JP4270300B2 - 液体吐出ヘッド、液体吐出装置、及び液体吐出装置の気泡除去方法 - Google Patents

液体吐出ヘッド、液体吐出装置、及び液体吐出装置の気泡除去方法 Download PDF

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Description

本発明は、ヘッドチップの全ての液室と連通する共通流路を形成するための共通流路部材を複数備え、ヘッドチップの各エネルギー発生素子を駆動し、各液室内の液体に吐出力を与えることにより、各液室内の液体を吐出させる液体吐出ヘッド、液体吐出装置、及び液体吐出装置の気泡除去方法に係るものである。そして、詳しくは、各共通流路部材の各共通流路に液体を安定的に供給するとともに、各共通流路の液体中に含まれる気泡を円滑に除去できるようにした技術に関するものである。
従来より、液体吐出装置の一例として、記録用紙を液体吐出ヘッドまで搬送し、液体吐出ヘッドを構成するヘッドチップのインク液室(液室)内で発熱抵抗体(エネルギー発生素子)を駆動してノズルからインク(液体)を吐出させ、印画を行うインクジェットプリンタが知られている。このようなインクジェットプリンタにおいては、インクが貯留されているインクカートリッジからヘッドチップのインク液室に向けてインクが安定して供給されることが必要である。
ここで、吐出させるインクには、水系のものや油系のものがあるが、水系のインクの場合は特に、インク中の溶存空気が温度変化等によってインク中で気泡となったり、外部から巻き込んだ空気がインク中に残って気泡となることがある。そして、このような気泡がヘッドチップの近傍に蓄積すると、インク液室へのインクの流れを阻害し、印画時にインクの供給不足を引き起こす。そのため、インク中の気泡は、インクの吐出方向の乱れや吐出量の変化を生じさせる原因となる。
また、インクの吐出は、ヘッドチップの発熱抵抗体がインク液室内のインクに吐出力を与えることで実現されるが、インク中に気泡があると、気体の圧縮性によって気泡がインクの吐出力を弱めることとなり、インクの吐出方向に乱れを発生させてしまう。さらにまた、インクジェットプリンタの設置環境、インクの吐出(発熱抵抗体の駆動)に伴う温度変化、大気圧の変動等によってインク中の気泡が膨張すると、インク液室内のインクがノズルから勝手に排出されてしまうことがある。
そこで、インク中の気泡の存在に起因するこのような不具合を解消するために、インクに含まれる気泡を除去できるようにした種々の技術が知られている。例えば、ノズルを記録用紙の幅に対応する長さに配列し、記録用紙の幅に対応する印画を可能としたラインプリンタにおいては、印画枚数が多く、耐久性も必要なことから、ヘッドチップの近傍の気泡をポンプ等の移送手段によってインクごと循環させることにより、インク中の気泡を除去する技術が用いられている。
このような気泡除去方法によれば、ヘッドチップの全てのインク液室と連通する共通流路のインクの流れに乗せて気泡を除去することが可能となる。すなわち、共通流路を形成するバッファタンク(共通流路部材)の供給口からインクを供給しつつ、バッファタンクの排出口からインクを排出させることにより、共通流路のインク中の気泡をインクごと除去するのである。
ところが、ヘッドチップとバッファタンクとによって構成されるヘッドモジュールを複数組み合わせ、記録用紙の幅に対応する印画を可能としたモジュール式のラインヘッド(ラインプリンタ)の場合には、各バッファタンクに対するインクの供給及び排出方法が問題となる。すなわち、全てのバッファタンクの各共通流路において、インク中の気泡を除去しなければならないが、各共通流路に対してインクを供給し排出する際に、いくつかの経路が考えられる。
この際、インクの供給部材を各バッファタンクの供給口のそれぞれに接続し、全てのバッファタンクの各共通流路に直接インクを供給するとともに、各バッファタンクの排出口のそれぞれから直接インクを排出できるようにした並列接続による気泡除去方法が知られている。そして、並列接続により、1つのポンプで全てのバッファタンクにおける各共通流路のインクを並列的に循環させ、全ての共通流路で同時に気泡を除去するラインプリンタが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−342634号公報
しかし、上記の特許文献1に開示されたラインプリンタでは、インク中の気泡を十分に除去できないという問題がある。すなわち、気泡を除去するために、1つのポンプによって全てのバッファタンクにおける各共通流路のインクを並列的に循環させると、それぞれが同じように循環するのではなく、各バッファタンクの中で、排出口から排出されやすいインク(気泡の少ないインク)だけが優先して循環するようになる。そのため、並列接続では、肝心の気泡の多いインクが十分に循環せず、その結果、気泡の除去が不十分となってしまう。
図8は、このような並列接続によって気泡を除去する従来例のラインプリンタ100を示す概念図である。
図8に示すように、ラインプリンタ100は、2つのヘッドモジュール120及びヘッドモジュール130を配列させたモジュール式のラインヘッド110と、インクを移送させるためのポンプ11と、ラインヘッド110に供給するインクの圧力を調整するためのサブタンク12と、ラインヘッド110に供給するインクが貯留されたインクカートリッジ13とを備えている。なお、サブタンク12には、サブタンク12内と大気とを連通させるための連通バルブ14が取り付けられている。
また、ヘッドモジュール120(130)は、インクを吐出させるための複数のヘッドチップ160(170)と、ヘッドチップ160(170)の全てのインク液室と連通する共通流路を形成するためのバッファタンク121(131)とを備えている。そして、バッファタンク121(131)は、共通流路にインクを供給する供給口122(132)と、共通流路からインクを排出する排出口123(133)とを備えている。
さらにまた、バッファタンク121(131)の供給口122(132)には、サブタンク12内のインクをバッファタンク121(131)に供給するための供給管181がそれぞれ接続され、排出口123(133)には、バッファタンク121(131)内のインクを排出するための排出管182がそれぞれ接続されている。そして、排出管182は、切替えバルブ15の一方のバルブ(循環側15a)及び第1連絡管16を介してポンプ11と接続され、ポンプ11は、第2連絡管17を介してサブタンク12と接続されている。そのため、ポンプ11を駆動すれば、図8に示す矢印のようにインクが循環する。なお、切替えバルブ15の他方のバルブ(供給側15b)には、インクカートリッジ13に貯留されたインクを供給するための接続管18が接続されている。
図8に示すラインプリンタ100において、例えば、バッファタンク121の共通流路のインク中に気泡が含まれていても、ポンプ11の駆動によってインクが循環すれば、気泡を含むインクが排出口123から排出され、サブタンク12まで移送される。すると、インク中の気泡は、サブタンク12の連通バルブ14を通して大気に開放される。そのため、サブタンク12からバッファタンク121の共通流路に供給されるインクには、気泡が含まれておらず、その結果、バッファタンク121の共通流路のインク中から気泡が除去される。
しかし、インク中の気泡が空気溜まりとなり、バッファタンク121の共通流路の一部を塞ぐようになると、インクの移送時の抵抗が増大する。そのため、ポンプ11により、サブタンク12内のインクが供給管181を介してバッファタンク121の供給口122及びバッファタンク131の供給口132に同じ圧力で供給されたとしても、バッファタンク121内では、空気溜まりの抵抗によってインクの移送が妨げられる。
一方、バッファタンク131内では、ある程度の圧力損失はあるものの、空気溜まりの抵抗がないため、供給口132から供給されたインクが供給圧力に応じて移送され、排出口133から順調に排出される。そして、排出されたインクは、排出管182、切替えバルブ15(循環側15a)、第1連絡管16、ポンプ11、及び第2連絡管17を介してサブタンク12まで移送される。
このように、バッファタンク131の共通流路では、インクが円滑に循環し、気泡が除去されるが、バッファタンク121の共通流路では、空気溜まりの抵抗によってインクが滞り、排出口123から排出されるインクが少なくなる。そのため、インクがあまり循環せず、バッファタンク121の共通流路のインクだけ、気泡の除去が不十分となってしまう。
したがって、並列接続によって気泡を除去する図8のラインプリンタ100では、気泡を除去するために、バッファタンク121及びバッファタンク131のそれぞれの共通流路のインクを同じポンプ11で循環させても、インク中の気泡が少ない方が優先して循環してしまうので、ラインヘッド110の円滑な気泡の除去ができない。
そこで、一方だけが優先して循環しないように、直列接続によってインクを直列的に循環させることが考えられる。
図9は、直列接続によって気泡を除去する比較例のラインプリンタ200を示す概念図である。
図9に示すように、ラインプリンタ200は、2つのヘッドモジュール220及びヘッドモジュール230を配列させたモジュール式のラインヘッド210を備えている。そして、ヘッドモジュール220(230)は、インクを吐出させるための複数のヘッドチップ260(270)と、ヘッドチップ260(270)の全てのインク液室と連通する共通流路を形成するためのバッファタンク221(231)とを備えている。
ここで、ラインヘッド210にインクを供給するための供給管281は、バッファタンク221の供給口222だけに接続されている。そして、バッファタンク221の排出口223とバッファタンク231の供給口232との間に直列管283が接続され、バッファタンク231の排出口233に排出管282が接続されている。そのため、図9に示すラインプリンタ200は、バッファタンク221とバッファタンク231とが直列的に接続された構成となっている。なお、その他のポンプ11、サブタンク12、インクカートリッジ13、連通バルブ14、切替えバルブ15、第1連絡管16、第2連絡管17、及び接続管18は、図8に示すラインプリンタ100と同一である。
このような図9に示すラインプリンタ200では、ポンプ11の駆動により、サブタンク12のインクが供給管281及び供給口222を介してバッファタンク221の共通流路に供給されると、バッファタンク221内の気泡を含むインクが供給圧力に応じて移送され、排出口223から排出される。そして、排出されたインクが今度は、直列管283及び供給口232を介してバッファタンク231の共通流路に供給されるので、バッファタンク231内のインクも供給圧力に応じて移送され、排出口233から排出される。また、排出されたインクは、排出管282、切替えバルブ15(循環側15a)、第1連絡管16、ポンプ11、及び第2連絡管17を介してサブタンク12に戻り、サブタンク12で気泡が除去される。
したがって、直列接続のラインプリンタ200は、ポンプ11を駆動すれば、図9に示す矢印のようにインクが直列的に循環し、気泡が除去される。すなわち、バッファタンク221の共通流路のインク中に含まれる気泡は、バッファタンク231の共通流路を通ってサブタンク12まで移送され、大気に開放されて除去される。また、バッファタンク231の共通流路のインク中に気泡が含まれていても、同様にサブタンク12まで移送されて除去される。そして、インク中の気泡が空気溜まりとなっていても、バッファタンク221及びバッファタンク231の共通流路のインクが同じように循環するので、ラインヘッド210の円滑な気泡の除去が可能となる。
ところが、直列接続の場合には、最初にインクが供給されるヘッドモジュール220から後になるほど、それ以前の圧力の影響や、インクの移送経路が長くなることによる圧力損失が増大し、圧力が変動しやすくなるので、インクの安定的な供給が困難になるという問題がある。
この点に関して詳述すると、図9に示すように、ラインヘッド210のヘッドモジュール内圧力は、最初にインクが供給されるヘッドモジュール220において、圧力損失によって徐々に減少する。さらに、後のヘッドモジュール230では、直列管283による圧力損失が重なるので、当初からヘッドモジュール220の減少した圧力よりも低い。そして、その後も圧力損失によって徐々に減少する。そのため、直列接続の後ろのヘッドモジュール内圧力は、その前に比べて大きく減少したものとなる。
ここで、ラインヘッド210では、ヘッドモジュール220とヘッドモジュール230とでインクの消費量が異なることが多い。そのため、インクの消費量に応じて、それぞれに対してインクを安定的に供給する必要があるが、直列接続の場合には、後のヘッドモジュール230のヘッドモジュール内圧力が低いため、インクの供給が安定しなくなってしまう。その結果、最初のヘッドモジュール220のヘッドチップ260によるインクの吐出性能と、後のヘッドモジュール230のヘッドチップ270によるインクの吐出性能とで、性能差が生じることとなる。
一方、図8に示す並列接続のラインプリンタ100の場合には、ラインヘッド110のヘッドモジュール120とヘッドモジュール130とでインクの消費量が異なっても、ヘッドモジュール120及びヘッドモジュール130のそれぞれに直接インクを供給することができる。そのため、ヘッドモジュール内圧力は、図8に示すように、それぞれに圧力損失による減少があるだけで、ヘッドモジュール120とヘッドモジュール130とが全く同じ傾向を示す。その結果、ヘッドモジュール120及びヘッドモジュール130に対し、同じような圧力で安定してインクが供給されることとなる。
このように、図8に示す並列接続のラインプリンタ100は、安定的なインクの供給が可能であるが、気泡の除去が不十分になるという問題がある。逆に、図9に示す直列接続のラインプリンタ200は、円滑な気泡の除去が可能であるが、インクの供給が安定しないという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、液体(インク)の各共通流路に液体を安定的に供給するとともに、各共通流路の液体中に含まれる気泡を円滑に除去できるようにすることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
請求項1に記載の発明は、液体を吐出させるためのエネルギー発生素子が複数配置され、各前記エネルギー発生素子の周囲にそれぞれ液室が形成されたヘッドチップと、前記ヘッドチップの全ての前記液室と連通する共通流路を形成するための共通流路部材とを備え、前記ヘッドチップの各前記エネルギー発生素子を駆動し、各前記液室内の液体に吐出力を与えることにより、各前記液室内の液体を吐出させる液体吐出ヘッドであって、前記共通流路部材をN個(N≧2)備えるとともに、各前記共通流路部材は、前記共通流路に液体を供給する供給口と、前記共通流路から液体を排出する排出口とを備え、1番目の前記共通流路部材の前記供給口に、液体の供給部材が接続され、N番目の前記共通流路部材の前記供給口に、開閉バルブを介して前記供給部材が接続されるとともに(N−1)番目の前記共通流路部材の前記排出口が接続されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の液体吐出ヘッドに、1番目の前記共通流路部材の前記供給口からN番目の前記共通流路部材の前記排出口に向けて液体を移送させるための移送手段を備えるようにした液体吐出装置に係るものである。
さらにまた、請求項6に記載の発明は、液体を吐出させるためのエネルギー発生素子が複数配置され、各前記エネルギー発生素子の周囲にそれぞれ液室が形成されたヘッドチップと、前記ヘッドチップの全ての前記液室と連通する共通流路を形成し、前記共通流路に液体を供給する供給口及び前記共通流路から液体を排出する排出口を有するN個(N≧2)の共通流路部材と、1番目の前記共通流路部材の前記供給口からN番目の前記共通流路部材の前記排出口に向けて液体を移送させるための移送手段とを備え、前記移送手段により、各前記共通流路部材の各前記共通流路の液体を移送させてその液体中の気泡を除去する液体吐出装置の気泡除去方法であって、1番目の前記共通流路部材の前記供給口に、液体の供給部材が接続され、N番目の前記共通流路部材の前記供給口に、開閉バルブを介して前記供給部材が接続されるとともに(N−1)番目の前記共通流路部材の前記排出口が接続されており、前記ヘッドチップの各前記エネルギー発生素子を駆動し、各前記液室内の液体に吐出力を与えることによって各前記液室内の液体を吐出させるときは、前記開閉バルブを開けた状態で前記移送手段を駆動して液体を移送し、全ての前記共通流路部材における各前記共通流路の液体中の気泡を除去するときは、前記開閉バルブを閉じた状態で前記移送手段を駆動して液体を移送することを特徴とする。
(作用)
上記の各発明において、N個(N≧2)の共通流路部材は、共通流路に液体を供給する供給口と、共通流路から液体を排出する排出口とを備えている。そして、1番目の共通流路部材の供給口に、液体の供給部材が接続され、N番目の共通流路部材の供給口に、開閉バルブを介して供給部材が接続されるとともに(N−1)番目の共通流路部材の排出口が接続されている。そのため、開閉バルブを開ければ、各共通流路部材が並列接続で接続された構成となり、開閉バルブを閉じれば、各共通流路部材が直列接続で接続された構成となる。
本発明によれば、開閉バルブを開ければ、各共通流路部材が並列接続で接続された構成となるので、ヘッドチップの各エネルギー発生素子を駆動して各液室内の液体を吐出させるときは、開閉バルブを開けた状態で移送手段を駆動して液体を移送することにより、安定的なインクの供給が可能となる。また、開閉バルブを閉じれば、各共通流路部材が直列接続で接続された構成となるので、全ての共通流路部材における各共通流路の液体中の気泡を除去するときは、開閉バルブを閉じた状態で移送手段を駆動して液体を移送することにより、円滑な気泡の除去が可能となる。その結果、安定的なインクの供給と円滑な気泡の除去とを両立させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
なお、以下の実施形態では、本発明の液体吐出装置として、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、及びK(ブラック)の4色のインク(液体)を吐出するカラー対応のインクジェットプリンタ(ラインプリンタ1)を例に挙げて説明する。そして、本発明の液体吐出ヘッドは、このラインプリンタ1に用いるラインヘッド10である。
図1は、本実施形態のラインプリンタ1の概要を示す正面図である。
図1に示すように、ラインプリンタ1は、複数の給紙トレイ2a,2b,2cと、印画サイズに応じて各給紙トレイ2a,2b,2cから選択的に給紙される記録用紙8の搬送ユニット3と、ラインヘッド10に記録用紙8を対向させる印画テーブル4と、非印画時にラインヘッド10のインクの吐出面を覆うメンテナンスユニット5と、印画された記録用紙8を搬送する排紙テーブル6と、記録用紙8の排紙トレイ7とを備えている。
ここで、ラインヘッド10は、各給紙トレイ2a,2b,2cから給紙される最大サイズの記録用紙8の幅に対応する印画が可能なものである。そのため、記録用紙8の幅方向に移動させて印画を行うシリアルヘッドのプリンタと比較すると、記録用紙8の幅方向への移動手段を必要としないため、振動や騒音が低減されるだけでなく、印画速度を格段に速くできるという利点がある。
また、ラインヘッド10にインクを供給する方式として、ヘッドと一体的にインクが配置されて供給を行う「ヘッド一体型」と、外部からインクを供給するようにした「ヘッド別体型」とがあるが、本実施形態のラインプリンタ1は、ラインヘッド10と別体のインクカートリッジ13をラインプリンタ1に装着した「ヘッド別体型」のものである。そして、Y,M,C,Kの4色のインクを色別に収容したインクカートリッジ13は、ラインプリンタ1から容易に着脱できるようになっている。そのため、インクカートリッジ13内のインクが全て消費された場合には、迅速に新品と交換できる。
さらにまた、ラインヘッド10とインクカートリッジ13との間には、サブタンク12(本発明における圧力調整手段に相当するもの)を介してポンプ11(本発明における移送手段に相当するもの)が設置されている。そのため、ポンプ11を駆動すれば、インクカートリッジ13のインクが所定の圧力でラインヘッド10に供給される。
このようなラインプリンタ1で印画を行うには、搬送ユニット3によって給紙トレイ2a,2b,2cのいずれかから1枚の記録用紙8を選択的に搬送し、印画テーブル4上に給紙する。また、メンテナンスユニット5をラインヘッド10から分離し、インクの吐出面を露出させる。そして、記録用紙8を印画テーブル4上で移動させながらラインヘッド10から各色のインクを吐出し、カラー印画を行う。なお、印画が行われた後は、記録用紙8が排紙テーブル6によって移動し、排紙トレイ7上にストックされる。
図2は、本実施形態のラインプリンタ1の印画部を示す斜視図である。
図2に示すように、ラインプリンタ1の印画部には、ラインヘッド10が配置されている。このラインヘッド10は、モジュール式のものであり、ヘッドモジュール20、ヘッドモジュール30、ヘッドモジュール40、及びヘッドモジュール50の4つが直列に配列され、この4つで印画テーブル4上に給紙された記録用紙8の横幅の長さをカバーするようになっている。そして、各ヘッドモジュール20、ヘッドモジュール30、ヘッドモジュール40、及びヘッドモジュール50が4列並列に配置され、各列ごとに、Y,M,C,Kの4色のインクを吐出する。
また、各ヘッドモジュール20(Y,M,C,K)、ヘッドモジュール30(Y,M,C,K)、ヘッドモジュール40(Y,M,C,K)、及びヘッドモジュール50(Y,M,C,K)の上側には、本発明における供給部材に相当するインクマニホールド84(Y,M,C,K)が配置され、それぞれにインクを供給するようになっている。
このように、ラインヘッド10は、4つのヘッドモジュール20、ヘッドモジュール30、ヘッドモジュール40、及びヘッドモジュール50と、インクマニホールド84とによって構成されており、サブタンク12から各色のインクが供給される。すなわち、インクマニホールド84(Y,M,C,K)には、供給管81(Y,M,C,K)を介してサブタンク12(Y,M,C,K)が接続されている。そのため、各色ごとのポンプ11(Y,M,C,K)を駆動すれば、サブタンク12(Y,M,C,K)の4色のインクがラインヘッド10に供給される。
また、ラインヘッド10に供給された4色のインクは、印画テーブル4上の記録用紙8に向けてそれぞれ吐出されるだけでなく、循環するようになっている。すなわち、各色のインクは、ラインヘッド10から排出管82(Y,M,C,K)を通り、切替えバルブ15(Y,M,C,K)、第1連絡管16(Y,M,C,K)、ポンプ11(Y,M,C,K)、及び第2連絡管17(Y,M,C,K)を介してサブタンク12(Y,M,C,K)に戻る。なお、吐出によって消費された各色のインクは、インクカートリッジ13(Y,M,C,K)から接続管18(Y,M,C,K)を通り、切替えバルブ15(Y,M,C,K)、第1連絡管16(Y,M,C,K)、ポンプ11(Y,M,C,K)、及び第2連絡管17(Y,M,C,K)を介してサブタンク12(Y,M,C,K)に補充される。
図3は、本実施形態のラインプリンタ1のラインヘッド10におけるヘッドモジュール20のインクの吐出部を示す斜視図である。
図3に示すように、ヘッドモジュール20は、ヘッドチップ60とノズルシート64とを貼り合わせて構成したものである。なお、図2に示すヘッドモジュール30、ヘッドモジュール40、及びヘッドモジュール50も同様の構成となっている。
このヘッドチップ60は、半導体基板61にバリア層63を積層したものであり、バリア層63にノズル65を形成したノズルシート64が貼り合わせられている。そして、半導体基板61に複数の発熱抵抗体62(本発明におけるエネルギー発生素子に相当するもの)が一定間隔で一方向に析出形成されており、発熱抵抗体62を囲む半導体基板61とバリア層63とノズルシート64とによってインク液室66(本発明における液室に相当するもの)が形成されている。なお、インク液室66は、インクの共通流路67に連通する開口領域を有しており、この開口領域からインク液室66内にインクが供給される。
ここで、半導体基板61は、シリコン、ガラス、セラミックス等からなるもので、発熱抵抗体62は、この半導体基板61の一方の面に、半導体や電子デバイス製造技術用の微細加工技術を用いて析出形成されている。なお、この発熱抵抗体62は、半導体基板61上に形成された導体部(図示せず)を介して外部回路と電気的に接続されている。
また、バリア層63は、半導体基板61の発熱抵抗体62側に積層されたものである。すなわち、バリア層63は、半導体基板61の上面全体に感光性樹脂を塗布し、しかるべき形状のパターンを描いたフォトマスクを介して感光性樹脂を感光するのに最適な波長帯の放射光を持った露光機による露光を行った後、露光した感光性樹脂を所定の現像液で現像し、未露光部分を除去することにより、発熱抵抗体62の周辺を除く半導体基板61上にパターニング形成されている。そして、半導体基板61、発熱抵抗体62、及びバリア層63によってヘッドチップ60を構成する。
さらにまた、ノズルシート64は、例えば、Ni(ニッケル)による電鋳技術によって形成されたものであり、ノズルシート64には、複数のノズル65が配列されている。そして、ヘッドチップ60(半導体基板61、発熱抵抗体62、及びバリア層63)は、各ノズル65の位置と各発熱抵抗体62の位置とが合うように、すなわち、各ノズル65が各発熱抵抗体62と対向するように精密に位置決めがなされ、バリア層63を下にして、ノズルシート64上に貼り合わされている。
したがって、図3に示すように、ヘッドチップ60のインク液室66は、発熱抵抗体62を囲むようにして、半導体基板61とバリア層63とノズルシート64とによって構成される。すなわち、半導体基板61及び発熱抵抗体62は、図3中、インク液室66の天壁を構成し、バリア層63は、インク液室66の3つの側壁を構成し、ノズルシート64は、インク液室66の底壁を構成する。
また、インク液室66は、図3中、右下方向に開口領域を有しており、この開口領域がインクの共通流路67に連通している。そのため、サブタンク12(図2参照)から供給されたインクは、共通流路67を通って全てのインク液室66に供給されることとなる。そして、インク液室66にインクを満たした状態で、制御部(図示せず)の指令に基づいて、発熱抵抗体62に短時間(例えば、1〜3μsec)のパルス電流を流す。すると、発熱抵抗体62が急速に加熱されるため、インクが沸騰して発熱抵抗体62と接する部分に気泡が発生し、その気泡の膨張によってある体積のインクが押しのけられる。その結果、これが吐出力となり、押しのけられたインクと同等の体積のインクがノズル65からインク液滴となって吐出され、印画が行われる。
ここで、図3に示すように、インク液室66のインク中に気泡があると、気体の圧縮性によって気泡がインクの吐出力を弱め、インクの吐出方向に乱れを発生させる。また、インクの吐出(発熱抵抗体62の加熱)に伴う温度変化等によってインク中の気泡が膨張すると、インク液室66内のインクがノズル65から勝手に排出されてしまうことがある。そのため、ヘッドモジュール20は、ヘッドチップ60のインク液室66にインクを供給し、ノズル65からインクを吐出できるだけでなく、共通流路67から気泡を含むインクを除去できるものでなければならない。
図4は、インク中の気泡の除去が可能な本実施形態のラインプリンタ1を示す概念図であり、インク供給時の状態を示すものである。
図4に示すように、ラインプリンタ1は、2つのヘッドモジュール20及びヘッドモジュール30を配列させたラインヘッド10と、インクを移送させるためのポンプ11と、ラインヘッド10に供給するインクの圧力を調整するためのサブタンク12と、ラインヘッド10に供給するインクが貯留されたインクカートリッジ13とを備えている。
また、ヘッドモジュール20は、インクを吐出させるためのヘッドチップ60とバッファタンク21(本発明における共通流路部材に相当するもの)とを備えており、ヘッドモジュール30は、ヘッドチップ70とバッファタンク31とを備えている。そのため、図4に示すラインヘッド10は、2個(N=2)のバッファタンク21(ヘッドモジュール20)及びバッファタンク31(ヘッドモジュール30)を備えたものとなっており、図2に示すヘッドモジュール40及びヘッドモジュール50が省略されているが、これは、説明の便宜のためであって、N≧2であれば基本動作は同じである。なお、図4に示すラインヘッド10は、1色のインクを吐出するが、インク色数が増えても基本動作は同じである。
ここで、1番目のバッファタンク21は、ヘッドチップ60の全てのインク液室66(図3参照)と連通する共通流路67(図3参照)を形成するためのものであり、2番目(N=2番目)のバッファタンク31も、同様のものである。そして、バッファタンク21(31)は、内部にインクを供給するための供給口22(32)と、内部のインクを排出するための排出口23(33)とを備えている。
また、1番目のバッファタンク21の供給口22には、インクマニホールド83(本発明における供給部材に相当するもの)の第1供給管84が接続され、2番目(N=2番目)のバッファタンク31の供給口32には、開閉バルブ86を介してインクマニホールド83の第2供給管85が接続されるとともに、連結管87を介して1番目(N−1番目)のバッファタンク21の排出口23が接続されている。なお、インクマニホールド83には、サブタンク12内のインクをバッファタンク21(31)に供給するための供給管81が接続されている。
さらにまた、2番目(N=2番目)のバッファタンク31の排出口33には、バッファタンク31内のインクを排出するための排出管82が接続されている。そして、排出管82は、切替えバルブ15の一方のバルブ(循環側15a)及び第1連絡管16を介してポンプ11と接続され、ポンプ11は、第2連絡管17を介してサブタンク12と接続されている。なお、サブタンク12には、サブタンク12内と大気とを連通させるための連通バルブ14が取り付けられており、切替えバルブ15の他方のバルブ(供給側15b)には、インクカートリッジ13に貯留されたインクを供給するための接続管18が接続されている。
このような本実施形態のラインプリンタ1において、サブタンク12内のインクをバッファタンク21(31)に供給するには、図4に示すように、切替えバルブ15の供給側15bを閉じ、循環側15aを開ける。次に、連通バルブ14を閉じ、開閉バルブ86を開ける。なお、これらの動作は、同時に行っても順序が変わっていても良い。
この状態でポンプ11を駆動すると、バッファタンク21内の空気及びヘッドチップ60のノズル65(図3参照)から入る空気が連結管87を通ってバッファタンク31内に移送される。そして、バッファタンク31内の空気及びヘッドチップ70から入る空気と一緒になり、排出管82、切替えバルブ15(循環側15a)、第1連絡管16、ポンプ11、及び第2連絡管17を通ってサブタンク12内に蓄積される。
したがって、サブタンク12内の圧力が上昇し、インクが大気側よりも加圧されるようになる。すると、図4の矢印のようにインクが供給管81を通り、インクマニホールド83に注入される。そして、インクマニホールド83のインクが第1供給管84を通ってバッファタンク21に供給されるとともに、第2供給管85及び開閉バルブ86を通ってバッファタンク31に供給される。なお、バッファタンク31には、バッファタンク21から連結管87を通って供給されるインクもある。
このようにしてバッファタンク21内にインクが供給されると、ヘッドチップ60のノズル65(図3参照)がインクで塞がれ、空気がこれ以上入らなくなる。同様に、バッファタンク31内にインクが供給されると、ヘッドチップ70からも空気が入らなくなる。そのため、サブタンク12内の圧力がこれ以上は上昇しなくなり、圧力が平衡状態となってサブタンク12からバッファタンク21(31)へのインクの供給が完了するので、ヘッドチップ60(70)によるインクの吐出が可能となる。
図5は、このような本実施形態のラインプリンタ1を示す概念図であり、インク吐出時の状態を示すものである。
本実施形態のラインプリンタ1において、ラインヘッド10のヘッドモジュール20(30)におけるヘッドチップ60(70)からインクを吐出させ、印画を行うには、図5に示すように、開閉バルブ86を開け、切替えバルブ15の循環側15aを閉じ、供給側15bを開ける。そして、連通バルブ14を開け、この状態でヘッドチップ60の発熱抵抗体62(図3参照)を駆動すれば、インク液室66(図3参照)内のインクに吐出力が付与され、インク液室66内のインクがノズル65(図3参照)から吐出される。また、ヘッドチップ60と同様に、ヘッドチップ70からもインクが吐出される。
ここで、ヘッドチップ60とヘッドチップ70とのインクの吐出量がほとんど同じの場合には、ヘッドモジュール20で消費されるインクは、図5に示す矢印のように、サブタンク12から供給管81及び第1供給管84を通ってバッファタンク21の供給口22に入り、順次補充されることとなる。
一方、ヘッドモジュール30で消費されるインクは、図5に示す矢印のように、サブタンク12から供給管81、インクマニホールド83、第2供給管85、及び開閉バブル86を主に通ってバッファタンク31の供給口32に入り、順次補充される。この際、供給管81、第1供給管84、バッファタンク21、及び連結管87を通って補充されるインクがほとんどないのは、インクマニホールド83の圧力損失がバッファタンク21及びバッファタンク31の圧力損失よりも小さいからである。なお、インクマニホールド83の圧力損失を小さくするには、バッファタンク21及びバッファタンク31の流路断面積よりも、インクマニホールド83の流路断面積を大きくしたり、屈曲部や絞り部を少なくすれば良い。
また、ヘッドチップ60のインクの吐出量がヘッドチップ70に比べて多い場合でも、ヘッドモジュール20で消費されるインクが供給管81及び第1供給管84を介して順次補充されるので、ヘッドモジュール20内の圧力は、ヘッドモジュール30内の圧力に自動的に近づく。
逆に、ヘッドチップ70のインクの吐出量がヘッドチップ60に比べて多い場合、ヘッドモジュール30で消費されるインクは、供給管81からインクマニホールド83、第2供給管85、及び開閉バブル86を介して補充されるだけでなく、図5に示す矢印のように、供給管81から第1供給管84、バッファタンク21、及び連結管87を介して補充される。そのため、ヘッドモジュール30内の圧力は、ヘッドモジュール20内の圧力に迅速に近づく。
このように、本実施形態のラインプリンタ1は、ラインヘッド10のヘッドモジュール20とヘッドモジュール30とでインクの消費量が異なっても、ヘッドモジュール内圧力は、図5に示すように、それぞれに圧力損失による減少があるだけで、ヘッドモジュール20とヘッドモジュール30とが全く同じ傾向を示す。そのため、ヘッドモジュール20及びヘッドモジュール30に対し、同じような圧力で安定してインクが供給されることとなる。その結果、ヘッドチップ60によるインクの吐出性能と、ヘッドチップ70によるインクの吐出性能とで、性能差が生じるようなことはない。
また、ヘッドモジュール20及びヘッドモジュール30におけるインクの消費により、サブタンク12内のインクが少なくなった場合には、ポンプ11を駆動することによってヘッドチップ60(70)によるインクの吐出にほとんど影響を与えることなく、サブタンク12にインクを追加できる。すなわち、ポンプ11の駆動により、図5に示す矢印のように、インクカートリッジ13内のインクが接続管18、切替えバルブ15(供給側15b)、第1連絡管16、ポンプ11、第2連絡管17を通ってサブタンク12に貯留される。
ここで、サブタンク12には、インク量測定装置(図示せず)が取り付けられており、所定のインクレベルになったところでインク量の制限信号を出力する。そのため、この制限信号を受信した制御部(図示せず)の指令によってポンプ11が自動的に停止し、サブタンク12に対するインクの追加が完了する。なお、このようなサブタンク12に対するインクの供給は、ラインプリンタ1の使用開始当初等、サブタンク12内のインクが空の場合にも、自動的に行われる。
したがって、サブタンク12には、常に所定量のインクが貯留され、ヘッドモジュール20及びヘッドモジュール30に対し、安定してインクが供給される。そのため、本実施形態のラインプリンタ1は、高品位の印画が可能であるが、その品位を維持するためには、インク中の気泡を十分に除去しておく必要がある。
図6は、本実施形態のラインプリンタ1を示す概念図であり、マニホールド気泡除去時の状態を示すものである。
本実施形態のラインプリンタ1において、インク中の気泡を除去するには、インクを循環させれば良い。そして、気泡の除去に際しては、最初に、インクマニホールド83の内部に溜まった空気を排出させる。
インクを循環させてインクマニホールド83から空気を排出させるには、開閉バルブ86を開けるとともに、切替えバルブ15の循環側15aを開け、供給側15bを閉じる。また、連通バルブ14を開ける。なお、連通バルブ14を開けることにより、インクの循環経路の全体が、サブタンク12のインク液面高さに基づく圧力一定の状態となる。
この状態でポンプ11を駆動すると、インクの流れは主に、図6に示す矢印のように、サブタンク12から供給管81、インクマニホールド83、第2供給管85、開閉バルブ86を経由し、バッファタンク31を通って排出管82、切替えバルブ15(循環側15a)、第1連絡管16、ポンプ11、第2連絡管17に至り、サブタンク12に戻される循環となる。そのため、インクマニホールド83の内部に空気が溜まっていれば、その空気は、サブタンク12まで移送され、連通バルブ14から大気中に排出される。そして、このようにしてインクマニホールド83から空気を排出させた後は、バッファタンク21(31)内のインク中の気泡を除去する。
図7は、本実施形態のラインプリンタ1を示す概念図であり、バッファタンク気泡除去時の状態を示すものである。
本実施形態のラインプリンタ1において、バッファタンク21(31)内のインク中の気泡を除去するには、マニホールド気泡除去時と同様に、インクを循環させる。
ここで、バッファタンク21(31)内のインクを循環させるために、バッファタンク気泡除去時は、開閉バルブ86を閉じる。なお、開閉バルブ86を閉じること以外は、マニホールド気泡除去時と同様、切替えバルブ15の循環側15aを開け、供給側15bを閉じておく。また、連通バルブ14を開けておく。
この状態でポンプ11を駆動すると、インクは、図7に示す矢印のように、サブタンク12から供給管81に入るが、インクマニホールド83の奥に行かず、第1供給管84のみを通り、供給口22からバッファタンク21の共通流路に供給される。すると、バッファタンク21内の気泡を含むインクが供給圧力に応じて移送され、排出口23から排出される。そして、排出されたインクが今度は、連結管87及び供給口32を介してバッファタンク31の共通流路に供給される。そのため、バッファタンク31内のインクも供給圧力に応じて移送され、排出口33から排出される。また、排出されたインクは、排出管82、切替えバルブ15(循環側15a)、第1連絡管16、ポンプ11、及び第2連絡管17を介してサブタンク12に戻り、サブタンク12で気泡が除去される。
したがって、本実施形態のラインプリンタ1は、開閉バルブ86を閉じてポンプ11を駆動することにより、図7に示す矢印のようにインクが循環し、バッファタンク21内から気泡が除去される。すなわち、バッファタンク21の共通流路のインク中に含まれる気泡は、バッファタンク31の共通流路を通ってサブタンク12まで移送され、連通バルブ14から大気に開放されて除去される。なお、開閉バルブ86を開けておくと、インクがインクマニホールド83及びバッファタンク21の両方を通って循環するので、気泡が連結管87等を塞いだ場合には、そこでインク移送時の抵抗が大きくなる。その結果、インク20が主にインクマニホールド83を通って移送されるようになり、バッファタンク21内のインクが移送されなくなるので、バッファタンク21内のインクに多くの気泡を巻き込んだままの状態となる。
また、本実施形態のラインプリンタ1は、バッファタンク31の共通流路のインク中に気泡が含まれていても、ポンプ11の駆動によってそのインクがサブタンク12まで移送され、除去される。そして、インク中の気泡が空気溜まりとなっていても、開閉バルブ86を閉じておけば、バッファタンク21及びバッファタンク31の共通流路のインクが同じように循環するので、ラインヘッド10のインク中の気泡が円滑に除去される。
このように、バッファタンク21(31)内のインク中の気泡を除去する際は、開閉バルブ86を閉じてインクを循環させる。すると、インクがバッファタンク21及びバッファタンク31の共通流路を必ず通過するようになる。そのため、ヘッドモジュール20及びヘッドモジュール30の気泡を含むインクが容易に移送され、サブタンク12でインク中の気泡が除去される。
また、1つのポンプ11によってインクを循環させることができるので、気泡の除去が可能なラインプリンタ1が安価なものとなる。さらにまた、ヘッドモジュール20(30)のヘッドチップ60(70)からインクを吐出させる際は、開閉バルブ86を開けることにより、ヘッドモジュール20及びヘッドモジュール30に対し、同じような圧力で安定してインクを供給できる。そのため、高品位の印画が可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、例えば、以下のような種々の変形等が可能である。
(1)本実施形態では、2個(N=2)のバッファタンク21(ヘッドモジュール20)及びバッファタンク31(ヘッドモジュール30)を備えたラインヘッド10(図2にでは、ヘッドモジュール20、ヘッドモジュール30、ヘッドモジュール40及びヘッドモジュール50を備えたラインヘッド10)としているが、N≧2であれば個数を問わない。すなわち、N≧2であればいくつであっても、十分な気泡の除去、安定的なインクの供給によって高品位の印画を実現でき、インクを循環させるためのポンプ11の数が少ない安価なものとなる。
(2)本実施形態では、液体吐出装置として、印画幅分のラインヘッド10を備えるラインプリンタ1を例に挙げたが、このようなインクジェットプリンタに限らず、各種の液体を吐出する他の液体吐出装置にも広く適用することができ、例えば、染め物に対して染料を吐出する液体吐出装置であっても良い。
本実施形態のラインプリンタの概要を示す正面図である。 本実施形態のラインプリンタの印画部を示す斜視図である。 本実施形態のラインプリンタのラインヘッドにおけるヘッドモジュールのインクの吐出部を示す斜視図である。 本実施形態のラインプリンタを示す概念図であり、インク供給時の状態を示すものである。 本実施形態のラインプリンタを示す概念図であり、インク吐出時の状態を示すものである。 本実施形態のラインプリンタを示す概念図であり、マニホールド気泡除去時の状態を示すものである。 本実施形態のラインプリンタを示す概念図であり、バッファタンク気泡除去時の状態を示すものである。 従来例のラインプリンタを示す概念図である。 比較例のラインプリンタを示す概念図である。
符号の説明
1 ラインプリンタ(液体吐出装置)
10 ラインヘッド(液体吐出ヘッド)
11 ポンプ(移送手段)
12 サブタンク(圧力調整手段)
20,30,40,50 ヘッドモジュール
21,31 バッファタンク(共通流路部材)
22,32 供給口
23,33 排出口
60,70 ヘッドチップ
62 発熱抵抗体(エネルギー発生素子)
66 インク液室(液室)
67 共通流路
83 インクマニホールド(供給部材)
86 開閉バルブ

Claims (6)

  1. 液体を吐出させるためのエネルギー発生素子が複数配置され、各前記エネルギー発生素子の周囲にそれぞれ液室が形成されたヘッドチップと、
    前記ヘッドチップの全ての前記液室と連通する共通流路を形成するための共通流路部材と
    を備え、
    前記ヘッドチップの各前記エネルギー発生素子を駆動し、各前記液室内の液体に吐出力を与えることにより、各前記液室内の液体を吐出させる液体吐出ヘッドであって、
    前記共通流路部材をN個(N≧2)備えるとともに、
    各前記共通流路部材は、
    前記共通流路に液体を供給する供給口と、
    前記共通流路から液体を排出する排出口と
    を備え、
    1番目の前記共通流路部材の前記供給口に、液体の供給部材が接続され、
    N番目の前記共通流路部材の前記供給口に、開閉バルブを介して前記供給部材が接続されるとともに(N−1)番目の前記共通流路部材の前記排出口が接続されている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
    1番目の前記共通流路部材の前記供給口とN番目の前記共通流路部材の前記供給口との間の前記供給部材の圧力損失は、
    1番目の前記共通流路部材の前記供給口とN番目の前記共通流路部材の前記供給口との間の各前記共通流路の全体の圧力損失よりも小さい
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  3. 液体を吐出させるためのエネルギー発生素子が複数配置され、各前記エネルギー発生素子の周囲にそれぞれ液室が形成されたヘッドチップと、
    前記ヘッドチップの全ての前記液室と連通する共通流路を形成するための共通流路部材と
    を備え、
    前記ヘッドチップの各前記エネルギー発生素子を駆動し、各前記液室内の液体に吐出力を与えることにより、各前記液室内の液体を吐出させる液体吐出装置であって、
    前記共通流路部材をN個(N≧2)備えるとともに、
    各前記共通流路部材は、
    前記共通流路に液体を供給する供給口と、
    前記共通流路から液体を排出する排出口と
    を備え、
    1番目の前記共通流路部材の前記供給口に、液体の供給部材が接続され、
    N番目の前記共通流路部材の前記供給口に、開閉バルブを介して前記供給部材が接続されるとともに(N−1)番目の前記共通流路部材の前記排出口が接続されており、
    1番目の前記共通流路部材の前記供給口からN番目の前記共通流路部材の前記排出口に向けて液体を移送させるための移送手段を備える
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項3に記載の液体吐出装置において、
    前記供給部材に、前記共通流路部材の前記共通流路に供給する液体の圧力を調整可能な圧力調整手段が接続されている
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項3に記載の液体吐出装置において、
    N番目の前記共通流路部材の前記排出口に、前記移送手段が接続され、
    前記移送手段と前記供給部材との間に、前記共通流路部材の前記共通流路に供給する液体の圧力を調整可能な圧力調整手段が接続されており、
    前記移送手段により、前記圧力調整手段を介して前記共通流路部材の前記共通流路の液体が循環する
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  6. 液体を吐出させるためのエネルギー発生素子が複数配置され、各前記エネルギー発生素子の周囲にそれぞれ液室が形成されたヘッドチップと、
    前記ヘッドチップの全ての前記液室と連通する共通流路を形成し、前記共通流路に液体を供給する供給口及び前記共通流路から液体を排出する排出口を有するN個(N≧2)の共通流路部材と、
    1番目の前記共通流路部材の前記供給口からN番目の前記共通流路部材の前記排出口に向けて液体を移送させるための移送手段と
    を備え、
    前記移送手段により、各前記共通流路部材の各前記共通流路の液体を移送させてその液体中の気泡を除去する液体吐出装置の気泡除去方法であって、
    1番目の前記共通流路部材の前記供給口に、液体の供給部材が接続され、
    N番目の前記共通流路部材の前記供給口に、開閉バルブを介して前記供給部材が接続されるとともに(N−1)番目の前記共通流路部材の前記排出口が接続されており、
    前記ヘッドチップの各前記エネルギー発生素子を駆動し、各前記液室内の液体に吐出力を与えることによって各前記液室内の液体を吐出させるときは、前記開閉バルブを開けた状態で前記移送手段を駆動して液体を移送し、
    全ての前記共通流路部材における各前記共通流路の液体中の気泡を除去するときは、前記開閉バルブを閉じた状態で前記移送手段を駆動して液体を移送する
    ことを特徴とする液体吐出装置の気泡除去方法。
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