JP4290519B2 - インクジェット用カチオン硬化性組成物とその硬化物、及びそれを用いたプリント配線板 - Google Patents

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本発明は、ソルダーレジストインクとしてインクジェットプリンターを用いて直接描画するのに適する耐熱性のあるカチオン硬化性組成物、及びその硬化物、並びにそれを用いて直接描画されたソルダーレジストパターンを有するプリント配線板に関する。
インクジェットプリンターを用いたプリント配線板の製造方法としては、プラスチック基板上の金属箔にインクジェットプリンターを用いて導体回路パターンを描くことによりエッチングレジストを形成し、エッチング処理を行なうことが既に提案されている(特許文献1〜4参照)。この方法は、CADデータに従って直接描画するので、感光性樹脂を使用してフォトマスクを必要とする写真現像法によるパターニングや、レジストインキをスクリーン印刷法によりパターニングする場合に比較して、工程にかかる手間や時間が大幅に短縮できると同時に、現像液、レジストインキ、洗浄溶剤などの消耗品も削減できるという利点を有する。
また、プリント配線板に形成された導体回路を保護するソルダーレジストについても、インクジェット方式により形成することが既に提案されており(特許文献5、6参照)、その工法はエッチングレジストの場合と同等である。この場合にも、写真現像法やスクリーン印刷法に比較して工程数、時間、消耗品の削減が可能である。さらに、エッチングレジスト、ソルダーレジスト、マーキングインキ及びそれらの硬化剤のインクタンクを分け、プリンターを共有することでさらにインクジェット方式の長所を引き出すことも提案されている(特許文献7参照)。
特開昭56−66089号公報(特許請求の範囲) 特開昭56−157089号公報(特許請求の範囲) 特開昭58−50794号公報(特許請求の範囲) 特開平6−237063号公報(特許請求の範囲) 特開平7−263845号公報(特許請求の範囲) 特開平9−18115号公報(特許請求の範囲) 特開平8−236902号公報(特許請求の範囲)
インクジェット用のインクは、粘度が塗布時に約20mPa・s以下であることが必要であるという制約があり、スクリーン印刷に使用されるインクの粘度である20,000mPa・s前後とは大きくかけ離れており、たとえ大量の希釈剤で希釈しても目標の粘度まで低下しない。また、たとえ粘度低下を達成したとしても、逆にソルダーレジストとして要求される耐熱性、耐薬品性などの物性は大きく低下してしまう。さらに、揮発性の溶剤で希釈した場合、不揮発分が非常に少なくなり、膜厚の確保が困難である。また、熱硬化時にパターンの熱ダレが生じるため、所望の塗膜形状を得ることが困難であった。そのため、プリント配線板のソルダーレジストとしては前記インクジェット方式はアイデアの域を出ておらず、インクジェットプリンターで使用できる実用的なソルダーレジストインクは存在しなかった。
本発明は、前記したような従来技術の問題を解消するためになされたものであり、その主たる目的は、プリント配線基板にインクジェットプリンターを用いてソルダーレジストインクとして直接描画可能な耐熱性のあるカチオン硬化性組成物及びその硬化物を提供しようとするものである。
さらに本発明の目的は、かかるカチオン硬化性組成物を用いて直接描画された耐熱性のあるソルダーレジストパターンを形成したプリント配線板を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明によれば、(A)カチオン重合性モノマー及び(B)カチオン重合開始剤を含有し、粘度が25℃で150mPa・s以下であり、且つ、上記カチオン重合性モノマー(A)として、少なくとも芳香環を有するカチオン重合性モノマー(A−1)と水酸基を有するカチオン重合性モノマー(A−2)の2種を含むことを特徴とする硬化物が耐熱性のあるプリント配線板のソルダーレジスト形成用又はマーキング用のインクジェット用カチオン硬化性組成物が提供される。好適な態様においては、前記芳香環を有するカチオン重合性モノマー(A−1)は、芳香環を有するオキセタン化合物である。特に好適な態様においては、前記水酸基を有するカチオン重合性モノマー(A−2)は、水酸基を有するビニルエーテル化合物及び/又はオキセタンアルコールである。
ここでいう粘度は、JIS K2283に従って常温(25℃)で測定した粘度をいう。前記したように、インクジェット方式の場合、インクの粘度は塗布時の温度において約20mPa・s以下であることが必要であるが、常温で150mPa・s以下であれば、加温することによって塗布時にはこの条件を満足することができる。なお、本発明のインクジェット用カチオン硬化性組成物は、組成物全体として25℃での粘度が150mPa・s以下であればよい。
前記カチオン硬化性組成物芳香環を有するカチオン重合性モノマー(A−1)及び水酸基を有するカチオン重合性モノマー(A−2)を含有する、各モノマーの配合割合は、芳香環を有するカチオン重合性モノマー(A−1)はモノマー全体の30〜100質量%、好ましくは50〜100質量%、さらに好ましくは70〜100質量%であることが望ましく、一方、水酸基を有するカチオン重合性モノマー(A−2)はモノマー全体の5〜15質量%、好ましくは8〜12質量%であることが望ましい。また、カチオン重合開始剤(B)の配合割合は、組成物全体の0.5〜5質量%の範囲が適当である。
さらに本発明によれば、前記耐熱性のあるインクジェット用カチオン硬化性組成物を用い、インクジェット方式にて塗布すると同時に又は塗布した後に、活性エネルギー線照射、もしくは加熱、又は活性エネルギー線照射後に加熱もしくは再度活性エネルギー線を照射して硬化させることにより、所定のソルダーレジストパターンに形成された硬化物が提供され、また、前記耐熱性のあるインクジェット用カチオン硬化性組成物を用い、インクジェットプリンターで直接描画されたソルダーレジストパターンを有するプリント配線板も提供される。
本発明のインクジェット用カチオン硬化性組成物は、前記カチオン重合性モノマー(A)及びカチオン重合開始剤(B)を含有し、上記カチオン重合性モノマー(A)として、少なくとも芳香環を有するカチオン重合性モノマー(A−1)と水酸基を有するカチオン重合性モノマー(A−2)の2種を含むカチオン重合系であることを基本的な特徴としている。これにより、インクジェット用のインクに要求される塗布時の粘度が約20mPa・s以下であるという条件を比較的容易に達成できる。また、光カチオン重合及び熱カチオン重合のいずれも可能であり、該インクジェット用カチオン硬化性組成物を用い、インクジェット方式にて塗布すると同時に又は塗布した後に、活性エネルギー線照射、もしくは加熱、又は活性エネルギー線照射後に加熱もしくは再度活性エネルギー線を照射して硬化させることにより、所定のソルダーレジストパターンに形成された硬化物が得られる。特に、活性エネルギー線照射後に加熱もしくは再度活性エネルギー線を照射して硬化させることにより、塗布及び硬化時におけるダレを抑制せしめ、インクジェット方式で噴射可能なほど低粘度であるにも拘らず、ソルダーレジストとして要求される特性を有する所望の形状の硬化皮膜のパターンを形成できる。また、本発明のカチオン硬化性組成物は、耐熱性向上に効果的な芳香環を有するカチオン重合性モノマー(A−1)及び密着性向上に効果的な水酸基を有するカチオン重合性モノマー(A−2)を含有する。従って、本発明のインクジェット用カチオン硬化性組成物を用い、インクジェットプリンターでソルダーレジストパターンを直接描画し、活性エネルギー線照射又は加熱することによって一次硬化させることにより、パターンのダレを防止し、その後さらに加熱硬化もしくは活性エネルギー線を照射して硬化させることにより、耐熱性、はんだ耐熱性、密着性、耐薬品性、硬度、電気絶縁性、無電解めっき耐性等の諸特性に優れたファインパターンを形成できる。
本発明者らは、プリント配線基板にインクジェットプリンターを用いてソルダーレジストインクとして直接描画可能な耐熱性のある硬化性組成物について鋭意研究の結果、前記カチオン重合性モノマー(A)及びカチオン重合開始剤(B)を含有し、上記カチオン重合性モノマー(A)として、少なくとも芳香環を有するカチオン重合性モノマー(A−1)と水酸基を有するカチオン重合性モノマー(A−2)の2種を含むカチオン硬化性組成物は、インクジェットプリンターで塗布可能なソルダーレジストとしてはんだ耐熱性、密着性、耐薬品性等の実用的な特性を持つことを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
以上のような組成とした本発明のカチオン硬化性組成物は、インクジェット方式で噴射可能なほど低粘度であるにも拘らず、ソルダーレジストとして要求されるはんだ耐熱性、密着性、耐薬品性などの特性を有する硬化皮膜のパターンを形成できる。例えば、本発明のインクジェット用カチオン硬化性組成物を用い、インクジェットプリンターでソルダーレジストパターンをプリント配線基板に直接描画し、活性エネルギー線照射又は加熱することによって一次硬化させることにより、パターンのダレを防止し、その後さらに加熱硬化もしくは活性エネルギー線を照射して硬化させることにより、耐熱性、はんだ耐熱性、耐薬品性、硬度、電気絶縁性、無電解めっき耐性等の諸特性に優れたファインパターンを形成できる。この際、活性エネルギー線の照射条件は、100mJ/cm以上、好ましくは300mJ/cm〜2000mJ/cmとすることが望ましい。また、加熱硬化の条件は、80〜200℃で10分以上、好ましくは140〜180℃で20〜60分とすることが望ましい。なお、活性エネルギー線の照射のみによっても硬化させることは可能であり、時間はかかるが放置することによって硬化がさらに進行し、硬化皮膜の特性は向上する。
上記活性エネルギー線の照射は、インクジェットプリンターによるパターン描画後に行なうこともできるが、インクジェットプリンターによるパターン描画と平行して例えば側方や下方等から活性エネルギー線を照射するなど、同時に行なうことが好ましい。活性エネルギー線の照射光源としては、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハライドランプなどが適当である。その他、電子線、α線、β線、γ線、X線、中性子線なども利用可能である。
以下、本発明のインクジェット用カチオン硬化性組成物について詳細に説明する。
まず、カチオン重合性モノマー(A)としては、エポキシ化合物、オキセタン化合物、ビニルエーテル化合物、脂環式エポキシ樹脂等が挙げられ、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。但し、少なくとも芳香環を有するカチオン重合性モノマーと水酸基を有するカチオン重合性モノマーの2種を含む。
エポキシ化合物としては、フェニルグリシジルエーテル、p−ターシャリーブチルフェニルグリシジルエーテル、ジブロモフェニルグリシジルエーテル、グリシドール、テトラメチルビフェノール変性型エポキシ樹脂(YX−4000:ジャパンエポキシレジン(株)製の商品名)、グリシジルアミン変性型エポキシ樹脂(エピクロン430:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、ナフタレン変性型エポキシ樹脂(エピクロンHP−4032:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、ビスフェノールS変性型エポキシ樹脂(エピクロンEXA−1514:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、レゾルシノール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−201:ナガセケムテックス(株)製の商品名)、フタル酸変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−721:ナガセケムテックス(株)製の商品名)、フルオレン変性型エポキシ樹脂(BPEF−G:大阪ガス(株)製の商品名)、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート828、エピコート834:ジャパンエポキシレジン(株)製の商品名、エピクロンEXA−4850:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(エピクロン830、エピクロン835:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エピクロンN−660、N−665:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、フェノールノボラック型エポキシ樹脂(エピクロンN−740、N−770:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、ジシクロペンタジエン変性型エポキシ樹脂(エピクロンHP−7200:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、ターシャリーブチルカテコール変性型エポキシ樹脂(エピクロンHP−820:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、テトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピクロン152、エピクロン153:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、ビフェニル変性型エポキシ樹脂(NC−3000P:日本化薬(株)製の商品名)、また2価フェノールと2価のエポキシ化合物から公知の方法にて得られるフェノキシ樹脂(YP−50:東都化成(株)製の商品名、YX−8100:ジャパンエポキシレジン(株)製の商品名、UCAR PKHC:ユニオンカーバイド(株)製の商品名)、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、シルセスキオキサン変性型エポキシ樹脂、カリックスアレーン変性型エポキシ樹脂、シリコーン変性型エポキシ樹脂、ペンタエリスリトール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−411)、ネオペンチルグリコール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−211)、1,6−ヘキサンジオール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−212)、シクロヘキサンジメタノール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−216L)、エチレングリコール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−810)、ポリエチレングリコール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−811)、プロピレングリコール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−911)、ポリプロピレングリコール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−941)、2−エチルへキシル変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−121)、ポリブタジエン変性型エポキシ樹脂(デナレックスR−45EPT)、o−フタル酸変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−721)、ヒドロキノン変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−203)、テレフタル酸変性型エポキシ樹脂、N−フタルイミド変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−731)(以上、ナガセケムテックス(株)製の商品名)、イソシアヌレート変性型エポキシ樹脂(TEPIC:日産化学(株)製の商品名)、ソルビトール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−611、EX−612:ナガセケムテックス(株)製の商品名)、ポリグリセロール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−512、EX−521:ナガセケムテックス(株)製の商品名)、ジグリセロール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−421)、グリセロール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−313、EX−314)、トリメチロールプロパン変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−321)(以上、ナガセケムテックス(株)製の商品名)、CTBN変性エポキシ樹脂、ポリブタジエン変性エポキシ樹脂、α−ピネンオキサイド(PNO:ダイセル化学工業(株)製の商品名)、ベンゼン環含有モノエポキシド(STO:ダイセル化学工業(株)製の商品名)、ビスフェノールAやノボラック型フェノール等のβ−メチルグリシジルエーテル変性物等が挙げられる。
オキセタン化合物としては、1,4−ビス{[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシ]メチル}ベンゼン(OXT−121)、3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタン(OXT−211)(以上、東亞合成(株)製の商品名)、4,4´−ビス[3−エチル−(3−オキセタニル)メトキシメチル]ビフェニル(ETERNACOLL OXBP:宇部興産(株)製の商品名)、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン(OXT−101:東亞合成(株)製の商品名)、ジ[1−エチル(3−オキセタニル)]メチルエーテル(OXT−221)、3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン(OXT−212)、シルセスキオキサン変性型オキセタン(OX−SQ)(以上、東亞合成(株)製の商品名)、オキセタン(メタ)アクリレート(OXE−10、−30:大阪有機化学(株)製の商品名)、カリックスアレーン変性型オキセタン、ノボラック型オキセタン樹脂等が挙げられる。
ビニルエーテル化合物としては、ブタンジオールモノビニルエーテル(HBVE)、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル(CHMVE)、エチレングリコールモノビニルエーテル(EGMVE)、ヘキサンジオールモノビニルエーテル(HDMVE)、ジエチレングリコールモノビニルエーテル(MVE−2)(以上、BASF社の商品名)、エチルビニルエーテル(EVE)、n−プロピルビニルエーテル(NPVE)、イソプロピルビニルエーテル(IPVE)、n−ブチルビニルエーテル(NBVE)、イソブチルビニルエーテル(IBVE)、シクロへキシルビニルエーテル(CVE)、タ−シャリブチルビニルエーテル(TBVE)(以上、BASF社の商品名)等が挙げられる。
また、脂環式エポキシ樹脂としては、CDA−EP(丸善石油化学(株)製の商品名)、サイクロマー2000、2021、2028(いずれもダイセル化学工業(株)製の商品名)等が挙げられる。
前記したようなカチオン重合性モノマーは、液状のカチオン重合性モノマー、特に25℃での粘度が150mPa・s以下である液状のカチオン重合性モノマーが好ましい。
また、カチオン重合性モノマーとしてエポキシ化合物のみを用いた場合には、粘度が高くなり易く、また活性エネルギー線照射による硬化の際に充分な硬化度が得難く、一方、オキセタン化合物のみを用いた場合には活性エネルギー線照射による硬化開始反応が遅く、照射量を多くする必要があるため、これらを混合して用いることにより、活性エネルギー線照射による硬化が速やかに進行するようにすることが好ましい。
前記したカチオン重合性モノマーの中でも、芳香環を有するカチオン重合性モノマー(A−1)を用いた場合には塗膜の耐熱性が向上し、また、水酸基を有するカチオン重合性モノマー(A−2)を用いた場合には塗膜の密着性が向上する。特に2つ以下のベンゼン環を有するカチオン重合性モノマーを用いた場合には、耐熱性に優れた塗膜が得られるので好ましい。また、これらのカチオン重合性モノマー(A−1、A−2)は比較的に粘度が低い。これに対し、芳香環と水酸基の両方を有するカチオン重合性モノマーの場合、一般に粘度が高い。従って、カチオン重合性モノマーとしては、これらのカチオン重合性モノマー(A−1、A−2)の両方を用いることが望ましい。
芳香環を有するカチオン重合性モノマー(A−1)のうち、エポキシ化合物としては、フェニルグリシジルエーテル、p−ターシャリーブチルフェニルグリシジルエーテル、ジブロモフェニルグリシジルエーテル、テトラメチルビフェノール変性型エポキシ樹脂(YX−4000:ジャパンエポキシレジン(株)製の商品名)、グリシジルアミン変性型エポキシ樹脂(エピクロン430)、ナフタレン変性型エポキシ樹脂(エピクロンHP−4032)、ビスフェノールS変性型エポキシ樹脂(エピクロンEXA−1514)(以上、大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、レゾルシノール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−201:ナガセケムテックス(株)製の商品名)、フタル酸変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−721:ナガセケムテックス(株)製の商品名)、フルオレン変性型エポキシ樹脂(BPEF−G:大阪ガス(株)製の商品名)、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート828、エピコート834:ジャパンエポキシレジン(株)製の商品名、エピクロンEXA−4850:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(エピクロン830、エピクロン835:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エピクロンN−660、N−665:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、フェノールノボラック型エポキシ樹脂(エピクロンN−740、N−770:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、ジシクロペンタジエン変性型エポキシ樹脂(エピクロンHP−7200)、ターシャリーブチルカテコール変性型エポキシ樹脂(エピクロンHP−82)(いずれも大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、テトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピクロン152、エピクロン15:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、ビフェニル変性型エポキシ樹脂(NC−3000P:日本化薬(株)製の商品名)、また2価フェノールと2価のエポキシ化合物から公知の方法にて得られるフェノキシ樹脂(YP−50:東都化成(株)製の商品名、YX−8100:ジャパンエポキシレジン(株)製の商品名、UCAR PKHC:ユニオンカーバイド(株)製の商品名)、ベンゼン環含有モノエポキシド(STO:ダイセル化学工業(株)製の商品名)、ビスフェノールAやノボラック型フェノール等のβ−メチルグリシジルエーテル変性物等が挙げられる。
芳香環を有するオキセタン化合物としては、1,4−ビス{[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシ]メチル}ベンゼン(OXT−121)、3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタン(OXT−211)(以上、東亞合成(株)製の商品名)、4,4´−ビス[3−エチル−(3−オキセタニル)メトキシメチル]ビフェニル(ETERNACOLL OXBP:宇部興産(株)製の商品名)、ノボラック型オキセタン樹脂等が挙げられる。
一方、水酸基を有するカチオン重合性モノマー(A−2)のうち、エポキシ化合物としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート828、エピコート834:ジャパンエポキシレジン(株)製の商品名、エピクロンEXA−4850:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(エピクロン830、エピクロン835:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エピクロンN−660、N−665:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、フェノールノボラック型エポキシ樹脂(エピクロンN−740、N−770:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、ジシクロペンタジエン変性型エポキシ樹脂(エピクロンHP−7200)、ターシャリーブチルカテコール変性型エポキシ樹脂(エピクロンHP−820)(いずれも大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、テトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピクロン152、エピクロン153:大日本インキ化学工業(株)製の商品名)、ビフェニル変性型エポキシ樹脂(NC−3000P:日本化薬(株)製の商品名)、また2価フェノールと2価のエポキシ化合物から公知の方法にて得られるフェノキシ樹脂(YP−50:東都化成(株)製の商品名、YX−8100:ジャパンエポキシレジン(株)製の商品名、UCAR PKHC:ユニオンカーバイド(株)製の商品名)、グリシドール、ソルビトール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−611、EX−612:ナガセケムテックス(株)製の商品名)、ポリグリセロール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−512、EX−521:ナガセケムテックス(株)製の商品名)、ジグリセロール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−421)、グリセロール変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−313、EX−314)、トリメチロールプロパン変性型エポキシ樹脂(デナコールEX−321)(以上、ナガセケムテックス(株)製の商品名)等が挙げられる。さらに、CDA−EP(丸善石油化学(株)製の商品名)等の水酸基を有する脂環式エポキシ樹脂が挙げられる。
水酸基を有するオキセタン化合物としては、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン(OXT−101:東亞合成(株)製の商品名)、ノボラック型オキセタン樹脂等が挙げられる。
また、水酸基を有するビニルエーテル類としては、ブタンジオールモノビニルエーテル(HBVE)、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル(CHMVE)、エチレングリコールモノビニルエーテル(EGMVE)、ヘキサンジオールモノビニルエーテル(HDMVE)、ジエチレングリコールモノビニルエーテル(MVE−2)(以上、BASF社の商品名)等が挙げられる。
前記水酸基を有するカチオン重合性モノマー(A−2)の中でも、水酸基を有するビニルエーテル化合物及び/又はオキセタンアルコールが、より低粘度を示すことから好ましい。
カチオン重合開始剤(B)としては、光によりカチオン種を発生する光カチオン重合開始剤及び熱によりカチオン種を発生する熱カチオン重合開始剤のいずれも使用できる。
光カチオン重合開始剤としては、例えばジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、ブロモニウム塩、クロロニウム塩、スルホニウム塩、セレノニウム塩、ピリリウム塩、チアピリリウム塩、ピリジニウム塩等のオニウム塩;トリス(トリハロメチル)−s−トリアジン及びその誘導体等のハロゲン化化合物;スルホン酸の2−ニトロベンジルエステル;イミノスルホナート;1−オキソ−2−ジアゾナフトキノン−4−スルホナート誘導体;N−ヒドロキシイミド=スルホナート;トリ(メタンスルホニルオキシ)ベンゼン誘導体;ビススルホニルジアゾメタン類;スルホニルカルボニルアルカン類;スルホニルカルボニルジアゾメタン類;ジスルホン化合物等が挙げられる。
市販されているものとしては、サイラキュアUVI−6970、UVI−6974、UVI−6990、UVI−6950(以上、UCC社製の商品名)、イルガキュア261(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製の商品名)、SP−150、SP−152、SP−170(以上、旭電化工業(株)製の商品名)、CG−24−61(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製の商品名)、DAICAT II(ダイセル化学工業(株)製の商品名)、UVAC1591(ダイセル・ユーシービー(株)製の商品名)、CI−2734、CI−2855、CI−2823、CI−2758(以上、日本曹達(株)製の商品名)、PI−2074(ローヌプーラン(株)製の商品名)、FFC509(3M(株)製の商品名)、ロードシル フォトイニシエーター2074(ローディア(株)製の商品名)、BBI−102、BBI−101(ミドリ化学(株)製の商品名)、CD−1012(サートマー(株)社製の商品名)等が挙げられる。
熱カチオン重合開始剤の具体例としては、例えばサンエイドSI−45、SI−47、SI−60、SI−60L、SI−80、SI−80L、SI−100、SI−100L、SI−145、SI−150、SI−160、SI−110L、SI−180L(以上、三新化学工業(株)製の商品名)、CI−2920、CI−2921、CI−2946、CI−3128、CI−2624、CI−2639、CI−2064(以上、日本曹達(株)製の商品名)、CP−66、CP−77(以上、旭電化工業(株)製の商品名)、FC−520(3M(株)製の商品名)、カヤエステルO−50(化薬アクゾ(株)製の商品名)等が挙げられる。
本発明のインクジェット用カチオン硬化性組成物は、粘度の調整を目的として希釈溶剤を添加することもできる。希釈溶剤としては、例えば、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;トルエン、キシレン、テトラメチルベンゼン等の芳香族炭化水素類;セロソルブ、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、カルビトール、メチルカルビトール、ブチルカルビトール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等の酢酸エステル類;エタノール、プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルコール類;オクタン、デカン等の脂肪族炭化水素類;石油エーテル、石油ナフサ、水添石油ナフサ、ソルベントナフサ等の石油系溶剤類、リモネン等のテルペン類などが挙げられる。
さらに本発明のカチオン硬化性組成物は、必要に応じて、硫酸バリウム、チタン酸バリウム、酸化ケイ素粉、微粉状酸化ケイ素、無定形シリカ、タルク、クレー、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、水酸アルミニウム、雲母粉等の公知慣用のフィラー、フタロシアニン・ブルー、フタロシアニン・グリーン、アイオジン・グリーン、ジスアゾイエロー、クリスタルバイオレット、酸化チタン、カーボンブラック、ナフタレンブラックなどの公知慣用の着色剤、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、tert−ブチルカテコール、ピロガロール、フェノチアジン等の公知慣用の重合禁止剤、シリコーン系、フッ素系、高分子系等の消泡剤及び/又はレベリング剤、イミダゾール系、チアゾール系、トリアゾール系、シランカップリング剤等の密着性付与剤のような公知慣用の添加剤類を配合することができる。但し、これらの添加剤が固形の場合には、その最大粒径は1μm以下であることが好ましい。
以下、実施例を示して本発明について具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、以下において特に断りのない限り、「部」は質量部を意味するものとする。
実施例1〜12及び比較例1
表1に示す配合成分を、表2に示す配合割合で混合し、ディスパーマットCA−40及びMilling System(Getmann社製)で20分間分散させ、1.0μmのフィルターにて濾過を行ない、インクジェット用カチオン硬化性組成物を得た。
Figure 0004290519
Figure 0004290519
このようにして得られた各カチオン硬化性組成物を用い、以下の条件で、基板上にインクジェットプリンターにより描画し、次いでUV硬化させ、さらに熱硬化させて試験基板の作製を行なった。なお、実施例10は熱硬化のみで試験基板の作製を行なった。
<インクジェットプリンターによる描画条件>:
膜厚:20μm
装置:ピエゾ方式インクジェットプリンターを使用(ヘッド温度:50℃)
<UV硬化の条件>:
露光量:1000mJ/cm
<熱硬化の条件>:
150℃×30分
上記のようにして作製した試験基板について、表3に示す各特性について試験・評価した。結果を表3に示す。
Figure 0004290519
表3に示されるように、本発明に係る実施例1〜12のインクジェット用カチオン硬化性組成物は、インクジェット方式で噴射可能なほど低粘度であるにも拘らず、ソルダーレジストとして要求される耐薬品性、はんだ耐熱性、無電解金めっき耐性に優れた硬化皮膜のパターンを形成できた。また、本発明に係る実施例と比較例1とを比較すれば明らかなように、水酸基を有するカチオン重合性モノマーを含有させるとさらに特性を向上させることができた。
なお、表3に示す各特性の評価方法は以下の通りである。
<粘度>
JIS K−2283の測定法に準拠して測定した。なお、測定温度は25℃である。
<塗膜硬度>
JIS K−5400に準拠して測定した。
<耐溶剤性>
硬化塗膜をアセトンに30分間浸漬した後の塗膜状態を目視にて観察し、以下の基準で評価した。
○:全く変化が認められないもの。
△:ほんの僅か変化(白化)しているもの。
×:塗膜の膨潤又は剥離が認められるもの。
<耐薬品性>
硬化塗膜を5wt.%の硫酸水溶液に10分間浸漬した後の塗膜状態を観察し、以下の基準で評価した。
○:全く変化が認められないもの。
△:ほんの僅か変化(白化)しているもの。
×:塗膜の膨潤又は剥離が認められるもの。
<はんだ耐熱性>
硬化塗膜を、JIS C−6481の方法に準拠し、260℃のはんだ槽に10秒間浸漬後、セロハン粘着テープによるピーリング試験を行なった後の塗膜状態を目視にて観察し、問題ない場合は同様の試験を2回以上繰り返した。
5回:5回行なっても塗膜に変化がないもの。
3回:3回行なっても塗膜に変化がないもの。
2回:2回行なっても塗膜に変化がないもの。
×:1回でも塗膜が剥離したもの。
<無電解金めっき耐性>
市販の無電解ニッケルめっき浴及び無電解金めっき浴を用いて、ニッケル0.5μm、金0.03μmの条件でめっきを行ない、硬化塗膜表面状態の観察を行なった。判定基準は以下の通りである。
◎:全く変化のないもの。
○:ほんの僅かに変化があるもの。
△:変化があるもの。
×:顕著に白化若しくは曇りが生じたもの。
本発明のインクジェット用カチオン硬化性組成物は、プリント配線板のソルダーレジストとして有用であり、また、耐熱性が要求されるマーキングインク等としても有用である。

Claims (5)

  1. (A)カチオン重合性モノマー及び(B)カチオン重合開始剤を含有し、粘度が25℃で150mPa・s以下であり、且つ、上記カチオン重合性モノマー(A)として、少なくとも芳香環を有するカチオン重合性モノマー(A−1)と水酸基を有するカチオン重合性モノマー(A−2)の2種を含むことを特徴とする硬化物が耐熱性のあるプリント配線板のソルダーレジスト形成用又はマーキング用のインクジェット用カチオン硬化性組成物。
  2. 記芳香環を有するカチオン重合性モノマー(A−1)は、芳香環を有するオキセタン化合物であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用カチオン硬化性組成物。
  3. 前記水酸基を有するカチオン重合性モノマー(A−2)は、水酸基を有するビニルエーテル化合物及び/又はオキセタンアルコールであることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット用カチオン硬化性組成物。
  4. 前記請求項1乃至3のいずれか一項に記載のインクジェット用カチオン硬化性組成物を用い、インクジェット方式にて塗布すると同時に又は塗布した後に、活性エネルギー線照射、もしくは加熱、又は活性エネルギー線照射後に加熱もしくは再度活性エネルギー線を照射して硬化させることにより、所定のソルダーレジストパターンに形成された硬化物。
  5. 前記請求項1乃至3のいずれか一項に記載のインクジェット用カチオン硬化性組成物を用い、インクジェットプリンターで直接描画されたソルダーレジストパターンを有するプリント配線板。
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