JP2001333361A - 電子カメラおよび記録媒体 - Google Patents

電子カメラおよび記録媒体

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JP2001333361A
JP2001333361A JP2000150387A JP2000150387A JP2001333361A JP 2001333361 A JP2001333361 A JP 2001333361A JP 2000150387 A JP2000150387 A JP 2000150387A JP 2000150387 A JP2000150387 A JP 2000150387A JP 2001333361 A JP2001333361 A JP 2001333361A
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shooting
photographing
images
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JP2000150387A
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Masaomi Tomizawa
将臣 冨澤
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影した複数の画像のうち、一連の関連性のあ
る画像を自動的にグループ化して、効率的な画像選択が
できるようにすること。 【解決手段】一連の関連性のある複数画像を撮影可能で
あり、撮影した画像は撮影時刻情報と共に記録媒体29
に記録可能に構成された電子カメラ1において、関連性
のある複数画像を記録媒体に記録する際に、現実の撮影
時刻にかかわりなく各画像の撮影時刻を同一のものとし
て記録させる画像グループ化手段20d3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、関連ある画像を一
括して管理できるようにした電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩フィルムの代わりに、CCD素子等
の半導体撮像素子を利用し、この半導体個体撮像素子に
被写体像を結像させてデジタル画像データ化して被写体
画像を得るようにした電子カメラが広く用いられてい
る。この電子カメラには着脱自在な記録媒体が設けら
れ、撮影され処理されたデジタル画像は、この記録媒体
に記録される。
【0003】記録媒体には、主としてフラッシュメモリ
を用いたスマートメディアやコンパクトフラッシュ(登
録商標)等のメモリカードが用いられているが、電子カ
メラ開発初期においては、メモリカードの記憶容量が小
さかったこともあって、一つの記録媒体に多数の画像を
記録するのは困難であった。
【0004】しかし、近年では、フラッシュメモリの一
層の高集積化が進み、また、メモリカード大のカード媒
体に格納した磁気ディスク装置も開発され、さらには、
光磁気ディスクを用いた電子カメラ用の記録媒体も開発
されるに至り、手軽に大容量の記録媒体を利用可能にな
った。
【0005】このような事情から、近年では一つの記録
媒体に多数の画像を記録できるようになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、電子カメ
ラに利用される記録媒体の小型大容量化が進み、電子カ
メラでは多数の画像をその記録媒体に記録できるように
なったが、記録容量の問題が解決されると、今度は、各
種の処理を行う上で記録媒体内の画像をいかに効率的に
選択できるかが、問題となってくる。
【0007】そして、画像の効率的選択は、記録媒体内
の画像のプリント予約、さらには、携帯電話を使用した
画像データ転送、記録媒体内の不要となった画像の消去
等において重要である。
【0008】特に、連続撮影(連写)、ブラケット撮影
(段階露出撮影)やパノラマ撮影においては、一連の撮
影画像の関連性が高い。ここで、このような関連性の高
い一連の撮影画像を以後、グループ化画像と呼ぶことと
する。そして、これらのグループ化画像は、種々の処理
において同時に選択される場合が多い。そのため、グル
ープ化画像については、関連性の高い一連の画像を一度
に取り扱うことができる簡便な仕組みがあれば便利であ
る。
【0009】例えば、連写により大量の画像を撮影した
ものの、撮影条件設定が不適切であるなどの理由により
一連の連写画像がすべて不要となる場合がある。このよ
うなときに各連写画像を一枚づつ選択し消去するのは手
間が掛かり、面倒である。
【0010】また、データ転送の場合では、画像の効率
的選択が可能であれば、例えば、新聞社のカメラマンが
携帯電話を使って印刷所に撮影画像を急いで送信するよ
うな場面において極めて重宝となる。しかし、実際には
画像の効率的選択をサポートする技術は確立していない
から、このような場合に、例えば、グループ化画像を選
択して送信するには必要な写真を一つ一つ選択指定して
送信するのは煩雑である。
【0011】そこでこの発明の目的とするところは、大
量の記録画像中から、目的対応の複数の記録画像を簡
便、かつ、効率的に選択することができるようにした電
子カメラを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、 [1]第1には、一連の関連性のある複数画像を撮影可
能であり、撮影した画像は撮影時刻情報と共に記録媒体
に記録可能に構成された電子カメラにおいて、前記関連
性のある複数画像を前記記録媒体に記録する際に、現実
の撮影時刻にかかわりなく各画像の撮影時刻を同一のも
のとして記録させる画像グループ化手段を備える。
【0013】このような構成の電子カメラは、一連の関
連性のある複数画像、例えば、連写やブラケット撮影、
パノラマ撮影などが可能であり、時計、カレンダ機能を
有していて、撮影した画像は撮影時刻情報と共に記録媒
体に記録可能であり、画像グループ化手段は前記関連性
のある複数画像についてはそれらの画像を前記記録媒体
に記録する際に、現実の撮影時刻にかかわりなく各画像
の撮影時刻を同一のものとして記録させる。すなわち、
タイムスタンプを同一にするわけであり、具体的にはタ
イムスタンプ内容は例えばグループの先頭の画像の内容
に統一する。
【0014】これは、連写、ブラケット撮影、パノラマ
撮影等では短い時間で一連の撮影が終了するので同一時
刻として記録しても実際的な支障が生じることはないこ
とを利用している。そして、撮影時刻が同一であれば一
連の撮影で取得された画像であることがわかるから、こ
のようにすることで、連写やブラケット撮影などのグル
ープ画像をまとめて管理できる仕組みを提供することが
できる。
【0015】[2]また、第2には、前記画像グループ
化手段は、前記記録媒体に対し、一連の関連性のある撮
影の撮影種別を各画像について記録させるようにする。
【0016】すなわち、撮影種別とは“単写”、“連
写”、“ブラケット撮影”、“パノラマ撮影”等の種別
であるが、各画像についてそれぞれその画像の撮影種別
が記録されていれば、当該撮影種別よりその画像がグル
ープ化されるべき画像であるかの判別が容易になる。
【0017】[3]また、第3には、前記[2]項の構
成により撮影種別が記録されている場合であって、前記
記録媒体に記録された何れかの画像に対する選択入力が
なされた場合に、前記撮影種別に基づいて、選択画像が
一連の関連性のある撮影に属する画像であるか否かを判
定すると共に、属する場合には同一撮影種別で同一撮影
時刻の画像を前記記録媒体から検索し、該当するすべて
の画像を選択状態とするグループ画像選択手段と、前記
グループ画像選択手段により選択された画像に対し、所
定の処理を施す処理手段とを備える。
【0018】前記[2]項の構成により撮影種別が記録
されている場合であって、前記記録媒体に記録された何
れかの画像に対する選択入力がなされた場合、グループ
画像選択手段は前記撮影種別に基づいて、選択画像が一
連の関連性のある撮影に属する画像であるか否かを判定
すると共に、その判定の結果、属する場合には同一撮影
種別で同一撮影時刻の画像を前記記録媒体から検索し、
該当するすべての画像を選択状態とする。そして、処理
手段はこのグループ画像選択手段により選択された画像
に対し、所定の処理を施す。このようにすると、画像を
選択するとその画像と同一グループに属する画像はすべ
て選択されることから、一度の操作でグループ内の画像
すべてを選択できるので効率的である。
【0019】[4]第4には、前記[3]項の構成にお
ける処理手段は、所定の処理として、選択された画像を
プリント対象とするプリント予約、選択された画像を転
送対象とする画像転送、選択された画像を消去対象とす
る画像消去、または選択された画像をプロテクト対象と
する消去防止指定のうちの何れかを行うことを特徴とす
る。
【0020】このような構成にすれば、記録媒体に記録
された何れかの画像に対して選択すれば、その選択され
た画像が関連する一連の画像である場合には、その画像
の属するグループの全画像を一括してプリント対象とし
て扱ったり、転送対象として扱ったり、消去対象として
扱ったり、またはプロテクト対象として扱ったりでき、
効率的に処理できるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。
【0022】本発明は、連写やブラケット撮影、パノラ
マ撮影などのような密接不可分な関係にあるグループ化
画像を自動的にまとめて管理できるようにした仕組みを
提供するものであり、連写やブラケット撮影では撮影時
刻に差が殆どないという特徴に着目して撮影時刻が同一
であれば一連の撮影で取得された画像であると判断し、
グループ化画像として管理する。また、連写、ブラケッ
ト撮影、パノラマ撮影等では短い時間で一連の撮影が終
了するので同一時刻として記録しても実質的に支障はな
い。そこで、本発明の電子カメラは、撮影画像のタイム
スタンプに基づいてグループ化することで、撮影画像を
記録する記録媒体に格納された多数の画像から、連写、
ブラケット、パノラマ等の関連性のある一連の撮影画像
グループ化の対象となる撮影画像を、自動選択できるよ
うにするもので、詳細を以下説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施形態としてのシス
テム構成図である。図1において、1は電子カメラであ
り、データバス10、レンズ系11、CCD素子12、
撮像プロセス13、A/D(アナログ/デジタル)変換
器14、タイミング生成器15、AE(自動露出)・A
F(オートフォーカス)機構16、メモリコントローラ
18、メモリ19、メイン処理部20、管理処理部2
1、レリーズボタン22、操作キー23、確定ボタン2
4、コントロールパネル25、データ転送インタフェー
ス26、記録/再生インターフェース27、記録媒体ス
ロット28、記録媒体29、表示用液晶パネル(TFT
パネル)30とより構成される。また、31は携帯電話
機等の通信装置である。
【0024】電子カメラ1の構成要素のうち、CCD素
子12は二次元撮像素子であり、レンズ系11は被写体
光学像をこのCCD素子12に結像させるためのレンズ
などにより構成される光学系である。
【0025】また、撮像プロセス13は、CCD素子に
対して露光、素子シャッタ、ゲイン調整(ISO設
定)、電力供給等を制御して画像信号を得るためのもの
である。A/D(アナログ/デジタル)変換器14は、
この撮像プロセス13の制御により、CCD素子12か
ら出力される画像信号をデジタルデータに変換するため
のものである。
【0026】タイミング生成器15は、CCD素子12
の動作タイミングのためのタイミング信号を生成するた
めのものであり、AE(自動露出)・AF(オートフォ
ーカス)機構16は、カメラの露出やフォーカスの制御
を行うための機構である。
【0027】また、メモリ19は、電子カメラ1のメイ
ンメモリであり、DRAM(ダイナミックランダムアク
セスメモリ)などにより構成されていて、カメラとして
の制御処理や撮影画像の処理のための作業領域や画像デ
ータの一時保持などに用いられるものである。メモリコ
ントローラ18は、このメモリ19のアクセスコントロ
ールを担うメモリ用の制御装置である。
【0028】メイン処理部20は、撮影と画像の圧縮・
伸長処理、画像の表示処理などを司るものであって、前
記AE・AF機構16を制御するとともに、タイミング
生成器15、撮像プロセス部13、メモリ19等を制御
することで撮影を制御し、メモリ19、記録/再生イン
タフェース27、データ転送インタフェース26を制御
することで画像の記録、再生、消去及びデータ転送(携
帯電話による)を制御するものである。
【0029】レリーズボタン22はカメラ1に対するシ
ャッタ操作を指示するボタンであり、確定ボタン24は
機能を確定指示操作するためのボタンであり、操作キー
23は、ユーザがカメラ1に対して各種の操作入力を行
うためのものであって、この操作キー23は、例えば、
十字式の入力キーで構成されていて、カメラの操作画面
上において、その画面における上・下・左・右の方向に
対するシフト操作指示を入力できるように構成される。
すなわち、当該操作キー23の操作により、カメラ1の
画像表示液晶パネルに表示されるメニュー画面(カメラ
の操作画面)において機能選択を行うことができ、確定
ボタン24を操作することにより、その機能の選択確定
をすることができる。
【0030】管理処理部21は、メイン処理部20に対
してこれらボタン22,24や操作キー23による操作
入力の結果を通知することにより、カメラ操作者からの
撮影命令や操作命令を実行させるためのものである。こ
のために、各種の操作ボタン(レリーズボタン22、操
作キー23、確定ボタン24等)からの各種操作入力を
受け付け、その入力に応じた制御を各部に対して行うこ
とができるようになっており、また、撮影モードや撮影
条件、残撮影可能枚数等の各種情報をコントロールパネ
ル25に表示させるといった機能がある。
【0031】コントロールパネル25は、撮影モードや
撮影条件、残撮影可能枚数等といったカメラ操作に必要
な各種情報を表示するためのディスプレイパネルであ
る。また、データ転送インタフェース26は、携帯電話
等の通信装置31への接続用のインターフェースであ
り、選択された画像を携帯電話等によりデータ転送する
場合に用いられる通信インタフェースである。
【0032】また、記録/再生インターフェース27
は、メモリ19から記録媒体29までの間の読み書きを
行うためのインタフェースであり、カメラ1に設けられ
た記録媒体スロット28に装着された記録媒体29への
画像記録、当該記録媒体29からメモリ19への読出
し、当該記録媒体29内の画像の消去等を実行すること
ができる。
【0033】記録媒体29は、スマートメディアやコン
パクトフラッシュ等による大容量メモリカードやカード
型磁気ディスクドライブなどの大容量で、書き込み読み
出しが可能な記録メディアであり、記録媒体スロット2
8は、カメラ1の本体に、設けられてこの記録媒体29
を着脱自在に保持するためのスロットである。
【0034】表示用液晶パネル(TFTパネル)30
は、カメラ1に設けられた画像等の表示に供されるカラ
ーディスプレイである。
【0035】<メイン処理部20の詳細>前記メイン処
理部20は、画像処理部20a、圧縮伸長処理部20
b、表示制御部20c及び制御部20dとから構成され
る。これらのうち、制御部20dは、単写、連写、ブラ
ケット撮影(AEB)、パノラマ撮影等の各種撮影を制
御するものであって、前記AE・AF機構16を制御す
るとともに、タイミング生成器15、撮像プロセス部1
3、メモリ19(実際にはメモリコントローラ18)、
画像処理部20a、圧縮伸長処理部20bを制御するこ
とで撮影を制御し、また、メモリ19、圧縮伸長処理部
20b、記録/再生インタフェース27、表示制御部2
0c、データ転送インタフェース26を制御することで
画像の記録、再生、消去及びデータ転送(携帯電話によ
る)を制御する、といった機能を実現するものである。
【0036】また、制御部20dは、時計機能とカレン
ダ機能とを有し、時刻情報と日付情報を発生して、記録
媒体29に記録させるヘッダ情報中の撮影日時情報に使
用する。すなわち、電子カメラの画像は、ヘッダ情報及
びサムネイル画像とともに、図2(a)の如き画像ファ
イル形式で記録媒体29に格納させるように、当該制御
部20dは機能する。なお、ヘッダ情報としては、撮影
種別情報も含む。
【0037】また、画像処理部20aは、A/D変換器
14から出力される画像データに対して、ホワイトバラ
ンス処理、カラー処理、ガンマ補正、シャープネス調整
等の処理を行うためのものであり、また、このような処
理を施した画像データからサムネイル画像を作成処理す
る機能をも有する。圧縮伸長処理部20bは、画像デー
タを圧縮符号化処理することにより、画像圧縮処理し、
また、画像圧縮処理された画像データを伸長処理しても
との画像データに復元するといった処理を施すものであ
る。表示制御部20cは、圧縮伸長処理部20bにより
伸長された画像や、CCD素子12の撮像中の画像、管
理処理部21より与えられるメニュー画面などをカメラ
背面の表示用液晶パネル(TFTパネル)30に表示す
べく制御するためのものである。
【0038】<制御部20dの詳細>また、メイン処理
部20における前記制御部20dは、各種処理部20d
1、グループ画像選択部20d2及びグループ化処理部
20d3を備える。
【0039】これらのうち、グループ化処理部20d3
は、撮影実行後にその撮影画像を記録媒体29に格納す
る際、撮影画像のグループ化処理を行うものである。グ
ループ化の対象となる撮影画像は、連写、ブラケット撮
影、パノラマ撮影等の関連性のある一連の撮影画像であ
る。グループ化は、記録媒体29に記録されるヘッダ情
報のうち、撮影種別情報と撮影日時情報の内容を制御す
ることによりなされる。すなわち、関連性のある一連の
画像は、ごく短期間で撮影されるので、これらの各画像
の撮影日時を同一にしても事実上、ほとんど問題がな
い。
【0040】そこで、グループ化対象画像が撮影される
場合には、グループ化処理部20d3は制御部20dの
作成する画像ファイルのヘッダ情報内の記録撮影日時を
すべて同一時刻とするように処理する構成としてある。
【0041】グループ画像選択部20d2は、操作キー
23及び確定ボタン24で選択確定された画像の撮影種
別を調べ、その種別がグループ化対象画像である場合に
は、さらに、記録媒体29から撮影種別が同一でかつ記
録撮影日時が同一の画像を検索し、該当すればその画像
を選択状態とするように処理するものである。
【0042】各種処理部20d1は、少なくともプリン
ト予約処理機能、データ転送処理機能、消去処理機能、
消去防止処理(画像プロテクト)機能等の処理機能を含
む。これらの各処理機能は、グループ画像選択部20d
2から受け取った画像選択情報(グループに属する全画
像のファイル名等)、及びメニュー画面からの使用者に
よる処理種別の選択入力に基づいて、それぞれの処理を
実行する。
【0043】なお、プリント予約処理機能は、記録媒体
29内にプリント予約ファイルを生成する。データ転送
処理機能は、記録媒体29内に転送画像予約ファイルを
生成し、さらにデータ転送インタフェース26を制御し
てデータ転送を実行させる。
【0044】消去処理機能は、選択されたすべてのグル
ープ化画像を消去する(プロテクト指定されている画像
を除く)。また、消去防止処理機能は、選択されたすべ
てのグループ化画像を消去防止状態とする。
【0045】次に、このような構成の本装置の作用を説
明する。まずはじめに、本カメラ装置の一般的な動作の
概要を説明する。
【0046】<システムの全体的一般的な説明>この電
子カメラ1においては、操作キー23を操作することに
より、予めイメージセレクト、撮影モードなどを設定し
ておくことができる。
【0047】ここで、イメージセレクトとは、写真のジ
ャンルがポートレートであるのか、夜景であるのか、ス
ポーツであるのか、なし(標準)であるのか等々といっ
た種別であり、撮影モードとは、単写(標準)撮影なの
か、連写撮影なのか、ブラケット(段階露出)撮影なの
かといった撮影状況区分である。
【0048】そして、イメージセレクトは、操作キー2
3の操作により、イメージセレクトの選択メニューに
し、ポートレートを撮影したいのならば“ポートレー
ト”を、夜景を撮影したいならば“夜景”を、スポーツ
撮影したいならば“スポーツ”といったように、所望の
ジャンルを選択し、確定ボタン24を操作することでそ
のジャンルを指定することができる。そして、撮影時
(レリーズボタン22を押したとき)、前述のメニュー
上で選択して現在登録されているジャンル情報に従い、
そのジャンルでの写真を撮影するに最適な露出、シャッ
タスピード、絞り値などをそのジャンルの写真撮影に適
するように予め設定してある条件に従ってAE・AF機
構16、撮影プロセス13などを制御することで、選択
ジャンル対応の最適撮影条件に見合う撮影制御がなされ
る。
【0049】また、グループ属性は、操作キー23の操
作により撮影モードを選択し、この撮影モードにおける
“単写(1コマ撮影)”、“連写(連続コマ送り撮
影)”、“ブラケット(段階露出;露出値をコマ毎に標
準、アンダ、オーバと自動的に切り換える)撮影”、な
ど目的対応に所望のものに選択し、確定ボタン24を押
して決定することにより、登録設定されたその撮影モー
ドでの撮影がなされるよう、制御部20が機能してAE
・AF機構16や撮影プロセス13などを制御すること
なる。
【0050】このような各種設定をした後、電源オンの
状態でユーザはこの電子カメラ1を被写体に向けて構え
る。すると、被写体の光学像がレンズ系11を介して二
次元固体撮像素子であるCCD素子12の受光面に結像
され、当該CCD素子12における各画素を構成してい
るセルに電荷が蓄積される。
【0051】そして、レリーズボタン22を押すことに
より被写体は撮影されることとなる。
【0052】すなわち、レリーズボタン22が押される
と、その瞬間にレンズ系11はAE・AF機構16によ
り自動露出制御(AE)と合焦制御(AF)がなされ
る。
【0053】このとき、CCD素子12は、撮像プロセ
ス部13によって、露光、素子シャッタ、ゲイン調整
(ISO設定)、電力供給等が制御され、画像を生成す
る。
【0054】ここで、CCD素子12からのデータ読み
出しタイミングは、タイミング生成器15によって生成
される。CCD素子12の各セルに発生した被写体光学
像対応の電荷は撮像プロセス部13の制御によって順に
読み出されることにより、画像信号となり、この画像信
号は、A/D変換器14によりデジタルデータ化され
て、データバス10へと出力される。そして、このデジ
タルデータ化された画像信号はメモリコントローラ18
の制御のもとにデータバス10を介してメモリ19の作
業領域に格納される。
【0055】このメモリ19に格納されたデータは、以
下、メイン処理部20の処理及び制御により、記録媒体
29への記録、表示用液晶パネル30への表示などの処
理がなされることになる。
【0056】すなわち、レリーズボタン22の操作によ
り、管理処理部21はシャッタ操作の指令を受けたと認
識してメイン処理部20に撮影処理の指令を発令する。
すると、メイン処理部20では当該メイン処理部20の
構成要素である制御部20dが、前記AE・AF機構1
6を制御するとともに、タイミング生成器15、撮像プ
ロセス部13、メモリ19(実際にはメモリコントロー
ラ18)、画像処理部20a、圧縮伸長処理部20bを
制御することで撮影を制御し、また、メモリ19、圧縮
伸長処理部20b、記録/再生インタフェース27、表
示制御部20c、データ転送インタフェース26を制御
することで画像の記録、再生、消去及びデータ転送(携
帯電話による)を制御する。
【0057】このとき、メイン処理部20の画像処理部
20aは、ホワイトバランス処理、カラー処理、ガンマ
補正、シャープネス調整等を行う。また、圧縮伸長処理
部20bは、JPEG圧縮処理または伸長処理を実行す
る。
【0058】具体的には、A/D変換器14によるA/
D変換後にメモリ19の作業領域19aに格納された画
像データは、画像処理部20aによって、ホワイトバラ
ンス処理、カラー処理、ガンマ補正、シャープネス調整
等の処理を施されて写真用の静止画情報に変換され、さ
らに圧縮伸長処理部20bにより圧縮処理(JPEG)
されて、メモリ19内の画像保持領域19bに一時格納
される。また、画像処理部20bは前記補正後の画像デ
ータを用いてデータの間引きを行う手法などの既知の手
法により、サムネイル画像を作成し、画像保持領域19
bに一時格納させる。
【0059】このように画像保持領域19bは、圧縮後
の画像を一時的に格納し、また、再生画像を保持するも
のであり、n枚の画像を記録可能に構成されているが、
状況(非圧縮記録選択時や再生時など)により非圧縮状
態の画像も保持可能である。
【0060】メモリ19における画像保持領域19bに
記録された画像は、メイン処理部20における制御部2
0dの制御のもとに、記録/再生インターフェース27
を介して記録媒体29に選択基準値の情報とともに格納
させる。
【0061】このとき、記録媒体29に格納させる形式
は、図2(a)に示す如きの所定のファイルフォーマッ
トによるデータ形式であり、ヘッダ情報及びサムネイル
画像とともに、画像のデータは記録媒体に格納させるこ
とになる。ヘッダ情報には、撮影日時、撮影種別などが
含まれる。
【0062】メイン処理部20では、ヘッダ情報ととも
に画像本体やサムネイル画像を図2(a)の形式に整え
て記録/再生インタフェース27を介して記録媒体29
に記録させることになる。
【0063】このようにして、画像(画像本体、サムネ
イル画像)とヘッダ情報とが撮影毎に記録媒体29に記
録されていく。
【0064】そして、画像を再生したいときには、操作
キー23を操作して、所望のファイル番号の画像ファイ
ルを指定し、表示操作することにより、メイン処理部2
0は記録/再生インタフェース27を介して記録媒体2
9より該当のファイルを読み出し、一旦、メモリ19の
作業領域に格納した後、これをメイン処理部20の圧縮
伸長処理部20bにより伸長処理して画像を復元し、表
示制御部20cがこれを表示制御することで、表示用液
晶パネル30には画像が表示されることになる。
【0065】<“グループ化画像”機能>ここで、本発
明における電子カメラ1には、撮影時に、グループ化画
像として関連ある画像群を管理できるようにする機能が
ある。そして、グループ化画像となっている場合には、
メイン処理部20はその画像群をひとまとまりのグルー
プとして扱い、ユーザ操作による転送指令を受ければ指
定されたグループ化画像をグループ単位で転送したり、
また、ユーザ操作による消去防止指令を受ければ指定さ
れたグループ化画像を消去防止したり、ユーザ操作によ
る消去指令を受ければ指定されたグループ化画像を消去
したり、といったグループ処理をすることができる。
【0066】グループ化画像とするにはそのための処理
が必要である。グループ化は記録媒体に記録されるヘッ
ダ情報のうち、撮影種別情報と撮影日時情報の内容を制
御することによりなされる。
【0067】すなわち、関連性のある一連の画像は、ご
く短期間で撮影されるので、これらの各画像の撮影日時
を同一にしても事実上、ほとんど問題がない。そこで、
撮影種別が“連写”、“ブラケット撮影(AEB)”、
“パノラマ撮影”である場合に、撮影時刻が近接してい
る場合、各画像のその撮影時刻情報を自動的に同一時刻
に書き換えてしまう。
【0068】具体的に説明する。撮影に先駆けて、ユー
ザは“単写”、“連写”、“ブラケット撮影(AE
B)”、“パノラマ撮影”等の撮影モードのうち、所望
のものを選択してセットし、撮影を実施する。ただし、
電源オンにした当初は撮影モードは“単写”であり、そ
れ以外の撮影モードを利用したい場合には所望とする撮
影モードを設定操作することになる。そして、制御部2
0dは、上述したようにこの設定した撮影モードに従っ
て、“単写”ならば、レリーズボタン22を押す毎に1
コマ分の撮影を、また、“連写”ならば、レリーズボタ
ン22を押している期間に亙って所定時間刻みで1コマ
ずつ連続して撮影を、また、“ブラケット撮影”なら
ば、レリーズボタン22を押すと、標準露出で1コマ、
アンダ露出で1コマ、オーバ露出で1コマ撮影し、…
といった具合に、モード対応に撮影制御を実施する(図
3のS11)。 そして、撮影された画像は日時情報
(日付と時刻)を含めたヘッダ情報を持つ所定のフォー
マットにした画像ファイルとして制御部20dは記録媒
体29に記録させるべく制御するが、その記録媒体29
に記録される際に、制御部20dのグループ化処理部2
0d3は撮影種別が“連写”、“ブラケット撮影(AE
B)”、“パノラマ撮影”である場合に、撮影時刻が近
接してしているものに対して、自動的にその撮影時刻情
報を同一時刻に書き換えてしまうと云う処理を行う(図
3のS12,S13)。
【0069】すなわち、撮影された画像はメモリ19に
おける画像保持領域19bに一旦記録されるが、この記
録された画像は、メイン処理部20における制御部20
dの制御のもとに、記録/再生インターフェース27を
介して記録媒体29に上記ヘッダ情報と共に格納させ
る。また、制御部20dは時計機能とカレンダ機能とを
有しており、時刻情報と日付情報を発生して、記録媒体
29に記録させるヘッダ情報中の撮影日時情報に使用す
る。
【0070】そして、これら時刻情報と日付情報および
画像本体を含めた記録されるファイルの記録媒体29に
格納させる形式は、図2(a)に示す如きの所定のファ
イルフォーマットによるデータ形式であり、ヘッダ情報
及びサムネイル画像とともに、画像のデータは記録媒体
に格納させることになる。ヘッダ情報には、撮影日時、
撮影種別などが含まれるが、“グループ化画像”として
処理がなされているために、制御部20dはグループ化
画像についてはそのグループの先頭の画像の撮影日時と
同一撮影日時となるようにヘッダ情報を処理して記録媒
体29に記録するわけである。
【0071】具体的には、例えば、グループ化画像とし
て撮影されて記録される画像の撮影日時情報は図2の
(c)の如きであり、撮影種別が例えば、パノラマ撮影
であったとして、現実の撮影日時が一枚目は5月14日
9時40分22秒、2枚目は5月14日9時41分06
秒、3枚目は5月14日9時41分38秒と異なってい
ても、記録撮影日時(ヘッダ情報)は3枚いずれもが5
月14日9時40分22秒と言う具合に同一としてしま
う。同様に、グループ化画像として撮影されて記録され
る画像の撮影日時が1枚目が6月23日8時8分55秒
で、2枚目が6月23日8時8分56秒の連写画像であ
った場合には、記録撮影日時(ヘッダ情報)はいずれも
連写1枚目の画像のタイムスタンプ情報と同一情報の6
月23日8時8分55秒に統一すると言う具合にこれも
また、タイムスタンプ情報を同一情報にしてしまう。
【0072】関連性のある一連の画像は、ごく短期間で
撮影されるので、これらの各画像の撮影日時を同一にし
ても事実上、ほとんど問題がないからである。
【0073】そこで、グループ化対象画像が撮影される
場合には、グループ化処理部20d3は画像ファイルの
ヘッダ情報内の記録撮影日時をそのグループの先頭の画
像の撮影日時とすべて同一時刻とし、グループ化画像に
属するか否かを判定はこの記録撮影日時の情報が同一時
刻であるか否かを以て行うようにする。
【0074】また、撮影モードが“単写”ならば、レリ
ーズボタン22を押す毎に1コマ分の画像が撮影され
(図3のS11)、撮影された画像はメモリ19におけ
る画像保持領域19bに一旦記録される。
【0075】そして、撮影された画像は日時情報(日付
と時刻)を含めたヘッダ情報を持つ所定のフォーマット
にした画像ファイルとして制御部20dは記録媒体29
に記録させるべく制御するが、その記録媒体29に記録
される際に、制御部20dのグループ化処理部20d3
は撮影種別が“単写”であるので、グループ化の対象外
と認識し、その撮影時の日時情報(日付情報と時刻情
報)をそのままヘッダ情報の日時情報にする(図3のS
12,S14)。
【0076】例えば、図2の(b)の如く、現実の撮影
日時が3月3日11時52分32秒であれば、記録撮影
日時(ヘッダ情報)も3月3日11時52分32秒とな
り、3月3日11時53分01秒であれば、記録撮影日
時も3月3日11時53分01秒と言った具合に単写の
場合には現実の撮影日時と、記録撮影日時(ヘッダ情
報)とが同一タイムスタンプとなるわけである。
【0077】このようにしてグループ化された画像のデ
ータは次のようにして利用する。
【0078】ユーザは、操作キー23を操作し、処理種
別を選択する。そして、確定ボタンを用いて処理種別を
確定する(図4のS101)。ここでの処理種別は、
“消去”,“画像プロテクト”,“プリント予約”,
“データ転送”のいずれかである。
【0079】次にユーザは操作キー23を操作して、画
像を選択し、画像が決まれば確定ボタン24を操作して
画像を確定する(図4のS102)。
【0080】すると、この情報を管理処理部21より受
けたメイン処理部20における制御部20d1の構成要
素であるグループ画像選択部20d2は、操作キー23
及び確定ボタン24で選択確定された画像の撮影種別を
調べ、その種別がグループ化画像である場合には、さら
に、記録媒体29から撮影種別が同一でかつ記録撮影日
時が同一の画像を検索し、該当すればその画像を選択状
態とする(図4のS104)。
【0081】こうして記録撮影日時同一のものと云う条
件を以て検索され、条件を満たす画像をすべて選択す
る。このようにして選択される複数の画像は、同一タイ
ミングで撮影された一連の連写画像やブラケット画像、
パノラマ画像などである。
【0082】次に制御部20dは処理を各種処理部20
d1に移す。各種処理部20d1は、プリント予約処
理、データ転送処理、消去処理、消去防止処理(画像プ
ロテクト)等を少なくとも含む。これらの各処理は、グ
ループ画像選択部20d2から受け取った画像選択情報
(グループに属する全画像のファイル名等)、及びメニ
ュー画面からの使用者による処理種別の選択入力(図4
のS101での確定された処理種別)に基づいて、それ
ぞれの処理を実行する。
【0083】メイン処理部20の制御部20dにおける
各種処理部20d1は、まずはじめに、処理種別は何か
を判断する(ステップS105)。その結果、“消去”
であった場合には、選択された全ての画像を記録媒体2
9から消去することについてユーザに確認を求める(図
4のステップS108)。そして、これに対してユーザ
がキー操作により応答すると、制御部20dはこれに基
づいて本当に消去するか判断し、その結果、“消去”の
指示であれば選択された全ての画像を記録媒体29から
消去すべく実行する(図4のステップS109)。
【0084】すなわち、各種処理部20d1の機能によ
り制御部20dは記録/再生インタフェース27に選択
画像ファイルに登録された画像ファイルを消去するよう
に指示を与え、記録/再生インタフェース27はこれに
従って、記憶媒体29の画像ファイルのうち、選択画像
ファイルを消去するように動作する。その結果、記憶媒
体29からは選択画像ファイルに登録された画像ファイ
ルが消去されることなる。この処理を実行するとメイン
処理部20の制御部20dは当該図4の処理を終了す
る。ステップS108における意志確認の結果、Noで
あれば消去指示取り消しであるから、制御部20dは当
該図4の処理を終了する。
【0085】一方、ステップS105での処理種別判断
の結果、ステップS101での処理種別が“画像プロテ
クト”であった場合には、メイン処理部20は全ての取
り出し画像(選択画像を含む)について画像プロテクト
を施す(図4のステップS105,S110)。すなわ
ち、制御部20dは各種処理部20d1による処理によ
ってステップS110では選択された全ての画像につい
て画像プロテクトを施すように指示を与え、記録/再生
インタフェース27はこれに従って、記憶媒体29の画
像ファイルのうち、前記選択対象となった画像ファイル
が消去できないようにプロテクトをかけるべく動作す
る。その結果、記憶媒体29内の選択対象画像は消去さ
れないようにプロテクトがかけられることなる。この処
理を実行するとメイン処理部20は当該図4の処理を終
了する。
【0086】また、ステップS105での処理種別判断
の結果、処理種別が“プリント予約”であった場合に
は、メイン処理部20における制御部20dの各種処理
部20d1はステップS111の処理を実行する。すな
わち、ステップS111では選択された全ての画像につ
いてプリントする旨のプリント予約ファイルを作成す
る。そして、制御部20dはこれを記録指示と共に記録
/再生インタフェース27に与える。これにより、記録
/再生インタフェース27はこれに従って、記憶媒体2
9にこのプリント予約ファイルを記憶させる。
【0087】その結果、記憶媒体29内には選択対象画
像がどれとどれであるかがわかるプリント予約ファイル
が記憶される。この処理を実行するとメイン処理部20
は当該図4の処理を終了する。
【0088】プリントする場合には、この記憶媒体29
内のプリント予約ファイルに基づいて記憶媒体29内の
画像ファイルを読み出してプリントに供すべく、プリン
タやパソコンなどのプリント制御アプリケーションプロ
グラムを作成しておき、そのプリンタやパソコンなどに
より、該当のファイルを読み出してプリントさせるよう
に制御させれば、画質の良好な画像について自動選択し
てプリントさせることができるようになる。
【0089】また、ステップS105での処理種別判断
の結果、処理種別が“データ転送”であった場合には、
メイン処理部20の各種処理部20d1はステップS1
12の処理を実行する。すなわち、ステップS112で
は選択された全ての画像についてその画像ファイルをデ
ータ送信する旨の予約情報をファイルした転送画像予約
ファイルを作成する。そして、制御部20dはこれを記
録指示と共に記録/再生インタフェース27に与える。
これにより、記録/再生インタフェース27はこれに従
って、記憶媒体29にこの転送画像予約ファイルを記憶
させる。
【0090】その結果、記憶媒体29内にはデータ転送
すべき画像がどれとどれであるかがわかる予約ファイル
が記憶される。次にメイン処理部20の制御部20dは
本当にデータ転送するのかをユーザに問い合わせるべ
く、管理処理部21に問い合わせの指示を出し(図4の
ステップS113)、管理処理部21がこれに従ってコ
ントロールパネル25に問い合わせ表示をするので、ユ
ーザが操作キー23と確認ボタン24を操作してこの問
い合わせに答える。その結果がYesすなわち“転送す
る”であればメイン処理部20の制御部20dは、転送
画像予約ファイルに基づいて記憶媒体29内の画像ファ
イルを読み出すべく、記録/再生インタフェース27に
指示を出し、これに従って記録/再生インタフェース2
7は予約ファイルに該当する画像ファイルを記憶媒体2
9から読み出す。そして、転送インタフェース26に送
る。転送インタフェース26はこの送られてくる画像フ
ァイルを携帯電話などの通信装置31に送り出し、通信
網につながる遠隔地の相手通信端末へと画像ファイルが
伝送されることとなる(図4のステップS114)。
【0091】この処理を実行するとメイン処理部20は
当該図4の処理を終了する。
【0092】なお、問い合わせ表示に対してユーザの操
作キー23と確認ボタン24による操作がNoすなわち
“転送しない”であればメイン処理部20の制御部20
dは、当該図4の処理を終了する。
【0093】なお、図4の例では、先に処理内容(消
去、データ転送など)を選択してからグループ化画像を
選択するようにしているが、逆に、グループ化画像を選
択した後に処理内容を選択するようにしてもよい。
【0094】また、別の例として、上述の実施形態では
各画像ファイルに記録された撮影種別情報と撮影日時情
報を検索してグループ化画像を検索するようにしている
が、別途にグループ化情報ファイルを設け、撮影種別情
報及び撮影日時情報(同一時刻処理ずみのもの)を各画
像ファイルに対応させて、グループ化情報ファイルにま
とめて記録するようにしてもよい。このようにすると、
検索処理の高速化を図ることができるようになる。
【0095】以上、本発明は、一連の関連性のある複数
画像を撮影可能であり、撮影した画像は撮影時刻情報と
共に記録媒体に記録可能に構成された電子カメラにおい
て、前記関連性のある複数画像を前記記録媒体に記録す
る際に、現実の撮影時刻にかかわりなく各画像の撮影時
刻を同一のものとして記録させる画像グループ化の機能
を持たせたものである。
【0096】すなわち、本発明の電子カメラは、一連の
関連性のある複数画像、例えば、連写やブラケット撮
影、パノラマ撮影などが可能であり、時計、カレンダ機
能を有していて、この時計、カレンダ機能により撮影画
像の現実の時刻情報(または現実の日時情報)を得るこ
とができ、撮影した画像はこれにより得た撮影時刻情報
(または日時情報)と共に記録媒体に記録可能であり、
画像グループ化を行う機能を用いることで、前記関連性
のある複数画像についてはそれらの画像を前記記録媒体
に記録する際に、現実の撮影時刻にかかわりなく各画像
の撮影時刻を同一のものとして記録させる。すなわち、
タイムスタンプを同一にするわけであり、例えばタイム
スタンプ内容はグループの先頭の画像の内容に統一する
ようにした。
【0097】これは、連写、ブラケット撮影、パノラマ
撮影等では短い時間で一連の撮影が終了するので同一時
刻として記録しても実際的な支障が生じることはないこ
とを利用している。そして、撮影時刻が同一であれば一
連の撮影で取得された画像であることがわかるから、こ
のようにすることで、連写やブラケット撮影などのグル
ープ画像をまとめて管理できるようになるものである。
【0098】以上は、撮影時にグループ化する場合の動
作例であったが、後にグループ化する機能を設ける構成
とすることもできる。それは、学術的な記録や実験、研
究のための記録と云ったような用途の場合、一連の画像
であっても現実の撮影日時情報を確保しておく必要があ
るといったようなケースもであるので、撮影当初はグル
ープ化の処理はせずに保存しておきたいからである。そ
して、後で必要に応じてグループ化できるようにするの
である。例えば、後でグループ化するには、撮影当初は
グループ化の処理はせずに、どの画像も現実の撮影日時
情報を撮影日時情報としてヘッダ情報に記録しておく。
【0099】そして、グループ化にあたっては記録媒体
29に記録されている画像のうち、撮影種別が“連
写”、“ブラケット撮影(AEB)”、“パノラマ撮
影”であって、撮影時刻が似通ったもののみを選択して
同一時刻に書き換えてしまい、この時刻情報同一および
撮影種別同一の画像群についてグループ化画像として取
り扱うようにする。
【0100】カメラの設定が“グループ化画像”のモー
ドとなっていなければ、撮影時にグループ化する処理は
なされない。しかし、撮影に先駆けて、ユーザは“単
写”、“連写”、“ブラケット撮影(AEB)”、“パ
ノラマ撮影”等の撮影モードのうち、所望のものを選択
してセットし、撮影を実施する。ただし、電源オンにし
た当初は撮影モードは“単写”であり、それ以外の撮影
モードを利用したい場合には所望とする撮影モードを設
定操作することになる。そして、制御部20dは、上述
したようにこの設定した撮影モードに従って、“単写”
ならば、レリーズボタン22を押す毎に1コマ分の撮影
を、また、“連写”ならば、レリーズボタン22を押し
ている期間に亙って所定時間刻みで1コマずつ連続して
撮影を、また、“ブラケット撮影”ならば、レリーズボ
タン22を押すと、標準露出で1コマ、アンダ露出で1
コマ、オーバ露出で1コマ撮影し、… といった具合
に、モード対応に撮影制御を実施する。
【0101】そして、これにより、得られた画像データ
は、メモリコントローラ18の制御のもとにデータバス
10を介してメモリ19の作業領域に格納される。そし
て、画像処理部20aによって、ホワイトバランス処
理、カラー処理、ガンマ補正、シャープネス調整等の処
理が施されて写真用の静止画情報に変換され、さらに圧
縮伸長処理部20bにより圧縮処理(JPEG)され
て、メモリ19内の画像保持領域19bに一時格納され
る。また、画像処理部20bは前記補正後の画像データ
を用いてデータの間引きを行う手法などの既知の手法に
より、サムネイル画像を作成し、画像保持領域19bに
一時格納させる。
【0102】メモリ19における画像保持領域19bに
記録された画像は、メイン処理部20における制御部2
0dの制御のもとに、記録/再生インターフェース27
を介して記録媒体29に選択基準値の情報とともに格納
させる。このとき、記録媒体29に格納させる形式は、
図2(a)に示す如きの所定のファイルフォーマットに
よるデータ形式であり、ヘッダ情報及びサムネイル画像
とともに、画像のデータは記録媒体に格納させることに
なる。ヘッダ情報には、撮影日時、撮影種別などが含ま
れる。
【0103】このようにして、図2(a)に示す如きの
所定のファイルフォーマットによるデータ形式で画像は
記録媒体29に格納されているので、グループ化するに
はヘッダ情報に含まれる撮影日時と撮影種別を利用し、
同一グループに属するか否かを判別し、該当すれば元の
撮影日時をグループの先頭画像の撮影日時に合わせるか
たちでその画像の撮影日時情報を書き換え処理すれば本
発明ではグループ化画像として扱うことが出来るように
なる。
【0104】すなわち、後からグループ化処理を実施す
るための処理モードとして“グループ化処理”を用意
し、操作キー23を操作して、“グループ化処理”を指
定する。すると、記制御部20dは録/再生インターフ
ェース27を介して記録媒体29から各画像ファイルを
読み取り、そのヘッダ情報を取り込んで、制御部20d
におけるグループ化処理部20d3に渡す。グループ化
処理部20d3は、各画像ファイルのヘッダ情報に含ま
れる撮影日時と撮影種別を利用し、同一グループに属す
るか否かを判別し、該当すれば元の撮影日時をグループ
の先頭画像の撮影日時に合わせるかたちでその画像の撮
影日時情報を書き換え処理する、そして、その撮影日時
の情報を書き換えたヘッダ情報を含む画像ファイルを記
録/再生インターフェース27を介して記録媒体29に
送って上記ヘッダ情報と共に格納させる。
【0105】このような処理機能を用意することで、後
からであってもグループ化が実施できる。
【0106】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、種々変形して実施可能であり、例え
ば、上述の実施例は電子カメラについてその詳細を説明
したが、カメラに限らず、画像再生や編集などに供する
ための画像処理装置などに応用可能であるる。また、実
施例として記載した手法は、コンピュータに実行させる
ことのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッ
ピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光
ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリ
などの記録媒体に格納して頒布したり、通信回線を介し
て伝送して頒布したりすることもできる。
【0107】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
多数の画像の中から、関連性の高い一連の画像を自動的
にグループ化してそのグループ単位で画像を取り扱うこ
とができるようになり、従って、大量の写真を記憶媒体
に記憶した場合においても、関連性のある画像はグルー
プ単位で所要の処理をすることができるようになるか
ら、従って、操作性が格段に向上する電子カメラを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための図であって、本発明に
よる電子カメラの全体的な構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明を説明するための図であって、本発明に
よる電子カメラにおける記録媒体29に記録する画像と
グループ化のための撮影日時情報の取り扱い例を説明す
るための図である。
【図3】本発明を説明するための図であって、本発明装
置におけるグループ化処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】本発明を説明するための図であって、本発明装
置におけるグループ化画像の使い方の手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…電子カメラ、10…データバス、11…レンズ系、
12…CCD素子、13…撮像プロセス、14…A/D
(アナログ/デジタル)変換器、15…タイミング生成
器、16…AE(自動露出)・AF(オートフォーカ
ス)機構、18…メモリコントローラ、19…メモリ、
20…メイン処理部、20a…画像処理部、20b…圧
縮伸長処理部、20c…表示制御部、20d…制御部、
20d1…各種処理部、20d2…グループ画像選択
部、20d3…グループ化処理部、21…管理処理部、
22…レリーズボタン、23…操作キー、24…確定ボ
タン、25…コントロールパネル、26…データ転送イ
ンタフェース、27…記録/再生インターフェース、2
8…記録媒体スロット、29…記録媒体、30…表示用
液晶パネル(TFTパネル)、31…携帯電話機等の通
信装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/78 510 H04N 101:00 5/907 5/781 510L // H04N 101:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一連の関連性のある複数画像を撮影可能で
    あり、撮影した画像は撮影時刻情報と共に記録媒体に記
    録可能に構成された電子カメラにおいて、 前記関連性のある複数画像を前記記録媒体に記録する際
    に、現実の撮影時刻にかかわりなく各画像の撮影時刻を
    同一のものとして記録させる画像グループ化手段を備え
    たことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】前記画像グループ化手段は、前記記録媒体
    に対し、一連の関連性のある撮影の撮影種別を各画像に
    ついて記録させることを特徴とする請求項1記載の電子
    カメラ。
  3. 【請求項3】前記記録媒体に記録された何れかの画像に
    対する選択入力がなされた場合に、前記撮影種別に基づ
    いて、選択画像が一連の関連性のある撮影に属する画像
    であるか否かを判定すると共に、属する場合には同一撮
    影種別で同一撮影時刻の画像を前記記録媒体から検索
    し、該当するすべての画像を選択状態とするグループ画
    像選択手段と、 前記グループ画像選択手段により選択された画像に対
    し、所定の処理を施す処理手段とを備えたことを特徴と
    する請求項2記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】前記処理手段は、所定の処理として、選択
    された画像をプリント対象とするプリント予約、選択さ
    れた画像を転送対象とする画像転送、選択された画像を
    消去対象とする画像消去、または選択された画像をプロ
    テクト対象とする消去防止指定のうちの何れかを行うこ
    とを特徴とする請求項3記載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】前記一連の関連性のある複数画像の撮影
    は、連続撮影、ブラケット撮影、パノラマ撮影の何れか
    であることを特徴とする請求項1乃至4何れか一項に記
    載の電子カメラ。
  6. 【請求項6】電子カメラで撮影された撮影結果を記録す
    る記録媒体であって、 前記撮影結果である画像データ及び当該画像データを識
    別するための識別情報を少なくとも含むデータ構造と、
    前記電子カメラによる撮影が一連の関連性ある撮影であ
    る場合に、実際の撮影時間に関係なく前記関連性ある撮
    影同士で同一の撮影時刻とした撮影時間情報及びその撮
    影種別情報を前記識別情報に対応して保持してなるデー
    タ構造と、を有するデータを記録するコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2010206503A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Canon Inc 画像処理装置、方法、プログラム及び記録媒体
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