JP4279693B2 - シャッター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スラットカーテンを低騒音でかつ高速に開閉するシャッター装置に関し、特に建物への取り付け施工性を向上させる改良技術に関する。
従来、壁部開口を開閉するシャッター装置は、左右横方向に長い短冊板状の複数の細板であるスラットを、上下方向に連結して所謂スラットカーテンを形成し、このスラットカーテンの上端を壁部開口の上部に設けた巻取機構によって巻き取り・繰り出すことにより壁部開口を開閉している。近年においては、この種のシャッター装置でも、より一層の開閉高速性が求められるようになってきている。
上述の課題を解決する1つのものとして、静粛かつ高速な巻き取りを可能としたロールアップ式ゲートが下記特許文献1に開示されている。このロールアップ式ゲートは、静粛性、高速開閉を実現するための種々の工夫が凝らされている。例えばスラットの長手方向両端には半月形状のスラット端部品が取付けられ、上下に隣接するスラット端部品同士が連結され、かつスラット端部品の厚みはスラットの厚みより厚く設定されている。スラットカーテンは、巻き取り時、この両端のスラット端部品が巻き取られ、スラットカーテンの両側で巻回されて行くことで、スラット端部品によってスラットの両端のみが支持されて巻かれる。このとき、スラットは、スラット端部品よりも薄厚であるので、巻回状態においても相互に接触することがなく、磨耗や騒音を生じさせずに高速な巻き取りが可能となる。
上記したロールアップ式ゲートにおいて、静粛性、高速開閉性を発揮させるには高い施工精度が要求されるのは言うまでもない。特に、壁部開口を昇降するスラットカーテンと、このスラットカーテンの両側縁を案内するガイドレールとの相対位置、或いはスラットカーテンを巻き取る巻取機構と、ガイドレールとの相対位置は、高精度に位置決めされなければならない。
このような施工精度を具備する構造として、従来では壁部開口の間口方向両側に、ガイドレールを内設した一対のサイドフレームを所定間隔となるように躯体側へ溶接固定し、このサイドフレームの上端に穿設されたフレーム固定穴に、巻取機構のブラケットに穿設されたブラケット穴を一致させ、これら両方の穴に貫通させたボルトにナットを螺合することで、巻取機構を高い施工精度でサイドフレームに取り付ける構造がある。
特表2003−527513号公報
しかしながら、壁部開口が大きいと、スラットカーテンを巻装した巻取機構は大重量となり、特にスラットが金属製である場合には巻回状態のスラットカーテン部分は吊り持ちできないため、不自由な吊り持ち状態で巻取機構のブラケット穴を、サイドフレームの固定穴へ一致させた後、さらにボルトを挿入しなければならず、螺着作業が容易でないとともに、安全に対する配慮も必要になり、施工性がよいとはいえない。
また、ロールアップ式ゲートでは、スラットの長手方向両端から延出させた支持軸先端にスラット端部品の厚み寸法より小さい直径のガイドローラを回転自在に設け、このガイドローラをガイドレールのガイド間隙に挿入し、スラットカーテンの円滑な昇降をガイドしている。ところが、アルミ製のスラットが気温変化などによって膨張すると、例えばスラットの全長が5000mmの場合、温度の上昇で、最大10mmが長手方向に伸び、ガイドローラの直径より肉厚のスラット端部品がガイドレールに接触し、開閉動作に支障をきたす虞があった。このような状況であれば、一旦、躯体側に溶接固定したサイドフレームを、再び取り外して溶接をやり直さなければならず、巻取機構の取り付け直しとも相俟って多大な労力を要することとなり、施工性、メンテンス性がよいとはいえない。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、巻取機構の安全かつ容易な取り付けが可能になるとともに、スラットの熱膨張による伸長によってもガイドレールとの接触が回避できるシャッター装置を提供し、もって、施工性、メンテナンス性の向上を図ることを目的とする
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のシャッター装置は、横方向に長い複数のスラットの上下で隣接する両端のスラット端部品同士が回動自在に連結されるとともに、前記スラット端部品からスラットの長手方向に延出させた支持軸に回動自在なガイドローラが設けられたスラットカーテンと、壁部開口の間口方向両側に、上下方向に延在して設けられたサイドフレームと、該サイドフレームに内設され前記スラットカーテンのガイドローラを挿入してスラットカーテンの昇降を案内するガイドレールと、前記一対のサイドフレームの上部に固定され前記スラットカーテンを巻き取る巻取機構とを具備したシャッター装置であって、前記ガイドローラの直径が前記スラット端部品の厚み寸法より小さく形成され、前記ガイドレールが前記ガイドローラを挟む一方及び他方の長尺ガイド板からなり、一方の長尺ガイド板81が、スラットの長手方向に平行なサイドフレームの固定面に、スラットの長手方向に長い長穴85を介して螺着され、他方の長尺ガイド板83が、スラットの長手方向に直交するサイドフレームの固定面に、複数のスペーサ89を介在させて螺着され、前記一方の長尺ガイド板81は、前記長穴85を介して前記スラット端部品73から離反する方向に移設自在とされ、前記他方の長尺ガイド板83は、前記スペーサ89を着脱させることで前記スラット端部品73から離反する方向に移設自在とされることを特徴とする。
このシャッター装置100では、仮にスラット71が伸長し、スラット端部品73とガイドレール31が接触状態となっても、一方の長尺ガイド板81が長穴85によってスラット端部品73から離反方向に移設され、他方の長尺ガイド板83がスペーサ89を取り除くことでスラット端部品73から離反方向に移設可能となる。
請求項2記載のシャッター装置は、前記スペーサ89が介在される前記スラットの長手方向に直交するサイドフレームの固定面は、サイドフレームの底板に固定されたL形金具97の垂直面により形成されていることを特徴とする
請求項3記載のシャッター装置は、それぞれの前記サイドフレームの上部に、前記巻取機構へ向かって突出するスタッドボルトが固設され、巻取機構を固定支持するための巻取機構両側のブラケットに、該スタッドボルトを螺着する上下方向に長い固定用のブラケット穴が穿設されたことを特徴とする
請求項4記載のシャッター装置は、前記巻取機構を構成する左右の巻取板は、前記スラットカーテン両側のスラット端部品のみを巻き取ることを特徴とする
以下に本発明の効果を説明する。
本発明に係る請求項1記載のシャッター装置によれば、ガイドレールを一対の長尺ガイド板によって構成し、一方の長尺ガイド板がスラットの長手方向に平行なサイドフレームの固定面にスラットの長手方向に長い長穴を介して螺着され、他方の長尺ガイド板がスラットの長手方向に直交するサイドフレームの固定面に複数のスペーサを介在させて螺着されるので、仮にスラットが伸長し、スラット端部品とガイドレールが接触状態となっても、一方の長尺ガイド板を長穴によってスラット端部品から離反方向に移設し、他方の長尺ガイド板もスペーサを取り除くことでスラット端部品から離反方向に移設できる。この結果、サイドフレームの溶接をやり直すことなく、ガイドレールへのスラット端部品の接触が防止可能となり、施工性、メンテナンス性を大幅に向上させることができる。
本発明において、壁部開口の両側に設けたそれぞれのサイドフレームにスタッドボルトを突設し、巻取機構のブラケットには、このスタッドボルトの挿入される上下方向に長い固定用のブラケット穴を穿設させることにより、吊り持ち状態の巻取機構は、ブラケット穴をスタッドボルトに一致させ、ブラケットにスタッドボルトを貫通させることで、巻取機構が所定の位置に位置決めされることになり、この状態において、スタッドボルトの先端にナットを螺着すれば、本締め前の状態においても脱落を防止した仮支持が可能となり、安全性を確保しながら、長穴の分、上下位置を微調整しながら本締め作業を可能にすることができる。この結果、安全性を確保しながら、巻取機構の容易な取り付け施工を実現することができる。
本発明において、スラットの長手方向両端の縁部にスラット側貫通穴を穿設し、このスラット側貫通穴に挿通されるボルトの貫通する共締め穴をスラット端部品に穿設し、かつスラット側貫通穴をスラット長手方向に長い長穴で形成させるようにすれば、仮にスラットが伸長し、スラット端部品とガイドレールが接触状態となっても、スラット端部品を長穴によってガイドレールから離反する方向に移設できる。この結果、サイドフレームの溶接をやり直すことなく、ガイドレールへのスラット端部品の接触が防止可能となり、施工性、メンテナンス性を大幅に向上させることができる。
以下、本発明に係るシャッター装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るシャッター装置の正面図、図2は図1に示した巻取機構の斜視図、図3はガイドレールを備えたサイドフレームの斜視図である。
先ず、本実施の形態によるシャッター装置100の基本的な構成について説明する。建物の壁1には壁部開口3が設けられている。壁1の屋内側面の開口上方には巻取機構4を収納する収納部7が取付けられている。巻取機構4は、開閉体であるスラットカーテン5を巻き取る。収納部7は、例えばチャンネル材からなる枠体9によって直方体状に形成され、各面に図示しない外装パネルが取り付けられている。枠体9は、開口3の間口方向左右の各側部に、壁1に対し垂直に延在する図2に示す上枠11と、下枠13とを有している。
上枠11と下枠13との間には、矩形板状の可動板15,16が配置されている。それぞれの可動板15,16の下部には、下枠13の上面を転動する一対の転動ローラ対17,17が、下枠13の長手方向に離間されて2組配設されている。このうち、例えば1組の転動ローラ対17の軸には結合板19が取付けられ、結合板19の下端には転動ローラ対17とで下枠13を挟持する下部ローラ21が回動自在に取付けられている。つまり、それぞれの可動板15,16は、下枠13を転動ローラ対17と下部ローラ21とによって上下から挟持しながら、下枠の延在方向である壁1に対し略垂直な方向に移動自在に設けられている。
この一対の可動板15,16には、壁1に平行かつ水平方向に延在するシャフト23の両端が回動自在に支持されている。シャフト23の一端には減速装置であるギヤボックス25を介して、開閉機(駆動モータ)27が接続されている。開閉機27、ギヤボックス25は、可動板16に支持固定される。従って、開閉機27が駆動されると、その回転がギヤボックス25により減速され、シャフト23が巻き取り・巻き戻し方向へ回転駆動されるようになっている。シャフト23の両端には、スラットカーテン5を巻回する巻取板29,29が固設されている。
開口3の間口方向両側には、収納部7を固定支持する一対のサイドフレーム30,30が建物躯体に溶接固定される。それぞれのサイドフレーム30,30には、スラットカーテン5をガイドするための図3に示すガイドレール31が取付けられている。それぞれの巻取板29,29は、ガイドレール31の延長線上の上方に位置する。巻取板29,29は、外円周の一部に、半径方向に高低差を形成した段部33を有している。この段部33の高さはスラットカーテン5を構成する後述のスラット端部品の厚さと略同等に設定されている。
巻取板29,29の段部33には、スラットカーテン5の上端が図示しない接続固定部材を介して連結される。スラットカーテン5は、巻取板29,29に渦巻き状に巻き取られて開口3を開放し、また、巻取板29から繰り出されることで開口3を閉鎖する。
巻取板29,29の外方となるシャフト23の両端には、図示しない小スプロケットが固設されている。また、可動板15,16には、小スプロケットの下方に大スプロケット41が回動自在に設けられ、この大スプロケット41と小スプロケットとの間には図示しないチェーンが掛け渡されている。大スプロケット41を可動板15,16に回動自在に支持した回動軸45には、図示しない移動用スプロケットが固設される。また、可動板15,16には、移動用スプロケットに対し離間して従動スプロケット49が回動自在に設けられている。この移動用スプロケットと従動スプロケット49との間には移動用チェーン51が掛け渡され、移動用チェーン51は一部分が下枠13に固定されている。
従って、開閉機27が駆動され、ギヤボックス25を介してシャフト23が回転すると、チェーン43を介して大スプロケット41が回転し、大スプロケット41の回転により移動用スプロケットが回転される。これにより、一部分が固定状態にある移動用チェーン51上を、移動用スプロケットが転動しながら移動することとなり、これに伴って可動板15,16が下枠13の延在方向に往復移動されるようになっている。
シャフト23が例えば巻き取り方向に回転されると、巻取板29,29にスラットカーテン5が巻き取られ、スラットカーテン5の外径が大きくなる。すなわち、シャフト23の一回転によって、スラットカーテン5の略厚み分外径が増加する。スラットカーテン5は、外径が増加した分、外径位置がガイドレール31の呑み込み部と一致するように、小スプロケットと大スプロケット41との歯数比が所定の値に設定されている。つまり、外径の増加分だけ可動板15,16、すなわち、シャフト23が移動されるようになっている。
このように、シャッター装置100は、シャフト23を移動させる軸芯移動機構を備えているので、スラットカーテン5を常に垂直に昇降させ、高速な開閉を可能にしている。また、巻取板29,29は、スラットカーテン5を構成する後述のスラット端部品のみを巻き取り、スラットカーテン5を左右両縁のみで巻き取る。従って、スラット71同士が触れ合うことがなく、スラット71表裏面への接触傷などが発生しない。また、合成樹脂製のスラット端部品が巻取板29,29に巻き取り・巻き戻されるので、その接触音などが大きくならず、特にスラット端部品の背面側に軟質な樹脂(緩衝層)を設けたことから、開閉時の接触音の低減化が図れ、動作音の抑止された開閉動作が可能となっている。
シャッター装置100は、この高速な開閉を高信頼性の元に実現させるための種々の補機を備えている。例えばシャフト23の端部には、シャフト回転時の回転を付勢する図1に示すバランスウエイト53が接続され、バランスウエイト53はスラットカーテン5の始動時や停止時の速度を調節するよう働く。バランスウエイト53の重力は、スラットカーテン5の最下部端に作用し、ベルト39、上側案内プーリー40、下側案内プーリー42、滑車44によって伝達される。ベルト39の一方端はスラットカーテン5の最下端部に固定され、他方端は両プーリ40,42に近接したサイドフレーム30,30側に固定される。
ベルト39は、スラットカーテン5の高さの約3/4の高さに固定された案内プーリー40,42の間を通り、スラットカーテン5の最下端部に固定されている。つまり、スラットカーテン5の最下端部が案内プーリー42の下側にあるとき、バランスウエイト53の重力は上方向に作用するので、スラットカーテン5を開く過程では加速効果があり、他方、スラットカーテン5を閉じる過程では減速効果がある。ベルト39の固定点がプーリー42の高さより上に来ると、ベルト39の力は下方方向に作用し、その結果、スラットカーテン5の開放終了時が減速される。
また、巻き上げられていない部分のスラットカーテン5の重量を補償するために、シャフト23には巻付ドラム38が固定され、この巻付ドラム38にはベルト55の一方端が取り付けられている。ベルト55の他方端は、図示しない案内プーリーを経由してテンションスプリング57に取り付けられている。巻付ドラムへのベルト55の巻き方向は、スラットカーテン5が巻き上げられているとき、ベルト55が巻き解かれるようにセットされている。従って、スラットカーテン5が巻き上げられると、巻き取られていないスラットカーテン5の重量が減少するのと同時に、テンションスプリング57が短くなり、スプリング張力もこれに伴って減少するようになっている。
図4は巻取機構とサイドフレームとの固定構造を表す要部拡大斜視図である。
巻取機構4を内蔵した収納部7は、一対のサイドフレーム30,30の上部に固定される。収納部7は、枠体9の壁1側の面の両側に、肉厚の鋼板からなる固定板としてのブラケット61,61が一体に固定されている。一方、サイドフレーム30,30の壁1と平行な面の上部には、少なくとも1本、本実施の形態では4本のスタッドボルト63が、収納部7へ向かって突出して固設されている。スタッドボルト63は、溶接、締結などによってサイドフレーム30,30に回転不能となって固定されている。そして、ブラケット61,61には、これらのスタッドボルト63が挿入される上下方向に長い固定用のブラケット穴65が穿設されている。
また、枠体9には上枠11からサイドフレーム30,30側へ向けて延出された支持片67が固定され、支持片67には上下方向に貫通する調整ボルト69が螺合されている。この調整ボルト69は、ブラケット61,61がサイドフレーム30,30に当接された状態で、サイドフレーム30,30の上端面30aに調整ボルト69の下端が当接するようになっている。つまり、調整ボルト69の回動によって、サイドフレーム30,30に対する収納部7の高さが微調整できるようになっている。
従って、吊り持ち状態の収納部7は、ブラケット穴65をスタッドボルト63に一致させ、ブラケット61にスタッドボルト63を貫通させることで、収納部7が所定の位置に位置決めされることになり、この状態において、スタッドボルト63の先端に図示しないナットを螺着すれば、本締め前の状態においても脱落を防止した仮支持が可能となる。つまり、安全性を確保しながら、ブラケット穴65の長穴の分、上下位置を調整ボルト69にて微調整しながら本締め作業を可能にすることができる。この結果、安全性を確保しながら、巻取機構4の容易な取り付け施工を実現することができる。
図5は長尺ガイド板の調整後を(a)、調整前を(b)で表したサイドフレームの水平断面図、図6はスラットの長手方向に平行なサイドフレームの固定面と一方の長尺ガイド板との固定構造を表す斜視図、図7はスラットの長手方向に直交するサイドフレームの固定面と他方のガイドプレートとの固定構造を表す斜視図である。
スラットカーテン5は、図5に示す横方向に長い複数のスラット71の上下で隣接する両端のスラット端部品73同士が回動自在に連結されて構成される(図12参照)。スラットカーテン5には、スラット端部品73からスラットの長手方向に延出させた支持軸75に回動自在なガイドローラ77が設けられている。
上記のサイドフレーム30,30は、開口3の間口左右両側に、上下方向に略垂直に延在して設けられる。サイドフレーム30,30のそれぞれには、サイドフレーム30,30の長手方向に沿って延在する上記のガイドレール31が内設され、ガイドレール31はガイドローラ77を挿入してスラットカーテン5の昇降を案内する。
ガイドレール31は、ガイドローラ77を挟む一対の長尺ガイド板81,83からなる。図6に示すように、一方の長尺ガイド板81は、スラット71の長手方向に平行なサイドフレーム30の固定面30bに、スラット71の長手方向に長い長穴85を介してボルト85,ナット87によって螺着される。また、図7に示すように、他方の長尺ガイド板83は、スラット71の長手方向に直交するサイドフレーム30の固定面30cに、複数のスペーサ89を介在させて、ボルト91,ナット93によって螺着されている。本実施の形態では、サイドフレーム30,30の底板95に固定されたL形金具97によって固定面30cが形成されている。また、固定面30cに穿設されたボルト91の挿通穴99は、固定面30bに垂直な方向に長穴となっている。
従って、ガイドレール31を一対の長尺ガイド板81,83によって構成し、一方の長尺ガイド板81がスラット71の長手方向に平行なサイドフレーム30の固定面30bにスラット71の長手方向に長い長穴85を介して螺着され、他方の長尺ガイド板83がスラット71の長手方向に直交するサイドフレーム30の固定面30cに複数のスペーサを介在させて螺着されるので、仮にスラット71が伸長し、図5(b)に示すように、スラット端部品73とガイドレール31が接触状態となっても、図5(a)に示すように、一方の長尺ガイド板81を長穴85によってスラット端部品73から離反方向に移設し、他方のガイドレール83もスペーサ89を取り除くことでスラット端部品73から離反方向に移設できる。この結果、サイドフレーム30の溶接をやり直すことなく、ガイドレール31へのスラット端部品73の接触が防止可能となり、施工性、メンテナンス性を大幅に向上させることができる。
図8はスラット端部品の固定構造を表すスラットの長手方向縁部の斜視図、図9はスラット端部品固定構造の変形例1を表す斜視図、図10はスラット端部品固定構造の変形例2を表す斜視図、図11はスラット端部品調整前のスラット長手方向縁部の正面図、図12はスラット端部品調整後のスラット長手方向縁部の正面図である。
スラット端部品73は、合成樹脂を素材とし、略直方体状のブロック形状とされるとともに、長手方向の中途部分が正面側に突出したやや湾曲した略弓形形状に形成されている。スラット端部品73の上端は、本体部分の左右幅長に比して狭幅に形成されて突出し、連結凸部101を形成し、幅方向に貫通する貫通孔103が穿設されている。また、下端は、左右幅方向の中央部分に縦方向に沿う溝状の連結凹部105を有し,連結凸部101と略同形状の一対の連結突片107,107を左右に備え、それぞれに貫通孔103と同方向に貫通する連結孔109が形成されている。
スラット端部品73は、下端の一対の連結突片107,107 間の連結凹部105に,その下方から別のスラット端部品73の連結凸部101を挿入させ、貫通孔109及び連結孔103を揃えて連通状態とし、連結突片107の外方から連結軸としての図示しない連結ボルトを挿通させ、スラット71の端面に締結するようになっている。
なお、スラット端部品73の外側には、図11に示す補助連結部材113を備える構成とされても良い。この補助連結部材113は、金属板を素材とし、スラット端部品73よりも細幅な短冊板状に形成される。この補助連結部材113は、スラット端部品73の上下の長さよりやや短尺で、貫通孔103と連結孔109との間隔距離より長尺に設定された略真直な板部材よりなる。上下両端部は、半円状に形成され、これら端部には、スラット端部品73の貫通孔103及び連結孔109に対応する図示しない孔部がそれぞれ穿設されている。この補助連結部材113は、スラット端部品73とともに連結され、互いの連結状態を強固なものとしている。
ここで、スラット端部品73は、上記のガイドローラ77の直径より小さい厚み寸法で形成されている。図8に示すように、スラット71の長手方向両端の縁部71aには、スラット71を厚み方向で貫通する例えば上下2つのスラット側貫通穴117,117が穿設されている。一方、スラット端部品73のスラット対向面には挿入凸部119が突設され、挿入凸部119はスラット71の端面に開口する中空穴に嵌入される。この挿入凸部119には、挿入凸部119をスラット71の端面に嵌入した状態で貫通穴117に一致する一対の共締め穴121,121が穿設されている。この共締め穴121にはスラット側貫通穴117,117に挿通される図示しないボルトが貫通される。そして、スラット71に穿設されたスラット側貫通穴117,117は、スラット71の長手方向に長い長穴で形成されている。
従って、スラット端部品73がこのような調整構造でスラット71に取り付けられているので、仮にスラット71が伸長し、スラット端部品73とガイドレール31が接触状態となっても、スラット端部品73を長穴によって長尺ガイド板81,83から離反する方向に移設できる。この結果、サイドフレーム30,30の溶接をやり直すことなく、ガイドレール31に対するスラット端部品73の接触が防止可能となり、施工性、メンテナンス性を大幅に向上させることができる。
なお、スラット端部品73の調整構造は、図9に示すように、挿入凸部119に代えて、コ字形状の固定金具123を介してスラット71に固定するものであってもよい。
また、図10に示すように、スラット端部品73に貫通穴125,125を穿設し、この貫通穴125,125に固定ネジ127,127を挿通し、固定ネジ127,127の螺合する雌ねじ部129,129をスラット71の端面に形成してもよい。このような構造とすることで、固定ネジ127,127の貫通可能な複数のスペーサ131をスラット端部品73とスラット71の端面との間に挟入することができる。
このようにスペーサ131を挟入する構成によれば、標準組み立て時には図11に示すように、スペーサ131をスラット端部品73とスラット71の端面との間に挟み込んでおき、仮にスラット71が伸長し、スラット端部品73とガイドレール31が接触状態となったら、図12に示すようにスペーサ131を除去してスラット端部品73を直接スラット71に取り付けることで、スラット端部品73を長尺ガイド板81,83から離反する方向に移設できる。このような構成によっても、サイドフレーム30,30の溶接をやり直すことなく、ガイドレール31に対するスラット端部品73の接触が防止可能となり、施工性、メンテナンス性を大幅に向上させることができる。
本発明に係るシャッター装置の正面図である。 図1に示した巻取機構の斜視図である。 ガイドレールを備えたサイドフレームの斜視図である。 巻取機構とサイドフレームとの固定構造を表す要部拡大斜視図である。 長尺ガイド板の調整後を(a)、調整前を(b)で表したサイドフレームの水平断面図である。 スラットの長手方向に平行なサイドフレームの固定面と一方の長尺ガイド板との固定構造を表す斜視図である。 スラットの長手方向に直交するサイドフレームの固定面と他方のガイドプレートとの固定構造を表す斜視図である。 スラット端部品の固定構造を表すスラットの長手方向縁部の斜視図である。 スラット端部品固定構造の変形例1を表す斜視図である。 スラット端部品固定構造の変形例2を表す斜視図である。 スラット端部品調整前のスラット長手方向縁部の正面図である。 スラット端部品調整後のスラット長手方向縁部の正面図である。
符号の説明
3…壁部開口
4…巻取機構
5…スラットカーテン
30…サイドフレーム
30b…スラットの長手方向に平行なサイドフレームの固定面
30c…スラットの長手方向に直交するサイドフレームの固定面
31…ガイドレール
61…ブラケット
63…スタッドボルト
65…ブラケット穴
71…スラット
71a…スラットの長手方向両端の縁部
73…スラット端部品
75…支持軸
77…ガイドローラ
81…一方の長尺ガイド板
83…他方の長尺ガイド板
85…スラットの長手方向に長い長穴
89…スペーサ
100…シャッター装置
117…スラット側貫通穴
121…共締め穴

Claims (4)

  1. 横方向に長い複数のスラットの上下で隣接する両端のスラット端部品同士が回動自在に連結されるとともに、前記スラット端部品からスラットの長手方向に延出させた支持軸に回動自在なガイドローラが設けられたスラットカーテンと、壁部開口の間口方向両側に、上下方向に延在して設けられたサイドフレームと、該サイドフレームに内設され前記スラットカーテンのガイドローラを挿入してスラットカーテンの昇降を案内するガイドレールと、前記一対のサイドフレームの上部に固定され前記スラットカーテンを巻き取る巻取機構とを具備したシャッター装置であって、
    前記ガイドローラの直径が前記スラット端部品の厚み寸法より小さく形成され、
    前記ガイドレールが前記ガイドローラを挟む一方及び他方の長尺ガイド板からなり、
    一方の長尺ガイド板(81)が、スラットの長手方向に平行なサイドフレームの固定面に、スラットの長手方向に長い長穴(85)を介して螺着され、他方の長尺ガイド板(83)が、スラットの長手方向に直交するサイドフレームの固定面に、複数のスペーサ(89)を介在させて螺着され、前記一方の長尺ガイド板(81)は、前記長穴(85)を介して前記スラット端部品(73)から離反する方向に移設自在とされ、前記他方の長尺ガイド板(83)は、前記スペーサ(89)を着脱させることで前記スラット端部品(73)から離反する方向に移設自在とされることを特徴とするシャッター装置。
  2. 前記スペーサ(89)が介在される前記スラットの長手方向に直交するサイドフレームの固定面は、サイドフレームの底板に固定されたL形金具(97)の垂直面により形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシャッター装置。
  3. それぞれの前記サイドフレームの上部に、前記巻取機構へ向かって突出するスタッドボルトが固設され、
    巻取機構を固定支持するための巻取機構両側のブラケットに、該スタッドボルトを螺着する上下方向に長い固定用のブラケット穴が穿設されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシャッター装置。
  4. 前記巻取機構を構成する左右の巻取板は、前記スラットカーテン両側のスラット端部品のみを巻き取ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシャッター装置。
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