JP4258843B2 - 埋込形照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、天井に穿けられた埋め込み孔に取り付けて使用する概略円筒状の埋込形照明器具において、例えば高圧放電ランプ等の光源(以下単に「ランプ」という)の交換時の作業性を改善した埋込形照明器具に関する。
従来の埋込形照明器具、特にダウンライトで、天井裏にてランプ交換するタイプのものは、器具本体にランプのソケットホルダーがローレットねじ等により取り付けられていて、天井裏でそのローレットねじを緩めてソケットホルダーを取り外し、ランプ交換を行なう方式のものが一般的であった。
図11は、そのようなダウンライトの一例を示す概略斜視図である。図11に示す器具の場合、器具本体101の上部のソケットホルダー102は、ローレットねじ103によって本体101に固定されている。ソケットホルダー102を取り外す時は、ローレットねじ103を緩めた後、ローレットねじ103が取付孔104部に到達する位置まで器具の主軸の回りにソケットホルダー102を回動させ、次いで上方に引き抜く。(従来例1)
しかし、上記従来例1のように、天井裏でランプ交換するタイプのダウンライトでソケットホルダーをローレットねじにより取り付ける方式では、一つの建物にダウンライトが多数取り付けられている場合、ランプ交換時に個々のダウンライトについてローレットねじを締めたり緩めたりの行為を多数回繰り返す必要があり、ランプ交換作業が長時間に及ぶという問題があった。
ローレットねじによって器具本体にソケットホルダーを固定する態様を有する照明器具は、例えば特許文献1に開示されている。
また別のダウンライトでは、器具本体に板バネ等の回動抑止部材を組み込んで、ソケットホルダーを反時計回りに回動させてこれに係合させ器具本体に嵌合させる回転ロック方式の固定方法を取るタイプのものがあり、これによって上記従来例1よりもランプ交換を短時間に行なうことができる。(従来例2)
しかし、これら従来例2の器具においては、ソケットホルダーの取り付け時に、例えばソケットホルダーを必要以上に回動させ過ぎる等、何らかの事情でソケットホルダーが器具本体との嵌合位置に戻った場合、ソケットホルダーが器具本体から脱離するという事態を招く。この点が回転ロック方式の欠点であった。
また、これら従来例2の器具においては、天井裏において器具上部からソケットホルダーを取り外すことによりランプ交換を行なう場合には問題がないが、器具下面開口部側からランプのみを取り外してランプ交換する場合には適していないという側面もあった。すなわち、器具下面開口部側からのランプの取り付け時にランプをソケットに固く(時計回りに)締め込んだ場合、ランプの締め込みと一緒にソケットホルダーが回動する状態に陥れば、ソケットホルダーが器具本体との嵌合位置に戻ることも起こり得るので、上述と同様の事態を招く恐れがある。
ソケットホルダーの付け外しに関して従来例2に類似の態様を有する照明器具は、例えば特許文献2に開示されている。
特開平9−45124号公報 特開2004−6398号公報
本発明が解決しようとする技術的課題は、天井に穿けられた埋め込み孔に取り付けて固定する概略円筒状の埋込形照明器具において、天井裏からだけでなく器具の開口部側からも安全かつ確実にランプ交換できる措置が講じられた埋込形照明器具を提供することである。
請求項1に係る発明は、天井に穿けられた埋め込み孔の取り付け面に当接させて固定するための外鍔を下端に有する概略円筒状の取付け枠と、器具の主軸に関して概略回転対称の形状を有し前記取付け枠の上に次の順に載置固定される、反射鏡、前記反射鏡を保持する反射鏡ホルダー、及び内側にソケットと光源を保持するソケットホルダーと、から成り、前記ソケットホルダーは板バネを用いた回転ロック方式により前記反射鏡ホルダーに固定される埋込形照明器具において、
前記ソケットホルダーはその外面に、前記反射鏡ホルダーと嵌合するための放射状に突き出した複数の垂直フィンと、前記垂直フィンの直上に配設された外鍔とを有し、前記反射鏡ホルダーは、その内周に沿って内向きに突き出して配設された凸状レールを有し、前記凸状レールは、前記反射鏡ホルダーへの前記ソケットホルダーの付け外し時に複数の前記垂直フィンの各々と交差する箇所に、前記垂直フィンの1片が通過可能な広さの切り欠きを有し、前記垂直フィンは、前記ソケットホルダーをその外面の前記外鍔を足にして前記凸状レール上を滑走させながら前記反射鏡ホルダーの主軸を軸にして回動させる時に前記凸状レールが交差する箇所に、前記凸状レールが通過可能な広さの切り欠きを有し、
前記反射鏡ホルダーの内側に突出して付設された当り止めが、前記ソケットホルダーの取り付け時に、前記凸状レールの切り欠き位置で前記反射鏡ホルダーに嵌合させた前記ソケットホルダーを器具上部から反時計回りに回動させる時、前記垂直フィンが前記凸状レールの次の切り欠き位置に至る前に当接可能な箇所に配設され、
水平方向に“くの字”形に屈曲した板バネが、前記反射鏡ホルダーの前記凸状レールの下側で、前記凸状レールの切り欠きの直下と、器具上部から見て該切り欠きの反時計回りに左隣の前記当り止めとの間に位置してなり、かつ前記ソケットホルダーの外面の前記垂直フィンが前記反射鏡ホルダーの主軸を軸にした前記ソケットホルダーの回動時に当接可能な箇所において、前記反射鏡ホルダーの内側に張り出して付設されていることを特徴とする埋込形照明器具である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記反射鏡ホルダーの前記板バネは複数あり、それらはいずれも前記凸状レールの下側で前記当り止めから同じ距離に位置してなり、前記ソケットホルダーの外面の複数の前記垂直フィンのうち少なくとも2つが前記反射鏡ホルダーの主軸を軸にした前記ソケットホルダーの回動時に同時に当接可能な箇所に、それぞれ配設されていることを特徴とする埋込形照明器具である。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記反射鏡ホルダーの前記凸状レールはその下面に、前記ソケットホルダーの前記垂直フィンが前記当り止めに当接した場所で該ソケットホルダーを上方に移動させた時、複数の前記垂直フィンの各々の上端縁が当接する箇所に位置してなる、前記各垂直フィンの上端部の嵌め込みが可能な大きさの下向きの凹溝を有することを特徴とする埋込形照明器具である。
請求項1に係る発明においては、凸状レールが反射鏡ホルダーの内周に沿って内向きに突き出して配設され、当り止めが反射鏡ホルダーの内面の、ソケットホルダーの外面の垂直フィンと当接可能な位置に内側に突出して配設され、水平方向に“くの字”形に屈曲した板バネが前記凸状レールの下側の反射鏡ホルダーの内面で、凸状レールの切り欠きの直下と、器具上部から見てその切り欠きの反時計回りに左隣の前記当り止めとの間の位置に、前記反射鏡ホルダーの内側に張り出して付設されているので、ソケットホルダーを器具上部から取り付ける際に、ソケットホルダーの外面の複数の垂直フィンの直上の外鍔を足にして前記凸状レール上を滑らせるようにして器具上部から見て反時計回りに回動させる時、この垂直フィンの1つが前記板バネを乗り越えた後、前記当り止めに突き当たるとそれ以上はソケットホルダーを回動させることができず、この垂直フィンの1つが前記板バネと前記当り止めとに挟まれた範囲内に位置するようにソケットホルダーの位置が固定されるため、ソケットホルダーの垂直フィンが凸状レールの次の切り欠き位置(反射鏡ホルダーへの嵌め込み位置)に到達してソケットホルダーが反射鏡ホルダー(器具本体)から脱離するのを防ぐことができる。
また、請求項1に係る発明においては、上記の通り、反射鏡ホルダーの凸状レールの下側の内面に当り止めを有するので、器具開口部側からのランプ交換の時、作業者がランプの締め込み不足を心配して必要以上にランプを締め込んだ際、ランプより重いソケットホルダーをランプによって無理に回動させる形になって、ランプが破損するという事態が生じるのを防ぐことができる。
請求項2に係る発明においては、前記反射鏡ホルダー内面の前記板バネは複数あり、それらはいずれも、前記ソケットホルダーの外面の複数の前記垂直フィンのうち少なくとも2つが反射鏡ホルダーの主軸を軸にした前記ソケットホルダーの回転時に同時に当接可能な箇所に、それぞれ配設されているので、ランプ取り外し時に、ソケットホルダーに何らかの回転力が加わりソケットホルダーの外面の前記垂直フィンが前記板バネを乗り越え前記凸状レールの切り欠き位置に到達する(すなわちソケットホルダーが反射鏡ホルダーから外れる)よりも先に、ランプがソケットから外れるようにすることができる。そこで、器具開口部側からのランプ取り外し操作に伴って誤ってソケットホルダーが反射鏡ホルダー(器具本体)から脱離するのを防ぐことができる。
請求項3に係る発明においては、反射鏡ホルダーの前記凸状レールは、その下面に、前記ソケットホルダーの前記垂直フィンが前記当り止めに当接した場所で該ソケットホルダーを上方に移動させた時、複数の前記垂直フィンの各々の上端縁が当接する箇所に位置してなる、前記各垂直フィンの上端部が嵌め込み可能な大きさの下向きの凹溝を有するので、器具下面開口部側からのランプ交換の際のランプ取り付け時に、ランプを締め付け過ぎることによりランプによってソケットホルダーごと回す状態になっても、回動時に上向きの力が加わることによって前記垂直フィンが前記凹溝に捕捉され、ソケットホルダーがそれ以上回動するのを阻止する。そこで、ソケットホルダーが反射鏡ホルダー(器具本体)から脱離する可能性をなくすことができる。
本発明に係る埋込形照明器具の最良の実施形態は、天井に穿けられた埋め込み孔の取り付け面に当接させて固定するための外鍔を下端に有する概略円筒状の取付け枠と、器具の主軸に関して概略回転対称の形状を有し前記取付け枠の上に次の順に載置固定される、反射鏡、前記反射鏡を保持する反射鏡ホルダー、及び内側にソケットと例えば高圧放電ランプ等の光源(ランプ)を保持するソケットホルダーと、から成り、前記ソケットホルダーは板バネを用いた回転ロック方式により前記反射鏡ホルダーに固定される埋込形照明器具において、
前記ソケットホルダーはその外面に、前記反射鏡ホルダーと嵌合するための放射状に突き出した複数の垂直フィン(以下「嵌合垂直フィン」という)と、前記嵌合垂直フィンの直上に配設された外鍔とを有し、前記反射鏡ホルダーは、その内周に沿って内向きに突き出して配設された凸状レールを有し、前記凸状レールは、前記反射鏡ホルダーへの前記ソケットホルダーの付け外し時に複数の前記嵌合垂直フィンの各々と交差する箇所に、前記嵌合垂直フィンの1片が通過可能な広さの切り欠きを有し、前記嵌合垂直フィンは、前記ソケットホルダーをその外面の前記外鍔を足にして前記凸状レール上を滑走させながら前記反射鏡ホルダーの主軸を軸にして回動させる時に前記凸状レールが交差する箇所に、前記凸状レールが通過可能な広さの切り欠きを有し、
前記反射鏡ホルダーの内側に突出して付設された当り止めが、前記ソケットホルダーの取り付け時に、前記凸状レールの切り欠き位置で前記反射鏡ホルダーに嵌合させた前記ソケットホルダーを器具上部から反時計回りに回動させる時、前記嵌合垂直フィンが前記凸状レールの次の切り欠き位置に至る前に当接可能な箇所に配設され、
かつ前記反射鏡ホルダーの前記凸状レールの下側で、前記凸状レールの切り欠きの直下と、器具上部から見て該切り欠きの反時計回りに左隣の前記当り止めとの間に位置で前記反射鏡ホルダーの内側に張り出して付設される、水平方向に“くの字”形に屈曲した板バネ(以下「回動抑止板バネ」という)が、複数あり、それらはいずれも前記当り止めから同じ距離に位置してなり、前記ソケットホルダーの外面の複数の前記嵌合垂直フィンのうち少なくとも2つが前記反射鏡ホルダーの主軸を軸にした前記ソケットホルダーの回動時に同時に当接可能な箇所にそれぞれ付設され、
なおかつ前記反射鏡ホルダーの前記凸状レールの下面に、前記ソケットホルダーの前記嵌合垂直フィンが前記当り止めに当接した場所で該ソケットホルダーを上方へ移動させた時、複数の前記嵌合垂直フィンの各々の上端縁が当接する箇所に位置してなる、前記各嵌合垂直フィンの上端部の嵌め込みが可能な大きさの下向きの凹溝(以下「誤回動防止溝」という)を具備する構成のものである。
実施例に基づいて本発明の作用・効果を詳しく説明する。図1は、本発明の一例の埋込形照明器具全体を示す概略斜視図である。また、図2は、図1に示す器具のうちソケットホルダー1のみを示した概略斜視図であり、図10は、図2に示すソケットホルダー1の内側の様子を描いた概略斜視図である。図7は、反射鏡ホルダーのみを示した一部切り欠き概略斜視図である。
本発明の埋込形照明器具は図1に示すように、主として、いずれも概略円筒状の、反射鏡3、反射鏡ホルダー2及びソケットホルダー1と、これら3つの部材をこの順序で上に載置して支持する概略円筒状の取付け枠4と、反射鏡ホルダー2を取付け枠4に固定するアングル5とから構成される。
ソケットホルダー1は、金属製、例えばアルミダイカスト製であり、その内側にランプソケット6、例えばE口金ソケットを備え(図10参照)、例えばメタルハライドランプ等の高圧放電ランプを保持する。
またソケットホルダー1は図2に示すように、その外面に、反射鏡ホルダー2に当接して支持される外鍔11と、その下方に、外側に放射状に突き出した8片の垂直フィン12とを有しており、これらはすべて金属製、例えばアルミダイカスト製で、ソケットホルダー1の筒状体に一体的に成形されている。なお、本発明で「垂直フィン」とは、ソケットホルダーの外周に垂直方向に延在して付設されたフィンをいう。
反射鏡ホルダー2は、図7に示すように、その内面の内周上に、内径が使用するランプの外径よりも十分に大きい凸状レール21と、この凸状レール21の所定位置に設けた切り欠き22と、この凸状レール21の直下の所定位置に設けた当り止め23と、さらに凸状レール21の下面の所定位置に設けた誤回動防止溝24とを有している。そして、これらは全体が同一材質、例えばアルミダイカスト製で、一体的に形成されてなる。またこの凸状レール21の直下の所定位置には水平方向に“くの字”形に屈曲し内側に張り出して付設された、金属製、例えばステンレス製の回動抑止板バネ25が、例えばねじ等で固定され配備されている。なお、当り止め23は、本実施例の器具では図7に示すように、反射鏡ホルダー2の内側の隣り合う他の突出構成部材26と一体的に形成されているが、これは反射鏡ホルダー2の製造の都合上そうなっているのであって、本発明ではこうした態様に限定される訳でないことは勿論である。
図8は、ソケットホルダー1と反射鏡ホルダー2をそれぞれ下方から見た概略平面図を、並べて示したもので、回動抑止板バネ25等、一部の構成部材はやや誇張して描いてある。図9は、図8の平面図を一部改変したもので、特に反射鏡ホルダー2の構造及び付属部材の配置が明確に分かるように、構造の一部及び該当する付属部材を記号的に描いてある。図8、図9いずれにおいても、左側のソケットホルダー1の図を右側に平行移動させ、器具の主軸10が一致するように反射鏡ホルダー2の図と重ね合わせると、ソケットホルダー1の嵌合垂直フィン12Aが反射鏡ホルダー2の切り欠き22に嵌合させる時の位置関係に対応する。
図8(図9)に示されているように、ソケットホルダー1の8片の垂直フィン12のうち6片は、反射鏡ホルダー2との嵌合に関与する嵌合垂直フィン12Aである。残りの2片は、その径方向の長さを反射鏡ホルダー2の内側の凸状レール21の内径より幾分小さく構成してあるため反射鏡ホルダー2との嵌合には関与せず、また嵌合垂直フィン12Aと比べてもその径方向の長さが少し短くなっている。また、図2に示されているように、6片の嵌合垂直フィン12Aのいずれにもその上端部に、ソケットホルダーの回動時に凸状レール21との衝突を避けると共に凸状レール21下面の誤回動防止溝24に嵌合するための切り欠き13を設けてある。
図8(図9)ではまた、反射鏡ホルダー2の構造と付属部材の配置及び総数が明確に示されている。すなわち、反射鏡ホルダー2の内面の凸状レール21には、ソケットホルダー1の外面の6個の嵌合垂直フィン12Aがそれぞれ通過するのに十分な大きさの切り欠き22がそれぞれ対応する位置に6個設けてある。この切り欠き22の位置がソケットホルダー1の反射鏡ホルダー2への嵌合位置になる。また、当り止め23と誤回動防止溝24は共に嵌合垂直フィン12Aに対応する位置に6個設けてあり、回動抑止板バネ25は180°離れた2つの嵌合垂直フィン12Aが同時に当接可能な位置である2箇所に対向して付設されている。
上記実施例の器具では、ソケットホルダー1の外面の8片の垂直フィンの隣合う垂直フィンとの角度は互いに等しくない例を挙げたが、本発明ではこれに限定されるものではなく、垂直フィンがソケットホルダー1の外面に等角度で配設されていてもよい。また、垂直フィンの総数に関しても、8片に限定されるものではなく、本発明では、ソケットホルダーの嵌合に関与する嵌合垂直フィンが少なくとも2片以上設けてあればよい。
また、回動抑止板バネの総数については、上記実施例の2体に限定されることはなく、本発明では、嵌合垂直フィンが当接可能な位置に嵌合垂直フィンの数を超えない範囲で少なくとも1体配設されていればよい。しかし、ソケットホルダーの保持の確実さのためには2体以上配設されているのが望ましい。
取付け枠4は、天井に穿けられた埋め込み孔の取り付け面に当接させるための外鍔41を下端に備え、その埋め込み孔を側面から押え付けて自らを固定する固定バネ42を側面に配備している。なお、取付け枠4は、図1では明確になっていないが、例えば外枠と内枠からなる二重構造を有し、内枠が外枠に嵌合し固定される形態のものでもよい。
本発明の埋込形照明器具においては、器具の上側、下側(開口部側)のいずれの側からもランプ交換を行なうことができる。すなわち、器具の下側からのランプ交換は下面開口部から直接ランプをソケットに対して取り付け・取り外しを行なえばよいが、器具上側からのランプ交換は、ランプを取り付けた状態のソケットホルダーを反射鏡ホルダーの上側から取り付け・取り外しすることによって行なう。前者の付け外し方法は、高天井に器具が取り付けられている場合によく用いられる。
ここで、ソケットホルダーの回転ロック機構について説明する。ランプを器具に取り付けるには、まずソケットホルダー1の外面の6個の嵌合垂直フィン12Aをそれぞれ、凸状レール21の対応する切り欠き位置に合わせて、天井裏で反射鏡ホルダー2の器具上側から、予めランプを取り付けてあるソケットホルダー1を挿入すると、各嵌合垂直フィン12Aが切り欠き22を通過し嵌合垂直フィン12Aの直上にある外鍔11が凸状レール21の上面に乗る形になる。各嵌合垂直フィン12Aは、この状態でソケットホルダー1を凸状レール21の上で回動させるのに支障のないよう、その上端部の凸状レール21が交差する位置に凸状レール21の断面よりも少し大きい切り欠き13を有し、凸状レール21を避けている。
この状態でソケットホルダー1を器具上側から見て反時計回りに(器具下面開口部側から見て時計回りに)回動させると、ソケットホルダー1の嵌合垂直フィン12Aのうちの2片がそれぞれ、反射鏡ホルダー2の内面の2箇所に水平に取り付けられた“くの字”形の回動抑止板バネ25に同時に接触する。この接触の直前の様子を、ソケットホルダー1と反射鏡ホルダー2の部分だけを取り出して斜め下方から模式的に示したのが図5であり、また、図5で反射鏡ホルダー2の内面の凸状レール21の下側の回動抑止板バネ25の近傍を嵌合垂直フィン12Aの位置が分かるように部分的に拡大して示したものが図6である。
さらにソケットホルダー1の回動を続けると、この板バネ25は嵌合垂直フィン12Aに押されて曲がり、フィン12Aが板バネ25を乗り越えてから元の形に戻る。さらにまた回動を続行すると、フィン12Aは凸状レール21の下側に内側に突き出して設けた当り止め23に突き当たり、そこで回動が制止される。こうして、ソケットホルダー1が反射鏡ホルダー2にロックされる。この時の様子を、ソケットホルダー1と反射鏡ホルダー2の部分だけを取り出して斜め下方から模式的に示したのが図3であり、また、図3で反射鏡ホルダー2の内面の回動抑止板バネ25と当り止め23の近傍を嵌合垂直フィン12Aの位置が分かるように部分的に拡大して示したものが図4である。図4に示された状態では、誤回動防止溝24が嵌合垂直フィン12Aの上端の切り欠き13の直上に位置している。本発明の器具は通常、この状態で使用される。
なお、回動抑止板バネ25と当り止め23との距離はできるだけ短い方がよく、ソケットホルダー1の回動時に嵌合垂直フィン12Aが“くの字”形の回動抑止板バネ25を乗り越えた直後の位置に当り止め23を設けることが好ましい。回動方向でソケットホルダー1の遊びが小さく、嵌合垂直フィン12Aを回動抑止板バネ25と当り止め23の間で挟み撃ちする形で確実にソケットホルダー1を固定できるからである。(図4参照)
次に、天井裏でのランプ交換作業について説明する。ランプを器具から取り外す場合には、器具上側から見て時計回りにソケットホルダー1を回動させれば、ソケットホルダー1の嵌合垂直フィン12Aが回動抑止板バネ25にぶつかり、回動方向にさらに力を加えることによりフィン12Aが板バネ25を乗り越える。さらに回動を続け、フィン12Aが反射鏡ホルダー2内面の凸状レール21の元の切り欠き位置に戻れば、ソケットホルダー1を上方に引き抜いて反射鏡ホルダー2から外し、ランプを取り外すことができる。
ランプを交換した後は、前述の操作を逆順で実行すればソケットホルダー1は反射鏡ホルダー2に固定され、ランプ交換が完了する。
次に、器具下面開口部側からのランプ交換作業について説明する。構造を器具開口部側からの作業に対応させた点が本発明の特に優れた特徴である。E口金ソケットの場合、ランプを取り付けるには器具開口部側から見て時計回りにランプを回す。この際、もし作業者がランプとソケットとの接触不良を心配して必要以上にランプを時計回りに締め込むと、ソケットホルダーもランプと一緒に時計回りに回動するようになる。
これに対応するため、本発明の器具では、ソケットホルダー1が器具開口部から見て時計回りに回動しようとするとすぐに嵌合垂直フィン12Aが当接するように当り止め23を反射鏡ホルダー2の内面に設けてあるので、それ以上ソケットホルダー1が回動することはない。特に、ソケットホルダー1の回動時に嵌合垂直フィン12Aが“くの字”形の回動抑止板バネ25を乗り越えた直後の位置に当り止め23を設けてある場合は、ソケットホルダーが回転方向にほとんど動くことがなく、最も好ましい。(図4参照)
ランプを取り外す場合はその逆で、E口金ソケットの場合、ランプを器具開口部側から見て反時計回りに回動させる。この際、もしランプがソケットホルダー1に強固に締め込まれていると、ソケットホルダー1がランプと一緒に反時計回りに回動しようとする。
しかし、本発明の器具では、ソケットホルダーが少し回動し始めるとすぐにソケットホルダーの嵌合垂直フィン12Aが回動抑止板バネ25に当接するような形になる。そして、反射鏡ホルダー2の内面に回動抑止板バネ25を複数設置してあるので、ソケットホルダー1のフィン12Aが板バネ25を乗り越えようとする前にランプがソケット6から外れるようになっている。上記実施例では、この板バネ25が2個設けてあり、ソケットホルダーをほとんど回動させることなくランプを外すことができる。こうして、器具開口部からのランプ交換時に誤ってソケットホルダー1が反射鏡ホルダー2(器具本体)から脱離するのを防ぐことができる。
本発明の器具は、ランプ交換機を用いた器具開口部からのランプ交換にも適応している。ダウンライト等の埋込形照明器具において、特に天井の高い場所に設置されている場合はランプ交換機を使用してランプ交換を行なうことがある。この場合、器具開口部からランプを上方に押し上げながら作業を行なうため、この状況に対応した、ソケットホルダー1の回動防止構造を設けてある。すなわち、ランプ交換機を使用したランプ交換でも、複数の上記回動抑止板バネ25の力によってソケットホルダー1の回転運動が抑制されるので、ソケットホルダーが脱離する恐れはほとんどないが、次のような更なる万全策を講じている。
すなわち、ランプ交換機を使用する場合、下方より上方に押しながらランプを回すため、操作時にまずランプ及びソケットホルダーに上向きの力が働く。そこで、ソケットホルダー1が反射鏡ホルダー2とロックされる位置の、凸状レール21下面の各嵌合垂直フィン12Aの上端が嵌合するような位置に設けた6個の誤回動防止溝24によって各嵌合垂直フィン12Aを捕捉し、ソケットホルダー1がそれ以上持ち上がらないようになっている。また各嵌合垂直フィン12Aが誤回動防止溝24に捕捉されているので、器具開口部から見て時計回り・反時計回りいずれの操作に対してもソケットホルダー1が回動することがない。
なお、上記実施例の器具では開口部が開放されており、ランプ交換は開口部側から行なうことができるが、本発明の器具では、必ずしも開口部が開放されている必要はなく、開口部にガラス板等が設けられていて閉鎖されていてもよい。その場合は器具上側からソケットホルダーの付け外しを介してランプ交換を行なえばよく、ソケットホルダーが容易に器具本体から脱離しないという本発明共通の効果がある。
上記実施例では、ソケットホルダーとその外面の垂直フィン、反射鏡ホルダーとその内面の回動抑止板バネ及び当り止めはいずれも金属製であったが、本発明の器具ではこれらの部材は必ずしも金属製である必要はなく、例えば硬質プラスチック等、他の材質で作られていてもよい。しかし、耐熱性、耐久性の観点からは金属製であることが好ましい。
上記実施例ではまた、反射鏡は、図1に示すように、1体の反射鏡から構成されていたが、本発明はこれに限定されることはなく、反射鏡は、例えばいわゆるユニバーサルダウンライトのように、2体の反射鏡から構成され、斜め方向を照射するためにそのうち1体の反射鏡を倒すように回動して使用するタイプの埋込形照明器具であってもよい。
本発明は、天井板に穿けられた埋め込み孔に取り付けて使用する埋込形照明器具、特に高ワットのランプを使用し天井の高い位置に設置されるダウンライトに適用される。
本発明の実施例の埋込形照明器具の外観を示す概略斜視図。 本発明の実施例の埋込形照明器具のソケットホルダー部のみを示す概略斜視図。 ソケットホルダー取付操作時に、ソケットホルダーが固定された状態のソケットホルダーと反射鏡ホルダーの位置関係を示す模式図。 図3の要部拡大図。 ソケットホルダー取付操作時の、ソケットホルダーが固定される前の状態のソケットホルダーと反射鏡ホルダーの位置関係を示す模式図。 図5の要部拡大図。 本発明の実施例の埋込形照明器具の反射鏡ホルダー部のみを示す一部切欠概略斜視図。 本発明の実施例の埋込形照明器具におけるソケットホルダーと反射鏡ホルダーの位置関係と両者それぞれの付帯部材の配置を説明するために、両者をそれぞれ器具下側の方向から見て描いた模式的平面図。 図8に示されたソケットホルダーと反射鏡ホルダーの付帯部材の配置をさらに明確に示すための模式的平面図。 本発明の実施例の埋込形照明器具のソケットホルダー部の内側の様子を示す概略斜視図。 従来例の埋込形照明器具の外観を示す概略斜視図。
符号の説明
1 ソケットホルダー
2 反射鏡ホルダー
3 反射鏡
4 取付け枠
5 アングル
6 ランプソケット
10 主軸(中心軸)
11 外鍔
12 垂直フィン
12A 嵌合垂直フィン
13 切り欠き
21 凸状レール
22 切り欠き
23 当り止め
24 誤回動防止溝
25 回動抑止板バネ
26 突出構成部材
41 外鍔
42 固定バネ
101 器具本体
102 ソケットホルダー
103 ローレットねじ
104 取付孔

Claims (3)

  1. 天井に穿けられた埋め込み孔の取り付け面に当接させて固定するための外鍔を下端に有する概略円筒状の取付け枠と、器具の主軸に関して概略回転対称の形状を有し前記取付け枠の上に次の順に載置固定される、反射鏡、前記反射鏡を保持する反射鏡ホルダー、及び内側にソケットと光源を保持するソケットホルダーと、から成り、前記ソケットホルダーは板バネを用いた回転ロック方式により前記反射鏡ホルダーに固定される埋込形照明器具において、
    前記ソケットホルダーはその外面に、前記反射鏡ホルダーと嵌合するための放射状に突き出した複数の垂直フィンと、前記垂直フィンの直上に配設された外鍔とを有し、前記反射鏡ホルダーは、その内周に沿って内向きに突き出して配設された凸状レールを有し、前記凸状レールは、前記反射鏡ホルダーへの前記ソケットホルダーの付け外し時に複数の前記垂直フィンの各々と交差する箇所に、前記垂直フィンの1片が通過可能な広さの切り欠きを有し、前記垂直フィンは、前記ソケットホルダーをその外面の前記外鍔を足にして前記凸状レール上を滑走させながら前記反射鏡ホルダーの主軸を軸にして回動させる時に前記凸状レールが交差する箇所に、前記凸状レールが通過可能な広さの切り欠きを有し、
    前記反射鏡ホルダーの内側に突出して付設された当り止めが、前記ソケットホルダーの取り付け時に、前記凸状レールの切り欠き位置で前記反射鏡ホルダーに嵌合させた前記ソケットホルダーを器具上部から反時計回りに回動させる時、前記垂直フィンが前記凸状レールの次の切り欠き位置に至る前に当接可能な箇所に配設され、
    水平方向に“くの字”形に屈曲した板バネが、前記反射鏡ホルダーの前記凸状レールの下側で、前記凸状レールの切り欠きの直下と、器具上部から見て該切り欠きの反時計回りに左隣の前記当り止めとの間に位置してなり、かつ前記ソケットホルダーの外面の前記垂直フィンが前記反射鏡ホルダーの主軸を軸にした前記ソケットホルダーの回動時に当接可能な箇所において、前記反射鏡ホルダーの内側に張り出して付設されていることを特徴とする埋込形照明器具。
  2. 前記反射鏡ホルダーの前記板バネは複数あり、それらはいずれも前記凸状レールの下側で前記当り止めから同じ距離に位置してなり、前記ソケットホルダーの外面の複数の前記垂直フィンのうち少なくとも2つが前記反射鏡ホルダーの主軸を軸にした前記ソケットホルダーの回動時に同時に当接可能な箇所に、それぞれ配設されていることを特徴とする請求項1記載の埋込形照明器具。
  3. 前記反射鏡ホルダーの前記凸状レールはその下面に、前記ソケットホルダーの前記垂直フィンが前記当り止めに当接した場所で該ソケットホルダーを上方に移動させた時、複数の前記垂直フィンの各々の上端縁が当接する箇所に位置してなる、前記各垂直フィンの上端部の嵌め込みが可能な大きさの下向きの凹溝を有することを特徴とする請求項1または2記載の埋込形照明器具。


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