JPH0132397B2 - - Google Patents
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- JPH0132397B2 JPH0132397B2 JP50109980A JP50109980A JPH0132397B2 JP H0132397 B2 JPH0132397 B2 JP H0132397B2 JP 50109980 A JP50109980 A JP 50109980A JP 50109980 A JP50109980 A JP 50109980A JP H0132397 B2 JPH0132397 B2 JP H0132397B2
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- sleeve
- tube
- spacing member
- pair
- side walls
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L21/00—Joints with sleeve or socket
- F16L21/06—Joints with sleeve or socket with a divided sleeve or ring clamping around the pipe-ends
- F16L21/065—Joints with sleeve or socket with a divided sleeve or ring clamping around the pipe-ends tightened by tangentially-arranged threaded pins
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N13/00—Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
- F01N13/18—Construction facilitating manufacture, assembly, or disassembly
- F01N13/1805—Fixing exhaust manifolds, exhaust pipes or pipe sections to each other, to engine or to vehicle body
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N13/00—Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
- F01N13/18—Construction facilitating manufacture, assembly, or disassembly
- F01N13/1838—Construction facilitating manufacture, assembly, or disassembly characterised by the type of connection between parts of exhaust or silencing apparatus, e.g. between housing and tubes, between tubes and baffles
- F01N13/1844—Mechanical joints
- F01N13/1855—Mechanical joints the connection being realised by using bolts, screws, rivets or the like
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L25/00—Constructive types of pipe joints not provided for in groups F16L13/00 - F16L23/00 ; Details of pipe joints not otherwise provided for, e.g. electrically conducting or insulating means
- F16L25/0036—Joints for corrugated pipes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
請求の範囲
1 一方の端部の内側に1本の管を受入れ、他方
の端部の内側にもう1本の管を受入れるようにさ
れたスリーブを備え、前記スリーブが前記管の外
周面に密着して伸びるように、前記スリーブを変
形させる力を付与する手段をさらに備えた管継手
であつて、 前記スリーブは、 前記管の外周面に沿つて延びる丸味を帯びた部
分と、 前記丸味を帯びた部分の長さ方向両端部に連続
し、かつ前記管の外周面から管の径方向に離れる
ように延び、前記管の外周面から離れた位置では
互いに外周方向に所定の間隔を保つことによつて
前記管の外周面を底面とする溝を形成する1対の
側壁とを有し、 前記1対の側壁の各々の径方向外端部が分離す
ることによつて前記管の外側で開いた部分を形成
し、 前記力を付与する手段は、 前記1対の側壁の間に配置され、この両側壁間
を所定の間隔に保つための間隔部材と、 前記間隔部材を間に挾むようにして延びている
前記1対の側壁を外側から挾むように配置される
1対のバーと、 前記1対の側壁と前記間隔部材と前記1対のバ
ーとを通つて延びる少なくとも1本のボルトと、
このボルトに螺合するナツトとを含み、 前記間隔部材は、前記1対の側壁のそれぞれに
対面する1対の表面部を有し、その表面部の少な
くとも一方が凹状に形成されており、 前記1対のバーのうち、前記スリーブの側壁を
介して前記間隔部材の凹状表面部に向き合う少な
くとも一方のバーは、前記凹状表面部に嵌まるよ
うな凸状表面部を有しており、 前記各側壁の径方向外端部は、前記バーと前記
間隔部材との間に挾まれる領域よりも径方向外方
に延びており、 前記各側壁の径方向外端部には、前記バーと前
記間隔部材に対してそれらの外側から当接する保
持部材が設けられており、 前記保持部材は、前記ボルトを締めることによ
つてこの保持部材に対して前記バーと前記間隔部
材との間に引込む力が働いたとき、前記バーと前
記間隔部材とに外側から当接した状態のままで、
前記バーと前記間隔部材との間に引込まれるのを
阻止し得るだけの大きさと強度とを有している、
開いたスリーブの管継手。
の端部の内側にもう1本の管を受入れるようにさ
れたスリーブを備え、前記スリーブが前記管の外
周面に密着して伸びるように、前記スリーブを変
形させる力を付与する手段をさらに備えた管継手
であつて、 前記スリーブは、 前記管の外周面に沿つて延びる丸味を帯びた部
分と、 前記丸味を帯びた部分の長さ方向両端部に連続
し、かつ前記管の外周面から管の径方向に離れる
ように延び、前記管の外周面から離れた位置では
互いに外周方向に所定の間隔を保つことによつて
前記管の外周面を底面とする溝を形成する1対の
側壁とを有し、 前記1対の側壁の各々の径方向外端部が分離す
ることによつて前記管の外側で開いた部分を形成
し、 前記力を付与する手段は、 前記1対の側壁の間に配置され、この両側壁間
を所定の間隔に保つための間隔部材と、 前記間隔部材を間に挾むようにして延びている
前記1対の側壁を外側から挾むように配置される
1対のバーと、 前記1対の側壁と前記間隔部材と前記1対のバ
ーとを通つて延びる少なくとも1本のボルトと、
このボルトに螺合するナツトとを含み、 前記間隔部材は、前記1対の側壁のそれぞれに
対面する1対の表面部を有し、その表面部の少な
くとも一方が凹状に形成されており、 前記1対のバーのうち、前記スリーブの側壁を
介して前記間隔部材の凹状表面部に向き合う少な
くとも一方のバーは、前記凹状表面部に嵌まるよ
うな凸状表面部を有しており、 前記各側壁の径方向外端部は、前記バーと前記
間隔部材との間に挾まれる領域よりも径方向外方
に延びており、 前記各側壁の径方向外端部には、前記バーと前
記間隔部材に対してそれらの外側から当接する保
持部材が設けられており、 前記保持部材は、前記ボルトを締めることによ
つてこの保持部材に対して前記バーと前記間隔部
材との間に引込む力が働いたとき、前記バーと前
記間隔部材とに外側から当接した状態のままで、
前記バーと前記間隔部材との間に引込まれるのを
阻止し得るだけの大きさと強度とを有している、
開いたスリーブの管継手。
2 前記間隔部材は、1対の凹状表面部を有す
る、請求の範囲第1項に記載の開いたスリーブの
管継手。
る、請求の範囲第1項に記載の開いたスリーブの
管継手。
3 前記側壁が丸味を帯びた部分よりも大きな厚
みを有する、請求の範囲第1項に記載の開いたス
リーブの管継手。
みを有する、請求の範囲第1項に記載の開いたス
リーブの管継手。
4 前記スリーブが、シート材料から形成され、
前記丸味を帯びた部分はシート材料の単層からな
り、かつ前記側壁の各々はシート材料の二重層か
らなる、請求の範囲第1項に記載の開いたスリー
ブの管継手。
前記丸味を帯びた部分はシート材料の単層からな
り、かつ前記側壁の各々はシート材料の二重層か
らなる、請求の範囲第1項に記載の開いたスリー
ブの管継手。
5 前記スリーブが、単層のシート材料を含み、
各々の前記側壁は折返されてシート材料の二重層
となつている、請求の範囲第1項に記載の開いた
スリーブの管継手。
各々の前記側壁は折返されてシート材料の二重層
となつている、請求の範囲第1項に記載の開いた
スリーブの管継手。
6 前記保持部材は、前記側壁が折曲げられたそ
の内側に配置されているロツドを備える、請求の
範囲第1項に記載の開いたスリーブの管継手。
の内側に配置されているロツドを備える、請求の
範囲第1項に記載の開いたスリーブの管継手。
7 前記ボルトを挿入するのに先立つて、前記側
壁を離隔した関係に保持するために、一方の側壁
中のロツドが他方の側壁中のロツドに接続されて
いる、請求の範囲第6項に記載の開いたスリーブ
の管継手。
壁を離隔した関係に保持するために、一方の側壁
中のロツドが他方の側壁中のロツドに接続されて
いる、請求の範囲第6項に記載の開いたスリーブ
の管継手。
8 各側壁の二重層は、前記側壁と前記丸味を帯
びた部分との接合部に沿つて溶接されている、請
求の範囲第5項に記載の開いたスリーブの管継
手。
びた部分との接合部に沿つて溶接されている、請
求の範囲第5項に記載の開いたスリーブの管継
手。
9 前記間隔部材の凹状表面がほぼ円弧状であ
り、かつ前記バーの凸状表面がほぼ円弧状であ
る、請求の範囲第1項に記載の開いたスリーブの
管継手。
り、かつ前記バーの凸状表面がほぼ円弧状であ
る、請求の範囲第1項に記載の開いたスリーブの
管継手。
技術分野
この発明は、管継手に関し、より特定的にはス
リーブが伸ばされる形式の管継手に関するもので
ある。この発明の管継手は、アメリカ合衆国特許
第3905623号およびアメリカ合衆国特許第4056273
号に開示され、かつ請求されている本願発明者の
管継手を改良したものである。
リーブが伸ばされる形式の管継手に関するもので
ある。この発明の管継手は、アメリカ合衆国特許
第3905623号およびアメリカ合衆国特許第4056273
号に開示され、かつ請求されている本願発明者の
管継手を改良したものである。
管継手に関しては、多くの応用がなされている
が、そこでは、実質的に液状気密シールで2本の
管を強固な機械的接続により継ぐことが望まれて
いる。このような継手の重要な用途としては、車
の排気系における2本の管の結合が挙げられる。
このような用途においては、取付と取外しを容易
にすることがコストと同様にもつとも重要であ
る。車の排気系においては、比較的に高温度およ
び高度の機械的負荷が生じるので、継手は、長期
間、役立たせる上で必要な強度を有する必要があ
る。そのために、継手は、たとえば、適当な等級
の鋼のような金属から作られなければならない。
ある用途、ダンプカーの排気系のような用途にお
いては、継手は比較的大きな径の管を接続しなけ
ればならない。ある場合には、管は入れ子関係に
接続され、他の場合には突合わせ継ぎにより接続
される。他方の管が剛性の管の形態をとつている
のに対し、一方の管が柔軟な金属管の形態をして
いることもある。このような継手の他の用途とし
ては、金属またはプラスチツクからなる比較的小
さな水道管と、プラスチツクあるいは粘土材料か
らなる比較的大きな排水管や下水管が挙げられ
る。なお、他の用途としては、足場などに見られ
るよように構造材としての管の接続が挙げられ
る。
が、そこでは、実質的に液状気密シールで2本の
管を強固な機械的接続により継ぐことが望まれて
いる。このような継手の重要な用途としては、車
の排気系における2本の管の結合が挙げられる。
このような用途においては、取付と取外しを容易
にすることがコストと同様にもつとも重要であ
る。車の排気系においては、比較的に高温度およ
び高度の機械的負荷が生じるので、継手は、長期
間、役立たせる上で必要な強度を有する必要があ
る。そのために、継手は、たとえば、適当な等級
の鋼のような金属から作られなければならない。
ある用途、ダンプカーの排気系のような用途にお
いては、継手は比較的大きな径の管を接続しなけ
ればならない。ある場合には、管は入れ子関係に
接続され、他の場合には突合わせ継ぎにより接続
される。他方の管が剛性の管の形態をとつている
のに対し、一方の管が柔軟な金属管の形態をして
いることもある。このような継手の他の用途とし
ては、金属またはプラスチツクからなる比較的小
さな水道管と、プラスチツクあるいは粘土材料か
らなる比較的大きな排水管や下水管が挙げられ
る。なお、他の用途としては、足場などに見られ
るよように構造材としての管の接続が挙げられ
る。
背景技術
本願発明者が有するアメリカ合衆国特許第
3905623号においては、管の間での機械的接続に
液状シールを与えるために、広幅のスリーブが隣
接する管の端部を覆うように伸ばされている管継
手が開示されている。この特許では、管継手は、
丸味を帯びた部分と溝を形成する部分とを有する
スリーブを含み、力を付与する手段が溝を形成す
る部分に接続されることによつてスリーブが伸ば
され、管を継ぐようにされている。これに似たも
のとして、特に重ね継ぎのために適用される管継
手は、本願発明者が有するアメリカ合衆国特許第
4056273号に示されている。前述の本願発明者が
有する特許のそれぞれの管継手は、閉じたスリー
ブを利用している。そのため、その閉じたスリー
ブに管の端部の一方を通すことによつてその管継
手を管に取付けなければならない。
3905623号においては、管の間での機械的接続に
液状シールを与えるために、広幅のスリーブが隣
接する管の端部を覆うように伸ばされている管継
手が開示されている。この特許では、管継手は、
丸味を帯びた部分と溝を形成する部分とを有する
スリーブを含み、力を付与する手段が溝を形成す
る部分に接続されることによつてスリーブが伸ば
され、管を継ぐようにされている。これに似たも
のとして、特に重ね継ぎのために適用される管継
手は、本願発明者が有するアメリカ合衆国特許第
4056273号に示されている。前述の本願発明者が
有する特許のそれぞれの管継手は、閉じたスリー
ブを利用している。そのため、その閉じたスリー
ブに管の端部の一方を通すことによつてその管継
手を管に取付けなければならない。
ヒームストラ他が有するアメリカ合衆国特許第
3944265号は、その各端部に補強板が設けられて
いるシート状金属バンドを含む管継手を開示して
いる。その管継手によれば、ボルトが補強板を貫
通した状態で補強板が引張られ、かつ管の端部の
外周面上にその金属バンドが伸ばされている。こ
の管継手が取付けられる前には、シート状金属バ
ンドは平坦なストリツプまたはシートの形状をし
ており、かつ管の端部のまわりに巻付けられねば
ならない。この特許の管継手によれば、補強板の
近くにおいて高度の応力集中が生じるため、金属
バンドにおける応力分布が非常に不均一になると
いう欠点がある。
3944265号は、その各端部に補強板が設けられて
いるシート状金属バンドを含む管継手を開示して
いる。その管継手によれば、ボルトが補強板を貫
通した状態で補強板が引張られ、かつ管の端部の
外周面上にその金属バンドが伸ばされている。こ
の管継手が取付けられる前には、シート状金属バ
ンドは平坦なストリツプまたはシートの形状をし
ており、かつ管の端部のまわりに巻付けられねば
ならない。この特許の管継手によれば、補強板の
近くにおいて高度の応力集中が生じるため、金属
バンドにおける応力分布が非常に不均一になると
いう欠点がある。
この発明の主たる目的は、既に共に突合わせら
れ、または入れ子状態にされている2つの管に容
易に取付けられる管継手を提供することである。
れ、または入れ子状態にされている2つの管に容
易に取付けられる管継手を提供することである。
発明の概要
この発明によれば、一方の端部の内側に1本の
管を受入れ、他方の端部の内側にもう1本の管を
受入れるようにされたスリーブを備え、このスリ
ーブが管の外周面に密着して伸びるように、スリ
ーブを変形させる力を付与する手段をさらに備え
た管継手が提供される。このスリーブは、管の外
周面に沿つて延びる丸味を帯びた部分と、この丸
味を帯びた部分の長さ方向両端部に連続し、かつ
管の外周面から管の径方向に離れるように延び、
管の外周面から離れた位置では互いに外周方向に
所定の間隔を保つことによつて管の外周面を底面
とする溝を形成する1対の側壁とを有する。この
1対の側壁の各々の径方向外端部が分離すること
によつて管の外側で開いた部分を形成している。
力を付与する手段は、1対の側壁の間に配置さ
れ、この両側壁間を所定の間隔に保つための間隔
部材と、この間隔部材を間に挾むようにして延び
ている1対の側壁を外側から挾むように配置され
る1対のバーと、1対の側壁と間隔部材と1対の
バーとを通つて延びる少なくとも1本のボルト
と、このボルトに螺合するナツトとを含む。間隔
部材は、1対の側壁のそれぞれに対面する1対の
表面部を有し、その表面部の少なくとも一方が凹
状に形成されている。1対のバーのうち、スリー
ブの側壁を介して間隔部材の凹状表面部に向き合
う少なくとも一方のバーは、その凹状表面部に嵌
まるような凸状表面部を有している。各側壁の径
方向外端部は、バーと間隔部材との間に挾まれる
領域よりも径方向外方に延びている。各側壁の径
方向外端部には、バーと間隔部材に対してそれら
の外側から当接する保持部材が設けられている。
この保持部材は、ボルトを締めることによつて保
持部材に対してバーと間隔部材との間に引込む力
が働いたとき、バーと間隔部材とに外側から当接
した状態のままで、バーと間隔部材との間に引込
まれるのを阻止し得るだけの大きさと強度とを有
している。
管を受入れ、他方の端部の内側にもう1本の管を
受入れるようにされたスリーブを備え、このスリ
ーブが管の外周面に密着して伸びるように、スリ
ーブを変形させる力を付与する手段をさらに備え
た管継手が提供される。このスリーブは、管の外
周面に沿つて延びる丸味を帯びた部分と、この丸
味を帯びた部分の長さ方向両端部に連続し、かつ
管の外周面から管の径方向に離れるように延び、
管の外周面から離れた位置では互いに外周方向に
所定の間隔を保つことによつて管の外周面を底面
とする溝を形成する1対の側壁とを有する。この
1対の側壁の各々の径方向外端部が分離すること
によつて管の外側で開いた部分を形成している。
力を付与する手段は、1対の側壁の間に配置さ
れ、この両側壁間を所定の間隔に保つための間隔
部材と、この間隔部材を間に挾むようにして延び
ている1対の側壁を外側から挾むように配置され
る1対のバーと、1対の側壁と間隔部材と1対の
バーとを通つて延びる少なくとも1本のボルト
と、このボルトに螺合するナツトとを含む。間隔
部材は、1対の側壁のそれぞれに対面する1対の
表面部を有し、その表面部の少なくとも一方が凹
状に形成されている。1対のバーのうち、スリー
ブの側壁を介して間隔部材の凹状表面部に向き合
う少なくとも一方のバーは、その凹状表面部に嵌
まるような凸状表面部を有している。各側壁の径
方向外端部は、バーと間隔部材との間に挾まれる
領域よりも径方向外方に延びている。各側壁の径
方向外端部には、バーと間隔部材に対してそれら
の外側から当接する保持部材が設けられている。
この保持部材は、ボルトを締めることによつて保
持部材に対してバーと間隔部材との間に引込む力
が働いたとき、バーと間隔部材とに外側から当接
した状態のままで、バーと間隔部材との間に引込
まれるのを阻止し得るだけの大きさと強度とを有
している。
図面を参照して行なう以下の詳細な説明から、
この発明はより一層完全に理解されるであろう。
この発明はより一層完全に理解されるであろう。
第1図はこの発明に従つた管継手を示す斜視図
である。
である。
第2図は重ね継ぎに用いた場合のこの発明に従
つた管継手の部分切欠正面図である。
つた管継手の部分切欠正面図である。
第3図はこの発明に従つた管継手の構造の詳細
を示す断面図である。
を示す断面図である。
第4図は突合わせ継ぎに用いた場合のこの発明
に従つた管継手の部分切欠正面図である。
に従つた管継手の部分切欠正面図である。
第5図はこの発明に従つた管継手の一部分の変
形例を示す斜視図である。
形例を示す斜視図である。
発明の実施例
図面を参照すると、この発明の例示的な実施例
が示されている。この管継手は開いたスリーブを
備えている。この開いたスリーブは、管継手が取
付けられる際に高度の引張応力を支えるように適
合されている。特に、この発明は、管継手が鋼で
構成される車の排気系に特に適用される実施例を
参照して述べられる。この発明は、広く様々な用
途に有用であることが理解されるであろう。
が示されている。この管継手は開いたスリーブを
備えている。この開いたスリーブは、管継手が取
付けられる際に高度の引張応力を支えるように適
合されている。特に、この発明は、管継手が鋼で
構成される車の排気系に特に適用される実施例を
参照して述べられる。この発明は、広く様々な用
途に有用であることが理解されるであろう。
さて、第1図および第2図を参照すると、管継
手は入れ子関係にある1対の管を受入れるように
されている間隔部材またはスリーブ10を備え
る。そのため、双方の管の端部の外周面に伸ばさ
れたスリーブによつて重ね継ぎが形成される。第
1の管12は剛性の導管状になつていて、フレキ
シブルメタル管よりなる第2の管14と入れ子関
係で継がれている。管12および14は円形また
は丸い(たとえば、やや楕円のような)横断面を
有し、かつ、たとえば、冷間圧延材料またはステ
ンレススチール等の適当な材料で構成されてい
る。継手のスリーブ10は延性材料、好ましくは
選択された等級のシート状鋼から構成される。破
壊せずに比較的高度の伸びに耐える材料を使用す
ることが望ましい。たとえば、アルミニウム鋼
は、スリーブに要求される伸びが比較的小さい用
途では十分満足し得る材料である。他の用途にお
いて、スリーブに大きな伸びが要求される場合に
は、ステンレススチールが使用される。インラン
ドスチール社から入手可能な「アルマーTi」と
して知られている鋼は、アルミニウム鋼とステン
レススチールとの中間の伸び特性を示し、かつ多
くの用途に適する。
手は入れ子関係にある1対の管を受入れるように
されている間隔部材またはスリーブ10を備え
る。そのため、双方の管の端部の外周面に伸ばさ
れたスリーブによつて重ね継ぎが形成される。第
1の管12は剛性の導管状になつていて、フレキ
シブルメタル管よりなる第2の管14と入れ子関
係で継がれている。管12および14は円形また
は丸い(たとえば、やや楕円のような)横断面を
有し、かつ、たとえば、冷間圧延材料またはステ
ンレススチール等の適当な材料で構成されてい
る。継手のスリーブ10は延性材料、好ましくは
選択された等級のシート状鋼から構成される。破
壊せずに比較的高度の伸びに耐える材料を使用す
ることが望ましい。たとえば、アルミニウム鋼
は、スリーブに要求される伸びが比較的小さい用
途では十分満足し得る材料である。他の用途にお
いて、スリーブに大きな伸びが要求される場合に
は、ステンレススチールが使用される。インラン
ドスチール社から入手可能な「アルマーTi」と
して知られている鋼は、アルミニウム鋼とステン
レススチールとの中間の伸び特性を示し、かつ多
くの用途に適する。
スリーブ10は、ほとんどの部分でその横断面
が環状または丸味を帯びた形を有している。スリ
ーブ10は丸味を帯びた部分16と、この丸味を
帯びた部分の長さ方向両端部に連続し、かつ管の
外周面から管の径方向に離れるように延びた1対
の側壁20,22とを備える。1対の側壁は、管
の外周面から離れた位置では、互いに外周方向に
所定の間隔を保つことによつて、管の外周面を底
面とする溝を形成する部分18を有する。側壁2
0は支持または保持部材24において、その端部
を形成する。側壁22は支持または保持部材26
において、その端部を形成する。側壁20,22
は、好ましくはスリーブのシート状金属の二重層
として形成される。側壁20の二重層は、内層2
8と外層30とから構成される。内層28はスリ
ーブの丸味を帯びた部分の延長部材からなる。外
層30はスリーブのシート状金属を輪または湾曲
部32の周囲に戻し曲げることにより形成され
る。湾曲部32は、好ましくは横断面において円
形であり、かつ円筒状のロツド34を受入れる円
筒状の通路を形成する。このように保持部材24
は湾曲部32とロツド34とからなり、かつ、そ
の厚みが側壁20よりも大きい。側壁22は側壁
20と同じ構造をし、かつ、内層36と外層38
と湾曲部40とロツド42とを備える。側壁20
と22との外端部は互いに分離していることがわ
かる。外層30は、溶接物29により内層28に
固着される。たとえば、外層30は、丸味を帯び
た部分16と側壁20との接合部分のラインに沿
つて、側壁の全長にわたる複数のスポツト溶接に
より内層28に固着される。同様に、外層38は
丸味を帯びた部分16と側壁22との接合部分の
ラインに沿つて、溶接物37により内層36に固
着される。
が環状または丸味を帯びた形を有している。スリ
ーブ10は丸味を帯びた部分16と、この丸味を
帯びた部分の長さ方向両端部に連続し、かつ管の
外周面から管の径方向に離れるように延びた1対
の側壁20,22とを備える。1対の側壁は、管
の外周面から離れた位置では、互いに外周方向に
所定の間隔を保つことによつて、管の外周面を底
面とする溝を形成する部分18を有する。側壁2
0は支持または保持部材24において、その端部
を形成する。側壁22は支持または保持部材26
において、その端部を形成する。側壁20,22
は、好ましくはスリーブのシート状金属の二重層
として形成される。側壁20の二重層は、内層2
8と外層30とから構成される。内層28はスリ
ーブの丸味を帯びた部分の延長部材からなる。外
層30はスリーブのシート状金属を輪または湾曲
部32の周囲に戻し曲げることにより形成され
る。湾曲部32は、好ましくは横断面において円
形であり、かつ円筒状のロツド34を受入れる円
筒状の通路を形成する。このように保持部材24
は湾曲部32とロツド34とからなり、かつ、そ
の厚みが側壁20よりも大きい。側壁22は側壁
20と同じ構造をし、かつ、内層36と外層38
と湾曲部40とロツド42とを備える。側壁20
と22との外端部は互いに分離していることがわ
かる。外層30は、溶接物29により内層28に
固着される。たとえば、外層30は、丸味を帯び
た部分16と側壁20との接合部分のラインに沿
つて、側壁の全長にわたる複数のスポツト溶接に
より内層28に固着される。同様に、外層38は
丸味を帯びた部分16と側壁22との接合部分の
ラインに沿つて、溶接物37により内層36に固
着される。
スリーブ10を管12と管14の外周面に密着
して伸ばすために、力を付与する手段が、溝を形
成する部分18に接続されている。力を付与する
手段は、間隔部材44を含む。この間隔部材44
は、溝を形成する部分18の中に配置され、かつ
管12と管14の外周面上に配置されるように適
合されている。間隔部材44は、管12と管14
の外周面に適合する弧状形状の内表面46を有す
る。継手の液状シールを高めたいならば、間隔部
材の内表面46がシーリング材でコーテイングさ
れればよい。間隔部材44には、1対の相対する
凹面48と50が設けられる。また、間隔部材に
は湾曲部32と40とほぼ同等の半径を有する1
対の相対する凹面52と54も設けられる。
して伸ばすために、力を付与する手段が、溝を形
成する部分18に接続されている。力を付与する
手段は、間隔部材44を含む。この間隔部材44
は、溝を形成する部分18の中に配置され、かつ
管12と管14の外周面上に配置されるように適
合されている。間隔部材44は、管12と管14
の外周面に適合する弧状形状の内表面46を有す
る。継手の液状シールを高めたいならば、間隔部
材の内表面46がシーリング材でコーテイングさ
れればよい。間隔部材44には、1対の相対する
凹面48と50が設けられる。また、間隔部材に
は湾曲部32と40とほぼ同等の半径を有する1
対の相対する凹面52と54も設けられる。
力を付与する手段は1対のスペーサまたはバー
56,58をも備える。バー56は、間隔部材4
4の凹面48に相対している側壁20の外側に位
置する凸面60を有する。同様に、バー58は、
間隔部材44の凹面50に相対する側壁22の外
側に配されている凸面62を有する。バーの凸面
60と62は、好ましくは横断面において凹面4
8と50の半径よりも、側壁20と22の厚みに
ほぼ等しい分だけ小さい半径の円弧状の形状を有
する。力を付与する手段は、バー56,58と側
壁20,22と間隔部材44とを貫通する1組の
ボルト64,66をも含む。ボルト64,66に
はそれぞれナツト68,70が設けられる。
56,58をも備える。バー56は、間隔部材4
4の凹面48に相対している側壁20の外側に位
置する凸面60を有する。同様に、バー58は、
間隔部材44の凹面50に相対する側壁22の外
側に配されている凸面62を有する。バーの凸面
60と62は、好ましくは横断面において凹面4
8と50の半径よりも、側壁20と22の厚みに
ほぼ等しい分だけ小さい半径の円弧状の形状を有
する。力を付与する手段は、バー56,58と側
壁20,22と間隔部材44とを貫通する1組の
ボルト64,66をも含む。ボルト64,66に
はそれぞれナツト68,70が設けられる。
第2図に示された管継手にはスリーブが設けら
れている。そのスリーブにおいては、丸味を帯び
ている部分16がバンドの一方の端部72と他方
の端部74とを含んでいる。この一方の端部72
と他方の端部74とは、管の外周面上に延びてい
る狭い肩部76において相互に結合されている。
このスリーブ10の構造は、スリーブが引き伸ば
されて双方の管の外周面に密着して伸びることに
よつて、重ね継ぎにおいて管12と管14の異な
る径に適合するようにされている。スリーブ10
は、丸味を帯びた部分が、異なる直径の端部バン
ド72および74を備えるように、予め成形され
てもよい。
れている。そのスリーブにおいては、丸味を帯び
ている部分16がバンドの一方の端部72と他方
の端部74とを含んでいる。この一方の端部72
と他方の端部74とは、管の外周面上に延びてい
る狭い肩部76において相互に結合されている。
このスリーブ10の構造は、スリーブが引き伸ば
されて双方の管の外周面に密着して伸びることに
よつて、重ね継ぎにおいて管12と管14の異な
る径に適合するようにされている。スリーブ10
は、丸味を帯びた部分が、異なる直径の端部バン
ド72および74を備えるように、予め成形され
てもよい。
第4図は突合わせ継ぎに用いた場合のこの発明
に従つた管継手を示す。管継手は、接触関係にあ
る1対の管80と82とを受入れるスリーブ1
0′を備える。スリーブ10′は溝を形成する部分
18と丸味を帯びた部分16′とを備える。溝を
形成する部分は第1図で示されているのと同じ構
造を有する。スリーブの丸味を帯びた部分16
は、管80と82とに等しい径に調節されている
均一な径の円筒である。
に従つた管継手を示す。管継手は、接触関係にあ
る1対の管80と82とを受入れるスリーブ1
0′を備える。スリーブ10′は溝を形成する部分
18と丸味を帯びた部分16′とを備える。溝を
形成する部分は第1図で示されているのと同じ構
造を有する。スリーブの丸味を帯びた部分16
は、管80と82とに等しい径に調節されている
均一な径の円筒である。
上述のように、重ね継ぎに用いられる第2図の
管継手と突合わせ継ぎに用いられる第4図の管継
手とは共に、第1図に示したように溝を形成する
部分と力を付与する手段とを備える。第1図は管
に取付けられている状態の管継手、すなわち、ボ
ルトが締められ、かつスリーブ10が管の外周面
に密着して伸ばされている状態を示す。第3図
は、バー56と58の間で間隔部材44に対して
クランプされる前のスリーブ10の溝を形成する
部分を示す。間隔部材44が側壁20と22の間
に位置しているとき、ボルト64と66は、バー
と側壁と間隔部材とを貫通し、それらにナツトが
付与される。これは、ボルトを締めて管の外周面
上にスリーブを伸ばすための管継手の準備状態を
示している。
管継手と突合わせ継ぎに用いられる第4図の管継
手とは共に、第1図に示したように溝を形成する
部分と力を付与する手段とを備える。第1図は管
に取付けられている状態の管継手、すなわち、ボ
ルトが締められ、かつスリーブ10が管の外周面
に密着して伸ばされている状態を示す。第3図
は、バー56と58の間で間隔部材44に対して
クランプされる前のスリーブ10の溝を形成する
部分を示す。間隔部材44が側壁20と22の間
に位置しているとき、ボルト64と66は、バー
と側壁と間隔部材とを貫通し、それらにナツトが
付与される。これは、ボルトを締めて管の外周面
上にスリーブを伸ばすための管継手の準備状態を
示している。
第5図は保持部材24と26を構成するロツド
の変形例を示す。この変形例においては、ロツド
34′と42′はU字状のクリツプを形成するため
の剛性リンク86により、共に接続されている。
ロツド34′と42′は湾曲部32と40とに挿入
される。また、このロツド34′と42′は、力を
付与する手段を構成する間隔部材とバーとボルト
とを組立てる間に、側壁20と22を離隔した位
置に保持するためにも供される。第5図に示され
ているように、1対の保持クリツプが側壁の各端
部に挿入されるのに用いられてもよい。
の変形例を示す。この変形例においては、ロツド
34′と42′はU字状のクリツプを形成するため
の剛性リンク86により、共に接続されている。
ロツド34′と42′は湾曲部32と40とに挿入
される。また、このロツド34′と42′は、力を
付与する手段を構成する間隔部材とバーとボルト
とを組立てる間に、側壁20と22を離隔した位
置に保持するためにも供される。第5図に示され
ているように、1対の保持クリツプが側壁の各端
部に挿入されるのに用いられてもよい。
管継手が管に取付けられる前には、部品、すな
わち、主にスリーブと力を付与する手段は組立て
られていないか、あるいは緩い状態で組まれてい
る。或る取付においては、管はスリーブ内にその
軸方向に挿入される。他の取付では、ボルトとバ
ーと間隔部材を取外して、スリーブが、接合され
るべき2本の管に被さるように、開いているスリ
ーブに2本の管を通す必要があるだろう。この目
的のために、溝を形成する側壁は管の径に適合す
るように、十分に跳ね開かせられてもよい。スリ
ーブが管に対して位置決めされ、継手が組立てら
れた後、管の外周面上にスリーブを伸ばすために
ボルトが締められる。ボルトが締められるにつれ
て、側壁20と22は、間隔部材44に係合して
いるバー56と58が引き寄せられることによつ
て、互いに内側に引張られる。これにより保持部
材24と26とがバー56,58と間隔部材44
とに係合するように引張られる。特に、保持部材
24はバー56の上面と間隔部材44上の凹面5
2に位置決めされるか、または固着されている。
保持部材26はバー58の上面と間隔部材44の
凹面54に位置決めされるか、または固着されて
いる。保持部材24と26とがバー56と58お
よび間隔部材44とに対して位置決めされるとと
もに、応力がかからない状態にあるスリーブは管
に適合した大きさを持つようになるので、管と、
間隔部材44の凹面48と50とを密に係合させ
るためにスリーブを引き伸ばさなければならな
い。間隔部材の凹面48と50とは、急に変化す
ることなく、管の外周面に連続するような表面形
状を形成することがわかる。したがつて、側壁2
0と22での引張力は、大きな応力を集中させる
ことなく、スリーブの丸味を帯びた部分16に伝
達される。上述の位置に固定されている保持部材
24と26と共に、バー56と58によつて付与
された力は側壁20と22における引張応力を増
大させる。また、上述のように、側壁は二重の厚
みからなり、スリーブの一重の厚みの丸味を帯び
た部分よりも引張に強い。丸味を帯びた部分と側
壁との接合点に溶接物29と37を配置すること
によつて溶接部にかかる負荷を最小にしている。
ロツド34と42を覆う側壁層の折曲げ構造は、
側壁層の密着性を高め、摩擦によつて作り出され
る剪断力を引き起こし、かつ溶接部にかかる荷重
を減少させることができる。さらに、二重層側壁
は2倍の厚みを有する1つの側壁として一体的に
働く。このことは、外力が付与されている領域に
おいてスリーブに増大した強度を与える。したが
つて、非常に大きな張力が側壁にかかり、スリー
ブの丸味を帯びた部分に伝達され、それによつて
管の外周面に密着してスリーブが伸ばされる。す
なわち、側壁20,22における大きな張力は過
度に引張応力がかかることなく、かつ側壁が伸び
ることなく、所望の伸びをもたらす引張応力をス
リーブの丸味を帯びた部分16において生じさせ
るのに十分であろう。このことは、スリーブの丸
味を帯びた部分のすべての部分が管に密着して引
張られるように、スリーブの丸味を帯びた部分に
応力が分布された状態を与えている。
わち、主にスリーブと力を付与する手段は組立て
られていないか、あるいは緩い状態で組まれてい
る。或る取付においては、管はスリーブ内にその
軸方向に挿入される。他の取付では、ボルトとバ
ーと間隔部材を取外して、スリーブが、接合され
るべき2本の管に被さるように、開いているスリ
ーブに2本の管を通す必要があるだろう。この目
的のために、溝を形成する側壁は管の径に適合す
るように、十分に跳ね開かせられてもよい。スリ
ーブが管に対して位置決めされ、継手が組立てら
れた後、管の外周面上にスリーブを伸ばすために
ボルトが締められる。ボルトが締められるにつれ
て、側壁20と22は、間隔部材44に係合して
いるバー56と58が引き寄せられることによつ
て、互いに内側に引張られる。これにより保持部
材24と26とがバー56,58と間隔部材44
とに係合するように引張られる。特に、保持部材
24はバー56の上面と間隔部材44上の凹面5
2に位置決めされるか、または固着されている。
保持部材26はバー58の上面と間隔部材44の
凹面54に位置決めされるか、または固着されて
いる。保持部材24と26とがバー56と58お
よび間隔部材44とに対して位置決めされるとと
もに、応力がかからない状態にあるスリーブは管
に適合した大きさを持つようになるので、管と、
間隔部材44の凹面48と50とを密に係合させ
るためにスリーブを引き伸ばさなければならな
い。間隔部材の凹面48と50とは、急に変化す
ることなく、管の外周面に連続するような表面形
状を形成することがわかる。したがつて、側壁2
0と22での引張力は、大きな応力を集中させる
ことなく、スリーブの丸味を帯びた部分16に伝
達される。上述の位置に固定されている保持部材
24と26と共に、バー56と58によつて付与
された力は側壁20と22における引張応力を増
大させる。また、上述のように、側壁は二重の厚
みからなり、スリーブの一重の厚みの丸味を帯び
た部分よりも引張に強い。丸味を帯びた部分と側
壁との接合点に溶接物29と37を配置すること
によつて溶接部にかかる負荷を最小にしている。
ロツド34と42を覆う側壁層の折曲げ構造は、
側壁層の密着性を高め、摩擦によつて作り出され
る剪断力を引き起こし、かつ溶接部にかかる荷重
を減少させることができる。さらに、二重層側壁
は2倍の厚みを有する1つの側壁として一体的に
働く。このことは、外力が付与されている領域に
おいてスリーブに増大した強度を与える。したが
つて、非常に大きな張力が側壁にかかり、スリー
ブの丸味を帯びた部分に伝達され、それによつて
管の外周面に密着してスリーブが伸ばされる。す
なわち、側壁20,22における大きな張力は過
度に引張応力がかかることなく、かつ側壁が伸び
ることなく、所望の伸びをもたらす引張応力をス
リーブの丸味を帯びた部分16において生じさせ
るのに十分であろう。このことは、スリーブの丸
味を帯びた部分のすべての部分が管に密着して引
張られるように、スリーブの丸味を帯びた部分に
応力が分布された状態を与えている。
この発明の記述は特別の具体例に関して述べら
れてきたが、限定的な意味と解すべきではない。
この分野の当業者にとつては、多くのバリエーシ
ヨンや変形が考えられる。
れてきたが、限定的な意味と解すべきではない。
この分野の当業者にとつては、多くのバリエーシ
ヨンや変形が考えられる。
発明の効果
以上説明したようにこの発明によれば、径方向
外端部で分離して管の外端で開いた部分を形成す
る1対の側壁を備えているので、取付時に管の径
に合うように1対の側壁を拡げることができる。
そうすることによつて、既に共に突合わせて隣接
している2本の管にスリーブが被さるようにし
て、スリーブを2本の管の外周面に取付けること
ができる。そのため、管継手の取付を容易に行な
うことができる。
外端部で分離して管の外端で開いた部分を形成す
る1対の側壁を備えているので、取付時に管の径
に合うように1対の側壁を拡げることができる。
そうすることによつて、既に共に突合わせて隣接
している2本の管にスリーブが被さるようにし
て、スリーブを2本の管の外周面に取付けること
ができる。そのため、管継手の取付を容易に行な
うことができる。
また、各側壁の径方向外端部には、バーと間隔
部材に対してそれらの外側から当接する保持部材
が設けられている。保持部材は、ボルトを締める
ことによつて保持部材に対してバーと間隔部材の
間に引込む力が働いたとき、バーと間隔部材とに
外側から当接した状態のままで、バーと間隔部材
との間に引込まれるのを阻止し得るだけの大きさ
と強度を有している。そのため、ボルトを締める
ことによつて管継手を取付固着した状態において
も、1対の側壁は径方向外端部に設けられている
保持部材によつて相互に分離されている。その1
対の側壁の間隔を大きくしたり小さくしたりし
て、それに応じた幅を有する間隔部材をその間に
挾むことによつて溝を形成する部分と丸味を帯び
た部分との接続点の間隔を変えることができる。
そのため、同一スリーブにおいて丸味を帯びた部
分が包囲し得る管の径の大きさを変えることとが
できる。したがつて、この発明の管継手は同一ス
リーブを用い、その周長に応じて異なつた管の径
に対して用いることができる。このように、この
管継手は管のサイズに対して互換性を有する。
部材に対してそれらの外側から当接する保持部材
が設けられている。保持部材は、ボルトを締める
ことによつて保持部材に対してバーと間隔部材の
間に引込む力が働いたとき、バーと間隔部材とに
外側から当接した状態のままで、バーと間隔部材
との間に引込まれるのを阻止し得るだけの大きさ
と強度を有している。そのため、ボルトを締める
ことによつて管継手を取付固着した状態において
も、1対の側壁は径方向外端部に設けられている
保持部材によつて相互に分離されている。その1
対の側壁の間隔を大きくしたり小さくしたりし
て、それに応じた幅を有する間隔部材をその間に
挾むことによつて溝を形成する部分と丸味を帯び
た部分との接続点の間隔を変えることができる。
そのため、同一スリーブにおいて丸味を帯びた部
分が包囲し得る管の径の大きさを変えることとが
できる。したがつて、この発明の管継手は同一ス
リーブを用い、その周長に応じて異なつた管の径
に対して用いることができる。このように、この
管継手は管のサイズに対して互換性を有する。
さらに、保持部材はバーと間隔部材との間に引
込まれるのを阻止し得るだけの大きさと強度とを
有しているので、その側壁の径方向外端部が引張
られても移動せず、間隔部材とバーとによつて捕
えられ固着されて位置決めされる。その結果、強
固な締付力を実現することができる。
込まれるのを阻止し得るだけの大きさと強度とを
有しているので、その側壁の径方向外端部が引張
られても移動せず、間隔部材とバーとによつて捕
えられ固着されて位置決めされる。その結果、強
固な締付力を実現することができる。
なお、この発明の管継手のスリーブは半径方向
に突出した部分が開放端を形成しているので、そ
の端部の加工が容易であり、製造コストも低い。
に突出した部分が開放端を形成しているので、そ
の端部の加工が容易であり、製造コストも低い。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US3165179A | 1979-04-19 | 1979-04-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56500423A JPS56500423A (ja) | 1981-04-02 |
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Family
ID=21860670
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (5)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0132397B2 (ja) |
CA (1) | CA1128093A (ja) |
DE (1) | DE3067736D1 (ja) |
WO (1) | WO1980002317A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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