JP7336360B2 - 開閉装置設置構造及び該開閉装置設置構造の矯正方法 - Google Patents
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Description
このような窓用シャッター装置では、開閉体表面の下端側における開閉体幅方向の両端側の露出部分であって、ガイドレールの近傍となる位置に、戸当りと呼称される部品が止着されている。この戸当りは、開閉体が開放動作した際に、上方の収納ケースの開口縁に当接して、開閉体が収納ケース内に引き込まれないようにするものである。
このため、開閉体が上下方向へ開閉動作した際に、開閉体表面の上記戸当りが、ガイドレールに擦れたり当接したりして、開閉動作に支障をきたすおそれがある。
上下方向へスライドして開口部を開閉する開閉体と、前記開閉体の幅方向の端部側を上下方向へ案内するガイドレールとを備え、前記ガイドレールを、上下方向に間隔を置いた複数の止着具により見込み方向側の被装着部に止着するようにした開閉装置設置構造における矯正方法であって、前記ガイドレールに、上下方向に間隔を置いた三以上の止着具挿通孔を設け、前記三以上の止着具挿通孔のうち、中央側の一部の止着具挿通孔を前記止着具を挿通しない状態に保持するとともに、前記一部の止着具挿通孔の上下両側の止着具挿通孔にそれぞれ前記止着具を挿通して該止着具を前記被装着部に止着し、前記被装着部の開口部側への移動に伴って、前記ガイドレールにおける前記一部の止着具挿通孔寄り部分に開口部側への撓みを生じた場合に、前記ガイドレールにおける前記一部の止着具挿通孔に対応する部分を反開口部側へ押圧して前記撓みを矯正する工程と、この後に、前記ガイドレールの前記一部の止着具挿通孔に止着具を挿通してこの止着具を前記被装着部に止着する工程とを含むことを特徴とする開閉装置設置構造の矯正方法。
第1の特徴は、上下方向へスライドして開口部を開閉する開閉体と、前記開閉体の幅方向の端部側を上下方向へ案内するガイドレールとを備え、前記ガイドレールを、上下方向に間隔を置いた三以上の止着具により見込み方向側の被装着部に止着するようにした開閉装置設置構造において、前記ガイドレールには、前記三以上の止着具にそれぞれ対応して三以上の止着具挿通孔が設けられ、前記ガイドレールは、前記被装着部に対し、予め設定された撓み想定量以上の開口部側への移動が可能なように係合し、前記三以上の止着具挿通孔のうち、少なくとも上下方向の中央寄りの止着具挿通孔は、前記撓み想定量を含むように、見付方向の寸法が設定され、前記中央寄りの止着具挿通孔に挿通される止着具は、前記中央寄りの止着具挿通孔における反開口部寄りに配置され、前記ガイドレールと前記被装着部とを固定している(図1~図4参照)。
この構成によれば、例えば経年変化に起因する変形等により、被装着部が開口部側へ移動し、この変形に伴ってガイドレールの上下方向の中央寄りが開口部側へ撓んだ場合に、前記中央寄りの止着具の止着状態を一旦弛緩して、ガイドレールの撓みを矯正し、前記中央寄りの止着具を止着し直せば、ガイドレールの撓みを矯正することができる。
前記被装着部には、前記三以上の止着具にそれぞれ対応して三以上の止着具挿通孔が設けられ、
前記ガイドレールは、前記被装着部に対し、予め設定された撓み想定量以上の開口部側への移動が可能なように係合し、
前記三以上の止着具挿通孔のうち、少なくとも上下方向の中央寄りの止着具挿通孔は、前記撓み想定量を含むように、見付方向の寸法が設定され、
前記中央寄りの止着具挿通孔に挿通される止着具は、前記中央寄りの止着具挿通孔における開口部寄りに配置され、前記ガイドレールと前記被装着部とを固定している(図9~図10参照)。
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明において、「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の開閉体の厚さ方向を意味し、この「開閉体厚さ方向」と「見込み方向」は同方向である。
また、「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、開閉体の厚さ方向ではない方向を意味し、「開閉体幅方向」と「見付け方向」は同方向である。
また、「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
また、以下の説明では、開閉体厚さ方向において、屋外側を前、屋内側を後と表現する場合がある。
この開閉装置Aは、上下方向へスライドして開口部を開閉する開閉体10と、開閉体10の幅方向の両端部側をそれぞれ上下方向へ案内するガイドレール20,20と、開閉体10をその開放方向側で収納する収納部30と、全閉状態の開閉体10の閉鎖方向端部に対向する下枠40とを具備して、窓用シャッター装置を構成している(図1参照)。この開閉装置Aは、建物等の構造物の窓サッシSに止着される(図2参照)。
窓サッシSは、構造物の矩形状の開口部に嵌りあう正面視矩形枠状に構成され、屋外側に臨む見付け面を、開閉装置Aを装着するための被装着部s1にしており、比較的長尺な止着具(ネジ等)によって構造物の壁面等に止着固定される。
なお、被装着部s1の他例としては、開閉装置Aの設置対象である躯体壁や、柱、その他の不動の部材とすることが可能である。
この開閉体10の幅方向の端部はガイドレール20内に挿入され、該端部には、必要に応じて、ガイドレール20内から抜けないように係合する抜止め部材(図示せず)が設けられる。
この全開ストッパ13は、開閉体10の全開時に収納部30の収納ケース31下端の開口31aの縁に当接して、開閉体10の下端が収納部30内に引き込まれないようにする。この全開ストッパ13は、戸当りと呼称される場合がある。
詳細に説明すれば、このガイドレール20は、図2に横断面形状を示すように、開閉体10の幅方向の端部を凹状に囲んで上下方向へ案内するガイド本体部21と、このガイド本体部21の後方側に接続された止着柱部22とから構成される。
これらガイド本体部21と止着柱部22は、図示例によれば、一端側の止着具(ネジやボルト等)と、他端側の凹凸状の嵌合により接続される。なお、これらガイド本体部21と止着柱部22は、予め一体に形成された部材とすることも可能である。
各リブ22bは、横断面凸曲面状の突端部を有し、上下方向へわたって連続している。
このため、開閉装置A全体の組立精度を向上できる上、後述するガイドレール20の撓み矯正の際に、その作業性を向上することができる。
ガイドレール20における止着柱部22の止着部22aは、三以上(図示例によれば三つ)の止着具挿通孔22a1にそれぞれ挿通される三以上の止着具23,23aによって、見込み方向側の被装着部s1に止着されている(図3(b1)参照)。
なお、各止着具23,23aは、止着部22aと被装着部s1に挿通されて、これら二部材を止着固定するものであればよく、他例としては、ボルトとナットや、リベット等とすることも可能である。
しかし、経年変化や地震等により構造物側が変形した場合、同図1に二点鎖線で示すように、左右のガイドレール20,20は、それぞれ、開口部側へ弓状に変形する場合がある。
ひいては、開閉体10を開閉動作した際に、全開ストッパ13がガイドレール20に干渉するようなことを防ぐことができる。
次に、本発明に係る開閉装置の設置構造及び矯正方法について、図5~図6に示す他の実施態様を説明する。
詳細に説明すれば、この矯正方法が適用される開閉装置設置構造では、図5(a1)に示すように、ガイドレール20における止着部22aに、上下方向に間隔を置いた三以上(図示例によれば三つ)の丸孔状の止着具挿通孔22a2が設けられる。そして、これら三以上の止着具挿通孔22a2のうち、中央側の一部(図示例によれば一つ)の止着具挿通孔22a2を、止着具23aを挿通しない状態に保持するとともに、前記一部の止着具挿通孔22a2の上下両側の止着具挿通孔22a2,22a2に、それぞれ止着具23,23を挿通して、各止着具23を被装着部s1に螺合し締め付けて止着固定する。
止着具23aが螺合される被装着部s1側の雌ネジ孔は、予め工場等で穿設されていてもよいし、設置現場等で新たに穿設されたものであってもよい。
次に、本発明に係る開閉装置の設置構造及び矯正方法について、図7~図8に示す他の実施態様を説明する。
そして、ガイドレール20において止着具23aが取り除かれた止着具挿通孔22a2に対応する部分を、反開口部側へ押圧して、ガイドレール20の撓みを矯正する(図8(c1,c2)参照)。
なお、新たな止着具挿通孔22a2’,22a2’は、他例としては、単数又は三以上にしてもよいし、横幅方向に複数設けてもよい。
<第四の実施態様>
この実施態様では、ガイドレール側の止着部22aを止着部22a’に置換し、窓サッシ側の被装着部s1を被装着部s1’に置換し、止着具23,23aを、止着具23’,23a’と止着補助具23bに置換したものである。
これら三以上の止着具挿通孔s1aのうち、少なくとも上下方向の中央寄り(図示例によれば全部)の止着具挿通孔s1aは、撓み想定量xを含むように、見付方向の寸法が設定される。
なお、この止着具23’,23a’及び止着補助具23bは、止着部22a’と被装着部s1’に挿通されて、これら二部材を止着固定するものであればよく、例えば、リベット等を用いることも可能である。
ここで、前記リベットには、先端側を塑性変形させて拡径する態様や、先端側に円筒状の補助部材を接続する態様等を含む。
20:ガイドレール
21:ガイド本体部
22:止着柱部
22a,22a’:止着部
22a1,22a2,22a2’,s1a:止着具挿通孔
23,23a:止着具
A:開閉装置
S:窓サッシ
s1,s1’:被装着部
x:撓み想定量
Claims (5)
- 上下方向へスライドして開口部を開閉する開閉体と、前記開閉体の幅方向の端部側を上下方向へ案内するガイドレールとを備え、前記ガイドレールを、上下方向に間隔を置いた複数の止着具により見込み方向側の被装着部に止着するようにした開閉装置設置構造における矯正方法であって、
前記ガイドレールに、上下方向に間隔を置いた三以上の止着具挿通孔を設け、前記三以上の止着具挿通孔のうち、中央側の一部の止着具挿通孔を前記止着具を挿通しない状態に保持するとともに、前記一部の止着具挿通孔の上下両側の止着具挿通孔にそれぞれ前記止着具を挿通して該止着具を前記被装着部に止着し、
前記被装着部の開口部側への移動に伴って、前記ガイドレールにおける前記一部の止着具挿通孔寄り部分に開口部側への撓みを生じた場合に、前記ガイドレールにおける前記一部の止着具挿通孔に対応する部分を反開口部側へ押圧して前記撓みを矯正する工程と、この後に、前記ガイドレールの前記一部の止着具挿通孔に止着具を挿通してこの止着具を前記被装着部に止着する工程とを含むことを特徴とする開閉装置設置構造の矯正方法。 - 上下方向に間隔を置いた前記止着具挿通孔が三つであり、中央側の前記一部の止着具挿通孔が一つであることを特徴とする請求項1記載の開閉装置設置構造の矯正方法。
- 前記止着具挿通孔が丸孔状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置設置構造の矯正方法。
- 前記一部の止着具挿通孔に挿通される前記止着具が螺合される雌ネジ孔を、前記被装着部に予め設けるようにしたことを特徴とする請求項1~3何れか1項記載の開閉装置設置構造の矯正方法。
- 前記一部の止着具挿通孔に挿通される前記止着具が螺合される雌ネジ孔を、設置現場で設けるようにしたことを特徴とする請求項1~3何れか1項記載の開閉装置設置構造の矯正方法。
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