JP4278460B2 - ワーク搬送システムの制御方法 - Google Patents

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本発明は、搬送装置をそなえたチャンバと、ゲート板で仕切られたチャンバとの間でワークを搬送するときの制御方法に関する。
従来、半導体製造装置においては、1つのトランスチャンバと、これに隣接する複数のプロセスチャンバで構成された装置が多く用いられており、プロセスチャンバ内の真空度を均一に保つために、トランスチャンバとプロセスチャンバとの間にゲート板が設けられている。トランスチャンバ内に設置された搬送ロボットによりウェハなどのワークを、トランスチャンバからプロセスチャンバに搬入し、あるいは、プロセスチャンバからトランスチャンバに搬出する場合、従来の方法ではワークとゲート板の接触事故を防止するため、チャンバ間に設置されているゲート板が完全に開になった状態を確認して搬入、搬出を開始していた。
また、搬送に要する時間を短縮するために、たとえば、図5に示すように、搬送元のチャンバ31内の点P11にあるワークWを搬送ロボット30により搬送先のチャンバ33の点P16に搬送する場合、ワークWを、ワークとゲート板32が干渉しない点P12に引き出した後にゲート板32を全開状態から閉じる指令を出し、さらに点P13まで引き出して旋回させ、この旋回中にゲート板32が完全に閉じたことを確認して搬送先のゲート板34に開動作の指令を与え、ワークWが点P14で旋回を終わり、搬送先のチャンバ33のゲート板34と干渉しない点P15に到達したときにゲート板34が完全に開いた状態になるようロボット30の速度を制御している。(特許文献1参照)
特許第3105544号公報(25欄6〜10行)
しかるに、このような従来の搬送制御方法では、ワークWが搬送元のチャンバ31から完全に搬出されるまではゲート板32を閉じる操作が行われず、ゲート板の閉動作が遅れ、このゲート板32が完全に閉じてからでないと搬送先のチャンバ33のゲート板34を開くことができないので、ゲート板34の開動作が遅れることになる。また、搬送先のチャンバ33のゲート板34が完全に開くまではワークWの搬入を行わないため、ゲート板34が完全に開いた状態のときに、ワークWはゲート板手前の点P15までしか搬送できない。このため、ゲート板の開閉やワークの搬出搬入に実質的な待ち時間を生じている。
本発明は、ゲート板の開閉動作中であっても、ワークをゲート板が設けられている位置に搬送させて、高スループット化を実現させることを目的とする。
それぞれ開口部を開閉するゲート板をそなえた複数のチャンバと、前記チャンバ相互間にアームに支持したワークを搬入および搬出させる搬送ロボットをそなえ、1つのチャンバのゲート板が開いている間は、他のゲート板が閉じているようにしたワーク搬送システムにおいて、搬送元チャンバから搬送先チャンバに前記搬送ロボットによりワークを搬送する搬送軌跡を設定し、前記搬送軌跡に沿って設定された速度パターンで搬送されるワークが、搬送先チャンバのゲート板の直前でゲート板に接触しない位置に停止することができる距離にある第1の点と、ワーク先端が前記ゲート板に機械的に干渉する直前の第2の点を設定し、搬送されるワークが第1の点に到達した時点で、前記ゲート板の開度を測定し、前記測定されたゲート板の開度から、搬送されてくるワークに機械的に干渉しない開度になる時までの最小の時間TGを演算するとともに、ワークの搬送速度を、第1の点から第2の点に到達するまでの時間TRが、時間TGより大きくなるように設定(通常は減速)して制御させる。
したがって、ワークをチャンバからの搬出およびチャンバへの搬入の際に、ゲート板が完全に開または閉になるまでワークの搬出や搬入を待つ必要がなく、ワークの搬送時間を短縮でき、搬送システムの高スループット化を実現できる効果がある。
搬送元となるトランスチャンバ20に搬送ロボット21が設置され、搬送先であるプロセスチャンバ23にゲート板24が設けられている。ワークWは搬送ロボット21のアーム22に保持されて、設定された搬送軌跡Aに沿って搬送され、ゲート板より手前でワークを停止させることができる位置からゲート板が設けられた位置までの距離、およびワークが前記停止させることができる位置に来た時に検出したゲート板の開度によって、ワークWが動作中のゲート板に接触しないでゲート板の位置を通過させるための搬送時間と、ゲート板がワークに接触しない開度になるまでの開閉時間を演算し、2つの時間によりワークの搬送速度を設定して制御させる。
以下、図に示す実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明によるワーク搬送システムの制御方法を示すフローチャート、図2はトランスチャンバからプロセスチャンバにワークを搬入する状態を示す説明図、図3はワークとゲート板との関係を示す説明図である。
図2において、搬送元となるトランスチャンバ20に搬送ロボット21が設置されており、搬送先であるプロセスチャンバ23にゲート板24が設けられている。ワークWは搬送ロボット21のアーム22に保持されて、搬送軌跡Aに沿って点P1、点P2を経てプロセスチャンバ23内の所定位置点P3に搬入される。点P1は搬送ロボット21に設定された速度で搬送したときに、ワークWがゲート板24の位置に近接してもこの位置に来たゲート板24とは接触しない状態で停止させることができる距離にある位置、点P2はワークWがゲート板24と機械的に干渉するようになる直前の位置である。
ゲート板24の開閉動作は一定の速度で開閉するものとし、25はこのゲート板の開閉度を測定する開度検出器である。
図2のトランスチャンバ20からプロセスチャンバ23に、ワークWを搬入する場合について、搬送制御方法を説明する。
まずワークWがアーム22に保持され搬送を開始すると、速度パターンB生成処理(ステップ1)で点P3を最終位置とした速度パターンBを生成し、この速度パターンによって搬送ロボット21がワークWを搬送軌跡Aに沿って搬送させる。ワークWが点P1に到達した時点(ステップ2)で、ゲート板24の開度検出器25よりゲート板開閉情報26を入手してゲート板の開度状態をチェックする(ステップ3)。ゲート板24が既に開き終わっている場合は(ステップ8)でそのまま速度パターンBの速度を継続し、何らかの事情でゲート板が閉じている場合は(ステップ9)で直ちに減速停止させる。ゲート板が開動作の途中であれば、速度パターンBの速度を維持して搬送した場合にワークがゲート板と接触するかどうかを(ステップ4)で演算し判断する。
たとえば、ゲート板開閉情報26が、図3のゲート板開度G1であれば、ゲート板の開速度は決まっているので、ワークWがゲート板の位置に到達するまでの時間(P1からP2への搬送時間)と、その時間でゲート板がワークに接触しない位置G2まで開くか否かにより、ワークとゲート板が接触するかどうかが判断される。
この判断結果で、接触しない場合は(ステップ8)によりそのまま速度を継続する。接触すると判断された場合は、(ステップ5)で接触しない速度を算出し、変更した速度パターンCを生成し(ステップ6)連続して搬送する。なお、速度パターンBは、搬送時間を小さくするため、できるだけ高速にしているため、速度パターンCは速度パターンBより通常は減速される。
ワークが点P2を通過(ステップ7)した後は、ゲート板24はワークと接触しないよう十分に開いているので、(ステップ8)で速度パターンBに戻して搬送終点点P3で停止させる。
これを図4の特性図で説明すると、ワークWが点P1に到達する時点では、ゲート板が開度G1で開動作中であるが、この時点で搬送速度をチェックし、ゲート板が開度G2で点P2に到達するように速度パターンCに変更する。点P2を通過すると搬送速度を速度パターンBに戻して点P3で停止させる。
これに対して、従来は点線で示すように、ゲート板が完全に開いた状態になってワークを搬入させるため時間Tだけ搬送完了が遅れる。
ワークWをプロセスチャンバ23から搬出する時は、搬出速度と点P3から点P2までの距離によってワークWを点P2まで搬出する時間と、ゲート板がワークと接触しない開度G2まで閉まる時間を演算し、この2つの時間によって、搬出開始とゲート板の閉動作の開始との時間を算出する。
点P3と点P2の距離が小さく、搬出時間がゲート板の閉動作時間より長いときは、搬出を開始して前記2つの時間の時間差に応じたタイミングでゲート板の閉動作を行わせ、搬出時間がゲート板の閉動作時間より小さいときは、先にゲート板を動作させ、時間差で搬出を開始する。これにより搬出開始からゲート板が完全に閉まるまでの時間を短縮できる。
なお、点P3と点P2の距離が十分に大きければ、点P3とP2の間にP1に相当する点を設け、速度パターンを変えるようにすることができる。
また、ワークを搬入してロボットのアームを引き出す場合や、ワーク搬出のためにワークを保持しないでアームを挿入するときも、同様にゲート板の開閉時期を制御して、アームの搬入搬出時間を短縮できる。
次に、図1の(ステップ4)で接触の有無を判断する例を示す。
ワークWが点P1から点P2に到達するまでの時間をTR、ゲート板24がゲート板開度情報による開度G1から、ワークWの大きさやアームのゲート板開閉方向の高さによって決められる接触を生じない開度G2になるまでの時間をTGとすると、TRがTGより大きい場合は接触しない、TRがTGと等しいか小さいときは接触すると判断される。
ここでTRは、
Figure 0004278460
で求められる。
また、TGは、ゲート板の開度Snの大きさにより、
Figure 0004278460
Figure 0004278460
ただし、Sn:ゲート板の開度
Sg:ゲート板の閉から開度G2までの距離
Vg:ゲート板の速度パターンの最大速度
Ag:ゲート板の速度パターンの加速度
である。
次に、(ステップ4)でワークとゲート板が接触すると判断される場合、速度算出処理(ステップ5)でワークとゲート板が接触しない新たな速度を算出する。この速度Vのための計算例を示す。

Figure 0004278460
ただし、V :新たな速度(V>0
Vo:搬送ロボットの最高速度(点P1通過時の速度)
a :システムが取り得る最大加速度
TG:ゲート板が開度G2になるまでの時間
S :点P1から点P2までの距離
となるが、実際のシステムにおいては、安全面から前記の式から求められる速度Vより小さい速度が設定される。
本発明の搬送制御は、搬送ロボットを用いた一般の搬送にも適用できるが、とくに半導体の製造装置において有効である。
本発明の実施例を示すフローチャートである。 本発明のワーク搬入軌跡を示す説明図である。 ワークとゲート板との関係を示す説明図である。 搬入時の搬送速度パターンとゲート板の状態を示す特性図例である。 従来の例を示す搬送軌跡図である。
符号の説明
20 トランスチャンバ
21 搬送ロボット
22 アーム
23 プロセスチャンバ
24 ゲート板
25 開度検出器
W ワーク
A 搬送軌跡
P1 ワークがゲート板に接触しないで停止できる位置
P2 ワークがゲート板に機械的に干渉する直前の位置
P3 搬入位置

Claims (1)

  1. それぞれ開口部を開閉するゲート板をそなえた複数のチャンバと、前記チャンバ相互間にアームに支持したワークを搬入および搬出させる搬送ロボットをそなえたワーク搬送システムにおいて、搬送元チャンバから搬送先チャンバに前記搬送ロボットによりワークを搬送する搬送軌跡を設定し、前記搬送軌跡に沿って設定した速度パターンで搬送されるワークが、搬送先チャンバのゲート板位置の直前で停止することができる距離にある第1の点と、ワーク先端が前記ゲート板に機械的に干渉する直前の第2の点を設定し、搬送されるワークが第1の点に到達した時点で、前記ゲート板の開度を測定し、前記測定されたゲート板の開度から搬送されてくるワークに機械的に干渉しない開度になる時までの最小の時間TGを演算するとともに、ワークの搬送速度を、第1の点から第2の点に到達するまでの時間TRが時間TGより大きくなるように設定して制御することを特徴とするワーク搬送システムの制御方法。
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