JP4280972B2 - 変色に対して安定化されたポリアセタール成形品 - Google Patents

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Description

本発明は、色形成に対して安定化されたポリアセタール樹脂成形品に関する。さらに特には、本発明は、(i)ペンタエリトリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]及び(ii)トリス−(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、エチレン−1,2−ビス−(オキシエチレン(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルヒドロシンナメート))、ヘキサメチレン−1,6−ビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)及び2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)のモノアクリレートエステルからなる群より選択された少なくとも1種の化合物、又は(iii)ヘキサメチレン−1,6−ビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)及び(iv)エチレン−1,2−ビス−(オキシエチレン(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルヒドロシンナメート))及びトリス−(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートからなる群より選択された少なくとも1種の化合物の相乗混合物を含むポリアセタール樹脂成形品に関する。
本発明のポリアセタール成形品は、優れた耐熱老化性、優れた初期の及び長期の色彩安定性並びに優れた抗金型付着特性を示す。本発明のポリアセタール成形品は、種々の用途、例えば長期間高温条件下において使用される機械部品(例えば自動車のエンジンに関連して使用される機械部品)の為に有利に使用され得る。
ポリアセタール樹脂は、機械特性、化学薬品耐性及び滑性特性の優れたバランスを有するだけでなく、またたやすく加工され得る。これらの利点に基づいて、ポリアセタール樹脂は、電気電子装置並びに自動車の為の機械部品のような機械部品を含む広く種々の用途の為の工学プラスチック材料として広く使用される。
ポリアセタール樹脂が上述の分野で使用される場合、ポリアセタール樹脂は、良好な耐熱老化性、初期の及び長期の色彩安定性を有することが必要である。さらに、成形加工性を改良する点から、ポリアセタール樹脂は良好な抗金型付着特性を有することが重要である。
米国特許第3,743,614号明細書及び英国特許第1425771号明細書は、脂肪族カルボン酸金属塩を添加することによるポリアセタール樹脂の耐熱老化性を改良する方法を開示している。
米国特許第5,364,900号明細書は、立体障害性フェノール抗酸化剤及びイオン吸着剤を含むポリアセタール樹脂組成物を開示している。
米国特許第5,948,844号公報は、熱安定化されたポリアセタール樹脂及び少なくとも1種のある脂肪族カルボン酸金属塩からなるポリアセタール樹脂組成物を開示している。
米国特許第3,743,614号明細書 英国特許第1425771号明細書 米国特許第5,364,900号明細書 米国特許第5,948,844号公報
特定の立体障害性フェノール抗酸化剤の組合せが、ポリアセタール樹脂に耐熱老化性及び初期の及び長期の色彩安定性を相乗的に与えることが予期せずに発見された。
本発明に従うと、変色に対して安定化されたポリアセタール成形品であって、
(a)ポリアセタール樹脂;及び
(b)(i)ペンタエリトリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート];及び
(ii)トリス−(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、エチレン−1,2−ビス−(オキシエチレン(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルヒドロシンナメート))、ヘキサメチレン−1,6−ビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)及び2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)のモノアクリレートエステルからなる群より選択された少なくとも1種の化合物
の相乗的な組合せの有効安定化量;又は
(c)(iii)ヘキサメチレン−1,6−ビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)及び
(iv)エチレン−1,2−ビス−(オキシエチレン(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルヒドロシンナメート))及びトリス−(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートからなる群より選択された少なくとも1種の化合物
の相乗的な組合せの有効安定化量
を含むポリアセタール成形品が与えられる。
ペンタエリトリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート],CAS#6683−19−8,はイルガノックス(登録商標:Irganox)1010として商業上入手可能であり;トリス−(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート,CAS#40601−76−1,は、イルガノックス(登録商標:Irganox)3790として商業上入手可能であり;エチレン−1,2−ビス−(オキシエチレン(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルヒドロシンナメート)),CAS#36443−68−2,は、イルガノックス(登録商標:Irganox)245として商業上入手可能であり;ヘキサメチレン−1,6−ビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート),CAS#35074−77−2,は、イルガノックス(登録商標:Irganox)259として商業上入手可能であり;2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)のモノアクリレートエステル,CAS#61167−58−6,は、イルガノックス(登録商標:Irganox)3052として商業上入手可能である。IRGANOXはチバ スペシャルティ ケミカルズ社の登録商標である。
本発明のポリアセタール成形品は、優れた耐熱老化性及び初期の及び長期の色彩安定性を有する為に、慣習的なポリアセタール樹脂組成物から製造された形作られた製品が高温雰囲気中で使用される時に遭遇する問題、すなわち、低い機械特性(不満足な耐熱老化性による)及び粗悪な外観(不満足な初期の及び長期の色彩安定性による)を解決する。初期の色彩安定性は、押出された成形品の初期の色彩に言及する。長期の色彩安定性は、熱曝露後の成形品の色彩に言及する。本発明の文脈において、“変色”は、成形品の望ましくない初期の色彩(押出しにおいて形成される)並びに例えば自動車部品として使用される成形品の望ましくない色彩の形成(熱曝露において形成される)に言及する。本発明のポリアセタール成形品は、機械部品、例えば自動車エンジンに関連して使用される機械部
品の為に使用されるのに適している。
成分(a)に対する成分(b)又は(c)の量は、成分(a)の重量に基づきおよそ0.05ないしおよそ5.0重量%の範囲内であり、例えばおよそ0.1ないしおよそ2.0%であるか、又はおよそ0.1ないしおよそ1.0重量%である。
成分(i)と(ii)の比は、およそ1:9ないしおよそ9:1であり、例えばおよそ1:4ないしおよそ4:1であり、例えばおよそ1:3ないしおよそ3:1であるか、又はおよそ1:2ないしおよそ2:1であるか、又はおよそ1:1である。成分(iii)と(iv)の比は(i)と(ii)の比として定義される。
本発明のポリアセタール樹脂の例は、本質的にオキシメチレン単位からなるオキシメチレンホモポリマーがホルムアルデヒドモノマー又はホルムアルデヒドトリマー(トリオキサン)又はホルムアルデヒドテトラマー(テトラオキサン)のようなホルムアルデヒドの環状オリゴマーから製造される方法により得られるもの、及び炭素原子数2ないし8のオキシアルキレン単位のおよそ0.1ないしおよそ50.0重量%、例えばおよそ20.0重量%又はそれ以下を含有するオキシメチレン−オキシアルキレンコポリマーが上述のホルムアルデヒドモノマー又はオリゴマー及び環状ホルマールの混合物から製造される方法により得られるものである。コモノマーとしての環状ホルマールの例は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エピクロロヒドリン、1,3−ジオキソラン、1,4−ブタンジオール、グリコールホルマール及びジグリコールホルマールを包含する。ポリアセタール樹脂の例は、枝分れした分子鎖からなるオキシメチレン−オキシアルキレンコポリマー、及びポリオキシメチレン(POM)ブロック50.0重量%以上及びPOMブロック以外のポリマーブロック(反復するオキシメチレン単位50.0重量%又はそれ以上を含む)の50.0重量%以下からなるブロックコポリマーのようなオキシメチレン含有ブロックコポリマーを包含する。そのようなオキシメチレンブロックコポリマーの立体配列の例は、AはPOMブロックを表し及びBはPOMブロック以外のポリマーブロック(反復するオキシメチレン単位の50.0重量%又はそれ以上を含む)を表すところのA−B−A及びA−B配置を包含し、Bブロックの量はブロックコポリマーの50.0重量%以下である。
不安定な末端を含有するヒドロキシル基を有する本発明のポリアセタールホモポリマー及びコポリマー樹脂は、既知の方法により、例えばエステル、エーテル、ウレタン等への転換により安定化され得る。不安定な末端はまた、加水分解により除去され得る。
本発明のポリアセタール樹脂を製造する方法に関して、特に制限はない。原料モノマーは触媒の存在下において粗ポリアセタール樹脂を得る為に共重合される。重合はバルク重合により実施されてもよい。回分式法と連続法のどちらも使用され得る。バッチ型重合装置として、撹拌機を有する一般的に既知の反応容器が使用され得る。連続型重合装置として、コニーダー、二軸スクリュー連続押出ニーダー又は二櫂型連続ミキサーのような自己洗浄型ミキサーが使用され得る。重合は例えば、およそ60ないしおよそ200℃、例えばおよそ60ないしおよそ120℃にて、大気圧下で実施され得る。
重合反応において使用される重合触媒の例は、ガス形態又は適切な有機溶媒中での溶液の形態のどちらかにある三フッ化ホウ素、三フッ化ホウ素水和物、及び酸素−又は硫黄−含有有機化合物と三フッ化ホウ素の配位化合物を包含する。上述の重合触媒の中で、酸素−又は硫黄−含有有機化合物と三フッ化ホウ素の配位化合物、特別に三フッ化ホウ素ジエチルエーテル及び三フッ化ホウ素ジブチルエーテルが特異的な例である。重合触媒の量に関して、触媒は、トリオキサン及び環状エーテルの総量の1モルあたりおよそ1×10-6ないしおよそ1×10-3モル、例えばおよそ5×10-6ないし1×10-4モルの量で使用
される。
得られた粗ポリアセタール樹脂は活性重合触媒を含んでいるので、その重合触媒を失活させることが必要であろう。塩基性物質を含む水中又は塩基性物質を含む有機溶媒中のどちらかにおいて重合触媒を失活する方法が使用され得る。さらに、押出機中で溶融状態にある粗ポリアセタール樹脂に塩基性物質を添加することにより触媒を失活させる方法が使用されても良い。重合触媒を失活させる為に使用される塩基性物質の例は、ヒドロキシド、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の無機弱酸塩、及び有機酸塩を包含する。これらの中で、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム及びバリウムの水酸化物、炭酸塩、リン酸塩、ケイ酸塩、ホウ酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、ステアリン酸塩、パルミチン酸塩、プロピオン酸塩、シュウ酸塩等が特異的な例である。さらに、アンモニア及びトリエチルアミン及びトリブチルアミンのようなアミン化合物が触媒失活剤として使用されても良い。
本発明において、所望により、一般的にポリアセタール樹脂に大抵は配合される種々の慣用の添加剤が特に制限なしに使用され得る。例えば、付加的な抗酸化剤、ホルムアルデヒド反応性窒素原子を含むポリマー、ギ酸掃去剤、光安定剤及び離型剤からなる群より選択された少なくとも1種の添加剤がポリアセタール成形品に配合され得る。光安定剤は例えば、紫外線吸収剤(UVA)及び立体障害性アミン(HALS)である。添加剤の量は、一般的にポリアセタール成形品100重量部あたり0.1ないし5.0重量部である。
したがって、本発明のさらなる目的は、
変色に対して安定化されたポリアセタール樹脂成形品であって、
(a)ポリアセタール樹脂;
(b)(i)ペンタエリトリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート];及び
(ii)トリス−(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、エチレン−1,2−ビス−(オキシエチレン(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルヒドロシンナメート))、ヘキサメチレン−1,6−ビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)及び2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)のモノアクリレートエステルからなる群より選択された少なくとも1種の化合物
の相乗的な組合せの有効安定化量;又は
(c)(iii)ヘキサメチレン−1,6−ビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート);及び
(iv)エチレン−1,2−ビス−(オキシエチレン(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルヒドロシンナメート))及びトリス−(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートからなる群より選択された少なくとも1種の化合物
の相乗的な組合せの有効安定化量;及び
(d)抗酸化剤、ホルムアルデヒド反応性窒素原子を含むポリマー、ギ酸掃去剤、紫外線吸収剤、立体障害性アミン光安定剤及び離型剤からなる群より選択された1つ又はそれ以上の添加剤
を含むポリアセタール樹脂成形品である。
付加的な抗酸化剤は例えば、n−オクタデシル−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート、n−オクタデシル−3−(3’−メチル−5’−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート、n−テトラデシル−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート、1,4−ブタンジオール−ビス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロピオネート]、3,9−ビス[2−{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル]2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカン、N,N’−ビス−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオニルヘキサメチレンジアミン、N,N’−テトラメチレンビス−3−(3’−メチル− 5’−t−ブチル− 4−ヒドロキシフェノール)プロピオニルジアミン、N,N’−ビス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオニル]ヒドラジン、N−サリチロイル−N’サリチリデンヒドラジン、3−(N−サリチロイル)アミノ−1,2,4−トリアゾール及びN,N’−ビス[2−{3−(3,5−ジ−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ}エチル]オキサミドからなる群より選択された立体障害性フェノールである。
ここで定義された抗酸化剤の一対の相乗的な組合せを含む成形されたポリアセタール製品はまた、ペンタエリトリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリス−(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、エチレン−1,2−ビス−(オキシエチレン(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルヒドロシンナメート))、ヘキサメチレン−1,6−ビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)及び2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)のモノアクリレートエステルからなる群より選択された他の抗酸化剤の1種又は両方を含むことが考えられる。
ホルムアルデヒド反応性窒素原子を含有するポリマーとして、ナイロン4,6、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6,10、ナイロン6,12及びナイロン12のようなポリアミド樹脂、及びナイロン6/6、6/6,10及びナイロン6/6,12のようなコポリアミド樹脂が言及され得る。ホルムアルデヒド反応性窒素原子を含有するポリマーの他の例は、アクリルアミド又はその誘導体のホモポリマー、及び金属アルコレートの存在下においてアクリルアミド又はその誘導体ともう一つのビニルモノマーとを重合させることにより得られるポリ−β−アラニンのようなアクリルアミド又はその誘導体ともう一つのビニルモノマーとのコポリマーを包含する。ホルムアルデヒド反応性窒素原子を含有するこれらポリマーは、個々に又は組合せで使用され得る。ポリアセタール成形品が、ホルムアルデヒド反応性窒素原子を含有するポリマーを含む場合、ポリアセタール組成物は、樹脂組成物が150℃にて1000時間加熱される耐熱老化性試験において著しく高い強さの維持を示す。
ギ酸掃去剤の例は、アミノ置換されたトリアジン化合物、アミノ置換されたトリアジン化合物とホルムアルデヒドの間の付加生成物、及びアミノ置換されたトリアジン化合物とホルムアルデヒドの間の縮重合物を包含する。
アミノ置換されたトリアジン化合物の実例は、グアニジン(2,4−ジアミノ−シム−トリアジン)、メラミン(2,4,6−トリアミノ−シム−トリアジン)、N−ブチルメラミン、N−フェニルメラミン、N,N−ジフェニルメラミン、N,N−ジアリルメラミン、N,N’,N”−トリフェニルメラミン、ベンゾグアナミン(2,4−ジアミノ−6−フェニル−シム−トリアジン)、2,4−ジアミノ−6−メチル−シム−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−ブチル−シム−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−ベンジルオキシ−シム−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−ブトキシ−シム−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−シクロ−ヘキシル−シム−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−クロロ−シム−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−メルカプト−シム−トリアジン、2,4−ジオキシ−6−アミノ−シム−トリアジン、2−オキシ−4,6−ジアミノ−シム−トリアジン及びN,N’,N’−テトラシアノエチルベンゾグアナミンを包含する。
アミノ置換されたトリアジン化合物とホルムアルデヒドの間の付加生成物の例は、N−メチロールメラミン、N,N’−ジメチロールメラミン及びN,N’,N”−トリメチロールメラミンを包含する。
アミノ置換されたトリアジン化合物とホルムアルデヒドの間の縮重合物の例は、メラミンとホルムアルデヒドの間の縮重合物を包含する。
上記のアミノ置換されたトリアジン化合物、アミノ置換されたトリアジン化合物とホルムアルデヒドの間の付加生成物、及びアミノ置換されたトリアジン化合物とホルムアルデヒドの間の縮重合物が個々に又は組合せで使用され得る。
光安定剤の例は、ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール、ヒドロキシフェニルトリアジン、シュウ酸アニリド及びヒドロキシベンゾフェノン紫外線吸収剤(UVA)及び立体障害性アミン光安定剤を包含する。
光安定剤は例えば:
2−(2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール
例えば2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−第二ブチル−5−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ビス−α−クミル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−(ω−ヒドロキシ−オクタ−(エチレンオキシ)カルボニル−エチル)−フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−ドデシル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−オクチルオキシカルボニル)エチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、ドデシル化2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−第三ブチル−5−(2−(2−エチルヘキシルオキシ)−カルボニルエチル)−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−5−(2−(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル)−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−イソオクチルオキシカルボニルエチル)−フェニル−2H−ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレン−ビス(4−t−オクチル−(6−2H−ベンゾトリアゾリ−2−イル)フェノール)、2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−t−オクチル−5−α−クミル−フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−フルオロ−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−
5−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−イソオクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、メチル3−(5−トリフルオロメチル−2H−ベンゾトリアゾリ−2−イル)−5−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール及び5−フェニルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールのような米国特許明細書第3,004,896号;第3,055,896号;第3,072,585号;第3,074,910号;第3,189,615号;第3,218,332号;第3,230,194号;第4,127,586号;第4,226,763号;第4,275,004号;第4,278,589号;第4,315,848号;第4,347,180号;第4,383,863号;第4,675,352号;第4,681,905号;第4,853,471号;第5,268,450号;第5,278,314号;第5,280,124号;第5,319,091号;第5,410,071号;第5,436,349号;第5,516,914号;第5,554,760号;第5,563,242号;第5,574,166号;第5,607,987号;第5,977,219号及び6,166,218号に開示されるとおりの既知の市販のヒドロキシフェニル−2H−ベンゾトリアゾール及びベンゾトリアゾール;
2−ヒドロキシベンゾフェノン
例えば、4−ヒドロキシ、4−メトキシ、4−オクチルオキシ、4−デシルオキシ、4−ドデシルオキシ、4−ベンジルオキシ、4,2’,4’−トリヒドロキシ及び2’− ヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ誘導体;
置換されたか又は未置換の安息香酸のエステル
例えば、4−第三ブチルフェニルサリチレート、フェニルサリチレート、オクチルフェニルサリチレート、ジベンゾイルレゾルシノール、ビス(4−第三ブチルベンゾイル)レゾルシノール、ベンゾイルレゾルシノール、2,4−ジ−第三ブチルフェニル3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、オクタデシル3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、2−メチル−4、6−ジ−第三ブチルフェニル3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート;
アクリレート及びマロネート
例えば、α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリル酸エチルエステル又はイソオクチルエステル、α−カルボメトキシケイ皮酸メチルエステル、α−シアノ−β−メチル−p−メトキシケイ皮酸メチルエステル又はブチルエステル、α−カルボメトキシ−p−メトキシケイ皮酸メチルエステル、N−(β−カルボメトキシ−β−シアノビニル)−2−メチルインドリン、サンヅボル(登録商標:Sanduvor)PR25、ジメチルp−メトキシベンジリデンマロネート(CAS#7443−25−6)、及びサンヅボル(登録商標:Sanduvor)PR31、ジ−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジニ
−4−イル)p−メトキシベンジリデンマロネート(CAS#147783−69−5);
オキサミド
例えば、4,4’−ジオクチルオキシオキサニリド、2,2’−ジエトキシオキサニリド、2,2’−ジオクチルオキシ−5,5’−ジ−第三ブトキサニリド、2,2’−ジドデシルオキシ−5,5’−ジ−第三ブトキサニリド、2−エトキシ−2’−エチルオキサニリド、N,N’−ビス(3−ジメチルアミノプロピル)オキサミド、2−エトキシ−5−第三ブチル−2’−エトキサニリド及びその2−エトキシ−2’−エチル−5,4’−ジ−第三ブトキサニリドとの混合物、o−及びp−メトキシ−二置換オキサニリドとの混合物及びo−及びp−エトキシ−二置換オキサニリドとの混合物;
トリス−アリール−o−ヒドロキシフェニル−s−トリアジン
例えば、WO96/28431号公報、ヨーロッパ特許第434608号公報、ヨーロッパ特許第941989号公報、英国特許第2,317,893号公報、米国特許明細書第3,843,371号明細書;第4,619,956号明細書;第4,740,542号明細書;第5,096,489号明細書;第5,106,891号明細書;第5,298,067号明細書;第5,300,414号明細書;第5,354,794号明細書;第5,461,151号明細書;第5,476,937号明細書;第5,489,503号明細書;第5,543,518号明細書;第5,556,973号明細書;第5,597,854号明細書;第5,681,955号明細書;第5,726,309号明細書;第5,942,626号明細書;第5,959,008号明細書;第5,998,116号明細書及び第6,013,704号明細書に開示されるとおりの既知の市販のトリス−アリール−o−ヒドロキシフェニル−s−トリアジン及びトリアジン、例えば、4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−s−トリアジン、シアソルブ(登録商標:Cyasorb)1164,サイテック社(Cytec Corp)、4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−6−(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−6−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−6−(4−ブロモフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−(2−アセトキシエトキシ)フェニル]−6−(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(4−ビフェニリル)−6−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシカルボニルエチリデンオキシフェニル)−s−トリアジン、2−フェニル−4−[2−ヒドロキシ−4−(3−第二ブトキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−6−[2−ヒドロキシ−4−(3−第二アミルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(3−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−n−ブチルオキシフェニル)−6−(2,4−ジ−n−ブチルオキシフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(3−ノニルオキシ*−2−ヒドロキシプロピルオキシ)−5−α−クミルフェニル]−s−トリアジン(*は、オクチルオキシ基、ノニルオキシ基及びデシルオキシ基の混合物を表す。)、メチレンビス−{2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(3−ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]−s−トリアジン}、5:4:1の比で3:5’、5:5’及び3:3’位において架橋されたメチレン架橋二量体混合物、2,4,6−
トリス(2−ヒドロキシ−4−イソオクチルオキシカルボニルイソプロピリデンオキシフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシ−5−α−クミルフェニル)−s−トリアジン、2−(2,4,6−トリメチルフェニル)−4,6−ビス[2−ヒドロキシ−4−(3−ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−s−トリアジン、2,4,6−トリス[2−ヒドロキシ−4−(3−第二ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−s−トリアジン、4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2−ヒドロキシ−4−(3−ドデシルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)−フェニル)−s−トリアジンと、4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2−ヒドロキシ−4−(3−トリデシルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)−フェニル)−s−トリアジンの混合物、チヌビン(登録商標:Tinuvin)400、チバ スペシャルティ ケミカルズ社(Ciba Specialty Chemicals Corp.)、4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2−ヒドロキシ−4−(3−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシプロポキシ)−フェニル)−s−トリアジン及び4,6−ジフェニル−2−(4−ヘキシルオキシ−2−ヒドロキシフェニル)−s−トリアジン;
立体障害性アミン安定剤
例えば、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−アリル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシネート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)n−ブチル−3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロネート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとコハク酸の縮合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−第三オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの線状又は環状縮合物、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ニトリロトリアセテート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタン−テトラカルボキシレート、1,1’−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン)、4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−2−n−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三ブチルベンジル)マロネート、3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)セバケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)スクシネート、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−モルホリノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの線状又は環状縮合物、2−クロロ−4,6−ビス(4−n−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンの縮合物、2−クロロ−4,6−ジ−(4−n−ブチルアミノ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス−(3−アミノプロピルアミノ)エタンの縮合物、8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、3−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、4−ヘキサデシルオキシ−及び4−ステアリルオキシ−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジンの混合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−シクロヘキシルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの縮合物、1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン並びに4−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの縮合物(CAS Reg.No.[136504−96−6]);N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、2−ウンデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソ−スピロ[4.5]デカン、7,7,9,9−テトラメチル−2−シクロウンデシル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソ−スピロ[4.5]デカンとエピクロロヒドリンの反応生成物、1,1−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテン、N,N’−ビス−ホルミル−N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、4−メトキシメチレンマロン酸と1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ヒドロキシピペリジンとのジエステル、ポリ[メチルプロピル−3−オキシ−4−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)]シロキサン、マレイン酸無水物−α−オレフィンコポリマーと2,2,6,6−テトラメチル−4−アミノピペリジン又は1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−アミノピペリジンとの反応生成物である;
立体障害性アミンはまた、英国特許A−2301106号公報において成分I−a)、I−b)、I−c)、I−d)、I−e)、I−f)、I−g)、I−h)、I−i)、I−j)、I−k)又はI−l)として記載される化合物の一つであっても良く、特には、前記英国特許A−2301106号公報の68ないし73頁に列挙される光安定剤1−a−1、1−a−2、1−b−1、1−c−1、1−c−2、1−d−1、1−d−2、1−d−3、1−e−1、1−f−1、1−g−1、1−g−2又は1−k−1である;
立体障害性アミンはまた、ヨーロッパ特許A−0782994号公報に記載される化合物の一つであっても良く、例えば実施例1ないし12又はD−1ないしD−5に記載されるような化合物である;及び
ヒドロキシ置換されたアルコキシ基によりN原子上で置換された立体障害性アミン
例えば、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オクタデカノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−ヘキサデカノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−オキシル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンとt−アミルアルコールからの炭素基との反応生成物、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニ−4−イル)セバケート、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニ−4−イル)アジペート、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニ−4−イル)スクシネート、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニ−4−イル)グルタレート及び2,4−ビス{N−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニ−4−イル]−N−ブチルアミノ}−6−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジンのような化合物である。
上述の立体障害性アミン光安定剤は、個々に又は組合せで使用され得、及びまた上述の紫外線吸収剤と組合せてもまた使用される。
離型剤として、脂肪酸エステル、ポリアルキレングリコール及びアミド基含有脂肪族化合物からなる群より選択された少なくとも1種が使用され得る。ここで言及される“脂肪酸エステル”なる用語は、多価アルコールと脂肪酸から得られる脂肪酸を意味し、好ましくは10又はそれ以上の炭素原子数を有する飽和又は不飽和脂肪酸の少なくとも1つの型と炭素原子数2ないし6の多価アルコールとの反応により得られるものである。脂肪酸エステルを製造する為に使用できる多価アルコールの例は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、グリセロール、ジグリセロール、トリグリセロール、トレイトール、エリトリトール、ペンタエリトリトール、アラビトール、リビトール、キシリトール、ソルビット、ソルビタン、ソルビトール及びマンニトールを包含する。脂肪酸の例は、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸及びセロプラスチン酸を包含する。不飽和脂肪族カルボン酸の例は、ウンデシレン酸、オレイン酸、エライジン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、ソルビン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、プロピオル酸及びステアロル酸、これら不飽和脂肪族カルボン酸を含有する天然脂肪酸、及びそれらの混合物を包含する。上述の脂肪酸は、ヒドロキシル基により置換されていてもいなくてもよい。上述の脂肪酸エステルの中で、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸及びモンタン酸からなる群より選択された脂肪酸と、グリセロール、ペンタエリトリトール、ソルビタン及びソルビトールからなる群より選択された多価アルコールとの反応により得られる脂肪酸エステルが好ましい。上述の脂肪酸エステルは、ヒドロキシル基を含んでいてもいなくてもよい。例えば、脂肪酸エステルは、モノエステル、ジエステル及びトリエステルのいずれであり得る。さらに、脂肪酸エステルは、ホウ酸等によりブロックされた、ヒドロキシル基を含んでいてもよい。脂肪酸エステルの好ましい例は、グリセロールモノパルミテート、ジパルミテート、トリパルミテート、モノステアレート、ジステアレート、トリステアレート、モノベヘネート、ジベヘネート、トリベヘネート、モノモンタネート、ジモンタネート及びトリモンタネート、ペンタエリトリトールモノパルミテート、ジパルミテート、トリパルミテート、テトラパルミテート、モノステアレート、ジステアレート、トリステアレート、テトラステアレート、モノベヘネート、ジベヘネート、トリベヘネート、テトラベヘネート、モノモンタネート、ジモンタネート、トリモンタネート及びテトラモンタネート、ソルビタンモノパルミテート、ジパルミテート、トリパルミテート、モノステアレート、ジステアレート、トリステアレート、モノベヘネート、ジベヘネート、トリベヘネート、モノモンタネート、ジモンタネート及びトリモンタネート、ソルビトールモノパルミテート、ジパルミテート、トリパルミテート、モノステアレート、ジステアレート、トリステアレート、モノベヘネート、ジベヘネート、トリベヘネート、モノモンタネート、ジモンタネート及びトリモンタネートを包含する。ホウ酸等でブロックされたヒドロキシル基を含有する脂肪酸エステルの例として、脂肪酸のグリセロールモノエステルのホウ酸エステル(未審査請求の特開昭49−60762号公報明細書)に言及され得る。これら脂肪酸エステル化合物は、個々に又は組合せで使用され得る。本発明における離型剤として使用できるポリアルキレングリコールは例えば、次式:
Figure 0004280972
(式中、各々のR1は独立して水素原子、未置換の又は置換された炭素原子数1ないし6のアルキル基、或いは未置換の又は置換されたアリル基を表し、xは2ないし6であり、及びyは1000ないし20000である。)
により表されるものである。
上述のポリアルキレングリコールは、アルキレンオキシドの開環重合により得られ得る。アルキレンオキシドの例は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、エピクロロヒドリン、オキセタン、3,3−ビス(クロロメチル)オキセタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン及びオキセパンを包含する。これらポリアルキレングリコールは、個々に又は組合せで使用され得る。本発明において離型剤として使用できるアミド基含有脂肪族化合物は例えば、次式:
Figure 0004280972
(式中、R2及びR4の各々は炭素原子数1ないし30のアルキル基を表し、及びR3は炭素原子数1ないし30のアルキレン基を表す。)
により表されるものである。
アミド基含有脂肪族化合物の例は、エチレンビスステアリルアミド、エチレンビスラウリルアミド、エチレンビスオレイルアミド及びエチレンビスエルカ酸アミドを包含する。これらアミド基含有脂肪族化合物は、個々に又は組合せで使用され得る。
添加剤の形態に関して、添加剤は、粉体形態で又は溶融形態で添加されてもよい。
本発明のポリアセタール成形品を製造する方法に関して、特に制限はない。一般的に、本発明のポリアセタール樹脂組成物は、押出機中で、ポリアセタール樹脂及び成分(b)又は(c)の相乗的な組合せ、及び所望により他の付加的な添加剤を溶融混練することにより得られ得る。押出機は、一軸スクリュー押出機であってもよいし、又は二軸スクリュー押出機であってもよい。成分(b)又は(c)及び付加的な他の添加剤は、ポリアセタール樹脂を製造する重合反応の間に反応系に添加されてもよい。
成分(b)又は(c)の立体障害性フェノール抗酸化剤は、ホルムアルデヒドモノマー又はオリゴマーと環状ホルムアルデヒドとの反応に先立って、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エピクロロヒドリン、1,3−ジオキソラン及び1,4−ブタンジオールのようなコモノマーに添加されてもよい。
成分(i)及び(ii)又は(iii)及び(iv)の個々の化合物は、分けて又は一緒のどちらかでモノマー、コモノマー又はポリアセタールに添加されてもよい。それらは、例えば固体粒子として又は溶融状態にて添加されてもよい。個々の化合物は、マスターバッチの形態で添加されてもよい。
押出温度は特に制限されず、及び一般的に、およそ170ないしおよそ240℃の範囲において適当に選択され得る。
本発明の成形品を調製する方法に関して、特に制限はない。本発明のポリアセタール成形品は、押出成形、射出成形、圧縮成形、真空成形、ブロー成形又は発泡成形のような従来既知の方法により得られ得る。
吸蔵された金属化合物及び表面付着された金属化合物を有する末端安定化ポリアセタール樹脂及び脂肪族カルボン酸金属塩が本発明において使用されてもよいことが考えられる。これら成分は、米国特許第5,948,844号明細書において、引用文献としてここに組みこまれている関連部分に開示されている。
米国特許第5,364,900号明細書に開示されるようなイオン吸着剤が、本発明の樹脂組成物中で使用されてもよいことが考えられる。米国特許第5,364,900号明細書の開示は引用文献としてここに組み込まれている。
以下の実施例は本発明をより詳細に示す。それらはいかなる方法においても本発明の範囲を限定すると解釈されるものではない。添加剤の構造は明細書中で定義されるとおりである。
略語:min:分;rpm:分あたりの回転;h:時間
実施例1
ポリオキシメチレンコポリマーペレットを、ターブラ(Turbula)ミキサーを使用することにより15ないし20分間添加剤とブレンドする。総配合サイズは1000gである。該混合物をその後27mmライシュトリッツ(Leistritz)二軸スクリュー押出機を用いて押出す。押出は、帯域温度が165、170、180、及び190℃、溶融温度が199℃、溶融圧力が650ないし800psi、及びフィーダーの速度が100rpmとなるような条件下において実施する。得られた樹脂組成物をカッターによりペレット化する。ペレット化された樹脂組成物は、射出成形に先立って、真空オーブン中で(82℃、窒素ブリードにて)3時間乾燥する。2’’×2’’×0.06’’のプラーク試験片を得る為に、ボーイ(BOY)50M射出成形機を、182、188、193℃の帯域温度、199℃のノズル温度、90℃の成形温度にて使用する。これら試験片をその後130及び140℃にて老化させる為にブルー エム(Blue M)空気循環炉中に置く。色彩測定は、DCI SF600分光光度計を使用することにより、これら炉で老化された試験片について実施する。黄色度指数(YI)を下記表に報告する。添加剤の総レベルは配合物全体に基づき0.5重量%である。結果を表1ないし7に編集する:
Figure 0004280972
Figure 0004280972
Figure 0004280972
Figure 0004280972
イルガノックス(登録商標:Irganox)1010とイルガノックス(登録商標:Irganox)3790の組合せは、POM成形プラーク中の色彩形成を相乗的に防止していることが分かる。
Figure 0004280972
Figure 0004280972
イルガノックス(登録商標:Irganox)1010とイルガノックス(登録商標:Irganox)245又はイルガノックス(登録商標:Irganox)259の組合せは、POM成形プラーク中の色彩形成を相乗的に防止していることが分かる。
Figure 0004280972
イルガノックス(登録商標:Irganox)1010とイルガノックス(登録商標:Irganox)3052の組合せは、POM成形プラーク中の色彩形成を相乗的に防止していることが分かる。
実施例2
プラークを実施例1のとおりに調製する。射出成形されたプラークの初期の色彩(YI)を実施例1のとおりに分光光度計において測定する。添加剤の総レベルは、配合物の全量に基づき0.5重量%である。YI測定値を以下に示す。
Figure 0004280972
イルガノックス(登録商標:Irganox)259と、イルガノックス(登録商標:Irganox)245又はイルガノックス(登録商標:Irganox)3790のどちらかとの組合せは、POM成形プラーク中の色彩形成を相乗的に防止していることが分かる。

Claims (3)

  1. 変色に対して安定化されたポリアセタール成形品であって、
    (a)ポリアセタール樹脂;及び
    (b)成分(a)の質量に基づき0.05ないし5.0質量%の、
    (i)ペンタエリトリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート];及び
    (ii)トリス−(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートヘキサメチレン−1,6−ビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)及び2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)のモノアクリレートエステルからなる群より選択された少なくとも1種の化合物
    の相乗的な組合せ;又は
    (c)成分(a)の質量に基づき0.05ないし5.0質量%の、
    (iii)ヘキサメチレン−1,6−ビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)及び
    (iv)エチレン−1,2−ビス−(オキシエチレン(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルヒドロシンナメート))及びトリス−(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートからなる群より選択された少なくとも1種の化合物
    の相乗的な組合せ
    を含むポリアセタール成形品。
  2. 前記ポリアセタール樹脂は、オキシメチレンホモポリマー又はオキシメチレン−オキシアルキレンコポリマーである請求項1記載のポリアセタール成形品。
  3. (i)ペンタエリトリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]及び
    (ii)トリス−(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート
    を含む請求項1記載のポリアセタール成形品。
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