JP4279442B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球を排出する排出手段を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機には、目標数に応じた排出動作により遊技球を排出するものがある。例えばパチンコ機では、遊技球の入賞に応じて決定された排出すべき遊技球数(排出要求数)が、遊技制御装置から排出制御装置に送られると、排出制御装置は、この排出要求数に基づいて目標数の設定を行い、この目標数の排出がなされるように排出手段を制御する。排出された遊技球数は、検出センサにより検出され、計数される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような遊技機では、一つの排出動作による排出数に、その排出動作の目標数との不整合が生じた場合には、計数に関する異常発生と判断して、排出中止等の対応を行っていた。
【0004】
しかしながら、このように計数の異常があるたびに排出を中止していたのでは、排出手段等に深刻な異常が発生しているのではないにもかかわらず、遊技の中断が頻繁になされてしまう可能性がある。したがって、計数に関する軽微な異常が発生したに過ぎない場合には、遊技球排出を完全に中断したくない。例えば、パチンコ機で大当たりが発生しているような場合には、排出手段から供給される遊技球が無くなってしまうと、遊技に重大な影響があるので、遊技者に大当たり中の遊技に必要な遊技球程度は供給され続けるようにしたい。
【0005】
その一方で、計数に関する異常が発生しているのにもかかわらず、通常通りに排出を続けたのでは、例えば不正行為等が行われている場合には、その被害(排出されてしまう遊技球数)が多大となってしまう。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、遊技球を排出する排出手段を備えた遊技機において、遊技球排出の検出(計数)に関する異常に対して、適切な対処を行いうるものを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、目標数に応じた排出動作で遊技球を排出する排出手段と、この排出手段から排出された遊技球を検出して計数する遊技球検出手段と、を備えた遊技機において、前記遊技球検出手段による計数の異常を判定する計数異常判定手段と、この計数異常判定手段により異常ありと判定された場合に次回の排出動作までの時間間隔を通常の時間間隔よりも長くする排出間隔延長手段とを、備え、前記排出手段は、遊技の進行に応じて決定された目標数を排出すべく実行される基本排出と、一つの排出動作において前記遊技球検出手段により計数された遊技球数の目標数に対する不足数を新たな目標数とする補正排出とを、排出動作として実行するものであり、前記排出間隔延長手段は、所定回数以上の補正排出が必要となった場合に、2回目以降の補正排出を行う前の排出間隔を通常の時間間隔よりも長くすることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用および効果】
本発明では、目標数に応じた排出動作で遊技球を排出する排出手段と、この排出手段から排出された遊技球を検出して計数する遊技球検出手段と、を備えた遊技機において、前記遊技球検出手段による計数の異常を判定する計数異常判定手段と、この計数異常判定手段により異常ありと判定された場合に次回の排出動作までの時間間隔を通常の時間間隔よりも長くする排出間隔延長手段とを、備え、前記排出手段は、遊技の進行に応じて決定された目標数を排出すべく実行される基本排出と、一つの排出動作において前記遊技球検出手段により計数された遊技球数の目標数に対する不足数を新たな目標数とする補正排出とを、排出動作として実行するものであり、前記排出間隔延長手段は、所定回数以上の補正排出が必要となった場合に、2回目以降の補正排出を行う前の排出間隔を通常の時間間隔よりも長くする(例えば、実施の形態におけるウエイトディレイが実行される)ので、排出動作のペースがゆっくりとなる。したがって、遊技球排出が完全にストップすることはなく、遊技に必要な遊技球は供給され続ける一方で、深刻な異常が発生していた場合(不正行為等が行われていた場合)に、この異常が発見されるまでに不適切に排出されてしまう遊技球数を少なくすることができる。また、次回の排出動作までの時間間隔が長くなることにより、この時間中に球詰まり等が自然に解消される機会が与えられることにもなる。
【0013】
また、補正排出が判定基準回数以上となって深刻な異常が発生している可能性がある場合には、次回の排出動作までの時間間隔が長くされ、異常状態に対して適切に対応できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0018】
図1には、遊技機(パチンコ遊技機)1にカード球貸ユニット2を併設したCR機を示す。
【0019】
遊技機1の前面枠3は、本体枠(外枠)4にヒンジ5を介して開閉回動可能に組付けられる。遊技盤6は、この前面枠3の裏面に取り付けられた収納フレームに収装される。
【0020】
遊技盤6の表面には、表示装置8、大入賞口を内部に備えた変動入賞装置10、一般入賞口11〜15、始動口16が配設された遊技領域が形成される。前面枠3の前面には、遊技盤6の前面を覆うカバーガラス18が取り付けられる。
【0021】
前面枠3の下部の開閉パネル20には遊技球を打球発射装置に供給する上皿21が、固定パネル22には下皿23、打球発射装置の操作部24等がそれぞれ配設される。
【0022】
カバーガラス18の枠の上部には、第1報知ランプ31、第2報知ランプ32が設けられる。これら第1、第2の報知ランプ31、32は、点灯により異常状態の発生を報知するものである。
【0023】
カード球貸ユニット2には、前面のカード挿入部25に挿入されたカード(プリペイドカード等)のデータの読込、書込等を行うカードリーダ/ライタと球貸制御装置が内蔵されている。
【0024】
カード球貸ユニット用の操作パネルは、遊技機1の上皿21の外面に形成される。この操作パネルには、カードの残高を表示するカード残高表示部(図示せず)と、球貸しを指令する球貸しスイッチ28と、カードの返却を指令するカード返却スイッチ30等が設けられる。
【0025】
図2には、遊技機1ならびにカード球貸ユニット2の裏側を示す。
【0026】
遊技盤6の裏面側には、大入賞口、一般入賞口11〜15、始動口16に入賞した入賞球を案内する入賞球集合カバー(図示しない)、表示制御装置150、装飾制御装置200、音制御装置250、遊技盤用外部端子41等が取り付けられる。
【0027】
前面枠3の収納フレームの裏面側には、裏機構盤35が取り付けられる。この裏機構盤35の中央部には、遊技盤6の裏面側の各装置(表示制御装置150、装飾制御装置200、音制御装置250等)を点検するための開口窓部33が設けられている。
【0028】
裏機構盤35の上部には、遊技球を貯留する球貯留タンク36、球貯留タンク36の球を樋ユニット部(半端センサユニット)38に導く誘導樋37が取り付けられる。誘導樋37ならびに樋ユニット部38は2条の流路に形成される。樋ユニット部38には、排出ユニット600へ供給されるべき遊技球の不足を検出する半端球検出スイッチが備えられる。
【0029】
裏機構盤35の上部右側には、ターミナル基板42が備えられる。このターミナル基板42に設けられた枠用外部出力端子42Aには、管理装置(遊技店において複数の遊技機1を管理するホストコンピュータ)への外部信号線が接続される。また、ターミナル基板42は、外部(遊技店の島設備)からの電源供給線が接続される中継基板である。
【0030】
裏機構盤35の開口窓部の右側には、樋ユニット部38の球を遊技機前面側の上皿21、下皿23に払い出す排出装置(排出ユニット600および流路切換ユニット700)が取り付けられる。
【0031】
裏機構盤35の上部左側には、電源供給装置300が取り付けられる。また裏機構盤35の下部には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置100、排出ユニット600を制御する排出制御装置400、打球発射装置500を制御する発射制御装置550、カード球貸ユニット用中継基板43等が取り付けられる。
【0032】
カード球貸ユニット2のカード挿入部25にカードを挿入して、カード球貸ユニット用の操作パネル26の球貸しスイッチ28を押すと、カード球貸ユニット2から排出制御装置400に球貸し要求が出され、排出制御装置400により排出ユニット600が駆動され、排出装置から所定数の貸球が上皿21等に払い出される。
【0033】
また、打球発射装置より遊技領域に発射された球が一般入賞口11〜15、始動口16、大入賞口に入賞すると、遊技制御装置100から賞球制御指令が排出制御装置400に送られ、排出制御装置400により球排出ユニット600が駆動され、排出装置から所定数の賞球が上皿21等に払い出される。
【0034】
図3、図4には、排出ユニット600および流路切換ユニット700からなる排出関連ユニットを詳細に示す。
【0035】
なお、排出ユニット600および流路切換ユニット700は、2系統の球流路(球流路602、および導入路702から排出路705に至る遊技球流路)により遊技球排出を行うものであるが、図3、図4には、そのうち1系統を断面図で示し、以下の説明ではこの1系統について代表して説明をする。なお、他の1系統は、図3、図4の紙面奥側に並列に設けられている。
【0036】
図示されるように、排出ユニット600と流路切換ユニット700は、上下に一体に組み付けられて、排出関連ユニットを構成している。
【0037】
排出ユニット600は、遊技球の排出機構であって、ケーシング601、球送出部610、パルスモータ620、ストッパ機構630等から構成される。
【0038】
透明なケーシング601には、球流路602が形成されている。上方の樋ユニット部38からの遊技球は、球入口603から球流路602に導入され、球出口604から下方の流路切換ユニット700に排出される。
【0039】
球送出部610は、球流路602に臨むように設けられる。この球送出部610には、スプロケット(切り欠き円盤)611、612と従動歯車(図示せず)が、ケーシング601内に軸支された同一の回転軸613に固定されて備えられ、同期回動するようになっている。なお、スプロケット612は、図3、図4には流路が図示されない側の系統のスプロケットであって、図示されないもう一つの球流路602に臨むように配設されている。
【0040】
スプロケット611、612外周の歯の間の部分は、等間隔に並ぶ複数(実施の形態では8個)の球受部614となっており、これらの球受部614の一部が、球流路602に臨んでいる。これにより、球流路602を通過する遊技球は、一つの球受部614に一球ずつ保持されるようにして、スプロケット611、612の回転動作とともに順次送り出される。したがって、排出ユニット600からは、スプロケット611、612の動作量(回転量)に比例した個数の遊技球が排出されることになる。
【0041】
なお、2つの系統のスプロケット611、612は、互いに球受部614の1/2個分だけ位相がずれた状態で、回転軸613に固定されている。これにより、スプロケット611、612からの遊技球の送り出しは各系統から交互になされ、排出ユニット600からの遊技球排出を迅速かつスムーズに行うことができる。
【0042】
パルスモータ620の回転軸には、図示されない原動歯車と、ストッパ機構630の回動規制歯車631とが固定されている。この原動歯車と球送出部610の従動歯車の間には、伝達歯車622が配設される。これにより、従動歯車とスプロケット611、612は、パルスモータ620により一体に回転駆動される。
【0043】
ストッパ機構630は、パルスモータ620の回転を規制するもので、回動規制歯車631、ストッパ部材633、リターンスプリング635、ストッパソレノイド636等から構成される。
【0044】
回動規制歯車631の外周には、上述したスプロケット611外周の球受部614と同数のラチェット歯632が、等間隔に形成されている。これらのラチェット歯632に、ストッパ部材(フラッパ)633が係合することにより、回動規制歯車631の回動(図4における時計回りの回動)が禁止される。なお、回動規制歯車631とストッパ部材633はラチェット機構を構成しており、係合時でも逆回転(図4における反時計回りの回動)は許容される。
【0045】
ストッパ部材633は、掛止部634に上端側が揺動可能に支持され、揺動によりラチェット歯632に係脱可能となっているもので、常態ではリターンスプリング635に付勢されてラチェット歯632に係合している。
【0046】
これに対して、ストッパソレノイド636に通電すると、ストッパ部材633は、ストッパソレノイド636側に吸着され、リターンスプリング635に抗して後退する。これにより、ストッパ部材633と回動規制歯車631の係合が解除され、パルスモータ620が回動可能となる。
【0047】
このようにストッパ機構630を備えることにより、パルスモータ620が回転の慣性や遊技球の重みで余分に回転してしまうことを防止でき、スプロケット611の回転量を排出制御装置200によって正確に制御できる。
【0048】
流路切換ユニット700は、ケーシング701に、導入路702から排出路705に至る遊技球流路を備えている。導入路702は、排出ユニット600の球流路602の下端に(それぞれの系統毎に)連結している。
【0049】
遊技球流路は、賞球としての遊技球が導入される賞球流路703と、貸球としての遊技球が導入される貸球流路704に分岐する。賞球流路703、貸球流路704には、それぞれ賞球検出センサ713、貸球検出センサ714が備えられ、通過した遊技球の数を流路毎にカウントできるようになっている。
【0050】
賞球流路703と貸球流路704の分岐部には、流路切換弁720が設けられる。流路切換弁720は、回動軸721の回りで回動して、賞球流路703と貸球流路704の入口を選択的に閉鎖するものである。
【0051】
流路切換弁720は、流路切換ソレノイド(装置)730のプランジャ731に、連係部材722、723を介して連係している。
【0052】
この流路切換ソレノイド730は、ラッチングタイプのものであり、通電方向の切り換えによりプランジャ731の位置が選択的に変更されるとともに、通電OFF後にはその時点でのプランジャ731の位置が保持されるものである。
【0053】
詳しく説明すると、プランジャ731は外周に固定された永久磁石732により磁化されているとともに、プランジャ731外周にはソレノイド733が配設されており、このソレノイド733への通電方向の切り換えにより、上方または下方に駆動される。また、プランジャ731の上下にはそれぞれ金属製の固定部材734、固定板735が備えられ、プランジャ731が上方に駆動された場合にはその上端部が磁力により固定部材734に接着し、プランジャ731が下方に駆動された場合にはその下端部が磁力により固定板735に接着する。したがって、ソレノイド733への通電をOFFした場合でも、プランジャ731の位置は、固定部材734または固定板735に接着した位置に保たれる。
【0054】
連係部材723は軸724に軸支されたもので、一端はプランジャ731の下端と接続部材725を介して連係し、他端は連係部材722に歯合している。連係部材722は、流路切換弁720の回転軸721に固定されたもので、流路切換弁720と一体に回動する。なお、連係部材722は保持スプリング725により付勢され、流路切換弁720にぐらつきが生じないようにされている。
【0055】
このような構成により、流路切換弁720の弁位置は、ソレノイド733への通電によるプランジャ731の上下動とともに切り換えられるとともに、ソレノイド733への通電OFF後にも、通電直前の位置が保持される。
【0056】
すなわち、図3に示すように、ソレノイド733への通電によりプランジャ731を下方に駆動すると、連係部材723は反時計回りに、連係部材722は時計回りにそれぞれ回動し、流路切換弁720は貸球流路704を閉鎖して賞球流路703を開放する弁位置(賞球側の弁位置)に切り換わる。この結果、導入路702に導入された遊技球は、総て賞球流路703に流れ込み、賞球検出センサ713により検出される。また、この状態でソレノイド733への通電をOFFとしても、プランジャ731は固定板735と接着した位置に保持されるから、流路切換弁720もそのまま賞球側の弁位置を保持する。
【0057】
一方、図4に示すように、ソレノイド733への通電によりプランジャ731を上方に駆動すると、連係部材723は時計回りに、連係部材722は反時計回りにそれぞれ回動し、流路切換弁720は賞球流路703を閉鎖して貸球流路704を開放する弁位置(貸球側の弁位置)に切り換わる。この結果、導入路702に導入された遊技球は、総て貸球流路704に流れ込み、貸球検出センサ714により検出される。また、この状態でソレノイド733への通電をOFFとしても、プランジャ731は固定部材734と接着した位置に保持されるから、流路切換弁720もそのまま貸球側の弁位置を保持する。
【0058】
賞球流路703と貸球流路704は下流の排出路705において合流する。遊技球はこの排出路705から下方に排出され、上皿21に至る。
【0059】
中継基板740は、賞球検出センサ713による検出信号の排出制御装置400および遊技制御装置100への送信、貸球検出センサ714による検出信号の排出制御装置400への送信を中継するものである。
【0060】
なお、流路切換弁720は、本実施の形態のようなラッチングタイプのものとは限られず、例えば、流路切換ソレノイド730にリターンスプリングを備えることにより、流路切換ソレノイド730への非通電状態では一方の弁位置(例えば賞球側)に固定され、通電により他方の弁位置に切り換えられるものとしてもよい。
【0061】
図5は、遊技機1の制御系の一部を示すブロック構成図である。
【0062】
遊技制御装置100は、排出制御装置400等の各種制御装置(表示制御装置150、装飾制御装置200、音制御装置300は図示を省略する)に制御指令を送信して、遊技を統轄的に制御する主制御装置であり、CPU101、ROM102、RAM103、バス・インターフェイス104等から構成される。
【0063】
CPU101は遊技制御装置100による制御(遊技制御)を司るIC、ROM102は遊技制御のための不変の情報(各種プログラム、各種定数等)を記憶している記憶手段である。また、RAM103は、遊技制御時にワークエリアとして利用される記憶手段であり、バックアップエリアと制御エリアとから構成される。ここで、バックアップエリアとは、停電時にもデータ内容がバックアップされ、停電からの再開時にも原則としてデータ内容が初期化されないエリアで、チェックデータの他、後述する確認カウンタ値等、停電後にも保存されるべきデータが記憶されている。また、制御エリアは、バックアップエリア以外の領域で、各種タイマ値等が記憶されている。
【0064】
遊技制御装置100には、各種入賞口(一般入賞口11〜15、始動口16、大入賞口等)毎に設けられて遊技球入賞を検出する入賞検出センサ群50からの検出信号が入力される。遊技制御装置100は、これらの入賞検出に基づいて、大当たりの抽選等を行うとともに、各種制御装置や、変動入賞装置10等の各種装置を制御する。例えば、各種入賞口への入賞があると、その入賞口の種類に対応した賞球排出を行うように、排出制御装置400に賞球制御指令を送信する。この場合、賞球制御指令に含められた賞球数(排出要求数)は、確認カウンタに累積記憶される。
【0065】
なお、遊技制御装置100と各種制御装置(表示制御装置150、装飾制御装置200、音制御装置250、排出制御装置400)との通信形態は、遊技制御装置100から各種制御装置への単方向通信となっている。これにより、遊技制御装置100に各種制御装置との接続線を通じて不正な信号が入力されないようにでき、遊技の信頼性を高めることができる。
【0066】
また、遊技制御装置100には、第1賞球検出センサ713A、第2賞球検出センサ713Bによる検出信号が、中継基板740を介して入力される。ここで、第1賞球検出センサ713A、第2賞球検出センサ713Bは、それぞれ、第1系統、第2系統の賞球流路703に設けられた賞球検出センサ713を意味する。遊技制御装置100は、この賞球検出に基づいて、排出された賞球数を計数し、賞球検出分を確認カウンタ値から減算するとともに、所定の送信単位数(例えば10個)の賞球排出が検出される度に、賞球排出確認信号を、枠用外部出力端子42Aを介して、管理装置(遊技店において複数の遊技機1を管理するホストコンピュータ)に向けて送信する。
【0067】
排出制御装置400は、CPU401、ROM402,RAM403、入出力インターフェイス404、ドライブ回路405等から構成される。
【0068】
CPU401は排出制御装置400による各種制御(後述するメイン処理、停電割り込み処理等)を司るIC、ROM402はこれらの制御のための不変の情報(各種プログラム、各種定数等)を記憶している記憶手段である。
【0069】
RAM403は、制御時にワークエリアとして利用される記憶手段であり、停電時にもデータ内容がバックアップされるバックアップエリアと、それ以外の制御エリアとから構成される。バックアップエリアには、チェックデータの他、後述する排出カウンタ値、貯留カウンタ値等が記憶されている。また、制御エリアには、各種タイマ値等が記憶されている。
【0070】
排出制御装置400は、排出関連の制御を行う制御装置であり、遊技制御装置100からの賞球制御指令またはカードユニット2からの貸球制御指令に基づいて、ドライブ回路405により、排出ユニット600(パルスモータ620およびストッパソレノイド636)および流路切換ユニット700(流路切換ソレノイド730)を駆動し、賞球または貸球の排出を行わせる。
【0071】
詳しく説明すると、排出制御装置400は、賞球制御指令を受けると、この制御指令に含まれている排出要求数を、RAM403の貯留カウンタに累積記憶する。この貯留カウンタの形態としては、指令された排出要求数自体を積算して記憶するものや、排出要求数の種類(個数)毎に指令された件数を積算して記憶するもの等がある。
【0072】
貯留カウンタに記憶がある場合、排出制御装置400は、貯留カウンタに記憶されている排出要求数を排出カウンタに順次設定する。そして、流路切換ソレノイド730に通電をして流路切換弁720を賞球側に設定した後、排出カウンタに設定された値の球を排出するように、パルスモータ620にパルス送信して、賞球排出を行わせる。
【0073】
また、貸球制御指令があった場合には、貸球排出数を排出カウンタに設定するとともに、流路切換ソレノイド730に通電して流路切換弁720を貸球側に設定した後、パルスモータ620に排出カウンタに設定された球数分のパルス送信を行って、貸球排出を行わせる。
【0074】
このように排出された遊技球数は、第1賞球検出センサ713A、第2の賞球センサ713Bまたは第1貸球排出センサ714A、第2貸球センサ714Bにより検出され、中継基板740を介して、排出制御装置400に入力される。ここで、第1貸球検出センサ714A、第2貸球検出センサ714Bは、それぞれ、第1系統、第2系統の貸球流路703に設けられた貸球検出センサ714を意味する。この検出信号の入力により、賞球検出分の貯留カウンタ値、または貸球検出分の排出カウンタ値が減算される。
【0075】
なお、入出力インターフェイス404は、第1賞球検出センサ713A、第2章球検出センサ713B、第1貸球検出センサ714A、第2貸球検出センサ714Bの信号レベルを受け入れる回路であるが、この入出力インターフェイス404の入力部には、これらのセンサで遊技球を検出したときの信号レベルが、センサ信号を伝達する信号線が断線した場合と同じ信号レベルを示すように、プルアップ抵抗が備えられている。
【0076】
電源供給装置300は、弾球遊技機の各種装置に電源供給する装置であって、整流回路301、平滑回路302、電圧変換回路303、304、305、停電検出回路306、バックアップコンデンサ307等から構成される。
【0077】
整流回路301は、電源供給装置300外部から供給されてきた24Vの交流電圧を24Vの直流電圧に変換する回路である。平滑回路302は、この24Vの直流電圧を32Vの直流電圧に変換する回路である。
【0078】
電圧変換回路303、304、305は、平滑回路302からの32V電圧を各種装置の駆動に適した電圧に変換する回路であり、電圧変換回路303からは各種センサ(第1、第2賞球検出センサ713A、713B、第1、第2貸球検出センサ714A、714B等)に12V電圧が、また電圧変換回路304からは各種制御装置に5V電圧が、また電圧変換回路305からは排出制御装置400のドライブ回路405に18V電圧が、それぞれ供給される。
【0079】
停電検出回路306は、停電発生時に平滑回路302の出力電圧が所定電圧以下へ低下することを監視することにより、停電発生を検出する回路である。この停電検出回路306からは、遊技制御装置100のCPU101、排出制御装置400のCPU401等に停電検出信号の送信がなされ、CPU101およびCPU401においては所定の停電割込処理が実行されることになる。
【0080】
なお、停電時には、電圧の高い電源から順に、所定電圧の供給ができなくなっていくことになるから、停電検出回路306による停電検出後もしばらくの間は、供給電圧の低い12V電圧、5V電圧等からは電源供給が続き、各種センサや各種制御装置は動作を続け、この間に、停電割込処理が実行される。
【0081】
バックアップコンデンサ307は、停電発生時に、遊技制御装置100のRAM103および排出制御装置400のRAM403に電源供給し、RAM103、403内の記憶を保存するためのバックアップ電源である。
【0082】
図6は、遊技制御装置100における賞球排出数の監視と関連する処理を示すフローチャートである。
【0083】
電源投入されると、まずステップS1において初期化処理が実行され、RAM103のクリア等の処理がなされる。このRAM103のクリアでは、チェックデータに異常が発見されない限り、制御エリアのみがクリアされ、バックアップエリア内のデータ(例えば確認カウンタ値)はそのまま保存される。
【0084】
ステップS2では、いずれかの入賞口(一般入賞口11〜15、始動口16、大入賞口等)への入賞が入賞検出センサ群50によって検出されたか否かの判定がなされ、入賞検出があればステップS3に進み、無ければステップS5に進む。
【0085】
ステップS3では、入賞検出された入賞口に対応する排出要求数を含む賞球制御指令を送信する。ステップS4では、ステップS3で送信された賞球制御指令に含まれる排出要求数分だけ、確認カウンタを加算更新する。
【0086】
ステップS5では、第1、第2賞球検出センサ713A、713Bにより賞球の排出が検出されたか否かの判定がなされ、検出があればステップS6に進み、無ければステップS9に進む。
【0087】
ステップS6では、確認カウンタ値を減算更新し、ステップS7では、確認タイマを初期化する。ここで、確認タイマとは、確認カウンタ値に残数があるにもかかわらず賞球検出がなされなかった時間を計るためのタイマである。
【0088】
ステップS8では、確認カウンタ値がマイナスになっていないか否かの判定がなされ、マイナスになっていなければステップS2に戻る。一方、確認カウンタ値がマイナスになっていれば、遊技制御装置100からの指令よりも多くの賞球が排出されてしまったということであるから、ステップS12に進んで異常対応処理を実行する。この異常対応処理では、例えば第1報知ランプ31の点灯によるエラー報知等の処理が実行される。
【0089】
ステップS9では、確認カウンタに残数があるか否か(確認カウンタ値>0であるか否か)の判定がなされ、残数がなければステップS7に進み、残数があればステップS10に進む。
【0090】
ステップS10では、確認タイマを更新する。ステップS11では、確認タイマがタイムアップしたか否かの判定がなされ、タイムアップしていなければステップS2に戻り、タイムアップしていればステップS12の異常対応処理に進む。このように、確認カウンタ値に残数があるにも関わらず、所定時間(確認タイマのタイムアップ時間)以上、賞球排出がなされなかったならば、異常と判定して異常対応処理(例えば第1報知ランプ31の点灯によるエラー報知等)が実行される。
【0091】
このように、賞球排出が正しく行われているか否かの監視は、後述するような排出制御装置400における監視以外に、遊技制御装置100においても実行されるので、賞球排出数の監視および管理は、より確実に行える。
【0092】
図7は、排出制御装置400における排出制御メイン処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0093】
電源投入されると、まずステップS21において初期化処理が実行され、RAM403のクリア等の処理がなされる。なお、このRAM403のクリアにおいては、制御エリアのクリアのみがクリアされ、チェックデータに異常が発見されない限り、バックアップエリアのクリアはなされない。
【0094】
ステップS22では、貸球要求(カードユニット500からの貸球制御指令)があったか否かの判定がなされ、貸球要求があればステップS23に進み、ステップS23〜ステップS32の貸球排出処理を実行する。
【0095】
ステップS23では、排出球識別フラグに「貸球」を設定する。なお、この排出球識別フラグは、後述する排出制御タイマ割り込み処理(図8参照)で、排出された遊技球が賞球であるか貸球であるかを判定するために用いられるもので、「賞球」または「貸球」が設定される。
【0096】
ステップS24では、排出カウンタに単位貸球数K(例えば25個)を設定する。ステップS25では、流路切換ソレノイド730へ通電して、流路切換弁720を貸球側に設定する。
【0097】
ステップS26では、パルスモータ620が排出カウンタ値の排出に必要なだけ動作するように、排出カウンタ値に対応する数のパルスを送信して、パルスモータ620の動作を制御する。続くステップS27では、所定の排出球通過ディレイ時間(排出球が排出ユニット600の排出部から流路切換ユニット700の検出部に至るまで時間がかかることから、これを見込んだ余裕時間で、例えば1秒)の間、遊技球排出を待つ。これらステップS26、ステップS27の処理の間に、第1、第2貸球検出センサ714A、714Bによって検出された貸球の排出数は、排出カウンタから減算される。
【0098】
ステップS28では、流路切換弁720を賞球側に戻す。続くステップS29では、排出カウンタに残数があるか否か(排出カウンタ値>0であるか否か)の判定がなされ、排出カウンタに残数があれば、ステップS30に進み、残数が無ければ、ステップS32に進む。
【0099】
ステップS30では、貸球検出不能フラグがセットされているか否かの判定がなされ、セットされていればステップS31に進んで、10秒間のウエイトディレイを実行してからステップS25に戻り、残数分の貸球排出を行う。一方、貸球検出不能フラグがセットされていなければ、そのままステップS25に戻る。
【0100】
ここで、貸球検出不能フラグとは、貸球排出の検出(計数)に異常が発生したことを示すフラグで、後述する排出制御タイマ割り込み処理(図8参照)でセットされる。貸球検出不能フラグがセットされている場合には、次の排出動作を直ぐには行わず、何もしない待機時間としてウエイトディレイ時間10秒間をおいてから、次の排出動作(ステップS25以下)に移る。このようなウエイトディレイをおくことによって、貸球排出に異常があると考えられる場合には、貸球排出自体を完全に停止してしまわないで、貸球排出のペースを遅くすることができ、異常発生が完全に検知される前に、異常状態のままで排出される貸球数(例えば不正に排出される貸球数)を少なくすることができる。また、このウエイトディレイによって、球詰まり等が自然に解消される機会が与えられることにもなる。
【0101】
ステップS32では、排出球識別フラグを「賞球」に設定して、ステップS22に戻る。このように、貸球排出があった場合には、目標数の排出が完了してからでないと、次の賞球排出が行われない。
【0102】
ステップS22の判定で貸球要求がなければ、ステップS33に進み、ステップS34〜ステップS42の賞球排出処理を実行する。
【0103】
ステップS33では、貯留カウンタに残数(排出要求数の蓄積)があるか否か(貯留カウンタ値>0であるか否か)の判定がなされ、残数がなければステップS22に戻り、残数があればステップS34に進む。
【0104】
ステップS34では、流路切換ソレノイド730へ通電して、流路切換弁720を賞球側に設定する。
【0105】
ステップS35では、賞球検出不能フラグがセットされているか否かの判定がなされ、セットされていればステップS36に進んで、10秒間のウエイトディレイを実行してから、ステップS37に進む。一方、貸球検出不能フラグがセットされていなければ、そのままステップS37に進む。
【0106】
ここで、賞球検出不能フラグとは、賞球排出の検出(計数)に異常が発生したことを示すフラグで、貸球検出不能フラグと同様に、排出制御タイマ割り込み処理(図8参照)でセットされる。この貸球検出不能フラグがセットされている場合には、貸球排出の場合と同様に、10秒間のウエイトディレイをおくことにより、賞球排出を完全にストップすることなく、排出ペースを遅くすることができ、不正行為等による被害を少なくできるとともに、また球詰まり等の異常が自然に解消される機会を確保できる。特に、賞球排出の場合には、大当たり中に遊技球が無くなってしまうことを避けるために賞球排出を完全にストップするのは好ましくないため、このようなウエイトディレイを行う価値は大きい。
【0107】
ステップS37では貯留カウンタ値が規定排出数S(例えばS=15)より大きいか否かの判定がなされ、貯留カウンタ値>SであればステップS38に進み、排出カウンタに規定排出数Sを設定して、ステップS40に進む。このように、貯留カウンタに規定排出数S以上の蓄積がある限り、排出カウンタへは規定排出数Sが設定され、これが排出目標数となる。一方、貯留カウンタ値>0でなければステップS39に進み、排出カウンタにその貯留カウンタ値を設定して、ステップS40に進む。
【0108】
ステップS40では、パルスモータ620が排出カウンタに設定されている排出目標数の排出に必要なだけ動作するように、排出目標数に対応する数のパルスを送信して、パルスモータ620の動作を制御する。続くステップS41では、所定の排出球通過ディレイ時間(排出球が排出ユニット600の排出部から流路切換ユニット700の検出部に至るまで時間がかかることから、これを見込んだ余裕時間)の間、遊技球排出を待つ。これらステップS40、ステップS41の処理の間に、第1、第2賞球検出センサ713A、713Bによって検出された賞球排出数は、貯留カウンタ値から減算される。排出球通過ディレイ時間が経過したら、ステップS22に戻る。
【0109】
図8には、排出制御タイマ割り込み処理の処理手順をフローチャートで示す。この排出制御タイマ割り込み処理は、排出制御装置400において、上記排出制御メイン処理(図7)に対する割り込み処理として、所定の割り込み時間毎に実行される。
【0110】
ステップS51では、第1、第2賞球検出センサ713A、713B、第1、第2貸球検出センサ714A、714Bのセンサレベルが読み込まれる。ステップS52では、これら各検出センサの立ち上がりが判定される。すなわち、いずれかの検出センサのセンサレベルが、非検出レベルから検出レベルに立ち上がった場合に、当該検出センサにより排出球が検出されたと判定する。なお、ここでは詳述しないが、検出センサの立ち上がり判定においては、ノイズの影響を除去するための処理が行われている。
【0111】
ステップS53では、排出球識別フラグ(図6のステップS23、ステップS32参照)が「賞球」であるか否かの判定がなされ、「賞球」であればステップS54に進む。
【0112】
ステップS54では、第1貸球監視タイマ、第2貸球監視タイマを初期化する。ここで、第1貸球監視タイマ、第2貸球監視タイマとは、それぞれ第1貸球検出センサ714A、第2貸球検出センサ714Bに対して設けられるもので、貸球排出中であるにもかかわらず、第1、第2貸球検出センサ714A、714Bによる貸球検出がない時間を計測するタイマである。なお、これら第1、第2貸球監視タイマは、排出制御メイン処理の初期化処理(図7のステップS21)で初期化されるので、遊技機1に電源投入された場合には、その時点から新たにタイマ計測が行われるようになっている。
【0113】
ステップS55では、貯留カウンタに残数があるか否かの判定がなされ、残数が無ければステップS56に進み、あればステップS57に進む。
【0114】
ステップS56では、第1賞球監視タイマ、第2賞球監視タイマを初期化して、ステップS59に進む。ここで、第1賞球監視タイマ、第2賞球監視タイマとは、それぞれ第1賞球検出センサ713A、第2賞球検出センサ713Bに対して設けられるもので、賞球排出中であるにもかかわらず、第1、第2賞球検出センサ713A、713Bによる賞球検出がない時間を計測するタイマである。なお、これら第1、第2賞球監視タイマは、排出制御メイン処理の初期化処理(図7のステップS21)で初期化されるので、遊技機1に電源投入された場合には、その時点から新たにタイマ計測が行われるようになっている。
【0115】
ステップS57、ステップS58では、それぞれ第1賞球センサ立ち上がり検出処理、第2賞球センサ立ち上がり検出処理が実行される。ここで、第1、第2賞球センサ立ち上がり検出処理とは、それぞれ、ステップS52の判定で第1、第2賞球検出センサ713A、713Bのセンサレベルの立ち上がりが検出されたか否かにしたがって、第1、第2賞球監視タイマを初期化または更新する処理である。なお、この第1、第2賞球センサ立ち上がり検出処理の詳しい処理手順については、第1賞球センサ立ち上がり検出処理で代表して、図9に示し、後に説明する。
【0116】
ステップS59では、第1、第2のいずれかの賞球監視タイマがタイムアップしたか(10秒経過したか)否かを判定し、タイムアップしていれば、ステップS60で賞球検出不能フラグをセットして、排出制御メイン処理に復帰する。一方、第1、第2のいずれの賞球監視タイマもタイムアップしていなければ、ステップS62で賞球検出不能フラグをクリアして、排出制御メイン処理に復帰する。このように、貯留カウンタに残数があって賞球排出がなされるべきなのに、所定時間以上にわたって賞球排出が検出されない場合には、賞球排出に関する異常(例えば、▲1▼球詰まり、▲2▼不正行為等により遊技球が排出されているにもかかわらず検出されないようになっている状態等)が発生した可能性ありとして、賞球検出不能フラグをセットする。
【0117】
ステップS53の判定で、排出球識別フラグが「賞球」でなければ(「貸球」であれば)、ステップS62に進む。ステップS62では、第1貸球センサ立ち上がり検出処理が、続くステップS63では、第2貸球センサ立ち上がり検出処理が、それぞれ実行される。ここで、第1、第2貸球センサ立ち上がり検出処理とは、上述の第1、第2賞球センサ立ち上がり検出と同様の処理であり、それぞれ、ステップS52の判定で第1、第2貸球検出センサ714A、714Bのセンサレベルの立ち上がりが検出されたか否かにしたがって、第1、第2貸球監視タイマを初期化または更新する処理である。
【0118】
ステップS64では、第1、第2のいずれかの貸球監視タイマがタイムアップしたか(10秒経過したか)否かを判定し、タイムアップしていれば、ステップS65で賞球検出不能フラグをセットして、排出制御メイン処理に復帰する。一方、第1、第2のいずれの貸球監視タイマもタイムアップしていなければ、ステップS66で賞球検出不能フラグをクリアして、排出制御メイン処理に復帰する。このように、貸球排出中であるのに、所定時間以上にわたって貸球排出が検出されない場合には、貸球排出に関する異常が発生した可能性ありとして、貸球検出不能フラグをセットする。
【0119】
図9には、第1賞球センサ立ち上がり検出処理(図8のステップS57の処理)の処理手順を示すフローチャートである。
【0120】
ステップS71では、第1賞球検出センサ713Aのセンサレベル立ち上がりが検出されたか否かの判定がなされ(図8のステップS52参照)、検出があればステップS72に進み、検出がなければステップS74に進む。
【0121】
ステップS72では、貯留カウンタを−1更新し、続くステップS73では、第1賞球監視タイマを初期化して、ルーチンを終了する。
【0122】
一方、ステップS74では、第1賞球監視タイマを更新して、ルーチンを終了する。
【0123】
なお、第2賞球センサ立ち上がり検出処理(図8のステップS58の処理)は、上記図9のフローチャートの第1賞球検出センサ713A、第1賞球監視タイマを、それぞれ、第2賞球検出センサ713B、第2賞球監視タイマに変更した処理である。また、第1貸球センサ立ち上がり処理(図8のステップS62の処理)は、上記図9のフローチャートの第1賞球検出センサ713A、第1賞球監視タイマ、貯留カウンタを、それぞれ、第1貸球検出センサ714A、第1貸球監視タイマ、排出カウンタに変更した処理である。さらに、第2貸球センサ立ち上がり処理(図8のステップS63の処理)は、上記図9のフローチャートの第1賞球検出センサ713A、第1賞球監視タイマ、貯留カウンタを、第2貸球検出センサ714A、第2貸球監視タイマ、排出カウンタに変更した処理である。
【0124】
つぎに、図10のタイミングチャートにしたがって、作用を説明する。
【0125】
図10は、賞球排出時に、第1賞球検出センサによる検出に異常が発生した場合、ウエイトディレイがどのように行われるかを示すタイミングチャートである。
【0126】
貯留カウンタに残数があると、これが排出カウンタに設定され、この設定値(目標値)の排出をするべくパルスモータ620が駆動される。図10では、最上段のチャートにおいて、ハイレベルでパルスモータ620の駆動を示す。これらの各駆動(排出動作)では、排出カウンタに15個が設定され、パルスモータ620は賞球15球排出分の回転をする。
【0127】
このパルスモータ620の駆動にともなって、賞球は、第1、第2の2つの系統の賞球流路703から排出され、第1賞球検出センサ713A、第2賞球検出センサ713Bで検出される。図には、第1、第2賞球検出センサ713A、713Bによる検出を、パルスの立ち上がりで示す。なお、各パルスモータ620の駆動の後には、排出球通過ディレイ時間(例えば1秒)がおかれ、この間の賞球検出もカウントされるようになっている(図7のステップS41参照)。
【0128】
ここで、図の左端のパルスモータ620の駆動において、何らかの理由で、第1賞球検出センサ713Aによる検出が途絶えたとする。図には、第1賞球検出センサ713Aにより検出されるべき賞球が、3球目から途絶えた様子を、検出されるべきパルスを破線で示すことにより表してある。
【0129】
このように、貯留カウンタに残数があるにもかかわらず、第1賞球検出センサ713Aによる検出がなくなると、この時間は、第1賞球監視タイマにより計測される。そして、最後の賞球検出から所定の監視上限時間(第1賞球監視タイマのタイムアップ時間)が経過したならば、遊技球検出(計数)に関する異常発生と判断し、第1賞球検出不能フラグがセットされ、ウエイトディレイが実行される(図7、図8参照)。
【0130】
すなわち、次回の排出動作(パルスモータ620の駆動)の前には、所定時間(例えば10秒)のウエイトディレイ時間がおかれる。このウエイトディレイにおいては、パルスモータ620が駆動されず、排出ユニット600は、排出動作を行わないまま待機する。
【0131】
このように、排出球が検出されるべきなのに検出されない状態が監視上限時間にわたって継続した場合には、ウエイトディレイが実行されて、異常発生に対する対処がなされる。すなわち、賞球排出または貸球排出のうち、異常が発生していると考えられるものは、ウエイトディレイによってペースがゆっくりとなる。したがって、例えば検出センサによる検出がなされないようにして余分に遊技球を排出させようとする不正行為が行われていた場合に、この異常が発見されるまでに排出されてしまう遊技球数を少なくできる。また、このウエイトディレイ時間は、球詰まり等の異常が自然に解消する機会となりうる。
【0132】
なお、ウエイトディレイ時間Twは、通常状態における連続排出時に個々の排出動作の間におかれるインターバル時間Ti(具体的には排出球通過ディレイ時間)よりも長い時間が設定されている。したがって、計数異常があった場合の排出動作間の時間間隔Ti+Twは、通常時における排出動作間の時間間隔Tiの2倍以上に長くなる。これにより、遊技者や遊技店の店員等は、排出の様子を見た場合に、排出動作間の時間間隔が長くなったことをはっきりと認識することができるので、異常が発生したこと、または不正行為が行われていることを、容易かつ迅速に知ることができる。
【0133】
このように異常発生の検知を容易にするためには、計数異常のときの排出動作間の時間間隔を通常時における時間間隔の2倍以上とすることが望ましい。しかし、本発明はこのような形態に限られるものではなく、計数異常のときの排出動作間の時間間隔が通常時における時間間隔の2倍より短かくすることもできる。この場合でも、計数異常時の排出動作の時間間隔が、通常時における排出動作の時間間隔よりも長くなれば、排出を全体にゆっくりにできるので、不正行為による被害を少なくでき、また、球詰まり等の異常が自然に解消する機会を与えることもできる。
【0134】
この場合、N球の遊技球を排出するのに要する時間をTp(N)、打球発射装置500による遊技球の発射間隔をThとして、
Tp(N)+Ti+Tw≦Th×N
が成立するようにウエイトディレイ時間Twを設定すれば、上皿21から打ち出される遊技球数が、上皿21に供給される遊技球数を超えることがないので、異常時であっても上皿21から遊技球がなくなってしまうことはない。すなわち、遊技において単位時間で使用する遊技球数の上限値を下回らない範囲で、遊技者への遊技球の排出(供給)を行うことにより、上皿21から遊技球がなくなってしまうことを防止できる。これにより、特に大当たり中のように上皿21から遊技球が無くなることが遊技に大きな不利益となる場合に、計数異常があって排出がゆっくりとされたとしても、上皿21から遊技球がなくならない程度には遊技球が供給され、遊技者が不利益を受けることはない。具体的な数値としては、例えば、Tp(15)=2秒、Th=0.6秒、Ti=1秒とすれば、Twに6秒以下の値を設定すればよい。
【0135】
図11、図12には、本発明の他の実施の形態を示す。
【0136】
この実施の形態は、上記実施の形態と比較して、排出制御メイン処理(図11)が異なるものである。詳しく説明すると、本実施の形態では、貸球排出だけではなく、賞球排出においても補正排出が実行される。すなわち、貸球排出では、上記実施の形態においても、各排出動作において目標数に対する不足数が生じた場合には、その排出動作に引き続いてその不足分を排出するための排出動作が実行される。この場合、一つの目標数に対する最初の排出動作を基本排出、2回目以降の排出動作を補正排出といい、補正排出は不足数を排出しきるまで繰り返される。上記実施の形態(図7)においては、賞球排出では補正排出を行っていなかったが、本実施の形態では、賞球排出においても補正排出を行う。そして、ウエイトディレイは、監視タイマのタイムアップにより実行するのではなく、賞球排出または貸球排出について所定回数以上の補正排出が必要となった場合に、この所定回数以降の補正排出を行う前に実行される。具体的には、補正排出が2回以上必要となった場合に、2回目以降の補正排出をする前に、ウエイトディレイがおかれる。
【0137】
図11において、ステップS81では初期化処理(図7のステップS21と同様)が実行される。ステップS82では貸球要求があったか否かの判定がなされ、貸球要求があれば、ステップS83に進む。
【0138】
ステップS83では、リトライカウンタに0を設定する。ここで、リトライカウンタとは、貸球排出または賞球排出における補正排出の回数をカウントするカウンタである。
【0139】
ステップS84〜ステップS88では、それぞれ、図7のステップS24〜ステップS28と全く同様の処理が実行される。ステップS89では、排出カウンタに残数があるか否かの判定がなされ、残数があればステップS90に進み、残数がなければステップS82に戻る。
【0140】
ステップS90では、リトライカウンタを+1更新する。ステップS91では、リトライカウンタが2以上であるか否かの判定がなされ、2以上でなければ、そのままステップS85に戻る。一方、リトライカウンタが2以上であれば、ステップS91で10秒間のウエイトディレイを実行してから、ステップS85に戻る。このように、2回目以降の補正排出の前には、ウエイトディレイ時間がおかれる。なお、ステップS85に戻った後は、その時点で排出カウンタの値(すなわち、最初の目標数に対する不足分)を排出すべく、排出動作が行われることになる。
【0141】
ステップS82で貸球要求なしと判定されれば、ステップS93に進む。ステップS93では、貯留カウンタに残数があるか否かの判定がなされ、残数があればステップS94に進み、残数がなければステップS82に戻る。
【0142】
ステップS94では、リトライカウンタに0を設定する。ステップS95では、流路切換弁720を賞球側に設定する。ステップS96では、貯留カウンタがSより大きいか否かを判定し、大きければステップS97に進み、大きくなければステップS98に進む。ステップS97では、排出カウンタにSを設定し、ステップS99に進む。ステップS98では、排出カウンタに貯留カウンタ値を設定し、ステップS99に進む。
【0143】
ステップS99では、排出カウンタへの設定分を貯留カウンタから減算する。ステップS100では、排出カウンタ値分、パルスモータ620を駆動し、駆動終了後は、ステップS101で、排出球通過ディレイ時間にわたる待機をする。これらのステップS100、101間に賞球検出センサ713A、713Bで検出された賞球数は、排出カウンタから減算される。ステップS102では、排出カウンタに残数があるか否かの判定がなされ、残数があればステップS103に進み、残数がなければステップS82に戻る。
【0144】
ステップS103では、リトライカウンタを+1更新する。ステップS104では、リトライカウンタが2以上であるか否かの判定がなされ、2以上でなければ、そのままステップS100に戻る。一方、リトライカウンタが2以上であれば、ステップS105で10秒間のウエイトディレイを実行してから、ステップS100に戻る。このように、賞球排出においても、2回目以降の補正排出の前には、ウエイトディレイ時間がおかれる。なお、ステップS100に戻った後は、その時点で排出カウンタの値(すなわち、最初の目標数に対する不足分)を排出すべく、排出動作が行われることになる。
【0145】
図12には、本実施の形態におけるウエイトディレイの実行をタイミングチャートで示す。
【0146】
図示されるように、排出カウンタに15球が設定され、パルスモータ620が基本排出動作を行ったときに、第1賞球検出センサ713Aによる検出が途絶えてしまったとする。このため、基本排出終了後にも、排出カウンタには残数(6球)が残り、リトライカウンタが+1更新されるとともに、この残数を排出すべく第1回目の補正排出が実行される。なお、基本排出であると補正排出であるとによらず、排出動作の後には通過ディレイ(排出球通過ディレイ時間にわたる待機)がおかれる。
【0147】
ところが、この第1回目の補正排出においても、第1賞球検出センサ713Aによる検出がないため、補正排出後に残数(3球)が残ってしまう。このため、第1回目の補正排出終了後には、リトライカウンタがさらに+1更新されて、+2となる。
【0148】
このようにリトライカウンタが+2となった場合には、通過ディレイに引き続いて、ウエイトディレイ(10秒間)が実行され、このウエイトディレイ後に2回目の補正排出が実行される。また、この例では、2回目の補正排出によっても残数(1球)が残っているので、図示されない3回目の補正排出が行われることになるが(リトライカウンタ値=+3)、この3回目の補正排出の前にも、ウエイトディレイが実行されることになる。
【0149】
このようにリトライカウンタが2以上となった場合にウエイトディレイを実行するようにすることにより、補正排出が1回しかない場合には、迅速に必要な遊技球を排出してしまえる一方で、補正排出が2回以上となった場合には、何らかの異常が実際に発生している可能性が高いので、ウエイトディレイによる適切な対応が行われることになる。
【0150】
なお、この実施の形態では、リトライカウンタが2以上となったところで、ウエイトディレイを実行するようにしたが(特許性球の範囲との関係では、判定基準回数を2とした場合に相当する)、本発明はこのような形態に限られるものではない。例えば、ウエイトディレイは、リトライカウンタが1となったところで(補正排出が1回必要となっただけで)実行してもよいし、3以上となったところで実行してもよい。
【0151】
また、今回開示された実施の形態は総ての点で例示であって制限的なものではない。また、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示されるもので、特許請求の範囲内での総ての変更を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における遊技機を示す正面図である。
【図2】同じく遊技機を示す裏面図である。
【図3】同じく排出関連ユニットを示す断面図である。
【図4】同じく排出関連ユニットを示す断面図である。
【図5】同じく制御系を示す構成図である。
【図6】同じく遊技制御装置における処理を示すフローチャートである。
【図7】同じく排出制御メイン処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】同じく排出制御タイマ割り込み処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】同じく第1賞球センサ立ち上がり検出処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】同じくウエイトディレイの実行を示すタイミングチャートである。
【図11】本発明の他の実施の形態における排出制御メイン処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】同じくウエイトディレイの実行を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
100 遊技制御装置
400 排出制御装置
600 排出ユニット
620 パルスモータ
700 流路切換ユニット
713A 第1賞球検出センサ
713B 第2賞球検出センサ
714A 第1貸球検出センサ
714B 第2賞球検出センサ

Claims (1)

  1. 目標数に応じた排出動作で遊技球を排出する排出手段と、この排出手段から排出された遊技球を検出して計数する遊技球検出手段と、を備えた遊技機において、
    前記遊技球検出手段による計数の異常を判定する計数異常判定手段と、
    この計数異常判定手段により異常ありと判定された場合に次回の排出動作までの時間間隔を通常の時間間隔よりも長くする排出間隔延長手段とを、備え、
    前記排出手段は、
    遊技の進行に応じて決定された目標数を排出すべく実行される基本排出と、一つの排出動作において前記遊技球検出手段により計数された遊技球数の目標数に対する不足数を新たな目標数とする補正排出とを、排出動作として実行するものであり、
    前記排出間隔延長手段は、
    所定回数以上の補正排出が必要となった場合に、2回目以降の補正排出を行う前の排出間隔を通常の時間間隔よりも長くすることを特徴とする遊技機。
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