JPH0379669A - 油中水型乳化組成物 - Google Patents

油中水型乳化組成物

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JPH0379669A
JPH0379669A JP11910690A JP11910690A JPH0379669A JP H0379669 A JPH0379669 A JP H0379669A JP 11910690 A JP11910690 A JP 11910690A JP 11910690 A JP11910690 A JP 11910690A JP H0379669 A JPH0379669 A JP H0379669A
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Kazuhiro Suzuki
一弘 鈴木
Toshiaki Sugizaki
杉崎 敏明
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Kobayashi Kose Co Ltd
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Kobayashi Kose Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油中木型乳化組成物に関し、さらに詳細には
、経時安定性及び使用感に優れ、耐水性の高い化粧膜が
持続でき、化粧料等に好適な油中水型乳化組成物に関す
る。
〔従来の技術及びその課題〕
乳化組成物は一般に水中油型(0/W型)と油中水型(
W/○型)に大別され、このうち油中水型乳化組成物は
水中油型乳化組成物に比べ、肌への親和性が良く、肌表
面を油膜で被覆して水分の蒸散を防ぎ、肌を乾燥から保
護したり、肌にトリートメント効果を付与するなどの性
質から基礎化粧料に、また撥水性に優れ、化粧くずれが
少ないことからメーキャップ化粧料などのような化粧品
や、医薬品の基剤として広く用いられている。
油中水型(W/○〉乳化組成物においては、さっばりと
してべたつきが少なく、撥水性のよいものを得る為にシ
リコーン油が油剤としてよく用いられる。また、このよ
うな乳化組成物を調製する際、通常乳化剤としては、経
時安定性の良好なものを得る為に、シリコーン油との相
溶性が良い親油性のポリオキシアルキレン変性オルガノ
ポリシロキサン系界面活性剤が汎用されている。しかし
、この界面活性剤をシリコーン油が多量に含まれる乳化
組成物に単に配合するだけでは、経時的に充分安定なも
のを得ることは難しかった。その為、ワックスを配合し
たりゲル化剤である有機変性粘土鉱物を配合すること(
特開昭61−66752号公報、同61−218509
号公報)が試みられているが、使用感触や使用性を満足
し経時安定性が良好なものは得難かった。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実情において、本発明者らは鋭意研究を行なった
結果、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物と低粘
度シリコーン油から成るシリコーンゲル組成物を油相成
分中に含有せしめ、乳化剤として特定のポリオキシアル
キレン変性オルガノポリシロキサン系界面活性剤を用い
れば、経時安定性に優れ、使用感が良好で、化粧料等の
基材として有用性の高い優れた油中水型乳化組成物が得
られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は次の成分(A)〜(C)(A)(a
)及び(b) (a)8分架橋型オルガノポリシロキサン重合物(b)
  低粘度シリコーン油 から成るシリコーンゲル組成物を60〜100重量%含
有する油相成分    30〜60重量%(B)一般式
(I)又は(ff) (I) 〔式中、G1及びG、は同一でも異なっていてもよく、
それぞれCH,又は (CH2)PO(C2H40)、(C3H1IO)nR
1(p=1〜5、m=1〜50、n=o〜30の数を示
し、R1は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を示
す)を示し、Xは(CH2)p[1(CJ<0)、(C
aHt+0)、R+(p % rn、n及びR1は前記
と同じ意味を有する)を示し、a=5〜300、b=0
〜50の数を示す。ただし、G1及びG、がともにCH
,であり、かつb=oである場合を除く。〕 (II) 〔式中、G、、 G、及びXは前記と同じ意味を有し、
a=1〜30、b=0〜50. c=5〜300の数を
示し、R2は炭素数2〜20のアルキル基を示す。ただ
し、G、及びG2がともにCH3であり、かつb=oで
ある場合を除く。〕 で表わされるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシ
ロキサン系界面活性剤 0.1〜10重量% (C)水          5〜69.9重量%を含
有することを特徴とする油中水型乳化組成物を提供する
ものである。
本発明の(A)成分である油相成分は、(a)部分架橋
型オルガノポリシロキサン重合物及び(5)低粘度シリ
コーン油から成るシリコーンゲル組成物を含有するもの
である。
上記(a)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物
としては、例えば、オルガノポリシロキサンを架橋結合
させて得られる、ベンゼンに不溶で、自重以上のベンゼ
ンを含み得る三次元架橋構造を一部に有するオルガノポ
リシロキサン重合物が挙げられる。
該重合物は、R*SiO単位及びR31Ot、s単位を
有するものであり、R35lO01,単位及び/または
5102単位を含んでいても良い。このものが、ベンゼ
ンに不溶であるが、自重以上のベンゼンを含み得る三次
元架橋構造を有する構造をとるためには、R51O+、
s単位及び/または5iOa単位と、R25lO単位及
び/またはR55xO0,、単位との比が適当な範囲に
あることが必要である。R310+、s単位及び/また
は5L02単位が少なすぎると、オルガノポリシロキサ
ン重合物は十分な三次元架橋構造とならず、ベンゼンに
可溶となり、たとえ見掛上架橋構造をとっていても使用
できない。また、R,SiO単位及び/またはR35i
O0,5単位に比して、R31O+、 s単位及び/ま
たはSiO2単位が多すぎると、オルガノポリシロキサ
ン重合物は強固な架橋構造をとり、ベンゼンに不溶では
あるが、重合物の自重未満しかベンゼンを含むことがで
きないものとなり、低粘度シリコーン油と混和するとオ
ルガノポリシロキサン重合物が充分に膨潤せず、シリコ
ーン油の分離、排出を生じ、安定維持ができないため使
用できなくなる。このため、ソフトで安定性の良好なシ
リコーンゲル組成物を得るためには、(該重合物の分子
量にも影響されるが)一般には(R2StO単位及び/
またはR35100,S単位)=(R3iO,、、単位
及び/または5x02単位)が1:1〜30:1の範囲
内であるものを用いるのが好ましい結果を与える。
前記各構造単位において、Rは水素原子;メチル基、エ
チル基、プロピル基等のアルキル基;フェニル基、トリ
ル基等のアリール基;ビニル基等の脂肪族不飽和基など
が例示され、同種でも、または異なった種類であっても
良い。
このような、ベンゼンに不溶であるが、自重以上のベン
ゼンを含み得る三次元架橋構造を有するオルガノポリシ
ロキサン重合物は、例えば次に示すような種々の方法で
合成することができる。
■ 1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合した
水素原子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンに、触媒量のアルカリ金属水酸化物のアルコール性水
溶液を加えて加熱し、脱水素反応及び縮合反応を行なう
方法。
■ 1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合した
水素原子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンと、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合し
た水酸基を有するオルガノポリシロキサンとを、触媒量
のアルカリ金属水酸化物、白金化合物等の存在下に加熱
し、脱水素縮合反応を行なう方法。
■ 1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合した
水酸基を有するオルガノポリシロキサンを、触媒量のア
ルカリ金属水酸化物、有機錫化合物等の存在下に加熱し
、脱水縮合反応を行なう方法。
■ 1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合した
水酸基を有するオルガノポリシロキサンと、1分子中に
少なくとも2個のケイ素原子に結合したアルコキシル基
を有するオルガノポリシロキサンとを、触媒量のアルカ
リ金属水酸化物、有機金@錫化合物等の存在下に加熱し
、脱アルコール反応を行なう方法。
これらのいずれの方法にても、ベンゼンに不溶であるが
、自重以上のベンゼンを含み得る三次元架橋構造を有す
るオルガノポリシロキサン重合物を容易に得ることがで
きる。
また(a)の部分架橋、型オルガノポリシロキサン重合
物の上記以外の例としては、シリコーン油に不溶ではあ
るが、十分に膨潤するオルガノポリシロキサン重合物で
、 (イ)オルガノハイドロジエンポリシロキサンと(
b)脂肪族不飽和基含有オルガノポリシロキサンを付加
重合させて得られる重合画であり、一部に三次元架橋構
造を有するものが挙げられる。
ここで用いられる (イ)及び(口〉のオルガノポリシ
ロキサンの分子構造は、直鎖状、分岐状、環状のいずれ
であってもよいが、目′的のオルガノポリシロキサン重
合物の合成反応をコントロールするためには、直鎖状で
あることがより好ましい。
ここで、反応性基である (イ)のオルガノハイドロジ
エンポリシロキサンにおけるケイ素原子に結合した水素
原子及び(b)の脂肪族不飽和基含有オルガノポリシロ
キサンにおける脂肪族不飽和基は、それぞれ1分子中に
少なくとも2個存在することが両者を重合させて得られ
るオルガノポリシロキサン重合物の一部に三次元架橋構
造を形成する上で必須である。
また、これら反応性基のそれぞれの分子中における位置
は、−膜内には分子鎖内部であるが、分子鎖末端であっ
てもよい。
また、これら反応性基の各々のオルガノポリシロキサン
中に占める含有量は、ソフトで安定性の良好なシリコー
ンゲル組成物を得るためには、その分子構造が直鎮状ま
たは分岐状のものの場合1〜20モル%、また環状のも
のの場合1〜50モル%であるのが好ましい。含有量が
該範囲を超えると硬い重合物となってしまうと共に後述
する低粘度シリコーン油が三次元架橋構造中に内包し難
くなる傾向となり、分離、排出が起こり安定保持できな
くなってしまう。逆に含有量が該範囲に満たないと、シ
リコーンゲル組成物の構造粘性が乏しくなる傾向にある
(イ)のオルガノハイドロジエンポリシロキサンは、H
SiO□、、単位、R31O+、 s単位、RH3iO
単位、RzSiO単位、RJSiOo−s単位、R−3
ino、 s単位等からなるものである。ここで、Rと
しては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基な
どのアルキル基、フェニル基、トリル基などのアリール
基、シクロヘキシル基、またはこれらの基の炭素原子に
結合した水素原子の一部または全部をハロゲン原子、シ
アノ基などで置換した基などから選択される、ビニル基
などの脂肪族不飽和基を除く非置換または置換−価炭化
水素基が例示される。
このようなものの代表的な例としては、(CHs)ss
iO−5(−(CHs)2SiOう−7、←CHsH8
iOテ]−5i(C)1.)、 (但し、p=10〜5
00、q=2〜50)の単位を含んでなるメチルハイド
ロジエンポリシロキサンが挙げられ、好適な材料となる
また、 (b)の脂肪族不飽和基含有オルガノポリシロ
キサンの脂肪族不飽和基としては、ビニル基、アリール
基等が挙げられるが、ビニル基が一般的であり、オルガ
ノビニルポリシロキサンとしては、(CH2=CH) 
5IO0,s単位、R3IO3,5単位、R(CH=C
H2) S in単位、RaSi口単位、R−(CH=
Ctb) 5iOo−s単位、Ra5ioo、 s単位
等からなるものが挙げられる。ここでRは前記(イ)の
場合と同じ意味を示す。
このようなものの代表的な例としては、(CH,=Cl
1) (CH,) 2sio−1f(CL)zSiO+
−r及び−3i(CH3)a(CH=Ctl−) (但
し、r 〜10〜100)の単位、あるいは(C11)
asi[l−、モ(CH3) 2si(] h、−E(
CH=CH,)CH,5iO−1−=及び−3i (C
Ha) 、(但し、m=10〜500、n = 2〜5
0)の単位を含んでなるメチルビニルポリシロキサンが
挙げられ、これらは混合物であってもよく、好適な材料
となる。
このような (イ〉のオルガノハイドロジエンポリシロ
キサンと (b)の脂肪族不飽和基含有オルガノポリシ
ロキサンの付加反応は、従来公知の一般的な方法で行え
ばよい。例えば、然るべきオルガノハイドロジエンポリ
シロキサンとオルガノビニルポリシロキサンを、各々の
反応性基であるケイ素原子に結合した水素基とビニル基
のモル比で173〜3/1の範囲となるように配合した
のち、白金あるいはパラジウムなどの付加重合触媒を添
加し、加温攪拌することにより容易に目的とするシリコ
ーン油に不溶なオルガノポリシロキサン重合物が得られ
る。特に本付加重合触媒としては、特公昭33−996
9号公報に記載されている塩化白金酸を用いることが好
ましい。
一方(b)の低粘度シリコーン油は、特に限定されるも
のではないが、粘度50cs程度以下のものであれば好
適に使用し得る。これは高粘度になるにつれ、それを多
量に用いた結果として感触的に油っぽさが生じ、使用感
上好ましくない方向となるからである。そして低粘度シ
リコーン油としては低重合度鎖状のジメチルポリシロキ
サン、メチルフェニルポリシロキサン、環状のオクタメ
チルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタ
シロキサン等が例示され、必要に応じてこれらの1種ま
たは2種以上を適宜選択して用いることができる。
(A)成分中に含有されるシリコーンゲル組成物は、前
記の如くして得られた(a)の部分架橋型オルガノポリ
シロキサン重合物と、(b)の低粘度シリコーン油とを
充分混練等し、膨潤させることにより容易に調製するこ
とができる。この場合、(a)と(b)との混合割合は
重量比で10対90〜50対50、好ましくは15対8
5〜45対55である。
この範囲より(a)が少なすぎると、安定で良好なゲル
構造を維持できず、逆に(a)が多すぎると机上で重さ
を感じ、油っぽさが生じて使用性、使用感が悪くなり好
ましくない。シリコーンゲル組成物は、(A)成分中に
60〜10(1重量%〈以下、単に%で示す〉配合され
る。60%未満では使用感が悪く、耐水性も低下するた
め好ましくない。
また、(A) tL分の油相成分には、前記シリコーン
ゲル組成物以外に、通常の化粧料用乳化組成物に用いら
れる油剤を油相の均一性を欠かない範囲で配合すること
ができる。かかる油剤としては、天然動・植物油、合成
油のいずれをも使用でき、具体的には、流動パラフィン
、スクワラン等の液状、ペースト状もしくは固形状の炭
化水素、ワックス、高級脂肪酸、高級アルコール、エス
テル、グリセライド、(b)以外のシリコーン系油剤等
が挙げられる。
(A)成分は、全組成中に30〜60%配合される。3
0%未満では本発明の満足すべき効果が得られない。
本発明の(B)a分であるポリオキシアルキレン変性オ
ルガノポリシロキサン系界面活性剤は、前記一般式(I
)又は(II)で表わされ、ポリエーテル変性シリコー
ン及びアルキルポリエーテル変性シリコーンと称される
もので、乳化剤として機能するものである。これらは、
常温で液状ないしペースト状のもので、特に水不溶性の
ものが好ましく、例えばシリコンKF−945A<信越
化学工業社製)、シリコン5H−3772C(東し・ダ
ウコーニングシリコーン社製)、アビルWE−09(ゴ
ールドシュミット社製)等が挙げられる。これらポリオ
キシアルキレン変性オルガノポリシロキサン系界面活性
剤は、主鎖がポリシロキサン鎖であるため、油相成分中
のシリコーンゲル植成物との相溶性が良いため、良好な
乳化安定性を得ることができる。
CB)成分は、全組成中に0.1〜10%、好ましくは
0.5〜5%配合される。0.1%未満では充分な乳化
能を発揮できず、10%を超えると水油界面が強固なも
のとなりすぎ、感触的に重さ、べたつき等を生じ、好ま
しくない。
また、(C)成分の水は、全組成中に5〜69.9%配
合される。
本発明の乳化組成物には、前記必須成分のほか、通常用
いられる水性成分や油性成分、例えば保湿剤、防腐剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、美容成分、香料、水溶性高
分子、体質顔料、着色顔料、光輝性顔料、有機粉体、疎
水化処理顔料、タール色素などを、本発明の効果を損な
わない範囲で配合することができる。
本発明の油中水型乳化組成物は、(A)成分中のシリコ
ーンゲル組成物を予め調製して用いる以外は、通常の方
法に従って乳化することにより製造でき、化粧料基材等
として好適に使用することができる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ、本発明をさらに説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。
参考例1 部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の合成ニ トリメチルシリル末端封鎖ジメチルメチルハイドロジエ
ンポリシロキサン〔分子量2300、Cf1JSlO対
(CHs”hSiO= 1対4(モル比)〕に11%水
酸化カリウム溶液エタノール対水=2対1)を適量加え
、加熱、還流して重合反応を行ない、反応生成物を得た
。次いでこの反応生成物を水洗浄してアルカリ剤を除去
後、自然乾燥させることにより、ベンゼンに不溶であり
、ベンゼンを自重の180%含み得るオルガノポリシロ
キサン重合物を得た。
参考例2 部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の合成: 内容積約5Ilのプラネタリ−ミキサーに、トリメチル
シリル末端封鎖ジメチルメチルハイドロジエンポリシロ
キサン(平均分子量2340.5i−H4,5モル%)
 1790g、およびジメチルビニルシリル末端封鎖ジ
メチルポリシロキサン(平均分子量930、ビニル基7
.7モル%)710gを投入し、攪拌混合した。同混合
溶液に、塩化白金酸の2%イソプロパツール溶液の0.
5g添加を行ない、70〜80℃に昇温し、2時間攪拌
を続けた。その後、系内を5〜10mmHgに減圧し、
ストリッピングを30分間続行することにより、無色の
柔軟性を有する固形状のオルガノポリシロキサン重合物
を得た。
実施例1 第1表に示す組成のクリーム状油中水型乳化組成物を調
製し、経時安定性試験及び官能評価を行なった。結果を
第2表に示す。
以下余白 (製 法) A、成分(1)〜(3)を分散混合後、充分混練し、膨
潤させてシリコーンゲル組成物を調製する。
B、成分(4)〜(6)に成分(7)、(8)及び成分
0の一部を徐々に加えて攪拌混合し、ゲル状乳化物を得
る。
C,A1.:Bを加えて70℃とする。
D、成分(9)、(1(I及び○の残部を混合加熱溶解
し、70℃とする。
E、 CにDを加えて乳化した後、成分(社)を加えて
冷却し、油中水型乳化組成物を得た。
(評価方法) 経時安定性: 乳化組成物を50℃、40℃、5℃の恒温槽にそれぞれ
放置し、翌日、1週間後、2週間後、4週間後の状態を
観察し、下記基準により評価した。
○:状態変化なく良好 △:僅かに分離、凝集発生 ×:明らかに分離、凝集発生 官能評価: 塗布中ののびひろがりの良さ、油っぽさのなさ、塗布後
のべたつきのなさ及び耐水性について、下記基準により
評価した。
◎:非常に良い ○:良い △:普通 ×:悪い 以下余白 第2表から明らかなごとく、本発明の油中水型乳化組成
物は、いずれの場合においても状態変化が認められず、
良好な経時安定性を示した。これに対して比較品は、特
に高温下において油剤の分離が認められ、経時安定性に
劣るものであった。
また、本発明の油中木型乳化組成物は、塗布時ののびひ
ろがりが良く、油っぽさやべたつきがなくさっばりとし
ており、使用感に優れると共に、塗布後の膜において耐
水性が高く、化粧持続性に優れたものであった。
実施例2  フェイスクリーム (処方)                (%〉(1
)ジメチルポリシロキサン(5cs)     12.
0(2)デカメチルシクロペンタシロキサン  12.
0(3)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物(参
考例2で得られたもの)8.0(4)ミツロウ    
            7.0(5)白色ワセリン 
             1.0(6)ラノリン  
              2.0(7)トリオクタ
ン酸グリセリル       2.0(8)ポリオキシ
アルキレン変性オルガノポリシロキサン系界面活性剤1
0.4 (9)リン酸三ナトリウム          0.4
IlGI、3−ブチレングリコール       7、
G0香 料                適量(2
)紫外線吸収剤             適量0キサ
ンタンガム            0.05αつ精製
水                残量本ニ一般式(
II)中、 G1”G2=CH−。
X=(CHI)、0 (C,H,口)、([’、H80
)、R,。
a=2〜10. b=1〜10. c=20〜80.9
=3、 m=2〜10. n=2. R+=f1. R
2=炭素数16のアルキル基 (製 法〉 A、成分(1)〜(3)を分散混合後、充分混練し、膨
潤させてシリコーンゲル組成物を調製する。
B、 A及び成分(4)〜(8)、(2)、0を混合し
、75℃にて均一溶解する。
C1成分(9)、IlG、C3)、α心を混合し、75
℃ニテ均一溶解する。
D、 BにCを加えて乳化をし、冷却してフェイスクリ
ームを得た。
上記の如くして得られた本発明のフェイスクリームは、
使用感が非常にさっばりして良好な感触を有し、耐水性
のある化粧膜を形成でき、また経時安定性も良好であっ
た。
実施例3  ハンドクリーム (処方)                (%)(1
)ジメチルポリシロキサン(5cs)     12.
5(2)デカメチルシクロペンタシロキサン  15.
0(3)ジメチルポリシロキサン(20cs)    
 2.5(4)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合
物(参考例2で得られたもの)    15.0(5)
流動パラフィン            5.0(6)
ラノリン                  2.0
(7)トリオクタン酸グリセリル       3.0
(8)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
ン系界面活性剤$2.。
(9)クエン酸                 0
.3αGクエン酸ナトリウム           1
.2(2)1.3−ブチレングリコール       
5.0(支)防腐剤                
微量C31香 料                微
量α43酢酸)コフェロール          微量
0精製水                残量零ニ一
般式(II)中、 G1=62=CH3゜ x= (CL) 、0 (CJ*[]) 、 (Cs)
lso) 、R、。
a=2〜10. b=1〜10. c=20〜60. 
p=3、 m=2〜10. n=2. R1:H,L=
炭素数16のアルキル基 (製法〉 A、成分(1)〜(4)を分散混合後、充分混練し、膨
潤させてシリコーンゲル組成物を調製する。
B、 A及び成分(5)〜(8)、0、G4)ヲ70 
t: ニr混合溶解する。
C1成分(9)〜■、(ト)を70℃にて混合溶解する
D、 BにCを加えながら攪拌して乳化を行ない、冷却
してハンドクリームを得た。
上記の如くして得られた本発明のハンドクリームは、耐
水性に優れた化粧膜を形成でき、また油っぽさやのびの
悪さ等が感じられず、使用感も良好であった。さらに経
時安定性も良好であった。
〔発明の効果〕
以上詳述したごとく、本発明の油中水型乳化組成物は、
シリコーン油を多量に用いた場合においても優れた経時
安定性を示し、油っぽさやべたつきがなく、さっばりと
して使用感触が良好であり、また耐水性があって化粧持
続性の良い化粧膜が形成できる優れたものである。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の成分(A)〜(C) (A)(a)及び(b) (a)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物 (b)低粘度シリコーン油 から成るシリコーンゲル組成物を60〜100重量%含
    有する油相成分30〜60重量%(B)一般式( I )
    又は(II) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、G_1及びG_2は同一でも異なっていてもよ
    く、それぞれCH_3又は (CH_2)pO(C_2H_4O)m(C_3H_6
    O)nR_1(P=1〜5、m=1〜50、n=0〜3
    0の数を示し、R_1は水素原子又は炭素数1〜5のア
    ルキル基を示す)を示し、Xは(CH_2)pO(C_
    2H_4O)m(C_3H_6O)nR_1(p、m、
    n及びR_1は前記と同じ意味を有する)を示し、a=
    5〜300、b=0〜50の数を示す。ただし、G_1
    及びG_2がともにCH_3であり、かつb=0である
    場合を除く。〕 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、G_1、G_2及びXは前記と同じ意味を有し
    、a=1〜30、b=0〜50、c=5〜300の数を
    示し、R_2は炭素数2〜20のアルキル基を示す。た
    だし、G_1及びG_2がともにCH_3であり、かつ
    b=0である場合を除く。〕 で表わされるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシ
    ロキサン系界面活性剤 0.1〜10重量% (C)水5〜69.9重量% を含有することを特徴とする油中水型乳化組成物。
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