JP3500416B2 - 搬送台車 - Google Patents
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Description
搬送物を搭載して搬送する搬送台車に、関する。
側断面図である。通常、機械式駐車場の駐車室は、複数
層からなり、その各層には、水平搬送用の搬送台車10
0を走行させる走行路,及び,この走行路の両側に配置
された車両収納用の複数の収納棚が、設けられている。
さらに、この駐車室には、その各層間において車両を垂
直搬送するリフトが設けられている。
を走行させる一対のレール111,111を、有してい
る。図13に示されるように、この搬送台車100は、
走行路の各レール111,111上に載置される4つの
車輪101を、有する。なお、これら4つの車輪101
のうちの一対は、従動的に回転するが、もう一対は、駆
動機構102により回転駆動される。図13には、この
駆動機構102及び該駆動機構102に連結された一対
の車輪101,101が、示されている。
速機104,及び,一対の軸受部105,105を、備
えている。減速機104は、モータ103に連結された
入力軸,及び,該入力軸に対して直交配置された出力軸
を、有する。この減速機104の出力軸の各端部には、
夫々、各軸受部105,105のシャフトが同軸に連結
されている。また、各軸受部105,105のシャフト
における減速機104に連結していない側の端部には、
夫々、車輪101が固定されている。なお、減速機10
4は、その入力軸を上方へ向けているので、モータ10
3は、この減速機104の上側に配置されている。
力軸が直交した直交型であるが、減速機には、この他に
も、入力軸と出力軸を互いに平行に向けた平行型があ
る。但し、平行型の減速機は、入力軸と出力軸との間隔
(軸間ピッチ)による制約から、大型のモータを取り付
けることができない。しかし、最近の大規模機械式駐車
場では、搬送台車の高速走行が要求されているので、こ
の搬送台車には、容量の大きい大型のモータが必要であ
る。このため、高速走行が要請される搬送台車100の
駆動機構102には、上記の直交型の減速機104及び
大型のモータ103が、使用されているのである。
車100の駆動機構102に、直交型の減速機104が
用いられると、この駆動機構102の上方には、他の機
器を設置するためのスペースがなくなってしまう。従っ
て、このような搬送台車100において、その制御装置
は、走行方向に関して駆動機構102に隣接させた状態
で、搭載されていた。このため、搬送台車100の全長
は長くなってしまう。このように、搬送台車100の全
長が長くなると、駐車室全体が大型化してしまうという
問題がある。
可能とした搬送台車を提供することを、本発明の課題と
する。
決するために、以下のような構成を採用した。
行な一対のレールの上に夫々載置される一対の車輪を少
なくとも二対備えた搬送台車であって、互いに平行な入
力軸及び出力軸を有する減速機,及び,前記減速機の入
力軸の各端部に夫々同軸に連結された一対のモータを有
する第1の駆動機構を、備え、前記各車輪の一方の対
は、前記第1の駆動機構における前記減速機の出力軸の
各端部に夫々同軸に連結されており、前記一対のモータ
は、前記各車輪の当該一方の対の間に配置されているこ
とを特徴とする。
なモータ容量は、複数のモータにより分担されることに
なるので、1つのモータ当たりに必要とされるモータ容
量は小さくなる。そして、駆動機構が小さな設置スペー
ス内に配置可能になる。
軸及び出力軸を有する減速機,及び,前記減速機の入力
軸の各端部に夫々同軸に連結された一対のモータを有す
る第2の駆動機構を、さらに備え、前記各車輪の他方の
対は、前記第2の駆動機構における前記減速機の出力軸
の各端部に夫々同軸に連結されており、前記一対のモー
タは、前記各車輪の当該他方の対の間に配置されている
こととしてもよい。
力軸と出力軸とは、各レールの上面に対して平行な所定
の平面内に夫々配置されていてもよい。
実施形態を説明する。一般に、機械式駐車場は、乗降室
及び駐車室を備えている。この駐車室は、複数層からな
り、その各層には、走行路W,及び,その両側に配置さ
れた車両収納用の複数の図示せぬ収納棚が、設けられて
いる。なお、後述する搬送台車Mは、車両を搭載した状
態で、この走行路W上を走行することができる。さら
に、この駐車室には、その各層間において車両を搬送す
る図示せぬリフトが設けられている。
る走行路Wを示す断面図である。この走行路Wは、第1
のレール1,第2のレール2,及び,これら各レール
1,2を夫々固定する一対のレール受け部(躯体又は
棚)3,3を、備えている。
車室内の床面に対して平行に直線状に設定された所定の
走行方向に沿って互いに平行に、この床面に対して一体
に固定されている。また、これら各レール受け部3,3
は、その断面が扁平な矩形状であり、その上部に床面に
対して平行な上面を有する上板が一体に取り付けられて
いる。そして、これら各レール受け部3,3における上
板の上面は、面一になっている。
された複数本のH型鋼11を、有する。このH型鋼11
は、互いに平行な一対の平板状部分とこれら両平板状部
分を一体に連結する中間部分とによりなる。即ち、この
H型鋼11は、その断面が「H」の字を横にしたような
形状になっている。
は、一対の連結部材N,Nにより連結されている。これ
ら各連結部材N,Nは、夫々、矩形状に形成された金属
板によりなり、互いに隣接する各H型鋼の中間部分をそ
の両側から挟み込むように、ボルト締めにより固定され
ている。さらに、これら各H型鋼同士は、第2の連結部
材41,及び,第3の連結部材44により、連結されて
いる。
防振部材E1,及び取付板42を介して、図1における
左側のレール受け部3上に固定されている。なお、防振
部材E1は、ゴム製の長尺状平板である。そして、取付
板42は、レール受け部3上に配置されており、防振部
材E1は、連結部材41と取付板42との間に挟まれて
いる。なお、H型鋼11は、連結部材41上に配置され
ている。
板状部分,連結部材41,防振部材E1,及び取付板4
2は、レール受け部3に対してボルト締めにより固定さ
れている。なお、H型鋼11とボルトとの間には、座金
43,連結部材44,及びこれら座金43及び連結部材
44により挟まれたリング状の第2の防振部材E2が、
介在している。また、ボルトの軸にはチューブ状の図示
せぬ防振部材が被されている。従って、連結部材44,
H型鋼11,連結部材41,防振部材E1,及び取付板
42は、このチューブ状の防振部材に接するため、直接
ボルト自体に接することはない。即ち、H型鋼11とレ
ール受け部3とは、ゴム製の各防振部材によっていわゆ
る縁切れの関係になっている。
らは、その設置場所における一方の側壁へ向けて水平に
突出した突出部分11aが形成されている。なお、該突
出部分11aは、その長手方向における所定の間隔毎に
複数形成されている。各突出部分11a上には、取付部
材45が配置されている。この取付部材45は、短冊状
の水平板部分と、この水平板部分の一端辺近傍から垂直
に上方へ伸びた垂直板部分とが一体に連結したのと同等
の形状に、形成されている。
部分においてH型鋼11の突出部分11aに対してボル
ト締めにより固定されている。この状態において、取付
部材45の垂直板部分は、側壁に対して平行に対向して
いる。この取付部材45の垂直板部分は、側壁(駐車室
内の棚)から突出した取付座Sに対して固定されてい
る。即ち、この取付部材45の垂直板部分は、その一面
側を、長尺状平板に形成された第3の防振部材E3を介
して、側壁から一体に突出した取付座Sに対向させると
ともに、その他面側を、もう1つの防振部材E3を介し
て座金46に対向させた状態で、ボルト締めにより固定
されている。
示せぬ防振部材が被されている。従って、座金46,両
防振部材E3,E3,取付部材45,及び側壁の取付座
Sは、このチューブ状の防振部材に接するため、直接ボ
ルト自体に接することはない。即ち、H型鋼11と側壁
の取付座Sとは、ゴム製の各防振部材によっていわゆる
縁切れの関係になっている。
様の構成であるが、そのH型鋼21の上に配置されたL
型鋼22を、さらに有している。このL型鋼22は、断
面がL字状に形成された長尺状の部材であり、H型鋼2
1の長手方向に沿って、該H型鋼21上に断続溶接され
ている。なお、L型鋼22の溶接位置は、図1における
左右両側に対称となるように設定されている。このた
め、L型鋼22は、湾曲することなく、その長手方向を
走行方向に対して正確に向けて固定されているのであ
る。なお、L型鋼22の鉛直上方へ向いた平板部分(垂
直部分)が、サイドレールに相当する。また、このL型
鋼22の垂直部分の表裏各面が、夫々、各ローラ当接面
に相当する。
け部3に対して固定されている。このレール受け部3へ
の固定は、第1のレールと略同様である。但し、第1の
レール1の固定に用いられた下側取付板42の代わり
に、該下側取付板42よりも薄い下側取付板42’が、
用いられている。そして、第1のレール1におけるH型
鋼11の上面と、第2のレールにおけるL型鋼22の上
面とは面一になっている。さらに、第2のレール2は、
その突出部分21aにおいて他方の側壁の取付座Sに対
して固定されている。この取付座Sへの固定は、第1の
レール1と同様である。
上を走行する搬送台車Mについて、説明する。図2は、
搬送台車Mを示す平面図であり、図3は、搬送台車Mを
示す側面図である。図4は、搬送台車Mを図3における
IVの方向に見た図である。図5は、図3におけるV−
V線に沿った断面図を示し、図6は、図3におけるVI
−VI線に沿った断面図を示している。
は、基台5,この基台5に軸支された二対の車輪6,こ
れら二対の車輪6のうちの一方の対を回転駆動する駆動
機構7,及び他方の対を夫々軸支する一対の従動軸受部
8,8,並びに,一対のサイドローラ部9,9を、備え
ている。
1,51,複数のリブ52を、有する。これら各フレー
ム51は、その長手方向を夫々図2の左右方向に向けて
互いに平行に配置されている。これら各リブ52は、夫
々、各フレーム51,51よりも短い長尺状の部材によ
りなる。そして、各リブ52は、夫々、その長手方向を
両フレーム51,51の長手方向に対して垂直に向け
て、これら両フレーム51,51を連結している。
及び軸受部取付板54,を、有する。駆動機構取付板5
3は、矩形板状に形成されており、両フレーム51,5
1の図2における左端近傍において、これら両フレーム
51,51上に掛け渡されて固定されている。また、軸
受部取付板54は、短冊板状に形成されており、両フレ
ーム51,51の図2における右端近傍において、これ
ら両フレーム51,51上に掛け渡されて固定されてい
る。また、基台5は、パレットPを載置固定するととも
に、このパレットPをその短手方向に搬送可能な複数の
パレットローラRを有する。
3上に固定されている。この駆動機構7は、一対のモー
タ71,71,減速機72,及び,一対の軸受部73
を、備えている。
力軸及び出力軸を有し、駆動機構取付板上における中央
部分に配置されている。この減速機72の入力軸及び出
力軸は、駆動機構取付板53に対して平行な所定の平面
内において、図2の上下方向に向けて配置されている。
なお、減速機72の入力軸は、その出力軸よりも基台5
の端部に近接している。
各端部には、夫々、カップリングを介して各モータ7
1,71の出力軸が同軸に取り付けられている。また、
この減速機72における出力軸の各端部には、各軸受部
73,73に夫々軸支されたシャフトがカップリングを
介して同軸に取り付けられている。なお、これら各シャ
フトの他端部には、各車輪6,6が夫々固定されてい
る。これら各車輪6,6は、各レール1,2上に夫々載
置されている。即ち、これら各車輪6,6うちの図2の
下側の車輪6は、レール1におけるH型鋼11の上面に
載置されており、図2の上側の車輪6は、レール2にお
けるL型鋼22の上面に載置されている。
受部取付板54上に、そのシャフト同士が互いに同軸と
なるように、配置されている。なお、これら各従動軸受
部8,8のシャフトは、夫々、基台5のフレーム51に
対して垂直に向けて、配置されている。また、各従動軸
受部8,8のシャフトの端部には、各車輪6,6が夫々
固定されている。これら各車輪6,6は、各レール1,
2上に夫々載置されている。即ち、これら各車輪6,6
うちの図2の下側の車輪6は、レール1におけるH型鋼
11の上面に載置されており、図2の上側の車輪6は、
レール2におけるL型鋼22の上面に載置されている。
れた各車輪6,6,及び,上記駆動機構7に連結された
各車輪6,6は、いずれも、その外周部分がウレタン製
のいわゆるウレタン車輪である。
すると、減速機72は、各軸受部73,73に夫々軸支
された各車輪6,6を回転駆動することになる。なお、
各従動軸受部8,8に夫々軸支された各車輪6,6は、
従動的に回転するので、搬送台車Mは、各レール1,2
の長手方向(走行路Wの走行方向)へ移動することにな
る。
ール1,2上に載置されているだけなので、これら各車
輪6だけでは、搬送台車Mを正確に直進させることはで
きない。この搬送台車Mが、正確に走行方向を向いて直
進可能であるためには、当該搬送台車Mは、水平面内で
走行方向に直交する方向(以下、横方向という)に関し
て変位しないように、ガイドされていなければならな
い。このガイドのための機構として各サイドローラ部
9,9が用いられている。
ドローラ部9の構成について説明する。なお、図7は、
サイドローラ部9の平面図であり、図8は、サイドロー
ラ部9の一部に縦断面を示す側面図である。また、図9
は、図7をIX方向に見た図である。
これら各ローラ91を夫々軸支するホルダ92,及び,
このホルダ92を軸支するピン93を、有する。このピ
ン93は、略円柱状に形成されているが、一方の端部に
外方フランジ状の突出部分が形成されている。ホルダ9
2は、底面が略正方形の扁平な直方体において、その上
面において相対向した一対の綾を矩形状に夫々切り欠い
たのと同等の外形を有している。
ュBが固定されている。このブッシュBは、その一端部
(図8における下側の端部)に外方フランジが形成され
た略円筒形状のフランジブッシュである。そして、この
ブッシュBは、その中心軸を、ホルダ92の底面におけ
る中心において該底面に直交する直線に一致させて配置
されている。このホルダ92は、そのブッシュBのフラ
ンジ側の端部にピン93の突出部分を突き当てた状態
で、当該ピン93と嵌合している。
成された側の端部を下方へ向けた状態で、基台5から突
出した矩形筒状のブラケット55を貫通した状態で、固
定されている。なお、ブラケット55の上面には、上板
94が固着されている。そして、図9に示されるよう
に、この上板94上には、短冊状のキープレート95が
ボルト締めにより固定されている。このキープレート9
5は、その一方の側をピン93の側面に形成された溝に
嵌合させることにより、このピン93を、ブラケット5
5に対して固定している。なお、ブラケット55とホル
ダ92との間には、ピン93に嵌合したワッシャ96が
介在している。
5に対して固定されたピン93により、水平面内におい
て回転可能に軸支されている。これらブラケット55及
びピン93は、支持部材に相当する。また、ホルダ92
は、ローラ軸支持部材に相当する。
製になっている。そして、各ローラ91は、ホルダ92
によって軸支されている。即ち、ホルダ92には、その
底面に対して垂直かつ該底面の四隅に夫々近接させて4
つのローラ軸が固定されており、各ローラ91は、これ
ら各ローラ軸に対してベアリングを介して回転可能に取
り付けられている。なお、各ローラ91は、その外周面
を互いに対向させた状態で、ホルダ92の下側に配置さ
れている。
基台5の長手方向の両端部から図2の上方側にのみ突出
した各ブラケット55に対して固定されている。なお、
これら各ブラケット55は、各サイドローラ部9,9の
各ローラ91がレール2のL型鋼22を挟むことができ
る高さに、配置されている。
91のうちの一方の対が、レール2の外側(図2の上
側,図8の右側)に配置されるとともに、二対のローラ
91のうちの他方の対が、レール2の内側(図2の下
側,図8の左側)に配置された状態で、一方の両ローラ
91,91と他方の両ローラ91,91とが、レール2
のL型鋼22の垂直部分を挟むのである。
動機構7のモータ71が回転すると、減速機72は、当
該駆動機構7に連結された両車輪6,6を回転させる。
すると、この搬送台車Mは、走行方向へ向けて走行す
る。この際、パレットP上に搭載された車両の配置その
他の原因により、搬送台車Mには横方向の力が発生す
る。しかし、この搬送台車Mは、その各サイドローラ部
9,9によりガイドされているため、常に走行方向を向
いて安定走行することができる。
台車に横方向の力(水平力)が作用すると、サイドロー
ラ部9は、その二対のローラ91のうちの一方の対を、
L型鋼22の垂直部分に当接させる。即ち、図8におい
て、水平力が左方へ働いた場合、右側の両ローラ91,
91がL型鋼22の垂直部分の右側の面に接し、水平力
が右方へ働いた場合、左側の両ローラ91,91がL型
鋼22の垂直部分の左側の面に接する。このように、サ
イドローラ部9は、その2つのローラ91,91により
水平力を分担している。従って、このサイドローラ部9
は、1つのローラのみで水平力を受ける方式に比べてそ
の各ローラ91を小型化できるとともに、各ローラ91
当たりの荷重は小さくなるのである。
等において、搬送台車Mに水平力以外の力が作用したと
しても、サイドローラ部9は、少なくとも、その二対の
ローラ91のうちの一方の対のうちの片方,及び,他方
の対のうちの片方を、常に、L型鋼22の垂直部分の各
面に夫々当接させている。即ち、サイドローラ部9のホ
ルダ92は、ピン93を中心として回転変位することが
できるので、搬送台車Mが様々な方向に振れたとして
も、少なくとも、その二対のローラ91のうちの一方の
対のうちの片方,及び,他方の対のうちの片方は、常
時、L型鋼22を挟んだ状態で従動的に回転することに
なる。
る。図10は、搬送台車Mの制御系を模式的に示すブロ
ック図である。この図10に示されるように、搬送台車
Mは、制御装置C,エンコーダC1,位置センサC2,
及び状態センサC3を、有している。エンコーダC1
は、各モータ71のいずれか一方に取り付けられてお
り、該モータ71の回転数を検出する。
れた矩形板状の図示せぬベーンに対応させて、基台5の
側方に取り付けられた投受光型のセンサである。なお、
ベーンは、レール2における搬送台車Mの所定の停止位
置近傍に配置されている。そして、搬送台車Mが走行し
てその位置センサC2がベーンの位置にさしかかると、
このベーンは、位置センサC2の光軸を遮ることにな
る。すると、位置センサC2は、搬送台車Mが停止位置
近傍の所定の停止基準位置に到達したことを検出する。
搬送台車Mは、この停止基準位置から所定の距離だけ移
動して、停止位置にて完全に停止する。
搭載しない空状態,パレットPのみを搭載した空パレッ
ト状態,又は,車両を載置したパレットPを搭載した実
車状態のいずれかの状態で、走行する。状態センサC3
は、搬送台車Mが、空状態,空パレット状態,又は実車
状態のいずれの状態にあるかを、検出する。
動機構7の上側には、略矩形板状の載置板Gが配置され
ている。そして、制御装置Cは、この載置板G上におけ
る矩形状の領域Dに搭載されている。また、この制御装
置Cは、エンコーダC1に接続されており、モータ71
の回転数を取得することができる。さらに、この制御装
置Cは、位置センサC2に接続されており、搬送台車M
が停止基準位置に到達したことを認識することができ
る。また、この制御装置Cは、状態センサC3に接続さ
れており、搬送台車Mが、空状態,空パレット状態,又
は実車状態のいずれの状態にあるかを認識することがで
きる。さらに、この制御装置Cは、各モータ71,71
に夫々接続されており、これらのモータ71,71を制
御する。
1を回転させることにより、所定の位置から搬送台車M
を走行させる。この搬送台車Mの走行中、制御装置C
は、エンコーダC1から出力されるモータ71の回転数
を取得し、この回転数から各車輪6の回転数を算出して
いる。なお、制御装置Cは、予め車輪6の1回転当たり
に搬送台車Mが進む走行距離(単位走行距離)を、その
図示せぬ記憶部に記憶している。そして、搬送台車M
は、算出した車輪6の回転数にこの単位走行距離を乗じ
て、搬送台車Mの走行距離を算出する。このため、制御
装置Cは、常に、走行路W上における搬送台車の位置を
認識しているのである。
る。例えば、この搬送台車Mの最高速度は、およそ20
0m/min〜300m/minである。このため、制
御装置Cが搬送台車Mをその停止位置に確実に停止させ
るためには、この搬送台車Mは、停止基準位置に達した
時点ですでに充分減速されていなければならない。
数を基に取得された搬送台車Mの位置が、停止基準位置
に接近したことを認識すると、当該搬送台車Mを減速さ
せてゆく。そして、制御装置Cは、位置センサC2から
の出力信号により、搬送台車Mが停止基準位置に達した
ことを認識すると、この搬送台車Mをさらに減速させつ
つこの停止基準位置から所定の距離だけ移動させたとこ
ろ(停止位置)で完全に停止させる。
て、単位走行距離が異なってしまう。即ち、搬送台車M
が空状態である場合の車輪6の単位走行距離をUとする
と、搬送台車Mが空パレット状態である場合の車輪6の
単位走行距離は、Uより大きいU1となる。さらに、搬
送台車Mが実車状態である場合の車輪6の単位走行距離
は、U1より大きいU2となる。
距離Uに、1より大きい所定の第1の補正係数t1を乗
ずることにより、空パレット状態における第1の補正済
み単位走行距離U1を取得している。また、制御装置C
は、空状態の単位走行距離Uに、t1より大きい所定の
第2の補正係数t2を乗ずることにより、実車状態にお
ける第2の単位走行距離U2を取得している。このよう
に、制御装置Cは、搬送台車Mの状態に応じて、単位走
行距離U,第1の補正済み単位走行距離U1,又は,第
2の補正済み単位走行距離U2のいずれかを選択して当
該搬送台車Mの移動距離を算出することにより、この搬
送台車Mの走行路W上における位置を常に正確に認識す
ることができる。
形態の搬送台車Mの駆動機構7は、その減速機72の入
力軸の両端に、夫々、一対のモータ71,71が連結さ
れている。このため、この駆動機構7に必要なモータ容
量は、これら各モータ71,71が分担して提供すれば
よい。即ち、1つのモータ71当たりに必要とされるモ
ータ容量は、従来の大型のモータの約半分に抑えられる
のである。従って、小型の各モータ71,71によっ
て、搬送台車Mを高速走行させることができる。
容量が小さいほど、各型式間の容量の差が小さく設定さ
れている。このため、複数のモータ71,71を備えた
駆動機構7では、使用条件に即した最適なモータ容量
が、容易に設定されるのである。なお、各モータ71,
71の容量は、同じでもよく、互いに異なっていてもよ
い。
が大きくなるほど、単位容量当たりの重量が増大する。
従って、同じモータ容量を得るために1つのモータが用
いられた場合よりも、複数のモータ71,71が用いら
れた場合のほうが、これらモータの合計重量は軽くな
る。従って、駆動機構7の重量,及び搬送台車の重量が
軽くなる。
が用いられた従来の駆動機構に比べて、その高さ方向の
設置スペースが小さくなっているので、この駆動機構7
の上側の領域Dに、制御装置Cを配置することができる
ようになる。このため、本実施形態による搬送台車M
は、垂直型の減速機を備えた従来の搬送台車に比べて、
その全長が短く抑えられる。従って、駐車室全体が小さ
く構成されるのである。
M’を示す平面図である。また、図12は、図11にお
けるXII−XII線に沿った断面図である。本変形例
による搬送台車M’は、上記実施形態による搬送台車M
において、その従動軸受部8,8の代わりに、第2の駆
動機構Fが設けられた点を特徴としている。なお、その
他の構成は、上記実施形態による搬送台車Mと同様であ
る。
同様の構成である。即ち、この駆動機構Fは、一対のモ
ータF1,F1,減速機F2,及び,一対の軸受部F3
を、備えている。また、減速機F2は、上記の減速機7
2と同様、互いに平行に配置された入力軸及び出力軸を
有している。但し、この減速機F2の入力軸は、その出
力軸よりも図11における右側に配置されている。
各端部には、夫々、カップリングを介して各モータF
1,F1の出力軸が同軸に取り付けられている。また、
この減速機F2における出力軸の各端部には、各軸受部
F3,F3に夫々軸支されたシャフトがカップリングを
介して同軸に取り付けられている。なお、これら各シャ
フトの端部には、各車輪6,6が夫々固定されている。
は、その車輪6の全てが駆動される四輪駆動になってい
る。なお、この搬送台車M’は、その駆動機構7の両モ
ータ72,72,及び,その駆動機構Fの両モータF
2,F2の合計4つのモータを有しているが、合計3つ
のモータを有することとしてもよい。
ることにより、搬送台車M’全体のモータ容量をさらに
増やすことができる。そのうえ、搬送台車M’全体のモ
ータ容量は、よりきめ細かく設定可能になる。
車は、その減速機の入力軸の両端に、夫々各モータが連
結されているので、これら各モータにより、当該搬送台
車に必要なモータ容量を分担することができる。さら
に、少ない設置スペースに設置された駆動機構により、
合計として大きなモータ容量が得られる。従って、搬送
台車の全長を短く抑えながらも、この搬送台車を高速走
行させることができる。
図
面図
面図
図
断面図
Claims (2)
- 【請求項1】互いに平行な一対のレール上に夫々載置さ
れる一対の車輪を少なくとも二対備えた搬送台車であっ
て、 互いに平行な入力軸及び出力軸を有する減速機,及び,
前記減速機の入力軸の各端部に夫々同軸に連結された一
対のモータを有する第1の駆動機構を、備え、 前記各車輪の一方の対は、前記第1の駆動機構における
前記減速機の出力軸の各端部に夫々同軸に連結されてお
り、 前記一対のモータは、前記各車輪の当該一方の対の間に
配置されている ことを特徴とする搬送台車。 - 【請求項2】互いに平行な入力軸及び出力軸を有する減
速機,及び,前記減速機の入力軸の各端部に夫々同軸に
連結された一対のモータを有する第2の駆動機構を、さ
らに備え、 前記各車輪の他方の対は、前記第2の駆動機構における
前記減速機の出力軸の各端部に夫々同軸に連結されてお
り、 前記一対のモータは、前記各車輪の当該他方の対の間に
配置されている ことを特徴とする請求項1記載の搬送台
車。
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WO2014148773A1 (ko) * | 2013-03-20 | 2014-09-25 | Choi Jae Jun | 기어 감속형을 이용한 지능형 무인 반송 장치 및 벨트풀리를 이용한 반송장치 |
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- 2000-01-28 JP JP2000020841A patent/JP3500416B2/ja not_active Expired - Fee Related
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