JP4267185B2 - のり面安定工法及びのり面敷設用筒状袋 - Google Patents

のり面安定工法及びのり面敷設用筒状袋 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はのり面、特に切土のり面の安定工法及びのり面敷設される筒状袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明者は、切土のり面の安定工法として、高強力繊維製筒状袋をのり面に敷設し、この筒状袋内部にセメントモルタルを注入して硬化させる工法を先に提案した。(特許第2650611 号公報参照。)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
先に提案した工法において高強力繊維製筒状袋をのり面表面にジグザグ状に曲折して敷設する場合がある。この曲折部には筒状袋をのり面にアンカーするための支持金物が使用されているが、それでも筒状袋がスムースに湾曲することは少なく、曲折部内側の筒状袋に皺が発生することが多い。小さい皺が多数発生する場合には曲折部の筒状袋は断面積が若干小さくなる程度でセメントモルタルの注入・充填に大きな支障はないが、大きい皺が小数発生すると、筒状袋の断面積は極端に小さくなり、セメントモルタルの注入・充填に大きな支障を来す。仮に、セメントモルタルの注入・充填ができたとしても、曲折部が断面欠損となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、繊維製筒状袋の曲折部内側に大きな皺が発生することを防止することを目的としてなされた発明である。
【0005】
即ち、本発明は、繊維製筒状袋をのり面に敷設する時に、のり面に沿う方向には容易に曲げられ、それ以外の方向には簡単には曲げることのできない円筒状の形状保持材を開発し、この形状保持材を繊維製筒状袋の内部に挿入することにより、繊維製筒状袋の曲折部内側の大きな皺の発生を防止するものである。
【0006】
この形状保持材の開発と併せて繊維製筒状袋自体の構成についても検討し、繊維製筒状袋自体の構成によって曲折部内側の小皺の発生を防止できることを見出した。
【0007】
本発明の第1の特徴は形状保持材を繊維製筒状袋の内部に挿入すること並びにその形状保持材の構造である。
【0008】
この形状保持材は、円筒状であり、長手方向に平行に延びた二本一対の背骨材(動物の胸郭の場合、背骨は一本であり、それと対をなすのは胸骨であるが、本発明では二本とも同じ長さであり背骨、胸骨の区別がつけられないので、便宜的に二本とも背骨材と表現する。)と、この背骨材と直交しその両端が背骨材に結合している複数の肋骨材とから構成される。そして、この形状保持材を、繊維製筒状袋の内面に接触させる形で繊維製筒状袋に挿入しておく。形状保持材を挿入した繊維製筒状袋は形状保持材の背骨材がのり面に接触する形でのり面に敷設される。形状保持材及び繊維製筒状袋は可撓性であり、無理に力を加えればどの方向にも曲げることは可能であるが、上記した構造の形状保持材が挿入されているので、一対の背骨材を結ぶ方向、即ち、のり面に垂直な方向、に曲げるためには大きな力が必要であるのに対し、背骨材を含まない方向、即ち、のり面に沿う方向、には小さな力で簡単に曲げることが出来る。そして、曲折部内側の繊維製筒状袋の余剰長は多数の小さい皺の形で形状保持材の肋骨材間の間隙に挟みこまれる。従って、曲折部の繊維製筒状袋の断面積はさして減少することはない。
【0009】
本発明の目的は上記の第1の特徴のみで十分達成されるが、時には、曲折部の繊維製筒状袋の断面積の減少を一層少なくすることが要求される。
【0010】
従来の繊維製筒状袋は先の提案の特許第2650611 号公報に記載されているように少なくとも経糸には高強力繊維糸が使用され、この高強力繊維糸が引張材として機能している。この高強力繊維糸の例としては産業資材用として高強力となるように製造されたポリエステル、ナイロン、ビニロンなどの合成繊維や高強力のガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維などが挙げられる。そして、繊維製筒状袋は高強力繊維を経糸とし、高強力繊維もしくは通常の繊維を緯糸として袋織する方法、同じ経糸緯糸を平織した帆布を二つ折りして縫製する方法、経糸が高強力繊維であるすだれ織物を通常の帆布に積層して二つ折りして縫製する方法など常法によって製造されている。
【0011】
経糸全部にこの高強力繊維糸を使用する限り、形状保持材を挿入しても、繊維製筒状袋の曲折部内側の小さい皺の発生は避けようがない。
【0012】
この小さい皺の発生を避けるための繊維製筒状袋自体の構造の工夫が第2の特徴である。
【0013】
第2の特徴には4つの態様がある。
(1)第1の態様
経糸の高強力繊維糸の引張材としての機能を1部犠牲にして、経糸の1部に従来の高強力繊維糸に代えて伸縮加工糸を使用する。この伸縮加工糸を繊維製筒状袋の曲折部の内側と外側に使用すれば、繊維製筒状袋の曲げ変形に対して外側の伸縮加工糸は伸び、内側の伸縮加工糸は縮んで対応できるので皺は発生しない。なお、繊維製筒状袋はジグザグ状に敷設されるので、今回の曲折部の内側は次回の曲折部の外側になる。この伸縮加工糸としては通常の何種類かの伸縮加工により加工された合成繊維が何れも使用できる。好適には、ポリブチレンテレフタレート繊維やスパンデックス繊維が挙げられる。この伸縮加工糸の使用により、引張材として機能している高強力繊維糸の使用割合が低下するので、伸縮加工糸の使用は必要最小限に止めるのが好ましい。
【0014】
(2)第2の態様
繊維製筒状袋を高強力繊維糸の綾織り組織の織物で形成する。綾織り組織とすることにより経糸と緯糸の交差する部分が少なくなり、繊維製筒状袋の柔軟性が向上するので、糸自身の伸びを発揮し易くなり、特別に伸縮加工を施した糸でなくても相当の曲折状態までは皺は発生しない。約60°位までの曲折に対応可能である。
【0015】
(3)第3の態様
繊維製筒状袋を織物として製造するのではなく、丸打組物として製造する。
丸打組物として製造される繊維製品はくつひもや綴じひもに見られるように、その組織に由来して全ての方向に皺を発生することなく容易に曲げられる。本発明の繊維製筒状袋は全ての方向の曲げを必要とするものではないが、この丸打組物としての性質を利用することにより皺を発生することなく容易に所定の方向に曲げることができる。丸打組物は長さ方向に対して糸を斜行させながら糸を相互に交錯させて円筒状に組上げるもので、経糸、緯糸の区別はない。従って、糸に高強力繊維糸を使用しても、従来の織物による繊維製筒状袋の経糸にように強力が引張材として100 %寄与するのではなく、長手方向の分力相当分にまで低下する。
【0016】
(4)第4の態様
第3の態様と同じく繊維製筒状袋を織物として製造するのではなく、丸編物として製造する。丸編物として製造される繊維製品はストッキングやセーターなどのように、部分的に長さまたは幅方向に容易に伸ばすことができる性質を有しているので、曲げ変形に対して応力の働く曲折部外側は十分に伸びることができ、皺は発生しない。しかし、丸編物は糸がループ状に連結した構造であり、糸の強度低下は避けようがないので、高強力ポリエステル繊維、高強力ポリエチレン繊維、金属繊維などの高強力繊維を使用する必要がある。また、丸編物の編み組織としては、大きな内圧が加わるので、経編みの編み組織とし、緯糸を直線状に配置して補強した構造とするのが、最も好ましい。
【0017】
第2の態様を除いて、繊維製筒状袋の引張材として機能は幾分低下するので、その低下分を見込んで繊維製筒状袋の構成を設計する必要がある。
【0018】
請求項3記載の発明は、繊維製筒状袋の引張材としての機能の増強、或いは、低下分の補償を図るものであり、繊維製筒状袋の内部への形状保持材の挿入を利用して、同時に引張材を繊維製筒状袋の内部へ装着するものであり、請求項4記載の発明は、同様に繊維製筒状袋の引張材としての機能の増強、或いは、低下分の補償を図るものであり、形状保持材を利用して、その背骨材もしくは肋骨材中に長手方向に沿って引張材を埋設しておくものである。
【0019】
この引張材としては、上記の各種高強力繊維を樹脂で固めたストランドや棒、小径のFRP棒、鋼線などの通常の可撓性のある引張材が使用される。
【0020】
【発明の実施の態様】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の態様について説明する。
【0021】
図1〜図5は本発明で使用する形状保持材の例を表し、図6は本発明の繊維製筒状袋をのり面に敷設した状態の例を表す。
【0022】
図1は本発明で使用する形状保持材の製造過程を含めた説明図であり、(a)原材料であるプラスチック板の平面図、(b)は(a)のX−X矢視図、(c)は(a)のY−Y矢視図、(d)は形状保持材の平面図、(e)は形状保持材の斜視図である。
【0023】
先ず、長方形のプラスチック板を打ち抜き、縦方向の両端2、2と中央部3とは連続し、中央部の両側に多数の横方向の連続部4を形成する。(図1(a)〜(c)参照)この打ち抜いた長方形のプラスチック板を円筒状に丸めて両端2、2を熱融着すると円筒状の形状保持材1が形成され、プラスチック板の中央部3と両端2、2の熱融着部とが背骨材11、多数の横方向の連続部4が肋骨材12となる。単にプラスチック板の両端2、2を熱融着するだけでは形状保持材1が円筒状になり難い場合には、熱融着時に円筒形の治具を使用して熱処理して円筒形に整形する。
【0024】
図2は形状保持材を横方向に曲折した場合の平面図である。この図からわかるように、形状保持材1は横方向には小さい力で容易に曲げられ、曲折部では内側の肋骨材12の間隔が狭くなり、外側の肋骨材12の間隔が広くなる。
【0025】
図3は本発明で使用する引張材を備えた形状保持材の製造過程を含めた説明図であり、(a)原材料であるプラスチック板の平面図、(b)は(a)のX−X矢視図、(c)は(a)のY−Y矢視図、(d)は形状保持材の平面図、(e)は形状保持材の正面図、(f)は形状保持材の斜視図である。
【0026】
図1の場合と同様に長方形のプラスチック板を打ち抜き、縦方向の両端2、2と中央部3とは連続し、中央部の両側に多数の横方向の連続部4を形成する。この際、横方向の連続部4に適切なピッチでスリット5を形成する。この長方形のプラスチック板を図1の場合と同様に円筒状に丸めて両端2、2を熱融着すると円筒状の形状保持材1が形成され、プラスチック板の中央部3と両端2、2の熱融着部とが背骨材11、多数の横方向の連続部4が肋骨材12となり、肋骨材12には適切なピッチでスリット5が形成されている。このスリット5に内側から引張材止め具6を差し込み、この引張材止め具6の穴に引張材7を挿通する。なお、引張材止め具6のスリット5への差し込みは、熱融着の邪魔にならない場合は熱融着の前に行っておくのが、簡便である。
【0027】
図3においては、4本の引張材7を備えた例を図示したが引張材7は4本に限られるものではなく6〜8本であってもよい。
【0028】
以上のようにして製作された形状保持材を繊維製筒状袋の内側に挿通して本発明の繊維製筒状袋が完成する。繊維製筒状袋の一端には従来と同様にセメントモルタル圧入用の逆流防止弁付き口金が設けられている。
【0029】
図4は本発明で使用する形状保持材の別の例の製造過程を含めた説明図であり(a)は原材料であるプラスチック板の斜視図、(b)は形状保持材の斜視図、(c)は(b)の要部拡大図である。
【0030】
一端に雄型接合部21、他端に雌型接合部22を有するプラスチック板を押出成形により成形し、打ち抜きにより肋骨材12を形成する。そして、成形時に雄型接合部21、雌型接合部22の近傍に引張材7(アラミド繊維を樹脂で固めた帯状のストランドを使用した。)を長手方向に沿って埋設する。(図4(a)、(c)参照)
このプラスチック板を2枚使用して曲げながら一方の板の雄型接合部21を他方の板の雌型接合部22にお互いにかみ合わせて接合して円筒形にすると、この円筒が形状保持材1となる。(図4(b)、(c)参照)
この場合は、現場でのかみ合わせ接合のみで、引張材7を備えた形状保持材1を形成することが可能となる。
【0031】
図5は本発明で使用する形状保持材の更に別の例の製造過程を含めた説明図であり(a)は原材料であるプラスチック板及び背骨材の斜視図、(b)は形状保持材の斜視図、(c)は(b)の要部拡大図である。
【0032】
両端のはめ込み部23に引張材7(アラミド繊維を樹脂で固めたストランドを使用した。)を埋設しながらプラスチック板を押出成形により成形し、打ち抜きにより肋骨材12を形成する。これとは別に両側に凹部24を有し、引張材7を埋設した背骨材11を押出成形により成形して準備する。(図5(a)、(c)参照)
このプラスチック板及び背骨材11をそれぞれ2個使用し、2個の背骨材11の凹部24にプラスチック板のはめ込み部23をはめ込み円筒形にすると、この円筒が形状保持材1となる。(図5(b)、(c)参照)
この場合も、現場ではめ込み接合のみで、引張材7を備えた形状保持材1を形成することが可能となる。
【0033】
図4、図5において、引張材7を肋骨材12や背骨材11に埋設する代りに、図3と同様に肋骨材12に適切なピッチでスリット5を形成し、このスリット5に引張材止め具6を差し込み、この引張材止め具6の穴に引張材7を挿通して引張材7を配設してもよい。
【0034】
本発明の繊維製筒状袋をのり面に敷設したのり面安定工法の例を図6に示す。
図6は本発明の繊維製筒状袋をのり面の縦(高さ)方向に沿ってジグザグ状に敷設する場合の例の平面図である。
【0035】
(a)は繊維製筒状袋Aを亀甲模様に配置した例であり(b)は繊維製筒状袋Aを斜め格子模様に配置した例である。何れの場合も繊維製筒状袋Aはアンカーされた支持金具8を介してのり面に固定され、この繊維製筒状袋Aにセメントモルタルを圧入・充填し、硬化させてのり枠を形成する。図7は繊維製筒状袋をのり面の縦(高さ)方向に沿ってジグザグ状に敷設する例であるが、本発明の繊維製筒状袋はのり面の横(水平)方向に沿ってジグザグ状に敷設してもよい。
【0036】
【発明の効果】
(1)本発明の繊維製筒状袋には、一対の背骨材とその両側に取付けられた肋骨材とから構成された形状保持材が挿通されているので、のり面に沿って曲折された繊維製筒状袋の内側に小さい皺は発生するが、大きな皺が発生するすることはないので、曲折部の繊維製筒状袋の断面積の減少を小さくすることができる。
(2)形状保持材の挿通と同時にその内部に引張材を装着できるので、繊維製筒状袋の引張材としての機能を増強することができる。
(3)繊維製筒状袋ののり面に沿う側の経糸に伸縮加工糸を使用することにより繊維製筒状袋をのり面に沿って曲折してもその内側に皺が発生することはなく、曲折部の繊維製筒状袋の断面積が減少することはない。
(4)繊維製筒状袋を高強力繊維糸の綾織り組織の織物で形成することにより、繊維製筒状袋をのり面に沿って相当の角度まで曲折してもその内側に皺が発生することはなく、曲折部の繊維製筒状袋の断面積が減少することはない。
(5)繊維製筒状袋を高強力繊維糸の丸打組物で形成することにより、繊維製筒状袋をのり面に沿って曲折してもその内側に皺が発生することはなく、曲折部の繊維製筒状袋の断面積が減少することはない。
(6)繊維製筒状袋を高強力繊維糸の丸編物で形成することにより、繊維製筒状袋をのり面に沿って曲折してもその内側に皺が発生することはなく、曲折部の繊維製筒状袋の断面積が減少することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する形状保持材の製造過程を含めた説明図であり(a)原材料であるプラスチック板の平面図、(b)は(a)のX−X矢視図、(c)は(a)のY−Y矢視図、(d)は形状保持材の平面図、(e)は形状保持材の斜視図である。
【図2】形状保持材を横方向に曲折した場合の平面図である。
【図3】引張材を備えた形状保持材の製造過程を含めた説明図であり、(a)原材料であるプラスチック板の平面図、(b)は(a)のX−X矢視図、(c)は(a)のY−Y矢視図、(d)は形状保持材の平面図、(e)は形状保持材の正面図、(f)は形状保持材の斜視図である。
【図4】本発明で使用する形状保持材の別の例の製造過程を含めた説明図であり(a)は原材料であるプラスチック板の斜視図、(b)は形状保持材の斜視図、(c)は(b)の要部拡大図である。
【図5】本発明で使用する形状保持材の更に別の例の製造過程を含めた説明図であり、(a)は原材料であるプラスチック板及び背骨材の斜視図、(b)は形状保持材の斜視図、(c)は(b)の要部拡大図である。
【図6】本発明の繊維製筒状袋をのり面の縦(高さ)方向に沿ってジグザグ状に敷設する場合の例の平面図である。(a)は繊維製筒状袋Aを亀甲模様に配置した例であり、(b)は繊維製筒状袋Aを斜め格子模様に配置した例である。
【符号の説明】
A…繊維製筒状袋、1…形状保持材、2…プラスチック板端部、3…プラスチック板中央部、4…プラスチック板横連続部、5…スリット、6…引張材止め具、7…引張材、8…交点支持金具、11…背骨材、12…肋骨材、21…雄型接合部、22…雌型接合部、23…はめ込み部、24…凹部。

Claims (8)

  1. 長手方向に平行に延びた一対の背骨材と、該背骨材と直交しその両端を該一対の背骨材に結合した複数の肋骨材とから形成される円筒状の形状保持材を内部に挿入した繊維製筒状袋を、アンカーされた支持金具を介し、該背骨材の一方をのり面に接してのり面に敷設し、該繊維製筒状袋にセメントモルタルを注入して硬化させることを特徴とするのり面安定工法。
  2. 長手方向に平行に延びた一対の背骨材と、該背骨材と直交しその両端を該一対の背骨材に結合した複数の肋骨材とから形成される円筒状の形状保持材を、繊維製筒状袋の内部に挿入してなることを特徴とするのり面敷設用筒状袋。
  3. 該肋骨材の内側に長手方向に沿った複数の引張材を備えていることを特徴とする請求項2記載ののり面敷設用筒状袋。
  4. 該背骨材もしくは該肋骨材中に側に長手方向に沿って引張材を埋設してなることを特徴とする請求項2記載ののり面敷設用筒状袋。
  5. 該繊維製筒状袋を構成する織物の経糸として、背骨材周辺を覆う部分に高強力繊維糸を使用し、肋骨材中央部周辺を覆う部分に伸縮加工糸を使用することを特徴とする請求項2〜4記載ののり面敷設用筒状袋。
  6. 該繊維製筒状袋が高強力繊維糸の綾織り組織の織物で形成されていることを特徴とする請求項2〜4記載ののり面敷設用筒状袋。
  7. 該繊維製筒状袋が高強力繊維糸の丸打組物で形成されていることを特徴とする請求項2〜4記載ののり面敷設用筒状袋。
  8. 該繊維製筒状袋が高強力繊維糸の丸編物で形成されていることを特徴とする請求項2〜4記載ののり面敷設用筒状袋。
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