JP4628368B2 - 傘 - Google Patents

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Description

本発明は傘に関し、詳細には、これらに限定されるものではないが、傘のキャノピ(即ち傘布或いは天蓋)の拡張機構および張力付与機構に関する。
傘は、日差し、風、または雨からユーザーを守るために使われ、携帯可能なものや、(携帯用雨傘よりも概して大きな面積を有する日傘のように)地面に固定するようにデザインされたものもある。
基本的に、傘の基本的なデザインは過去3世紀の間、変わっていない。従来の傘は、一方の端にキャノピが張られ、他方の端に取っ手が取り付けられたシャフトを有する。さらにキャノピを支えるための折り畳み式の骨組みを有し、使用しないときには、簡単に格納できるように骨組み及びキャノピをよりコンパクトにすることができる。
折り畳み式の骨組みは複数の親骨(通常は8本の親骨)から成り、これらは均一に、シャフトの周りに放射状に取り付けられ、その内端はシャフトのキャノピ側の端に枢動可能に連結される。キャノピの周辺部分は各親骨の外端に(多くの場合、糸でくくりつけられるだけで)取り付けられる。各親骨の端は、通常、むき出しになっており、ストッパや、その他の先端を保護する手段を備えている。多くの傘では、親骨を上げ下げし易くするため、さらに、親骨を所定位置に保持するために、各親骨が支柱すなわち受骨を備え、受骨の一端が親骨上の一点で枢動可能に連結され、他端がシャフトに沿ってスライド可能なスライド手段に枢動可能に連結されている。スライド手段は、使用時には、シャフトのキャノピ側の端付近の適所にロックすることができる。
上記の基本的な傘のデザインに対し、ユーザーが使いやすいように小さな改良が施されてきた。改良として、押しボタン式自動展開機構があり、この機構では、通常、バネが組み込まれており、傘が畳まれているときにこのバネに蓄えられたエネルギを利用して、スライド手段をシャフトの上方に移動させ、これによって傘が開く。比較的最近になって行われた改良として、例えばハンドバッグや書類かばんの中にも入るような「折り畳み」傘がある。この種の傘は、通常、多数の分節からなるシャフトを有し、連続する分節が先行する分節にスライドしてはまるようになっている。さらに、枢動可能に連結されV字型またはW字型に折り畳み可能な多数の分節に分けられたキャノピ支持用親骨を使用することによって、さらに寸法を小さくすることができるようになった。
上述した従来型のデザイン(およびその小さな改良)が有する問題点として、むき出しになっている親骨の先端が、使用時に通行人の目の高さ、またはその付近に位置して、安全上の問題があるということが挙げられる。また、強風時に、キャノピが骨組みからはずれたり、骨組みが裏返しになって、傘の骨組み及び/又がキャノピに修繕できないほどのダメージを受けてしまうこともある。
また、従来型の傘の構造の全てではないが、ほとんどの場合において、キャノピの生地に十分に張力を付与できないという問題もある。これは、従来型の骨組み構造を有する傘を開く際に、ユーザーによってシャフトのスライド手段に加えられる上下方向の力が、受骨に作用する圧縮力に変換され、受骨は上下方向の力を径方向外方へのキャノピの張力に効率的に変換しないためである。傘が完全に開いた状態に近づくにつれ、(親骨を支える)受骨は水平状態に近づき、キャノピへの張力付与には、ユーザーによって加えられる力の大部分(受骨の力の水平成分)は使用されず、ユーザーからの力のごく一部(受骨の垂直方向に働く力)のみが有効に使われるためである。また、従来型の傘を開く際、親骨とシャフトとの角度変化率が小さくなるにもかかわらず、スライダ経路の端では、シャフトスライド手段の移動に対する抵抗が次第に増すということもよく観察される。つまり、従来型の傘の構造では、キャノピで有効に用いることのできるはずの張力が親骨で無駄に使用されている。
望ましいとき、または必要な場合には、キャノピが簡単に取り替えられるような傘及び/又は傘の骨組みが開発されることも有効である。
したがって、本発明の目的は、上記欠点を克服する上で、または上記問題点に取り組む上で少なくともいくらかは助けになるような傘及び/又は傘の骨組み、もしくは公衆にとって有効な選択肢となるような傘及び/又は傘の骨組みを提供することである。
この明細書中に引用されている、特許または特許出願を含む全ての引例は、本件に援用する。いかなる引例も先行技術を構成するものではない。引例に対する論議については、発明者が述べたものであり、出願人は引用された文献の正確度及び適切性に異議を申し立てる権利を留保する。ここに多くの先行技術文献が参照されているが、ニュージーランド、または他国においてこれらはいずれも当技術分野における一般的知識を構成するものではない。
したがって、本発明の第1態様は、
傘であって、
シャフトと、
複数の親骨部材であって、それらの第1の端が、前記シャフトの第1の端又は該端の近傍のまわりに間隔をあけて枢動可能に連結されている親骨部材と、
キャノピであって、前記キャノピの外縁または外縁に隣接してポケット手段を有し、前記ポケット手段の開口部は前記キャノピの中央部の方向からアクセス可能であるキャノピと、
前記シャフトに沿って動かすことができ傘を開閉させるスライド手段と、
複数の受骨であって、それぞれが前記スライド手段と各親骨部材との間に枢動可能に連結されている受骨と、
各親骨部材の第2の端に設けられた力拡散手段であって、前記キャノピのポケット手段内に受け入れられる力拡散手段と、を備えている、
ことを特徴とする傘である。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記ポケット手段の内部は、少なくとも開口部の反対側が、前記力拡散手段が接触するシャフト受面を提供するように閉じられている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記ポケット手段が、前記キャノピの外縁に間隔をあけて存在する別々のポケット手段であり、一の力拡散手段が各ポケット手段に受け入れられる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記各ポケットの閉じられている縁が、前記キャノピの外縁に沿って存在し、各ポケットの開口部の形状が、前記各親骨部材と略整列する形状のスリットである。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記各ポケットの外縁が閉じられている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記スライド手段と前記シャフトの第1の端との間で、前記シャフトに沿って移動可能な第2スライド手段と、
複数の第2受骨であって、それぞれが、前記第2スライド手段と前記各受骨との間に枢動可能に連結されている前記第2受骨とを備えている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第2受骨が、前記受骨の約半分の長さである。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第2受骨が、前記受骨の約15/26の長さである。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記各第2受骨が、受骨と前記スライド手段との連結部分から所定距離をあけて前記受骨に連結され、前記所定距離が前記第2受骨の長さにほぼ等しい。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記スライド手段が、前記受骨が連結されている前記スライド手段の上方の位置に間隔保持手段を有し、間隔保持手段は、傘が開いていくときに第2スライド手段に接触し且つこれを押し、傘が完全に開いた状態になると、前記スライド手段と第2スライド手段との間隔を固定する。
本発明の他の好ましい態様によれば、傘を開く際、前記スライド手段が第2スライド手段に向かって所定距離、動くと、保持手段が、前記第2スライド手段を解放する前に、前記第2スライド手段をシャフトに沿った所定位置で適所に一時的に保持する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記各親骨部材が、前記シャフトと力拡散手段との間に延びるインナロッド手段と、前記インナロッド手段上をスライドすることのできるアウタチューブとを有し、前記各アウタチューブがそれぞれの受骨に枢動可能に連結されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記各力拡散手段が、前記ポケット手段を介して、前記親骨部材のアウタチューブから前記キャノピの外縁へと径方向の力を伝えるように構成された荷重拡散面を有する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記キャノピと前記荷重拡散面との接触部分が、前記傘が開く間、増加すること。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記力拡散手段が、そのピボット域に共に枢動可能に連結された2本の脚を有し、該2本の脚は、前記傘が閉じているときには略V字型を形成し、傘が開いている間に離れて拡がってほぼ一直線となり、該2本の脚とピボット域とが前記荷重拡散面を形成する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記インナロッドの外端が前記力拡散手段のピボット域と接触し、前記アウタチューブの外端が前記力拡散手段の両方の脚に連結されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記インナロッド手段の外端が、前記力拡散手段のピボット域に連結された、又はそのピボット域の一部を形成するストッパに設けられた長手方向ボアに受け入れられる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記各力拡散手段が第1および第2拡散部材を有し、該第1および第2拡散部材のそれぞれが、枢動可能に連結されたそれぞれの脚に枢動可能に連結され、前記力拡散手段のチューブ取付けハブに枢動不可能に連結され、前記チューブ取付けハブは前記アウタチューブの外端に連結され、前記インナロッド手段が前記チューブ取付けハブを通過している。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記力拡散手段が、プラスチック素材から形成され、リビングヒンジが前記力拡散手段内を枢動連結している。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記インナロッド手段が、当接可能な2以上の別々のインナロッド部分をアウタチューブ内に有する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記シャフトから最も遠いインナロッド部分は、単位長さあたりの重量が、前記シャフトに近い方のインナロッド部分よりも軽い。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記シャフトの周りに6本もない親骨部材を備えている。
本発明の第2の態様は、
傘の骨組みであって、
シャフトと、
複数の親骨部材であって、それらの第1の端が、前記シャフトの第1の端又は該端の近傍のまわりに間隔をあけて枢動可能に連結されている親骨部材と、
前記シャフトに沿って動かすことができ傘の骨組みを開閉させる第1スライド手段と、
前記第1スライド手段と前記シャフトの第1の端との間を前記シャフトに沿って移動可能な第2スライド手段と、
複数の第1受骨であって、それぞれが前記第1スライド手段と親骨部材との間に枢動可能に連結されている前記第1受骨と、
複数の第2受骨であって、それぞれが前記第2スライド手段と前記第1受骨との間に枢動可能に連結されている前記第2受骨と、を備えている、
ことを特徴とする傘の骨組みである。
本発明の他の好ましい態様によれば、力拡散手段が、前記各親骨部材の第2の端に設けられている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第2受骨が、前記第1受骨の約半分の長さである。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第2受骨が、前記第1受骨の約15/26の長さである。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記各第2受骨が、前記第1受骨と前記第1スライド手段との連結部分から所定距離をあけて前記第1受骨に連結され、前記所定距離が前記第2受骨の長さにほぼ等しい。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第1スライド手段が、前記第1受骨が連結されている前記第1スライド手段の上方の位置に間隔保持手段を有し、該間隔保持手段は、傘の骨組みが開いていくときに前記第2スライド手段に接触しこれを押し、傘の骨組みが完全に開いた状態になると、前記第1スライド手段と第2スライド手段との間隔を固定する。
本発明の他の好ましい態様によれば、傘の骨組みを開く際、前記第1スライド手段が第2スライド手段に向かって所定距離、動くと、保持手段が、前記第2スライド手段を解放する前に、第2スライド手段をシャフトに沿った所定位置で適所に一時的に保持する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記各親骨部材が、前記シャフトと力拡散手段との間に延びるインナロッド手段と、前記インナロッド上をスライドすることのできるアウタチューブとを有し、前記各アウタチューブが前記第1受骨に枢動可能に連結されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、各親骨部材の第2の端に力拡散手段が設けられ、前記各力拡散手段が、前記親骨部材のアウタチューブから、傘の骨組みで支持されるように構成されているキャノピの外縁に径方向の力を伝えるように構成された荷重拡散面を有する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記荷重拡散面の有効長または接触域が、前記傘の骨組みが開いている間、増加する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記力拡散手段が、そのピボット域に共に枢動可能に連結された2本の脚を有し、該2本の脚は、前記傘の骨組みが閉じているときは略V字型を形成し、傘の骨組みが開いている間離れて拡がってほぼ一直線となり、該2本の脚とピボット域とが前記荷重拡散面を形成する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記インナロッド手段の外端が前記力拡散手段のピボット域と接触し、前記アウタチューブの外端が前記力拡散手段の両方の脚に連結されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記インナロッド手段の外端が、前記力拡散手段のピボット域に連結された、またはそのピボット域の一部を形成するストッパに設けられた長手方向ボアに受け入れられる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記各力拡散手段が第1および第2拡散部材を有し、該第1および第2拡散部材のそれぞれが、枢動可能に連結されたそれぞれの脚に枢動可能に連結され、前記力拡散手段のチューブ取付けハブに枢動不可能に連結され、前記チューブ取付けハブは前記アウタチューブの外端に連結され、前記インナロッド手段が前記チューブ取付けハブを通過している。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記力拡散手段が、プラスチック素材から形成され、リビングヒンジが前記力拡散手段内を枢動連結している。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記インナロッド手段が、当接可能な2以上の別々のインナロッド部分をアウタチューブ内に有する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記シャフトから最も遠いインナロッド部分は、単位長さあたりの重量が、前記シャフトに近い方のインナロッド部分よりも軽い。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記シャフトの周りに6本もない親骨部材を備えている。
本発明の第3の態様は、
傘の骨組みであって、
シャフトと、
前記シャフトの周りに間隔をあけて配置された複数の親骨部材であって、前記シャフトの第1の端またはその第1の端の近傍に枢動可能に連結されている第1部分と、前記第1部分に対して自由に摺動可能な第2部分とを有する親骨部材と、
前記シャフトに沿って動かすことができ傘の骨を開閉させるスライド手段と、
複数の受骨であって、それぞれが前記スライド手段と前記親骨部材の第2部分との間に枢動可能に連結されている受骨と、を有する、
ことを特徴とする傘の骨組みである。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記スライド手段と前記シャフトの第1の端との間を前記シャフトに沿って動かすことのできる第2スライド手段と、
複数の第2受骨であって、前記第2スライド手段と前記各受骨との間にそれぞれが枢結される前記第2受骨と、備えている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第2受骨が、前記受骨の約半分の長さである。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記第2受骨が、前記受骨の約15/26の長さである。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記各第2受骨が、前記受骨と前記スライド手段との連結部分から所定距離をあけて前記受骨に連結され、前記所定距離が前記第2受骨の長さにほぼ等しい。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記スライド手段が、前記受骨が連結されている前記スライド手段の上方の位置に間隔保持手段を有し、該間隔保持手段は、傘の骨組みが開いていくときに前記第2スライド手段に接触してそれを押し、傘の骨組みが完全に開いた状態になると、前記スライド手段と第2スライド手段との間隔を固定する。
本発明の他の好ましい態様によれば、傘の骨組みを開く際、前記スライド手段が第2スライド手段に向かって所定距離を動くと、保持手段が、前記第2スライド手段を解放する前に、第2スライド手段をシャフトに沿った所定位置で適所に一時的に保持する。
本発明の他の好ましい態様によれば、力拡散手段が、各親骨部材の前記シャフトから最も遠い端に設けられている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記各親骨部材の第1部分が、前記シャフトと力拡散手段との間に延びるインナロッド手段と、前記インナロッド手段上をスライドすることのできるアウタチューブとを有し、前記各アウタチューブが前記受骨に枢動可能に連結されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記各力拡散手段が、前記親骨部材のアウタチューブから、傘の骨組みで支持されるように構成されている前記キャノピの外縁に、径方向の力を伝えるように構成された荷重拡散面を有する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記荷重拡散面の有効長または接触域が、前記傘の骨組みが開く間、増加する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記力拡散手段が、そのピボット域に共に枢動可能に連結された2本の脚を有し、該2本の脚は、前記傘の骨組みが閉じているときは略V字型を形成し、傘の骨組みが開いている間、離れて拡がりほぼ一直線となり、該2本の脚とピボット域とが前記荷重拡散面を形成する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記インナロッド手段の外端が前記力拡散手段のピボット域と接触し、前記アウタチューブの外端が前記力拡散手段の両方の脚に連結されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記インナロッド手段の外端が、前記力拡散手段のピボット域に連結された、またはそのピボット域の一部を形成するストッパに設けられた長手方向ボアに受け入れられる。
前記各力拡散手段が第1および第2拡散部材を有し、該第1および第2拡散部材のそれぞれが、枢動可能に連結されたそれぞれの脚に枢動可能に連結され、前記力拡散手段のチューブ取付けハブに枢動不可能に連結され、前記チューブ取付けハブは前記アウタチューブの外端に連結され、前記インナロッド手段が前記チューブ取付けハブを通過している。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記力拡散手段が、プラスチック素材から形成され、リビングヒンジが前記力拡散手段内を枢動連結している。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記インナロッド手段が、当接可能な2以上の別々のインナロッド部分をアウタチューブ内に有する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記シャフトから最も遠いインナロッド部分は、単位長さあたりの重量が、前記シャフトに近い方のインナロッド部分よりも軽い。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記シャフトの周りに6本もない親骨部材を備えている。
本発明の他の態様は、第2または第3の態様の傘の骨組みによって支えられているキャノピを有する傘である。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記キャノピは、その外縁または外縁に隣接してポケット手段を有し、該ポケット手段の開口部は、前記キャノピの中央部分からアクセス可能である。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記ポケット手段の内部は、少なくとも開口部の反対側が、前記力拡散手段の接触するシャフト受面を提供するように閉じられている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記力拡散手段が、各親骨部材の前記シャフトから最も遠い端に設けられ、前記ポケット手段が、前記キャノピの外縁に間隔をあけて存在する別々のポケットであり、力拡散手段1つ1つが各ポケットに受け入れられる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記各ポケットの閉じられている縁が、前記キャノピの外縁に沿って存在し、各ポケットの開口部の形状が、親骨部材とほぼ整列するスリットである。
図面、特に図1および図2を参照すると、本発明による傘1が示されている。傘1は、シャフト2を持つ骨組みを有し、シャフト2は、一方の端に、端近傍に、又は端に隣接してキャノピ3を有し、反対側の端に取っ手4を有する。シャフト2は、中実または中空であり、円筒型またはそれに代わって正方形、六角形、八角形などの断面形状を有していてもよい。骨組みは、シャフト2のキャノピ側の端に、キャノピ展開/折りたたみ・張力付与手段または構造を有し、その構造は下記に記載される通りである。
図2に最も明確に示されているように、シャフト2のキャノピ側の端に、または端付近に、バラの花形または円形のフランジまたはワッシャ5が設けられている。ワッシャ5はシャフトに固定され、シャフト2上をスライドすることはできない。複数の親骨すなわちスポーク6がワッシャ5に枢動可能に連結され、好ましくはワッシャ5を中心に、均一に放射状に間隔をあけて配置されている。(後に続く記載によって明らかにされるように)本発明の構造によって構造強度が増すため、6本より多くの親骨を設けてもよいが大きな「ゴルフ用」傘にもワッシャ5を中心にわずか6、7本の親骨を備えるだけでよい。
各親骨は、ワッシャ5と、(図1及び2には図示しないが、図5Aから図5Eを参照して後述する)力拡散手段またはスプレッダー8との間に延びるインナロッド6を有し、スプレッダー8は、キャノピ3裏面の外縁に沿って、一様に広がっているまたは親骨の間隔に対応して間隔をあけられている個々のポケット9のようなポケット手段内に隠されている。各ポケット9は、スプレッダー8を挿入したり取出したりすることのできる開口部を有するが、少なくともポケット9のキャノピ3の外縁に沿っている端は、各スプレッダーが接触するシャフト受線またはシャフト受面を形成するように閉じられている。ポケットの開口部は、スプレッダーをポケット内に位置決めするように、キャノピの中央部分を向いている。例えば、開口部は、親骨6、7とほぼ整列し、(閉じられた、又は圧縮された)スプレッダー8が入るような寸法のポケットのスリットとして形成されていてもよい。
あるいは、ポケット9を、キャノピの全外縁に延びる単一のポケットに置き換えてもよい。このようなポケットは例えば、キャノピ外縁に沿って、キャノピ裏面に(幅数センチ程度の)細長い切れを縫い付けることによって簡単に形成することができる。
各インナロッド6は、一本のロッドから形成されても、複数の(例えば2本の)連続すなわち当接可能であるが互いの端と端とがつながっている別々のロッドから形成されていてもよい。これにより、(比較的柔軟性が無いというような)特定の物理的特性を有する直径2mmの鋼ロッドのような第1のインナロッドが、インナロッドのシャフトに最も近い部分を形成し、繊維ガラスなどのより軽く柔軟性のあるロッド材で、インナロッドのシャフトから最も遠い部分を形成することができ、その場合はより大きな曲げ力を期待できる。このようにして、アウタロッド部分に、インナロッド部分よりも単位長さあたりの重量が軽い素材を選ぶことによって、全重量を低減することができる。2本以上のインナロッド6は、例えば長さが等しくてもよい。
アウタチューブが、各インナロッド6のシャフトから最も遠い端またはその端の付近で、インナロッド6の周りでインナロッド6に沿ってスライド可能に設けられている。インナロッド6とアウタチューブ7は、アウタチューブ7がインナロッド6に沿ってスライド可能となるような相補的な断面形状を有することが好ましい。インナロッド6とアウタチューブ7の断面は円形であることが好ましいが、正方形、六角形、八角形などの形も使用することができる。インナロッドはアウタチューブ7と同軸であることが好ましい。
各アウタチューブ7は、カップリング10を備え、カップリング10はポリカーボネートで作られているのがよく、第1受骨11の外端を、枢動可能に受け入れる。カップリング10は、好ましくは、シャフトから、第1受骨の長さとほぼ同一かわずかに短い距離だけ離れた、各アウタチューブ7上またはその付近に位置決めされている。例えば、各第1受骨が約26cmの長さである場合、カップリング10はアウタチューブ7上の、その受骨のシャフト側の端から約21cmのところに位置する(傘が完全に閉じられた状態のとき)。各アウタチューブ7の内端はカップリング10の位置と同一でもよいが、インナロッド6が露出している長さを減少させるため、アウタチューブがカップリング10を越えて内側に延びていることが好ましい。後述するように、インナロッド6の露出している部分は、キャノピ3に接するので、傘を差した時の外観に影響し、キャノピの上から、アウタチューブ7とインナロッド6との間でキャノピ曲線が不連続になることが分かってしまう可能性がある。さらに重要なこととして、アウタチューブ7の内端を第1受骨11の外端と一致させると、親骨6、7が逆さまになる旋回点となりうる部分を作り出してしまうということも分かった。それに対し、(アウタチューブを、第1受骨の外端より内側に延ばすことにより)、この旋回点となりうる部分にわたって連続的な剛性を有することによって、親骨が枢動しにくくなり、傘がより反転しにくくなる。アウタチューブ7の内端には、チューブの内端がキャノピに沿ってスライドする際に、キャノピ地を引っ掛けるのを防ぐため、図に示されるようなエンド・キャップを備えていてもよい。エンド・キャップは当然、インナロッドを通すために中央部に穴を必要とする。
また、露出しているインナロッド6の内側部分を、例えば8mm径のポリカーボネートチューブから形成される比較的硬いチューブで覆うのも望ましい。硬いチューブは、ワッシャ5にインナロッドを連結する成型品の延長部でもよい。硬いチューブは、そのチューブ内でスライドすることのできるアウタチューブ7の内端を常に越えて延びるように、十分に外側へと延びる。硬いチューブは、シャフトとアウタチューブとの間でキャノピ曲線の連続性を高めると予想される。
各第1受骨11の(シャフト2に近い)内端は、カップリングによって、シャフト2に沿ってスライドできる第1スライド手段又は第1スライダ12の周りにある環12Cに枢動可能に連結されている。シャフト2を上下する第1スライド手段の(手動の、または「自動」傘の場合にはばねによる)動きによって、傘が開いたり閉じたりする。傘を開いた状態でロックできるようにスライダ12を所定位置に保持するため、ばね付勢されたシャフト突出部26のような従来のロック手段をシャフトに設けてもよい。第1スライダ12は、下部の円筒型ユーザー握り部分12Aと、上部の円筒型間隔保持部分12Bを有しており、これらの意義については後述する。
簡単に傘を開くことができるようにするために、各第1受骨11のほぼ中間点と、ワッシャー5と第1スライダ12との間でシャフト2上を摺動可能な第2スライド手段すなわちスライダ14(図1及び2には示されていない)との間に、第2受骨13が連結されている。第2受骨13と第1受骨11との連結によって、これらの相対的な枢動が可能になる。図示されている実施態様においては、例えばポリカーボネート、ポリプロピレンまたは高密度ポリエチレンから形成される連結環すなわちチューブ15が、第1受骨11の約半分の長さ(より好ましくは約0.5から0.6の長さ、さらに好ましくは約15/26の長さ)の位置に固定され、第2受骨13の外端は分岐し、その両先端がピンによって連結環15に枢動可能に連結されている。第2受骨13と第2スライダ14との連結によって、これらの相対枢動が可能になる。
各第2受骨13は、傘を閉じた状態で閉じた骨組みの大きさを最小にするため、関連する第1受骨11を内部に格納できるように断面U字型の形状、またはほぼ凸状であるのがよい。また、閉じた状態のときにカップリング10を格納するため、第2受骨に切り欠き部を設けてもよい。第2受骨13と第2スライダ14は、チューブ7の外方への摺動を開始させるので、傘を開く際にユーザに求められる力を減少させることがわかる。しかし、この並進運動を開始させることができる他の構造もまた同様に有効である。
ばね23などの付勢手段を、ワッシャ5と第2スライダ14の間でシャフト2の周りに設けるのがよい。ばね23によって、操作者が傘を開く際に第1スライダ12を遠くまで「押し過ぎる」ことを回避することができ、さらに、スライダの緩い動きも回避することができる(つまり、ばねがスライダが動くときの「たるみ」を効果的に除く)。したがって、ばね23のばね定数を非常に大きなものにする必要は無く、特に傘を開く際にはばねを圧縮しなければならないので、ユーザーがばねを圧縮するために非常に強い力を必要としなくてもよいことが必要である。
ワッシャ5、第1スライダ12及び第2スライダ14は、ポリプロピレン、高密度ポリエチレンまたはポリカーボネートなどの硬いプラスチック素材から製造されるのがよい。シャフト2、第1受骨11、インナロッド6及びアウタチューブ7は、グラスファイバの引抜成形物、又は折り畳まれた/巻かれた金属で成形されるのがよい。傘を開くとキャノピ確実に湾曲形状になるように、インナロッド6は、(及びそれより少ない程度でアウタチューブ7も)可撓性、すなわち弾性的に曲げることができる材料から製造されるのが好ましい。前述のように、インナロッド6は、例えばスチールロッドなどで形成される柔軟性の少ない内側部分を有するのがよい。第2受骨13は硬いプラスチック素材または折り畳まれた金属から形成されるのがよい。
キャノピ3は、キャンバス地やナイロン地などの従来からの防風、防水、または太陽光線を通さない生地で作られている。キャノピの寸法は、キャノピの中心から各ポケット9内の最も遠い部分までの距離が、シャフトからスプレッダー8の最も外側部分までの距離にほぼ等しくなるように設定される。
傘のキャノピ展開/折畳み・張力付与構造の動作については、図3Aから図3E、図4Aから図4E、図5Aから図5E、及び図6Aから図6Eを参照して説明する。
まず初めに図5Aから図5Eを参照すると、各スプレッダー8が、ピボット域22に枢動可能に連結された第1の脚16及び第2の脚17を有している。図5Aに示されている傘が閉じた状態では、脚16、17は、ほぼV字形態に位置決めされている。アウタチューブ7の外端は、チューブ取付けハブ18内に(例えば接着剤やグラブねじ等によって)収容され、チューブ取付けハブ18は、チューブ取付けハブ18から遠位端まで湾曲可能に延びている分岐脚18、19を有し、この分岐脚18、19の遠位端は、脚16、17のそれぞれに枢動可能に連結されている。チューブ取付けハブ18は中央通路を有し、この通路の中を、インナロッド6の外端がストッパ21内で終端する前まで延び、ストッパの端は、脚16、17の間にあるピボット域22と隣接しているか、またはピボット域22と一体化して形成される。ストッパ21は、直径がインナロッド6の端と適合する中央長手方向ボアを有する細長い部材として形成される。インナロッド6の端は、ストッパ21内でスライドできることが好ましい。
スプレッダー8は、ポリプロピレンランダム共重合体等のプラスチック素材から一体成形され、(ピボット22と脚16、17の間、及び脚16、17と脚19、20の間)各枢動連結箇所はリビングヒンジとして形成されてもよい。
アウタチューブ7の外端がインナロッド6に沿って親骨の外端へとスライドするにつれて、図5Aから図5Eに示されているように、脚16、17は、外方に斜めになり即ち拡がり、最終的に、図5Eに示されているように、アウタチューブ7が移動行程の終端に達しチューブ取付けハブ18がストッパ21に接すると、両方の脚がほぼ一直線をなし、即ちアウタチューブ7とともにT字形状を形成する。アウタチューブ7をさらに径方向外方に移動させると、キャノピによって抑止されるまで、スプレッダー全体が、インナロッド6とシャフト2に対して外方に移動し、キャノピに張力をかける。ポケットはスプレッダー8からの張力がスムーズにキャノピ外縁に伝わるように凸状になっているため、実際には、脚16、17は、ポケット内からキャノピに張力をかけるように作動するとき、ポケット手段9内で弧を描いて、すなわちほぼU字型に湾曲する。前述のように、インナロッド6はストッパ21内でスライドするが、ストッパをインナロッド上に保持し、かつ図5Aから図5Eに示されるような展開動作を起こせるように、ピボット域22では力が径方向に内方に作用することが好ましく、これは、キャノピポケット手段9内のシャフト受面または接触面によって達成される。
図3A、図4A、図6Aでは傘が完全に閉じた状態で示されており、親骨6、7はシャフト2に実質的に接触または隣接して存在し、キャノピ3は内部構造を明示するために取り除かれており、スプレッダー8の脚16、17は、閉じた略V字型に配置されている。
図3B、図4B、図6Bでは、第1スライダ12が、シャフト2に沿って上に動かされており、シャフト2の中間点辺りに位置する。親骨6、7が、第1受骨11によって、シャフト2から遠ざかる方向へ枢動しているのが分かる。第2スライダ14は、第2受骨13によって、エンドワッシャー5に向けて押し上げられているが、エンドワッシャー5までは、まだいくらかの距離がある。スプレッダー8の脚16、17は、図3A及び図4Aに示されている閉じた状態と比べると僅かに開いている。
この時点で、ばね23が僅かに圧縮され、第2スライダ14の上方移動に対していくらかの抵抗力を加えている。理想的には、加えられる抵抗力は、第2スライダ14の上方移動を一時的に停止させるのに十分な力であることが望ましいが、前述のように、ばね23が大きなばね定数を有するとユーザーが必要とする力も増してしまう。したがって、図7Aから図7Dを参照して説明されている傘の一実施態様においては、図3B、図4B、図6Bに示される位置またはその位置付近で、第2スライダ14を積極的に一時停止させる手段が提供されている。
図3C、図4C、図6Cにおいて、第2スライダ14は、図3B、図4B、図6Bに示されているのと同じシャフトに沿った位置にある。第1スライダ12は、その上限に向かってまだ上方移動をしており、したがって、親骨6、7もシャフト2から外方へと回動している。しかし、第2受骨13の内端は、(第2スライダ14が一時的に固定されているために)、第2受骨13の動きがその内端周辺の旋回運動に限られるような、所定位置に事実上固定されている。したがって、第2受骨13の外端は、第1受骨11のほぼ中間点における支点として作用し、それによって、さらに第1スライダ12を上方移動させると、第1受骨11が支点を中心とした「てこレバー」として働く。結果として、構造上の利点によって、親骨6に沿って動く第1受骨11の外端における径方向の力が生み出される。この結果として得られる径方向の力が、カップリング10を通してアウタチューブ7に作用する。図3C及び図6C中のスプレッダー8の脚16、17が、図3B及び図6B中のものよりもさらに開いていることもわかる。
図3D、図4D、図6Dでは、第1スライダ12はさらにシャフト2上をエンドワッシャー5に向かって上方に移動し、第2スライダ14はまだ上方には移動せず、親骨6はさらにシャフト2から外方へと枢動し、アウタチューブ7はそれぞれのインナロッド6に沿ってさらに移動すなわち摺動し、シャフト2から遠ざかっている。また、スプレッダー8の脚16、17がほぼ完全に拡げられ、アウタチューブ7に沿って作用する径方向の力によってキャノピ(図示せず)がピンと張ることがわかる。この径方向の力は、従来の傘とは違い、点でというよりはむしろ、スプレッダー8の脚16、17によって形成される線または荷重拡散面に沿って(キャノピの周囲に沿ってある各ポケット9内に作られた縫い目を通して)キャノピの外縁に伝えられていることがわかる。
図3E、図4E、図6Eでは、第2スライダ14がさらにシャフト2を上方移動し、ばね23がさらに圧縮されている。これにより、骨組みが完全に開いた状態となり、第1スライダ12は、第2スライダ14に追いついて第2スライダを最終位置に移動させる。第1スライダ12が通れるように既知の方法でシャフト内に引っ込められる従来式ばね仕掛けのシャフト突出部26によって、骨組みはこの完全に開いた状態で保持またはロックされる。そして、ユーザーが突出部26を押すまで、突出部26は第1スライダ12の下方移動防止装置として働く。
第1スライダ12の上方にある円筒型間隔保持部分12Bは第2スライダ14を押し上げるだけでなく、第1及び第2スライダ間の最終的な間隔を固定する機能も有する。第2スライダは、第1スライダとエンドワッシャー5とのほぼ中間に位置していることが分かる。図4Eに示されるように完全に傘の開いた状態において、第2受骨13は親骨6、7とほぼ平行になり、シャフト、第1受骨11及び第2受骨13とが二等辺三角形を形成、またはほぼ形成していることが分かる。このようにして得られる構造は、かなりの構造的剛性を備えていることが見出されている。
この完全に傘の開いた状態において、さらに第1スライダ12に押し上げる力を加えると、スプレッダー8全体が径方向外方に動こうとし、効果的に傘の親骨の長さを伸ばそうとするため、この押し上げる力はキャノピへの張力に変換される。同様に、キャノピの下に吹きつける突風等のいかなる外力を受けても、傘が逆さまになるには第1受骨11を上へ回転または移動させなくてはならず、そのような動きは第2受骨13によって抑えられているため、傘は逆さまになりにくい(裏返えされにくい)。この位置関係において、キャノピ3の外縁は放射状にピンと張られ、それによって傘の構造の強度が増し、且つキャノピ生地の耐水性をも高める。さらに、アウタチューブ7は圧縮状態にあるので、構造を逆さまにするのに必要な横に曲がりやすいという性質を持ちにくくなっている。
ここで、図7Aから図7Dを参照して(この構造は図6Aから図6Eにも明示されているが)、第2スライダ14の上方移動を一時的に停止させるための部材の一実施態様を説明する。第2スライダの移動を一時的に停止させてから、キャノピによる親骨の屈曲を引き起こし、それによってアウタチューブ7を通り抜けるインナロッド6の摩擦抵抗力を増大させることが望ましいことが見出されている。例えば、第2スライダ14はエンドワッシャー5から約10cmの位置で一時的に停止する。
図7Aから図7Dには、第1スライダ12及び第2スライダ14が、通常はそこから延びる受骨の端によってふさがれているキャビティを有することを示すために、第1受骨11一本と第2受骨13一本のみが示されている。図7Aは、骨組みが完全に閉じられた状態にある図3A、図4A、図6Aに対応している。クリップ24は、第2スライダ14の下面から下に向かって延びている。クリップ24は、ばね鋼ロッドなどの弾力性のある素材から形成されているのが好ましく、フック部分25がシャフトの外面に接するようにシャフト2に向かって内方に付勢されている。フック部分25は、ほぼC字型をしているが、その上部はほぼ平らで、カーブ部分もしくはカム部分がそこから下方に垂下している。
図7Bは、図3B及び図3C、図4B及び図4C、図6B及び図6Cに対応している。図7Bでは、クリップ24のフック部分25がシャフト2に沿って上へ摺動し、溝27に入っている。クリップ24が内方に付勢されているので、フックは溝27に押し込まれ、フックの上部の平らな部分は溝の上縁部に引っ掛かり、(第1受骨11及び第2スライダ14との連結部から第2受骨13を通って伝わる垂直方向分力によって上方へ動いていた)第2スライダ14の動きを止める。
図7Cは、図3D、図4D、図6Dに対応し、第1スライダ12の上方にある円筒型間隔保持部分12Bが、クリップ24のフック部分25に達し、フックの下方に向いた湾曲部分に沿ったカム作用によってフック部分25を溝27から押し出し、第2スライダ14をシャフト上方に再び自由に動かせるようにする。フックが押し出されると、アウタチューブ7がインナロッド6に沿って径方向に変位し、その後、湾曲したアウタチューブ/インナロッドによってさらに摩擦抵抗力が加えられる。
図7Dは、図3E、図4E、図6Eに対応し、傘が完全に開いた状態となり、上方にある円筒型間隔保持部分12Bがクリップ24の真下に完全にスライドして、第2スライダ14を支えて(そして上方に動かして)いる。
傘を閉じる際は、(クリップのシャフトを越えて前方に突き出している)フック部分25の下方の湾曲面がシャフト表面に沿って乗り、再び溝27に入るが、フックの端が常に溝の端から突き出た状態となっているために溝に落ち込んだままにはならない。フックの下方の湾曲面は、その後、溝の下縁に接し、溝から出てくるとシャフトに沿って下方へスライドし続ける。
ばね仕掛けのシャフト突出部26も、傘を閉じる際に、インナロッド6に沿った外親骨の収縮を開始させる第2スライダ14の下方移動を止めるために利用される。この目的のために、突出部26の上縁が第2スライダ14の下面に平行な平面部分を備えていてもよい。これによって、突出部の収縮を始めるような方向へと突出部に加えるべき分力を全く必要とせずに(すなわちシャフトに対していかなる力も加えない)、第2スライダ14が突出部26に支えられる。対照的に、突出部26の下面はカーブしているかカム形をしているのが好ましく、それによって傘を開く際に第1スライダ12が突出部を通過できるようにし、それによって突出部がシャフト2内に引っ込む。
前述したように、キャノピ3は、キャノピの外縁に均等に間隔をあけて設置されている専用ポケット9内に入れられるスプレッダー8のために、主として傘の骨組みに取り付けられている。さらに、キャノピはシャフト2の端(例えばワッシャー5など)に固定したり、及び/または、各親骨の周りに結ばれるか、または連結されているキャノピの裏面に縫い付けられた紐(図中表示なし)などによって、親骨6、7に沿った任意のポイントに結びつけることもできる。好ましい取付システムとして、VELCRO(登録商標)の解放式ファスナーを取り入れることができ、ファスナーは、必要な場合、またはそれが便利である場合には、キャノピを簡単に取り除くことのできるようにループとフックとをそれぞれの反対の結合面に備える。したがって、ユーザーは、本発明の傘の骨組みとともに使用する特定のキャノピを定期的に交換したり選択することができ、しかも道具を必要とせずに簡単に取り付けたり取り外したりできる。
本発明は雨傘、日傘またはビーチパラソル、及びパラソルに適用されることが好ましい。また同様に、本発明はシャフト折り畳み式傘またはシャフトの固定された傘に適用されるのが好ましい。本発明の態様は、支え骨または腕がおおむね放射状に中央の柱または棒に取り付けられている、他の傘のような装置、例えば折り畳みできる回転式物干し用ロープ、テント、可動式天幕/日よけ等に取り入れることもできる点に留意されたい。折り畳みできる回転式物干し用ロープの場合、各親骨の端にあるスプレッダー等の特徴を取り入れる必要は当然無い。
本発明の態様はあくまでその実施例として記載されており、本発明の範囲から逸脱せずに、その改良及び付加が行われることが好ましい。
本発明における好ましい実施態様による傘の下部からの斜視図である。 図1の傘における、キャノピ拡張・展開部材/構造の主要構成要素の拡大斜視図である。 AからEは、図1の傘において、キャノピを除いた状態の前面部および若干上側からの一連の斜視図であり、図1の傘を開く際の、キャノピ拡張・展開構造の各段階における動きを示す。 AからEは、図3Aから図3Eに対応する一連の側面正面図であり、図1の傘を開く際の、親骨部材1つとそこに連結されている受骨、スライド手段の各段階における動きを示す。 AからEは、図1の傘を開く際の、傘の力拡散手段の各段階における一連の斜視図である。 AからEは、図3Aから図3E、及び図4Aから図4Eに対応する一連の正面図であり、図1の傘を開く際の、親骨部材1つとそこに連結されている受骨の動きを示す。 AからDは、図1の傘を開く際の、シャフト、受骨及びスライド手段の各段階における一連の拡大斜視図である。

Claims (28)

  1. 傘であって、
    シャフトと、
    複数の親骨部材であって、それらの第1の端が、前記シャフトの第1の端又は該端の近傍のまわりに間隔をあけて枢動可能に連結されている親骨部材と、
    キャノピであって、前記キャノピの外縁または外縁に隣接してポケット手段を有し、前記ポケット手段は、前記キャノピの外縁に沿って延びるシャフト受面を含み、さらに前記ポケット手段の開口部は前記キャノピの中央部の方向からアクセス可能であるキャノピと、
    前記シャフトに沿って動かすことができ傘を開閉させるスライド手段と、
    複数の受骨であって、それぞれが前記スライド手段と各親骨部材との間に枢動可能に連結されている受骨と、
    各親骨部材の第2の端に設けられた展開可能力拡散手段であって、前記キャノピのポケット手段内に受け入れられ、且つ前記ポケット手段の前記シャフト受面に接触するピボット域、並びに前記ピボット域に枢動可能に連結された第1の脚及び第2の脚を含む展開可能な力拡散手段と、を備え
    傘を開くために前記スライド手段を動かすとき、前記第1の脚及び前記第2の脚が拡がり、前記ポケット手段の前記シャフト受面に接触してキャノピを引っ張るための、前記ピボット域を含む弧形状の荷重拡散面を形成する、
    ことを特徴とする傘。
  2. 前記ポケット手段の内部は、少なくとも開口部の反対側が、前記力拡散手段が接触する前記シャフト受面を提供するように閉じられている、
    請求項1に記載の傘。
  3. 前記ポケット手段が、前記キャノピの外縁に間隔をあけて存在する別々のポケット手段であり、一の力拡散手段が各ポケット手段に受け入れられる、
    請求項1または2に記載の傘。
  4. 前記各ポケット手段の閉じられている縁が、前記キャノピの外縁に沿って存在し、各ポケット手段の開口部の形状が、前記各親骨部材と略整列する形状のスリットである、
    請求項3に記載の傘。
  5. 前記各ポケット手段は、前記キャノピの外縁で、又は外縁に隣接した位置で閉じられている、
    請求項3または4に記載の傘。
  6. 前記スライド手段と前記シャフトの第1の端との間で、前記シャフトに沿って移動可能な第2スライド手段と、
    複数の第2受骨であって、それぞれが、前記第2スライド手段と前記各受骨との間に枢動可能に連結されている前記第2受骨と、を備えている、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の傘。
  7. 前記第2受骨が、前記受骨の約半分の長さである、
    請求項6に記載の傘。
  8. 前記第2受骨が、前記受骨の約15/26の長さである、
    請求項6に記載の傘。
  9. 前記各第2受骨が、受骨と前記スライド手段との連結部分から所定距離をあけて前記受骨に連結され、前記所定距離が前記第2受骨の長さにほぼ等しい、
    請求項6ないし8のいずれか1項に記載の傘。
  10. 前記スライド手段が、前記受骨が連結されている前記スライド手段の上方の位置に間隔保持手段を有し、間隔保持手段は、傘が開いていくときに第2スライド手段に接触し且つこれを押し、傘が完全に開いた状態になると、前記スライド手段と第2スライド手段との間隔を固定する、
    請求項6ないし9のいずれか1項に記載の傘。
  11. 傘を開く際、前記スライド手段が第2スライド手段に向かって所定距離、動くと、保持手段が、前記第2スライド手段を解放する前に、前記第2スライド手段をシャフトに沿った所定位置で適所に一時的に保持する、
    請求項6ないし10のいずれか1項記載の傘。
  12. 前記各親骨部材が、前記シャフトと力拡散手段との間に延びるインナロッド手段と、前記インナロッド手段上をスライドすることのできるアウタチューブとを有し、前記各アウタチューブがそれぞれの受骨に枢動可能に連結されている、
    請求項1ないし11のいずれか1項記載の傘。
  13. 前記各力拡散手段の前記荷重拡散面が、前記ポケット手段を介して、前記親骨部材のアウタチューブから前記キャノピの外縁へと径方向の力を伝えるように構成されている、
    請求項12記載の傘。
  14. 前記キャノピと前記荷重拡散面との接触部分が、前記傘が開く間、増加すること、
    請求項13に記載の傘。
  15. 前記第1の脚及び前記第2の脚は、前記傘が閉じているときには略V字型を形成する、
    請求項13または14に記載の傘。
  16. 前記インナロッド手段の外端が前記力拡散手段のピボット域と接触し、前記アウタチューブの外端が前記力拡散手段の両方の脚に連結されている、
    請求項15に記載の傘。
  17. 前記インナロッド手段の外端が、前記力拡散手段のピボット域に連結された、又はそのピボット域の一部を形成するストッパに設けられた長手方向ボアに受け入れられる、
    請求項15または16に記載の傘。
  18. 前記各力拡散手段が第1および第2拡散部材を有し、該第1および第2拡散部材のそれぞれが、枢動可能に連結されたそれぞれの脚に枢動可能に連結され、前記力拡散手段のチューブ取付けハブに枢動不可能に連結され、前記チューブ取付けハブは前記アウタチューブの外端に連結され、前記インナロッド手段が前記チューブ取付けハブを通過している、 請求項15ないし17のいずれか1項に記載の傘。
  19. 前記力拡散手段が、プラスチック素材から形成され、リビングヒンジが前記力拡散手段の内の前記枢動連結を形成する、
    請求項15ないし18のいずれか1項に記載の傘。
  20. 前記インナロッド手段が、当接可能な2以上の別々のインナロッド部分をアウタチューブ内に有する、
    請求項12ないし19のいずれか1項に記載の傘。
  21. 前記シャフトから最も遠いインナロッド部分は、単位長さあたりの重量が、前記シャフトに近い方のインナロッド部分よりも軽い、
    請求項20に記載の傘。
  22. 前記シャフトの周りに6本以下の親骨部材を備えている、
    請求項1ないし21のいずれか1項に記載の傘。
  23. 複数の親骨を備えた傘に取付けられるキャノピであって、前記キャノピは、周縁の回りの複数の頂部と、各頂部に形成されたポケットとを備え、
    各ポケットは、
    前記キャノピの外縁に沿うシャフト受面と、
    傘の対応する親骨に取付け可能である展開可能力分散手段とを備え、前記展開可能力分散手段は、前記ポケットの前記シャフト受面に接触するピボット域と、前記ピボット域に枢動可能に連結された第1の脚及び第2の脚とを有し、
    前記親骨が周方向外向きに移動すると、前記力拡散手段が展開され、前記第1の脚と前記第2の脚が展開して、前記ポケット手段の荷重受面に接触して前記キャノピを引っ張るための、前記ピボット域を含む弧形状の荷重拡散手段を形成する、
    ことを特徴とするキャノピ。
  24. 傘の対応する親骨に連結された前記展開可能力分散手段は、対応する親骨によって加えられる力によって、傘が閉じたときのコンパクト状態から傘が開いたときの拡がり状態に展開可能である、
    請求項23に記載のキャノピ。
  25. 各展開可能力分散手段は、展開したとき、前記頂部で前記キャノピ周縁に張力を付与する、
    請求項23または24に記載のキャノピ。
  26. 各頂部は、凸状に張られるように構成され、前記展開可能力分散手段の弧形状の荷重受面は、展開したとき、前記凸状頂部を形成する、
    請求項23ないし25のいずれか1項に記載のキャノピ。
  27. 各ポケットは、コンパクト状態の前記展開可能力分散手段を受け入れる開口を備え、
    該開口は、拡がり状態の前記展開可能力分散手段を受け入れるには小さすぎる、
    請求項23ないし26のいずれか1項に記載のキャノピ。
  28. 前記開口が、前記頂部から径方向に延びるようにほぼ整列しているスリットである、
    請求項23ないし27のいずれか1項に記載のキャノピ。
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