JP2016094295A - 台車式搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小巾被搬送物は、2つ単位で効率良く搬送することが出来、小巾被搬送物の巾の2倍よりも狭い大巾被搬送物は、1つだけであるが、小巾被搬送物と同様に、その両側をガイドレールで案内する状態で安全に搬送することが出来る、コンパクトな台車式搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送台車1上に並設された小巾被搬送物SWの搬送用の2つのコンベヤユニット8,9には、小巾被搬送物SWの搬送経路を規制する左右一対のガイドレール16a,17/17,26bが併設され、このコンベヤユニット8,9間に位置する中間ガイドレール17と、片側のコンベヤユニット9の搬送経路の巾方向中間位置に設けられた補助ガイドレール19を、それぞれ昇降自在に構成すると共に、択一的に作用高さに位置させることが出来るように、両ガイドレール17,19を互いに逆方向に昇降運動させる連動駆動手段37が設けられた構成。
【選択図】図3

Description

本発明は、走行経路上を走行する搬送台車上に被搬送物の積み下ろし用コンベヤが設けられた台車式搬送装置に関するものである。
走行経路上を走行する搬送台車上に、台車走行方向と直交する横方向に被搬送物を搬送する被搬送物積み下ろし用コンベヤが設けられた台車式搬送装置は、特許文献1によって知られている。この特許文献1に記載の台車式搬送装置は、前記被搬送物積み下ろし用コンベヤの搬送経路の両側に配置された左右一対のガイドレールを、横巾の異なる被搬送物に対応すべく横動可能に構成し、この左右一対のガイドレールの横動範囲内で、小巾の被搬送物から大巾の被搬送物まで取り扱えるように構成されている。
特開2003−241834号公報
上記特許文献1に記載された台車式搬送装置の構成では、被搬送物積み下ろし用コンベヤがその積み下ろし方向に1つの被搬送物を支持するものであるとした場合、搬送台車の1回の搬送で取り扱える被搬送物の個数は、被搬送物の巾に関係なく、常に1つとなり、搬送効率が悪い。そこで、被搬送物積み下ろし用コンベヤを1つの搬送台車上に2列に並設することが考えられるが、各被搬送物積み下ろし用コンベヤを、取り扱う最大巾の被搬送物に合わせて巾広に構成したのでは、搬送台車の走行方向の長さが非常に長い大型の搬送台車となってしまい、コストその他の点で実用的ではない。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる台車式搬送装置を提案するものであって、本発明に係る台車式搬送装置は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、走行経路上を走行する搬送台車(1)上に、台車走行方向と直交する横方向に被搬送物を搬送
する被搬送物積み下ろし用コンベヤが設けられ、この被搬送物積み下ろし用コンベヤとして、それぞれ小巾被搬送物を搬送する2つのコンベヤユニット(8,9)が、同一支持レベル(L)で台車走行方向に並設され、各コンベヤユニット(8,9)には、小巾被搬送物(SW)の搬送
経路を規制する左右一対のガイドレール(16a,16b,26a,26b)が併設されている台車式搬送
装置において、少なくとも片側のコンベヤユニット(9)の搬送経路の巾方向中間位置に補
助ガイドレール(19)を設け、この補助ガイドレール(19)と、前記2つのコンベヤユニット(8,9)間に位置する中間ガイドレール(17)を、それぞれ前記支持レベル(L)よりも高い作用高さと前記支持レベル(L)よりも低い退避高さとの間で昇降自在に構成すると共に、前記
補助ガイドレール(19)と前記中間ガイドレール(17)を択一的に前記作用高さに切り換えるために、前記補助ガイドレール(19)と前記中間ガイドレール(17)を互いに逆方向に昇降運動するように連動駆動する連動駆動手段(37)が設けられた構成になっている。
上記本発明の構成によれば、2つのコンベヤユニットのそれぞれに適合する小巾被搬送物であれば、2つのコンベヤユニットそれぞれによって、2つの小巾被搬送物を同時に積み下ろしすることが出来るので、小巾被搬送物を効率よく搬送することが出来る。しかも各小巾被搬送物の積み下ろし及び搬送台車の走行による搬送時には、各小巾被搬送物の左右両側を、左右両端の各ガイドレールと作用高さにある中間ガイドレールとによって位置決めし、安全に積み下ろしと搬送が行える。又、各コンベヤユニットでは積み下ろし出来ないような大巾被搬送物の場合は、前記連動駆動手段を作動させて、中間ガイドレールを退避高さまで降下させると共に前記補助ガイドレールを作用高さまで上昇させておくことにより、前記補助ガイドレールのある側のコンベヤユニットとは異なる片側のコンベヤユニットの外側のガイドレールと前記補助ガイドレールによって、当該大巾被搬送物を位置決めすることが出来るので、少なくとも前記片側のコンベヤユニットによる当該大巾被搬送物の積み下ろし及び搬送台車の走行による搬送を安全に行うことが出来る。
上記のように本発明によれば、小巾被搬送物を取り扱える小巾の2つのコンベヤユニットと、各コンベヤユニット両側のガイドレールによって、小巾被搬送物を安全に且つ効率よく積み下ろし及び搬送が行えると共に、当該各コンベヤユニットでは取り扱えないような大巾被搬送物の場合も、その両側をガイドレールで案内と保持を行う状態で、安全に積み下ろし及び搬送が行える。
尚、前記補助ガイドレール(19)が両コンベヤユニット(8,9)の間の中間ガイドレール(17)に比較的近い位置に設けられているときは、前記補助ガイドレール(19)を備える側のコ
ンベヤユニット(9)の、被搬送物を支持して搬送するコンベヤ手段(チエンコンベヤの搬
送用コンベヤチエン(10a,10b,20a,20b)、ベルトコンベヤの搬送ベルト、ローラーコンベ
ヤのローラー列など)が、平面視において前記補助ガイドレール(19)と中間ガイドレール(17)との間に無くとも良いが、前記2つのコンベヤユニット(8,9)の内、少なくとも前記
補助ガイドレール(19)を備えている側のコンベヤユニット(9)の、被搬送物を支持して搬
送するコンベヤ手段は、平面視において前記補助ガイドレール(19)の左右両側に配設するのが望ましい。この構成によれば、補助ガイドレールを備える側のコンベヤユニットによる小巾被搬送物の積み下ろし及び搬送台車の走行による搬送と、補助ガイドレールを作用高さに上げて行う大巾被搬送物の積み下ろし及び搬送台車の走行による搬送の両方を、安定良く安全に行うことが出来る。又、2列のコンベヤユニット全体の横巾よりは狭いが、各コンベヤユニットが扱える小巾被搬送物よりも十分に巾広の大巾被搬送物も取り扱えるように構成することが可能になる。
又、それぞれ昇降自在な前記中間ガイドレール(17)と前記補助ガイドレール(19)は、それぞれに連動連結した2つの昇降駆動用アクチュエーターによって、互いに逆方向に昇降させることも可能であるが、前記連動駆動手段(37)には、平面視において前記中間ガイドレール(17)と前記補助ガイドレール(19)との間の中央に配置された支軸(40)の周りに上下シーソー運動自在に軸支された連動用可動体(41)を設け、この連動用可動体(41)の両端に前記中間ガイドレール(17)と前記補助ガイドレール(19)を連動連結することによって、1つの昇降駆動用アクチュエーターによって、前記中間ガイドレールと前記補助ガイドレールとを互いに逆方向に昇降駆動させることが出来、制御も簡単になることも含めて設備コストを下げることが出来る。
この場合、前記連動用可動体(41)に連結されて、当該連動用可動体(41)を直接シーソー運動させるアクチュエーターを使用しても良いが、前記中間ガイドレール(17)と前記補助ガイドレール(19)の内、何れか一方のガイドレールに直接連結されて、当該一方のガイドレールを前記作用高さと退避高さとの間で昇降させる昇降駆動用アクチュエーター(39)を使用するのが望ましい。又、前記中間ガイドレールと前記補助ガイドレールは、それぞれ垂直昇降自在に支持するのが望ましいが、中間ガイドレールと補助ガイドレールを円弧状経路に沿って昇降させても支障が無い場合は、前記連動用可動体を、中間ガイドレールと補助ガイドレールの長さ方向の複数個所に配設し、これら複数の連動用可動体の両端に、前記中間ガイドレールと補助ガイドレールを直接支持させることも可能である。
図1は、小巾被搬送物を仮想線で示す搬送台車の平面図である。 図2は、小巾被搬送物が積み込まれた状態の搬送台車の正面図である。 図3は、小巾被搬送物が積み込まれた状態の搬送台車の側面図である。 図4は、大巾被搬送物が積み込まれた状態の搬送台車の平面図である。 図5は、図4の側面図である。 図6は、中間ガイドレールと補助ガイドレール、及びその連動駆動手段の詳細を示す要部の平面図である。 図7Aは、同上連動駆動手段の連動用可動体を説明する縦断面図、図7Bは、同上連動駆動手段の昇降駆動用アクチュエーターを説明する縦断面図である。 図8は、図6のX-X線断面図である。 図9は、図6のY−Y線断面図である。
図1〜図3において、1は搬送台車であって、この搬送台車1が走行する一定走行経路には、上端巾広の主ガイドレール2と小巾の副ガイドレール3が互いに平行に敷設され、搬送台車1の底部には、主ガイドレール2上を転動する前後2つの巾広の主車輪4、これら各主車輪4の外側に隣接する位置で、主ガイドレール2を挟むように垂直支軸によって軸支された左右一対の振れ止め用ローラー5、両主車輪4を各別に回転駆動し得るモーター6、及び副ガイドレール3上を転動する前後2つの小巾の副車輪7が設けられている。従って、モーター6を稼働させて、2つの主車輪4の両方又は片側を回転駆動することにより、主ガイドレール2と副ガイドレール3とで支持された搬送台車1を、これら両ガイドレール2,3で構成された一定走行経路上を走行させることが出来る。この搬送台車1の走行駆動手段は一例であって、如何なる構成の走行駆動手段によって走行駆動されるものであっても良い。
搬送台車1の上側には、走行方向に並列する2列の同一巾のコンベヤユニット8,9が並設されている。各コンベヤユニット8,9は、搬送台車1の走行方向に対して直角の左右水平方向に被搬送物を、同一支持レベルで支持して搬送するもので、左右一対のコンベヤチエン10a,10b及びコンベヤチエン20a,20bを備えている。左右対をなすコンベヤチエン10a,10b及びコンベヤチエン20a,20bは、搬送台車1上に互いに平行に取り付けられた長尺ケーシング11a,11b及びケーシング21a,21bの長さ方向の両端内部(搬送台車1の左右両側辺に隣接する位置)に軸支された歯輪12a,12b間と歯輪13a,13b間、及び歯輪22a,22b間と歯輪23a,23b間に掛張されたもので、左右の同一側にある各2つの歯輪12a,13a及び歯輪22a,23aは、伝動軸14,24を介してモーター15,25に連動連結され、このモーター15,25を稼働させることにより、コンベヤチエン10a,10b及びコンベヤチエン20a,20bによって支持される被搬送物を左右何れ側へも搬送することが出来る。
尚、コンベヤチエン10a,10b及びコンベヤチエン20a,20bは、図7に示すように、被搬送物を支持する上側搬送経路部が、ケーシング11a,11b及びケーシング21a,21bの上側に敷設されたチエンガイドレール上を移動し、下側戻り経路部が、ケーシング11a,11b内及びケーシング21a,21b内を移動するように構成されている。
各コンベヤユニット8,9の左右両側には、これらコンベヤユニット8,9が搬送する被搬送物を挟むようにして案内するガイドレール16a,16b、及びガイドレール26a,26bが並設されている。これら4つのガイドレール16a〜26bの内、互いに隣接する内側のガイドレール16b,26aは後述するように互いに一体化されて中間ガイドレール17を構成しており、外側のガイドレール16a,26bは、内側に隣接する各ケーシング11a,21bに、搬送する被搬送物を案内出来る作用高さで、ブラケット18,27を介して取り付けられている。又、片側のコンベヤユニット9の内側のケーシング21a(コンベヤチエン20a)と外側のケーシング21b(コンベヤチエン20b)との間には、内側のケーシング21aに近い位置で、補助ガイドレール19が配設されている。
以下、前記中間ガイドレール17と補助ガイドレール19に関連する構成について、図6〜図9に基づいて説明すると、中間ガイドレール17を構成する一方のガイドレール26aは、このガイドレール26aと平行な長尺の主支持板28の上端部に取り付けられ、他方のガイドレール16bは、このガイドレール16bと平行な長尺の副支持板29の上端部に取り付けられ、主支持板28の上半部に副支持板29が取り付けられることにより、両ガイドレール16b,26aが互いに並列する状態で一体化されている。そして、主支持板28の長さ方向の両端部に、搬送台車1上に立設された昇降ガイドレール30a,30bに昇降自在に嵌合するスライドブロック31a,31bが取り付けられることにより、中間ガイドレール17が垂直昇降自在に支持されている。32a,32bは、昇降ガイドレール30a,30bを支持するブラケットであって、搬送台車1上に立設されている。
補助ガイドレール19は、この補助ガイドレール19と平行な長尺の支持板33の上端部に取り付けられ、この支持板33の長さ方向の両端部に、搬送台車1上に立設された昇降ガイドレール34a,34bに昇降自在に嵌合するスライドブロック35a,35bが取り付けられることにより、この補助ガイドレール19が垂直昇降自在に支持されている。36a,36bは、昇降ガイドレール34a,34bを支持するブラケットであって、搬送台車1上に立設されている。
中間ガイドレール17と補助ガイドレール19には、連動駆動手段37が併設されている。この連動駆動手段37は、これらガイドレール17,19間で、これらガイドレール17,19の長さ方向の2か所に配設された2つの連動手段38a,38bと、補助ガイドレール19の長さ方向の中央位置に隣接する1つの昇降駆動用アクチュエーター39とで構成されている。2つの連動手段38a,38bは互いに同一構造のものであって、それぞれ、中間ガイドレール17と補助ガイドレール19との間に位置するケーシング21aの下側に水平支軸40によって上下シーソー運動自在に軸支された連動用可動体41と、この連動用可動体41の一端と中間ガイドレール17の主支持板28とを連結する垂直向きのリンク42、及び連動用可動体41の他端と補助ガイドレール19の支持板33とを連結する垂直向きのリンク43から構成されている。前記水平支軸40は、各ガイドレール17,19の長さ方向と平行な向きにあって、両リンク42,43の下端と連動用可動体41の両端とを連結する連結支軸42b,43bとの間の距離は互いに等しい。又、両リンク42,43の上端を主支持板28及び支持板33に連結する連結支軸42a,43aと、下端の連結支軸42b,43bとの間の長さは、互いに等しい。この構成によれば、中間ガイドレール17と補助ガイドレール19は、その一方が下降すると他方が上昇するように、互いに逆方向に連動昇降し、その昇降距離は互いに等しい。
昇降駆動用アクチュエーター39は、中間ガイドレール17と補助ガイドレール19との間に位置するケーシング21aの、補助ガイドレール19のある側の側面に取り付けられた、流体圧シリンダーユニット、スクリューシリンダーユニットなどから成り、その上端から上向きに突出する昇降ロッド39aが、補助ガイドレール19の支持板33に連結されている。以上のように構成された連動駆動手段37によれば、1つの昇降駆動用アクチュエーター39を稼働させて、図7に実線で示すように、一方の中間ガイドレール17を上昇限高さまで上昇させると、他方の補助ガイドレール19が同一距離だけ下降して下降限高さに到達し、反対に、図7に仮想線で示すように、一方の中間ガイドレール17を下降限高さまで下降させると、他方の補助ガイドレール19が同一距離だけ上昇して上昇限高さに到達することになる。上昇限高さにある中間ガイドレール17又は補助ガイドレール19は、コンベヤユニット8,9におけるコンベヤチエン10a〜20bの被搬送物支持レベルLよりも上方の作用高さに位置し、反対に、下降限高さにある中間ガイドレール17又は補助ガイドレール19は、前記被搬送物支持レベルLよりも下方の退避高さに位置する。
以上のように構成された本発明の台車式搬送装置は、図1仮想線及び図3に示すように、前後2つのコンベヤユニット8,9の両側のガイドレール16a,16b間とガイドレール26a,26b間の間隔より少し巾の狭い小巾被搬送物SWと、図4及び図5に示すように、コンベヤユニット8の外側のガイドレール16aと補助ガイドレール19との間の間隔より少し巾の狭い大巾被搬送物LWの何れかを取り扱うことが出来る。
搬送台車1の走行経路脇には、図1に仮想線で示すように、定位置に停止した搬送台車1上の2つのコンベヤユニット8,9に同一レベルで接続する小巾被搬送物移載用コンベヤ44,45が並設された小巾被搬送物移載ステーションと、図4に仮想線で示すように、定位置に停止した搬送台車1上のガイドレール16aと補助ガイドレール19との間の大巾被搬送物積み下ろし用コンベヤ経路部に同一レベルで接続する大巾被搬送物移載用コンベヤ46が配設された大巾被搬送物移載ステーションが設定されている。図では、搬送台車1の各被搬送物移載ステーションの左右両側に、小巾被搬送物移載用コンベヤ44,45又は大巾被搬送物移載用コンベヤ46が配設された例を示しているが、各被搬送物移載ステーションの左右何れか片側にのみ、小巾被搬送物移載用コンベヤ44,45又は大巾被搬送物移載用コンベヤ46を配設することも可能である。更に、場合によっては、小巾被搬送物移載用コンベヤ44,45は、その両方ではなく、何れか片側のみを配設することも可能である。
搬送台車1によって小巾被搬送物SWを搬送するときは、前以て、連動駆動手段37の昇降駆動用アクチュエーター39を作動させて、補助ガイドレール19を作用高さから退避高さに切り換えると共に、中間ガイドレール17を退避高さから作用高さに切り換える。この搬送台車1を、搬送対象の小巾被搬送物SWが待機する小巾被搬送物移載ステーションまで走行させ、定位置に停止させる。この状態で、2つのコンベヤユニット8,9のモーター15,25を稼働させて、コンベヤチエン10a,10b及びコンベヤチエン20a,20bを、小巾被搬送物移載用コンベヤ44,45から送り込まれる小巾被搬送物SWを引き込む方向に回転駆動させる。この後、小巾被搬送物移載用コンベヤ44,45を作動させて、それぞれ小巾被搬送物SWを搬送台車1の方へ送り出せば、各小巾被搬送物SWは、搬送台車1上のコンベヤユニット8,9に引き継がれ、この搬送台車1上に送り込まれる。このとき、各コンベヤユニット8,9上で搬送される小巾被搬送物SWは、その両側をガイドレール16a,16b及びガイドレール26a,26bによって確実に案内され、安全且つ円滑に搬送される。小巾被搬送物SWが、図1の仮想線で示すように、搬送台車1上の左右横巾の中央位置まで搬送されたところで、コンベヤユニット8,9の駆動を停止し、搬送台車1を、この小巾被搬送物SWの搬送先まで走行させることになる。
搬送台車1によって大巾被搬送物LWを搬送するときは、前以て、連動駆動手段37の昇降駆動用アクチュエーター39を作動させて、補助ガイドレール19を退避高さから作用高さに切り換えると同時に中間ガイドレール17を作用高さから退避高さに切り換える。この搬送台車1を、搬送対象の大巾被搬送物LWが待機する大巾被搬送物移載ステーションまで走行させ、定位置に停止させる。この状態で、2つのコンベヤユニット8,9のモーター15,25を稼働させて、コンベヤチエン10a,10b及びコンベヤチエン20a,20bを、大巾被搬送物移載用コンベヤ46から送り込まれる大巾被搬送物LWを引き込む方向に回転駆動させる。この後、大巾被搬送物移載用コンベヤ46を作動させて、大巾被搬送物LWを搬送台車1の方へ送り出せば、当該大巾被搬送物LWは、搬送台車1上のコンベヤユニット8,9に引き継がれ、この搬送台車1上に送り込まれる。このとき、両コンベヤユニット8,9上に跨った状態で搬送される大巾被搬送物LWは、その両側を、何れも作用高さにあるガイドレール16aと補助ガイドレール19によって案内されると共に、3列のコンベヤチエン10a,10b,20aによって支持された状態で、安全且つ円滑に搬送される。大巾被搬送物LWが、図4に示すように、搬送台車1上の左右横巾の中央位置まで搬送されたところで、コンベヤユニット8,9の駆動を停止し、搬送台車1を、この大巾被搬送物LWの搬送先まで走行させることになる。
搬送先での小巾被搬送物SW又は大巾被搬送物LWの降ろし作業は、搬送台車1を被搬送物降ろし作業対象の小巾被搬送物移載用コンベヤ44,45又は大巾被搬送物移載用コンベヤ46に接続する定位置まで走行させて停止させた後、コンベヤユニット8,9を被搬送物の降ろし方向に回転駆動させれば良い。
尚、各コンベヤユニット8,9が、左右一対のコンベヤチエン10a,10b及びコンベヤチエン20a,20bを備えたチエンコンベヤ形式のものを示したが、前記各コンベヤチエンに代えて、コンベヤベルトを備えたベルトコンベヤ形式のものや、前記各コンベヤチエンに代えて、コンベヤローラー列を備えたローラーコンベヤ形式のものなど、各種のコンベヤユニットが利用出来る。又、1つの昇降駆動用アクチュエーター39で補助ガイドレール19を直接昇降駆動させるように構成したが、昇降駆動用アクチュエーターを連動用可動体41に連結して、この連動用可動体41を上下方向にシーソー運動させるように構成しても良い。或いは、ロータリーアクチュエーターにより水平支軸40を正逆回転駆動させることにより、連動用可動体41を上下方向にシーソー運動させるように構成することも可能である。
本発明の台車式搬送装置は、小巾被搬送物は、2つ単位で効率良く搬送することが出来、前記小巾被搬送物の巾の2倍よりも狭い大巾被搬送物は、1つだけであるが、小巾被搬送物と同様に、その両側をガイドレールで案内する状態で安全に搬送することが出来る、コンパクトな搬送装置として活用出来る。
1 搬送台車
2 主ガイドレール
3 副ガイドレール
8,9 コンベヤユニット
10a,10b,20a,20b コンベヤチエン
11a,11b,21a,21b ケーシング
12a〜13b,22a〜23b 歯輪
14,24 伝動軸
15,25 モーター
16a,16b,26a,26b ガイドレール
17 中間ガイドレール
19 補助ガイドレール
28,29,33 支持板
30a,30b,34a,34b 昇降ガイドレール
31a,31b,35a,35b スライドブロック
37 連動駆動手段
38a,38b 連動手段
39 昇降駆動用アクチュエーター
40,42a〜43b 支軸
41 連動用可動体
42,43 リンク
44,45 小巾被搬送物移載用コンベヤ
46 大巾被搬送物移載用コンベヤ

Claims (4)

  1. 走行経路上を走行する搬送台車上に、台車走行方向と直交する横方向に被搬送物を搬送する被搬送物積み下ろし用コンベヤが設けられ、この被搬送物積み下ろし用コンベヤとして、それぞれ小巾被搬送物を搬送する2つのコンベヤユニットが、同一支持レベルで台車走行方向に並設され、各コンベヤユニットには、小巾被搬送物の搬送経路を規制する左右一対のガイドレールが併設されている台車式搬送装置において、少なくとも片側のコンベヤユニットの搬送経路の巾方向中間位置に補助ガイドレールを設け、この補助ガイドレールと、前記2つのコンベヤユニット間に位置する中間ガイドレールを、それぞれ前記支持レベルよりも高い作用高さと前記支持レベルよりも低い退避高さとの間で昇降自在に構成すると共に、前記補助ガイドレールと前記中間ガイドレールを択一的に前記作用高さに切り換えるために、前記補助ガイドレールと前記中間ガイドレールを互いに逆方向に昇降運動するように連動させる連動駆動手段が設けられている、台車式搬送装置。
  2. 前記2つのコンベヤユニットの内、少なくとも前記補助ガイドレールを備えている側のコンベヤユニットは、その被搬送物を支持して搬送するコンベヤ手段が、平面視において前記補助ガイドレールの左右両側に配設されている、請求項1に記載の台車式搬送装置。
  3. 前記連動駆動手段は、平面視において前記中間ガイドレールと前記補助ガイドレールとの間の中央に配置された支軸の周りに上下シーソー運動自在に軸支された連動用可動体を備え、この連動用可動体の両端に前記中間ガイドレールと前記補助ガイドレールが連動連結されている、請求項1又は2に記載の台車式搬送装置。
  4. 前記連動駆動手段は、前記中間ガイドレールと前記補助ガイドレールの内、何れか一方のガイドレールに直接連結されて、当該一方のガイドレールを前記作用高さと退避高さとの間で昇降させる昇降駆動用アクチュエーターを備えている、請求項3に記載の台車式搬送装置。
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