JP4235087B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具本体へセードを回し込むことによって着脱する照明器具に関し、該セードの着脱の際に弾性体が弾かれる音(以下、確認音と称する)が生じる照明器具の改良技術に関するものである。
従来、天井直付型の照明器具には、照明器具本体にセードやグローブ等を取り付ける構造として、回転金具式・回転レバー式・バネ式等によるセード等の取付構造が配設されていた。このような取付構造においては、いずれも天井部に照明器具本体を所定位置に固定した後、オペレータによって、該照明器具本体やセード等に配設された金具やレバー等の取付部が操作されて、セード等の着脱が行われるものであった。
汎用されている照明器具の中でも、天井直付型の照明器具は、天井部に固定された照明器具本体にセード等が取り付けたり取り外したりされるため、かかるセードの着脱は簡易な操作によることが好ましい。また、セードの取り付けが不完全であればセードが不意に落下してしまう恐れがあり、セードが完全に取り付けられたことをオペレータに知らせるような構造であれば、着脱作業の確実性を担保することができる。
そこで、かかる観点から、照明器具におけるセードの取付部等にクリック音等の確認音による発音手段を具備させて、セード等の着脱状態を確認するという技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の照明器具においては、セード取付部の構造が、セードに設けられた受け具を支持しながら該取付部に挿入するガイド部を、受け具挿入側より照明器具本体に傾斜するように延出し、該ガイド部の先端に落下防止部を立上げ、該受け具の移動経路であって該受け具に弾かれることによって音を出す音だし部材を、該受け具の係合側に有するものが提案されている。このような構造とすることで、着脱作業の際の不用意なセードの落下を防止しながら、かつ、確認音によってセードの着脱の状態を確認するものである。
また、特許文献2に記載の照明器具においては、照明器具本体に所定間隔をもって配設される複数の取付部が、取付板に固定されるフランジと、このフランジから立ち上がる立上り部と、この立上り部の先端に形成されて取付板の外側に延びて着脱ガイド部材と係合する支持部と、この支持部が着脱ガイド部材の装着開始位置から装着完了位置に至る間の所定位置を通過したことを報知するための弾性体からなる発音体とから一体形成されるものが提案されている。このような構造とすることで、照明器具本体とセード等との間に多少のガタが存在しても、発音体によるクリック音を確実に生じさせるというものである。
特許第3272807号公報 特開2002−33013号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の照明器具のように、従来の音だし部材は、受け具の係合方向に対して単に垂直に配設されるものであったため、かかる音だし部材の形状や、受け具の形状や係合の仕方によって、確認音が出ない場合があった。また、確認音が出ても、垂直に配設された音だし部材では、跳ね返りのストロークが小さいため、確認音が小さかった。
また、上記の取付構造は、照明器具に複数個配設されるものであり、その構造がより簡易で、かつ、適応範囲の広いものであることが好ましい。前記特許文献2に記載の照明器具においては、その取付部の形状に対応したセード等にその使用が限定され、また、形成加工が容易ではなかった。
そこで、本発明は、照明器具に関し、前記従来の課題を解決するもので、簡易な構造によって、セードの着脱時に確実に、かつ、明確に確認音が出るようにして、オペレータに該セードの取付状態を的確に認知させるようにすることを目的とするものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、照明器具本体にセードを一側方から回し込んで着脱する照明器具において、該セードの開口上部の立上り部に内側方向に係合用のリブを複数に突設し、該リブを平面視山状に形成し、該リブに対応して、照明器具本体に取付部を配置し、該取付部に該リブ側面に当接するように弾性片を突出し、該弾性片が、該取付部側の基部と先端部とを結ぶ直線が該リブの脱離方向に傾倒され、該セードの着脱回動の際に、該リブの頂部通過時に確認音を生じさせるものである。
請求項2においては、請求項1において、前記弾性片は、前記基部と先端部との間に屈曲部が設けられ、該屈曲部が、該基部と先端部とを結ぶ直線より係合方向に位置するものである。
請求項3においては、請求項2において、前記弾性片は、前記基部から少なくとも前記屈曲部までが、前記リブの係合方向に対して略垂直となるように突出されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1の構成とすることで、セードを着脱する際の弾性片による確認音を大きくし、照明器具本体への着脱状態を容易に確認することができる。これによって、該セードの着脱作業が容易となり、また、かかる作業の確実性が向上される。また、従来と比べて簡易な構造のリブに構成でき、弾性片も取付部に簡単に配設できるため、同時に、製造コストを抑えることができる。
請求項2の構成とすることで、セードを取り付ける際の確認音を効果的に大きくし、また、その確実性を高めることができる。また、力をかけずに容易にセードを取り外すことができる。
請求項3の構成とすることで、該弾性片における基部の形成加工を容易にし、該弾性片の生産性を向上させ、製作コストを低減させることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る照明器具の全体構成を示す斜視図である。図2はセードの平面図、図3は同じく側面図である。図4は取付部の斜視図、図5は同じく平面図、図6は同じく正面図、図7は同じく側面図、図8は弾性部材の斜視図である。図9は取付部へのリブの係合状態を示す平面図、図10は取付部のリブの係止状態を示す平面図、図11は取付部からリブの脱離状態を示す平面図である。
まず、本実施例に係る照明器具100の全体構成について、以下に説明する。以下、セードの回動方向において、取付部3へのリブ9の係合方向をX方向、離脱方向をY方向とする。なお、本実施例においては、照明器具100として、天井直付型のものについて示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、壁直付型や吊設型のものであってもよい。
図1に示すように、本実施例に係る照明器具100は、該照明器具本体1の下方から略平行となるようにセード2を持ち上げながら当接して、該セード2がX方向に回動されることによって、取付部3にリブ9(図2および図3参照)が係止される。そして、該照明器具本体1への該セード2の取り付けを完了した状態となれば、弾性片18による確認音によってオペレータに知らせるような構成とされている。セード2を照明器具本体1から取り外す場合には、該セード2がY方向に回動されて、該取付部3へのリブ9の係止が解除される。前記照明器具本体1から前記セード2を安全に取り外し可能な状態となれば、確認音によってオペレータに知らせるような構成とされている。
図1に示す照明器具100において、照明器具本体1は、略円板形のボディプレート4の中央に、点灯装置5や複数個のランプ6(本実施例においては3個)が配設されている。該ボディプレート4の周縁部には、下方に曲げられた縁部7が形成され、該縁部7に近接した中心側位置に、複数個の取付部3(本実施例においては3個)が配置されている。
図2および図3に示すように、前記セード2は、円形皿状の上部をすぼめて、内部空間にランプ6を収納できるようにし、上端の開口周縁部に上方を向いた立上り部8が形成されている。該立上り部8の外径は、前記縁部7の内径よりも小さくして嵌合できるようにしている。該立上り部8の内周側には、前記取付部3に係止されるリブ9が、セード2の内部方向に突出して一体に形成されている。該リブ9は、前記取付部3の配設個数と同数で、かつ、該取付部3の配設位置に対応して形成されている。本実施例においては、該リブ9が、前記セード2と一体として形成されるため、部品点数を低減させ、セード2の加工形成が容易となる。ただし、該リブ9が、セード2と別体として形成されてもよく、かかる場合には、該リブ9の破損等による交換が可能となり、取り扱いを向上させることができる。
該リブ9は、平面視山形状に形成され、受け部9aが、前記取付部3へのリブ9の係合方向(X方向)前方部分に形成され、当接部9bが、該受け部9aの後方部分に形成されている。該当接部9bと受け部9aとの間には、頂部9cが形成され、該頂部9c両側の斜辺の側面が、後述する弾性片18と当接可能に成形されている。なお、該リブ9の形状(大きさ)および位置は、取付部3に対応して、セード2が落下しないように、かつ、弾性片18と当接可能とされる。
また、側面視においてリブ9の厚さL(図3)は、受け部9aと当接部9bとで異なるように形成されている。該受け部9aの厚さL1は、該当接部9bの厚さL2よりも小さくなるように形成され(L1<L2)、該リブ9の下面において、当接部9bとの略境界位置で段差部が形成されている。かかる形状とすることによって、該取付部3にリブ9を着脱する時に、係止をスムーズに行うとともに、弾性片18によって確実に確認音が出されるようにしている。詳細は後述する。
次に、前記取付部3の構造について、以下に説明する。
図4乃至図7に示すように、該取付部3は、側面視(断面視)略コ字状となるように、略長形で鉛直方向に配置した基板12から、下片13、係止片14および上片15が水平方向に折曲形成されている。該取付部3はリブ9の係合方向(X方向)に沿って順に、開口部10と係止部11が形成され、該開口部10は、下片13および上片15によって、該係止部11は、係止片14および上片15によって構成されている。
該下片13は、左端部(図6において左方)がガイド部16として下方に傾斜して延出され、該下片13の右端部が、略垂直に延出されている。該下片13の右端(ガイド部16と反対側)は上方に垂直に折り曲げられて、その上端が係止片14よりも低い位置に設定されている。このような形状とすることで、セード2の係合の際に、前記リブ9が該ガイド部16に当接されて該取付部3内へと係合され、該リブ9が下片13上を摺動して該取付部3内へと確実に移動できるようにしている。また、該下片13の摺動方向中途部上には、補強リブ13aが設けられ、強度が担保され、取付部3の補強リブ13aの摺動方向前後両側に固定用ボルトの挿通孔13b・13bが貫設されている。
該係止片14は、入口側の外側が斜めに切断され、かつ、前端部が下方向に滑らかに屈曲されて縁部14aが形成されている。このような形状とすることで、前記リブ9の受け部9aが、引っ掛かりなくスムーズに該係止片14の上面へと係合されるようにしている。また、該係止片14には、取付部3の固定用ボルトの挿通孔14bが貫設されている。
該上片15は、略長形に形成され、前記開口部10と係止部11とにおいて連続されている。該上片15は、補強リブ15aによって強度が担保され、取付部3および後述する弾性部材17の固定用ボルトの貫通孔15b・15b・・・が貫設されている。本実施例にかかる取付部3は、該貫通孔15b・15b・・・を介して、前記照明器具本体1のボディプレート4表面に、照明器具本体1の外側に開口するように、ボルト25・25・・・によってネジ締め固定される(図4参照)。なお、該取付部3は、該照明器具本体1に該ボルト25・25・・・によって螺設されるだけでなく、例えば、かしめ止め等されるようにしてもよい。
本実施例においては、下片13と上片15との上下方向の間隔L3が、係止片14と上片15との上下方向の間隔L4より大きくなるように形成されている(L3>L4)。そして、前記受け部9aの厚さL1が、該間隔L3およびL4よりも小さく、前記当接部9bの厚さL2が、間隔L3より小さくかつ間隔L4よりも大きくなるように形成されている(L3>L2>L4)。このような形状とすることで、前記照明器具本体1にセード2を位置決めして取り付けることができる。すなわち、該受け部9aが開口部10から係止部11にまで係合されると、当接部9bの厚さL2が間隔L4よりも大きいため(L2>L4)、該当接部9bが係止片14の左端部に当接されて、該リブ9が位置固定される。
なお、本実施例にかかる取付部3は、上述のように、必ずしも側面視略コ字状に形成されるものではなく、例えば、前記上片15が前記基板12から、照明器具本体1の内側方向に折曲等されていてもよい。すなわち、該取付部3は、該照明器具本体1に容易であって、確実に配設できる形状であればよく、かかる形状としては、当業者が容易に想到し得るものを含むものである。
次に、弾性部材17の構造について、以下に詳述する。
図4乃至図8に示すように、弾性部材17が、上片15の左端に配設されている。該弾性部材17は、弾性片18と固定片19とが、連設部20を介して略L字状に連設され、全体としてばね性を有する金属材料で一体形成されている。該弾性片18および該固定片19は、該連設部20に対して略垂直に折曲されている(図8参照)。
なお、ばね性を有する金属材料からなる弾性片18のみを別体として、ばね性を有しない固定片19等に配設するようにしてもよい。該取付部3に配設される該弾性部材17は、照明器具本体1に配設される取付部3の全てに配設されても、その内の数個に配設されても、さらに、いずれか一個に配設されてもよい。本実施例においては、該弾性部材17が、照明器具本体1に配設される取付部3の全てに配設されるものとする。
該固定片19の略中央に貫通孔19bが貫設され、該固定片19の前端に下方に折曲された前端部19aが形成されている。該弾性部材17は、該貫通孔19bと前記貫通孔15bとが重なるように、前記上片15の左端に上方から当接され、図示せぬボルト等によってネジ締め固定される。その際に、該上片15の前端に形成された凹部21に該前端部19aが係止され、該弾性部材17の固定位置が容易にズレないようにしている。
該弾性片18は、先端部22が幅広となるように側面視略L字状に形成され、該先端部22は、先端が略U字状に折返し形成され、前記取付部3にリブ9が係合される際に、前記当接部9bと確実にかつ滑らかに当接されるようにしている。該弾性片18は、弾性部材17が取付部3に配設されると、該取付部3の内側面(基板12)から突出するように構成されている。
図5および図6に示すように、本実施例においては、該弾性片18はボディプレート4の略半径方向外側に向かって突出され、平面視において、X方向(もしくは、Y方向)に対する基板12からの略垂線と比べて、該基部23と先端部22とを結ぶ直線が、Y方向に角度θとなるように傾倒されている(以下、取付位置を位置P1とする)。詳細には、図5および図8に示すように、該弾性片18が、先端部22と基部23との間の略中央に屈曲部24を設けて、平面視略「く」字状に、該基部23から垂直に突出して屈曲部24から先端部22をY方向に屈曲して形成されている。
該セード2が着脱される際に、該弾性部材17(弾性片18)は、次のように作用する。すなわち、図9および図10に示すように、照明器具本体1に該セード2を取り付ける場合は、該照明器具本体1に当接させてからセード2をX方向に回動する。このとき、前記ガイド部16が下方に傾斜しているため、リブ9がガイド部16上に容易に乗り上げることができ、前記取付部3内にリブ9が係合される。そして、前記受け部9aが前記開口部10に係合され、該リブ9の係合が進むにつれ、前記当接部9bの側面に前記弾性片18の先端部22が当接される。該弾性片18は、該当接部9bの表面を形状(傾斜)に沿って曲げられて弾性変形し、前記基部23を回動中心として、X方向に回動角度が大きくなるように回動される。
そして、該先端部22が前記頂部9cに到達し、該頂部9cを超えると同時に、該弾性片18の復帰する付勢力によって、位置P1(図6参照)を一旦Y方向に越えてから元の位置P1に戻るときに、つまり、頂部9cで弾性片18が弾かれた状態となり、その際に確認音が生じる。他方、かかる状態においては、前記受け部9aがすでに係止部11の上面に到達される。このとき、オペレータにおいては、該リブ9の当接部9bが斜辺となっているため、徐々に回す抵抗が大きくなり、締付け限度に近づいていることが感覚的に分かる。また、複数のリブ9・9・9が均等に押さえられることで、照明器具本体1とセード2との中心を略一致させて位置決めすることができる。
一方、図10および図11に示すように、照明器具本体1から該セード2を取り外す場合は、該照明器具本体1に係止されたセード2がY方向に回動されると、前記当接部9b側面に前記弾性片18の先端部22が当接される。該弾性片18は、該当接部9bの表面を形状に沿って当接されると同時に、前記基部23を回動中心として、Y方向に、該リブ9の脱離に伴って回動角度が大きくなるように回動される。そして、該先端部22が前記頂部9cに到達し、該頂部9cを超えると同時に、該弾性片18の付勢力によって、位置P1を一旦越えてから元の位置P1に復帰するときに確認音が生じる。該セード2の回動に伴って、前記受け部9aが前記係止部11から出て前記開口部10を介して脱離され、該リブ9が前記取付部3から外される。なお、かかる確認音が生じた場合には、照明器具本体1からセード2が脱離可能な状態となっている。
このように、該弾性片18によって、セード2の照明器具本体1への係合もしくは脱離のいずれの場合においても、確認音を生じさせるため、照明器具本体1へのセード2の着脱状態を容易に確認することができる。これによって、該セード2の着脱作業が容易となり、同時に、かかる作業の確実性が向上される。また、前記弾性片18が傾斜して配設されているため、該セード2を取り外す場合に、該セード2を取り付ける場合と比べて該セード2を回す際の抵抗が小さく、力をかけずに容易に行うことができる。
従来は、該弾性片18等の音だし部材が取付部3において、Y方向(もしくは、X方向)に対して単に略垂直に配設されていた。本実施例に係る照明器具100においては、弾性片18が、Y方向(もしくは、X方向)に対する基板12からの略垂線と比べて、該基部23と先端部22とを結ぶ直線が、Y方向に角度θとなるように傾倒されて取付部3に突設されているため、リブ9が取付部3に係合される際に、先端部22が、当接部9bにより早く当接される。そうすると、該弾性片18が該当接部9bによって回動される際のストロークが増大され、該弾性片18において、位置P1に復帰させる付勢力が増大される。そのため、該弾性片18によって大きな確認音を生じさせることができるのである。
該弾性片18の形状は、上述のように、X方向(もしくは、Y方向)に対する基板12からの略垂線と比べて、該基部23と先端部22とを結ぶ直線が、Y方向に角度θとなるように傾倒されていればよい。かかる形状として、例えば、基部23から先端部22にかけてなだらかに湾曲させてもよい。
該本実施例においては、該弾性片18は、先端部22と基部23との略中央に屈曲部24が設けられ、該屈曲部24が、該基部23と先端部22とを結ぶ直線よりX方向に位置されている。かかる形状とすることで、セード2を照明器具本体1に取り付ける場合に、該弾性片18の付勢力が増大されるため、該セード2を取り付ける際の確認音を効果的に大きくし、その確実性が高められる。特に、該基部23から少なくとも該屈曲部24までが、前記リブ9のX方向(もしくは、Y方向)に対して略垂直となるように突出されるのが好ましい。該弾性片における基部の形成加工を容易にし、該弾性片の生産性を向上させ、製作コストを低減させることができるからである。
なお、該屈曲部24の形成位置を、先端部22と基部23との略中央ではなく先端部22もしくは基部23のいずれかに近接するように形成させてもよく、該屈曲部24を複数箇所に設けてもよい。かかる場合には、基部23から、少なくとも、該基部23に最も近い屈曲部24までが、該リブ9のX方向(もしくは、Y方向)に対して略垂直となるように突出されるのが好ましい。
本実施例に係る照明器具100においては、該弾性片18自体の付勢力によって、セード2の回動に抵抗力が生じ、係止可能な状態となったとたんに、かかる抵抗が開放されるため、確認音とともに振動も伝わり、オペレータにおいても、五感によって直接、セード2の係止状態をより確実に把握することができる。このように、大きな確認音や弾性力の変化によって、オペレータに該セード2の取り付けの完了を知らせることは、かかるセード2の係止が不十分なことで、その後、セード2が落下してしまうのを未然に防止することができるのである。
なお、前記取付部3もしくは弾性部材17は、上述のように、ばね性を有する金属材料によって成形されるのみならず、例えば、機械特性に優れたポリプロピレン樹脂・ポリカーボネート樹脂等のエンジニアリングプラスチックや汎用プラスチック等などによって成形されてもよい。かかる場合には、金属材料よりも成形加工し易く、扱いが容易となる。また、該取付部3および弾性部材17は、一体としても、別体として形成してもよい。さらに、該弾性片18を、一旦取付部3に係止されたリブ9が、オペレータによることなくY方向に回動することを防止する、ストッパとして作用させてもよい。
本発明に係る照明器具の全体構成を示す斜視図。 セードの平面図。 同じく側面図。 取付部の斜視図 同じく平面図。 同じく正面図。 同じく側面図。 弾性部材の斜視図。 取付部へのリブの係合状態を示す平面図。 取付部のリブの係止状態を示す平面図。 取付部からリブの脱離状態を示す平面図。
符号の説明
1 照明器具本体
2 セード
3 取付部
8 立上り部
9 リブ
9a 受け部
9b 当接部
9c 頂部
10 開口部
11 係止部
17 弾性部材
18 弾性片
22 先端部
23 基部
100 照明器具

Claims (3)

  1. 照明器具本体にセードを一側方から回し込んで着脱する照明器具において、該セードの開口上部の立上り部に内側方向に係合用のリブを複数に突設し、該リブを平面視山状に形成し、該リブに対応して、照明器具本体に取付部を配置し、該取付部に該リブ側面に当接するように弾性片を突出し、該弾性片が、該取付部側の基部と先端部とを結ぶ直線が該リブの脱離方向に傾倒され、該セードの着脱回動の際に、該リブの頂部通過時に確認音を生じさせることを特徴とする照明器具。
  2. 前記弾性片は、前記基部と先端部との間に屈曲部が設けられ、該屈曲部が、該基部と先端部とを結ぶ直線より係合方向に位置することを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記弾性片は、前記基部から少なくとも前記屈曲部までが、前記リブの係合方向に対して略垂直となるように突出されることを特徴とする請求項2記載の照明器具。
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