JP4274669B2 - 電子カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影タイミングのずれを補償し、撮影ミスをカバーすることができる電子カメラ及びその記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
チャージカプルドデバイス(CCD)等の半導体撮像素子を利用した電子カメラが広く用いられている。
【0003】
この種、電子カメラにおいて、バッファメモリの容量を大きくし、このバッファメモリ内に連写画像を一時記録するとともに、撮像処理プロセッサも高速化することで、高速かつ十分な枚数の連写が可能な電子カメラが提供されるようになっている。
【0004】
しかしながら、たとえ連写速度が速くなり、連写可能枚数が多くなっても、撮影者の撮影タイミングが間に合わない場合には、意図する画像を取得することはできない。また撮影タイミングが合っていると思った場合でも、いわゆるレリースタイムラグ、例えばCCD露光のタイミングの遅れ等により、撮影開始時点が撮影者の意図したタイミングより後ろにずれることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような事情から本件出願人は、連写において撮影者が望む画像を確実に取得できるようにするため、セカンドレリーズ前から画像取り込みを開始し記録する先行撮影の技術を考えている。
【0010】
しかし、特に先行連写においては、撮影者が撮影を意図したセカンドレリーズ前から画像取り込みが始まっているので、先行連写の結果をすべて順次表示する場合であっても、その撮影画像はセカンドレリーズ前から取り込まれたものが含まれるため、実際の撮影タイミングとの関係を明確にするのが困難である。すなわち撮影結果と当初の撮影意図との対応を取りづらいものとなる。
【0012】
そこで、この発明はこのような事情を考慮してなされたもので、先行連写による撮影結果を表示する場合に、その画像の連写単位内での位置づけを容易に知ることができる電子カメラを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するために、 所定の操作によって撮影準備動作が開始されるとともに、少なくとも前記撮影準備動作開始後の連写指示に対応して撮像画像が記録される半導体撮像素子を用いた電子カメラにおいて、前記半導体撮像素子により撮像された画像を複数枚保持可能な画像保持部と、前記撮影準備動作の完了後であって前記連写指示の前に画像取り込みを開始し、前記画像保持部に取り込み画像を保持させる撮影制御手段と、前記連写指示に対応した撮影画像を基準画像とするときに、当該基準画像よりも前に前記画像保持部に保持された画像を前記基準画像以降の画像とともに、一連の連写画像として記録媒体に記録させる記録制御手段と、前記一連の連写画像が表示選択された場合に、各連写画像が前記基準画像の前に取り込まれた画像であるのか前記基準画像の後に取り込まれた画像であるかの情報及び基準画像から何枚目の画像であるかを示す情報を各連写画像とともに表示させる表示処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0018】
図1はこの発明の電子カメラの全体的な構成を示すブロック図である。図1において、被写体からの光束がレンズ系11を介してCCD12に入射され、CCD12の各素子に電荷が蓄積される。
【0019】
CCD12には、撮像プロセス部13が接続されている。撮像プロセス部13によって、CCD12から読み出した信号が画像としての信号に変換される。ここで、CCD12からのデータ読み出しタイミングは、タイミング生成器15によって生成される。この読み出しタイミング制御により読み出し画素数を変えることも可能である。16は、レンズ系を制御するための自動アイリス(AE),自動フォーカス(AF)部(以下AEAF部と示す)であり、後述するシステムコントローラ300から制御信号を与えられる。
【0020】
上記の撮像プロセス部13からの出力は、アナログデジタル(A/D)変換器14でデジタル信号に変換され、撮影処理プロセッサ100のデータバス101を介してDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリ)からなるメモリ200の作業領域201に格納される。
【0021】
撮影処理プロセッサ100は、データバス101に、A/D変換器14とのインタフェース102、画像処理部103、圧縮伸長部104、記録/再生インターフェース105及び表示制御部106が接続され、さらに、撮影処理並びに記録再生処理を制御する制御部107が設けられて構成される。なおデータバス101は、メモリ200及びシステムコントローラ300に対しても図示しないインターフェースを介して接続される。
【0022】
メモリ200の作業領域201に格納された画像は、画像処理部103によって、絵作りが施され、さらに圧縮伸長部104により圧縮処理(例えばJPEG方式による圧縮処理)されて、メモリ内の撮影画像保持領域202に格納される。この保持領域202は、圧縮後の画像を一時的に格納するものであり、n枚の画像を記録可能に構成される。この記録可能枚数は、画素数及び圧縮率で決まる画質により異なってくる。この領域では、最も古い画像の上に最新の画像が順次上書きされるようになっている。
【0023】
撮影画像保持領域202に記録された画像は、そのまま記録/再生インターフェース105を介し、フラッシュメモリを用いたメモリカード400に格納される。このメモリカード400としては、光磁気ディスクや磁気ディスク等の他の記録媒体を用いてもよい。
【0024】
メモリカード400に記録された画像は、操作キー502による操作に従い、記録/再生インタフェース105を介してメモリカード400から読み出されて表示可能である。このとき、読み出し画像はメモリ200の作業領域201に一旦格納された後、圧縮伸長部104により伸長され、さらに表示制御部106によりカメラ背面の表示用液晶パネル(TFTパネル)600に供給されてから表示出力される。
【0025】
なお、画像処理部103は、色マトリックス処理、ホワイトバランス処理、カラー処理、ガンマ補正、シャープネス調整等を行う。
【0026】
また、圧縮伸長部104は、指定画質に対応した圧縮率で圧縮処理を実行する。画質は、タイミング生成器15によって決まる読み出し画像の画素数と圧縮伸長部104による圧縮率で決まる。
【0027】
制御部107は、タイミング生成器15、撮像プロセス部13、A/D変換器14、画像処理部103、メモリ200、圧縮伸長部104などを制御することで撮影全体の処理を管理する。
【0028】
また、メモリ200、圧縮伸長部104、記録/再生インタフェース105、表示制御部106等を制御することで画像の記録及び再生処理を管理する。また、通常の単写撮影や連写撮影のみならず、先行モード撮影(先行連写)を実現する。
【0029】
図2は、撮影動作例を説明する図である。同図(A)は先行連写時を示し、同図(B)は通常の連写時を示す。
【0030】
本発明のカメラの先行連写は、ファースト(1st)レリーズによる合焦が終了すると、セカンド(2nd)レリーズの有無にかからわずメモリ200への画像記録を開始し、画像処理及び画像圧縮の終了した画像を順次撮影画像保持領域201に保持していくモード(撮影開始前の撮影準備動作)のことである。撮影画像保持領域202にn枚の画像が保持可能な場合、その1枚目、2枚目、..、n枚目と順次保持され、n枚目までくると1枚目に戻って(1枚目に上書きされ)、画像保持が継続される。
【0031】
このような状態でセカンドレリーズ(撮影指示)されると、このセカンドレリーズに対応する画像を基準画像とし、また、設定されたプレコマ数(基準画像から何コマさかのぼって記録を開始するかを決めるコマ数)前の画像を記録開始画像として、メモリカード400への画像記録が開始される。よって、記録開始画像はセカンドレリーズ時点よりも、プレコマ数分過去に撮影された画像である。また、最大連写数はnコマとなり、記録開始画像が撮影画像保持領域202におけるx枚目であったとすると、最大連写を行った場合にはx枚目からx−1枚目までの画像がメモリカード400に格納される。
【0032】
図2においては、撮影画像保持領域202に5枚分の画像を確保できる場合を示している。この例では、セカンドレリーズがあると、基準画像(セカンドレリーズのタイミングに対応する撮影画像)(+−0)に先行する1枚の画像がメモリカード400に記録されるように設定した例を示している。
【0033】
図2(A)の(a1)は、ファーストレリーズがあると、自動フォーカス制御期間があり、CCDの露出、データ読み出しが繰り替えされている状況を示している。また図2(A)の(a2)は、メモリ200への画像書き込みタイミングを示す。このタイミング図からわかるように、セカンドレリーズに先行して3枚の画像が撮影されており、セカンドレリーズが行われた後に4枚目、5枚目、1枚目(2回目)、2枚目(2回目)の画像が順次撮影されている。この例では、基準画像(+−0)に先行する1枚の画像がメモリカード400に記録されるように設定されているので、実際にメモリカード400に記録される画像は、図2(A)の(a3)に示すように、先行する3枚目の画像(−1)、基準画像(4枚目の画像(+−0)),5枚目の画像(+1)、1枚目の画像(2回目)、…、と記録され合計5枚の画像が記録されることになる。つまり、最大連写数n=5、プレコマ数=1であり、このとき記録開始画像は−1コマである。また、基準画像は±0コマであり、以降+1,+2コマとなる。
【0034】
また図2(B)に示す通常の連写や単写では、ファーストレリーズ後、合焦しても画像記録は開始されず、セカンドレリーズされて初めて画像記録が開始されるようになっている。図2(B)の(b1)はCCDの露出、データ読み出しが繰り替えされている状況を示している。また図2(B)の(b2)は、メモリ200への画像書き込みタイミングを示す。また、図2(B)の(b3)はメモリカード400への記録タイミングを示している。
【0035】
さて、図1の撮影処理プロセッサ100における制御部107は、先行撮影制御部111、先行記録制御部112及び読出し制御部114を備える。
【0036】
先行撮影制御部111は、システムコントローラ300から先行連写のための設定指令、連写速度及びプレコマ数を受けると、撮影モードを先行撮影に設定し、レリーズ操作や合焦状態に対応して撮影画像を撮影画像保持領域202に一時記憶させるまでの一連の撮影制御を受け持つ。具体的には、露出終了信号及びファーストレリーズ後の合焦済み信号をシステムコントローラ300から受けると、タイミング生成器15に対して本撮影と同じ撮影条件で画像取り込みを開始するように制御信号を出力する(先行撮影スタート)。そしてさらに先行撮影制御部11は、画像処理部103及び圧縮伸長部104を制御して、撮影画像をメモリ200の撮影画像保持領域202に格納させる。
【0037】
また、制御部107がシステムコントローラ300から受け取る露出終了信号について言えば、スポット測光モードで露出をロックするタイプの場合には、ファーストレリーズ前に露出は終了している(露出終了信号受け取り済)。また、ファーストレリーズに応じて自動露出(AE)を行うタイプの場合には、ファーストレリーズがなされた以降にシステムコントローラ300から露出終了信号を受け取る。
【0038】
先行撮影制御部111は、セカンドレリーズ終了又は撮影画像保持領域202への画像格納が限界に達した時点で画像保持動作を終了させる。撮影画像保持領域202への格納限界枚数は、セカンドレリーズ開始に対応する基準画像(1枚)と、設定されたプレコマ数とで決まる先行撮影画像の枚数と、基準画像撮影以降に連写可能な枚数とで決定される。
【0039】
先行記録制御部112は、システムコントローラ300から先行連写の設定指令を受けると、先行撮影制御部111と同様、撮影モードを先行撮影に設定する。そして、連写により撮影画像保持領域202に一時記憶された画像をメモリカード400に記録するための制御を受け持つ。具体的には、先行連写時においてセカンドレリーズにより記録開始画像が決定されると、その開始画像の保持情報を先行撮影制御部111から受け取る。そして、メモリ200及び記録/再生インターフェース105を制御し、この記録開始画像をスタートとして先行連写が終了するまでの画像を順次メモリカード400に記録させる。
【0040】
なお、制御部107は、先行連写以外の通常連写や単写撮影も制御するが、通常連写の場合は、連写における最初の画像を代表画像としてメモリカード400に記録する。
【0041】
読出し制御部114は、一般的な画像読み出し要求があった場合には、代表画像のみをメモリカード400のみから画像読み出しを行い、表示用液晶パネル600に表示させる。すなわち代表画像に関連して読み出し要求がなされない場合には、単写画像や代表画像のみを順次読み出すようになっている。
【0042】
一方、表示された代表画像に対応して連写画像(通常連写、先行連写)の読み出し要求があった場合には、対応する連写画像をメモリカード400から検索し、読み出し表示処理を行うようになっている(これについては図5、図8でさらに説明する)。
【0043】
システムコントローラ300は、カメラ内の各部(AE/AF機構、撮影処理プロセッサ等)を制御する。また、各種の操作ボタン(レリーズボタン501、操作キー502、確定ボタン503等)からの各種操作入力を受け付け、その入力に応じた制御を各部に実行させる。また、撮影モードや条件、残撮影可能枚数等の各種情報をコントロールパネル(図示せず)に表示させる。
【0044】
さらに、システムコントローラ300は、AE/AF制御部301と、先行撮影通知部302と、コマ割振計算部303とを備える。
【0045】
データバス101に接続されたAE/AF処理部130は、取り込んだ信号の状態を監視して、アイリス制御情報、フォーカス制御情報を生成するもので、この制御情報は、システムコントローラ300のAE/AF制御部301に取り込まれる。AE/AF制御部301は、制御情報に基づいて露出のための絞り制御及び合焦のためのフォーカスレンズ制御を行うとともに、露出終了及び合焦終了の旨を先行撮影通知部302に通知する。
【0046】
先行撮影通知部302は、表示用液晶パネル600のメニュー画面に表示された項目を指定する操作キー502及び確定ボタン503の操作に応じて、先行撮影モードの設定(連写速度及びプレコマ数を含む)を受け付ける。この場合、設定種別(後述)によってはプレコマ数をコマ割振計算部303に計算させる。また、連写速度計算部304に連写速度を算出させる。さらに、先行撮影モードへの設定指令、連写速度及びプレコマ数を撮影処理プロセッサ100の制御部107に通知する。また、撮影画質が変更されたときには、その画質に対応する最大連写可能数に基づきプレコマ数をコマ割振計算部303に再計算させ、新たなプレコマ数を制御部107に通知する。
【0047】
また、シャッタ速度等の撮影条件が変更されたときには、その撮影条件に対応する新たな連写速度を連写速度計算部304に算出させ、制御部107に通知する。
【0048】
また、先行撮影通知部302は、先行連写のタイミングを取るために、ファーストレリーズ、セカンドレリーズ、露出終了、合焦終了信号を制御部107に通知する。コマ割振計算部303は、先行撮影通知部302の依頼により、プレコマ数を計算する。
【0049】
連写速度計算部304は、入力された連写速度設定とシャッタ速度等の撮影条件とに基づき、実際に実現できる連写速度を算出する。
【0050】
なお、操作キー502は、各種の操作入力を行うためのものであり、例えば十字式の入力キーで左右上下にカーソル移動入力できるように構成される。各種操作は、操作キー502により、画像表示用液晶パネル600で表示されるメニュー画面の項目からカーソルによる機能選択が行われ、確定ボタン503によりその機能が選択確定される。レリーズボタンを押すことにより撮影が実行される。
【0051】
また、上記システムコントローラ300には、ヘッダ生成部306、画像読出し処理部307が設けられている。ヘッダ生成部306は、メモリカード400に記録される画像に対してヘッダを付加する(ヘッダ及び属性の作成は、図4、図6、図10の説明に対応する)。また画像読出し処理部307は、電子カメラの操作部と、カメラ内部の画像読出し処理とのインターフェースとなる部分である。操作キー502の操作に応答し、サムネール画像などの選択指定が行われたときに、当該画像の次の画像を表示するための読み出し支援を行う(これらの支援処理は後述する図7、図9の説明に対応する)。
【0052】
[先行撮影モードの設定の説明]
先行撮影モードの設定種別には、例えば3種類のプレコマ設定がある。プレコマ設定は、プレコマ数指定、時間(プレタイム)指定、比率指定である。
【0053】
この装置の場合、撮影プロセッサ100への設定は、すべてプレコマ数でなされる。したがって、時間指定又は比率指定の場合には、その指定量がコマ割振計算部304においてプレコマ数に変換される。
【0054】
先の時間(プレタイム)指定は、セカンドレリーズ前の何秒分をプレコマ(基準画像よりも以前に撮影されたコマ)として割り当てるかの指定である。先の比率指定は、撮影画像保持領域202におけるメモリ容量を、プレコマとポストコマで何対何に割振るかの指定である。さらに、画像画質を変更した場合、種別毎にプレコマ数の変化に違いがでる。
【0055】
この発明の電子カメラにおいては、「先行撮影」の状態になっているときは、ファインダ上に先行撮影動作中であることを示す表示がなされる。
【0056】
[撮影時の動作説明]
図3は、本発明の電子カメラの撮影時の動作を示すフローチャートである。ファーストレリーズが行われると、露出、合焦は終了したかどうかの判定が行われ(ステップB1,B2,B3)、先行連写が開始し、基準画像前の画像(プレコマ)の撮影取得と、メモリ200への記録(設定された連写速度)が行われる(ステップB4、B5)。このときつまり、「先行撮影」の状態になっているとき、ファインダ上には先行撮影動作中であることを示す表示が得られる。
【0057】
セカンドレリーズが行われると、基準画像が決まり、設定されているプレコマ数の画像を残し、基準画像及びそれ以降の画像の撮影取得が行われ、メモリ200への記録(設定された連写速度)が行われる(ステップB6,B7)。
【0058】
次に記録開始画像以降の画像で撮影画像保持領域202が一杯になったかどうかの判定が行われ(ステップB8)る。一杯でない場合は、レリーズボタンが離されているかどうかの判定が行われる(ステップB9)。レリーズボタンが離されている場合、または撮影画像保持領域202が一杯の場合は、一連の先行連鎖画像の各ヘッダが生成され、各画像に添付される(ステップB10)。そして先行連写された画像がメモリカード400に記録される(ステップB11)。
【0059】
そして、メモリカード400に記録し終わったかどうかの判定が行われる。メモリカード400への記録が完了して終了となる(ステップB12,B13)。
【0060】
次に、この発明の電子カメラにおいて、メモリカード400に画像を記録する場合の記録フォーマットの例を説明する。
【0061】
図4には、画像記録フォーマットの例を示している。
【0062】
即ち、図4(a)には、フォーマットを一般的表現で示している。画像本体部(圧縮画像1枚分)411に対してサムネイル部412とヘッダ部413が付加されている。ヘッダ部413には、画像情報である(1つのコマを含む)ことを示す識別番号421、画像種別422、シーケンス識別番号423、連番424、撮影枚数425、その他(例えば撮影日時)426などの情報が含まれている。
【0063】
図4(b)には、通常撮影(単写)を行った場合の画像情報の内容の例を示している。識別番号としては「#1」が記述されている。画像種別としては、通常撮影(単写)を意味する「S」が記述されている。この場合単写であるからシーケンス識別番号、連番、撮影枚数などは付与されていない。ブランクあるいは、特定の記号FFFFFFFFなどが記述される。
【0064】
次に、図4(c)の場合は、先行連写を行った場合の画像情報の例を示している。識別番号としては「#3」が記述されている。画像種別としては、先行連写(撮影)を意味する「TC」が記述されている。この場合、シーケンス識別番号は「TC1」が示されている。これは先行連写が複数回行われた中で、「TC1」番目であることを意味する。他のケースの先行連写であれば、「TC2」あるいは「TC3」あるいは「TC4」…などが記述される。さらに、連番としては、この場合、「−2」が記述されている。この意味は、基準画像「0」に対して2コマ分先行した画像であることを意味する。次に、撮影枚数としては「8」が記述されており、このことは、この画像と関連して連写された画像枚数としては、プレコマ、基準画像、ポストコマを合せて8枚の画像が存在することを意味する。
【0065】
次に、図4(d)の場合は、先行連写を行った場合の画像情報の例を示している。識別番号としては「#9」が記述されている。画像種別としては、通常連写(撮影)を意味する「C」が記述されている。この場合、シーケンス識別番号は「C1」が示されている。これは通常連写が複数回行われた中で、「C1」番目であることを意味する。他のケースの通常連写であれば、「C2」あるいは「C3」あるいは「C4」…などが記述される。さらに、連番としては、この場合、「0」が記述されている。この意味は、基準画像「0」であることを意味する。次に、撮影枚数としては「8」が記述されており、このことは、この画像と関連して連写された画像枚数としては、プレコマ、基準画像、ポストコマを合せて8枚の画像が存在することを意味する。
【0066】
図5には、上記のようなフォーマットでメモリカードに記録された画像のうち、希望の画像を再生表示する場合の動作を示している。
【0067】
画像再生は、メモリカード400の内容を読み出し、読み出した画像データを撮影処理プロセッサ100の圧縮伸長部104で伸長し、表示制御部106を介して表示用液晶パネル600に表示する。画像再生は、操作キー502の操作によりスタートし、インデックス表示を行うかどうかを選択することができる(ステップD1,D2,D3)。インデックス表示を行う旨の選択が行われると、インデックス表示範囲(表示開始位置)を選択することになる。この選択は、例えばメニュー画面上に、メモリカード400の記憶領域のデータ記録状況を示すバーが表示されるので、そのバーの選択区間をカーソルで指定することで可能である。
【0068】
この選択により、インデックス表示の対称となる複数の画像が決まるので、各画像のヘッダ情報を読み取る(ステップD4,D5)。このヘッダ情報を読み取ることにより、先行連写された画像が存在するかどうかの判断が可能である(ステップD6)。先行連写された画像が含まれている場合には、その代表画像のサムネイルのみを表示する。先行連写された画像であるが代表画像が含まれない場合には、代表画像に最も近い画像のサムネイルのみを表示する。そして、他の画像のサムネイルは通常表示とする(ステップD7)。
【0069】
ステップD6において先行連写された画像が無い場合には、各画像のサムネイルを表示する。
【0070】
一方、ステップD3において、インデックス表示が選択されなかった場合には、再生画像を選択するモードとなる(ステップD9)。したがって、再生対象画像のヘッダ情報の読取りが行われ(ステップD10),読み取った情報が先行連写された画像であるかどうかの判断を行う(ステップD11)。先行連写された画像で合った場合には、この画像は代表画像であるかどうか判定される(ステップD12)。代表画像でない場合には、その画像と同一時期に先行連写して処理された代表画像を検索する。つまり、メモリカード400内の各画像のヘッダ情報を読み取り、代表画像を探す(ステップD13)。そして代表画像が見つかると、この画像の再生処理を実行する(ステップD14)。
【0071】
図6には、メモリカード400に記憶されている各画像情報の様子を模型的に示している。識別番号#1、#2、#7、#8の画像情報はそれぞれ単写された画像であることを示し、識別番号#3、#4、#5、#6の画像情報はそれぞれ先行連写された画像であり、且つ、一連のシーケンスで撮像された連写画像であることを示している。その中でも、識別番号#4の画像情報は、そのヘッダ部の内容から理解できるように、代表画像であることを示している。
【0072】
図7は、本発明の電子カメラにおいて、表示用液晶パネル600にインデックス表示を行った場合の例を示している。つまり、図5のステップD4乃至D7のルーチンが働いた場合の様子を示している。図7において、画像901、902、903、905、907は単写の画像である。また画像904は、通常の連写である。また画像906は、先行連写した画像の代表画像である。
【0073】
このように認識できるのは以下の理由による。図4で説明したように単写、先行連写通常連写を識別できるよに画像種別情報をヘッダに含ませており、この画像種別情報を、画像に対して重ねて表示するようにしたからである。画像904の場合は、右上に「C」が表示され、その下に0/8が表示されている。これは、画像904が通常連写で8枚撮影された画像の代表画像であることを意味する。また画像906の場合は、右上に「TC」が表示され、その下に0/8が表示されている。これは、画像906が先行連写で8枚撮影された画像の代表画像であることを意味する。
【0074】
図8にはこの発明の電子カメラにおいて、例えば図7に示したような表示状態から、特に連写画像に関して、次の各種の表示状態に移行する場合の動作を示すフローチャートである。
【0075】
ステップF2にて表示用液晶パネル600に再生画像が表示されているかどうかを判定し、表示されている場合には、代表画像が選択され確定ボタンが押されたかどうかの判定を行う(ステップF3)。代表画像が選択され確定されると、インデックス表示中(例えば図7のような状態)かどうかの判定が行われる(ステップF4)。今、インデックス表示中であると、インデックススライドショーを行うかどうかの指示入力となる(ステップF5)スライドショーとは、所定時間で画像を自動的に切換えて表示する連続再生表示のことである。インデックススライドショーを行う方が選択されると、インデックス画面の展開は行わずに、代表画像位置において、同一シーケンス番号の一連の画像が、連番の小さい順にスライド表示(連続表示)される。終了後は代表画像表示に戻る。例えば8枚が連写されているとすると、8枚の画像のインデックス画像が、今まで代表画像が表示されていた箇所で次々と切り替わりながら表示され、最後には代表画像が表示される。
【0076】
ステップF5において、インデックススライドショーを行わない旨の選択が行われると、同一シーケンス番号の一連の画像について、その連番の小さい画像順にサムネイルがインデックス表示される。例えば8枚が連写されているとすると、8枚の画像のインデックス画像が並べて表示される。
【0077】
ステップF4において、インデックス表示中ではなく、例えば代表画像が1枚表示されていたとする。するとステップF8に移行し、スライドショー選択の指示入力となる。スライドショーが選択された場合には、同一シーケンス番号の一連の画像について、連番の小さい画像順にスライド表示(連続表示)が行われる(ステップF10)。つまり1回の撮影で連写した画像が、次々と表示される。スライドショーが選択されなかった場合は、同一シーケンス番号の一連の画像について、操作キーの操作が行われる毎に、連番の小さい順に画像が切り替わりながら表示される(ステップF9)。
【0078】
確定ボタンが押されると、先行連写画像の展開を終了する。また確定ボタンが押されなくても一定時間経過すると終了となる(ステップF11,F12,F13)。
【0079】
なお、表示の形態は、ヘッダ情報を利用すれば、種々の表示形態が可能であり、上記した動作に限定されるものではない。
【0080】
図9は、図7のような表示状態から、例えば代表画像906が選択され、図8のステップF2,F3,F4,F5,F7の処理ルーチンが動作した場合の画像表示例を示している。即ち、代表画像906を中心として、プレコマ3、基準画像(代表画像)、ポストコマ4がサムネール表示されている。
【0081】
この発明において、メモリカード400においての画像データの保持形態は、上記の実施の形態に限るものではなく、各種の実施の形態が可能である。図6の例では、同一シーケンス(1回の連写撮影)で得られた複数の画像は、同一シーケンス番号であり、連番を持つが、各画像が同一の階層に隣接して配列されて記録された。しかしこれに限らず、複数階層として画像情報の整理を行ってもよい。
【0082】
図10(a)において、メモリカードには、画像#1、#2、#3、#4、#5、##6、#7、…が順次記録されている。ここで画像#3と画像#6とは、それぞれシーケンス番号TC1と、シーケンス番号TC2に係わる代表画像である。
【0083】
そしてシーケンス番号TC1の代表画像#3を除く他の画像(連写により取得した画像)は、ホルダTC1として、画像#3の下位の階層に格納されている。またシーケンス番号TC2の代表画像#6を除く他の画像(連写により取得した画像)は、ホルダTC2として、画像#6の下位の階層に格納されている。
【0084】
図10(b)にはホルダTC1の内部を模擬的に示し、そのデータ構造を取り出して右側に示している。このフォルダには、シーケンス番号TC1の代表画像#3を除く他の画像の情報が格納されている。
【0085】
上記したような形態で画像データを格納した場合、例えば図5に示したような処理手順を実行するためのアプリケーションを簡素化することができる。即ち、ステップD3においてインデックス表示を行う場合、先行連写画像が含まれているかどうかを判定するステップD6を省略し、すべてサムネイル表示を行えばよい。そして、先行連写された画像表示が必要な場合には、先の図8で示した処理手順を実行するアプリケーションに移行し、シーケンス番号を頼りとしてフォルダのアクセスを行えばよい。
【0086】
尚、実施の形態では、画像の画素数はタイミング生成器15に基づくCCD読み出しタイミングにより決まるとしたが、発明はこの場合に限られない。例えばCCDからは全画素読み出しを行い、後に画像処理部によって全画素読み出しデータに対する加算平均が施されて、指定された画質(SQ,HQ,SHQ等)に対応した画素数となるように、画素数変換が行われてもよい。
【0087】
この発明の実施の形態における特徴点を以下整理して説明する。
【0088】
この発明によると,基本的には、レリーズタイムラグ、つまり撮影者の反応遅れや、回路機能の遅れなどを補償する撮影画像を得ることができる。さらに、連写において画質が制御され(重要場面は高画質、他は低画質)た場合、全体としては撮影期間を長くすることができる。低画質の画像が占有容量を低減してくれるためである。
【0089】
この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。
【0090】
上記の実施形態では、ファーストレリーズは、ユーザがレリーズボタンを押す操作を行うことで実現されるものとして説明したがこれに限るものではない。
【0091】
つまりファースト、セカンドレリーズとしての操作は、撮影者が具体的な被写体に対して撮影実行を意識して行う動作であるが、少なくとも撮影準備の操作はこのような場合に限られない。例えばレリーズ操作部の付近に指センサを設け、撮影者の撮影意図とは関係なく指センサの検知で撮影準備動作を開始するような場合をも含む。また例えばカメラの電源オンにより上記撮影準備動作を行うようになっていてもよい。また撮影準備動作としては、合焦動作や露出動作等がある。
【0092】
また上記の説明では、ユーザが直接電子カメラを持ち操作を行うように説明したがこれに限らず、遠隔からリモコン撮影を行う場合もある。このような場合も本発明に係る「先行撮影動作」を行うことが可能である。
【0093】
例えば、SLや列車の撮影を行う場合には、先に構図取りを行ってそのままの状態でカメラを三脚固定させる場合がある。この場合、SLが近づいた適宜のタイミングで先行連写を実行すればよいが、撮影者は、カメラから離れた位置でリモコン撮影することも可能である。リモコン撮影は待ち時間が長く、また、線路に近づきすぎると危険な場合などに有効である。「先行連写」では多少レリーズタイミングがずれても対応できるのでこのような撮影のときに便利である。
【0094】
また野生の鳥や動物を撮影する場合に、電子カメラを設置し、ユーザが遠隔地からリモコン操作することがある。
【0095】
さらにまた、実施の形態では、先行撮影モードを連写の場合で説明しているが、この先行撮影は連写撮影に限られるものではない。例えばブランケット撮影などに対しても適用できる。さらにまた、表示モードにおいて、最初の代表画像のみをメモリカードから読み出すように処理したが、メモリカードからメモリ(DRAM)への読み出しは、すべての画像について行い、表示用液晶パネルへの表示段階で代表画像のみを表示させるようにしてもよい。このようにした場合には、最初のメモリカードからメモリ(DRAM)への読み出しには時間がかかるが、代表画像から各連写画像への展開は短時間で行うことができる。
【0096】
また上記の説明では、消去処理については説明しなかったが、連写画像について、不要な画像については、消去処理を行ってもよい。消去処理を行う場合には、1つの画像情報全体を消去する方法と、ヘッダに消去マークの記入エリアを確保し、見かけ上消去を行う方法とがある。消去マークを属性としてヘッダに記入するようにした場合、後で復帰処理を行うことができる。
【0097】
この発明の特徴的構成を述べると以下のようになる。
【0098】
即ち、所定の操作によって撮影準備動作が開始されるとともに、少なくとも前記撮影準備動作開始後の撮影指示に対応して撮像画像が記録される半導体撮像素子を用いた電子カメラにおいて、
前記半導体撮像素子により撮像された画像を複数枚保持可能な画像保持部と、前記撮影準備動作の完了後であって前記撮影指示の前に画像取り込みを開始し、前記画像保持部に取り込み画像を保持させる撮影制御手段と、前記撮影指示に対応した撮影画像を基準画像とするときに、当該基準画像よりも前に前記画像保持部に保持された画像及び前記基準画像を一連の撮影に基づく画像として関連付けるとともに、前記基準画像と当該基準画像に関連付けられた基準画像を除く他のの画像とを識別可能に記録させる記録制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0099】
これによりセカンドレリーズ前にも本撮影と同じ条件の露出及び画像取り込みを実行させ、画像保持部にプールしておくことができる。そしてセカンドレリーズを基準として、それ以前の画像をも記録することで、シャッタタイミングが遅れても確実に欲しい画像を取得できるようになる(これを先行撮影という)。
【0100】
本発明は、この先行撮影にて連写を行う場合の画像表示方法に特に工夫している。すなわちセカンドレリーズに対応する基準画像を代表画像とし、通常の画像読み出しにおいては、この代表画像のみを読み出し表示する。これにより、多数の連写画像が表示される煩雑さを解消する。また本発明では、この読み出し表示が可能になるように画像記録させることところに特徴がある。
【0101】
本発明では、前記撮影制御部は、前記撮影指示に基づいて連続撮影を実行し、前記記録制御手段は、前記画像保持部に保持される基準画像より後の連続撮影画像も前記一連の撮影に基づく画像として当該基準画像に関連付け、かつ、当該基準画像から識別可能に記録させることを特徴とする。
【0102】
これにより連写した画像は、相互関連付けが行われて記録されることになり、その後の取扱を容易している。
【0103】
本発明では、前記記録制御手段は、前記一連の撮影における各画像の記録情報に、その撮影単位を示す関連付け情報、及び、基準画像であるか否かの情報を含めることを特徴とする。つまり、上記の機能を実現させる上で必要なヘッダ情報を付加することにより一層の取扱を容易にすることができる。
【0104】
本発明では、前記一連の撮影に基づく画像が表示選択された場合には、前記基準画像のみを表示させる表示処理手段を備えたことを特徴とする。これにより、記録画像を読み出し、代表画像のみを表示させることができ、メモリカード内に保持されている撮影画像を全体的に把握することが容易となる。なお、実施例レベルでは、代表画像のみを記録媒体から読み出すことで発明を実現するが、実体的には、代表画像のみが表示されれば主たる目的は達成できるので「表示処理手段」として記述している。
【0105】
またこの発明では、前記表示処理手段は、基準画像を指定してその関連付けられた画像を表示するように指令を受けると、前記一連の撮影に基づく画像のすべてを表示可能とすることを特徴とする。これにより、代表画像を展開して各連写画像を表示でき、最適なタイミングの画像の検索に利用することができる。
【0106】
またこの発明では、前記表示処理手段は、スライドショーで前記一連の撮影に基づく画像を表示することを特徴とする。さらにまたこの発明では、前記表示処理手段は、次画像又は前画像の表示要求に対応して前記一連の撮影に基づく画像を順次表示することを特徴とする。
【0107】
またこの発明では、前記表示処理手段は、インデックス画面を用いて前記一連の撮影に基づく画像を表示することを特徴とする。またこの発明では、前記表示処理手段は、インデックス画面における一つの画像表示部分にてスライドショーを行うことにより、前記一連の撮影に基づく画像を表示することを特徴とする。これにより各種の表示形態を得ることができる。
【0108】
またこの発明によると、所定の操作によって撮影準備動作が開始されるとともに、少なくとも前記撮影準備動作開始後の連写指示に対応して撮像画像が記録される半導体撮像素子を用いた電子カメラにおいて、
前記半導体撮像素子により撮像された画像を複数枚保持可能な画像保持部と、前記撮影準備動作の完了後であって前記連写指示の前に画像取り込みを開始し、前記画像保持部に取り込み画像を保持させる撮影制御手段と、前記連写指示に対応した撮影画像を基準画像とするときに、当該基準画像よりも前に前記画像保持部に保持された画像を前記基準画像以降の画像とともに、一連の連写画像として記録媒体に記録させる記録制御手段と、前記一連の連写画像が表示選択された場合に、連写数情報及び基準画像から何枚目の画像であるかを示す情報を画像とともに表示させる表示処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0109】
これにより、先行連写の場合、基準画像を±0とすると、その前後(−,+)に渡って連写画像が存在するので、基準画像に対してどのような関係にある画像かを一目でわかるようにすることができる。
【0110】
またこの発明は、前記記録制御手段は、前記一連の連写画像における各画像の記録情報に、連写画像である旨の情報、連写数情報、及び、基準画像から何枚目であるかを示す情報を含めることを特徴とする。これにより、連写画像を取り扱うための参考情報が各種用意されることになり、各種の利用方法を採用することができ、使い勝手が便利である。
【0111】
またこの発明は、前記撮影制御手段は、前記画像保持部に撮影画像保持用の空き領域がない場合には、最新の撮影画像を最も古い撮影画像に上書きさせるよう制御することを特徴とする。これにより、先行連写がスタートしてからセカンドレリーズがあるまでの時間にばらつきがあっても容易に対応できる。
【0112】
またこの発明は、所定の操作に基づく撮影準備動作の開始より後であって連写指示よりも前に画像取り込み及びその一時保持を開始するとともに、前記連写指示に対応した撮影画像を基準画像とするときに、当該基準画像以前に一時保持された画像及び前記基準画像以降の画像を一連の連写画像として記録する電子カメラによって、前記一連の連写画像の各画像情報に包含されるデータ構造であって、連写か否かを示す情報と、前記基準画像より前何枚目であるか、又は、前記基準画像以降何枚目であるかを示す情報とを少なくとも含むヘッダ構造と、撮影画像が画像圧縮されてなる画像データ構造とを有するデータを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、先行連写による撮影画像を含む場合に、一撮影単位で一画像を表示するように撮影結果を記録し、先行連写撮影における撮影意図に適合する画像を代表の一画像として選定し易くする。
【0114】
またこの発明によれば、通常の連写や先行連写による撮影結果を表示する場合に、その画像の連写単位内での位置づけを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電子カメラの全体的なブロックの構成を示す図。
【図2】図1の電子カメラの連写動作と通常単写動作の基本を説明するために示したタイミング図。
【図3】この発明の電子カメラを用いて撮影が行われるときの動作例を示すフローチャート。
【図4】この発明の電子カメラにおいてメモリカードに記録される画像情報のフォーマットの例を示す説明図。
【図5】この発明の電子カメラにおける画像再生表示を行うときの動作手順を示す説明図。
【図6】この発明の電子カメラにおけるメモリカードの画像情報の記録形態を示す説明図。
【図7】この発明の電子カメラにおける再生画像の表示例を示す説明図。
【図8】この発明の電子カメラにおける画像再生表示を行うときの動作手順をさらに示す説明図。
【図9】この発明の電子カメラにおける再生画像の表示例を示す説明図。
【図10】この発明の電子カメラにおけるメモリカードの画像情報の記録形態を示す説明図。
【符号の説明】
11…レンズ系、12…CCD、13…撮像プロセス部、14…A/D変換器、15…タイミング生成器、16…自動アイリス自動フォーカス部、100…撮影処理プロセッサ、101…データバス、102…インターフェース、103…画像処理部、104…圧縮伸長部、105…記録再生インターフェース、106…表示制御部、107…制御部、111…先行撮影制御部、112…先行記録制御部、114…読出し制御部、200…メモリ、201…作業領域、202…撮影画像保持領域、300…システムコントローラ、301…AE/AF制御部、302…先行撮影通知部、303…コマ割振計算部、306…ヘッダ生成部、307…画像読出し処理部、400…メモリカード、501…レリーズボタン、502…操作キー、503…確定ボタン、600…表示用液晶パネル。

Claims (3)

  1. 所定の操作によって撮影準備動作が開始されるとともに、少なくとも前記撮影準備動作開始後の連写指示に対応して撮像画像が記録される半導体撮像素子を用いた電子カメラにおいて、
    前記半導体撮像素子により撮像された画像を複数枚保持可能な画像保持部と、
    前記撮影準備動作の完了後であって前記連写指示の前に画像取り込みを開始し、前記画像保持部に取り込み画像を保持させる撮影制御手段と、
    前記連写指示に対応した撮影画像を基準画像とするときに、当該基準画像よりも前に前記画像保持部に保持された画像を前記基準画像以降の画像とともに、一連の連写画像として記録媒体に記録させる記録制御手段と、
    前記一連の連写画像が表示選択された場合に、各連写画像が前記基準画像の前に取り込まれた画像であるのか前記基準画像の後に取り込まれた画像であるかの情報及び基準画像から何枚目の画像であるかを示す情報を各連写画像とともに表示させる表示処理手段とを備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記記録制御手段は、前記一連の連写画像における各画像の記録情報に、連写画像である旨の情報、連写数情報、及び、基準画像から何枚目であるかを示す情報を含めることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 前記撮影制御手段は、前記画像保持部に撮影画像保持用の空き領域がない場合には、最新の撮影画像を最も古い撮影画像に上書きさせるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
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