JP4280280B2 - 曲がりホース成型用マンドレル - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂層とゴム層とを設けてなる樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造に用いられる曲がりホース成型用マンドレルに関し、更に詳しくは、自動車等の車両用エアコン(エアコンディショナー)の冷媒回路等に用いられる樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造に用いられる曲がりホース成型用マンドレルに関する。
近年、自動車等の車両の軽量化を目的として、車両用エアコンの冷媒回路等の配管にはアルミニウム合金製配管が使用されているが、コンプレッサ等で発生する振動が配管を共振させ騒音を引き起こす恐れがある。そこで、配管の共振を抑制するために、ゴムと樹脂とからなる複合フレキシブルホースが配管の途中に組み込まれて使用されている。
このような車両用エアコンの冷媒回路に用いられる複合フレキシブルホースでは、一般に内管が樹脂層とゴム層とを有する樹脂−ゴム複合構造に構成されている。そして、最内層に設けられた薄い樹脂層で冷媒に対する耐ガス透過性を確保するとともに、外層のゴムホースでホースとしての柔軟性、振動吸収性および耐水分透過性を確保し、更に、前記ゴム層を繊維で補強するための繊維補強層を有するのが通常である。
また、一般的に、車両用エアコンの冷媒用樹脂−ゴム複合ホースの最内層を形成する樹脂としては、主にポリアミド系のものが多用されている。更に、前記冷媒用樹脂−ゴム複合ホースを形成するゴムとしては、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴムまたはエチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(以下、EPDMと略す)等がある。
しかるに、近年、自動車等車両の軽量化やエンジンルームのコンパクト化等により、配管スペースの狭小化、複雑化が進んでいる。このため車両用エアコンホースについても例外ではなく、狭いスペースに自由に配管出来かつ周辺機器と接触することなく、柔軟性に優れることが要求されている。一方、従来のストレート状のホースでは、これを強制的に曲げて装着する必要性が生じ、装着時の作業が難しくなって、場合によっては周辺機器との接触により装着できない場合が出てくる。
従って、これらの要求に答えるために、ホースを曲げた状態で成型加硫する提案がなされている。しかしながら、樹脂−ゴム複合ホースの曲管を製造するには、通常、長尺のゴム製もしくは樹脂製のマンドレルの周囲に、樹脂およびゴムを同時もしくは段階的に重ねて内管とした後、この内管の表面にポリエステル糸等を編み上げて巻き付けた補強層を設け、この補強層の上から外面ゴムを押出被覆する。この場合、ホースがストレートな直管の場合にはそのまま加硫を行い、その後にマンドレルを抜き取れば加硫済みの樹脂−ゴム複合ホースが得られる。
一方、ホースが曲がり形状を呈している曲がり管の場合は、長尺のストレートのマンドレルを抜き取った後に、この未加硫ホースを短尺に寸法切断し、所定の曲がり形状を有する金属製マンドレルを前記未加硫ホースに挿入して加硫するか、ストレートの長尺マンドレルを抜き取った後に寸法切断し、短尺の樹脂またはゴム製マンドレルをこの未加硫短尺ホースに再挿入し、もしくは長尺のマンドレルを挿入したまま寸法切断し、曲がり形状を有する外枠にはめて加硫を行うかのどちらかの方法で曲がりホースを製造することになる。
前者の製造方法は、内管がゴムの場合は特に問題がなく、広く一般的に採用されている工法であるが、最内管に熱可塑性樹脂を使用する場合、曲がり形状のマンドレルを挿入する際に樹脂とゴムの界面に剥離が生じたり、成型加硫後に金属製マンドレルを抜き取る作業時に内管樹脂表面に傷を生じさせる。また、後者の製造方法では、外層ゴムが未加硫であることから加硫時に外枠と接触して、外面ゴムに傷を生じさせることになる。
また、長尺のマンドレルを挿入したまま寸法切断する工法では、マンドレルの再利用が出来ずコストアップの要因となる。更に、外枠による曲がり成型の場合は、三次元形状の複雑な形状を有する外枠を作ることが困難で、かつ費用も多大なものとなるため実用には適さない。
そこで、次に述べるような曲がりホースの製造方法が提案されている。このような従来例に係る曲がりホースの製造方法について、図7および図8を参照しながら以下説明する。図7は従来例に係る成型前のストレート状態の未加硫複合ホースの部分切断図、図8は他の従来例に係る実施例を示す3層ホースの押出しの説明図を示している。
図7において、この複合曲がりホースの製造方法は、ゴムまたは樹脂製のマンドレル20に、内側より内面樹脂層21、内管未加硫ゴム層22、中間ゴム層24を挟んで2層スパイラル構造とした補強層23,25および外被未加硫ゴム層26が順次積層して未加硫複合ホースが構成され、ストレート状態の前記未加硫複合ホースを形成する第1工程と、外被未加硫ゴム層26上に軟化点が成型加硫時の温度よりも高い性質を持つ樹脂被覆27を施す第2工程と、前記内面樹脂層21が弾性変形を示す温度域にて予熱する第3工程とを有する。
同時に引き続き、予め加硫温度付近に加熱した金型に前記予熱された未加硫複合ホース装填する第4工程と、所定の加硫条件にて成型加硫する第5工程と、内面樹脂層21が弾性変形を示す温度域において金型から取り外す第6工程と、内面樹脂層21が弾性変形を示す温度域において前記樹脂被覆27およびマンドレル20を取り外す第7工程と、室温まで冷却する間、目的の成型条件の型に装填しておく第8工程と、の各工程からなる(特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来例に係る複合曲がりホースの製造方法は、複雑で多段の工程を要するため、工程管理に手間取り製造コストが多大になるという問題点を有している。そこで、図8における他の従来例に係るゴム−樹脂積層曲がりホースの製造方法は、中芯30を流し、これに第一の押出機31で内層ゴムを、第二の押出機32で中間樹脂を、第三の押出機33で外層ゴムを夫々押出して中芯30の外周にこの順序で夫々積層していく。
積層された前記ホースは、所定の長さにカットしてこれを予備加硫する。そして、予備加硫したこのホースから中芯30を抜き取り、このホースを所望の曲がりを設けた加硫心棒に差し込み、これを加硫心棒を付けたままで本加硫するのである(特許文献2参照)。
ところが、前記従来例に係る樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法は、中芯30を抜き取った前記未加硫ホースに、加硫心棒を直接差し込み本加硫して成型するため、ホース内面に傷を生じやすく、そのため複雑な三次元形状を有する複合ホースの製造には不向きである。
一方、成型マンドレルに形状記憶合金を用いた、次のような従来例に係る曲がりホースの製造方法が提案されている。即ち、この曲がりホースの製造方法は、配合ゴムより未加硫ゴムホースを形成する成形工程と、平板状または針金状の形状記憶合金を螺旋状に巻いて筒状とされた所定温度以上で所定の径を持つ曲がり形状となるように形状記憶されたマンドレルを、外径が前記未加硫ゴムホースの内径より小径の略真直形状として前記未加硫ゴムホースに挿入する挿入工程と、前記マンドレルを前記所定温度以上に加熱して形状記憶変形させ、前記未加硫ゴムホースを所定の屈曲形状に賦形するとともに加硫する加硫工程と、加硫後の曲がりホースから前記マンドレルを引き抜く工程とからなる(特許文献3参照)。
特開平11−192668号公報 特開2000−289121号公報 特開平5−147124号公報
しかしながら、前記従来例に係る曲がりホースの製造方法は、高価な形状記憶合金を用いなくてはならない上、屈曲形状が複雑な三次元形状であったり曲率の大きいゴムホースの製造には、前記形状記憶合金による形状変形では満足し得る屈曲形状が精度良く得られないという問題点があった。
従って、本発明の目的は、複雑な三次元形状を有し内面に傷のない高品質の樹脂−ゴム複合曲がりホースを、低コストで高精度に製造可能な曲がりホース成型用マンドレルを提供することにある。
本発明の請求項1に係る曲がりホース成型用マンドレルが採用した手段は、樹脂チューブの外側に複数のゴム層とこの複数のゴム層間に介在する補強層とを被覆された樹脂−ゴム複合曲がりホースの成型に用いられる曲がりホース成型用マンドレルであって、内側に金型マンドレルを挿入するための中空部を有する可撓性チューブとこの可撓性チューブの外周に被覆されたゴム層とから構成されると共に、挿入される未加硫の樹脂−ゴム複合ホースの内径との隙間が直径で0.2〜0.5mmの範囲となる外径を有することを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る曲がりホース成型用マンドレルが採用した手段は、請求項1に記載の曲がりホース成型用マンドレルにおいて、前記可撓性チューブが、金属製ばね、耐熱性樹脂製ばねまたはインターロックチューブであることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る曲がりホース成型用マンドレルが採用した手段は、請求項2に記載の曲がりホース成型用マンドレルにおいて、前記耐熱性樹脂製ばねが、耐熱温度150℃以上のスーパーエンジニアリング樹脂、強化材を複合したスーパーエンジニアリング樹脂または強化材を複合した耐熱温度100℃以上の汎用エンジニアリング樹脂からなることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る曲がりホース成型用マンドレルが採用した手段は、請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の曲がりホース成型用マンドレルにおいて、可撓性チューブの外周に被覆された前記ゴム層が、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ブチル系ゴム、アクリルゴムまたはエチレン−プロピレンゴム(EPM)からなることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る曲がりホース成型用マンドレルによれば、樹脂チューブの外側に複数のゴム層とこの複数のゴム層間に介在する補強層とを被覆された樹脂−ゴム複合曲がりホースの成型に用いられる曲がりホース成型用マンドレルであって、内側に金型マンドレルを挿入するための中空部を有する可撓性チューブとこの可撓性チューブの外周に被覆されたゴム層とから構成されると共に、挿入される未加硫の樹脂−ゴム複合ホースの内径との隙間が直径で0.2〜0.5mmの範囲となる外径を有するから、複雑な三次元形状を有する曲がりホースにも対応可能な安価な成形用マンドレルを提供できる。
また、本発明の請求項2に係る曲がりホース成型用マンドレルによれば、前記可撓性チューブが、金属製ばね、耐熱性樹脂製ばねまたはインターロックチューブであるので、複雑な三次元形状を有する樹脂−ゴム複合曲がりホースを、市販品を活用して低コストで高精度に製造可能な曲がりホース成型用マンドレルを提供できる。
更に、本発明の請求項3に係る曲がりホース成型用マンドレルによれば、前記耐熱性樹脂製ばねが、耐熱温度150℃以上のスーパーエンジニアリング樹脂、強化材を複合したスーパーエンジニアリング樹脂または強化材を複合した耐熱温度100℃以上の汎用エンジニアリング樹脂からなるので、任意な形状の可撓性チューブが形成可能となり、前記曲がりホース成型用マンドレルの適用範囲が拡大される。
また更に、本発明の請求項4に係る曲がりホース成型用マンドレルによれば、可撓性チューブの外周に被覆された前記ゴム層が、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ブチル系ゴム、アクリルゴムまたはエチレン−プロピレンゴム(EPM)からなるので、内面に傷のない高品質の樹脂−ゴム複合曲がりホースを低コストで高精度に製造可能な曲がりホース成型用マンドレルを提供できる。
先ず、本発明の曲がりホース成型用マンドレルに係る実施の形態について添付図1及び2を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態に係る曲がりホース成型用マンドレルの縦割断面図、図2は本発明の実施の形態に係る曲がりホース成型用マンドレルの横断面図である。
本発明に係る曲がりホース成型用マンドレルは、後述するような樹脂チューブの外側に複数のゴム層とこの複数のゴム層間に介在する補強層とを被覆された樹脂−ゴム複合曲がりホースの成型に用いられる曲がりホース成型用マンドレルである。そして、この曲がりホース成型用マンドレル1は、可撓性チューブ2とこの可撓性チューブ2の外周に被覆されたゴム層3とから構成されたものである。
前記可撓性チューブ2は、加硫時の耐熱性を有するとともに、所望とする三次元形状を有する金型マンドレルの形状に沿って、未加硫の樹脂−ゴム複合ホースに自在な形状を賦与させる必要性があるため、金属製ばね、耐熱性樹脂製ばねあるいはインターロックチューブ等の中空部2aを有する可撓性部材からなる。そして、前記可撓性チューブ2の外周には、ゴム層3が被覆されて構成される。前記可撓性チューブ2に、ゴム層3を被覆することにより、前記樹脂チューブ内面に可撓性チューブ2の外形形状が賦与されたり、傷が付くのを防止できるからである。
前記可撓性チューブ2を構成する金属製ばねは、ばね鋼を用いた市販品を用いることが出来る。また、前記インターロックチューブも、各種サイズのものが市販品(例えば、株式会社ハギテック製等)として利用可能である。更に、前記可撓性チューブ2を構成する耐熱性樹脂製ばねは、スーパーエンジニアリング樹脂、強化材を複合したスーパーエンジニアリング樹脂または強化材を複合した汎用エンジニアリング樹脂からなるのが好ましい。前記スーパーエンジニアリング樹脂は、一般的に、汎用エンジニアリング樹脂よりも耐熱性が更に高く、150℃以上の高温でも長期間使用できる熱可塑性樹脂の総称である。
この様なスーパーエンジニアリング樹脂としては、ポリフェニレンスルファイド(PPS)、ポイリミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアリレート(PAR)、ポリスルフォン(PSF)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が挙げられる。また、強化材を複合したスーパーエンジニアリング樹脂とは、ガラス繊維や炭素繊維等のフィラーを混入してこのような樹脂を補強したもの(FRP)を言う。
更に、汎用エンジニアリング樹脂とは、耐熱性が100℃以上で、強度が49MPa以上、曲げ弾性率が2.4GPa以上の特性を有する熱可塑性樹脂の総称である。汎用エンジニアリング樹脂としては、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネイト(PC)、変性ポニフェニレンエーテル(m−PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、超高分子量ポリエチレン(UHPE)があり、強化材を複合したスーパーエンジニアリング樹脂とは、上記と同様、ガラス繊維や炭素繊維等のフィラーを混入してこのような樹脂を補強したもの(FRP)を言う。
以上説明したような可撓性チューブ2を構成する金属製ばね、耐熱性樹脂製ばねまたはインターロックチューブからなる前記可撓性チューブ2は、製造しようとする樹脂−ゴム複合曲がりホースの曲がり形状や寸法に応じて、適宜適切な素材と寸法のものを選択すれば良い。
前記ゴム層3としては、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ブチル系ゴム、アクリルゴムまたはエチレン−プロピレンゴム(EPM)等を用いるのが、屈曲した三次元形状に対応する柔軟性を有し、かつ加硫時の耐熱性を有する点から好ましい。この様なゴム層3の厚みは特に限定されるものではなく、製造しようとする樹脂−ゴム複合曲がりホースの内径及び金型マンドレルの外径に応じ、適宜適切な厚み寸法を選択すれば良い。
次に、本発明の曲がりホース成型用マンドレルを用いた樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法に係る実施の形態1について、以下添付図3及び図4を参照しながら説明する。図3は本発明の曲がりホース成型用マンドレルを用いた実施の形態1に係る樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法を説明するための工程図、図4は本発明の曲がりホース成型用マンドレルを用いた実施の形態1に係る樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法ににおける、未加硫の樹脂−ゴム複合ホースの一部切欠斜視図を示す。
前図3において、本発明の実施の形態1に係る樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法は、先ず、未加硫の樹脂−ゴム複合ホース11が通常50〜100m程度の長尺を有するので、これを製品長さに合わせて0.5〜2m程度の所定長に寸法切断12する。
ここで、前記未加硫の樹脂−ゴム複合ホース11は、図4に例示したように、樹脂チューブ5aの外側に内面ゴム層5bを設けた内管5と、この内管5の外側に設けられた繊維補強層6と、この繊維補強層6の外側に被覆された外面ゴム層7とからなる。前記ゴム層は、内面ゴム層5bと外面ゴム層7に限定されることなく、その中間に中間ゴム層を有する場合もあり、また、前記繊維補強層6が複数層ある場合もある。
そして、この切断された未加硫の樹脂−ゴム複合ホース11の樹脂チューブ5aの内側に、前図1を用いて説明した本発明に係る曲がりホース成型用マンドレル1を挿入13し、更に、この曲がりホース成型用マンドレル1の中空部2aに金型マンドレルを挿入14する。その後、所定の温度で所定時間加熱して加硫15する。そして、冷却が完了後、先ず金型マンドレルを抜き取り16a、その後曲がりホース成型用マンドレル1を抜き取り16b、樹脂−ゴム複合曲がりホース17の製造を完了する。
ここで、図4に例示した前記未加硫の樹脂−ゴム複合ホース11について、更に詳しく述べる。前記樹脂チューブ5aとしては、通常ポリアミド樹脂が多用されている。このようなポリアミド樹脂は、PA6,PA66,PA6とPA66の共重合体,PA11,PA12,PA11とPA12の共重合物、変性物、ブレンド物およびPAにオレフィンをブレンドしたもの等が適している。
また、前記内面ゴム層5bのゴム材質としてはブチルゴム(IIR)が好ましい。このブチルゴムは、イソブチレンとイソプレンの共重合体であって、耐熱、耐寒、耐候性、耐薬品性および耐屈曲亀裂性に優れる上、ガス透過性が低いという特性を有するゴムであるからである。前記ブチルゴムは、塩素化ブチルゴムや臭素化ブチルゴム等のハロゲン化ブチルゴムでも良い。
また、前記外面ゴム層7や中間ゴム層のゴム材質としては、ブチルゴムやEPDMが好ましい。このブチルゴムは、上述したように極めてガス透過性が小さく、反発弾性が低いという性質を持ち、耐熱性、耐候性に優れているからであり、EPDMは、同様に耐熱性、耐候性、耐オゾン性に優れるためである。このようなゴム層の加硫に要する加熱温度と加熱時間は、使用されるゴム原料の架橋特性によって多少の違いはあるが、上述したようなゴム材質の場合は、160℃前後の温度で40分程度の加熱時間が必要である。
次に、繊維補強層6について説明すると、複数本の補強糸を引き揃えて内面ゴム層5bの外周面に、交差させて編み込みしつつ巻き付け構成されてなる。前記補強糸は、複数本のポリエステル糸を加撚して構成されたものが強度上好ましい。
ここで、前記曲がりホース成型用マンドレル1の外径と未加硫の樹脂−ゴム複合ホース11の内径との隙間としては、直径で0.2〜0.5mm程度取るのが肝要である。前記隙間が0.2mm未満であると、この曲がりホース成型用マンドレル1の未加硫の樹脂−ゴム複合ホース11への挿入が難しく、前記隙間が0.5mmを越えると、前記未加硫の樹脂−ゴム複合ホース11の加硫に伴う収縮によっても、所望とする内径寸法に達しない恐れがあるからである。
一方、前記金型マンドレルは、所望とする三次元形状を予め賦与され、表面にクロムメッキを施された鉄鋼棒材やステンレス鋼棒材からなるものが好ましく用いられる。
次に、本発明の曲がりホース成型用マンドレルを用いた樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法に係る実施の形態2について、以下添付図5を参照しながら説明する。図5は本発明の曲がりホース成型用マンドレルを用いた実施の形態2に係る樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法を説明するための工程図である。尚、本発明の実施の形態2が上記実施の形態1と相違するところは、加硫方法に相違があり、その他は同構成であるから、上記実施の形態1と同一のものに同一符号を付して、その相違する点について以下説明する。
即ち、本発明の実施の形態2に係る樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法は、図5に示す如く、未加硫の樹脂−ゴム複合ホース11を寸法裁断12する前に、予備加硫15aするのである。この予備加硫15aは、160℃前後の温度で5分加熱する程度で良い。このような予備加硫15aを行うことによって、前記ゴム層5b及び7にある程度の弾性を付与し、曲がりホース成型用マンドレル挿入13による損傷防止に寄与できるからである。
次に、本発明の曲がりホース成型用マンドレルを用いた樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法に係る実施の形態3について、以下添付図6を参照しながら説明する。図6は本発明の曲がりホース成型用マンドレルを用いた実施の形態3に係る樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法を説明するための工程図である。尚、本発明の実施の形態3が上記実施の形態1と相違するところは、加硫方法に相違があり、その他は同構成であるから、上記実施の形態1と同一のものに同一符号を付して、その相違する点について以下説明する。
即ち、本発明の実施の形態3に係る樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法は、図6に示す如く、未加硫の樹脂−ゴム複合ホースに金型マンドレルを挿入14する前に、予備加硫15aするのである。この予備加硫15aは、160℃前後の温度で5分加熱する程度で良い。このような予備加硫を行うことによって、前記ゴム層にある程度の弾性を付与し、金型マンドレル挿入14による損傷防止に寄与できるからである。
以上、本発明の曲がりホース成型用マンドレル及びこれを用いた樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法によれば、可撓性チューブとこの可撓性チューブの外周に被覆されたゴム層とから構成された曲がりホース成型用マンドレルであり、この曲がりホース成型用マンドレルを用いて樹脂−ゴム複合曲がりホースを製造する方法であるから、複雑な三次元形状を有する曲がりホースにも柔軟に対応可能な安価な成形用マンドレルと、これを用いた安価で簡便な樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法を提供できる。
<実施例−1>
図4に示した断面構成を有し、内径12.0mm、厚さ0.15mmのPA6チューブの外側に、ブチルゴム層、繊維補強層、EPDMからなる外面ゴム層を順次形成した外径19.0mmの未加硫の樹脂−ゴム複合ホースを、図3の工程に従って、先ず1.5mに寸法切断12した。次に、可撓性チューブとして金属製ばねを用いた外径11.9mm、内径9.4mmの曲がりホース成型用マンドレルを、切断された前記複合ゴムホースのPA6チューブの内側に挿入13する。
次いで、外径8.0mmの金型マンドレルを前記曲がりホース成型用マンドレルの中空部に挿入14し、そのままの状態で加硫缶に装填し、温度160℃で40分間保持して加硫15した。冷却後これを取り出して前記金型マンドレルを抜き取り16a、次いで曲がりホース成型用マンドレルを抜き取った16bところ、PA6内面に傷もなく、成型用マンドレルの形状通りの形が賦与された曲がりホース製品が得られた。この曲がりホース17を軸方向に沿って分割し内面を目視観察したところ、何らマンドレルによる損傷は認められなかった。
<実施例−2>
図4に示した断面構成を有し、内径12.2mm、厚さ0.15mmのPA6チューブの外側に、ブチルゴム層、繊維補強層、EPDMからなる外面ゴム層を順次形成した外径19.0mmの未加硫の樹脂−ゴム複合ホースを、図6に示した工程に従って先ず寸法切断12し、長さ1.5mの未加硫樹脂−ゴム複合ホースを10本準備した。
次に、可撓性チューブとして金属製ばねを用いた外径11.9mm、内径9.4mmの曲がりホース成型用マンドレルを、切断された前記複合ゴムホースのPA6チューブの内側に挿入13した。そして、前記複合ゴムホースをストレートな状態に保持したままで加熱炉に装填し、温度160℃で5分間保持して予備加硫15aした。次いで、外径8.0mmの金型マンドレルを前記曲がりホース成型用マンドレルの中空部に挿入14し、そのままの状態で加硫缶に装填し、温度160℃で35分間保持して加硫15した。
冷却後これを取り出して、前記金型マンドレルを抜き取り16a、次いで曲がりホース成型用マンドレルを抜き取った16bところ、この成型用マンドレルの形状通りの三次元形が賦形された10本の曲がりホース製品17が得られた。この曲がりホース17を軸方向に沿って全数分割し、PA6内面を目視観察したところ、10本全てしわやこぶ、傷等の欠陥は認められなかった。
<実施例−3>
前記実施例−1と同様の未加硫の樹脂−ゴム複合ホース10本を用い、前記可撓性チューブとしてインターロックチューブを用いた曲がりホース成型用マンドレルを使用したこと以外は、前記実施例−3と全く同一の処理を行った。得られた曲がりホースを軸方向に沿って分割し内面を目視観察したところ、10本全てしわやこぶ、傷等の何ら損傷は認められなかった。
<比較例−1>
前記実施例−1と同様の未加硫の樹脂−ゴム複合ホース11を用いて、前記曲がりホース成型用マンドレルを用いることなく、PA6チューブの内側に直接外径11.9mmの金型マンドレルを挿入したこと以外は、実施例−1と全く同一の処理を行った。得られた曲がりホースを軸方向に沿って分割し内面を目視観察したところ、PA6チューブ内面の曲がり部分にしわが発生していた。
<比較例−2>
前記実施例−3と同様の未加硫の樹脂−ゴム複合ホース10本を用い、前記曲がりホース成型用マンドレルを用いることなく、PA6チューブの内側に直接外径11.9mmの金型マンドレルを挿入したこと以外は、実施例−3と全く同一の処理を行った。得られた曲がりホース全数を軸方向に沿って分割し内面を目視観察したところ、10本のうち2本にPA6チューブ内面の曲がり部分にしわが発生していた。
以上、本発明に係る曲がりホース成型用マンドレルは、樹脂チューブの外側に複数のゴム層とこの複数のゴム層間に介在する補強層とを被覆された樹脂−ゴム複合曲がりホースの成型に用いられる曲がりホース成型用マンドレルであって、内側に金型マンドレルを挿入するための中空部を有する可撓性チューブとこの可撓性チューブの外周に被覆されたゴム層とから構成されると共に、挿入される未加硫の樹脂−ゴム複合ホースの内径との隙間が直径で0.2〜0.5mmの範囲となる外径を有するものであるから、前記可撓性チューブに所望とする三次元形状を有する金型マンドレルを挿入することによって、複雑な形状を有する曲がりホースにも自在に対応可能な安価な成形用マンドレルを提供できる。
また、本発明に係る曲がりホース成型用マンドレルを用いた樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法は、未加硫の前記樹脂−ゴム複合ホースを所定長に切断した後、前記曲がりホース成型用マンドレルを挿入し、更に、この曲がりホース成型用マンドレルに金型マンドレルを挿入して、その後加硫することにより曲がりホースを製造するので、短い工程で複雑な三次元形状を有する樹脂−ゴム複合曲がりホースを安価に製造可能となった。
本発明に係るこのような曲がりホース成型用マンドレル及びこのマンドレルを用いた樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法は、樹脂チューブの外側に複数のゴム層とこの複数のゴム層間に介在する補強層とを被覆された樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法に用いられるのが好ましいが、このようなホース構成に限定されることなく、例えば、前記樹脂チューブの内側に損傷防止のため薄いゴム層を設けた樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法にも適用できることは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係る曲がりホース成型用マンドレルの縦割断面図である。 本発明の実施の形態に係る曲がりホース成型用マンドレルの横断面図である。 本発明の曲がりホース成型用マンドレルを用いた実施の形態1に係る樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の曲がりホース成型用マンドレルを用いた実施の形態1に係る樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法における、未加硫の樹脂−ゴム複合ホースの一部切欠斜視図を示す。 本発明の曲がりホース成型用マンドレルを用いた実施の形態2に係る樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の曲がりホース成型用マンドレルを用いた実施の形態3に係る樹脂−ゴム複合曲がりホースの製造方法を説明するための工程図である。 従来例に係る成型前のストレート状態の未加硫複合ホースの部分切断図である。 他の従来例に係る実施例を示す3層ホースの押出しの説明図である。
符号の説明
1:曲がりホース成型用マンドレル,
2:可撓性チューブ, 2a:中空部,
3:ゴム層,
5:内管, 5a:樹脂チューブ, 5b:内面ゴム層,
6:補強層(繊維補強層), 7:外面ゴム層
11:未加硫の樹脂−ゴム複合ホース, 12:寸法切断,
13:曲がりホース成型用マンドレル挿入, 14:金型マンドレル挿入,
15:加硫, 15a:予備加硫,
16a:金型マンドレル抜取, 16b:曲がりホース成型用マンドレル抜取,
17:樹脂−ゴム複合曲がりホース

Claims (4)

  1. 樹脂チューブの外側に複数のゴム層とこの複数のゴム層間に介在する補強層とを被覆された樹脂−ゴム複合曲がりホースの成型に用いられる曲がりホース成型用マンドレルであって、内側に金型マンドレルを挿入するための中空部を有する可撓性チューブとこの可撓性チューブの外周に被覆されたゴム層とから構成されると共に、挿入される未加硫の樹脂−ゴム複合ホースの内径との隙間が直径で0.2〜0.5mmの範囲となる外径を有することを特徴とする曲がりホース成型用マンドレル。
  2. 前記可撓性チューブが、金属製ばね、耐熱性樹脂製ばねまたはインターロックチューブであることを特徴とする請求項1に記載の曲がりホース成型用マンドレル。
  3. 前記耐熱性樹脂製ばねが、耐熱温度150℃以上のスーパーエンジニアリング樹脂、強化材を複合したスーパーエンジニアリング樹脂または強化材を複合した耐熱温度100℃以上の汎用エンジニアリング樹脂からなることを特徴とする請求項2に記載の曲がりホース成型用マンドレル。
  4. 可撓性チューブの外周に被覆された前記ゴム層が、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ブチル系ゴム、アクリルゴムまたはエチレン−プロピレンゴム(EPM)からなることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の曲がりホース成型用マンドレル。
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