JP4251709B2 - レール式運搬車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、橋梁工事等における簡便な資材運搬装置に用いて好適なレール式運搬車及びこの運搬車のレールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高速道路等の橋梁工事では、コンクリートを打ってスラブを形成する前に鉄筋等の資材をそれぞれの個所に運搬しなければならない。従来は、これを人手で行なっており、大勢の人と時間を要していた。そこで、レール式運搬車を用いたりしているが、勾配があることから、レールの上を単に駆動輪を駆動するだけでは、十分な登坂力が得られないし、制動も心持たない。
【0003】
このため、レールにラックを貼設し、運搬車に備えられたピニオンを駆動して走行するようにしている。従来は、このラックをレールの下面に取り付け、ラックの下側から駆動輪を噛み合わせていた。こうすると、駆動力の反力が下向きにかかり、車体の浮き上がりが抑えられるからであるが、同時に、レールを上下から抱くことができるから、車体の倒れも防止できたからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような方式によると、レールを支柱等で支えて地上から浮かさなければならない。従って、それだけ、レールの敷設に手間がかかっていた(取り外すときも同様)。更に、レールの位置が高いと、作業の邪魔になることもあった。本発明は、このような課題を解決したものであり、レールを地上に直置きできるようにして敷設、取外しの簡易化を図ったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題の下、本発明は、ラックを貼設した主レールと副レールとを地上に敷設し、主レールのラックに噛み合うピニオンを有する駆動ユニットを駆動して両レール上を走行するレール式運搬車において、ラックを主レールの上面に貼設するとともに、主レールに側方に突出するフィンを取り付け、駆動ユニットにフィンの下側に入り込むが、フィンと地面どちらにも接触しない高さに設定されたローラを有する浮上防止具を取り付けたことを特徴とするレール式運搬車を提供する。
【0006】
ラックを主レールの上面に貼設すると、主レール(副レールも同様)を地上に直に置くことができるから、それだけ、敷設の手間、コストが低減できる。一方、こうすると、駆動力の反力が上向きにかかることから、車体が浮き上がって脱輪したりすることもあるが、これを、主レールに側方に突出するフィンを取り付け、駆動ユニットにフィンの下側に入り込む浮上防止具を取り付けることで防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一例を示すレール式運搬車の側面図であるが、この運搬車は、車枠1に取り付けた駆動ユニット2と転動ユニット3を、原則として地面に直に敷かれる平行な主レール4と副レール5の上に載せて走行させるものである。本例の場合、両レール4、5ともに角パイプで構成されており、このうち、主レール4の上面中央にはラック6が貼設されており、駆動ユニット2は、このラック6を駆動要素として走行する。
【0008】
図2及び図3は車輪部分の横断面図であるが、このうち、図2で示される駆動ユニット2は、主レール4側に設けられる駆動ローラセット7と副レール5側に設けられる転動ローラセット8を連結部材9で連結し、この連結部材9を水平回転可能な取付継手10によって車枠1に取り付けたものである。このように、連結部材9を車枠1に対して水平回転可能にしたのは、主レール4及び副レール5の曲がりに対応させるためである。
【0009】
駆動ローラセット7は、ラック6に噛み合うピニオン11を有し、ピニオン11の両側に主レール4のコーナーにあてがわれる鍔付き車輪12を設けたものである。そして、これらを固嵌する車軸13を連結部材9に取り付けられるブラケット14に軸支したものである。尚、ブラケット14には、別の車輪15も設けられているが、この車輪15はピニオン11を有しておらず、主レール4上を転動するのみである。
【0010】
転動ローラセット8は、連結部材9に取り付けられるブラケット16に軸支された車軸17に複数(本例では二個)のローラ18を回転可能に取り付けたものである。この場合のローラ18は、両レール4、5間の広狭に対応できるように、無鍔で幅広の形状をしている。
【0011】
図3で示される転動ユニット3は、主レール4側に設けられる主ローラセット19と副レール5側に設けられる副ローラセット20からなり、このうちの主ローラセット19は、車枠1に水平回転可能な取付軸手22を介して取り付けられるブラケット23に通された車軸24で主レール4のコーナーにあてがわれる複数(本例では二個)の鍔付きローラ25を軸支したものであり(ピニオン11を有していない)、副ローラセット20は、前記した転動ローラセット8と同じ構成をしている。
【0012】
ところで、本例の運搬車は、発電機とこれを駆動するエンジンがセットとなった発電機ユニット26で起電した電気でモータ27を回し、その動力を駆動ユニット2の車軸にプーリ・ベルト機構28で伝動するものである(エンジンとミッションからなる機械式のものであってもよい)。尚、このモータ27は、ピニオン11に駆動力を発生させるだけでなく、ブレーキ力も付与する。
【0013】
この他、車枠1の前後には連結器29が設けられており、この連結器29によって何台かの運搬車を連結し、これらの車枠1上に荷物を載せて運搬する。尚、複数の運搬車を連結した場合、急ブレーキ等をかけると、連結器29の部分で折れ曲がる、所謂、ジャックナイフ現象が生ずるが、このとき、各運搬車にモータ27を装備し(駆動ローラセット7も)、それぞれのモータ27でブレーキを効かせるようにすれば、このジャックナイフ現象が防げる。
【0014】
このように、主レール4の上面にラック6を貼設し、これをピニオン11で駆動して走行すると、特に、急加速や急ブレーキのときに駆動力に基づく反力によって車枠1を浮上させようとし、僅かなことで脱輪を起したりする。そこで、本発明は、主レール4に側方に突出するフィン30を取り付けるとともに、駆動ユニット2のブラケット14にフィン30の下側に入り込む浮上防止具31を取り付けたのである。
【0015】
図1及び図2にこの浮上防止具31が示されるが、フィン30はアングル材等で構成し、これを主レール4の外側面等に溶接等で固定して添設しておく。そして、ブラケット14等から鍔付き車輪12及び別の車輪15側に向けて取付板32を降ろし、この取付板32から軸33をフィン30の下側に向けて突設し、この軸33にローラ(ベアリング)34を取り付けたものである。このローラ34は、フィン30と地面35との間に存在することが条件となるが、どちらにも接触しない高さにしておくのが適する。
【0016】
以上により、駆動力の反力としての浮上力が車枠1に働くと、駆動ローラセット7が持ち上がろうとするが、このとき、ローラ34はフィン30に当接し、車枠1のそれ以上の浮上を規制して脱輪等が起るのを防ぐ。尚、このとき、ローラ34はフィン30の底面に接触するが、この場合も転動するから、大した抵抗力にはならない。この意味から、この浮上防止具31は、駆動力を発揮する駆動ローラセット7のみに取り付ければ十分である。
【0017】
主レール4及び副レール5は、原則として地面に直に敷くことができてその手間が軽減されるのは前述したが、本発明では、これに加えて更に手間がが省かれる構造が施されている。図4は両レール4、5の敷設状況を示す平面図であるが、両レール4、5は、スペーサ36を介在させることによってその間隔が保持される。
【0018】
このスペーサ36は、基体37の一端に取付板38が取り付けられ、他端に上方開口したチャンネル39が設けられるものである。そこで、主レール4の継ぎ目に跨がって両方の内側面に取付板38をあてがってボルト等40で止め、チャンネル39に副レール5を上から挿入する。尚、主レール4の継ぎ目には、中子と呼ばれる挿入部材41(42はこれをどちらかのレール4に固定するボルト)を入れて補強している。このようなスペーサ36を主レール4の継ぎ目ごとに配することで、主レール4の接続と副レール5との間隔保持が同時にできる。
【0019】
一方、副レール5の接続は、継ぎ目に断面視覚L字形をした当板43を当て、ボルト等44で止める。この場合の継ぎ目は、取り口を斜めにして接触面積を大きくしてずれ等の防止をしている。尚、副レール5の接続位置は、スペーサ36を避ける必要があり、その位置をスペーサ36の中間辺りにすることで主レール4の接合とバランスが取れるものとなる。
【0020】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、ラックをレールの上面に貼設することで、レールを地面に直に敷設できるから、敷設や取外しの手間が大幅に省ける。加えて、レールの存在が作業の邪魔にもならない。一方、これに基づいて駆動力の反力による車枠の持ち上がりに対しては、フィンと浮上防止具とによってそれが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示すレール式運搬車の側面図である。
【図2】本発明の一例を示す駆動ユニットの横断面図である。
【図3】本発明の一例を示す転動ユニットの横断面図である。
【図4】本発明の一例を示すレールの敷設状態の平面図である。
【符号の説明】
2 駆動ユニット
4 主レール
5 副レール
6 ラック
11 ピニオン
30 フィン
31 浮上防止具
34 ローラ
38 スペーサ

Claims (3)

  1. ラックを貼設した主レールと副レールとを地上に敷設し、主レールのラックに噛み合うピニオンを有する駆動ユニットを駆動して両レール上を走行するレール式運搬車において、ラックを主レールの上面に貼設するとともに、主レールに側方に突出するフィンを取り付け、駆動ユニットにフィンの下側に入り込むが、フィンと地面どちらにも接触しない高さに設定されたローラを有する浮上防止具を取り付けたことを特徴とするレール式運搬車。
  2. 主レールと副レールとの間に、一端が主レールの継ぎ目に跨がって固定され、他端が副レールを上から収受するスペーサを介在させた請求項1に記載のレール式運搬車。
  3. 駆動ユニットがモータで駆動されるものであり、複数の運搬車が連結されたときには、各々の運搬車にモータと駆動ユニットの設備が装備されるものである請求項1又は2に記載のレール式運搬車。
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