JPH04321850A - 自動クラッチ制御用駆動モータの減速機 - Google Patents

自動クラッチ制御用駆動モータの減速機

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Publication number
JPH04321850A
JPH04321850A JP3119316A JP11931691A JPH04321850A JP H04321850 A JPH04321850 A JP H04321850A JP 3119316 A JP3119316 A JP 3119316A JP 11931691 A JP11931691 A JP 11931691A JP H04321850 A JPH04321850 A JP H04321850A
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JP
Japan
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drive motor
clutch
reduction ratio
rotated
driving motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3119316A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Katsu
敏明 勝
Hideaki Matsui
英昭 松井
Yukio Otake
幸夫 大竹
Hiroyuki Nakatani
浩之 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH04321850A publication Critical patent/JPH04321850A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/003Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion the gear-ratio being changed by inversion of torque direction
    • F16H3/005Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion the gear-ratio being changed by inversion of torque direction for gearings using gears having orbital motion

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の自動クラッチを制
御するための駆動モータに設けられる減速機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】正逆両方向に回転させられる駆動モータ
を用いて、車両の動力伝達径路に設けられた自動クラッ
チを係合状態と開放状態とに切り換えることが考えられ
ている。たとえば本出願人が先に出願して公開された実
開昭60−3344号公報にその一例が記載されており
、駆動モータにはその回転数を減速するための減速機が
設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように駆動モータにより減速機を介して制御される自動
クラッチにおいては、その減速機の減速比が駆動モータ
の正転時および逆転時において同じであることに起因し
て、以下のような問題があった。
【0004】すなわち、自動クラッチを迅速に開放する
ために減速機の減速比を小さく設定した場合には、クラ
ッチを微速度で係合させるために駆動モータの回転数を
比較的低くする必要があることから、駆動モータの回転
トルクにむらを生じてクラッチを滑らかに係合し難い。 これに対し、減速機の減速比を大きく設定した場合には
、自動クラッチを係合させる際の駆動モータの回転数を
比較的高くすることができて回転トルクのむらが低減さ
れることによりクラッチを滑らかに係合できるものの、
クラッチを迅速に開放し難くなる。このため、従来にお
いては、駆動モータにより減速機を介して自動クラッチ
を滑らかに係合させ且つ迅速に開放することは困難であ
った。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであって、その目的とするところは、駆動モータの
正逆両方向への回転に伴って自動クラッチを滑らかに係
合させ且つ迅速に開放し得る減速機を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨とするところは、車両の動力伝達径路に
設けられた自動クラッチを係合状態と開放状態とに切り
換えるために正逆両方向に回転させられる駆動モータに
おいて、その駆動モータの回転数を減速する減速機であ
って、前記駆動モータの回転方向に応じて減速比を変更
し、その駆動モータの前記自動クラッチの開放方向への
回転時における減速比を係合方向への回転時における減
速比より小さくする減速比変更手段を含むことにある。
【0007】
【作用および発明の効果】かかる構成の自動クラッチ制
御用駆動モータの減速機によれば、減速比変更手段によ
り、駆動モータの回転方向に応じて減速比が変更されて
、駆動モータの自動クラッチ開放方向への回転時におけ
る減速比が自動クラッチ係合方向への回転時における減
速比より小さくされるので、駆動モータにより自動クラ
ッチを開放する際には、減速機の減速比が比較的小さく
されて自動クラッチを迅速に開放し得る一方、駆動モー
タにより自動クラッチを係合させる際には、減速機の減
速比が比較的大きくされて駆動モータの回転数を比較的
高くし得るため、駆動モータの回転トルクのむらを好適
に低減し得て自動クラッチを滑らかに係合させ得る。 この結果、駆動モータの正逆両方向への回転に伴って自
動クラッチを滑らかに係合させ且つ迅速に開放し得る減
速機が提供される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する
【0009】図1において、車両のエンジン10の動力
は、クラッチハウジング12内に設けられた乾式摩擦ク
ラッチ14,有段変速機16,および図示しない差動歯
車装置等を介して駆動輪へ伝達されるようになっている
。上記乾式摩擦クラッチ14は、本実施例の自動クラッ
チを構成するものであって、エンジン10のクランクシ
ャフト18の軸端に固定されたフライホイール20と、
そのフライホイール20に固定されたクラッチカバー2
2と、クランクシャフト18と同一直線上において対向
するように配置された有段変速機16の入力軸24に相
対回転不能かつ軸方向への移動可能に設けられたクラッ
チディスク26と、弾性変形可能な複数のストラップ(
図示せず)を介してクラッチカバー22に相対回転不能
かつ軸方向への移動可能に保持された円環状のプレッシ
ャプレート28と、有段変速機16のハウジングに軸方
向への移動可能に設けられたレリーズハブ30に固定さ
れたレリーズベアリング32と、そのレリーズベアリン
グ32とクラッチカバー22との間に設けられ、中間部
が図示しないピボットリングを介してクラッチカバー2
2と係合させられたダイヤフラムスプリング34とを備
えて構成されている。ダイヤフラムスプリング34は、
自由状態においてその内周側が図1において右方へ突き
出す皿状ばね部材であり、常にはその外周縁部において
プレッシャプレート28をフライホイール20に接近す
る前進方向へ付勢しており、これにより、乾式摩擦クラ
ッチ14は、それらフライホイール20およびプレッシ
ャプレート28との間にクラッチディスク26が挟圧さ
れてエンジン10の動力を伝達する係合状態に保持され
るようになっている。
【0010】一方、上記レリーズハブ30の後端部には
レリーズフォーク36の一端部が係合させられている。 このレリーズフォーク36は、その他端部側において、
クラッチハウジング12および有段変速機16のハウジ
ングに固定されたケース38にそのケース38の外側に
おいて軸40により回転可能に取り付けられており、有
段変速機16のハウジングに固定された駆動モータ42
の正逆両方向の回転に伴って図1中右回り方向あるいは
左回り方向へ回動させられるようになっている。すなわ
ち、駆動モータ42の回転トルクは、遊星歯車装置44
、その遊星歯車装置44の出力軸46の外周面にそれぞ
れ設けられて進み角が互いに等しく且つ互いに向きの異
なる一対のウォームギヤ48,50、出力軸46の径方
向において互いに反対側の位置において上記ケース38
にそれぞれ回転可能に設けられてウォームギヤ48,5
0と係合させられ、出力軸46の回転に伴って互いに同
一の方向へ回転させられる互いに同一の歯数を有する一
対のピニオンギヤ52,54、それらピニオンギヤ52
,54と同軸上に相対回転不能に設けられ、ピニオンギ
ヤ52,54より大径であって且つ互いに同一の歯数を
有する一対のピニオンギヤ56,58、上記軸40に相
対回転不能に設けられてレリーズフォーク36と一体的
に回動させられ、ピニオンギヤ56,58とそれぞれ噛
み合う扇型のギヤ60等を介してレリーズフォーク36
に伝達されるようになっている。本実施例においては、
駆動モータ42が逆転方向へ回転させられると、レリー
ズフォーク36が図1において左回り方向へ回動させら
れてレリーズハブ30およびレリーズベアリング32が
ダイヤフラムスプリング34の付勢力に抗して前進させ
られることにより、乾式摩擦クラッチ14は動力伝達を
遮断する開放状態に切り換えられる一方、駆動モータ4
2が正転方向に回転させられると、レリーズフォーク3
6が図1において右回り方向へ回動させられてレリーズ
ハブ30およびレリーズベアリング32がダイヤフラム
スプリング34の付勢力に従って後退させられることに
より、乾式摩擦クラッチ14は上記係合状態に切り換え
られるようになっている。この乾式摩擦クラッチ14は
、レリーズハブ30等を前進させることによって動力伝
達を遮断するプッシュタイプのものである。
【0011】上記ケース38には、さらに、乾式摩擦ク
ラッチ14を開放するための駆動モータ42の逆転方向
への回転時において、レリーズフォーク36の左回り方
向への回動を助勢して駆動モータ42の負荷トルクを軽
減させるための助勢機構62が設けられている。この助
勢機構62は、一端部において軸64によりケース38
に回転可能に取り付けられ、その一端部側に設けられた
ギヤ部(図示せず)が上記扇型のギヤ60に噛み合わさ
れたアーム68と、そのアーム68のギヤ60から離隔
した他端部側に一端部においてピン70により回転可能
に取り付けられたクランク72と、前記軸64を間にし
て前記ピン70側と反対側においてケース38に突設さ
れたピン74に一端部が掛止され且つ他端部がクランク
72の他端部側に掛止された引張りコイルスプリング7
6とを備えており、駆動モータ42の逆転方向への回転
時においてギヤ60の図1において左回り方向への回動
に伴ってアーム68が図1において右回りに回動させら
れるに連れて、引張りコイルスプリング76による助勢
力が大きくなるように構成されている。
【0012】上記駆動モータ42は、たとえば直流モー
タにて構成されており、マイクロコンピュータを備えて
構成された制御ユニット78により制御される。制御ユ
ニット78には、図示しないシフトレバーに設けられて
運転者が乾式摩擦クラッチ14の係合あるいは開放のタ
イミングを与えるためのシフトノブスイッチ80からの
信号、図示しないブレーキペダルの操作を検出するため
のブレーキペダルスイッチ82からの信号、図示しない
アクセルペダルの開度(操作量)を検出するためのアク
セル開度センサ84からの信号、エンジン10の回転数
を検出するための回転数センサ86からの信号、有段変
速機16の入力軸24の回転数を検出するための回転数
センサ88からの信号、有段変速機16の出力軸の回転
数を検出するための回転数センサ89からの信号、乾式
摩擦クラッチ14の係合完了および開放完了を検出する
ための図示しない一対の位置検出スイッチからの信号な
どがそれぞれ入力されるようになっており、制御ユニッ
ト78は、所定の自動変速操作を行うために、それらの
信号に基づいて駆動モータ42を制御して乾式摩擦クラ
ッチ14を係合させ或いは開放する。
【0013】次に、上記遊星歯車装置44の構成を図2
に基づいて説明する。
【0014】駆動モータ42の出力軸でもある遊星歯車
装置44の入力軸90にはサンギヤ92が相対回転不能
に設けらている。サンギヤ92には少なくとも2個の遊
星歯車94が噛み合わされており、それらの遊星歯車9
4を支持するキャリヤ96が出力軸46に一体的に固定
されている。遊星歯車94と噛み合うリングギヤ98と
遊星歯車装置44のケース100との間には第1の一方
向クラッチ102が設けられている。この一方向クラッ
チ102は、駆動モータ42の正転時に係合させられ且
つ逆転時に開放されるように構成されている。上記入力
軸90とキャリヤ96との間には第2の一方向クラッチ
104が設けられている。この一方向クラッチ104は
、駆動モータ42の正転時に開放され且つ逆転時に係合
させられるように構成されている。なお、図2において
、106,108,110,112はそれぞれベアリン
グである。
【0015】以上のように構成された遊星歯車装置44
においては、駆動モータ42が正転方向へ回転させられ
ると、入力軸90およびサンギヤ92が一体的に回転さ
せられるとともに、第2の一方向クラッチ104は開放
されて遊星歯車94を介してキャリヤ96が回転させら
れる。このとき、第1の一方向クラッチ102は係合さ
せられてリングギヤ98の回転は阻止されるため、遊星
歯車94の回転時の反力はリングギヤ98にて受けられ
る。これにより、キャリヤ96はサンギヤ92に対して
1+1/ρの減速比にて減速されて駆動される。なお、
ρはNs/Nrであり、Nsはサンギヤ98の歯数をN
rはリングギヤ98の歯数をそれぞれ表す。一方、駆動
モータ42が逆転方向へ回転させられると、第1の一方
向クラッチ102は開放され且つ第2の一方向クラッチ
104は係合させられているため、遊星歯車94および
リングギヤ98が回転させられつつ、サンギヤ92およ
びキャリヤ96が一体的に回転させられる。これにより
、サンギヤ92とキャリヤ96とは等速にて回転させら
れて減速比は1となる。本実施例においては、第1の一
方向クラッチ102および第2の一方向クラッチ104
を含む遊星歯車装置44が減速比変更手段を構成すると
ともに、その遊星歯車装置44、ウォームギヤ48,5
0、およびピニオンギヤ52,54等が減速機を構成し
ている。
【0016】このように本実施例によれば、駆動モータ
42の回転方向に応じて減速比が変更されて、駆動モー
タ42の乾式摩擦クラッチ14を係合させる正転時にお
ける遊星歯車装置44の減速比が1+1/ρとされ、か
つ駆動モータ42の乾式摩擦クラッチ14を開放させる
逆転時における遊星歯車装置44の減速比が1とされる
ので、駆動モータ42により乾式摩擦クラッチ14を係
合させる際には、減速機全体としての減速比が比較的大
きくされて駆動モータ42の回転数を比較的高くするこ
とができるため、駆動モータ42の回転トルクのむらを
好適に低減することができて、乾式摩擦クラッチ14を
滑らかに係合させることができる一方、駆動モータ42
により乾式摩擦クラッチ14を開放する際には、減速機
全体としての減速比が比較的小さくされて乾式摩擦クラ
ッチ14を迅速に開放させることができる。この結果、
駆動モータ42の正逆両方向への回転に伴って乾式摩擦
クラッチ14を滑らかに係合させることができるととも
に迅速に開放することができる減速機が提供される。
【0017】また、本実施例によれば、乾式摩擦クラッ
チ14を微速度で係合させる際には減速機の減速比が小
さくされて駆動モータ42の回転数を比較的高くするこ
とができ、駆動モータ42の回転トルクのむらを低減す
ることができるので、プレッシャプレート28等のクラ
ッチ係合方向における目標ストローク位置に過不足を生
ぜず、これにより、プレッシャプレート28等の目標ス
トローク位置の過不足に起因してエンジン10が停止さ
せられたり或いは吹き上がったりするのを好適に防止す
ることができる。
【0018】また、本実施例によれば、乾式摩擦クラッ
チ14を微速度で係合させる際には減速機の減速比が小
さくされて駆動モータ42の回転数を比較的高くするこ
とができるので、クラッチ係合中における負荷の変動に
より駆動モータ42が停止させられるのを好適に防止す
ることができる。クラッチ係合中に駆動モータ42が停
止させられると、駆動モータ42を再駆動する際にはウ
ォームギヤ48,50とピニオンギヤ52,54との間
の摩擦が動摩擦から静摩擦に転じて負荷が大きく変動す
ることから、駆動モータ42の制御が複雑となって制御
ユニット78の構成が複雑となることが避け難いのであ
るが、本実施例によれば、乾式摩擦クラッチ14の係合
中に駆動モータ42が停止させられることが好適に防止
されるので、駆動モータ42を制御する制御ユニット7
8の構成を簡単化することができる利点がある。
【0019】また、本実施例によれば、乾式摩擦クラッ
チ14の係合時においてその乾式摩擦クラッチ14から
レリーズフォーク36に加わる負荷が増大する程大きな
助勢力でレリーズフォーク36の図1における左回り方
向への回動を助勢する助勢機構62が設けられいてるの
で、駆動モータ42が比較的小型のもので済む利点があ
る。
【0020】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明はその他の態様で実施するこ
ともできる。
【0021】たとえば、前述の実施例では、駆動モータ
42の出力がサンギヤ92へ入力される構成の遊星歯車
装置44が減速比変更手段として用いられているが、図
3に示すように駆動モータ42の出力がキャリヤ118
へ入力される遊星歯車装置114を減速比変更手段とし
て用いても前述の実施例と同様の効果が得られる。なお
、以下の説明において、前述の実施例と同様の部分には
同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。遊星歯
車装置114においては、入力軸90にはキャリヤ11
8が相対回転不能に設けられているとともに、出力軸4
6にはサンギヤ120が相対回転不能に設けられている
。キャリヤ118により支持された少なくとも2個の遊
星歯車122はサンギヤ120とリングギヤ124とに
それぞれ噛み合わされている。リングギヤ124と遊星
歯車装置114のケース126との間には、駆動モータ
42の正転時に開放され且つ逆転時に係合させられる第
1の一方向クラッチ128が設けられているとともに、
出力軸46とキャリヤ118との間には、駆動モータ4
2の正転時に係合させられ且つ逆転時に開放される第2
の一方向クラッチ130が設けられている。かかる構成
の遊星歯車装置114においては、駆動モータ42が正
転方向へ回転させられると、入力軸90およびキャリヤ
118が一体的に回転させられるとともに、第2の一方
向クラッチ130は係合させられてキャリヤ118とサ
ンギヤ120とが一体的に回転させられ、減速比は1と
なる。一方、駆動モータ42が逆転方向へ回転させられ
ると、入力軸90およびキャリヤ118が一体的に回転
させられるとともに、第2の一方向クラッチ130が開
放されて遊星歯車122を介してサンギヤ120が回転
させられる。このとき、リングギヤ124は第1の一方
向クラッチ128により回転が阻止されているため、遊
星歯車122の回転時の反力はリングギヤ124にて受
けられる。これにより、サンギヤ120はキャリヤ11
8に対して増速されて駆動され、減速比は1/(ρ+1
)となる。
【0022】また、図4に示すようにリングギヤ136
へ入力される遊星歯車装置131を用いても前述の実施
例と同様の効果が得られる。この遊星歯車装置131に
おいては、出力軸46と平行に配置された駆動モータ4
2の出力軸132に相対回転不能に設けられたギヤ13
4から駆動力がリングギヤ136へ入力される。リング
ギヤ136には少なくとも2個の遊星歯車138が噛み
合わされており、それら遊星歯車138を支持するキャ
リヤ140に出力軸46が相対回転不能に設けられてい
る。出力軸46と同一直線上において対向するように配
置された軸142には遊星歯車138と噛み合うサンギ
ヤ144が相対回転不能に設けられている。リングギヤ
136と出力軸46との間には、駆動モータ42の正転
時に開放され且つ逆転時に係合させられる第1の一方向
クラッチ146が設けられているとともに、軸142と
遊星歯車装置131のケース148との間には、駆動モ
ータ42の正転時に係合させられ且つ逆転時に開放され
る第2の一方向クラッチ150が設けられている。かか
る構成の遊星歯車装置131においては、駆動モータ4
2が正転方向へ回転させられると、ギヤ134によりリ
ングギヤ136が回転させられるとともに、第1の一方
向クラッチ146は開放されて遊星歯車138を介して
キャリヤ140が回転させられる。このとき、第2の一
方向クラッチ150は係合させられてサンギヤ144の
回転が阻止されているため、遊星歯車138の回転時の
反力はサンギヤ144にて受けられる。これにより、キ
ャリヤ140はリングギヤ136に対して1+ρの減速
比にて減速されて駆動される。一方、駆動モータ42が
逆転方向へ回転させられると、ギヤ134によりリング
ギヤ136が回転させられるとともに、第1の一方向ク
ラッチ146は係合させられおり且つ第2の一方向クラ
ッチ150は開放されているため、遊星歯車138およ
びサンギヤ144が回転させられつつ、リングギヤ13
6およびキャリヤ140が一体的に回転させられて、減
速比は1となる。
【0023】また、前述の実施例では、駆動モータ42
として直流モータが用いられているが、ステップモータ
等を用いることもできる。
【0024】また、前述の実施例において、助勢機構6
2が設けられていない場合においても本発明の効果が得
られることは勿論である。
【0025】また、前述の実施例では、自動クラッチは
プッシュタイプの乾式摩擦クラッチ14にて構成されて
いるが、プルタイプのものであってもよいし、湿式摩擦
クラッチにて構成されていてもよい。
【0026】その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された減速機を介して駆動モータ
により制御される自動クラッチを含む車両の動力伝達装
置の一部を示す図である。
【図2】図1の遊星歯車装置44の構成を示す骨子図で
ある。
【図3】本発明の他の実施例を示す図であって、図2に
対応する図である。
【図4】本発明の更に他の実施例を示す図であって、図
2に対応する図である。
【符号の説明】
14  乾式摩擦クラッチ(自動クラッチ)42  駆
動モータ 44,114,131  遊星歯車装置(減速比変更手
段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車両の動力伝達径路に設けられた自動
    クラッチを係合状態と開放状態とに切り換えるために正
    逆両方向に回転させられる駆動モータにおいて、該駆動
    モータの回転数を減速する減速機であって、前記駆動モ
    ータの回転方向に応じて減速比を変更し、該駆動モータ
    の前記自動クラッチの開放方向への回転時における減速
    比を係合方向への回転時における減速比より小さくする
    減速比変更手段を含むことを特徴とする自動クラッチ制
    御用駆動モータの減速機。
JP3119316A 1991-04-23 1991-04-23 自動クラッチ制御用駆動モータの減速機 Pending JPH04321850A (ja)

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Cited By (7)

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