JPH03291978A - アバランシェフォトダイオード - Google Patents
アバランシェフォトダイオードInfo
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- JPH03291978A JPH03291978A JP2093401A JP9340190A JPH03291978A JP H03291978 A JPH03291978 A JP H03291978A JP 2093401 A JP2093401 A JP 2093401A JP 9340190 A JP9340190 A JP 9340190A JP H03291978 A JPH03291978 A JP H03291978A
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Landscapes
- Light Receiving Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、低雑音特性を有するアバランシェフォトダイ
オード(APD)に関する。
オード(APD)に関する。
(従来の技術)
高速大容量光通信システムを構成するには、超高速かつ
、低雑音、高感度特性を有する半導体受光素子が不可欠
である。このため、近年シリカ系ファイバの低損失波長
域1.0〜1.611mに適応できるInP/InGa
As系アバランシェ・フォトダイオード(APD)の高
速化・高感度化に対する研究が活発となっている。この
InP/InGaAs系APDでは現在、串受光径化に
よる低容量化、層厚最適化によるキャノア走行時間の低
減、ヘテロ界面への中間層導入によるキャリア・トラッ
プの抑制により、利得帯域幅(GB)積75GHzの高
速化が実現されている。しかしながら、この素子構造で
は、アバランシェ増倍層であるInPのイオン化率比1
3/αが〜2と小さいため(a:電子イオン化率、p:
正孔のイオン化率)、過剰雑音指数X(イオン化率比が
小さいほど大きくなる)が〜0.7と大きくなり、低雑
音化・高感度化には限界がある。これは、他のIII
e V族化合物半導体をアバランシェ増倍層に用いた場
合も同様である、低雑音化、高GB積化を遠戚するには
イオン化率比CL/13を人工的に増大させる必要があ
る。
、低雑音、高感度特性を有する半導体受光素子が不可欠
である。このため、近年シリカ系ファイバの低損失波長
域1.0〜1.611mに適応できるInP/InGa
As系アバランシェ・フォトダイオード(APD)の高
速化・高感度化に対する研究が活発となっている。この
InP/InGaAs系APDでは現在、串受光径化に
よる低容量化、層厚最適化によるキャノア走行時間の低
減、ヘテロ界面への中間層導入によるキャリア・トラッ
プの抑制により、利得帯域幅(GB)積75GHzの高
速化が実現されている。しかしながら、この素子構造で
は、アバランシェ増倍層であるInPのイオン化率比1
3/αが〜2と小さいため(a:電子イオン化率、p:
正孔のイオン化率)、過剰雑音指数X(イオン化率比が
小さいほど大きくなる)が〜0.7と大きくなり、低雑
音化・高感度化には限界がある。これは、他のIII
e V族化合物半導体をアバランシェ増倍層に用いた場
合も同様である、低雑音化、高GB積化を遠戚するには
イオン化率比CL/13を人工的に増大させる必要があ
る。
そこで、カパッソ(F、 Capasso)等はアプラ
イド・フィジックス・レター(App1、 Phys、
Lett、)、40(1)巻38頁から40頁、Ja
n、、 1982年で、超格子による伝導帯エネルギー
不連続量ΔEcを電子のイオン化に利用してイオン化率
比a/!3を人工的に増大させる構造を提案し、実際に
GaAs/GaAlAs系超格子でイオン化率比c/1
3の増大(バルクGaAsの〜2に対して超格子層で〜
8)を確認した。そのアバランシェ増倍層のバイアス印
加時のエネルギーバンド図を第4図に示す。31はn型
GaAlAs障壁層、32はn型GaAs井戸層であり
、31と32の層の繰り返しが超格子アバランシェ増倍
層を構成している。また、33.34はそれぞれ伝導帯
不連続量ΔEc、価電子帯不連続量ΔEvである。
イド・フィジックス・レター(App1、 Phys、
Lett、)、40(1)巻38頁から40頁、Ja
n、、 1982年で、超格子による伝導帯エネルギー
不連続量ΔEcを電子のイオン化に利用してイオン化率
比a/!3を人工的に増大させる構造を提案し、実際に
GaAs/GaAlAs系超格子でイオン化率比c/1
3の増大(バルクGaAsの〜2に対して超格子層で〜
8)を確認した。そのアバランシェ増倍層のバイアス印
加時のエネルギーバンド図を第4図に示す。31はn型
GaAlAs障壁層、32はn型GaAs井戸層であり
、31と32の層の繰り返しが超格子アバランシェ増倍
層を構成している。また、33.34はそれぞれ伝導帯
不連続量ΔEc、価電子帯不連続量ΔEvである。
また、35.36はそれぞれ電子と正孔である。この構
造では伝導帯不連続量ΔEcが0.35eVと価電子帯
不連続量ΔEvの0.1eVより大きく、井戸層に入っ
たときバンド不連続により獲得するエネルギーが電子の
方が大きく、これによって電子がイオン化しきい値エネ
ルギーに達しやすくすることで電子イオン化率を増大さ
せ、イオン化率比a/13の増大を図っている。
造では伝導帯不連続量ΔEcが0.35eVと価電子帯
不連続量ΔEvの0.1eVより大きく、井戸層に入っ
たときバンド不連続により獲得するエネルギーが電子の
方が大きく、これによって電子がイオン化しきい値エネ
ルギーに達しやすくすることで電子イオン化率を増大さ
せ、イオン化率比a/13の増大を図っている。
一方、田土等はアプライド、フィジックス・レター(A
pp1、 Phys、 Lett、)、 41(1)巻
67〜69頁、 July、 1982年で、ヘテロ多
層構造によるバンド不連続による電子と正孔の分離を利
用してイオン化率比a713を人工的に増大させる構造
を提案、理論的に検討した。
pp1、 Phys、 Lett、)、 41(1)巻
67〜69頁、 July、 1982年で、ヘテロ多
層構造によるバンド不連続による電子と正孔の分離を利
用してイオン化率比a713を人工的に増大させる構造
を提案、理論的に検討した。
そのエネルギーバンド図を第5図に示す。この図におい
て、41は半導体Aの禁制帯幅EgA、42は半導体A
の電子親和力xA、43は半導体BのEgB、44は電
子親和力xBの半導体B、45は真空準位、46と47
は各々電子、正孔を表す。この構造において、キャリア
はへテロ界面と平行に印加されたバイアス電界により、
界面に平行に走行する。このへテロ多層構造アバランシ
ェ増倍層を構成する半導体A、Bは下記の2条件を同時
に満たす。
て、41は半導体Aの禁制帯幅EgA、42は半導体A
の電子親和力xA、43は半導体BのEgB、44は電
子親和力xBの半導体B、45は真空準位、46と47
は各々電子、正孔を表す。この構造において、キャリア
はへテロ界面と平行に印加されたバイアス電界により、
界面に平行に走行する。このへテロ多層構造アバランシ
ェ増倍層を構成する半導体A、Bは下記の2条件を同時
に満たす。
(条件1)xA<xB
(条件2)xA+EgA<xB+EgBこの条件を満た
す半導体の組により構成するヘテロ多層構造は通常スタ
ガードポテンシャル構造と呼ばれ、第5図に示されるよ
うに、禁制帯幅の小さい半導体Bで発生したフォトキャ
リアのうち、電子は伝導帯不連続量ΔEc(= )
により禁制帯幅B XA の小さい半導体Bに、一方、正札は価電子帯不連続ΔE
v(=(EgB+xB)−(EgA+xA〉により禁制
帯幅の大きい半導体Aに、それぞれ空間的に分離される
ことになる。このように空間的に分離されたままの状態
でキャリアはへテロ界面に平行に印加された電界により
、各々の半導体中を走行する。このとき、衝突イオン化
のしきい値エネルギーの小さい半導体B中を走行する電
子はイオン化しやすく(衝突イオン化のしきい値エネル
ギーは禁制帯幅にほぼ比例する)、逆に正孔はイオン化
しにくい。以上の原理でイオン化率a/pは増大すると
予想される。この構造においては、電子と正札が電離さ
れた状態でアバランシェ増倍層の成長積層方向に平行に
走行することが大きな特徴である。
す半導体の組により構成するヘテロ多層構造は通常スタ
ガードポテンシャル構造と呼ばれ、第5図に示されるよ
うに、禁制帯幅の小さい半導体Bで発生したフォトキャ
リアのうち、電子は伝導帯不連続量ΔEc(= )
により禁制帯幅B XA の小さい半導体Bに、一方、正札は価電子帯不連続ΔE
v(=(EgB+xB)−(EgA+xA〉により禁制
帯幅の大きい半導体Aに、それぞれ空間的に分離される
ことになる。このように空間的に分離されたままの状態
でキャリアはへテロ界面に平行に印加された電界により
、各々の半導体中を走行する。このとき、衝突イオン化
のしきい値エネルギーの小さい半導体B中を走行する電
子はイオン化しやすく(衝突イオン化のしきい値エネル
ギーは禁制帯幅にほぼ比例する)、逆に正孔はイオン化
しにくい。以上の原理でイオン化率a/pは増大すると
予想される。この構造においては、電子と正札が電離さ
れた状態でアバランシェ増倍層の成長積層方向に平行に
走行することが大きな特徴である。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、前述の構造の受光素子はそれぞれ欠点を
有する。すなわち、GaAlAs/GaAs系超格子で
は長距離光通信に用いられる波長1.0〜1.6pm帯
に光感度を有さない。更にこの材料系ではイオン化率比
が10以上には、大きくできなかった。また、スタカー
ド・ポテンシャル構造の素子は、実際の使用に十分な増
倍率(10倍程度)を得るのに必要な比較的強い電界強
度では、電子・正孔はバンド不連続量以上のエネルギー
を電界から獲得して、それぞれ空間的に分離されていた
領域から他のキャリアの走行するチャネル領域にしみだ
してしまい(実空間遷移)、電子イオン化率の低下、正
孔のイオン化率が増大が起きて、イオン化率比の改善効
果は小さく、雑音特性も改善されない。
有する。すなわち、GaAlAs/GaAs系超格子で
は長距離光通信に用いられる波長1.0〜1.6pm帯
に光感度を有さない。更にこの材料系ではイオン化率比
が10以上には、大きくできなかった。また、スタカー
ド・ポテンシャル構造の素子は、実際の使用に十分な増
倍率(10倍程度)を得るのに必要な比較的強い電界強
度では、電子・正孔はバンド不連続量以上のエネルギー
を電界から獲得して、それぞれ空間的に分離されていた
領域から他のキャリアの走行するチャネル領域にしみだ
してしまい(実空間遷移)、電子イオン化率の低下、正
孔のイオン化率が増大が起きて、イオン化率比の改善効
果は小さく、雑音特性も改善されない。
そこで、本発明は、波長1.0〜1.6pm帯に受光感
度を有し、高イオン化率比a7!3で低雑音特性のアバ
ランシエ・フォトダイオードを実現することを目的とす
る。
度を有し、高イオン化率比a7!3で低雑音特性のアバ
ランシエ・フォトダイオードを実現することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段)
本発明のアバランシェフォトダイオードは、第1の半導
体層の電子親和力をx1、禁制帯幅をEg3、第2の半
導体層の電子親和力をx2、禁制帯幅をEg2として xlりx2かつ、x1+Eg1<x2+Eg2を満たす
組合せの半導体層を交互に積層した周期ポテンシャル構
造のアバランシェ増倍層を有し該周期ポテンシャル構造
を形成する該半導体層の積層平面に垂直に電界を印加す
る手段を備えることを特徴とする。
体層の電子親和力をx1、禁制帯幅をEg3、第2の半
導体層の電子親和力をx2、禁制帯幅をEg2として xlりx2かつ、x1+Eg1<x2+Eg2を満たす
組合せの半導体層を交互に積層した周期ポテンシャル構
造のアバランシェ増倍層を有し該周期ポテンシャル構造
を形成する該半導体層の積層平面に垂直に電界を印加す
る手段を備えることを特徴とする。
あるいは上記のアバランシェフォトダイオードにおいて
、周期ポテンシャル構造のアバランシェ増倍層を構成す
る第1の半導体層と第2の半導体層の間に、電子親和力
がxlからx2まで、禁制帯幅がEglからEg2まで
、連続的、もしくは段階的に変化する傾斜組成の半導体
層を挿入した周期ポテンシャル構造を有することを特徴
とする。
、周期ポテンシャル構造のアバランシェ増倍層を構成す
る第1の半導体層と第2の半導体層の間に、電子親和力
がxlからx2まで、禁制帯幅がEglからEg2まで
、連続的、もしくは段階的に変化する傾斜組成の半導体
層を挿入した周期ポテンシャル構造を有することを特徴
とする。
(作用)
第2図(a)を用いて本発明の作用について説明する。
第2図(a)は本発明の請求項1のアバランシェフォト
ダイオードのアバランシェ増倍層にバイアス電界が積層
平面に垂直に印加された時のエネルギーバンド図を表わ
している。この第2図(a)は電子のイオン化率を高め
る場合を示す。
ダイオードのアバランシェ増倍層にバイアス電界が積層
平面に垂直に印加された時のエネルギーバンド図を表わ
している。この第2図(a)は電子のイオン化率を高め
る場合を示す。
本願発明は、アバランシェ増倍層がスタガード型超格子
半導体層であって、その積層平面にほぼ垂直に電界が印
加される構造であることを4!徴とする。この構造にお
いて電子28は、超格子層を垂直に走行し、第1種半導
体層から第2種半導体層に入るとき、伝導帯不連続量Δ
Ec25に対応するエネルギーを、正孔29は、第2種
半導体層から第1種半導体層に入るとき、価電子帯不連
続量ΔEv26に対応するエネルギーをそれぞれ獲得す
る。このとき第2種の半導体層の禁制帯幅Eg224が
第1種の半導体層の禁制帯幅Eg122より小さい、す
なわち禁制帯幅にほぼ比例するイオン化しきい値エネル
ギーが小さいとする。また、バンド不連続量においてΔ
Ec25がΔEv26に較べ十分太きいとする。このよ
うな場合、電子28と正孔29がバンド不連続により受
は取るエネルギーは電子の方が大きくなり、エネルギー
を獲得した後に入る領域のイオン化しきい値エネルギー
が、電子に対しては小さく、正孔に対しては大きくなり
、電子のイオン化率は増大されるのに対して正孔のイオ
ン化率は増大しない。正孔はイオン化しきい値エネルギ
ーの小さい第2種の半導体層中も(垂直にン走行するの
でこの層中でイオン化する可能性があるが、正孔が第1
種の半導体層から第2種の半導体層に入るときは、価電
子帯不連続ΔEv26分のエネルギーを失うため、第2
種半導体層中ではバルクの時よりイオン化しにくくなる
。
半導体層であって、その積層平面にほぼ垂直に電界が印
加される構造であることを4!徴とする。この構造にお
いて電子28は、超格子層を垂直に走行し、第1種半導
体層から第2種半導体層に入るとき、伝導帯不連続量Δ
Ec25に対応するエネルギーを、正孔29は、第2種
半導体層から第1種半導体層に入るとき、価電子帯不連
続量ΔEv26に対応するエネルギーをそれぞれ獲得す
る。このとき第2種の半導体層の禁制帯幅Eg224が
第1種の半導体層の禁制帯幅Eg122より小さい、す
なわち禁制帯幅にほぼ比例するイオン化しきい値エネル
ギーが小さいとする。また、バンド不連続量においてΔ
Ec25がΔEv26に較べ十分太きいとする。このよ
うな場合、電子28と正孔29がバンド不連続により受
は取るエネルギーは電子の方が大きくなり、エネルギー
を獲得した後に入る領域のイオン化しきい値エネルギー
が、電子に対しては小さく、正孔に対しては大きくなり
、電子のイオン化率は増大されるのに対して正孔のイオ
ン化率は増大しない。正孔はイオン化しきい値エネルギ
ーの小さい第2種の半導体層中も(垂直にン走行するの
でこの層中でイオン化する可能性があるが、正孔が第1
種の半導体層から第2種の半導体層に入るときは、価電
子帯不連続ΔEv26分のエネルギーを失うため、第2
種半導体層中ではバルクの時よりイオン化しにくくなる
。
超格子全体についての電子、正孔のそれぞれのイオン化
率α、pを求めるには次式を用いる。
率α、pを求めるには次式を用いる。
a = al−L1/CL1+ L2) + a2−L
2/(L1+ L2)p=p、・L1/(L、 + L
2)+ p2・L21(L1+L2)ここにαi、 1
3i、 Liは、それぞれ超格子を溝底しているときの
第1種半導体層の電子と正孔のイオン化率、層厚である
。ここではiは1か2゜禁制帯幅が前述の関係を満たし
ているときは、 α1くくα2、p、<<p2 となり、禁制帯幅の大きな層の割合だけ平均イオン化率
が小さくなる効果(デッドスペース効果)が現れ、次の
ように近似できる。
2/(L1+ L2)p=p、・L1/(L、 + L
2)+ p2・L21(L1+L2)ここにαi、 1
3i、 Liは、それぞれ超格子を溝底しているときの
第1種半導体層の電子と正孔のイオン化率、層厚である
。ここではiは1か2゜禁制帯幅が前述の関係を満たし
ているときは、 α1くくα2、p、<<p2 となり、禁制帯幅の大きな層の割合だけ平均イオン化率
が小さくなる効果(デッドスペース効果)が現れ、次の
ように近似できる。
a = a2・L2/CL1+ L2)p=p2・L2
/(L1+L2) このとき、第2種半導体層中の電子イオン化率は、さき
に述べた理由でバルクの値より増大しており、一方、正
孔のイオン化率は、バルクの値より小さくなるのでイオ
ン化率比Q/13は改善される。
/(L1+L2) このとき、第2種半導体層中の電子イオン化率は、さき
に述べた理由でバルクの値より増大しており、一方、正
孔のイオン化率は、バルクの値より小さくなるのでイオ
ン化率比Q/13は改善される。
本発明では正孔がイオン化する領域(即ち、第2種半導
体)に入るとき、スタガード構造であるために価電子帯
不連続量ΔEv分のエネルギーを失う。この点が、従来
例のGaAlAs/GaAs系超格子ではΔEv分のエ
ネルギーを獲得する点と異なる点である。
体)に入るとき、スタガード構造であるために価電子帯
不連続量ΔEv分のエネルギーを失う。この点が、従来
例のGaAlAs/GaAs系超格子ではΔEv分のエ
ネルギーを獲得する点と異なる点である。
また、電界がスタガード超格子に垂直に印加される構造
である点が田上らの従来例で平行に印加される点と異な
る点である。
である点が田上らの従来例で平行に印加される点と異な
る点である。
以上、本発明によればイオン化率比c/13は改善が実
現でき、低雑音特性のアバランシェフォトダイオードが
実現できる。
現でき、低雑音特性のアバランシェフォトダイオードが
実現できる。
尚、上記の説明では、電子のイオン化率を増大させるバ
ンド構造を用いて説明したが、第1種半導体の禁制帯幅
を第2種半導体より小さくし、かつ、ΔEvをΔEcよ
り大きくして、正孔のイオン化率を増大させてイオン化
率比増大を図る構造の場合も同様ノ効果を持つ。このこ
とは次に述べる請求項2の発明においても同様である。
ンド構造を用いて説明したが、第1種半導体の禁制帯幅
を第2種半導体より小さくし、かつ、ΔEvをΔEcよ
り大きくして、正孔のイオン化率を増大させてイオン化
率比増大を図る構造の場合も同様ノ効果を持つ。このこ
とは次に述べる請求項2の発明においても同様である。
請求項2の発明は請求項1の発明を応答特性の点で、−
層改善したものである。第2図(b)を用いてその作用
について説明する。第2図(b)は増倍層に電界が積層
平面に垂直に印加された時のエネルギーバンド図であり
、電子のイオン化率を高める場合の例を示している。こ
の構造は電子、及び、正孔のバンド不連続によるヘテロ
障壁でのキャリア・トラップを回避し、優れた応答特性
を得ることを目的とする。
層改善したものである。第2図(b)を用いてその作用
について説明する。第2図(b)は増倍層に電界が積層
平面に垂直に印加された時のエネルギーバンド図であり
、電子のイオン化率を高める場合の例を示している。こ
の構造は電子、及び、正孔のバンド不連続によるヘテロ
障壁でのキャリア・トラップを回避し、優れた応答特性
を得ることを目的とする。
第2図(a)に示す構造において電子は、超格子層を垂
直に走行して第2種半導体層から第1種半導体層に入る
とき伝導帯不連続量ΔEcに対応するエネルギー障壁に
より、また、正孔は第1種半導体層から第2種半導体層
に入るとき価電子帯不連続量ΔEvに対応するエネルギ
ー障壁により、ΔEcが0.3〜0.4eV。
直に走行して第2種半導体層から第1種半導体層に入る
とき伝導帯不連続量ΔEcに対応するエネルギー障壁に
より、また、正孔は第1種半導体層から第2種半導体層
に入るとき価電子帯不連続量ΔEvに対応するエネルギ
ー障壁により、ΔEcが0.3〜0.4eV。
ΔEcが0.2eV以上の時(特に低電界下において〉
走行を阻止、トラップされ、応答速度が劣化する可能性
がある。
走行を阻止、トラップされ、応答速度が劣化する可能性
がある。
このとき、第2図(b)に示す本発明の請求項2の構造
のように、第2種半導体層と第1種半導体層の間に電子
親和力よと禁制帯幅Egが、x1≦X≦χ2かつ、x1
+Eg1≦z+ Eg≦x2+Eg2を満たす値であっ
て、工、。
のように、第2種半導体層と第1種半導体層の間に電子
親和力よと禁制帯幅Egが、x1≦X≦χ2かつ、x1
+Eg1≦z+ Eg≦x2+Eg2を満たす値であっ
て、工、。
Eg2から、x1、Eglまでp型からn型に向かって
連続的、もしくは段階的に変化する傾斜組成の半導体層
を有する超格子周期構造であるとき、電子、正札はへテ
ロ障壁によるトラップを回避できる。
連続的、もしくは段階的に変化する傾斜組成の半導体層
を有する超格子周期構造であるとき、電子、正札はへテ
ロ障壁によるトラップを回避できる。
本構造が、ウィリアムス(G、 E、 William
s)らがアイトリプルイー、エレクトロン・デバイスル
ターズ(IEEE、ELECTRON、DEVICE、
LETTER8)EDL−3巻、No、3.71−73
ページ(1982)に提案した、グレーディト超格子構
造と異なるのは、ウィリアムスらのグレーディト層が電
子のみに対するもので正孔に対しては障壁層としてその
まま残るのに対して本発明の傾斜組成構造は、電子と正
孔の両方に対してヘテロ障壁を緩和できる点である。こ
れにより、電子、正孔のトラップは回避され高速応答特
性が実現できる。
s)らがアイトリプルイー、エレクトロン・デバイスル
ターズ(IEEE、ELECTRON、DEVICE、
LETTER8)EDL−3巻、No、3.71−73
ページ(1982)に提案した、グレーディト超格子構
造と異なるのは、ウィリアムスらのグレーディト層が電
子のみに対するもので正孔に対しては障壁層としてその
まま残るのに対して本発明の傾斜組成構造は、電子と正
孔の両方に対してヘテロ障壁を緩和できる点である。こ
れにより、電子、正孔のトラップは回避され高速応答特
性が実現できる。
以上、イオン化率a/I3改善と同時に、低雑音特性か
つ高速応答特性のアバランシェフォトダイオードが実現
できる。
つ高速応答特性のアバランシェフォトダイオードが実現
できる。
請求項1及び2の発明において材料を波長1.0〜1.
6pm帯に受光感度特性をもつものとすれば光フアイバ
通信において非常に有効なアバランシェフォトダイオー
ドが得られる。
6pm帯に受光感度特性をもつものとすれば光フアイバ
通信において非常に有効なアバランシェフォトダイオー
ドが得られる。
(実施例)
本発明の請求項1のアバランシェフォトダイオードの一
実施例として、InPに格子整合するInO,53Ga
o4゜As/Ga1−XAlxASl−YSbY系アバ
ランシェフォトダイオードを用いて説明する。
実施例として、InPに格子整合するInO,53Ga
o4゜As/Ga1−XAlxASl−YSbY系アバ
ランシェフォトダイオードを用いて説明する。
第1図(a)、第2図(a)に示すアバランシェフォト
ダイオードを以下の工程によって製作した。第1図(a
)を用いて説明する。
ダイオードを以下の工程によって製作した。第1図(a
)を用いて説明する。
n型InP基板1上に、n型InPバッファ層2をlp
m厚に、キャリア濃度〜lXl0 cm のn型■n
O,53Gao4□As/Ga1−XAlxAsl−Y
SbY(実施例ではx = 0.3であるが、0.25
<x<0.85の範囲で、yはInPに格子整合するよ
うにXに応じて変化する組成であれば本発明の条件の範
囲内である)よりなるスタガード超格子層3を2pm厚
に、キャリア濃度〜1×10cm のnに順次、分子線
気相成長法(MBE)を用いて成長する。このスタガー
ド超格子層は、厚さ20OAのInO,74Gao、2
sASの第2種の半導体層5と、厚さ20OAのGaA
lAsSbの第1種の半導体層4を交互に50周期積層
した構造である。GaAlAsSbの組成は、第3図に
示すInPに格子整合するGa1−xAlxAsl−Y
SbYのIno、53Gao、、17ASに対する伝導
帯不連続量ΔEc、価電子帯不連続量ΔEvのA1組戒
比X依存性の図より、スタガード構造になり、かつ、正
孔のへテロ界面へのトラップを抑制するため価電子帯不
連続量ΔEvが0.3eV以下となる組成領域により決
定した。第3図中でΔEvが負の値の領域がスタガード
型ポテンシャルとなる領域である 次に、5102拡散マスクを用いて直径40pmの円形
領域にZn選択拡散を深さlpmまで行いp型領域8を
形成する。基板研磨後に絶縁保護膜11を形成し、さら
にn側電極9をAuGeで、p側電極10をAuZnで
形成した。
m厚に、キャリア濃度〜lXl0 cm のn型■n
O,53Gao4□As/Ga1−XAlxAsl−Y
SbY(実施例ではx = 0.3であるが、0.25
<x<0.85の範囲で、yはInPに格子整合するよ
うにXに応じて変化する組成であれば本発明の条件の範
囲内である)よりなるスタガード超格子層3を2pm厚
に、キャリア濃度〜1×10cm のnに順次、分子線
気相成長法(MBE)を用いて成長する。このスタガー
ド超格子層は、厚さ20OAのInO,74Gao、2
sASの第2種の半導体層5と、厚さ20OAのGaA
lAsSbの第1種の半導体層4を交互に50周期積層
した構造である。GaAlAsSbの組成は、第3図に
示すInPに格子整合するGa1−xAlxAsl−Y
SbYのIno、53Gao、、17ASに対する伝導
帯不連続量ΔEc、価電子帯不連続量ΔEvのA1組戒
比X依存性の図より、スタガード構造になり、かつ、正
孔のへテロ界面へのトラップを抑制するため価電子帯不
連続量ΔEvが0.3eV以下となる組成領域により決
定した。第3図中でΔEvが負の値の領域がスタガード
型ポテンシャルとなる領域である 次に、5102拡散マスクを用いて直径40pmの円形
領域にZn選択拡散を深さlpmまで行いp型領域8を
形成する。基板研磨後に絶縁保護膜11を形成し、さら
にn側電極9をAuGeで、p側電極10をAuZnで
形成した。
上記の実施例のアバランシェフォトダイオードでは、電
子のイオン化率はバルクInGaAsの約1.5倍程度
に増大したのに対して、正孔のイオン化率はバルクIn
GaAsの約1/4〜1/6倍程度に小さくなり、イオ
ン化率比は15程度とバルクInGaAsの2に比較し
て増大され、過剰雑音指数も0.3低雑音化がなされ、
本発明の効果は大きい。
子のイオン化率はバルクInGaAsの約1.5倍程度
に増大したのに対して、正孔のイオン化率はバルクIn
GaAsの約1/4〜1/6倍程度に小さくなり、イオ
ン化率比は15程度とバルクInGaAsの2に比較し
て増大され、過剰雑音指数も0.3低雑音化がなされ、
本発明の効果は大きい。
この素子は受光感度が1.0〜1.6pm帯であり、高
増倍、低雑音の優れた特性が得られた。
増倍、低雑音の優れた特性が得られた。
以下、本発明の第2実施例として、InPに格子整合す
るIno 53Gao、47A8/Ga1−xAlxA
sl−YSby系アバランシェフォト・ダイオードを用
いて請求項2の発明について説明する。
るIno 53Gao、47A8/Ga1−xAlxA
sl−YSby系アバランシェフォト・ダイオードを用
いて請求項2の発明について説明する。
第1図(b)、第2図(b)に示すアバランシェフォト
ダイオードを以下の工程によって製作した。
ダイオードを以下の工程によって製作した。
n型InP基板1上に、n型InPバッファ層2を11
1m厚に、キャリア密度〜lXl0 am のn型の
Ga1− xAIXAsl−YSbYSb様半導体層4
1Ga1−xAIXAsl−YSbY〜InGaAlA
sSb〜In。、74Gao、26Asからなる傾斜組
成の半導体層30(グレーディト層と略す)/Ino、
74Gao、26A8第2種の半導体層5の周期構造か
らなるスタガード超格子増倍層3を2.1pm厚に、(
ここでこのグレーデツド層30の最大の禁制帯幅のとこ
ろと第1種半導体層4のGaAlAsSbはx = 0
.3とするが0.25<x<0.85の範囲で、yはI
nPに格子整合するようにXに応じて変化する組成であ
れば本発明の範囲内である)、キャリ6を2pm厚に、
キャリア濃度〜lXl0 am のn型InPキャッ
プ層7をlpm厚に順次、分子線気相成長法(MBE)
を用いて成長する。このスタガード超格子増倍層3は、
ここではp側からn側に向かって厚さ200AのIno
、14Gao、2sAS5と、厚さ400AのInGa
As−InGaAlAs5b−AIAsSbと組成が連
続して変化したグレーディト層30と、厚さ100Aの
GaAlAs5b4とを繰り返し30周期積層した構造
である。最大禁制帯のGaAlAsSbの組成は、請求
項1の実施例と同様の理由により決定した。
1m厚に、キャリア密度〜lXl0 am のn型の
Ga1− xAIXAsl−YSbYSb様半導体層4
1Ga1−xAIXAsl−YSbY〜InGaAlA
sSb〜In。、74Gao、26Asからなる傾斜組
成の半導体層30(グレーディト層と略す)/Ino、
74Gao、26A8第2種の半導体層5の周期構造か
らなるスタガード超格子増倍層3を2.1pm厚に、(
ここでこのグレーデツド層30の最大の禁制帯幅のとこ
ろと第1種半導体層4のGaAlAsSbはx = 0
.3とするが0.25<x<0.85の範囲で、yはI
nPに格子整合するようにXに応じて変化する組成であ
れば本発明の範囲内である)、キャリ6を2pm厚に、
キャリア濃度〜lXl0 am のn型InPキャッ
プ層7をlpm厚に順次、分子線気相成長法(MBE)
を用いて成長する。このスタガード超格子増倍層3は、
ここではp側からn側に向かって厚さ200AのIno
、14Gao、2sAS5と、厚さ400AのInGa
As−InGaAlAs5b−AIAsSbと組成が連
続して変化したグレーディト層30と、厚さ100Aの
GaAlAs5b4とを繰り返し30周期積層した構造
である。最大禁制帯のGaAlAsSbの組成は、請求
項1の実施例と同様の理由により決定した。
次に、SiO2拡散マスクを用いて直径50pmの円形
領域にZn選択拡散を深さlpmまで行いp型領域8を
形成する。基板研磨後に絶縁保護膜11を形成し、さら
にn側電極9をAuGeで、p側電極10をAuZnで
形成した。
領域にZn選択拡散を深さlpmまで行いp型領域8を
形成する。基板研磨後に絶縁保護膜11を形成し、さら
にn側電極9をAuGeで、p側電極10をAuZnで
形成した。
上記の第2の実施例の構造でも、電子のイオン化率はバ
ルクInGaAsの約1.5倍程度に増倍したのに対し
て、正孔のイオン化率はバルクInGaAsの約1/4
〜1/6(@−程度に小さくなり、イオン化率比は〜1
5程度とバルクInGaAsの2に比較して増大され、
過剰雑音指数も〜0.3と低雑音化がなされた。
ルクInGaAsの約1.5倍程度に増倍したのに対し
て、正孔のイオン化率はバルクInGaAsの約1/4
〜1/6(@−程度に小さくなり、イオン化率比は〜1
5程度とバルクInGaAsの2に比較して増大され、
過剰雑音指数も〜0.3と低雑音化がなされた。
周波数応等特性については、請求項1の実施例が増倍領
域に印加される電界の強度が100kV/cm以下(p
inフォトダイオード・モード)のとき、パルス応答特
性に1nsec程度の応答裾引きが観測されたが、本実
施例については、増倍領域に印加される電界の強度が1
00kV/am程度(pinフォトダイオード・モード
)のときでも、上記の応答裾引きは観測されずど高速応
答特性を示した。これにより、価電子帯不連続量ΔEv
が0.3eVと大きいのにもかかわらず、キャリアのへ
テロ界面へのトラップが抑制され、低雑音・高速応答特
性の波長111m帯半導体受光素子が得られ、本発明の
効果は大きい。
域に印加される電界の強度が100kV/cm以下(p
inフォトダイオード・モード)のとき、パルス応答特
性に1nsec程度の応答裾引きが観測されたが、本実
施例については、増倍領域に印加される電界の強度が1
00kV/am程度(pinフォトダイオード・モード
)のときでも、上記の応答裾引きは観測されずど高速応
答特性を示した。これにより、価電子帯不連続量ΔEv
が0.3eVと大きいのにもかかわらず、キャリアのへ
テロ界面へのトラップが抑制され、低雑音・高速応答特
性の波長111m帯半導体受光素子が得られ、本発明の
効果は大きい。
本実施例では傾斜組成の半導体層30として電子親和力
と禁制帯幅が連続的に変化した層を用いたが、階段状に
それらが変化した層を適用しても同様の効果がある。
と禁制帯幅が連続的に変化した層を用いたが、階段状に
それらが変化した層を適用しても同様の効果がある。
尚、上記の2つの実施例では、電子のイオン化率を増大
させるバンド構造の例を説明したが、第1種半導体の禁
制帯幅を第2種半導体より小さくし、かつ、ΔEvをΔ
Ecより大きくして、正孔のイオン化率を増大させてイ
オン化率比増大を図る構造の場合も同様の効果を持つ。
させるバンド構造の例を説明したが、第1種半導体の禁
制帯幅を第2種半導体より小さくし、かつ、ΔEvをΔ
Ecより大きくして、正孔のイオン化率を増大させてイ
オン化率比増大を図る構造の場合も同様の効果を持つ。
この場合請求項2の発明では、正孔のイオン化率を促進
し、かつ正札のトラップが起こらないように、傾斜組成
の半導体層を入れればよい。
し、かつ正札のトラップが起こらないように、傾斜組成
の半導体層を入れればよい。
(発明の効果)
本発明によれば、高イオン化率比で低雑音特性のアバラ
ンシェフォトダイオードが得られる。特に波長1.0〜
1.6pm帯の低雑音、高速応答の受光素子は光フアイ
バ通信に適している。
ンシェフォトダイオードが得られる。特に波長1.0〜
1.6pm帯の低雑音、高速応答の受光素子は光フアイ
バ通信に適している。
第1図の(a) (b)はそれぞれ本発明の請求項1,
2のアバランシェダイオードの一実施例を示す構造断面
図。第2図(a)(b)はそれぞれ請求項1,2のアバ
ランシェフォトダイオードの増倍層の電界印加時のエネ
ルギーバンド図である。 第3図は、InPに格子整合するGa、−XAlxAs
1゜SbYのInO,53GaO,47Asに対する伝
導帯不連続量ΔEc、価電子帯不連続量ΔEvのA1組
組成X依存性を示す間第4図は、従来例のアバランシェ
増倍層のバイアス印加時のエネルギーバンド図を示す。 第5図は、別の従来例のアバランシェ増倍層のバイアス
印加時のエネルギーバンド図を示す。 各図において、1・・・n型半導体基板、2・・・n型
バッファー層、3・・・n型スタガード超格子アバラン
シェ増倍層、4・・・第1種の半導体層、5・・・第2
種の半導体層、6・・・n型光吸収層、7・・・n−型
キャップ層、8・・・p壁領域、10・・・p側電極、
11・・・絶縁保護膜、12・・・第1種半導体の電子
親和力、22・・・第1種半導体の禁制帯幅、23・・
・第2種半導体の電子親和力、24・・・第2種半導体
の禁制帯幅、25.33・・・伝導帯不連続量、26.
341.。 価電子帯不連続量、27.45・・・真空準位、28.
35.46・・・電子、29.36.47・・・正孔、
30・・・傾斜組成の半導体層、31・・・n型GaA
lAs障壁層、32−n型GaAs井戸層、41・・・
半導体Aの禁制帯幅、42・・・半導体Aの電子親和力
、43・・・半導体Bの禁制帯幅、44・・・半導体B
の電子親和力である。
2のアバランシェダイオードの一実施例を示す構造断面
図。第2図(a)(b)はそれぞれ請求項1,2のアバ
ランシェフォトダイオードの増倍層の電界印加時のエネ
ルギーバンド図である。 第3図は、InPに格子整合するGa、−XAlxAs
1゜SbYのInO,53GaO,47Asに対する伝
導帯不連続量ΔEc、価電子帯不連続量ΔEvのA1組
組成X依存性を示す間第4図は、従来例のアバランシェ
増倍層のバイアス印加時のエネルギーバンド図を示す。 第5図は、別の従来例のアバランシェ増倍層のバイアス
印加時のエネルギーバンド図を示す。 各図において、1・・・n型半導体基板、2・・・n型
バッファー層、3・・・n型スタガード超格子アバラン
シェ増倍層、4・・・第1種の半導体層、5・・・第2
種の半導体層、6・・・n型光吸収層、7・・・n−型
キャップ層、8・・・p壁領域、10・・・p側電極、
11・・・絶縁保護膜、12・・・第1種半導体の電子
親和力、22・・・第1種半導体の禁制帯幅、23・・
・第2種半導体の電子親和力、24・・・第2種半導体
の禁制帯幅、25.33・・・伝導帯不連続量、26.
341.。 価電子帯不連続量、27.45・・・真空準位、28.
35.46・・・電子、29.36.47・・・正孔、
30・・・傾斜組成の半導体層、31・・・n型GaA
lAs障壁層、32−n型GaAs井戸層、41・・・
半導体Aの禁制帯幅、42・・・半導体Aの電子親和力
、43・・・半導体Bの禁制帯幅、44・・・半導体B
の電子親和力である。
Claims (2)
- (1)第1の半導体層の電子親和力をx_1、禁制帯幅
をEg_1第2の半導体層の電子親和力をx_2、禁制
帯幅をEg_2として x_1<x_2かつ、x_1+Eg_1<x_2+Eg
_2を満たす組合せの半導体層を交互に積層した周期ポ
テンシャル構造のアバランシェ増倍層を有し該周期ポテ
ンシャル構造を形成する該半導体層の積層平面に垂直に
電界を印加する手段を備えることを特徴とするアバラン
シェフォトダイオード。 - (2)請求項1のアバランシェフオトダイオードにおい
て、周期ポテンシャル構造のアバランシェ増倍層を構成
する第1の半導体層と第2の半導体層の間に、電子親和
力がx_1からx_2まで、禁制帯幅がEg_1からE
g_2まで、連続的、もしくは段階的に変化する傾斜組
成の半導体層を挿入した周期ポテンシャル構造を有する
ことを特徴とするアバランシェフォトダイオード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2093401A JPH03291978A (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | アバランシェフォトダイオード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2093401A JPH03291978A (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | アバランシェフォトダイオード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03291978A true JPH03291978A (ja) | 1991-12-24 |
Family
ID=14081279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2093401A Pending JPH03291978A (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | アバランシェフォトダイオード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03291978A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06291357A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-18 | Nec Corp | 半導体受光素子 |
JPH06350123A (ja) * | 1993-06-08 | 1994-12-22 | Nec Corp | 組成変調アバランシ・フォトダイオード |
US6245865B1 (en) | 1999-07-02 | 2001-06-12 | Samsung General Chemicals Co., Ltd. | Polymerization process for preparing syndiotactic polystyrenes through microfluidization |
CN113284972A (zh) * | 2021-05-14 | 2021-08-20 | 长春理工大学 | 一种量子阱雪崩光电二极管 |
-
1990
- 1990-04-09 JP JP2093401A patent/JPH03291978A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06291357A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-18 | Nec Corp | 半導体受光素子 |
JPH06350123A (ja) * | 1993-06-08 | 1994-12-22 | Nec Corp | 組成変調アバランシ・フォトダイオード |
US6245865B1 (en) | 1999-07-02 | 2001-06-12 | Samsung General Chemicals Co., Ltd. | Polymerization process for preparing syndiotactic polystyrenes through microfluidization |
CN113284972A (zh) * | 2021-05-14 | 2021-08-20 | 长春理工大学 | 一种量子阱雪崩光电二极管 |
CN113284972B (zh) * | 2021-05-14 | 2022-08-26 | 长春理工大学 | 一种量子阱雪崩光电二极管 |
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