JP3210378U - 自転車用携帯駐輪装置 - Google Patents

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諒介 杉山
諒介 杉山
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Abstract

【課題】自立式スタンドを持たない自転車を駐輪することができる、コンパクトな折り畳み式で持ち運びが容易な自転車用携帯駐輪装置を提供する。【解決手段】自転車のサドルを引っ掛けて支持可能な支持棒11と、支持棒の左右に配置された脚部20A、20Bと、を備える。左右の脚部は、略V字形に開閉可能で、かつ支持棒に対して水平な状態まで回動可能、折畳み可能に接続されている。【選択図】図2

Description

この考案は、ロードバイクなどの自立式スタンドを持たない自転車を駐輪することができ、かつ、持ち運びが容易な自転車用携帯駐輪装置に関する。
特許文献1には、自転車のサドルを架ける横棒を上下にずらした二本とした自転車駐輪スタンドハンガーが開示されている。
実用新案登録第3177674号公報
しかし、上記した特許文献1記載の構造は、折り畳み式でないため、サイクリング大会などで使用する際に、解体したものを現地で組み立てなければならず、また、使用後に解体して持ち帰らなければならず、使い勝手が悪いという問題があった。
そこで、本考案は、折り畳み式で持ち運びが容易な自転車用携帯駐輪装置を提供することを課題とする。
本考案は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
請求項1記載の考案は、自転車のサドルを引っ掛けて支持可能な支持棒と、前記支持棒の左右に配置された脚部と、を備え、左右の前記脚部は、前記支持棒に対して水平な状態まで折畳み可能に接続されていることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案の特徴点に加え、前記支持棒は、長手方向に伸縮可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の考案の特徴点に加え、前記支持棒は、伸縮状態を維持するための伸縮用ダボと、前記伸縮用ダボが係合する伸縮用ダボ孔と、を備え、前記伸縮用ダボ孔は、伸縮方向に行くに従って径が変化する涙滴形であることを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項1又は2に記載の考案の特徴点に加え、前記支持棒は、上面が断面円弧状に形成され、下面が断面角形状に形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の考案は、請求項1〜4のいずれかに記載の考案の特徴点に加え、左右の前記脚部は、前記支持棒に対して回動可能に接続されていることを特徴とする。
請求項6に記載の考案は、請求項1〜5のいずれかに記載の考案の特徴点に加え、左右の前記脚部は、折り畳んだときに前記支持棒からの高さが互いに相違するように、高さの異なる金具によって前記支持棒に接続されていることを特徴とする。
請求項7に記載の考案は、請求項6記載の考案の特徴点に加え、前記脚部は、略V字形に開くことができる一対の棒状部材を備え、左右の前記脚部を折り畳んだときに、一方の前記脚部を構成する前記一対の棒状部材が、他方の前記脚部に取り付けられた前記金具によって開かないように保持されることを特徴とする。
請求項8に記載の考案は、請求項6又は7に記載の考案の特徴点に加え、前記金具は、前記支持棒を支持する支持棒支持部と、前記脚部を支持する脚部支持部とを、略L字形に配置したものであり、折り畳み状態から使用状態へと変形するときに前記支持棒に対して約270度回転することを特徴とする。
請求項9に記載の考案は、請求項1〜8のいずれかに記載の考案の特徴点に加え、前記脚部は、略V字形に開くことができる一対の棒状部材と、前記一対の棒状部材の間に架設可能な開き防止機構と、を備えた前記開き防止機構は、前記一対の棒状部材を閉じ状態に維持可能であり、かつ、前記一対の棒状部材を開いた状態に維持可能であることを特徴とする。
請求項10に記載の考案は、請求項7〜9のいずれかに記載の考案の特徴点に加え、前記一対の棒状部材の間には、前記棒状部材を開いた状態に維持するための止めピンが固定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の考案は上記の通りであり、左右の脚部が支持棒に対して水平な状態まで折畳み可能であるため、コンパクトに折り畳むことができる。よって、持ち運びが容易であり、使い勝手が良い。
また、請求項2に記載の考案は上記の通りであり、支持棒は、長手方向に伸縮可能であるため、自転車の台数に合わせて長さを変更でき、使い勝手が良い。
また、請求項3に記載の考案は上記の通りであり、支持棒が伸縮状態を維持するための伸縮用ダボ孔は、伸縮方向に行くに従って径が変化する涙滴形であるため、支持棒を伸縮させたときに、涙滴形の伸縮用ダボ孔の径の狭い部分から広くなる傾斜部がガイドとなり、伸縮用ダボを穴径の広い位置へ誘導することができる。よって、スムーズに伸縮用ダボを所定の位置へ移動させることができる。また、所定の位置へ移動して伸縮用ダボ孔に係合した伸縮用ダボは、伸縮用ダボ孔の穴径の狭い方向へは移動できないため、伸縮した支持棒のガタツキを抑止することができる。
また、請求項4に記載の考案は上記の通りであり、支持棒の上面が断面円弧状に形成されているので、サドルが引掛けやすく、しかも落下し難くなっている。また、支持棒の下面が断面角形状に形成されているので、支持棒を伸縮可能とした場合でも内棒が回転しないようにロックすることができる。また、支持棒の断面が両断面の組合せにより円筒状ではないので、子どもが鉄棒等の遊具にして遊ぶ危険性を減少させることができる。
また、請求項5に記載の考案は上記の通りであり、左右の脚部が支持棒に対して回動可能に接続されているため、脚部を回動させるだけで組立てや折畳みが1人でも容易にできるため、使い勝手が良い。
また、請求項6に記載の考案は上記の通りであり、左右の脚部は、折り畳んだときに支持棒からの高さが互いに相違するように、高さの異なる金具によって支持棒に接続されている。このような構成によれば、脚部が互い違いに収納されるため、凹凸のない持ち運びしやすい形状に折り畳むことができる。
また、請求項7に記載の考案は上記の通りであり、脚部は、略V字形に開くことができる一対の棒状部材を備え、左右の脚部を折り畳んだときに、一方の脚部を構成する一対の棒状部材が、他方の脚部に取り付けられた金具によって開かないように保持される。このような構成によれば、脚部を折り畳んだときに、一対の棒状部材を閉じ状態に維持することができる。
また、請求項8に記載の考案は上記の通りであり、金具は、支持棒を支持する支持棒支持部と、脚部を支持する脚部支持部とを、略L字形に配置したものであり、折り畳み状態から使用状態へと変形するときに支持棒に対して約270度回転する。このような構成によれば、シンプルかつ少ない部品点数で変形構造を実現することができる。
また、請求項9に記載の考案は上記の通りであり、一対の棒状部材を閉じ状態に維持可能、かつ、一対の棒状部材を開いた状態に維持可能な開き防止機構を備える。このような構成によれば、折り畳み状態では、運搬時に開かないようにロックできるので、取扱いが容易であり、安全に使用することができる。また、使用状態では、開き過ぎが防止されるので、自転車を安定して支持することができる。
また、請求項10に記載の考案は上記の通りであり、一対の棒状部材の間には、棒状部材を開いた状態に維持するための止めピンが固定されているため、開いた状態において、一対の棒状部材や金具に対する真上又は斜め方向からの荷重に、より耐えることができる。
折り畳み状態の自転車用携帯駐輪装置の外観図である。 使用状態の自転車用携帯駐輪装置の外観図である。 支持棒に自転車のサドルを引っ掛けた状態を示す図である。 折り畳み状態の自転車用携帯駐輪装置の正面図である。 (a)図4のA−A線断面図、(b)支持棒の変形例を示す図である。 (a)金具の外観図、(b)金具の取り付け方法を示す図である。 折り畳み状態から使用状態へと変形する様子を示す図であって、(a)脚部を開き始めたときの図、(b)脚部を開ききった状態の図である。 脚部を開ききった自転車用携帯駐輪装置の側面図であって、棒状部材が閉じ状態の図である。 脚部を開ききった自転車用携帯駐輪装置の側面図であって、棒状部材が開き状態の図である。 支持棒を長手方向に伸ばした状態の自転車用携帯駐輪装置の外観図である。 変形例1に係る(a)金具の外観図、(b)金具の取り付け方法を示す図である。 変形例2に係る(a)金具の外観図、(b)金具の取り付け方法を示す図である。 変形例3に係る(a)金具の外観図、(b)金具の取り付け方法を示す図である。 変形例4に係る(a)金具の外観図、(b)金具の取り付け方法を示す図である。 変形例5に係る折り畳み状態の自転車用携帯駐輪装置の正面図である。 (a)図15のB−B線断面図、(b)図15のC−C線断面図を示す図である。 開き防止機構の変形例を示す図であって、棒状部材が閉じ状態の図である。 開き防止機構の変形例を示す図であって、棒状部材が開き状態の図である。
本考案の実施形態について、図を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る自転車用携帯駐輪装置10は、例えばロードバイクなどの自立式スタンドを持たない自転車を駐輪するためのものであり、携帯可能に折り畳めるようになっている。この自転車用携帯駐輪装置10は、図1及び図2に示すように、支持棒11と、左右の脚部20(右脚部20A及び左脚部20B)と、左右の金具30(右金具30A及び左金具30B)と、を備えて構成される。
支持棒11は、図3、図10に示すように、自転車のサドル40を引っ掛けて支持可能な棒状の部材である。本実施形態に係る支持棒11は、右外棒12と、左外棒13と、内棒14と、の3本の柱状部材が組み合わさって構成されており、これにより長手方向に伸縮可能となっている。具体的には、右外棒12及び左外棒13の内部に内棒14が挿通されており、収縮時には図1等に示すように、右外棒12と左外棒13とが端部を突き合わせた状態となっている。このとき、右外棒12及び左外棒13の内部に内棒14が収容されており、内棒14は外部に露出しない。この状態から右外棒12と左外棒13とを互いに離れる方向に引っ張ると、図10に示すように、右外棒12と左外棒13との間に内棒14が露出して、支持棒11が伸長するようになっている。
なお、支持棒11の下面11bには、図5(a)(b)に示すように、伸縮用ダボ16が出没可能に設けられている。この伸縮用ダボ16は、内棒14に取り付けられており、右外棒12及び左外棒13の穴(図示せず)に嵌り込むようになっている。支持棒11を伸縮させるときには、伸縮用ダボ16を押し込んで凹ませた状態で、右外棒12及び左外棒13を内棒14に対してスライドさせ、所定の位置で伸縮用ダボ16を穴に係合させる。このように伸縮用ダボ16が右外棒12及び左外棒13の穴に係合することで、支持棒11が伸ばした状態または縮んだ状態で維持されるようになっている。
なお、図5(a)(b)に示すように、伸縮用ダボ16を支持棒11の下面11bに設けるようにすれば、自転車のサドル40を引っ掛ける際に伸縮用ダボ16が邪魔にならず、また、伸縮用ダボ16を自転車のサドル40に引っ掛けて傷つけることがない。
また、図16に示すように、伸縮用ダボ16を支持棒11の側面11cに設けてもよい。 また、図15に示すように、伸縮用ダボ16を受ける伸縮用ダボ孔17は、支持棒11を伸縮させる方向に行くに従って径が変化する涙滴形としてもよい。このように形成すれば、支持棒11を伸縮させたときに、涙滴形の伸縮用ダボ孔17の径の狭い部分から広くなる傾斜部がガイドとなり、伸縮用ダボ16を穴径の広い位置へ誘導することができる。よって、スムーズに伸縮用ダボ16を所定の位置へ移動させることができる。また、所定の位置へ移動して伸縮用ダボ孔17に係合した伸縮用ダボ16は、伸縮用ダボ孔17の穴径の狭い方向へは移動できないため、伸縮させた支持棒11のガタツキを抑止することができる。
また、この支持棒11は、図5(a)(b)、図16(a)(b)に示すように、上面11aが円弧状に形成され、円弧状の上面11aから垂下する対の側面11cと、この対の側面11cを連設する下面11bとが平らであるため、側面11c及び下面11bを含む断面が角形状に形成されている。このため、図3に示すように、円弧状の上面11aがサドル40にフィットして安定的に自転車を保持できるようになっている。また、側面11c及び下面11bが角形状であるため、伸縮時に内棒14が右外棒12及び左外棒13の内部で回転しない。よって、伸縮用ダボ16の位置が穴からずれてしまうことが防止される。また、両断面の組合せにより、子供が鉄棒のように遊ぶことができないので、不正使用を防止できる。なお、図5(b)、図16に示すように、内棒14は、右外棒12及び左外棒13と接触する表面に小円突起14a、14b、14cを備えても良い。小円突起14a、14b、14cを設けることにより、右外棒12及び左外棒13との接触面積が減り、伸縮時にスムーズに動き、摺動による傷等を減少させる。特に、上面小円突起14a及び側面小円突起14cは、支持棒11を伸ばした時に視認できる位置にあるため、内棒14の傷等を減少させることで意匠性を損なわない。また、支持棒11をよりスムーズに伸縮させるために、内棒14の上面、側面、底面のいずれかに樹脂等からなる滑り材を取付けても良い。
この支持棒11の正面には、図1等に示すように、左右にダボピン15が設けられている。このダボピン15は、後述する金具30を使用状態に固定するためのものである。このダボピン15は、操作部15aを押し込み操作することで支持棒11の表面から出没可能となっている。
脚部20は、支持棒11の左右に配置されており、図2に示すように、使用時に支持棒11を水平に支持するためのものである。左右の脚部20(右脚部20A及び左脚部20B)は、図4に示すように、それぞれ支持棒11に対して水平な状態まで折畳み可能に接続されている。具体的には、後述する金具30によって、支持棒11に対して回動可能に接続されており、金具30が回転することで脚部20も一体的に支持棒11に対して回動するように構成されている。この脚部20は、縮んだ状態の支持棒11とほぼ同じ長さで形成されているため、折り畳んだ状態が凹凸のない四角形状となり、持ち運びがし易い。
この脚部20は、図2に示すように、略V字形に開くことができる一対の棒状部材21と、一対の棒状部材21の間に架設可能な開き防止機構22と、を備える。
一対の棒状部材21は、それぞれ金具30に対して回動可能に取り付けられている。具体的には、図6(b)、図8、図9に示すように、一方の棒状部材21は、側面から見て巾方向のほぼ中心位置に設けられた第1支軸21aによって金具30に回動可能に取り付けられており、他方の棒状部材21は、側面から見て巾方向のほぼ中心位置に設けられた第2支軸21bによって金具30に回動可能に取り付けられている。第1支軸21a及び第2支軸21bは、例えば図6(b)に示すようなボルト部材である。また、第1支軸21a及び第2支軸21bは、ボルト部材に限らず、リベット止め等にしても良い。また、皿ボルトを使用することで表面の凹凸をなくしても良い。なお、第1支軸21aの位置は第2支軸21bの位置よりも高くなっており、これに合わせて、棒状部材21の一方は棒状部材21の他方よりも先端位置が高くなっている。このように、一対の棒状部材21の先端位置を異ならせることで、一対の棒状部材21を略V字形に開いたときに所定の角度を保持することができる。また、折り畳んだ状態で一対の棒状部材21間が隙間なく折り畳めるため、収納及び持ち運び時に手を挟む等を防止できる。なお、図13(b)及び図14(b)に示すように、第1支軸21a及び第2支軸21bの先端位置を同じにしてもよく、一対の棒状部材21間に止めピン21cを設けてもよい。止めピン21cを設けることにより、一対の棒状部材21が開いた状態において、一対の棒状部材21と金具30に対する真上又は斜め方向からの荷重に、より耐えることができる。
開き防止機構22は、一対の棒状部材21を所定の角度で開いた状態に維持するためのものである。例えば、図8及び図9に示す開き防止機構22は、一方の棒状部材21の側面に突出形成された閉じ用引掛ピン24及び開き用引掛ピン25と、他方の棒状部材21に回動軸を介して回転可能に取り付けられたアーム23と、を備える。
図8及び図9に示すような実施例において、アーム23は、一方の端部が回転軸23aを介して他方の棒状部材21に取り付けられており、回転軸23aを中心に回転自在となっている。また、アーム23の他方の端部には、閉じ用引掛ピン24及び開き用引掛ピン25に係合可能な引掛溝23bが切欠き形成されている。
閉じ用引掛ピン24及び開き用引掛ピン25は、アーム23の引掛溝23bに係合させるためのものである。閉じ用引掛ピン24は、図8に示すように、一対の棒状部材21が閉じ状態となっているときに、アーム23の引掛溝23bに係合可能な位置に設けられている。言い換えると、一対の棒状部材21が閉じ状態となっているときに、閉じ用引掛ピン24がアーム23の引掛溝23bに係合することで、隙間なく閉じ状態が維持されるようになっている。また、開き用引掛ピン25は、図9に示すように、一対の棒状部材21が開き状態となっているときに、アーム23の引掛溝23bに係合可能な位置に設けられている。言い換えると、一対の棒状部材21が開き状態となっているときに、開き用引掛ピン25がアーム23の引掛溝23bに係合することで、開き状態で所定の角度を維持できるようになっている。なお、開き防止機構22は、図8及び図9に示す実施例に限らず、例えば、図17及び図18のように、中折れアーム型のものとしてもよい。具体的には、アーム23の中心に回転軸が設けられ、アーム23の両方の端部が回転軸を介して一対の棒状部材21に取り付けられており、図17に示すように、一対の棒状部材21が閉じ状態の時は、くの字に折れ曲がり、図18に示すように、一対の棒状部材21が開き状態の時は、水平に伸びるようになっており、一対の棒状部材21の開閉をスムーズに行えるようになっている。
なお、くの字に折れ曲がるアーム23の中間にヒモ等を備え付け、備え付けられたヒモを引っ張ることにより、アーム23が折れ曲がるようにしてもよい。このようにヒモ等で閉じるようにすることで操作時の安全性を高めることができる。また、ヒモとして面ファスナーを使用するようにすれば、図1等に示すように折り畳んだ状態の支持棒11と脚部20を結束することができるので、アーム23を閉じるときのガイドと、折り畳んだ状態の支持棒11及び脚部20の結束との、2つの機能を兼ね備えたものとすることができる。
金具30は、支持棒11と脚部20とを回動可能に接続するためのものである。この金具30は、図6に示すように、支持棒11を支持する支持棒支持部31と、脚部20を支持する脚部支持部33とを、略L字形に配置したものである。
支持棒支持部31は、支持棒11を挟み込んで保持する一対の狭持片32と、支持棒11の下面11bを支持する支持片38と、を備えている。この支持棒支持部31は、一対の狭持片32で支持棒11を挟み込んだ状態で、一対の狭持片32と支持棒11とを貫通するように回動軸36を取り付けることで、支持棒11に対して回動可能に取り付けられる。なお、本実施形態に係る回動軸36は、図6(b)に示すようなボルト部材である。
なお、支持棒支持部31には、図4等に示すように、ダボ孔37が貫通形成されている。このダボ孔37は、使用状態においてダボピン15に係合させるためのものである。例えば、図15に示すように、ダボ孔17を楕円型にしてもよい。これにより、ダボピン15が確実にダボ孔37に係合できる。
支持棒支持部31の支持片38は、図6(a)に示すように、一対の狭持片32の間に設けられており、使用状態において支持棒11の下面11bに当接するようになっている。なお、より安定して支持棒11の下面11bを保持するために、支持片38に緩衝材を取付けても良い。
脚部支持部33は、脚部20を挟み込んで保持する一対の狭持片34を備えている。この一対の狭持片34には、脚部20を構成する一対の棒状部材21がそれぞれ回動可能に取り付けられる。すなわち、一対の狭持片34で一対の棒状部材21を挟み込み、一対の狭持片34と一方の棒状部材21とを貫通するように第1支軸21aを取り付けるとともに、一対の狭持片34と他方の棒状部材21とを貫通するように第2支軸21bを取り付けることで、脚部支持部33は一対の棒状部材21を回動可能に支持している。
ところで、左右の金具30(右金具30A及び左金具30B)は、図1等に示すように、互いに高さが異なっている。具体的には、右金具30Aの支持棒支持部31が、左金具30Bの支持棒支持部31よりも長く形成されている。このように高さの異なる金具30によって脚部20を支持棒11に接続することで、左右の脚部20を折り畳んだときに支持棒11からの高さが互いに相違するようになっている。具体的には、支持棒11から見たときに、左脚部20Bよりも離れた位置に右脚部20Aを収容する。このとき、右金具30Aは左金具30Bよりも長い支持棒支持部31を備えているため、支持棒11と右脚部20Aとの間に隙間が形成され、この隙間に折り畳まれた左脚部20Bが収容される。このように収容されることで、支持棒11、左脚部20B、右脚部20Aの順に互いに平行に収容され、折り畳んだ状態が凹凸のない四角形状となり、持ち運びがし易い。また、図4等に示すように、左脚部20Bの先端が右金具30A内に収納されているため、左脚部20Bの一対の棒状部材21を閉じ状態で維持することができる。
上記した自転車用携帯駐輪装置10を折り畳み状態から使用状態へと変形するときには、図7に示すように、左右の金具30及び脚部20を支持棒11に対して約270度回転させる。このとき、操作部15aを押すことでダボピン15を凹ませ、ダボピン15が凹んだ状態で脚部20を回動させる。金具30のダボ孔37にダボピン15が係合する位置まで回動させたら、操作部15aを離してダボピン15を突出させ、ロックする。このように左右の金具30及び脚部20を支持棒11に対して約270度回転させると、左右の金具30の支持片38が支持棒11の下面11bに当接した状態となる。
そして、図9に示すように、一対の棒状部材21を開き、アーム23の引掛溝23bを開き用引掛ピン25に係合させる。その後、必要に応じて、図10に示すように、支持棒11を伸ばすことで複数の自転車を駐輪することができる。以上で設置が完了する。
なお、自転車用携帯駐輪装置10を折り畳む際には、上記の手順を逆から実行すればよい。すなわち、支持棒11を収縮させ、一対の棒状部材21を閉じて、アーム23の引掛溝23bを閉じ用引掛ピン24に係合させる。そして、操作部15aを押すことでダボピン15を凹ませ(すなわち、ダボピン15とダボ孔37との係合を解除して)、左右の金具30及び脚部20を支持棒11に対して折り畳み方向に約270度回転させればよい。
なお、図1等に示すように、支持棒11の側面及び脚部20の底面には、小口フタを備え付けても良い。また、この小口フタに突起等を設けることで、支持棒11と脚部20とを折り畳んだときに、小口フタが両者を緩衝するようにしてもよい。
なお、金具30の形状は上記した実施形態のものに限らず、種々のものが考えられる。
例えば、図11に示すように、脚部支持部33が棒状部材21の内部に取り付けられるようにしてもよい。この例では、脚部支持部33が、筒状部35を備えている。この筒状部35を棒状部材21の内部に挿入した状態で、筒状部35と棒状部材21とを貫通するように第1支軸21a又は第2支軸21bを取り付けることで、脚部支持部33が棒状部材21を回動可能に支持するようになっている。
また、図12及び図14に示すように、支持棒支持部31と脚部支持部33とを別部材で構成してもよい。別部材を使用すれば、部品点数は多くなるが、加工数を削減することができる。
さらに、図13に示すように、支持棒支持部31の一対の狭持片32と脚部支持部33とを別部材で構成しても良い。一対の狭持片32を別部材にすることで、さらに切削等の加工数が削減でき、コストをおさえられる。
金具30の材料も、強度を優先してスチールを使用したり、軽さを優先してアルミ押出形材を使用したりすることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、左右の脚部20が支持棒11に対して水平な状態まで折畳み可能であるため、コンパクトに折り畳むことができる。よって、持ち運びが容易であり、使い勝手が良い。
また、支持棒11は、長手方向に伸縮可能であるため、自転車の台数に合わせて長さを変更でき、使い勝手が良い。
また、支持棒11の上面11aが断面円弧状に形成されているので、サドル40が引掛けやすく、しかも落下し難くなっている。また、支持棒11の対の側面11cと下面11bとが断面角形状に形成されているので、支持棒11を伸縮可能とした場合でも内棒14が回転しないようにロックすることができる。また、支持棒11の断面が両断面の組合せにより円筒状ではないので、子どもが鉄棒等の遊具にして遊ぶ危険性を減少させることができる。
また、伸縮用ダボ孔17は、伸縮方向に行くに従って径が変化する涙滴形であるため、支持棒11を伸縮させたときに、涙滴形の伸縮用ダボ孔17の径の狭い部分から広くなる傾斜部がガイドとなり、伸縮用ダボ16を穴径の広い位置へ誘導することができる。よって、スムーズに伸縮用ダボ16を所定の位置へ移動させることができる。また、所定の位置へ移動して伸縮用ダボ孔17に係合した伸縮用ダボ16は、伸縮用ダボ孔17の穴径の狭い方向へは移動できないため、伸縮した支持棒11のガタツキを抑止することができる。
また、左右の脚部20が支持棒11に対して回動可能に接続されているため、脚部20を回動させるだけで組立てや折畳みが1人でも容易にできるため、使い勝手が良い。
また、左右の脚部20は、折り畳んだときに支持棒11からの高さが互いに相違するように、高さの異なる金具30によって支持棒11に接続されている。このような構成によれば、脚部20が互い違いに収納されるため、凹凸のない持ち運びしやすい形状に折り畳むことができる。また、左脚部20Bの先端が右金具30A内に収納されているため、左脚部20Bの一対の棒状部材21が、右脚部20Aに取り付けられた右金具30Aによって開かないように保持される。このような構成によれば、脚部20を折り畳んだときに、一対の棒状部材21を閉じ状態で維持することができる。
また、金具30は、支持棒11を支持する支持棒支持部31と、脚部20を支持する脚部支持部33とを、略L字形に配置したものであり、折り畳み状態から使用状態へと変形するときに支持棒11に対して約270度回転する。このような構成によれば、シンプルかつ少ない部品点数で変形構造を実現することができる。
また、一対の棒状部材21を閉じ状態に維持可能、かつ、一対の棒状部材21を開いた状態に維持可能な開き防止機構22を備える。このような構成によれば、折り畳み状態では、運搬時に開かないようにロックできるので、取扱いが容易であり、安全に使用することができる。また、使用状態では、開き過ぎが防止されるので、自転車を安定して支持することができる。
また、一対の棒状部材21の間には、棒状部材21を開いた状態に維持するための止めピン21cが固定されているため、一対の棒状部材21と金具30に対する真上又は斜め方向からの荷重に、より耐えることができる。
10 自転車用携帯駐輪装置
11 支持棒
11a 上面
11b 下面
11c 側面
12 右外棒
13 左外棒
14 内棒
14a 上面小円突起
14b 下面小円突起
14c 側面小円突起
15 ダボピン
15a 操作部
16 伸縮用ダボ
17 伸縮用ダボ孔
20 脚部
20A 右脚部
20B 左脚部
21 棒状部材
21a 第1支軸
21b 第2支軸
21c 止めピン
22 開き防止機構
23 アーム
23a 回転軸
23b 引掛溝
24 閉じ用引掛ピン
25 開き用引掛ピン
30 金具
30A 右金具
30B 左金具
31 支持棒支持部
32 狭持片
33 脚部支持部
34 狭持片
35 筒状部
36 回動軸
37 ダボ孔
38 支持片
40 サドル

Claims (10)

  1. 自転車のサドルを引っ掛けて支持可能な支持棒と、
    前記支持棒の左右に配置された脚部と、
    を備え、
    左右の前記脚部は、前記支持棒に対して水平な状態まで折畳み可能に接続されていることを特徴とする、自転車用携帯駐輪装置。
  2. 前記支持棒は、長手方向に伸縮可能であることを特徴とする、請求項1に記載の自転車用携帯駐輪装置。
  3. 前記支持棒は、伸縮状態を維持するための伸縮用ダボと、前記伸縮用ダボが係合する伸縮用ダボ孔と、を備え、前記伸縮用ダボ孔は、伸縮方向に行くに従って径が変化する涙滴形であることを特徴とする、請求項2記載の自転車用携帯駐輪装置。
  4. 前記支持棒は、上面が断面円弧状に形成され、下面が断面角形状に形成されていることを特徴とする、請求項1又は2記載の自転車用携帯駐輪装置。
  5. 左右の前記脚部は、前記支持棒に対して回動可能に接続されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の自転車用携帯駐輪装置。
  6. 左右の前記脚部は、折り畳んだときに前記支持棒からの高さが互いに相違するように、高さの異なる金具によって前記支持棒に接続されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の自転車用携帯駐輪装置。
  7. 前記脚部は、略V字形に開くことができる一対の棒状部材を備え、
    左右の前記脚部を折り畳んだときに、一方の前記脚部を構成する前記一対の棒状部材が、他方の前記脚部に取り付けられた前記金具によって開かないように保持されることを特徴とする、請求項6記載の自転車用携帯駐輪装置。
  8. 前記金具は、前記支持棒を支持する支持棒支持部と、前記脚部を支持する脚部支持部とを、略L字形に配置したものであり、折り畳み状態から使用状態へと変形するときに前記支持棒に対して約270度回転することを特徴とする、請求項6又は7記載の自転車用携帯駐輪装置。
  9. 前記脚部は、略V字形に開くことができる一対の棒状部材と、前記一対の棒状部材の間に架設可能な開き防止機構と、を備え、
    前記開き防止機構は、前記一対の棒状部材を閉じ状態に維持可能であり、かつ、前記一対の棒状部材を開いた状態に維持可能であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の自転車用携帯駐輪装置。
  10. 前記一対の棒状部材の間には、前記棒状部材を開いた状態に維持するための止めピンが固定されていることを特徴とする、請求項7〜9のいずれか1項に記載の自転車用携帯駐輪装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019001192A (ja) * 2017-06-12 2019-01-10 国際興業株式会社 自転車積載装置
JP2019043536A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 理研軽金属工業株式会社 自転車用携帯駐輪ラックの表示装置
JP2019099123A (ja) * 2017-12-01 2019-06-24 理研軽金属工業株式会社 自転車用携帯駐輪装置
JP7402834B2 (ja) 2021-01-11 2023-12-21 理研軽金属工業株式会社 自転車用携帯駐輪装置

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