JP2002010179A - プリント画像選択装置、自動選択機能付き写真プリンタ装置及び自動選択プリントシステム並びに記録媒体 - Google Patents

プリント画像選択装置、自動選択機能付き写真プリンタ装置及び自動選択プリントシステム並びに記録媒体

Info

Publication number
JP2002010179A
JP2002010179A JP2000183311A JP2000183311A JP2002010179A JP 2002010179 A JP2002010179 A JP 2002010179A JP 2000183311 A JP2000183311 A JP 2000183311A JP 2000183311 A JP2000183311 A JP 2000183311A JP 2002010179 A JP2002010179 A JP 2002010179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
evaluation
images
selection
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000183311A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Inoue
晃 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000183311A priority Critical patent/JP2002010179A/ja
Publication of JP2002010179A publication Critical patent/JP2002010179A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】撮像素子を用いたカメラにより撮影された複数
の記録画像のうち、不適切な写真を自動的に省くことが
できるようにして、効率的な画像選択ができるようにす
る。 【解決手段】撮像素子を用いたカメラにより撮影された
複数の画像を、その各画像に関連するデータとあわせて
供給されてこれらを読み込む読込手段31,32と、こ
の読込手段により読み込まれた各画像が、所定の基準を
満たすか否かを評価する画像評価手段33,34,3
5,36と、画像評価手段における評価に基づいて、複
数画像から1以上の画像を選択し、印刷対象の選択画像
として出力する選択決定手段37とを備えたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント画像選択
装置、自動選択機能付き写真プリンタ及び自動選択プリ
ントシステム並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩フィルムの代わりに、CCD素子等
の半導体固体撮像素子を利用し、この半導体個体撮像素
子に被写体像を結像させてデジタル画像データ化して被
写体画像を得るようにしたデジタル電子カメラが広く用
いられている。このデジタル電子カメラには着脱自在な
記録媒体が設けられ、撮影され処理されたデジタル画像
は、この記録媒体に記録される。
【0003】記録媒体には、主としてフラッシュメモリ
を用いたスマートメディアやコンパクトフラッシュ等の
メモリカードが用いられているが、デジタル電子カメラ
開発初期においては、メモリカードの記憶容量が小さか
ったこともあって、一つの記録媒体に多数の画像を記録
するのは困難であった。
【0004】しかし、近年では、フラッシュメモリの一
層の高集積化が進み、また、メモリカード大のカード媒
体に格納した磁気ディスク装置も開発され、さらには、
光磁気ディスクを用いたデジタル電子カメラ用の記録媒
体も開発されるに至り、手軽に大容量の記録媒体を利用
可能になった。
【0005】このような事情から、近年では一つの記録
媒体に多数の画像を記録できるようになった。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】このように、デジタル
電子カメラに利用される記録媒体の小型大容量化が進
み、デジタル電子カメラでは多数の画像をその記録媒体
に記録できるようになったが、記録容量の問題が解決さ
れると、今度は、各種の処理を行う上で記録媒体内の画
像をいかに効率的に選択できるかが、問題となってく
る。
【0007】この場合、パーソナルコンピュータ(パソ
コン)を所有しているユーザであれば、記録媒体内の全
画像データをパソコンのハードディスク装置に格納し、
記録媒体を空にして次の撮影に利用すると共に、後ほど
各写真を詳細にチェックすることも可能である。
【0008】とは言え、それは環境が揃ったユーザの場
合での話であって、パソコンを所有していたとしても、
必ずそのように旨く話は進まない。理由は、一般にデジ
タル電子カメラとパソコンとの接続は専用のケーブルや
ソフトウエアを必要としたり、また、デジタル電子カメ
ラに用いる記録媒体を直接、パソコンに装着する仕組み
をパソコンが標準的には持っていないことによる。
【0009】従って、デジタル電子カメラ用の記録媒体
を直接、パソコンでアクセスしようとしても、そのため
には別途、アダプタなどアクセサリを用意する必要があ
るなど、環境を整備しない限り、パソコンユーザであっ
ても簡単にはいかない。
【0010】また、パソコンを所有していないデジタル
電子カメラのユーザも多い。従って、デジタル電子カメ
ラ用の記録媒体における画像の取り扱いを、いかにして
効率的に行えるようにするかが、重要な技術課題となっ
ている。
【0011】画像の取り扱いの場面を考えてみる。デジ
タル電子カメラの記録媒体は、大容量化したことから、
現状でも既に何百枚もの画像が記録できるようになって
いる。そして、そのような大量の写真を撮って記録した
場合に、この記録媒体中の画像を写真としてプリント出
力しようとしたとする。
【0012】しかし、プリントに当たっては、プリント
に要する時間や費用などを考えると通常は全ての画像を
写真としてプリントするいったことはせず、吟味するの
が普通である。そのためには大量の画像をすべてをチェ
ックしなければならず、その手間と時間は膨大となる。
【0013】このような場合に、手振れ、露出不良ある
いはピンぼけ画像を自動的に省き、画質良好の画像だけ
選択してプリントできたり、連写画像やブラケット撮影
のうち、適正に撮影され、かつ代表的な写真のみを印刷
できたりすると便利である。
【0014】そこで、この発明は、このような事情を考
慮してなされたものであり、その目的とするところは、
電子的なデータからなる撮影画像をプリントするため
に、複数の撮影画像から不適切な写真を自動的に省くよ
うに画像選択するプリント装置および画像選択装置を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、 [1]第1には、撮像素子を用いたカメラにより撮影さ
れた複数の画像を、その各画像に関連するデータとあわ
せて供給されてこれらを読み込む読込手段と、前記読込
手段により読み込まれた各画像が、所定の基準を満たす
か否かを評価する画像評価手段と、前記画像評価手段に
おける評価に基づいて、前記複数画像から1以上の画像
を選択し、印刷対象の選択画像として出力する選択決定
手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】このようなプリント画像選択装置において
は、まず読込手段が画像とともにその画像の関連するデ
ータを読み込む。すなわち、デジタル電子カメラで写真
撮影した場合、その画像をカメラに装着した記録媒体に
記録するが、そのとき、画像とともにその画像の関連す
るデータも保存する。そして、これらを読込手段は読み
込むことになる。そして、画像評価手段はこれら各画像
の前記関連するデータから、各画像が所定の基準を満た
すか否かをそれぞれ評価し、選択決定手段は、前記画像
評価手段における評価に基づいて、前記複数画像から1
以上の画像を選択し、印刷対象の選択画像として出力す
る。
【0017】デジタル電子カメラでは記録媒体の大容量
化に伴い、撮影枚数が膨大になる傾向が顕著となってい
るが、記録媒体に大量な画像が記録されている場合に、
簡単かつ自動的に印刷用の画像を選択できる手段が実現
できる。画像評価手段による評価は、例えば手振れ写真
の排除、適正露出写真のみのピックアップ、等による選
択である。
【0018】[2]第2には、[1]項に記載の構成に
おいて、前記画像評価手段による評価は、前記画像に関
連するデータに含まれる画像本体またはサムネイル画像
に基づいて画像明るさを解析し、その画像明るさが所定
範囲にある画像を選択するよう評価するものとする。デ
ジタル電子カメラで撮影した画像のファイルには画像を
選ぶためのインデックス表示に用いることができるよう
にするために、サムネイル画像を持つが、当該サムネイ
ル画像をその各画像に関連するデータとして評価に用
い、そのサムネイル画像の画素から明るさを評価するこ
とができる。また、画像本体からも同様に画像の明るさ
を評価することができる。このような評価の結果、各画
像それぞれの露出状態を評価できるから、露出不良写真
を排除して露出の良好な画像をプリント用に自動選択で
きるようになる。
【0019】[3]第3には、[1]項に記載の構成に
おいて、前記画像に関連するデータには、撮影時にカメ
ラが受けた加速度に関連するデータを含むとともに、前
記画像評価手段は、前記加速度が所定値以下である画像
を選択するよう評価することを特徴とする。
【0020】デジタル電子カメラには、手振れ防止の機
能を持ったものも多い。そして、手振れの検出は加速度
を検知することで行うが、撮影時にその加速度の値を画
像に関連するデータとして保存して、これを画像評価に
利用する。加速度が大きいと、手振れが補償しきれてい
ないと判断することができるからであり、手振れ補償が
不完全ならば手振れによりぼけた写真となることから画
質が良くないのでこのような画像は排除する。手振れの
ない良好な画像をプリント用に自動選択できるようにな
る。
【0021】[4]第4には、[1]項の構成におい
て、前記画像に関連するデータには、各画像が一連のま
とまりのある撮影の結果であるか否かを識別可能とする
データを含むとともに、前記画像評価手段は、まとまり
のある一連の画像の中で、AF評価値が相対的に高いも
のを選択するよう評価することを特徴とする。
【0022】デジタル電子カメラでは、単写の他、連写
やブラケット撮影(段階露出撮影)、パノラマ撮影など
が可能であり、このような撮影種別の場合には複数枚の
画像が互いに密接な関連を持つ。撮影種別はカメラを所
望の撮影種別に設定することで、その種別での撮影が可
能になる。そこで、このような種別情報を前記画像に関
連するデータとして残すが、これを用いて画像はグルー
プ化し、評価はAF(オートフォーカス)の評価値を以
て行い、グループ化した画像の場合にはグループ毎にA
F評価値の良好なものを1枚、あるいは所要の枚、選択
する。この結果、ブラケットや連写等のグループ化画像
の場合に、多数のグループ内画像中から相対的に合焦状
態のよいものをグループ別に選択することができるよう
になり、ぼけのない良好な画像をプリント用に自動選択
できるようになる。
【0023】[5]第5には、撮像素子を用いたカメラ
により撮影された複数の画像のデータを、その各画像に
関連するデータとあわせて供給されてこれらを読み込む
読込手段と、前記読込手段により読み込まれた各画像
が、所定の基準を満たすか否かを評価する画像評価手段
と、前記画像評価手段における評価に基づいて、前記複
数画像から1以上の画像を選択し、印刷対象の選択画像
として出力する選択決定手段と、前記選択決定手段にて
選択決定された選択画像を写真プリントする印刷手段と
を備えたことを特徴とする。
【0024】このようなプリンタ装置においては、まず
読込手段が画像とともにその画像の関連するデータを読
み込む。すなわち、デジタル電子カメラで被写体を写真
撮影した場合、その画像のデータは当該カメラに装着し
た記録媒体に記録するが、そのとき、画像とともにその
画像の関連するデータも保存する。そして、これらを読
込手段は読み込みことになる。そして、画像評価手段は
これら各画像の前記関連するデータから、各画像が所定
の基準を満たすか否かをそれぞれ評価し、選択決定手段
は、前記画像評価手段における評価に基づいて、前記複
数画像から1以上の画像を選択し、印刷対象の選択画像
として出力する。
【0025】デジタル電子カメラでは記録媒体の大容量
化に伴い、撮影枚数が膨大になる傾向が顕著となってい
るが、記録媒体に大量な画像が記録されている場合に、
簡単かつ自動的に印刷用の画像を選択できる手段が実現
できる。画像評価手段による評価は、例えば手振れ写真
の排除、適正露出写真のみのピックアップ、等による選
択である。
【0026】こうして選択決定手段にて選択決定された
選択画像は印刷手段により写真プリントされる。
【0027】このように、本発明によれば、デジタル電
子カメラで撮影撮影した多数の画像中から自動的に良好
な画像を選択して写真プリントすることができる自動選
択機能付きプリント装置を提供できる。
【0028】[6]第6には、本発明は、撮像素子を用
いたカメラにより撮影された複数の画像のデータを、そ
の各画像に関連するデータとあわせて供給されてこれら
を読み込む読込手段、この読込手段により読み込まれた
各画像が、所定の基準を満たすか否かを評価する画像評
価手段、この画像評価手段における評価に基づいて、前
記複数画像から1以上の画像を選択し、印刷対象の選択
画像として出力する選択決定手段、およびこの選択決定
手段が出力する選択画像データを送出する送出手段とか
らなる画像読取装置と、前記送出手段が送出する選択画
像データを受信する受信手段、この受信手段が受信した
選択画像を写真プリントする印刷手段とからなるプリン
タ装置とから構成する。
【0029】このような構成の本発明システムは、その
画像読取装置においては、まず読込手段が画像とともに
その画像の関連するデータを読み込む。すなわち、デジ
タル電子カメラで被写体を写真撮影した場合、その画像
のデータは当該カメラに装着した記録媒体に記録する
が、そのとき、画像とともにその画像の関連するデータ
も保存する。そして、これらを読込手段は読み込みこと
になる。そして、画像評価手段はこれら各画像の前記関
連するデータから、各画像が所定の基準を満たすか否か
をそれぞれ評価し、選択決定手段は、前記画像評価手段
における評価に基づいて、前記複数画像から1以上の画
像を選択し、印刷対象の選択画像として出力する。そし
て、画像読取装置の送出手段は、この選択決定手段が出
力する選択画像データを送出する。
【0030】一方、プリンタ装置においては、その受信
手段により前記送出手段が送出する選択画像データを受
信する。そして、印刷手段はこの受信手段が受信した選
択画像を写真プリントする。
【0031】このように、本発明によれば、デジタル電
子カメラで撮影撮影した多数の画像中から画像読取装置
は自動的に良好な画像を選択して遠隔のプリンタ装置に
送信でき、プリンタ装置ではこの送られてきた選択画像
を受信して写真プリントすることができる使い勝手の良
い自動選択機能付きプリント装置を提供できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照して説明する。
【0033】まず、はじめに多数枚ある画像中から不適
切な画像を自動的に省き、適切な画像のみを選択して写
真のプリントをする自動選択機能付き写真プリンタにつ
いて第1の実施形態として説明する。
【0034】(第1の実施形態)図1は本実施形態にお
ける画像プリントシステムの構成を示すブロック図であ
る。図において、1は自動選択機能付き写真プリンタ装
置、2はデジタル電子カメラ用の記録媒体、3はプリン
ト画像選択部、4は記憶部、5は画像処理プリント制御
部、6はプリンタ本体、7は写真プリント用のプリント
用シートで、例えば、印画紙であり、8はカッタ、Ph
はプリントされた写真である。
【0035】デジタル電子カメラ用の記録媒体2は、デ
ジタル電子カメラに装填されて当該デジタル電子カメラ
の撮像して得た写真画像(画像データ)を記録する読み
出し書き込み可能な大容量のカード型(もしくは切手サ
イズカード型、もしくはスティック型など)の記録媒体
である。
【0036】ここで、記録媒体2は、写真プリンタ装置
1とデジタル電子カメラ双方に着脱可能に構成されてお
り、具体的にはフラッシュメモリを用いたメモリカー
ド、あるいは光磁気ディスクカードや磁気ディスクカー
ド等が相当する。記録媒体2は画像データを所定のフォ
ーマットによる画像ファイルで格納しており、この他、
場合により選択評価指標値ファイル(後述)も格納して
ある。
【0037】プリント画像選択部3はこの記録媒体2中
の複数の画像データからプリント対象となる画像データ
を自動選択するものであり、記憶部4はこの選択された
画像データを記憶する大容量の記憶装置である。また、
画像処理プリント制御部5は記憶部4に記憶された画像
データを読み出してプリントさせるべく制御するもので
あり、プリンタ本体6はこの画像処理プリント制御部5
により制御されて画像データを、写真プリント用のプリ
ント用紙7にプリントするものであり、カッタ8はこの
プリント用紙7がロール紙である場合に、画像がプリン
トされた当該プリント用紙7を所定のサイズに切断して
写真Phとして排出するためのものである。
【0038】記録媒体2は写真画像データ及び選択評価
指標値データを含んでおり、前記写真プリンタ装置1
は、この記録媒体2を着脱可能なスロット及びインタフ
ェースを備えていて、当該スロットに当該記録媒体2を
装着することでこの記録媒体2中から各データを読み出
し、プリント画像選択部3にて画像データの選択を行っ
て記憶部4に選択画像データとして格納するようになっ
ている。
【0039】記憶部4に格納された選択画像データは、
画像処理プリント制御部5によって読み出され、所定の
印刷処理及びプリント制御を行って当該画像データに基
づく写真印刷をプリンタ本体6により行うようになって
いる。
【0040】プリント画像選択部3は、詳細は後述する
が、得られた画像を評価して、良好なものを自動選択す
るものである。
【0041】画像処理プリント制御部5及びプリンタ本
体6は、デジタル電子カメラの撮影画像データをプリン
トアウトするためのラボシステムを構成している。ここ
で想定しているラボシステムはパソコン+カラープリン
タの組み合わせなどによる簡易プリントではなく、業務
用の本格的なデジタル画像データ用写真印刷装置であ
る。このために、画像処理プリント制御部5はカード等
の記録媒体で取得した(あるいは伝送路を介して通信伝
送により取得する方式も可能)画像データを必要により
解凍乃至は伸長処理し、そして、画像毎にプリンタの特
性に合わせ、ガンマ補正処理したり、色処理を行うとい
った機能を有する。また、付帯されるプリント命令情報
から、指定コマの選択や画像毎に特殊処理(例えば、日
付挿入、インデックスプリント、トリミングなど)を加
え、プリント用の画像データを作成するといった機能を
有する。
【0042】プリンタ本体6は、例えば、ラスタスキャ
ン(光ビーム走査)によって画像記録をする方式のもの
があり、これは高速で大量の処理に向いているので、こ
の方式のものを採用する。これはRGB(赤、緑、青)
の3色の光ビームを上記画像データに応じて変調して主
走査方向(感光材料を塗布したプリント用シート(記録
紙または印画紙など)7の送り方向と直交する方向)に
対して偏向走査すると共に、感光材料を塗布したプリン
ト用シート7を副走査搬送(当該プリント用シート7の
送り方向に搬送)することにより画像を感光材料に二次
元像として記録する。そして、露光後、定着→水洗→乾
燥等の現像処理を施し、カッタ8でカットして写真プリ
ントPhとして完成させる。その他のプリント方式とし
て、比較的小規模なシステムに向いた方式としての昇華
型方式(記録シートに熱で昇華するRGBのカラーイン
ク層を積層形成しておき、画像データ対応に上面の不要
なインク層を昇華させることで発色させる方式)や大型
のプリント紙対応が容易なインクジェット方式がプリン
タ本体6として利用可能である。これらのいずれの方式
のものをプリンタ本体6として採用するかはラボシステ
ムの性格にあわせて選定するものとする。
【0043】[プリント画像選択部3の詳細]プリント
画像選択部3の詳細構成は図2に示される如きである。
【0044】図2に示す如く、プリント画像選択部3
は、画像データ読込部31、選択評価指標値読込部3
2、イメージセレクトモード評価部33、手振れ評価部
34、画像明るさ評価部35、AF評価部36及びお勧
め選択決定部37とから構成されている。
【0045】このプリント画像選択部3は、プリント画
像選択装置に対応するものであり、記録媒体2に格納さ
れた画像の画像ファイルにおけるヘッダ情報あるいは記
録媒体2に記録された選択評価指標ファイルを参照し、
この情報から手振れ写真や不適性露光の写真を排除した
り、グループ化された画像の場合は、同一グループに属
する画像のうち手振れや不適性露出がなく、かつ最も合
焦程度の良い写真を自動選択する。すなわち、この自動
選択によって「お勧め」印刷を実現させる。上記各構成
は「お勧め」選択を実現する。評価項目は、手振れ、露
出、合焦である。また、この評価のための設定値は、イ
メージセレクトモードに応じて変更され、イメージセレ
クトモードの選択可能な種別(ポートレート、夜景、ス
ポーツ等)に応じた適切な評価判断がなされるようにな
っている。
【0046】画像データ読込部31は、記録媒体2から
画像データ(サムネイル画像及び本体画像双方を含む)
を読み込む。また、JPEG圧縮画像の伸長処理も行
う。
【0047】選択評価指標値読込部32は、記録媒体2
から選択評価指標値データを読み込む。
【0048】イメージセレクトモード評価部33は、選
択評価指標値の示す撮影時のイメージセレクトモード
(ポートレート、夜景、スポーツ)に対応して、手振れ
評価部34及び画像明るさ評価部35に対して評価判断
基準の修正データを与える。
【0049】具体的には次のようにする。
【0050】“ポートレート”は、手振れを厳しく評価
(設定値高め)する。人物写真なのでぼけた写真は極力
排除したいためである。
【0051】“夜景”は、手振れをゆるく評価し、露出
不良もゆるく評価(適正露出範囲を広め)する。暗いと
ころでの撮影なので適正露出範囲を外れやすく、また、
長時間露出となりやすいので手ぶれも生じ易い。したが
って、ある程度評価を甘くしないと必要な写真までお勧
めから外されかねないためである。
【0052】“スポーツ”は手振れをゆるく評価する。
動きのある被写体の場合、手振れを生じ易いのである程
度は容認する。
【0053】手振れ評価部34は、ジャイロ値が所定値
以下であれば手振れ写真でないと判断し、お勧めに入れ
る。すなわち、図6の処理を実行する。ジャイロ値が小
さいということは、撮影時に、ジャイロセンサで検出さ
れる対カメラ加速度等が小さいということであり、手振
れが少ないと予測されるからである。
【0054】画像明るさ評価部35は、図7の処理を実
行する。このために、圧縮画像データから伸長した画像
データ(Y,U,Vデータ)のうち、Yデータ(輝度デ
ータ:0〜255(8ビット))に基づいて、画像の絶
対明るさを評価する。この明るさ評価は、撮影のための
測光において、測光センサにより被写体の絶対明るさを
評価するのと同様であり、その対象がすでに明るさの決
定された画像データである点が異なる。このとき、測光
方式に対応した明るさ評価方式として、多分割測光に対
応した方式を用いる。これにより、撮影時の測光ミスや
測光エリア指定ミスなどを検出できる。
【0055】また、実施形態では、評価対象は画像本体
でなく、サムネイル画像が用いられる。処理の高速化を
図るためである。評価の正確性を向上させたい場合、ま
た、処理負担があまり問題とならない場合には、本体画
像を用いて明るさ評価してもよい。
【0056】AF評価部36は、図8の処理を実行す
る。本実施形態では、コントラストAF方式を用いるの
で絶対的な合焦程度の判断が困難であるので、連写など
のグループ画像間での相対的なAF評価を行う。なお、
絶対的な合焦評価が可能なAF方式を採用している場合
には、図6と類似のアルゴリズムを用いかつ基準のしき
い値(設定値)を設けて、ある程度以上ピンぼけがひど
い写真を排除するようにしてもよい。
【0057】お勧め選択決定部37は、図9の処理の全
体を制御する。お勧め選択決定部37は、手振れ評価部
34、画像明るさ評価部35及びAF評価部36の処理
機能を利用して、画像データ読込部31にて読み込まれ
た画像のうち、最終的にお勧め選択として残った画像を
選択画像として出力し、図1の記憶部4に格納する。
【0058】お勧め選択決定部37が制御して実現され
る画像選択方法においては、まず、図6の処理で手振れ
画像が除かれ、図7の処理で露出不良画像が除かれる。
一方、ブラケット撮影(段階露出撮影)や連写などの複
数撮影画像は、同様に手振れ露出不良が除かれた上で、
合焦評価がなされ、合焦程度の最も高い画像1枚若しく
は数枚が代表画像として選択される。これらの代表画像
及び除かれなかった単写画像がお勧め選択画像となる。
【0059】[デジタル電子カメラの構成]図3は、本
実施形態の写真プリンタ装置に対応するデジタル電子カ
メラ10の構成を示す。本発明では画像の評価を行うた
めの選択評価指標値をデジタル電子カメラ10は生成す
ることが出来るようになっており、当該生成した選択評
価指標値をファイルとして記憶媒体2に記録するように
なっている点が、通常のデジタル電子カメラ(デジタル
電子カメラ)と異なる。
【0060】このデジタル電子カメラ10では、光学系
11、撮影処理系51、そして、AF評価値算出部20
d2および選択評価指標値生成部20d1を含む制御部
20、及び手振れ防止機構17を備え、撮影処理系51
で撮影した撮影画像を記録媒体2に格納すると共に、選
択評価指標値生成部20d1によって選択評価指標値を
生成し、記録媒体2に格納する。選択評価指標値は、イ
メージセレクトモード値、ジャイロ値、AF評価値及び
グループ属性値からなり、図4(a)または図4(b)
に示す形態で記録媒体2に格納される。
【0061】また、AF評価値算出部53は、撮影実行
時のAF評価値を選択評価指標値生成部20d1に与え
ることで、当該写真のAF評価値を画像ファイルに含め
るようにする。本カメラ10は、コントラストAF方式
(山登りAF)を採用し、AF評価値としてはコントラ
スト値が用いられる。なお、AF評価値は、AF制御部
に与えられ、これの基づきAF機構が制御される。
【0062】選択評価指標値生成部20d1は、お勧め
選択を行うのに必要な情報を生成し、記録媒体2に格納
されるべき画像ファイル(または記録媒体中の選択評価
指標値ファイル)に格納するようになっている。この必
要な情報は、上記AF評価値と、各種操作手段(キー、
ボタン、ダイヤル)により指定され、管理処理部を介し
てメイン処理部に入力されるイメージセレクト種別と、
連写、単写あるいはブラケット等の撮影種別と、手振れ
防止機構17から入力されるジャイロ値である。
【0063】本カメラ10には、手振れ防止機構17が
設けられる。すなわち、カメラ10に対する振動は当該
カメラ10に与えられる速度や加速度として評価できる
が、手振れ防止機構は、撮影時にジャイロセンサがカメ
ラに与えられる速度や加速度を検出すると、このセンサ
出力(ジャイロ値という)に基づき、モータでレンズ系
内の補正レンズを移動させて振動を打ち消す。これによ
り手振れを防止するものである。
【0064】手振れ機構防止17でもカメラ10への振
動を吸収しきれない場合もあり、上記ジャイロ値は撮影
画像が手ぶれ写真となっているか否かの一つの指標とな
る。本カメラ10では、ジャイロセンサの出力を選択評
価指標値生成部20d1に送出し、画像を記録媒体2に
記録するときに、当該写真撮影時のジャイロ値を撮影画
像とともに記録するようになっている。
【0065】図4に選択評価指標値の記録媒体2への格
納方式(二種類)を示す。図4(a)は、各種基準値情
報をそれぞれの画像ファイルのヘッダ情報に含める方式
である。図4(b)は、各種基準値情報を画像ファイル
とは異なる一つのファイルとして記録するものである。
【0066】もう少し具体的にデジタル電子カメラ10
の構成を説明する。
【0067】図5は、本発明の画像自動選別処理機能付
き写真プリンタ装置1に適合させるために必要な選択評
価指標値ファイルを、画像ファイルと共に生成し、ま
た、記録媒体2にこれらを格納することができる機能を
有するデジタル電子カメラ10の構成図である。
【0068】図5において、10はデジタル電子カメラ
であり、データバス26、レンズ系(光学系)11、C
CD素子12、撮像プロセス13、A/D(アナログ/
デジタル)変換器14、タイミング生成器15、AF
(オートフォーカス)機構16、手振れ防止機構17、
メモリコントローラ18、メモリ19、メイン処理部2
0、管理処理部21、レリーズボタン22、操作キー2
3、確定ボタン24、コントロールパネル25、データ
転送インタフェース26、記録/再生インターフェース
27、記録媒体スロット28、記録媒体2、表示用液晶
パネル(TFTパネル)30とより構成される。
【0069】これらデジタル電子カメラ10の構成要素
のうち、CCD素子12、撮像プロセス13、A/D変
換器14、タイミング生成器15は撮像処理系51を構
成する。CCD素子12は二次元撮像素子であり、レン
ズ系11は被写体光学像をこのCCD素子12に結像さ
せるためのレンズなどにより構成される光学系である。
【0070】また、撮像プロセス13は、CCD素子に
対して露光、素子シャッタ、ゲイン調整(ISO設
定)、電力供給等を制御して画像信号を得るためのもの
である。A/D(アナログ/デジタル)変換器14は、
この撮像プロセス13の制御により、CCD素子12か
ら出力される画像信号をデジタルデータに変換するため
のものである。
【0071】タイミング生成器15は、CCD素子12
の動作タイミングのためのタイミング信号を生成するた
めのものであり、AF機構16は、カメラの露出やフォ
ーカスの制御を行うための機構であり、手振れ防止機構
17は、動揺状態や傾斜を検出するためのセンサである
ジャイロセンサを内蔵し、撮影時に当該ジャイロセンサ
がカメラ10に与えられる速度や加速度を検出するとそ
の検出量対応にこのセンサが出力する検出信号(ジャイ
ロ値)に基づき、モータを駆動させてレンズ系11内の
補正レンズを検出量対応に移動させ、振動を打ち消すよ
うに作用させて、手振れ分を補正することにより手振れ
防止を図るものである。
【0072】また、メモリ19は、デジタル電子カメラ
10のメインメモリであり、DRAM(ダイナミックラ
ンダムアクセスメモリ)などにより構成されていて、カ
メラとしての制御処理や撮影画像の処理のための作業領
域や画像データの一時保持などに用いられるものであ
る。メモリコントローラ18は、このメモリ19のアク
セスコントロールを担うメモリ用の制御装置である。
【0073】メイン処理部20は、撮影と画像の圧縮・
伸長処理、画像の表示処理などを司るものであって、前
記AF機構16を制御するとともに、タイミング生成器
15、撮像プロセス部13、メモリ19等を制御するこ
とで撮影を制御し、メモリ19、記録/再生インタフェ
ース27、データ転送インタフェース26を制御するこ
とで画像の記録、再生、消去を制御するものである。
【0074】レリーズボタン22はカメラ10に対する
シャッタ操作を指示するボタンであり、確定ボタン24
は機能を確定指示操作するためのボタンであり、操作キ
ー23は、ユーザがカメラ10に対して各種の操作入力
を行うためのものであって、この操作キー23は、例え
ば、十字式の入力キーで構成されていて、カメラの操作
画面上において、その画面における上・下・左・右の方
向に対するシフト操作指示を入力できるように構成され
る。すなわち、当該操作キー23の操作により、カメラ
10の画像表示液晶パネルに表示されるメニュー画面
(カメラの操作画面)において機能選択を行うことがで
き、確定ボタン24を操作することにより、その機能の
選択確定をすることができる。
【0075】管理処理部21は、メイン処理部20に対
してこれらボタン22,24や操作キー23による操作
入力の結果を通知することにより、撮影操作者からの撮
影命令や操作命令を実行させるためのものである。この
ために、各種の操作ボタン(レリーズボタン22、操作
キー23、確定ボタン24等)からの各種操作入力を受
け付け、その入力に応じた制御を各部に対して行うこと
ができるようになっており、また、撮影モードや撮影条
件、残撮影可能枚数等の各種情報をコントロールパネル
25に表示させるといった機能がある。
【0076】コントロールパネル25は、撮影モードや
撮影条件、残撮影可能枚数等といったカメラ操作に必要
な各種情報を表示するためのディスプレイパネルであ
る。また、データ転送インタフェース26は、携帯電話
等の通信装置31への接続用のインターフェースであ
り、選択された画像を携帯電話等によりデータ転送する
場合に用いられる通信インタフェースである。
【0077】また、記録/再生インターフェース27
は、メモリ19から記録媒体29までの間の読み書きを
行うためのインタフェースであり、カメラ10に設けら
れた記録媒体スロット28に装着された記録媒体29へ
の画像記録、当該記録媒体29からメモリ19への読出
し、当該記録媒体29内の画像の消去等を実行すること
ができる。
【0078】記録媒体29は、スマートメディアやコン
パクトフラッシュ(登録商標)等による大容量メモリカ
ードやカード型磁気ディスクドライブなどの大容量で、
書き込み読み出しが可能な記録メディアであり、記録媒
体スロット28は、カメラ10の本体に、設けられてこ
の記録媒体29を着脱自在に保持するためのスロットで
ある。
【0079】表示用液晶パネル(TFTパネル)30
は、カメラ10に設けられた画像等の表示に供されるカ
ラーディスプレイである。
【0080】前記メイン処理部20は、画像処理部20
a、圧縮伸長処理部20b、表示制御部20c及び制御
部20dとから構成される。これらのうち、制御部20
dは、前記AF機構16を制御するとともに、タイミン
グ生成器15、撮像プロセス部13、メモリ19(実際
にはメモリコントローラ18)、画像処理部20a、圧
縮伸長処理部20bを制御することで撮影を制御し、メ
モリ19、圧縮伸長処理部20b、記録/再生インタフ
ェース27、表示制御部20c、データ転送インタフェ
ース26を制御することで画像の記録、再生、消去及び
データ転送(携帯電話による)を制御する、といった機
能を有する。
【0081】また、画像処理部20aは、A/D変換器
14から出力される画像データに対して、ホワイトバラ
ンス処理、カラー処理、ガンマ補正、シャープネス調整
等の処理を行うためのものであり、また、このような処
理を施した画像データからサムネイル画像を作成処理機
能をも有する。圧縮伸長処理部20bは、画像データを
圧縮符号化処理することにより、画像圧縮処理し、ま
た、画像圧縮処理された画像データを伸長処理してもと
の画像データに復元するといった処理を施すものであ
る。表示制御部20cは、圧縮伸長処理部20bにより
伸長された画像や、CCD素子12の撮像中の画像、管
理処理部21より与えられるメニュー画面などをカメラ
背面の表示用液晶パネル(TFTパネル)30に表示す
べく制御するためのものである。
【0082】また、メイン処理部20における前記制御
部20dは、AF評価値算出部20d2、選択評価指標
値生成部20d1を備えて構成される。
【0083】これらのうち、AF評価算値出部20d2
は、撮影実行時のAF評価値を計算して求めるものであ
って、当該算出したAF評価値を選択評価指標値生成部
20d1に与えることで、当該写真のAF評価値を画像
ファイルに含めることができるようにしてある。本デジ
タル電子カメラ10は、AF機構としてコントラストA
F方式(山登りAF)を採用しており、従って、この場
合、AF評価値としてはコントラスト値が用いられる。
【0084】また、選択評価指標値生成部20d1は、
記録媒体2に格納されるべき画像ファイル(または記録
媒体2中の選択評価指標値ファイル)に付加して格納さ
せるための情報である“選択評価指標情報”を発生する
ためのものであって、本発明において特徴的な機能であ
る“お勧め選択”を行うのに必要な情報である“選択評
価指標情報”を生成するものである。この“選択評価指
標情報”は、AF評価値算出部20d2の出力する上記
AF評価値と、各種操作手段(キー、ボタン、ダイヤ
ル)により指定され、管理処理部21を介してメイン処
理部20に入力される“イメージセレクト種別”の情報
と、連写、単写あるいはブラケット等の“撮影種別”の
情報と、手振れ防止機構から入力されるジャイロ値の情
報である。
【0085】次に、このような構成の本装置の作用を説
明する。本発明は複数の画像のうち、画質の良好な画像
を自動選択してプリントできるようにする技術である
が、そのためには、各画像の画像ファイルの他、各画像
の選択評価指標値の情報が必要である。このようなファ
イルを生成することのできるデジタル電子カメラは図
3、図5に示した如き構成のカメラであり、従って、ま
ずはじめに、カメラ側の動作説明から始める。
【0086】<システムの全体的一般的な説明>図3、
図5は、選択評価指標値ファイルもしくは選択評価指標
値となり得るデータ(イメージセレクトモードの情報、
ジャイロ値、AF評価値、グループ属性値など)を併せ
て生成することができるようにしたデジタル電子カメラ
10であるが、その一般的な動作の概要を説明すると次
の如きである。
【0087】このデジタル電子カメラ10においては、
電源スイッチオンで、デフォルトモードとなり、このデ
フォルトでは通常、撮影種別は単写のモードとなる。そ
して、操作キー23を操作することにより、イメージセ
レクト、撮影モードなどを所望に設定して撮影に入るこ
とができる。
【0088】ここで、イメージセレクトとは、写真のジ
ャンルがポートレートであるのか、夜景であるのか、ス
ポーツであるのか、なし(標準)であるのか等々といっ
た種別であり、撮影モードとは、単写(標準)撮影なの
か、連写撮影なのか、ブラケット(段階露出)撮影なの
か、パノラマ撮影なのかといった状態区分である。
【0089】そして、イメージセレクトは、操作キー2
3の操作により、イメージセレクトの選択メニューに
し、ポートレートを撮影したいのならば“ポートレー
ト”を、夜景を撮影したいならば“夜景”を、スポーツ
撮影したいならば“スポーツ”といったように、所望の
ジャンルを選択し、確定ボタン24を操作することでそ
のジャンルを指定することができる。そして、撮影時
(レリーズボタン22を押したとき)、前述のメニュー
上で選択して現在登録されているジャンル情報(イメー
ジセレクト情報)に従い、そのジャンルでの写真を撮影
するに最適な露出、シャッタスピード、絞り値などをそ
のジャンルの写真撮影に適するように予め設定してある
条件に従ってAF機構16、撮影プロセス13などを制
御することで、選択ジャンル対応の最適撮影条件に見合
う撮影制御がなされる。
【0090】また、グループ属性値は、操作キー23の
操作により撮影モードを選択し、この撮影モードにおけ
る“単写(1コマ撮影)”、“連写(連続コマ送り撮
影)”、“ブラケット(段階露出;露出値をコマ毎に標
準、アンダー、オーバと自動的に切り換える)撮影”、
など目的対応に所望のものに選択し、確定ボタン24を
押して決定することにより、登録設定されたその撮影モ
ードでの撮影がなされるよう、制御部20が機能してA
F機構16や撮影プロセス13などを制御することな
る。
【0091】このような各種設定をした後、ユーザはこ
のデジタル電子カメラ10を被写体に向けて構える。す
ると、被写体の光学像がレンズ系11を介して二次元固
体撮像素子であるCCD素子12の受光面に結像され、
当該CCD素子12における各画素を構成しているセル
に電荷が蓄積される。
【0092】そして、レリーズボタン22を押すことに
より被写体は撮影されることとなる。
【0093】すなわち、レリーズボタン22が押される
と、その瞬間にレンズ系11はAF機構16によりAF
が制御され、手振れ防止機構17により手振れ相当分の
調整がなされて手振れ補償がなされる。
【0094】このとき、CCD素子12は、撮像プロセ
ス部13によって、露光、素子シャッタ、ゲイン調整
(ISO設定)、電力供給等が制御され、画像を生成す
る。
【0095】ここで、CCD素子12からのデータ読み
出しタイミングは、タイミング生成器15によって生成
される。CCD素子12の各セルに発生した被写体光学
像対応の電荷は撮像プロセス部13の制御によって順に
読み出されることにより、画像信号となり、この画像信
号は、A/D変換器14によりデジタルデータ化され
て、データバス10へと出力される。そして、このデジ
タルデータ化された画像信号はメモリコントローラ18
の制御のもとにデータバス10を介してメモリ19の作
業領域に格納される。
【0096】このメモリ19に格納されたデータは、以
下、メイン処理部20の処理及び制御により、記録媒体
29への記録、表示用液晶パネル30への表示などの処
理がなされることになる。
【0097】詳細に動作を追って説明する。レリーズボ
タン22の操作により、管理処理部21はシャッタ操作
の指令を受けたと認識してメイン処理部20に撮影処理
の指令を発令する。すると、メイン処理部20では当該
メイン処理部20の構成要素である制御部20dが、前
記AF機構16を制御するとともに、タイミング生成器
15、撮像プロセス部13、メモリ19(実際にはメモ
リコントローラ18)、画像処理部20a、圧縮伸長処
理部20bを制御することで撮影を制御し、また、メモ
リ19、圧縮伸長処理部20b、記録/再生インタフェ
ース27、表示制御部20c、データ転送インタフェー
ス26を制御することで画像の記録、再生、消去及びデ
ータ転送(携帯電話による)を制御する。
【0098】このとき、メイン処理部20の画像処理部
20aは、ホワイトバランス処理、カラー処理、ガンマ
補正、シャープネス調整等を行う。また、圧縮伸長処理
部20bは、JPEG圧縮処理または伸長処理を実行す
る。
【0099】具体的には、A/D変換器14によるA/
D変換後にメモリ19の作業領域19aに格納された画
像データは、画像処理部20aによって、ホワイトバラ
ンス処理、カラー処理、ガンマ補正、シャープネス調整
等の処理を施されて写真用の静止画情報に変換され、さ
らに圧縮伸長処理部20bにより圧縮処理(JPEG)
されて、メモリ19内の画像保持領域19bに一時格納
される。また、画像処理部20bは前記補正後の画像デ
ータを用いてデータの間引きを行う手法などの既知の手
法により、サムネイル画像を作成し、画像保持領域19
bに一時格納させる。
【0100】このように画像保持領域19bは、圧縮後
の画像を一時的に格納し、また、再生画像を保持するも
のであり、n枚の画像を記録できるように構成されてい
るが、状況(非圧縮記録選択時や再生時など)により非
圧縮状態の画像も保持可能である。
【0101】メモリ19における画像保持領域19bに
記録された画像は、メイン処理部20における制御部2
0dの制御のもとに、記録/再生インターフェース27
を介して記録媒体29に選択評価指標値の情報とともに
格納させる。
【0102】このとき、記録媒体29に格納させる形式
は、図4(a)に示す如きの所定のファイルフォーマッ
トによるデータ形式か、または、図4(b)に示す形式
を以てなされる。
【0103】すなわち、図4は本発明のデジタル電子カ
メラシステムにおいて採用している画像および選択評価
指標値のデータの記録媒体29への格納方式(二種類)
を示すものであり、図4(a)は、撮影時に得られた各
種基準値情報をそれぞれの画像ファイルのヘッダ情報に
含める方式とした場合の例である。また、図4(b)
は、各種基準値情報を画像ファイルとは異なる一つのフ
ァイルとして記録する形式を採用した場合の例であり、
撮像して得た各画像のファイル(画像ファイル)p1,
p2,…pnと、撮影時に得られたこれらの画像の選択
評価指標値のテーブル(選択評価指標値ファイル)tが
記録媒体に別個に格納されている形式である。
【0104】図4(a)の形式の場合、ヘッダ情報及び
サムネイル画像とともに、画像のデータは記録媒体に格
納させることになる。ヘッダ情報には、イメージセレク
ト、ジャイロ値、AF評価値、グループ属性値などが含
まれる。
【0105】これらのうち、イメージセレクトの区分に
は、前述の写真のジャンルであるポートレート、夜景、
スポーツ等々といった種別が設定対応に取り込まれて記
録される。グループ属性値には、前述の単写、連写、ブ
ラケット(段階露出)などのうち、設定されて利用され
た撮影モード情報が取り込まれて記録される。また、ヘ
ッダ情報におけるAF評価値とは、オートフォーカスの
評価値であり、ジャイロ値とは、ブレの状況値である。
【0106】ここで、AF評価値には、撮影時(レリー
ズボタン22を押したとき)におけるAF評価値算出部
20d2で求められた値が用いられる。本デジタル電子
カメラ10は、AF機構としてコントラストAF方式
(山登りAF)を採用しており、従って、この場合、A
F評価値としてはコントラスト値が用いられる。撮影実
行時のコントラスト値からAF評価値を計算するわけで
ある。また、撮影時における、手振れ防止機構17のジ
ャイロセンサより得られるジャイロ値を、ブレの客観的
な状況値として取り込み、これを前記ヘッダ情報におけ
るジャイロ値として用いている。
【0107】すなわち、本デジタル電子カメラ10に加
えられた振動は、手振れ防止機構17におけるジャイロ
センサによって検出される。手振れは、撮影時にジャイ
ロセンサが与えられる速度や加速度として評価できる。
そして、デジタル電子カメラ10に与えられる速度や加
速度を検出すると、このジャイロセンサ出力(ジャイロ
値という)に基づき、モータでレンズ系11内の補正レ
ンズを移動させて振動を打ち消すことにより、手振れを
防止することになるが、振動の質や大きさによっては手
振れ防止機構17でもデジタル電子カメラ10への振動
を吸収しきれない場合もあることから、上記ジャイロ値
は撮影画像が手振れ写真となっているか否かの一つの指
標にも利用できる。従って、本デジタル電子カメラ10
では、ジャイロセンサの出力(ジャイロ値)を取り込
み、これを前記ヘッダ情報におけるジャイロ値として記
録する。
【0108】図4(a)の形式の場合、得られたジャイ
ロ値、グループ属性値、AF評価値、イメージセレクト
の各情報を選択評価指標値生成部20d3では、ヘッダ
情報にまとめ、これをメイン処理部20は画像本体やサ
ムネイル画像とともに図4(a)の形式に整えて記録/
再生インタフェース27を介して記録媒体29に記録さ
せることになる。
【0109】一方、図4(b)の形式の場合は、得られ
たジャイロ値、グループ属性値、AF評価値、イメージ
セレクトの各情報を受けた選択評価指標値生成部20d
3は、これら情報を集約してファイル対応にまとめてテ
ーブル化し、これを選択評価用の選択評価指標ファイル
tとして出力する。これをメイン処理部20は画像本体
やサムネイル画像とは別に記録/再生インタフェース2
7を介して記録媒体29に記録させることになる。
【0110】このようにして、画像(画像本体、サムネ
イル画像)と選択評価指標値(選択評価用)の情報とが
撮影毎に記録媒体29に記録されていく。
【0111】そして、デジタル電子カメラ10上で画像
を再生したいときには、操作キー23を操作して、所望
のファイル番号の画像ファイルを指定し、表示操作する
ことにより、メイン処理部20は記録/再生インタフェ
ース27を介して記録媒体29より該当のファイルを読
み出し、一旦、メモリ19の作業領域に格納した後、こ
れをメイン処理部20の圧縮伸長処理部20bにより伸
長処理して画像を復元し、表示制御部20cがこれを表
示制御することで、表示用液晶パネル30には画像が表
示されることになる。
【0112】ところで、デジタル電子カメラ10によっ
て撮影された画像は、銀塩写真の場合と同様に、プリン
ト出力させて保存したり、鑑賞すると云った用途に用い
ることが多い。従って、次に、このような用途に利用す
るためのプリントについて説明する。
【0113】<写真プリンタ本体による写真のプリント
>デジタル電子カメラ10によって撮影された画像のフ
ァイルを記録した記録媒体2を、写真プリンタ本体1に
装着する。すると、写真プリンタ本体1におけるプリン
ト画像選択部3は、当該記録媒体2に格納された画像の
画像ファイルにおけるヘッダ情報(図4(a))あるい
は記録媒体2に記録された選択評価指標ファイルt(図
4(b))を参照し、当該情報から手振れ写真や不適性
露光の写真を排除したり、グループ化された画像の場合
は、同一グループに属する画像のうち手振れや不適性露
出がなく、かつ最も合焦程度の良い写真を自動選択す
る。そして、この自動選択によって「お勧め」印刷を実
現させる。
【0114】「お勧め」選択を実現するここでの評価項
目は、“手振れ”、“露出”、“合焦(ピント)”であ
る。また、この評価のための設定値は、イメージセレク
トモードに応じて変更され、イメージセレクト(ポート
レート、夜景、スポーツ等)に応じた適切な評価判断が
なされるようになっている。
【0115】すなわち、写真プリンタ本体1におけるプ
リント画像選択部3においてはその構成要素である画像
データ読込部31が、記録媒体2から画像データ(サム
ネイル画像及び本体画像双方を含む)を読み込む。ま
た、写真の画像データは画像圧縮の国際標準方式である
例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Grou
p)によるデータ圧縮を施しているので、その場合には
画像データ読込部31はJPEG圧縮画像の伸長処理も
行う。
【0116】また、プリント画像選択部3においてはそ
の構成要素である選択評価指標値読込部32は、記録媒
体2から選択評価指標値データを読み込み、イメージセ
レクトモード評価部33に渡す。
【0117】すると、プリント画像選択部3の構成要素
であるイメージセレクトモード評価部33は、この与え
られた選択評価指標データから当該選択評価指標値の示
す撮影時のイメージセレクトモード(ポートレート、夜
景、スポーツ)に対応して、手振れ評価部34及び画像
明るさ評価部35に対して評価判断基準の修正データを
与える。
【0118】具体的には次のようにする。例えば、イメ
ージセレクトモードが“ポートレート”であった場合に
は、手振れ評価部34は手振れを厳しく評価(設定値高
め)する。これは対象が人物写真であるから、ぼけた写
真は極力排除したいがためである。
【0119】また、イメージセレクトモードが“夜景”
であった場合には、手振れ評価部34は手振れをゆるく
評価し、露出不良もゆるく評価(適正露出範囲を広め)
する。これは対象が暗いところでの撮影なので適正露出
範囲を外れ易く、また、長時間露出となり易いので手ぶ
れも生じ易いがためであり、従って、この場合、ある程
度評価を甘くしないと必要な写真までお勧めから外され
かねないがためである。
【0120】また、イメージセレクトモードが“スポー
ツ”であった場合は、手振れ評価部34は手振れをゆる
く評価する。これは対象が動きのある被写体であるため
であり、この場合、手振れを生じ易いのである程度は容
認する必要があるからである。
【0121】このような評価をさせるべく、手振れ評価
部34には、選択評価指標データ中のジャイロ値とイメ
ージセレクトモード情報とを与え、これらから判断させ
る。そして、ジャイロ値が所定値(予め適宜に設定す
る)以下であれば手振れ評価部34は手振れ写真でない
と判断し、お勧めに入れる。すなわち、図6の処理を実
行する。図6の処理を説明する。まずはじめに、記録媒
体2からジャイロ値(撮影時にデジタル電子カメラ10
が受けた加速度)を読み出す(図6のステップS1)。
【0122】次に、その読み出したジャイロ値が設定値
以下か否かを判断する(図6のステップS2)。その結
果、ジャイロ値が設定値以下であれば手振れは少ないと
判断してその画像をお勧め選択に加える(図6のステッ
プS3)。そして処理を終了する。
【0123】一方、ステップS2での判断の結果、ジャ
イロ値が設定値以下でなかれば手振れが多いと判断して
その画像をお勧め選択から外す(図6のステップS
4)。そして処理を終了する。
【0124】このような処理を経ることで、手振れ評価
によるお勧め選択の画像を決定する。このように、手振
れ評価はジャイロ値で決定するが、ジャイロ値が小さい
ということは、撮影時に、ジャイロセンサで検出される
対カメラ加速度等が小さいということであり、手振れが
少ないと予測されるからである。
【0125】次に画像明るさの評価に結果に基づき、画
像を選択する。これは画像明るさ評価部35にて行う。
すなわち、画像明るさ評価部35は、まずはじめに画像
ファイルからサムネイル画像を読み出す(図7のステッ
プS11)。次に、多分割測光方式を用い、読み出した
サムネイル画像の明るさの絶対値(BV)を評価する
(図7のステップS12)。
【0126】次にBVが設定範囲(予め適宜に設定)内
にあるか否かをチェックする(図7のステップS1
3)。その結果、範囲内にあればその画像をお勧め選択
に加える(図7のステップS14)。そして処理を終了
する。
【0127】一方、ステップS13での判断の結果、設
定範囲外であればその画像をお勧め選択から外す(図7
のステップS15)。そして処理を終了する。
【0128】このような処理を経ることで、画像の明る
さの面から評価することによるお勧め選択の画像を決定
することができる。
【0129】なお、以上の明るさ評価にはサムネイル画
像を用いるようにしたが、もちろん、本画像を使用して
評価することもできる。本画像を用いて画像明るさ評価
すれば、処理が重くなるものの高い正確さが確保でき
る。これに対して、サムネイル画像を用いる評価法では
精度は多少悪くなるが、高速処理が可能になる。
【0130】このような処理により明るさ評価をする
が、もう少し詳しく説明すると、次の通りとなる。すな
わち、記録媒体2から読み込んだ圧縮画像データからプ
リント画像選択部3の画像データ読込部31は、伸長処
理してもとの画像データ(Y,U,Vデータ)に戻す
が、戻されたこれら画像データ(Y,U,Vデータ)の
うち、Yデータ(輝度データ:0〜255(8ビッ
ト))に基づいて、プリント画像選択部3の画像明るさ
評価部35は、画像の絶対明るさを評価する。
【0131】この明るさ評価は、撮影のための測光にお
いて、測光センサにより被写体の絶対明るさを評価する
のと同様であり、その対象がすでに明るさの決定された
画像データである点が異なるだけである。このとき、測
光方式に対応した明るさ評価方式として、多分割測光に
対応した方式を用いる。これにより、撮影時の測光ミス
や測光エリア指定ミスなどを検出できる。
【0132】また、この実施形態では、評価対象は画像
本体ではなく、サムネイル画像が用いられる。それは処
理の高速化を図るためである。もちろん、評価の正確性
を向上させたい場合や、処理負担があまり問題とならな
い場合には、本体画像を用いて明るさ評価をしてもよ
い。
【0133】次に、プリント画像選択部3におけるAF
評価部36においては、選択評価指標値ファイルのAF
評価値もしくは画像ファイルのヘッダ情報中におけるA
F評価値を用いてピントが良好な画像を選択する。
【0134】すなわち、AF評価部36は、まずはじめ
に、記録媒体2から画像のグループ属性値を読み出す
(図8のステップS21)。次に、このグループ属性値
からグループ画像か否かをチェックする(図8のステッ
プS22)。その結果、グループ画像でなければ処理を
終了し、グループ画像であれば次のステップS23の処
理に進んで、グループに属する全ての画像について図6
および図7の手振れ評価および明るさ評価を行う。そし
て、今、評価対象としている画像をお勧め選択に入れる
か外すかを決定する。
【0135】次にグループに属し、かつ、ステップS2
3での評価処理により、お勧め選択されたすべての画像
について、AF評価値を読み出す(図8のステップS2
4)。そして、AF評価値が最も高い画像をお勧め選択
に加え、その他の画像をお勧め選択から外す(図8のス
テップS25)。そして、処理を終了する。
【0136】このような処理を実行することにより、A
F評価とお勧めグループ選別を実施できる。
【0137】ところで、本実施形態では、デジタル電子
カメラ10でのAF機能としてコントラストAF方式を
用いるものをあげている。この場合、絶対的な合焦程度
の判断が困難である。従って、ここでは連写などのグル
ープ化画像間での相対的なAF評価を行う。つまり、グ
ループ内の複数の画像中での相対的な評価を行い、評価
結果が最良の画像を選択する。もちろん、撮影に使用し
たデジタル電子カメラが、絶対的な合焦評価の可能なA
F方式を採用している場合には、図6と類似のアルゴリ
ズムを用い、かつ、基準のしきい値(設定値)を設け
て、ある程度以上ピンぼけ写真についてはそれを排除す
るようにしてもよい。
【0138】また、AF評価によりグループ内の画像を
選択する場合に、評価結果が最良のものを選択する方法
の他、AF評価値が上から数枚(例えば、2〜3枚)を
お勧め選択するようにしても良く、また、グループ内の
全体数のうちの一定割合をAF評価結果上位のものから
お勧め選択するようにしても良い。
【0139】このようにして、プリント画像選択部3に
より、手振れ、ピント、明るさなどの面から評価したお
勧めの画像が複数選択されるが、このお勧め選択された
画像は全てプリントに供するわけではない。この段階で
はお勧め候補であり、最終的にその中から厳選される。
これを実施するのが、プリント画像選択部3の構成要素
の一つであるお勧め選択決定部37である。お勧め選択
決定部37は、図9の処理の全体を制御する。
【0140】すなわち、お勧め選択決定部37はまずは
じめに、次の評価対象画像のイメージセレクトモード情
報を読み出し、各設定値をデフォルトにする(図9のス
テップS31)。次にお勧め選択決定部37はこの読み
出したイメージセレクトモード情報の示すイメージセレ
クトモードは“ポートレート”か否かをチェックする
(図9のステップS32)。
【0141】その結果、“ポートレート”であればジャ
イロ値判別基準(設定値)を高めにし、処理をステップ
S35に移す(図9のステップS43)。一方、ステッ
プS32でのチェックの結果、“ポートレート”なけれ
ば処理をステップS33に移す。
【0142】ステップS33ではイメージセレクトモー
ドが“夜景”か否かをチェックする。そして、その結
果、“夜景”であればジャイロ値の判断基準を低めにし
(手振れ評価を悪くする)、BV許容設定範囲を広くす
る(図9のステップS44)そして、処理をS35に移
す。一方、ステップS33でのチェックの結果、“夜
景”でなければ、処理をステップS34に移す。ステッ
プS34では、イメージセレクトモードが“スポーツ”
か否かをチェックする。その結果、“スポーツ”であっ
たならば、ステップS35の処理に移り、図8で説明し
たお勧めグループ選別を行う。一方、“スポーツ”であ
ったならば、ジャイロ値の判断基準を低めにする(手振
れ評価を緩くする)(図9のステップS45)。そし
て、ステップS35の処理に移り、図8で説明したお勧
めグループ選別を行う。
【0143】次にお勧めグループ選別は実行されたか否
かをチェックする(図9のステップS36)。その結
果、実行されていなければステップS42の処理に移
り、実行されていればステップS37の処理に移る。
【0144】ステップS37では、図6で説明した手振
れ評価を実施する。そして、ステップS38の処理に移
り、評価対象の画像はお勧め選択となったか、否かをチ
ェックする。このチェックの結果、お勧め選択となって
いなければステップS46の処理に移り、一方、お勧め
選択となっていればステップS39の処理に移る。
【0145】ステップS39では図7で説明した明るさ
評価の処理を実施する。そして、その後、評価対象画像
はお勧め選択となった否かをチェックする(図9のステ
ップS40)。このチェックの結果、お勧め選択となっ
ていればステップS41の処理に移り、その画像を最終
的なお勧め選択に加え、出力し、ステップS42の処理
に移る。
【0146】ステップS46ではその画像をお勧め選択
から外す。そして、ステップS42の処理に移る。ステ
ップS42では、記録媒体2内の全画像について選択評
価が終了したか否かをチェックし、終了していなければ
ステップS31の処理に戻り、上述の処理を繰り返す。
ステップS42でのチェックの結果、全画像の選択評価
が終了していれば処理を終える。
【0147】このようにして、プリント画像選択部3の
お勧め選択決定部37は、手振れ評価部34、画像明る
さ評価部35及びAF評価部36の処理機能を利用し
て、画像データ読込部31にて読み込まれた画像のう
ち、最終的にお勧め選択として残った画像を選択画像と
して出力し、図1の記憶部4に格納する。
【0148】すなわち、お勧め選択決定部37により上
述の処理の結果、実現される画像選択方法においては、
まず、図6の処理で手振れ画像が除かれ、図7の処理で
露出不良画像が除かれる。一方、ブラケット撮影(段階
露出撮影)や連写などの複数撮影画像は、同様に手振れ
露出不良が除かれた上で、合焦評価がなされ、合焦程度
の最も高い画像1枚若しくは数枚が代表画像として選択
される。そして、グループ化画像におけるこれらの代表
画像と、除かれなかった単写画像とが、最終的にお勧め
選択画像となり、これらのお勧め選択画像はプリント画
像選択部3より、記憶部4に出力されるわけである。
【0149】そして、記憶部4ではこのお勧め選択画像
を、選択画像データとして記録保持する。この記録保持
された選択画像データが、画像処理プリント制御部5及
びプリンタ本体1によって写真にプリントされて出力さ
れることとなる。
【0150】ここで、写真プリンタ1における画像処理
プリント制御部5及びプリンタ本体6は、デジタル電子
カメラ(デジタル電子カメラ)の撮影画像データをプリ
ントアウトするためのラボシステムを構成している。ラ
ボシステムを構成する画像処理プリント制御部5は記憶
部5より選択画像データを順に読み出し、画像毎にプリ
ンタの特性に合わせ、ガンマ補正処理したり、色処理を
行ってプリンタ本体6に送り出す。プリンタ本体6はこ
の画像データに基づいてプリント用シート(例えば、印
画紙)7に画像をプリントする。そして、印画紙7がロ
ール上であれば、カッタ8でプリントサイズに合わせて
カットし、プリント画像Phとして排出する。
【0151】また、画像処理プリント制御部5は、画像
データに付帯されるプリント命令情報があれば、そのプ
リント命令情報から、指定コマの選択や画像毎に特殊処
理(例えば、日付挿入、インデックスプリント、トリミ
ングなど)を加え、プリント用の画像データを作成す
る。そして、プリンタ本体6に送り出す。プリンタ本体
6はこの画像データに基づいて印画紙7に画像をプリン
トする。そして、印画紙7がロール上であれば、カッタ
8でプリントサイズに合わせてカットし、プリント画像
Phとして排出する。
【0152】そして、画像データに付帯されるプリント
命令情報があれば、記憶部4に保持されたお勧めの選択
画像データはプリント命令情報に従って指定コマの選択
や画像毎に特殊処理(日付挿入、インデックスプリン
ト、トリミングなど)が施された写真としてプリントさ
れて排出される。上述したように、プリントされた写真
はグループ化画像であれば、グループ中の良好な画像が
対象となっており、グループ化されていない画像であれ
ば、明るさや手振れ、ピントなどが良好な写真が対象と
なっている。従って、何百コマもの画像のデータが与え
られた場合においても、ユーザが一コマ一コマ吟味せず
とも、自動的に良好な写真を選択してプリントしてくれ
るので、手間のかからない、使い勝手の良いプリント装
置を提供できる。
【0153】なお、デジタル電子カメラには、AEロッ
ク(絞り固定機能)や自動露出機構を用いた場合でも露
出不良となる場合がある。例えば、撮影者の技量不足に
より、不適切な位置でスポット測光したり、逆光撮影し
たり、被写体の占める割合が背景部分の割合に比べて大
幅に小さい場合、あるいは自動露出により適正露出が得
られたが撮影の瞬間に日が陰って明るさの状態が変化し
てしまう場合などである。本発明では実際に撮影された
結果、すなわち、撮影された画像の画像データに基づい
てその露出適正を判断するので、確実な評価ができ、露
出不良画像を排除できて、適正露出画像の選択ができる
ようになる。
【0154】(第2の実施形態)自動選択機能付き写真
プリンタの実施形態を第2の実施形態として説明する。
【0155】ここでは、AF評価(ピンぼけ画像を排除
するための評価)は、第1の実施形態のように、撮影時
のコントラスト値を用いるのでなく、現実の撮影画像か
らコントラスト値を算出してお勧め選択の評価対象とす
る構成とする。この場合、必要な構成としては、図2の
AF評価部20d2に、画像データに基づくコントラス
ト値算出処理機能を持たせることで実現できる。(ただ
し、この第2の実施形態を実現する上で、基本的には図
2で説明した構成で良いが、第1の実施形態で必要とし
たAF評価部20d2へのAF評価値入力を削除し、A
F評価部20d2に対する入力に新たにサムネイルまた
は本体画像データを加える必要がある。)このようにす
ると、実際の撮影画像に即してコントラストの評価がな
されるので、コントラスト面からみて、より現実的な画
像選択を実行できる。また、この場合、AF評価値を用
いずともAF評価が可能になるので、選択評価指標値か
らAF評価値の項目をなくすことができる。
【0156】(第3の実施形態)第1の実施の形態また
は第2の実施の形態で説明した自動選択機能付き写真プ
リンタにおけるプリント画像選択部3を、写真画像デー
タ読取装置やパソコンに組み込み、これらの装置と写真
プリンタとを組み合わせて、それぞれを遠隔地に配した
場合においても、自動選択プリントができるようにした
システムを次に第3の実施形態として説明する。
【0157】本発明のシステムは、印刷所(写真ラボ)
に写真用のプリンタを設置し、コンビニエンスストアな
どのような各地に広く展開されている店舗に読取装置を
配して、最寄りの店舗に顧客が立ち寄れば、デジタル画
像を本格的な仕上がりの写真に仕上げてもらうことがで
きるようなシステムを想定している。
【0158】この実施形態で用いるシステムは、図1お
よび図2で説明した本発明の自動選択プリントシステム
1を画像送信系と画像出力系とに分割し、それぞれに通
信機能を持たせて両者を伝送路(専用線やその他のネッ
トワーク)Lで接続すると共に、画像出力系を写真ラボ
に設置し、カメラショップやコンビニエンスストアに画
像送信系を設置して、オンラインで写真のプリントサー
ビスを展開できるようにした例である。詳細を以下、説
明する。
【0159】図10(a)は、画像送信系としての本発
明の写真画像データ読取装置50をカメラショップPS
に設置し、写真ラボPRに画像出力系である本発明の写
真プリント装置60を設置してこれらを伝送路Lで結
び、運用する例であり、図10(b)は、本発明の写真
画像データ読取装置50をコンビニエンスストアSPに
設置し、本発明の写真プリント装置60を写真ラボPR
に設置してこれらを伝送路Lで結び、運用する例であ
る。
【0160】画像送信系としての本発明の写真画像デー
タ読取装置50は、図11に示す如く、記録媒体2、プ
リント画像選択部3、記憶部4、制御部51、操作部5
2、ディスプレイ53、通信部54とから構成される。
また、画像出力系としての本発明の写真プリント装置6
0は、図12に示す如く、通信部55、操作部56、制
御部57、記憶部58、画像処理プリント制御部5、プ
リンタ本体6、印画紙7、カッタ8等から構成される。
【0161】これらのうち、記録媒体2、プリント画像
選択部3、記憶部4、画像処理プリント制御部5、プリ
ンタ本体6、印画紙7、カッタ8は、図1および図2で
説明した同一名称同一符号の構成要素と、機能及び作用
の面で変わりはなく、基本的には同一のものである。
【0162】また、写真画像データ読取装置50の構成
要素である操作部52は、記録媒体2からの読み取り指
示や自動選択した画像の表示操作、画像の個別選択操
作、選択解除、送信指示、また、画像に付帯させるプリ
ント命令情報(指定コマの選択や画像毎に特殊処理(例
えば、日付挿入、インデックスプリント、トリミングな
ど)を加えると云った命令情報の入力操作などを行うた
めのものである。また、ディスプレイ53は、この操作
部52の操作内容表示や現在のシステム状態の表示、あ
るいは選択した画像の表示指示などを行うためのグラフ
ィックディスプレイであり、カラー液晶パネルやカラー
CRTなどを用いて構成される。通信部54は記憶部4
に記録保持された画像データ(画像ファイル)や操作部
52で入力されたプリント命令情報などを伝送路Lを介
して受信系の通信部55に送信するためのものであり、
制御部51は本システム(写真画像データ読取装置5
0)の全体の制御を司るためのものである。
【0163】また、本発明の写真プリント装置60の構
成要素である通信部55は、伝送路Lを介して写真画像
データ読取装置50の通信部54から送られてくる画像
データ(画像ファイル)やプリント命令情報などを受信
するためのものである。
【0164】また、本発明の写真プリント装置60の構
成要素である記憶部58は、この通信部55により受信
された画像データ(画像ファイル)やプリント命令情報
などを記録保持するためのものであり、操作部56は、
受信操作や選択した画像の表示操作、記憶部58に記録
保持されている画像データの写真プリント指示、画像の
個別選択操作、選択解除などを行うためのものであり、
制御部57は、本システム(写真プリント装置60)の
全体の制御を司るためのものである。
【0165】このような構成の本システムは、デジタル
電子カメラで撮影した画像を記録媒体2を顧客はカメラ
ショップPSもしくはコンビニエンスストアSPに持参
する。そして、店頭の写真画像データ読取装置50にそ
の記録媒体2をセットする。そして、顧客自身もしくは
店の従業者は、操作部52より読み込み開始の指示を与
える。すると、写真画像データ読取装置50の制御部5
1は画像選択を実施させるべく、プリント画像選択部3
を機能開始させる。
【0166】そして、プリント画像選択部3は、この記
録媒体2内の画像ファイルと選択評価指標値ファイルt
(このファイルが持っていれば)を読み込む。そして、
プリント画像選択部3は第1の実施形態で詳述した如き
処理を行って、良好な画像を選択していく。そして、選
択した画像のファイルを記憶部4に選択画像データとし
て記憶保存する。
【0167】全ての画像自動選択が終了したならば、次
に、顧客自身もしくは店の従業者は、再び操作部52を
操作して、画像の表示指示を行う。これにより、制御部
51は記憶部4に記憶されたその顧客持参の記録媒体2
中から選択された画像ファイルを読み出し、ディスプレ
イ53に表示するので、顧客は表示された当該画像を見
て、プリント対象として良とするか否とするかを最終判
断をする。プリントしたくない画像であれば、操作部5
2を操作して選択画像ファイルとしての登録を取り消
す。このようにして自動選択された画像群を逐次、ディ
スプレイ53に表示して良否判断し、最適なものを更に
吟味することができる。
【0168】もちろん、選択画像以外のファイルも手動
選定により、記録媒体2中から読み込んで表示させ、吟
味して記録媒体2に選択画像として登録することもでき
る。また、画像が表示されているとき、操作部52を操
作してトリミングを指定したり、日付挿入指定したり、
インデックスプリント指定したりすることができ、この
ような情報はプリント命令情報として当該画像のファイ
ルに付帯されて記憶部4に記憶される。
【0169】次に、顧客自身もしくは店の従業者は、再
び操作部52を操作して、画像の送信指示を行う。これ
により、制御部51は記憶部4に記憶された選択画像の
画像ファイルおよびプリント命令情報を送信すべく制御
して、通信部54を介してこれらのデータを伝送路Lへ
と送信することとなる。
【0170】一方、写真ラボPR側では伝送路Lに接続
された写真プリント装置60の通信部55がこれを受信
する。そして、受信したデータをファイルとして記憶部
58に記憶する。そして、写真プリント装置60は、そ
の構成要素である画像処理プリント制御部5が機能して
この記憶部58に記憶されたファイルを読み出し、第1
の実施形態で詳述した如き処理及び動作を行って、プリ
ンタ本体6に画像ファイルをもとにした写真のプリント
を実施する。
【0171】このようにして、遠隔の店舗から送信され
てきた画像ファイルを受信して、ラボPR側では写真を
プリントしていくことができる。出来上がった写真は送
信元となった店舗に配送し、顧客は当該店舗で写真を受
け取る。
【0172】このように、この実施形態においては、デ
ジタル電子カメラで撮影して得た画像ファイル群を読み
取り、これら画像ファイル群から、良好な画像を選択す
るお勧め画像の自動選択機能を有する写真画像データ読
取装置50を自動販売機のように各所に設置し、これと
印刷所(写真ラボ)PRのデジタル画像ファイルから写
真をプリント出力する業務用写真専用プリンタ(写真プ
リント装置60)とを専用回線で結んで、お勧め自動印
刷を実現する。ただし、現実的には保安上の問題や操作
上の問題、料金授受、出来上がった写真の授受といった
問題もあるので、写真画像データ読取装置50を上述の
ようにカメラショップPSやコンビニエンスストアSP
などの店舗に設置するようにした。
【0173】従って、顧客はデジタル電子カメラで撮影
した画像を本格的な写真としてプリントしたい場合に、
画像ファイルを記録媒体に記録した状態で、写真画像デ
ータ読取装置50を設置した最寄りの店舗に出向き、写
真画像データ読取装置50にセットすれば何百枚もの画
像が記録媒体に記録してあったとしても、良好な画像の
みを自動選択して写真ラボPRの業務用写真専用プリン
タ(写真プリント装置60に伝送してプリントすること
ができ、本格的な写真の仕上がりでプリントされた写真
を得ることができるようになる。
【0174】なお、以上は、画像データを通信伝送する
構成を示したが、店舗に写真画像データ読取装置50が
設置される場合には、これを選択画像の自動抽出にのみ
使用して、抽出した選択画像を別の記録媒体に記録し直
し、これを集配してラボにて処理するようにしてもよい
(図13(b)参照)。
【0175】また、図13(c)のような構成とするこ
とも考えられる。すなわち、図10(c)に示す例は、
写真画像データ読取装置50をコンビニエンスストアな
どの店舗SPに設置する場合には、印刷所(写真ラボP
R)との間を接続する専用回線Lでなく、コンビニエン
スストアが有するデータ送受信システムのネットワーク
NWを利用して伝送する方法を採用している。
【0176】この場合、写真画像データ読取装置50を
コンビニエンスストアのデータ送受信システムにおける
データ送受信装置70aに接続し、印刷所(写真ラボP
R)にもコンビニエンスストア用のデータ送受信システ
ムにおけるデータ送受信装置70bを設けて写真ラボP
Rの写真プリント装置60を当該データ送受信装置70
bを介して接続する。
【0177】そして、記録媒体2の画像を写真画像デー
タ読取装置50に装着して読み込ませ、画像の選択を行
わせてそれを当該写真画像データ読取装置50からコン
ビニエンスストアのデータ送受信システムにおけるデー
タ送受信装置70aを介して本店Mofcの管理システム
71にデータ送信し、さらに、当該管理システム71か
ら写真ラボPRの写真プリント装置60に選択画像デー
タを送信してプリントを実施させるわけである。
【0178】すなわち、コンビニエンスストアでは公共
料金の振り込み等のサービスを24時間実施している
が、それに用いるのがコンビニエンスストア用のデータ
送受信システムである。このシステムを用い、各種料金
(ガス、水道、電気等)の振り込みの場合のデータ伝送
と同様に、オンラインによりまたはこれに類似するデー
タ送受信により画像データをラボに伝送する仕組みとす
るわけである(コンビニエンスストアにとっては印刷所
はガス会社や電気会社などのような会社の一つにすぎな
いからである)。
【0179】これによれば、コンビニエンスストアで既
に活用されているデータ送受信システムを利用して画像
データを写真ラボPRに伝送し、当該写真ラボPRの業
務用写真専用プリンタ(写真プリント装置60によりプ
リントすることができ、本格的な写真の仕上がりでプリ
ントされた写真を得ることができるようになる。しか
も、コンビニエンスストアでの決済の仕組みを活用で
き、出来上がった写真を顧客に確実に受け渡すことがで
きる安全な仕組みが安価に構築でき、高い信頼性を以て
運用することができるようになる。
【0180】次に、デジタル電子カメラで撮影して得た
画像ファイル群を読み取り、これら画像ファイル群か
ら、良好な画像を選択するお勧め画像の自動選択機能を
パソコン(パーソナルコンピュータ)に持たせて簡易に
お勧め画像を自動選択して写真プリントすることができ
るようにしたシステムの例を説明する。
【0181】この例は、図13に示すように、プリント
画像選択部3をパソコン80に組み込む構成とする。プ
リント画像選択部3の機能は、ハードウエアで構成した
ものであっても良く、また、ソフトウエアであっても良
い。ソフトウエアで実現する場合には、パソコン80に
プログラムロードする。
【0182】そして、このようにしてプリント画像選択
の機能を持たせた当該パソコン80により得られた選択
画像データを写真プリントするには、図13(a)に示
すように、当該パソコン80にカラープリンタ81を接
続して、このプリンタ81にて直接印刷させる構成と、
図13(b)に示すように、当該パソコン80をネット
ワーク82を介して写真ラボPRにインターネット接続
し、パソコン80から選択画像データを写真ラボPRに
送信して写真ラボPRの写真プリント装置60によりプ
リントして貰う構成などが考えられる。この場合、写真
ラボPRにはインターネット接続用のコンピュータ(パ
ソコンあるいはサーバなど)83を用意し、当該インタ
ーネット接続用のコンピュータ83を介して写真プリン
ト装置60をインターネット接続する構成を採用すれば
良い。
【0183】個人を含め、多くのユーザがインターネッ
トを利用している実態から考えると、デジタル電子カメ
ラで撮影したデジタル画像を、本格的な写真として残す
べく、写真ラボPRにプリント依頼をするに際して、イ
ンターネットを活用できれば居ながらにしてプリント発
注できるわけであるから、身近で便利な仕組みが実現で
きる。しかも、インターネット利用の場合、料金決済の
仕組みはインターネット上ででき、発注者の特定もでき
るから、商用運用に適している。そして、写真ラボPR
で出来上がったプリントは、宅配業者や郵送を利用する
ことで、発注者の元に確実に届けることができる。
【0184】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、種々変形して実施可能であり、例え
ば、上述の実施例では、お勧め選択決定はAF評価値な
ど各種の評価値を総合的評価することで行うようにした
が、各種評価結果を論理和条件(OR条件)または論理
積条件(AND条件)、あるいは一部論理和一部論理積
の条件で組み合わせて選択画像を決定するようにしても
良い。
【0185】また、実施例として記載した手法は、コン
ピュータに実行させることのできるプログラムとして、
磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク
など)、光ディスク(CD−ROM、CD−R、CD−
RW、DVD、MOなど)、半導体メモリなどの記録媒
体に格納して頒布したり、通信回線を介して伝送して頒
布したりすることもできる。
【0186】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
デジタル電子カメラで撮影された多数の画像の中から、
画像として質が良いと評価される画像を自動選択し、ま
た、プリントに供することができるようになるので、大
量の写真を記憶媒体に記憶したような場合においても、
質の良い写真について自動選別して取得することができ
る、従って、使い勝手の良好なプリント画像選択装置、
自動選択機能付き写真プリンタ装置及び自動選択プリン
トシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための図であって、本発明の
第1の実施形態としての画像プリントシステムの構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明を説明するための図であって、本発明の
第1の実施形態としての画像プリントシステムにおける
プリント画像選択部3の詳細な構成を説明するブロック
図である。
【図3】本発明を説明するための図であって、本発明で
用いるデジタル電子カメラの概略的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明を説明するための図であって、選択評価
指標値生成部20d1にて選択生成された評価指標値情
報を含む画像ファイルのフォーマットおよび記録媒体2
に格納する画像ファイルと選択評価指標値ファイルの様
子を説明するための図である。
【図5】本発明を説明するための図であって、本発明に
よるデジタル電子カメラの全体的な構成を示すブロック
図である。
【図6】本発明を説明するための図であって、手振れ評
価によるお勧め選択処理の内容を説明するフローチャー
トである。
【図7】本発明を説明するための図であって、画像の明
るさ評価によるお勧め選択処理の内容を説明するフロー
チャートである。
【図8】本発明を説明するための図であって、グループ
化画像におけるAF評価によるお勧め選択処理の内容を
説明するフローチャートである。
【図9】本発明を説明するための図であって、各種評価
を経て最終的にお勧め選択となる画像の選択処理内容を
説明するフローチャートである。
【図10】本発明を説明するための図であって、本発明
の第2の実施形態を説明するための図である。
【図11】本発明を説明するための図であって、本発明
の第2の実施形態で用いる写真画像データ読取装置の構
成例を示すブロック図である。
【図12】本発明を説明するための図であって、本発明
の第2の実施形態で用いる写真プリンタ装置の構成例を
示すブロック図である。
【図13】本発明を説明するための図であって、本発明
の第3の実施形態を説明するための図である。
【符号の説明】
1…自動選択機能付き写真プリンタ装置、2…記録媒
体、3…プリント画像選択部、4…記憶部、…画像処理
プリント制御部、6…プリンタ本体、7…写真プリント
用のプリント用紙(印画紙など)、8…カッタ、Ph…
プリントされた写真、10…デジタル電子カメラ、11
…光学系、17…手振れ防止機構、20…制御部、20
d2…AF評価値算出部、20d1…選択評価指標値生
成部、31…画像データ読込部、32…選択評価指標値
読込部、33…イメージセレクトモード評価部、34…
手振れ評価部、35…画像明るさ評価部、36…AF評
価部、37…お勧め選択決定部、50…写真画像データ
読取装置、51…撮影処理系、53…AF評価値算出
部、60…写真プリンタ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 5/91 H Fターム(参考) 2C055 EE00 EE03 2H106 BA55 BA95 BH00 5B075 ND06 NK08 NR16 PQ02 PQ48 5C052 AA11 CC11 DD02 FA02 FA03 FA05 FB01 FB05 FC00 FC01 FD00 FD07 FD08 5C053 FA04 FA08 JA30 KA08 KA24 KA30 LA01 LA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像素子を用いたカメラにより撮影された
    複数の画像のデータを、その各画像に関連するデータと
    あわせて供給されてこれらを読み込む読込手段と、 前記読込手段により読み込まれた各画像が、所定の基準
    を満たすか否かを評価する画像評価手段と、 前記画像評価手段における評価に基づいて、前記複数画
    像から1以上の画像を選択し、印刷対象の選択画像とし
    て出力する選択決定手段とを備えたことを特徴とするプ
    リント画像選択装置。
  2. 【請求項2】前記画像評価手段は、前記画像に関連する
    データに含まれる画像本体またはサムネイル画像に基づ
    いて画像明るさを解析するとともに、その画像明るさが
    所定範囲にある画像を選択するよう評価することを特徴
    とする請求項1記載のプリント画像選択装置。
  3. 【請求項3】前記画像に関連するデータには、撮影時に
    カメラが受けた加速度に関連するデータを含むととも
    に、 前記画像評価手段は、前記加速度が所定値以下である画
    像を選択するよう評価することを特徴とする請求項1ま
    たは2いずれか1項記載のプリント画像選択装置。
  4. 【請求項4】前記画像に関連するデータには、イメージ
    セレクトの種別を示すデータを含むとともに、 前記画像選択手段は、前記イメージセレクトの種別に対
    応して、前記加速度の設定値及びまたは前記画像明るさ
    の所定範囲を修正することを特徴とする請求項2または
    3いずれか一項記載のプリント画像選択装置。
  5. 【請求項5】前記画像に関連するデータには、各画像が
    一連のまとまりのある撮影の結果であるか否かを識別可
    能とするデータを含むとともに、 前記画像評価手段は、まとまりのある一連の画像の中
    で、AF評価値が相対的に高いものを選択するよう評価
    することを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか一項
    に記載のプリント画像選択装置。
  6. 【請求項6】前記AF評価値は、前記画像に関連するデ
    ータにその値自体が含まれるか、または、当該画像に関
    連するデータに含まれる画像本体若しくはサムネイル画
    像に基づいて算出されるものであることを特徴とする請
    求項5記載のプリント画像選択装置。
  7. 【請求項7】前記一連のまとまりのある撮影は、連続撮
    影またはブラケット撮影であることを特徴とする請求項
    5または6いずれか一項記載のプリント画像選択装置。
  8. 【請求項8】前記選択決定手段は、前記画像評価手段に
    おける各種評価結果を論理和条件または論理積条件、あ
    るいは一部論理和一部論理積の条件で組み合わせて選択
    画像を決定することを特徴とする請求項3乃至7いずれ
    か一項記載のプリント画像選択装置。
  9. 【請求項9】撮像素子を用いたカメラにより撮影された
    複数の画像のデータを、その各画像に関連するデータと
    あわせて供給されてこれらを読み込む読込手段と、 前記読込手段により読み込まれた各画像が、所定の基準
    を満たすか否かを評価する画像評価手段と、 前記画像評価手段における評価に基づいて、前記複数画
    像から1以上の画像を選択し、印刷対象の選択画像とし
    て出力する選択決定手段と、 前記選択決定手段が出力する選択画像を格納する記憶手
    段と、 前記記憶手段に格納された選択画像を写真プリントする
    印刷手段と、を備えたことを特徴とする写真プリンタ装
    置。
  10. 【請求項10】撮像素子を用いたカメラにより撮影され
    た複数の画像のデータを、その各画像に関連するデータ
    とあわせて供給されてこれらを読み込む読込手段、この
    読込手段により読み込まれた各画像が、所定の基準を満
    たすか否かを評価する画像評価手段、この画像評価手段
    における評価に基づいて、前記複数画像から1以上の画
    像を選択し、印刷対象の選択画像として出力する選択決
    定手段、およびこの選択決定手段が出力する選択画像デ
    ータを送出する送出手段とからなる画像読取装置と、 前記送出手段が送出する選択画像データを受信する受信
    手段、この受信手段が受信した選択画像を写真プリント
    する印刷手段とからなるプリンタ装置と、を備えたこと
    を特徴とするプリントシステム。
  11. 【請求項11】撮像素子にて撮影されて得られた複数の
    画像のデータを、その各画像に関連するデータとあわせ
    て供給されてこれらを読み込む読込ステップと、 前記読込ステップにて読み込まれた各画像が、所定の基
    準を満たすか否かを評価する画像評価ステップと、 前記画像評価ステップによる評価に基づいて、前記複数
    画像から1以上の画像を選択し、印刷対象の選択画像と
    して出力する選択決定ステップとからなるコンピュータ
    で読み込み可能でかつ実行可能なプログラムを保持する
    記録媒体。
JP2000183311A 2000-06-19 2000-06-19 プリント画像選択装置、自動選択機能付き写真プリンタ装置及び自動選択プリントシステム並びに記録媒体 Pending JP2002010179A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000183311A JP2002010179A (ja) 2000-06-19 2000-06-19 プリント画像選択装置、自動選択機能付き写真プリンタ装置及び自動選択プリントシステム並びに記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000183311A JP2002010179A (ja) 2000-06-19 2000-06-19 プリント画像選択装置、自動選択機能付き写真プリンタ装置及び自動選択プリントシステム並びに記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002010179A true JP2002010179A (ja) 2002-01-11

Family

ID=18683914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000183311A Pending JP2002010179A (ja) 2000-06-19 2000-06-19 プリント画像選択装置、自動選択機能付き写真プリンタ装置及び自動選択プリントシステム並びに記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002010179A (ja)

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006025006A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Fuji Photo Film Co Ltd プリント画像選択装置及びプリント画像選択方法
JP2006163496A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置、画像記録方法及び画像記録プログラム
JP2007049675A (ja) * 2005-07-15 2007-02-22 Ricoh Co Ltd デジタルカメラプリントシステム及びこれに用いるデジタルカメラ
JP2007058779A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Noritsu Koki Co Ltd プリント注文受付装置
JP2007080014A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Fujifilm Corp 画像評価装置および方法並びにプログラム
JP2007168348A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Seiko Epson Corp 印刷装置
JP2007184787A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Fujifilm Corp デジタルカメラ
JP2007210108A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Seiko Epson Corp 印刷装置
JP2008084047A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Fujifilm Corp 画像評価装置および方法並びにプログラム
JP2008083890A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Fujifilm Corp 画像評価装置および方法並びにプログラム
JP2009027462A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Fujifilm Corp 撮像装置、撮像方法、撮像プログラム
JP2009051219A (ja) * 2006-06-21 2009-03-12 Seiko Epson Corp 印刷装置、画像データファイル処理装置、画像データファイルの選択方法、およびコンピュータプログラム
US7551791B2 (en) 2004-11-16 2009-06-23 Seiko Epson Corporation Image evaluation method, image evaluation device, and storage medium having program stored thereon
JP2009241610A (ja) * 2009-07-27 2009-10-22 Seiko Epson Corp 印刷装置および印刷方法
US7639877B2 (en) 2003-01-31 2009-12-29 Fujifilm Corporation Apparatus and program for selecting photographic images
US7649556B2 (en) 2002-09-20 2010-01-19 Seiko Epson Corporation Selection of image data for output
JP2010035096A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Canon Inc 画像選択装置及び画像選択方法
JP2010146201A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Noritsu Koki Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2010153936A (ja) * 2008-12-23 2010-07-08 Nikon Systems Inc 画像評価装置及び画像評価プログラム
JP2010165360A (ja) * 2004-11-16 2010-07-29 Seiko Epson Corp 画像評価方法、画像評価装置、及び印刷装置
US7783115B2 (en) 2004-12-14 2010-08-24 Fujifilm Corporation Apparatus and method for setting degrees of importance, apparatus and method for representative image selection, apparatus and method for printing-recommended image selection, and programs therefor
US7856124B2 (en) 2006-01-11 2010-12-21 Fujifilm Corporation Image evaluation device, method and program
US7924473B2 (en) 2004-12-15 2011-04-12 Fujifilm Corporation Apparatus and method for image evaluation and program thereof
JP2011124806A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法及びプログラム
US8150190B2 (en) 2006-06-21 2012-04-03 Seiko Epson Corporation Printing device, image data file processing device, method of selecting image data file, and computer program product
US8457365B2 (en) 2007-03-23 2013-06-04 Fujifilm Corporation Device, method and computer readable recording medium containing program for evaluating image
JP2013143661A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Olympus Corp 画像処理装置
US8644613B2 (en) 2005-08-31 2014-02-04 Seiko Epson Corporation Image selection device and image selection method
JP2014225025A (ja) * 2014-07-04 2014-12-04 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法及びプログラム
US9300904B2 (en) 2011-09-22 2016-03-29 Olympus Corporation Image processing apparatus, image processing system, and image reading apparatus
JP2019020438A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 大日本印刷株式会社 写真撮影装置システム

Cited By (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7649556B2 (en) 2002-09-20 2010-01-19 Seiko Epson Corporation Selection of image data for output
US7639877B2 (en) 2003-01-31 2009-12-29 Fujifilm Corporation Apparatus and program for selecting photographic images
JP2006025006A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Fuji Photo Film Co Ltd プリント画像選択装置及びプリント画像選択方法
US7551791B2 (en) 2004-11-16 2009-06-23 Seiko Epson Corporation Image evaluation method, image evaluation device, and storage medium having program stored thereon
JP4678067B2 (ja) * 2004-11-16 2011-04-27 セイコーエプソン株式会社 画像評価方法、画像評価装置、及び印刷装置
JP2010165360A (ja) * 2004-11-16 2010-07-29 Seiko Epson Corp 画像評価方法、画像評価装置、及び印刷装置
JP2006163496A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置、画像記録方法及び画像記録プログラム
US7783115B2 (en) 2004-12-14 2010-08-24 Fujifilm Corporation Apparatus and method for setting degrees of importance, apparatus and method for representative image selection, apparatus and method for printing-recommended image selection, and programs therefor
US7924473B2 (en) 2004-12-15 2011-04-12 Fujifilm Corporation Apparatus and method for image evaluation and program thereof
JP4675828B2 (ja) * 2005-07-15 2011-04-27 株式会社リコー デジタルカメラ
JP2007049675A (ja) * 2005-07-15 2007-02-22 Ricoh Co Ltd デジタルカメラプリントシステム及びこれに用いるデジタルカメラ
JP2007058779A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Noritsu Koki Co Ltd プリント注文受付装置
US8644613B2 (en) 2005-08-31 2014-02-04 Seiko Epson Corporation Image selection device and image selection method
JP2007080014A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Fujifilm Corp 画像評価装置および方法並びにプログラム
JP2007168348A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Seiko Epson Corp 印刷装置
JP2007184787A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Fujifilm Corp デジタルカメラ
US7856124B2 (en) 2006-01-11 2010-12-21 Fujifilm Corporation Image evaluation device, method and program
JP4492555B2 (ja) * 2006-02-07 2010-06-30 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP2007210108A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Seiko Epson Corp 印刷装置
US8150190B2 (en) 2006-06-21 2012-04-03 Seiko Epson Corporation Printing device, image data file processing device, method of selecting image data file, and computer program product
JP2009051219A (ja) * 2006-06-21 2009-03-12 Seiko Epson Corp 印刷装置、画像データファイル処理装置、画像データファイルの選択方法、およびコンピュータプログラム
JP2008083890A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Fujifilm Corp 画像評価装置および方法並びにプログラム
JP2008084047A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Fujifilm Corp 画像評価装置および方法並びにプログラム
US8090158B2 (en) 2006-09-28 2012-01-03 Fujifilm Corporation Image evaluation apparatus, method, and program
JP4680161B2 (ja) * 2006-09-28 2011-05-11 富士フイルム株式会社 画像評価装置および方法並びにプログラム
US8457365B2 (en) 2007-03-23 2013-06-04 Fujifilm Corporation Device, method and computer readable recording medium containing program for evaluating image
JP2009027462A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Fujifilm Corp 撮像装置、撮像方法、撮像プログラム
JP2010035096A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Canon Inc 画像選択装置及び画像選択方法
JP2010146201A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Noritsu Koki Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2010153936A (ja) * 2008-12-23 2010-07-08 Nikon Systems Inc 画像評価装置及び画像評価プログラム
JP2009241610A (ja) * 2009-07-27 2009-10-22 Seiko Epson Corp 印刷装置および印刷方法
JP2011124806A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法及びプログラム
US9300904B2 (en) 2011-09-22 2016-03-29 Olympus Corporation Image processing apparatus, image processing system, and image reading apparatus
JP2013143661A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Olympus Corp 画像処理装置
JP2014225025A (ja) * 2014-07-04 2014-12-04 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法及びプログラム
JP2019020438A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 大日本印刷株式会社 写真撮影装置システム
JP6990362B2 (ja) 2017-07-11 2022-02-03 大日本印刷株式会社 写真撮影装置システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002010179A (ja) プリント画像選択装置、自動選択機能付き写真プリンタ装置及び自動選択プリントシステム並びに記録媒体
US6011547A (en) Method and apparatus for reproducing image from data obtained by digital camera and digital camera used therefor
JP3786242B2 (ja) 画像処理方法および装置、画像再生方法および装置並びにその方法に使用する画像確認装置
JP3826741B2 (ja) 画像ファイル生成装置、画像処理装置、画像ファイル生成方法、画像処理方法、コンピュータプログラム、および、記録媒体
US7728886B2 (en) Image recording apparatus and method
JP4347498B2 (ja) 電子カメラおよび画像処理装置
JP2003299025A (ja) デジタルカメラにおけるユーザ選択可能な画像前処理のためのシステム
JP2002010134A (ja) カメラ装置及び記録媒体、撮影モード設定データ作成装置
JP2004215157A (ja) 撮像装置、およびプログラム
JP2002305684A (ja) 撮像システム及びプログラム
JP3956431B2 (ja) 合成写真機能付き電子カメラ
JP4472153B2 (ja) 電子カメラ装置、画像表示方法、及び記憶媒体
US20050007610A1 (en) Image processing method of digital images, digital camera and print system
JP2005323162A (ja) 撮像装置及び画像記録方法
JP3855783B2 (ja) プリントシステム
JP4049291B2 (ja) デジタルスチルカメラ
US20030161608A1 (en) Image reproducing apparatus and image reproducing method
JP2006229598A (ja) 画像記録装置
JP2002044601A (ja) 電子カメラ装置および電子カメラ装置の制御方法および画像処理装置および画像処理方法
EP1347629A2 (en) Digital camera and image processing apparatus
JP4605400B2 (ja) 画像出力システム、画像生成装置および画像生成方法
JP2003134457A (ja) 電子カメラ
JP2002094838A (ja) 電子スチルカメラ及びその画像記録方法、並びに記録媒体
JP4067555B2 (ja) 画像確認装置
JP2001333361A (ja) 電子カメラおよび記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090428