JP4272780B2 - チェーンブロックにおける自動変速装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はチェーンブロックにおける変速装置に関するもので、詳しくは、ロードシーブに掛設するロードチェーンを、無負荷時には高速に引出したり、引戻したりすることのできるチェーンブロックにおける自動変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のチェーンブロックにおける変速装置について図3を参照して説明する。図において、31は切替軸、31aは切替軸と出力歯車を連係する連係レバー、32は切替軸31の作動に連動し、入力歯車と増速歯車間をスライドする出力歯車、33は出力軸、34は入力軸35に軸着された入力歯車、35は入力軸、34aは内歯車、34bは外歯車、36は入力歯車34の外歯車34bと歯合する伝達歯車、37は増速歯車、38は出力プレートである。
【0003】
上記構成のチェーンブロックにおいて、負荷時には、図に示すように、出力歯車32は入力軸35に軸着された入力歯車34の内歯車34aと歯合し、入力軸35と同一回転比で出力軸を回転する。
【0004】
一方、無負荷時には、図示しない切替紐等により切替軸31を回動すると、連係レバー31aを介して、出力歯車32を出力軸33上でスライドさせ、出力歯車32と増速歯車37を歯合させる。
【0005】
この時、入力軸35からの回転は、入力歯車34の外歯車34bを介して、伝達歯車36に増速して伝達され、増速歯車37を回転し、さらに増速して出力歯車32に伝達され、出力軸33を増速回転し、出力プレート38を介して、チェーンブロック本体の入力プレートに増速回転が伝達され、ロードチェーンを高速に引出したり、引戻したりする。
【0006】
このように従来のチェーンブロックにおいては、チェーンブロックに設けた切替紐等を引張ることにより、出力軸33を回動して高速・低速の切換えが行われており、切換紐等の操作部が巻上用ハンドチェーンと干渉したり、また、切替操作を誤ってトラブルが発生する等の問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した従来技術の有する問題点に鑑み、チェーンブロックにおいて高速・低速の切換を自動的に行うことができ、かつ作業の容易な自動切換装置を提供することにより、上記した課題を解決するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のチェーンブロックにおける自動変速装置は、ハンドホイールと、ロードチェーンを巻取るロードシーブと、ハンドホイールと連係しロードシーブを回転させるための駆動軸を備えたチェーンブロックにおいて、
ハンドホイールからの回転トルクを、1対1の回転比で駆動軸に伝達するための第1クラッチ手段と、ハンドホイールからの回転トルクを、巻取り速度を高速とするための増速変速装置に伝達するための第2クラッチ手段と、前記、第1クラッチ手段と、第2クラッチ手段とを係脱作用するための伝達プレートとを備え、ロードシーブに負荷が掛かる場合にハンドホイールを回動すると、第1クラッチ手段が係合し、第2クラッチ手段を解放する方向に前記伝達プレートが移動し、巻取り速度を高速から、低速に切り替えることを特徴とするものである。
【0009】
本発明によれば、無負荷高速時には、第2クラッチ手段を介してロードシーブを高速で回転することができ、また、負荷低速時には、ハンドホイール側の第1クラッチ手段を介してロードシーブをハンドホイールと同一回転数で回転することができ、負荷時、無負荷時の回転数の切換えを上記手段により自動的に行うことができるので、操作上のトラブルの発生を未然に防ぐことができるとともに、作業が容易で諸作業を迅速に行うことが可能なチェーンブロックを提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、ハンドホイールと、ロードチェーンを巻取るロードシーブと、ハンドホイールと連係しロードシーブを回転させるための駆動軸を備えたチェーンブロックにおいて、
ハンドホイールからの回転トルクを、1対1の回転比で駆動軸に伝達するため、ハンドホイールに接離可能に設けられ、スプライン軸にスライド可能に軸着された第1クラッチ手段と、第1クラッチ手段に接離可能に設けられ、スプライン軸に内設された駆動軸と連結する第1ばね手段と、第1クラッチ手段のスライドに連動して、第2ばね手段を介して増速機構と離脱可能に係着する第2クラッチ手段と、前記、第1クラッチ手段と第2クラッチ手段とを係脱作動するための伝達プレートと、増速機構と連動し、駆動軸と連結する出力軸と、
駆動軸とブレーキ手段を介して連係し、ロードシーブを駆動するピニオンを備え、ロードシーブに負荷が掛かる場合に、第1クラッチ手段は、第2クラッチ手段を解放する方向に前記伝達プレートを移動し、巻取り速度を高速から低速に切り替えることを特徴とするチェーンブロックにおける自動変速装置で、無負荷高速時には、第2クラッチ手段を介してロードシーブを高速で回転することができ、また、負荷低速時には、ハンドホイール側の第1クラッチ手段を介してロードシーブをハンドホイールと同一回転数で回転することができ、負荷時、無負荷時の回転数の切換えを上記手段により自動的に行うことができるので、操作上のトラブルの発生を未然に防ぐことができるとともに、作業が容易で諸作業を迅速に行うことが可能なチェーンブロックを提供することができる作用を有する。
【0011】
また、無負荷高速時には、増速機構側の第2クラッチ手段を介して出力軸、ピニオンを高い回転数で回転し、ロードシーブを高速で回転することができ、また、負荷低速時には、ハンドホイール側の第1クラッチ手段を介してピニオンをハンドホイールと同一回転数で回転することができ、負荷時、無負荷時の回転数の切換えを上記手段により自動的に行うことができるので、操作上のトラブルの発生を未然に防ぐことができるとともに、作業が容易で諸作業を迅速に行うことが可能なチェーンブロックを提供することができる作用を有する。
【0012】
請求項に記載の発明は、負荷時には、多条ねじが広がり、ハンドホイールまたは伝達プレートのいずれか一方が第1クラッチ手段を押動し、増速機構への伝達を解放することを特徴とするもので、請求項1に記載の自動変速装置が有する作用に加えて、ハンドホイールと伝達プレートを多条ねじを介して連結することにより、簡単な手段により高速・低速の切換えを行うことができる作用を有する。
【0013】
請求項に記載の発明は、第1クラッチ手段は、ハンドホイールまたは伝達プレートと接合するスラストベアリングと、皿ばね受けに設けた皿ばね手段と常時接合するスラストベアリングと、皿ばね受けに圧接し、ハンドホイールの回転を皿ばね受けに伝達するクラッチ板を備えたクラッチ板受けから構成されることを特徴とするもので、負荷時にピニオンをハンドホイールと同一回転数で回転することができる作用を有する。
【0014】
請求項に記載の発明は、第2クラッチ手段は、一端に第1クラッチ手段が固設されるクラッチケースの内側にスプライン連結される皿ばね受けに圧接するクラッチ板と、遊星ギヤ保持プレートに回転を伝達する第2クラッチ板受けから構成されることを特徴とするもので、無負荷時に遊星歯車機構を介して出力軸、ピニオンを高い回転数で回転し、ロードシーブを高速回転することができる作用を有する。
【0015】
以下本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
〔実施の形態〕
図1は本発明のチェーンブロックの縦断面図、図2は図1の要部拡大図である。
【0016】
図において、1はハンドホイール、2はハンドホイール1と伝達プレート3間に設けられハンドホイール1の回転を伝達プレート3に伝達する多条ねじ、2aは駆動軸17とピニオン18を連結する多条ねじ、3はスプライン軸に軸着された伝達プレート、4は伝達プレート3とスプライン連結するスプライン軸、5はスプライン軸4に横動可能に軸着された第1クラッチ板受け、6は第1クラッチ板受け5に装着されたクラッチ板、6aは第2クラッチ板受け11に装着されたクラッチ板、7はクラッチ板6に接離可能に設けられた第1皿ばね受け、8は第1クラッチ板受け5のスラストベアリング30と第1皿ばね受け7間に設けられた皿ばね、8aは第2皿ばね受け10に設けられた皿ばね、9は第1クラッチ板受け5に固設され、第1皿ばね受け7、第2クラッチ板受け11を内設したクラッチケース、10はクラッチケース9の端部とスプライン連結している第2皿ばね受け、12は第2クラッチ板受け11の端部に一端がスプライン連結している遊星歯車保持プレート、13は遊星歯車のギヤ軸、14は遊星歯車、15は遊星歯車14と噛合する固定内歯車、16は遊星歯車14の回転を出力する出力軸、17は出力軸16とスプライン連結している駆動軸、18は駆動軸17と多条ねじ2を介して連結しているピニオン、19,19aはブレーキ板、20は爪歯車、21はピニオン18と多条ねじ2aを介して連結しているブレーキ受け、22はピニオン18と噛合するギヤ、23はギヤ軸、24はギヤ軸23に軸着されたギヤ22aと噛合しロードシーブに回転を伝達するロードギヤ、25はロードシーブ、26は駆動軸の端部に装着された座金、27はナット、28はホイールストッパ、29はホイールカバー、30はスラストベアリングである。
【0017】
次に、上記装置による巻上げ、巻下げ操作について説明する。
無負荷時における巻上げ操作
ハンドホイール1を回転すると、多条ねじ2を介して、その回転が伝達プレート3に伝達され、さらに、スプラインを介してスプライン軸4に、さらに、スプラインを介してクラッチ板受け5に伝達され、クラッチ板受け5に外嵌しているクラッチケース9を回転し、スプライン4aを介して皿ばね受け10を回転し、クラッチ板6を介してクラッチ板受け11を回転し、さらに、スプライン4aを介して遊星歯車保持プレート12を回転し、遊星歯車14を介して出力軸16を増速回転し、スプライン4aを介して駆動軸17を回転する。駆動軸17が回転すると、多条ねじ2により、爪歯車20とブレーキ受け21が一体的に回転し、その回転によりピニオン18が回転し、ギヤ22、ギヤ軸23、ロードギヤ24、ロードシーブ25に回転が伝達される。このように無負荷時における巻上げ操作においては、ハンドホイール1の回転は、伝達プレート3、スプライン軸4、クラッチ板受け5、クラッチケース9、クラッチ板受け11、遊星歯車保持プレート12に伝達され、遊星歯車14を介して出力軸16を高い回転数で回転し、駆動軸17からピニオン18を介してロードシーブ25を高い回転数で回転するため、ロードシーブ25は高速でチェーンの巻上げを行う。
【0018】
負荷時における巻上げ操作
ロードシーブ25に負荷が掛かると、その負荷はロードギヤ24、ギヤ22、ギヤ軸23、ピニオン18、ブレーキ受け21、駆動軸17、出力軸16、遊星歯車保持プレート12、クラッチ板受け11、クラッチケース9、クラッチ板受け5、スプライン軸4、伝達プレート3を経由して、ハンドホイール1に伝達される。そのため、ハンドホイール1を回転すると、負荷により多条ねじ2が広がり、ハンドホイール1は矢印A方向に、伝達プレート3はその反対方向にスライドする。そのため、ハンドホイール1はスラストベアリング30に圧接し、皿ばね8の付勢力に抗して第1クラッチ板受け5を図の右方向に押動し、クラッチ板6が皿ばね受け7に圧接し、スプライン4aを介して駆動軸17を回転する。この時クラッチケース9もクラッチ板受け5と一体となって図の右方向に押動され、皿ばね受け10がクラッチ板6から離れる方向に移動し、そのため増速側の伝達は解放される。駆動軸17が回転すると、多条ねじ2によりブレーキ板19が爪歯車20に圧接し、ブレーキ板19aを介してブレーキ受け21が一体に回転し、ピニオン18を回転し、ギヤ22、ギヤ軸23、ロードギヤ24を介してロードシーブ25を回転する。
【0019】
このように負荷時における巻上げ操作においては、ハンドホイールを回転すると、ハンドホイール1に加わる負荷により、ハンドホイール1はスラストベアリング30に圧接し、クラッチ板受け5、クラッチケース9を図の右方向に押動し、皿ばね受け10がクラッチ板6から離れる方向に移動して、増速側の伝達は解放されるため、ピニオン18はハンドホイール1と同じ回転数で回転し、その回転がロードシーブ25に伝達され、負荷時における低速巻上げ操作が行われる。
【0020】
無負荷時における巻下げ操作
ハンドホイール1を巻上げ時と反対方向に回転すると、その回転は伝達プレート3、スプライン軸4、クラッチ板受け5、クラッチケース9、クラッチ板受け11、遊星歯車保持プレート12、遊星歯車14、出力軸16を介して駆動軸17を巻上げ時と反対方向に回転する。駆動軸17が反対方向に回転すると多条ねじ2は緩む方向に回転し、その結果ブレーキ板19は爪歯車20から離れる方向に移動し、ピニオン18が解放状態となり、ピニオン18はフリー回転を行いロードシーブ25を巻下げ方向に回転させる。一方ピニオン18が一定量回転すると、ブレーキ板19aがブレーキ受けに圧接するため、ピニオンのフリー回転が停止し、その結果、ピニオン18はフリー回転、停止、フリー回転、停止を繰り返し、ロードシーブ25を巻下げ方向に間欠的に回転する。
【0021】
巻下げが行われ、フックが着地すると、チェーンの自重による締付けがなくなるため、駆動軸17は図の右方向に移動するが、その移動はホイールストッパ28により停止される。
【0022】
負荷時における巻下げ操作
ロードシーブ25に負荷が掛かっているため、負荷時における巻上げ操作と同じ伝達経路によりロードシーブ25の負荷がハンドホイール1に伝達される。巻下げ操作時においては、巻上げ操作時に対し逆方向にハンドホイールを回転するため、負荷により多条ねじ2が広がり、伝達プレート3を矢印A方向に、ハンドホイール1をその反対方向にスライドする。そのため伝達プレート3はスラストベアリング30に圧接し、皿ばね8の付勢力に抗してクラッチ板受け5を図の右方向に押動し、クラッチ板6が皿ばね受け7に圧接し、スプラインを介して駆動軸17を回転する。この時クラッチケース9もクラッチ板受け5と一体となって図の右方向に押動され、皿ばね受け10がクラッチ板6から離れる方向に移動し、そのため増速側の伝達は解放される。駆動軸17が回転すると多条ねじ2によりブレーキ板19が爪歯車20に圧接し、ブレーキ板19aを介してブレーキ受け21が一体に回転し、ピニオン18を回転し、ギヤ22、ギヤ軸23、ロードギヤ24を介してロードシーブ25に伝達され、負荷時における低速巻下げ操作が行われる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、スプライン軸に軸着された伝達プレートに多条ねじを介して連結されたハンドホイールと、ハンドホイールまたは伝達プレートに接離可能に設けられ、スプライン軸にスライド可能に軸着された第1クラッチ手段と、第1クラッチ手段に接離可能に設けられ、スプライン軸に内設された駆動軸にスプライン連結する第1皿ばね手段と、第1クラッチ手段のスライドに連動して、第2皿ばね手段を介して増速機構を形成する遊星歯車機構と離脱可能に係着する第2クラッチ手段と、遊星歯車機構と連動し、駆動軸とスプライン連結する出力軸と、駆動軸とブレーキ手段を介して連係し、ロードシーブを駆動するピニオンを設け、無負荷高速時には、遊星歯車機構側の第2クラッチ手段を介して遊星歯車を回転させることにより、出力軸、ピニオンを高い回転数で回転し、ロードシーブを高速回転し、負荷低速時には、ハンドホイールの多条ねじが広がり、ハンドホイール側の第1クラッチ手段を介してピニオンをハンドホイールと同一回転数で回転することができ、負荷時、無負荷時の回転数の切換えを上記手段により自動的に行うことができるので、従来装置が有していた操作上のトラブルの発生を未然に防ぐことができるとともに、作業が容易で諸作業を迅速に行うことが可能なチェーンブロックを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチェーンブロックの縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】従来のチェーンブロックの高速・低速切換機構の拡大概要図である。
【符号の説明】
1 ハンドホイール
2 多条ねじ
3 伝達プレート
4 スプライン軸
4a スプライン
5 第1クラッチ板受け
6 クラッチ板
7 第1皿ばね受け
8 皿ばね
9 クラッチケース
10 第2皿ばね受け
11 第2クラッチ板受け
12 遊星歯車保持プレート
13 ギヤ軸
14 遊星歯車
15 内歯車
16 出力軸
17 駆動軸
18 ピニオン
19 ブレーキ板
19a ブレーキ板
20 爪歯車
21 ブレーキ受け
22 ギヤ
22a ギヤ
23 ギヤ軸
24 ロードギヤ
25 ロードシーブ
26 座金
27 ナット
28 ホイールストッパ
29 ホイールカバー
30 スラストベアリング

Claims (4)

  1. ハンドホイールと、ロードチェーンを巻取るロードシーブと、ハンドホイールと連係しロードシーブを回転させるための駆動軸を備えたチェーンブロックにおいて、
    ハンドホイールからの回転トルクを、1対1の回転比で駆動軸に伝達するため、ハンドホイールに接離可能に設けられ、スプライン軸にスライド可能に軸着された第1クラッチ手段と、第1クラッチ手段に接離可能に設けられ、スプライン軸に内設された駆動軸と連結する第1ばね手段と、第1クラッチ手段のスライドに連動して、第2ばね手段を介して増速機構と離脱可能に係着する第2クラッチ手段と、前記、第1クラッチ手段と第2クラッチ手段とを係脱作するための伝達プレートと、増速機構と連動し、駆動軸と連結する出力軸と、
    駆動軸とブレーキ手段を介して連係し、ロードシーブを駆動するピニオンを備え、ロードシーブに負荷が掛かる場合に、第1クラッチ手段、第2クラッチ手段を解放する方向に前記伝達プレート移動し、巻取り速度を高速から低速に切り替えることを特徴とするチェーンブロックにおける自動変速装置。
  2. 負荷時にはハンドホイールまたは伝達プレートのいずれか一方が第1クラッチ手段を押動し、増速機構への伝達を解放することを特徴とする請求項1記載のチェーンブロックにおける自動変速装置。
  3. 第1クラッチ手段は、ハンドホイールと接合するスラストベアリングと、皿ばね受けに設けた皿ばね手段と常時接合するスラストベアリングと、ハンドホイールの回転を皿ばね受けに伝達するクラッチ板を備えたクラッチ板受けから構成されることを特徴とする請求項1記載のチェーンブロックにおける自動変速装置。
  4. 第2クラッチ手段は、第1クラッチ手段が固設されるクラッチケースの内側にスプライン連結される皿ばね受けに圧接するクラッチ板と、遊星ギヤ保持プレートに回転を伝達する第2クラッチ板受けから構成されることを特徴とする請求項1記載のチェーンブロックにおける自動変速装置。
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