JP4278045B2 - バッテリ式産業車両 - Google Patents

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本発明は、駆動エネルギ源としてのバッテリを搭載するバッテリフォークリフトなどのバッテリ式産業車両に関する。
バッテリ式産業車両のうちには、フォークリフトを用いてバッテリルームからバッテリを取出すようになされたものがあり、この種のバッテリ式産業車両では、下記の特許文献1や特許文献2に記載されているように、フォークが挿入される挿通孔が形成されたバッテリが採用される。そして、例えば、バッテリカバーをバッテリのリフトの妨げにならない位置まで開いた後、バッテリの取出しに用いるフォークリフトの運転者が挿通孔にフォークを挿入し、適量バッテリをリフトさせて持上げた後、フォークリフトを後退させてバッテリルームからバッテリを取出している。
また、下記の特許文献3に記載されているように、バッテリカバーを開かずにバッテリをバッテリルームに水平方向から出し入れするバッテリ式産業車両も提案されている。
実公昭49−8279号公報 特開2002−53299号公報 特開2002−265191号公報
さて、バッテリカバーを閉じたままで、フォークリフトなどを用いてバッテリルームからバッテリを取出すとなると、バッテリをリフトし過ぎてバッテリカバーやフレームに接触させ、バッテリを破損するおそれが生じる。
そこで、本発明は、安全にバッテリルームからバッテリを取出せるようにしたバッテリ式産業車両を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、車体の一側方に向けて開口して形成されたバッテリルームに、上記開口方向へ貫通して挿通孔が形成されたバッテリが収納されるッテリ式産業車両において、上記バッテリが、上記バッテリの上端と上記バッテリルームの上面部材との間が上下方向に所定の距離だけ離間された状態で上記バッテリルームの下面部材上に載置される収納位置に収納されるようになされており、上記収納位置にある上記バッテリの上記挿通孔よりも上方で、上記バッテリルームの開口側とは反対側に受止部材が設けられ、該受止部材と上記挿通孔との上下間隔が、上記バッテリと上記上面部材との上下間隔よりも小さく設定されていることを特徴とする、という技術的手段を採用する。
この構成によれば、バッテリルームの開口側とは反対側へ挿通孔からフォークが突出するように挿入した状態で、フォークをリフトさせると、バッテリの上端がバッテリルームの上面部材に接触する前に、フォークが受止部材に接触することになる。そのため、バッテリルームに対するバッテリのリフト量が制限されるので、バッテリがバッテリルームの上面部材に接触するまでリフトされることがなくなる。
本発明によれば、受止部材を設けることにより、バッテリルームに対するバッテリのリフト量を制限することができるので、バッテリのリフトし過ぎによりバッテリがバッテリルームの上面部材に接触して破損するおそれがなくなる。そのため、作業者は安心して、安全にバッテリをバッテリルームから取出す作業を行うことができる。
本発明に係るバッテリ式産業車両を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下の通りである。
図1に示すように、この実施例に係るバッテリ式産業車両はカウンタバランス型バッテリフォークリフトであり、車体1の前部に荷役装置2を、後部にカウンタウェイト3を支持させ、車体1の前部に取り付けられた前輪4と車体1の後部に取り付けられた後輪5とを用いて走行する。前輪4と後輪5との間には運転台6が設けられ、この運転台6には運転者が着座する座席7と、この座席7に着座した運転者が足を置くフロア8が設けられ、座席7の下側にバッテリ9を収納するバッテリルーム10が設けられる。
バッテリルーム10はその6面を外部と仕切る板部材が設けられ、この実施例では、その前面を覆う仕切板をフロントプレート11、上面を覆う仕切板をトッププレート12、後面を覆う仕切板をリヤプレート13、下面を覆う仕切板をボトムプレート14、左右の側面を覆う仕切板をサイドカバー15L,15Rと呼ぶ。右のサイドカバー15Rはヒンジでフロントプレート11に連結されており、図2に2点鎖線で示すように、このサイドカバー15Rを車体1の横側方に水平に煽ってバッテリルーム10の右側面を開放できるようにしている。なお、バッテリルーム10の右のサイドカバー15Rが設けられる側(即ち、右側)を口側といい、その反対の右のサイドカバー15Lが設けられる側(即ち、左側)を奥側という。
ボトムプレート14の奥側には、収納されたバッテリ9の奥側面下部を受止めるストッパ17が固定され、口側には収納されたバッテリ9の口側面下部を受止める別のストッパ18が挿抜可能に支持される。また、図1ないし図3に示すように、フロントプレート11とリヤプレート13との奥端縁の下部寄り部分に受止部材19が設けられる。
図3に示すように、バッテリ9の下部には、他のフォークリフトのフォーク20が挿通される1対の挿通孔9aが形成されている。バッテリルーム10内に収容されているバッテリ9の上面とトッププレート12との間には所定の最大クリアランスCmaxが設けられ、バッテリルーム10のボトムプレート14からこれら挿通孔9aの上縁までの高さはHminとなっている。そして、ボトムプレート14から受止部材19の下縁までの高さHmaxは、ボトムプレート14から挿通孔9aの上縁までの高さHminよりも高く、高さHminと最大クリアランスCmaxとの和よりも小さい範囲で設定される。従って、フォーク20が受止部材19の下縁にまで上昇した状態でも、最小クリアランスCmin(=Hmin+Cmax−Hmax)がバッテリ9上面とトッププレート12との間に残されることになる。言い換えると、挿通孔9aの上縁から受止部材19の下縁までの高さHmax−Hminが、最大クリアランスCmaxよりもCminだけ小さく設定されている。
さて、バッテリ9をバッテリルーム10から取出す時には、口側のサイドカバー15Rを開位置に開き、口側のストッパ18を抜き取ってから、バッテリ9を取出すために使う他のフォークリフトのフォーク20をバッテリ9の挿通孔9aに挿入する。このフォーク20は、上面が水平の爪部20aと、これの基端部に連続して鉛直方向に延びるフィンガ部20bとを備え、爪部20aの長さは、バッテリルーム10にフォークリフトをもっとも接近させた状態で、爪部20aの先端がバッテリ9の奥側に位置する受止部材19の下側まで突出する長さにしている。フォーク20をバッテリ9の口側の端面から差込み、フォーク20の先端部がバッテリ9の奥側の端面から所定量突出するまでバッテリ9に挿入した後、フォーク20を好ましくは低速で適量上昇させる。このとき、フォーク20を上昇させて行くと、図2と図3に2点鎖線で示すように、バッテリ9の上面とトッププレート12との間に設定された最小クリアランスCminが残される高さでフォーク20の先端部が受止部材19に受止められ、その高さに規制される。
従って、バッテリ9がトッププレート12に接触することがなくなり、接触によるトッププレート12の変形や破損、バッテリ9の損傷が確実に防止される。なお、受止部材19は着脱可能とすることもできるが、この実施例ではフロントプレート11及びリヤプレート13に固定されているので、バッテリルーム10の補強部材としての役割をもつ。この補強部材の機能とフォーク20の上昇を制限する機能とを1つの受止部材19に持たせることにより、受止部材と補強部材とを別に設ける場合に比べて部品点数が削減される。
この実施例に係るバッテリ式産業車両は、上記実施例と同様にカウンタバランス型バッテリフォークリフトであり、図4に示すように、車体1の前部に荷役装置2を、後部にカウンタウェイト3を支持させ、車体1の前部に取り付けられた前輪4と車体1の後部に取り付けられた後輪5とを用いて走行する。前輪4と後輪5との間には運転台6が設けられ、この運転台6には運転者が着座する座席7と、この座席7に着座した運転者が足を置くフロア8が設けられ、座席7の下側にバッテリ9を収納するバッテリルーム10が設けられる。
この実施例に係るバッテリルーム10は、その前面を覆うフロントプレート11、上面を覆うトッププレート12、後面を覆うリヤプレート13、下面を覆うボトムプレート14、左右の側面を覆うサイドカバー15L,15Rで仕切られている。右のサイドカバー15Rはヒンジでフロントプレート11に連結されており、図5に2点鎖線で示すように、このサイドカバー15Rを車体1の横側方に水平に煽ってバッテリルーム10の右側面を開放できるようにしている。なお、上記実施例と同様に、この実施例においてもバッテリルーム10の右のサイドカバー15Rが設けられる側(即ち、右側)を口側といい、その反対の右のサイドカバー15Lが設けられる側(即ち、左側)を奥側という。
ボトムプレート14の奥側には、収納されたバッテリ9の奥側面下部を受止めるストッパ17が固定され、口側には収納されたバッテリ9の口側面下部を受止める別のストッパ18が挿抜可能に支持される。また、図4ないし図5に示すように、フロントプレート11及びリヤプレート13の上部に固定される受止部材21が設けられている。
図6に示すように、バッテリ9の上部には、他のフォークリフトのフォーク20が挿通される1対の挿通孔9aが形成されている。バッテリルーム10内に収容されているバッテリ9の上面とトッププレート12との間には所定の最大クリアランスCmaxが設けられ、ボトムプレート14から受止部材21の下縁までの高さは、ボトムプレート14から挿通孔9aの上縁までの高さよりも高く設定され、フォーク20が受止部材21の下縁にまで上昇した状態でも、最小クリアランスCminがバッテリ9上面とトッププレート12との間に残されるようになされている。言い換えると、挿通孔9aの上縁から受止部材21の下縁までの高さが、最大クリアランスCmaxよりもCminだけ小さく設定されている。
さて、バッテリ9をバッテリルーム10から取出す時には、口側のサイドカバー15Rを開位置に開き、口側のストッパ18を抜き取ってから、バッテリ9を取出すために使う他のフォークリフトのフォーク20をバッテリ9の挿通孔9aに挿入する。フォーク20をバッテリ9の口側の端面から差込み、フォーク20の先端部がバッテリ9の奥側の端面から所定量突出するまでバッテリ9に挿入した後、フォーク20を上昇させて行くと、バッテリ9の上面とトッププレート12との間に最小クリアランスCminが置かれる高さでフォーク20の先端部が受止部材21に受止められ、その高さに規制される。その結果、バッテリ9がトッププレート12に接触することがなくなり、トッププレート12の変形や破損、バッテリ9の損傷が防止される。
なお、この実施例では、受止部材21と共に上記の実施例において説明した受止部材19を合わせて設けてあるので、上部に挿通孔9aが形成されたバッテリ9と下部に挿通孔9aが形成されたバッテリ9との両方について、バッテリ9とトッププレート12との接触を防止することができる。
実施例1に係るバッテリフォークリフトの側面図である。 実施例1の要部の断面図である。 実施例1の要部の側面図である。 実施例2に係るバッテリフォークリフトの側面図である。 実施例2の要部の断面図である。 実施例2の要部の側面図である。
符号の説明
1 車体
9 バッテリ
9a 挿通孔
10 バッテリルーム
11 フロントプレート
12 トッププレート
13 リヤプレート
14 ボトムプレート
19 受止部材
20 フォーク
21 受止部材

Claims (1)

  1. 車体の一側方に向けて開口して形成されたバッテリルームに、上記開口方向へ貫通して挿通孔が形成されたバッテリが収納されるッテリ式産業車両において、
    上記バッテリが、上記バッテリの上端と上記バッテリルームの上面部材との間が上下方向に所定の距離だけ離間された状態で上記バッテリルームの下面部材上に載置される収納位置に収納されるようになされており、
    上記収納位置にある上記バッテリの上記挿通孔よりも上方で、上記バッテリルームの開口側とは反対側に受止部材が設けられ、
    該受止部材と上記挿通孔との上下間隔が、上記バッテリと上記上面部材との上下間隔よりも小さく設定されていることを特徴とするバッテリ式産業車両。
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