JP2005053047A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吐出不良のノズルを回復させる為に行う回復処理において、消費されるインクの量を極力少なく抑えることのできるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】 同一記録ヘッド200上の複数のノズルブロックの中から回復処理を必要とするものを設定し、設定されたノズルブロックに対してのみ回復処理を実行し、回復処理を必要としないノズルブロックからのインクの排出は抑える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インクジェット記録ヘッドに具備された複数の記録素子(ノズル)からインクを吐出し、記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置に関し、特にインクジェット記録ヘッドの回復処理方法に関するものである。
記録ヘッドが具備する複数のノズルから、微小なインクを例えば滴として吐出し、記録媒体に文字やグラフィックなどの画像を記録するインクジェット記録装置は、近年広く普及してきている。このようなインクジェット記録装置においては、複数のノズルの吐出不良を防止するために、ノズル内の増粘したインクやインク液中に混在する気泡を排除しつつ、新しいインクをノズル内に供給する為の記録ヘッドの回復処理を行うことが一般的である。
上記回復処理の具体的な方法としては、例えば、記録装置内に回復桶と呼ばれるインク受けを用意し、記録ヘッドのノズルから、記録とは無関係にインクを回復桶に向けて吐出する予備吐出回復処理方法や、循環加圧手段を用いてノズル内のインクを記録ヘッド内部から加圧し、強制的に回復桶に排出するインク加圧回復処理方法、また、ノズルの吐出口外部から、インクを強制的に吸引する吸引回復処理方法などがある。これらの回復処理は、通常、インクジェット記録装置の電源ON時において所定の時間が経過したタイミングや、記録ヘッドが吐出するドット数が所定の値に達したタイミング、また記録媒体を交換したタイミング、更にはユーザが実行を指定したタイミングなどによって行われている(例えば特許文献1参照。)。
特開2001−63088号公報(第2頁、図6)
しかしながら、上記回復処理においては、吐出不良が発生しているノズルが記録ヘッドの一部分だとしても、記録ヘッドの全てのノズルに対し実行されるのが一般であるので、必要以上にインクが消費されてしまうという問題が生じていた。そして、このようなインクの無駄な消費は、シリアル型の記録装置よりもノズル数の多いフルライン型の記録装置の方が、より著しいものとなる。更に、フルライン型の記録ヘッドを用いた記録装置においては、記録媒体の幅に応じて、記録に適用されるノズルが限定されるにも関わらず、従来では記録に適用しないノズルに対しても、回復処理が実行されてしまっていた。
本発明は、以上の問題点を解決する為になされたものであり、その目的とするところは、吐出不良のノズルを回復させる為に行う回復処理において、消費されるインクの量を極力少なく抑えることのできるインクジェット記録装置を提供することである。
そのために本発明は、インクを吐出可能な複数のノズルで構成されるノズルブロックを複数具備した記録ヘッドを用い、記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置において、前記複数のノズルブロックの中から回復処理を施行するものを設定するノズルブロック設定手段と、前記ノズルブロック設定手段によって設定された前記ノズルブロックに対して前記回復処理を実行する回復手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、回復処理を必要としないノズルブロックからのインクの排出が抑制されるので、インクの消費を抑えた状態で、効率的な回復処理を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1(A)および(B)は、本発明の実施形態に適用可能なインクジェット記録装置の外観斜視図、及びその内部の主要構成を説明するための模式図である。
本実施形態のインクジェット記録装置100は、ホスト装置101と外部接続可能であり、ユーザは、ホスト装置101にインストールされたアプリケーションやプリンタドライバを用いて、記録装置100に所望の画像を記録させることが出来る。
図1(B)を参照するに、記録装置100の内部には、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)のそれぞれのインクを吐出するインクジェット記録ヘッド102(以下、単に記録ヘッドとも言う)が具備されている。これら記録ヘッドは、いわゆるフルライン型の記録ヘッドであり、図の左右方向に搬送される記録媒体104の幅に対応した数のインク吐出口(ノズル)が、図の垂直方向に配列されている。記録ヘッド102は、矢印で示した領域に上下移動が可能である。記録を行う際には、下側の位置に配置されて搬送される記録媒体104に対して記録を行う。記録を行わないときには、矢印の上側に配置され、吐出口からインクが蒸発されるのを防止するために吐出口面に対しキャッピングが行われている。
106は回復桶であり、記録ヘッドそれぞれに対し設けられている。回復桶106は、各記録ヘッドの吐出口面のキャッピングを行うと供に、先述した予備吐出処理、加圧回復処理の際のインク受けを兼ねている。なお、回復桶106は、ユニットと一体化されて移動可能に構成されており、予備吐出処理時、回復処理時、キャッピング時、記録時のそれぞれの場合において、記録ヘッド102に対する相対的な位置を変化させることができる。つまり、記録時においては、回復桶106は記録ヘッド102から離れた位置に配置され、各記録ヘッドからインクの吐出が可能となる一方、予備吐出処理時や加圧回復処理時には、記録ヘッドの真下に移動させて、排出されるインク受け皿の役割を果たすことが出来る。
記録ヘッド102の下方には、搬送用ベルトを有した記録媒体搬送系103が設けられ、記録ヘッド102の吐出周波数に応じて記録媒体104を矢印の方向へ搬送させる。各色の記録ヘッド102は、記録媒体104の記録位置がそれぞれの真下に到着したときに、インクを吐出させる。よって、本実施形態においては、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの順に記録媒体104への記録が行われる構成となっている。
更に、搬送系103の下方には、記録ヘッド102へ供給するインクを貯蔵したインクタンク107が設けられている。
図2は、本発明の実施形態に適用可能なインク供給系の構成を説明するための概念図である。
図において、ここではインクジェット記録ヘッドの1色分を200として示しており、インクを吐出するための複数の記録素子は、Aブロック、BブロックおよびCブロックの3つのブロックによって分割されている。202は、各記録素子にインクを供給するためのサブインクタンクである。サブインクタンク202は、メインのインクタンクとなるインクカートリッジ203からのインクを一時的に貯蔵し、記録ヘッド200にインクを供給する。サブインクタンク202には、大気開放口218が具備されており、内部は大気圧が保たれている。
サブインクタンク202から記録ヘッド200へのインクの供給は、配管213を通じて行われるが、配管213とインクジェット記録ヘッド200の途中には、インクを供給するブロックを切替えることが可能なブロック切替バルブ207〜209が設置されている。ブロック切替バルブ207〜209の開閉は、ブロック切替クラッチ204〜206が、それぞれ適応するブロックに対して接続されることにより、ブロック切替モータ210の駆動をブロック切替バルブ207〜209に伝達することによって行われる。
記録ヘッド200とサブインクタンク202とは、配管214によっても接続されており、インクは、記録ヘッド200、サブインクタンク202、2つの配管213および214を循環可能となっている。配管214の途中には、加圧バルブ212が配されており、上記循環系における、インクの加圧と循環といった、インクの流れを制御する役割を果たしている。
インクを循環させる際には、加圧バルブ212が開放されると同時に、ピストンポンプである加圧ポンプ215が動作する。加圧ポンプ215の動力は、加圧ポンプ215に加圧クラッチ216が連結されることにより、加圧ポンプモータ211の動力が加圧カム228に伝達され、さらに加圧ポンプ215に伝えられて得られるようになっている。
224はピストン型の吸引ポンプである。吸引ポンプ224は、配管221を介して接続されたインクカートリッジ203からインクを吸引し、配管219を介してサブインクタンク202にこのインクを供給する。また、回復桶201から配管220を介して吸引したリサイクルインクについても、再びサブインクタンク202に供給することができる。配管220および配管221の途中には、それぞれリサイクルバルブ222および供給バルブ223が配置されており、吸引ポンプ224の吸引方向を振り分けるための開閉動作を行っている。
リサイクルバルブ222および供給バルブ223の開閉動作、また吸引ポンプ224の吸引動作は、吸引モータ227の駆動によって行われている。吸引ポンプ224には、吸引側振子ギア225および吸引カム229が連結可能になっており、連結時には吸引モータ227の動力が、吸引ポンプ224へ伝達される構成となっている。また、吸引側振子ギア225は、ロックソレノイド226のロック動作と、ロック解除動作により、連結/非連結動作が制御できるようになっている。
加圧クラッチ216や振子ギア225は、色ごとに加圧ポンプモータ211や吸引モータ227に連結、未連結の指定をすることが可能となっており、各色が独立して加圧動作や吸引動作が行える構成となっている。
以下に、様々な回復系動作における具体的な各構成の制御を簡単に説明する。
インク加圧動作時においては、まず、3つのブロック切替クラッチ204〜206を全て連結させた状態で、ブロック切替モータ210を回転方向αに回転させる。これにより、ブロック切り替えバルブ207〜209が開放される。
次に加圧モータ211を回転方向αに回転させ、加圧バルブ212を密閉させる。これにより、インクが記録ヘッド200からサブインクタンク202へ戻る経路が塞がれる。
更に、加圧モータ211を回転方向βに回転させながら、加圧クラッチ216を連結することにより、加圧カム228に加圧モータ211の駆動を伝え、加圧ポンプ215にポンプ動作を行わせる。
こうして、サブインクタンク202のインクが配管213を通り、記録ヘッド200に加圧され、加圧されたインクはノズル先端の吐出口より回復桶201に排出される。
一方、循環動作時においては、回復バルブ212を開放させた状態で、上記で説明したインク加圧動作と同様の動作を行う。これにより、インクは配管214を通り、サブインクタンク202に戻され、循環動作を行うことができる。
また、リサイクル吸引動作を行う際は、まず、吸引モータ227を回転方向αに回転させて、リサイクルバルブ222を開放し、供給バルブ223を密閉させ、ロックソレノイド226を動作させる。更に、吸引モータ227を回転方向βに回転させることにより、吸引側振子ギア225が吸引カム229に連結され、吸引モータ227の駆動が吸引ポンプ224に伝わり、吸引ポンプ224はポンプ動作を行う。こうして、回復桶201に排出されたインクが、配管220を通り吸引ポンプ224に吸引され、さらに配管219を通ってサブインクタンク202に戻され、加圧動作や循環動作等に使用されたインクを無駄にすることなくリサイクル活用することができる。また、このようなリサイクル吸引動作を、上述した加圧動作や循環動作と並行して行うことで、回復桶201にインクが溜まることを防止することもできる。
尚、上記では回復処理の一例として、加圧動作、循環動作およびリサイクル吸引動作について説明したが、本実施形態においてはこの他にも、払拭手段等を用いたワイプ動作や予備吐動作等を交え、これらを単独、または組み合わせた形で動作させてもよい。
図3は、本発明の実施形態に適用可能なインクジェット記録装置の制御の構成を説明するためのブロック図を示したものである。
図において、点線で囲った部分がインクインクジェット記録装置100の内部構成を示し、メインコントローラ1100は、例えば、プログラムを読み込み処理・制御を行うマイクロプロセッサなどで実現され、外部に接続されたホスト装置(ホストコンピュータ)との情報のやり取りをはじめ、各構成の制御を行っている。
メインコントローラ1100は、給紙機構制御モータ1107を制御することにより記録媒体を搬送する給紙機構1108の駆動を行う。また、回復機構モータ1106を制御することにより、回復機構1109の制御を行っている。図においては、このように簡略化した構成で示したが、実際の回復機構モータ1106や回復機構1109の構成については、図2で説明した各モータや各構成が含まれているものとする。
また、1102はインクジェット記録ヘッド102を色ごとに制御可能なヘッド駆動回路である。メインコントローラ1100は、ホストコンピュータ101から入力された画像データを、色ごとにイメージメモリ1105に格納し、更にイメージコントローラ1101にて記録のためのデータに変換した後に、ヘッド駆動回路1102を制御して記録ヘッドに画像の記録を行わせている。
1103は、記録する記録媒体の幅を検知するための紙幅検知機構である。メインコントローラは、紙幅検知機構1103から得られた記録媒体の幅をもとに、駆動する記録ヘッドのブロックや、回復動作の対象とする記録ヘッドの領域などを調整することができる。
1104は、記録ヘッドの温度を検知するためのヘッド温度検知手段、1113はタイマ、1112は記録ヘッドが吐出したインク滴の数をカウントするためのドットカウンタである。メインコントローラ1100は、これらの手段から得られた情報をもとに、各機構の制御方法を調整することが可能となっている。
また、1111はメインコントローラ1100が行う制御のプログラム(後述する実施例1〜5に係る図5、図7〜図10の処理手順に対応したプログラムなど)や、制御に用いる各種パラメータが格納されたROMである。ROM1111には、回復動作に用いる加圧パラメータデータ1110(実施例5に係る図11のテーブル)なども格納されている。
以上、図1〜図3を用いて説明した構成のインクジェット記録装置を用い、以下に様々な回復動作を実行するためのシーケンスを複数の実施例として説明する。
(第1の実施例)
本実施例においては、テスト印刷の結果から、記録ヘッドの不良の部分、色等を特定し、回復動作を実行するシーケンスを採用する。
図4は、本実施例における、1色の記録ヘッドの構成と、4色の記録ヘッドで記録したテスト印刷の様子を示した図である。
図において、300は記録媒体に記録されたテスト印刷の結果を示している。ここでは、304がブラックで記録した吐出不良ノズル検知パターン、305がシアンで記録した吐出不良ノズル検知パターン、306がマゼンタで記録した吐出不良ノズル検知パターンおよび307がイエローで記録した吐出不良ノズル検知パターンをそれぞれ示している。また、各色のパターンは、記録ヘッド200のブロックAによって記録された領域301、ブロックBによって記録された領域302およびブロックCによって記録された領域303にそれぞれ分割されており、ユーザやサービスマンは、このテストパターン300を目視で確認することにより、何色の記録ヘッドのどのブロックで吐出不良が発生しているかを判断できるパターンとなっている。
ここで、例えば308で示したような吐出不良が発生していたとする。この場合、ユーザやサービスマンは、吐出不良が発生している記録ヘッドの色とブロックを、ブラックのブロックAと、マゼンタのブロックCと判断し、これらの情報を登録することができる。登録する手段は、インクジェット記録装置のオペレーションパネルでもよいし、ホストコンピュータ上のプリンタドライバ等を利用してもよい。
これらの情報を登録後、ユーザやサービスマンは、オペレーションパネルやプリンタドライバを用いて回復動作を実行させる。
図5は、本実施例におけるメインコントローラ1100が、回復動作を行う際の制御の流れを示したフローチャートである。
回復動作が開始されると、メインコントローラ1100は、まず登録された情報をホストコンピュータやオペレーションパネル等から取得する(ステップS400)。
次に、取得した情報をもとに、回復処理を行うべき記録ヘッドとその領域を、回復機構1109に対し設定する。ここでは、ブラック記録ヘッドのブロックAおよびマゼンタ記録ヘッドのブロックCが設定される(ステップS401)。
次に、ステップS401で設定された記録ヘッドと記録ヘッドブロックに対し回復動作を実行する(ステップS402)。
以上で、回復動作が終了する。
ここで、ステップS402で行われる回復動作を、図2の構成をもとに具体的に説明する。
まず、ブロック切り替えモータ210を回転方向αに回転させ、ブラック記録ヘッドのブロック切り替えクラッチ204を連結、つづいてマゼンタ記録ヘッドのブロック切り替えクラッチ206を連結させる。これにより、ブラック記録ヘッドのブロック切り替えバルブ207と、マゼンタ記録ヘッドのブロック切り替えバルブ209とが開放される。
次に、加圧ポンプモータ211を回転方向βに回転させ、ブラックとマゼンタの記録ヘッドの加圧クラッチ216を連結させる。
更に、この状態で上述した加圧動作もしくは、循環動作を実行させる。
このような構成および段階を採ることにより、ステップS402では、吐出不良の発生しているブラック記録ヘッドのブロックAとマゼンタ記録ヘッドのブロックCのみに対する回復動作が実行できる。
以上説明したように、本実施例によれば、吐出不良のノズルを回復する動作を行う際、不良ノズルが存在する記録ヘッドおよびブロックを検出し、そのブロックに対してのみ回復処理を行う。よって、不良ノズルが存在しないブロックからの無駄なインクの排出が制限され、より少ないインクの消費で、的確な回復動作が実行できるのである。
尚、上述した例では、ユーザまたはサービスマンが、テスト印刷を目視で確認し、吐出不良のブロックを入力する内容で説明して来たが、本実施例はこれに限定されるものではない。例えば、記録装置の内部に吐出不良の箇所を検出する手段を設け、テストパターンの印刷から回復動作までの工程をすべて自動で行う構成にしてもよい。このようにすれば、ユーザによる入力ミスなども防止され、より有効に回復動作を実行することが可能となる。
また、本実施例で説明した回復動作は、加圧動作または循環動作として説明したが、無論これらの動作にワイプ動作や予備吐出動作等を組み合わせても本実施例の効果は有効である。
(第2の実施例)
以下に第2の実施例を説明する。本実施例においては、記録媒体の幅を検知し、その幅に応じて、回復動作を施す記録ヘッドのブロックを調整するものである。
図6(A)および(B)は、本実施例における記録ヘッドと記録媒体の幅の関係を説明するための図である。図6(A)は、フルライン型の記録ヘッド102の幅Hに対し、Hよりも狭い幅h1を持つ記録媒体104に記録を行っている状態を示している。また、図6(B)は、幅Hに対し、Hとほぼ同等の幅h2を持つ記録媒体104へ記録を行っている状態を示している。
図7は、本実施例におけるメインコントローラ1100が、回復動作を行う際の制御の流れを示したフローチャートである。記録装置の電源がON状態にあるとき、メインコントローラ1100は、ステップS600にて、現在がオート回復のタイミングであるか否かを確認する。オート回復とは、ユーザが指定したタイミングではなく、記録装置が記録ヘッドのメンテナンスのために自動で行う回復動作のことを示す。そして、本実施例のオート回復のタイミングとは、例えば、インクジェット記録装置が電源ONされたタイミング、前回の回復が終了してから一定時間が経過したタイミング、前回の記録が終了してから一定時間が経過したタイミング、記録ヘッドが露出している状態で一定時間が経過したタイミング、記録で吐出したドット数が規定数を超えたタイミング、および記録実行直前のタイミング等が挙げられる。この様なタイミングの管理は、図3で説明したメインコントローラ1100の内部に設置されたタイマ1112やドットカウンタ1113を利用することによって行うことができる。
ステップS600において、オート回復のタイミングであると判断された場合には、ステップS601に進み、記録媒体の幅情報を取得する。記録媒体の幅情報は、図3で説明した紙幅検知機構1103によって取得される。ここで、現時点が記録動作中の場合には、回復動作を実行する為に一時記録動作を中断させる。
ステップS602では、ステップS601で取得した記録媒体の幅情報をもとに、記録媒体の幅に対応した、記録ヘッドのブロックを選択する。ここで図6を参照するに、例えば、図6(A)の場合には、ブロックAおよびBが選択され、図6(B)の場合には、ブロックA、BおよびCが選択される。
続くステップS603では、ステップS602で設定されたブロックに対してのみ、回復動作を実行する。
以上の動作により、回復動作が終了し、メインコントローラ1100は次の処理に移行する。
ここで、ステップS603で行われる回復動作を、図2の構成をもとに、図6(A)の場合と図6(B)の場合とに対し、それぞれ具体的に説明する。
まず、図6(A)の場合、ブロック切り替えモータ210を回転方向αに回転させ、全色の記録ヘッドにおけるブロック切り替えクラッチ204および205を連結させる。これにより全色の記録ヘッドのブロック切り替えバルブ207とブロック切り替えバルブ208とが開放される。
次に、加圧ポンプモータ211を回転方向βに回転させ、全色の記録ヘッドの加圧クラッチ216を連結させる。
更に、この状態で上述した加圧動作もしくは、循環動作を実行させる。
このような構成および段階を採ることにより、記録に用いているブロックAおよびブロックBのみに対する回復動作が実行できる。
一方、図6(B)の場合、ブロック切り替えモータ210を回転方向αに回転させ、全色の記録ヘッドにおけるブロック切り替えクラッチ204、205および206をそれぞれ連結させる。これにより全色の記録ヘッドの全ブロックの対応バルブが開放される。以下の動作は上述した図6(A)の場合と同様である。
以上説明したように本実施例においては、セットされている記録媒体の幅に対応した記録ヘッドのブロックのみを回復している。この場合、回復処理が行われないブロックにおいては、吐出不良が発生している場合もある。しかしながら、このブロックで記録を行わない以上、これらの吐出不良は記録画像に影響を及ぼすことはない。すなわち、実際にこれらの不良ノズルが記録に用いられる段階で回復処理が行われ、正常な記録が行えるようになれば、なんら画像上に問題はないので、これらの不良ノズルのために無駄にインクを消費する必要もないのである。本実施例では以上のことに着目し、極力インクの消費量を抑えながら回復処理を実行したものである。
尚、以上では、全色分の記録ヘッドに対し、回復動作を施す構成で説明したが、本実施例はこれに限定されるものではない。例えば、記録前に記録に適用する記録ヘッドを判断し、記録に適用されると認識された記録ヘッドのみに対し、上述したブロック単位の回復処理を実行してもよい。こうすることにより、さらにインク消費量を削減し、効率的な回復動作を実行することができる。
また、上記実施例と同様に、本実施例においても加圧動作または循環動作とともに、ワイプ動作や予備吐出動作等を組み合わせてもその効果は有効である。
(第3の実施例)
以下に、第3の実施例を説明する。本実施例においては、記録媒体の交換が行われた場合に回復処理を行うシーケンスを採用する。
図8は、本実施例におけるメインコントローラ1100が、回復動作を行う際の制御の流れを示したフローチャートである。
記録装置の電源がON状態にあるとき、メインコントローラ1100は、ステップS700にて、記録媒体が交換されたか否かを確認する。
ステップS700で、記録媒体の交換が確認された場合は、ステップS701に進み、交換させる以前の記録媒体の幅情報と、交換された後の記録媒体の幅情報を比較する。
ステップS702では、ステップS702で比較した結果、今回装着されている記録媒体の幅が前回の記録媒体の幅よりも大きいか否かを判断する。
ステップS702で今回装着されている記録媒体の幅が、前回の記録媒体の幅よりも大きいと判断された場合、ステップS703に進み、既に記録ヘッドのブロック全てに対し回復が実行されたか否かをチェックする。一方、ステップS702で今回装着されている記録媒体の幅が、前回の記録媒体の幅よりも小さい場合、そのまま本回復処理を終了する。
ステップS703で、記録ヘッドのブロック全てに対し回復が実行されていない場合、ステップS704に進み、前回の回復処理で、回復処理が実行されていない記録ヘッドのブロックを、今回の回復処置の対象として設定する。例えば、図6(A)のような記録媒体から、図6(B)のような記録媒体に交換された場合、ブロックCのみが、しばらく吐出を行っていなかったことになる。また、先に説明した第2の実施例によれば、記録ヘッドのブロックCは回復が実行されていない。よって、本実施例においては、ステップS704でブロックCのみが回復動作の対象として設定される構成となっている。
一方、ステップS703で、記録ヘッドのブロック全てに対し回復が実行されていると判断された場合には、本処理における回復動作は必要ないと判断され、次の処理へと進む。
ステップS705では、ステップS704で選択された記録ヘッドのブロックに対してのみ回復動作を実行する。
以上で、本実施例の回復処理が終了する。
ここで、ステップS705で行われる回復動作を、記録媒体の幅が図6(A)の状態から図6(B)の状態に変更された場合を仮定し、図2の構成をもとに具体的に説明する。
まず、メインコントローラ1100は、ブロック切り替えモータ210を回転方向αに回転させ、全色の記録ヘッドにおけるブロック切り替えクラッチ206を連結させる。これにより全色の記録ヘッドのブロック切り替えバルブ209が開放される。
次に、加圧ポンプモータ211を回転方向βに回転させ、全色の記録ヘッドの加圧クラッチ216を連結させる。
この状態で上述した加圧動作もしくは、循環動作を実行させる。
以上説明したように本実施例によれば、記録媒体が交換されたタイミングにおいて、交換後の記録媒体の幅が、交換前の記録媒体の幅よりも大きく、かつ、回復を行っていない記録ヘッドのブロックがある場合に、そのブロックに対してのみ回復処理を実行する。すなわち、比較的頻繁に吐出や回復処理を行い、不良ノズルの存在する可能性が低いブロックに対しての回復処理は実行されない。よって、これらのブロックのために無駄にインクを消費することもなく、極力インクの消費を抑えた状態で、的確な回復処理が実行可能となるのである。
尚、本実施例においても、第2の実施例と同様に、記録前に記録に適用する記録ヘッドを判断し、記録に適用すると認識された記録ヘッドのみに対して、上述したブロック単位の回復処理を実行してもよい。こうすることにより、さらにインクの消費量を削減し、効率的な回復動作が実行できる。
また、本実施例においても、加圧動作または循環動作とともに、ワイプ動作や予備吐出動作等を組み合わせても、その効果は有効である。
(第4の実施例)
以下に第4の実施例を説明する。通常、インクジェット記録ヘッドにおいては、高濃度な画像を記録するために連続して吐出を繰り返すと、記録ヘッドに徐々に熱が蓄積され、その後の記録動作に弊害を及ぼす恐れが生じてくる。これを回避するために、一般には、所定の待機時間を設け、記録ヘッドの温度が自然に低下するのを待つ様なシーケンスを採用することが多い。しかしながら、温度の低下状況は、室温などの様々な条件に影響を受けるものであり、所定時間待機しても適切な温度まで下がらない場合もある。また、所定の温度に下がるまで待機するシーケンスにしても、今度は多大な待機時間を要してしまうといった問題が生じてしまうのである。よって、本実施例においては、より積極的に記録ヘッドの温度を低下させるために、所定値以上の温度が検知された記録ヘッドに対し回復処理を実行させるものとする。
図9は、本実施例におけるメインコントローラ1100が、回復動作を行う際の制御の流れを示したフローチャートである。
まず、メインコントローラ1100は、ステップS800にて、記録ヘッドの温度が所定値以上であるか否かを判断する。ステップS800で、所定値以上と判断された場合には、ステップS801に進む。一方、所定値以上でないと判断された場合には、本処理における回復処理は必要なしと判断され、そのまま処理を終了する。
ステップS801では、温度を低下させる為に一度記録を中断させる。そして、所定値以上の温度が検知された記録ヘッドおよびブロックを判別し、所定値以上の温度が検知された記録ヘッドおよびブロックのみを回復処理の対象として設定する。
ステップS802では、ステップS801で設定されたブロックに対してのみ回復処理を行う。
ここで、ステップS802で行われる回復動作を、図2の構成をもとに具体的に説明する。例として、シアンの記録ヘッドとマゼンタの記録ヘッドのブロックAが、所定値以上の温度になったと判断された場合を述べる。
まず、メインコントローラ1100は、ブロック切り替えモータ210を回転方向αに回転させ、シアンおよびマゼンタの記録ヘッドにおけるブロック切り替えクラッチ204を連結させる。これによりシアンおよびマゼンタの記録ヘッドのブロック切り替えバルブ207が開放される。
次に、加圧ポンプモータ211を回転方向βに回転させ、シアンおよびマゼンタの記録ヘッドの加圧クラッチ216を連結させる。
更に、この状態で上述した循環動作を実行させる。
このような構成および段階を採ることにより、所定以上の温度が検知されたブロックにのみ対応して回復動作が実行できる。
再び図9を参照するに、ステップS803では、上記循環動作を維持させながら、全記録ヘッドの全ブロックの温度が所定値以下になるまで監視を続ける。全記録ヘッドの全ブロックの温度が所定値以下であると判断されると、ステップS804に進み、循環動作を停止させる。
また、ステップS803の監視において、所定の時間が経過しても温度が低下しない場合には、タイムアウトと判断し、記録ヘッドの温度異常エラーとしてユーザに警告してもよい。
以上で、本実施例の回復処理が終了する。
以上説明したように本実施例においては、記録に弊害を来たす程の高温度が検出された記録ヘッドやブロックに対してのみ回復処理を行うことによって、インクの消費を極力押さえつつ、効率良く、また比較的短時間で記録ヘッドの温度を回復させることが可能となった。
また、本実施例で説明した回復動作は循環動作として説明したが、無論これらの動作に加圧動作やワイプ動作、あるいは予備吐出動作等を組み合わせても本実施例は有効である。
(第5の実施例)
以下に第5の実施例について説明する。本実施例においては、回復処理を行うブロックの数や位置に応じて、回復処理にかかわるインクの供給速度や供給時間などのパラメータを切替え、より的確な回復処理を実行するものである。
図10は、本実施例におけるメインコントローラ1100が、回復動作を行う際の制御の流れを示したフローチャートである。
まず、ステップS900において、メインコントローラ1100は、全記録ヘッドのブロック選択情報を取得する。ここで得られる選択情報は、本発明の第1の実施例のようにユーザやサービスマンによって入力される情報であってもよいし、他の実施例のように、インクジェット記録装置本体が自らのメンテナンス処理のために取得する情報であってもよい。
ステップS901では、図2で示した加圧パラメータデータ1110を参照し、ステップS900で取得したブロック情報に対応する、加圧時間およびポンプモータ速度のパラメータを取得する。
図11は、上記加圧パラメータデータ1110の内容を説明するための図である。図に示すように、加圧パラメータデータ1110には、選択されているブロックやその数に応じて、加圧ポンプ215が駆動する加圧時間や、加圧ポンプモータ211の回転速度データ等が格納されている。本実施形態においては、1つの加圧ポンプ215で3つのブロックに対応する為、例えばポンプの駆動を開始してから、インクが記録ヘッドのブロックAに到着するまでの時間と、記録ヘッドブロックCに到着するまでの時間とに、差が生じることが予想される。また、ブロックAのみに加圧する場合と、ブロックA〜Cの3つのブロックに同時に加圧する場合とでは、ブロックそれぞれにかかる圧力も異なり、従って回復処理の効果も異なってくることが懸念される。よって本実施例では、これらのばらつきを補正するために、加圧パラメータデータ1110を具備し、ブロックの数やその位置によって、加圧時間および加圧ポンプモータ211の回転速度を最適に調整するよう構成されている。
ステップS903では、ステップS902で取得されたパラメータに従って、上述した加圧動作を実行する。
以上で、本実施例の回復処理が終了する。
以上説明したように本実施例においては、回復処理を必要とするブロックの数やその位置に応じて、回復処理を行う際の加圧時間および加圧ポンプモータの回転速度を調整することにより、効率良く記録ヘッドの回復処理を実行することが可能となった。
尚、図11を用いて説明したパラメータデータは、ブロック毎の回復処理の効果の差を吸収するためとしたが、同じブロックにおいて、複数段階のモータ速度が設定可能な構成になっていてもよい。この場合、状況に応じてポンプモータの駆動が調節され、最適な加圧動作が実行できる。
また本実施例においては、加圧動作を対象としたパラメータを例に説明をしてきたが、本実施例はこれに限定されるものではない。ROM1111には、循環動作を対象とした各パラメータを設定してもよいし、また、上述した各実施例のように、これらの動作にワイプ動作や予備吐出動作等を組み合わせたものでも良い。
(その他の実施例)
以上では、回復処理を行う目的別に5つの実施例を説明してきたが、本発明においてはこれらの実施例がそれぞれ独立に行われる必要はなく、これらを組み合わせることで、より状況に応じた最適な回復の実行が可能となる。またプログラムによる実施例の説明をしたが、それを適宜ハードウエアに置き換えて、同じ機能又は同じ処理を行うこともできる。
また、以上の説明では、供給手段としてピストンポンプやカムを用いた例を記述したがチューブポンプ等の圧力変動を利用したものなど、その他のポンプ構成を適用しても本発明は有効である。
更に、上記においては、ラインプリンタ型のインクジェット記録ヘッドを用いる場合を例に説明してきたが、本発明はこの構成に限定されるものではない。記録ヘッドが記録媒体の搬送方向と直行する方向に移動走査しながらインクの吐出をおこなう記録主走査と、記録媒体を所定量搬送させる副走査とを交互に行うことによって画像を形成していくいわゆるシリアルプリンタを適用した場合においても本発明は有効となるのである。
本発明は、インクジェット記録ヘッドに具備された複数の記録素子(ノズル)からインクを吐出し、記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置に利用することができる。
(A)および(B)は、本発明の実施形態に適用可能なインクジェット記録装置の外観斜視図、及びその内部の主要構成を説明するための模式図である。 本発明の実施形態に適用可能なインク供給系の構成を説明するための概念図である。 本発明の実施形態に適用可能なインクジェット記録装置の制御の構成を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施例における、ある1色の記録ヘッドと、4色の記録ヘッドで行ったテスト印刷の関係を説明するための図である。 本発明の第1の実施例におけるメインコントローラ1100が、回復動作を行う際の制御の流れを示したフローチャートである。 (A)および(B)は、本発明の第2の実施例における記録ヘッドと記録媒体の幅の関係を説明するための図である。 本発明の第2の実施例におけるメインコントローラ1100が、回復動作を行う際の制御の流れを示したフローチャートである。 本発明の第3の実施例におけるメインコントローラ1100が、回復動作を行う際の制御の流れを示したフローチャートである。 本発明の第4の実施例におけるメインコントローラ1100が、回復動作を行う際の制御の流れを示したフローチャートである。 本発明の第5の実施例におけるメインコントローラ1100が、回復動作を行う際の制御の流れを示したフローチャートである。 本発明の第5の実施例で適用する加圧パラメータデータ1110の内容を説明するための図である。
符号の説明
100 インクジェット記録装置
101 ホスト装置
102 インクジェット記録ヘッド
103 記録媒体搬送系
104 記録媒体
105 排紙トレイ
106 回復桶
107 インクタンク
200 記録ヘッド
201 回復桶
202 サブインクタンク
203 インクカートリッジ
204、205、206 ブロック切り替えクラッチ
207、208、209 ブロック切り替えバルブ
210 ブロック切り替えモータ
211 加圧ポンプモータ
212 加圧バルブ
213、214、219、220、221 配管
215 加圧ポンプ
216 加圧クラッチ
218 大気連通口
222 リサイクルバルブ
223 供給バルブ
224 吸引ポンプ
225 吸引側振り子ギア
226 ロックソレノイド
227 吸引モータ
228 加圧カム
229 吸引カム
300 テスト印刷データ
301 ブロックAによって記録された領域
302 ブロックBによって記録された領域
303 ブロックCによって記録された領域
304 ブラックの吐出不良検知パターン
305 シアンの吐出不良検知パターン
306 マゼンタの吐出不良検知パターン
307 イエローの吐出不良検知パターン
308 吐出不良
1100 メインコントローラ
1101 イメージデータコントローラ
1102 ヘッド駆動回路
1103 紙幅検知機構
1104 ヘッド温度検知手段
1105 イメージメモリ
1106 回復機構制御モータ
1107 給紙機構制御モータ
1108 給紙機構
1109 回復機構
1110 加圧パラメータデータ
1111 ROM
1112 ドットカウンタ
1113 タイマ

Claims (9)

  1. インクを吐出可能な複数のノズルで構成されるノズルブロックを複数具備した記録ヘッドを用い、記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置において、
    前記複数のノズルブロックの中から回復処理を施行するものを設定するノズルブロック設定手段と、
    前記ノズルブロック設定手段によって設定された前記ノズルブロックに対して前記回復処理を実行する回復手段と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記複数のノズルブロックにインクを供給するインク供給手段と、前記インク供給手段によるインクの供給の可否を、前記ノズルブロック単位で設定可能なインク供給切り替え手段を有し、前記ノズルブロック設定手段は、前記インク供給切り替え手段を制御することによって、前記インク供給手段によるインクの供給を前記ノズルブロックごとに設定することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ノズルブロック設定手段は、吐出の不良が確認された前記ノズルブロックを設定することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記ノズルブロック設定手段は、前記記録媒体の幅に応じて設定する前記ノズルブロックを変化させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記ノズルブロック設定手段は、交換後の前記記録媒体の幅が交換前の前記記録媒体の幅よりも大きい場合に、所定時間内に回復処理を行っていない前記ノズルブロックを設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記ノズルブロック設定手段は、所定値以上の温度が確認された前記ノズルブロックを設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記インク供給手段は、インクを供給する速度や時間を調整することが可能であることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記インク供給手段は、前記ノズルブロック設定手段によって設定されたノズルブロックの位置や数によってインクを供給する速度や時間を調整することを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記ノズルブロック設定手段は、前記インク供給手段より前記複数のノズルブロックのそれぞれへ供給されるインクの経路に設けられた複数のバルブによってインクの流れを制御することを特徴とする請求項2乃至8のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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