JP4277267B2 - 自転車の屋根 - Google Patents

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Description

この発明は自転車の乗員の前面と上面とを覆って雨を除けるための自転車の屋根に係り、特に屋根シートの伸展や折り畳みに際して屋根シートを構成する支柱が倒れたり振らつかないようにした自転車の屋根に関するものである。
降雨時に傘を差して自転車に乗ることにはハンドル操作を誤るなどの危険があるため、自転車に取り付ける屋根が各種提案されている。実登3059121号の自転車の屋根は当発明者に係るものであり、略平行に延びて少なくとも自転車の乗員の前面と上面を被覆し得る長さを有した伸縮自在で且つ弾力的に変形自在な2本の支柱で略方形のシート張設枠を構成し、該シート張設枠をビヤ樽形状または平行な状態に変形、移行させ得る拡開手段を支柱の基部に取り付け、ビヤ樽形状に変形したシート張設枠より若干小さな略相似形の透明な屋根シートを支柱に連結し、支柱の伸縮により屋根シートの伸展若しくは折り畳みを可能にしたことを特徴とするものを提案した。実施形態のものでは、支柱の基端は回動自在に軸支され、支柱は逆ハ字状または平行な状態に移行自在とされている。
前記拡開手段は支柱の基部に、支柱を逆ハ字状に拡開し得るように設けられている。この拡開手段を実登3059121号では図4および図5を用いて説明している。図4のものは中央で回動自在に連結した2本のリンクからなり、リンクの端部を支柱の基部に回動自在に連結し、く字状に屈曲して支柱を逆ハ字状から平行な状態に移行させ得るようにしたものである。また図5のものは複数の孔を間隔をおいて形成した拡開板と、該孔に係入するフックを備えた拡開バーとからなり、拡開バーの端部を支柱に回動自在に連結し、フックと孔の係入位置によって支柱を逆ハ字状の状態と平行な状態とに移行自在としたものである。
実登3059121号公報
確かに実登3059121号では、それまでの自転車の屋根で問題と成っていた晴天時等に防水性の屋根シートを折り畳んで格納することが出来ない点を解決することが出来た。
しかしながら、支柱はその基端で自転車の前部に取り付けられる荷物カゴの前面に回動自在に軸支されているだけであるから、左右には自由に振れることができるのである。前記拡開手段として中央で回動自在に連結した2本のリンクから成るものでは、く字状に屈曲している状態では左右の支柱が各々自由に振れることができるし、伸張させた状態では左右の支柱が同方向に振れたり倒れたりする可能性がある。また拡開板と拡開バーとから成るものでは、荷物篭に取り付けた拡開板の孔にフックを係入していない状態では左右の支柱が各々自由に振れたり倒れたりすることが出来、その傾倒角には事実上限度がない。ただ図3で示したように収納カバーを掛けた時にのみ辛うじて止まるのである。このように支柱が振らつくのでは極めて扱い辛く、特に降雨に遭った時のように慌てている状況下では気が急いていることもあって屋根の組み立ては大変なものとなる。
すなわち上述した拡開手段は、2本の支柱を逆ハ字状に拡開した状態そのものを安定に保持することが出来ても、特に拡開状態に至るまでは支柱の左右への不本意な振らつきがないように安定的に保持することは難しかったのである。このような問題は、支柱の基端を回動自在に軸支する構成以外の構成、例えば支柱の基端をコイルバネなどで傾斜自在に支える構成などでも起こり得る。なお支柱を伸張させて屋根シートを伸展させてから拡開手段を操作するため、支柱の重心が高く、支柱が重くなることも不安定さを増す要因となっている。
従ってこの発明は、拡開前、拡開中、拡開後の何れの状態にあっても、支柱が安定しており、その取り扱いが容易であるような自転車の屋根を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段及び作用
上記課題は、略平行に延びて少なくとも自転車の乗員の前面と上面とを覆い得る長さを有した伸縮自在且つ弾性変形可能な2本の支柱で略方形のシート張設枠を構成し、該シート張設枠をビヤ樽形状または平行な状態に変形・移行させる拡開手段を支柱の基部に取り付け、ビヤ樽形状に変形したシート張設枠より若干小さな略相似形を呈する透明な屋根シートを支柱に連結して支柱の伸縮と共に屋根シートの伸展若しくは折り畳みを可能にし、紐状体の一端部をシート張設枠の端部に取り付けると共に他端部を自転車の後部に着脱自在に連結して伸張したシート張設枠を弓状に湾曲可能にした自転車の屋根に於いて、前記支柱間に、または支柱と自転車の車体または車体に取付ける付属部品との間に、支柱が前記拡開手段ごと倒れたり振らついたりすることを制限するための制限手段を設けたことを特徴とする、自転車の屋根とすることにより達成される。
この発明の自転車の屋根は、支柱を伸張させ屋根シートを伸展させたら、前記拡開手段を操作してシート張設枠をビヤ樽形状にした所で固定する。シート張設枠は元の平行な状態に変形・移行しようとするが、前記拡開手段が固定されているために不可能である。そして前記紐状体を引きその端部を自転車の後部に連結すれば完了である。この状態では自転車のハンドルを回しても屋根シートはいつも乗員の頭上に在ることが出来、また屋根シートは風が強い環境でも風を逃がすことが出来る。また必要に応じて前記拡開手段を操作して、前記シート張設枠を平行な状態に変形・移行させることが出来る。
この際に、前記支柱間に、または支柱と自転車の車体または車体に取付ける付属部品との間に、支柱が前記拡開手段ごと倒れたり振らついたりすることを制限するための制限手段が設けられているため、支柱の振らつきを意図的に制限することが出来、支柱の振らつきは最小限度に押さえられ、安心してシート張設枠をビヤ樽形状にしたり元の平行な状態に変形・移行させる操作を行なうことが出来るようになっている。すなわち支柱が前記拡開手段ごと倒れたり振らついたりすることを制限するための制限手段があることによって支柱が不本意に振れたり傾倒したりすることが防げ、支柱を手放しすることが可能になる。
また、支柱の基端を回動自在に軸支して、支柱を逆ハ字状または平行な状態に移行自在としたことを特徴とする。更に支柱の基部に、支柱を逆ハ字状に拡開する拡開手段を取り付け、該拡開手段は拡開状態の保持と解除が可能であり、解除した状態に於て支柱は平行な状態に移行可能であることを特徴とする。更に、支柱の端末に端末バーを固着してシート張設枠を略方形に構成し、該端末バーに屋根シートの末端を固定し、屋根シートの周辺を支柱に沿って移動する複数の連結リングで連結したことを特徴とする。更に、支柱の基部を拡開する拡開手段が、中央で回動自在に連結した2本のリンクから成り、リンクの端部を支柱の基部に回動自在に連結し、く字状に屈曲して支柱を逆ハ字状から平行な状態に移行させ得るようにしたことを特徴とする。さらに、支柱の基部を拡開する拡開手段が、複数の孔を間隔をおいて形成した拡開板と、該孔に係入するフックを備えた拡開バーとから成り、拡開バーの端部を支柱に回動自在に連結し、フックと孔の係入位置によって支柱を逆ハ字状の状態と平行な状態とに移行自在としたことを特徴とする。更に、紐状体の長さを調節可能に設け、この長さを調節することによりシート張設枠の湾曲度を調節可能としたことを特徴とする。更に、前記紐状体の端部にフックを設け、該フックが係合し得るリングを紐状体の途中に複数間隔をおいて取り付けて、フックとリングとの係合位置により紐状体の長さを調節可能としたことを特徴とする。更に、支柱の収縮に伴なって折り畳まれた屋根シートを、支柱と共に収納カバーで被覆するようにしたことを特徴とする。
また、前記付属部品が車体の前部に取付けられた荷物カゴであり、該荷物カゴに前記制限手段が設けられているものとすることが出来る。荷物カゴは自転車に固定されているため、制限手段はこの荷物カゴを介して自転車に固定されることになる。従って支柱もこの制限手段を介して自転車との関係を安定的に保つことができる。なお前記制限手段は荷物カゴのどの部位に設けられていてもよいが、特に荷物カゴの前面側に固定されている場合には、支柱が荷物カゴの分だけ前方向へ離れることになり、乗員の前面と上面とにより広いクリアランス(空間)が得られる。
また、一側を支柱に係合させ他側を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に係合させた回動杆を、前記制限手段とすることが出来る。係合手段は各種あり、一般的には軸止させることが多いが、緩く係合させることも可能であり、例えば杆状体の両端部分に緩めのワンターンを形成し、該ワンターンで杆状体を支柱と荷物カゴの縦棒とに係止させることを上げ得る。この場合の杆状体はワンターンにより回動に類する運動を行ない得るために回動杆であると言ってよい。何れの構成に於いても回動杆の長さは一定であるから、支柱は回動杆の範囲内で傾斜したり、元の状態に戻ったりすることが可能である。
また、ガイド杆の一側を支柱に係合させると共にこのガイド杆の長手方向へ摺動自在に組み付けた摺動部材を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に係合させるか、若しくはガイド杆の一側を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に係合させると共にこのガイド杆の長手方向へ摺動自在に組み付けた摺動部材を支柱に係合させて、前記制限手段とすることが出来る。上述したように緩く係合させたり軸止させたりする構成が選択可能である。ガイド杆はその一側とガイド杆に組み付けられた摺動部材とによって回動自在であり、支柱はガイド杆上を移動する摺動部材の移動範囲内でのみ傾斜可能である。
また、長手方向へ互いに摺動し合うように組み付けられた2本の摺動杆の一側の端部を支柱に係合させ、他側の端部を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に係合させて、前記制限手段とすることが出来る。ここでも上述したような緩く係合させたり軸止させたりする構成が選択可能であり、その何れの構成に於いても摺動杆はその両端部で回動自在であり、支柱は伸縮する摺動杆の伸縮範囲内でのみ傾斜可能である。
なお前記摺動杆に付いて、2本の摺動杆の内の一側を例えば荷物カゴの横棒とし、他側の摺動杆の一端部にワンターンを形成し、このワンターンで荷物カゴの横棒に係止させることが出来る。荷物カゴは横棒と縦棒とによって格子状に形成されているが、横棒に係止されたワンターンは、縦棒と縦棒との間の格子の一区画分しか動けないため、この間隔を支柱が逆ハ字状の状態と平行な状態とに移行し得るのに十分な間隔に取ればよい。
また、ガイド部材の両側からガイド部材に摺動部材を摺動自在に且つ脱落不能に組み付け、ガイド部材を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に固定し摺動部材の端部を支柱に係合させて、前記制限手段とすることが出来る。摺動部材の端部とは、ガイド部材の中に入っている端部ではなく外側に出ている端部のことである。ガイド部材の両側で摺動部材を引き出したり押し込んだりし得るが脱落するまで引き出すことは不可能である。従って摺動部材が引き出せる範囲で支柱の自由度が制限され、支柱の振らつきが最小限度に押さえられる。
また、長孔を開孔した制限部材を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に固定し、前記長孔に支柱を通して、前記制限手段とすることが出来る。この長孔の形成方向は支柱の拡開方向に実質的に一致するようにする。従って支柱の傾斜は長孔の端部で止められてしまうため、支柱の振らつきは最小限度に止どめられる。
また、前記制限手段と前記拡開手段とが一体に設けられているものとすることが出来る。すなわち拡開手段そのものに制限手段の役割を担わせ得る構成としたものである。従って拡開手段を操作してシート張設枠をビヤ樽形状に変形・移行させ、また平行な状態に変形・移行させる過程で、或いは拡開前、拡開後の状態に於いて、拡開手段が支柱の振れすぎを制限するのである。
この制限手段と拡開手段とを一体に設ける構成に付いて、ラチェット刃が形成された長孔を開孔した拡開板と、該孔に係入するフックを備えた拡開バーとから成り、拡開板を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に固定し、拡開バーの端部を支柱に回動自在に連結して長孔とフックの係入位置によって支柱を逆ハ字状の状態と平行な状態とに移行自在としたものとすることが出来る。支柱を拡開しようとすると拡開バーが外側方向に引かれてシート張設枠がビヤ樽形状に変形・移行するが、これを戻そうと作用する力に対してはフックがラチェット刃に掛止して戻りを阻止する。しかしながら指でフックをラチェット刃から外すことによって、シート張設枠を平行な状態に変形・移行させることが出来る。この際フックは拡開板の長孔の形成範囲内でしか移動が行なえないために、拡開バーに連結された支柱もフックが長孔の端部で止められる限界までしか振れることが出来ないのである。
また上述した制限手段と拡開手段とを一体に設ける構成に付いて、ガイド部材の両側からガイド部材に摺動部材を摺動自在に組み付け、この摺動部材の端部を 支柱に係合させると共に前記シート張設枠をビヤ樽形状に変形・移行させた時にガイド部材に対し摺動部材を固定可能にしまたはこの固定状態を解除可能にする掛止部材を取り付けて前記拡開手段とし、前記ガイド部材を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に固定して前記制限手段とすることが出来る。前記拡開手段によれば、ガイド部材に対して摺動部材を摺動させると伸張して前記シート張設枠をビヤ樽形状に変形・移行させることが出来るが、この状態で前記掛止部材を用いてガイド部材に対する摺動部材の伸張状態を固定しまた必要に応じて掛止部材を操作して伸張状態を解除し前記シート張設枠を平行な状態に変形・移行させることが出来る。ガイド部材に対して摺動部材を摺動させる方向は水平方向であることから、自転車の跳ね上がりなどに伴なう垂直方向の衝撃の影響を受けにくい。また摺動させる操作は恰かも傘を広げるのと同じような操作性であって、雨が降っている中や急ぎの時などでも行ないやすく、見た目もスマートである。また掛止部材は前記固定状態を解除する方向に操作するだけである。このようにして前記シート張設枠を平行な状態に変形・移行させると、2本の支柱を縮小させて畳むことが出来るようになる。この際ガイド部材が自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に固定されており、摺動部材は掛止部材によって限度内でしか摺動することを許されていないため、摺動部材に連結された支柱もその振れ方に制限を受けることになる。
なおこの他、支柱の基端を回動自在に軸支するタイプのものに於いては、この回動軸の上側ではなく、回動軸の下側に支柱が倒れたり振らついたりすることを制限するための制限手段を設けることが可能である。
発明の効果
上述のようにこの発明によれば、支柱が拡開前、拡開中、拡開後の何れの状態にあっても振れすぎるようなことがなく、状態が安定して、その取り扱いが容易となる効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態・実施例
第1実施形態
図1乃至図8はこの発明の第1実施形態を表わす。この実施形態の全体構成であるが、2本の支柱1,1を略平行に設けて、その基端を横設した連結バー4で左右に開閉自在に軸支した。また支柱1,1の上部に連結片12,12を設け、ここに後述するリンク2,20を回動軸23にて回動自在に接続して成る。また該リンク2,20と連結バー4との間に支持パイプ5を設けて2本の支柱1,1間を連結して成る。支持パイプ5は固定板43にて自転車の荷物カゴBの前側に固定されている(図2)。なお支柱1,1は乗員の肩幅に相当する約40〜60センチメートル程度の間隔で2本略平行に配置されている。
次に左右の支柱1,1に釣竿様の多段伸縮式の伸縮支柱13,13を連結して締結螺子11で強固に固定し、伸縮支柱13,13の先端部には図6で表わした端末バー7を取り付けるが、この端末バー7の両端部を挿入部70,70として両者が略平行と成るように屈曲し、この挿入部70,70を前記伸縮支柱13,13の先端部に挿着した。なおこの挿着に先立ち、前記伸縮支柱13,13及び当該端末バー7にはナイロン製の透明な屋根シート6を、その周囲に取り付けたリング60を支柱13及び端末バー7に通すようにして装着する(図7)。また前記端末バー7の中央部には縮小する方向に弾性を示す伸縮自在のカールコード71を取り付け、この途中及び先端部に4つのリング72を設けて成る。サドルSの後部にはフック73を設けている(図8)。このように構成して、前記伸縮支柱13,13をビヤ樽形状に変形・移行させてから、前記カールコード71を引き、4つの内の任意のリング72をサドルSの後部のフック73に掛止することによってしならせ、自転車の乗員の前面と上面とを覆うようにした(図1)。なお前記伸縮支柱13,13はグラスファイバー製のものである。また支柱13は複数段連結して伸縮自在とした構造からなり、不使用時には短く収縮させることが出来る。
前記支持パイプ5であるが、これは図3で表わしたように荷物カゴBの前側中程に横設・固定したものであり、その両端部から摺動杆50,50を摺動自在に挿着して、各々の摺動杆50の外側の端部にワンターン51を形成し、このワンターン51,51により支柱1,1を巻き込むように支えている。支持パイプ5回りの構成は支柱1,1が倒れたり振らついたりすることを制限するための制限手段であり、この構成が存在することにより支柱1,1が拡開する前でも、拡開中に於いても、はたまた拡開後の状態であっても、支柱1,1が回動軸40,40から振らつくようなことが起こらず、状態が安定して取り扱いしやすいものと成るのである。なお支持パイプ5の両端部には絞り52が形成されており、摺動杆50の途中に設けた掛止片53が絞り52に掛かって、これ以上は摺動杆50を支持パイプ5から引き出せないように成っている。
前記連結バー4は、ハンドルの前側に固定する荷物カゴBの前下側の横枠棒に固定板42によって固定されるものであるが、その両端部を略直角に後方へ折曲して回動軸40,40と為し、この回動軸40,40を支柱1,1の基端に設けた軸孔10に挿通し、割りピン41で回動軸40が軸孔10から抜けないように止め合わせて成るものである(図4)。
次に前記支柱1,1の拡開手段を図3及び図5を参照しつつ説明する。拡開手段によって2本の支柱1,1を逆ハ字状に拡開、若しくは平行な格納状態に移行させることが出来る。すなわち、中央の回動軸22で屈曲自在に軸支した2本のリンク2,20からなり、リンク2,20の自由端をそれぞれ2本の支柱1,1に設けた連結片12,12に回動自在に連結する。このリンク2,20は伸張した状態で2本の支柱1,1を逆ハ字状に拡開する長さを有しており、屈曲させることにより支柱を平行な状態に移行させることが出来る。リンク2,20は一本の棒状に伸張された時にその状態を維持するための安定片21を備えている。
支柱1,1の基部を逆ハ字状に拡開することによって、端末バー7で略方形に構成されたシート張設枠は、中央部が外方に向かって弧状に膨出したビヤ樽形状に変形し、防水性の屋根シート6をピンとした状態に伸展させることが出来る。屋根シート6は、所要の強度と、耐候性を有した透明な合成樹脂シート、例えばナイロンのシートが好適である。屋根シート6はビヤ樽形状に拡開されたシート張設枠よりも若干小さな略相似形に形成され、図7に示すように、周辺に沿って所定の間隔で形成された複数の連結孔61に、支柱1,1に沿って自由に移動し得る複数の連結リング60を挿通して支柱1,1に連結する。屋根シート6の末端は端末バー7に固着されている。なおシート張設枠を弓状に絞るカールコード71の複数個のリング72と、サドル側のフック73との係合に関して、フック73とリング72との係合位置によりカールコード71の長さを調節することを可能としてある。これによりシート張設枠の湾曲度を調節し、乗員への被覆度合を任意に設定可能としてある。
前記一本の棒状に伸張されたリンク2,20を屈曲させることにより、支柱を平行な状態に移行させることが出来る。続いて支柱1,1を収縮させると、屋根シート6は支柱の収縮にしたがって折り畳まれてくる。折り畳まれた屋根シート6は、収縮した支柱の基部の先端に収束される(図5)。この後は収納カバーを装着して被覆するなどすればよい(図示せず)。
さて、支柱が倒れたり振らついたりすることを制限するための制限手段は、係る図2、図3に示す構成のものに限定されないことは勿論である。以下ではそのバリエーションの幾つかを図面を用いて説明する。
第2実施形態
図2を用いて説明した第1実施形態の支柱が倒れたり振らついたりすることを制限するための制限手段の代わりに、この実施形態の制限手段は、2本の摺動杆56に付いて各々の摺動杆56の一端部に設けたワンターン57に相手の摺動杆56を通して、両者を摺動自在に組み付けたものを支持パイプ54内に収納して成る。この摺動杆56の自由端は支持パイプ54の両側に設けた通孔55から外部に取り出されており、この自由端には連結片58が取り付けられている。また連結片58には軸孔59が開孔されており、支柱側の連結片の軸孔に合わせて回動軸を以って支柱に連結するタイプのものである。なお支持パイプ54は固定板43にて自転車側に固定される(図9を参照)。この実施形態の制限手段では、支柱1,1が拡開して行く過程で摺動杆56,56が両側へ引かれるが、ワンターン57,57がぶつかり合った状態で支柱1,1のこれ以上の拡開を止めることが出来る。
第3実施形態
この実施形態の制限手段は、支持パイプ5と摺動杆50との組み合わせに沿いアーム500,500を設けて拡開限界を規定するようにした点に特徴がある。即ちこのアーム500の両端部には互いに直角方向と成るようにしてワンターン501,502を形成し、水平姿勢のワンターン501で支柱1を巻き込むようにすると共に、垂直姿勢のワンターン502で荷物カゴBの横棒である固定バー44を巻き込むようにした。この構成により、両側の支柱1,1が拡開して行く過程でワンターン502が荷物カゴBの固定バー44の端部に至ったら支柱1,1がこれ以上拡開しないようにすることが可能と成っている。この固定バー44は荷物カゴBと一体であり、従ってこの実施形態の制限手段は自転車に固定されていることになる。
第4実施形態
この実施形態では、支柱が倒れたり振らついたりすることを制限するための制限手段の他の形態を説明すると共に、拡開手段の他の変形例をも説明する。図11の拡開手段は少なくとも左右に2つの挿入孔32,33、全体で4つの挿入孔を間隔をおいて形成した拡開板31と該拡開板31の挿入孔32,33に挿入自在なフック30を有する拡開バー3とからなり、該拡開バー3,3を支柱1,1に連結片12を介して回動自在に連結し、フック30と挿入孔32,33との係入位置によって、支柱1を拡開状態若しくは平行状態に移行させるようにしたものである。このように拡開手段に付いても上述した2種の構成のものに限定されないことは勿論であり、2本の支柱を逆ハ字状に拡開してその状態を安定に保持することが出来、または平行な状態に容易に移行させることが出来るものであればよい。
次にこの実施形態に於ける支柱が倒れたり振らついたりすることを制限するための制限手段を説明する。符号45は荷物カゴB側に取り付けた軸受けである。該軸受け45と支柱1の側に取り付けた軸受け14との間に回動杆503を回動自在に取り付けて成る。いま支柱1が拡開して行くと、それに引かれる形で矢印の方向へ回動杆503が回動するが、回動杆503が突っ張るとこの回動運動が止む。従って支柱1は軸孔10を回動軸40で支持されているだけではあるが、この回動杆503の存在により不本意に支柱1が倒れてしまうような問題を生じない。
第5実施形態
図12は上述した回動杆503の代わりに組み付けた、ガイド杆504と摺動部材506との組から成る制限手段に付いて図示したものである。軸受け45と支柱1に取り付けた摺動部材506との間にガイド杆504を取り付けて成る。ガイド杆504にはその長手方向にガイド溝505が刻設されており、該ガイド溝505に前記摺動部材506がはめ込まれている。支柱1が拡開して行くと、摺動部材506がガイド溝505の中を摺動して行くが、ガイド溝505の端部に至るとガイド杆504を回動させるように作用するが、ガイド杆504が突っ張るとこの回動運動が止む。この状態ではこれ以上の支柱1の傾倒は阻止されていることに成る。
第6実施形態
この実施形態の制限手段は、両側にその長手方向へ向かう長孔508,508を開孔した板バネ507を、図示していない荷物カゴの前側に前記長孔508,508が垂直方向を向くように固定し、該長孔508,508に各々支柱1,1を通して、前記制限手段としたものである(図13)。従って支柱1,1は長孔508の範囲内でしか傾倒することが出来ないのである。なおここでは制限部材にバネ性を有すると共に幾分上方向へ湾曲された板バネ507を用いているが、これはここに幾らかの遊びを与えて拡開手段に負担が係らないようにするための構成である。しかしながらこれは必須の構成ではない。
さてこれまでは制限手段と拡開手段とは別体として設けられていたが、以下の3種類の実施形態では制限手段と拡開手段とが一体に設けられているものを取り上げることとする。
第7実施形態
この実施形態の制限手段は、長孔510を開孔した拡開板509と、前記長孔510に係入するフック34を備えた拡開バー36とから成り、拡開板509を自転車の荷物カゴBの横棒である固定バー46に固定し、拡開バー36の端部を支柱に回動自在に連結して成るものである。前記長孔510の固定バー46寄りの縁にはラチェット刃511が形成されており、該ラチェット刃511とフック34の係入位置によって支柱を逆ハ字状の状態と平行な状態とに移行自在としている。従ってここはまた拡開手段としての役割を担っている。このラチェット刃511は固定バー46側に向けて外側から内側に入り込むような溝が3段に形成されており、図示していない支柱1,1の自然な位置に従って、拡開バー36の先端部であるフック34は自然にはこの3段の溝の側に在るように自然に付勢されている(図14)。
このため支柱を拡開させたり平行な状態に戻すには、この力に逆らうようにしてフック34を溝の側から押し出すように操作するのである。すなわち3段の溝の何れにフック34が掛止されていようとも、自然にはフック34はこの溝から外れることがないので、拡開手段として十分な作用が得られる。なおこのフック34には細線で図示した脱落防止片35が設けられており、長孔510から外れないようにされている。
第8実施形態
この実施形態の全体構成であるが、2本の支柱1,1を略平行に設けて、その基端を横設した連結バー4の回動軸40で左右に開閉自在に軸支した。支柱1,1の上部に連結片12,12を設け、ここに後述するチャンネル材を接続した。前記支柱1,1の拡開手段に付いて、ガイド部材であるチャンネル材8の両側から、摺動部材であるチャンネル材80,80を摺動自在に組み付け、チャンネル材80,80の自由端部を前記連結片12,12にて回動自在に螺子止めした。また両側のチャンネル材80,80の各々には次のような構成が施されている。すなわちチャンネル材80の内部にシーソー板9を回動軸92で回動自在に設けて、この回動軸92にバネ93を取り付けて常にはシーソー板9の外側の端部が上昇するように付勢した。このシーソー板9の外側の端部には上方向に突出する略半円形状の押圧突起90を設け、内側の端部には下方向に突出する略三角形状のフック91を設けた。またこれ等の突起がチャンネル材80の上下壁から突出し得るように、シーソー板9の対応する部位に切欠孔81,82を設けた。またチャンネル材8は固定板47を以て荷物カゴBに固定されている。これによりこの発明の掛止部材の構成を実現している(図15)。なお特に前記切欠孔92の位置は前記チャンネル材80をチャンネル材8から所要寸法だけ引き出した位置に当たり、これは上述の屋根シートがビヤ樽形状に変形させた時の位置に当たるものである。また前記支柱1,1の拡開範囲ではチャンネル材80はチャンネル材8から抜き出せないようになっているため、これによってこの発明の制限手段の構成が実現している。なお更にチャンネル材80のチャンネル材8からの脱落防止手段を設けるようにしてもよい。
さてチャンネル材8とチャンネル材80,80との組を伸張させると、図15で表わすように押圧突起90が切欠孔81の位置に来た時に、また同時にフック91が切欠孔82の位置に来た時に、バネ93の力によって押圧突起90が切欠孔81から突出し、フック91が切欠孔82から突出する。これにより突出したフック91がチャンネル材8の端部に掛止して、チャンネル材8とチャンネル材80,80との伸張状態すなわち屋根シート6がピンと張られた状態が維持されるのである。次に前記押圧突起90を指で押し込むように操作すると、押圧突起90が切欠孔81からまたフック91が切欠孔82から外れるため、チャンネル材8とチャンネル材80とを縮小させることが可能と成る。これは両側のチャンネル材80,80に付いて言えることである。この後屋根シート6を折り畳んだり伸縮支柱13,13を縮めるには上述とは逆の手順に従えば良い。支柱1,1すなわち伸縮支柱13,13を平行にすることによって、この一連の作業を行なうことが出来るようになるのである。
上述のチャンネル材8とチャンネル材80,80との伸張状態(支柱1,1の拡開状態)への移行に際して、また平行状態への移行に際して、チャンネル材8とチャンネル材80,80との組み付け構成は、支柱1,1の振らつきを防止する役割を果たす。なんとなればチャンネル材8は固定板47を以て荷物カゴBに固定されており、チャンネル材80はこの固定されたチャンネル材8から一定の限度以上に抜き出せないようになっているからである。
これまで説明した何れの実施形態に於ける支柱1,1も、その基端を横設した連結バー4で左右に開閉自在に軸支されている。連結バー4の回動軸40を支柱1の基端に設けた軸孔10に挿通して軸支するようにしている。従って、2本の支柱1,1をこの回動軸40を以て逆ハ字状に拡開、若しくは平行な格納状態に移行するようになっている。しかしながら次に説明する実施形態では、支柱1,1が略平行な関係を保ったまま拡開する構成例を説明する。
第9実施形態
図16はこの実施形態を斜視図で表わしたものである。この実施形態の構成はその殆どの部分を上述した第8実施形態に倣うものであるが、前記連結バー4の代わりに、この部位にも前記チャンネル材8とチャンネル材80との組から成る拡開手段を取り付けた点に特徴を有する。従って、支柱1,1の上下の2ヵ所にチャンネル材8とチャンネル材80との組から成る拡開手段が設けられており、その何れのチャンネル材8も自転車の荷物カゴBに固定板48で固定されているため、上下の2ヵ所のチャンネル材8とチャンネル材80との組構成はまた支柱1,1が倒れたり振らついたりすることを制限するための制限手段ともなっている。
なお次ではチャンネル材80,80とチャンネル材8との伸張状態を維持する手段に付いて図示せずに説明する。前記チャンネル材8とチャンネル材80との組み合わせに於いて、前記チャンネル材80の内部に装着筒を垂直に設け、この内部にフック94とコイルバネとを取り付け、フック94がコイルバネによって常に上方へ付勢されるようにすることにより、フック94が装着筒の上部に設けたチャンネル材80の切欠孔81から突出し得るように設けて成る。チャンネル材8とチャンネル材80,80との組を伸張させると、フック94が切欠孔81の位置に来た時にコイルバネの力によってフック94が切欠孔81から突出し、チャンネル材8の端部に掛止して、チャンネル材8とチャンネル材80との伸張状態すなわち屋根シートがピンと張られた状態を維持する。次に前記フック94を指で押し込むように操作すると、フック94が切欠孔81から外れてしまい、この結果チャンネル材8とチャンネル材80とを縮小させることが可能になるのである。
第1実施形態の斜視図である。 同実施形態の制限手段の部分切欠平面図である。 同実施形態の拡開手段を示す斜視図である。 同実施形態の連結バーの説明図である。 同実施形態の折り畳み状態を示す斜視図である。 同実施形態の端末バーの説明図である。 同実施形態の屋根シートと支柱の連結状態を示す斜視図である。 同実施形態の紐状体の取り付け状態を示す斜視図である。 第2実施形態の制限手段の部分切欠平面図である。 第3実施形態の制限手段の斜視図である。 第4実施形態の部分斜視図である。 第5実施形態の部分斜視図である。 第6実施形態の制限手段の部分斜視図である。 第7実施形態の制限手段の部分平面図である。 第8実施形態の部分背面図である。 第9実施形態の部分斜視図である。
符号の説明
1 支柱
10 軸孔
11 締結螺子
12 連結片
13 伸縮支柱
14 軸受け
2 リンク
20 リンク
21 安定片
22 回動軸
23 回動軸
3 拡開バー
30 フック
31 拡開板
32 挿入孔
33 挿入孔
34 フック
35 脱落防止片
36 拡開バー
4 連結バー
40 回動軸
41 割りピン
42 固定板
43 固定板
44 固定バー
45 軸受け
46 固定バー
47 固定板
48 固定板
5 支持パイプ
50 摺動杆
51 ワンターン
52 絞り
53 掛止片
54 支持パイプ
55 通孔
56 摺動杆
57 ワンターン
58 連結片
59 軸孔
500 アーム
501 ワンターン
502 ワンターン
503 回動杆
504 ガイド杆
505 ガイド溝
506 摺動部材
507 板バネ
508 長孔
509 拡開板
510 長孔
511 ラチェット刃
6 屋根シート
60 リング
61 連結孔
7 端末バー
70 挿入部
71 カールコード
72 リング
73 フック
8 チャンネル材
80 チャンネル材
81 切欠孔
82 切欠孔
9 シーソー板
90 押圧突起
91 フック
92 回動軸
93 バネ
94 フック

Claims (17)

  1. 略平行に延びて少なくとも自転車の乗員の前面と上面とを覆い得る長さを有した伸縮自在且つ弾性変形可能な2本の支柱で略方形のシート張設枠を構成し、該シート張設枠をビヤ樽形状または平行な状態に変形・移行させる拡開手段を支柱の基部に取り付け、ビヤ樽形状に変形したシート張設枠より若干小さな略相似形を呈する透明な屋根シートを支柱に連結して支柱の伸縮と共に屋根シートの伸展若しくは折り畳みを可能にし、紐状体の一端部をシート張設枠の端部に取り付けると共に他端部を自転車の後部に着脱自在に連結して伸張したシー ト張設枠を弓状に湾曲可能にした自転車の屋根に於いて、前記支柱間に、または支柱と自転車の車体または車体に取付ける付属部品との間に、支柱が前記拡開手段ごと倒れたり振らついたりすることを制限するための制限手段を設けたことを特徴とする、自転車の屋根。
  2. 支柱の基端を回動自在に軸支して、支柱を逆ハ字状または平行な状態に移行自在とした、請求項1に記載の自転車の屋根。
  3. 支柱の基部に、支柱を逆ハ字状に拡開する拡開手段を取り付け、該拡開手段は拡開状態の保持と解除が可能であり、解除した状態に於て支柱は平行な状態に移行可能である、請求項1または請求項2に記載の自転車の屋根。
  4. 支柱の端末に端末バーを固着しシート張設枠を略方形に構成し、該端末バーに屋根シートの末端を固定し、屋根シートの周辺を支柱に沿って移動する複数の連結リングで連結して成る、請求項1乃至請求項3の何れか一に記載の自転車の屋根。
  5. 支柱の基部を拡開する拡開手段が、中央で回動自在に連結した2本のリンクから成り、リンクの端部を支柱の基部に回動自在に連結し、く字状に屈曲して支柱を逆ハ字状から平行な状態に移行させ得るようにした、請求項1乃至請求項4の何れか一に記載の自転車の屋根。
  6. 支柱の基部を拡開する拡開手段が、複数の孔を間隔をおいて形成した拡開板と、該孔に係入するフックを備えた拡開バーとから成り、拡開バーの端部を支柱に回動自在に連結し、フックと孔の係入位置によって支柱を逆ハ字状の状態と平行な状態とに移行自在とした、請求項1乃至請求項4の何れか一に記載の自転車の屋根。
  7. 前記紐状体の長さを調節可能に設け、この長さを調節することによりシート張設枠の湾曲度を調節可能とした、請求項1乃至請求項6の何れか一に記載の自転車の屋根。
  8. 前記紐状体の端部にフックを設け、該フックが係合し得るリングを紐状体の途中に複数間隔をおいて取り付けて、フックとリングとの係合位置により紐状体の長さを調節可能とした、請求項7に記載の自転車の屋根。
  9. 支柱の収縮に伴なって折り畳まれた屋根シートを、支柱と共に収納カバーで被覆するようにした、請求項1乃至請求項8の何れか一に記載の自転車の屋根。
  10. 前記付属部品が車体の前部に取付けられた荷物カゴであり該荷物カゴに前記制限手段が設けられている、請求項1に記載の自転車の屋根。
  11. 一側を支柱に係合させ、他側を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に係合させた、回動杆を前記制限手段とした、請求項1に記載の自転車の屋根。
  12. ガイド杆の一側を支柱に係合させると共にこのガイド杆の長手方向へ摺動自在に組み付けた摺動部材を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に係合させ、若しくはガイド杆の一側を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に係合させると共にこのガイド杆の長手方向へ摺動自在に組み付けた摺動部材を支柱に係合させて、前記制限手段とした、請求項1に記載の自転車の屋根。
  13. 長手方向へ互いに摺動し合うように組み付けられた2本の摺動杆の一側の端部を支柱に係合させ、他側の端部を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に係合させて、前記制限手段とした、請求項1に記載の自転車の屋根。
  14. ガイド部材の両側からガイド部材に摺動部材を摺動自在に且つ脱落不能に組み付け、ガイド部材を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に固定し、摺動部材の端部を支柱に係合させて、前記制限手段とした、請求項1に記載の自転車の屋根。
  15. 長孔を開孔した制限部材を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に固定し、前記長孔に支柱を通して、前記制限手段とした、請求項1に記載の自転車の屋根。
  16. 前記制限手段と前記拡開手段とが一体に設けられているものであって、ラチェット刃が形成された長孔を開孔した拡開板と、該孔に係入するフックを備えた拡開バーとから成り、拡開板を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に固定し、拡開バーの端部を支柱に回動自在に連結して長孔とフックの係入位置によって支柱を逆ハ字状の状態と平行な状態とに移行自在とした、 求項1に記載の自転車の屋根。
  17. 前記制限手段と前記拡開手段とが一体に設けられているものであって、ガイド部材の両側からガイド部材に摺動部材を摺動自在に組み付け、この摺動部材の端部を支柱に係合させると共に前記シート張設枠をビヤ樽形状に変形・移行させた時にガイド部材に対し摺動部材を固定可能にしまたはこの固定状態を解除可能にする掛止部材を取り付けて前記拡開手段とし、前記ガイド部材を自転車の車体または車体に取り付ける付属部品に固定して前記制限手段とした、請求項1に記載の自転車の屋根。
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