JP3233748U - 傘 - Google Patents

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正夫 吉岡
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正夫 吉岡
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Abstract

【課題】突風や強風が傘内に吹き込んだとき、傘の下方部分の一部が裏返って傘布や傘骨が損傷するのを防止することができる経済性に優れる傘を提供する。
【解決手段】傘10は、中棒11の上端部に固設された上ろくろ12に上端が軸支され下方に張り出す親骨14と、中棒の外周を下端部から所定の位置まで上方に摺動可能な下ろくろ13に一端が軸支され、親骨に設けられただぼ141に他端が軸支されて親骨を支承する受骨15と、その受骨と親骨の上面に張設される傘布16とを有する傘であって、親骨は、その軸線に対して上方に曲折する下端部の露先挿入部142と、これに嵌入される露先20を有し、傘布は、だぼと露先との間の下方側に設けられる傘布止め145により親骨に係着され、露先は、傘内に進入する所定の風圧により露先挿入部から抜出すように嵌入されてなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、突風や強風が傘内に吹き込んだとき、傘布の下方部分の一部が裏返って傘布や傘骨が損傷するのを防止することができる傘に関する。
ビル風などの突風や強風がさしている傘内に吹き込み、傘布の下方部分の一部が裏返ることがしばしばある。傘をさしている人の対応にもよるが、この裏返りが大きいと傘布や傘骨を損傷することになる。このため、かかる損傷を防ぐための提案が種々されている。例えば、傘骨を強化又は補強する、傘内に吹き込んだ風を傘に設けた風道から逃す、あるいは柔軟化傘骨にする又は反返り装置を設けて傘が裏返っても元の状態に復帰することができる傘が提案されている。
特許文献1には、傘の中棒に巻き付け可能な固定紐と、傘の親骨と同じ本数で前記固定紐に対して等間隔をあけて固着されている引張紐と、前記固定紐に結合し前記固定紐を傘の中棒に固定可能な留め具と、を有し、前記引張紐の先端に、傘の露先に引っ掛け可能な係止部が備えられていることを特徴とする傘裏返りストッパが提案されている。この傘裏返りストッパは、既存の傘に装着することにより、手軽に傘の裏返りを防止することができるとされる。
特許文献2には、中棒に挿通され、バネを介して一体に可動する下ろくろと中ろくろと、前記中ろくろに一端が軸支され親骨を支承する受け骨と、前記下ろくろに一端が軸支され前記受骨を支承する短骨と、を有する傘であって、上ろくろと中ろくろの間を中棒に挿通されて可動する可動ろくろに一端が軸支され親骨の下方部を支承する耐風連結棒を有することを特徴とする直骨耐風傘が提案されている。この直骨耐風傘は、強風の中でも正常に使用でき、風に吹かれてもめくり上がり難いとされる。
また、特許文献3に、天布を側面に延長して作る風道により、強風による傘の崩壊を防ぐ風道付崩壊防止洋傘が提案されている。この風道付崩壊防止洋傘によると、傘の中に吹き込んだ風を風道により速やかに通り抜けさせることができるので、傘が強風で壊れるのを防ぐことができるとされる。
特許文献4に、傘を開いた使用状態において、傘布の内側方向に所定以上の風圧が作用したときに親骨の先端部を外側に反転可能とする外側方向反転ヒンジ、または外側方向から傘布に所定圧以上の風圧を受けたときに親骨を内側に反転可能とする内側方向反転ヒンジを、親骨の副骨に軸支される軸支位置から先端方向の隣接した位置に設けたことを特徴とする風圧により損傷しない傘が提案されている。この傘は、風圧が傘布の内側方向はいうまでもなく外側方向から掛かった場合にも対応が可能で耐久性に優れ、傘の親骨の損傷を防ぐことができ、人体への損傷も防ぐことができるとされる。
登録実用新案第3226371号公報 登録実用新案第3228955号公報 登録実用新案第3227527号公報 国際公開2014/038726号
特許文献1〜4に示されるように、突風や強風による傘又は人体の損傷を防止するための種々の傘が提案されている。特許文献1に記載の傘裏返りストッパは、既存の傘に装着できる利点がある。しかし、多数の引張紐が傘内に張りめぐらされ煩雑であり、また、傘の製造コストが高くなる恐れがある。特許文献2〜4に記載の傘は、特別な構造をしており経済性に問題がある。特許文献2に記載の直骨耐風傘のように傘骨の強化又は補強を伴う傘は、概して高価になる恐れがある。また、特許文献1に記載の傘裏返りストッパ、特許文献4に記載の傘のように親骨のそれぞれに特別の部品、装置又は機構を設けるものは高価又は複雑な構造になる恐れがある。
本考案は、従来の傘の製造方法を特に変えることなく、また特別の部品、装置又は機構を要せず突風や強風が傘内に吹き込んだとき、傘の下方部分の一部が裏返って傘布や傘骨が損傷するのを防止することができる経済性に優れた傘を提供することを目的とする。
本考案に係る傘は、中棒の上端部に固設された上ろくろに上端が軸支され下方に張り出す親骨と、前記中棒の外周を下端部から所定の位置まで上方に摺動可能な下ろくろに一端が軸支され、他端が前記親骨に設けられただぼに軸支されて前記親骨を支承する受骨と、その受骨と前記親骨の上面に張設される傘布とを有する傘であって、前記親骨は、その軸線に対して上方に曲折する下端部の露先挿入部と、これに嵌入される露先を有し、前記傘布は、前記だぼと前記露先との間の下方側に設けられる傘布止めにより前記親骨に係着され、前記露先は、傘内に進入する所定の風圧により前記露先挿入部から抜出すように嵌入されてなる。
上記考案において、露先挿入部の親骨の軸線に対する曲折角は、60〜80度であるのがよい。
また、露先は、露先挿入部からの抜出力を調整する切欠けを有するものとすることができる。
上記傘において、ビニール傘とされる傘布を有し、親骨の傘布止め係着相当位置に、傘布止めに替えて前記傘布に固着されるとともに親骨及びだぼの部分を巻き込んで親骨に係着される固着シートを有する傘とすることができる。
本考案に係る傘は、従来の傘の製造方法を特に変えることなく経済的に製造することができる。そして、本傘は、突風や強風が傘内に吹き込んだとき、傘布の下方部分の一部が裏返って傘布や傘骨が損傷する前に露先の一部が傘布とともに親骨先端から離脱するので、傘布や傘骨の損傷を防止することができる。
本考案に係る傘の構成を示す説明図である。 露先挿入部及び露先部分の説明図である 傘布止めとして使用される固着シートの説明図である。
以下、考案を実施するための形態について、図面を基に説明する。本考案に係る傘の実施例を図1に示す。図1に示すように、傘10は、中棒11の上端部に固設された上ろくろ12に上端が軸支され下方に張り出す親骨14と、中棒11の外周を下端部から所定の位置まで上方に摺動可能な下ろくろ13に一端が軸支され、他端が親骨14に設けられただぼ141に軸支されて親骨14を支承する受骨15と、その受骨15と親骨14の上面に張設される傘布16とを有している。かかる傘の構成は、広く使用されている公知の傘と同等である。しかしながら、本傘10においては、親骨14は、その軸線に対して上方に曲折する下端部の露先が嵌入される露先挿入部142を有する。傘布16は、だぼ141と露先20との間の下方側に設けられる傘布止め145により親骨14に係着される。露先20は、傘内に進入する所定の風圧により露先挿入部142から抜出すように露先挿入部142に嵌入されている。本傘10は親骨14の露先挿入部142と露先20に特徴を有している。そして、傘10は、従来の傘に対して特別の部品、装置を要することはなく、従来の傘と同様の方法により製造することができる。なお、傘10は、図1に示すように、従来の傘と同様の取手17、石突18を有している。また、本考案に係る傘は、さらに中ろくろを有し、受骨が副骨に支承される形態の傘についても、同様に適用される。
図2は、本考案に係る傘10の露先部分を示し、親骨14の先端部の露先挿入部142は露先20に嵌入されている。傘布16は露先の下端部に公知の方法により縫合又は溶着されている。親骨14の先端部は、図2(b)に示すように、コ字状断面が円形断面に加工され、筒状になった露先挿入部142が、親骨14の軸線に対して上方に曲折している。この曲折の程度は、親骨14の軸線に対して60〜80°がよい。
露先挿入部142の先端部は、膨らみ部143を有するのがよい。これにより、傘10の内側に突風や強風が吹き込んだとき、露先20が露先挿入部142から抜け出すときの圧力の程度を調整することが容易になる。露先挿入部142の膨らみ部143は、球状とすることができ、また、板状とすることができる。また、この膨らみ部143は、樹脂溶着方法により成形されるものであってもよい。
露先20は、図2(b)に示すように、露先挿入部142の形状に適合する穴25を有している。また、露先20は、上述のように縫合又は溶着により傘布16に固着されるが、露先20の下端部にフランジ状の接合部23を設けることができる。これにより、露先20の露先挿入部142への嵌入操作が容易になる。また、露先20が露先挿入部142から抜け出す圧力の程度を調整するために、図2(c)に示す様に、露先20に切欠け27を設けることができる。
露先20が、突風や強風が吹き込み露先挿入部142から抜け出すと、傘布16がめくり上がるが、そのめくれの程度を所定の範囲にするため、図1に示す傘布止め145を設けるのがよい。一般に、受骨15の親骨14を支承するだぼ141の位置が親骨14の長さの40〜50%程度の位置に設けられていることから、そのだぼ141の数センチメートル下方の第1位置と、その第1位置と露先20とのほぼ中間の第2位置に傘布16を親骨14に係着する傘布止め145が設けられる。なお、傘布止め145は、一般に縫製によるものが設けられている。しかしながら、いわゆるビニール傘には傘布止め145が設けられていないものがある。
また、本考案に係る傘10は、ビニール傘とされる傘布を有し、親骨の傘布止め係着相当位置に、傘布止めに替えて前記傘布に固着されるとともに親骨に係着される固着シートを有する傘とすることができる。すなわち、ビニール傘とされる傘において、親骨14の長さの60〜80%下方の位置に上記傘布止め145に替えて固着シート146を設ける。この固着シート146は、図3に示すように、傘布止め145の相当位置において傘止め部146aが傘布16に固着され、だぼ被覆部146bが親骨14及びだぼ141の部分を巻き込んで親骨14に係着される。これにより、傘布16が親骨14に係着されるばかりでなく、だぼ141による傘布16の損傷を防止することができる。傘止め部146aと傘布16の固着又は固着シート145のだぼ141を巻き込んだだぼ被覆部146bの係着は、公知の樹脂溶着方法を使用することができる。なお、ビニール傘とされる傘とは傘布止め145が設けられていない、いわゆるビニール傘をいう。この傘布の材質は、ポリ塩化ビニル(PVC)の他、ポリオレフィン・エラストマー、またはポリオキシエチレン(POE)、非晶質ポリオレフィン(APO)、エチレン・ビニール・アセテート(EVA)であるものを含む。
以上本考案に係る傘10について説明した。本傘10は、突風や強風が傘内に吹き込んだとき、傘布16に負荷される風圧が所定の大きさ以上であるときは、最も圧力が高い部分の一部の露先20が親骨14の露先挿入部142から抜けだし、その一部の傘布16が裏返る。これにより、突風や強風は傘内から抜けだし、傘布16や親骨14の損傷を防止することができる。露先挿入部142から離脱した露先20は、再び露先挿入部142に容易に嵌入することができる。なお、露先20の露先挿入部142への嵌入力、また、露先20の露先挿入部142からの抜出力は所定の値に選択される。
10 傘
11 中棒
12 上ろくろ
13 下ろくろ
14 親骨
141 だぼ
142 露先挿入部
143 膨らみ部
145 傘布止め
146 固着シート
16 傘布
17 取手
18 石突
20 露先
23 接合部
25 穴
27 切欠け

Claims (4)

  1. 中棒の上端部に固設された上ろくろに上端が軸支され下方に張り出す親骨と、前記中棒の外周を下端部から所定の位置まで上方に摺動可能な下ろくろに一端が軸支され、他端が前記親骨に設けられただぼに軸支されて前記親骨を支承する受骨と、その受骨と前記親骨の上面に張設される傘布とを有する傘であって、
    前記親骨は、その軸線に対して上方に曲折する下端部の露先に嵌入される露先挿入部を有し、
    前記傘布は、前記だぼと前記露先との間の下方側に設けられる傘布止めにより前記親骨に係着され、
    前記露先は、傘内に進入する所定の風圧により前記露先挿入部から抜出すように嵌入されてなる傘。
  2. 露先挿入部の親骨の軸線に対する曲折角は、60〜80度であることを特徴とする請求項1に記載の傘。
  3. 露先は、露先挿入部からの抜出力を調整する切欠けを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の傘。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の傘において、ビニール傘とされる傘布を有し、親骨の傘布止め係着相当位置に、傘布止めに替えて前記傘布に固着されるとともに親骨及びだぼの部分を巻き込んで親骨に係着される固着シートを有する傘。
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