JP4288693B2 - 医用画像処理装置、医用ネットワークシステム及び医用画像処理装置のためのプログラム - Google Patents

医用画像処理装置、医用ネットワークシステム及び医用画像処理装置のためのプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医用画像情報を他の装置から受信し画像処理し別の装置に送信する医用画像処理装置、医用ネットワークシステム及び医用画像処理装置のためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
放射線画像は、病気診断などに多く用いられており、この放射線画像を得るために、CR(computed radiography)の撮像モダリティ放射線照射部からの被写体を透過した放射線をプレート状の輝尽性蛍光体に吸収させた後、この輝尽性蛍光体を例えばレーザ光で走査しながら励起することによりこの輝尽性蛍光体が上記吸収により蓄積している放射線エネルギ(放射線画像情報)を蛍光として発光せしめ、この蛍光を光電変換して放射線画像信号を得て放射線画像を読み取るようにした方法が公知である。かかるレーザ光の走査により輝尽性蛍光体プレートから発生する蛍光を集光し、フォトマルチプライヤで光電変換し、この電気信号を増幅し、このアナログ信号から変換したデジタル信号に基づいて画像処理することにより放射線画像を読み取る(例えば、特開平11−344783号公報参照)。
【0003】
従来、同公報に記載のように、医用画像生成装置で医用画像情報を読み取り生成しても、その画像情報を直ぐにイメージャ等の外部装置に出力せずに、参照保留または検査保留のために、いったんその画像情報の出力を保留するようにしている。しかし、この場合、出力保留の解除のための手動操作が必要であり、解除操作を忘れると出力の保留された画像情報が蓄積されてしまい、画像情報の出力が停滞してしまう。また、画像情報の出力保留が一律になされるため、出力先の用途によらずに出力が保留され、用途によっては直ぐに出力させたい場合も生じている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、医用画像生成装置等から受信した医用画像情報を画像処理しその画像情報の出力を保留した後の出力保留解除忘れを防止でき、また、画像情報の出力停滞を防止できるようにした医用画像処理装置及び医用ネットワークシステムを提供することを目的とする。また、出力保留条件を多様に設定できしかも簡易に指定できるようにした医用画像処理装置及び医用ネットワークシステムを提供することを目的とする。また、医用画像処理装置のコンピュータのためのプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による第1の医用画像処理装置は、受信元の画像生成装置で生成した医用画像情報を受信して画像処理を行い、前記画像処理された医用画像情報を出力先の少なくとも第1及び第2の外部装置に出力する医用画像処理装置であって、前記第1の外部装置について第1の出力保留時間が設定されかつ前記第2の外部装置について前記第1の出力保留時間よりも長い第2の出力保留時間が設定される主制御装置と、前記画像処理された医用画像情報の出力を保留する手段と、前記保留の開始後、前記第1の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された医用画像情報の前記第1の外部装置への出力を開始するとともに、前記第2の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された医用画像情報の前記第2の外部装置への出力を開始する手段と、を具備することを特徴とする。
【0006】
この第1の医用画像処理装置によれば、画像情報を出力保留していても、所定時間経過後に出力保留を解除し出力を開始するので、手動操作なしで出力保留が自動的に解除され、出力保留解除忘れを防止でき、また、画像情報の出力停滞も生じない。また、出力先である第1の外部装置に第1の出力保留時間を設定できかつ出力先である第2の外部装置に第1の出力保留時間よりも長い第2の出力保留時間を設定できるので、出力先毎の画像情報に関する必要性に応じて出力保留時間を短縮・延長できる
【0007】
本発明による第2の医用画像処理装置は、受信元の少なくとも第1及び第2の画像生成装置で生成した医用画像情報を受信して画像処理を行い、前記画像処理された医用画像情報を出力先の外部装置に出力する医用画像処理装置であって、前記第1の画像生成装置からの第1の医用画像情報について第1の出力保留時間が設定されかつ前記第2の画像生成装置からの第2の医用画像情報について前記第1の出力保留時間よりも長い第2の出力保留時間が設定される主制御装置と、前記画像処理された医用画像情報の出力を保留する手段と、前記保留の開始後、前記第1の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された第1の医用画像情報の前記外部装置への出力を開始するとともに、前記第2の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された第2の医用画像情報の前記外部装置への出力を開始する手段と、を具備することを特徴とする
【0008】
第2の医用画像処理装置によれば、受信元の第1の画像生成装置からの第1の医用画像情報について第1の出力保留時間が設定されかつ受信元の第2の画像生成装置からの第2の医用画像情報について第1の出力保留時間よりも長い第2の出力保留時間が設定されるので、受信元毎の画像情報に関する必要性に応じて出力保留時間を短縮・延長できる
【0009】
参考例である別の医用画像処理装置は、医用画像情報を他の装置から受信し画像処理を行い、別の装置に出力する医用画像処理装置であって、前記画像処理した画像情報の出力を許可する手段と、前記出力を許可されていない画像情報が予め指定された数以上になったとき、警告を発する手段と、を具備することを特徴とする。
【0010】
この医用画像処理装置によれば、出力不許可の画像情報が所定数以上になると警告が出るので、画像情報の出力停滞を防止できる。
【0011】
参考例である第3の医用画像処理装置は、医用画像情報を他の装置から受信し画像処理を行い、別の装置に出力する医用画像処理装置であって、前記画像処理した画像情報の出力を保留する手段と、前記出力を保留された画像情報が予め指定された数以上になったとき、警告を発する手段と、を具備することを特徴とする。
【0012】
この第3の医用画像処理装置によれば、出力保留の画像情報が所定数以上になると警告が出るので、画像情報の出力停滞を防止できる。
【0013】
参考例である第4の医用画像処理装置は、医用画像情報を他の装置から受信し画像処理を行い、別の装置に出力する医用画像処理装置であって、前記画像処理した画像情報の出力を指示する手段と、前記出力の指示された画像情報が予め指定された数以上になったとき、警告を発する手段と、を具備することを特徴とする。
【0014】
この第4の医用画像処理装置によれば、出力の指示された画像情報が所定数以上になると警告が出るので、画像情報の出力停滞を防止できる。
【0015】
この場合、前記出力の指示された画像情報は、例えば出力先の別の装置のトラブルや医用画像処理装置自体の不具合により出力が未完了の場合の画像情報とすることができる。
【0016】
参考例である第5の医用画像処理装置は、医用画像情報を他の装置から受信し画像処理を行い、別の装置に出力する医用画像処理装置であって、前記画像処理した画像情報の出力を保留する手段と、患者情報管理装置または検査情報管理装置から前記画像情報に関する患者情報または検査情報を取得する手段と、予め指定された必須項目が前記患者情報または前記検査情報において取得されたか否かを判断する手段と、前記必須項目が取得されたと判断されたとき、前記画像情報の出力を開始する手段と、を具備することを特徴とする。
【0017】
この第5の医用画像処理装置によれば、画像情報の出力保留条件を任意にしかも簡易に設定できるので、多様な出力保留条件を簡単に指定できる。
【0018】
上記第5の医用画像処理装置において、前記必須項目が取得されたとき、前記患者情報または前記検査情報を前記画像情報の付帯情報とし、前記画像情報とともに前記付帯情報を前記別の装置に出力することが好ましい。なお、別の装置が画像情報の保存装置であるときには、必須項目を含む付帯情報を併せて保存できる。
【0019】
参考例である第6の医用画像処理装置は、医用画像情報を他の装置から受信し画像処理を行い、別の装置に出力する医用画像処理装置であって、前記画像処理した画像情報の出力を保留するか否かを判別するための情報を指定する手段と、前記情報の内容を指定する手段と、前記受信した情報が前記指定した情報の内容と一致したとき、前記出力を保留すると判定する手段と、前記出力を保留すると判定された画像情報について前記画像情報の出力を保留する手段と、を具備することを特徴とする。
【0020】
この第6の医用画像処理装置によれば、指定した情報に基づいて画像情報の出力保留ができるので、出力保留条件を多様に設定できしかも簡易に指定できる。
【0021】
この場合、前記一致は、全文字の一致、指定した文字の一致または同一値で判断することができる。
【0022】
本発明による医用ネットワークシステムは、医用画像情報を生成る医用画像生成装置ネットワークを介して接続された上述の第1または第2の医用画像処理装置と、前記ネットワークを介して接続された外部装置と、を含むことを特徴とする。
【0023】
上記医用ネットワークシステムには、患者情報管理装置及び検査情報管理装置の少なくとも一方が前記ネットワークに接続されていることが好ましい。また、前記画像情報を受信し所定の処理を行う装置は、前記画像情報を保存する保存装置、前記画像情報を可視像とするプリンタ装置、及び前記画像情報を表示する表示装置の内の少なくとも1つであることが好ましい。
【0024】
本発明による第1のプログラムは、受信元の画像生成装置で生成した医用画像情報を受信して画像処理を行い、前記画像処理された医用画像情報を出力先の少なくとも第1及び第2の外部装置に出力する医用画像処理装置が備えるコンピュータのためのプログラムであって、前記第1の外部装置について第1の出力保留時間が前記コンピュータに設定されかつ前記第2の外部装置について前記第1の出力保留時間よりも長い第2の出力保留時間が前記コンピュータに設定されるステップと、前記画像処理された医用画像情報の出力を保留するステップと、前記保留の開始後、前記第1の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された医用画像情報の前記第1の外部装置への出力を開始し、前記第2の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された医用画像情報の前記第2の外部装置への出力を開始するステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0025】
この第1のプログラムによれば、医用画像処理装置のコンピュータを、画像情報を出力保留していても、所定時間経過後に出力保留を解除し出力を開始するように動作させることができるので、医用画像処理装置において手動操作なしで出力保留が自動的に解除され、出力保留解除忘れを防止でき、また、画像情報の出力停滞も生じない。また、出力先である第1の外部装置に第1の出力保留時間を設定できかつ出力先である第2の外部装置に第1の出力保留時間よりも長い第2の出力保留時間を設定できるので、出力先毎の画像情報に関する必要性に応じて出力保留時間を短縮・延長できる
【0026】
本発明による第2のプログラムは、受信元の少なくとも第1及び第2の画像生成装置で生成した医用画像情報を受信して画像処理を行い、前記画像処理された医用画像情報を出力先の外部装置に出力する医用画像処理装置が備えるコンピュータのためのプログラムであって、前記第1の画像生成装置からの第1の医用画像情報について第1の出力保留時間が前記コンピュータに設定されかつ前記第2の画像生成装置からの第2の医用画像情報について前記第1の出力保留時間よりも長い第2の出力保留時間が前記コンピュータに設定されるステップと、前記画像処理された医用画像情報の出力を保留するステップと、前記保留の開始後、前記第1の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された第1の医用画像情報の前記外部装置への出力を開始し、前記第2の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された第2の医用画像情報の前記外部装置への出力を開始するステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。このプログラムによれば、受信元の第1の画像生成装置からの第1の医用画像情報について第1の出力保留時間が設定されかつ受信元の第2の画像生成装置からの第2の医用画像情報について第1の出力保留時間よりも長い第2の出力保留時間が設定されるので、受信元毎の画像情報に関する必要性に応じて出力保留時間を短縮・延長できる
【0027】
参考例である別のプログラムは、医用画像情報を他の装置から受信し画像処理を行い、別の装置に出力する医用画像処理装置が備えるコンピュータのためのプログラムであって、前記画像処理した画像情報の出力を許可するステップと、前記出力を許可されていない画像情報が予め指定された数以上になったとき、警告を発するステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0028】
このプログラムによれば、医用画像処理装置のコンピュータを、出力不許可の画像情報が所定数以上になると警告が出るように動作させることができるので、医用画像処理装置において画像情報の出力停滞を防止できる。
【0029】
参考例である第3のプログラムは、医用画像情報を他の装置から受信し画像処理を行い、別の装置に出力する医用画像処理装置が備えるコンピュータのためのプログラムであって、前記画像処理した画像情報の出力を保留するステップと、前記出力を保留された画像情報が予め指定された数以上になったとき、警告を発するステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0030】
この第3のプログラムによれば、医用画像処理装置のコンピュータを、出力保留の画像情報が所定数以上になると警告が出るように動作させることができるので、医用画像処理装置において画像情報の出力停滞を防止できる。
【0031】
参考例である第4のプログラムは、医用画像情報を他の装置から受信し画像処理を行い、別の装置に出力する医用画像処理装置が備えるコンピュータのためのプログラムであって、前記画像処理した画像情報の出力を指示するステップと、前記出力の指示された画像情報が予め指定された数以上になったとき、警告を発するステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0032】
この第4のプログラムによれば、医用画像処理装置のコンピュータを、出力の指示された画像情報が所定数以上になると警告が出るように動作させることができるので、医用画像処理装置において画像情報の出力停滞を防止できる。。
【0033】
上記第4のプログラムにおいて前記出力の指示された画像情報は、出力が未完了の画像情報であることが好ましい。
【0034】
参考例である第5のプログラムは、医用画像情報を他の装置から受信し画像処理を行い、別の装置に出力する医用画像処理装置が備えるコンピュータのためのプログラムであって、前記画像処理した画像情報の出力を保留するステップと、患者情報管理装置または検査情報管理装置から前記画像情報に関する患者情報または検査情報を取得するステップと、予め指定された必須項目が前記患者情報または前記検査情報において取得されたか否かを判断するステップと、前記必須項目が取得されたと判断されたとき、前記画像情報の出力を開始するステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0035】
この第5のプログラムによれば、医用画像処理装置のコンピュータを、画像情報の出力保留条件を任意にしかも簡易に設定できるように動作させることができるので、医用画像処理装置において多様な出力保留条件を簡単に指定できる。
【0036】
上記第5のプログラムにおいて前記必須項目が取得されたとき、前記患者情報または前記検査情報を前記画像情報の付帯情報とし、前記画像情報とともに前記付帯情報を前記別の装置に出力することを実行させることが好ましい。
【0037】
参考例である第6のプログラムは、医用画像情報を他の装置から受信し画像処理を行い、別の装置に出力する医用画像処理装置が備えるコンピュータのためのプログラムであって、前記画像処理した画像情報の出力を保留するか否かを判別するための情報を指定するステップと、前記情報の内容を指定するステップと、前記受信した情報が前記指定した情報の内容と一致したとき、前記出力を保留すると判定するステップと、前記出力を保留すると判定された画像情報について前記画像情報の出力を保留するステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0038】
この第6のプログラムによれば、医用画像処理装置のコンピュータを、指定した情報に基づいて画像情報の出力保留ができるように動作させることができるので、医用画像処理装置において出力保留条件を多様に設定できしかも簡易に指定できる。
【0039】
上記第6のプログラムでは、前記一致を全文字の一致、指定した文字の一致または同一値で判断させることが好ましい。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による実施の形態の医用ネットワークシステムについて図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態による医用ネットワークシステムの構成を示す図である。
【0041】
図1の医用ネットワークシステムは、被写体(患者)の放射線画像情報が記録された輝尽性蛍光体パネルを励起光で走査して発光させ、その光を光電変換して画像情報を得るCR(computed radiography)の撮像モダリティにより医用画像を生成する医用画像生成装置1と、医用画像生成装置1から画像ファイルを入力し、画像処理を実施した後に画像情報を出力する医用画像処理装置2と、パーソナルコンピュータ(パソコン)やワークステーション等からなり、放射線科医師が画像を参照し診断を行うための診断用端末3とを備える。
【0042】
図1の医用ネットワークシステムは、画像を表示するパソコンやワークステーション等からなり、画像を参照するが診断は行わないので診断用端末3に比べ解像度等の画質は劣る参照用端末4と、パソコンやワークステーション等からなり画像データベースに画像ファイルを保管するとともに診断用端末3及び参照用端末4から画像を検索し読み出すことができる画像サーバ5と、医用画像生成装置1または医用画像処理装置2からの画像データをフィルムや紙等の記録媒体に可視画像として出力するイメージャ(プリンタ)6と、を備える。
【0043】
図1の医用ネットワークシステムは、更に、患者情報の入力、出力及び記録が可能で管理を行う患者情報管理装置7と、検査情報の入力、出力及び記録が可能で管理を行う検査情報管理装置8と、を備え、ネットワーク10を介して各装置1〜8がオンライン接続され、情報を互いに送信しかつ受信できるようになっている。
【0044】
次に、図1の医用画像処理装置2に関する次の事項A〜Hを順に詳細に説明する。
A.装置構成
B.情報
C.ファイル
D.主な情報の入力・表示
E.画像確認手順
F.出力
G.出力画像の形成
H.ユーティリティ機能
【0045】
A.装置構成
図2は医用画像処理装置2の構成を示すブロック図である。
【0046】
a.図2に示す医用画像処理装置2は、放射線画像撮影システム全体の動作を制御する主制御装置21と、CRTディスプレイや液晶パネル等からなり医用画像生成装置1等で得られたデジタル画像データを表示するための画像表示装置22とを備え、パーソナルコンピュータから構成でき、入力キーボードやマウス等の情報入力装置を含む。
【0047】
図2に示すように、医用画像処理装置2は更に、画像生成装置1等からの画像ファイルを受信する受信部40と、ハードディスク装置やRAM等から構成され受信した画像ファイル等の情報及び画像処理後の画像情報を記憶する保存部41と、画像ファイル中の画像情報について画像処理を行う画像処理部42と、外部装置に出力するための出力画像を形成する出力画像形成部43と、出力画像を外部装置に出力することを保留する保留部44と、受信した画像の画像確認等のために縮小画像を画像表示装置22に表示させる画像確認処理部45とを含む。主制御装置21により各部分40〜45及び表示装置22等が制御される。
【0048】
b.医用画像処理装置2の機能は次のとおりであり、各機能は主制御装置21により制御される。
▲1▼医用画像生成装置1等より画像ファイルを受信部40で受信する。
▲2▼画像ファイルを保存部41に一時保存する。
▲3▼画像品質を画像確認処理部45で作成した縮小画像で確認する。
▲4▼画像処理部42で画像処理を実施する。
▲5▼出力画像形成部43で出力画像を形成する。
▲6▼保留部44の制御に基づいて出力画像をネットワーク10を介して画像サーバ5、イメージャ6等の外部装置へ転送する。
【0049】
B.情報
医用画像処理装置2で取り扱う情報は以下の5つに分類できる。
【0050】
a.条件情報
画像ファイルを受信して、処理された画像ファイルとして画像サーバ5等の外部装置へ出力するための条件情報であり、次のものが含まれる。
(a)画像処理情報
画像処理部42における階調処理、周波数処理に関する情報である。
(b)出力装置情報
画像データを再生・出力する画像サーバ5等の外部装置に関する情報であり、画像サーバ5等の出力装置毎に出力領域、拡大縮小率、出力フォーマット(マルチフォーマット、分割撮影フォーマット)、オーバーレイ、階調処理及び周波数処理の有無等を指定する。
(c)オーバーレイ情報
AP/PA・R/L・コメント等のオーバーレイの有無・位置等の情報がある。
(d)特殊指定
プロテクトの情報:画像出力後も、プロテクトを外すまで画像ファイルを保存する。
保留(ペンディング)の情報:転送を保留する。後で画像を見直してから転送したい場合に指定する。
優先(緊急)の情報:緊急撮影の場合など優先的に出力したい場合に指定する。キューの先頭に登録される。
【0051】
b.患者情報
患者に関する情報である。
(a)患者ID情報
患者ID番号、氏名、性別、生年月日等が含まれる。
(b)オーダー情報
医師が撮影依頼をする情報である。
患者の状態に関する情報、検査依頼に関する日時・方法の指示等が含まれる。
【0052】
c.実施情報
受信、画像処理した結果に関する情報である。
(a)受信結果 撮影日時等が含まれる。
(b)画像処理結果
画像処理パラメータ算出結果であり、出力時にこの結果に基づき画像データを画像処理する。
(c)システム情報
撮影が行われた時点でのシステム構成等、システム情報の一部が含まれる。
【0053】
d.システム情報
(a)図1のシステムを管理・制御するための情報。
(b)図1のシステムの構成(接続されている画像サーバ5等の外部装置、その名称)。
(c)図1のシステムを構成する機器を制御するためのパラメータ、テーブル。
(d)入力装置である医用画像生成装置1に関する設定情報
(e)イメージャ6の情報、HOST情報等、出力装置に関する設定情報。
【0054】
e.画像データ
(a)医用画像生成装置1より受信した画像データ。
(b)画像確認のために画像データより作成した表示用縮小画像データ
(c)画像確認処理部45での表示用縮小画像の画像処理のための画像処理用縮小画像データ。
(d)階調処理、周波数処理等を施した出力画像データ。
【0055】
C.ファイル
医用画像処理装置2で取り扱うファイルは保存部41に保存され、以下の7つに分類できる。
【0056】
a.条件ファイル
条件キーは画像ファイルに対する画像処理条件、出力条件をあらかじめセットしておくキーである。条件キー毎に対応した条件ファイルを持つ。条件ファイルは上記条件情報で構成される。撮影部位(肺野、腹部、頭部等)、撮影体位(立位、臥位等)、撮影方向(正面、側面等)、患者の特徴(性別、年齢、体格等)、病名、使用する技師等により分類し、それぞれに対応した名称、撮影情報をあらかじめ設定しておく。そして、主制御装置21は、複数に分類した各分類毎に、条件ファイル群を設定し、設定された条件ファイル群毎に複数の条件ファイルを設定し、保存部41に保存する。画像受信時にもっとも適した条件を一つ選ぶ。
【0057】
b.画像ヘッダファイル
受信後、画像ヘッダファイルが作成される。画像ヘッダはその撮影の予約ファイル(すなわち撮影情報、患者情報)、撮影実施情報で構成される。ユーザが撮影情報、患者情報、撮影実施情報を参照、変更する場合は画像ヘッダファイルを参照する。
【0058】
c.縮小画像ファイル
画像データを何分の一かに縮小した画像データである。
(a)表示用縮小画像データ
図2の画像表示装置22に表示されるデータは、この表示用縮小画像を使用する。
(b)画像処理用縮小画像データ
画像処理を実施するためのパラメータを算出する縮小画像データである。縮小率は縮小後の1画素があらかじめ指定された同一長さになるように決定する。これにより読取画素サイズの違いを縮小後の画像で補正できる。画像処理パラメータの算出は、画像処理用縮小画像で行われ、画像データは使用しない。
【0059】
d.画像ファイル
(a)画像ファイルは、画像付帯情報(画像ヘッダ)と画像データで構成される。
(b)画像ヘッダは条件情報、患者情報、実施情報で構成される。
ユーザが条件情報、患者情報、実施情報を参照し、変更する場合は画像ヘッダを参照する。
【0060】
e.出力画像ファイル
周波数処理・階調処理・オーバーレイ・回転・拡大縮小のうち指定された処理を施した出力画像データのファイルである。
【0061】
f.システムファイル
上記システム情報をファイル化したものである。
【0062】
D.主な情報の入力・表示
【0063】
a.受信画像情報表示
受信画像をサムネイル表示する。
【0064】
b.出力情報表示
▲1▼出力サイズ、向き、トリミング位置、出力位置、拡大縮小方法等を指定する。あらかじめ条件ファイルに登録する。
▲2▼条件キーが選択されると、あらかじめ指定された条件で出力領域、出力画像領域が決定され、画像表示装置22の画面上に表示される。画像表示装置22の画面上の出力領域表示エリアの大きさを出力における最大出力領域とする。出力領域、出力画像領域を、出力領域表示エリアにグラフィック表示する。これにより、適切な出力領域、出力画像領域の選択、確認を装置毎に行うことができる。
【0065】
c.オーバーレイ情報
▲1▼「AP」、「PA」、「R」、「L」、コメント、目盛り等をオーバーレイするか否か、どの位置にオーバーレイするかを指定する。あらかじめ条件ファイルに登録する。
▲2▼画像表示装置22の画面の出力領域表示エリアに、出力画像を表示し、そこにオーバーレイ情報をグラフィック表示する。
▲3▼適切なオーバーレイの選択、位置の指定をできる。
▲4▼オーバーレイに隠れて見えない部分が無いことを確認できる。オーバーレイにより診断に不都合が生じる場合は移動できる。
【0066】
d.RISからのオンライン情報入出力
▲1▼医師からのオーダーを入力する。入力したオーダーを、本システムのフォーマットに変換し予約ファイルに保存する。撮影部位、撮影方法を対応する撮影条件キーで変換する。
▲2▼画像ヘッダファイルをRIS側フォーマットに変換し出力する。
【0067】
e.画像リスト
画像ファイルをリストとして表示することができる。
【0068】
E.画像確認手順
a.画像確認時のシステムの動作
(1)画像ファイルを医用画像生成装置1より受信し、保存部41に格納する。
(2)保存部41の記憶媒体に格納された画像ファイルは、画像確認処理部45であらかじめ指定された縮小率で縮小される。
(3)順次、縮小画像が画像表示装置22の画面に表示される。
(4)受信及び表示終了後、デジタル画像情報は撮影条件キーによってあらかじめ指定された方法で画像処理され画像表示装置22に再表示される。画像処理のパラメータの決定には縮小画像が使用される。
(5)画像表示装置22に順次、表示され、表示終了後階調処理された画像を再表示する。
(6)オペレータが、画像表示装置22に表示される受信画像を見て正常画像と判断した場合は、文字情報入力装置より受信終了を確認するためのキーを入力し画像確認は終了する。
(7)患者情報、画像処理方法、出力方法等を変更したい場合には、文字情報入力装置から新たな情報を入力することができる。
(8)画像確認キーが押されるとその画像の画像確認は終了し自動的に次の画像が表示される。
(9)画像に問題がある場合は、画像処理の変更することができる。保留として、後で詳細な画像処理の変更が可能である。
(10)画像確認キーが入力されると画像確認は終了し、以下の処理がされる。
▲1▼画像ファイルが確認済み画像ファイルとして保存部41に保存される。
▲2▼画像確認が終了した画像は外部装置への出力のためにキューに登録される。
▲3▼次に受信された画像ファイルが表示されて、画像確認可能となる。
(11)保留キーが入力されると画像確認は終了する。
【0069】
F.出力
▲1▼出力は受信、画像確認とは非同期に行われる。
▲2▼キューは外部装置毎に作られて管理され、それぞれのキューは互いに独立に動作し、影響し合わない。したがって出力は装置毎に非同期に行われる。
▲3▼画像がどの外部装置のキューに登録されているかは保存部41にキュー登録テーブルとして保存され、キューへの登録、削除毎に更新されて管理される。
▲4▼キューに登録された画像は登録された順に外部装置に出力され、出力が終了した画像はキューから削除される。
▲5▼出力を実行するときには、キューに登録されている番号から、保存部41に記憶されている画像ファイルを特定する。
▲6▼画像ファイルに保存されている条件で出力画像が形成される。画像ヘッダは出力装置毎に決められるフォーマットに変換され、画像データと共に転送される。
【0070】
G.出力画像の形成
【0071】
a.出力画像は、出力画像形成部43で主に以下の処理で形成される。
▲1▼保存部41から画像用メモリへ、画像データを読み出す。
▲2▼周波数処理を行う。
▲3▼イコライゼーション処理
▲4▼階調処理を行う
▲5▼画像の回転を行う
▲6▼ミラー反転を行う
▲7▼拡大縮小を行う
▲8▼オーバーレイを行う
【0072】
b.▲2▼〜▲8▼は実行するかどうかを条件情報で出力装置毎に指定できる。
【0073】
c.▲2▼〜▲8▼の指定された処理をした画像データを処理済み画像データファイルとして保存することを指定できる。各出力装置への出力画像の共通処理部分の再処理をなくす。
【0074】
d.例えば、各出力装置への出力画像の拡大縮小率が違う場合、▲6▼まで処理済みの画像を保存しておけば、別装置へ転送する場合、▲6▼まで処理済みの画像を読み出し、▲7▼▲8▼のみ処理を行い転送することで、▲2▼〜▲6▼での時間を短縮できる。
【0075】
e.▲5▼▲6▼を▲2▼▲3▼▲4▼のいずれかと同時に実行する。メモリのアクセスが減り、処理時間を短縮できる。
【0076】
H.ユーティリティ機能
【0077】
a.ユーザのためのユーティリティとしていくつかの機能を持つ。
ユーティリティ機能はパスワードにより、一般ユーザ、マネージャー、メーカー毎に機能が制限される。特に画像に関する情報の変更は、セキュリティのためにマネージャーのパスワードを必要とする。
【0078】
b.画像ファイル操作
▲1▼画像ファイルリストが表示され、保存されている画像に関する情報が受信順に画像表示装置22に表示される。
▲2▼リスト中から所望の画像を選択すると、患者情報、条件情報、画像が画像確認時の画面と同様の形態で表示される。
▲3▼患者情報、画像処理方法、出力方法等を変更することができる。
▲4▼撮影時に「保留」を指定された画像は、ここで再確認することで「保留」が解除される。
▲5▼各外部装置へ出力するかどうか、出力順を変更できる。
【0079】
c.撮影記録、照射録
▲1▼撮影情報、患者情報を統計処理し、撮影記録、照射録としてユーザに提供する。
▲2▼指定された期間の撮影部位毎の撮影数、一日に撮影した撮影条件のリスト等を出力できる。
【0080】
d.カスタマイズ
画面、操作性をユーザ毎にカスタマイズできる。
【0081】
次に、図1,図2の画像処理装置における画像確認及び画像情報の出力保留について説明する。図3は画像処理装置の画像表示装置22に表示される画像確認画面の例を示す図である。
【0082】
図3の画像確認画面23での通常の場合の操作フローを説明する。先ず、医用画像処理装置2の主制御装置21は、画像生成装置1から受信した医用画像情報に「出力保留」を指定する情報があるか否かを判断する。
【0083】
(1)医用画像処理装置2の主制御装置21が、画像生成装置1から受信した医用画像情報に「出力保留」を指定する情報が無いと判断した場合、医用画像処理装置2は以下の動作をする。即ち、図1のような医用ネットワークシステムで、医用画像処理装置2は画像生成装置1から受信した医用画像情報について画像処理後の複数の縮小画像を画像確認画面23の複数の縮小画面エリア24a、24b、24c、24dに受信順に表示する。
【0084】
(2)次に、縮小画面エリア24aの先頭の画像を画像確認用の確認エリア25に表示する。
【0085】
(3)画像情報の付帯情報を確認エリア25の情報エリア25aに同時に表示する。付帯情報には、上述のように条件情報、患者情報、実施情報等が含まれる。
【0086】
(4)ユーザ(放射線撮影技師)が確認エリア25の画像を確認し、OKであったらOKボタン26をクリックすると、画像確認が終了し、医用画像処理装置2はその画像の出力を開始し、例えば図1の画像サーバ5に送信する。
【0087】
(5)確認エリア25には、次に受信された縮小画面エリア24bの画像を表示し、画像確認の対象が次の画像に移る。
【0088】
(6)例えば、ここで、保留ボタン27をクリックすると、医用画像処理装置2での画像確認が中断され、その画像の出力を開始しない。
【0089】
(7)確認エリア25に、その次に受信された画像を表示し、画像確認の対象が次の画像に移る。
【0090】
次に、画像情報に出力保留を指定する情報がある場合の画像確認について説明する。画像処理装置2が受信した画像情報に「出力保留」を指定する情報がある場合には、画像処理装置2の主制御装置21が自動的に出力を保留するように保留部44を制御する。これによりユーザの判断や操作の負担が軽減し、誤操作を防止できる。この場合、図3の画面23で、画像を確認し、OKボタン26をクリックすると、画像確認が終了するが、出力保留であるので、出力を開始しない。そして、画面23に、次に受信された画像を表示し、画像確認の対象が次の画像に移る。なお、受信した画像情報に「出力保留」を指定する情報がない場合にも、図3の画面23で保留ボタン27をクリックすると、その画像が出力保留となる。
【0091】
次に、出力を実施したい場合には、改めて画像を参照し、OKボタン26をクリックする。なお、OKボタン26をクリックしたとき、画面23に「出力保留しますか」の旨のメッセージを表示し、「Yes」であれば出力を保留し、「No」であれば通常のOK時の処理を実施するようにしてもよい。
【0092】
上述のように、画像情報の出力が保留されているときに、画像を再度参照し編集等をして出力保留解除のため図3のOKボタン26を押すと、確認および修正された画像情報が保存され、出力処理が開始される。しかし、このようにOKボタン26の操作による出力保留解除を待つだけでは、解除操作を忘れると出力保留された画像情報が蓄積されてしまう。そこで、出力保留時間を設定し、所定時間経過後に自動的に出力を開始するようにした例を図4のフローチャートを参照して説明する。
【0093】
まず、画像処理装置2が図1の画像生成装置1から医用画像情報を受信し(S01)、画像処理を行い(S02)、上述の図3のようにして画像確認を行い、画像確認済みを指示するためにOKボタン26をクリックすると、画像確認が終了する(03)。ここで、画像情報に出力保留を指定する情報があると、その画像情報の出力が保留される(S04)。
【0094】
そして、ステップS03のOKボタン26のクリックによる画像確認終了から出力保留時間がカウントされ、予め設定した所定時間が経過すると(S05)、保留部44の制御によりその画像情報の出力保留が解除され、図1の画像サーバ5やイメージャ6等の外部装置へ出力が開始される(S06)。なお、上記所定時間は、例えばキーボード等の情報入力装置から入力し図2の主制御装置21に設定できる。
【0095】
図4によれば、出力保留の解除のための操作をしなくても、一定時間経過後に、自動的に出力保留が解除されるので、所定時間経過前に出力させる場合などのように必要なときのみOKボタン26等を操作をすればよく、必要な操作が軽減されるとともに、出力保留解除忘れを防止でき、また、画像情報の出力が停滞することもない。
【0096】
次に、図5のフローチャートを参照して、救急患者の救急撮影の場合に、出力先(図1の画像サーバ5やイメージャ6等)毎に出力保留時間をそれぞれ設定し、各所定時間経過後に自動的に出力を開始するようにした例を説明する。
【0097】
まず、画像処理装置2が図1の画像生成装置1から医用画像情報を受信し(S11)、画像処理を行い(S12)、上述と同様に画像確認を行い、画像確認済みを指示するためにOKボタン26をクリックすると、画像確認が終了する(S13)。そして、その画像情報の撮影対象が救急患者か否かを判断し(S14)、その画像情報の出力が保留される(S15)。
【0098】
なお、救急患者か否かの判断は、患者ID情報により行うことができ、例えば患者ID情報に「99」の文字列が含まれている場合は、救急患者と判断して出力を保留する。また、救急患者でない場合には、通常のように出力保留され(S20)、その後イメージャ6等の外部装置へ出力される(S20’)。
【0099】
そして、ステップS13のOKボタン26のクリックによる画像確認終了から出力保留時間がカウントされ、予め設定した第1の所定時間T1が経過すると(S16)、保留部44の制御によりその画像情報の出力保留が解除され、図1の診断用端末3またはイメージャ6等の第1の外部装置へ画像情報の出力が開始される(S17)。
【0100】
また、ステップS13のOKボタン26のクリックによる画像確認終了から出力保留時間が同様にカウントされ、予め設定した第2の所定時間T2(T2>T1)が経過すると(S18)、保留部44の制御により図1の画像サーバ5等の第2の外部装置へ画像情報の出力が開始される(S19)。
【0101】
ここで、出力先毎の出力保留時間の設定は次のようにして行われる。即ち、第1の外部装置としての図1のイメージャ6または診断用端末3への画像情報の出力は、診断を速やかに実施するために直ちに行われることが好ましく、このため、第1の所定時間T1は、0または短時間が好ましい。
【0102】
一方、図1の画像サーバ5への画像情報の出力は、画像サーバ5に保存される前に患者情報等の修正時間を確保するため、比較的長時間の経過後に行われることが好ましく、このため、第2の所定時間T2は、第1の所定時間T1よりも長い比較的長時間が好ましい。なお、上記各所定時間T1,T2は、例えばキーボード等の情報入力装置から入力し図2の主制御装置21に設定できる。
【0103】
図5によれば、救急患者の診断等のために画像情報の迅速な出力が要求されるイメージャ6や診断用端末3等の出力先には迅速な出力が可能であるとともに、迅速性よりも情報の正確性が要求される画像サーバ5等の出力先には、情報確認修正のための時間を確保することで、正確な情報の出力が可能になる。
【0104】
なお、図5では出力保留時間を出力先毎に設定したが、受信元(図1の医用画像生成装置1等)毎に設定してもよい。例えば、上述と同様の救急撮影の場合、患者ID、氏名等の患者情報が事前に分からないことがあり、この場合、画像データを画像サーバ5に保存する前に、不足情報を入力する必要がある。従って、救急撮影室に設置されたCR等の画像生成装置から受信した画像は、他の撮影室に設置されたCR等の画像生成装置から受信した画像よりも、出力保留時間を長時間に設定し、患者情報が判明し追加や修正するための時間を確保する必要がある。このため、各画像生成装置毎に出力を保留する所定時間をそれぞれ設定することが好ましい。
【0105】
次に、画像情報の出力停滞を防止するようにした例(未確認画像情報の超過警告)を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0106】
まず、画像処理装置2が図1の画像生成装置1から医用画像情報を受信し(S21)、画像処理を行う(S22)。次に、出力許可のための入力(例えば、図3のOKボタン26のクリック)を行うことで(S23)、通常のように画像確認し出力保留し(S29)、その後イメージャ6等の外部装置へ出力される(S30)。
【0107】
一方、ステップS23で出力許可の入力が実行されないと、出力が未許可の画像情報を「未確認画像情報」として保存部41に保存する(S24)。そして、未確認画像情報の数nが予め設定した数n0以上となると(S25)、警告を発する(S26)。未確認画像情報の数nがn0未満のときはステップS21に戻り、未確認画像情報の数nをカウントする。
【0108】
この警告は、例えば、図3の画像確認画面23に破線で示すような警告ウィンドウ28を表示することで行うことができる。この警告ウィンドウ28には、例えば、「未確認画像情報がn件未処理です。」等の表示をすることが好ましい。また、図3の画像確認画面23の隅にある比較的小さな警告部29を点灯させたり点滅させることで警告するようにしてもよい。更に画像処理装置2から警告音を発するようにしてもよい。
【0109】
上記警告により操作者は未確認画像情報が溜まっていることを知ることができるので、通常の手順で画像確認を行い、画像確認が完了すると(S27)、イメージャ6等の外部装置へと画像情報の出力をする(S28)。
【0110】
操作者が画像処理装置から長時間離れているときや画像処理の変更をしているとき等のように、未確認画像情報が多数溜まってしまっていることに気付かずに画像情報の出力が停滞してしまい速やかな診断ができないことがあるのに対し、図6によれば、予め設定された数以上の未確認画像情報が溜まると、警告を発し、操作者が気付くことができるので、画像情報の出力停滞を防止でき、速やかな診断に寄与できる。
【0111】
次に、画像情報の出力停滞を防止するようにした別の例(保留画像情報の超過警告)を図7のフローチャートを参照して説明する。
【0112】
まず、画像処理装置2が図1の画像生成装置1から医用画像情報を受信し(S31)、画像処理を行う(S32)。そして、上述と同様に画像確認を行い(S33)、その画像情報について出力保留を判断し(S34)、出力保留のとき、画像情報を保存部41に保存するとともに、その保留画像情報の数mをカウントする(S35)。
【0113】
そして、保留画像情報の数mが予め設定した数m0以上となると(S36)、警告を発する(S37)。この警告により操作者は保留画像情報が溜まっていることを知ることができる。また、保留画像情報の数mが未満のときはステップS31に戻る。また、ステップS34で出力保留でないとき、通常の手順でイメージャ6等の外部装置へと画像情報の出力をする(S38)。
【0114】
上記警告は、例えば、図3の画像確認画面23に破線で示すような警告ウィンドウ28を表示することで行うことができる。この警告ウィンドウ28には、例えば、「保留画像情報がm件未出力です。」等の表示をすることが好ましい。また、図3の画像確認画面23の隅にある比較的小さな警告部29を点灯させたり点滅させることで警告するようにしてもよい。更に画像処理装置2から警告音を発するようにしてもよい。
【0115】
操作者が画像処理装置から長時間離れているときや画像処理の変更をしているとき等のように、出力の保留された画像情報が多数溜まってしまっていることに気付かずに画像情報の出力が停滞してしまい速やかな診断ができないことがあるのに対し、図7によれば、予め設定された数以上の保留画像情報が溜まると、警告を発し、操作者が気付くことができるので、画像情報の出力停滞を防止でき、速やかな診断に寄与できる。
【0116】
次に、画像情報の出力停滞を防止するようにした更に別の例(出力未完了の画像情報の超過警告)を図8のフローチャートを参照して説明する。
【0117】
まず、画像処理装置2が図1の画像生成装置1から医用画像情報を受信し(S41)、画像処理を行う(S42)。そして、上述と同様に画像確認を行い(S43)、図3のOKボタン26をクリックすること等でその画像情報の出力を指示する(S44)。
【0118】
次に、出力の指示された画像情報がイメージャ6等に出力を開始し完了したかを確認し(S45)、出力未完了の場合は、その画像情報を保存部41に保存するとともに、その出力未完了画像情報の数kをカウントする(S46)。そして、出力未完了画像情報の数kが予め設定した数k0以上となると(S47)、警告を発する(S48)。この警告により操作者は出力未完了の画像情報が溜まっていることを知ることができる。また、出力未完了画像情報の数kが数k0未満のときは、ステップS41に戻る。
【0119】
上記警告は、例えば、図3の画像確認画面23に破線で示すような警告ウィンドウ28を表示することで行うことができる。この警告ウィンドウ28には、例えば、「画像情報がk件出力未完了です。」等の表示をすることが好ましい。また、図3の画像確認画面23の隅にある比較的小さな警告部29を点灯させたり点滅させることで警告するようにしてもよい。更に画像処理装置2から警告音を発するようにしてもよい。
【0120】
イメージャ6や画像サーバ5等の出力先装置のトラブルのため画像情報を出力できないときや画像処理装置2の不具合により出力できないとき等のように、出力未完了の画像情報が多数溜まってしまっていることに気付かずに画像情報の出力が停滞してしまい速やかな診断ができないことがあるのに対し、図8によれば、予め設定された数以上の出力未完了画像情報が溜まると、警告を発し、操作者が気付くことができるので、出力先装置のトラブルや画像処理装置の不具合を解消してから出力させることができ、画像情報の出力停滞を防止でき、速やかな診断に寄与できる。
【0121】
なお、図6〜図8で予め設定する数n0,m0,k0は、例えばキーボード等の情報入力装置から入力し図2の主制御装置21に設定できる。
【0122】
次に、各種情報に基づいて画像情報の出力を保留する例について図9のフローチャートを参照して説明する。図9は付帯情報の中の患者情報・検査情報が不充分である場合に出力保留とするものである。
【0123】
まず、画像処理装置2が図1の画像生成装置1から医用画像情報を受信し(S51)、その画像情報について画像処理を行い(S52)、上述と同様に画像確認を行い(S53)、その出力を保留する(S54)。
【0124】
次に、DICOM規格のMWM(Modality Worklist Management)を使用して患者情報または検査情報を図1の患者情報管理装置7または検査情報管理装置8から受信し(S55)、その受信した患者情報または検査情報が予め指定の必須項目を取得しているか否かを判断し(S56)、必須項目を取得している場合には、その必須項目をその画像情報の付帯情報とし(S57)、画像情報を付帯情報とともに画像サーバ5等の外部装置に出力する(S58)。また、ステップS56で必須項目を取得していないと判断したときには、ステップS55における一定間隔の受信により取得するまで待つ。
【0125】
なお、上記ステップS56における必須項目には、例えば患者氏名や患者ID等があり、キーボード等の情報入力装置から入力し予め図2の主制御装置21に設定することができる。
【0126】
図9によれば、救急患者の場合等のように患者情報または検査情報が付帯情報として不充分であり出力できないとき、その画像情報の画像サーバ5等への出力を自動的に保留し、必須項目が揃ってから付帯情報として画像情報とともに画像サーバ5等に出力し適正な状態で保存することができる。
【0127】
次に、各種情報に基づいて画像情報の出力を保留する別の例について図10のフローチャートを参照して説明する。図10は、画像情報が例えば長尺画像のときに出力保留とするものである。
【0128】
まず、画像処理装置2が図1の画像生成装置1から医用画像情報を受信し(S61)、画像処理を行い(S62)、画像確認を行う(S63)。一方、画像情報の出力を保留するか否かを判別するための情報を画像処理装置2のキーボード等の情報入力装置から入力することで指定し(S64)、例えばこの情報を「撮影部位撮影方法」に関する情報とする。次に、その情報の内容を同様の入力で指定し(S65)、例えば「長尺画像」と指定する。
【0129】
次に、受信した画像情報が指定した情報の内容と一致するか否かを判断し(S66)、例えば、受信画像情報の「撮影部位撮影方法」に関する情報に「長尺」の文字列が含まれている場合は、その画像情報は長尺画像であるので、出力を保留する(S67)。
【0130】
図10によれば、出力保留の必要な画像情報を自動的に出力保留にできる。このように、画像情報の外部装置への出力を保留する条件を任意にしかも簡易に設定できるので、多様な出力保留条件を簡単に指定できる。
【0131】
以上のように、図4の医用画像処理装置及び医用ネットワークシステムによれば、医用画像生成装置等から受信した医用画像情報を画像処理しその画像情報の出力を保留した後、所定時間の経過後に出力保留の解除を行い、手動操作なしで自動的に保留が解除されるので、出力保留解除忘れを防止できる。また、画像情報の出力が停滞することもない。
【0132】
図5の医用画像処理装置及び医用ネットワークシステムによれば、救急患者の診断等のために画像情報の迅速な出力が要求されるイメージャ6や診断用端末3等の出力先には迅速な出力が可能であり、迅速性よりも情報の正確性が要求される画像サーバ5等の出力先には正確な情報の出力が可能である。
【0133】
また、図6〜図8の医用画像処理装置及び医用ネットワークシステムによれば、操作者に画像情報が溜まっていることを認知させることができるので、画像情報の出力停滞を防止できる。
【0134】
また、図9及び図10の医用画像処理装置及び医用ネットワークシステムによれば、出力保留のできない状態や出力保留が必要な場合に、自動的に出力保留できるように出力保留条件を多様に設定できしかも簡易に指定できる。
【0135】
なお、図2の医用画像処理装置2の保存部41には、上述の図4乃至図10の各フローチャートにおける各ステップを実行できるようにプログラミングされたプログラムが格納されており、主制御装置21が必要に応じてプログラムを読み出し、そのプログラムを実行することができる。
【0136】
以上のように本発明を実施の形態により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、医用画像生成装置としては、患者の放射線画像情報が記録された輝尽性蛍光体パネルから放射線画像を読み取るようにしたCR装置以外に、X線フラットパネルディテクタを用いた放射線画像撮影装置、CT(computed tomography:コンピュータ断層撮影装置) 、MRI(magnetic resonance imaging:核磁気共鳴映像装置)、DR(digital radiography:デジタルラジオグラフィー)、US(ultrasound:超音波診断装置)などの医用画像生成装置であってもよいことは勿論であり、また、本発明による医用ネットワークシステムにこれらの各医用画像生成装置をそれぞれ接続するようにしてもよい。
【0137】
【発明の効果】
本発明の医用画像処理装置及び医用ネットワークシステムによれば、医用画像生成装置等から受信した医用画像情報を画像処理しその画像情報の出力を保留した後の出力保留解除忘れを防止でき、また、画像情報の出力停滞を防止できる。また、出力保留条件を多様に設定できしかも簡易に指定できる。
【0138】
また、本発明による医用画像処理装置のためのプログラムによれば、医用画像処理装置において医用画像生成装置等から受信した医用画像情報を画像処理しその画像情報の出力を保留した後の出力保留解除忘れを防止でき、また、画像情報の出力停滞を防止できる。また、医用画像処理装置において出力保留条件を多様に設定できしかも簡易に指定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による医用ネットワークシステムの構成を示す図である。
【図2】図1の医用画像処理装置2の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の画像表示装置22に表示される画像確認画面の例を示す図である。
【図4】本実施の形態の医用画像処理装置において出力保留時間を設定し所定時間経過後に自動的に出力を開始する動作を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態の医用画像処理装置において出力先毎に出力保留時間をそれぞれ設定し各所定時間経過後に自動的に出力を開始する動作を示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態の医用画像処理装置において画像情報の出力停滞を防止するようにした動作(未確認画像情報の超過警告)を示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態の医用画像処理装置において画像情報の出力停滞を防止するようにした別の動作(保留画像情報の超過警告)を示すフローチャートである。
【図8】本実施の形態の医用画像処理装置において画像情報の出力停滞を防止するようにした更に別の動作(出力未完了の画像情報の超過警告)を示すフローチャートである。
【図9】本実施の形態の医用画像処理装置において各種情報に基づいて画像情報の出力を保留する動作を示すフローチャートである。
【図10】本実施の形態の医用画像処理装置において各種情報に基づいて画像情報の出力を保留する別の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 医用画像生成装置(受信元)
2 医用画像処理装置
3 診断用端末(出力先)
5 画像サーバ(保存装置、出力先)
6 イメージャ(プリント装置、出力先)
7 患者情報管理装置
8 検査情報管理装置
10 ネットワーク
21 主制御装置
23 画像確認画面
26 OKボタン
28 警告ウィンドウ
29 警告部
44 保留部

Claims (7)

  1. 受信元の画像生成装置で生成した医用画像情報を受信して画像処理を行い、前記画像処理された医用画像情報を出力先の少なくとも第1及び第2の外部装置に出力する医用画像処理装置であって、
    前記第1の外部装置について第1の出力保留時間が設定されかつ前記第2の外部装置について前記第1の出力保留時間よりも長い第2の出力保留時間が設定される主制御装置と、
    前記画像処理された医用画像情報の出力を保留する手段と、
    前記保留の開始後、前記第1の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された医用画像情報の前記第1の外部装置への出力を開始するとともに、前記第2の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された医用画像情報の前記第2の外部装置への出力を開始する手段と、を具備することを特徴とする医用画像処理装置。
  2. 前記第1及び第2の外部装置は、画像処理された前記医用画像情報を保存する保存装置、画像処理された前記医用画像情報を可視像とするプリンタ装置、及び画像処理された前記医用画像情報を表示する表示装置の内のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置
  3. 受信元の少なくとも第1及び第2の画像生成装置で生成した医用画像情報を受信して画像処理を行い、前記画像処理された医用画像情報を出力先の外部装置に出力する医用画像処理装置であって、
    前記第1の画像生成装置からの第1の医用画像情報について第1の出力保留時間が設定されかつ前記第2の画像生成装置からの第2の医用画像情報について前記第1の出力保留時間よりも長い第2の出力保留時間が設定される主制御装置と、
    前記画像処理された医用画像情報の出力を保留する手段と、
    前記保留の開始後、前記第1の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された第1の医用画像情報の前記外部装置への出力を開始するとともに、前記第2の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された第2の医用画像情報の前記外部装置への出力を開始する手段と、を具備することを特徴とする医用画像処理装置
  4. 医用画像情報を生成する医用画像生成装置とネットワークを介して接続された請求項1乃至3のいずれか1項に記載の医用画像処理装置と、前記ネットワークを介して接続された外部装置と、を含むことを特徴とする医用ネットワークシステム。
  5. 患者情報管理装置及び検査情報管理装置の少なくとも一方が前記ネットワークに接続されていることを特徴とする請求項に記載の医用ネットワークシステム。
  6. 受信元の画像生成装置で生成した医用画像情報を受信して画像処理を行い、前記画像処理された医用画像情報を出力先の少なくとも第1及び第2の外部装置に出力する医用画像処理装置が備えるコンピュータのためのプログラムであって、
    前記第1の外部装置について第1の出力保留時間が前記コンピュータに設定されかつ前記第2の外部装置について前記第1の出力保留時間よりも長い第2の出力保留時間が前記コンピュータに設定されるステップと、
    前記画像処理された医用画像情報の出力を保留するステップと、
    前記保留の開始後、前記第1の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された医用画像情報の前記第1の外部装置への出力を開始し、前記第2の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された医用画像情報の前記第2の外部装置への出力を開始するステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  7. 受信元の少なくとも第1及び第2の画像生成装置で生成した医用画像情報を受信して画像処理を行い、前記画像処理された医用画像情報を出力先の外部装置に出力する医用画像処理装置が備えるコンピュータのためのプログラムであって、
    前記第1の画像生成装置からの第1の医用画像情報について第1の出力保留時間が前記コンピュータに設定されかつ前記第2の画像生成装置からの第2の医用画像情報について前記第1の出力保留時間よりも長い第2の出力保留時間が前記コンピュータに設定されるステップと、
    前記画像処理された医用画像情報の出力を保留するステップと、
    前記保留の開始後、前記第1の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された第1の医用画像情報の前記外部装置への出力を開始し、前記第2の出力保留時間の経過後に前記保留を解除し、前記画像処理された第2の医用画像情報の前記外部装置への出力を開始するステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム
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