JP2007119196A - 搬送台車の経路変更用トラバーサ - Google Patents
搬送台車の経路変更用トラバーサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007119196A JP2007119196A JP2005315333A JP2005315333A JP2007119196A JP 2007119196 A JP2007119196 A JP 2007119196A JP 2005315333 A JP2005315333 A JP 2005315333A JP 2005315333 A JP2005315333 A JP 2005315333A JP 2007119196 A JP2007119196 A JP 2007119196A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- traverse line
- line
- carriage
- traverse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
Abstract
【課題】生産性の向上を図ると共にトラバースラインにおける突出部材をなくす。
【解決手段】車輪12を有し、搬送ラインTFL1,TFL2の走行レールに接続可能な接続レール10が固定され、該レール10上に搬送台車2を載置する少なくとも1台の横動台車11,…と、床板に形成されたスリットの下側に横設された車輪12,…が係合するトラバースライン用レール13と、該レールの直下に横設された車輪12,…が係合する横動台車返送トラバースライン用レール14と、搬送ラインとトラバースラインとの交差部CR1,CR2において、昇降装置5,6により高低位置H,L間を昇降する昇降台7,8上に固定された前記レール13,14に接続可能な接続レール15,16と、トラバースラインTVL1及び横動台車返送トラバースラインTVL2において、横動駆動装置に電力を供給する給電手段とを備えた。
【選択図】図2
【解決手段】車輪12を有し、搬送ラインTFL1,TFL2の走行レールに接続可能な接続レール10が固定され、該レール10上に搬送台車2を載置する少なくとも1台の横動台車11,…と、床板に形成されたスリットの下側に横設された車輪12,…が係合するトラバースライン用レール13と、該レールの直下に横設された車輪12,…が係合する横動台車返送トラバースライン用レール14と、搬送ラインとトラバースラインとの交差部CR1,CR2において、昇降装置5,6により高低位置H,L間を昇降する昇降台7,8上に固定された前記レール13,14に接続可能な接続レール15,16と、トラバースラインTVL1及び横動台車返送トラバースラインTVL2において、横動駆動装置に電力を供給する給電手段とを備えた。
【選択図】図2
Description
本発明は、平行な搬送ライン間において搬送台車の受け渡しを行うために搬送台車の経路変更を行うトラバーサに関するものである。
平行な搬送ラインに設けられた走行レールに係合する車輪を有し、走行駆動装置により前記走行レール上を走行する搬送台車を、前記搬送ラインと直交する水平方向のトラバースラインに沿って横動させて前記搬送ライン間で受け渡す搬送台車の経路変更用トラバーサとして、特許文献1には、トラバースライン方向の走行レール上を往復移動可能な、搬送台車を載置する台車載置用台車をフリクションローラにより駆動するトラバーサの開示がある。
また、特許文献2には、搬送ラインとトラバースラインとの交差部において搬送ライン方向の走行レールを分割し、該分割レールをトラバースライン方向の移動区間に沿って設けられたチェーンに固設して、前記走行レールに係合する車輪を備えた搬送容器を前記チェーンによる駆動装置により駆動するトラバーサの開示がある。
以上のような従来の搬送台車の経路変更用トラバーサにおいて、特許文献1の構成においては、平行な搬送ライン間を往復する一台の台車載置用台車に搬送台車を載置して、該搬送台車の受け渡しを行うため、該搬送台車を受け渡す時間が比較的長くなるため、タクトタイムを短縮することができず、生産性が低下するという問題点がある。また、トラバースラインに走行レール及びフリクションローラ等が突出しているため、保守点検時等において作業者の邪魔になるという問題点がある。
また、特許文献2の構成においては、多数の前記分割レールをチェーンに固設して、該多数の分割レールがトラバースライン方向に移動する構成であるため、平行な搬送ライン間のトラバースラインを横断する通路を確保することができず、保守点検時等にける作業者の作業性が低下するという問題点がある。また、前記分割レールを前記チェーンによる駆動装置によりトラバースライン方向に移動させるため、該分割レールの移動速度を該チェーンの上下(搬送側と戻し側)で変えることができないという問題点がある。
本発明は、前記のような問題点を解決するためになされたものであり、搬送台車受け渡しの待ち時間を短縮することができるためタクトタイムを短縮することができ、生産性を向上することができる搬送台車の経路変更用トラバーサを得ることを目的とする。また、トラバースラインを横断する通路を確保することができると共に、保守点検時等において作業者の邪魔になる部材の突出を抑制することができる搬送台車の経路変更用トラバーサを得ることを目的とする。
本発明に係る搬送台車の経路変更用トラバーサは、前記課題解決のために、平行な搬送ラインに設けられた走行レールに係合する車輪を有し、走行駆動装置により前記走行レール上を走行する搬送台車を、横動駆動装置により前記搬送ラインと直交する水平方向のトラバースラインに沿って横動させて前記搬送ライン間で受け渡す搬送台車の経路変更用トラバーサであって、トラバースライン方向のレールに係合する車輪を有し、前記搬送ラインの走行レールに接続可能な搬送ライン接続レールの全体又は分割部分が固定され、該接続レール上に前記搬送台車を載置可能な少なくとも1台の横動台車と、床板に形成されたトラバースライン方向のスリットの下側に横設された、前記横動台車の車輪が係合するトラバースライン用レールと、該トラバースライン用レールの直下に横設された、該レールと平行な、前記横動台車の車輪が係合する横動台車返送トラバースライン用レールと、前記搬送ラインと前記トラバースラインとの交差部において、昇降装置により高位置及び低位置間を昇降する昇降台上に固定された、前記トラバースライン用レール及び横動台車返送トラバースライン用レールに接続可能なトラバースライン接続レールと、前記トラバースラインにおいて、床板に形成されたトラバースライン方向のスリットから前記横動台車の車輪を駆動する横動駆動装置に電力を供給する給電手段、又は、該スリットから床下に設置した横動駆動装置の動力を前記横動台車に伝達する動力伝達手段と、前記横動台車返送トラバースラインにおいて、前記横動台車の車輪を駆動する横動駆動装置に電力を供給する給電手段、又は、前記横動台車の外部に設けられた横動駆動装置の動力を前記横動台車に伝達する動力伝達手段とを備え、前記昇降台の高位置において、前記搬送ラインの走行レールと前記搬送ライン接続レールが接続すると共に、前記トラバースライン用レールと前記トラバースライン接続レールとが接続し、前記昇降台の低位置において、前記横動台車返送トラバースライン用レールと前記トラバースライン接続レールとが接続するものである。
また、本発明に係る搬送台車の経路変更用トラバーサは、前記課題解決のために、平行な搬送ラインに設けられた走行レールに係合する車輪を有し、走行駆動装置により前記走行レール上を走行する搬送台車を、横動駆動装置により前記搬送ラインと直交する水平方向のトラバースラインに沿って横動させて前記搬送ライン間で受け渡す搬送台車の経路変更用トラバーサであって、トラバースライン方向のレールに係合する車輪を有し、前記搬送ラインの走行レールに接続可能な搬送ライン接続レールの全体又は分割部分が固定され、該接続レール上に前記搬送台車を載置可能な少なくとも1台の非自走式の横動台車と、該横動台車の車輪が係合するトラバースライン用レールと、該トラバースライン用レールの直下に横設された、該レールと平行な、前記横動台車の車輪が係合する横動台車返送トラバースライン用レールと、前記搬送ラインと前記トラバースラインとの交差部において、昇降装置により高位置及び低位置間を昇降する昇降台上に固定された、前記トラバースライン用レール及び横動台車返送トラバースライン用レールに接続可能なトラバースライン接続レールと、前記トラバースライン及び横動台車返送トラバースラインに沿って複数設けられた前記横動台車を駆動するフリクションローラ式駆動装置とを備え、前記昇降台の高位置において、前記搬送ラインの走行レールと前記搬送ライン接続レールが接続すると共に、前記トラバースライン用レールと前記トラバースライン接続レールとが接続し、前記昇降台の低位置において、前記横動台車返送トラバースライン用レールと前記トラバースライン接続レールとが接続するものである。
ここで、前記トラバースライン用レールの上面が前記床板の上面と略面一となるように、前記床板に形成されたトラバースライン方向のスリットの対向端縁間に該レールの上部を臨ませてなると好ましい。
本発明に係る搬送台車の経路変更用トラバーサによれば、平行な搬送ラインに設けられた走行レールに係合する車輪を有し、走行駆動装置により前記走行レール上を走行する搬送台車を、横動駆動装置により前記搬送ラインと直交する水平方向のトラバースラインに沿って横動させて前記搬送ライン間で受け渡す搬送台車の経路変更用トラバーサであって、トラバースライン方向のレールに係合する車輪を有し、前記搬送ラインの走行レールに接続可能な搬送ライン接続レールの全体又は分割部分が固定され、該接続レール上に前記搬送台車を載置可能な少なくとも1台の横動台車と、床板に形成されたトラバースライン方向のスリットの下側に横設された、前記横動台車の車輪が係合するトラバースライン用レールと、該トラバースライン用レールの直下に横設された、該レールと平行な、前記横動台車の車輪が係合する横動台車返送トラバースライン用レールと、前記搬送ラインと前記トラバースラインとの交差部において、昇降装置により高位置及び低位置間を昇降する昇降台上に固定された、前記トラバースライン用レール及び横動台車返送トラバースライン用レールに接続可能なトラバースライン接続レールと、前記トラバースラインにおいて、床板に形成されたトラバースライン方向のスリットから前記横動台車の車輪を駆動する横動駆動装置に電力を供給する給電手段、又は、該スリットから床下に設置した横動駆動装置の動力を前記横動台車に伝達する動力伝達手段と、前記横動台車返送トラバースラインにおいて、前記横動台車の車輪を駆動する横動駆動装置に電力を供給する給電手段、又は、前記横動台車の外部に設けられた横動駆動装置の動力を前記横動台車に伝達する動力伝達手段とを備え、前記昇降台の高位置において、前記搬送ラインの走行レールと前記搬送ライン接続レールが接続すると共に、前記トラバースライン用レールと前記トラバースライン接続レールとが接続し、前記昇降台の低位置において、前記横動台車返送トラバースライン用レールと前記トラバースライン接続レールとが接続するので、搬送台車を載置する2台以上の横動台車が搬送台車の受け渡しを行う場合には、該受け渡しの待ち時間を短縮することができ、タクトタイムの短縮により生産性を向上することができるという効果を奏する。また、トラバースラインにおいて、横動台車が床板に形成されたトラバースライン方向のスリット内に横設されたトラバースライン用レール上を走行すること、及び、床板に形成されたトラバースライン方向のスリットから横動台車の車輪を駆動する横動駆動装置に電力を供給するか、あるいは、該スリットから床下に設置した横動駆動装置の動力を横動台車に伝達するので、トラバースラインには平坦な床板があり、該床板に形成される穴は前記スリットのみであるため、トラバースラインを横断する通路を容易に確保することができると共に、保守点検時等において作業者の邪魔になる部材の突出をなくすことができる。したがって、保守点検時等における作業者の作業性を向上することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る搬送台車の経路変更用トラバーサによれば、平行な搬送ラインに設けられた走行レールに係合する車輪を有し、走行駆動装置により前記走行レール上を走行する搬送台車を、横動駆動装置により前記搬送ラインと直交する水平方向のトラバースラインに沿って横動させて前記搬送ライン間で受け渡す搬送台車の経路変更用トラバーサであって、トラバースライン方向のレールに係合する車輪を有し、前記搬送ラインの走行レールに接続可能な搬送ライン接続レールの全体又は分割部分が固定され、該接続レール上に前記搬送台車を載置可能な少なくとも1台の非自走式の横動台車と、該横動台車の車輪が係合するトラバースライン用レールと、該トラバースライン用レールの直下に横設された、該レールと平行な、前記横動台車の車輪が係合する横動台車返送トラバースライン用レールと、前記搬送ラインと前記トラバースラインとの交差部において、昇降装置により高位置及び低位置間を昇降する昇降台上に固定された、前記トラバースライン用レール及び横動台車返送トラバースライン用レールに接続可能なトラバースライン接続レールと、前記トラバースライン及び横動台車返送トラバースラインに沿って複数設けられた前記横動台車を駆動するフリクションローラ式駆動装置とを備え、前記昇降台の高位置において、前記搬送ラインの走行レールと前記搬送ライン接続レールが接続すると共に、前記トラバースライン用レールと前記トラバースライン接続レールとが接続し、前記昇降台の低位置において、前記横動台車返送トラバースライン用レールと前記トラバースライン接続レールとが接続するので、搬送台車を載置する2台以上の横動台車が搬送台車の受け渡しを行う場合には、該受け渡しの待ち時間を短縮することができ、タクトタイムの短縮により生産性を向上することができるという効果を奏する。また、トラバースラインにおいて、横動台車が床板に形成されたトラバースライン方向のスリット内に横設されたトラバースライン用レール上を走行すること、及び、所定間隔毎に配設されるフリクションローラ間をトラバースラインを横断する通路とすることができるため、保守点検時等における作業者の作業性を向上することができるという効果を奏する。
さらに、前記トラバースライン用レールの上面が前記床板の上面と略面一となるように、前記床板に形成されたトラバースライン方向のスリットの対向端縁間に該レールの上部を臨ませてなると、該レール及びスリットによる段差がなくなるため、保守点検時等における作業者の作業性をさらに向上することができる。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。なお、本明細書においては、第一搬送ラインTFL1の搬送方向を前(図中矢印A方向参照。)、その反対側を後とし、後方から前方に向かって左右を左右とする。また、後方から見た図を正面図とする。
図1〜図4は、本発明の実施の形態に係る搬送台車の経路変更用トラバーサの概略図であり、図1は平面図、図2は正面図、図3は右側面図、図4はトラバースラインにおける横動台車及びその駆動装置と床面との関係を示す縦断側面図である。図において、トラバーサ1は、平行な搬送ラインである第一搬送ラインTFL1及び第二搬送ラインTFL2間に設けられており、搬送ラインTFL1,TFL2と該搬送ラインTFL1,TFL2と直交する水平方向のトラバースラインTVL1との交差部CR1からCR2まで搬送台車2を横動させるものである。
第一搬送ラインTFL1及び第二搬送ラインTFL2には、走行レール4,4が敷設されており、該走行レール4,4に搬送台車2の車輪3,…が係合する。そして、第一搬送ラインTFL1及び第二搬送ラインTFL2の適宜位置には図示しないフリクションローラによる走行駆動装置が複数配設されており、該フリクションローラがばね等により弾性付勢されて搬送台車2の基台側面に当接することにより搬送台車2に推進力が付与され、搬送台車2は第一搬送ラインTFL1及び第2の搬送ラインTFL2上を走行する(図1及び図2中の矢印A及びC参照。)。なお、走行駆動装置は、フリクションローラによるものに限定されるものではなく、パワーチェーンによるもの又は自走式のもの等であってもよい。
トラバースラインTVL1の中間部分には、横動台車11の車輪12,…が係合するトラバースライン用レール13,13が、床板FPに形成されたトラバースライン方向のスリットSL1,SL1の下側の架台17上に横設される(図4参照。)。また、トラバースライン用レール13,13の直下には、該レール13,13と平行な、横動台車11の車輪12,…が係合する横動台車返送トラバースライン用レール14,14が横設され、第一搬送ラインTFL1から第二搬送ラインTFL2まで搬送台車2を受け渡した後の、搬送台車2を載置していない状態の横動台車11を返送するための横動台車返送トラバースラインTVL2が形成される。このような横動台車返送トラバースラインTVL2等は、図2及び図3に示すように、床下に形成したピットPT内に設置される。
搬送ラインTFL1,TFL2とトラバースラインTVL1(横動台車返送トラバースラインTVL2)との交差部CR1及びCR2には、昇降台7,8が配設されており、それぞれ、昇降装置5,…,6,…により高位置H及び低位置L間を昇降する。昇降装置5,…,6,…は、それぞれ、チェーン5c,…,6c,…又はワイヤー等の可撓性のある吊下げ手段により昇降台7,8を吊り下げ、スプロケット5b,…,6b,…等を介して、減速機付きモータ5a,…,6a,…により前記吊下げ手段の巻き上げ又は繰り出しを行うことにより、昇降台7,8の昇降を行うことができる。
走行レール4,4に接続可能な搬送ライン接続レール9,9が昇降台7,8に固設され、昇降台7,8の高位置Hにおいてトラバースライン用レール13,13に接続可能であり、昇降台7,8の低位置Lにおいて横動台車返送トラバースライン用レール14,14に接続可能なトラバースライン接続レール15,15及び16,16が昇降台7,8に固定される。
昇降台7,8のトラバースライン接続レール15,15及び16,16に横動台車11の車輪12,…が係合して、該横動台車11が前記交差部CR1又はCR2にある状態では、横動台車11に固設された搬送ライン接続レール10,10が、昇降台7,8に固設された搬送ライン接続レール9,9に接続される。なお、横動台車11に固設される搬送ライン接続レールは、搬送ライン接続レール9,9に接続可能な搬送ライン接続レール10,10でなく、走行レール4,4に直接接続可能なものであってもよい。すなわち、横動台車11には、走行レール4,4に接続可能な搬送ライン接続レールの全体又は分割部分が固定されていればよい。
次に、トラバースラインTVL1における横動台車11の横動駆動装置21の構成等について説明する。図4に示すように、横動台車11は自走式であり、横動台車11に設けられた横動駆動装置21は、例えば車輪12,…を図示しない伝達機構を介して駆動する減速機付きモータ22及び該減速機付きモータの駆動制御装置23からなる。例えば集電装置である給電手段24は、床板FPに形成されたトラバースライン方向に延びるスリットSL2から、摺動接触型の接触子を介して前記横動台車11上のモータ22及び駆動制御装置23に給電する構成である。なお、図4においては、搬送台車2の図示を省略している。
ここで、給電手段24は、非接触給電等の他の構成であってもよいし、横動台車11は、自走式の構成ではなく、横動台車11から垂下するドグを床下に設置した横動駆動装置21により駆動する構成等、前記スリットSL2を通して床下に設置した横動駆動装置21の動力を横動台車に11に伝達する動力伝達手段を設ける構成であってもよい。なお、横動台車11が非自走式である場合には、前記動力伝達手段及び横動駆動装置21として、フリクションローラ及びその駆動装置を用いてもよい。
また、トラバースラインTVL1における横動台車11の横動駆動装置21と横動台車11の搬送方向が逆になる、横動台車返送トラバースラインTVL2における横動台車11の横動駆動装置については、前記横動駆動装置21と同様の構成とすることができる。すなわち、横動台車11が自走式であれば外部から給電する構成とし、横動台車11が非自走式であれば外部に設けられた横動駆動装置の動力を横動台車11に伝達する動力伝達手段を設ける構成とすればよい。
図1及び図4に示すように、トラバースラインTVL1には、平坦な床板FPにトラバースライン方向のスリットSL1,SL1,SL2が形成されているのみであるため、トラバースラインTVL1を横断する通路を容易に確保することができると共に、保守点検時等において作業者の邪魔になる部材の突出をなくすことができる。よって、保守点検時等における作業者の作業性を向上することができる。また、トラバースライン用レール13,13の上面が床板FPの上面(床面)FLと略面一となるように、床板FPに形成されたトラバースラインTVL1方向のスリットSL1,SL1の対向端縁間に該レール13,13の上部を臨ませているため、該レール及びスリットによる段差がなくなり、保守点検時等における作業者の作業性をさらに向上することができる。なお、スリットSL1,SL1の幅(対向端縁の間隔)は、横動台車11の車輪12,…及びレール13,13と干渉しない範囲で、なるべく狭く設定される。
次に、本発明の実施の形態に係る搬送台車の経路変更用トラバーサの動作について、1台の横動台車11の動作について説明する。図1及び図2において、昇降装置5,…,6,…により昇降台7,8を上昇させて高位置Hとした状態で、図中矢印Aのように、第一搬送ラインTFL1の図示しない走行駆動装置により駆動されて走行レール4,4、搬送ライン接続レール9,9及び10,10上を走行した搬送台車2が、交差部CR1で昇降台7上の横動台車11に載置される。
このように搬送台車2を載置した状態で、横動台車11は、図中矢印Bのように、前記横動駆動装置21により駆動されてトラバースライン接続レール15,15、トラバースライン用レール13,13及びトラバースライン接続レール16,16上を走行してトラバースラインTVL1上を交差部CR2まで移動する。この状態では、前記のとおり、第二搬送ラインTFL2の走行レール4,4と昇降台8上の搬送ライン接続レール9,9及び10,10とが接続されるため、搬送台車2は、図中矢印Cのように、第二搬送ラインTFL2の図示しない走行駆動装置により駆動されて、搬送ライン接続レール10,10、9,9から走行レール4,4上を走行する。
このように搬送台車2を第二搬送ラインTFL2に受け渡して搬送台車2が載置されていない状態で昇降台8上にある横動台車11は、図2中矢印Dのように、昇降装置6,…により昇降台8と共に下降する。この状態では、昇降台8は低位置Lとなっており、トラバースライン接続レール16,16が前記のとおり横動台車返送トラバースライン用レール14,14に接続する。
また、昇降台7を昇降装置5,…により下降させて低位置Lとすると、トラバースライン接続レール15,15が前記のとおり横動台車返送トラバースライン用レール14,14に接続する。したがって、横動台車11は、図中矢印Eのように、トラバースライン接続レール16,16、横動台車返送トラバースライン用レール14,14及びトラバースライン接続レール15,15上を走行して横動台車返送トラバースラインTVL2上を交差部CR1まで移動する。
次に、昇降台7を昇降装置5,…により上昇させて高位置Hとすると、横動台車11は、図2中矢印Fのように、第一搬送ラインTFL1の図示しない走行駆動装置により駆動されて走行レール4,4上を図中矢印Aのように走行する搬送台車2を前記のように載置可能な位置まで移動する。
以上のようにトラバースラインTVL1と異なる横動台車返送トラバースラインTVL2により搬送台車2受け渡し後の横動台車11を返送すること、及び、交差部CR1の昇降装置5,…と交差部CR2の昇降装置6,…が独立していることから、複数の横動台車11,…を使用することができる。したがって、複数の横動台車11,…を使用した場合には、該受け渡しの待ち時間を短縮することができるため、タクトタイムの短縮により生産性を向上することができる。
また、トラバースラインTVL1の横動駆動装置と横動台車返送トラバースラインTVL2の横動駆動装置とが独立しているため、トラバースラインTVL1と横動台車返送トラバースラインTVL2とで横動台車11,…の移動速度を変えることができる。例えば、横動台車返送トラバースラインTVL2を返送される、搬送台車2を載置していない横動台車11の移動速度を上げること等が可能となるため、3台以上の横動台車11,…を使用する場合等において、トラバーサ1による第一搬送ラインTFL1から第二搬送ラインTFL2への搬送台車2の受け渡しを効率的に行うことができる。
以上の説明においては、床板FPにトラバースライン方向に延びるスリットSL2を設けて、自走式の横動台車11,…に給電を行うか、あるいは、非自走式の横動台車11,…をフリクションローラ及びその駆動装置等の動力伝達手段及び横動駆動装置21により駆動する場合について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、例えば、床板FPに前記スリットSL2を設けずに、横動台車11,…をフリクションローラ等からなるフリクションローラ式駆動装置により駆動してもよい。この場合は、フリクションローラが所定間隔毎に配設されるが、該フリクションローラ間をトラバースラインTVL1を横断する通路とすることができる。
TFL1,TFL2 搬送ライン
TVL1 トラバースライン
TVL2 横動台車返送トラバースライン
CR1,CR2 搬送ラインとトラバースラインとの交差部
H 高位置
L 低位置
FP 床板
FL 床板の上面(床面)
PT ピット
SL1,SL2 床板に形成されたトラバースライン方向に延びるスリット
1 トラバーサ
2 搬送台車
3 車輪
4 走行レール
5,6 昇降装置
5a,6a 減速機付きモータ
5b,6b スプロケット
5c,6c チェーン
7,8 昇降台
9,10 搬送ライン接続レール
11 横動台車
12 車輪
13 トラバースライン用レール
14 横動台車返送トラバースライン用レール
15,16 トラバースライン接続レール
17 架台
21 横動駆動装置
22 減速機付きモータ
23 駆動制御装置
24 給電手段
TVL1 トラバースライン
TVL2 横動台車返送トラバースライン
CR1,CR2 搬送ラインとトラバースラインとの交差部
H 高位置
L 低位置
FP 床板
FL 床板の上面(床面)
PT ピット
SL1,SL2 床板に形成されたトラバースライン方向に延びるスリット
1 トラバーサ
2 搬送台車
3 車輪
4 走行レール
5,6 昇降装置
5a,6a 減速機付きモータ
5b,6b スプロケット
5c,6c チェーン
7,8 昇降台
9,10 搬送ライン接続レール
11 横動台車
12 車輪
13 トラバースライン用レール
14 横動台車返送トラバースライン用レール
15,16 トラバースライン接続レール
17 架台
21 横動駆動装置
22 減速機付きモータ
23 駆動制御装置
24 給電手段
Claims (3)
- 平行な搬送ラインに設けられた走行レールに係合する車輪を有し、走行駆動装置により前記走行レール上を走行する搬送台車を、横動駆動装置により前記搬送ラインと直交する水平方向のトラバースラインに沿って横動させて前記搬送ライン間で受け渡す搬送台車の経路変更用トラバーサであって、
トラバースライン方向のレールに係合する車輪を有し、前記搬送ラインの走行レールに接続可能な搬送ライン接続レールの全体又は分割部分が固定され、該接続レール上に前記搬送台車を載置可能な少なくとも1台の横動台車と、
床板に形成されたトラバースライン方向のスリットの下側に横設された、前記横動台車の車輪が係合するトラバースライン用レールと、
該トラバースライン用レールの直下に横設された、該レールと平行な、前記横動台車の車輪が係合する横動台車返送トラバースライン用レールと、
前記搬送ラインと前記トラバースラインとの交差部において、昇降装置により高位置及び低位置間を昇降する昇降台上に固定された、前記トラバースライン用レール及び横動台車返送トラバースライン用レールに接続可能なトラバースライン接続レールと、
前記トラバースラインにおいて、床板に形成されたトラバースライン方向のスリットから前記横動台車の車輪を駆動する横動駆動装置に電力を供給する給電手段、又は、該スリットから床下に設置した横動駆動装置の動力を前記横動台車に伝達する動力伝達手段と、
前記横動台車返送トラバースラインにおいて、前記横動台車の車輪を駆動する横動駆動装置に電力を供給する給電手段、又は、前記横動台車の外部に設けられた横動駆動装置の動力を前記横動台車に伝達する動力伝達手段とを備え、
前記昇降台の高位置において、前記搬送ラインの走行レールと前記搬送ライン接続レールが接続すると共に、前記トラバースライン用レールと前記トラバースライン接続レールとが接続し、前記昇降台の低位置において、前記横動台車返送トラバースライン用レールと前記トラバースライン接続レールとが接続する搬送台車の経路変更用トラバーサ。 - 平行な搬送ラインに設けられた走行レールに係合する車輪を有し、走行駆動装置により前記走行レール上を走行する搬送台車を、横動駆動装置により前記搬送ラインと直交する水平方向のトラバースラインに沿って横動させて前記搬送ライン間で受け渡す搬送台車の経路変更用トラバーサであって、
トラバースライン方向のレールに係合する車輪を有し、前記搬送ラインの走行レールに接続可能な搬送ライン接続レールの全体又は分割部分が固定され、該接続レール上に前記搬送台車を載置可能な少なくとも1台の非自走式の横動台車と、
該横動台車の車輪が係合するトラバースライン用レールと、
該トラバースライン用レールの直下に横設された、該レールと平行な、前記横動台車の車輪が係合する横動台車返送トラバースライン用レールと、
前記搬送ラインと前記トラバースラインとの交差部において、昇降装置により高位置及び低位置間を昇降する昇降台上に固定された、前記トラバースライン用レール及び横動台車返送トラバースライン用レールに接続可能なトラバースライン接続レールと、
前記トラバースライン及び横動台車返送トラバースラインに沿って複数設けられた前記横動台車を駆動するフリクションローラ式駆動装置とを備え、
前記昇降台の高位置において、前記搬送ラインの走行レールと前記搬送ライン接続レールが接続すると共に、前記トラバースライン用レールと前記トラバースライン接続レールとが接続し、前記昇降台の低位置において、前記横動台車返送トラバースライン用レールと前記トラバースライン接続レールとが接続する搬送台車の経路変更用トラバーサ。 - 前記トラバースライン用レールの上面が前記床板の上面と略面一となるように、前記床板に形成されたトラバースライン方向のスリットの対向端縁間に該レールの上部を臨ませてなる請求項1又は2記載の搬送台車の経路変更用トラバーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005315333A JP2007119196A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 搬送台車の経路変更用トラバーサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005315333A JP2007119196A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 搬送台車の経路変更用トラバーサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007119196A true JP2007119196A (ja) | 2007-05-17 |
Family
ID=38143449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005315333A Pending JP2007119196A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 搬送台車の経路変更用トラバーサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007119196A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009007100A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Daifuku Co Ltd | 物品処理システム |
CN110371604A (zh) * | 2019-07-25 | 2019-10-25 | 浙江海悦自动化机械股份有限公司 | 一种包板机输送等待机构 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06321343A (ja) * | 1993-05-10 | 1994-11-22 | Taihei Kogyo Co Ltd | パレット台車循環搬送設備 |
JPH0789648A (ja) * | 1993-09-22 | 1995-04-04 | Mishima Kosan Co Ltd | パレットを用いた搬送設備 |
JP2003206003A (ja) * | 2002-01-15 | 2003-07-22 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 床面走行式台車システム |
-
2005
- 2005-10-28 JP JP2005315333A patent/JP2007119196A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06321343A (ja) * | 1993-05-10 | 1994-11-22 | Taihei Kogyo Co Ltd | パレット台車循環搬送設備 |
JPH0789648A (ja) * | 1993-09-22 | 1995-04-04 | Mishima Kosan Co Ltd | パレットを用いた搬送設備 |
JP2003206003A (ja) * | 2002-01-15 | 2003-07-22 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 床面走行式台車システム |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009007100A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Daifuku Co Ltd | 物品処理システム |
CN110371604A (zh) * | 2019-07-25 | 2019-10-25 | 浙江海悦自动化机械股份有限公司 | 一种包板机输送等待机构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5212836B2 (ja) | ワーク搬送設備 | |
JP5255906B2 (ja) | 車体に対する足回り部品の同期搬送装置及び同期搬送方法 | |
KR101874320B1 (ko) | 호이스트 장치 및 이를 포함하는 호이스트 반송시스템 | |
CN102991979B (zh) | 自行小车系统 | |
JP2008238914A (ja) | 台車式搬送設備 | |
JP2009083953A (ja) | 搬送装置 | |
JP2009166935A (ja) | 滑り荷台利用の搬送装置 | |
JP2008222406A (ja) | 搬送設備 | |
JP2007119196A (ja) | 搬送台車の経路変更用トラバーサ | |
JP2003072608A (ja) | 自動車等の組立用搬送装置 | |
JP2009166934A (ja) | 滑り荷台利用の搬送装置 | |
JP5585986B2 (ja) | ワーク搬送装置 | |
JP2013237511A (ja) | カゴ台車用移載装置 | |
JP5912459B2 (ja) | ワーク搬送システム | |
JP2003160047A (ja) | 搬送装置 | |
JP3906900B2 (ja) | 自動車の組立用搬送装置 | |
JP4895203B2 (ja) | 吊下げ搬送設備 | |
JP4669378B2 (ja) | 門形クレーンを搬送するための搬送台車 | |
JP2021195063A (ja) | 搬送台車及び搬送台車システム | |
JP2016094295A (ja) | 台車式搬送装置 | |
JP6066107B2 (ja) | 搬送台車昇降装置付き搬送装置 | |
JP2008150036A (ja) | 台車連結装置 | |
CN212581030U (zh) | 一种隧道物料运输装置 | |
JP5395445B2 (ja) | 鉄道車両用トラバーサ | |
JPH0647844Y2 (ja) | 工作物搬送装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080731 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101012 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110301 |