JP3059121U - 自転車の屋根 - Google Patents

自転車の屋根

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JP3059121U
JP3059121U JP1998009043U JP904398U JP3059121U JP 3059121 U JP3059121 U JP 3059121U JP 1998009043 U JP1998009043 U JP 1998009043U JP 904398 U JP904398 U JP 904398U JP 3059121 U JP3059121 U JP 3059121U
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bicycle
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總親 荒木
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有限会社エーモン
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(57)【要約】 【課題】 常時自転車に備え付けておくことが出来、必
要に応じて支柱と共に防水性の屋根シートを伸展して使
用する態勢と、折り畳んで格納する態勢とに容易に移行
することが出来るようにした自転車の屋根を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 略平行に延びて少なくとも自転車の乗員
の前面と上面を被覆しうる長さを有した伸縮自在で且つ
弾力的に変形自在な2本の支柱で略方形のシート張設枠
を構成し、該シート張設枠をビヤ樽形状又は平行な状態
に変形、移行させ得る拡開手段を支柱の基部に取付け、
ビヤ樽形状に変形したシート張設枠より若干小さな略相
似形の屋根シートを支柱に連結し、支柱の伸縮により屋
根シートの伸展若しくは折り畳みを可能としたことを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する分野】
この考案は、自転車に取り付けて雨を防ぐための屋根に関し、特に透明な防水 性の屋根シートの伸展と折り畳みを容易に行うことが出来る自転車の屋根に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、自転車を雨中で使用する場合、傘を開いて片手で把持しながら、ハンド ル操作をしているため、自転車のハンドル操作がきわめて不安定となると共に、 傘により前方の視界が妨げられるため安全上好ましくなかった。そこで、自転車 に取り付ける屋根が提案されており、例えば実開平2−143387号公報、特 開平57−77275号公報、実開昭63−202592号公報等に開示されて いる。これらの公報に開示された自転車の屋根は、雨を防ぎ且つ視界を確保する ための透明な防水性の屋根シートと、該防水性の屋根シートを伸展した状態に保 持するための支柱とから成り、透明な防水性の屋根シートをピンと伸展した状態 に保持するために、支柱を固定した状態で自転車に取り付けるか、或いは支柱の 間に屈伸棒を配置して外方に付勢している。このため、晴天時等に防水性の屋根 シートを折り畳んで格納することが出来ない不便さがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、常時自転車に備え付けておくことが出来、必要に応じて支柱と共 に防水性の屋根シートを伸展して使用する態勢と、折り畳んで格納する態勢とに 容易に移行することが出来るようにした自転車の屋根を提供することを課題とす る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの考案が採った手段は、略平行に延びて少なくと も自転車の乗員の前面と上面を被覆しうる長さを有した伸縮自在で且つ弾力的に 変形自在な2本の支柱で略方形のシート張設枠を構成し、該シート張設枠をビヤ 樽形状又は平行な状態に変形、移行させ得る拡開手段を支柱の基部に取付け、ビ ヤ樽形状に変形したシート張設枠より若干小さな略相似形の屋根シートを支柱に 連結し、支柱の伸縮により屋根シートの伸展若しくは折り畳みを可能としたこと を特徴とする。
【0005】 又、支柱の基端を回動自在に軸支して、支柱を逆ハ字状又は平行な状態に移行 自在としたことを特徴とする。
【0006】 更に、支柱の基部に、支柱を逆ハ字状に拡開する拡開手段を取り付け、該拡開 手段は拡開状態の保持と解除が可能であり、解除した状態において支柱は平行な 状態に移行可能であることを特徴とする。
【0007】 更に、支柱の端末に端末バーを固着してシート張設枠を略方形に構成し、該端 末バーに屋根シートの末端を固定し、屋根シートの周辺を支柱に沿って移動する 複数の連結リングで連結したことを特徴とする。
【0008】 更に、支柱の基部を拡開する拡開手段が、中央で回動自在に連結した2本のリ ンクからなり、リンクの端部を支柱の基部に回動自在に連結し、く字状に屈曲し て支柱を逆ハ字状から平行な状態に移行させ得るようにしたことを特徴とする。
【0009】 更に、支柱の基部を拡開する拡開手段が、複数の孔を間隔をおいて形成した拡 開板と、該孔に係入するフックを備えた拡開バーとからなり、拡開バーの端部を 支柱に回動自在に連結し、フックと孔の係入位置によって支柱を逆ハ字状の状態 と平行な状態とに移行自在としたことを特徴とする。
【0010】 更に、シート張設枠を弓状に湾曲させる紐をシート張設枠の端部と自転車の後 部との間に着脱自在に連結し、該紐の長さを調節することによりシート張設枠の 湾曲度を調節可能としたことを特徴とする。
【0011】 更に、紐の端部にフックを設け、該フックが係合し得るリングを紐の途中に複 数間隔をおいて取り付けて、フックとリングとの係合位置により紐の長さを調節 可能としたことを特徴とする。
【0012】 更に、支柱の収縮に伴って折り畳まれた屋根シートを、支柱と共に収納カバー で被覆するようにしたことを特徴とする。
【0013】
【考案の実施の形態】
この考案の好ましい実施の形態を、以下に詳細に説明する。図において(1)は 、自転車の前部にその基端を回動自在に軸支された支柱であり、乗員の肩幅に相 当する約40〜60cm程度の間隔で2本略平行に配置される。支柱(1)は伸縮自 在であると共に、弾性を有し湾曲自在であり、例えば釣竿の材料として知られて いるグラスファイバー製のパイプを複数段連結して伸縮自在とした構造からなり 、不使用時には短く収縮させることが出来る。支柱(1)の後端には、所定の長さ の端末バー(2)が固定され、略方形のシート張設枠(3)が構成される。支柱(1) は、例えば自転車の前部に取り付けられるカゴ(4)の前面に取り付ける。端末バ ー(2)の中央にはリング(5)が固着され、該リング(5)とサドル(6)の後部のバ ネ(7)若しくは荷台との間に張り渡された紐(8)でシート張設枠(3)を弓状に湾 曲させ、乗員の前面と上面並びに背面の一部を被覆する。
【0014】 2本の支柱(1)の基部の間には、拡開手段(9)が取り付けられ、2本の支柱( 1)を逆ハ字状に拡開、若しくは平行な格納状態に移行させることが出来る。図 4に示される実施形態において、拡開手段(9)は、中央で屈曲自在に軸支した2 本のリンク(10)からなり、リンク(10)の自由端をそれぞれ2本の支柱(1)に回動 自在に連結する。リンク(10)は伸張した状態で2本の支柱(1)を逆ハ字状に拡開 する長さを有しており、屈曲させることにより、支柱を平行な状態に移行させる ことが出来る。リンク(10)は、一本の棒状に伸張されたとき、その状態を維持す るための安定片(11)を備えている。図5は、拡開手段(9)の他の変形を示し、少 なくとも4つの挿入孔(12)を間隔をおいて形成した拡開板(13)と該拡開板の挿入 孔(12)に挿入自在なフック(14)を有する拡開バー(15)とからなり、拡開バー(15) を支柱(1)に回動自在に連結し、フック(14)と挿入孔(12)との係入位置によって 、支柱(1)を拡開状態若しくは平行状態に移行させるようにしたものである。
【0015】 拡開手段(9)は、かかる図4、5に示す構造のものに限定されないことは勿論 であり、2本の支柱を逆ハ字状に拡開してその状態を安定に保持することが出来 、又は平行な状態に容易に移行させることが出来るものであればよい。拡開手段 (9)は、2本の支柱の基部、すなわち収縮させたときに基部となる支柱の部分に 設けて、支柱の収縮を阻害しないようにすると共に、後述する防水性の屋根シー ト(16)の折り畳みと収納カバー(19)の被覆を阻害しないようにすることが必要で ある。支柱(1)の基部を逆ハ字状に拡開することによって、端末バー(2)で略方 形に構成されたシート張設枠(3)は、中央部が外方に向かって弧状に膨出したビ ヤ樽形状に変形し、防水性の屋根シート(16)をピンとした状態に伸展させること が出来る。
【0016】 屋根シート(16)は、所要の強度と、耐候性を有した透明な合成樹脂シート、例 えばナイロンのシートが好適である。屋根シート(16)は、ビヤ樽形状に拡開され たシート張設枠(3)よりも若干小さな略相似形に形成され、図8に示すように、 周辺に沿って所定の間隔で形成された複数の連結孔(17)に、支柱(1)に沿って自 由に移動し得る複数の連結リング(18)を挿通して支柱(1)に連結する。屋根シー ト(16)の末端は、端末バー(2)に固着されている。したがって、支柱(1)を収縮 させるとき、屋根シート(16)は支柱の収縮にしたがって折り畳まれてくる。折り 畳まれた屋根シート(16)は、収縮した支柱の基部の先端に収束されるので、図3 に示すように収納カバー(19)を装着して被覆する。
【0017】 シート張設枠(3)を弓状に絞る紐(8)の端部にはフック(20)が結合され、該フ ック(20)が係合するリング(21)が、紐(8)の途中に複数取り付けられており、フ ック(20)とリング(21)との係合位置により、紐の長さを調節することを可能とし てある。これにより、シート張設枠(3)の湾曲度を調節し、乗員への被覆度合い を任意に設定可能としてある。
【0018】 使用に際しては、収納カバー(19)を取り外して、支柱(1)を伸張する。支柱( 1)の伸張につれて支柱に沿って連結リング(18)が移動し屋根シート(16)が伸展 される。支柱(1)の伸張後、支柱(1)の基部に取り付けた拡開手段(9)を伸展さ せて、支柱の基部を逆ハ字状に拡開する。これによりシート張設枠(3)はビヤ樽 形状となり、屋根シートをピンとした状態に張設する。最後に、紐(8)でシート 張設枠(3)を弓状に湾曲させる。又、不使用時には、紐(8)を外して、支柱を収 縮させることにより、屋根シート(16)が図2に示すようにカゴの上部に折り畳ま れるので、収納カバー(19)を被せて収納することが出来る。
【0019】
【考案の効果】
この考案によれば、支柱の基部を逆ハ字状に拡開してシート張設枠をビヤ樽形 状にして、屋根シートをピンと伸展させることが容易となると共に、収納時には 支柱を平行に移行させて支柱の収縮と屋根シートの折り畳みを行い得るようにし てあるので、支柱の伸縮により屋根シートを伸展して屋根を構成したり、折り畳 んで収納することが簡単となり、使用時と不使用時との相互の移行を簡単に行う ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる屋根を自転車に装着した状態
を示す斜視図
【図2】支柱と屋根シートを折り畳んだ状態を示す斜視
【図3】収納カバーを被覆した状態を示す斜視図
【図4】拡開手段の一例を示す斜視図
【図5】拡開手段の他の例を示す斜視図
【図6】シート張設枠を弓状に絞る紐の取付け状態を示
す斜視図
【図7】同一部の拡大斜視図
【図8】屋根シートと支柱の連結状態を示す斜視図
【符号の説明】
(1)支柱 (2)端末バー (3)シート張設枠 (4)カゴ (5)リング (6)サドル (7)荷台 (8)紐 (9)拡開手段 (10)リンク (11)安定片 (12)挿入孔 (13)拡開板 (14)フック (15)拡開バー (16)屋根シート (17)連結孔 (18)連結リング (19)収納カバー (20)フック (21)リング

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略平行に延びて少なくとも自転車の乗員の
    前面と上面を被覆しうる長さを有した伸縮自在で且つ弾
    力的に変形自在な2本の支柱で略方形のシート張設枠を
    構成し、該シート張設枠をビヤ樽形状又は平行な状態に
    変形、移行させ得る拡開手段を支柱の基部に取付け、ビ
    ヤ樽形状に変形したシート張設枠より若干小さな略相似
    形の屋根シートを支柱に連結し、支柱の伸縮により屋根
    シートの伸展若しくは折り畳みを可能としたことを特徴
    とする自転車の屋根。
  2. 【請求項2】支柱の基端を回動自在に軸支して、支柱を
    逆ハ字状又は平行な状態に移行自在としたことを特徴と
    する請求項1記載の自転車の屋根。
  3. 【請求項3】支柱の基部に、支柱を逆ハ字状に拡開する
    拡開手段を取り付け、該拡開手段は拡開状態の保持と解
    除が可能であり、解除した状態において支柱は平行な状
    態に移行可能であることを特徴とする請求項1又は2記
    載の自転車の屋根。
  4. 【請求項4】支柱の端末に端末バーを固着してシート張
    設枠を略方形に構成し、該端末バーに屋根シートの末端
    を固定し、屋根シートの周辺を支柱に沿って移動する複
    数の連結リングで連結したことを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の自転車の屋根。
  5. 【請求項5】支柱の基部を拡開する拡開手段が、中央で
    回動自在に連結した2本のリンクからなり、リンクの端
    部を支柱の基部に回動自在に連結し、く字状に屈曲して
    支柱を逆ハ字状から平行な状態に移行させ得るようにし
    たことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    自転車の屋根。
  6. 【請求項6】支柱の基部を拡開する拡開手段が、複数の
    孔を間隔をおいて形成した拡開板と、該孔に係入するフ
    ックを備えた拡開バーとからなり、拡開バーの端部を支
    柱に回動自在に連結し、フックと孔の係入位置によって
    支柱を逆ハ字状の状態と平行な状態とに移行自在とした
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自
    転車の屋根。
  7. 【請求項7】シート張設枠を弓状に湾曲させる紐をシー
    ト張設枠の端部と自転車の後部との間に着脱自在に連結
    し、該紐の長さを調節することによりシート張設枠の湾
    曲度を調節可能としたことを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれかに記載の自転車の屋根。
  8. 【請求項8】紐の端部にフックを設け、該フックが係合
    し得るリングを紐の途中に複数間隔をおいて取り付け
    て、フックとリングとの係合位置により紐の長さを調節
    可能としたことを特徴とする請求項7記載の自転車の屋
    根。
  9. 【請求項9】支柱の収縮に伴って折り畳まれた屋根シー
    トを、支柱と共に収納カバーで被覆するようにしたこと
    を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の自転車
    の屋根。
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