JP4287816B2 - ピラゾールカルボキサミド殺虫剤 - Google Patents

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Description

本発明は、以下に列挙される使用を含む農業的および非農業的使用のために適切な、特定の複素環式アミド、それらのN−オキシド、塩および組成物、ならびに農業的および非農業的環境の両方における無脊椎有害生物の防除のためのそれらの使用方法に関する。
高い作物効率を達成するために、無脊椎有害生物の防除は極めて重要である。成長中の農作物および貯蔵された農作物に及ぼす無脊椎有害生物による損害は、生産性の著しい低下を引き起こす可能性があり、それによって消費者にコスト増加をもたらす可能性がある。林業、温室作物、装飾物、苗作物、貯蔵食品および繊維製品、家畜、家庭用品、ならびに公衆衛生および動物の健康においても無脊椎有害生物の防除は重要である。これらの目的のための多くの製品が市販品として入手可能であるが、より有効であり、コストが低く、毒性が低く、環境的に安全であるか、または異なる作用形態を有する新規化合物に対する必要性が存続している。
特許文献1は、殺虫剤として式iのピラゾールカルボキサニリド誘導体を開示する。
Figure 0004287816
(式中、R〜RおよびX〜Rは、前記特許明細書に定義される通りである)
JP02129171号明細書
本発明は、式Iの化合物、およびそのN−オキシドまたは塩に関する。
Figure 0004287816
[式中、
AはOまたはSであり、
Bは1〜5個のRによって各環が置換されているフェニル環またはピリジン環であり、
JがJ−1、J−2、J−3、J−4、J−5およびJ−6よりなる群から選択されるピラゾールまたはピロール複素環式環系であり、
Figure 0004287816
はH、あるいはそれぞれ場合によりハロゲン、CN、NO、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルアミノ、C〜CジアルキルアミノおよびC〜Cシクロアルキルアミノよりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基によって置換されていてもよいC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜CアルキニルまたはC〜Cシクロアルキルであるか、あるいは
はC〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜CアルキルアミノカルボニルまたはC〜Cジアルキルアミノカルボニルであり、
各Rは独立してH、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cシアノアルキル、ハロゲン、CN、NO、ピペリジン、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cハロアルキルスルフィニル、C〜Cハロアルキルスルホニル、C〜Cアルキルアミノ、C〜CジアルキルアミノおよびC〜Cシクロアルキルアミノよりなる群から選択されるか、あるいは
各Rは独立して各環が場合によりC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cハロシクロアルキル、ハロゲン、CN、NO、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルアミノ、C〜Cジアルキルアミノ、C〜Cシクロアルキルアミノ、C〜C(アルキル)シクロアルキルアミノ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜CアルキルアミノカルボニルおよびC〜Cジアルキルアミノカルボニルよりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基によって置換されていてもよいフェニル、ベンジルまたはフェノキシ環よりなる群から選択され、
Figure 0004287816
であり、
各R、R6aおよびRは独立してH、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロアルキル、ハロゲン、CN、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜CハロアルコキシおよびC〜Cハロアルキルチオよりなる群から選択され、そして
はH、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜CハロアルキニルまたはC〜Cハロアルコキシである]
また本発明は、無脊椎有害生物またはその環境を、少なくとも1種の式Iの化合物、そのN−オキシドまたは塩(例えば、本明細書に記載の組成物として)の生物学的に有効な量と接触させることを含んでなる少なくとも1種の無脊椎有害生物の防除方法にも関する。また本発明は、無脊椎有害生物またはその環境を、少なくとも1種の式Iの化合物、そのN−オキシドまたは塩の生物学的に有効な量と、あるいは少なくとも1種の式Iの化合物、そのN−オキシドまたは塩、および無脊椎有害生物を防除するための少なくとも1種の他の生物学的に活性な化合物または薬剤の生物学的に有効な量を含んでなる組成物の生物学的に有効な量と接触させる、かかる方法にも関する。
また本発明は、少なくとも1種の式Iの化合物、そのN−オキシドまたは塩、ならびに界面活性剤、固体希釈剤および液体希釈剤よりなる群から選択される少なくとも1種の追加成分を含んでなる組成物に関する。また本発明は、少なくとも1種の式Iの化合物、そのN−オキシドまたは塩、および少なくとも1種の他の生物学的に活性な化合物または薬剤を含んでなる組成物に関する。
上記詳述において、単独または「アルキルチオ」もしくは「ハロアルキル」のような組み合わせられた単語のいずれかで使用される用語「アルキル」としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピルまたは種々のブチル、ペンチルもしくはヘキシル異性体のような直鎖または分枝鎖アルキルが挙げられる。「アルケニル」としては、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、ならびに種々のブテニル、ペンテニルおよびヘキセニル異性体のような直鎖または分枝鎖アルケンが挙げられる。「アルケニル」としては、1,2−プロパジエニルおよび2,4−ヘキサジエニルのようなポリエンも挙げられる。「アルキニル」としては、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、ならびに種々のブチニル、ペンチニルおよびヘキシニル異性体のような直鎖または分枝鎖アルキンが挙げられる。「アルキニル」としては、2,5−ヘキサジイニルのような複数の三重結合から構成される部分も挙げることができる。「アルコキシ」としては、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、ならびに種々のブトキシ、ペントキシおよびヘキシルオキシ異性体が挙げられる。「アルキルチオ」としては、メチルチオ、エチルチオ、ならびに種々のプロピルチオおよびブチルチオ異性体のような分枝鎖または直鎖アルキルチオ部分が挙げられる。「アルキルスルフィニル」としては、アルキルスルフィニル基の両エナンチオマーが挙げられる。「アルキルスルフィニル」の例としては、CHS(O)、CHCHS(O)、CHCHCHS(O)、(CHCHS(O)、ならびに種々のブチルスルフィニル異性体が挙げられる。「アルキルスルホニル」の例としては、CHS(O)、CHCHS(O)、CHCHCHS(O)、(CHCHS(O)、ならびに種々のブチルスルホニル異性体が挙げられる。「シアノアルキル」は、1個のシアノ基によって置換されているアルキル基を示す。「シアノアルキル」の例としては、NCCH、NCCHCHおよびCHCH(CN)CHが挙げられる。「アルキルアミノ」、「ジアルキルアミノ」等は、上記例と同様に定義される。「シクロアルキル」としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルが挙げられる。用語「シクロアルキルアミノ」としては、シクロペンチルアミノおよびシクロヘキシルアミノのような窒素原子によって結合された同一基が挙げられる。
用語「複素」は、環または環系に関連して、少なくとも1個の環原子が炭素以外であり、窒素、酸素およびイオウよりなる群から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を含有し得るが、ただし各環が4以下の窒素、2以下の酸素および2以下のイオウを含有する環または環系を指す。用語「芳香族複素環または環系」および「芳香族縮合複素二環式環系」としては、完全芳香族複素環および多環式環系の少なくとも1個の環が芳香族である複素環(ここで、芳香族は、ヒュッケル則を満たすものを指す)が挙げられる。複素環式環または環系は、いずれかの利用可能な炭素または窒素を通して、前記炭素または窒素上の水素を置換することによって結合され得る。
用語「ハロゲン」としては、単独または「ハロアルキル」のような組み合わせられた単語のいずれかで、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素が挙げられる。さらに「ハロアルキル」または「ハロシクロアルキル」のような組み合わせられた単語で使用される場合、前記アルキルまたはシクロアルキルは、同一であっても、または異なっていてもよいハロゲン原子により部分的または完全に置換されていてよい。「ハロアルキル」の例としては、FC、ClCH、CFCHおよびCFCClが挙げられる。用語「ハロアルケニル」、「ハロアルキニル」、「ハロアルコキシ」、「ハロアルキルチオ」等は、用語「ハロアルキル」と同様に定義される。「ハロアルケニル」の例としては、(Cl)C=CHCHおよびCFCHCH=CHCHが挙げられる。「ハロアルキニル」の例としては、HC≡CCHCl、CFC≡C、CClC≡CおよびFCHC≡CCHが挙げられる。「ハロアルコキシ」の例としては、CFO、CClCHO、HCFCHCHOおよびCFCHOが挙げられる。「ハロアルキルチオ」の例としては、CClS、CFS、CClCHSおよびClCHCHCHSが挙げられる。「ハロアルキルスルフィニル」の例としては、CFS(O)、CClS(O)、CFCHS(O)およびCFCFS(O)が挙げられる。「ハロアルキルスルホニル」の例としては、CFS(O)、CClS(O)、CFCHS(O)およびCFCFS(O)が挙げられる。
「アルキルカルボニル」の例としては、C(O)CH、C(O)CHCHCHおよびC(O)CH(CHが挙げられる。「アルコキシカルボニル」の例としては、CHOC(=O)、CHCHOC(=O)、CHCHCHOC(=O)、(CHCHOC(=O)および種々のブトキシ−またはペントキシカルボニル異性体が挙げられる。「アルキルアミノカルボニル」の例としては、CHNHC(=O)、CHCHNHC(=O)、CHCHCHNHC(=O)、(CHCHNHC(=O)および種々のブチルアミノ−またはペンチルアミノカルボニル異性体が挙げられる。「ジアルキルアミノカルボニル」の例としては、(CHNC(=O)、(CHCHNC(=O)、CHCH(CH)NC(=O)、CHCHCH(CH)NC(=O)および(CHCHN(CH)C(=O)が挙げられる。
置換基中の全炭素原子数を接頭辞「C〜C」で表し、ここで、iおよびjは1〜8の数である。例えば、C〜Cアルキルスルホニルは、メチルスルホニルからプロピルスルホニルまでを示し、CアルコキシアルキルはCHOCHを示し、Cアルコキシアルキルは、例えば、CHCH(OCH)、CHOCHCHまたはCHCHOCHを示し、かつCアルコキシアルキルは、総数4の炭素原子を含有する、アルコキシ基により置換されているアルキル基の様々な異性体を示し、例としてはCHCHCHOCHおよびCHCHOCHCHが挙げられる。
上記記述において、式Iの化合物が1個もしくはそれ以上の複素環式環から構成される場合、全ての置換基は、いずれかの利用可能な炭素または窒素を通して、前記炭素または窒素上の水素を置換することによって、これらの環に結合される。
置換基の数が1超であり得ることを表す下付き文字を有する置換基により化合物が置換されている場合、前記置換基は(1超である場合)、定義された置換基の群から独立して選択される。さらに下付き文字が範囲、例えば(R)i−jを表す場合、置換基の数はiとjとを含めた、iとjとの間の整数から選択されてよい。
用語「1〜3個の置換基によって場合により置換されていてもよい」等は、基の利用可能な位置の1〜3つが置換されていてもよいことを表す。基が、水素であり得る置換基、例えばRまたはRを含有する場合、次いでこの置換基が水素として見なされる場合、これは未置換である前記基と同等であることが認識される。
本発明の化合物は、1個もしくはそれ以上の立体異性体として存在することも可能である。様々な立体異性体としては、エナンチオマー、ジアステレオマー、アトロプ異性体および幾何異性体が挙げられる。他の立体異性体に関して濃縮された場合、または他の立体異性体から分離された場合、1個の立体異性体がより活性であり得、そして/または有利な効果を示し得ることを当業者は認識するだろう。加えて、当業者は、前記立体異性体をいかにして分離するか、濃縮するか、そして/または選択的に調製するかを知っている。従って、本発明は、式Iから選択される化合物、それらのN−オキシドおよび塩を含んでなる。本発明の化合物は、立体異性体の混合物として、個々の立体異性体として、または光学的に活性な形態として存在し得る。
窒素はオキシドへの酸化に利用可能な孤立電子対を必要とすることから、全ての窒素含有複素環がN−オキシドを形成し得ないことを当業者は認識し、N−オキシドを形成できるそれらの窒素含有複素環を当業者は認知するだろう。第三級アミンがN−オキシドを形成し得ることも当業者は認知するだろう。複素環および第三級アミンのN−オキシドの調製に関する合成法は当業者に周知であり、過酢酸およびm−クロロ過安息香酸(MCPBA)のようなペルオキシ酸、過酸化水素、t−ブチルヒドロペルオキシドのようなアルキルヒドロペルオキシド、過ホウ酸ナトリウム、ならびにジメチジオキシランのようなジオキシランによる複素環および第三級アミンの酸化を含む。これらのN−オキシドの調製方法は文献に広く記載されており、再調査されている。例えば、T.L.ギルクリスト(T.L.Gilchrist)著、コンプリヘンシブ オーガニック シンテシス(Comprehensive Organic Synthesis)、第7巻、第748〜750頁、S.V.レイ(S.V.Ley)編、ペルガモン プレス(Pergamon Press);M.ティスラー(M.Tisler)およびB.スタノウニコ(B.Stanovnik)著、コンプリヘンシブ ヘテロサイクリック ケミストリー(Comprehensive Heterocyclic Chemistry)、第3巻、第18〜20頁、A.J.ボウルトン(A.J.Boulton)およびA.マクキロップ(A.McKillop)編、ペルガモン プレス(Pergamon Press);M.R.グリムメット(M.R.Grimmett)およびB.R.T.ケーン(B.R.T.Keene)著、アドバンシス イン ヘテロサイクリック ケミストリー(Advances in Heterocyclic Chemistry)、第43巻、第149〜161頁、A.R.カトリッキー(A.R.Katritzky)編、アカデミック プレス(Academic Press);M.ティスラー(M.Tisler)およびB.スタノウニコ(B.Stanovnik)著、アドバンシス イン ヘテロサイクリック ケミストリー(Advances in Heterocyclic Chemistry)、第9巻、第285〜291頁、A.R.カトリッキー(A.R.Katritzky)およびA.J.ボウルトン(A.J.Boulton)編、アカデミック プレス(Academic Press);ならびにG.W.H.チーズマン(G.W.H.Cheeseman)およびE.S.G.ウェルスティク(E.S.G.Werstiuk)著、アドバンシス イン ヘテロサイクリック ケミストリー(Advances in Heterocyclic Chemistry)、第22巻、第390〜392頁、A.R.カトリッキー(A.R.Katritzky)およびA.J.ボウルトン(A.J.Boulton)編、アカデミック プレス(Academic Press)を参照のこと。
本発明の化合物の塩としては、臭化水素酸、塩酸、硝酸、リン酸、硫酸、酢酸、酪酸、フマル酸、乳酸、マレイン酸、マロン酸、オキサル酸、プロピオン酸、サリチル酸、酒石酸、4−トルエンスルホン酸または吉草酸のような無機または有機酸による酸付加塩が挙げられる。化合物がカルボン酸のような酸基またはフェノールを含有する場合、本発明の化合物の塩としては、有機塩基(例えば、ピリジン、アンモニアまたはトリエチルアミン)あるいは無機塩基(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムまたはバリウムの水素化物、水酸化物または炭酸塩)により形成されたものも挙げられる。本発明の組成物および方法において、本発明の化合物の塩は、本明細書に記載の農業的および/または非農業的使用のために好ましく適切である。
上記の通り、Bは1〜5個のRによって各環が置換されているフェニル環またはピリジン環である。1〜5個のRによって前記環が置換されている前記B環の例としては、以下の提示1においてB−1〜B−4として図示される環系が挙げられ、ここでは、nは1〜5の整数であり、そしてRは上記で定義された通りである。留意すべきは、いくつかのB基は、5未満のR基によってのみ置換され得ることである(例えば、B−2〜B−4は、4個のRによってのみ置換され得る)。
Figure 0004287816
好ましいB環は、場合により置換されていてもよいフェニルである。
注目すべきは、
AはOまたはSであり、
Bは1〜5個のRによって各環が置換されているフェニル環またはピリジン環であり、
JがJ−1、J−2、J−3、J−4、J−5およびJ−6よりなる群から選択されるピラゾールまたはピロール複素環式環系であり、
Figure 0004287816
はH、あるいはそれぞれ場合によりハロゲン、CN、NO、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルアミノ、C〜CジアルキルアミノおよびC〜Cシクロアルキルアミノよりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基によって置換されていてもよいC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜CアルキニルまたはC〜Cシクロアルキルであるか、あるいは
はC〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜CアルキルアミノカルボニルまたはC〜Cジアルキルアミノカルボニルであり、
各Rは独立してH、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cハロシクロアルキル、C〜Cシアノアルキル、ハロゲン、CN、NO、ピペリジン、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルチオ、C〜Cハロアルキルスルフィニル、C〜Cハロアルキルスルホニル、C〜Cアルキルアミノ、C〜CジアルキルアミノおよびC〜Cシクロアルキルアミノよりなる群から選択されるか、あるいは
各Rは独立して各環が場合によりC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cハロアルキニル、C〜Cハロシクロアルキル、ハロゲン、CN、NO、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルアミノ、C〜Cジアルキルアミノ、C〜Cシクロアルキルアミノ、C〜C(アルキル)シクロアルキルアミノ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜CアルキルアミノカルボニルおよびC〜Cジアルキルアミノカルボニルよりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基によって置換されていてもよいフェニル、ベンジルまたはフェノキシ環よりなる群から選択され、
Figure 0004287816
であり、
各RおよびRは独立してH、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cハロアルキル、ハロゲン、CN、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜CハロアルコキシおよびC〜Cハロアルキルチオよりなる群から選択され、そして
はH、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜CハロアルキニルまたはC〜Cハロアルコキシである、式Iの化合物である。
より良好な活性および/または合成の容易さの理由のため好ましい化合物は、以下の通りである。
好ましい1.JがJ−1、J−2、J−3またはJ−6である、上記式Iの化合物、ならびにそのN−オキシドおよび塩。
好ましい2.AがOであり、
がHであり、
1〜3個のR基がH以外であり、かつ独立してC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシアノアルキル、ハロゲン、CN、NO、ピペリジン、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキルチオ、C〜CハロアルキルスルフィニルおよびC〜Cハロアルキルスルホニルよりなる群から選択され、そして
直前に記載の少なくとも1個のRがNRC(=A)J部分に対してオルトにある、好ましい1の化合物。
好ましい3.2個のRがNRC(=A)J部分に対してオルトにある、好ましい2の化合物。
好ましい4.RがH、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、ハロゲンまたはCNであり、そして
がH、CH、CF、CHCF、CHF、OCHCF、OCHFまたはハロゲンである、好ましい2の化合物。
好ましい5.JがJ−1であり、
がClまたはBrであり、そして
がハロゲン、OCHCF、OCHFまたはCFである、好ましい4の化合物。
好ましい6.JがJ−2であり、
がClまたはBrであり、そして
がCHCFまたはCHFである、好ましい4の化合物。
好ましい7.JがJ−3であり、
がClまたはBrであり、そして
がCHCFまたはCHFである、好ましい4の化合物。
好ましい8.JがJ−5であり、
がClまたはBrであり、そして
がCHCFまたはCHFである、好ましい4の化合物。
好ましい9.JがJ−6であり、
がClまたはBrであり、そして
がCHCFまたはCHFである、好ましい4の化合物。
また本発明は、少なくとも1種の式Iの化合物、そのN−オキシドまたは塩、ならびに界面活性剤、固体希釈剤および液体希釈剤よりなる群から選択される少なくとも1種の追加成分を含んでなる組成物に関する。また本発明は、少なくとも1種の式Iの化合物、そのN−オキシドまたは塩、および少なくとも1種の他の生物学的に活性な化合物または薬剤を含んでなる組成物に関する。本発明の好ましい組成物は、上記好ましい化合物でなるものである。
また本発明は、無脊椎有害生物またはその環境を、少なくとも1種の式Iの化合物、そのN−オキシドまたは塩(例えば、本明細書に記載の組成物として)の生物学的に有効な量と接触させることを含んでなる少なくとも1種の無脊椎有害生物の防除方法にも関する。また本発明は、無脊椎有害生物またはその環境を、少なくとも1種の式Iの化合物、そのN−オキシドまたは塩の生物学的に有効な量と、あるいは少なくとも1種の式Iの化合物、そのN−オキシドまたは塩、および無脊椎有害生物を防除するための少なくとも1種の他の生物学的に活性な化合物または薬剤の生物学的に有効な量を含んでなる組成物の生物学的に有効な量と接触させる、かかる方法にも関する。好ましい使用方法は、上記好ましい化合物および組成物を含むものである。
1種もしくはそれ以上の以下のスキーム1〜10に記載の方法および変法により、式Iの化合物を調製することができる。以下の式Iおよび2〜32の化合物におけるA、B、J、R、R、R、RおよびRの定義は、特記されない限り、上記発明の概要において定義された通りである。式Ia〜Icの化合物は、式Iの化合物のサブセットである。
典型的な手順はスキーム1に詳述されており、そして式Iaの化合物を提供するために、塩基の存在下で式2のアニリンまたはアミノピリジンを式3の酸塩化物とカップリングさせることを含む。典型的な塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンおよびピリジンのようなアミンが挙げられ、他の塩基としては、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムのような水酸化物および炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムのような炭酸塩が挙げられる。特定の例において、PSがポリスチレン骨格鎖であるPS−CHN(iPr)のような、ジイソプロピルエチルアミンおよびジメチルアミノピリジンのポリマー結合当量のようなポリマー支持酸掃去剤を使用することが有用である。それに続く工程において、五硫化リンおよびローソン試薬(すなわち、2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン−2,4−ジスルフィド)を含む様々な標準チオ転移試薬を使用して、式Iaのアミドを式Ibのチオアミドへと変換することができる。
Figure 0004287816
スキーム2に示されるように、式Iaの化合物を調製するための代替手段は、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)のような脱水剤の存在下での、式2のアニリンまたはアミノピリジンと式4の酸とのカップリングを含む。再びここで、シクロヘキシルカルボジイミド(PS−CHN=C=N−シクロヘキシル)のポリマー結合当量のような、ポリマー支持試薬が有用である。この種の反応に関して、合成文献は広範囲であるため、スキーム1および2の合成手順は、式Iの化合物を調製するための有用な方法の単なる代表例である。
Figure 0004287816
また当業者は、多数の周知の方法、例えば、限定されないが、酸と、塩化オキシルおよび塩化チオニルのような塩素化試薬との反応によって、式4の酸から式3の酸塩化物を調製できることを理解するであろう。式2のアニリンおよびアミノピリジンは市販品として入手可能であるか、または多数の周知の方法によって容易に調製される。
Jが、場合により置換されていてもよいピラゾールまたは場合により置換されていてもよいピロールと同等である、複素環の酸4としては、式J−1〜J−6のものが挙げられる。より好ましい類似体としては、場合により置換されていてもよいフェニルまたはピリジルとして、Rによって置換されているピラゾールおよびピロール酸が挙げられる。各代表例の合成に関する手順をスキーム3〜9に詳述する。
が2−ピリジルであり、かつ窒素に結合している式J−1に関連する、式5の代表的なピラゾールカルボン酸の合成をスキーム3に示す。ピラゾール6と式7の2,3−ジハロピリジンとの反応によって、所望の位置化学に関して良好な特異性を有する1−ピリジルピラゾール8が良好な収率で得られる。リチウムジイソプロピルアミド(LDA)による式8の化合物のメタレーションと、それに続く、二酸化炭素によるリチウム塩のクエンチングによって、式5のピラゾール酸が得られる。また、これらの手順に関する追加的な詳細は、実施例1および2に記載される。
Figure 0004287816
がCF、ClまたはBrである出発ピラゾール6は、既知の化合物である。文献手順(ジャーナル オブ フルオリン ケミストリー(J.Fluorine Chem.)1991、53(1)、61−70)によって、RがCFであるピラゾール6を調製することができる。また文献手順(H.ライムリンゲル(H.Reimlinger)およびA.ヴァン オーヴェシュトラテン(A.Van Overstraeten)、ヒェーミッシュ ベリヒテ(Chem.Ber.)1966、99(10)、3350−7)によって、RがClまたはBrであるピラゾール6を調製することができる。RがClまたはBrである6の調製のための有用な代替方法をスキーム4に示す。
Figure 0004287816
n−ブチルリチウムによるスルファモイルピラゾール9のメタレーションと、それに続く、ヘキサクロロエタン(RがClであるものに関して)または1,2−ジブロモテトラクロロエタン(RがBrであるものに関して)のいずれかによるアニオンの直接ハロゲン化によって、ハロゲン化誘導体10が得られる。室温でのトリフルオロ酢酸(TFA)によるスルファモイル基の除去は手際よく進行し、そして良好な収率で、RがそれぞれClまたはBrであるピラゾール6が得られる。この方法に関するさらなる実験的な詳細は、実施例2に記載される。
が2−ピリジルであり、かつピラゾール環の5位に結合している式J−2に関連する、式14の代表的なピラゾール酸の合成をスキーム5に示す。式12のジメチルアミノイリデンケトエステルと置換ヒドラジンとの反応によって、ピリジルピラゾール13が得られる。好ましいR置換基としては、アルキルおよびハロアルキルが挙げられるが、トリフルオロエチルが特に好ましい。標準加水分解によって、エステル13は式14の酸へと変換される。
Figure 0004287816
が2−ピリジルであり、かつピラゾール環の3位に結合している式J−3に関連する、式17の代表的なピラゾール酸の合成、ならびに式14の代替合成をスキーム6に示す。式12のジメチルアミノイリデンケトエステルとヒドラジンとの反応によって、ピラゾール15が得られる。ピラゾール15と、アルキル化剤R−LG(式中、LGはハロゲン(例えば、Br、I)、OS(O)CH(メタンスルホネート)、OS(O)CF、OS(O)Ph−p−CH(p−トルエンスルホネート)等のような脱離基である)との反応によって、ピリジルピラゾール13および16の混合物が得られる。ピラゾール異性体のこの混合物は、クロマトグラフィ法によって容易に分離され、そして相当する酸に変換される。好ましいR置換基としては、アルキルおよびハロアルキル基が挙げられる。
Figure 0004287816
が2−ピリジルであり、かつピロール環の窒素に結合している式J−4に関連する、式22のピロール酸の合成をスキーム7に示す。3−クロロ−2−アミノピリジン19は既知の化合物である(ジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミストリー(J.Heterocycl.Chem.)1987、24(5)、1313−16を参照のこと)。2−アミノピリジン18からの19の都合のよい調製は、保護、オルト−メタレーション、塩素化およびそれに続く脱保護を含む。2,5−ジメトキシテトラヒドロフランによる式19の化合物の処理によって、ピロール20が得られる。標準ヴィルスマイアー−ハーク(Vilsmeier−Haack)ホルミル化条件を使用することによって、式21のアルデヒドへのピロール20のホルミル化を完了することができる。N−ハロスクシンイミド(NXS)による式21の化合物のハロゲン化は、ピロール環の4位で優先的に生じる。ハロゲン化アルデヒドの酸化によって、式22のピリジルピロール酸が得られる。様々な標準酸化条件を使用することによって、酸化を完了することができる。
Figure 0004287816
がフェニルまたは2−ピリジルであり、かつピロール環の2位に結合している式J−5に関連する、式28のピロール酸の合成をスキーム8に示す。式24のアリールスルホンアミドによる式25のアレンの付加環化(パブリ、N.P.(Pavri,N.P.);トルデル、M.L.(Trudell,M.L.)、ジャーナル オブ オーガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)1997、62、2649−2651)によって、式26のピロリンが得られる。テトラブチルアンモニウムフロリド(TBAF)による式26のピロリンの処理によって、式27のピロールが得られる。ピロール27と、アルキル化剤R−LG(式中、上記で定義される通り、LGは脱離基である)との反応と、それに続く加水分解によって、式28のピロール酸が得られる。
Figure 0004287816
が2−クロロフェニルまたは2−ピリジルである式J−6に関連する、式32のピロール酸の合成をスキーム9に示す。式29のケイ皮酸エステルと、トシルメチルイソシアニド30(TosMIC)との反応によって、式31のピロールが提供される。この方法に関する先行文献としては、スー、Z(Xu,Z)ら、ジャーナル オブ オーガニック ケミストリー(J.Org.Chem.)1998、63、5031−5041を参照のこと。式31の化合物と、式R−LG(式中、上記で定義される通り、LGは脱離基である)のアルキル化剤との反応と、それに続くエステル加水分解によって、式32のピロール酸が得られる。
Figure 0004287816
式Icのピラゾールアミド類似体の合成をスキーム10に示す。この手順は、式8のリチウム化誘導体を利用する。リチウムジイソプロピルアミド(LDA)による式8の化合物の処理と、それに続く、アリールイソシアネートによるリチウム塩のクエンチングによって、式Iの化合物のサブセットである式Icの化合物が得られる。この手順に関する追加的な詳細は、実施例1に記載される。
Figure 0004287816
式Iの化合物を調製するための上記のいくつかの試薬および反応条件は、中間体に存在する特定の官能基には適合しないであろうことが認識される。これらの例において、合成系中に保護/脱保護配列または官能性の相互転換を組み入れることにより、所望の生成物を得ることが助けられるだろう。保護基の使用および選択は化学合成の当業者に明白であろう(例えば、グリーン、T.W.(Greene,T.W.);ワッツ、P.G.M.(Wuts,P.G.M.) プロテクティブ グループス イン オーガニック シンテシス(Protective Groups in Organic Synthesis)、第2版;ウィリー(Wiley):ニューヨーク(New York)、1991を参照のこと)。いくつかの場合、いずれかの個々のスキームに記述されたように与えられた試薬の導入後、式Iの化合物の合成を完了するために、詳細に記載されていない追加の慣例合成工程を実行する必要があることを当業者は認識するだろう。式Iの化合物を調製するために提案された特定の順序により示されるもの以外の順番で、上記スキームに図示された工程の組み合わせを実行する必要があることも当業者は認識するだろう。
置換基を加えるため、または存在する置換基を変性するために、本明細書に記載の式Iの化合物および中間体に、様々な求電子、求核、ラジカル、有機金属、酸化および還元反応を受けさせることができることも当業者は認識するだろう。
さらなる詳細がなくても、前記を使用する当業者は、本発明をその最も十分な範囲まで利用することができると考えられる。従って、以下の実施例は単なる実例として解釈され、かついずれかの様式に本開示を限定するものではない。クロマトグラフィー溶媒混合物を除いて、または特記されない限り、パーセントは重量によるものである。特記されない限り、クロマトグラフィー溶媒混合物に関する部およびパーセントは体積によるものである。H NMRスペクトルは、テトラメチルシランからのppm低磁場で報告され、sは一重項であり、dは二重項であり、tは三重項であり、qは四重項であり、mは多重項であり、ddは二重項の二重項であり、dtは三重項の二重項であり、br sは広域一重項である。
実施例1
N−(2−クロロ−6−メチルフェニル)−1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドの調製
工程A:3−クロロ−2−[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリジンの調製
乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(300mL)中2,3−ジクロロピリジン(99.0g、0.67モル)および3−(トリフルオロメチル)ピラゾール(83g、0.61モル)の混合物に、炭酸カリウム(166.0g、1.2モル)を添加し、次いで48時間かけて反応を110〜125℃まで加熱した。反応を100℃まで冷却し、そしてセライト(Celite)(登録商標)珪藻土フィルターエイドを通して濾過し、固体を除去した。周囲圧力での蒸留によって、N,N−ジメチルホルムアミドおよび過剰量のジクロロピリジンを除去した。減圧下での生成物の蒸留(b.p.139〜141℃、7mm)によって、透明黄色油状物として表題の化合物を得た(113.4g)。
H NMR(CDCl):δ6.78(s,1H)、7.36(t,1H)、7.93(d,1H)、8.15(s,1H)、8.45(d,1H)
工程B:1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸の調製
−75℃の乾燥テトラヒドロフラン(700mL)中3−クロロ−2−[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリジン(すなわち、工程Aからのピラゾール生成物)(105.0g、425ミリモル)の溶液に、カニューレを通して、乾燥テトラヒドロフラン(300mL)中リチウムジイソプロピルアミド(425ミリモル)の−30℃溶液を添加した。深紅色溶液を15分間撹拌し、その後、溶液が淡黄色になって、そして発熱が停止するまで、−63℃で溶液中に二酸化炭素をバブリングした。反応をさらに20分間撹拌し、次いで水(20mL)でクエンチングした。溶媒を減圧下で除去し、そして反応混合物を、エーテルと0.5N水酸化ナトリウム水溶液との間で分配した。水性抽出物をエーテル(3×)で洗浄し、セライト(Celite)(登録商標)珪藻土フィルターエイドを通して濾過し、残渣固体を除去し、次いで、オレンジ色油状物が形成する約4のpHまで酸性化した。水性混合物を強力に撹拌し、そして2.5〜3までpHを低下させるために、さらに酸を添加した。オレンジ色油状物は顆粒状固体へと凝固し、これを濾過し、水と1N塩酸とで連続的に洗浄し、そして真空下50℃で乾燥させ、オフホワイト色固体として表題の生成物を得た(130g)。(類似手順に従うもう1回の実行からの生成物は、175〜176℃で融解した。)
H NMR(CDCl):δ7.61(s,1H)、7.76(dd,1H)、8.31(d,1H)、8.60(d,1H)
工程C:N−(2−クロロ−6−メチルフェニル)−1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドの調製
テトラヒドロフラン(50ml)中3−クロロ−2−[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリジン(すなわち、工程Aからのピラゾール生成物)(2.72g、11.14ミリモル)の溶液を−70℃まで冷却した。リチウムジイソプロピルアミン(THF/ヘプタン中2M、5.5mL、11.0ミリモル)を2分かけて添加し、そして混合物を15分間撹拌した。2−クロロ−6−メチルフェニルイソシアネート(1.90g、11.33ミリモル)をシリンジを介して添加した。混合物を20℃まで加温させ、そして塩化アンモニウムの飽和水溶液(50mL)でクエンチングした。反応生成量を酢酸エチル(100mL)で抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、そして濃縮した。3:1ヘキサン/酢酸エチルから1:1ヘキサン/酢酸エチルの勾配によるシリカゲル上クロマトグラフィによって、212〜213℃で融解する固体として、本発明の化合物である表題の化合物を得た(3.0g)。
H NMR(CDCl):δ2.24(3H)、7.1(1H)、7.2(1H)、7.25(1H)、7.4(1H)、7.6(1H)、7.9(1H)、8.5(1H)
実施例2
N−(2−ブロモ−4,6−ジフルオロフェニル)−1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3−ブロモ−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドの調製
工程A:3−ブロモ−N,N−ジメチル−1H−ピラゾール−1−スルホンアミドの調製
−78℃の乾燥テトラヒドロフラン(500mL)中N−ジメチルスルファモイルピラゾール(44.0g、0.251モル)の溶液に、温度を−60℃未満に保持しながら、n−ブチルリチウムの溶液(ヘキサン中2.5M、105.5mL、0.264モル)を滴下して添加した。添加の間、厚みのある固体が形成した。添加完了時に、反応混合物をさらに15分間保持し、その後、温度を−70℃未満に保持しながら、テトラヒドロフラン(150mL)中1,2−ジブロモ−テトラクロロエタン(90g、0.276モル)の溶液を滴下して添加した。反応混合物は透明オレンジ色に変化し、撹拌をさらに15分間継続した。−78℃浴を取り外し、そして反応を水(600mL)でクエンチングした。反応混合物を塩化メチレン(4×)で抽出し、そして有機抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、そして濃縮した。溶出剤として塩化メチレン−ヘキサン(50:50)を使用して、シリカゲル上クロマトグラフィによって粗製生成物をさらに精製し、透明無色油状物として表題の生成物を得た(57.04g)。
H NMR(CDCl):δ3.07(d,6H)、6.44(m,1H)、7.62(m,1H)
工程B:3−ブロモピラゾールの調製
トリフルオロ酢酸(70mL)に、3−ブロモ−N,N−ジメチル−1H−ピラゾール−1−スルホンアミド(すなわち、工程Aのブロモピラゾール生成物)(57.04g)をゆっくり添加した。反応混合物を30分間、室温で撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をヘキサン中に溶解し、不溶性固体を濾過して除去し、そしてヘキサンをエバポレーションして、油状物として粗製生成物を得た。溶出剤として酢酸エチル/ジクロロメタン(10:90)を使用して、シリカゲル上クロマトグラフィによって粗製生成物をさらに精製し、油状物を得た。油状物をジクロロメタン中に溶解し、重炭酸ナトリウム水溶液で中和し、塩化メチレン(3×)で抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥させて、そして濃縮し、白色固体として表題の生成物を得た(25.9g)。融点(m.p.)61〜64℃。
H NMR(CDCl):δ6.37(d,1H)、7.59(d,1H)、12.4(br s,1H)
工程C:2−(3−ブロモ−1H−ピラゾール−1−イル)−3−クロロピリジンの調製
乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(88mL)中2,3−ジクロロピリジン(27.4g、185ミリモル)および3−ブロモピラゾール(すなわち、工程Bの生成物)(25.4g、176ミリモル)の混合物に、炭酸カリウム(48.6g、352ミリモル)を添加し、そして反応混合物を18時間、125℃まで加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、そして氷水(800mL)中に注入した。沈殿が形成した。沈殿した固体を1.5時間撹拌し、濾過し、そして水(2×100mL)で洗浄した。固体濾過ケーキを塩化メチレン中に溶解し、そして連続的に水、1N塩酸、飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄した。次いで、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、そして濃縮し、39.9gのピンク色固体を得た。粗製固体をヘキサン中に懸濁させて、そして1時間強力に撹拌した。固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、そして乾燥させて、オフホワイト色粉末として表題の生成物を得た(30.4g)。これは、NMRによって、純度>94%であると決定された。さらなる精製をせずに、この材料を工程Dで使用した。
H NMR(CDCl):δ6.52(s,1H)、7.30(dd,1H)、7.92(d,1H)、8.05(s,1H)、8.43(d,1H)
工程D:3−ブロモ−1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸の調製
−76℃の乾燥テトラヒドロフラン(250mL)中2−(3−ブロモ−1H−ピラゾール−1−イル)−3−クロロピリジン(すなわち、工程Cの生成物)(30.4g、118ミリモル)の溶液に、−71℃未満の温度が保持されるような速度で、テトラヒドロフラン中リチウムジイソプロピルアミド(118ミリモル)の溶液を滴下して添加した。反応混合物を−76℃で15分間撹拌し、次いで、混合物中に二酸化炭素を10分間バブリングすると、−57℃まで加温が生じた。反応混合物を−20℃まで加温し、そして水でクエンチングした。反応混合物を濃縮し、次いで水(1L)およびエーテル(500mL)中に溶解し、次いで水酸化ナトリウム水溶液(1N、20mL)を添加した。水性抽出物をエーテルで洗浄し、そして塩酸で酸性化した。沈殿した固体を濾過し、水で洗浄し、そして乾燥して、黄褐色固体として表題の生成物を得た(27.7g)。(類似手順に従うもう1回の実行からの生成物は、200〜201℃で融解した。)
H NMR(DMSO−d):δ7.25(s,1H)、7.68(dd,1H)、8.24(d,1H)、8.56(d,1H)
工程E:N−(2−ブロモ−4,6−ジフルオロフェニル)−1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3−ブロモ−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドの調製
塩化オキサリル(0.043mL、0.5ミリモル)を、室温で、塩化メチレン30mL中3−ブロモ−1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸(すなわち、工程Dの生成物)(200mg、0.66ミリモル)および2滴のN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)の混合物に添加し、そして反応を10分間混合した。この後、4−(ジメチルアミノ)ピリジンの触媒量を添加し、続いて、塩化メチレン10mL中トリエチルアミン(184mL、1.4ミリモル)および2−ブロモ−4,6−ジフルオロアミリンの混合物を滴下して添加した。反応を一晩撹拌し、次いで乾燥状態に近づくまで濃縮した。溶出剤としてヘキサン/酢酸エチル勾配(9:1〜1:1)を使用するシリカゲル上クロマトグラフィによって、油状物を得た。次いで、油状物をドライアイス中で冷却し、そしてエーテル/ヘキサンによって倍散し、138〜139℃で融解する固体として、本発明の化合物である表題の化合物(0.22g)を得た。
H NMR(CDCl):δ6.90(m,1H)、6.98(s,1H)、7.18(m,1H)、7.40(dd,1H)、7.55(br s,1H)、7.90(d,1H)、8.47(d,1H)
実施例3
1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドの調製
塩化メチレン60mL中1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸(すなわち、実施例1の工程Bからの生成物)(6.0g、20.76ミリモル)の溶液に、塩化オキサリル(5.7g、44.88ミリモル)と、それに続いて2滴のDMFを添加した。混合物を2時間撹拌し、その後、反応を減圧下でロータリーエバポレーター上で濃縮し、クロロホルム中に溶解し、そして2回目の濃縮をし、そして残留塩化オキサリルを除去した。得られた酸塩化物を、次の工程で直接使用した。
乾燥テトラヒドロフラン3mL中2,4−ジクロロアニリン(382mg、2.35ミリモル)の溶液に、クロロホルム3mL中酸塩化物(307mg、1.0ミリモル)の溶液を添加し、そして室温で4時間、混合物を撹拌した。この後、反応を、クロロホルムと飽和重炭酸ナトリウム水との間で分配した。クロロホルム抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。溶出剤としてヘキサン/酢酸エチル(8:1)を使用するシリカゲル上クロマトグラフィによって、無色油状物として本発明の化合物である表題の化合物67mgを得た。
H NMR(CDCl):δ7.16(s,1H)、7.2(m,1H)、7.42(s,1H)、7.48(dd,1H)、7.94(dd,1H)、8.17(dd,1H)、8.38(br s,1H)、8.52(dd,1H)
実施例4
索引表Bのアミドライブラリーの調製
塩化メチレン25mL中1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸(すなわち、実施例1の工程Bからの生成物)(1.467g、6.3ミリモル)の溶液に、塩化オキサリル(2.6mL、37.8ミリモル)を添加した。最初のガス発生が停止した後、溶液を加熱し、2.5時間還流した。次いで、混合物を室温まで冷却し、そして濃縮した。得られた黄色油状物残渣を塩化メチレン(3×25mL)で倍散し、そして微量の塩化オキサリルを除去した。塩化メチレンで63mLの体積まで残渣を希釈することによって、この酸塩化物の0.1M保存液を調製した。次の工程で、直ちに保存液を使用した。ライブラリーで使用されるアニリンのそれぞれの塩化メチレン中0.1M保存液を調製した。0.5mg/mLの4−(ジメチルアミノ)ピリジンを含有する、塩化メチレン中トリエチルアミンの0.83M保存液を調製した。ドライボックスにおいて、ピペットによって、96ウェルブロックの個々のウェルに、アニリン保存溶液(250μL)を分配した。各ウェルに、酸塩化物保存液(300μL)、続いてトリエチルアミン保存液1(50μL)を添加した。次いで、ブロックを密封し、ドライボックスから取り出し、そして改造されたフレキシケム(Flexchem)(登録商標)オーブン(米国、カリフォルニア州、サニーベールのロビンス サイエンティフィック カンパニー(Robbins Scientific Co.Sunnyvale,California,USA))中に置き、窒素雰囲気下で一晩室温で撹拌した。次いでブロックの上部を取り外し、そして各ウェルにトリスアミン樹脂(75mg)を添加した。ブロックを再密封し、そして一晩撹拌した。ブロックの内容物を96ウェルマイクロタイタープレート中に濾過し、そして塩化メチレン200μLで洗浄した。200mgのハイドロマトリックス(Hydromatrix)(プラスか焼された珪藻土)(米国、カリフォルニア州、ウォールナット クリークのバリアン,インコーポレイテッド(Varian,Inc.Walnut Creek,California,USA))で各ウェルに充填し、次いで0.1M水酸化ナトリウム200μLによって水和することによって予め調製されたワットマン(Whatman)(登録商標)MBPPフィルタープレートに、組み合わせた濾液を添加した。プレートを、予め計量されたミクロニクスプレートに重力濾過し、そしてヒドロマトリックス(Hydromatrix)を塩化メチレン300μLで同一プレート中へと洗浄した。LCMS(液体クロマトグラフィマススペクトロメトリー)分析のために試料を取り出し、次いで溶媒を減圧下で除去した。調製されたライブラリーを索引表Bに報告する。エレクトロスプレーイオン化モードで操作されるマイクロマスLCT(商標)TOF(飛行時間)マススペクトロメーター上LCMS(英国、マンチェスターのマクロマス インコーポレイテッド(Macromass Inc.Manchester,UK))を使用して生成物分析を実行し、そして9分間100〜1200ダルトンからデータを収集した。LCシステムは、2.1×30mm ゾルバックス(Zorbax)SB−C18 ラピッド レゾリューション(Rapid Resolution)カラムを有するウォーターズ アリアンス(Waters Alliance)2790(米国、マサチューセッツ州、ミルフォードのウォーターズ カンパニー((Waters Co.Milford,Massachusetts,USA))であった。化合物を溶出するために、0.1%ギ酸を有する100%アセトニトリルへの0.1%ギ酸を有する水中10%アセトニトリルの6分の直線勾配、続いて3分保持を使用した。各インジェクションは、約0.5mg/mL溶液3μLであった。観察されたM+H(プロトン化分子イオン)を索引表Bに報告する。
当該分野で既知の方法とともに本明細書に記載の手順により、以下の表1〜7の化合物を調製することができる。表中、以下の略号を使用する:tは第三級であり、sは第二級であり、nはノルマルであり、iはイソであり、cはシクロであり、Meはメチルであり、Etはエチルであり、Prはプロピルであり、i−Prはイソプロピルであり、t−Buは第三級ブチルであり、Phはフェニルであり、OMeはメトキシであり、OEtはエトキシであり、SMeはメチルチオであり、SEtはエチルチオであり、CNはシアノであり、NOはニトロであり、TMSはトリメチルシリルであり、S(O)Meはメチルスルフィニルであり、そしてS(O)Meはメチルスルホニルである。
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製剤/効用
本発明の化合物は一般的に、少なくとも1種の液体希釈剤、固体希釈剤または界面活性剤を含んでなる農業的に適切な担体とともに製剤または組成物として使用される。製剤または組成物成分は、活性成分の物性、適用形態、ならびに土壌タイプ、湿度および温度のような環境要因と調和するように選択される。有用な製剤は、場合によりゲルへと濃厚化されることが可能な、溶液(乳化可能な濃縮物を含む)、懸濁液、乳液(ミクロエマルジョンおよび/またはサスポエマルジョンを含む)等のような液体を含む。有用な製剤はさらに、水分散性(「水和」)または水溶性であり得る、ダスト、粉末、顆粒、ペレット、タブレット、フィルム等のような固体を含む。活性成分を(マイクロ)カプセル化することができ、さらに懸濁液または固体製剤へと形成することができ、あるいは活性成分の全製剤をカプセル化(または「オーバーコート」)することができる。カプセル化により、活性成分放出を制御することができるか、または遅らせることができる。噴霧可能な製剤を適切な培地に施すことができ、1ヘクタールあたり約1〜数百リットルの噴霧量で使用することができる。さらなる製剤の中間体として、最初に高強度組成物を使用する。
製剤は典型的に、以下の100重量%まで加算される適切な範囲内で、有効量の活性成分、希釈剤および界面活性剤を含有する。
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典型的な固体希釈剤は、ワトキンス(Watkins)ら、ハンドブック オブ インセクティサイド ダスト ディリューエンツ アンド キャリアズ(Handbook of Insecticide Dust Diluents and Carriers)第2版、ドーランド ブックス(Dorland Books)、コールドウェル(Caldwell)、ニュージャージー(New Jersey)に記載されている。典型的な液体希釈剤は、マルスデン(Marsden)、ソルベンツ ガイド(Solvents Guide)第2版、インターサイエンス(Interscience)、ニューヨーク(New York)、1950に記載されている。マクカッチェオンズ デタージェンツ アンド エマルシフィアズ アニュアル(McCutcheon’s Detergents and Emulsifiers Annual)、アルレッド パブリッシング コーポレーション(Allured Publ.Corp.)、リッジウッド(Ridgewood)、ニュージャージー(New Jersey)およびシスレー(Sisely)およびウッド(Wood)、エンサイクロペディア オブ サーフェイス アクティブ エージェンツ(Encyclopedia of Surface Active Agents)、ケミカル パブリッシング カンパニー インコーポレイテッド(Chemical Publ.Co.,Inc.)、ニューヨーク(New York)、1964は界面活性剤および推奨される使用を記載している。全ての製剤は、発泡、ケーキング、腐食、微生物の増殖等を低下させるための添加剤、または粘度を増加させるための増粘剤を少量含量することが可能である。
界面活性剤としては、例えば、ポリエトキシル化アルコール、ポリエトキシル化アルキルフェノール、ポリエトキシル化ソルビタン脂肪酸エステル、ジアルキルスルホスクシネート、アルキルスルフェート、アルキルベンゼンスルホネート、オルガノシリコーン、N,N−ジアルキルタウレート、リグニンスルホネート、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド縮合物、ポリカルボキシレートおよびポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロックコポリマーが挙げられる。固体希釈剤としては、例えば、ベントナイト、モンモリロナイト、アタパルジャイトおよびカオリンのような粘土、澱粉、糖、シリカ、タルク、珪藻土、尿素、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウムおよび重炭酸ナトリウム、ならびに硫酸ナトリウムが挙げられる。液体希釈剤としては、例えば、水、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−アルキルピロリドン、エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、パラフィン、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、オリーブ油、ひまし油、亜麻仁油、桐油、ゴマ油、コーン油、ピーナッツ油、綿実油、大豆油、菜種油およびココナッツ油、脂肪酸エステル、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、イソホロンおよび4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノンのようなケトン、ならびにメタノール、シクロヘキサノール、デカノールおよびテトラヒドロフルフリルアルコールのようなアルコールが挙げられる。
成分を単純に混合することにより、乳化可能濃縮物を含む溶液を調製することができる。ブレンドおよび通常、ハンマーミルまたは流体エネルギーミルにおいて粉砕することにより、ダストおよび粉末を調製することができる。懸濁液は通常、湿式粉砕により調製される。例えば、米国特許第3,060,084号明細書を参照のこと。予備形成された顆粒担体上に活性材料を噴霧することにより、または凝集技術により、顆粒およびペレットを調製することができる。ブローニング(Browning)、「アグロメレーション(Agglomeration)」、ケミカル エンジニアリング(Chemical Engineering)、1967年12月4日、第147〜48頁、ペリーズ ケミカル エンジニアズ ハンドブック(Perry’s Chemical Engineer’s Handbook)、第4版、マクグロウ−ヒル(McGraw−Hill)、ニューヨーク(New York)、1963、第8〜57頁以下および国際公開第91/13546号パンフレットを参照のこと。米国特許第4,172,714号明細書に記載されるようにペレットを調製することができる。米国特許第4,144,050号明細書、米国特許第3,920,442号明細書およびDE3,246,493号明細書に教示されるように水分散性および水溶性顆粒を調製することができる。米国特許第5,180,587号明細書、米国特許第5,232,701号明細書および米国特許第5,208,030号明細書に教示されるようにタブレットを調製することができる。GB2,095,558号明細書および米国特許第3,299,566号明細書に教示されるようにフィルムを調製することができる。
製剤の分野に関するさらなる情報に関しては、T.S.ウッズ(T.S.Woods)、ペスティサイド ケミストリー アンド バイオサイエンス、ザ フード−エンバイロンメント チャレンジ(Pesticide Chemistry and Bioscience,The Food−Environment Challenge)における「ザ フォーミュレーターズ ツールボックス−プロダクト フォームス フォー モダン アグリカルチャー(The Formulator’s Toolbox −Product Forms for Modern Agriculture)」、T.ブルックス(T.Brooks)およびT.R.ロバーツ(T.R.Roberts)編、プロシーディングス オブ ザ ナインス インターナショナル コングレス オン ペスティサイド ケミストリー(Proceedings of the 9th International Congress on Pesticide Chemistry)、ザ ロイヤル ソサエティー オブ ケミストリー(The Royal Society of Chemistry)、ケンブリッジ(Cambridge)、1999、第120〜133を参照のこと。米国特許第3,235,361号明細書、第6欄、第16行〜第7欄、第19行および実施例10〜41;米国特許第3,309,192号明細書、第5欄、第43行〜第7欄、第62行および実施例8、12、15、39、41、52、53、58、132、138〜140、162〜164、166、167および169〜182;米国特許第2,891,855号明細書、第3欄、第66行〜第5欄、第17行および実施例1〜4;クリングマン(Klingman)、ウィード コントロール アズ ア サイエンス(Weed Control as a Science)、ジョン ウィリー アンド サンズ インコーポレイテッド(John Wiley and Sons,Inc)、ニューヨーク(New York)、1961、第81〜96頁;ならびにハンス(Hance)ら、ウィード コントロール ハンドブック(Weed Control Handbook)、第8版、ブラックウェル サイエンティフィック パブリケーションズ(Blackwell Scientific Publications)、オックスフォード(Oxford)、1989も参照のこと。
以下の実施例において、全てのパーセントは重量によるものであり、全ての製剤は従来法で調製される。化合物の番号は、索引表Aの化合物を参照する。
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本発明の化合物は、有利な代謝および/または土壌残留パターンを特徴とし、かつ広範囲の農業的および非農業的無脊椎有害生物を防除する活性を示す。(本開示の文脈において、「無脊椎有害生物の防除」とは、有害生物により引き起こされる摂食または他の危害もしくは損害の著しい減少を引き起こす無脊椎有害生物の発育の抑制(死亡状態を含む)を意味し、関連する表現は同様に定義される。)本開示に記載される場合、用語「無脊椎有害生物」としては、有害生物として経済的に重要である節足動物、腹足類動物および線形動物が挙げられる。「節足動物」という用語には、昆虫、ダニ、クモ、サソリ、ムカデ、ヤスデ、ダンゴムシ、コムカデを含む。「腹足類」という用語には、カタツムリ、ナメクジ、その他の柄眼目を含む。「線虫」という用語には、回虫、犬糸状虫および植物寄生性線虫(線虫綱)、吸虫(吸虫綱)、鉤頭動物門および条虫(条虫綱)などのあらゆる蠕虫類を含む。すべての化合物があらゆる害虫に同じように有効だとは限らないことは当業者であれば分かるであろう。本発明の化合物は、経済的に重要な農業的および非農業的有害生物に対して活性を示す。用語「農業的」は、食品および繊維のような農作物の生産を指し、禾穀類(例えば、小麦、オート麦、大麦、ライ麦、米、トウモロコシ)、大豆、野菜作物(例えば、レタス、キャベツ、トマト、豆)、ジャガイモ、サツマイモ、ブドウ、綿および果樹(例えば、梨状果、石果および柑橘類果物)の育成を含む。用語「非農業的」は、他の園芸作物(例えば森林、温室、苗床または原野で育成されない装飾用植物)、公衆衛生(人間の健康)および動物の健康、家庭用および商業用建造体、家庭用品、ならびに貯蔵製品用途または有害生物を指す。無脊椎有害生物防除範囲および経済的重要性の理由のため、無脊椎有害生物防除による綿、トウモロコシ、大豆、米、野菜作物、ジャガイモ、サツマイモ、ブドウおよび果樹の農作物の保護(無脊椎有害生物により引き起こされる損害または傷害から)は、本発明の好ましい実施形態である。農業的および非農業的有害生物には、ヤガ科のアーミーワーム、根切虫、ルーパー、タバコガ(ハスモンヨトウ(Spodoptera fugiperda J.E.スミス(Smith))、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua ヒュブネル(Huebner))、タマナヤガ(Agrotis ipsilon ハフナゲル(Hufnagel))、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni ヒュブネル(Huebner))、オオタバコガ(Heliothis virescens ファブリシウス(Fabricius))など);メイガ科の穿孔性害虫、繭を作る害虫、食葉に巣を作る群局性害虫、コーンワーム、アオムシ、葉脈を残して葉を食害する害虫(アワノメイガ(Ostrinia nubilalis ヒュブネル(Huebner))、ネーブルオレンジワーム(Amyelois transitella ウォーカー(Walker))、ウスギンツトガ(Crambus caliginosellus クレメンス(Clemens))、クロオビクロノメイガ(Herpetogramma licarsisalis ウォーカー(Walker))など);ハマキガ科のハマキムシ、芽を食害する害虫、種子を食害する害虫、果実を食害する害虫(コドリンガ(Cydia pomonella リンネ(Linnaeus))、グレープベリーモス(Endopiza viteana クレメンス(Clemens))、ナシヒメシンクイ(Grapholitamolesta ブスク(Busck))など);経済的観点から重要な他の多くの鱗翅目(コナガ(Plutella xylostella リンネ(Linnaeus))、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella ソーンダズ(Saunders))、マイマイガ(Lymantria dispar) リンネ(Linnaeus)など)などの鱗翅目の幼虫;チャバネゴキブリ科およびゴキブリ科(トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis リンネ(Linnaeus))、アジアゴキブリ(Blatella asahinai ミズクボ(Mizukubo))、チャバネゴキブリ(Blattella germanica リンネ(Linnaeus))、チャオビゴキブリ(Supella longipalpa ファブリシウス(Fabricius))、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana リンネ(Linnaeus))、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea バーマイスター(Burmeister))、マデラゴキブリ(Leucophaea maderae ファブリシウス(Fabricius)))などのゴキブリをはじめとするゴキブリ目のニンフおよび成虫;ヒゲナガゾウムシ科、マメゾウムシ科、ゾウムシ科のゾウムシ(ワタミゾウムシ(Anthonomus grandis ボヘマン(Boheman))、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus クッシェル(Kuschel))、オサゾウムシ(Sitophilus granarius リンネ(Linnaeus))、ココクゾウムシ(Sitophilus oryzae) リンネ(Linnaeus));ハムシ科のノミハムシ、ウリハムシ、根食い線虫、ハムシ、イモハムシおよびハモグリムシ(コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata セイ(Say))、ウェスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera ルコンテ(LeConte))など);コガネムシ科(Scaribaeidae)のコガネムシおよび他の甲虫(マメコガネ(Popillia japonica ニューマン(Newman))、ヨーロピアンコガネムシ(European chafer)(Rhizotrogus majalis ラゾウモブスキー(Razoumowsky))など);カツオブシムシ科のカツオブシムシ;コメツキムシ科のコメツキムシ;キクイムシ科のキクイムシ、ゴミムシダマシ科のコクヌストモドキをはじめとする鞘翅目の食葉性幼虫および成虫が挙げられる。また、農業的および非農業的有害生物には、クギヌキハサミムシ科のハサミムシ(ヨーロッパクギヌキハサミムシ(Forficula auricularia) リンネ(Linnaeus)、ブラックイヤウィグ(black earwig)(Chelisoches morio ファブリシウス(Fabricius))など)をはじめとする革翅目の成虫および幼虫;カスミカメムシ科のカスミカメムシ、セミ科のセミ、ヨコバイ科のヨコバイ(カキノヒメヨコバイ(Empoasca)spp.など)、アワフキムシ科(Fulgoroidae)およびウンカ科のプラントホッパー、ツノゼミ科のツノゼミ、キジラミ科のキジラミ、コナジラミ科のコナジラミ、アブラムシ科のアブラムシ、ネアブラムシ科のネアブラムシ、コナカイガラムシ科のコナカイガラムシ、カタカイガラムシ科、マルカイガラムシ科およびワタフキカイガラムシ科のカイガラムシ、グンバイムシ科のグンバイムシ、カメムシ科のカメムシ、ナガカメムシ科のナガカメムシ(cinch bug)(Blissus spp.など)ならびに他のコバネナガカメムシ、コガシラアワフキ科のアワフキムシ、ヘリカメムシ科のヘリカメムシ、ホシカメムシ科のアカホシカメムシおよびホシカメムシなどの半翅目および同翅目の成虫およびニンフも挙げられる。さらに、ハダニ科のハダニおよびアカダニ(リンゴハダニ(Panonychus ulmi コッチ(Koch))、ナミハダニ(Tetranychus urticae コッチ(Koch))、マクダニエルダニ(Tetranychus mcdanieli マクレガー(McGregor))など)、ヒメハダニ科のヒメハダニ(カンキツヒメハダニ(Brevipalpus lewisi マクレガー(McGregor))など)、フシダニ科のサビダニおよびフシダニならびに他の食葉性ダニなどのコナダニ(ダニ)ならびに、人間および動物の健康にとって重要なダニすなわち、チリダニ科のヒョウダニ、ニキビダニ科のニキビダニ、ニクダニ科のムギコナダニ、マダニ科のマダニ(シカダニ(Ixodes scapularis セイ(Say))、オーストラリアマダニ(Ixodes holocyclus ニューマン(Neumann))、カクマダニ(Dermacentor variabilis セイ(Say))、ローンスターチック(lone star tick)(Amblyomma americanum リンネ(Linnaeus))、キュウセンダニ科、シラミダニ科、ヒゼンダニ科の疥癬や皮癬のダニの成虫および幼虫;バッタ、イナゴおよびコオロギ(クルマバッタ(Melanoplus sanguinipes ファブリシウス(Fabricius)、M.differentialis トーマス(Thomas))、アメリカイナゴ(Schistocerca americana ドルーリー(Drury)など)、サバクバッタ(Schistocerca gregaria フォースカル(Forskal))、トノサマバッタ(Locusta migratoria リンネ(Linnaeus))、ヨーロッパイエコオロギ(Acheta domesticus リンネ(Linnaeus))、ケラ(Gryllotalpa spp.)など)をはじめとする直翅目の成虫および幼若虫;ハモグリムシ、ユスリカ、ミバエ(ミバエ科)、キモグリバエ(Oscinella frit リンネ(Linnaeus))、ウジバエ、イエバエ(Musca domestica リンネ(Linnaeus)など)、ヒメイエバエ(Fannia canicularis リンネ(Linnaeus)、F.femoralis ステイン(Stein)など)、サシバエ(Stomoxys calcitrans リンネ(Linnaeus))、イエバエの一種(face fly)、ノサシバエ、クロバエ(Chrysomya spp.、Phormia spp.)および他のイエバエ(muscoid)害虫、アブ(Tabanus spp.など)、ウマバエ(Gastrophilus spp.、Oestrus spp.など)、ウシバエ(Hypoderma spp.など)、メクラアブ(Chrysops spp.)、ヒツジシラミバエ(Melophagus ovinus リンネ(Linnaeus)など)ならびに他の短角亜目、カ(Aedes spp.、Anopheles spp.、Culex spp.など)、ブユ(Prosimulium spp.、Simulium spp.など)、クロヌカカ、スナバエ、sciaridsおよび他の長角亜目をはじめとする双翅目の成虫および幼若虫;ネギアザミウマ(Thrips tabaci リンデマン(Lindeman))および他の食葉性アザミウマをはじめとする総翅目の成虫および幼若虫;アリ(アカオオアリ(Camponotus ferrugineus ファブリシウス(Fabricius))、クロオオアリ(Camponotus pennsylvanicus デ・ギーア(De Geer))、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis リンネ(Linnaeus))、チビヒアリ(Wasmannia auropunctata Roger)、アカカミアリ(Solenopsis geminata ファブリシウス(Fabricius))、ヒアリ(Solenopsis invicta ブレン(Buren))、アルゼンチンアリ(Iridomyrmex humilis メイル(Mayr))、アシナガキアリ(Paratrechina longicornis ラトレイル(Latreille))、トビイロシワアリ(Tetramorium caespitum リンネ(Linnaeus))、


ヒメトビイロケアリ(Lasius alienus フォースター(Forster))、コヌカアリ(Tapinoma sessile セイ(Say)))、ハチ(クマバチを含む)、スズメバチ(hornet)、スズメバチ(yellow jacket)、大形のハチ(wasp)をはじめとするハチ目の昆虫害虫;ミゾガシラシロアリ(Reticulitermes flavipes コラー(Kollar))、セイヨウシロアリ(Reticulitermes hesperus バンクス(Banks))、イエシロアリ(Coptotermes formosanus シラキ(Shiraki))、ハワイシロアリ(Incisitermes immigrans シンダー(Snyder))および他の経済的観点から重要であるシロアリなどのシロアリ目の昆虫害虫;セイヨウシミ(Lepisma saccharina リンネ(Linnaeus))、マダラシミ(Thermobia domestica パッカード(Packard))などのシミ目の昆虫害虫;コロモジラミ(Pediculus humanus capitis デ・ギーア(De Geer))、アタマジラミ(Pediculus humanus humanus リンネ(Linnaeus))、ニワトリハジラミ(Menacanthus stramineus ニッツ(Nitszch))、イヌハジラミ(Trichodectes canis デ・ギーア(De Geer))、fluff louse(Goniocotes gallinae デ・ギーア(De Geer))、ヒツジハジラミ(Bovicola ovis シュランク(Schrank))、ウシジラミ(short−nosed cattle louse)(Haematopinus eurysternus ニッツ(Nitszch))、ウシジラミ(long−nosed cattle louse)(Linognathus vituli リンネ(Linnaeus))ならびに、人間や動物につく他の吸血シラミおよびハジラミを含むハジラミ目の昆虫害虫;ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis ロッシュチャイルド(Rothschild))、ネコノミ(Ctenocephalides felis ブーシュ(Bouche))、イヌノミ(Ctenocephalides canis カーティス(Curtis))、ニワトリノミ(Ceratophyllus gallinae シュランク(Schrank))、ニワトリフトノミ(Echidnophaga gallinacea ウェストウッド(Westwood))、ヒトノミ(Pulex irritans リンネ(Linnaeus))および人間や鳥を悩ます他のノミを含むノミ目の昆虫害虫が挙げられる。包含されるさらに他の節足動物害虫として、ドクイトグモ(Loxosceles reclusa グレッチュおよびミュレイク(Gertsch & Mulaik))ならびにクロゴケグモ(Latrodectus mactans ファブリシウス(Fabricius))などのクモ目のクモ、イエムカデ(Scutigera coleoptrata リンネ(Linnaeus))などの唇脚綱ゲジ目のムカデが挙げられる。本発明の化合物はまた、経済的観点から重要な農業害虫(すなわち、ネコブセンチュウ属の根こぶ線虫、ネグサレセンチュウ属の根ぐされ線虫、ユミハリセンチュウ属のユミハリ線虫など)ならびに動物および人間の健康を害する害虫(すなわち、経済的観点から重要なあらゆる吸虫、条虫および回虫であり、ウマの普通円虫(Strongylus vulgaris)、イヌの犬回虫(Toxocara canis)、ヒツジの捻転胃虫(Haemonchus contortus)、イヌの犬糸状虫(Dirofilaria immitis レイディ(Leidy))、ウマの葉状条虫(Anoplocephala perfoliata)、反芻動物の肝蛭虫(Fasciola hepatica リンネ(Linnaeus))など)などであるがこれに限定されるものではない、円虫目、回虫目、蟯虫目、ラブジチダ目、センビセンチュウ目、エノプルス目の経済的観点から重要な虫類をはじめとする、線虫綱、条虫綱、吸虫綱および鉤頭動物門の虫類に対する活性を有する。
本発明の化合物は、鱗翅目(ヤガの幼虫(Alabama argillacea Huebner)、果樹ハマキムシ(Archips argyrospila Walker)、セイヨウハマキ(A.rosana Linnaeus)およびその他のハマキ(Archips)種、ニカメイチュウ(Chilo suppressalis Walker)、コブノメイガ(Cnaphalocrosis medinalis Guenee)、ハムシモドキの幼虫(Crambus caliginosellus Clemens)、シバツトガ(Crambus teterrellus Zincken)、コドリンガ(Cydia pomonella Linnaeus)、ミスジアオリンガ(Earias insulana Boisduval)、クサオビリンガ(Earias vittella Fabricius)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera Huebner)、オオタバコガの幼虫(Helicoverpa zea Boddie)、オオタバコガの幼虫(Heliothis virescens Fabricius)、クロオビクロノメイガ(Herpetogramma licarsisalis Walker)、ホソバヒメハマキ(Lobesia botrana Denis & Schiffermueller)、ワタアカミムシガ(Pectinophora gossypiella Saunders)、ミカンコハモグリ(Phyllocnistis citrella Stainton)、オオモンシロチョウ(Pieris brassicae Linnaeus)、モンシロチョウ(Pieris rapae Linnaeus)、コナガ(Plutella xylostella Linnaeus)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua Huebner)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura Fabricius)、ヨトウガの一種(Spodoptera frugiperda J.E.Smith)、イラクサキンウワバ(Trichoplusia ni Huebner)およびキバガの一種(Tuta absoluta Meyrick)など)の害虫に対して特に高い活性を示す。また、本発明の化合物は、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthisiphon pisum Harris)、マメアブラムシ(Aphis craccivora Koch)、マメクロアブラムシ(Aphis fabae Scopoli)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii Glover)、リンゴアブラムシ(Aphis pomi De Geer)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola Patch)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani Kaltenbach)、イチゴケナガアブラムシ(Chaetosiphon fragaefolii Cockerell)、ロシアコムギアブラムシ(Diuraphis noxia Kurdjumov/Mordvilko)、バラリンゴアブラムシ(Dysaphis plantaginea Paaserini)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum Hausmann)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni Geoffroy)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi Kaltenbach)、穀類につくアブラムシ(Metopolophium dirrhodum Walker)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosipum euphorbiae Thomas)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae Sulzer)、レタスアブラムシ)Nasonovia ribisnigri Mosley)、コブアブラムシ(Pemphigus spp.)、トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis Fitch)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi Linnaeus)、ムギミドリアブラムシ(Schizaphis graminum Rondani)、ムギヒゲナガアブラムシ(Sitobion avenae Fabricius)、マダラアルファルファアブラムシ(Therioaphis maculata Buckton)、コミカンアブラムシ(Toxoptera aurantii Boyer de Fonscolombe)およびミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricida Kirkaldy)、カサアブラムシ(Adelges spp.)、ペカンネアブラムシ(Phylloxera devastatrix Pergande)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci Gennadius)、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii Bellows & Perring)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri Ashmead)およびオンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum Westwood)、ジャガイモヒメヨコバイ(Empoasca fabae Harris)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus Fallen)、フタテンヨコバイ(Macrolestes quadrilineatus Forbes)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cinticeps Uhler)、クロスジツマグロヨコバイ(Nephotettix nigropictus Stal)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens Stal)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis Ashmead)、セジロウンカ(Sogatella furcifera Horvath)、イネウンカ(Sogatodes orizicola Muir)、シロリンゴヨコバイ(Typhlocyba pomaria McAtee)、チマダラヒメヨコバイ(Erythroneoura spp.)、十七年ゼミ(Magcidada septendecim Linnaeus)、イセリヤカイガラムシ(Icerya purchasi Maskell)、サンホゼカイガラムシ(Quadraspidiotus perniciosus Comstock)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri Risso)、他のコナカイガラムシ(Pseudococcus spp.)、ヨーロッパナシキジラミ(Cacopsylla pyricola Foerster)、カキキジラミ(Trioza diospyri Ashmead)を含む同翅目の虫類に対して商業的に有用な活性を有する。これらの化合物は、アオクサカメムシ(Acrosternum hilare Say)、ヘリカメムシの一種(Anasa tristis De Geer)、コバネナガカメの一種(Blissus leucopterus leucopterus Say)、コットンレースバグ(Corythuca gossypii Fabricius)、トマトバグ(Cyrtopeltis modesta Distant)、アカホシカメムシ(Dysdercus suturellus Herrich−Schaeffer)、茶色のカメムシの一種(Euchistus servus Say)、イッテンカメムシ(Euchistus variolarius Palisot de Beauvois)、ヒメマダラカメムシ(Graptosthetus spp.)、マツノミヘリカメムシ(Leptoglossus corculus Say)、ミドリメクラガメ(Lygus lineolaris Palisot de Beauvois)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula Linnaeus)、イネカメムシ(Oebalus pugnax Fabricius)、ナガカメムシの一種(Oncopeltus fasciatus Dallas)、ワタノミハムシ(Pseudatomoscelis seriatus Reuterを含む半翅目の虫類に対する活性も有する。本発明の化合物で防除される他の昆虫目としては、総翅目(ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis Pergande)、ミカンアザミウマ(Scirthothrips citri Moulton)、ダイズアザミウマ(Sericothrips variabilis Beach)およびネギアザミウマ(Thrips tabaci Lindemanなど;鞘翅目(コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata Say)、インゲンテントウ(Epilachna varivestis Mulsant)およびアグリオテス(Agriotes)属、アトウス(Athous)属またはリモニウス(Limonius)属のコメツキムシの幼虫など)が挙げられる。
本発明の化合物を、1種もしくはそれ以上の他の生物学的に活性な化合物または薬剤、例えば、殺虫剤、殺菌・殺カビ剤、殺線虫剤、殺バクテリア剤、殺ダニ剤、発根刺激剤のような成長調整剤、不妊化剤、信号化学物質、忌避剤、誘引剤、フェロモン、摂食刺激剤、他の生物学的に活性な化合物または昆虫病原性バクテリア、ウィルスまたは菌・カビを含む、式Iの化合物、そのN−オキシドまたは塩とは異なる化合物と混合して、より広範囲の農業的効用を与える多成分有害生物防除剤を形成することもできる。従って、本発明の組成物は、他の殺虫剤、殺菌・殺カビ剤、殺線虫剤、殺バクテリア剤、殺ダニ剤、成長調整剤、発根刺激剤、不妊化剤、信号化学物質、忌避剤、誘引剤、フェロモン、摂食刺激剤、および昆虫病原性バクテリア、ウィルスまたは菌・カビ類よりなる群から選択される少なくとも1種の他の生物学的に活性な化合物または薬剤も含んでなり得る。かかる組成物は、好ましくは、界面活性剤、固体希釈剤および液体希釈剤よりなる群から選択される少なくとも1種の追加成分をさらに含んでなる。
本発明の化合物を配合することができる他の生物学的に活性な化合物または薬剤の例としては、アバメクチン、アセフェート、アセトアミプリド、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンホス−メチル、ビフェントリン、ビンフェナゼート、ブプロフェジン、カルボフラン、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、クロルピリホス、クロルピリホス−メチル、クロムアフェノジド、クロチアニジン、シフルトリン、β−シフルトリン、シハロトリン、λ−シハロトリン、シペルメトリン、シロマジン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ダイアジノン、ジフルベンズロン、ジメトエート、ジオフェノラン、エマメクチン、エンドスルファン、エスフェンバレレート、エチプロール、フェノチカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンプロキシメート、フェンバレレート、フィプロニル、フロニカミド、フルシトリネート、τ−フルバリネート、フルフェノクロン、ホノホス、ハロフェノジド、ヘキサフルムロン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、イソフェンホス、ルフェヌロン、マラチオン、メタアルデヒド、メタミドホス、メチダチオン、メトミル、メトプレン、メトキシクロル、モノクロトホス、メトキシフェノジド、ニチアジン、ノバルロン、オキサミル、パラチオン、パラチオン−メチル、ペルメトリン、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ピリミカルブ、プロフェノホス、ピメトロジン、ピリダリル、ピリプロキシフェン、ロテノン、スピノサド、スルプロホス、テブフェノジド、テフルベンズロン、テフルトリン、テルブホス、テトラクロルビンホス、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオスルタプ−ナトリウム、テトラロメトリン、トリクロルホンおよびトリフルムロンのような殺虫剤;アシベンゾラー、アゾキシストロビン、ベノミル、ブラストサイジン−S、ボルドー混合物(三塩基性硫酸銅)、ブロムコナゾール、カルプロパミド、カプタホール、カプタン、カルベンダジム、クロロネブ、クロロタロニル、酸塩化銅、銅塩、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、(S)−3,5−ジクロロ−N−(3−クロロ−1−エチル−1−メチル−2−オキソプロピル)−4−メチルベンズアミド(RH7281)、ジクロシメト(S−2900)、ジクロメジン、ジクロラン、ジフェノコナゾール、(S)−3,5−ジヒドロ−5−メチル−2−(メチルチオ)−5−フェニル−3−(フェニルアミノ)−4H−イミダゾール−4−オン(RP407213)、ジメトモルフ、ジモキシストロビン、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ドジン、エジフェンホス、エポキシコナゾール、ファモキサドン、フェナミドン、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンカルアミド(SZX0722)、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェンチンアセテート、フェンチンヒドロキシド、フルアジナム、フルジオキソニル、フルメトバー(RPA403397)、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトラニル、フルトリアホール、ホルペット、ホセチル−アルミニウム、フララキシル、フラメタピル(S−82658)、ヘキサコナゾール、イプコナゾール、イプロベンホス、イプロジオン、イソプロチオラン、カスガマイシン、クレソキシム−メチル、マンコゼブ、マネブ、メフェノキサム、メプロニル、メタラキシル、メトコナゾール、メトミノストロビン/フェノミノストロビン(SSF−126)、ミクロブタニル、ネオ−アソジン(メタンアルソネート第二鉄)、オキサジキシル、ペンコナゾール、ペンシクロン、プロベナゾール、プロクロラゾ、プロパモカルブ、プロピコナゾール、ピリフェノックス、ピラクロストロビン、ピリメタニル、ピロキロン、キノキシフェン、スピロキサミン、イオウ、テブコナゾール、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルズアミド、チオファナート−メチル、チラム、チアジニル、トリアジメホン、トリアジメノール、トリシクラゾール、トリフロキシストロビン、トリチコナゾール、バリダマイシンおよびビンクロゾリンのような殺菌・殺カビ剤;アルジカルブ、オキサミルおよびフェナミホスのような殺線虫剤;ストレプトマイシンのような殺バクテリア剤;アミトラズ、チノメチオナト、クロロベンジレート、シヘキサチン、ジコホール、ジエノクロル、エトキサゾール、フェナザキン、フェンブタチンオキシド、フェンプロパトリン、フェンピロキシメート、ヘキシチアゾクス、プロパルギット、ピリダベンおよびテブフェンピラドのような殺ダニ剤;ならびに亜種アイザワイ(aizawai)およびクルスターキ(kurstaki)を含むバチルス・チューリンジェンシス(Bacillus thuringiensis)、バチルス・チューリンジェンシス(Bacillus thuringiensis)・デルタエンドトキシン、バキュロウィルス、および昆虫病原性バクテリア、ウィルスおよび菌・カビ類のような生物剤が挙げられる。無脊椎有害生物に対してタンパク質毒素(例えば、バチルス・チューリンジェンシス(Bacillus thuringiensis)毒素)を発現するように遺伝子改変した植物に、本発明の化合物およびそれらの組成物を適用してもよい。外因性無脊椎有害生物防除化合物および組成物の効果は、発現した毒素タンパク質と相乗的であり得る。
これらの農業用保護剤に関する一般的参照は、ザ ペスティサイド マニュアル(The Pesticide Manual)第12版、C.D.S.トムリン(C.D.S.Tomlin)編、ブリティッシュ クロップ プロテクション カウンシル(British Crop Protection Council)、英国、サリー州、ファーナム(Farnham,Surrey,U.K.)、2000である。
本発明の好ましい組成物は、他の生物学的に活性な化合物または薬剤として、殺虫剤および殺ダニ剤を含み、これらとしては、シペルメトリン、シハロトリン、シフルトリン、β−シフルトリン、エスフェンバレレート、フェンバレレートおよびトラロメトリンのようなピレスロイド;フェノチカルブ、メトミル、オキサミルおよびチオジカルブのようなカルバメート;クロチアニジン、イミダクロプリドおよびチアクロプリドのようなネオニコチノイド;インドキサカルブのような神経細胞のナトリウムチャンネルブロッカー;スピノサド、アバメクチン、アベルメクチンおよびエマメクチンのような殺虫性大環状ラクトン;エンドスルファン、エチプロールおよびフィプロニルのようなγ−アミノ絡酸(GABA)拮抗剤;フルフェノクロンおよびトリフルムロンのような殺虫性尿素;ジオフェノランおよびピリプロキシフェンのような幼生ホルモン擬態;ピメトロジン;ならびにアミトラズが挙げられる。本発明の化合物と混合するのに好ましい生物剤としては、バチルス・チューリンジェンシス(Bacillus thuringiensis)およびバチルス・チューリンジェンシス(Bacillus thuringiensis)・デルタエンドトキシン、ならびにバキュロウィルス科の構成員を含む天然由来および遺伝子改変ウィルス性殺虫剤、ならびに昆虫病原性菌・カビ類が挙げられる。
本発明の組成物および方法において有用な最も好ましい混合物としては、本発明の化合物とシハロトリンとの混合物、本発明の化合物とβ−シフルトリンとの混合物、本発明の化合物とエスフェンバレレートとの混合物、本発明の化合物とメトミルとの混合物、本発明の化合物とイミダクロプリドとの混合物、本発明の化合物とチアクロプリドとの混合物、本発明の化合物とインドキサカルブとの混合物、本発明の化合物とアバメクチンとの混合物、本発明の化合物とエンドスルファンとの混合物、本発明の化合物とエチプロールとの混合物、本発明の化合物とフィプロニルとの混合物、本発明の化合物とフルフェノクロンとの混合物、本発明の化合物とピリプロキシフェンとの混合物、本発明の化合物とピメトロジンとの混合物、本発明の化合物とアミトラズとの混合物、本発明の化合物とバチルス・チューリンジェンシス(Bacillus thuringiensis)との混合物、および本発明の化合物とバチルス・チューリンジェンシス(Bacillus thuringiensis)・デルタエンドトキシンとの混合物が挙げられる。
特定の例において、同様の範囲の防除を有するが作用様式が異なる他の無脊椎有害生物防除化合物または薬剤との組み合わせは、抵抗管理に関して特に有利である。従って、本発明の組成物および方法は、本発明の化合物と同様の範囲の防除を有するが作用様式が異なる少なくとも1種の他の無脊椎有害生物防除化合物または薬剤の生物学的に有効な量をさらに含んでなり得る。植物保護化合物(例えば、タンパク質)を発現するように遺伝子改変された植物または植物の位置を本発明の化合物の生物学的に有効な量と接触させることによっても、より広い範囲の植物保護をもたらすこともでき、抵抗管理に有利となり得る。
農業的および/または非農業的外寄生位置を含む有害生物環境に、保護されるべき領域に、または防除されるべき有害生物に直接、1種もしくはそれ以上の本発明の化合物または組成物を生物学的に有効な量で適用することにより、農業的および/または非農業的適用において少なくとも1種の無脊椎有害生物は防除される。従って、本発明は、無脊椎有害生物またはそれらの環境と、1種もしくはそれ以上の本発明の化合物の生物学的に有効な量と、あるいは少なくとも1種のかかる化合物を含んでなる組成物の生物学的に有効な量と、または少なくとも1種のかかる化合物および生物学的に有効な量の少なくとも1種の他の生物学的に活性な化合物もしくは薬剤を含んでなる組成物の生物学的に有効な量と、を接触させることを含んでなる農業的および/または非農業的環境における少なくとも1種の無脊椎有害生物の防除方法をさらに含んでなる。少なくとも1種の本発明の化合物および少なくとも1種の他の生物学的に活性な化合物または薬剤を含んでなる適切な組成物の例としては、他の生物学的に活性な化合物が、本発明の化合物と同一顆粒上に、または本発明の化合物が存在する顆粒から分離された顆粒上に存在する顆粒組成物が挙げられる。
好ましい接触方法は噴霧による。あるいは、本発明の化合物を含んでなる顆粒組成物を植物の葉面または土壌に適用することができる。本発明の化合物は、植物と、液体製剤の土壌水薬、土壌への顆粒製剤、苗床箱処理または移植浸透として適用される本発明の化合物を含んでなる組成物との接触により、植物の取り込みを介しても有効に運搬される。化合物は、本発明の化合物を含んでなる組成物の外寄生位置への局所的適用によっても有効である。他の接触方法としては、直接および残留噴霧、空気噴霧、ゲル、シードコーティング、マイクロカプセル化、浸透移行性取り込み、エサ、イヤータグ、ボーラス、霧発生器、燻蒸剤、エーロゾル、ダスト等による本発明の化合物または組成物の適用が挙げられる。無脊椎動物防除デバイス(例えば、昆虫網)を製造するための材料中に、本発明の化合物を含浸させてもよい。
無脊椎動物により消費されるエサ中に、またはトラップ等のようなデバイス内に、本発明の化合物を組み入れることができる。非常に低い適用率で、特に直接接触よりも摂取により致死である活性成分投与量で土壌昆虫を防除するために、0.01〜5%の活性成分、0.05〜10%の保湿剤および40〜99%の植物粉を含んでなる顆粒またはエサが有効である。
本発明の化合物を純粋な状態で適用することができるが、最も頻繁な適用は、適切な担体、希釈剤および界面活性剤とともに、可能であれば期待される最終用途次第の食品と組み合わせて1種もしくはそれ以上の化合物を含んでなる製剤である。好ましい適用方法は、化合物の水分散系または精製された油溶液の噴霧を含む。噴霧油、噴霧油濃縮物、散布展着剤、アジュバント、他の溶媒およびピペロニルブトキシドのような協力剤との組み合わせもしばしば化合物効能を増加させる。
有効な防除に必要とされる適用率(すなわち、「生物学的に有効な量」)は、防除されるべき無脊椎動物の種類、有害生物の生命サイクル、生命段階、大きさ、位置、年齢、宿主作物または動物、摂食行動、交接行動、周囲湿度、温度等のような要因次第である。通常の環境下において、農業的生態系における有害生物を防除するために1ヘクタールあたり約0.01〜2kgの活性成分の適用率が十分であるが、0.0001kg/ヘクタール程度の少なさでも十分であり、または8kg/ヘクタール程度の多さが必要とされてもよい。非農業的適用に関して、有効な使用率は、約1.0〜50mg/平方メートルの範囲であるが、0.1mg/平方メートル程度の少なさでも十分であり、または150mg/平方メートル程度の多さが必要とされてもよい。所望のレベルの無脊椎有害生物防除に必要な生物学的に有効な量を当業者は容易に決定することができる。
以下の試験は、特定の有害生物に対する本発明の化合物の防除効能を実証する。「防除効能」とは、著しく低下した摂食を引き起こす、無脊椎有害生物発育の抑制(死亡を含む)を意味する。しかしながら、化合物により得られる有害生物防除保護はこれらの種類に制限されない。化合物の記述に関しては索引表AおよびBを参照のこと。索引表において以下の略号が使用される。tは第三級であり、nはノルマルであり、iはイソであり、cはシクロであり、sは第二級であり、Meはメチルであり、Etはエチルであり、Prはプロピルであり、i−Prはイソプロピルであり、Buはブチルであり、n−ブチルはブチルであり、t−Buは第三級ブチルであり、Hexはヘキシルであり、c−Hexはシクロヘキシルであり、OMeはメトキシであり、OEtはエトキシであり、SMeはメチルチオであり、SEtはエチルチオであり、CNはシアノであり、そしてNOはニトロである。略号「Ex.」は「実施例」を表し、その後ろに化合物が調製される実施例を示す数字が続く。
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本発明の生物学的実施例
試験A
コナガ(Plutella xylostella)の防除を評価するために、12〜14日齢ラディッシュ植物を内部に含む小型開放容器で試験ユニットを構成した。コアサンプラーの使用により、昆虫食餌の一片において10〜15個体の新生幼虫で、これを事前に外寄生させ、シート上に多くの発育幼虫を有する硬化した昆虫食餌のシートからプラグを取り出し、そして幼虫および食餌を含有するプラグを試験ユニットに移した。食餌プラグが乾燥すると、幼虫は試験植物上へと移動した。
他に特記されない限り、10%アセトン、90%水、ならびに300ppmのX−77(登録商標)スプレッダー ロー−フォーム フォーミュラ(Spreader Lo−Foam Formula)非イオン性界面活性剤(アルキルアリールポリオキシエチレン、遊離脂肪酸、グリコールおよびイソプロパノール含有)(米国、コロラド州、グリーリーのラブランド・インダストリーズ・インコーポレイテッド(Loveland Industries,Inc.Greeley,Colorado,USA))を含有する溶液を使用して、試験化合物を配合した。各試験ユニット上1.27cm(0.5インチ)上に位置する1/8JJカスタムボディーを有するSUJ2噴霧器ノズル(米国、イリノイ州、ホイートンのスプレーイング・システムス・カンパニー(Spraying Systems Co.Wheaton,Illinois,USA))を通して、配合された化合物を1mL液体中に適用した。これらの試験における全ての実験化合物を250ppm(またはそれ以下)で噴霧し、三回繰り返した。配合された試験化合物の噴霧後、各試験ユニットを1時間乾燥させ、次いで黒色のスクリーンキャップを上部に置いた。25℃および70%相対湿度で育成チャンバー中に6日間、試験ユニットを保持した。次いで、消費された葉を基準にして、植物摂食損害を視覚的に評価した。
試験された化合物の中で、以下のものが非常に良好なレベルから優れたレベルの植物保護(0〜1の評価、10%以下の範囲の摂食損害)をもたらした:1**、7***、8***、126***、127***および128***
試験B
ヨトウガの一種(Spodoptera frugiperda)の防除を評価するために、4〜5日齢コーン(トウモロコシ)植物を内部に含む小型開放容器で試験ユニットを構成した。昆虫食餌の一片において10〜15個体の1日齢幼虫で、(コアサンプラーの使用により)これを事前に外寄生させた。
試験Aに記載された通り試験化合物を配合し、250ppm(またはそれ以下)で噴霧した。適用を三回繰り返した。噴霧後、試験Aに記載された通り試験ユニットを育成チャンバー中で保持し、次いで視覚的に評価した。
試験された化合物の中で、以下のものが優れたレベルの植物保護(10%以下の範囲の摂食損害)をもたらした:1**、6***、7***、8***および127***
試験C
オオタバコガ(Heliothis virescens)の防除を評価するために、6〜7日齢綿植物を内部に含む小型開放容器で試験ユニットを構成した。昆虫食餌の一片において8個体の2日齢幼虫で、(コアサンプラーの使用により)これを事前に外寄生させた。
試験Aに記載された通り試験化合物を配合し、250ppm(またはそれ以下)で噴霧した。適用を三回繰り返した。噴霧後、試験Aに記載された通り試験ユニットを育成チャンバー中で保持し、次いで視覚的に評価した。
試験された化合物の中で、以下のものが非常に良好なレベルから優れたレベルの植物保護(20%以下の範囲の摂食損害)をもたらした:7***および8***
試験D
シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)の防除を評価するために、4〜5日齢コーン植物を内部に含む小型開放容器で試験ユニットを構成した。昆虫食餌の一片において10〜15個体の1日齢幼虫で、(コアサンプラーの使用により)これを事前に外寄生させた。
試験Aに記載された通り試験化合物を配合し、250ppm(またはそれ以下)で噴霧した。適用を三回繰り返した。噴霧後、試験Aに記載された通り試験ユニットを育成チャンバー中で保持し、次いで視覚的に評価した。
試験された化合物の中で、以下のものが非常に良好なレベルから優れたレベルの植物保護(20%以下の範囲の摂食損害)をもたらした:7***
試験E
ヨトウガの一種(Spodoptera frugiperda)の防除を評価するための代替方法として、175μLの鱗翅目昆虫のダイズコムギ胚芽食餌で充填したマイクロタイタープレートで試験ユニットを構成した。75/25アセトン/水中に配合された1050μM(またはそれ以下)実験化合物25μLで、各ウェルを処理した。化学的適用後、24時間、換気式囲いの中でプレートを乾燥させた。24時間の乾燥期間の後、ヨトウガの一種の卵でプレートを外寄生させ、次いで密封した。次いで、6日間、27℃(日)70%相対湿度で、試験ユニットを貯蔵した。昆虫の死亡を基準として活性を評価した。
試験された化合物の中で、以下のものが非常に良好なレベルから優れたレベルのヨトウガの一種の防除(90%以上の生存昆虫が死亡)をもたらした:10、11、12、13、14、15、17、19、20、22、26、27、28、29、31、32、34、44、64、69、91、94、99、100、114、115、120および121。
*索引表Bの化合物9〜125は、この試験では評価されなかった。
**250ppmで試験された。
***50ppmで試験された。

なお、本発明の主たる特徴及び態様を要約すれば以下のとおりである。
1. 式I
Figure 0004287816
[式中、
AはOまたはSであり、
Bは1〜5個のR2によって各環が置換されているフェニル環またはピリジン環であり、
JはJ−1、J−2、J−3、J−4、J−5およびJ−6よりなる群から選択されるピラゾールまたはピロール複素環式環系であり、
Figure 0004287816
1はH、あるいはそれぞれ場合によりハロゲン、CN、NO2、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C2〜C4アルコキシカルボニル、C1〜C4アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノおよびC3〜C6シクロアルキルアミノよりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基によって置換されていてもよいC1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニルまたはC3〜C6シクロアルキルであるか、あるいは
1はC2〜C6アルキルカルボニル、C2〜C6アルコキシカルボニル、C2〜C6アルキルアミノカルボニルまたはC3〜C8ジアルキルアミノカルボニルであり、
各R2は独立してH、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C2〜C4シアノアルキル、ハロゲン、CN、NO2、ピペリジン、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C3〜C6シクロアルキルアミノよりなる群から選択されるか、あるいは
各R2は独立して各環が場合によりC1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C4ハロアルキル、C2〜C4ハロアルケニル、C2〜C4ハロアルキニル、C3〜C6ハロシクロアルキル、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C3〜C6シクロアルキルアミノ、C4〜C7(アルキル)シクロアルキルアミノ、C2〜C6アルコキシカルボニル、C2〜C6アルキルアミノカルボニルおよびC3〜C8ジアルキルアミノカルボニルよりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基によって置換されていてもよいフェニル、ベンジルまたはフェノキシ環よりなる群から選択され、
5
Figure 0004287816
であり、
各R6、R6aおよびR7は独立してH、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、ハロゲン、CN、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4ハロアルコキシおよびC1〜C4ハロアルキルチオよりなる群から選択され、そして
8はH、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6ハロアルキニルまたはC1
4ハロアルコキシである]
の化合物、そのN−オキシドまたは塩。
2. JがJ−1、J−2、J−3またはJ−6である
上記1に記載の化合物。
3. AがOであり、
1がHであり、
1〜3個のR2基がH以外であり、かつ独立してC1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C4シアノアルキル、ハロゲン、CN、NO2、ピペリジン、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C2〜C4アルコキシカルボニル、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルおよびC1〜C4ハロアルキルスルホニルよりなる群から選択され、そして
直前に記載の少なくとも1個のR2がNR1C(=A)J部分に対してオルトにある
上記2に記載の化合物。
4. 2個のR2がNR1C(=A)J部分に対してオルトにある上記3に記載の化合物。
5. R6がH、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、ハロゲンまたはCNであり、そして
7がH、CH3、CF3、CH2CF3、CHF2、OCH2CF3、OCHF2またはハロゲンである
上記3に記載の化合物。
6. JがJ−1であり、
6がClまたはBrであり、そして
7がハロゲン、OCH2CF3、OCHF2またはCF3である
上記5に記載の化合物。
7. JがJ−2であり、
6がClまたはBrであり、そして
8がCH2CF3またはCHF2である
上記5に記載の化合物。
8. JがJ−3であり、
6がClまたはBrであり、そして
8がCH2CF3またはCHF2である
上記5に記載の化合物。
9. JがJ−6であり、
6がClまたはBrであり、そして
8がCH2CF3またはCHF2である
上記5に記載の化合物。
10. 少なくとも1種の上記1に記載の化合物と、界面活性剤、固体希釈剤および液体希釈剤よりなる群から選択される少なくとも1種の追加成分とを含んでなる組成物。
11. 少なくとも1種の他の生物学的に活性な化合物または薬剤をさらに含んでなる上記10に記載の組成物。
12. 無脊椎有害生物またはその環境を、少なくとも1種の上記1に記載の化合物の生物学的に有効な量または上記10に記載の組成物の生物学的に有効な量と接触させることを含んでなる少なくとも1種の無脊椎有害生物の防除方法。
13. 組成物が、無脊椎有害生物を防除するための少なくとも1種の他の生物学的に活性な化合物または薬剤の生物学的に有効な量をさらに含んでなる上記12に記載の方法。

Claims (7)

  1. 式I
    Figure 0004287816
    [式中、
    AはOまたはSであり、
    Bは1〜5個のR2によって各環が置換されているフェニル環またはピリジン環であり、
    J−1、J−2、J−3、J−4、J−5およびJ−6よりなる群から選択されるピラゾールまたはピロール複素環式環系であり、
    Figure 0004287816
    1はH、あるいはそれぞれ場合によりハロゲン、CN、NO2、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C2〜C4アルコキシカルボニル、C1〜C4アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノおよびC3〜C6シクロアルキルアミノよりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基によって置換されていてもよいC1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニルまたはC3〜C6シクロアルキルであるか、あるいは
    1はC2〜C6アルキルカルボニル、C2〜C6アルコキシカルボニル、C2〜C6アルキルアミノカルボニルまたはC3〜C8ジアルキルアミノカルボニルであり、
    各R2は独立してH、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C3〜C6ハロシクロアルキル、C2〜C4シアノアルキル、ハロゲン、CN、NO2、ピペリジン、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニル、C1〜C4ハロアルキルスルホニル、C1〜C4アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C3〜C6シクロアルキルアミノよりなる群から選択されるか、あるいは
    各R2は独立して各環が場合によりC1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C4ハロアルキル、C2〜C4ハロアルケニル、C2〜C4ハロアルキニル、C3〜C6ハロシクロアルキル、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4アルキルアミノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、C3〜C6シクロアルキルアミノ、C4〜C7(アルキル)シクロアルキルアミノ、C2〜C6アルコキシカルボニル、C2〜C6アルキルアミノカルボニルおよびC3〜C8ジアルキルアミノカルボニルよりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基によって置換されていてもよいフェニル、ベンジルまたはフェノキシ環よりなる群から選択され、
    5
    Figure 0004287816
    であり、
    各R6、R6aおよびR7は独立してH、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、ハロゲン、CN、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4ハロアルコキシおよびC1〜C4ハロアルキルチオよりなる群から選択され、そして
    8はH、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ハロアルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6ハロアルキニルまたはC1〜C4ハロアルコキシである]
    の化合物、そのN−オキシドまたは塩。
  2. JがJ−1、J−2、J−3またはJ−6である
    請求項1に記載の化合物。
  3. AがOであり、
    1がHであり、
    1〜3個のR2基がH以外であり、かつ独立してC1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C4シアノアルキル、ハロゲン、CN、NO2、ピペリジン、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C2〜C4アルコキシカルボニル、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、C1〜C4アルキルスルホニル、C1〜C4ハロアルキルチオ、C1〜C4ハロアルキルスルフィニルおよびC1〜C4ハロアルキルスルホニルよりなる群から選択され、そして
    直前に記載の少なくとも1個のR2がNR1C(=A)J部分に対してオルトにある
    請求項2に記載の化合物。
  4. 6がH、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、ハロゲンまたはCNであり、そして
    7がH、CH3、CF3、CH2CF3、CHF2、OCH2CF3、OCHF2またはハロゲンである
    請求項3に記載の化合物。
  5. JがJ−1であり、
    6がClまたはBrであり、そして
    7がハロゲン、OCH2CF3、OCHF2またはCF3である
    請求項に記載の化合物。
  6. 少なくとも1種の請求項1に記載の化合物と、界面活性剤、固体希釈剤および液体希釈剤よりなる群から選択される少なくとも1種の追加成分とを含んでなる組成物。
  7. 無脊椎有害生物またはその環境を、少なくとも1種の請求項1に記載の化合物の生物学的に有効な量または請求項に記載の組成物の生物学的に有効な量と接触させることを含んでなる少なくとも1種の無脊椎有害生物の防除方法。
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