JP4270388B2 - 住宅の屋根構造 - Google Patents

住宅の屋根構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4270388B2
JP4270388B2 JP2004294187A JP2004294187A JP4270388B2 JP 4270388 B2 JP4270388 B2 JP 4270388B2 JP 2004294187 A JP2004294187 A JP 2004294187A JP 2004294187 A JP2004294187 A JP 2004294187A JP 4270388 B2 JP4270388 B2 JP 4270388B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
flow roof
flow
ridge
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004294187A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006104813A (ja
Inventor
和輝 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP2004294187A priority Critical patent/JP4270388B2/ja
Publication of JP2006104813A publication Critical patent/JP2006104813A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4270388B2 publication Critical patent/JP4270388B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

この発明は、片流れ屋根を備えた住宅の屋根構造に関する。
片流れ屋根は、一方向にだけ勾配のある単純な構造の屋根であって、一般に棟部分が鋭角に尖った状態となっている。このような片流れ屋根を有する住宅としては、例えば特許文献1や特許文献2に開示されているものがある。
特開2002−4597号公報 特開2001−164690号公報
従来の片流れ屋根を有する住宅においては、片流れ屋根の尖った棟部分が上方へ突き出た状態となっていることが多く、この棟部分が目立ってしまって、住宅全体としての外観上のまとまりが悪くなり、良好な意匠性を確保し難いといった問題があった。
この発明は、上記の不具合を解消して、複数の片流れ屋根をうまく組み合わせることで、住宅全体をまとまりのある外観にして意匠性の向上を図ることができる住宅の屋根構造の提供を目的とする。
上記の課題を解決するため、この発明の住宅の屋根構造は、第1の片流れ屋根と第2の片流れ屋根の互いの棟高さを揃えた状態で、且つ、前記第1の片流れ屋根の棟中間部に前記第2の片流れ屋根の棟端部を繋げた状態で、前記第1の片流れ屋根と第2の片流れ屋根とを接続したことを特徴とする。
具体的には、第1の片流れ屋根と第2の片流れ屋根の棟同士を平面視略T字状に連続させている。
そして、前記第1の片流れ屋根の棟と、その下側に位置する前記第2の片流れ屋根との間の外壁部において、前記第2の片流れ屋根の棟近傍の鋭角部位に下地材を介して板金類等の役物を施工し、その役物に連続させて外壁材を施工している。
また、前記役物は、前記外壁材の端部を覆う被覆部を備えている。さらに、外壁部の鋭角部位と前記第2の片流れ屋根との間の谷部に跨って、水切り材を設けている。
この発明の屋根構造においては、第1及び第2の片流れ屋根の棟高さを揃えて例えば平面視略T字状に接続しているので、片流れ屋根を備えているにもかかわらず、その尖った棟部分が上方へ突き出て目立ってしまうといったことがなく、住宅全体をまとまりのある外観にして意匠性の向上を図ることができる。
また、第1の片流れ屋根の棟と第2の片流れ屋根との間の外壁部における鋭角部位に対して、外壁材の代わり板金類等の役物を施工して、その役物に連続させて外壁材を施工しているので、鋭角部位まで及んで外壁材を施工する場合と比べて、壁施工及び防水施工を簡単かつ確実に施すことができ、施工性の向上を図ることができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る住宅を概略的に示している。図において、(1)は主棟、(2)は接続棟を示しており、主棟(1)は第1の片流れ屋根(3)を備え、接続棟(2)は第2の片流れ屋根(4)を備えている。そして、主棟(1)の屋根棟側に接続棟(2)の妻側を合わせるようにして、これら主棟(1)と接続棟(2)とが接続されている。
この接続状態において、第1の片流れ屋根(3)と第2の片流れ屋根(4)の互いの棟(5)(6)の高さを揃えた状態で、且つ、第1の片流れ屋根(3)の棟(5)の中間部に第2の流れ屋根(4)の棟(6)の端部を繋げて、それら棟(5)(6)同士を平面視略T字状に連続させた状態で、第1の片流れ屋根(3)と第2の片流れ屋根(4)とが接続されている。このように、第1及び第2の片流れ屋根(3)(4)の棟高さを揃えてこれらを接続することで、片流れ屋根(3)(4)のいずれかの尖った棟部分が上方へ突き出て目立ってしまうといったことがなく、住宅全体をまとまりのある外観とすることができる。
なお、図1において、(10)は補助棟であり、第3の片流れ屋根(11)を備えている。この補助棟(10)は、その妻側を主棟(1)の屋根棟側に、その屋根棟側を接続棟(2)の屋根棟側に夫々合わせるようにして、主棟(1)及び接続棟(2)に接続されている。また、この補助棟(10)の第3の片流れ屋根(11)は、第1及び第2の片流れ屋根(3)(4)よりも下方において、第2の片流れ屋根(4)とは反対側に張り出すようにして配置されている。このような補助棟(10)を設けることにより、住宅全体としてのまとまり感をさらに高めることができる。
このような屋根構造を備えた住宅においては、主棟(1)の屋根棟側の桁行方向に沿った外壁部が、接続棟(2)の接続によって分断された状態となっており、特に分断されたうちの一方の外壁部(20)における壁施工が困難となる。
すなわち、この一方の外壁部(20)は、主棟(1)の第1の片流れ屋根(3)の棟(5)と、その下側に位置する接続棟(2)の第2の片流れ屋根(4)との間に位置しており、第2の片流れ屋根(4)の棟(6)近傍に鋭角部位(21)を有している。この外壁部(20)の鋭角部位(21)に対して、これと同形の鋭角部分を有する外壁材を施工すれば意匠上好ましいが、この場合、外壁材の納まりが難しくなり、また防水対策も採り難い。
そこで、図2に示すように、主棟(1)における外壁部(20)の鋭角部位(21)に対して、外壁材の代わりに役物である破風鉄板(30)を施工して、この破風鉄板(30)に対して壁方向に連続させて外壁材(31)を施工することで、外壁材(31)の納まりを良好にするとともに、効果的な防水対策を施すようにしている。
この場合の施工方法を、図3乃至図8に基づいて説明する。まず、図3に示すように、外壁部(20)の鋭角部位(21)に対して、木製の下地材(35)(36)を取り付ける。具体的に、これら下地材(35)(36)は、主棟(1)の第1の片流れ屋根(3)における棟(5)の一部を構成する破風下地材(37)と、接続棟(2)の第2の片流れ屋根(4)における野地板(38)との間に介装される。なお、図において、(40)は母屋、(41)は垂木、(42)は第1の片流れ屋根(3)の野地板、(44)は第1の片流れ屋根(3)の棟下地材、(45)は第2の片流れ屋根(4)の破風下地材、(46)は第2の片流れ屋根(4)の棟下地材である。
続いて、図4に示すように、外壁部(20)の鋭角部位(21)と第2の片流れ屋根(4)の野地板(38)との間の谷部に跨って、捨て水切り材(50)を取り付け、この捨て水切り材(50)の棟側先端部を覆うようして、第1及び第2の片流れ屋根(3)(4)の棟下地材(44)(46)に跨って棟捨て水切り材(51)を被せる。
捨て水切り材(50)の野地板(38)側には、その谷部に沿った端部を略V字状に折り返してなる水返し片(52)が形成されている。また、捨て水切り材(50)の鋭角部位(21)側には、下地材(35)(36)の後端面に被さる突片(53)が形成されている。なお、この捨て水切り材(50)の後端部に連続して、別の捨て水切り材(54)を谷部に跨って取り付ける。この捨て水切り材(54)の野地板(38)側にも、その谷部に沿った端部を略コ字形に折り返してなる水返し片(55)が形成されている。
そして、図5に示すように、第2の片流れ屋根(4)の野地板(38)上に瓦材(60)(60)…を葺設する。この瓦材(60)(60)…の葺設後に、図6に示すように、外壁部(20)の鋭角部位(21)と第2の片流れ屋根(4)の瓦材(60)(60)…との間の谷部に跨って、のし水切り材(61)を取り付ける。
のし水切り材(61)の瓦材(60)(60)…側には、その谷部に沿った端部を略L字形に折曲してなる水切り片(62)が形成されている。また、のし水切り材(61)の鋭角部位(21)側には、捨て水切り材(50)の突片(53)に被さる位置決め片(63)が形成されている。なお、のし水切り材(61)の後端部に連続して、別ののし水切り材(64)を谷部に跨って取り付ける。
次に、図7に示すように、外壁部(20)の鋭角部位(21)に対して、のし水切り材(61)及び破風下地板(37)に被さるようにして破風鉄板(30)を取り付ける。この破風鉄板(30)の先端部は、鋭角部位(21)に対応して鋭角状に形成されており、後端下部には、破風鉄板(30)に連続して配置する外壁材(31)の上端部を覆う被覆部としての被覆片(32)が折曲加工されている。さらに、破風鉄板(30)の後端下部には、のし水切り材(61)の位置決め片(63)に被さる位置決め片(33)が形成されている。また、破風鉄板(30)の上部には、第1の片流れ屋根(3)の棟(5)に沿って係合用の突片(71)が設けられている。なお、破風鉄板(30)の後端部に連続して、別の破風鉄板(72)を第1の片流れ屋根(3)の破風下地板(37)に沿って取り付ける。
最後に、図8に示すように、破風鉄板(30)(37)の係合用の突片(71)(71)を利用して、棟水切り材(70)(70)…を第1及び第2の片流れ屋根(3)(4)の棟(5)(6)部分に取り付ける。また、破風鉄板(30)に連続するように外壁材(31)を外壁部(20)に取り付ける。この外壁材(31)の取付状態において、外壁材(31)の上端部が破風鉄板(30)の被覆片(32)の裏側に差し込まれて、また外壁材(31)の側端部と位置決め片(33)との間にはシーリング材(80)が充填されて、外壁材(31)を見栄え良く納めている。
このように、外壁部(20)の鋭角部位(21)に対して、下地材(35)(36)(37)を介して板金類である破風鉄板(30)を取り付けることで、鋭角部位(21)まで及んで外壁材を施工する場合と比べて、設計の自由度を高めて、壁施工を簡単に済ますことができ、また捨て水切り材(50)(54)及びのし水切り材(61)(64)を用いた防水対策も簡単に施すことができる。
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
この発明の一実施形態に係る住宅の概略斜視図である。 第1の片流れ屋根と第2の片流れ屋根の接続部付近の縦断面図である。 同じくその鋭角部位への下地材の取付け状態を示す斜視図である。 同じくその捨て水切り材の取付け状態を示す斜視図である。 同じくその瓦材の取付け状態を示す斜視図である。 同じくそののし水切り材の取付け状態を示す斜視図である。 同じくその破風鉄板の取付け状態を示す斜視図である。 同じくその外壁材の取付け状態を示す斜視図である。
符号の説明
(3) 第1の片流れ屋根
(4) 第2の片流れ屋根
(5) 第1の片流れ屋根の棟
(6) 第2の片流れ屋根の棟
(20) 外壁部
(21) 鋭角部位
(35)(36)(37) 下地材
(30) 役物(破風鉄板)
(31) 外壁材
(32) 被覆部
(50)(61) 水切り材

Claims (5)

  1. 第1の片流れ屋根と第2の片流れ屋根の互いの棟高さを揃えた状態で、且つ、前記第1の片流れ屋根の棟中間部に前記第2の片流れ屋根の棟端部を繋げた状態で、前記第1の片流れ屋根と第2の片流れ屋根とを接続したことを特徴とする住宅の屋根構造。
  2. 第1の片流れ屋根と第2の片流れ屋根の互いの棟高さを揃えた状態で、且つ、それら棟同士を平面視略T字状に連続させた状態で、前記第1の片流れ屋根と第2の片流れ屋根とを接続したことを特徴とする住宅の屋根構造。
  3. 前記第1の片流れ屋根の棟と、その下側に位置する前記第2の片流れ屋根との間の外壁部において、前記第2の片流れ屋根の棟近傍の鋭角部位に下地材を介して板金類等の役物を施工し、その役物に連続させて外壁材を施工した請求項1又は2記載の住宅の屋根構造。
  4. 前記役物は、前記外壁材の端部を覆う被覆部を備えている請求項3記載の住宅の屋根構造。
  5. 前記外壁部の鋭角部位と前記第2の片流れ屋根との間の谷部に跨って、水切り材を設けた請求項3又は4記載の住宅の屋根構造。
JP2004294187A 2004-10-06 2004-10-06 住宅の屋根構造 Expired - Fee Related JP4270388B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004294187A JP4270388B2 (ja) 2004-10-06 2004-10-06 住宅の屋根構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004294187A JP4270388B2 (ja) 2004-10-06 2004-10-06 住宅の屋根構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006104813A JP2006104813A (ja) 2006-04-20
JP4270388B2 true JP4270388B2 (ja) 2009-05-27

Family

ID=36374864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004294187A Expired - Fee Related JP4270388B2 (ja) 2004-10-06 2004-10-06 住宅の屋根構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4270388B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4560729B2 (ja) * 2005-07-13 2010-10-13 三協立山アルミ株式会社 屋根連結具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006104813A (ja) 2006-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6980880B2 (ja) 端部構造
JP4270388B2 (ja) 住宅の屋根構造
JP5859830B2 (ja) 屋根構造及び建物
JP4871166B2 (ja) けらば部材
JP7064370B2 (ja) 屋根構造
JPH08326202A (ja) 雨樋隠し用屋根パネルおよび雨樋の納まり構造
JP3037524B2 (ja) 横葺パネル構造材の接続構造およびそれに用いる横葺パネル構造材
KR20130080514A (ko) 기와, 지붕 구조 및 지붕 시공 방법
JPH0636141Y2 (ja) 屋根排水構造
JP6548712B2 (ja) 出入隅の屋根葺き構造
JPH041210Y2 (ja)
CN219281102U (zh) 一种屋面天沟端部节点
JP7280736B2 (ja) ケラバカバー材、及び屋根構造
JP3883545B2 (ja) 屋外床板接続具及びそれを用いた屋外床並びに屋外床の施工方法
JP5780164B2 (ja) 屋根葺き構造
JPH0411048Y2 (ja)
JPH0735964Y2 (ja) 金属製外装材の接続構造
JPH0833053B2 (ja) 横葺屋根板
JPS6220576Y2 (ja)
KR200359267Y1 (ko) 함석지붕용 막새
JP4078607B2 (ja) 金属瓦を施工した屋根の軒先構造
JP2002332726A (ja) 樋の取付構造
JP2015068094A (ja) けらば水切り、棟違い屋根のけらば水切り構造、および導水板
JP2020012336A (ja) 縦葺き材の接続構造及び縦葺き材
JP2019218822A (ja) 屋根構造及び屋根板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150306

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees