JPH0640405Y2 - リニアモーター駆動の搬送装置 - Google Patents

リニアモーター駆動の搬送装置

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JPH0640405Y2
JPH0640405Y2 JP1988143688U JP14368888U JPH0640405Y2 JP H0640405 Y2 JPH0640405 Y2 JP H0640405Y2 JP 1988143688 U JP1988143688 U JP 1988143688U JP 14368888 U JP14368888 U JP 14368888U JP H0640405 Y2 JPH0640405 Y2 JP H0640405Y2
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JP
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carriage
linear motor
main body
support
guide rail
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直史 関屋
隆 岡村
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、搬送用台車側にリニアモータ用二次導体を付
設し、台車走行経路側にリニアモータ用一次側本体を配
設して成るリニアモータ駆動の搬送装置に関するもので
ある。
(従来の技術及びその問題点) この種の搬送装置に於ける台車走行経路側のリニアモー
タ用一次側本体は、台車走行方向の適当間隔おきの定位
置に配設しなければならないが、このリニアモータ用一
次側本体の据え付け作業に際して、重量物であるリニア
モータ用一次側本体を運搬用台車などに搭載して設置位
置へ運搬し、当該運搬台車から床面上に降ろした後、位
置調整を行ってアンカーボルトなどにより据え付けてい
た。
このような据え付け作業では、多大の手間と時間を必要
とし、特に、一旦据え付けてしまった一次側本体の位置
を台車走行方向に変更することは非常に困難であった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記のような従来の問題点を解決するために成
されたものであって、その特徴を後述する実施例の参照
符号を付して示すと、一定走行経路上で移動可能に支持
された搬送用台車(1)にリニアモータ用二次導体(4
a,4b)が取付けられ、台車走行経路側にリニアモータ用
二次導体(4a,4b)に対面するリニアモータ用一次側本
体(5a,5b)が配設された搬送装置であって、台車走行
経路側にリニアモータ用一次側本体(5a,5b)を支持す
る支持台車(7)を有し、 支持台車(7)は、搬送用台車(1)の走行方向と平行
に敷設されたガイドレール(6)に移動可能に支持され
た台車本体(9)と、リニアモータ用一次側本体(5a,5
b)を支持する支持台(11)と、この支持台(11)を台
車本体(9)に対し昇降させる手段(15a,15b)と、支
持台固定手段(12,13)とを備え、 支持台(11)は、台車本体(9)に対し下降したときに
ガイドレール(6)上に載置され、 支持台固定手段(12,13)は、下降した支持台(11)と
ガイドレール(6)とを互いに固定する点に特徴を有す
る。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付の例示図に基づいて説明
する。
第1図及び第2図に於いて、1は搬送用台車であって、
走行経路側に敷設された左右一対のガイドレール2上を
転動するホィール3を備え、ガイドレール2から横外方
に突出する左右両側部1a,1bの底面には、リニアモータ
用二次導体4a,4bが走行方向の略全長にわたって水平下
向きに付設されている。
5a,5bは、走行経路側で各ガイドレール2の外側に走行
方向適当間隔おきに配設されたリニアモータ用一次側本
体であって、ガイドレール2と平行に敷設された各々左
右一対のガイドレール6に移動可能に支持されている支
持台車7上に、搬送用台車1側の二次導体4a,4bに下か
ら上向きに対面するように水平上向きに搭載されてい
る。
第3図及び第4図に示すように、支持台車7は、ガイド
レール6にホィール8を介して移動可能に支持された台
車本体9と、この台車本体9にガイドピン10を介して昇
降可能に搭載された支持台11とに分割されており、支持
台11の左右両側辺11a,11bは、ガイドレール6上に高さ
調整用ライナー12などを介して載置された状態でボルト
ナット13により固定される。
ガイドピン10は、支持台11の一端近傍中央位置に垂直に
嵌合され、その下端部は台車本体9に設けられた上下方
向貫通孔14に嵌合している。従って支持台11は、台車本
体9に対してガイドピン10を中心に左右横方向に相対的
に揺動することも出来る。
支持台11の前後両端中央部には、ジャッキボルト15a,15
bが垂直に螺合貫通せしめられ、ボルトナット13による
支持台11とガイドレール6との結合を解いた状態でジャ
ッキボルト15a,15bをねじ込むことにより、当該ジャッ
キボルト15a,15bの下端を台車本体9に押し当て、その
反力で台車本体9に対し支持台11をガイドレール6から
浮上させることが出来る。
支持台11上には、前後一対の平行リンク16a,16bの中央
部が夫々水平支軸17により軸支され、この平行リンク16
a,16bの下端部を左右一対の連動リンク18により連動連
結すると共に、平行リンク16a,16bの上端部に、リニア
モータ用一次側本体5a,5bを支持する支持フレーム19を
水平に軸支している。20は平行リンク16a,17bと各連動
リンク18とを枢着する水平支軸、21は平行リンク16a,17
bと支持フレーム19とを枢着する水平支軸である。
支持フレーム19の前後両端には、ガイドローラ22a,22b
が、リニアモータ用一次側本体5a,5bの上面(作用面)
よりも若干上方に突出するように、水平支軸23により軸
支されている。また、一方の平行リンク16aと支持台11
との間には、両平行リンク16a,16bを介してリニアモー
タ用一次側本体5a,5bを上昇方向に付勢するスプリング2
4が、張力調整ボルト25を介して介装されている。
26,27は平行リンク16a,16bの揺動範囲を規制するストッ
パーであり、ストッパー26に平行リンク16aが当接する
ことにより、ガイドローラ22a,22bが下降限レベルL
(第3図参照)に位置し、ストッパー27に平行リンク16
bが当接することにより、ガイドローラ22a,22bが上昇限
ッレベルH(第3図参照)に位置する。
第3図に示すように、搬送用台車1側のリニアモータ用
二次導体4a,4bの前後両端には、先端下側面28aが斜めに
カットされたガイドプレート28が接続されている。然し
て、スプリング24の付勢力により上昇限レベルHにある
ガイドローラ22a(または22b)をガイドプレート28の先
端下側面28aにより押し下げ、二次導体4a,4bの下側面
(作用面)にガイドローラ22a(または22b)を導き得る
ように構成している。
上記の構成によれば、ジャッキボルト15a,15bにより支
持台11を台車本体9に対し上昇させてガイドレール6か
ら浮上させることにより、リニアモータ用一次側本体5
a,5bを搭載した支持台車7をガイドレール6に沿って移
動させることが出来る。この支持台車7の移動により各
リニアモータ用一次側本体5a,5bの位置を、走行経路中
に於ける搬送用台車1の走行開始位置や走行終了位置な
どに応じて調整したならば、ジャッキボルト15a,15bを
ねじ戻して支持台11を下降させ、第4図に示すように当
該支持台11の両側辺11a,11bをガイドレール6上にライ
ナー12などを介して載置させた状態でボルトナット13に
より固定することにより、リニアモータ用一次側本体5
a,5bの設置が完了する。勿論、このように設置した後
も、必要に応じて前記の要領でリニアモータ用一次側本
体5a,5bの位置を変えることも出来る。
走行開始位置にあるリニアモータ用一次側本体5a,5bの
真上に搬送用台車1側の二次導体4a,4bが位置する状態
では、平行リンク16a,16b、連動リンク18、及び支持フ
レーム19を介してスプリング24の付勢力で上方に付勢さ
れている一次側本体5a,5bは、その前後両端に位置する
ガイドローラ22a,22bが二次導体4a,4bの下側面(作用
面)に当接することにより、上下動範囲の中間高さに保
持され、二次導体4a,4bとの間の規定の隙間を保つこと
になる。
係る状態で一次側本体5a,5bに通電することにより、当
該一次側本体5a,5bとこれに対向する二次導体4a,4bとの
間の磁気作用により搬送用台車1に所定の方向の推進力
が働き、この推進力により搬送用台車1がガイドレール
2に沿って走行することになる。
走行する搬送用台車1は、走行方向側にある各リニアモ
ータ用一次側本体5a,5b側に順次二次導体4a,4bが対面す
ることにより次々と推進力を与えられ、所定の速度で走
行を継続することになる。このとき、第3図に示すよう
にガイドプレール28の先端下側面28aが上昇限レベルH
にあるガイドローラ22a(または22b)を押し下げ、これ
に伴って一次側本体5a,5bが平行リンク16a,16b及び連動
リンク18の働きで平行に下降移動するので、前後両ガイ
ドローラ22b,22aが二次導体4a,4bの下側面に当接する前
に一次側本体5a,5bが斜めになって、後端側が二次導体4
a,4bに摺接するような恐れはない。
なお、スプリング24の付勢力で一次側本体5a,5bを上昇
限レベルに保持するようにしたが、当該スプリング24の
付勢力を弱くして一次側本体5a,5bのバランサーとして
機能させ、一次側本体5a,5bの真上に二次導体4a,4bが対
面した状態で両者間に作用する磁気吸引力により一次側
本体5a,5bを、ガイドローラ22a,22bガ二次導体4a,4bに
当接する高さまで上昇させるように構成することも出来
る。
(考案の作用及び効果) 以上のように本考案の搬送装置では、台車走行経路側に
配設されるリニアモータ用一次側本体(5a,5b)が、搬
送用台車(1)の移動方向に走行可能な支持台車(7)
上に搭載されているので、当該一次側本体(5a,5b)を
台車走行経路上の適当間隔おきの位置に配送する際に
は、台車走行経路の適当場所で各支持台車(7)上に一
次側本体(5a,5b)を搭載し、この支持台車(7)を順
次台車走行経路に沿って所定場所まで走行させるだけで
良いので、所定場所まで配送した一次側本体を運搬台車
などから降ろす必要がなく、当該作業を容易且つ能率的
に行える。また、台車走行経路から離れた床面上に一次
側本体運搬用台車などの走行空間を確保する必要もな
い。
そして、支持台車(7)により所定場所まで配送された
各一次側本体(5a,5b)は、台車走行方向に対する左右
横方向の位置調整は不要であり、台車走行方向の位置調
整も支持台車(7)の移動を利用して簡単容易に行え
る。
しかも、支持台車(7)を所定場所まで移動させたなら
ば、リニアモータ用一次側本体(5a,5b)を支持してい
る支持台(11)を台車本体(9)に対して下降させてガ
イドレール(6)上に載置し、支持台固定手段(12,1
3)により支持台(11)をガイドレール(6)に固定す
ることが出来るのでるから、運搬台車から一次側本体
(5a,5b)を降ろして床面上などの据え付ける場合と同
様に、一次側本体(5a,5b)を移動可能な台車本体
(9)から切り離して安定的に固定することが出来る。
即ち、単に一次側本体(5a,5b)を搭載した支持台車
(7)を所定位置で移動不能にロックする場合と比較し
て、リニアモータ用一次側本体(5a,5b)を安定的且つ
強固に据え付けることが出来るだけでなく、一次側本体
据え付け後の台車本体(9)には一次側本体(5a,5b)
の荷重をかけないで済み、台車本体(9)のホィールが
当接するガイドレール(6)の部分に集中荷重が継続的
に作用することがなくなるので、ガイドレール(6)を
薄板から構成し易くなり、また当該台車本体(9)の耐
用寿命が長くなる。
更に、搬送用台車(1)の推進条件の変更などに伴って
リニアモータ用一次側本体(5a,5b)の台車走行方向の
配設位置の変更が必要になれば、支持台(11)とガイド
レール(6)との固定を解いた当該支持台(11)を台車
本体(9)に対し上昇させるだけで、支持台車(7)を
利用して一次側本体(5a,5b)を軽く容易に移動させて
一次側本体(5a,5b)の位置調整が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は正面図、第2図は走行経路側の平面図、第3図
は要部の一部縦断側面図、第4図は同一部縦断正面図で
ある。 1……搬送用台車、2……ガイドレール、4a,4b……リ
ニアモータ用二次導体、5a,5b……リニアモータ用一次
側本体、6……ガイドレール、7……支持台車、9……
台車本体、10……昇降ガイドピン、11……支持台、15a,
15b……ジャッキボルト、16a,16b……平行リンク、18…
…連動リンク、19……一次側本体支持フレーム、22a,22
b……ガイドローラー、24……スプリング、26,27……ス
トッパー、28……ガイドプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定走行経路上で移動可能に支持された搬
    送用台車(1)にリニアモータ用二次導体(4a,4b)が
    取付けられ、台車走行経路側にリニアモータ用二次導体
    (4a,4b)に対面するリニアモータ用一次側本体(5a,5
    b)が配設された搬送装置であって、台車走行経路側に
    リニアモータ用一次側本体(5a,5b)を支持する支持台
    車(7)を有し、 支持台車(7)は、搬送用台車(1)の走行方向と平行
    に敷設されたガイドレール(6)に移動可能に支持され
    た台車本体(9)と、リニアモータ用一次側本体(5a,5
    b)を支持する支持台(11)と、この支持台(11)を台
    車本体(9)に対し昇降させる手段(15a,15b)と、支
    持台固定手段(12,13)とを備え、 支持台(11)は、台車本体(9)に対し下降したときに
    ガイドレール(6)上に載置され、 支持台固定手段(12,13)は、下降した支持台(11)と
    ガイドレール(6)とを互いに固定する リニアモーター駆動の搬送装置。
JP1988143688U 1988-11-01 1988-11-01 リニアモーター駆動の搬送装置 Expired - Lifetime JPH0640405Y2 (ja)

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JPH0265007U JPH0265007U (ja) 1990-05-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59134202A (ja) * 1983-01-20 1984-08-01 財団法人鉄道総合技術研究所 磁気浮上走行鉄道の軌道分岐装置における分岐用移動桁の移動装置
JPS60230402A (ja) * 1984-04-27 1985-11-15 財団法人鉄道総合技術研究所 浮上式鉄道用分岐器

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