JP4264854B2 - 支持管サポート装置 - Google Patents
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボイラ炉壁に用いられるボイラパネルの支持管のサポート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
伝熱管を一定の間隔で平行に並べ、その間に鋼板を配置し、伝熱管と鋼板をすみ肉溶接してボイラパネルは製作される。この鋼板は伝熱管を結合するとともに、伝熱管の熱を放熱したり、受けた熱を伝熱管に伝える役割をするので、フィンと呼ばれる。このようなボイラパネルは、ボイラの炉壁を構成し、ボイラパネルの上端は伝熱管が独立になりヘッダーに接続される。このボイラパネル上端からヘッダーまでの伝熱管を支持管という。この支持管は上部より吊られて支持されている。
【0003】
図3は従来の支持管サポート装置を示す図である。図4は図3のX−X断面図、図5は図3のY−Y断面図である。支持管1はヘッダー2に接続されるが、各支持管1は支持装置3により支持されている。支持装置3は、支持管1を挟んで設けられた2枚の支持板4と、支持管1を挟んで支持板4を接続する2枚の継ぎ板6と、支持管1に溶接されたストッパー金具5と、支持板4を上部で接続しているピン7とを備え、このピン7に図示しない吊り部材が取り付けられている。ストッパー金具5は図4に示すように支持管1の両側中心に支持板4と平行に溶接付けされ、継ぎ板6の上端に乗るように構成されている。かかる構造により支持管1の荷重はストッパー金具5より継ぎ板6に伝わり、継ぎ板6より支持板4に伝達される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
支持管1の荷重は全てストッパー金具5に加わり、この荷重はストッパー金具5に曲げモーメンと面圧を与える。これらの荷重はストッパー金具5と支持管1との溶接部に加わるが、溶接線が短くかつ曲げモーメントも加わるため荷重が大きくなると溶接部に加わる応力が過大になる。この場合ストッパー金具5の肉厚を増し、溶接面積を多くするが、肉厚が支持管肉厚の1.5 倍以上となると熱応力上問題となる。また、支持管1と支持装置3は接合されていないので、据付け時支持管1に対し支持装置3が回転し易く、据付けに手間がかかる。
【0005】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、支持管の支持部の溶接部に発生する応力を少なくし、据付けの容易な支持管サポート装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、支持管に沿って円弧状の曲面となっている曲面部を下部に有する平板状の2枚の支持板で支持管を挟み、該2枚の支持板の各曲面部は、円弧状の下端縁部と、上下方向に延びてその下端が前記下端縁部の端部に連結された側縁部とを有し、前記各曲面部の前記側縁部同士の間に上下に延びる隙間を形成した状態で、前記各曲面部の下端縁部及び側縁部と支持管とを溶接で接合し、上部にピンを取り付け、このピンを吊るようにする。
【0007】
支持管をこの支持管の曲面に沿った曲面部を有する支持板で両側から包み、周囲を溶接で接合するので、支持板には曲げモーメントほとんどがかからず、溶接線も長くとれるので、溶接部に発生する応力を小さくすることができる。また支持板と支持管が直接結合されているので、据付け時支持管と支持板との回転も起こらず据付けも容易になる。
【0008】
請求項2の発明によれば、前記支持板の曲面部に支持管の軸方向にスリットを設けこの周囲と支持管とを溶接で接合する。
【0009】
支持板の曲面部にスリットを設けその周囲を溶接することにより、溶接面積を大きくでき、溶接部に発生する応力を少なくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は実施形態の支持管サポート装置の構成を示す図である。図2は図1のY−Y断面図である。図1において、(A)は側面図、(B)は(A)のX−X断面図である。支持管1はボイラパネルの伝熱管とヘッダー2とを結ぶ管で、各支持管1は支持装置13により図示しない上部の構造物から吊り下げられている。
【0011】
支持装置13は、支持管1を挟む2枚の支持板14からなり、支持板14の下部は支持管1の曲面に沿った曲面部15となっている。また曲面部15の支持管軸方向にはスリット16が設けられている。曲面部15の周囲とスリット16の周囲は図に示すように溶接線18が設けられすみ肉溶接されている。図2の断面図に示すように、支持管1の軸方向の6本の溶接線で接合されるので、十分な溶接面積が得られ溶接部に発生すま応力を少なくすることができる。また支持板14の曲面部15が支持管1を包むようにして取り付けられ周囲を溶接で接合しているので、支持装置13には支持管1からの曲げモーメントがほとんど加わらない。なお、支持板14の頂部はピン17で接合され、このピン17で図示しない上部の構造に吊り下げられている。
【0012】
溶接はすみ肉溶接で、図1(B)のa点よりスターとし、後ろ側の同じ位置まで連続する。途中図1(A)図のスリット16とbの位置で重なる。このようなa点、b点では、ビードが凹面になるよう滑らかに仕上げられる。支持装置14には曲げモーメントがほとんどかからないので、溶接部には一様なせん断応力が加わり、大きな応力は発生しない。なお、荷重の小さな場合はスリット16を設けなくてもよい。
【0013】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明は、支持管を2枚の支持板で挟みその下部を曲面にして支持管に沿わせるようにし、曲面部の周囲と支持管を溶接で接合するようにしたので、支持装置に曲げモーメンが加わらなくなり、溶接部にはせん断力がほぼ均一に加わるようになるので、発生応力を小さくすることができる。また曲面部にスリットを設けその周囲を溶接することにより、溶接面積を大きくとることができ、溶接部の応力を少なくすることができる。また、支持管と支持装置を直接溶接しているので、据えつけ時、支持管が回転したりせず、据えつけが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す図である。
【図2】図1(A)のY−Y断面図である。
【図3】従来の支持装置の構成を示す図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【図5】図3のY−Y断面図である。
【符号の説明】
1 支持管
2 ヘッダー
13 支持装置
14 支持板
15 曲面部
16 スリット
17 ピン
18 溶接線
Claims (2)
- 支持管に沿って円弧状の曲面となっている曲面部を下部に有する平板状の2枚の支持板で支持管を挟み、
該2枚の支持板の各曲面部は、円弧状の下端縁部と、上下方向に延びてその下端が前記下端縁部の端部に連結された側縁部とを有し、
前記各曲面部の前記側縁部同士の間に上下に延びる隙間を形成した状態で、前記各曲面部の下端縁部及び側縁部と支持管とを溶接で接合し、上部にピンを取り付け、このピンを吊るようにしたことを特徴とする支持管サポート装置。 - 前記支持板の曲面部に支持管の軸方向にスリットを設けこの周囲と支持管とを溶接接合したことを特徴とする請求項1記載の支持管サポート装置。
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JP19316098A JP4264854B2 (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 支持管サポート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP19316098A JP4264854B2 (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 支持管サポート装置 |
Publications (2)
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ID=16303294
Family Applications (1)
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JP19316098A Expired - Fee Related JP4264854B2 (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 支持管サポート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (2)
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1998
- 1998-07-08 JP JP19316098A patent/JP4264854B2/ja not_active Expired - Fee Related
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