JP2002313871A - 真空処理装置及び真空処理装置における基板搬送方法 - Google Patents
真空処理装置及び真空処理装置における基板搬送方法Info
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- JP2002313871A JP2002313871A JP2001113689A JP2001113689A JP2002313871A JP 2002313871 A JP2002313871 A JP 2002313871A JP 2001113689 A JP2001113689 A JP 2001113689A JP 2001113689 A JP2001113689 A JP 2001113689A JP 2002313871 A JP2002313871 A JP 2002313871A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板の搬送ミスを防止することができる真空
処理装置及び真空処理装置における基板搬送方法を提供
することを目的とする。 【解決手段】 真空チャンバ2a内の載置部7aに基板
を搬入・搬出する真空処理装置における基板搬送方法に
おいて、基板搬入・搬出動作時には、搬出される基板を
保持する搬入ガイド部10と載置部7aとの間の隙間、
搬出された基板を保持する搬出ガイド部11と載置部7
aとの間の隙間に、それぞれ搬入ブリッジ部15、搬出
ブリッジ部16を進出させて隙間の橋渡しを行い、搬入
アーム13によって搬入ガイド部10上の基板を載置部
7a上に移動させるとともに、搬出アーム14によって
載置部7a上の基板を搬出ガイド部11上に搬出する。
これにより基板搬送時にガイド部の不連続部分が発生せ
ず、基板の搬入・搬出を確実に行うことができる。
処理装置及び真空処理装置における基板搬送方法を提供
することを目的とする。 【解決手段】 真空チャンバ2a内の載置部7aに基板
を搬入・搬出する真空処理装置における基板搬送方法に
おいて、基板搬入・搬出動作時には、搬出される基板を
保持する搬入ガイド部10と載置部7aとの間の隙間、
搬出された基板を保持する搬出ガイド部11と載置部7
aとの間の隙間に、それぞれ搬入ブリッジ部15、搬出
ブリッジ部16を進出させて隙間の橋渡しを行い、搬入
アーム13によって搬入ガイド部10上の基板を載置部
7a上に移動させるとともに、搬出アーム14によって
載置部7a上の基板を搬出ガイド部11上に搬出する。
これにより基板搬送時にガイド部の不連続部分が発生せ
ず、基板の搬入・搬出を確実に行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板を対象として
プラズマ処理などの真空処理を行う真空処理装置及び真
空処理装置における基板搬送方法に関するものである。
プラズマ処理などの真空処理を行う真空処理装置及び真
空処理装置における基板搬送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板の表面処理を行う装置として、プラ
ズマ処理装置が知られている。このプラズマ処理装置
は、減圧雰囲気の処理室内でプラズマを発生させて対象
物である基板のプラズマ処理を行うものである。処理室
内に基板を搬入する方法として、一般に平面状に設けら
れた搬送路上で基板を水平姿勢で搬送する方法が用いら
れている。この方法は基板の幅寸法に対応して側面ガイ
ドが設けられた搬送路上に基板を載置し、基板の後端部
を押送する方法などによって、基板の処理室への搬入お
よび処理室からの搬出を行うものである。
ズマ処理装置が知られている。このプラズマ処理装置
は、減圧雰囲気の処理室内でプラズマを発生させて対象
物である基板のプラズマ処理を行うものである。処理室
内に基板を搬入する方法として、一般に平面状に設けら
れた搬送路上で基板を水平姿勢で搬送する方法が用いら
れている。この方法は基板の幅寸法に対応して側面ガイ
ドが設けられた搬送路上に基板を載置し、基板の後端部
を押送する方法などによって、基板の処理室への搬入お
よび処理室からの搬出を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、処理室の内
部は外部から遮断された密閉構造とする必要があるた
め、上記搬送路上に処理室の内外を遮断する側壁が下降
する部分では、搬送路は処理室の側壁の厚さに相当する
隙間分だけ途切れて不連続となる。したがって、この不
連続部分を基板が通過する際には、基板は上下方向及び
左右方向のいずれもガイドされない状態で移動する。こ
のとき、搬送対象が薄型の基板などそりや撓みを生じや
すい基板である場合には、この隙間部分で基板の先端部
が不連続部に引っかかり、搬送ミスを起こしやすい。そ
してこの搬送ミスにより基板の破損を生じたり、また位
置ずれ状態のまま処理室内でのプラズマ処理が実行され
て、異常放電を誘発するなどの不具合の原因となってい
た。
部は外部から遮断された密閉構造とする必要があるた
め、上記搬送路上に処理室の内外を遮断する側壁が下降
する部分では、搬送路は処理室の側壁の厚さに相当する
隙間分だけ途切れて不連続となる。したがって、この不
連続部分を基板が通過する際には、基板は上下方向及び
左右方向のいずれもガイドされない状態で移動する。こ
のとき、搬送対象が薄型の基板などそりや撓みを生じや
すい基板である場合には、この隙間部分で基板の先端部
が不連続部に引っかかり、搬送ミスを起こしやすい。そ
してこの搬送ミスにより基板の破損を生じたり、また位
置ずれ状態のまま処理室内でのプラズマ処理が実行され
て、異常放電を誘発するなどの不具合の原因となってい
た。
【0004】そこで本発明は、基板の搬送ミスを防止す
ることができる真空処理装置及び真空処理装置における
基板搬送方法を提供することを目的とする。
ることができる真空処理装置及び真空処理装置における
基板搬送方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の真空処理
装置は、処理対象の基板の真空処理を行う処理室を形成
し上下に開閉可能な真空チャンバと、前記処理室内に配
設され前記基板を載置するとともに基板の搬送を案内す
るための基板ガイド部を有する載置部と、前記基板ガイ
ド部と同一直線上の位置に配置され載置部に搬入される
基板を水平姿勢で保持するとともに載置部への基板の搬
入動作時に基板をガイドする搬入ガイド部と、前記基板
ガイド部と同一直線上の位置に配置され載置部からの基
板の搬出動作時に基板をガイドするとともに搬出された
基板を水平姿勢で保持する搬出ガイド部と、前記真空チ
ャンバが開状態のときに前記搬入ガイド部と基板ガイド
部との間の第1の隙間および基板ガイド部と前記搬出ガ
イド部との間の第2の隙間をそれぞれ橋渡しする搬入ブ
リッジ部および搬出ブリッジ部と、前記搬入ブリッジ部
および搬出ブリッジ部をそれぞれ前記第1の隙間および
第2の隙間と退去位置との間で移動させる搬入ブリッジ
移動手段および搬出ブリッジ移動手段と、前記搬入ガイ
ド部上の基板を搬入ブリッジ部上を経て載置部上に移動
させる基板搬入移動手段と、載置部上の基板を搬出ブリ
ッジ部上を経て前記搬出ガイド部上に移動させる基板搬
出移動手段とを備えた。
装置は、処理対象の基板の真空処理を行う処理室を形成
し上下に開閉可能な真空チャンバと、前記処理室内に配
設され前記基板を載置するとともに基板の搬送を案内す
るための基板ガイド部を有する載置部と、前記基板ガイ
ド部と同一直線上の位置に配置され載置部に搬入される
基板を水平姿勢で保持するとともに載置部への基板の搬
入動作時に基板をガイドする搬入ガイド部と、前記基板
ガイド部と同一直線上の位置に配置され載置部からの基
板の搬出動作時に基板をガイドするとともに搬出された
基板を水平姿勢で保持する搬出ガイド部と、前記真空チ
ャンバが開状態のときに前記搬入ガイド部と基板ガイド
部との間の第1の隙間および基板ガイド部と前記搬出ガ
イド部との間の第2の隙間をそれぞれ橋渡しする搬入ブ
リッジ部および搬出ブリッジ部と、前記搬入ブリッジ部
および搬出ブリッジ部をそれぞれ前記第1の隙間および
第2の隙間と退去位置との間で移動させる搬入ブリッジ
移動手段および搬出ブリッジ移動手段と、前記搬入ガイ
ド部上の基板を搬入ブリッジ部上を経て載置部上に移動
させる基板搬入移動手段と、載置部上の基板を搬出ブリ
ッジ部上を経て前記搬出ガイド部上に移動させる基板搬
出移動手段とを備えた。
【0006】請求項2記載の真空処理装置における基板
搬送方法は、上下に開閉可能な真空チャンバ内に形成さ
れ真空処理を行う処理室に処理対象の基板を搬送する真
空処理装置における基板搬送方法であって、前記処理室
内に配設され前記基板が載置される載置部に基板を搬入
する搬入動作は、前記載置部上での基板の搬送時に基板
をガイドする基板ガイド部と同一直線上の位置に配置さ
れ処理室に搬入される基板を水平姿勢で保持するととも
に搬入動作時に基板をガイドする搬入ガイド部に基板を
保持させる基板保持工程と、前記真空チャンバが開状態
のときに前記搬入ガイド部と前記基板ガイド部との間の
第1の隙間に搬入ブリッジ部を進出させて第1の隙間を
橋渡しする搬入ブリッジ進出工程と、搬入ブリッジ進出
状態において搬入ガイド部上の基板を基板搬入移動手段
によって搬入ブリッジ部上を経て載置部上に移動させる
搬入移動工程とを含み、処理室内の載置部から基板を搬
出する搬出動作は、真空チャンバが開状態のときに前記
基板ガイド部と同一直線上の位置に配置され処理室から
の基板の搬出動作時に基板をガイドするとともに搬出さ
れた基板を水平姿勢で保持する搬出ガイド部と前記基板
ガイド部との間の第2の隙間に搬出ブリッジ部を進出さ
せて第2の隙間を橋渡しする搬出ブリッジ進出工程と、
搬出ブリッジ進出状態において載置部上の基板を基板搬
出移動手段によって搬出ブリッジ部上を経て搬出ガイド
部上に移動させる搬出移動工程とを含む。
搬送方法は、上下に開閉可能な真空チャンバ内に形成さ
れ真空処理を行う処理室に処理対象の基板を搬送する真
空処理装置における基板搬送方法であって、前記処理室
内に配設され前記基板が載置される載置部に基板を搬入
する搬入動作は、前記載置部上での基板の搬送時に基板
をガイドする基板ガイド部と同一直線上の位置に配置さ
れ処理室に搬入される基板を水平姿勢で保持するととも
に搬入動作時に基板をガイドする搬入ガイド部に基板を
保持させる基板保持工程と、前記真空チャンバが開状態
のときに前記搬入ガイド部と前記基板ガイド部との間の
第1の隙間に搬入ブリッジ部を進出させて第1の隙間を
橋渡しする搬入ブリッジ進出工程と、搬入ブリッジ進出
状態において搬入ガイド部上の基板を基板搬入移動手段
によって搬入ブリッジ部上を経て載置部上に移動させる
搬入移動工程とを含み、処理室内の載置部から基板を搬
出する搬出動作は、真空チャンバが開状態のときに前記
基板ガイド部と同一直線上の位置に配置され処理室から
の基板の搬出動作時に基板をガイドするとともに搬出さ
れた基板を水平姿勢で保持する搬出ガイド部と前記基板
ガイド部との間の第2の隙間に搬出ブリッジ部を進出さ
せて第2の隙間を橋渡しする搬出ブリッジ進出工程と、
搬出ブリッジ進出状態において載置部上の基板を基板搬
出移動手段によって搬出ブリッジ部上を経て搬出ガイド
部上に移動させる搬出移動工程とを含む。
【0007】請求項3記載の真空処理装置における基板
搬送方法は、請求項2記載の真空処理装置における基板
搬送方法であって、前記搬入ガイド部と搬出ガイド部と
を基板ガイド部に連結しているときに、搬入移動工程と
搬出移動工程とを同時に行う。
搬送方法は、請求項2記載の真空処理装置における基板
搬送方法であって、前記搬入ガイド部と搬出ガイド部と
を基板ガイド部に連結しているときに、搬入移動工程と
搬出移動工程とを同時に行う。
【0008】本発明によれば、処理室内への基板の搬入
動作時に基板をガイドする搬入ガイド部と処理室からの
基板の搬出動作時に基板をガイドする搬出ガイド部と、
処理室内の載置部上での基板の搬送時に基板をガイドす
る基板ガイド部との間の隙間を橋渡しする搬入ブリッジ
部および搬出ブリッジ部を備え、真空チャンバが開状態
のときに搬入ブリッジ部および搬出ブリッジ部をそれぞ
れ前記隙間に進出させて基板ガイド部との間を橋渡しす
ることにより、基板搬送時にガイド部の不連続部分が発
生せず、処理室への基板の搬入・搬出を確実に行うこと
ができる。
動作時に基板をガイドする搬入ガイド部と処理室からの
基板の搬出動作時に基板をガイドする搬出ガイド部と、
処理室内の載置部上での基板の搬送時に基板をガイドす
る基板ガイド部との間の隙間を橋渡しする搬入ブリッジ
部および搬出ブリッジ部を備え、真空チャンバが開状態
のときに搬入ブリッジ部および搬出ブリッジ部をそれぞ
れ前記隙間に進出させて基板ガイド部との間を橋渡しす
ることにより、基板搬送時にガイド部の不連続部分が発
生せず、処理室への基板の搬入・搬出を確実に行うこと
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の真空
処理装置の斜視図、図2は本発明の一実施の形態の真空
処理装置の載置部の斜視図、図3は本発明の一実施の形
態の真空処理装置の部分斜視図、図4は本発明の一実施
の形態の真空処理装置のブリッジ移動手段の機構説明
図、図5は本発明の一実施の形態の真空処理装置におけ
る基板搬送方法の動作説明図である。
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の真空
処理装置の斜視図、図2は本発明の一実施の形態の真空
処理装置の載置部の斜視図、図3は本発明の一実施の形
態の真空処理装置の部分斜視図、図4は本発明の一実施
の形態の真空処理装置のブリッジ移動手段の機構説明
図、図5は本発明の一実施の形態の真空処理装置におけ
る基板搬送方法の動作説明図である。
【0010】まず、図1を参照して真空処理装置の全体
構造を説明する。図1において、真空処理装置は、基板
供給部1,真空処理部2および基板回収部3より構成さ
れる。真空処理部2は、ベース部6と蓋部材9より構成
され蓋部材9が昇降することにより上下に開閉可能な真
空チャンバ2aを備えており、蓋部材9がベース部6の
上面に当接した状態で、真空チャンバ2aは処理対象の
基板の真空処理を行うための密閉された処理室9aを形
成する(図5(a)参照)。
構造を説明する。図1において、真空処理装置は、基板
供給部1,真空処理部2および基板回収部3より構成さ
れる。真空処理部2は、ベース部6と蓋部材9より構成
され蓋部材9が昇降することにより上下に開閉可能な真
空チャンバ2aを備えており、蓋部材9がベース部6の
上面に当接した状態で、真空チャンバ2aは処理対象の
基板の真空処理を行うための密閉された処理室9aを形
成する(図5(a)参照)。
【0011】図2に示すように、ベース部6上の上記処
理室9a内には、電極部7がベース部6の上面から上方
に突出して設けられており、電極部7の上面は処理対象
の基板5を載置する載置部7aとなっている。載置部7
aは基板5を載置するとともに基板5の搬送を案内する
ための基板ガイド部8を有している。基板ガイド部8の
上面には、基板搬送時に基板5の側面をガイドする3条
のガイドレール8a、8b、8cが設けられており、2
枚の基板5を同時に載置・搬送できるようになってい
る。
理室9a内には、電極部7がベース部6の上面から上方
に突出して設けられており、電極部7の上面は処理対象
の基板5を載置する載置部7aとなっている。載置部7
aは基板5を載置するとともに基板5の搬送を案内する
ための基板ガイド部8を有している。基板ガイド部8の
上面には、基板搬送時に基板5の側面をガイドする3条
のガイドレール8a、8b、8cが設けられており、2
枚の基板5を同時に載置・搬送できるようになってい
る。
【0012】蓋部材9が下降してその側壁部が当接する
ベース部6の上面にはシール部材6cが装着されてお
り、当接時に蓋部材9とベース部6上面とを密閉する。
またベース部6の上面には、ガス供給孔6a、真空排気
・大気導入孔6bが設けられている。
ベース部6の上面にはシール部材6cが装着されてお
り、当接時に蓋部材9とベース部6上面とを密閉する。
またベース部6の上面には、ガス供給孔6a、真空排気
・大気導入孔6bが設けられている。
【0013】図1において基板供給部1は、真空処理対
象の基板5を段積み状態で多数収納するマガジン4を備
えており、マガジン4と真空処理部2の間には搬入ガイ
ド部10が配設されている。搬入ガイド部10は基板ガ
イド部8と同一直線上の位置に配置され、マガジン4か
ら押し出され載置部7aに搬入される基板5を水平姿勢
で保持するとともに、載置部7aへの基板5の搬入動作
時に基板5をガイドする。
象の基板5を段積み状態で多数収納するマガジン4を備
えており、マガジン4と真空処理部2の間には搬入ガイ
ド部10が配設されている。搬入ガイド部10は基板ガ
イド部8と同一直線上の位置に配置され、マガジン4か
ら押し出され載置部7aに搬入される基板5を水平姿勢
で保持するとともに、載置部7aへの基板5の搬入動作
時に基板5をガイドする。
【0014】搬入ガイド部10上の基板5は、さらに搬
入ブリッジ部15を経て、電極部7上の基板ガイド部8
へ乗り移り、載置部7aへ搬入される。搬入ブリッジ部
15は、真空チャンバ2aが開状態のときに搬入ガイド
部10と基板ガイド部8との間の第1の隙間S1(図5
(a)参照)を橋渡しするために設けられている。この
基板搬入動作時の基板5の移動は、搬入アーム13によ
って基板5を押送することによって行われる。
入ブリッジ部15を経て、電極部7上の基板ガイド部8
へ乗り移り、載置部7aへ搬入される。搬入ブリッジ部
15は、真空チャンバ2aが開状態のときに搬入ガイド
部10と基板ガイド部8との間の第1の隙間S1(図5
(a)参照)を橋渡しするために設けられている。この
基板搬入動作時の基板5の移動は、搬入アーム13によ
って基板5を押送することによって行われる。
【0015】基板回収部3は、基板供給部1と同様のマ
ガジン4を備えており、真空処理部2と基板回収部3と
の間には、搬出ガイド部11が配設されている。搬出ガ
イド部11は基板ガイド部8と同一直線上の位置に配置
され、載置部7aからの基板5の搬出動作時に基板5を
ガイドするとともに搬出された基板5を水平姿勢で保持
する。
ガジン4を備えており、真空処理部2と基板回収部3と
の間には、搬出ガイド部11が配設されている。搬出ガ
イド部11は基板ガイド部8と同一直線上の位置に配置
され、載置部7aからの基板5の搬出動作時に基板5を
ガイドするとともに搬出された基板5を水平姿勢で保持
する。
【0016】真空処理部2において真空処理された基板
5は、基板ガイド部8から搬出ブリッジ部16を経て搬
出ガイド部11上に乗り移り、さらに搬出ガイド部11
上からマガジン4内に押し込まれて回収される。搬出ブ
リッジ部16は、基板ガイド部8と搬出ガイド部11と
の間の第2の隙間S2(図5(a)参照)を橋渡しする
ために設けられるものである。この基板搬出動作時の基
板5の移動は、搬出アーム14によって基板5を押送す
ることによって行われる。
5は、基板ガイド部8から搬出ブリッジ部16を経て搬
出ガイド部11上に乗り移り、さらに搬出ガイド部11
上からマガジン4内に押し込まれて回収される。搬出ブ
リッジ部16は、基板ガイド部8と搬出ガイド部11と
の間の第2の隙間S2(図5(a)参照)を橋渡しする
ために設けられるものである。この基板搬出動作時の基
板5の移動は、搬出アーム14によって基板5を押送す
ることによって行われる。
【0017】次に図3,図4を参照して、基板5を電極
部7上の載置部7aへ搬入し、搬出する基板搬送機構の
詳細について説明する。図3において、搬入ガイド部1
0,搬出ガイド部11は、それぞれ基板ガイド部8から
蓋部材9の昇降動作の妨げとならない第1の隙間S1、
第2の隙間S2を隔てて固定位置に配置されている。
部7上の載置部7aへ搬入し、搬出する基板搬送機構の
詳細について説明する。図3において、搬入ガイド部1
0,搬出ガイド部11は、それぞれ基板ガイド部8から
蓋部材9の昇降動作の妨げとならない第1の隙間S1、
第2の隙間S2を隔てて固定位置に配置されている。
【0018】搬入ガイド部10、搬出ガイド部11は、
それぞれ基板ガイド部8のガイドレール8a,8b,8
cと同様の配列の、ガイドレール10a,10b,10
cおよびガイドレール11a,11b,11cを備えて
いる。ここで搬入ガイド部10、搬出ガイド部11の基
板ガイド部8に対する相対位置は、Y方向(ガイドレー
ルの幅方向)についてはガイドレール10a,10b,
10cおよびガイドレール11a,11b,11cが、
それぞれ対応するガイドレール8a,8b,8cと同一
直線上に位置するように、またZ方向(上下方向)につ
いては、搬入ガイド部10,搬出ガイド部11の搬送面
が基板ガイド部8の搬送面と同一高さとなるように配置
されている。
それぞれ基板ガイド部8のガイドレール8a,8b,8
cと同様の配列の、ガイドレール10a,10b,10
cおよびガイドレール11a,11b,11cを備えて
いる。ここで搬入ガイド部10、搬出ガイド部11の基
板ガイド部8に対する相対位置は、Y方向(ガイドレー
ルの幅方向)についてはガイドレール10a,10b,
10cおよびガイドレール11a,11b,11cが、
それぞれ対応するガイドレール8a,8b,8cと同一
直線上に位置するように、またZ方向(上下方向)につ
いては、搬入ガイド部10,搬出ガイド部11の搬送面
が基板ガイド部8の搬送面と同一高さとなるように配置
されている。
【0019】前述のように、蓋部材9が上昇して真空チ
ャンバ2aが開いた状態においては、搬入ガイド部10
と基板ガイド部8との間の第1の隙間S1、基板ガイド
部8と搬出ガイド部11との間の第2の隙間S2には、
それぞれ搬入ブリッジ部15および搬出ブリッジ部16
が進出してこれらの隙間を橋渡ししている。
ャンバ2aが開いた状態においては、搬入ガイド部10
と基板ガイド部8との間の第1の隙間S1、基板ガイド
部8と搬出ガイド部11との間の第2の隙間S2には、
それぞれ搬入ブリッジ部15および搬出ブリッジ部16
が進出してこれらの隙間を橋渡ししている。
【0020】搬入ブリッジ部15、搬出ブリッジ部16
には、ガイドレール8a,8b,8cに対応した配列で
それぞれガイドレール15a,15b,15c、ガイド
レール16a,16b,16cが設けられている。橋渡
し状態では、搬入ガイド部10、搬入ブリッジ部15、
基板ガイド部8、搬出ブリッジ部16、搬出ガイド部1
1の、それぞれの対応したガイドレールが同一直線上に
配列されるようになっている。
には、ガイドレール8a,8b,8cに対応した配列で
それぞれガイドレール15a,15b,15c、ガイド
レール16a,16b,16cが設けられている。橋渡
し状態では、搬入ガイド部10、搬入ブリッジ部15、
基板ガイド部8、搬出ブリッジ部16、搬出ガイド部1
1の、それぞれの対応したガイドレールが同一直線上に
配列されるようになっている。
【0021】搬入ブリッジ部15、搬出ブリッジ部16
は、それぞれ図3に示す橋渡し状態と、退去位置に移動
した退去状態との間で移動する。すなわち真空チャンバ
2aが閉じる際には、蓋部材9の下降動作に先立って搬
入ブリッジ部15、搬出ブリッジ部16はそれぞれ第1
の隙間S1、第2の隙間S2から退去する。この移動
は、以下に説明する搬入ブリッジ移動手段17および搬
出ブリッジ移動手段18によって行われる。
は、それぞれ図3に示す橋渡し状態と、退去位置に移動
した退去状態との間で移動する。すなわち真空チャンバ
2aが閉じる際には、蓋部材9の下降動作に先立って搬
入ブリッジ部15、搬出ブリッジ部16はそれぞれ第1
の隙間S1、第2の隙間S2から退去する。この移動
は、以下に説明する搬入ブリッジ移動手段17および搬
出ブリッジ移動手段18によって行われる。
【0022】図4に示すように、搬入ガイド部10の下
面にはブラケット20が下方に延出しており、ブラケッ
ト20にはシリンダ21がロッド21aを上向きにした
姿勢で保持されている。搬入ブリッジ部15はその側面
を略L字状のリンク部材24の一方側の端部によって保
持されており、リンク部材24はピン25によってブラ
ケット20に軸支されている。リンク部材24の他方側
の端部にはローラ23が装着されており、ローラ23は
シリンダ21のロッド21aに固着された当接プレート
22上に位置する。
面にはブラケット20が下方に延出しており、ブラケッ
ト20にはシリンダ21がロッド21aを上向きにした
姿勢で保持されている。搬入ブリッジ部15はその側面
を略L字状のリンク部材24の一方側の端部によって保
持されており、リンク部材24はピン25によってブラ
ケット20に軸支されている。リンク部材24の他方側
の端部にはローラ23が装着されており、ローラ23は
シリンダ21のロッド21aに固着された当接プレート
22上に位置する。
【0023】シリンダ21のロッド21aが没入した状
態では、図4(a)に示すようにリンク部材24に保持
された搬入ブリッジ部15は、搬入ガイド部10と基板
ガイド部8との隙間に進出して搬入ガイド部10と基板
ガイド部8とを橋渡しした状態にある。そして図4
(b)に示すように、シリンダ21のロッド21aが突
出することにより、ローラ23は当接プレート22によ
って押し上げられる。これにより、リンク部材24がピ
ン25の廻りに回転し、搬入ブリッジ部15は搬入ガイ
ド部10と基板ガイド部8との隙間から退去する。図4
は搬入ブリッジ移動手段17について図示しているが、
搬出ブリッジ移動手段18も同様の構成である。
態では、図4(a)に示すようにリンク部材24に保持
された搬入ブリッジ部15は、搬入ガイド部10と基板
ガイド部8との隙間に進出して搬入ガイド部10と基板
ガイド部8とを橋渡しした状態にある。そして図4
(b)に示すように、シリンダ21のロッド21aが突
出することにより、ローラ23は当接プレート22によ
って押し上げられる。これにより、リンク部材24がピ
ン25の廻りに回転し、搬入ブリッジ部15は搬入ガイ
ド部10と基板ガイド部8との隙間から退去する。図4
は搬入ブリッジ移動手段17について図示しているが、
搬出ブリッジ移動手段18も同様の構成である。
【0024】そしてこのブリッジ進出状態において、搬
入ガイド部10から載置部7aへの基板5の搬入、およ
び載置部7aから搬出ガイド部11への基板5の搬出が
行われる。X方向(基板の搬送方向)に配設された移動
テーブル12には、搬入アーム13、搬出アーム14が
設けられており、搬入アーム13は搬入ガイド部10と
基板ガイド部8を移動範囲として、また搬出アーム14
は基板ガイド部8と搬出ガイド部11を移動範囲とし
て、それぞれX方向に移動する。また搬入アーム13、
搬出アーム14は図示しない上下動機構により上下動可
能となっている。
入ガイド部10から載置部7aへの基板5の搬入、およ
び載置部7aから搬出ガイド部11への基板5の搬出が
行われる。X方向(基板の搬送方向)に配設された移動
テーブル12には、搬入アーム13、搬出アーム14が
設けられており、搬入アーム13は搬入ガイド部10と
基板ガイド部8を移動範囲として、また搬出アーム14
は基板ガイド部8と搬出ガイド部11を移動範囲とし
て、それぞれX方向に移動する。また搬入アーム13、
搬出アーム14は図示しない上下動機構により上下動可
能となっている。
【0025】搬入アーム13、搬出アーム14は、それ
ぞれ搬送爪13a,14aを備えており、搬送爪13
a,14aを基板5の後端部に当接させた状態で移動テ
ーブル12を駆動することにより、搬入アーム13、搬
出アーム14はそれぞれ搬入ガイド部10から基板ガイ
ド部8へ、また基板ガイド部8から搬出ガイド部11へ
基板5を移動させる。したがって移動テーブル12と搬
入アーム13は、搬入ガイド部10上の基板5を搬入ブ
リッジ部15を経て載置部7a上に移動させる基板搬入
移動手段となっており、また移動テーブル12と搬出ア
ーム14は、載置部7a上の基板5を搬出ブリッジ部1
6を経て搬出ガイド部11上に移動させる基板搬出移動
手段となっている。
ぞれ搬送爪13a,14aを備えており、搬送爪13
a,14aを基板5の後端部に当接させた状態で移動テ
ーブル12を駆動することにより、搬入アーム13、搬
出アーム14はそれぞれ搬入ガイド部10から基板ガイ
ド部8へ、また基板ガイド部8から搬出ガイド部11へ
基板5を移動させる。したがって移動テーブル12と搬
入アーム13は、搬入ガイド部10上の基板5を搬入ブ
リッジ部15を経て載置部7a上に移動させる基板搬入
移動手段となっており、また移動テーブル12と搬出ア
ーム14は、載置部7a上の基板5を搬出ブリッジ部1
6を経て搬出ガイド部11上に移動させる基板搬出移動
手段となっている。
【0026】この真空処理装置の基板搬送機構は上記の
ような構成となっており、以下真空処理装置における基
板搬送動作について、図5を参照して説明する。図5
は、1つの基板5を対象として処理室9a内での真空処
理が完了した後、この基板5を搬出して新たな基板5を
処理室9a内の載置部7aに搬入するまでの一連の動作
を示している。
ような構成となっており、以下真空処理装置における基
板搬送動作について、図5を参照して説明する。図5
は、1つの基板5を対象として処理室9a内での真空処
理が完了した後、この基板5を搬出して新たな基板5を
処理室9a内の載置部7aに搬入するまでの一連の動作
を示している。
【0027】図5(a)において、真空チャンバ2aの
蓋部材9はベース部6上に下降した状態にあり、この状
態で形成される処理室9a内では、電極部7上の基板ガ
イド部8に載置された基板5を対象とした真空処理が行
われている。このとき、搬入ガイド部10では既に次の
基板5が水平姿勢で保持されて待機状態にあり、搬出ガ
イド部11は空状態となっている。そして、搬入ブリッ
ジ部15、搬出ブリッジ部16はともに退去位置にあ
り、搬入アーム13の搬送爪13a、搬出アーム14の
搬送爪14aは、それぞれ待機位置にある。
蓋部材9はベース部6上に下降した状態にあり、この状
態で形成される処理室9a内では、電極部7上の基板ガ
イド部8に載置された基板5を対象とした真空処理が行
われている。このとき、搬入ガイド部10では既に次の
基板5が水平姿勢で保持されて待機状態にあり、搬出ガ
イド部11は空状態となっている。そして、搬入ブリッ
ジ部15、搬出ブリッジ部16はともに退去位置にあ
り、搬入アーム13の搬送爪13a、搬出アーム14の
搬送爪14aは、それぞれ待機位置にある。
【0028】処理室9a内での真空処理が完了すると、
図5(b)に示すように、蓋部材9が上昇して真空チャ
ンバ2aが開状態となる。そしてこの後搬入ブリッジ部
15,搬出ブリッジ部16が、それぞれ図5(a)に示
す第1の隙間S1、第2の隙間S2に進出し、搬入ガイ
ド部10と基板ガイド部8との間、基板ガイド部8と搬
出ガイド部11との間を橋渡しする。次いで搬送爪13
a,14aがそれぞれ搬入ガイド部10、基板ガイド部
8の上流側の搬送開始位置まで移動する。
図5(b)に示すように、蓋部材9が上昇して真空チャ
ンバ2aが開状態となる。そしてこの後搬入ブリッジ部
15,搬出ブリッジ部16が、それぞれ図5(a)に示
す第1の隙間S1、第2の隙間S2に進出し、搬入ガイ
ド部10と基板ガイド部8との間、基板ガイド部8と搬
出ガイド部11との間を橋渡しする。次いで搬送爪13
a,14aがそれぞれ搬入ガイド部10、基板ガイド部
8の上流側の搬送開始位置まで移動する。
【0029】そして図5(c)に示すように、この状態
で搬送爪13a,14aを下降させて、搬入ガイド部1
0上の基板5,基板ガイド部8上の基板5のそれぞれの
後端部に位置させる。次いで搬送爪13a,14aを下
流側へ移動させることにより、真空処理後の基板5は載
置部7aから搬出ガイド部11上へ搬出されるととも
に、新たな基板5が搬入ガイド部10上から載置部7a
へ搬入される。この基板搬送動作時において、ベース部
6上のシール部材6cは上方を搬入ブリッジ部15およ
び搬出ブリッジ部16によって覆われた状態となること
から、シール部材6cを異物の接触などによる損耗から
保護することができる。
で搬送爪13a,14aを下降させて、搬入ガイド部1
0上の基板5,基板ガイド部8上の基板5のそれぞれの
後端部に位置させる。次いで搬送爪13a,14aを下
流側へ移動させることにより、真空処理後の基板5は載
置部7aから搬出ガイド部11上へ搬出されるととも
に、新たな基板5が搬入ガイド部10上から載置部7a
へ搬入される。この基板搬送動作時において、ベース部
6上のシール部材6cは上方を搬入ブリッジ部15およ
び搬出ブリッジ部16によって覆われた状態となること
から、シール部材6cを異物の接触などによる損耗から
保護することができる。
【0030】この後、搬送爪13a,14aを上昇させ
てそれぞれの待機位置まで移動させた後、図5(d)に
示すように、搬入ブリッジ部15、搬出ブリッジ部16
を第1の隙間S1、第2の隙間S2から退去させる。こ
れにより、新たな真空処理の1サイクルが開始可能な状
態となる。この後、蓋部材9をベース部6上に下降させ
て形成される処理室9a内では、新たな基板5を対象と
して真空処理が行われる。
てそれぞれの待機位置まで移動させた後、図5(d)に
示すように、搬入ブリッジ部15、搬出ブリッジ部16
を第1の隙間S1、第2の隙間S2から退去させる。こ
れにより、新たな真空処理の1サイクルが開始可能な状
態となる。この後、蓋部材9をベース部6上に下降させ
て形成される処理室9a内では、新たな基板5を対象と
して真空処理が行われる。
【0031】上記説明したように、上記基板搬送方法に
おいて、処理室9aの載置部7aに基板5を搬入する搬
入動作は、載置部7a上での基板5の搬送時に基板5を
ガイドする基板ガイド部8と同一直線上の位置に配置さ
れ載置部7aに搬入される基板5を水平姿勢で保持する
とともに搬入動作時に基板をガイドする搬入ガイド部1
0に基板5を保持させる基板保持工程と、真空チャンバ
2aが開状態のときに搬入ガイド部10と基板ガイド部
8との間の第1の隙間S1に搬入ブリッジ部15を進出
させて第1の隙間S1を橋渡しする搬入ブリッジ進出工
程と、搬入ブリッジ進出状態において搬入ガイド部10
上の基板5を搬入アーム13によって搬入ブリッジ部1
5上を経て載置部7a上に移動させる搬入移動工程とを
含んだものとなっている。
おいて、処理室9aの載置部7aに基板5を搬入する搬
入動作は、載置部7a上での基板5の搬送時に基板5を
ガイドする基板ガイド部8と同一直線上の位置に配置さ
れ載置部7aに搬入される基板5を水平姿勢で保持する
とともに搬入動作時に基板をガイドする搬入ガイド部1
0に基板5を保持させる基板保持工程と、真空チャンバ
2aが開状態のときに搬入ガイド部10と基板ガイド部
8との間の第1の隙間S1に搬入ブリッジ部15を進出
させて第1の隙間S1を橋渡しする搬入ブリッジ進出工
程と、搬入ブリッジ進出状態において搬入ガイド部10
上の基板5を搬入アーム13によって搬入ブリッジ部1
5上を経て載置部7a上に移動させる搬入移動工程とを
含んだものとなっている。
【0032】また載置部7aから処理済みの基板5を搬
出する搬出動作は、真空チャンバ2aが開状態のときに
基板ガイド部8と同一直線上の位置に配置され載置部7
aからの基板5の搬出動作時に基板5をガイドするとと
もに搬出された基板5を水平姿勢で保持する搬出ガイド
部11と基板ガイド部8との間の第2の隙間S2に搬出
ブリッジ部16を進出させて第2の隙間S2を橋渡しす
る搬出ブリッジ進出工程と、搬出ブリッジ進出状態にお
いて載置部7a上の基板5を搬出アーム14によって搬
出ブリッジ部16上を経て搬出ガイド部11上に移動さ
せる搬出移動工程とを含むものとなっている。そして上
記基板搬送動作においては、搬入ガイド部10と搬出ガ
イド部11とを基板ガイド部8に連結しているときに、
搬入移動工程と搬出移動工程とを同時に行う形態となっ
ている。
出する搬出動作は、真空チャンバ2aが開状態のときに
基板ガイド部8と同一直線上の位置に配置され載置部7
aからの基板5の搬出動作時に基板5をガイドするとと
もに搬出された基板5を水平姿勢で保持する搬出ガイド
部11と基板ガイド部8との間の第2の隙間S2に搬出
ブリッジ部16を進出させて第2の隙間S2を橋渡しす
る搬出ブリッジ進出工程と、搬出ブリッジ進出状態にお
いて載置部7a上の基板5を搬出アーム14によって搬
出ブリッジ部16上を経て搬出ガイド部11上に移動さ
せる搬出移動工程とを含むものとなっている。そして上
記基板搬送動作においては、搬入ガイド部10と搬出ガ
イド部11とを基板ガイド部8に連結しているときに、
搬入移動工程と搬出移動工程とを同時に行う形態となっ
ている。
【0033】このような基板搬送方法を採用することに
より、基板搬送時に基板を案内するガイド部の不連続部
分が発生せず、薄型基板のような反りや撓みを生じやす
く搬送ミスが発生しやすい基板を対象とする場合にあっ
ても、処理室への基板の搬入・搬出を確実に行うことが
できる。
より、基板搬送時に基板を案内するガイド部の不連続部
分が発生せず、薄型基板のような反りや撓みを生じやす
く搬送ミスが発生しやすい基板を対象とする場合にあっ
ても、処理室への基板の搬入・搬出を確実に行うことが
できる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、処理室内への基板の搬
入動作時に基板をガイドする搬入ガイド部と処理室から
の基板の搬出動作時に基板をガイドする搬出ガイド部
と、処理室内の載置部上での基板の搬送時に基板をガイ
ドする基板ガイド部との間の隙間を橋渡しする搬入ブリ
ッジ部および搬出ブリッジ部を備え、真空チャンバが開
状態のときに搬入ブリッジ部および搬出ブリッジ部をそ
れぞれ前記隙間に進出させて基板ガイド部との間を橋渡
しするようにしたので、基板搬送時にガイド部の不連続
部分が発生せず、薄型基板を対象とする場合にあっても
処理室への基板の搬入・搬出を確実に行うことができ
る。
入動作時に基板をガイドする搬入ガイド部と処理室から
の基板の搬出動作時に基板をガイドする搬出ガイド部
と、処理室内の載置部上での基板の搬送時に基板をガイ
ドする基板ガイド部との間の隙間を橋渡しする搬入ブリ
ッジ部および搬出ブリッジ部を備え、真空チャンバが開
状態のときに搬入ブリッジ部および搬出ブリッジ部をそ
れぞれ前記隙間に進出させて基板ガイド部との間を橋渡
しするようにしたので、基板搬送時にガイド部の不連続
部分が発生せず、薄型基板を対象とする場合にあっても
処理室への基板の搬入・搬出を確実に行うことができ
る。
【図1】本発明の一実施の形態の真空処理装置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態の真空処理装置の載置部
の斜視図
の斜視図
【図3】本発明の一実施の形態の真空処理装置の部分斜
視図
視図
【図4】本発明の一実施の形態の真空処理装置のブリッ
ジ移動手段の機構説明図
ジ移動手段の機構説明図
【図5】本発明の一実施の形態の真空処理装置における
基板搬送方法の動作説明図
基板搬送方法の動作説明図
1 基板供給部 2 真空処理部 2a 真空チャンバ 3 基板回収部 5 基板 7 電極部 7a 載置部 8 基板ガイド部 10 搬入ガイド部 11 搬出ガイド部 13 搬入アーム 14 搬出アーム 15 搬入ブリッジ部 16 搬出ブリッジ部 17 搬入ブリッジ移動手段 18 搬出ブリッジ移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F025 BA03 BA06 BA09 BB01 BB04 BC02 BC04 5F031 CA04 DA01 FA02 FA09 FA11 FA12 GA55 HA42 HA60 LA15 NA05 PA13
Claims (3)
- 【請求項1】処理対象の基板の真空処理を行う処理室を
形成し上下に開閉可能な真空チャンバと、前記処理室内
に配設され前記基板を載置するとともに基板の搬送を案
内するための基板ガイド部を有する載置部と、前記基板
ガイド部と同一直線上の位置に配置され載置部に搬入さ
れる基板を水平姿勢で保持するとともに載置部への基板
の搬入動作時に基板をガイドする搬入ガイド部と、前記
基板ガイド部と同一直線上の位置に配置され載置部から
の基板の搬出動作時に基板をガイドするとともに搬出さ
れた基板を水平姿勢で保持する搬出ガイド部と、前記真
空チャンバが開状態のときに前記搬入ガイド部と基板ガ
イド部との間の第1の隙間および基板ガイド部と前記搬
出ガイド部との間の第2の隙間をそれぞれ橋渡しする搬
入ブリッジ部および搬出ブリッジ部と、前記搬入ブリッ
ジ部および搬出ブリッジ部をそれぞれ前記第1の隙間お
よび第2の隙間と退去位置との間で移動させる搬入ブリ
ッジ移動手段および搬出ブリッジ移動手段と、前記搬入
ガイド部上の基板を搬入ブリッジ部上を経て載置部上に
移動させる基板搬入移動手段と、載置部上の基板を搬出
ブリッジ部上を経て前記搬出ガイド部上に移動させる基
板搬出移動手段とを備えたことを特徴とする真空処理装
置。 - 【請求項2】上下に開閉可能な真空チャンバ内に形成さ
れ真空処理を行う処理室に処理対象の基板を搬送する真
空処理装置における基板搬送方法であって、前記処理室
内に配設され前記基板が載置される載置部に基板を搬入
する搬入動作は、前記載置部上での基板の搬送時に基板
をガイドする基板ガイド部と同一直線上の位置に配置さ
れ処理室に搬入される基板を水平姿勢で保持するととも
に搬入動作時に基板をガイドする搬入ガイド部に基板を
保持させる基板保持工程と、前記真空チャンバが開状態
のときに前記搬入ガイド部と前記基板ガイド部との間の
第1の隙間に搬入ブリッジ部を進出させて第1の隙間を
橋渡しする搬入ブリッジ進出工程と、搬入ブリッジ進出
状態において搬入ガイド部上の基板を基板搬入移動手段
によって搬入ブリッジ部上を経て載置部上に移動させる
搬入移動工程とを含み、処理室内の載置部から基板を搬
出する搬出動作は、真空チャンバが開状態のときに前記
基板ガイド部と同一直線上の位置に配置され処理室から
の基板の搬出動作時に基板をガイドするとともに搬出さ
れた基板を水平姿勢で保持する搬出ガイド部と前記基板
ガイド部との間の第2の隙間に搬出ブリッジ部を進出さ
せて第2の隙間を橋渡しする搬出ブリッジ進出工程と、
搬出ブリッジ進出状態において載置部上の基板を基板搬
出移動手段によって搬出ブリッジ部上を経て搬出ガイド
部上に移動させる搬出移動工程とを含むことを特徴とす
る真空処理装置における基板搬送方法。 - 【請求項3】前記搬入ガイド部と搬出ガイド部とを基板
ガイド部に連結しているときに、搬入移動工程と搬出移
動工程とを同時に行うことを特徴とする請求項2記載の
真空処理装置における基板搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001113689A JP2002313871A (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | 真空処理装置及び真空処理装置における基板搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001113689A JP2002313871A (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | 真空処理装置及び真空処理装置における基板搬送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002313871A true JP2002313871A (ja) | 2002-10-25 |
Family
ID=18964881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001113689A Pending JP2002313871A (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | 真空処理装置及び真空処理装置における基板搬送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002313871A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011082561A (ja) * | 2010-12-27 | 2011-04-21 | Olympus Corp | 基板搬送装置 |
TWI717947B (zh) * | 2018-12-20 | 2021-02-01 | 大陸商上海微電子裝備(集團)股份有限公司 | 一種基板交接裝置及基板交接方法 |
JP2021150553A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 基板処理装置および基板処理方法 |
-
2001
- 2001-04-12 JP JP2001113689A patent/JP2002313871A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011082561A (ja) * | 2010-12-27 | 2011-04-21 | Olympus Corp | 基板搬送装置 |
TWI717947B (zh) * | 2018-12-20 | 2021-02-01 | 大陸商上海微電子裝備(集團)股份有限公司 | 一種基板交接裝置及基板交接方法 |
JP2021150553A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 基板処理装置および基板処理方法 |
JP7478969B2 (ja) | 2020-03-23 | 2024-05-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 基板処理装置および基板処理方法 |
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---|---|---|---|
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Effective date: 20040816 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040914 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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Effective date: 20041207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |