部材541のみを変更したものである。
第2ケース部材541は、第1ケース部材203の当接面203aに当接させて組み合わせることで、側壁525Aとなって第1ケース部材203とともに本体ケース502Aを構成する。基板5を内部空間Sに収容して、樹脂体6(図1参照)の充填・固化を行う点も上述の他の実施形態と同様である。
第2ケース部材541は、長方形の平板形状を基本としながら、平板を構成する面内に側壁222,224の外側方向へと延びる半楕円状の凸部541a,541bを形成されている。そして、その凸部541a,541bは内部に貫通穴541c,541cを各々備えており、センサモジュール501Aとして一体化した場合に、ネジ等を用いて本体ケース502Aを外部機器に取り付けるための固定部として機能させることができる。この固定部を利用して取り付けた場合には、センサモジュール501Aは側壁525A側が外部機器の取り付け面に面することになる。
さらに、このような第2ケース部材541に代えて、図8(b)の第2ケース部材542を用いることができる。この場合でも、これを側壁525Bとして第1ケース部材203とともに本体ケース502Bを構成し、内部空間Sに基板5を収容して樹脂体6(図1参照)を充填・固化させたセンサモジュール501Bとして構成することができる。
第2ケース部材542は、長方形の平板形状を基本としながら、側壁222,224寄り端部近傍の位置に、底壁221と同一の面方向に延出する半楕円状の凸部542a,542bが形成されている。そして、その凸部542a,542bは、内部に貫通穴542c,542dを各々備えており、センサモジュール501Bとして一体化した場合に、ネジ等を用いて本体ケース502Bを外部機器に取り付けるための固定部として機能させることができる。この固定部を利用して取り付けた場合には、センサモジュール501Bは底壁221側が外部機器の取り付け面に面することになる。
図8(a),(b)のように、第2ケース部材541,542を変更するのみで、固定部を異なる形態として、外部機器に取り付ける形態を容易に変更することが可能となり、固定部の形態の異なるバリエーション群を容易に構成することが可能となる。
以上のように構成することで、本実施形態においても第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
さらに、本実施形態におけるセンサモジュール501Bは、ケース部材203,541(542)の少なくとも1つに、外部に対して本体ケース502A(502B)を固定するための固定部541a,541b(542a,542b)を設けていることから、ほとんどの部品を共通化しつつ、一部のケース部材541(542)のみを変更することで、本体ケース502A(502B)全体に対する固定部541(542)の位置や向きを変更した一連のバリエーション群を容易かつ安価に構成することが可能となる。
<第5実施形態>
図9(a)に、第5実施形態のセンサモジュール601Aを示す。この図は、図2(a)に対応するものであり、センサモジュール601Aの製造の一過程を示すものである。図中において、第1〜第4実施形態の場合と同じ箇所には同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態のセンサモジュール601Aは、基板5を収容する内部空間Sを有する本体ケース602Aが、第1ケース部材603と、第2ケース部材641とから構成されている。第1ケース部材603と第2ケース部材641とを組み合わせて本体ケース602Aを構成した状態においては、内部空間Sは上方の第1の開口P1により開放されているのみであるが、両者を離間させた状態では、内部空間Sは第1の開口P1に加えて、側方の第2の開口P2によっても開放された状態となる。
第1ケース部材603は、長方形状に形成された底壁621と、その三辺より立ち上がる側壁622〜624とによって構成され、これらが連続した状態となっている。これらの側壁622〜624のうち対向する側壁622,624には、凸状ガイド部622a,622b,624a,624bが設けられている。これらは底壁621に垂直で、かつ側壁622,624に沿って延出するように形成されている。これらの凸状ガイド部622a,622b,624a,624bは、第1ケース部材603全体とともに樹脂による一体成形を行うことで形成しているが、側壁622,624の内面に別部材を接着するなどの手法により構成しても良い。
これらのうち第2の開口P2近くに設けられる凸状ガイド部622aと622a,624aと624aは、水平方向に対をなしてこれらにより第2ケース部材641の厚みより若干大きな隙間を形成するとともに、上端から下端に亘って設けられている。また、これらよりも所定距離離れた内部空間Sの中央よりの位置に設けられた、異なる凸状ガイド部622bと622b,624bと624bも、水平方向に対をなしてこれらにより基板5の厚みより若干大きな隙間を形成するとともに、上端から下端に亘って設けられている。
第2ケース部材641は、ゴムやシリコン等の弾性材料を用いて形成しており、第1ケース部材603の内部に、具体的には、凸状ガイド部622aと622a,624aと624aが各々なす隙間に対して上方より挿入することで、これが側壁625Aとなって第2の開口P2を緊密に封止するように組み合わされて、本体ケース602Aを構成することになる。第2ケース部材641は側壁625Aとして、他の側壁622〜624と同一の高さとなるように寸法を設定している。これに対して、基板5は、凸状ガイド部622bと622b,624bと624bが各々なす隙間に挿入した場合、上部が側壁622〜624,625Aよりも低い位置になるように寸法を設定してあり、樹脂体を内部空間Sに充填した際に、全体が樹脂体によって覆われるようにしている。
第2ケース部材641は、上述したように弾性材料より形成されており、上側の端部より若干下方の位置にまで二本のスリット641a,641aが平行に設けられている。この二本のスリット641a,641a内には、接続部としての導線671,671を各々挿通している。
第2ケース部材641と基板5とは、第1ケース部材603に組み合わせる前の段階において、第2ケース部材641のスリット641aを挿通させた所謂ハーネスなどの導線671,671と基板5とは、半田付け等の手段を用いて電気的接続を行っておく。導線671,671のうち外部に表れる部分は、そのまま外部機器と接続するための接続部を構成することになる。これらの作業は、内部空間Sの中に基板5を収容した状態ではなく、周囲が開放された状態で行うために、効率よく進めることができ、歩留まりの向上や製作時間の短縮を図ることが可能となる。
こうして電気的接続状態とした第2ケース部材641と基板5とは、第1ケース部材603と組み合わせて、本体ケース602Aを構成するとともに、その内部で電気的接続が既になされた基板5を内部空間Sに収容した状態とすることができる。これ以後は、上述の実施形態と同様、上部の第1の開口P1より液体状態の樹脂体6(図1参照)を流入させて、固化させることで、一体化したセンサモジュール601Aを得ることができる。樹脂体を流入させる際においても、第2ケース部材641は凸状ガイド部622a,624aによって支持されているため、外部より圧力を付与しなくても、本体ケース602Aとしての形状を維持することができ、容易に作業を進めることができる。また、第2ケース部材641が弾性材料により形成されているため、スリット641a内に導線671を挿通した状態としていても、弾性回復力により緊密にシール状態を保つことができて、スリット641aを通じて樹脂体が外部に漏れ出すこともない。
このように構成する場合、導線671は、内部空間Sの中で固化した樹脂体によっても保護されることになるため、基板5と離間するなどして断線が生じる恐れも少なくなる。また、外部機器に合わせて、導線671を様々なタイプのものとしたり任意の長さとしたりすることができ、同一の部材を用いつつ様々な形態に簡単に変更することができる。
さらに、このような第2ケース部材641に代えて、図9(b)の第2ケース部材642を用いることができる。この場合でも、これを第1ケース部材603の内部に挿入して、側壁625Bとして第1ケース部材603とともに本体ケース602Bを構成し、内部空間Sに基板5を収容して樹脂体を充填・固化させたセンサモジュール601Bとして構成することができる。
この第2ケース部材642は、上述の第2ケース部材641(図9(a)参照)のものに比べて、厚みが大きくなるように形成されており、両側端部の厚み方向中央には上下方向に沿って凸部642b,642cが形成されている。凸部642b,642cは、第1ケース部材603に形成された凸状ガイド部622aと622a,624aと624aが各々なす隙間に対して上方より挿入することができ、こうすることで、第2の開口P2は封止されるとともに、この第2の開口P2のあった面は、ほぼ面一の状態とすることができるようにしている。
このようにすることで、第2の開口P2をより緊密に封止することができるととともに、第2ケース部材642の中央が外方に膨らむ形態で変形しようとした場合でも、両側の凸部642b,642c近傍で厚み方向に形成される段差と、第1ケース部材603の凸状ガイド部622a,624aの先端とが当接することで上記の変形を抑制するため、内部での圧力に対してより強い構造を備えることができる。そのため、樹脂体の内部空間Sへの流入速度を上げたり、密度の高い樹脂材料に変更したりして、流入時の圧力が上昇する場合であっても部材間で隙間が生じて樹脂体が漏れ出すことがない。
こうした第2ケース部材642を用いる場合でも、上部にスリット642a,642aを形成しておき、接続部としての導線671,671を挿通させて、これを用いて基板5と外部との間で電気信号の授受を行わせることができる点も同様である。
以上のように構成することで、本実施形態における図9(a),(b)の何れの場合であっても、第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
さらに、本実施形態におけるセンサモジュール601A(601B)は、第2ケース部材641(642)が弾性材料により形成されており、これを第1ケース部材603の内部に挿入することで、第2の開口P2を封止するように構成されているため、樹脂体6を充填させる前の本体ケース602A(602B)の組立を簡単に行うことができるとともに、スリット641a(642a)を介して導線671を挿通させても樹脂体6が外部に漏れることがないよう緊密にシールを行うことが可能となり、より安定して製造を行うことが可能となる。
<第6実施形態>
図10に、第6実施形態のセンサモジュール701を示す。図10(a)は、図2(a)に対応するものであり、センサモジュール701の製造の一過程を示すものである。図10(b)は、樹脂体6の充填・固化までが完了して、センサモジュール701として完成した状態を一部破断して示したものである。これらの図においても、第1〜第5実施形態の場合と同じ箇所には同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態のセンサモジュール701は、第5実施形態の場合と同じ第1ケース部材603(図9参照)を用いて、異なる形状の第2ケース部材741と組み合わせて本体ケース702を構成し、内部空間Sに基板5を収容させた状態で樹脂体6を充填して固化させたものである。
第2ケース部材741は、本体ケース702を組み立てた際に内部空間S側(内面側)の上部となる位置に、厚み方向に凹んだ凹部741bを全幅に亘って形成している。また、上部に導線671,671を挿通させるためのスリット741a,741aを形成している点は、第5実施形態の場合と同様である。
導線671をスリット741aに挿通させた上で、基板5との間で電気的接続を行った状態として、第2ケース部材741と基板5とを第1ケース部材603に組み込んでいく。この際、第2ケース部材741は、第1ケース部材603内部に、具体的には凸状ガイド部材622aと622a,624aと624a間の隙間に上方から挿入することで、第2の開口P2を封止しつつ、第1ケース部材603とともに本体ケース702を構成する。逆に言えば、この段階では第1ケース部材603と第2ケース部材741とは上下方向に離間させることが可能であり、こうした離間が可能となる方向に対しては、これと交差する方向に上記の凹部741bが形成されていることになる。
また、基板5は、凸状ガイド部材622bと622b,624bと624b間の隙間に上方から挿入することで、内部空間Sの中に収容されることになる。
こうした状態で、第1の開口P1より液体状の樹脂体6を流入させて充填し、固化させることで、図10(b)のように一体化したセンサモジュール701を得ることができる。
この際、第2ケース部材741の内面側の上部に凹部741bが形成されており、この凹部741bの内部にまで、樹脂体6が充填されて固化することで、この部分がストッパとして働き、第2ケース部材741と第1ケース部材603との離間方向への相対動作を規制することになる。従って、センサモジュール701としての一体性をより高め、さらに強度を向上することが可能となる。
こうしたストッパとしての機能は、上述したように、ケース部材603,741同士が離間する方向に対して交差する方向に凹部741が設けられ、その内部に樹脂体6が充填されることで形成されるものであるため、この凹部741は第2ケース部材741の上部内面のみならず、内面の何れの箇所に設けても同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施形態のセンサモジュール701は、本体ケース702における内部空間Sの壁面を構成するケース部材603,741の1つである第2ケース部材741の内面に、樹脂体6を充填する前に前記ケース部材603,741同士の離間が可能となる方向と交差する方向の凹部741bを形成するように構成したものである。
このように構成しているため、凹部741bの内部にも樹脂体6が充填されて固化又は硬化することによって、ケース部材同士603,741の離間方向への相対動作を規制することができ、より強度の高い一体化構成を実現することが可能となる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態においては、検出機能を有する電子部品としてセンサIC51を実装させた基板5を内部に収容したセンサモジュール1A(1B,201,301,401A,401B,501A,501B,601A,601B,701)として構成していたが、センサIC51とは異なる他の電子部品を備えた電子モジュールとして広く構成することができる。
また、上述の実施形態では、本体ケース2は、第1のケース部材3と第2のケース部材4の2つの部材より構成していたが、この形態に限らず、3つ以上の部材から構成してもよい。その際には、あるケース部材には電気的接続を行うための接続部を設け、他のケース部材には外部に対する取付を行うための固定部を設けるなど、ケース部材毎に異なる機能を持たせることも好ましい。
また、上述の実施形態では、本体ケース2を構成する第1のケース部材3と第2のケース部材4とを離間させることで、第1の開口P1と連続しつつ、この第1の開口P1に直角となる異なる方向に開放された第2の開口P2が表れるようにしていたが、第1の開口P1と第2の開口P2とは必ずしも連続している必要は無く、分離されていても上述した効果を得ることが可能である。さらには、第2の開口P2を第1の開口P1と直角に設けることも必須では無く、本体ケース2の形状によっては両者を異なる向きに形成するのみで足りる。
また、上述の実施形態では、第1のケース部材3と第2のケース部材4とを組み合わせることにより第2の開口P2を封止するように構成していたが、第2の開口P2に代わって第1の開口P1を封止するように構成しても良い。さらには、第1の開口P1を封止するための部材と、第2の開口P2を封止するための部材を別部材として準備しておき、選択的に使用することも可能であり、こうすることで、さらにバリエーションを増加させることが可能となる。このようにして第2の開口P2に代わり第1の開口P1を封止した場合には、第2の開口P2より樹脂体6を流入させることになるため、この第2の開口P2が本発明でいうところの「第1の開口」の概念に相当することになり、第1の開口P1と第2の開口P2とが発明の概念上、入れ替わることになる。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1A,1B…センサモジュール(電子モジュール)
2…本体ケース
3…第1ケース部材
4…第2ケース部材
5…基板
6…樹脂体
51…センサIC
R…(樹脂体の)流入方向
S…内部空間
P1…第1の開口
P2…第2の開口

Claims (6)

  1. 複数のケース部材を当接させることで構成されるとともに一方の面に第1の開口を形成された内部空間を有しており、前記複数のケース部材を離間させることで前記第1の開口とは異なる方向に開放された第2の開口が表れる本体ケースと、
    電子部品を実装されており前記本体ケースの内部空間に収容される基板と、
    前記本体ケースの内部空間に充填して固化又は硬化させることで前記基板を被覆する樹脂体とを備えており、
    前記樹脂体が連結材となって前記複数のケース部材と前記基板とが一体化するように構成したことを特徴とする電子モジュール。
  2. 前記ケース部材の少なくとも1つに、外部との間で電気信号を授受するため接続部を設け、当該接続部と前記基板との間を電気的接続したことを特徴とする
    請求項1に記載の電子モジュール。
  3. 前記ケース部材の少なくとも1つに、外部に対して本体ケースを固定するための固定部を設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子モジュール。
  4. 前記ケース部材の少なくとも1つが弾性材料により形成されており、これを他のケース部材の内部に挿入することで、前記第2の開口を封止するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子モジュール。
  5. 前記本体ケースにおける内部空間の壁面を構成するケース部材の少なくとも1つが、その内面に、前記樹脂体を充填する前に前記ケース部材同士の離間が可能となる方向と交差する方向の凹部を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子モジュール。
  6. 一方の面に第1の開口を形成された内部空間を有しており、複数のケース部材より構成される本体ケースを、前記複数のケース部材同士を離間させることで前記第1の開口とは異なる方向に開放された第2の開口が表れた状態とした上で、前記内部空間内に基板を挿入するステップと、
    前記複数のケース部材を組み合わせることで前記第2の開口を封止するステップと、
    前記第1の開口を通じて液体状態又は軟化状態にある樹脂体を前記内部空間に充填するステップと、
    この樹脂体を固化又は硬化させるステップと、
    を含むことを特徴とする電子モジュールの製造方法。
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