JP3244685B2 - ハジキの無い傘 - Google Patents

ハジキの無い傘

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JP3244685B2 JP2000310831A JP2000310831A JP3244685B2 JP 3244685 B2 JP3244685 B2 JP 3244685B2 JP 2000310831 A JP2000310831 A JP 2000310831A JP 2000310831 A JP2000310831 A JP 2000310831A JP 3244685 B2 JP3244685 B2 JP 3244685B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、係止具ないしハジ
キ(catch )の無い安全傘に関する。
【0002】
【従来の技術】実公昭60−22806号公報に開示さ
れた、従来のハジキの無い傘が、使用者を傷付けること
を防止するために、たとえ傘柄に弾性的に保持されるば
ねハジキを省略しているとしても、しかしながら、その
従来技術には、欠点が見出だされる。
【0003】傘が閉じられるとき、柄1の方へ骨を効果
的に引き付けるために、複数のばね9が、各トップ骨5
と各拡張骨6との間に設けられており、それによって、
傘を製造するときの組立の複雑さと製造コストが増大す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の発明者は、上
記した従来の傘の欠点に鑑みて鋭意研究した結果、本発
明を完成するに至ったものであり、本発明の目的は、組
立が容易で製造コストも低減でき、折り畳んだときにス
リムな、ばねハジキの無い安全傘を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、中央柄
と、該中央柄上の上ノッチおよび下ランナにそれぞれ回
動可能に取り付けられるトップ骨および拡張骨を少なく
とも有し、トップ骨に傘布が取り付けられるように構成
され、各拡張骨は、傘が開かれて傘布によって緊張させ
られるときに拡張骨を上方に持ち上げる上方分力を形成
するために中央柄と鋭角を形成してなる骨アセンブリ
と、拡張骨に取り付けられる引っ張りロッドであって、
その内方部が前記拡張骨の内方部に取り付けられ、前記
拡張骨に沿うように配置される引っ張りロッドと、拡張
骨に取り付けられた引っ張りロッドと、内側で引っ張り
ロッドと連結されるとともに外側でトップ骨に取り付け
られる引っ張りロープと、中央柄の下方部に固定される
ボール頭部材と、を含み、引っ張りロープおよび引っ張
りロッドは、傘が開かれて強風にさらされるとき傘布の
反転を防止するのに役立たせるために協働的にトップ骨
を中央柄の方に付勢し、傘を閉じると、下ランナはボー
ル頭部材に係合して、骨アセンブリを折り畳んだ状態で
安定的にロックし、折り畳まれた傘を形成するために、
引っ張りロープおよび引っ張りロッドも、拡張骨および
トップ骨の間で折り畳まれてなる安全傘を提供すること
によって達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図10に示すように、本発
明の安全傘は、中央柄1と、中央柄1の頂部11に形成
された上ノッチ20および中央柄1にスライド可能に保
持されたランナないし下ランナ23に、それぞれ回動可
能に取り付けられるトップ骨21および拡張骨22を少
なくとも有し、各拡張骨22は、下ランナ23から中央
柄1の下部に形成されるグリップ12の方の中央柄1に
対して鋭角A(直角よりやや小さい)を形成してなる骨
アセンブリ2と、ドーム形状に形成され、複数のトップ
骨21に伸張して取り付けられ、傘を開くとき(図1参
照)トップ骨21および拡張骨22を中央柄1の方へ内
側に向けて緊張させ、緊張力Fと分力Fr(=F×co
sA)を形成して、安定的に傘を開くために拡張骨22
および下ランナ23を上方に付勢して下ランナが重力作
用で落下することを防止するようにした傘布Cと、拡張
骨22の内方部221に取り付けられた引っ張りロッド
3と、引っ張りロッド3およびトップ骨21の外方部2
12間に取り付けられる引っ張りロープ4と、傘を閉じ
るとき(図6参照)下ランナ23と係合するための、グ
リップ12に近接する中央柄1の下方部に固定されるボ
ール頭ピン13と、を有している。ストッパピン10
は、傘を開くとき下ランナ23の上方への動きを制限す
るために、中央柄1の頂部11に形成されている。な
お、本明細書中では、中央柄1の長手軸に沿う方向にお
いてはグリップ12側を「下」、その反対側を「上」、
中央柄1の長手軸に垂直な方向においては中央柄1に近
い側を「内」、遠い側を「外」として説明を行う。
【0007】骨アセンブリ2は、上ノッチ20に回動可
能に取り付けられる内方部211を有するトップ骨21
と、下ランナ23に回動可能に取り付けられる内方部2
21を有する拡張骨22と、を含み、拡張骨22の外方
部222は、トップ骨21の中間骨部213に回動可能
に取り付けられている。
【0008】トップ骨21は、断面略U字形状を有する
軽いアルミニウム合金から作られる内骨部2aと、内骨
部2aに接合され、ファイバーガラス強化プラスチック
材料等の弾性を有するロッドから作られる断面円形状を
有する外骨部2bと、で形成されるが、トップ骨21の
材料および構造は、本発明においては限定されるもので
はない。
【0009】引っ張りロッド3は、当該引っ張りロッド
3の内方部である内ロッド部31に形成される内アダプ
タ32と、引っ張りロッド3の外ロッド部33に形成さ
れる外アダプタ34と、を含む。引っ張りロッド3は、
ファイバーガラス強化プラスチック、カーボンファイバ
ー、あるいは適切な弾性および強度を有する他の適合す
る材料から作ることができ、円形、矩形、平坦、あるい
はアーチ形の断面を有する。引っ張りロッド3は、伸延
された薄板、細片、棒等々として形成されるかもしれな
い。
【0010】引っ張りロッド3の内アダプタ32には、
内アダプタ32を拡張骨22の内方部221に取り付け
るための、拡張骨22の内方部221と係合する骨孔3
21が形成されている。さらに、プレス部322(図4
参照)が、内アダプタ32を拡張骨22に堅固に固定す
るために、形成されていてもよい。このように、内アダ
プタ32が拡張骨22の内方部221に取り付けられ、
引っ張りロッド3は、拡張骨22に沿うように配置され
る(図1等参照)。
【0011】引っ張りロッド3の外アダプタ34は、図
2に示されるように、略円筒形状に形成することがで
き、外アダプタ34内部に垂直方向に形成される内ロー
プソケット341を有しており、引っ張りロープ4の内
ロープ端部41を外アダプタ34の内ロープソケット3
41の中に固定するようにしている。引っ張りロッド3
は、図2に示されるように、略円筒形状のロッドとして
形成される。
【0012】引っ張りロープ4は、ナイロン(商標名、
ポリアミド系樹脂)ロープや、適合する弾性および耐久
性のある引っ張り強度を有する他のロープないしワイヤ
から作ることができる。引っ張りロープ4の外ロープ端
部42は、トップ骨21の外方部212に取り付けられ
る外コネクタ43に形成された外ロープソケット431
に取り付けることができる。外コネクタ43は、トップ
骨21に固定されるブラケットとして、あるいは他の構
造として形成され、本発明においては限定されるもので
はない。
【0013】引っ張りロッド3は、拡張骨22の長さよ
りも好ましくはやや短い長さを有しており、拡張骨22
の長さの半分よりは短くない長さを有することができ、
傘が折り畳まれるとき(図6参照)、トップ骨21の中
間骨部213に隣接した拡張骨22の外方部222に近
接する外ロッド部33を備えている。すなわち、引っ張
りロッド3は、拡張骨22の内方部221に取り付けら
れる内アダプタ32が形成された内ロッド部31、およ
び傘が折り畳まれるとき拡張骨22の外方部222に近
接する外ロッド部33を備える。引っ張りロープ4は、
トップ骨21の中間骨部213およびトップ骨21の外
方部212間の距離よりも好ましくはやや短い長さを有
しており、引っ張りロープ4の長さは、トップ骨21の
中間骨部213および外方部212間の距離の半分より
は小さくない。
【0014】ところで、引っ張りロッド3は、傘が折り
畳まれるとき、拡張骨22に寄り掛かり、ないし近接
し、一方、引っ張りロープ4は、図6に示されるよう
に、引っ張りロッド3およびトップ骨21の外方部21
2間で伸張して引っ張られて、ロープ4ないしロッド3
の弛みや緩みが無く、コンパクトでスリムな折り畳まれ
た傘を形成することができるようになり、ロープ4のロ
ッド3とのもつれや混乱を防止するようになっている。
【0015】図1に示されるように、本発明の傘が開か
れて骨アセンブリ2および傘布Cを上方に吹き上げる強
い風Wにさらされるとき、引っ張りロープ4および引っ
張りロッド3は、傘布Cおよび骨アセンブリ2の反転を
防止するべく傘布Cおよび骨アセンブリ2を中央柄1の
方に安定的に付勢するために、トップ骨21の外方部2
12を協働的に拡張骨22の内方部221の方に付勢す
る。
【0016】内ロッド部31の内アダプタ32は、拡張
骨22の内方部221に簡単に取り付けられる。引っ張
りロープ4の内ロープ端部41もまた、例えばロープ4
の内ロープ端部41に結び目を形成してロッド3の外ア
ダプタ34に形成されたソケット341に固定すること
によって、引っ張りロッド3の外ロッド部33の外アダ
プタ34に簡単に固定される。一方、ロープ4の外ロー
プ端部42もまた、例えば外ロープ端部42に結び目を
形成して外コネクタ43内のソケット431に固定する
ことによって、トップ骨21に取り付けられた外コネク
タ43に簡単に固定される。
【0017】ボール頭ピン13は、傘の使用者を傷付け
ること無く中央柄1の管表面を越えて外方に突出する球
形ないしアーチ形の外表面を有している。ボール頭ピン
13は、例えば中央柄に弾性的に保持されるボール等
の、他の構造に改変することができ、傘が閉じられると
きに下ランナ23に形成されたボール孔に係合するよう
にしている。
【0018】下ランナ23は、拡張骨22を回動可能に
取り付けるためのランナ23の周囲に形成されたフェル
ール(ferrule )と、ランナ23の底周辺に形成された
下リム232と、傘を閉じたときにボール頭ピン13と
係合するためのボール孔233が形成され、ランナ23
にヒンジ状に弾性的に形成されたタブ230と、を含
み、タブ230は、該タブ230の底エッジに形成され
たアーチ形状の底リム230aを好ましくは有してい
る。
【0019】傘を閉じると、下ランナ23は下降させら
れ、下ランナ23上のタブ230の底リム230aは、
図8,9に示されるように、ボール頭ピン13によって
弾性的に外側に付勢される。そして、底リム230aが
ボール頭ピン13から離れるとき、図10,7および6
に示されるような折り畳まれた状態でランナ23および
骨アセンブリ2を安定的にロックするために、ボール頭
ピン13は、タブ230の孔233と係合するであろ
う。
【0020】傘を開くとき、下ランナ23は、前述した
傘を閉じる手順を逆にしてボール頭ピン13から係合解
除することによって、図10から図8に戻って最終的に
図1の状態にまで傘を開くために、上昇されるであろ
う。
【0021】中央柄から外方に突出される下ハジキや上
ハジキが無く、その結果、傘の使用者に対して刺し傷等
の怪我を防止することができる。
【0022】引っ張りロープ4および引っ張りロッド3
は、傘を開くときに直線状に連結され、協働的にトップ
骨21の外方部212を中央柄1の方へ中心に向かって
付勢するが、実公昭60−22806号公報によって示
されるような拡張骨の外方部へ付勢することをせず、そ
の結果、傘布Cをうまく保持して傘の反転ないし裏返し
を防止することができる。
【0023】傘を閉じるとき、引っ張りロープ4および
引っ張りロッド3は、拡張骨22およびトップ骨21の
中で伸張して折り畳まれ、結果的に、折り畳まれるとき
骨アセンブリの中でおそらく邪魔になる複数のばねを有
する実公昭60−22806号公報の従来技術に比べ
て、もっとスリムに折り畳まれる構造を形成することが
できる。
【0024】本発明の他の好適な実施形態を、図11〜
20に示す。この実施形態のトップ骨21は、1本の独
立した骨として形成されている(図1に示すような2つ
の骨部2a,2bから構成されていない)。そして、引
っ張りロッド3は、伸延されたスリムな細片ないし板と
して形成されており、引っ張りロッド3の上部に下方に
向けてへこんだ浅いアーチ形状の溝30を有し、結果と
して、傘が折り畳まれるとき拡張骨22の底壁と係合す
る。内ロープソケット341は、引っ張りロープ4の内
ロープ端部41を内ロープソケット341に固定するた
めに、引っ張りロッド3の外アダプタ34に、水平に形
成されている。引っ張りロープ4の外コネクタ43は、
トップ骨21の外方部212に形成された略U字形状の
溝内に保持された螺旋状ばね43として形成されてお
り、螺旋状ばね43にロープ4の外ロープ端部42(結
び目として形成してもよい)を固定するようにしてい
る。本来的には、外コネクタ43は、他の形状ないし構
造に改変することができる。
【0025】ロッド3およびロープ4を連結するため
や、拡張骨22にロッド3を取り付けるためや、トップ
骨21にロープ4を固定するための、上述した連結ない
し固定方法に加え、本発明においては、接着剤による接
合等のその他の連結方法を使用してもよい。
【0026】下ランナ23は、図17〜20に示すよう
に改変されている。つまり、タブ230は、ランナから
分離するように切断され、下リム232から切断される
ように形成されており、傘を閉じ、ランナ23を下降さ
せるときに、図20,17および16に示される折り畳
まれた状態に安定的にランナ23をロックするべく、最
終的にボール頭ピン13をタブ230に形成されたボー
ル孔233に係合させるために、タブ230は、弾性的
ないしヒンジ的にランナ23から傾斜され、タブ230
の底部に形成された底リム230aが外方に向かう接線
方向に押される(図18,19参照)のを許容してい
る。
【0027】ボール孔233は、タブ230の底リム2
30aに隣接する位置に形成されている。ボール頭ピン
が、中央柄1に弾性的に保持されるボールに改変される
場合には、タブ230は省略され、そのときボール孔2
33は、ランナ23に直接形成されて、傘を閉じるとき
にランナをロックするべく、上記ボールと係合するであ
ろう。ボール頭ピン13ないしボールは、本発明におい
ては、「ボール頭部材」として定義される。
【0028】傘を閉じるとき、骨21,22は折り畳ま
れ、引っ込ませられて、中央柄1の方に近接し、そし
て、スリムでコンパクトな構造を形成するため、引っ張
りロッド3および引っ張りロープ4は、骨21,22の
中で折り畳まれる。一方、ランナ23は、折り畳まれた
状態でさらに骨21,22を安定化させるために、ボー
ル頭ピン13によって下方でロックされる。
【0029】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
の理解を容易にするために記載されたものであって、本
発明を限定するために記載されたものではなく、本発明
は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、種
々変更することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の傘によれ
ば、中央柄から外方に突出される下ハジキや上ハジキが
無く、その結果、傘の使用者に対して刺し傷等の怪我を
防止することができる。
【0031】しかも、組立が容易で製造コストも低減で
き、また、折り畳んだときにスリムでコンパクトとな
り、さらに傘の反転ないし裏返しを効果的に防止するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の傘の開いた状態を示す図である。
【図2】 本発明の引っ張りロッドの斜視図である。
【図3】 トップ骨に取り付けられた引っ張りロープの
外方ロープ端部を示す斜視図である。
【図4】 本発明の傘の骨上における引っ張りロッドお
よび引っ張りロープの連結を示す図である。
【図5】 図1の状態から折り畳んだときの折り畳まれ
た傘を示す図である。
【図6】 図5の状態から完全に折り畳まれた傘を示す
図である。
【図7】 図6に示す下ランナの拡大正面図である。
【図8】 傘を閉じるとき、下ランナが柄上のボール頭
ピンと係合する前の状態を示す一部破断断面図である。
【図9】 図8に続いて、下ランナがピンと係合しよう
としている状態を示す一部破断断面図である。
【図10】 図9に続いて、下ランナがピンと係合して
ロックした状態を示す一部破断断面図である。
【図11】 本発明の他の好適な実施形態に係る傘の開
いた状態を示す図である。
【図12】 図11に示される引っ張りロッドの斜視図
である。
【図13】 図11のトップ骨に取り付けられた引っ張
りロープの外方ロープ端部を示す斜視図である。
【図14】 図11の傘の骨上における引っ張りロッド
および引っ張りロープの連結を示す図である。
【図15】 図11の状態から折り畳んだときの折り畳
まれた傘を示す図である。
【図16】 図15の状態から完全に折り畳まれた傘を
示す図である。
【図17】 図16に示す下ランナの拡大正面図であ
る。
【図18】 本発明の下ランナがピンと係合する前の状
態を示す一部破断断面図である。
【図19】 図18に続いて、下ランナがピンと係合し
ようとしている状態を示す一部破断断面図である。
【図20】 図19に続いて、下ランナがピンと既に係
合した状態を示す一部破断断面図である。
【符号の説明】
1…中央柄、 12…グリップ、 13…ボール頭ピン(ボール頭部材)、 2…骨アセンブリ、 20…上ノッチ、 21…トップ骨、 22…拡張骨、 23…ランナ、 3…引っ張りロッド、 4…引っ張りロープ、 C…傘布。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45B 1/00 - 27/02

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部に上ノッチが形成され、下部にグリ
    ップが形成された中央柄と、 前記グリップに近接する前記中央柄の下方部に固定され
    たボール頭部材と、 前記上ノッチに各々回動可能に取り付けられる複数のト
    ップ骨、および前記トップ骨と前記中央柄にスライド可
    能に保持されるランナとの間に各々回動可能に取り付け
    られる複数の拡張骨を含み、前記ランナは傘の閉鎖時に
    前記中央柄の前記ボール頭部材と係合可能であり、各々
    の前記拡張骨は、傘の開放時に、該拡張骨と前記ランナ
    から前記グリップまでの前記中央柄との間の角度が直角
    よりも小さい鋭角を定義してなる骨アセンブリと、 前記トップ骨に伸張して取り付けられ、傘の開放時に、
    前記トップ骨および前記拡張骨を前記中央柄の方へ内方
    に向けて付勢し、前記中央柄の上方部に前記ランナを維
    持するようにしてなる傘布と、 各々の前記拡張骨に取り付けられる引っ張りロッドであ
    って、その内方部が前記拡張骨の内方部に取り付けら
    れ、前記拡張骨に沿うように配置される引っ張りロッド
    と、 内側で前記引っ張りロッドに連結され、外側で各々の前
    記トップ骨の外方部に取り付けられる引っ張りロープ
    と、を有し、 傘が開かれるとき、前記傘布の反転を防止するために、
    各々の前記引っ張りロッドに連結された各々の前記引っ
    張りロープは、前記骨アセンブリとその上に取り付けら
    れた傘布とを前記中央柄の方へ中心に向かって付勢し、 傘が折り畳まれるとき、折り畳まれた傘を形成するため
    に、前記引っ張りロッドおよび前記引っ張りロープは、
    前記拡張骨および前記トップ骨の間で折り畳まれてなる
    ハジキの無い傘。
  2. 【請求項2】 前記引っ張りロッドは、強化プラスチッ
    ク材料から作られている請求項1に記載の傘。
  3. 【請求項3】 前記引っ張りロープは、弾性および耐久
    性のある引っ張り強度を有するロープないしワイヤから
    作られている請求項1に記載の傘。
  4. 【請求項4】 前記引っ張りロッドは、該引っ張りロッ
    ドの上面に、へこんだアーチ形状の溝が形成され、傘が
    折り畳まれるとき前記拡張骨の底壁と係合する請求項1
    に記載の傘。
  5. 【請求項5】 前記引っ張りロッドは、該引っ張りロッ
    ドの内ロッド部に形成され、前記拡張骨の内方部に取り
    付けられる内アダプタと、前記引っ張りロープの内ロー
    プ端部に連結するための外アダプタと、を含み、前記引
    っ張りロープは、前記トップ骨の外方部に連結される外
    ロープ端部を有する請求項1に記載の傘。
  6. 【請求項6】 前記引っ張りロッドは、骨孔が形成され
    た内アダプタを有し、前記拡張骨を前記骨孔に挿入し
    て、前記引っ張りロッドの前記内アダプタを前記拡張骨
    に取り付けるようにした請求項5に記載の傘。
  7. 【請求項7】 前記引っ張りロープは、前記トップ骨の
    前記外方部に取り付けられる外コネクタを含み、前記引
    っ張りロープの外ロープ端部を前記外コネクタに取り付
    けるようにした請求項5に記載の傘。
  8. 【請求項8】 前記引っ張りロープの前記外コネクタ
    は、前記トップ骨の前記外方部に形成される溝に保持さ
    れる螺旋ばねとして形成される請求項7に記載の傘。
  9. 【請求項9】 前記引っ張りロッドは、前記拡張骨の半
    分の長さから全体の長さまでの範囲の長さを有する請求
    項1に記載の傘。
  10. 【請求項10】 前記ボール頭部材は、前記中央柄に固
    定されたボール頭ピンであり、傘の閉鎖時に前記ランナ
    に形成されるボール孔と係合する請求項1に記載の傘。
  11. 【請求項11】 前記ボール頭部材は、前記中央柄に弾
    性的に保持され、傘の閉鎖時に前記ランナに形成される
    ボール孔と係合する請求項1に記載の傘。
  12. 【請求項12】 前記ランナは、該ランナに弾性的にヒ
    ンジ状的に形成されるタブを含み、該タブは、該タブの
    底リムに近接して形成される、傘の閉鎖時に前記ボール
    頭部材と係合するボール孔を有する請求項1に記載の
    傘。
  13. 【請求項13】 前記タブは、前記ランナから切り裂か
    れるようにして分断されており、傘を閉じて前記ランナ
    を下降させるときに前記ボール頭部材によって外方へ弾
    性的に傾けられる底リムを有し、前記中央柄上の前記ラ
    ンナをロックするために、前記タブの前記ボール孔が前
    記中央柄のボール頭部材に係合されることを許容する請
    求項12に記載の傘。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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