JP4284182B2 - アデノシンA2aレセプターアンタゴニスト - Google Patents

アデノシンA2aレセプターアンタゴニスト Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2001年11月30日に出願された米国仮特許出願60/334,342の優先権を主張する。
(背景)
本発明は、アデノシンA2aレセプターアンタゴニスト、中枢神経系疾患(特に、パーキンソン病)の処置におけるこの化合物の使用、およびこの化合物を含む薬学的組成物に関する。本発明はまた、本発明のピリミジン誘導体を調製するためのプロセスに関する。
アデノシンは、多くの生理学的機能の内在性調節因子であることが知られている。心臓血管系レベルにおいて、アデノシンは、強力な血管拡張薬および心臓高圧薬である。中枢神経系において、アデノシンは、鎮痛効果、抗不安効果および抗癲癇効果を誘発する。呼吸器系において、アデノシンは、気管支収縮効果を誘発する。腎臓レベルにおいて、アデノシンは、二相性作用を発揮し、低濃度における血管収縮および高用量における血管拡張を誘発する。アデノシンは、脂肪細胞に対して脂肪分解インヒビターとして作用し、そして血小板に対して抗凝固因子として作用する。
アデノシンの作用は、Gタンパク質に結合されたレセプターのファミリーに属する異なる膜特異的レセプターとの相互作用によって媒介される。生化学的研究および薬理学的研究は、分子生物学の進歩と共に、アデノシンレセプターの少なくとも4つのサブタイプ(A、A2a、A2bおよびA)の同定を可能にした。AおよびAは、高親和性であり、酵素のアデニル酸シクラーゼの活性を阻害し、そしてA2aおよびA2bは、低親和性であり、この同じ酵素の活性を刺激する。アンタゴニストとしてA、A2a、A2bおよびAレセプターと相互作用し得るアデノシンのアナログもまた、同定されている。
2aレセプターの選択的アンタゴニストは、その副作用のレベルの減少に起因して、薬理学的に興味が持たれている。中枢神経系において、A2aアンタゴニストは、抗鬱特性を有し、かつ認識機能を刺激し得る。さらに、データは、A2aレセプターが、運動の制御において重要であることが知られている脳幹神経節において、高密度で存在することを示した。故に、A2aアンタゴニストは、神経変性疾患(例えば、パーキンソン病、アルツハイマー病におけるような老人痴呆、および器官起源の精神病)に起因する運動障害を改善し得る。
いくつかのキサンチン関連化合物は、Aレセプター選択的アンタゴニストであることが見出されており、そしてキサンチン化合物および非キサンチン化合物は、種々の程度のA2a選択性 対 A選択性で高いA2a親和性を有することが見出されている。7位に異なる置換を有するトリアゾロ−ピリミジンアデノシンA2aレセプターアンタゴニストが、以前に開示されている(例えば、WO 95/01356;US 5,565,460;WO 97/05138;およびWO 98/52568)。
(発明の要旨)
本発明は、構造式Aを有する化合物:
Figure 0004284182
またはこの化合物の薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物に関し、ここで、
Rは、R−フラニル−、R−チエニル−、R−ピリジル−、R−オキサゾリル−、R−ピロリル−およびR−アリール−からなる群から選択され;
Xは、−(CH−であり;
Yは、Y上の2つの隣接する炭素原子に縮合したアリール部分またはヘテロアリール部分を有するピペリジニル基、ピロリジニル基またはアゼパニル基であり、ここで、Xは、このピペリジニル基、ピロリジニル基またはアゼパニル基のN原子に結合し;
Qは、1〜4個の置換基であり、これらの置換基は、同じかまたは異なり得、そして水素、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アミノ、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、アルキル、CF、CN、ハロゲン、NO、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アシルオキシ、アルキルアミノ、アシルアミノ、アルキルスルホンアミノ、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、NHSO−およびヒドロキシからなる群から独立して選択され;
nは、1〜4であり;
は、1〜3個の置換基であり、これらの置換基は、同じかまたは異なり得、そして水素、アルキル、CF、ハロゲンおよびNOからなる群から独立して選択され;そして
は、1〜3個の置換基であり、これらの置換基は、同じかまたは異なり得、そして水素、アルキル、CF、ハロゲン、NO、アルコキシ、アシルオキシ、アルキルアミノ、アシルアミノ、アルキルスルホンアミド、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アミノスルホニルおよびヒドロキシルからなる群から独立して選択される。
本発明の別の局面は、1つ以上の式Aの化合物を、好ましくは1つ以上の薬学的に受容可能なキャリアと共に含有する薬学的組成物に関する。好ましくは、この薬学的組成物は、治療有効量の1つ以上の式Aの化合物を含有する。
本発明の別の局面は、1つ以上の式Aの化合物を、パーキンソン病の処置に置いて有用であることが知られている1つ以上の薬剤と組み合わせて、好ましくは、1つ以上の薬学的に受容可能なキャリアと共に含有する薬学的組成物に関する。好ましくは、この薬学的組成物は、治療有効量の式Aの1つ以上の化合物を含有する。
本発明の別の局面は、中枢神経系疾患(例えば、鬱病)、認識疾患および神経変性疾患(例えば、パーキンソン病、老人痴呆もしくは器官起源の精神病)、または発作を処置する方法に関し、この方法は、このような処置を必要とする患者に、1つ以上の式Aの化合物を投与する工程を包含する。好ましくは、この方法は、パーキンソン病の処置に関し、この方法は、このような処置を必要とする患者に、1つ以上の式Aの化合物を投与する工程を包含する。好ましくは、投与される1つ以上の式Aの化合物の量は、1つ以上の式Aの化合物の治療有効量である。
本発明の別の局面は、パーキンソン病を処置する方法に関し、この方法は、このような処置を必要とする患者に、1つ以上の式Aの化合物とパーキンソン病の処置に有用な1つ以上の薬剤(例えば、ドーパミン、ドーパミン作用性アゴニスト、モノアミンオキシダーゼのインヒビターB型(MAO−B)、DOPAデカルボキシラーゼインヒビター(DCI)、またはカテコール−O−メチルトランスフェラーゼ(COMT)インヒビター)との組合せ(combinationまたはassociation)を投与する工程を包含する。好ましくは、投与される1つ以上の式Aの化合物の量は、1つ以上の式Aの化合物の治療有効量である。本発明のこの局面において、1つ以上の式Aの化合物および1つ以上の他の抗パーキンソン剤が、同時に、併用してまたは別個の投薬形態で連続的に投与され得る。
本発明のさらに別の局面は、パーキンソン病を処置するための、併用使用のための薬学的組成物を含むキットに関し、ここで、この組成物は、1つ以上の式Aの化合物、1つ以上の薬学的に受容可能なキャリア、およびパーキンソン病の処置に有用な1つ以上の薬剤を含む。
(詳細な説明)
本発明は、構造式Aを有する化合物に関し:
Figure 0004284182
ここで、R、X、YおよびQは、上で定義された通りである。
好ましい実施形態において、Yは、以下であり:
Figure 0004284182
ここで、
が、N−Xであり、かつAおよびAの各々が、CRであるか、または、
およびAの各々が、CRであり、かつAが、N−Xであるか、または
およびAの各々が、CRであり、かつAが、N−Xであり;
は、CRであり;
、Z、ZおよびZは、同じであるかまたは異なり得、そして各々が、NおよびCRからなる群から独立して選択され、ただし、Z、Z、ZまたはZの0〜2個が、Nであり、かつ残りが、CRであり;
は、NR、O、SまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
mは、0〜2の整数であり;
は、水素、シクロアルキル、アミノ、アリール、ヘテロアリール、C−Cアルキル、CF、CN、ハロゲン、NO、C−Cアルコキシ、C−Cアシルオキシ、C−Cアルキルアミノ、C−Cアシルアミノ、C−Cアルキルスルホンアミノ、C−Cアルキルアミノスルホニル、C−Cジアルキルアミノスルホニル、NH−SO−およびヒドロキシからなる群から選択され;
は、水素、ヒドロキシアルキル、アリール、アラルキル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、CN、ハロゲン、ヒドロキシおよびNOからなる群から選択され;そして
は、水素またはC−Cアルキルである。
本明細書中で使用される場合、以下の用語は、他に記載されない限り、以下に定義されるように使用される。
「患者」は、ヒトおよび動物の両方を含む。
「哺乳動物」とは、ヒトおよび他の哺乳類の動物を意味する。
「アルキル」とは、脂肪族炭化水素基であって、直鎖または分枝鎖であり得、鎖中に約1〜約20個の炭素原子を含む脂肪族炭化水素基を意味する。好ましいアルキル基は、鎖中に約1〜約12個の炭素原子を含む。より好ましいアルキル基は、鎖中に約1〜約6個の炭素原子を含む。分枝鎖とは、1つ以上の低級アルキル基(例えば、メチル、エチルまたはプロピル)が、線状アルキル鎖に結合していることを意味する。「低級アルキル」とは、鎖中に約1〜約6個の炭素原子を有する、直鎖または分枝鎖であり得る基を意味する。用語「置換アルキル」とは、アルキル基が1つ以上の置換基で置換され得ることを意味し、これらの置換基は、同じであっても異なっていてもよく、各置換基は、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)、カルボキシおよび−C(O)O−アルキルからなる群から独立して選択される。適切なアルキル基の非限定的な例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、ヘプチル、ノニル、デシル、フルオロメチル、トリフルオロメチルおよびシクロプロピルメチルが挙げられる。
「ハロ」とは、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基またはヨード基を意味する。フルオロ、クロロまたはブロモが好ましく、そしてフルオロおよびクロロがより好ましい。
「ハロゲン」とは、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。フッ素、塩素または臭素が好ましく、そしてフッ素および塩素がより好ましい。
「アルコキシ」とは、アルキル−O−基を意味し、ここでこのアルキル基は、上記の通りである。適切なアルコキシ基の非限定的な例としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシおよびへプトキシが挙げられる。親部分への結合は、エーテル酸素を介する。
「環系置換基」とは、例えば、環系上の利用可能な水素を置換する、芳香族環系または非芳香族環系に結合した置換基を意味する。環系置換基は、同じであっても異なっていてもよく、各々は、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルへテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、YN−、YN−アルキル−、YNC(O)−およびYNSO−からなる群から独立して選択され、ここで、YおよびYは、同じであっても異なっていてもよく、そして水素、アルキル、アリールおよびアラルキルからなる群から独立して選択される。
「シクロアルキル」とは、約3〜約10個の炭素原子、好ましくは約5〜約10個の炭素原子を含む、非芳香族の単環式環系または多環式環系を意味する。好ましいシクロアルキル環は、約5〜約7個の環原子を含む。シクロアルキルは、1つ以上の「環系置換基」で必要に応じて置換され得、この「環系置換基」は、同じであっても異なっていてもよく、そして上で定義された通りである。適切な単環式シクロアルキルの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられる。適切な多環式シクロアルキルの非限定的な例としては、1−デカリン、ノルボルニル、アダマンチルなどが挙げられる。
「アリール」とは、約6〜約14個の炭素原子、好ましくは約6〜約10個の炭素原子を含む、芳香族の単環式環系または多環式環系を意味する。アリール基は、1つ以上の「環系置換基」で必要に応じて置換され得、この「環系置換基」は、同じであっても異なっていてもよく、そして本明細書中で定義された通りである。適切なアリール基の非限定的な例としては、フェニルおよびナフチルが挙げられる。
「アラルキル」とは、アリール−アルキル−基を意味し、ここで、このアリールおよびアルキルは、上記の通りである。好ましいアラルキルは、低級アルキル基を含む。適切なアラルキル基の非限定的な例としては、ベンジル、2−フェネチルおよびナフタレニルメチルが挙げられる。親部分への結合は、アルキルを介する。
ヘテロアリールとは、1〜9個の炭素原子および1〜4個のヘテロ原子から構成される、5〜10個の原子の単環、二環式基またはベンゾ縮合ヘテロ原子基を意味し、このヘテロ原子は、N、OおよびSからなる群から独立して選択され、ただし、この環は、隣接する酸素原子および/または硫黄原子を含まない。炭素原子またはヘテロ原子は、必要に応じて置換され得る。環窒素のN−オキシドもまた、含まれる。単環ヘテロアリール基の例としては、ピリジル、オキサゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、フラニル、ピロリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピラジニル、ピリミジル、ピリダジニルおよびトリアゾリルである。二環式ヘテロアリール基の例は、ナフチリジル(例えば、1,5または1,7)、イミダゾピリジル、ピリド[2,3]イミダゾリル、ピリドピリミジニルおよび7−アザインドリルである。ベンゾ縮合ヘテロアリール基の例は、インドリル、キノリル、イソキノリル、フタラジニル、ベンゾチエニル(すなわち、チオナフテニル)、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾキサゾリルおよびベンゾフラザニルである。全ての位置異性体(例えば、2−ピリジル、3−ピリジルおよび4−ピリジル)が企図される。
用語「必要に応じて置換された」とは、特定の基、ラジカルまたは部分での任意の置換を意味する。
用語「組成物」は、特定の量の特定の成分、およびこの特定の量の特定の成分の組合せから、直接的または間接的に生じる任意の生成物を含む製品を包含することを意図する。
本発明の化合物のプロドラッグおよび溶媒和物もまた、本明細書中で企図される。用語「プロドラッグ」は、本明細書中で使用される場合、被験体に投与されると、代謝プロセスまたは化学プロセスによる化学的変換を受けて、式Aの化合物またはその塩および/もしくは溶媒和物を生じる薬物前駆体である化合物を表す。プロドラッグの議論は、T.HiguchiおよびV.Stella,Pro−drugs as Novel Delivery Systems(1987)Volume 14 of the A.C.S.Symposiumu Series、ならびにBioreversible Carriers in Drug Design,(1987)Edward B.Roche編,American Pharmaceutical Association and Pergamon Pressに示され、これらの両方は、本明細書中に参考として援用される。
「溶媒和物」とは、1つ以上の溶媒分子との、本発明の化合物の物理的会合を意味する。この物理的会合としては、様々な程度のイオン結合および共有結合(水素結合を含む)が挙げられる。特定の例において、例えば、1つ以上の溶媒分子が結晶性固体の結晶格子内に組み込まれる場合に、溶媒和物は、単離可能である。「溶媒和物」は、溶液相の溶媒和物と単離可能な溶媒和物との両方を包含する。適切な溶媒和物の非限定的な例としては、エタノール和物、メタノール和物などが挙げられる。「水和物」とは、溶媒分子がHOである溶媒和物である。
「有効量」または「治療有効量」とは、本明細書中において使用される場合、中枢神経系の疾患(例えば、うつ病、認知疾患および神経変性疾患(例えば、パーキンソン病、老年痴呆、および器官起源の精神病))を処置するために十分な量を意味する。好ましくは、単位用量の調製物中の活性化合物の治療有効量は、約0.1mg〜約1000mg、より好ましくは、約1mg〜約300mgの範囲であり得る。
式Aの化合物は、塩を形成し、これらの塩もまた、本発明の範囲内である。本明細書中における、式Aの化合物に対する言及は、他に示されない限り、その塩に対する言及を含むと理解される。用語「塩」とは、本明細書中において使用される場合、無機酸および/または有機酸と形成される酸性塩、ならびに無機塩基および/または有機塩基と形成される塩基性塩を示す。さらに、式Aの化合物が、塩基性部分(例えば、ピリジンまたはイミダゾールであるが、これらに限定されない)と酸性部分(例えば、カルボン酸であるが、これに限定されない)との両方を含む場合、両性イオン(「内部塩」)が形成され、そして本明細書中において使用される場合の用語「塩」の中に含まれる。薬学的に受容可能な(すなわち、非毒性であり、生理学的に受容可能な)塩が好ましいが、他の塩もまた有用である。式Aの化合物の塩は、例えば、式Aの化合物をある量(例えば、1当量)の酸または塩基と、媒体(例えば、塩が沈澱する媒体、または水性媒体に続いて凍結乾燥)中で反応させることによって、形成され得る。
例示的な酸付加塩としては、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギニン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバレート、プロピオン酸塩、サリチル酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩(例えば、本明細書中に記載されるもの)、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トルエンスルホン酸塩(トシレートとしてもまた公知)、ウンデカン酸塩などが挙げられる。さらに、塩基性の薬学的化合物から薬学的に有用な塩を形成するために適切であると一般的に考えられる酸が、例えば、S.Bergeら、Journal of Pharmaceutical Sciences(1977)66(1)1−19;P.Gould,International J.of Pharmaceutics(1986)33 201−217;Andersonら、The Practice of Medicinal Chemistry(1996),Academic Press,New York;およびThe Orange Book(Food & Drug Administration,Washington,D.C.のウェブサイトにて)によって議論されている。これらの開示は、本明細書中に参考として援用される。
例示的な塩基性塩としては、アンモニウム塩、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、リチウム塩、およびカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム塩およびマグネシウム塩)、有機塩基(例えば、有機アミン)との塩(例えば、ベンザチン、ジシクロヘキシルアミン、ヒドラバミン(hydrabamine)(N,N−ビス(デヒドロアビエチル)エチレンジアミンと形成される)、N−メチル−D−グルカミン、N−メチル−D−グルカミド、t−ブチルアミン)、およびアミノ酸(例えば、アルギニン、リジンなど)との塩が挙げられる。塩基性窒素含有基は、低級アルキルハライド(例えば、メチル、エチル、プロピル、およびブチルの塩化物、臭化物およびヨウ化物)、ジアルキルスルフェート(例えば、ジメチルスルフェート、ジエチルスルフェート、ジブチルスルフェートおよびジアミルスルフェート)、長鎖ハライド(例えば、例えば、デシル、ラウリル、ミリスチル、およびステアリルの塩化物、臭化物およびヨウ化物)、アラルキルハライド(例えば、ベンジルブロミドおよびフェネチルブロミド)などの薬剤で、四級化され得る。
このような酸塩および塩基塩のすべては、本発明の範囲内の薬学的に受容可能な塩であることが意図され、そして全ての酸塩および塩基塩は、本発明の目的で、対応する化合物の遊離形態と等価であるとみなされる。
式Aの化合物、ならびにその塩、溶媒和物およびプロドラッグは、その互変異性形態(例えば、アミドまたはイミノエーテル)として存在し得る。このような互変異性形態の全ては、本明細書中で、本発明の一部として意図される。
本発明の化合物(この化合物の塩、溶媒和物およびプロドラッグ、ならびにそのプロドラッグの塩および溶媒和物を含む)の全ての立体異性体(例えば、幾何異性体、光学異性体など)(例えば、種々の置換基上の不斉炭素に起因して存在し得るもの(エナンチオマー形態(これは、不斉炭素の非存在下においても存在し得る)、回転異性体形態、アトロプ異性体、およびジアステレオマー形態が挙げられる))は、本発明の範囲内であると意図される。本発明の化合物の個々の立体異性体は、例えば、他の異性体を実質的に含まなくてもよく、あるいは例えば、ラセミ体としてかまたは他の全ての立体異性体もしくは他の選択された立体異性体と混合されてもよい。本発明のキラル中心は、IUPAC 1974 Recommendationsによって定義されるような、S配置またはR配置を有し得る。用語「塩」、「溶媒和物」、「プロドラッグ」などの使用は、本発明の化合物のエナンチオマー、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ラセミ体の、塩、溶媒和物およびプロドラッグに対して等しく適用されることが意図される。
本発明の化合物の非限定的な例としては、以下からなる群より選択される化合物が挙げられるが、これらに限定されない:
Figure 0004284182
Figure 0004284182
Figure 0004284182
Figure 0004284182
Figure 0004284182
Figure 0004284182
好ましい実施形態において、本発明の化合物は、20nM以下のA2aおよび40以上のA/A2aを有する。A2a Kiとは、アデノシンA2aレセプターに対する化合物の結合親和性を表す結合定数である。より低い数は、より大きい結合親和性を示す。A1/A2aとは、A2a Kiに対するA1 Kiの比である。この比は、アデノシンA1レセプターに対して、アデノシンA2aレセプターに化合物が結合する選択性を表す。より高い数は、アデノシンA2aレセプターに対するより大きい選択性を示す。
この実施形態における化合物の非限定的な例としては、以下からなる群より選択される化合物が挙げられる:
Figure 0004284182
Figure 0004284182
Figure 0004284182
Figure 0004284182
より好ましい実施形態において、本発明の化合物は、10nM以下のA2aおよび80以上のA/A2aを有する。この実施形態における化合物の非限定的な例としては、以下からなる群より選択される化合物が挙げられる:
Figure 0004284182
Figure 0004284182
Figure 0004284182
さらにより好ましい実施形態において、本発明の化合物は、5nM以下のA2aおよび100以上のA/A2aを有する。この実施形態における化合物の非限定的な例としては、以下からなる群より選択される化合物が挙げられる:
Figure 0004284182
これらの化合物は、A2aレセプターにおいてアンタゴニスト活性を有し、そしてパーキンソン病およびうつ病の処置において有用である。これらは、単独でか、あるいはドパミン作用性薬剤(例えば、L−DOPAまたはロピニロール(ropinrole))との組み合わせまたは会合物で、使用され得る。これらはまた、公知の抗うつ治療剤と組み合わせられ得る。
本発明の別の局面は、1種以上の式Aの化合物を、好ましくは1種以上の薬学的に受容可能なキャリアと共に含有する、薬学的組成物に関する。好ましくは、この薬学的組成物は、治療有効量の1種以上の式Aの化合物を含有する。
本発明の別の局面は、1種以上の式Aの化合物を、パーキンソン病の処置において有用であることが既知である1種以上の薬剤との組み合わせまたは会合物として、好ましくは1種以上の薬学的に受容可能なキャリアと共に含有する、薬学的組成物に関する。好ましくは、この薬学的組成物は、治療有効量の1種以上の式Aの化合物を含有する。
本発明の別の局面は、中枢神経系の疾患(例えば、うつ病、認知疾患および神経変性疾患(例えば、パーキンソン病、老年痴呆、もしくは器官起源の精神病)、または発作)を処置する方法に関し、この方法は、1種以上の式Aの化合物を、このような処置を必要とする患者に投与する工程を包含する。好ましくは、この方法は、パーキンソン病を処置するために記載され、この方法は、1種以上の式Aの化合物を、このような処置を必要とする患者に投与する工程を包含する。好ましくは、投与される1種以上の式Aの化合物の量は、治療有効量の1種以上の式Aの化合物である。
本発明の別の局面は、パーキンソン病を処置する方法に関し、この方法は、このような処置を必要とする患者に、1種以上の式Aの化合物と、パーキンソン病の疾患の処置において有用な1種以上の薬剤との組み合わせまたは会合物を投与する工程を包含し、この薬剤は、例えば、ドパミン、ドパミン作用性アゴニスト;モノアミンオキシダーゼのインヒビター、B型(MAO−B)、DOPAデカルボキシラーゼインヒビター(DCI)、またはカテコール−O−メチルトランスフェラーゼ(COMT)インヒビターである。好ましくは、投与される1種以上の式Aの化合物の量は、治療有効量の1種以上の式Aの化合物である。本発明のこの局面において、1種以上の式Aの化合物および1種以上の他の抗パーキンソン病剤は、同時に(simultaneously)か、同時に(concurrently)か、または別個の投薬形態で連続的に投与され得る。
本発明のなお別の局面は、パーキンソン病を処置するために組み合わせて使用するための薬学的組成物を含むキットに関し、ここで、この組成物は、1種以上の式Aの化合物、1種以上の薬学的に受容可能なキャリア、およびパーキンソン病の処置において有用な1種以上の薬剤を含有する。
本発明によって記載される化合物から薬学的組成物を調製するための、不活性な、薬学的に受容可能なキャリアは、固体または液体のいずれかであり得る。固体形態の調製物としては、散剤、錠剤、分散可能な顆粒剤、カプセル剤、カシェ剤、および坐剤が挙げられる。散剤および錠剤は、約5〜約70%の活性成分からなり得る。適切な固体キャリアは、当該分野において公知であり、例えば、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖、ラクトースである。錠剤、散剤、カシェ剤、およびカプセル剤は、経口投与に適切な固体投薬形態として使用され得る。
坐剤を調製するために、低融点の蝋(例えば、脂肪酸グリセリドまたはココアバターの混合物)が、まず融解され、そして活性成分が、この中に、例えば撹拌することによって均質に分散される。次いで、融解した均質混合物は、好都合な大きさの鋳型に注ぎ込まれ、冷却され、これによって固化される。
液体形態の調製物としては、液剤、懸濁剤および乳剤が挙げられる。液体形態の調製物はまた、経鼻投与のための溶液を包含し得る。
吸入に適切なエアロゾル調製物は、溶液および粉末形態の固体を含有し得、これらは、薬学的に受容可能なキャリア(例えば、不活性圧縮ガス)と組み合わせられ得る。
使用の直前に、経口投与または非経口投与のいずれかのための液体形態の調製物に転換されることが意図された固体形態の調製物もまた、包含される。このような液体形態としては、液剤、懸濁剤および乳剤が挙げられる。
本発明の化合物はまた、経皮送達可能であり得る。経皮組成物は、クリーム、ローション、エアロゾル、および/または乳剤の形態をとり得、そしてこの目的で当該分野において従来的なように、マトリックス型またはレザバ型の経皮パッチに含まれ得る。
好ましくは、化合物は、経口投与される。
好ましくは、薬学的調製物は、単位投薬形態である。このような形態において、この調製物は、適切な量の活性成分(例えば、所望の目的を達成するために有効な量)を含有する単位容量に細分される。
単位用量の調製物中の活性化合物の量は、その特定の適用に従って、約0.1mg〜1000mg、より好ましくは、約1mg〜300mgに変動または調節され得る。
使用される実際の投薬量は、患者の要求および処置される状態の重篤度に依存して変化し得る。特定の状況に対する適切な投薬量の決定は、当該分野の技術の範囲内である。一般に、処置は、最適用量の化合物未満である、より小さい投薬量で開始される。その後、その状況下での最適な効果が達成されるまで、投薬量が少しずつ増加される。好都合なためには、毎日の全投薬量が分割され得、そして望ましい場合に、その日の間に少しずつ投与され得る。本発明の化合物およびその薬学的に受容可能な塩の投与の量および頻度は、患者の年齢、状態および大きさ、ならびに処置される症状の重篤度のような要因を考慮して、主治医の判断に従って調節される。
式Aの化合物は、以下の反応スキームに示される方法によって調製される:
Figure 0004284182
ベンジルピペリジノンが、アミノアクリルアルデヒドと環化されて、ベンジル保護されたテトラヒドロナフチリジンを形成する。加水分解に続いて脱離基の置換を行うことにより、所望の最終生成物が得られる。
Figure 0004284182
ナフチリジンの四級化に続いて還元することによって、ベンジル保護されたテトラヒドロナフチリジンが得られる。加水分解に続いて脱離基の置換を行うことにより、所望の最終生成物が得られる。
Figure 0004284182
ジイン、アセチレンとの[2+2+2]環化は、ベンジル保護されたイソインドリンを与える。加水分解に続いて脱離基の置換を行うことにより、所望の最終生成物が得られる。
(スキーム4:)
Figure 0004284182
フェネチルアミンのPictet−Spengler環化により、置換されたテトラヒドロイソキノリンが得られた。脱離基の置換は、所望の最終生成物を提供した。
以下の実施例は、本発明のさらなる適用を提供するように働くが、本発明の有効範囲を限定することは決して意味しない。化合物29、41、44、45、47および49についての側鎖を、J.Heterocycl.Chem.1971,8,779に記載されるように調製した。化合物56および57についての側鎖を、Acros Organics USA,A Division of Fisher Scientific Company,500 American Road,Morris Plains,NJ 07950から購入した。
(実施例1)
Figure 0004284182
Figure 0004284182
工程1:DMF(17.8ml,0.23mol)を滴下しながら、POCl(84ml,0.9mol)を攪拌し、そして5〜10℃に冷却する。この混合物を室温(RT)まで温め、そして2−アミノ−4,6−ジヒドロキシピリミジン(a)(14g,0.11mol)を一部ずつ添加する。100℃で5時間加熱する。過剰のPOClを減圧下で除去し、氷水中に残渣を注ぎ、そして一晩攪拌する。濾過によって固体を収集し、そして濾過された酢酸エチル(EtOAc)溶液から乾燥物質を再結晶化して、アルデヒド(b)を得る(m.p.230°(dec))。質量分析:M+=192。PMR(DMSO):δ 8.6(δ,2H);δ 10.1(s,1H)。
工程2:N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.44ml,2.5mmol)を含む、CHCN(50ml)中工程1の生成物(0.38g,2mmol)および2−フロン酸ヒドラジド(0.31g,2.5mmol)の混合物を、室温で一晩攪拌する。この反応混合物から溶媒を除去し、そして残渣を、EtOAcと水との間で分配する。有機層をMgSOで乾燥し、溶媒を除去し、そして残渣をCHCNから再結晶化して、所望の化合物(c)を得る。質量分析:MH+=282。
工程3:工程2の生成物(0.14g,0.5mmol)の熱CHCN溶液に、ヒドラジン水和物(75mg,1.5mmol)を添加する。1時間還流する。RTまで冷却し、そして生成物(d)を収集する。質量分析:MH+=260。
工程4:ヘキサメチル−ジシラジン(100ml)およびN,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(35ml)の混合物中の工程3の生成物(5.4g,0.021mol)を、120℃で一晩加熱する。揮発物を減圧下で除去し、そして残渣を熱水中でスラリーにして、固体沈殿物を得る。80%酢酸水溶液から再結晶化して、表題化合物を得る。M.P.>300℃。質量分析:MH+=242。
工程5:乾燥DMF(30ml)中で、工程4の生成物(6.0g,25mmol)、エチレングリコールジトシレート(11.1g,30mmol)およびNaH(油中60%,1.19g,30mmol)を合わせる。N下で24時間攪拌し、そして濾過して、固体として化合物1を得る(DMSO中PMR:δ 4.47+4.51 三重線、8.03s)。濾液のクロマトグラフィーによって、さらなる物質を単離する。
(実施例2)
Figure 0004284182
乾燥DMF(6.0mL)中の化合物1(0.34mmol)の溶液に、イソインドリン2(0.85mmol)を添加し、そしてこの溶液を、90℃で16時間攪拌した。イソインドリン2は、Acros Organicsから購入した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして溶媒を減圧下で除去した。この残渣に、水(20mL)を添加し、これを、塩化メチレン(3×35mL)で抽出し、そしてブライン(15mL)で洗浄した。合わせた有機抽出物を、乾燥し(KCO)、濾過し、そしてこの濾液を減圧下で濃縮した。この残渣を、5% MeOH−CHClで溶出することによって、シリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製して、所望の化合物3を提供した。
Figure 0004284182
(実施例3)
Figure 0004284182
乾燥DMF(6.0mL)中の化合物4(0.42mmol)の溶液に、イソインドリン2(1.05mmol)を添加し、そしてこの溶液を、90℃で16時間攪拌した。化合物4を、実施例1中の化合物1を作製するための手順と類似の手順を使用して作製した。イソインドリン2は、Acros Organicsから購入した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして溶媒を減圧下で除去した。この残渣に、水(20mL)を添加し、これを、塩化メチレン(3×35mL)で抽出し、そしてブライン(15mL)で洗浄した。合わせた有機抽出物を、乾燥し(KCO)、濾過し、そしてこの濾液を減圧下で濃縮した。この残渣を、5% MeOH−CHClで溶出することによって、シリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製して、所望の化合物5を提供した。
Figure 0004284182
(実施例4)
Figure 0004284182
乾燥DMF(6.0mL)中の化合物1(0.34mmol)の溶液に、3−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン6(0.85mmol)を添加し、そしてこの溶液を、90℃で16時間攪拌した。3−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン6の合成は、Chem.Pharm.Bull.1984,32,2522(この内容は、本明細書中で参考として援用される)中に記載されている。この反応混合物を室温まで冷却し、そして溶媒を減圧下で除去した。この残渣に、水(20mL)を添加し、これを、塩化メチレン(3×35mL)で抽出し、そしてブライン(15mL)で洗浄した。合わせた有機抽出物を、乾燥し(KCO)、濾過し、そしてこの濾液を減圧下で濃縮した。この残渣を、5% MeOH−CHClで溶出することによって、シリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製して、所望の化合物7を提供した。
Figure 0004284182
(実施例5)
Figure 0004284182
乾燥DMF(6.0mL)中の化合物4(0.42mmol)の溶液に、3−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン6(1.05mmol)を添加し、そしてこの溶液を、90℃で16時間攪拌した。3−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン6の合成は、Chem.Pharm.Bull.1984,32,2522(この内容は、本明細書中で参考として援用される)中に記載されている。この反応混合物を室温まで冷却し、そして溶媒を減圧下で除去した。この残渣に、水(20mL)を添加し、これを、塩化メチレン(3×35mL)で抽出し、そしてブライン(15mL)で洗浄した。合わせた有機抽出物を、乾燥し(KCO)、濾過し、そしてこの濾液を減圧下で濃縮した。この残渣を、5% MeOH−CHClで溶出することによって、シリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製して、所望の化合物8を提供した。
Figure 0004284182
(実施例6)
Figure 0004284182
乾燥DMF(6.0mL)中の化合物1(0.15g)の溶液に、1,2,3,4−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン9(0.85mmol)を添加し、そしてこの溶液を、90℃で16時間攪拌した。1,2,3,4−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン9の合成は、Chem.Pharm.Bull.1984,32,2522(この内容は、本明細書中で参考として援用される)中に記載されている。この反応混合物を室温まで冷却し、そして溶媒を減圧下で除去した。この残渣に、水(20mL)を添加し、これを、塩化メチレン(3×35mL)で抽出し、そしてブライン(15mL)で洗浄した。合わせた有機抽出物を、乾燥し(KCO)、濾過し、そしてこの濾液を減圧下で濃縮した。この残渣を、5% MeOH−CHClで溶出することによって、シリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製して、所望の化合物10を提供した。
Figure 0004284182
(実施例7)
Figure 0004284182
乾燥DMF(6.0mL)中の化合物1(0.34mmol)の溶液に、1,2,3,4−テトラヒドロピリド−[4,3b]−[1,6]−ナフチリジン11(0.85mmol)を添加し、そしてこの溶液を、90℃で16時間攪拌した。1,2,3,4−テトラヒドロピリド−[4,3b]−[1,6]−ナフチリジン11は、Matrix Scientificから購入した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして溶媒を減圧下で除去した。この残渣に、水(20mL)を添加し、これを、塩化メチレン(3×35mL)で抽出し、そしてブライン(15mL)で洗浄した。合わせた有機抽出物を、乾燥し(KCO)、濾過し、そしてこの濾液を減圧下で濃縮した。この残渣を、5% MeOH−CHClで溶出することによって、シリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製して、所望の化合物12を提供した。
Figure 0004284182
(実施例8)
本発明の化合物の薬理学的活性を、A2aレセプター活性を測定するための以下のインビトロおよびインビボのアッセイによって決定した。
(ヒトアデノシンA2aレセプターおよびAレセプターの競合的結合アッセイプロトコル)
膜供給源:
2a:ヒトA2aアデノシンレセプター膜、カタログ番号RB−HA2a,Receptor Biology,Inc.,Beltsville,MD。膜希釈緩衝液中で17μg/100μlまで希釈する(以下を参照のこと)。
アッセイ緩衝液:
膜希釈緩衝液:ダルベッコリン酸緩衝化生理食塩水(Gibco/BRL)+10mM MgCl
化合物希釈緩衝液:1.6mg/mlのメチルセルロースおよび16%のDMSOを補充した、ダルベッコリン酸緩衝化生理食塩水(Gibco/BRL)+10mM MgCl。毎日新たに調製する。
リガンド:
2a:[3H]−SCH 58261,注文合成、AmershamPharmacia Biotech,Piscataway,NJ。ストックを、膜希釈緩衝液中1nMで調製する。最終アッセイ濃度は、0.5nMである。
:[3H]−DPCPX,AmershamPharmacia Biotech,Piscataway,NJ.ストックを、膜希釈緩衝液中2nMで調製する。最終アッセイ濃度は、1nMである。
非特異的結合:
2a:非特異的結合を決定するために、100nM CGS 15923(RBI,Natick,MA)を添加する。作業ストックは、化合物希釈緩衝液中400nMで調製する。
:非特異的結合を決定するために、100μM NECA(RBI,Natick,MA)を添加する。作業ストックは、化合物希釈緩衝液中400μMで調製する。
化合物希釈:
100% DMSO中、化合物の1mMストック溶液を調製した。この化合物を、希釈緩衝液中で希釈し、次いで3μM〜30pMまでの10の濃度範囲で試験した。作業溶液を、化合物希釈緩衝液中で、4×最終濃度で調製した。
アッセイ手順:
アッセイを、深ウェルの96ウェルプレートで実施した。総アッセイ容量は、200μlであった。50μlの化合物希釈緩衝液(総リガンド結合)または50μlのCGS 15923作業溶液(A2a非特異的結合)または50μlのNECA作業溶液(A非特異的結合)または50μlの薬物作業溶液を添加した。50μlのリガンドストック(A2aについて[3H]−SCH 58261、Aについて[3H]−DPCPX)を添加した。適切なレセプターを含む、希釈した膜100μlを添加し、そしてこの混合物を混合した。この混合物を、室温で90分間インキュベートし、次いで、Brandel細胞収集器を使用して、Packard GF/Bフィルタプレート上に収集した。45μl Microscint 20(Packard)を添加し、そしてPackard TopCount Microscintillation Counterを使用して計数した。IC50値を、反復曲線適合プログラム(Excel)を使用して、置換曲線を適合することによって決定した。Ki値を、Cheng−Prusoff等式を使用して決定した。
(ラットにおける、ハロペリドール誘導カタレプシー)
体重175〜200gのオスSprague−Dawleyラット(Charles River,Calco,Italy)を使用した。カタレプシー状態を、垂直グリッド試験(vertical grid test)で動物を試験する90分前に、ドパミンレセプターアンタゴニストであるハロペリドールの皮下投与(1 mg/kg、皮下)によって誘導した。この試験について、ラットを、ベンチテーブルに関して約70°の角度で配置された、25×43のプレキシグラスケージのワイヤメッシュカバー上に配置した。ラットを、グリッド上に、4本の肢全てを外転し、そして広げて配置した(「カエル姿勢」)。このような不自然な姿勢の使用は、カタレプシーについてのこの試験の特異性のために必須であった。四肢の配置から1本の肢の最初の完全な取り外しまでのタイムスパン(適切な潜伏時間)を、最大120秒まで測定した。
評価中の選択的A2Aアデノシンアンタゴニストを、0.03mg/kgと3mg/kgとの間の用量で経口投与し、その1時間後および4時間後に、動物をスコアリングした。
別個の実験において、参照化合物L−DOPA(25mg/kg、50mg/kgおよび100mg/kg、腹腔内)の抗カタレプシー効果を決定した。
(ラットにおける、中前脳束の6−OHDA損傷)
体重275〜300gの成体オスSprague−Dowleyラット(Charles River,Calco,Como,Italy)を、全ての実験において使用した。これらのラットを、制御された温度および12時間の明/暗サイクルで、食物および水に自由にアクセスできるようにして、1ケージ当たり4匹の群で収容した。手術の前日に、ラットを、水を自由に与えて、一晩断食させた。
中前脳束の片側性の6−ヒドロキシドパミン(6−OHDA)損傷を、Ungerstedtら(Brain Research,1971,6−OHDA and Cathecolamine Neurons,North Holland,Amsterdam,101−127)に記載される方法に従って、軽微な変更を加えて実施した。簡潔には、これらの動物を、抱水クロラール(400mg/kg、腹腔内)で麻酔し、そしてデシプラミン(10mpk、腹腔内)で処理し、その30分後に、ノルアドレナリン作用性末端による毒素の取り込みをブロックするために、6−OHDAを注射した。次いで、これらの動物を、定位フレームに配置した。頭蓋の皮膚を反転させ、そして定位座標(ブレグマから後方−2.2(AP)、ブレグマから側方+1.5(ML)、硬膜から腹側7.8(DV))を、Pellegrinoら(Pellegrino L.J.,Pellegrino A.S.およびCushman A.J.,A Stereotaxic Atlas of the Rat Brain,1979,New York:Plenum Press)のアトラスに従って取った。次いで、バーホールを、損傷部位上の頭蓋に配置し、そしてHamiltonシリンジに取り付けた針を、左MFB中に下げた。次いで、8μgの6−OHDA−HClを、抗酸化剤として0.05%のアスコルビン酸を含む生理食塩水4μl中に溶解し、そして注入ポンプを使用して、1μl/1分の一定流速で注入した。さらに5分後、針を抜き取り、そして手術創傷を閉じ、そして動物を2週間回復させた。
損傷の2週間後、ラットに、L−DOPA(50mg/kg、腹腔内)+ベンセラジド(25mg/kg、腹腔内)を投与し、そして自動ロータメータによって、2時間の試験期間中に定量された完全な対側性ターンの数に基づいて、ラットを選択した(準備試験)。少なくとも200回の完全なターン/2時間を示さなかったラットは、この研究には全く含めなかった。
選択されたラットは、準備試験の3日後に、試験薬物を受けた(最大ドパミンレセプター高感受性)。新たなA2Aレセプターアンタゴニストを、L−DOPA(4mpk、腹腔内)+ベンセラジド(4mpk、腹腔内)の閾値未満の用量の注入およびターン挙動の評価の前の、異なる時点(すなわち、1時間、6時間、12時間)に、0.1mg/kgと3mg/kgとの間の範囲の用量レベルで、経口投与した。

Claims (3)

  1. 構造式A:
    Figure 0004284182
    を有する化合物または該化合物の薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで:
    Rは、R−フラニル−よびRフェニル−からなる群から選択され;
    Xは、−(CH−であり;
    Yは、ピペリジニル基、ピロリジニル基またはアゼパニル基であって、該基は、Y上の2つの隣接する炭素原子に縮合されたアリール部分またはヘテロアリール部分を有しており、ここで、Xは、該ピペリジニル基、ピロリジニル基またはアゼパニル基のN原子に結合しており;
    Qは、1〜4個の置換基であって、該置換基は、同じであるかまたは異なり得、そして水素、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アミノ、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、アルキル、置換アルキル、CF、CN、ハロゲン、NO、アルコキシ、置換アルコキシ、アルコキシアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アシルオキシ、アルキルアミノ、アシルアミノ、アルキルスルホンアミノ、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、NHSO−、およびヒドロキシからなる群から独立して選択され;
    nは、1〜4であり;
    は、1〜3個の置換基であって、該置換基は、同じであるかまたは異なり得、そして水素、アルキル、CF、ハロゲンおよびNOからなる群から独立して選択され;そして
    は、1〜3個の置換基であって、該置換基は、同じであるかまたは異なり得、そして水素、アルキル、CF、ハロゲン、NO、アルコキシ、アシルオキシ、アルキルアミノ、アシルアミノ、アルキルスルホンアミド、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アミノスルホニル、およびヒドロキシルからなる群から独立して選択され
    但し、該化合物は、Xが、(i)C 〜C アルキレンであり;(ii)Rが、R −フラニル−、R −チエニル−、R −ピリジル−、R −オキサゾリル、R −ピロリル−、またはR −フェニルであり、ここで、R が、水素、C 〜C −アルキル、−CF 、ハロゲンおよびNO から独立して選択される1〜3個の置換基であり、そしてR が、水素、C 〜C アルキル、−CF 、ハロゲン、C 〜C アルコキシ、C 〜C アルキルアミノ、ジ−((C 〜C )アルキル)アミノ、およびヒドロキシから独立して選択される1〜3個の置換基であり;そして(iii)Q−Y−が、
    Figure 0004284182
    であり、ここで、R が、水素、C 〜C アルキル、ヒドロキシ、C 〜C アルコキシ、ハロゲン、−CF 、および(C 〜C )アルコキシ(C 〜C )アルコキシから独立して選択される1〜2個の基である、化合物ではない、
    化合物。
  2. 以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
    Figure 0004284182
    Figure 0004284182
    Figure 0004284182
    Figure 0004284182
    Figure 0004284182
    Figure 0004284182
    Figure 0004284182
  3. 1種以上の請求項1に記載の化合物を含む、中枢神経系疾患または脳卒中を治療するための薬学的組成物。
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