JP2005276969A - アバランシェフォトダイオード - Google Patents
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Abstract
【課題】アバランシェフォトダイオードに関し、増倍層をさらに薄層化することなくMB積を増大させて高速化する。
【解決手段】n型半導体層1上に少なくとも光吸収層2、電界降下層4、増倍層6、p型半導体層7を順次積層するとともに、電界降下層4と増倍層6との間に、価電子帯のホール8からみたエネルギーが増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより高いホールイオン化率増強層5を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】n型半導体層1上に少なくとも光吸収層2、電界降下層4、増倍層6、p型半導体層7を順次積層するとともに、電界降下層4と増倍層6との間に、価電子帯のホール8からみたエネルギーが増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより高いホールイオン化率増強層5を設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、アバランシェフォトダイオードに関するものであり、特に、40Gbit/s以上の高速応答するアバランシェフォトダイオード(APD)を構成する増倍層におけるイオン化率を高めるための構成に特徴のあるアバランシェフォトダイオードに関するものである。
最近のインターネットの構築でより高速な光通信システムの要求がより強くなってきているのにしたがって、光通信システムを構築するアバランシェフォトダイオード等の半導体受光素子においても高速な情報伝達速度が要求されている。
また、これらの半導体受光素子は、モジュール化した時に良好な最小受信感度が得られることが期待されているため高い量子効率も要求されている。
このような半導体受光素子の一つとしてInP増倍層を持つAPDが、10Gbit/sまでの速度のシステムで製品化されているので、ここで、図7及び図8を参照して従来のAPDを説明する。
図7参照
図7は、従来のAPDの概略的バンドダイヤグラムであり、半絶縁性InP基板上に、n+ 型InP層41、アンドープのInGaAs光吸収層42、アンドープのInGaAsグレーデッド層43、n+ 型InP電界降下層44、アンドープのInP増倍層45、及び、p+ 型InP層46を順次堆積させ、n+ 型InP層41にn側電極47を設けるとともに、p+ 型InP層46にp側電極48を設けたものである。
図7は、従来のAPDの概略的バンドダイヤグラムであり、半絶縁性InP基板上に、n+ 型InP層41、アンドープのInGaAs光吸収層42、アンドープのInGaAsグレーデッド層43、n+ 型InP電界降下層44、アンドープのInP増倍層45、及び、p+ 型InP層46を順次堆積させ、n+ 型InP層41にn側電極47を設けるとともに、p+ 型InP層46にp側電極48を設けたものである。
この場合、入射した光によってInGaAs光吸収層42で電子とホールが発生するが、逆方向電圧が印加されているので電子はn側電極47へ移動し、ホールはヘテロ障壁を緩和するInGaAsグレーデッド層43を通って高電界が印加されたInP増倍層45に注入されて増倍される。
InPの様にホールのイオン化率が高い材料で増倍層を構成する場合、上述のように、増培層がホール注入になるように層構成をする必要がある。
因に、電子のイオン化率をα、ホールのイオン化率をβとした場合、InPにおけるイオン化率比k=α/β≒1/2となる。
因に、電子のイオン化率をα、ホールのイオン化率をβとした場合、InPにおけるイオン化率比k=α/β≒1/2となる。
図8参照
図8は、図7に示した従来のAPDにおける動作時の電界分布の説明図であり、InP増倍層45が他の層に比較して高電界となり増培され易くなっているが、40Gbit/sシステムに適用させるためには素子の高MB積(増倍帯域積)化が必要となる。
図8は、図7に示した従来のAPDにおける動作時の電界分布の説明図であり、InP増倍層45が他の層に比較して高電界となり増培され易くなっているが、40Gbit/sシステムに適用させるためには素子の高MB積(増倍帯域積)化が必要となる。
図7に示した構造のAPDにおけるMB積は、次式に示すように、増倍層の膜厚L若しくは、イオン化率比kの逆数に比例することが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
MB積∝1/(2π・k・L)
MB積∝1/(2π・k・L)
そこで、本発明者等は、薄膜InP増倍層を用いることで200GHzを超える高いMB積のAPDを試作できることを実証した(例えば、非特許文献2参照)。
また、InP薄膜増倍層を持つテーパ導波路付APDを搭載した受信機で40Gbit/sの光信号で−19dBmの受信感度を実現している(例えば、非特許文献3参照)。
図9参照
図9は、従来のテーパ導波路付APDの概略的斜視図であり、受光部61は図7に示したAPDと同様に半絶縁性InP基板51上にn+ 型InP層52、InGaAs光吸収層、InGaAsグレーデッド層、n+ 型InP電界降下層、InP増倍層、及び、p+ 型InP層を積層させ、n+ 型InP層乃至InGaAs光吸収層を所定のサイズにパターニングして形成し、露出したn+ 型InP層52にコンタクトする一対のn側電極53を設けるとともに、p型InP層にコンタクトするp側電極54を設ける。
図9は、従来のテーパ導波路付APDの概略的斜視図であり、受光部61は図7に示したAPDと同様に半絶縁性InP基板51上にn+ 型InP層52、InGaAs光吸収層、InGaAsグレーデッド層、n+ 型InP電界降下層、InP増倍層、及び、p+ 型InP層を積層させ、n+ 型InP層乃至InGaAs光吸収層を所定のサイズにパターニングして形成し、露出したn+ 型InP層52にコンタクトする一対のn側電極53を設けるとともに、p型InP層にコンタクトするp側電極54を設ける。
また、接続用光導波路62は、n+ 型InP層52上に受光部61を構成するInGaAs光吸収層と位置整合するInGaAs光導波層55及びInPクラッド層56を積層させ、所定形状にパターニングして形成する。
さらに、テーパ導波路部63は、光入射側へ向かって徐々に膜厚が薄くなるストライプ状のテーパ導波路57を設けたのち、InPクラッド層58で被覆したものである。
R.B.Emmons,J.Appl.Phys,vol.38,pp.3705−3714,1967 N.Yasuoka et al.,LEOS’2003,ThZ,pp.999,2003 N.Yasuoka et al.,Optical Fiber Communication Conference 2004 in Los Angeles,ThM2,2004
R.B.Emmons,J.Appl.Phys,vol.38,pp.3705−3714,1967 N.Yasuoka et al.,LEOS’2003,ThZ,pp.999,2003 N.Yasuoka et al.,Optical Fiber Communication Conference 2004 in Los Angeles,ThM2,2004
従来のAPDにおいては、高いMB積を得るために増倍層を極限まで薄膜化しており、例えば、80nm程度にしているが、この様な薄膜増倍層を用いる構成では、 増倍層の電界が高くなり、トンネル電流が増加し素子特性を劣化させるという問題点があるのでこの事情を図10を参照して説明する。
図10参照
図10は、トンネル電流の増倍層膜厚依存性の説明図であり、トンネル電流は増倍層の薄膜化と共に指数関数的に上昇していくことが分かっており、トンネル電流の許容限界を300nA(3×10-6A)とすると現状より増培層膜厚を薄膜化することは困難である。
図10は、トンネル電流の増倍層膜厚依存性の説明図であり、トンネル電流は増倍層の薄膜化と共に指数関数的に上昇していくことが分かっており、トンネル電流の許容限界を300nA(3×10-6A)とすると現状より増培層膜厚を薄膜化することは困難である。
したがって、本発明は、増倍層をさらに薄層化することなくMB積を増大させて高速化することを目的とする。
図1は本発明の原理的構成図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上記課題を解決するために、本発明は、n型半導体層1上に少なくとも光吸収層2、電界降下層4、増倍層6、p型半導体層7を順次積層したアバランシェフォトダイオードにおいて、電界降下層4の増倍層6に接する側の一部が、価電子帯のホール8からみたエネルギーが増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより高いホールイオン化率増強層5の機能を有することを特徴とする。
図1参照
上記課題を解決するために、本発明は、n型半導体層1上に少なくとも光吸収層2、電界降下層4、増倍層6、p型半導体層7を順次積層したアバランシェフォトダイオードにおいて、電界降下層4の増倍層6に接する側の一部が、価電子帯のホール8からみたエネルギーが増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより高いホールイオン化率増強層5の機能を有することを特徴とする。
この様に、電界降下層4の増倍層6に接する側の一部に、価電子帯のホール8からみたエネルギーが増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより高いホールイオン化率増強層5の機能を持たせることによって、ホール8は高いエネルギー状態で増倍層6に注入し、注入直後にイオン化が起こるのでホール8のイオン化率を高めることができ、それによって、高MB積化が可能になる。
即ち、イオン化率増強層と増倍層6の価電子帯のエネルギー差ΔEv が大きいほどホール8が増倍層6に注入された直後にイオン化され易い状態になるものであり、エネルギー差ΔEv は、イオン化率増強層における電子親和力χと禁制帯幅Eg の和と、増倍層6における電子親和力χと禁制帯幅Eg の和との差になる。
また、このようなホールイオン化率増強層5は、電界降下層4と前記増倍層6との間に別体として挿入するようにしても良いものであり、特に、アンドープ層を挿入することによって増倍層6との界面におけるノッチの発生を抑制することができる。
この場合のエネルギー差ΔEv は、光通信システムにおける受光素子の増倍層6を構成するInPにおけるイオン化しきい値エネルギーである1.1eVより大きい方が望ましいが、0.3eV以上であれば、イオン化率の向上に大きく寄与することができる。
また、増倍層6がInP以外の材料で構成される場合にも、エネルギー差ΔEv はイオン化しきい値エネルギー以上高いことが望ましい。
また、増倍層6をInPとした場合、ホールイオン化率増強層5をII−VI族化合物半導体混晶で構成することによって、ホールイオン化率増強層5の価電子帯のホール8からみたエネルギーを増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより高くすることができる。
また、光吸収層2と電界降下層4との間に、禁制帯幅が光吸収層2の禁制帯幅から電界降下層4の禁制帯幅に向かって徐々に変化するグレーデッド層3を設けることが望ましく、それによって、ヘテロ障壁を緩和することができる。
なお、ヘテロ障壁を緩和するための層は、ホール8に対する量子井戸を形成するためのウエル層の層厚が電界降下層4に向かって徐々に薄くなる多重量子井戸層でも良く、特に、ウエル層としてIII-V族化合物半導体を用い、バリア層としてII−VI族化合物半導体混晶を用いてタイプIIの量子井戸構造を構成することにより、実効的禁制帯幅をグレーデッドにすることができるとともに、格子歪みを低減することができる。
本発明においては、増倍層と電界降下層との間に増倍層の価電子帯に対してエネルギー差ΔEv を有するホールイオン化率増強層を設けているので、ホールイオン化率増強層を通過したホールは高エネルギー状態で増倍層に注入され、増倍層に注入直後にホールがイオン化され、この時点での局所的なMB積は∞であり、2回目行以降のイオン化は通常のイオン化過程となりさらに増倍されるので、MB積を従来とより大きくすることができる。
因に、増倍層をInPとし、ホールイオン化率増強層のInPに対する価電子帯のエネルギー差ΔEv をInPにおけるイオン化しきい値エネルギーである〜1.1eV以上とした場合、MB積を従来の1.5倍以上とすることができる。
本発明、n型半導体層上に光吸収層、禁制帯幅整合層、電界降下層、増倍層、p型半導体層を順次積層したアバランシェフォトダイオードにおいて、電界降下層と増倍層との間に増倍層の価電子帯に対してエネルギー差ΔEv を有するホールイオン化率増強層を設けたものであり、エネルギー差ΔEv が大きいほどホールが増倍層に注入された直後にイオン化され易い状態になる。
ここで、図2及び図3を参照して、本発明の実施例1のAPDを説明する。
図2参照
図2は、本発明の実施例1のAPDの概略的バンドダイヤグラムであり、まず、半絶縁性InP基板11上にMOVPE法(有機金属気相成長法)を用いて、厚さが、例えば、2μmでキャリア濃度が1×1018cm-3のn+ 型InP層12、厚さが、例えば、200〜300nmでIn組成比が0.53のアンドープのInGaAs光吸収層13、厚さが、例えば、100nmのInGaAsPグレーデッド層14、厚さが、例えば、50nmで、キャリア濃度が1×1018cm-3で、Zn組成比が0.5のn+ 型ZnCdSe電界降下層15、厚さが、例えば、50nmで、Zn組成比が0.5のアンドープのZnCdSeホールイオン化率増強層16、厚さが、例えば、80nmでアンドープのInP増倍層17、及び、厚さが、例えば、1μmでキャリア濃度が1×1018cm-3のp+ 型InP層18を順次堆積させる。
図2参照
図2は、本発明の実施例1のAPDの概略的バンドダイヤグラムであり、まず、半絶縁性InP基板11上にMOVPE法(有機金属気相成長法)を用いて、厚さが、例えば、2μmでキャリア濃度が1×1018cm-3のn+ 型InP層12、厚さが、例えば、200〜300nmでIn組成比が0.53のアンドープのInGaAs光吸収層13、厚さが、例えば、100nmのInGaAsPグレーデッド層14、厚さが、例えば、50nmで、キャリア濃度が1×1018cm-3で、Zn組成比が0.5のn+ 型ZnCdSe電界降下層15、厚さが、例えば、50nmで、Zn組成比が0.5のアンドープのZnCdSeホールイオン化率増強層16、厚さが、例えば、80nmでアンドープのInP増倍層17、及び、厚さが、例えば、1μmでキャリア濃度が1×1018cm-3のp+ 型InP層18を順次堆積させる。
次いで、p+ 型InP層18乃至InGaAs光吸収層13を所定形状にパターニングしたのち、n+ 型InP層12の露出部にn側電極19を設けるとともに、p+ 型InP層18の頂面にp側電極20を設けたものである。
この場合のInGaAsPグレーデッド層14は、価電子帯におけるバンド不連続を回避するための層であり、InGaAs光吸収層13の禁制帯幅からn+ 型ZnCdSe電界降下層15の禁制帯幅まで連続的に変化するように組成を変化させる。
また、ZnCdSeホールイオン化増強層16とInP増倍層17との価電子帯におけるエネルギー差ΔEv は1.1eVであり、特に、両者をアンドープ層で構成しているので界面近傍にバンド形状の曲がり(ノッチ)が現れないため、エネルギー差ΔEv がほぼそのままホールの感じるエネルギー差となる。
図3参照
図3は、本発明の実施例1のAPDの逆バイアス時の概略的バンドダイヤグラムでありInGaAs光吸収層13で生成された電子−ホール対のうち、電子21は電界に引かれてn+ 型InP層12に到達する。
図3は、本発明の実施例1のAPDの逆バイアス時の概略的バンドダイヤグラムでありInGaAs光吸収層13で生成された電子−ホール対のうち、電子21は電界に引かれてn+ 型InP層12に到達する。
一方、ホール22は、InGaAsPグレーデッド層14及びn+ 型ZnCdSe電界降下層15を経て、ZnCdSeホールイオン化増強層16を介してInP増倍層17に注入されるが、上述のように、ZnCdSeホールイオン化増強層16とInP増倍層17との間に、価電子帯側に約1.1eVのエネルギー差ΔEv がある。
このエネルギー差ΔEv は、InP増倍層におけるイオン化しきい値エネルギー、即ち、増倍層を構成するInPの禁制帯幅に等しいので注入直後にイオン化が起こり、2回目以降のイオン化は通常のAPDと同様に、ホール22が電界により加速されてイオン化しきい値エネルギーに達した後に起こることになる。
したがって、本発明の実施例1においては、ホールのイオン化率βを大きくして、イオン化率比kを小さくすることができるので、MB積を従来のAPDと比較して少なくとも1.5倍以上とすることができ、それによって、InP増倍層17を現状以上に薄層化することなく高速化が可能になるので、実効的にトンネル電流のない高速APDの実現が可能になる。
次に、図4乃至図6を参照して、本発明の実施例2のAPDを説明する。
図4参照
図4は、本発明の実施例2のAPDの概略的バンドダイヤグラムであり、まず、半絶縁性InP基板11上にMOVPE法を用いて、厚さが、例えば、2μmでキャリア濃度が1×1018cm-3のn+ 型InP層12、厚さが、例えば、200〜300nmでIn組成比が0.53のアンドープのInGaAs光吸収層13、厚さが、例えば、100nmでアンドープのInGaAsグレーデッド層23、厚さが、例えば、100nmのMQW層32、厚さが、例えば、50nmで、キャリア濃度が1×1018cm-3で、Zn組成比が0.5のn+ 型ZnCdSe電界降下層15、厚さが、例えば、10nmで、Zn組成比が0.5のアンドープのZnCdSeホールイオン化率増強層16、厚さが、例えば、80nmでアンドープのInP増倍層17、及び、厚さが、例えば、1μmでキャリア濃度が1×1018cm-3のp+ 型InP層18を順次堆積させる。
図4参照
図4は、本発明の実施例2のAPDの概略的バンドダイヤグラムであり、まず、半絶縁性InP基板11上にMOVPE法を用いて、厚さが、例えば、2μmでキャリア濃度が1×1018cm-3のn+ 型InP層12、厚さが、例えば、200〜300nmでIn組成比が0.53のアンドープのInGaAs光吸収層13、厚さが、例えば、100nmでアンドープのInGaAsグレーデッド層23、厚さが、例えば、100nmのMQW層32、厚さが、例えば、50nmで、キャリア濃度が1×1018cm-3で、Zn組成比が0.5のn+ 型ZnCdSe電界降下層15、厚さが、例えば、10nmで、Zn組成比が0.5のアンドープのZnCdSeホールイオン化率増強層16、厚さが、例えば、80nmでアンドープのInP増倍層17、及び、厚さが、例えば、1μmでキャリア濃度が1×1018cm-3のp+ 型InP層18を順次堆積させる。
次いで、p+ 型InP層18乃至InGaAs光吸収層13を所定形状にパターニングしたのち、n+ 型InP層12の露出部にn側電極19を設けるとともに、p+ 型InP層18の頂面にp側電極20を設けたものである。
なお、この場合のInGaAsグレーデッド層23は、In組成比が0.53から1まで変化するものである。
なお、この場合のInGaAsグレーデッド層23は、In組成比が0.53から1まで変化するものである。
図5参照
図5は、MQW層31のバンドダイヤグラムの拡大図であり、この場合のMQW層31は、Zn組成比が0.5のアンドープのZnCdSeバリア層32とアンドープのInPウエル層33とを交互に積層させたものであるが、各InPウエル層33の膜厚は、n+ 型ZnCdSe電界降下層15に向かって徐々に薄くなるようにするとともに、ZnCdSeバリア層32の膜厚は、n+ 型ZnCdSe電界降下層15に向かって徐々に厚くなるようにする。
図5は、MQW層31のバンドダイヤグラムの拡大図であり、この場合のMQW層31は、Zn組成比が0.5のアンドープのZnCdSeバリア層32とアンドープのInPウエル層33とを交互に積層させたものであるが、各InPウエル層33の膜厚は、n+ 型ZnCdSe電界降下層15に向かって徐々に薄くなるようにするとともに、ZnCdSeバリア層32の膜厚は、n+ 型ZnCdSe電界降下層15に向かって徐々に厚くなるようにする。
この場合の量子井戸構造は、所謂タイプIIの量子井戸構造となり、InPウエル層33においては価電子帯側においてのみ量子準位が形成される。
図6参照
図6は、MQW層31の逆バイアス印加時のバンドダイヤグラムの拡大図であり、各InPウエル層33における量子準位34はInPウエル層33の幅に応じて異なったエネルギー準位となり、逆バイアスの印加によりバンドが傾くことによって各InPウエル層33における異なった準位の量子準位34が連続的に繋がることになる。
図6は、MQW層31の逆バイアス印加時のバンドダイヤグラムの拡大図であり、各InPウエル層33における量子準位34はInPウエル層33の幅に応じて異なったエネルギー準位となり、逆バイアスの印加によりバンドが傾くことによって各InPウエル層33における異なった準位の量子準位34が連続的に繋がることになる。
この本発明の実施例2においても、ZnCdSeホールイオン化増強層16とInP増倍層17との間に、価電子帯側に約1.1eVのエネルギー差ΔEv があるので、InP増倍層に注入直後にイオン化が起こり、実効的にトンネル電流のない高速APDの実現が可能になる。
また、本発明の実施例2の場合には、MQW層31を設けているので、グレーデッド層はInGaAsからInPに変化するInGaAsグレーデッド層で良くなり、電界降下層を後述のように各種の材料で構成する場合にも、電界降下層の禁制帯幅に合わせてグレーデッド層を変化させる必要がないのでグレーデッド層の形成が容易になる。
即ち、実施例1のようにInGaAsPグレーデッド層を用いた場合には、禁制帯幅に合わせて4元の組成を微妙に変化させる必要があるが、MQW層を介在させることによって、グレーデッド層は常に同じものを採用することができる。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載した条件・構成に限られるものではなく、各種の変更が可能であり、例えば、各実施例に記載した膜厚、キャリア濃度、組成比等の数値は記載した数値に限られるものではない。
例えば、上記の各実施例においては、ホールイオン化率増強層と増倍層との間の価電子帯におけるエネルギー差ΔEv を、増倍層のイオン化しきい値エネルギー程度の1.1eVとしているが、増倍層のイオン化しきい値エネルギー以下でも良く、例えば、増倍層をイオン化しきい値エネルギーが1.1eVのInPで構成する場合には、エネルギー差ΔEv は0.3eV以上であれば良い。
また、上記の各実施例においては、電界降下層とホールイオン化率増強層とを別体で構成しているが、電界降下層の増倍層側の一部をホールイオン化率増強層として機能させても良いものである。
この場合、増倍層との界面にノッチが形成されるが、ホールイオン化率の増強には充分に寄与することになる。
この場合、増倍層との界面にノッチが形成されるが、ホールイオン化率の増強には充分に寄与することになる。
また、上記の各実施例においては、ホールイオン化率増強層としてZnCdSeを用いているが、ZnCdSeに限られるものではなく、ZnCdS,CdSTe,MgZnSe,MgSeTe,MnSeS,ZnSeTe,ZnSTeの三元結晶、或いは、CdMgSeS,CdMgSTe,CdMgSeTe,CdZnSeS,CdZnSTe,CdZnSeTe,ZnMgSeS,ZnMgSTe,ZnMgSeTe,4元混晶を用いても良いものである。
また、上記の各実施例においては増倍層としてInPを用いているが、InPに限られるものではなく、AlGaSb、InGaAsP、或いは、Geのようにホールのイオン化率が高い材料を用いても良いものである。
また、上記の実施例2においては、MQW層におけるウエル層及びバリア層の両方の膜厚を変化させているが、両方変化させる必要は必ずしもなく、少なくともウエル層の膜厚を変化させれば良い。
また、上記の各実施例においては、単体のAPDとして説明しているが、このような構成のAPDは図9に示したようにテーパ導波路付きAPDとして集積化しても良いものである。
ここで再び図1を参照して、本発明の詳細な特徴を改めて説明する。
再び、図1参照
(付記1) n型半導体層1上に少なくとも光吸収層2、電界降下層4、増倍層6、p型半導体層7を順次積層したアバランシェフォトダイオードにおいて、前記電界降下層4の前記増倍層6に接する側の一部が、価電子帯のホール8からみたエネルギーが前記増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより高いホールイオン化率増強層5の機能を有することを特徴とするアバランシェフォトダイオード。
(付記2) n型半導体層1上に少なくとも光吸収層2、電界降下層4、増倍層6、p型半導体層7を順次積層したアバランシェフォトダイオードにおいて、前記電界降下層4と前記増倍層6との間に、価電子帯のホール8からみたエネルギーが前記増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより高いホールイオン化率増強層5を挿入したことを特徴とするアバランシェフォトダイオード。
(付記3) 上記ホールイオン化率増強層5の価電子帯のホール8からみたエネルギーが前記増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより、0.3eV以上高いことを特徴とする請求項1または2に記載のアバランシェフォトダイオード。
(付記4) 上記ホールイオン化率増強層5の価電子帯のホール8からみたエネルギーが前記増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより、前記増倍層6におけるイオン化しきい値エネルギー以上高いことを特徴とする請求項1または2に記載のアバランシェフォトダイオード。
(付記5) 上記増倍層6がInPからなるとともに、上記ホールイオン化率増強層5がII−VI族化合物半導体混晶からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のアバランシェフォトダイオード。
(付記6) 上記光吸収層2と電界降下層4との間に、禁制帯幅が前記光吸収層2の禁制帯幅から前記電界降下層4に向かって徐々に変化するグレーデッド層3を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載のアバランシェフォトダイオード。
(付記7) 上記光吸収層2と電界降下層4との間に、ホール8に対するウエル層の層厚が前記電界降下層4に向かって徐々に薄くなる多重量子井戸層を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載のアバランシェフォトダイオード。
再び、図1参照
(付記1) n型半導体層1上に少なくとも光吸収層2、電界降下層4、増倍層6、p型半導体層7を順次積層したアバランシェフォトダイオードにおいて、前記電界降下層4の前記増倍層6に接する側の一部が、価電子帯のホール8からみたエネルギーが前記増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより高いホールイオン化率増強層5の機能を有することを特徴とするアバランシェフォトダイオード。
(付記2) n型半導体層1上に少なくとも光吸収層2、電界降下層4、増倍層6、p型半導体層7を順次積層したアバランシェフォトダイオードにおいて、前記電界降下層4と前記増倍層6との間に、価電子帯のホール8からみたエネルギーが前記増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより高いホールイオン化率増強層5を挿入したことを特徴とするアバランシェフォトダイオード。
(付記3) 上記ホールイオン化率増強層5の価電子帯のホール8からみたエネルギーが前記増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより、0.3eV以上高いことを特徴とする請求項1または2に記載のアバランシェフォトダイオード。
(付記4) 上記ホールイオン化率増強層5の価電子帯のホール8からみたエネルギーが前記増倍層6の価電子帯のホール8からみたエネルギーより、前記増倍層6におけるイオン化しきい値エネルギー以上高いことを特徴とする請求項1または2に記載のアバランシェフォトダイオード。
(付記5) 上記増倍層6がInPからなるとともに、上記ホールイオン化率増強層5がII−VI族化合物半導体混晶からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のアバランシェフォトダイオード。
(付記6) 上記光吸収層2と電界降下層4との間に、禁制帯幅が前記光吸収層2の禁制帯幅から前記電界降下層4に向かって徐々に変化するグレーデッド層3を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載のアバランシェフォトダイオード。
(付記7) 上記光吸収層2と電界降下層4との間に、ホール8に対するウエル層の層厚が前記電界降下層4に向かって徐々に薄くなる多重量子井戸層を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載のアバランシェフォトダイオード。
本発明の活用例としては、光通信システムを構成する半導体受光素子が典型的なものであるが、光通信システムに限られるものではなく、各種の用途の半導体受光素子にも適用されるものである。
1 n型半導体層
2 光吸収層
3 グレーデッド層
4 電界降下層
5 ホールイオン化率増強層
6 増倍層
7 p型半導体層
8 ホール
11 半絶縁性InP基板
12 n+ 型InP層
13 InGaAs光吸収層
14 InGaAsPグレーデッド層
15 n+ 型ZnCdSe電界降下層
16 ZnCdSeホールイオン化率増強層
17 InP増倍層
18 p+ 型InP層
19 n側電極
20 p側電極
21 電子
22 ホール
23 InGaAsグレーデッド層
31 MQW層
32 ZnCdSeバリア層
33 InPウエル層
41 n+ 型InP層
42 InGaAs光吸収層
43 InGaAsグレーデッド層
44 n+ 型InP電界降下層
45 InP増倍層
46 p+ 型InP層
47 n側電極
48 p側電極
51 半絶縁性InP基板
52 n+ 型InP層
53 n側電極
54 p側電極
55 InGaAs光導波層 56 InPクラッド層
57 テーパ導波路
58 InPクラッド層
61 受光部
62 接続用光導波路
63 テーパ導波路部
2 光吸収層
3 グレーデッド層
4 電界降下層
5 ホールイオン化率増強層
6 増倍層
7 p型半導体層
8 ホール
11 半絶縁性InP基板
12 n+ 型InP層
13 InGaAs光吸収層
14 InGaAsPグレーデッド層
15 n+ 型ZnCdSe電界降下層
16 ZnCdSeホールイオン化率増強層
17 InP増倍層
18 p+ 型InP層
19 n側電極
20 p側電極
21 電子
22 ホール
23 InGaAsグレーデッド層
31 MQW層
32 ZnCdSeバリア層
33 InPウエル層
41 n+ 型InP層
42 InGaAs光吸収層
43 InGaAsグレーデッド層
44 n+ 型InP電界降下層
45 InP増倍層
46 p+ 型InP層
47 n側電極
48 p側電極
51 半絶縁性InP基板
52 n+ 型InP層
53 n側電極
54 p側電極
55 InGaAs光導波層 56 InPクラッド層
57 テーパ導波路
58 InPクラッド層
61 受光部
62 接続用光導波路
63 テーパ導波路部
Claims (5)
- n型半導体層上に少なくとも光吸収層、電界降下層、増倍層、p型半導体層を順次積層したアバランシェフォトダイオードにおいて、前記電界降下層の前記増倍層に接する側の一部が、価電子帯のホールからみたエネルギーが前記増倍層の価電子帯のホールからみたエネルギーより高いホールイオン化率増強層の機能を有することを特徴とするアバランシェフォトダイオード。
- n型半導体層上に少なくとも光吸収層、電界降下層、増倍層、p型半導体層を順次積層したアバランシェフォトダイオードにおいて、前記電界降下層と前記増倍層との間に、価電子帯のホールからみたエネルギーが前記増倍層の価電子帯のホールからみたエネルギーより高いホールイオン化率増強層を挿入したことを特徴とするアバランシェフォトダイオード。
- 上記ホールイオン化率増強層の価電子帯のホールからみたエネルギーが前記増倍層の価電子帯のホールからみたエネルギーより、0.3eV以上高いことを特徴とする請求項1または2に記載のアバランシェフォトダイオード。
- 上記光吸収層と電界降下層との間に、禁制帯幅が前記光吸収層の禁制帯幅から前記電界降下層に向かって徐々に変化するグレーデッド層を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアバランシェフォトダイオード。
- 上記光吸収層と電界降下層との間に、ホールに対するウエル層の層厚が前記電界降下層に向かって徐々に薄くなる多重量子井戸層を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアバランシェフォトダイオード。
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JP2004086052A JP2005276969A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | アバランシェフォトダイオード |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007300376A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 局側装置及び光受信回路 |
JP2011253834A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 受光素子、光学センサ装置および受光素子の製造方法 |
WO2014045334A1 (ja) * | 2012-09-18 | 2014-03-27 | 富士通株式会社 | 半導体受光素子及びその製造方法 |
JP2016100436A (ja) * | 2014-11-20 | 2016-05-30 | 国立大学法人 東京大学 | アバランシェ受光器 |
-
2004
- 2004-03-24 JP JP2004086052A patent/JP2005276969A/ja not_active Withdrawn
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