JP4264815B2 - 物品搬送車用の搬送台車 - Google Patents

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Description

本発明は、走行面としての床面を走行する物品搬送車を面から浮かせた状態で載置支持する物品搬送車用の搬送台車に関する。
上記のような物品搬送車用の搬送台車は、走行経路に沿って走行する物品搬送車が故障などにより走行できなくなった場合に、その物品搬送車を浮かせた状態で載置支持して走行することにより、走行できなくなった物品搬送車を走行経路から離脱させて別の箇所に搬送させるためのものである。
つまり、物品搬送車は、1.0〜数トンの重量があるので、上記のような物品搬送車用の搬送台車を用いることにより、走行できなくなった物品搬送車の搬送を行うことができるようにしている。
このような物品搬送車用の搬送台車として、物品搬送車の前後の走行車輪間よりも短い長さを有しかつ物品搬送車の横幅の全長にわたる幅を有して、物品搬送車の前後方向の中間部を載置支持する載置部と、面を走行する走行体とが設けられ、載置部が走行体により支持されて、物品搬送車の下方の間隙に入り込む高さとなるように組み付けられるものがあった。
そして、この搬送台車は、物品搬送車にシリンダにより上下方向に出退自在に設けた受部材と嵌合する嵌合部を載置部に備えさせて、走行体により支持された載置部を物品搬送車の下方の間隙に入り込ませたのち、物品搬送車側のシリンダを伸長させることにより、物品搬送車側の受部材と搬送台車側の嵌合部とを嵌合させて、物品搬送車を持ち上げることにより、載置部にて物品搬送車を面から浮かせた状態で載置支持するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
実開平7−13632号公報
上記従来の物品搬送車用の搬送台車では、物品搬送車にシリンダにより上下方向に出退自在な受部材が設けられていることを利用して、つまり、物品搬送車の受部材を上下方向に出退するシリンダを利用して、載置部にて物品搬送車を面から浮かさせた状態で載置支持するようにしているので、シリンダにより上下方向に出退自在な受部材が設けられていない物品搬送車には適用できない不都合がある
この不都合を解消できる物品搬送車用の搬送台車として、走行体により支持される載置部が、物品搬送車を面から浮かせた状態で載置支持する高さで設けられているものを用いることが考えられる。
この物品搬送車用の搬送台車では、載置部が物品搬送車を面から浮かせた状態で載置支持できる高さに設けられているので、手動式フォークリフト装置などのリフト装置を用いて、物品搬送車をその底部が面から浮上するように持ち上げて、その持ち上げた物品搬送車の底部の下方に搬送台車を入り込ませることにより、載置部にて物品搬送車を面から浮かせた状態で載置支持することになる
しかしながら、手動式フォークリフト装置などのリフト装置では、物品搬送車の横幅方向や前後方向の一部部分のみを支持することになるので、物品搬送車を走行面から持ち上げる際に、物品搬送車の姿勢が不安定になり易いものであり、このため、持ち上げた物品搬送車の底部の下方に搬送台車を入り込ませる作業は、物品搬送車の姿勢の乱れを抑えながら物品搬送車を走行面から持ち上げるという困難な作業を行いつつ、その持ち上げた物品搬送車の底部の下方に搬送台車を入り込ませなければならないものとなる。
物品搬送車を走行面から浮かせた状態に載置支持する作業、つまり、搬送台車にて物品搬送車を載置支持する状態に組付ける作業が、大変手間のかかるものとなり、走行体により支持される載置部が物品搬送車を走行面から浮かせた状態で載置支持する高さで設けられている搬送台車は使用し難いものであった。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、物品搬送車を面から浮かせた状態に載置支持する状態に組付ける作業を良好に行うことができる物品搬送車用の搬送台車を提供する点にある
この目的を達成するために、本発明にかかる物品搬送車用の搬送台車の第1特徴構成は、走行面としての床面を走行する物品搬送車を前記面から浮かせた状態で載置支持する物品搬送車用の搬送台車において、
前記物品搬送車の底部の横幅方向および前後方向を囲みかつその底部を載置支持する状態に組付け可能な載置部と、前記面を走行する走行体とが設けられ、前記載置部が前記物品搬送車の下方の間隙に入り込む高さで前記走行体により前記載置部を支持する組付用状態と、前記載置部にて前記物品搬送車を前記面から浮かせた状態で載置支持する高さで前記走行体により前記載置部を支持する載置用支持状態とに切換自在な載置部高さ変更手段が設けられ
前記載置部が、前記物品搬送車の前後方向に沿って延びる左右一対の横側部用枠体と、前記物品搬送車の横幅方向に沿って延びかつ左右一対の横側部用枠体どうしを連結する前後一対の連結用枠体とから構成され、
前記連結用枠体に前記走行体が設けられ、
前記前後一対の連結用枠体の一方が、前記横側部用枠体に対して着脱自在に構成され、
前記横側部用枠体の前記着脱自在な連結用枠体が存在する側の端部に、当該連結用枠体を取り外した状態で前記床面を走行するための補助用のボールキャスターが設けられている点にある
すなわち、組付用状態と載置用支持状態とに載置部高さ変更手段にて切換自在に構成されているので、搬送台車を物品搬送車の下方の間隙に入り込ませるときには、組付用状態に切り換えることにより、載置部が物品搬送車の下方の間隙に入り込む高さとなるため、搬送台車を物品搬送車の下方の間隙に入り込ませることを、物品搬送車を面に置いたままで行うことができることになる。
そして、搬送台車を物品搬送車の下方の間隙に入り込ませた状態では、載置部にて物品搬送車の底部の横幅方向および前後方向を囲みかつその底部を載置支持することができることになる。
このようにして、搬送台車を物品搬送車の下方の間隙に入り込ませた状態において、例えば、手動式フォークリフト装置などのリフト装置を用いて、搬送台車および物品搬送車を持ち上げ、その持ち上げ状態において、載置部高さ変更手段を載置用支持状態に切り換えることによって、載置部にて物品搬送車の底部の横幅方向および前後方向を囲む状態でその底部を載置支持しながら、載置部にて物品搬送車を面から浮かせた状態で載置支持する状態、つまり、搬送台車にて物品搬送車を載置支持する状態に組付けることができることになる。
そして、載置部高さ変更手段を組付用状態から載置用支持状態に切り換える作業は、走行体と載置部との間隔を調整する作業など、簡単な作業にて行うことができるものである。
したがって、物品搬送車の底部の下方に形成される間隙を利用して、面に置いた状態の物品搬送車に組付用状態の搬送台車を組付け、その後、搬送台車および物品搬送車をリフト装置などにて持ち上げた状態で、搬送台車を載置用支持状態に切り換えることにより、載置部にて物品搬送車を面から浮かせた状態で載置支持することができ、載置用支持状態においては、物品搬送車の底部の横幅方向および前後方向を囲む載置部にて物品搬送車の姿勢を安定に保つことできるのであり、もって、物品搬送車を面から浮かせた状態に安定性良く載置支持することができ、しかも、そのように物品搬送車を面から浮かせた状態に載置支持するように搬送台車を組付ける作業を簡易なものとすることが可能となる。
また、左右一対の横側部用枠体および前後一対の連結用枠体のうち、前後一対の連結用枠体の一方を取り外すことにより、載置部を平面視で矩形状の一辺を開口したコ字状として、そのコ字状の開口した部分から載置部の内方側に物品搬送車を挿入させることができるので、単に、前後一対の連結用枠体の一方を取り外した搬送台車を走行させるだけで、搬送台車を物品搬送車の下方の間隙に入り込ませることができることになる。
そして、載置部を物品搬送車の下方の間隙に入り込ませたのち、その取り外している連結用枠体を装着することにより、物品搬送車の底部の横幅方向および前後方向を囲みかつその底部を載置支持する状態に左右一対の横側部用枠体および前後一対の連結用枠体を組付けることができ、左右一対の横側部用枠体および前後一対の連結用枠体にて物品搬送車を安定して載置支持できることになる。
したがって、連結用枠体を着脱して走行させるという簡易な作業によって、載置部により物品搬送車の底部の横幅方向および前後方向を囲みかつその底部を載置支持できるように、搬送台車を物品搬送車の下方の間隙に入り込ませることができることになり、より一層作業の簡素化を図ることができることになる。
本発明にかかる物品搬送車用の搬送台車の第2特徴構成は、前記載置部高さ変更手段を前記組付用状態に切り換えた状態において、前記載置部と前記面との間に手動式フォークリフト装置が挿脱自在な空間が形成できるように構成されている点にある。
すなわち、載置部高さ変更手段を組付用状態に切り換えた状態において、載置部と面との間に形成される空間に手動式フォークリフト装置を挿脱することができるので、載置部と面との間に形成される空間に手動式フォークリフト装置を挿入して載置部を持ち上げることにより、載置部高さ変更手段を組付用状態から載置用支持状態に切り換えることができることになる。
したがって、手動式フォークリフト装置を用いて、載置部高さ変更手段を組付用状態から載置用支持状態に切り換えることができることとなって、載置部高さ変更手段を組付用状態から載置用支持状態に切り換える際の作業の簡素化を図ることができることになる
本発明にかかる物品搬送車用の搬送台車の第特徴構成は、前記載置部高さ変更手段が、下端部に前記走行体を支持した上下方向に沿う棒状の走行体支持枠に、前記載置部を上下動自在に貫通させて、前記走行体支持枠よりも下方位置に設けた受部と前記載置部との間に間隔規制体を着脱させることにより、前記組付用状態と前記載置用支持状態とに切り換えるように構成されている点にある
すなわち、走行体支持枠よりも下方位置に設けた受部と載置部との間から間隔規制体を取り外していると、走行体支持枠を貫通している載置部が自重により下方側に移動することになり、組付用状態に切り換えることができることになる。
そして、走行体支持枠よりも下方位置に設けた受部と載置部との間に間隔規制体を装着すると、その間隔規制体の厚み分だけ走行体支持枠を貫通している載置部が上方側に移動することになり、載置用支持状態に切り換えることができることになる。
したがって、載置部高さ変更手段を、受部と載置部との間に間隔規制体を着脱するだけで、組付用状態と載置用支持状態とに切り換える簡素な構成にすることができることになる。
本発明にかかる物品搬送車用の搬送台車を物品搬送設備に適応した実施形態について図面に基づいて説明する。
この物品搬送設備は、物品搬送設備の概略平面図を示している図1に示すように、無人式の複数の物品搬送車1の夫々が、走行面としての床面Pに敷設された誘導ライン2に沿って自動走行し、各ステーション3間で物品を搬送するように構成されている。
そして、物品搬送車1は、図2および図3に示すように、車体1a上に、ローラコンベヤ4aを備えて物品を載置支持する昇降式の荷台4、その荷台4の車体前方側に配置されて荷台4を昇降駆動する昇降駆動部5、車体における荷台4の昇降経路を挟んで車体後方側に配置されて各種の入力操作装置などを収納する機器収納部6などを備えて構成されている。
ちなみに、図2は、物品搬送車1の側面図を示しており、図3は、物品搬送車1の平面図を示している。
また、物品搬送車1には、車体前方寄りに配置されて走行用モータを備えた操行輪兼用の駆動輪7、および、左右一対の従動輪8が設けられ、物品搬送車1の車体1aの下方と床面Pとの間に、例えば、30mm程度の間隙が形成されるように構成されている。
ちなみに、図示はしないが、昇降駆動部5は、昇降用モータ、その昇降用モータにて昇降駆動される駆動スプロケット、昇降駆動部5の上下両端に配置される従動スプロケット、駆動スプロケットおよび従動スプロケットに掛けまわされるチェーン、荷台4を昇降案内する昇降レールなどを備えて構成されている。
前記物品搬送車1は、荷台4の高さを下端位置まで下降させた状態で誘導ライン2に沿って走行し、目的のステーション3に到着すると、図示しないセンサにてステーション3側のコンベヤの存在位置を検出しながら、昇降駆動部5にて荷台4を上昇させるように構成されている。
そして、荷台4の高さをステーション3側のコンベヤの高さと一致した時点で、荷台4の上昇を停止させ、ローラコンベヤ4aを作動させてステーション3との間で、物品の移載を行うように構成されている。
ちなみに、物品搬送車1には、走行方向の前方に、物品搬送車1などの障害物があるか否かを検出するセンサが設けられており、そのセンサにて障害物を検出すると、走行を停止させるように構成されている。
図5に示すように、物品搬送車用の搬送台車9は、上述のような物品搬送車1を床面Pから浮かせた状態で載置支持して、故障などにより走行できなくなった物品搬送車1を誘導ライン2から離脱させて別の箇所に移動させることにより、後続の物品搬送車1の邪魔になるのを防止し、物品の搬送を継続できようにしている。
以下、物品搬送車用の搬送台車9について説明を加える。
前記搬送台車9は、図4に示すように、物品搬送車1の底部の横幅方向および前後方向を囲みかつその底部を載置支持する状態に組付け可能な載置部10と、面Pを走行する走行体としての走行車輪11とから構成されている。
また、図5の(イ)に示すように、載置部10が物品搬送車1の下方の間隙に入り込む高さで走行車輪11により載置部10を支持する組付用状態と、図5の(ロ)に示すように、載置部10にて物品搬送車1を面Pから浮かせた状態で載置支持する高さで走行車輪11により載置部10を支持する載置用支持状態とに切換自在な載置部高さ変更手段15が設けられている。
ちなみに、図4は、載置部高さ変更手段15を組付用状態に切り換えたときの搬送台車9の斜視図を示し、図5の(イ)は、載置部高さ変更手段15を組付用状態に切り換えたときの搬送台車9の正面図を示し、図5の(ロ)は、載置部高さ変更手段Tを載置用支持状態に切り換えたときの搬送台車9の正面図を示している。
前記載置部10は、図4に示すように、物品搬送車1の前後方向に沿って延びる左右一対の横側部用枠体12と、物品搬送車1の横幅方向に沿って延びかつ左右一対の横側部用枠体12どうしを連結する前後一対の連結用枠体13とから構成されている。
そして、前後一対の連結用枠体13の一方が、横側部用枠体12に対して着脱自在に構成されている。
また、横側部用枠体12に対して連結用枠体13を着脱するための構成については、連結用枠体13の長手方向の両端面部にネジ穴を形成し、横側部用枠体12にその長手方向に間隔を隔てて連結用枠体装着用の孔部を形成して、その連結用枠体装着用の孔部を貫通する状態でボルトTにて締め付けることにより横側部用枠体12に対して連結用枠体13を装着させるようにしている。
前記載置部10の構成について説明を加えると、搬送台車9の平面図である図8に示すように、左右一対の横側部用枠体12および前後一対の連結用枠体13のうち、左右一対の横側部用枠体12にて物品搬送車1の横幅方向の両端部分を前後方向の全長にわたって載置支持するように構成されている。
そして、横側部用枠体12は、物品搬送車1の前後方向の全長よりも長い長さを有して、縦断面形状を外側に上方側に延びるL字状となるように構成され、そのL字状の底面部に物品搬送車1を載置支持して、上方側に延びる起立片にて載置支持される物品搬送車1の横幅方向の移動を規制するように構成されている。
また、連結用枠体13は、物品搬送車1の横幅の全長とほぼ同じ長さを有して、縦断面形状が横幅方向に幅広の形状となるように構成されている。
前記横側部用枠体12におけるL字状の底面部、すなわち物品搬送車1を載置する載置面が、図4に示すように、連結用枠体13よりも下方側に配置するように、前後一対の連結用枠体13にて左右一対の横側部用枠体12どうしを連結して、連結用枠体13にて物品搬送車1の前後方向の移動を規制するように構成されている。
前記連結用枠体13には、図4および図5に示すように、その長さ方向の中央部から同じ距離だけ隔てた左右一対の走行車輪11が設けられ、横側部用枠体12には、図5および図7に示すように、連結用枠体13の一方を取り外した状態で面Pを走行するために、着脱自在な連結用枠体13が存在する側の端部に補助用のボールキャスター14が設けられている。
前記載置部高さ変更手段15が、下端部に走行車輪11を支持した上下方向に沿う棒状の走行体支持枠18に、載置部10を上下動自在に貫通させて、走行体支持枠18よりも下方位置に設けた受部17と載置部10との間に間隔規制体16を着脱させることにより、組付用状態と前記載置用支持状態とに切り換えるように構成されている。
そして、走行体支持枠18、受部17、および、間隔規制体16によって、載置部高さ変更手段15が構成されている。
説明を加えると、走行体支持枠18は、その下端部に走行車輪11を支持する2本の棒状体からなり、載置部10における連結用枠体13を上下動自在に貫通させて構成されている。
そして、走行体支持枠18の載置部10よりも下方位置に円盤状の受部17が設けられ、その受部17の下方に走行車輪11が支持されている。
前記間隔規制体16は、図6に示すように、2本の棒状体である走行体支持枠18に着脱自在なE字状に形成され、その厚みが、例えば、20mm程度になるように構成されている。
また、間隔規制体16を走行体支持枠18に装着した状態に固定する際には、間隔規制体16に形成されている取付用孔部16aを貫通する状態でボルトTによる締め付けによって、間隔規制体16を固定するように構成されている。
そして、受部17と載置部10における連結用枠体13との間から間隔規制体16を取り外すことにより、載置部高さ変更手段15が組付用状態に切り換わり、図5の(イ)に示すように、走行体支持枠18を貫通している載置部10における連結用枠体13が自重により下方側に移動して、載置部10が物品搬送車1の下方に入り込む高さとなる。
ちなみに、取り外した間隔規制体16については、連結用枠体13の上方側に突出している走行体支持枠18に装着できるように構成されている。
また、受部17と載置部10における連結用枠体13との間に間隔規制体16を装着することにより、載置部高さ変更手段15が載置用支持状態に切り換わり、図5の(ロ)に示すように、その間隔規制体16の厚み分だけ走行体支持枠18を貫通している載置部10における連結用枠体13が上方側に移動して、載置部10が物品搬送車1を床面Pから浮かせて支持できる高さとなる。
ちなみに、組付用状態では、載置部10における横側部用枠体12の底面部の高さが、床面Pから物品搬送車1の底部までの高さよりも小さい高さ(例えば、床面Pから26mm程度)に定められており、載置用支持状態では、載置部10における横側部用枠体12の底面部の高さが、物品搬送車1を床面Pから浮かせることができるだけの高さ(例えば、床面Pから46mm程度)に定められている。
そして、図5の(イ)では、取り外した間隔規制体16を、連結用枠体13の上方側に突出している走行体支持枠18に装着している状態を示している。
前記載置部高さ変更手段15を組付用状態に切り換えた状態において、載置部10と床面Pとの間に手動式フォークリフト装置19が挿脱自在な空間が形成できるように構成されている。
説明を加えると、図5の(イ)に示すように、載置部高さ変更手段15を組付用状態に切り換えた状態において、載置部10における連結用枠体13と床面Pとの間に、手動式フォークリフト装置19を挿脱自在な挿脱空間Bを形成するように構成されている。
前記挿脱空間Bについては、連結用枠体13が前後一対設けられているので、物品搬送車1の前方側と後方側との両側に形成されることになる。
そして、挿脱空間Bに手動式フォークリフト装置19を挿入することによって、載置部10を持ち上げて、載置部高さ変更手段15を組付用状態から載置用支持状態に切り換えるように構成されている。
以下、上述の搬送台車9にて物品搬送車1を床面Pから浮かせた状態で支持することにより、誘導ライン2から物品搬送車1を離脱させる手順について、図7〜図10に基づいて説明を加える。
ちなみに、図7は、搬送台車9を物品搬送車1の下方の間隙に入り込ませる状態における斜視図を示しており、図8は、搬送台車9を物品搬送車1の下方の間隙に入り込ませた状態における平面図を示しており、図9は、手動式フォークリフト装置19にて載置部10を持ち上げる際の斜視図を示しており、図10は、載置部10にて物品搬送車1を床面Pから浮かせた状態に載置支持した状態での斜視図を示している。
先ず、図7の(イ)に示すように、載置部10における前後一対の連結用枠体13の一方を取り外し、載置部高さ変更手段15を組付用状態に切り換えて、左右一対の横側部用枠体12および後方側のみの連結用枠体13からなる平面視コ字状の搬送台車9を走行車輪11およびボールキャスター14にて床面Pを走行させる。
そして、図7の(ロ)に示すように、物品搬送車1の横幅方向の両端部において、車体1aの底部と床面Pとの間隙に載置部10における横側部用枠体12を入り込ませる状態で、載置部10にて物品搬送車1の左右および後方側を囲むようにする。
次に、図8に示すように、取り外している連結用枠体13を装着することにより、載置部10にて物品搬送車1の左右方向および前後方向方を囲みかつその底部を載置する状態に載置部10を組付ける。
その後、図8および図9に示すように、物品搬送車1の前後に形成される挿脱空間Bに手動式フォークリフト装置19を挿入して、手動式フォークリフト装置19の夫々にて連結用枠体13を持ち上げる。
手動式フォークリフト装置19にて連結用枠体13を持ち上げた状態で、間隔規制体16を受部17と載置部10との間に装着することにより、載置部高さ変更手段15を載置用支持状態に切り換えて、載置部10にて物品搬送車1を床面Pから浮かせた状態で載置支持するようにしている。
このようにして、載置部10にて物品搬送車1を床面Pから浮かせた状態で載置支持すると、走行車輪11にて床面Pを走行させて、物品搬送車1を誘導ライン2から離脱させて別の箇所に搬送するようにしている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、載置部高さ変更手段15を組付用状態に切り換えた状態で、載置部10と床面Pとの間に手動式フォークリフト装置19が挿脱自在な空間が形成できるようにして、手動式フォークリフト装置19を用いて載置部10を持ち上げるようにしているが、例えば、天井吊り下げ式のクレーン装置など用いて載置部10を持ち上げることも可能であり、載置部10を持ち上げるための装置については適宜変更が可能である。
また、手動式フォークリフト装置19が挿脱自在な空間については、載置部10を持ち上げるための装置が挿脱できるような空間であればよい。
)上記実施形態では、受部17と載置部10との間に間隔規制体16を着脱することにより、載置部高さ変更手段15を組付用状態と載置用支持状態とに切り換えるようにしているが、例えば、リンク機構など載置部10を昇降させる機構を用いることにより、載置部高さ変更手段15を組付用状態と載置用支持状態とに切り換えるように構成してもよく、載置部高さ変更手段15を組付用状態と載置用支持状態とに切り換えるための構成については、間隔規制体16の着脱に限られるものではない。
)上記実施形態では、ボルトTを用いることにより、間隔規制体16を走行体支持枠18に装着した状態に固定するようにしているが、必ずしも間隔規制体16を走行体支持枠18に装着した状態に固定する必要はなく、単に、間隔規制体16を走行体支持枠18に嵌め込むだけでもよい。
とくに、間隔規制体16を受部17と載置部10との間に装着して、載置部10にて物品搬送車1を浮かせた状態に載置支持すると、物品搬送車1の自重により、間隔規制体16が走行体支持枠18から外れることを防止できるので、単に、間隔規制体16を走行体支持枠18に嵌め込むだけにすることにより、構成の簡素化を図ることも可能となる。
物品処理設備の概略平面図 物品搬送車の側面図 物品搬送車の平面図 物品搬送車用の搬送台車の斜視図 物品搬送車用の搬送台車の正面図 間隔規制体を示す図 搬送台車および物品搬送車を示す斜視図 搬送台車および物品搬送車を示す平面図 搬送台車、物品搬送車、および、手動式フォークリフト装置を示す斜視図 搬送台車、物品搬送車、および、手動式フォークリフト装置を示す斜視図
符号の説明
1 物品搬送車
10 載置部
11 走行体
12 横側部用枠体
13 連結用枠体
15 支持枠
16 間隔規制体
19 手動式フォークリフト装置
P 走行面としての床面

Claims (3)

  1. 走行面としての床面を走行する物品搬送車を前記面から浮かせた状態で載置支持する物品搬送車用の搬送台車であって、
    前記物品搬送車の底部の横幅方向および前後方向を囲みかつその底部を載置支持する状態に組付け可能な載置部と、前記面を走行する走行体とが設けられ、
    前記載置部が前記物品搬送車の下方の間隙に入り込む高さで前記走行体により前記載置部を支持する組付用状態と、前記載置部にて前記物品搬送車を前記面から浮かせた状態で載置支持する高さで前記走行体により前記載置部を支持する載置用支持状態とに切換自在な載置部高さ変更手段が設けられ
    前記載置部が、前記物品搬送車の前後方向に沿って延びる左右一対の横側部用枠体と、前記物品搬送車の横幅方向に沿って延びかつ左右一対の横側部用枠体どうしを連結する前後一対の連結用枠体とから構成され、
    前記連結用枠体に前記走行体が設けられ、
    前記前後一対の連結用枠体の一方が、前記横側部用枠体に対して着脱自在に構成され、
    前記横側部用枠体の前記着脱自在な連結用枠体が存在する側の端部に、当該連結用枠体を取り外した状態で前記床面を走行するための補助用のボールキャスターが設けられている物品搬送車用の搬送台車。
  2. 前記載置部高さ変更手段を前記組付用状態に切り換えた状態において、前記載置部と前記面との間に手動式フォークリフト装置が挿脱自在な空間が形成できるように構成されている請求項1に記載の物品搬送車用の搬送台車。
  3. 前記載置部高さ変更手段が、下端部に前記走行体を支持した上下方向に沿う棒状の走行体支持枠に、前記載置部を上下動自在に貫通させて、前記走行体支持枠よりも下方位置に設けた受部と前記載置部との間に間隔規制体を着脱させることにより、前記組付用状態と前記載置用支持状態とに切り換えるように構成されている請求項1または2に記載の物品搬送車用の搬送台車。
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