JP2002044601A - 電子カメラ装置および電子カメラ装置の制御方法および画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

電子カメラ装置および電子カメラ装置の制御方法および画像処理装置および画像処理方法

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JP2002044601A
JP2002044601A JP2000229291A JP2000229291A JP2002044601A JP 2002044601 A JP2002044601 A JP 2002044601A JP 2000229291 A JP2000229291 A JP 2000229291A JP 2000229291 A JP2000229291 A JP 2000229291A JP 2002044601 A JP2002044601 A JP 2002044601A
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JP2000229291A
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Toshiya Nakamura
俊也 中村
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Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影した複数の画像のうち、一連の関連性のあ
る画像はグループ化して管理することにより、効率的な
消去画像の選択ができるようにすること。 【解決手段】撮影された一連の関連性のある複数画像を
記録可能な記録媒体29に記録された画像を表示手段30に
表示し、この表示された画像の何れかを選択すると、当
該画像が、関連性のある複数画像からなる画像グループ
に属するか否かを判定するとともに、判定の結果、何れ
かの画像グループに属する場合には、選択画像及びその
画像グループに属するプロテクト指定されていない他の
画像すべてに所定の処理を施す手段20dとを備えること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラ装置お
よび画像処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩フィルムの代わりに、CCD素子等
の半導体撮像素子を利用し、この半導体個体撮像素子に
被写体像を結像させてデジタル画像データ化して被写体
画像を得るようにした電子カメラ装置が広く用いられて
いる。この電子カメラ装置には着脱自在、もしくは内蔵
の記録媒体が設けられ、撮影され処理されたデジタル画
像は、この記録媒体に記録される。
【0003】記録媒体には、主としてフラッシュメモリ
を用いたスマートメディアやコンパクトフラッシュ(登
録商標)等のメモリカードが用いられているが、電子カ
メラ装置開発初期においては、メモリカードの記憶容量
が小さかったこともあって、一つの記録媒体に多数の画
像を記録するのは困難であった。
【0004】しかし、近年では、フラッシュメモリの一
層の高集積化が進み、また、メモリカード大のカード媒
体に格納した磁気ディスク装置も開発され、さらには、
光磁気ディスクを用いた電子カメラ装置用の記録媒体も
開発されるに至り、手軽に大容量の記録媒体を利用可能
になった。
【0005】このような事情から、近年では一つの記録
媒体に多数の画像を記録できるようになった。
【0006】このように、電子カメラ装置に利用される
記録媒体の小型大容量化が進み、電子カメラ装置では多
数の画像をその記録媒体に記録できるようになったが、
記録容量の問題が解決されると、今度は、各種の処理を
行う上で記録媒体内の画像をいかに効率的に選択できる
かが、問題となってくる。
【0007】そして、画像の効率的選択は、記録媒体内
の画像のプリント予約、さらには、携帯電話を使用した
画像データ転送、記録媒体内の不要となった画像の消去
等において重要である。
【0008】特に、連続撮影(連写)、ブラケット撮影
(段階露出撮影)やパノラマ撮影においては、一連の撮
影画像の関連性が高い。ここで、このような関連性の高
い一連の撮影画像を以後、グループ化画像と呼ぶことと
する。そして、これらのグループ化画像は、種々の処理
において同時に選択される場合が多い。そのため、グル
ープ化画像については、関連性の高い一連の画像を一度
に取り扱うことができる簡便な仕組みがあれば便利であ
る。
【0009】例えば、連写により大量の画像を撮影した
ものの、撮影条件設定が不適切であるなどの理由により
一連の連写画像がすべて不要となる場合がある。このよ
うなときに各連写画像を一枚づつ選択し消去するのは手
間が掛かり、面倒であるから、特定の不要な一連の画像
を簡易に消去できる仕組みがほしいところである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、電子カメ
ラ装置は撮像して得た画像データを記録媒体に格納して
利用するが、電子カメラ装置に利用される記録媒体の小
型大容量化が進み、多数の画像をその記録媒体に記録で
きるようになってくると記録された画像の管理や処理の
問題が浮上してくる。 例えば、精力的に撮影を行った
結果、記録媒体に大量の写真が格納されている場合に、
そのかなりのものが不要な画像であるときには、更に撮
影を続けようとするならば、不要画像を消去して空き領
域を確保する必要がある。しかし、記録されている画像
を1コマ1コマ再生表示して判断するには手間と時間が
かかり、大変面倒であるばかりか、せっかくのシャッタ
チャンスを逃すことにもなりかねない。
【0011】従って、不要画像の消去を簡単、かつ、素
早く実施できて整理が簡単にできると便利であるが、こ
のような便利機能は実現されていないのが現状である。
【0012】また、報道用の撮影においては撮影を大量
に行うが、その大部分は最終的には不要となる写真であ
り、撮影中にもカメラマン自身が不要写真かどうかの判
別が瞬時につく場合が多い。
【0013】したがって、使い勝手の良い電子カメラ装
置を提供するには、使用している記録媒体の残り容量が
少なくなったときに、当該残り容量の少なくなった記録
媒体自体を交換するのではなく、そのまま、その記録媒
体を使い続けることができるように、多数の不要写真を
短時間で消去できるような技術の確立が望まれるところ
である。記録媒体がカメラに内蔵され、交換できないカ
メラではなおさらである。
【0014】また、一コマづつの画像消去は煩雑である
ので、報道用途に限らず一般的な使用においてもこのよ
うな技術が要求される。
【0015】しかし、従来の電子カメラ装置における記
録画像の消去処理機能は、画像一枚づつの消去と記録媒
体の全消去の2種しかなく、すばやくかつ大量に任意の
不要画像を消去することはできなかった。
【0016】また、この消去の問題に関連して次のこと
が考えられる。すなわち、記録媒体に格納された画像の
中にはさしあたって消したくはないものの、重要度から
云えばそれほどでもないという写真も多く、シャッタチ
ャンスが到来したときはたとえこれらを消去しても、新
たに訪れたシャッタチャンスで得る画像を確保したいと
いった事態が生じる場合がある。
【0017】すなわち、画像の重要度は高くはないが、
シャッタチャンスが到来したときは、削除してもやむを
得ないと云うレベルの画像であり、シャッタチャンスが
到来しなければ、その写真は温存しておきたいというよ
うな状況である。
【0018】そして、このような状況は、記録媒体の残
りの記録可能枚数が少なくなれば必ず遭遇する問題であ
るため、光磁気ディスクのような記録容量が大きな媒体
においても共通して遭遇し得る課題である。
【0019】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、第1の目的は、記録媒体内における複数の
記録画像を、適切なまとまりをもって効率的に消去でき
るようにした電子カメラ装置を提供することにある。
【0020】また、本発明の第2の目的は、記録媒体の
残容量が少ない場合であっても撮影の継続を可能とする
とともに、現実の撮影が実行されない限りは撮影継続に
必要な画像は消去せずに残しておくことができるように
した電子カメラ装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、 [1]第1には、記録媒体に記録された画像を表示可能
とする表示手段と、前記表示手段に表示された画像の何
れかが選択されると、当該画像が、複数画像からなる画
像グループに属するか否かを判定するとともに、判定の
結果、何れかの画像グループに属する場合には、選択画
像及びその画像グループに属するプロテクト指定されて
いない他の画像すべてに所定の処理を施す制御手段を備
えたことを特徴とする。さらには、前記制御手段の所定
の処理は、前記記録媒体から画像を消去する処理である
ことを特徴とする。
【0022】本発明においては、記録媒体に記録された
画像を表示手段に表示し、この表示された画像の何れか
を選択すると、当該画像が、複数画像からなる画像グル
ープに属するか否かを判定するとともに、判定の結果、
何れかの画像グループに属する場合には、選択画像及び
その画像グループに属するプロテクト指定されていない
他の画像すべてに所定の処理を施す。
【0023】そのため、例えば、電子カメラ装置の場合
に記録媒体に記録された画像のうち、前記の選択された
画像がグループ画像に属している場合に、その選択画像
及びその画像が属するグループ内の画像であってプロテ
クト指定されていない他の画像すべてに所定の処理が施
される。すなわち、グループを対象とした所定の処理が
実施される。所定の処理が消去であれば、グループを対
象とした消去(グループ消去)を実現することになる。
【0024】これは例えば、記録媒体に記録された画像
のうち、連写やブラケット撮影(露出を変えた複数コマ
の自動撮影)、パノラマ撮影等の撮影種別で得られた複
数画像は、関連性が高い一群の画像であり、不要となっ
たならばこのような関連する一群の画像全てが不要とな
る場合が多い。そして、不要の場合には記録媒体から消
去することとなるが、消去に当たってこれら全部を一々
個別に消去指定するのは煩雑である。そこで、本発明で
はグループ画像の何れかを消去指定すれば関連するすべ
ての画像を自動的に消去できるようにした。
【0025】[2]第2には、本発明は、上記[1]項
の構成において、まとまりのある撮影が実行された場合
に、この撮影結果としての複数画像を前記画像グループ
とするよう処理するグループ化処理手段を更に備えたこ
とを特徴とする。
【0026】更には前記グループ化処理手段は、前記記
録媒体に対してグループ化情報を記録することによりグ
ループ化を実現することを特徴とする。
【0027】まとまりのある撮影が実行された場合に、
この撮影結果としての複数画像をグループ化処理手段は
画像グループとするよう処理する。すなわち、撮影した
画像を記録媒体に記録するにあたり、撮影画像の撮影種
別が連写やブラケット撮影、パノラマ撮影等の撮影種別
であれば、その撮影される一連の画像群は、関連性が高
い画像であるから、記録媒体にその画像を記録する際に
グループ画像として記録する。これにより、撮影時に画
像グループ化を行うことができ、グループ画像の消去処
理などにあたり、関連画像が検索し易くなる。
【0028】[3]第3には、本発明は、電子カメラ装
置において、記録媒体に記録された画像を表示可能とす
る表示手段と、前記表示手段に表示された画像の何れか
が選択されると、当該画像が、複数画像からなる画像グ
ループに属するか否かを判定するとともに、何れかの画
像グループに属する場合には選択画像及びその画像グル
ープに属してしかもプロテクト指定されていない他の画
像すべてを、前記記録媒体における画像の記録用空き容
量が不足するときに消去すべき画像として仮消去指定す
るグループ仮消去指定手段と、前記半導体撮像素子によ
る撮影を実行したときに、その撮影画像を記録する記録
媒体内の空き容量が不足する場合には、前記仮消去指定
手段により指定された画像の何れかを消去して当該撮影
画像を記録媒体に記録する画像消去記録手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0029】このような構成の電子カメラ装置は、撮影
した画像を記録媒体に記録するようにした電子カメラ装
置を対象としており、この電子カメラ装置において、連
写やブラケット撮影、パノラマ撮影などのような密接不
可分な関係にあるグループ画像を自動的にまとめて管理
できるようにすると共に、グループ化した画像はそのグ
ループ中の画像1枚を選択すると、記録媒体中の画像の
うちから、上記選択した画像の属するグループの画像全
て(ただし、プロテクト指定(消去禁止指定)された画
像は除く)を指定して仮の消去対象とするなど、グルー
プ単位で仮に消去対象として登録し、撮影した新画像を
記録するための記録媒体での残り記録容量が不足する場
合に、新たに記録したい画像の記録に必要な容量分を仮
消去対象として登録された画像群中から選択して画像消
去し、確保した空き領域を用いて新画像の記録に供す
る。これにより、記録媒体に記録された記録画像をでき
るだけ温存させつつ、シャッタチャンスには即応できる
ようになる電子カメラ装置を提供できる。
【0030】この発明は、グループ消去技術と仮消去技
術を組み合わせたものであり、仮消去指定された画像
は、その段階では消されていないが、これを消さないと
記録媒体の容量不足で新たな撮影ができないときに消去
されて、新撮影を実現できるようにするものであるか
ら、消したくはないが、シャッタチャンスを逃すくらい
なら消しても構わない写真があるときには、これを仮消
去指定しておけば、実際に撮影が行われない限り消去は
されることはなく、しかも、シャッタチャンスを逃すこ
ともなくなる。
【0031】[4]第4には本発明は、電子カメラ装置
で撮影された撮影結果を記録する記録媒体として、前記
撮影結果である画像データと当該画像データを示す識別
情報とからなる複数の第1のデータ構造と、前記電子カ
メラ装置による撮影がまとまりのある一連の撮影である
場合に、その一連の撮影であることを示すグループ識別
情報と当該一連の撮影に属する各画像データの前記識別
情報とからなる少なくとも一つの第2のデータ構造とを
有するデータが記録されたコンピュータ読み取り可能な
記録媒体とした。
【0032】記録媒体は画像グループ別にどの画像がそ
のグループに属するかを登録したグループ情報ファイル
を含むスマートメディアやコンパクトフラッシュで構成
されており、コンピュータで読み取ることが出来て指定
した画像とその画像の属するグループの画像群を検索し
易くした。
【0033】なお、上記第1のデータ構造は画像ファイ
ルに対応し、その識別情報は画像ファイル番号を意味す
る。一方、第2のデータ構造はグループ情報ファイルに
対応し、グループ識別情報はグループ番号に対応する。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。
【0035】本発明は、撮影した画像を記録媒体に記録
するようにした電子カメラ装置において、連写やブラケ
ット撮影、パノラマ撮影などのような密接不可分な関係
にある画像群を自動的にまとめてグループ単位で管理で
きるようにすると共に、グループ化した画像はそのグル
ープ中の画像1枚を選択すると、記録媒体中の画像のう
ちから、上記選択した画像の属するグループの画像全て
を消去するなど、グループ単位でまとめて消去したり、
あるいはグループ単位で仮に消去対象として登録してお
くことにより、撮影した画像を記録するための記録媒体
での残り記録容量が不足する場合に、新たに記録したい
画像の記録に必要な容量分を仮消去対象のグループの画
像群中から選択して画像消去し、確保した空き領域を用
いて新画像の記録に供することで、記録画像をできるだ
け温存させつつ、シャッタチャンスには即応できるよう
にした仕組みを提供するものであり、以下、詳細を説明
する。
【0036】図1は、本発明の一実施形態としてのシス
テム構成図である。図1において、1は電子カメラ装置
であり、データバス10、レンズ系11、CCD素子1
2、撮像プロセス13、A/D(アナログ/デジタル)
変換器14、タイミング生成器15、AE(自動露出)
・AF(オートフォーカス)機構16、メモリコントロ
ーラ18、メモリ19、メイン処理部20、管理処理部
21、レリーズボタン22、操作キー23、確定ボタン
24、コントロールパネル25、データ転送インタフェ
ース26、記録/再生インターフェース27、記録媒体
スロット28、記録媒体29、表示用液晶パネル(TF
Tパネル)30とより構成される。また、31は携帯電
話機等の通信装置である。
【0037】電子カメラ装置1の構成要素のうち、CC
D素子12は二次元撮像素子であり、レンズ系11は被
写体光学像をこのCCD素子12に結像させるためのレ
ンズなどにより構成される光学系である。
【0038】また、撮像プロセス13は、CCD素子に
対して露光、素子シャッタ、ゲイン調整(ISO設
定)、電力供給等を制御して画像信号を得るためのもの
である。A/D(アナログ/デジタル)変換器14は、
この撮像プロセス13の制御により、CCD素子12か
ら出力される画像信号をデジタルデータに変換するため
のものである。
【0039】タイミング生成器15は、CCD素子12
の動作タイミングのためのタイミング信号を生成するた
めのものであり、AE(自動露出)・AF(オートフォ
ーカス)機構16は、カメラの露出やフォーカスの制御
を行うための機構である。
【0040】また、メモリ19は、電子カメラ装置1の
メインメモリであり、DRAM(ダイナミックランダム
アクセスメモリ)などにより構成されていて、カメラと
しての制御処理や撮影画像の処理のための作業領域や画
像データの一時保持などに用いられるものである。メモ
リコントローラ18は、このメモリ19のアクセスコン
トロールを担うメモリ用の制御装置である。
【0041】メイン処理部20は、撮影と画像の圧縮・
伸長処理、画像の表示処理などを司るものであって、前
記AE・AF機構16を制御するとともに、タイミング
生成器15、撮像プロセス部13、メモリ19等を制御
することで撮影を制御し、メモリ19、記録/再生イン
タフェース27、データ転送インタフェース26を制御
することで画像の記録、再生、消去及びデータ転送(携
帯電話による)を制御するものである。
【0042】レリーズボタン22はカメラ1に対するシ
ャッタ操作を指示するボタンであり、確定ボタン24は
機能を確定指示操作するためのボタンであり、操作キー
23は、ユーザがカメラ1に対して各種の操作入力を行
うためのものであって、この操作キー23は、例えば、
十字式の入力キーで構成されていて、カメラの操作画面
上において、その画面における上・下・左・右の方向に
対するシフト操作指示を入力できるように構成される。
すなわち、当該操作キー23の操作により、カメラ1の
画像表示液晶パネルに表示されるメニュー画面(カメラ
の操作画面)において機能選択を行うことができ、確定
ボタン24を操作することにより、その機能の選択確定
をすることができる。
【0043】管理処理部21は、メイン処理部20に対
してこれらボタン22,24や操作キー23による操作
入力の結果を通知することにより、カメラ操作者からの
撮影命令や操作命令を実行させるためのものである。こ
のために、各種の操作ボタン(レリーズボタン22、操
作キー23、確定ボタン24等)からの各種操作入力を
受け付け、その入力に応じた制御を各部に対して行うこ
とができるようになっており、また、撮影モードや撮影
条件、残撮影可能枚数等の各種情報をコントロールパネ
ル25に表示させるといった機能がある。
【0044】コントロールパネル25は、撮影モードや
撮影条件、残撮影可能枚数等といったカメラ操作に必要
な各種情報を表示するためのディスプレイパネルであ
る。また、データ転送インタフェース26は、携帯電話
等の通信装置31への接続用のインターフェースであ
り、選択された画像を携帯電話等によりデータ転送する
場合に用いられる通信インタフェースである。
【0045】また、記録/再生インターフェース27
は、メモリ19から記録媒体29までの間の読み書きを
行うためのインタフェースであり、カメラ1に設けられ
た記録媒体スロット28に装着された記録媒体29への
画像記録、当該記録媒体29からメモリ19への読出
し、当該記録媒体29内の画像の消去等を実行すること
ができる。
【0046】記録媒体29は、スマートメディアやコン
パクトフラッシュ等による大容量メモリカードやカード
型磁気ディスクドライブなどの大容量で、書き込み読み
出しが可能な記録メディアであり、記録媒体スロット2
8は、カメラ1の本体に、設けられてこの記録媒体29
を着脱自在に保持するためのスロットである。
【0047】表示用液晶パネル(TFTパネル)30
は、カメラ1に設けられた画像等の表示に供されるカラ
ーディスプレイである。
【0048】<メイン処理部20の詳細>前記メイン処
理部20は、画像処理部20a、圧縮伸長処理部20
b、表示制御部20c及び制御部20dとから構成され
る。これらのうち、制御部20dは、単写、連写、ブラ
ケット撮影(AEB)、パノラマ撮影等の各種撮影を制
御するものであって、前記AE・AF機構16を制御す
るとともに、タイミング生成器15、撮像プロセス部1
3、メモリ19(実際にはメモリコントローラ18)、
画像処理部20a、圧縮伸長処理部20bを制御するこ
とで撮影を制御し、メモリ19、圧縮伸長処理部20
b、記録/再生インタフェース27、表示制御部20
c、データ転送インタフェース26を制御することで画
像の記録、再生、消去及びデータ転送(携帯電話によ
る)を制御する、といった機能を有するものである。
【0049】また、制御部20dは、時計機能とカレン
ダ機能とを有し、時刻情報と日付情報を発生して、記録
媒体29に記録させるヘッダ情報中の撮影日時情報に使
用する。すなわち、電子カメラ装置の画像は、ヘッダ情
報及びサムネイル画像とともに、図2(a)の如き画像
ファイル形式で記録媒体29に格納させるように、当該
制御部20dは機能することになる。なお、ヘッダ情報
としては、撮影種別情報も含む。
【0050】また、画像処理部20aは、A/D変換器
14から出力される画像データに対して、ホワイトバラ
ンス処理、カラー処理、ガンマ補正、シャープネス調整
等の処理を行うためのものであり、また、このような処
理を施した画像データからサムネイル画像を作成処理機
能をも有する。圧縮伸長処理部20bは、画像データを
圧縮符号化処理することにより、画像圧縮処理し、ま
た、画像圧縮処理された画像データを伸長処理してもと
の画像データに復元するといった処理を施すものであ
る。表示制御部20cは、圧縮伸長処理部20bにより
伸長された画像や、CCD素子12の撮像中の画像、管
理処理部21より与えられるメニュー画面などをカメラ
背面の表示用液晶パネル(TFTパネル)30に表示す
べく制御するためのものである。
【0051】<制御部20dの詳細>また、メイン処理
部20における前記制御部20dは、グループ化処理部
20d1、消去制御部20d2を備える。
【0052】これらのうち、グループ化処理部20d1
は、記録媒体29に格納された画像をグループ化処理す
るものである。グループ化の対象となる撮影画像は、連
写、ブラケット撮影、パノラマ撮影等の関連性のある一
連の撮影画像である。グループ化は、記録媒体29に記
録される各画像別のファイルのヘッダ情報のうち、撮影
種別情報と撮影日時情報の内容から判断して決定する。
【0053】すなわち、連写、ブラケット撮影、パノラ
マ撮影等のような関連性のある一連の画像は、ごく短期
間で撮影されるので、これらの各画像の撮影日時は近接
している。
【0054】そこで、グループ化処理部20d1は、グ
ループ化の対象画像が撮影される場合には、制御部20
dの作成する画像ファイルのヘッダ情報内の撮影種別情
報と記録撮影日時を参照してグループ化の対象となる撮
影種別の画像であって、撮影日時の近接しているものに
ついては同じグループの画像として登録する。
【0055】そして、本発明システムでは、グループ化
された画像に属している画像であれば1枚の画像が消去
指定されるとそのグループの画像全てを一括消去すると
いった機能や、1枚の画像が仮消去指定されるとそのグ
ループの画像全てを一括して仮消去画像として登録する
といった機能を持つが、その対象画像がどれとどれであ
るかをこのヘッダ情報内の記録撮影日時が同一時刻のも
のであるか否かを以て判断する。
【0056】グループ化処理部20d1は、グループ消
去指定時やグループ仮消去指定時にその指定対象となっ
たグループに属する画像が識別可能となるように撮影画
像をグループ化し、その情報を記録媒体29に対してグ
ループ化関連情報として格納するといった処理をするも
のである。グループ化対象となる画像の撮影種別は、こ
こでは、連続撮影(連写)、ブラケット撮影及びパノラ
マ撮影である。互いに関連性のある撮影であれば他の種
別の撮影をグループ化対象としてもよい。
【0057】また、グループ化については3つの方法が
あり、本実施形態では第1の方法を説明する。
【0058】グループ化処理部20d1は、図3に示す
ように、撮影実行されて得られた画像が記録媒体29に
記録された後に(ステップST01,ST02)、撮影
種別は連写、ブラケット撮影及びパノラマ撮影のいずれ
かであったかをチェックし(ST03)、これらいずれ
かであった場合には同一撮影種別で撮影される一連の画
像に対し、グループ番号を付与し、この付与されたグル
ープ番号と各撮影画像のファイル番号を関係付けてグル
ープ情報ファイルに保存する(ST04)といった処理
を実施することで、どの画像とどの画像がどのグループ
に属するかを示すグループ化関連情報を作成し、グルー
プ化するものである。
【0059】<グループ化方法1>次に、“グループ化
方法1”を説明する。
【0060】ここでは図2(a)に示すように、記録媒
体29には撮像して得た画像のファイルPf1,Pf
2,Pf3〜Pfnの他、グループ情報ファイルDfを
記録保持させるようにする。そして、このグループ情報
ファイルDfには、グループ化された画像群の情報を格
納している。記録媒体29に格納される画像ファイルP
f1,Pf2,Pf3〜Pfnには例えば、“000
1”,“0002”,“0003”,〜,“000n”
といった具合に、適宜なるファイル名が付与され、この
ファイル名で管理される構成である。
【0061】グループ情報ファイルDfに格納される情
報は図2(b)に示す如く、グループ化された時のグル
ープ名とそのグループ名のグループに属する画像群のフ
ァイル名である。例えば、ここでの例ではグループ名が
“G001”のグループには“0003”,“000
4”,“0005”なるファイル名の画像ファイルが属
し、グループ名が“G002”のグループには“001
1”,“0012”,“0013”なるファイル名の画
像ファイルが属し、グループ名が“G003”のグルー
プには“0033”,“0034”,“0035”なる
ファイル名の画像ファイルが属し、…といった具合であ
ることが示されている。
【0062】つまり、図2(b)に示すように、グルー
プ化対象の撮影が実行される場合には、その撮影にグル
ープ番号(グループ識別情報)が付され、グループに属
する画像ファイル番号がグループ番号に対応づけられる
わけである。
【0063】以上が“グループ化方法1”の手法である
が、このような手法を用いてグループ化されて得られた
グループ情報ファイルDfを用いて、消去指示された該
当画像のファイルを記録媒体29から消去する処理を行
うのが次に説明する消去制御部20d2である。その詳
細を説明する。
【0064】制御部20dの構成要素である消去制御部
20d2は、グループ消去処理部20d2a,グループ
仮消去指定部20d2b,及び本消去処理部20d2c
を備える。また、消去制御部20d2はシステム各部を
制御することで記録媒体29内の指定された対象画像の
消去を実行する機能を有する。
【0065】本発明の電子カメラ装置においては、記録
媒体29に記録された画像を消去するための消去モード
として、“1コマ単位消去”、“グループ消去(グルー
プ画像単位での消去)”、“全消去(記録媒体29の全
記録画像の一括消去)”の3つのモードが用意されてい
る。更にこの他、本発明の電子カメラ装置においては
“仮消去”の仕組みが設けられる。
【0066】これらのうち、“1コマ単位消去”は指定
した画像を1コマ単位で消去するモードであり、“全消
去”は記録媒体29の全記録画像を一括して消去してし
まうモードである。
【0067】本発明の電子カメラ装置で特徴的なのは、
“グループ消去”と“グループ仮消去”のモードであ
る。これらのうち、“グループ消去”は関連のある一連
の画像群、つまり、グループ化画像である場合に、一枚
の画像が消去指定されると、その画像の所属するグルー
プ内のプロテクトされていない画像は全てが消去対象と
なるモードである。
【0068】また、“グループ仮消去”のモードは、グ
ループ化画像である場合に、一枚の画像が仮消去指定さ
れると、その画像の所属するグループ内のプロテクトさ
れていない全ての画像が消去対象候補として登録され、
電子カメラ装置に装着して使用している記録媒体29に
空き容量がなくなったときに、新たに撮影した画像を記
録する必要が生じた際には“グループ仮消去”の指定が
されたグループの画像のうち、例えば、古いものから順
にその画像の記録領域を新画像の記録領域に解放する。
そして、この解放される領域に新画像を上書きしていく
ことになるが、上書きされなかった領域については元の
画像が残されることとなり、指定はされても必ずしも元
の画像が消去されてしまうわけではないので、ここでは
仮消去と呼んでいる。
【0069】このように、本発明の電子カメラ装置にお
ける大きな特徴点は、記録媒体29に記録されている画
像の消去処理機能として“グループ消去”及び“グルー
プ仮消去”の機能を設けた点にある。
【0070】〔“グループ消去”〕ここで、“グループ
消去”は次のようにして実施される。“グループ消去”
の制御を司るのは消去制御部20d2の持つ機能要素で
あるグループ消去処理部20d2aであり、当該グルー
プ消去処理部20d2aはグループ消去のモードにおい
て、ある画像が消去指定されたとき、当該画像がグルー
プ化された画像の何れかであれば、そのグループに属す
るプロテクトされていない画像をすべて記録媒体29か
ら消去するように制御する。
【0071】具体的には、図4,図5に示す如きであっ
て、まずはじめに操作キー23の操作により“グループ
消去モード”に設定すると、制御部20dおよび表示制
御部20cの機能により表示用液晶パネル30に複数画
像がマトリックス状に配置された形態で一覧表示された
表示形式のインデックス画像表示が行われる(図5
(a)参照)。
【0072】ユーザはその画像を閲覧することにより、
グループ消去を行う対象を決める。消去画像が決まった
ならば、消去ボタン(例えば、レリーズボタンが兼ね
る)を押してその画像を指定する(図5(b)参照)と
表示用液晶パネル30にはその指定された画像の属する
グループの全画像がマトリックス状に配置された形態で
一覧表示される(図5(c)参照)。この一覧表示画面
には“以下の画像を本当に消去しますか?”という確認
メッセージと共に“YES”,“NO”ボタンも表示さ
れ、ユーザはこのメッセージに答えるべく、操作キー2
3の操作によりいずれかの表示ボタンを選択して確認ボ
タン24を押す。この操作は管理処理部21を介してメ
イン処理部20の制御部20dに伝達される。
【0073】すなわち、制御部20dの構成要素である
消去制御部20d2は自己の構成要素におけるグループ
消去処理部20d2aに処理を渡し、これによってグル
ープ消去処理部20d2aはグループ消去を行うか否か
をチェックし(図4のステップS1)、グループ消去の
指令が与えられているならばグループ消去モードへの移
行がなされる(図4のステップS2)。そして、消去画
像を1コマ指定し(図4のステップS3)、記録媒体2
9内のグループ化に関する情報(グループ情報ファイル
Df)を検索する(図4のステップS4)。
【0074】そして、指定の画像はグループ化された画
像であるか否かをチェックし(図4のステップS5)、
グループ化された画像でなければ処理を終了し、グルー
プ化された画像であればその画像の属するグループ内の
画像を全て取得し、これらの画像についての消去確認を
促す(図4のステップS6)。
【0075】そして、ユーザがボタンを操作して確認の
応答すると、その応答を内容をチェックする(図4のス
テップS7)。その結果、消去実行でなければ処理を終
了し、消去実行であればグループに属する全ての画像
(ただし、プロテクト画像(消去禁止指定された画像)
は除く)であれば記録媒体29から消去する(図4のス
テップS8)。そして、処理を終了する。
【0076】以上により、グループ消去が実現できる。
【0077】〔“グループ仮消去”〕次に、“グループ
仮消去”について説明する。この“グループ仮消去”
は、“消去”の場合と異なり、指定されたグループの画
像が、当該指定によって必ず消去されてしまうのではな
く、やむを得ない場合は消去されても良いが、可能な限
りは温存するという意味合いの対象指定モードである。
【0078】“グループ仮消去指定”の場合、後にそれ
を解除する必要がある場合も生じるので、そのための
“グループ仮消去解除”や、消去実施する場合での“本
消去”など付随する機能があるが、これらについては、
上記“グループ消去”の考え方を仮消去技術に組み込む
ものである。なお、“グループ仮消去”指定及び“グル
ープ仮指定解除”はグループ仮消去指定部20d2bに
より、また、“本消去”制御は本消去処理部20d2c
により実現される。
【0079】仮消去技術は次の如きである。以下、図6
〜図9を参照して説明する。
【0080】まずはじめに操作キー23の操作により
“グループ仮消去モード”に設定すると、制御部20d
および表示制御部20cの機能により表示用液晶パネル
30に複数画像がマトリックス状に配置された形態で一
覧表示された表示形式のインデックス画像表示が行われ
る。
【0081】ユーザはその画像を閲覧することにより、
グループ仮消去を行う対象を決める。仮消去画像が決ま
ったならば、仮消去ボタン(レリーズボタンが兼ねる)
を押してその画像を指定すると表示用液晶パネル30に
はその指定された画像の属するグループの全画像に例え
ば仮消去指定画像であることを示す“仮”なるマークが
付されたかたちで一覧表示される(図8(a)参照)。
【0082】このような操作により、仮消去指定の処理
が行われるが、このときファイル管理は消去制御部20
d内のグループ仮消去指定部20d2bにより次に示す
如く行われる。
【0083】すなわち、グループ仮消去指定部20d2
bでの仮消去指定処理は、仮消去指定すべき画像につい
て、仮消去情報(例えば、フラグをたてる)を記録媒体
29内に記録するかたちで行う(図7参照)。
【0084】具体的には、図7(a)、(b)、(c)
の如きの方式がある。そして、これらのうち、図7の
(a)の方式は、OS(コンピュータのオペレーション
システム)における管理領域に仮消去フラグ領域を設け
てここにフラグを置く方式であり、(b)の方式はユー
ザ領域に仮消去管理ファイルを設けてここにフラグを置
く方式であり、(c)は画像ファイルのヘッダ情報に仮
消去フラグの領域を設けてここにフラグを置く方式であ
る。いずれの方式においても、OS管理領域内のFAT
(File Allocation Table;ファイルの格納位置を示す
管理テーブル)は仮消去時点では“使用状態”であり、
“本消去”によってFATが“未使用状態”となる。
【0085】また、“グループ仮消去指定”後にそれを
解除する必要がある場合には“グループ仮消去解除”を
するが、そのための操作入力である仮消去解除の入力に
対応して、グループ仮消去指定部20d2bにより、記
録媒体29内の仮消去指定を解除する。対象のフラグを
解除する操作をするわけである。なお、仮消去の指定
は、プロテクトのかかっていない画像に対してのみ可能
である。
【0086】グループ仮消去指定部20d2bでの仮消
去処理は次の如きである。まずはじめに、グループ仮消
去指定部20d2bは仮消去指定を行うか否かをチェッ
クする(図6のステップS21)。その結果、指定しな
いならばステップS23の処理に移るが、指定するなら
ばステップS22の処理に移る。ステップS22ではグ
ループ化の単位で仮消去指定をする。そして、ステップ
S23の処理に移る。
【0087】ステップS23では仮消去を解除するかし
ないかをチェックする。その結果、仮消去解除しないな
らばステップS25の処理に移るが、仮消去解除するな
らばステップS24の処理に移る。ステップS24の処
理では、グループ化の単位での仮消去解除、または画像
を指定しての仮消去解除、あるいは全仮消去解除を行
い、その後、ステップS25の処理に移る。
【0088】ステップS25では撮影を行うか否かをチ
ェックする。その結果、撮影を行わないならばステップ
S21の処理に戻るが、撮影をするならばステップS2
6の処理に移る。
【0089】撮影が実行された場合(ステップS2
6)、グループ仮消去指定部20d2bは次に記録媒体
に撮影画像を記録する容量が残っているか否かをチェッ
クする(図6のステップS27)。
【0090】その結果、記録する容量が残っていればス
テップS29の処理に移るが、残っていなければステッ
プS28の処理に移る。ステップS28では、撮影画像
を記録するのに必要な容量分だけ、仮消去画像を本消去
する。本消去の処理は本消去処理部20d2cにより行
われる。すなわち、グループ仮消去指定部20d2bは
撮影がなされる毎にグループ消去指定されたグループの
どの画像を消去するかを本消去処理部20d2cに指示
する。そして、これを受けた本消去処理部20d2cは
指定された画像を記録媒体29中から消去するように機
能する。消去が済めばグループ仮消去指定部20d2b
に処理を返し、グループ仮消去指定部20d2bは、処
理を進める。
【0091】画像の本消去が済むと処理はステップS2
9に移る。ステップS29は制御部20dの処理であ
り、ステップS29では、撮影画像を記録媒体に記録す
る。制御部20dによる新画像の記録媒体への記録が終
わるとグループ仮消去指定部20d2bは、ステップS
30の処理に移る。ステップS30では、電子カメラ本
体の電源がオフ操作されたか否かを確認する。その結
果、電源オフの操作がなされたのであれば処理を終了
し、電源オフの操作がなされていなければステップS2
5の処理に戻り、上述の処理を繰り返す。このような処
理手順を実行することにより、グループ仮消去と、必要
時の本消去による即時性のある空き領域の確保と新画像
の記録ができるようになる。
【0092】ここで、上述したように“本消去”とは、
撮影時に、その撮影画像記録のための(記録媒体29に
おける)容量が不足する場合に、“仮消去”に設定され
ていた画像を消去(“本消去”)して、メモリ領域を開
放する機能であり、その解放されたメモリ領域は新しい
撮影画像を記録させるために使用される。
【0093】このときの消去画像数は、新しい撮影画像
を記録するために必要最小限だけ、にとどめる。仮消去
指定画像のうち、新画像記録に必要な分だけを本消去す
るわけである。また、本消去を行う順番は、仮消去指定
された画像のうちの記録日時が古いもの順とする。
【0094】仮消去指定を行うと、その画像は、その時
点では記録媒体29から消去されないものの、仮消去の
指定を受ける。ファイル管理上は仮消去のフラグがたて
られるわけであり、この指定を受けた画像は記録媒体2
9の画像を液晶表示用パネル25に表示した際には図8
(a)に示す如く、例えば、“仮”(仮消去指定のマー
ク)が再生画面上に表示される。図8(a)の例は、イ
ンデックス表示画面の例であり、3×3コマ表示のサム
ネイル画像における仮消去指定画像中に“仮”のマーク
が表示されていることを示している。
【0095】この時点では、指定情報は、図7(a)の
場合、媒体内のOS管理領域に設けられる(ファイル管
理情報は更新されず、この画像が占有している領域は使
用状態のままである)。従って、仮消去指定では実際に
は消えておらず、画像再生させたときにも、図8(a)
のように仮消去マークが付された状態で表示されるわけ
である。なお、インデックス表示された画像を見て、消
したくない画像があることに気がついた場合は、ユーザ
操作によりこの仮消去を解除することもできる構成であ
ることはもちろんである。
【0096】仮消去が指定されている場合、撮影が進ん
で記録媒体29内の残容量が“0”になると(これ以上
画像記録できない状態になると)、次の撮影実行によ
り、仮消去指定されている画像のうち、タイムスタンプ
の古い画像が本消去され、本消去されて解放された記録
領域に新たな撮影画像が格納されることとなる。
【0097】なお、このとき、本消去される画像の枚数
は、新撮影画像を記録するのに必要な枚数のみで、必要
な容量が確保されると、残りの仮消去画像は本消去され
ない。
【0098】以上が本発明の電子カメラ装置に付加した
特有の機能の一つである“グループ仮消去”の機能であ
る。
【0099】次に、このような構成の本装置の作用を説
明する。まずはじめに、本カメラ装置の一般的な動作の
概要を説明する。
【0100】<システムの全体的一般的な説明>この電
子カメラ装置1においては、操作キー23を操作するこ
とにより、予めイメージセレクト、撮影モードなどを設
定しておくことができる。
【0101】ここで、イメージセレクトとは、写真のジ
ャンルがポートレートであるのか、夜景であるのか、ス
ポーツであるのか、なし(標準)であるのか等々といっ
た種別であり、撮影モードとは、単写(標準)撮影なの
か、連写撮影なのか、ブラケット(段階露出)撮影なの
かといった撮影状況区分である。
【0102】そして、イメージセレクトは、操作キー2
3の操作により、イメージセレクトの選択メニューに
し、ポートレートを撮影したいのならば“ポートレー
ト”を、夜景を撮影したいならば“夜景”を、スポーツ
撮影したいならば“スポーツ”といったように、所望の
ジャンルを選択し、確定ボタン24を操作することでそ
のジャンルを指定することができる。そして、撮影時
(レリーズボタン22を押したとき)、前述のメニュー
上で選択して現在登録されているジャンル情報に従い、
そのジャンルでの写真を撮影するに最適な露出、シャッ
タスピード、絞り値などをそのジャンルの写真撮影に適
するように予め設定してある条件に従ってAE・AF機
構16、撮影プロセス13などを制御することで、選択
ジャンル対応の最適撮影条件に見合う撮影制御がなされ
る。
【0103】また、グループ属性は、操作キー23の操
作により撮影モードを選択し、この撮影モードにおける
“単写(1コマ撮影)”、“連写(連続コマ送り撮
影)”、“ブラケット(段階露出;露出値をコマ毎に標
準、アンダ、オーバと自動的に切り換える)撮影”、な
ど目的対応に所望のものに選択し、確定ボタン24を押
して決定することにより、登録設定されたその撮影モー
ドでの撮影がなされるよう、制御部20が機能してAE
・AF機構16や撮影プロセス13などを制御すること
なる。
【0104】このような各種設定をした後、電源オンの
状態でユーザはこの電子カメラ装置1を被写体に向けて
構える。すると、被写体の光学像がレンズ系11を介し
て二次元固体撮像素子であるCCD素子12の受光面に
結像され、当該CCD素子12における各画素を構成し
ているセルに電荷が蓄積される。
【0105】そして、レリーズボタン22を押すことに
より被写体は撮影されることとなる。
【0106】すなわち、レリーズボタン22が押される
と、その瞬間にレンズ系11はAE・AF機構16によ
り自動露出制御(AE)と合焦制御(AF)がなされ
る。
【0107】このとき、CCD素子12は、撮像プロセ
ス部13によって、露光、素子シャッタ、ゲイン調整
(ISO設定)、電力供給等が制御され、画像を生成す
る。
【0108】ここで、CCD素子12からのデータ読み
出しタイミングは、タイミング生成器15によって生成
される。CCD素子12の各セルに発生した被写体光学
像対応の電荷は撮像プロセス部13の制御によって順に
読み出されることにより、画像信号となり、この画像信
号は、A/D変換器14によりデジタルデータ化され
て、データバス10へと出力される。そして、このデジ
タルデータ化された画像信号はメモリコントローラ18
の制御のもとにデータバス10を介してメモリ19の作
業領域に格納される。
【0109】このメモリ19に格納されたデータは、以
下、メイン処理部20の処理及び制御により、記録媒体
29への記録、表示用液晶パネル30への表示などの処
理がなされることになる。
【0110】すなわち、レリーズボタン22の操作によ
り、管理処理部21はシャッタ操作の指令を受けたと認
識してメイン処理部20に撮影処理の指令を発令する。
すると、メイン処理部20では当該メイン処理部20の
構成要素である制御部20dが、前記AE・AF機構1
6を制御するとともに、タイミング生成器15、撮像プ
ロセス部13、メモリ19(実際にはメモリコントロー
ラ18)、画像処理部20a、圧縮伸長処理部20bを
制御することで撮影を制御し、また、メモリ19、圧縮
伸長処理部20b、記録/再生インタフェース27、表
示制御部20cを制御することで画像の記録、再生、及
び消去を制御する。
【0111】このとき、メイン処理部20の画像処理部
20aは、ホワイトバランス処理、カラー処理、ガンマ
補正、シャープネス調整等を行う。また、圧縮伸長処理
部20bは、JPEG圧縮処理または伸長処理を実行す
る。
【0112】具体的には、A/D変換器14によるA/
D変換後にメモリ19の作業領域19aに格納された画
像データは、画像処理部20aによって、ホワイトバラ
ンス処理、カラー処理、ガンマ補正、シャープネス調整
等の処理を施されて写真用の静止画情報に変換され、さ
らに圧縮伸長処理部20bにより圧縮処理(JPEG)
されて、メモリ19内の画像保持領域19bに一時格納
される。また、画像処理部20bは前記補正後の画像デ
ータを用いてデータの間引きを行う手法などの既知の手
法により、サムネイル画像を作成し、画像保持領域19
bに一時格納させる。
【0113】このように画像保持領域19bは、圧縮後
の画像を一時的に格納し、また、再生画像を保持するも
のであり、n枚の画像を記録可能に構成されているが、
状況(非圧縮記録選択時や再生時など)により非圧縮状
態の画像も保持可能である。
【0114】メモリ19における画像保持領域19bに
記録された画像は、メイン処理部20における制御部2
0dの制御のもとに、記録/再生インターフェース27
を介して記録媒体29に選択基準値の情報とともに格納
させる。
【0115】このとき、記録媒体29に格納させる形式
は、図10に示す如きの所定のファイルフォーマットに
よるデータ形式であり、ヘッダ情報及びサムネイル画像
とともに、画像のデータは記録媒体に格納させることに
なる。ヘッダ情報には、撮影日時、撮影種別などが含ま
れる。
【0116】メイン処理部20では、ヘッダ情報ととも
に画像本体やサムネイル画像を図10に示す如きの形式
に整えて記録/再生インタフェース27を介して記録媒
体29に記録させることになる。
【0117】このようにして、画像(画像本体、サムネ
イル画像)とヘッダ情報とが撮影毎に記録媒体29に記
録されていく。
【0118】そして、画像を再生したいときには、操作
キー23を操作して、所望のファイル番号の画像ファイ
ルを指定し、表示操作することにより、メイン処理部2
0は記録/再生インタフェース27を介して記録媒体2
9より該当のファイルを読み出し、一旦、メモリ19の
作業領域に格納した後、これをメイン処理部20の圧縮
伸長処理部20bにより伸長処理して画像を復元し、表
示制御部20cがこれを表示制御することで、表示用液
晶パネル30には画像が表示されることになる。
【0119】以上は、通常の作用の説明であった。本発
明では関連する画像をグループ化し、そのグループ単位
で画像消去できる“グループ消去”と消去対象予定とし
て扱い、やむを得ない場合に小出しに削除して新画像の
記録領域に使用する“グループ仮消去”のモードが利用
できる構成であるので、これを次に説明する。
【0120】まずはじめに、“グループ化”について説
明する。
【0121】<“グループ化”機能>グループ化は、グ
ループ化処理部20d1により実施される。
【0122】グループ化処理部20d1は、グループ消
去時にグループに属する画像が識別可能となるように撮
影画像をグループ化し、記録媒体29に対してグループ
化関連情報を格納する。グループ化対象となる撮影は、
実施形態では、連続撮影(“連写”)、“ブラケット撮
影(AEB)”、“パノラマ撮影”である。それ以外に
も互いに関連性のある撮影であれば他の種別の撮影をグ
ループ化対象としてもよい。
【0123】グループ化することにより、関連ある画像
群をグループ化画像として管理できるようになる。すな
わち、本発明の電子カメラ装置においては、グループ化
画像となっている場合には、メイン処理部20はその画
像群をひとまとまりのグループとして扱い、ユーザ操作
による消去防止指令を受ければ指定されたグループ化画
像を消去防止したり、ユーザ操作による消去指令を受け
れば指定されたグループ化画像を消去したり、ユーザ操
作による仮消去指令を受ければ指定されたグループ化画
像を仮消去指定したり、といったグループ処理をできる
ようにしている。
【0124】グループ化には、撮影時にグループ化する
方式と、撮影後にグループ化する方式とがあり、本発明
の実施例で用いる具体的手法としては代表例として3つ
の方法を説明する。
【0125】撮影後にグループ化する方式の場合、例え
ば次の通りとなる。この場合、グループ化は記録媒体2
9に記録される画像ファイルのヘッダ情報のうち、撮影
種別情報と撮影日時情報の内容を参照して関連性をチェ
ックし、関連性の高いものについて同一のグループと見
なす。その際に、その画像ファイルのファイル名をグル
ープ名と対応付けてグループ画像ファイルに登録すると
以後の画像の取り扱いが容易になる。
【0126】すなわち、関連性の高い画像同士は撮影種
別が“連写”であるか、“ブラケット撮影(AEB)”
であるか、“パノラマ撮影”であるかのいずれかであ
る。そして、関連性のある一連の画像は、ごく短期間で
撮影されるので、画像ファイルのヘッダ情報にある撮影
日時情報が極めて近い日時情報を呈している(通常、こ
れらは連続した画像ファイルとして記録されている)。
従って、撮影日時が近く、しかも、撮影種別が“連
写”、“ブラケット撮影”、“パノラマ撮影”である場
合に、同一種別の画像群は同一グループと判断する。
【0127】グループ画像ファイルへの登録を撮影時に
実施すれば撮影時のグループ化処理方式となる。もちろ
ん、グループ画像ファイルに登録する形式をとらずと
も、画像ファイルのヘッダ情報部分に、グループ名の情
報を付加しておくことでも画像がグループ画像である
か、グループ画像であればどのグループの画像であるか
を識別可能となる。また、撮影者の選択により、任意の
画像をグループ化することも可能である。
【0128】このようなグループ化の処理を撮影時に行
えば撮影時グループ化方式であり、そうでない方式は、
撮影後にグループ化する方式である。
【0129】グループ化についての3つの具体的手法の
うちの第1の方法を用いた手法を以下、説明する。この
第1の方法は、記録媒体29にグループ情報ファイルを
設けてグループ化画像の情報はここに登録しておく方式
である。このグループ情報ファイルには、上述のように
して同一グループと判断した画像のファイル名がグルー
プ別に登録されるかたちでグループ管理される。具体的
には、この例ではグループ番号とそのグループ番号のグ
ループに属する画像のファイル名が図2(b)に示す如
く登録されて管理される。
【0130】撮影時に、電子カメラ1にセットした撮影
種別が“連写”、“ブラケット撮影(AEB)”、“パ
ノラマ撮影”のいずれかである場合に、これらのいずれ
かの撮影種別にてこれから撮影されようとする画像は関
連性が高い画像であるからグループ化対象の撮影が実行
されるということが事前にわかることとなるので、撮影
種別の設定があって、その撮影種別で撮影を開始後、所
定の時間範囲内での撮影について、図2(b)に示すよ
うに、グループ番号(グループ識別情報)を付与し、そ
のグループ番号のグループに属する画像ファイル番号を
次々に登録するといったかたちで登録してグループ化管
理する手法を採用するとよい。
【0131】このようにしてメイン処理部20のグルー
プ化処理部20d1は撮影時に関連ある画像同士をグル
ープ化する。
【0132】グループ化された画像はグループ画像とし
て扱えるので、“グループ消去”、“グループ仮消去”
等が利用できるようになる。
【0133】なお、消去されたくない画像は“画像プロ
テクト”(保護設定;消去禁止)を掛けておくと良い。
これは、ユーザが操作キー23を操作して、“画像プロ
テクト”のモードを選択し、さらに操作キー23を操作
して、記録媒体29内の画像のうち、消去したくないと
思う画像を選択する。そして、画像が決まれば確定ボタ
ン24を操作して画像を確定する、といったことで実施
可能である。
【0134】すると、この情報は管理処理部21よりメ
イン処理部20に送られる。この情報を受けたメイン処
理部20では当該メイン処理部20における制御部20
dによって画像プロテクトの制御処理がなされ、この結
果は記録/再生インタフェース27に伝達されて当該記
録/再生インタフェース27は記録媒体29中の該当画
像のファイルにプロテクトのフラグをたてるなどして、
消去できない画像であることを明示する。このプロテク
トによって、制御部20dは該当画像の消去が指令され
た場合に消去処理がなされないように制御をすることと
なる。
【0135】本発明の電子カメラ装置の特徴は、グルー
プ化した画像群に対してまとめて消去するグループ消去
及びできるだけ温存してやむを得ない場合に最小限消去
して新画像の記録に供するグループ仮消去の機能を設け
た点にある。従って、つぎにグループ化した画像の消去
について説明する。
【0136】[グループ消去]ユーザは、操作キー23
を操作し、処理種別を選択する。そして、確定ボタンを
用いて処理種別を確定する。ここでの選択可能な処理種
別は、“グループ仮消去”,“画像プロテクト”,“グ
ループ消去”のいずれかであるが、ここでは“グループ
消去”を選択したとする。すると、これにより“グルー
プ消去”のモードに入る。
【0137】グループ消去はユーザ操作によるこのよう
な指令操作により開始される。そして、この指令操作に
従って消去制御部20d2の構成要素であるグループ消
去処理部20d2aが機能することで実施される。
【0138】すなわち、ユーザは操作キー23を操作し
て、記録媒体29中の画像を例えば、インデックス表示
させ、所望の画像を選択し、画像が決まれば確定ボタン
24を操作して画像を確定する。
【0139】すると、この情報を管理処理部21より受
けたメイン処理部20における制御部20d2の構成要
素であるグループ消去処理部20d2aは、操作キー2
3及び確定ボタン24で選択確定された画像のファイル
が記録媒体29中のグループ情報ファイルにおけるいず
れかのグループに属しているかをチェックし、属してい
ればその属しているグループに登録されている他の画像
も含めて全ての登録画像のファイル名を選択する。そし
て、グループ消去処理部20d2aは、この選択したフ
ァイル名の画像を記録媒体29から削除するように制御
する。
【0140】以上の処理の詳細は図4,図5により既に
説明した如きである。
【0141】この結果、記録媒体29中から該当のグル
ープの全画像を一括して消去することができる。
【0142】このように、消去制御部20d2の持つ機
能要素であるグループ消去処理部20d2aは、グルー
プ消去のモードにおいて、ある画像を消去指定したと
き、当該画像がグループ化された画像の何れかであれ
ば、そのグループに属する画像をすべて記録媒体29か
ら消去するように制御するので、グループ消去のモード
において、いずれかの画像を選択するとその画像の属す
るグループ全体の画像を一括消去することができるよう
になる。
【0143】なお、次の如き方式とすることもできる。
すなわち、図14に示す如きであって、まずはじめに操
作キー23の操作により“グループ消去モード”に設定
すると、制御部20dおよび表示制御部20cの機能に
より表示用液晶パネル30に複数画像がマトリックス状
に配置された形態で一覧表示された表示形式のインデッ
クス画像表示が行われる(図14(a)参照)。
【0144】ユーザはその画像を閲覧することにより、
グループ消去を行う対象を決める。消去画像が決まった
ならば、消去ボタン(レリーズボタンが兼ねる)を押し
てその画像を指定する(図14(b)参照)。
【0145】すると表示用液晶パネル30にはその指定
された画像の属するグループの全画像がマトリックス状
に配置された形態で一覧表示される(グループに属する
画像のサムネイル画像表示;図14(c)参照)。
【0146】この画面には所望画像選択のための“選
択”ボタンと、グループの全画像を選択するための“A
LL”ボタンとが表示されるので、全てを消去して良い
ならば画面上の“ALL”ボタンを操作すると、グルー
プの全画像が選択状態になる。一方、消去したくない画
像があるならば表示されているサムネイル画像をカーソ
ル操作により、消しても良い画像にカーソル位置を合わ
せたならば画面上の“選択”ボタンを押してその画像を
消去指定することで、その画像が選択状態にできるか
ら、これを繰り返して全ての消去画像の指定を済ませ
る。
【0147】すると次の段階に進み、表示用液晶パネル
30にはその消去指定された画像(選択画像)全てがマ
トリックス状に配置された形態で一覧表示される(図1
4(d)参照)。
【0148】この一覧表示画面には“以下の画像を本当
に消去しますか?”という確認メッセージと共に“YE
S”,“NO”ボタンも表示され、ユーザはこのメッセ
ージに答えるべく、操作キー23の操作によりいずれか
の表示ボタンを選択して確認ボタン24を押す。この操
作は管理処理部21を介してメイン処理部20の制御部
20dに伝達される。
【0149】すると、制御部20dの構成要素である消
去制御部20d2は自己の構成要素におけるグループ消
去処理部20d2aに処理を渡し、これによってグルー
プ消去処理部20d2aは消去指定された画像(選択画
像)を消去すべく処理実行して記録媒体29から該当の
画像ファイルを消去する。
【0150】以上により、グループ消去が実現できる。
【0151】次に、グループ仮消去を説明する。
【0152】[グループ仮消去]グループ仮消去は図6
で説明した如き処理を経ることにより消去制御部20d
2の構成要素であるグループ仮消去指定部20d2b及
び本消去処理部20d2cの連携によって機能実現す
る。
【0153】ユーザは、操作キー23を操作し、処理種
別を選択する。そして、確定ボタンを用いて処理種別を
確定する。ここでの選択可能な処理種別は、“グループ
仮消去”,“画像プロテクト”,“グループ消去”のい
ずれかであるが、“グループ仮消去”を選択したとす
る。すると、これにより“グループ仮消去”のモードに
入る。
【0154】次にユーザは操作キー23を操作して、消
去してもやむを得ないと思うグループのうちのいずれか
の画像を選択し、画像が決まれば確定ボタン24を操作
して画像を確定する。
【0155】すると、この情報は管理処理部21よりメ
イン処理部20に送られる。この情報を受けたメイン処
理部20では当該メイン処理部20における制御部20
dの構成要素であるグループ仮消去指定部20d2bの
機能により、前記操作キー23及び確定ボタン24で選
択確定された画像のグループ名を記録媒体29のグルー
プ情報ファイルから調べ、そのグループ名に登録された
すべての画像ファイルについて“仮消去”の指定をす
る。この指定は記録媒体29に該当画像に対する仮消去
指定のフラグ情報を書き込むことで行われる。書き込み
は図7で説明した如きに行われる。
【0156】このようにして仮消去指定を行うと、その
画像は、その時点では記録媒体29から消去されないも
のの、仮消去の指定を受けることから、ファイル管理上
は仮消去のフラグがたてられるわけであり、この指定を
受けた画像は記録媒体29の画像を液晶表示用パネル2
5に表示した際には図8(a)に示す如く、例えば、
“仮”(仮消去指定のマーク)が再生画面上に表示され
る。図8(a)の例は、インデックス表示画面の例であ
り、3×3コマ表示のサムネイル画像における指定画像
中に“仮”のマークが表示されていることを示してい
る。
【0157】この時点では、指定情報は、図7(a)の
場合、記録媒体29内のOS管理領域に設けられる(フ
ァイル管理情報は更新されず、この画像が占有している
領域は使用状態のままである)。従って、仮消去指定で
は実際には消えておらず、画像再生させたときにも、図
8(a)のように仮消去マークが付された状態で表示さ
れるわけである。なお、インデックス表示された画像を
見て、消したくない画像があることに気がついた場合
は、ユーザ操作によりこの仮消去を解除指定操作をすれ
ばよい。
【0158】さて、この状態で撮影が進み、記録媒体2
9内の残容量が“0”になると(これ以上画像記録でき
ない状態になると)、次の撮影実行により、仮消去指定
されている画像は本消去されることとなり、本消去され
た部分に新たに撮影された画像が格納されることとな
る。すなわち、記録媒体29内の残容量が“0”になる
と、消去制御部20d2の本消去処理部20d2eは、
記録媒体29中において仮指定されていた画像(仮消去
の指定がされていた画像)のうち、タイムスタンプ(撮
影日時情報)が古いものについて、本消去する。ただ
し、グループに属する画像であっても“画像プロテク
ト”が指定されている画像は除外される。
【0159】そして、この本消去により記録/再生イン
タフェース27は記録媒体29中のファイル管理情報を
更新して、消去対象となった画像の占有領域は開放(未
使用)することとなるが、次にこの解放された領域には
新たな撮影画像が書き込まれるので、当該新たに記録画
像が記録された時点で当該領域は、使用状態になる。た
だし、このとき、本消去される画像の枚数は、新撮影画
像を記録するのに必要な枚数のみで、必要な容量が確保
されると、残りの仮消去画像は本消去されない。
【0160】従って、記録媒体29内残容量が“0”で
あり、図8(a)のような状態で2枚の画像が新たに撮
影されたとすると、仮消去の指定がされた画像のうち、
古い順に2枚が本消去され、これに代わって当該撮影さ
れた2枚の画像が記録媒体29に記録されるが、仮消去
指定された他の画像はいまだ消去されずに健在である。
この様子を図8(b)に示す。
【0161】このように、本発明システムでは仮消去の
仕組みが設けられたことにより、消去したくはないが、
撮影画像の格納容量が目一杯になってしまった場合に、
犠牲にしても良い画像をグループで指定することで、新
たに撮影した画像の記録に必要な容量分の画像を消去し
て記録領域に使用するようにし、別の記録媒体と交換せ
ずとも撮影を続行できるようにして、シャッタチャンス
を逃さずに済むようにできる。
【0162】なお、消去モードには、この他にも従来通
りの1コマ単位消去、全消去(記録媒体29の全記録画
像の一括消去)がある。
【0163】グループ仮消去のモードでのコントロール
パネル30の表示状態遷移を図9に示す。DP1は記録
媒体29の記録可能な残枚数が5枚であり、リザーブが
0枚と表示されている。ここでのリザーブとは仮消去指
定分の画像数を指しており、リザーブが0枚というのは
この時点で仮消去指定された画像グループがないか仮消
去指定分の画像数を使いきってしまった場合であり、画
像を5枚分撮影すれば後は撮影できない状態となること
を示している。
【0164】そこで、ユーザはグループ仮消去のモード
を指定し、あるグループを仮消去し指定したとする。こ
のグループが10枚の画像で構成されていたとすると、
コントロールパネル30の表示状態は図9のDP2の如
きとなる。このDP2は記録媒体29の記録可能な残枚
数が5枚であり、リザーブが10枚と表示されている。
リザーブが10枚というのはこの時点で仮消去指定され
た画像グループの構成画像数が10枚だからであり、画
像を5枚分撮影してもリザーブ分の10枚を更に追加撮
影できる状態となっていることを示している。
【0165】この状態で新画像を2枚分撮影したとす
る。すると、コントロールパネル30の表示状態は図9
のDP3の如きとなる。このDP3は記録媒体29の記
録可能な残枚数が3枚であり、リザーブが10枚と表示
されている。すなわち、この時点から画像を3枚分撮影
してもリザーブ分の10枚を更に追加撮影できる状態と
なっていることを示している。
【0166】この状態でユーザがグループ仮消去指定を
4枚分解除する操作をしたとする。すると、コントロー
ルパネル30の表示状態は図9のDP4の如きとなる。
このDP4の表示状態は記録媒体29の記録可能な残枚
数が3枚であり、リザーブが6枚と表示されている。す
なわち、仮消去指定を4枚解除したのでこの時点から画
像を3枚分撮影するとリザーブ分は6枚に減ったことが
示されている。
【0167】この状態で新画像を3枚分撮影したとす
る。すると、コントロールパネル30の表示状態は図9
のDP5の如きとなる。このDP5は記録媒体29の記
録可能な残枚数が0枚であり、リザーブが6枚と表示さ
れている。すなわち、この時点から画像を撮影すればリ
ザーブ分の6枚分が撮影できる状態となっていることを
示している。
【0168】この状態で新画像を2枚分撮影したとす
る。すると、コントロールパネル30の表示状態は図9
のDP6の如きとなる。このDP6は記録媒体29の記
録可能な残枚数が−2枚であり、リザーブが4枚と表示
されている。すなわち、この時点では仮消去指定された
6枚分画像のうち、2枚を本消去して使用してしまい、
この時点から画像を撮影すればリザーブ分の4枚分を本
消去により撮影できる状態となっていることを示してい
る。
【0169】この状態で新画像を4枚分撮影したとす
る。すると、コントロールパネル30の表示状態は図9
のDP7の如きとなる。このDP7は記録媒体29の記
録可能な残枚数が−6枚であり、リザーブが0枚と表示
されている。すなわち、この時点では仮消去指定された
6枚分画像のうち、6枚全てを本消去して使用してしま
い、リザーブ分も残されていないから、もはや撮影出来
ない状態となったことを示している。
【0170】以上、本実施例の発明によれば、撮影した
画像を記録媒体に記録するようにした電子カメラ装置に
おいて、連写やブラケット撮影、パノラマ撮影などのよ
うな密接不可分な関係にあるグループ画像を自動的にま
とめて管理できるようにすると共に、グループ化した画
像はそのグループ中の画像1枚を選択すると、記録媒体
中の画像のうちから、上記選択した画像の属するグルー
プの画像全て(ただし、プロテクト指定(消去禁止指
定)された画像は除く)を消去するなど、グループ単位
でまとめて消去したり、グループ単位で仮に消去対象と
して登録しておくことにより、撮影した画像を記録する
ための記録媒体での残り記録容量が不足する場合に、新
たに記録したい画像の記録に必要な容量分を仮消去対象
のグループの画像群中から選択して画像消去し、確保し
た空き領域を用いて新画像の記録に供することで、記録
画像をできるだけ温存させつつ、シャッタチャンスには
即応できるようになる電子カメラ装置を提供できる。
【0171】特に、この実施形態では、グループ化した
際にどのグループの画像がどれとどれであるかを記録媒
体に設けたグループ情報ファイルに記録してあり、当該
グループ情報ファイルを検索することで、ある画像がグ
ループ画像か否か、また、グループ画像であるときに、
そのグループに属する他のグループ画像がどれであるか
が一発でわかる。
【0172】すなわち、本実施形態では、図2に示すよ
うに、記録媒体29内にグループの対応関係を示すグル
ープ情報ファイルを設けるようにしているので、グルー
プ仮消去指定部20d2bはこれを参照して対応の画像
を知るようにすることで、効率的(高速)なグループ検
索が可能となる。
【0173】例えば、グループ識別のための情報を画像
ファイル(ヘッダ情報等)に格納した場合(第2実施形
態の形式)には、すべての画像ファイルにアクセスする
必要があるのでそのままでは検索処理が非効率的なもの
となる。これに対し、本実施形態ではグループ情報ファ
イルにグループ識別情報(グループ番号)と識別情報
(画像ファイル番号)との対応関係が付けられているの
で、グループ情報ファイルの内容を調べるだけでグルー
プ検索が可能となる。
【0174】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
としてグループ化方法その2を説明する。このケースも
撮影時にグループ化する方式の一つである。
【0175】ここで説明する方式では、グループ化にあ
たって、その情報を独立したグループ情報ファイルに持
たせるのではなく、画像ファイルのヘッダ情報部分に持
たせる構成を採用する。
【0176】画像ファイルは図10に示す如く、ヘッダ
情報部分F1とサムネイル画像領域部分F2、画像本体
の領域部分F3とから構成される。そして、グループ番
号情報格納領域F1aをヘッダ情報部分F1に設ける。
そして、この実施形態の場合、連写、ブラケット撮影、
パノラマの撮影時に(図11のステップS41,S4
2)、画像ファイルのヘッダ情報部分F1におけるグル
ープ番号情報格納領域F1aにグループ番号を格納する
ようにする(図11のステップS43)。
【0177】そして、“グループ消去”モードや“グル
ープ仮消去”のモード時に、このグループ番号情報格納
領域F1a部分を参照することで、当該画像ファイルの
画像はどのグループの画像であるかを知ることができる
構成とする。
【0178】このように、第2の実施形態では、関連性
の高い画像が撮影される撮影モードである連写、ブラケ
ット撮影、パノラマの撮影時に、得られた画像を記録媒
体に記録する際にその画像における画像ファイルのヘッ
ダ情報中に図2のグループ番号を含めるようにすること
でグループ情報を埋込むようにし、後にこれを検索する
ことでグループ消去やグループ仮消去などを実行するよ
うにした。
【0179】このことにより、グループ情報ファイルを
別途作成することなく、グループ管理を行える構成とな
る。
【0180】なお、この方式の場合、グループ情報ファ
イルを形成する方式に比べて、検索に時間を要すること
となるが、検索方法として、第3実施形態の図13の技
術(ファイル番号が連続することに着目した検索)を応
用すれば欠点をカバーして高速検索できるようになる。
【0181】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
としてグループ化方法その3を説明する。
【0182】ここで説明する方式は、撮影後にグループ
化する方式である。本実施形態においては、ヘッダ情報
部分F1の構造は例えば、図12(a)に示す如き構成
としてある。すなわち、この例の場合、ヘッダ情報部分
F1内は電子カメラ用のファイル形式であることを示す
“DCIM”と“フォルダ名”(例えば、番号と会社名
OLYMPとの組み合わせ)と、“ファイル名”(例え
ば、“P”+“月”+“日”+“番号(撮影順の連
番)”+“.jpg(JPEG形式の画像の意のファイ
ル属性情報)”)からなる構成としていることを示して
いる。
【0183】具体的にはファイル名は図12の(b)の
如きである。すなわち、この例の場合、“P30300
01”,“P3030002”,“P303000
3”,“P3030004”,“P3150005”,
“P3220006”,“P3220007”…である
が、このうちPに続く3桁分が日付である。そして、そ
の後の4桁分が撮影番号であって撮影順の連番であり、
この連番は撮影日付には無関係に、撮影順の累積番号が
引き当てられることになる。つまり“0001”,“0
002”,“0003”,“0004”,“000
5”,“0006”,“0007”…の如くである。
【0184】画像はこのようなファイル名を用い、フォ
ルダ別(フォルダ名別)に格納されるようにする。画像
ファイル構造は図12(c)の如きであり、ヘッダ情報
領域F1中には撮影種別の情報格納領域F1bがもとも
と存在し、そして、ここにはもともと“単写”,“連
写”,“ブラケット撮影”,“パノラマ撮影”などの撮
影種別情報が格納されている。
【0185】従って、これらを利用して次のような処理
により、グループ管理をする。すなわち、撮影種別情報
と、ファイル番号の付け方を利用してグループ化を図
り、グループ消去やグループ仮消去が設定された際には
これら情報を参照してのグループ検索をする。
【0186】具体的には、まず、ヘッダ情報の撮影種別
が“連写”,“ブラケット撮影”,“パノラマ撮影”の
いずれかに該当しているかを調べる(図13のステップ
S51)。その結果、いずれでもないときは指定画像は
グループ画像でないから処理を終了する(図13のステ
ップS59)。ステップS51において、いずれかであ
った場合には指定画像の1つ前の画像の撮影種別は同じ
であるかを調べる(図13のステップS52)。その結
果、同じでなければステップS54の処理に進み、同じ
であればステップS53の処理に進む。
【0187】ステップS53では更に連続する画像の撮
影種別は指定画像同じであるかを調べる。その結果、同
じであればステップS53の処理に戻ってさらに連続す
る画像の撮影種別をチェックする。同じでなかったなら
ば、今度は指定画像の1つ後の画像の撮像種別を調べる
(図13のステップS54)。その結果、同じでなけれ
ばステップS56の処理に進み、同じであればステップ
S55の処理に進む。ステップS55では更に連続する
画像の撮影種別は指定画像と同じであるか調べ、同じで
あればステップS55の処理を繰り返し、同じでなけれ
ばステップS56の処理に移り、指定画像と連続する画
像の少なくとも1つの撮影種別が同じであった否かを調
べる。その結果、指定画像と連続する画像の少なくとも
1つの撮影種別が同じでなかったときは指定画像はグル
ープ画像でないから処理を終了する(図13のステップ
S59)。ステップS56において、指定画像と連続す
る画像の少なくとも1つの撮影種別が同じであったとき
はステップS57に進み、指定画像と連続して撮影種別
が同じ画像群を同一のグループの画像とし、そして、ス
テップS58に移り、指定画像はグループ画像であると
決定する。そして、処理を終了する。
【0188】このように、電子カメラ装置では撮影した
画像を画像ファイル化して保存するに当たり、その画像
ファイル名は一部に撮影番号を含ませてあり、その番号
は撮影順に連番で付されるようにしている。そして、画
像ファイルはそのヘッダ情報に撮影種別の情報も持たせ
てあるので、これらを利用し、指定された画像のヘッダ
ファイル情報を調べ、ヘッダ情報として持つ撮影種別が
連写、パノラマ撮影、ブラケット撮影などの場合には、
その画像ファイルに連なるファイル番号を持つ画像ファ
イルの種別を順次調べ、同一種別が続く限りは最初に指
定された画像のグループに属すると判断するようにし
た。そのため、この方法により、グループ情報ファイル
を別途作成することなく、グループ管理を行える構成と
なる。
【0189】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、種々変形して実施可能であり、例え
ば、上述の実施例は電子カメラ装置についてその詳細を
説明したが、カメラに限らず、画像再生や編集などに供
するための画像処理装置などに応用可能であるる。ま
た、実施例として記載した手法は、コンピュータに実行
させることのできるプログラムとして、磁気ディスク
(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクな
ど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導
体メモリなどの記録媒体に格納して頒布したり、通信回
線を介して伝送して頒布したりすることもできる。
【0190】また、上記実施形態では、グループ化した
画像の転送機能については触れなかったが、通信インタ
フェースを設けて、グループ化画像を一括して外部に伝
送する構成を付加することもできる。
【0191】更にまた、本発明は上述した複数の実施例
に記載の事項を適宜組み合わせて実施してもよく、ま
た、請求項に示された構成要件はその一部を適宜削除し
て構成することもできるなど、実施段階ではその要旨を
逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0192】更に、上記実施形態には種々の段階の発明
が含まれており、開示される複数の構成要件における適
宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例え
ば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要
件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で
述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効
果の欄で述べられている効果(の少なくとも1つ)が得
られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明
として抽出され得る。
【0193】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
多数の画像の中から、関連性の高い一連の画像を自動的
にグループ化してそのグループ単位で画像を取り扱うこ
とができるようになり、従って、大量の写真を記憶媒体
に記憶した場合においても、関連性のある画像はグルー
プ単位で所要の処理をすることができるようになるか
ら、従って、操作性が格段に向上する電子カメラ装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための図であって、本発明に
よる電子カメラ装置の全体的な構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明を説明するための図であって、本発明に
よる電子カメラ装置における記録媒体29に記録する画
像とグループ化のためのグループ情報の取り扱い例を説
明するための図である。
【図3】本発明を説明するための図であって、本発明装
置におけるグループ化処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】本発明を説明するための図であって、本発明装
置におけるグループ消去を説明するフローチャートであ
る。
【図5】本発明を説明するための図であって、本発明で
用いるグループ消去を説明するための図である。
【図6】本発明を説明するための図であって、本発明に
よるグループ仮消去設定時における新規撮影での処理の
流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明を説明するための図であって、本発明に
よるグループ仮消去設定時における管理方法を説明する
ための図である。
【図8】本発明を説明するための図であって、本発明に
よるグループ仮消去設定時とその後における新規撮影し
た場合でのサムネイル画像表示の変化を示す図である。
【図9】本発明を説明するための図であって、本発明に
よるグループ仮消去利用の使い勝手を説明するための撮
影コマ残数表示遷移図である。
【図10】本発明を説明するための図であって、グルー
プ化方法の別の例を説明するためのファイルフォーマッ
ト図である。
【図11】本発明を説明するための図であって、第2の
実施形態での処理手順を説明するためのフローチャート
である。
【図12】本発明を説明するための図であって、グルー
プ化方法の別の例を説明するための図である。
【図13】本発明を説明するための図であって、第3の
実施形態でのグループ画像判定処理手順を説明するため
のフローチャートである。
【図14】本発明を説明するための図であって、本発明
で用いるグループ消去の別の例を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…電子カメラ装置、10…データバス、11…レンズ
系、12…CCD素子、13…撮像プロセス、14…A
/D(アナログ/デジタル)変換器、15…タイミング
生成器、16…AE(自動露出)・AF(オートフォー
カス)機構、18…メモリコントローラ、19…メモ
リ、20…メイン処理部、20a…画像処理部、20b
…圧縮伸長処理部、20c…表示制御部、20d…制御
部、20d1…グループ化処理部、20d2…消去制御
部、21…管理処理部、22…レリーズボタン、23…
操作キー、24…確定ボタン、25…コントロールパネ
ル、27…記録/再生インターフェース、28…記録媒
体スロット、29…記録媒体、30…表示用液晶パネル
(TFTパネル)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/93 H04N 5/91 J // H04N 101:00 5/93 Z Fターム(参考) 2H054 AA01 5C022 AA13 AC03 AC13 AC18 AC32 AC42 AC52 AC54 5C052 AA03 AA17 AB04 AB05 AC08 CC11 DD02 DD04 EE03 EE08 5C053 FA06 FA08 FA23 FA27 GA11 GB06 GB21 HA30 HA33 JA16 JA21 KA04 KA05 KA24 KA25 LA01 LA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に記録された画像を表示可能とす
    る表示部と、 前記表示部に表示された画像の何れかが選択されると、
    当該画像が、複数画像からなる画像グループに属するか
    否かを判定するとともに、判定の結果、何れかの画像グ
    ループに属する場合には、選択画像及びその画像グルー
    プに属するプロテクト指定されていない他の画像すべて
    に所定の処理を施すよう制御する制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする電子カメラ装置。
  2. 【請求項2】前記制御装置における所定の処理が前記記
    録媒体中の画像消去であることを特徴とする請求項1記
    載の電子カメラ装置。
  3. 【請求項3】前記制御装置における所定の処理が画像転
    送であることを特徴とする請求項1記載の電子カメラ装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の電子カメラ装置において、 更にグループ画像から選択された画像を除外する除外手
    段を備えることを特徴とする電子カメラ装置。
  5. 【請求項5】記録媒体に記録された画像を表示する表示
    ステップと、 表示された画像の何れかが選択されると、当該画像が、
    複数画像からなる画像グループに属するか否かを判定す
    るとともに、判定の結果、何れかの画像グループに属す
    る場合には、選択画像及びその画像グループに属するプ
    ロテクト指定されていない他の画像すべてに所定の処理
    を施すステップと、を備えたことを特徴とする電子カメ
    ラ装置の制御方法。
  6. 【請求項6】記録媒体に記録された画像を表示可能とす
    る表示部と、 前記表示部に表示された画像の何れかが選択されると、
    当該画像が、複数画像からなる画像グループに属するか
    否かを判定するとともに、判定の結果、何れかの画像グ
    ループに属する場合には、選択画像及びその画像グルー
    プに属するプロテクト指定されていない他の画像すべて
    に所定の処理を施すよう制御する制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】記録媒体に記録された画像を表示する表示
    ステップと、 表示された画像の何れかが選択されると、当該画像が、
    複数画像からなる画像グループに属するか否かを判定す
    るとともに、判定の結果、何れかの画像グループに属す
    る場合には、選択画像及びその画像グループに属するプ
    ロテクト指定されていない他の画像すべてに所定の処理
    を施すステップと、を備えたことを特徴とする画像処理
    方法。
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