JPH0542035U - モノレール台車 - Google Patents

モノレール台車

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JPH0542035U
JPH0542035U JP9121291U JP9121291U JPH0542035U JP H0542035 U JPH0542035 U JP H0542035U JP 9121291 U JP9121291 U JP 9121291U JP 9121291 U JP9121291 U JP 9121291U JP H0542035 U JPH0542035 U JP H0542035U
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JP
Japan
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rail
monorail
track
driven wheel
truck
Prior art date
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Pending
Application number
JP9121291U
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English (en)
Inventor
茂 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
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Publication date
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Priority to JP9121291U priority Critical patent/JPH0542035U/ja
Publication of JPH0542035U publication Critical patent/JPH0542035U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でモノレール台車の水平及び垂直
方向への移動を可能とする。 【構成】 モノレール台車において、移動方向に沿って
伸びる軌道としてのレール31を駆動輪16と従動輪1
7により上下方向から挾持すると共に従動輪17をばね
21の付勢力によっ圧接させた状態で走行自在とし、レ
ール31における上下方向の厚さを傾斜部分35の下面
に平らな鋼板36を貼り付けることでレール31の水平
部分34に対して傾斜部分35を厚く形成し、モノレー
ル台車がレール31の傾斜部分を移動するときにのみレ
ール31への圧接力を増加させてグリップ力を大きくす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は軌道に沿って移動するモノレール台車に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に従来のモノレール台車を示してある。
【0003】 図4に示すように、移動方向に沿って伸びる軌道としてのレール11は断面が I字形状をなし、上下に支持面12,13が形成されている。モノレール台車1 4は断面がL字形状のフレーム15の上下に駆動輪16と従動輪17が装着され て構成されている。駆動輪16はフレーム15に搭載された駆動モータ18の駆 動軸19と連結されている。一方、従動輪17は支持軸20によってフレーム1 5に回転自在に支持されると共にばね21によって上方に付勢されている。また 、フレーム15にはバケット22が吊り下げられている。
【0004】 而して、モノレール台車14をレール11に装着すると、駆動輪16がレール 11の支持面12上に載り、従動輪17はレール11の支持面13をばね21に よって圧接する状態で保持される。従って、この状態から駆動モータ18を駆動 すると、駆動輪16が回転駆動してモノレール台車14がレール11に沿って移 動する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このようなモノレール台車にあっては、一般的に、水平面内での移動、搬送用 として使用されている。ところが、必要上、垂直方向への移動、搬送が必要とな った場合には、軌道を傾斜させるか、所定の位置に専用の昇降装置を設けてモノ レール台車を垂直方向に移動させていた。
【0006】 モノレール台車は、基本的には、軌道としてのレールにぶら下がった状態で装 着されており、このレール上を駆動輪が回転駆動することで移動することができ る。このモノレール台車が傾斜したレールを登坂できる条件としては、図5に示 すように、レールの傾斜角度をθとすると、下式(1)より求めることができる 。即ち、モノレール台車のグリップ力をF、モノレール台車の自重をW、ころが り抵抗係数をμ0 とすると、 F>Wsin θ+μ0 Wcos θ ・・・・・(1) となる。
【0007】 従って、グリップ力Fが変わらないとしてレールの傾斜角度θが大きくなると 、式(1)の右辺が大きくなり、一定の傾斜角度以上の軌道を登坂することがで きない。そのため、モノレール台車の垂直方向への移動、搬送が必要となった場 合には、レールの傾斜角度をモノレール台車が登坂可能な角度以下としてゆるや かで長いスロープを形成しなければならず、レールの設置スペースを大きく取ら なくてはならないという問題があった。
【0008】 このようにレールの傾斜角度をモノレール台車が登坂可能な角度以下とするこ とでレールの設置スペースが大きくなるため、現実的には、レールを一部分離し て昇降装置によって昇降自在とし、このレール上にモノレール台車を載置した状 態で垂直方向に移動することで対応していた。そして、レールの移動後には別の レールを接続している。ところが、一部のレールを昇降自在にすると、そのため の昇降装置が必要になって装置がおおがかりなものとなるばかりでなく、モノレ ール台車の駆動制御も複雑化してしまうという問題があった。
【0009】 本考案はこのような問題を解決するものであって、簡単な構造で水平及び垂直 方向への移動を可能としたモノレール台車を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案のモノレール台車は、移動方向に沿って伸 びる軌道を駆動輪と従動輪により対向する2方向から付勢力を持って挾持した状 態で走行自在なモノレール台車において、前記軌道における前記駆動輪と従動輪 との挾持方向の厚さを該軌道の水平部分に対して傾斜部分を厚く形成したことを 特徴とするものである。
【0011】
【作用】
軌道の傾斜した部分では水平な部分に対して軌道の厚さが厚く形成されたこと で、モノレール台車がこの軌道の傾斜部分を移動するときには付勢力が増幅され 、駆動輪と従動輪とによる軌道への圧接力が増加し、モノレール台車による軌道 の挾持が確実となり、傾斜角度の大きな軌道であっても登坂が可能となる。
【0012】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0013】 図1には本考案の一実施例に係るモノレール台車、図2に及び図3にはレール を示してある。なお、従来と同様の機能を有する部材には同一の番号を付してて 重複する説明は省略する。
【0014】 図1に示すように、モノレール台車14はフレーム15の上下に駆動輪16と 従動輪17が装着され、駆動輪16は駆動モータ18によって駆動回転可能であ り、従動輪17は支持軸20によってフレーム15に回転自在に支持されると共 にばね21によって上方に付勢されている。
【0015】 一方、図1乃至図3に示すように、軌道としてのレール31は断面がI字形状 をなし、上下に支持面32,33が形成されている。このレール31は移動方向 に沿って伸び、水平部34と傾斜部35とが形成されている。そして、傾斜部3 5の下面、即ち、支持面33には平らな鋼板36が貼り付けられている。従って 、レール31の厚さは、水平部34ではH、傾斜部35ではH+hとなっている 。なお、貼り付けられた鋼板36の端部はモノレール台車14の移動時のショッ クを軽減するためにテーパ状になっている。
【0016】 而して、モノレール台車14をレール31に装着すると、水平部34では駆動 輪16がレール31の支持面32上に載り、従動輪17がばね21により支持面 33を圧接した状態となり、駆動モータ18を駆動することでモノレール台車1 4がレール31に沿って移動する。そして、モノレール台車14がレール31の 傾斜部35にくると、ここではレール31の厚さが厚くなっているので、ばね2 1が圧縮されて従動輪17によるレール21の下面(鋼板36の下面)への圧接 力が増大する。
【0017】 即ち、モノレール台車14によるレール31へのグリップ力FG は、摩擦力を μ、荷重(プリロード)をPとすると、 FG =μP となる。従って、従動輪17によるレール21の下面(鋼板36の下面)への圧 接力が増大して荷重(プリロード)Pを大きくすると、グリップ力FG が大きく なってモノレール台車14による登坂力が大きくなる。
【0018】 このようにモノレール台車14はレール31の水平部34の走行時には従来と 同様の圧接力を持って走行し、より大きいグリップ力を有する傾斜部35の走行 時にはレール31を厚くすることで圧接力が増加されて走行することとなる。従 って、傾斜部35の走行時にはモノレール台車14の登坂力が大きくなって確実 に移動、搬送することができる。一方、水平部34の走行時に不要なグリップ力 が加わらず、エネルギ的な損失はない。
【0019】 なお、レール31に貼り付けられた鋼板36の厚さhはばね21のばね定数に よって設定されるものである。
【0020】
【考案の効果】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案のモノレール台車によれば 、移動方向に沿って伸びる軌道を駆動輪と従動輪により対向する2方向から付勢 力を持って挾持した状態で走行自在とし、軌道における駆動輪と従動輪との挾持 方向の厚さを軌道の水平部分に対して傾斜部分を厚く形成したので、モノレール 台車がこの軌道の水平部分を移動するときは駆動輪と従動輪とによる軌道への圧 接力は小さくてエネルギの消費が少なく、一方、傾斜部分を移動するときには軌 道への圧接力が増加してモノレール台車による軌道の挾持が確実となり、軌道の 傾斜角度が大きくてもモノレール台車の登坂を可能とすることができる。その結 果、簡単、且つ、安価な構造でモノレール台車の水平及び垂直方向への移動、搬 送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例に係るモノレール台車の正面図
である。
【図2】レールの側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】従来のモノレール台車の正面図である。
【図5】登坂可能角度を説明する説明図である。
【符号の説明】
14 モノレール台車 15 フレーム 16 駆動輪 17 従動輪 18 駆動モータ 21 ばね 31 レール(軌道) 32,33 支持面 34 水平部 35 傾斜部 36 鋼板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動方向に沿って伸びる軌道を駆動輪と
    従動輪により対向する2方向から付勢力を持って挾持し
    た状態で走行自在なモノレール台車において、前記軌道
    における前記駆動輪と従動輪との挾持方向の厚さを該軌
    道の水平部分に対して傾斜部分を厚く形成したことを特
    徴とするモノレール台車。
JP9121291U 1991-11-07 1991-11-07 モノレール台車 Pending JPH0542035U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9121291U JPH0542035U (ja) 1991-11-07 1991-11-07 モノレール台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9121291U JPH0542035U (ja) 1991-11-07 1991-11-07 モノレール台車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0542035U true JPH0542035U (ja) 1993-06-08

Family

ID=14020117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9121291U Pending JPH0542035U (ja) 1991-11-07 1991-11-07 モノレール台車

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Effective date: 19970715