JP4280427B2 - 安定なオルガノポリシロキサンゲル、その製造法、前記ゲルおよび不相溶性の親水性液体を含有するエマルジョン、および前記エマルジョンを含有する化粧品 - Google Patents
安定なオルガノポリシロキサンゲル、その製造法、前記ゲルおよび不相溶性の親水性液体を含有するエマルジョン、および前記エマルジョンを含有する化粧品 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、親水性液体、例えば水およびグリコールと安定な懸濁液を形成することができる化粧品用途に適したオルガノポリシロキサンゲルに関する。
【0002】
【従来の技術】
オルガノポリシロキサンは、長年に亘り多数の化粧品用途で使用されている。これらの用途の一部で、例えば、シリコーン流体のようなオルガノポリシロキサンが、他の化粧品成分のための油性担体としてのそれらの本来の形でまたは、水中油型エマルジョンの形で使用されている。後者の多くの場合に、界面活性剤はシリコーン流体を安定な懸濁液または分散液で維持するために必要である。やや最近では、多数の化粧品は、揮発性のオルガノシロキサンを含有するオルガノポリシロキサンゲルを含有するクリームまたはペーストを使用している。
【0003】
米国特許第5654362号明細書には、白金ヒドロシリル化触媒および低分子量シリコーン油の存在で、α,ω−ジエン、例えば1,5−ヘキサジエンと、線状のSi−H官能性ポリシロキサンとを反応させることによって製造されるシリコーンゲルが開示されている。反応は、ゲルが形成され、引き続きシリコーンゲルがさらに粉末へと崩壊されうるか、または別のシリコーン油の添加によりシリコーンペーストを形成しうるまで続けられる。製品は、疎水性の液体、例えばシリコーン油をゲルのようなコンシステンシーまで濃厚化するために使用される。いろいろな化粧品、例えば制汗薬、脱臭剤、スキンクリーム等が開示されている。製造における高価で可燃性のジエン炭化水素の使用は不利である。更に、固体粉末から形成されたクリームは、米国特許第4980167号明細書によって示されているように、そのような製剤が潤滑性の欠如を被ると言われている点で受容されうる性質を提供しない。α,ω−ジエンおよびポリエーテル官能性シロキサンから製造される類似した製品は、米国特許第5136068号明細書で開示されている。しかしながら、油中水型エマルジョンの製造は、別々に乳化する界面活性剤の使用がなお必要である。
【0004】
米国特許第4987169号明細書には、軟質な粉末状または軟質な半透明の固体粒子を形成するための、シリコーン油の存在で、線状で軽く架橋したオルガノシロキサンの製造が開示されている。架橋したオルガノシロキサンは、好ましくは、線状のSi−Hおよびビニル官能性オルガノポリシロキサンを使用し、ヒドロシリル化触媒を用いて架橋して製造される。架橋したオルガノシロキサンの限られた架橋性のために、固体生成物を製造するために必要な後者の量は高く、例えば30〜50質量%である。従って、製品は相対的に高価である。軟質の粉末は、化粧品および潤滑剤に有用であると挙げられた油性組成物を形成するために、付加的なシリコーン油を可溶化する際に増粘剤として使用されうる。前記米国特許第4987169号明細書の欠点は、米国特許第5760116号明細書において証明されており、これは、第一工程において、少量の低粘度オルガノポリシロキサンの存在で、Si−H官能性オルガノポリシロキサン樹脂から高度に架橋したゲルを製造し、第二工程において、ホモジナイザーを用いて別のオルガノポリシロキサン油をゲルに添加して、ホモジナイザーを用いて澄明で強粘液を生じる2段階で製造される製品が開示されている。2段階の製造の不利は明白である。
【0005】
米国特許第5859069号明細書には、平均粒径1.0〜15.0μmを有する球形粒子を有するオルガノポリシロキサンエラストマー粉末、シリコーン油およびポリエーテル変性シリコーンから製造されるゼラチン状の外皮処置組成物が開示されている。前記米国特許第5859069号明細書は、シリコーン樹脂を使用する先行する製剤が、それらが皮膚上に膜状の感触を残すので、そのような使用に不適当であることを示している。樹脂不含のポリエーテル変性(線状)シリコーンは、絶対に必要なものとして開示されており;かつ1.0質量%未満の量が使用される場合には、ゲル化は不十分になり、かつ組成物は化粧品への使用に不適当になる。球形粉末、シリコーン油5〜75質量%およびポリエーテル変性シリコーン1〜20質量%を含有するゼラチン状の外皮処置組成物が開示されている。球形エラストマー粒子の製造は簡単でなく、かつ固体粉末を含有するクリームは以前に議論したように好ましくないと見られていた。
【0006】
ポリエーテル官能化シリコーン界面活性剤は、米国特許第5412004号および同第5236986号明細書に開示されている。そのつど、Si−H含有のポリエーテル官能性の線状オルガノポリシロキサンは、α,ω−ジビニルオルガノポリシロキサンと反応される。別の一連の化合物は、α,ω−ジビニルシロキサンの代わりにα,ω−ビス(不飽和)ポリオキシアルキレンポリエーテルを使用して架橋することによって製造される。しかしながら、ゲルは形成されず、かつ組成物へのシリコーン油の配合は、高剪断ニーダーを用いて実施されなければならない。生成物は、高い質量百分率のポリエーテル成分(実施例中で約15%)を含んでいる。合成は、いくつかの工程において必ず行われなければならない。シリコーン油と混練する付加的な工程は不利である。更に、α,ω−ビス(不飽和)ポリエーテルは、製造するのに高価である。
【0007】
米国特許第5811487号明細書には、Si−H官能性シロキサンとα,ω−不飽和ジエン炭化水素の反応によって製造されるシリコーンエラストマーで濃厚化した低分子量シロキサン流体を記載されており、その際、Si−Hシロキサンは、ポリエーテル官能性を与えるために、まず最初にモノアルケニル官能化されたポリエーテルと部分的に反応させている。以前に議論したように、α,ω−ジエンを使用する必要性は不利である。
【0008】
米国特許第5854336号明細書には、反応器中にシリコーンゴムおよびキャリヤー流体からなるシリコーンエラストマー組成物を供給し、組成物を反応器中で混合し、組成物を反応器から高圧ポンプにかつそこからゴムの粒子をより小さいサイズへと減少させる装置に輸送することを含む化粧品製品を製造する方法が開示されている。粒径を減少させる装置は、好ましくは高圧供給ホモジナイザー、最も好ましくはソノレーター(sonolator)である。高圧ポンプの使用とソノレーターのような装置は、製品の費用を増やす。水およびグリコールを含有する安定なエマルジョンおよびクリームは、製造されることができないか、または疎水性のシリコーンおよび親水性の水/グリコールの不相溶性のために製造するのが困難である。
【0009】
欧州特許出願公開第0790055号明細書には、スキンケアまたはメイクアップ処方用の、部分的に網状のエラストマーオルガノポリシロキサンおよび脂肪成分、例えばトリグリセリドを含有する組成物が開示されている。「部分的に網状の」により意味されることは明細書中では定義されておらず、これは、適したオルガノポリシロキサンのその記載について米国特許第5266321号明細書を参照する。
【0010】
シリコーンゲルを使用する化粧品の例は、また、国際特許出願公表番号WO97/44010;WO98/18438;WO98/00105;WO98/00104;WO98/00103;WO98/00102等の特許に開示されている。製剤の範囲には、制汗薬、液体および固体の双方とも、顔用クリーム、モイスチャライザーおよび他の製品を含まれることは、そのような特許から明らかに分かる。また、多様な種類のオルガノシリコーンゲルの間にかなりの違いがあることは、これらの引用例の観察から明らかなはずである。特に、これらのゲルの一部は、そのようなものが望まれない場合に容認できない油っぽい感触を提供する。他のゲルは、製造するのがより困難であり、かつ製剤の費用を不必要に増大させる。他のゲルの糸引きを防止し、極高圧装置、例えばソノレーター等を使用せずに、かつ広範囲にわたる高剪断なしで乳化することができ、かつ皮膚に施与される場合に油っぽさまたは膜状の感覚が全くない化粧品を製造しうる、製品を製造するために、十分認知され、簡単に入手可能で、実質的に非毒性成分から、単純な様式でゲルを製造できることが望ましい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従って、冒頭に記載されたような課題が課された。
【0012】
【課題を解決するための手段】
ところで、水および他の親水性液体で乳化されて安定なエマルジョンを形成することができる、低粘度で有利に揮発性のシリコーン油を含有するオルガノポリシロキサンゲルが、低粘度流体および有効量の白金ヒドロシリル化触媒の存在で、不飽和MQ樹脂および不飽和親水性物質と、Si−H官能性ポリオルガノシロキサンとのヒドロシリル化反応によって簡単に製造されうることが予期せず見出された。また、相対的に少量のヒドロシリル化触媒毒、例えば有機硫黄化合物、特にメルカプトアルキル官能性オルガノポリシロキサンの添加が、有機硫黄化合物が使用されない場合よりも長期間にわたって、それらの安定性を保持する組成物を製造することも見出された。生じるゲルは、高圧または複雑な混合装置を使用することなく、たった1つの処理工程以外で製造されることができ、かつ簡単に均質化されて安定なクリームまたはペーストを形成しうる理想的に糸を引かないゲルである。ゲルは、かなりの量の水、またはアルコールまたはグリコール、例えばグリセリン、エチレングリコールおよびプロピレングリコールで乳化されることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
従属する本発明のオルガノポリシロキサンゲルは、低粘度で有利に揮発性のシリコーン油を含有し、その際、有効量の不飽和の親水性物質の存在で、専ら末端でよりむしろその主鎖に沿って分布したSi−H官能性を含むSi−H官能性オルガノポリシロキサンでビニル官能性MQ樹脂を架橋することによって製造されるゲルマトリックスと密接に会合させ、前記親水性物質は、0.2〜5質量%の量で有利に使用される。
【0014】
低粘度で有利に揮発性のオルガノポリシロキサンは、低分子量のオリゴマーポリジアルキルシロキサンまたは環式シロキサンであうる。最も好ましくは、低粘度オルガノポリシロキサンは、オリゴマーポリジメチルシロキサンまたは環式ポリジメチルシロキサンである。もちろん、他のアルキル、アリール、アラルキルおよびアラルキル基も、例えばフェニル基、ベンジル基、C1〜C18アルキル基等も許容されうる。しかしながら、費用考慮および配合の容易さのために、ケイ素原子に結合したメチル基を有するオルガノポリシロキサンは高度に好ましい。最も好ましくは、オルガノポリシロキサンは、トリメチルシリル末端基を含めてオルガノポリシロキサン主鎖中にケイ素原子2〜50個を平均して有する線状のトリメチルシリル末端ポリジメチルシロキサンである。揮発性が望ましい場合には、ケイ素原子の数は、例えば10以下、好ましくは6以下に大きく制限すべきである。しかしながら、相対的に低粘度ではあるが不揮発性の流体が許容されうる場合には、より多い数のケイ素原子、例えば、ケイ素原子50または500個へのオルガノポリシロキサン主鎖の延長は可能である。これらの不揮発性流体は、約10cStを上回り、約2000cStまでの粘度を有するべきである。また、オルガノポリシロキサンは、架橋が粘度を過度に増加させない限り、僅かに架橋していてもよい。粘度は、揮発性オルガノポリシロキサンの場合に、有利に100cSt以下、好ましくは10cSt以下、そして、最も好ましくは5cSt未満である。
【0015】
好ましくは、オルガノポリシロキサンは揮発性オルガノポリシロキサンである。上記に示されているように、揮発性は、オルガノポリシロキサン主鎖中にケイ素原子多くとも約6〜10個を有するオリゴマーオルガノポリシロキサンの選択による線状オルガノポリシロキサンで達成されることができる。しかしながら、有利にケイ素原子3〜6個を有する環式オルガノポリシロキサン、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等が利用される。線状オルガノポリシロキサンと同様に、メチル基以外の基、例えばC1〜C18アルキル基、有利にC1〜4アルキル基、アリール基等が存在していてもよい。それに加えて、ならびに線状ポリシロキサンの場合に、オルガノポリシロキサンゲルの安定性または化粧品におけるこれらの使用可能性を妨げない官能基が許容されうる。特に、例はヒドロキシル(シラノール)基、アルコキシ基、例えば、相対的に加水分解安定性であるもの等を含む。反応性基、例えばアセトキシ基、メトキシ基、エトキシ基等を含有する化合物は、これらが化粧品における一部の特別な目的のために保持されない限り、一般に避けるべきである。オルガノポリシロキサンゲルにおいて任意のハロゲン官能性化合物を含むことも望ましくない。この点に関して、少量のそのような基が、時折、本製造法のためのオルガノシロキサン樹脂において避けがたいことに注意する。
【0016】
低分子量オルガノポリシロキサン成分の50質量%までは、1つ以上の油性物質に置き換えることができる。従って、特許請求の範囲において、用語「油性組成物」は、ゲルの製造中に添加されるオルガノポリシロキサン少なくとも50質量%を含有する油性の疎水性成分を記載するために使われる。この組成物は、親水性液体の乳化前、乳化中または乳化後の溶解、乳化または分散によるゲルの製造後に、エマルジョンを含有する親水性液体を形成するためにゲル中へ後ほど添加されうる任意の付加的な油を含有しない。
【0017】
適した油性物質は、ビタミン油、例えばビタミンAまたはEまたは関連化合物例えばα−トコフェリルアセテート;ω−3およびω−6ポリ不飽和脂肪酸およびそのエステルを含む脂肪油、レチノール、レチノイン酸、後者のレチン化合物のエステル;植物油、例えばピーナッツ油、オリーブ油、パーム油、キャノーラ油、ヒマワリ油等;鉱油;フレーバリングまたは「精油」または「芳香油」、例えば天然および合成双方のテルペン、パッチュリ、ミルラ、オリバナム、ラベンダー、バニリン、ビャクダン、ユーカリノキ、樟脳、メントール等または油性物質、例えばベンズアルデヒド、シンナムアルデヒド等;および天然油および合成油または油溶性固体、例えば多様なモノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリド、ポリオキシアルキル化した植物油、ラノリン、レシチン等を含有する。より好ましくは、油性組成物は、70%以上、好ましくは80%以上、最も好ましくは90%以上の低分子量で好ましくは揮発性オルガノポリシロキサンを含有する。親油性溶剤、特に薬剤学的に認容性で200℃以下、有利に60℃〜150℃の沸点を有する低臭パラフィン溶剤は、この成分の全質量に基づいて30質量%未満の量で油性成分の一部であってよい。
【0018】
オルガノポリシロキサンゲルを製造するために使用される反応混合物の必要な成分は、M、D、Qおよび/またはT成分を含んでいるビニル官能性MQ樹脂または類似の高度に架橋した樹脂である。そのような樹脂は今までに技術で十分公知である。オルガノポリシロキサン技術において用語「樹脂」は、一般にポリマーに適用されないが、しかし相対的に高度に架橋し、かつしばしば三次元ネットワークを形成できるシランの反応により生じる高分子量の製品を記載するのに使用することに制限される。用語「M」は一官能性単位を指すのに対して、用語「Q」は四官能性単位を指す。言い換えると、MQ樹脂は、主としてM単位(その際、ケイ素原子は架橋した分子中に酸素原子1個のみに結合している)およびSiO4/2Q単位(その際、各ケイ素原子は4個の別の酸素原子に結合している)を含み、高水準の架橋をもたらす。一部のMQ樹脂において、少量の二官能性R2SiO2/2および三官能性RSiO3/2(それぞれDおよびT単位)も存在する。MQ樹脂は、シラン、例えばテトラエトキシシラン、ビニルジメチルエトキシシランおよびトリメチルエトキシシランの加水分解によってしばしば製造される。生じるMQ樹脂は、その製造法のためにしばしば一部の残留アルコキシ官能性を保持し、かつ他の官能性、例えばシラノール官能性もなお時折含有する。好ましいMQ樹脂は、Wacker Silicone Corporation, Adrian, Michiganから入手可能なMQ樹脂804であり、これはビニル官能性約1.2〜1.8質量%を含有する。ビニルオキシ、アリル、アリルオキシ、プロペニル等を含めたビニル以外の不飽和を有するMQ樹脂は一般に入手しにくいが、しかし使用することもできる。多様な不飽和樹脂が、単独でまたは他の不飽和樹脂との混合物で使用されうる。安定なゲルが得ることができるという条件で、少量の不飽和の非樹脂状オルガノポリシロキサンもなお使われうる。用語「樹脂」は、その常用の意味、すなわち大多数のM、TおよびQ単位を含む高度に三次元架橋したポリマーで本明細書中では使用した。
【0019】
Si−H官能性オルガノポリシロキサン架橋剤は、当該ゲル製剤の必要部分である。Si−H末端オルガノポリシロキサンが架橋剤として使用されうる一方で、過去の経験はゲルが糸引きの様相を有する傾向がありうることを示している。アリルポリエーテルは、従って末端−キャップのように作用し、架橋反応を禁止する末端Si−H基と反応する。理論的には、過剰のSi−H末端シリコーンはゲルを形成することができるかもしれない。しかしながら、高い程度の三次元架橋性を有しない糸引きゲルは予期されるだろう。有利に、架橋剤は、実質的な部分で、そのポリマー主鎖に沿ってSi−H官能性単位を含むSi−H官能性オルガノポリシロキサンを含有していなければならない。Si−H官能性オルガノポリシロキサンは、これらのSi−H官能性単位に加えて、末端Si−H単位も含有していてもよく、または含有しなくてもよい。好ましい架橋剤はEL Crosslinker525、ケイ素結合水素原子約0.54質量%を含有するポリ(メチル水素)−ジメチルシロキサンである。架橋剤は、有利に、1分子当たりSi−H結合水素を5個を上回り、より有利に10個以上、最も好ましくは20個以上を含有する。これらの高度にSi−H官能性架橋剤に加えて、少量の、すなわち50%以下または質量基準の、より少ない官能性の架橋剤が使用されうる。
【0020】
樹脂中の不飽和のモルとSi−Hのモルとの比は、好ましくは0.4〜2.0、より好ましくは0.5〜1.5、最も好ましくは0.6〜1.2の範囲にある。MQ樹脂が使用される場合に1.10〜1.20の比はほとんど満足であることが判明した。
【0021】
ヒドロシリル化に感受性の不飽和親水性物質もまた必要である。親水性物質は、水および他の相対的に親水性の物質、例えばアルコール、グリコール等との相溶性を供給する原因となる。不飽和は、好ましくはアリルであるが、しかしビニルまたは、一般にアルケニルであってもよい。ヒドロシリル化可能な不飽和成分の例は、アリル、ビニル、(メタ)アクリロイル、アリルオキシ、ビニルオキシ、マレエート、フマレート等を含む。
【0022】
親水性作用は、親水性ポリエーテル基によるかまたは極性基、例えばヒドロキシル基、アミド基、カルボキシル基およびそれらの塩等によって提供される。最も好ましくは、親水性基は、非イオン性の親水性物質、例えばポリオキシアルキレン基、ポリグリコール成分、オリゴ糖等である。ポリオキシエチレン基は好ましい親水性物質であり、特に、4以上、好ましくは4〜50個およびより好ましくは5〜20個の繰り返しオキシエチレンおよび/またはオキシプロピレン基を含有し、ならびに低い数のオキシプロピレン基を含んでいるものが、適当でもありうる。有利に、好ましい親水性物質は、式
R1−O−(R−O)n−H
[式中、R1は不飽和炭化水素であり、Rはアルキレン基、好ましくはメチレン、エチレン、メチルエチレン、1,3−プロピレンまたはテトラメチレンであり、かつnは3〜約20である]に相当する。最も好ましい不飽和の親水性物質は、式
CH2=CH−CH2−O−(R−O)n−H
[式中、Rは前記で定義したものであり、かつnは4〜50、好ましくは5〜20およびより好ましくは5〜12である]に相当する。異なるアルキレン成分が存在する場合にはアルキレン基の分布はランダム、ブロック、ブロック−ランダムまたはポリエーテル界面活性剤において使用される任意の分布であってよい。非イオン性の親水性物質は最も好ましい。
【0023】
好ましい親水性物質は、塩基性触媒の存在でアリルアルコールをオキシアルキル化することによって製造してアリルオキシ末端のω−ヒドロキシポリエーテルモノオールを形成する。アリルオキシ官能性ポリオキシエチレンモノオールは、Rhodia Inc.社からRhodasurf AAE−10としておよびDow Chemical Company社からAE−400として商業的に入手可能である。両方の製品は、オリゴマーの範囲を含む公称5〜10モルのオキシエチル化アリルアルコールのアダクトである。また、親水性物質として適しているのは、オキシエチル化された不飽和ジオール、例えばオキシエチル化された1,4−ブテンジオールと1,4-ブチンジオールおよびオキシエチル化された不飽和カルボン酸、特にω−アルケン酸または不飽和二酸、例えばフマル酸、マレイン酸等である。カルボキシレートエステル末端基またはアルキルエーテル末端基を有する親水性物質もまた有用であり、特に低級C2〜4アルカン酸のエステルおよび低級C1〜4アルカノールのエーテルである。アセテートおよびメトキシエーテルおよびエトキシエーテルは一部の好ましいカルボキシレートおよびエーテル末端基である。また、末端基は、カルボン酸基、スルホネート基、ホスファネート基またはこれらのエステルまたは塩であってよい。同じ変更は、他の不飽和親水性物質になされうる。
【0024】
また適しているのは、アルケニル官能化されたポリヒドロキシ物質、例えばポリグリセリンおよびオリゴ糖である。例えば、ポリグリセリンは、塩化アリルとの反応によりアリル基で官能化されてポリグリセリンアリルオキシエーテルを形成していてもよく、または、プロペン酸、塩化プロペノイル、マレイン酸、無水マレイン酸とまたはマレイン酸塩化物との反応により相応するカルボン酸エステルを形成してもよい。そのような化合物の合成は、文献中に見出されうる。また、官能化は、不飽和イソシアネート、例えば1−イソシアナト−1,1−ジメチル−4−イソプロペニルベンゼン(TMI)またはイソシアナトエチルメタクリレートとの反応により達成されうる。ポリグリセリンおよびオリゴ糖および類似の親水性物質は、メトキシ、エトキシ、カルボキシメチルまたは他の変性基を含んで変性されていてよい。
【0025】
親水性物質の量は、所望の水/グリコール含量を有する安定なエマルジョンを形成するのに十分でなければならない。例えば、一般に、20%水性(水含量)エマルジョンが形成されるべき場合には、30%水性エマルジョンが形成されるべき場合よりも、より少ない親水性物質含量が必要である。また、その量は、親水性物質のHLBおよび極性基の数および種類に依存する。例えば、相対的に多量の低HLBオキシエチレート、例えばアリルアルコールの3モルのオキシエチレートは、通常、非常により高いHLBを有する類似の10モルのオキシエチレートと比較して必要である。多数のヒドロキシル基を有する親水性物質は、非官能性親水性物質または単一の極性官能性を有するだけの親水性物質よりも、より少ない量を通常必要とする。より少ない量の親水性物質またはより低いHLBを有する親水性物質の使用は、より低極性の液体、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオールまたはグリセリンがゲルへと乳化されるべき場合には指図されうる。親水性物質の混合物は有利でありうる。
【0026】
親水性物質の量が、エマルジョン(水、プロピレングリコール等)に配合されるべき物質の量および種類に依存するのに対して、親水性物質の量はまた、また、ゲルの一部でもある低粘度オルガノポリシロキサンの量および種類に結びついている。一般に、多量の非常に親水性(すなわち高いHLB)または極性(すなわちポリヒドロキシル)の基は、オルガノポリシロキサンゲルを不安定にする。ゲルは、糸を引くようになるか、粒状になりうるか、軟質の粉末に凝固しうるかまたはそれ自体分離しうる。他方では、糸を引くかまたは粒状のゲルは、時々、分離を示さず、受容されうる軟質またはもろい粉末または固体またはゲルでありうる。従って、親水性物質の量は、しばしば最初に形成されるオルガノポリシロキサンゲル中の許容されうる量および安定なエマルジョンを形成するのに必要な量の間で妥協される。
【0027】
任意の与えられた親水性物質の有効量は、考慮中での親水性物質の量を変えることを含む一連のオルガノポリシロキサンゲルの製造により簡単に決定される。安定なゲルは、親水性物質の量がこの目的(ゲル形成)に十分であり、かつエマルジョンの安定性のための試験がついで実行されることを示している。所望の量の、すなわち水20質量%または水15質量%およびプロピレングリコール10質量%の極性溶剤を含む安定なエマルジョンが製造される場合には、親水性物質の量は、本明細書中で定義されるように、「効果的に相溶化させる量」である。安定なオルガノポリシロキサンゲルならびに安定なエマルジョンの双方が生じなければならない点に注意する。ペースト状、糸を引く、粒状のような用語で記載されうるオルガノポリシロキサンゲルは適している、ただしこれらは分離に対して安定であり、かつ所望の量の極性溶媒でなめらかで安定なエマルジョンを形成することができる。しかしながら、ゲル自体がなめらかなゲルであることが最も好ましい。不飽和親水性物質の不在でのSi−H末端ポリシロキサンおよび不飽和オルガノポリシロキサンの反応は、糸を引くにすぎないゲルを生じることが過去に明らかになっていた。
【0028】
10モルのオキシエチル化されたアリルアルコール親水性物質を使用する場合に、好ましい親水性物質は、オルガノポリシロキサンゲルの質量に基づいて0.3質量%未満の親水性物質の量で、10〜15質量%よりも多い水から、一般に安定なエマルジョンを形成するのに適していないことが実地において見出された。約0.6質量%の量は、水約40〜50質量%までまたはプロピレングリコール30質量%までを含むエマルジョンを製造するのに極めて適していることが判明している。最も好ましくは、少量の不飽和親水性物質は、ゲルの全質量に基づいて約0.1質量%である。約2質量%以上のこの親水性物質の量が、オルガノポリシロキサンゲルの不安定性を引き起こすことが見出された。ゲル自体に関して、ゲルが、不飽和親水性物質を含んでいない組成物から製造される類似したゲルよりも多量の親水性液体で安定なエマルジョンを形成することができる場合には、内包の範囲内であるとみなされる。
【0029】
異なるHLBの2つの疎水性物質の使用は、安定でありかつなおより多量の親水性物質を含有するゲルを製造するのに有用でありうる。例えば、ポリオキシプロピル化されたアリルアルコールは、そのポリオキシエチル化された類似物より非常に親水性が低い。しかしながら、ポリオキシプロピレン基は、その分子量が500ダルトン(Da)の近傍に達するまで疎水性にならない。より親水性の親水性物質、例えばアリルオキシポリグリセリン、アリルオキシオリゴ糖またはポリオキシエチル化されたアリルアルコールと共に、アリルアルコールのより少ない親水性ポリオキシプロピレートの使用は、高いゲル安定性ならびに高いエマルジョン安定性の双方を提供しうる。類似した特質において、ポリオキシアルキル化されたアリルアルコールオリゴマーの幅広いかまたは二頂性の分布は、類似した利益を提供しうる。
【0030】
また、ヒドロシリル化触媒も必要である。適したヒドロシリル化触媒は、十分公知であり、多数の出所から幅広く入手可能である。好ましいヒドロシリル化触媒は、白金化合物であり、例えば米国特許第3159601号;同第3159662号;同第3220972号;同第3715334号;同第3775452号;同第3814730明細書およびドイツ連邦共和国特許出願公開第19536176A1号明細書において開示されているものであり、有利に化粧品における使用に適した溶剤、例えばプロパンジオール中で供給される。最も好ましいのは、Catalyst OL、ポリジメチルシロキサンで希釈したジビニル末端ポリジメチルシロキサン白金錯体であり、かつWacker Silicones, Adrian, Michiganから入手可能である。他の溶剤は、なお触媒の希釈に使用されてもよいが、しかしこれらが化粧術的に認容性であるか、または例えば、低圧への暴露またはストリッピングによってゲルから除去されることができる。
【0031】
低粘度オルガノポリシロキサン流体、不飽和の樹脂および架橋剤の量は重要ではない。しかしながら、これらの必要な成分は、放置して分離しない安定なゲルが得られうるような量で存在しなければならない。少なすぎる不飽和樹脂または少なすぎる架橋剤が使用される場合には、組成物は、ゲル化する代わりにしばしば液体のままである。多すぎる架橋剤または樹脂が使用される場合には、固形のまたは砕けやすいゲルまたは粉末が得られる。成分の実際の量は、単純な実験によって決定されることができる。好ましい組成物は、油性組成物約60%〜約90%、不飽和樹脂約5%〜約25%およびSi−H官能性架橋剤約1%〜約8%を含有する。より好ましくは、組成物は油性組成物60〜85質量%、不飽和樹脂10〜20%および架橋剤1〜5%を含有する。オルガノポリシロキサン75〜80%、ビニル官能性樹脂15〜20%および架橋剤2〜3%を含有する組成物は、例外的に有用であることが判明した。これらの百分率は、ゲルの全質量に基づく質量百分率であり、かつビニル官能性約1.2〜1.8質量%および主にポリシロキサン鎖に沿って分布されるSi−H結合水素約0.5質量%を含有する架橋剤を有するMQ樹脂に基づいている。より高い官能性を有する樹脂および架橋剤は、より少ない量でおよびその逆で使用されてもよい。官能性は高すぎてはいけないか、または固形でまた高度に架橋した製品は得られうる。MQ樹脂およびSi−H架橋剤の量、官能性および分子量は、当業者によって簡単に決定されることができる。
【0032】
ゲルの製造は簡単に達成される。一般に、触媒以外の成分の全てが添加され、均質な混合物が得られるまでゆっくりと撹拌され、その後、継続的に撹拌しながら触媒が添加される。親水性物質は、好ましくは触媒に先んじて最後に添加される。組成物は、ゲルが形成されるかまたは加熱されうるまで室温で放置されてよい。好ましくは、組成物は、混合物が凝固するかまたはゲル化するまで、温度に50℃〜100℃、より好ましくは60℃〜90℃で加熱される。90〜100℃の範囲は、Pt/プロパンジオールでは好ましいが、しかし約60℃の温度が、Catalyst OLでは好ましい。ゲル化は、典型的には、数分間〜5時間に亘り、好ましくは最大約3時間に亘り、かつ典型的には約0.5時間で行われる。その後ゲルは、標準の高剪断混合技術、例えばUltra-TuraxTMミキサー等の使用を用いて、なめらかなコンシステンシーに均質化される。高圧混合技術および再循環混合技術は必要でないが、しかしながらこれらは所望の場合に実施されてもよい。
【0033】
クリーム状コンシステンシーへのゲルの均質化に続いて、多数の化粧用成分、例えば香水、皮膚軟化剤、ラノリン、油、顔料、U.V.吸収剤、染料等は添加されることができる。増粘剤、例えば熱分解シリカおよび他の成分は、クリームの粘度を増大させるためにこの点で添加されてペーストのような製品を形成することもできる。親水性液体は、これらの他の成分の添加前または添加後に添加されて従属する本発明のエマルジョンを形成することができる。
【0034】
添加されることができる化粧用成分の数および種類は、あまりに重要ではなく、かつ当業者によって簡単に選択されることができる。本明細書中で用語「化粧術的に認容性の成分」は、皮膚上での使用に化粧術的に認容性である化粧品配合者によって添加されることができる全ての成分を含む。多くのそのような成分は、標準文献、例えばINTERNATIONAL COSMETIC INGREDIENT DICTIONARY AND HANDBOOK, (c)1997, Cosmetic, Toiletry and Fragrance Assoc., Washington, D.Cに列挙されている。
【0035】
適した充填剤は、一般に使用される全てのものを含む。充填剤の全部または一部は、ゲル化の前に添加されてもよいが;しかし、ゲルを最初に形成しかつ充填剤を撹拌しながら添加して均質な外観の混合物を得ることは高度に好ましい。充填剤の例は、フュームドシリカまたは熱分解シリカ、沈降シリカ、他のケイ酸含有充填剤および特に50m2/gを上回る表面積を有するケイ酸含有充填剤;金属シリケート、特に周期表の第1族および第2族の金属を含有するもの;ケイソウ土;沈降炭酸カルシウム;フラー土;粘土鉱物、例えば、ベントナイト、珪灰石等を含むスメクタイト粘土;キーセルグール;白亜;透明な鉄酸化物等を含有する。着色されたこれらの充填剤は、顔料として本明細書中で同時に使われることができる。充填剤は、好ましくは0.05〜40質量%、より好ましくは0.1〜25質量%および最も好ましくは0.5〜10質量%の量で使用されることができる。高表面積の充填剤は、一般に、その粘度を増大させる効果のために、低表面積の充填剤よりも少ない量で使用される。
【0036】
上記で示されているように、2種類の安定性は本明細書中で挙げられる:ゲル安定性およびエマルジョン安定性。双方とも多少同様に評価される。ゲル品質は、高剪断混合後にゲルのテクスチャーの観察によって、質的に評価されうる。最も好ましくは、こうして製造したゲルが、なめらかでクリーム状の、糸を引かないローション、クリームまたはペーストである。そのような均一な製品が好ましいのに対して、多少糸を引くかまたは粒状である(例えば、テクスチャーがアップルソースのような)製品も、より望ましくないとはいえ、これらが安定でありかつ安定なエマルジョンを形成する限り、適当でありうる。
【0037】
ゲルの安定性は、長期間貯蔵後に視覚的に好ましくは評価されるが、しかしより速いが質的な評価は遠心分離による。ゲルを剪断することにより生じ、室温で2ヵ月の貯蔵後に少量以上の分離に対して安定であるローション、クリームまたはペーストは、安定であるとみなされる。少量の分離は、少量の液体がエマルジョンから分離する場合に観察される。分離された液体は、成分の相対密度に応じてローション、クリームまたはペーストの底部または上部で一般に見出されうる。好ましくは、相分離は、2ヵ月間および最も好ましくは1年以上に亘り可視的ではない。
【0038】
ローション、クリームまたはペーストゲル製品は、また、50g試料カップを用いて標準の実験室用遠心分離機で遠心分離されてもよい。2000rpmの回転速度が適している。分離は、mlで記録されうる。好ましくは、1時間後の分離量は1ml未満、より好ましくは0.5ml未満、なおより好ましくは0.1ml未満である。分離しないのが最も好ましい。しかしながら、遠心分離は多少極端なテストであり、かつ中程度、すなわち1〜3mlの分離を有する組成物は、室温で長期間に亘り遠心分離されなかった試料において分離が起こらない場合にはなお適当でありうることを、記憶しておかなければならない。遠心分離は、必ずしも信頼できるとはいえない評価の速い手段である。
【0039】
親水性液体含有のエマルジョンは、エマルジョンがなめらかなコンシステンシーを有しかつ室温貯蔵下に相分離を示さない場合には、製造に続いて安定である。ゲルと違って、粒状であるかまたは糸を引くエマルジョンは本発明には適していない。エマルジョンは、澄明、半透明、不透明であってもよくまたは真珠光沢があってもよいが、なめらかでかつ均一であるべきである。遠心分離機試験は、ゲルと同様にエマルジョンのスクリーニングに使用することができる。しかしながら、ゲルと同様に、任意の与えられた遠心分離機安定性試験に合格するよりもむしろ長期間の貯蔵安定性が対象である。
【0040】
本明細書中で一般におよび有利に製造されるゲルは、15〜25%のポリシロキサン固体%、122゜F(50℃)以上の引火点、ちょうど1.0未満、例えば0.92〜0.98の比重、80000〜150000cps、好ましくは100000〜120000cpsのBrookfield粘度(スピンドル6、5rpmまたは8.3×10- 2s- 1)および15〜30、好ましくは20の20mm(g)でのテクスチャー硬さを有する。ゲルは、全エマルジョン重量に基づいて、最高50質量%、有利に20〜40%の範囲内の水「溶解度」(安定なエマルジョン)および10%以上、有利に20%〜40%の範囲内のプロピレングリコール溶解度(安定性)を示す。これらの数字は、質量/質量基準で親水性液体の量に言及するものであり、これらは、添加されることができ、かつ安定な親水性液体を含有するエマルジョンをなお形成しうる。従って、用語「溶解度」は、このパラグラフにおいては従来の感覚の実際の溶解度を意味しない。
【0041】
従属する本発明のクリーム状ゲルは、シリコーンエマルジョンおよび他の製品が過去に使用された全ての化粧品で使用されることができ、その際、制限することなく、スキンケア製品、例えば制汗薬、脱臭剤、サンケア、アフターサンケア、モイスチャライザー、クリームおよびローション;カラー化粧品、例えばフェイシャルパウダー、アイパウダー、アイシャドー、リキッドファンデーション、リキッド−トゥ−パウダーファンデーションおよび口紅;およびヘアケア製品、例えばヘアコンディショナー、ボリュームエンハンサー等を含む。
【0042】
一般に本発明を記載しているので、更なる理解は、本明細書中で説明の目的のためのみに提供されており、かつ特に明記しない限り制限を意図するものではない一定の特別な例の参照によって得られることができる。
【0043】
ゲル製造のために従う全体的な手順は、次の通りである:一般に、乾燥器でキャップした凝縮器、加熱マントル、支持を有する金属撹拌機および温度コントローラを備えている500mlフラスコを、不飽和MQ樹脂、Si-H架橋剤および油性組成物で充填し、かつ撹拌によって均質にした。一般に、これらの成分の真の溶液が形成されるが、しかしこれは必要でない。不飽和親水性物質をついで撹拌しながらゆっくりと添加し、その際、できる限り全てで塊形成が防止される。5s- 1で撹拌中に、触媒溶液を添加し、かつ混合物をゲル形成が観察されるまで加熱した。加熱は、100℃以下の温度を保持するために好ましくは制限される。最も多い場合に、温度は、約25分間に亘り周囲から約90℃までの範囲にある。ゲル化に続いて、加熱を中止してもよいが、しかし架橋反応のより高い完成を成し遂げるために好ましくは約30分間続ける。生成物を40℃に冷却し、抑制剤(使用される場合)を添加する。ついで、生成物を、Ultra Turrax(R)ミキサーを用いてクリーム状ゲルに均質化する。適切な物理的な測定は所望のように行われ、かつ安定性を評価する。より大きいバッチは、もちろん、より大きい反応容器を必要とする。実施例および表中で、全ての百分率は、他に示されない限り、質量%である。
【0044】
【実施例】
例1〜8およびC1 ゲル製造
多数のオルガノポリシロキサンゲルを、上記に概説された手順に従って製造し、その際、低粘度油性流体として、揮発性環式シロキサンであるデカメチルシクロペンタシロキサンを使用した。比較例C1および例2〜5で使用される触媒は、1,2-プロパンジオール中のヘキサクロロ白金酸の2.94質量%溶液である。実施例6〜8で使用される触媒は、Wacker Silicones, Adrian, Michiganから入手可能な白金触媒であるCatalyst OLである。例1〜5で使用されるポリグリコールはDow AE-400であるのに対して、例6〜8はRhodasurfTM AAE-10を使用した。
【0045】
【表1】
【0046】
例1〜8全てが適したゲルを生じ、その際、受容される安定性を全ての場合に示す。実施例2、4および5のゲルは、最適なクリーム状ではないが、しかし分離の証拠を示さなかった。実施例1、3、6、7および8は全て、均質でクリーム状ゲルを生じた。実施例7および8は、同じ手順に従ってより大きいバッチサイズで製造して、いっそう高い体積で実施された商業生産性を部分的に評価した。
【0047】
比較例C1はクリーム状のゲルを生じた。しかしながら、このゲルは、不飽和の親水性物質成分を含有しなかった。結果として、一部の使用に適している一方で、多くの化粧品で望ましくない乳化させる界面活性剤を添加せずに任意の重要な水量または他の親水性液体で安定なエマルジョンを形成するのに使用されることができなかった。
【0048】
ゲルの一部は、ヒドロシリル化により配合された親水性物質の量が、オルガノポリシロキサンゲルの安定性を破壊するのに不十分である一方で、重要な量の親水性液体の配合が安定なエマルジョンを形成させるのに十分なことを証明するために試験した。従属する本発明のゲルが全て、不飽和の親水性物質成分なしで製造したその他の類似したゲルよりも、より多量の親水性液体で安定なエマルジョンを形成することができることに留意すべきである。ゲルが、少なくとも5質量%、より好ましくは少なくとも10質量%およびなおより好ましくは少なくとも15質量%の親水性液体を用いた使用に適していることが好ましい。
【0049】
例9〜13および比較例C14 水含有のエマルジョン
実施例7のオルガノポリシロキサンゲルを、親水性液体−含有エマルジョンを形成するのに使用した。ゲルの量に、5%〜50%の水含有エマルジョンを形成するのに十分な水を添加した。水を、周囲温度でUltra-Turrax(R)ミキサーを用いてゲルへとゆっくり剪断した。組成および結果は、第2表に表されている。
【0050】
【表2】
【0051】
従属する本発明のエマルジョンでは、例13のみがいずれかの分離を示し、その分離は僅かであり、望ましくないけれども大部分の使用のために受容されうる。水配合のこの高い水準でさえ、親水性物質の種類および/または量の微細な調和は、安定なエマルジョンを生じることが可能なオルガノポリシロキサンゲルを生じさせることができるはずである。比較例C14は、50%の水で乳化しなかった。この比較例において使用されるゲルが安定なエマルジョンを形成しない水含有組成物であるのに対して、従属する本発明のゲルはそうではない。
【0052】
プロピレングリコール含有の例15〜19
上記の例に類似した様式で、プロピレングリコールおよびプロピレングリコールと水との双方のエマルジョンを製造する。結果は次の通りである:
【0053】
【表3】
【0054】
前記例で水含有エマルジョンを形成するのに使用したのと同じオルガノポリシロキサンゲルは、多少意外に、プロピレングリコールとのより少ない相溶性を示している。しかしながら、安定でなめらかなエマルジョンは、プロピレングリコール10〜30質量%で形成することができた。40%でエマルジョン(C17)は最初に形成されるが、迅速に分離した。不飽和の親水性物質の種類および/または量の微細な調和は、高いプロピレングリコール含量でさえ安定性を提供することを期待していた。比較例C18では、50%のプロピレングリコールを含有するエマルジョンを製造することができなかった。例19は、水とプロピレングリコールの双方を含有するエマルジョンの製造を示している。プロピレングリコールとのより大きい相溶性のために、ゲルに結合した親水性物質の量を修正すること、異なる親水性物質、例えば例のポリオキシエチレン親水性物質のポリオキシプロピレン類似物を使用することまたは2つ以上の異なる親水性物質を使用することは必要でありうる。
【0055】
例20〜22
例1〜8に類似の方法で、オルガノポリシロキサンゲルを、BimaxTM AAP-10、公称10個のオキシプロピレン成分を含みかつ2.87質量%のビニル(アリル)含量を有するポリオキシプロピル化アリルアルコールを使用して製造した。反応を、乾燥器でキャップした凝縮器、加熱マントル、支持を有する金属撹拌機および温度コントローラを有する500ml釜中で実施した。ケイ素化合物およびポリエーテルを添加し、かつ300rpm(5s- 1)で撹拌してその後触媒を添加した。混合物を65℃に加熱し、ゲル形成が起こるまで撹拌した。ついで混合物を追加の30分間65℃で保持し、かつ40℃に冷却し、この点で抑制剤を添加し、かつよく撹拌する。ついで混合物をTurraxTMミキサーで均質化する。成分および生成物の特性は、以下の第4表で表されている:
【0056】
【表4】
【0057】
実施例23〜26
エチレングリコールエマルジョンを、従属する本発明のオルガノシロキサンゲルから製造した。エチレングリコールを、アリルアルコール上にエチレンオキシドのアダクト10モルの0.3質量%を含有する、実施例8に従って製造したゲルにゆっくりとブレンドした。10%および30%のエチレングリコール(実施例23、24)を含有する組成物は非常に安定であり、その際、1時間の2000rpmでの遠心分離後でさえ分離を示さなかった。40質量%および55質量%のエチレングリコール(実施例25、26)を含有する組成物もまたかなり安定であり、遠心分離した後に分離した液体の小さい「泡」のみを示す。全ての調製物は、素晴らしいクリームのような感触を示した。それぞれの粘度は、74000cPs、123000cPs、126000cPsおよび136000cPsであった。
【0058】
実施例27〜C33
類似した方法で、エマルジョンを選択したゲルおよびプロピレングリコール、H2Oまたはグリセリンから製造した。結果は、第5表に表されている。
【0059】
【表5】
【0060】
上記の例は、多種多様な、半透明および透明で安定なゲルを、架橋剤主鎖に沿って分布するSi−H官能性を有する不飽和のMQ樹脂およびSi−H官能性架橋剤を使用して形成することができることを示している。高すぎる架橋密度は、架橋剤の種類に関係なく、一般に砕けやすい製品をまねく。従属する方法によって製造したゲルが「安定」であり、すなわち、これらが2つ以上の相に分離しないかまたはこれらが「砕けやすい」かまたは固体の製品に凝固しないのに対して、ゲルの「硬さ」は、時間に関して多少増大することが見出された。硬さのこの増大は、致命的な欠陥でないが、しかし定義された目標特性を有するゲルを熟慮する場合には製造中に考慮しなければならない。ゲル硬さのこの増加は、ヒドロシリル化反応を通して製造した他のゲルに影響を及ぼすと考えられる。
【0061】
出願人は、少量ではあるが効果的な量のヒドロシリル化触媒抑制剤を、有利に最初のゲル化後に製剤に添加する場合には、ヒドロシリル化型のゲルの柔らかさが、時間に関して維持されうることを見出した。そのような抑制剤をヒドロシリル化前またはヒドロシリル化中に添加する場合には、触媒水準は、たとえヒドロシリル化反応が主にこの点で完了したとしても、一般に多少増大しなければならない。そのような抑制剤の添加は、完全に架橋した場合には、あまりに高く架橋している組成物から有用なゲルを生成することができる。従って、任意の抑制剤成分は、有用で架橋性組成物の範囲を広げる。
【0062】
触媒抑制剤は、入手可能な全てのヒドロシリル化触媒抑制剤から選択されることできる。しかしながら、ゲルは化粧品に向けられているので、一部の抑制剤は毒物学の理由のためにまたは顧客の受容のために賢明ではない。例えば、ドデカンチオールのような化合物は、その臭気のために避けるべきである。しかしながら、香料を負荷した化粧品において、または非常に少ない量が使用される場合には、これらの抑制剤さえ受容されうる。抑制剤の量は一般に、100質量部の全ゲル重量に基づいて、約0.001〜約2質量部、好ましくは0.01質量部〜1質量部の範囲内にある。より好ましくは、0.1部〜0.8部、最も好ましくは0.2部〜0.5部が使用される。硬さの目立つ増加がないかまたはごくわずかに目立つ増加が室温で2週間の貯蔵期間に亘って表れるような量が、好ましくは十分である。抑制剤を好ましくはゲル化後またはゲル化開始後に添加する一方で、抑制剤を同時にまたは触媒添加前でさえ添加することができる。追加の触媒は、そのような場合に必要でありうる。
【0063】
本明細書中で使用しかつ例証した成分は、個々に開示してあるとみなされ、必要な成分が使用される限り、本明細書中で同定した任意の他の成分または本明細書中で開示されていない任意の他の成分を除外して使用することも可能であり、かつ目標とする親水性液体含量で、ゲルから製造した安定なゲルおよび安定なエマルジョンが得られる。本発明のオルガノポリシロキサンゲルに必要な成分は、低粘度オルガノポリシロキサン、不飽和−官能性MQ樹脂、SiH官能性架橋剤、不飽和でヒドロシリル化可能な親水性物質およびヒドロシリル化触媒である。本発明のエマルジョンの必要な成分は、上記のオルガノポリシロキサンゲルおよび与えられた目標とする濃度でゲル中のなめらかで安定なエマルジョンを形成する、少なくとも1つの親水性液体である。特許請求の範囲において、他に示されない限り、用語「a」および「an」は1つまたは1つ以上を意味する。用語「不相溶性の親水性液体」は、同じ成分から形成されるがしかしオルガノポリシロキサンゲル中にヒドロシリル化可能な不飽和親水性物質成分を配合しないゲル中の同じ重量/重量濃度で安定なエマルジョンを形成しない液体を意味している。
【0064】
本発明の実施態様が説明されかつ記載されている一方で、これらの実施態様は、本発明の全ての可能な形が説明されかつ記載されていることを意図していない。むしろ、明細書中で使用される言葉は、制限するよりもむしろ記述する言葉であり、かつ本発明の精神および範囲から逸脱することなく、幾多の変更がなされうることは理解される。
Claims (10)
- 親水性液体を有する安定なエマルジョンを形成することができる安定なオルガノポリシロキサンゲルにおいて、前記ゲルが
a)不飽和MQ樹脂10〜30%;
b)少なくとも一部が主鎖の非末端のSiに結合した水素を有するSi−H官能性オルガノポリシロキサン架橋剤1〜5%;
c)式
CH2=CH−CH2−O−(R−O)n−H
[式中、それぞれRは独立してC1 〜 5アルキレン基であり、かつnは3〜20である]であるヒドロシリル化可能な不飽和の親水性物質0.1〜5%;
を含む組成物を、ヒドロシリル化触媒の存在で反応させてゲルを形成させることにより製造されており、その際、前記反応の少なくとも一部を、ゲル化前に油性組成物の全質量に基づいて少なくとも50質量%の2000cStまでの粘度を有するポリオルガノシロキサンを含有する油性組成物88〜60%の存在で(その際、全ての百分率は全質量に対する質量%である)行うことを特徴とする、安定なオルガノポリシロキサンゲル。 - 前記反応の前、前記反応中および/または前記反応の後に、ヒドロシリル化を抑制する抑制剤が存在する、請求項1記載のゲル。
- 抑制剤が硫黄含有化合物である、請求項2記載のゲル。
- 更に充填剤を含有する、請求項1記載のゲル。
- シリコーンゲルおよび不相溶性の親水性液体を含有する、なめらかで安定なエマルジョンにおいて、次のもの:
a)シリコーンゲル成分として請求項1記載のオルガノポリシロキサンゲル;
b)前記シリコーンゲルa)と安定なエマルジョンを形成する不相溶性の親水性液体
を含むことを特徴とする、なめらかで安定なエマルジョン。 - シリコーンゲルおよび不相溶性の親水性液体を含有する、なめらかで安定なエマルジョンにおいて、次のもの:
a)シリコーンゲル成分として請求項2記載のオルガノポリシロキサンゲル;
b)前記シリコーンゲルa)と安定なエマルジョンを形成する不相溶性の親水性液体
を含むことを特徴とする、なめらかで安定なエマルジョン。 - 前記親水性液体がC1 〜 4低級アルカノール、C2 〜 4グリコール、グリセリン、水およびその混合物からなる群から選択されている、請求項5記載のエマルジョン。
- 請求項5記載のエマルジョンおよび1つ以上の化粧術的に認容性の成分を含む、化粧品。
- それ自体がエマルジョンではない、請求項8記載の化粧品。
- 前記化粧品が、制汗薬、脱臭剤、サンケア製剤、アフターサンケア製剤、モイスチャライザー、クリーム、ローション、フェイシャルパウダー、アイパウダー、アイシャドー、リキッドファンデーション、リキッド−トゥ−パウダーファンデーション、リップスティック、ヘアコンディショナーおよびボリュームエンハンサーからなる群から選択されている、請求項8記載の化粧品。
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