JP4281743B2 - 受光素子およびそれを用いた光受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、受光素子およびそれを用いた光受信機に関する。
アバランシェ・フォトダイオード(APD)は、信号増幅機能を有する受光素子である。APDとしては、増倍と光吸収の機能が一体化されている一体型構造のタイプのものと、光吸収とキャリア増倍の役割を分離した構造とするSAM (separated absorption and multiplication) 型構造のものとがある。化合物半導体を用いてAPDを作製する場合、SAM型構造を用いることが有効であることが知られている。SAM型構造においては、光吸収層と増倍層とでそれぞれ最適の材料を選ぶことができ、一体型構造と比較して、より受光能力及び増倍能力の高いAPDを設計することができるためである。
SAM型構造のAPDは、光吸収層および増倍層を含む層構造を備える。SAM型APDへ、積層方向に対して水平な方向から光を照射すると、光吸収層においてキャリアが発生する。発生したキャリアは、印加した電圧に依存して内部に与えられる電界に応じて走行し、その一部が増倍層に導入される。増倍層に導入されたキャリアは増倍層内部で衝突イオン化し、発生したキャリアがまた衝突イオン化する連鎖反応を起こす。これにより信号キャリアは雪崩増倍(アバランシェ増倍)されて外部の電極(あるいは電線)に送り出される。
以下、SAM型APDの従来例について説明する。
特許文献1には、アバランシェ増倍層を備えるSAM 型構造のAPDが記載されている。同文献の段落0024には、光吸収層の下側に電界緩和層およびアバランシェ増倍層を設け、光吸収層の上下に等しい層厚の光ガイド層を設けた層構造が示されている。また段落0035にも同様の層構造を有する受光素子が記載されている。図14は、同文献記載の半導体受光素子の層構造を示す図である。基板110上にn型光ガイド層111、増倍層112、電界緩和層113、吸収層114、p型光ガイド層115およびクラッド層116がこの順で積層されている。入射光は吸収層114の端面から導入され、層中を導波していく。n型光ガイド層111およびp型光ガイド層115は等しい厚みに設定される。
特許文献2には、SAM 型APDの他の例が記載されている。同文献に記載されている受光素子は、超格子構造のアバランシェ増倍層を備えている。同文献の図2および段落0018に記載されたAPDを図15に示す。図示したAPDは、光吸収層26と、その上下に設けられた低屈折率層からなる層構造の受光素子が記載されている。光吸収層の下部に位置する低屈折率層は、下部クラッド層22、第2コア層23および超格子アバランシェ増倍層24、電界緩和層25からなっている。一方、光吸収層26の上部に位置する低屈折率層は、上部第2コア層27および上部クラッド層28により構成されている。これにより、特許文献2の段落0012、0014および図2に記載されているように、屈折率は光吸収層26を中心に対称な階段状に分布し、導波光の多モード化によりスポットサイズの拡大が図られる(図2)。これにより、出射スポットサイズの大きい光ファイバーとの光結合が向上し、トレランスも向上するとされている。なお、同文献記載のAPDでは、下部クラッド層22、第2コア層23および超格子アバランシェ増倍層24、電界緩和層25が同じ屈折率を有している。
特開2001−237454号公報 特開平9−181351号公報
しかしながら、上記従来のAPDは以下のような改善点を有していた。たとえば特許文献1記載の図14に示す層構造の素子において、増倍層112は、アバランシェ降伏を発生させる必要があるため、隣接する光吸収層よりワイドバンドギャップを有する半導体材料で構成する必要がある。このため、増倍層112は、吸収層より屈折率の低い材料により構成される。
ところが、このように光吸収層に隣接して低屈折率な層を配置すると、吸収層114を導波する光が増倍層112を超えて基板側に漏れてしまうことがあった。増倍層112の屈折率を高く設計すれば、このような光の漏れは改善されるが、このためにはナローバンドギャップ層の半導体を用いることになり、増倍層112での高電界時の暗電流の増加に繋がり、充分な増倍効果を得ることが困難となる。
本発明は、こうした光増倍層を備える受光素子特有の課題を解決するものであり、その目的とするところは、高い量子効率を安定的に実現する受光素子を提供することにある。
本発明によれば、第一光ガイド層と、前記第一光ガイド層よりも屈折率の小さい増倍層と、前記第一光ガイド層と前記増倍層との間に挟まれた光吸収層と、前記増倍層に対して前記第一光ガイド層と反対側に形成された第二光ガイド層と、を含む積層端面を有し前記第一光ガイド層の層厚が前記第二光ガイド層の層厚よりも厚く、前記積層端面に入射する光が、前記積層端面のうち、前記第一の光ガイド層の端面に光軸を有する受光素子が提供される。
本発明に係る受光素子によれば、増倍層を備える受光素子に特有の課題、すなわち、低屈折増倍層を経由する光の漏れ、および、入射端面における局所的な高電流密度領域の発生を抑制することができる。
本発明の受光素子によれば、第一ガイド層に光を好適に入射させるとともに、入射光を、第一ガイド層に導波させつつ光吸収層に装架的に結合される。このため、増倍層への光の漏れを効果的に抑制できる。また、通常のように光吸収層の端面から光を入射したときに起こる入射端面における電流集中を緩和し、素子の耐久性を向上させることができる。この結果、高い量子効率を有し信頼性の高い素子構造を実現することができる。
なお、本発明における「ガイド層」とは、吸収層から漏れ出た光が導波する層であって吸収層に光を閉じ込める効果を一定程度有する層である。クラッド層や基板を備える構成とする場合は、これらは吸収層からみて「ガイド層」の外側に配置される。
また本発明によれば、上記受光素子において、当該受光素子の出力が最大となる光入射位置が、前記第一光ガイド層の端面に位置することを特徴とする受光素子が提供される。この受光素子は、出力が最大となる光入射位置が、第一光ガイド層の端面に位置するので、入射光を第一ガイド層に導波させつつ光吸収層に装架的に結合させる方式を好適に採用することができる。
本発明の受光素子は、第一光ガイド層の厚みが第二光ガイド層よりも厚く形成されているので、第一ガイド層に光を好適に入射させるとともに、入射光を、第一ガイド層に導波させつつ光吸収層に装架的に結合させる方式を好適に採用することができる。これにより、増倍層への光の漏れを効果的に抑制するとともに、入射端面における電流集中を緩和し素子の耐久性を向上させることができる。この結果、高い量子効率を有し信頼性の高い素子構造を実現することができる。
本発明において、第一光ガイド層の厚みは、好ましくは0.6μm以上、より好ましくは1μm以上とする。こうすることにより、増倍層を経由する光の漏れを抑制するとともに入射端面の電流密度を緩和する効果が充分顕著に得られる。厚みの上限については、受光素子の導波長や入射光の波長等に応じて適宜設定されるが、第一光ガイド層と吸収層との光結合の効率を向上させる観点から、たとえば5μm以下とする。
また、第一光ガイド層の厚みは、当該受光素子中を導波する光の波長の1.2倍以上とすることが好ましく、2倍以上とすることがより好ましい。こうすることにより、増倍層を経由する光の漏れを抑制するとともに入射端面の電流密度を緩和する効果が充分顕著に得られる。厚みの上限については、受光素子の導波長や入射光の波長等に応じて適宜設定されるが、第一光ガイド層と吸収層との光結合の効率を向上させる観点から、たとえば、受光素子中を導波する光の波長の10倍以下とする。
また、吸収層の厚みは、好ましくは0.6μm以下、より好ましくは0.3μm以下とするのがよい。こうすることにより、高速かつ高感度な受光素子を得ることができる。
さらに本発明によれば、前記受光素子に光を入射させる光導波路と、を備え、前記光導波路からの出射光が、前記第一光ガイド層の端面に集光され前記第一光ガイド層内に入射するように構成されたことを特徴とする光受信機が提供される。
この光受信機は、上記構造の受光素子を備えているため、良好な量子効率と高い信頼性を兼ね備える。
本発明によれば、受光素子の出力が最大となる光入射位置が上記第一光ガイド層の端面に位置する構成としているため、優れた量子効率を安定的に実現することができる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
実施の形態に係る半導体APDの層構造を模式的に示した断面図である。 図1の層構造を有するAPDへ光を入射したときの光の導波の様子を示した図である 実施の形態にかかるAPDの層構造を示す図である 実施形態に係る受動素子の断面構造を示す図である。 図4の素子構造の変形例を示す図である。 実施形態に係る光受信機の構造を示す図である。 図6の光受信機の側面図である。 実施形態に係る光受信機の他の構造を示す側面図である。 実施形態に係る光集積素子の断面構造を示す図である。 実施形態の係るAPDを用いたWDMシステムの基本構成例を示す概略図である。 送受信モジュールを示す概略図である。 実施例に係るAPDの構造を示す図である。 実施形態の係るAPDについてBPM法で計算した導波方向の光強度分布を示す図である。 従来の半導体受光素子の層構造を示す図である。 従来の受光素子を示す断面図である。 実施例に係るAPDの層構造を示す図である。 実施形態に係るAPDの層構造を示す図である。 実施形態に係るAPDの層構造を示す図である。 実施形態に係るAPDの層構造を示す図である。 光閉じ込め係数の意義を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
第一の実施の形態
本実施形態に係る半導体APDは、SAM型APDに関するものである。薄い光吸収層で充分な量子効率を得る為、接合面に対して光を水平方向に入射する横型入射構造になっている。以下、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る半導体APDの層構造を示す図である。基板110上にn側光ガイド層111、増倍層112、電界緩和層113、吸収層114、p側光ガイド層115およびp側クラッド層116がこの順で積層されている。各層の構成材料および厚みは図16に示すとおりである。図示した半導体層の波長組成は1.2μmである。なお、厚みは一つの例を示したものであり、適宜設計変更可能である。構成材料についても同様である。p側光ガイド層115が本発明における第一光ガイド層に該当し、n側光ガイド層111が本発明における第二光ガイド層に該当する。すなわち、本実施形態に係る受光素子は、第一光ガイド層(p側光ガイド層115)と、該第一光ガイド層よりもバンドギャップの大きい増倍層112と、これらの層の間に挟まれた光吸収層(吸収層114)とを含む積層膜を備え、この積層膜の積層方向に対して水平な方向(基板に対して水平な方向)から光が入射されるように構成されている。入射光の光軸は、第一光ガイド層(p側光ガイド層115)の端面に位置するように構成されており、この受光素子の出力が最大となる光入射位置は、上記第一光ガイド層(p側光ガイド層115)の端面に位置する。
図2は、図1の層構造を有するAPDへ光を入射したときの光の導波の様子を示した図である。図中左は、各層の屈折率を示したものである。高屈折率の吸収層114の上下に、n側光ガイド層111およびp側光ガイド層115が配されている。n側光ガイド層111と吸収層114との間には低屈折率の増倍層112が設けられている。図中左側のp型光ガイド層115の端面に入射光の光軸が位置するよう光が入射される。入射した光はp側光ガイド層115中を導波しながら吸収層と結合する。吸収層114に導入された光は、層中で光電変換される電子、ホールとなり、電子は電界緩和層113を経て増倍層112へ導入される。これにより、増倍層112内部ではキャリアが衝突イオン化し、発生したキャリアがまた衝突イオン化する連鎖反応を起こす。これにより信号キャリアは雪崩増倍(アバランシェ増倍)されて外部の電極あるいは電線に送り出される。
以下、素子を構成する各層について説明する。
p側光ガイド層115およびn側光ガイド層111は、導波光が放射モード(吸収層と結合せず、基板側または素子上部に放射するモード)になるのを、抑制する層である。
増倍層112は、高電界の印加によりアバランシェ増倍を引き起こし、多量のキャリアを発生させる層である。増倍層112は、後述する吸収層114と比較してワイドギャップであり、高電界印可時においても暗電流を低く抑えることができ、これによりアバランシェ増倍が生じる。ただし、屈折率は低屈折率となるため光閉じ込めを考慮した場合、導波構造の中心に本層が存在するのは不利となる。増倍層112には電界が均一に印加されることが好ましく、このため、不純物濃度は極力低く設定するのがよい。増倍層112の不純物濃度は、たとえば1×1017〜1×1018cm−3とするとよい。また、増倍層112の厚みは、GB積向上の点から1μm以下とすることが好ましい。また、増倍暗電流抑制の観点からは、好ましくは0.02μm以上、より好ましくは0.1μm以上とする。
電界緩和層113は、増倍層112に印加される高電界と、吸収層114に印加される比較的低い電界との差異を緩和させるために設けられ層である。この層を設けることにより、増倍層112へ高い電界を安定的に印加することが可能となる。電界緩和層113は、p型不純物を含有しており、吸収層114および増倍層112と同一の構成材料を用いることができる。電界緩和層113の厚みは、例えば0.02〜0.4μmとすることができ、p型不純物濃度としては、0.5×1018〜2×1018cm−3とすることができる。
吸収層114は、入射光を電気に変換する役割を果たす層であり、受光すべき光を吸収可能なバンドギャップを有する。吸収層114の構成材料は、入射光の波長に応じて適宜選択される。吸収層114の厚みは、好ましくは1μm以下、より好ましくは0.5μm以下とする。下限については特に制限がないが、たとえば0.01μm以上とすることが好ましい。吸収層114の厚みを厚くしすぎると、キャリアの走行時間が長くなり、高速・高感度特性を得ることが困難となる。したがって、吸収層114の厚みは極力薄くすることが好ましいが、この場合キャリア発生量を充分に確保できなくなるという課題が生じる。本実施形態では、入射光をp型光ガイド層115から導き、装架的に光を吸収層114へ結合させる方式を採用するため、吸収層114中のキャリア発生領域を広範囲にすることができ、層厚が薄くとも充分高いキャリア発生量を得ることが可能となる。この結果、本実施形態によれば、吸収層114の層厚を薄くして、高速・高感度特性を向上させつつ高い量子効率をあわせて実現することが可能となる。
p側光ガイド層115は、吸収層114を導波する光をp型半導体側に漏れることを抑制する役割を果たす層である。本実施形態では、この層は、さらに入射光の導波する層として機能する。p側光ガイド層115は、p型のInAlGaAsにより構成され、厚みは、n型光ガイド層111の約5倍となっている。本実施形態では、1.5μmと設定されている。
クラッド層116は、p側光ガイド層115より低い屈折率の層で構成されており、光を閉じこめるための機能をする。クラッド層116の上には、不図示の電極が形成される。
本実施形態によれば、吸収層114ではなくp側光ガイド層115に光軸中心が位置する入射光が入射される。またp側光ガイド層115がn型光ガイド層111よりも厚く形成されている。このため、本実施形態に係るAPDは以下の効果を奏する。
第一に、入射光の漏れを低減することができる。従来技術においては、入射光が吸収層114へ導入されていたため、入射端面近傍において光が基板110側へ放射し、効率の低下を招いていた。これは、増倍層112が他の層に比べて顕著に低い屈折率を有するため、素子端面の光入射位置から基板110側へ光が漏れやすかったことによる。これに対し、本実施形態では入射光は一旦p型光ガイド層115を導波し吸収層114へ進入するため、吸収層114と増倍層112との間で、光の反射効果が得られ、増倍層112を経由して基板110側へ光が漏れることを抑制される。
第二に、素子端面における電流集中が緩和され、素子の耐久性が向上する。また、吸収層114に対して装架的に入射光が結合するため、吸収層114中の比較的広い領域にわたってキャリアを有効に発生させることができ、高い量子効率が得られる。
以上により、本実施形態では、吸収層をたとえば0.2μm以下に薄膜化した場合においても充分な量子効率を実現できる。また、増倍層が0.5μmと比較的厚い場合においても充分な受光感度を得ることが可能となる。
以上、本実施形態に係るAPDでは、p型光ガイド層115の厚みを厚くするとともに、光の入射位置をp型光ガイド層115端面としているため、高い量子効率を有し、信頼性の高い素子構造が得られる。
第二の実施の形態
本実施形態は、p型ガイド層の構造を傾斜組成にしたものである。概略構造は第一の実施の形態と同様であるが、p型ガイド層の組成が積層方向に漸次的に変化する傾斜構造となっている点が異なっている。
図3は本実施形態にかかるAPDの層構造を示す図である。p型光ガイド層115に代え、傾斜構造のp型ガイド層 118が設けられている。p型ガイド層 118の組成は、図17に示すとおりInAlGaAsまたはInGaAsPからなり、組成比がグレーティッドに変化しており、これにより、図3左側に示す屈折率変調がなされている。波長組成は1.0μmから1.2μmに変化している。p型ガイド層 118は、吸収層方向に屈折率が高くなる傾斜型構造を有する。
すなわち、本実施形態に係る受光素子は、第一光ガイド層(p側光ガイド層118)と、該第一光ガイド層よりもバンドギャップ(平均値)の大きい増倍層112と、これらの層の間に挟まれた光吸収層(吸収層114)とを含む積層膜を備え、この積層膜の積層方向に対して水平な方向(基板110に対して水平な公報)から光が入射されるように構成されている。この受光素子の出力が最大となる光入射位置は、上記第一光ガイド層(p側光ガイド層118)の端面に位置する。そして、第一光ガイド層(p側光ガイド層118)は、吸収層から遠ざかるにつれて屈折率が低くなる構成となっている。
本実施形態では、p型ガイド層 118を傾斜構造(グレーテッド構造)としているため、吸収層114へ効率的に光を導入することができ、量子効率をさらに向上させることが可能となる。
第三の実施の形態
本実施形態に係る受動素子は、第二光ガイド層、増倍層、光吸収層および第一光ガイド層がこの順で積層しており、光吸収層より上部がメサ形状に加工されたリッジ構造を有する。図4 は本実施形態に係る受動素子の断面構造を示す図である。基板110上にn側光ガイド層111、増倍層112、電界緩和層113、吸収層114、p側光ガイド層115およびp側クラッド層117がこの順で積層されており、p側クラッド層117の上部に電極120が設けられている。吸収層114から上はメサ形状に加工されている。メサの側面は、SiNからなる保護膜22により覆われている。
本実施形態に係る受光素子は、第一光ガイド層(p側光ガイド層115)と、該第一光ガイド層よりもバンドギャップの大きい増倍層112と、これらの層の間に挟まれた光吸収層(吸収層114)とを含む積層膜を備え、この積層膜の積層方向に対して水平な方向(基板110に対して水平な方向)から光が入射されるように構成されている。この受光素子の出力が最大となる光入射位置は、上記第一光ガイド層(p側光ガイド層115)の端面に位置する。
図示した構造は、上記半導体層を積層した後、p型クラッド層 117上にマスクを設け、エッチングを行うことにより形成することができる。エッチングは、ウエットエッチングとすることが好ましい。
本実施形態によれば、リッジ構造の採用により電流の広がりを防ぐことができ、素子の高速化を図ることができる。その一方、高い電界が印加される増倍層112および電界緩和層113の側面が露出しないため、素子の信頼性および耐久性が良好となる。
図5は、図4の素子構造の変形例である。図5の素子は、図4と同様、吸収層114から上がメサ形状に加工され、メサ側面がSiNからなる保護膜22により覆われている。増倍層112および電界緩和層113の側面に、変質部124が形成されている。変質部124は、酸化またはイオン注入により高抵抗化された領域である。特に増倍層および電界緩和層がAlを含む半導体で構成されている場合、酸化させることが可能である。酸化させる場合、たとえば水蒸気に接触させる等の方法を採用することができる。図5の構造によれば、増倍層112および電界緩和層113の側面の信頼性がさらに向上し、素子の信頼性および耐久性を安定的に改善することができる。
第四の実施の形態
次に、上記構成の受動素子を用いた光受信機の構成例について説明する。図6は、本実施形態に係る光受信機の構造である。光ファイバ211から導入された信号はレンズ214を通ってAPD220に入力される。APD220は、たとえば既述の実施形態の構成のものを用いることができる。APD220はプリアンプ230に接続されており、APD220に入力された信号はマイクロストリップライン(MSL)232を通って高周波コネクタ234へ出力される。
図7は、この光受信機を側面からみた図である。基板202上に光ファイバ211およびセラミックキャリア204が設けられている。セラミックキャリア204上には、光ファイバ211先端部、レンズ214、プリアンプ230およびマイクロストリップライン(MSL)232が搭載されている。光ファイバ211から出射した光は、APD220のp型光ガイド層222に入射されるように各部が配置され固定されている。p型光ガイド層222の端面における入射光の光閉じこめ係数が60%以上となるようにp型光ガイド層222の厚みが調整されている。光閉じこめ係数とは、全入射光量に対するp型光ガイド層222に導光された光量の比率をいう。図20は光閉じこめ係数の意味を説明するための図である。p型光ガイド層222の端面において、入射光は、層厚方向にガウシアン分布に近い強度分布を持つ。この分布関数の全積分値に対する、p型光ガイド層222部分での分布関数の積分値(図中、斜線部の面積に該当する)を光閉じこめ係数と定義する。光閉じこめ係数は、光吸収層に入射光の光軸を合わせる従来の受光素子においては、通常、40%以下の値となる。本実施形態では、p型光ガイド層222の厚みは1.0μm以上であり、光ファイバの先端近傍における出射光の光モード径は、3.0μmとし、光閉じこめ係数を60%以上としている。
光ファイバ211とAPD220との位置合わせは、APDの出力をモニターしながら位置調整する常法にしたがって行う。本実施形態では、APD220の出力が最大となる光入射位置はp型光ガイド層222の端面に位置しており、図示したように、光ファイバ211の光軸の延長線がp型光ガイド層222中を貫くように位置合わせされている。
ここで、p型光ガイド層222の層厚は、たとえば1μm以上と厚くすることが可能であるため、位置合わせが容易であり、トレランスが向上する。また、APD220に含まれる増倍層を介しての光の漏れを効果的に抑制できる。
本実施形態にかかる光受信機は、p型光ガイド層222の厚みを厚くするとともに、光の入射位置をp型光ガイド層222端面としているため、高い量子効率を有し、信頼性の高い素子構造が得られる。
なお、本実施形態ではレンズを用いて集光する方式を採用したが、図8のように、光ファイバ211の先端から直接、APD150のp型光ガイド層115に入光する方式とすることもできる。
第五の実施の形態
次に、上記構成の受動素子を用いた光受信機の他の例について説明する。本実施形態の光受信機は、受動素子を含む光集積素子からなっている。図9に示すように、本実施形態に係る光集積素子は、基板110上に形成された導波路部と受像素子部とを備え、これらがバットジョイント接合された構造を有する。
導波路部は、下部ガイド層120、導波路層122および上部ガイド層124がこの順で積層した構造を有する。下部ガイド層120および上部ガイド層124はInGaAsPまたはInAlGaAsまたはInPから構成され導波路層122は、上記ガイド層より高い屈折率を有するInGaAsPまたはInAlGaAsから構成されている。
受動素子部は、増倍層112、電界緩和層113、吸収層114、p型光ガイド層115およびクラッド層116がこの順で積層した構造を有する。これらの層を構成する材料および厚みは、第一の実施形態で述べたのと同様である。すなわち、本実施形態に係る受光素子は、第一光ガイド層(p側光ガイド層115)と、該第一光ガイド層よりもバンドギャップの大きい増倍層112と、これらの層の間に挟まれた光吸収層(吸収層114)とを含む積層膜を備え、この積層膜の積層方向に対して水平な方向(基板に対して水平な方向)から光が入射されるように構成されている。この受光素子の出力が最大となる光入射位置は、上記第一光ガイド層(p側光ガイド層115)の端面に位置する。
導波路層122はp側光ガイド層115に接しており、バットジョイント接合されている。導波路層122を導波してきた光はp側光ガイド層の端面に入射するように配置されている。
本実施形態にかかる光受信機はp型光ガイド層115の厚みを厚くするとともに、光の入射位置をp型光ガイド層115端面としているため、高い量子効率を有し、信頼性の高い素子構造が得られる。またプロセストレランスも高く、実用性に優れた構造である。
第六の実施の形態
本実施形態では、上述のAPDを用いたWDMシステムの例について説明する。
図10(a)は、このWDMシステムの基本構成の一例を表す概略図である。送信側には、一定の波長間隔を有するλ1 〜λN の波長でそれぞれ発振する複数のDFBLD(レーザ)10が配置されている。これらのDFB10は、直接変調され、その光出力は合波器100で合波されて1本の光ファイバ200、光アンプ300を経由して伝送される。受信側においては、伝送された光信号が、分波器400によってそれぞれ元の波長に分離される。分離された光は、APD20によって電気信号に変換される。
図10(b)は、WDMシステムの他の例を表す概略図である。同図に示した例では、各DFBレーザ10は直接変調されずに、直流信号で駆動され、その光出力が外部変調器30によって変調される。このために、図10(a)に示したシステムよりも、より高速で変調できるという利点を有する。
なお、図10の構成では光アンプ300を設けたが、これを省略してもよい。
上記例では、送信側から受信側へ一方向に信号が送信されるが、素子側・受信側の各々に受光素子および発光素子を備えることにより、双方向通信が可能となる。
こうした送受信モジュールとしては、図11に示すものがある。図11において、光送受信モジュール4は、光送信モジュールと光受信モジュールを併せ備えた機能を有する。光送信部は、光ファイバ5、光導波路9、LD6、送信回路、回路基板8等から構成される。送信回路は、レーザを駆動するLDドライバ、レーザ出力制御部、フリップフロップ回路等から構成される。光受信部は、光ファイバ5、光導波路9、PD15、受信回路、回路基板8等から構成される。もちろん、PD15は本発明のAPD受光デバイスであっても良く、本発明のデバイスを適用することにより、より高い受光感度を得ることが可能となる。受信回路は、前置増幅機能を有するPRE IC、クロック抽出部および等価増幅部からなるCDR LSI、APDバイアス制御回路等から構成される。また、WDMフィルタ(波長分波器)は、光導波路の分岐点付近に配置され、送信光はそのまま透過し、受信光は反射する作用がある。実際には、リードフレームやワイヤがついているが、これらの図示を略している。このような送受信モジュールを用いることで双方向通信が可能となる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
上記したAPDは、電子増倍型(すなわちInAlAs増倍層を用いたもの)であるが、InPを増倍層にしたホール増倍型のAPDも考えられる。こうしたAPDの構成としては、基板側からn−InPクラッド層、波長組成1.2μmからなる4元のn側光ガイド層(InGaAsPまたはInAlGaAsP)、InGaAs吸収層、電界緩和層(n−InP)、InPからなる増倍層、波長組成1.2μmからなる4元のp側光ガイド層(InGaAsPまたはInAlGaAsP)、p−InPクラッド層からなるものが例示される。この場合はn側光ガイド層を厚くすれば良い。
また、上記実施形態では、InGaAsP系半導体層を用いて素子を構成したが、他のIII−V族化合物半導体を用いてもよい。たとえば、III族原子がB,Al,Ga,In,Tlのいずれかを含み、V族がN,P,As,Sb,Biのいずれかを含むIII−V族化合物半導体を用いることもできる。具体的には、InGaAsP、AlGaInAs、AlGaInAsP、AlGaInP、InGaAsSb、InGaPSb、InGaAsN、AlGaInN、TlGaInAs、TlGaInAsN、TlGaInPN等を例示することができる。
(実施例)
実施例1
図12は本実施例に係るAPDの構造を示す図である。図に示すようにS.I.−InP基板上に、SAM構造を形成した。導波路形状にはファイバーとの結合効率およびトレランスを高めるため、入射端での導波路幅を広幅化したテーパ構造を適用した。また、n電極コンタクト部以外の領域はS.I.−InP基板までエッチングを行いP側パッド寄生容量の低減を行った。デバイス各部の寸法については、入射面での導波路幅7μm、導波路終端で幅5μm、導波路長は50μmである。層構造は、InP基板上に信号光波長より波長の短い組成からなるn−InGaAsPガイド層を0.2μm、InAlAs増倍層を0.2μm、p−InAlAs電界緩和層を0.2μm、InGaAs吸収層を0.4μm、信号光波長より波長の短い組成からねるp−InGaAsPガイド層を1.0μm積層した構造である。p−InGaAsPガイド層に光を入射したときに最大出力が得られる構造となっている。入射光は図2に示したように導波し、吸収層に結合する。すなわち、端面においてp側光ガイド層に入射し、導波しながら吸収層と結合するため、端面での光電流の集中が低減される。
実施例2
第一の実施形態で述べたAPDについて導波方向の光強度分布をBPM法で計算した。計算に用いた層構造は第一の実施形態で示したもの(図16)と同様である。吸収層の厚みは0.2μmとした。比較のためにp側光ガイド層とn側光ガイド層が同じである対称ガイド構造(n型光ガイド層およびp型光ガイド層の厚みをともに0.5μmとした)についても評価した。
非対称構造ガイド層を備える素子は、p型光ガイド層に光を入射したときに最大出力が得られる構造となっている。
計算結果を図13に示す。対称構造ガイド層の計算例を図13(a)、非対称構造ガイド層の計算例を図13(b)に示す。図13(b)では、図13(a)の構造よりもp側ガイド層を厚膜化した。対称構造ガイド層では光入射位置を光吸収層の中心とした。非対称構造ガイド層ではp型光ガイド層の中心に光入射位置を位置合わせした。
図13(a)の対称構造ガイド層では、入力光が吸収層を中心に結合するため、端面付近の光吸収層に光電流密度が集中する。また、導波するにつれ、基板側への放射モードが支配的になり、導波長を長くした場合でも外部量子効率を高くすることは困難である。すなわち、放射モードが存在し量子効率が低下する。
一方、非対称ガイド構造では、p側光ガイド層に入射した光が導波しながら吸収層に結合するため光電流を分散することができ、また基板側への放射モードも抑制され、外部量子効率の向上が実現できる。
特に、上記のp−InGaAsPガイド層厚を2.0μm以上にし、吸収層方向に屈折率が高くなる傾斜型構造を採用することにより、より光電流密度の分散が可能になり、高感度な導波型構造でありながら、端面電流を減らして耐光入力特性が2〜4倍程度向上させることができた。従って、ダイナミックレンジが3〜6dB向上した受信機を構成可能である。
実施例2
第一の実施形態で述べたAPDを作製し、デバイスの特性を評価した。層構造は図18に示すとおりである。図示した半導体層の波長組成は1.2μmである。
光入射位置は、p型光ガイド層の中心に位置合わせした。非対称構造ガイド層を備える素子は、p型光ガイド層に光を入射したときに最大出力が得られる構造となっている。
得られたAPDのブレークダウン電圧は20Vであり、増倍暗電流は0.06μAであった。量子効率は80%を得た。最大応答周波数は50Ω負荷のときに10GHzであり、GB積は150GHzを得た。特に、増倍率M=2乃至15での周波数応答は10GHzを維持していた。また、本実施例に係るAPDと1KΩ以上のトランスインピーダンスを持つプリアンプとを接続して周波数特性を評価したところ、帯域15GHzを得た。
本実施例に係るAPD及びプリアンプを用いて光受信機を構成し、10Gb/sのビットレートにおいて受信感度を評価したところ、23段の疑似ランダム信号を使った場合にビットエラーレート(BER)1×10−9を与える光強度は−30dBmであった。
また、本実施例に係るAPD及びプリアンプからなる光受信機を連続して数多く作製したところ、結合効率の差や実装条件の僅かな違いなどに起因する受信感度のばらつきが見られた。
このときの統計を取ると、受信機の平均的な受信感度は、−29dBmであり、最も低いものでも−26dBmを確保することができた。これは、10Gb/s用としては、非常に高感度なAPD光受信機である。
実施例3
実施例2の図18の層構造に代えて、図19に示す層構造を採用することもできる。この構造では、pガイド層115の実効的な屈折率は、クラッド層側から吸収層に向けて高くなっている。このため、上記実施例2と同様、優れたデバイス特性が得られる。本実施例の層構造は、グレーティッド成長が不要であり、簡便なプロセスで製造することができる。

Claims (10)

  1. 第一光ガイド層と、
    前記第一光ガイド層よりも屈折率の小さい増倍層と、
    前記第一光ガイド層と前記増倍層との間に挟まれた光吸収層と、
    前記増倍層に対して前記第一光ガイド層と反対側に形成された第二光ガイド層と、
    を含む積層端面を有し
    前記第一光ガイド層の層厚が前記第二光ガイド層の層厚よりも厚く、
    前記積層端面に入射する光が、前記積層端面のうち、前記第一の光ガイド層の端面に光軸を有する受光素子。
  2. 前記受光素子の出力が最大となる光入射位置が、前記第一光ガイド層の端面に位置する請求項1に記載の受光素子。
  3. 記第一光ガイド層の層厚が0.6μm以上5μm以下である請求項1に記載の受光素子。
  4. 記第一光ガイド層の層厚は、前記受光素子中を導波する光の波長の1.2倍以上10倍以下である請求項1に記載の受光素子。
  5. 記光吸収層の層厚が0.6μm以下である請求項1に記載の受光素子。
  6. 前記第一光ガイド層は、前記光吸収層から遠ざかるにつれて屈折率が低くなるように構成された請求項1に記載の受光素子。
  7. 板上に、前記増倍層、前記光吸収層および前記第一光ガイド層がこの順で積層しており、前記光吸収層および前記第一光ガイド層がメサ形状に加工された請求項1に記載の受光素子。
  8. 請求項1に記載の受光素子と、
    前記受光素子に光を入射させる光導波路と、
    を備え、
    前記光導波路からの出射光が、前記第一光ガイド層の端面に集光され前記第一光ガイド層内に入射するように構成された光受信機。
  9. 記光導波路が光ファイバであって、
    前記第一光ガイド層の前記端面における入射光の光閉じこめ係数が60%以上となるように前記第一光ガイド層の層厚が調整された請求項9に記載の光受信機。
  10. 前記光導波路と前記第一光ガイド層がバットジョイント接合された請求項9に記載の光受信機。
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