JP2009199966A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガラスグローブを簡易な作業で取り付けることができるとともに、ガラスグローブの落下防止の確実性を向上させた照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具100は、天井に取り付けられてランプ10が装着される基体1と、基体1に嵌合する小径部2bと、ランプ10を収容する大径部2cと、小径部2bと大径部2cとを連絡するステップ部2dとを有し、基体1に着脱自在に装着されるガラスグローブ2と、基体1の側面に形成されている貫通穴8を介してガラスグローブ2を基体1に締結固定する締結部材11と、基体1に取り付けられ、先端部6aが鉤型形状となっており、締結部材11の挿抜によって先端部6aが移動するフック6と、を備え、締結部材11が基体1に挿入された状態において、先端部6aは、基体1に装着されたガラスグローブ2のステップ部2dの下面下側に位置するようになっていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】照明器具100は、天井に取り付けられてランプ10が装着される基体1と、基体1に嵌合する小径部2bと、ランプ10を収容する大径部2cと、小径部2bと大径部2cとを連絡するステップ部2dとを有し、基体1に着脱自在に装着されるガラスグローブ2と、基体1の側面に形成されている貫通穴8を介してガラスグローブ2を基体1に締結固定する締結部材11と、基体1に取り付けられ、先端部6aが鉤型形状となっており、締結部材11の挿抜によって先端部6aが移動するフック6と、を備え、締結部材11が基体1に挿入された状態において、先端部6aは、基体1に装着されたガラスグローブ2のステップ部2dの下面下側に位置するようになっていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガラスグローブが装着され、天井や軒天の下面側に取り付けられた照明器具に関するものであり、特にガラスグローブの落下を防止するようにした照明器具に関するものである。
天井や軒天に直付けする照明器具においては、ガラスグローブが正常な状態ではなく中途半端に取り付けられていた場合、時間の経過とともに振動や衝撃が加わることで、ガラスグローブが外れてしまい、その自重で落下してしまう可能性がある。ガラスグローブが落下すると、照明器具の真下に存在するユーザに衝突したり、照明器具の下側近傍に存在するユーザに破壊したガラスグローブの破片が衝突したりする。このような危険度を低減するために、ガラスグローブの落下を防止するようにした照明器具が従来から種々提案されている。
そのようなものとして、「天井に対向して配設される器具本体と、この器具本体の下面側に装着されるガラスグローブとを有してなる照明器具において、前記器具本体に固着されて前記ガラスグローブの脱落時にガラスグローブを引っ掛けてガラスグローブの落下を防止する落下防止部材を、前記支持部とは別に設けた照明器具」が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。この照明器具のように、ガラスグローブが外れた際に、このガラスグローブをフック状の固定金具等で引っ掛けることで、ガラスグローブの落下を防止するようにしたものが一般的である。
特許文献1に記載の照明器具のように、ガラスグローブをフック状の固定金具等で引っ掛けることで、ガラスグローブの落下を防止するようなものにおいては、固定金具等が、ガラスグローブを取り付ける際に邪魔になり、ガラスグローブの中途半端な取り付けを誘因してしまう原因になる。したがって、ガラスグローブの取り付け作業に必要以上の手間を要するだけでなく、ガラスグローブの落下の可能性を高めてしまうことになっていた。また、ガラスグローブが外れて固定金具等に引っ掛かる際の反動で、ガラスグローブに衝撃が加わり、ガラスグローブが落下する前の段階で破損してしまう可能性も想定することができる。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、ガラスグローブを簡易な作業で取り付けることができるとともに、ガラスグローブの落下防止の確実性を向上させた照明器具を提供することを目的としている。
本発明に係る照明器具は、天井に取り付けられてランプが装着される基体と、前記基体に嵌合する小径部と、前記ランプを収容する大径部と、前記小径部と前記大径部とを連絡するステップ部とを有し、前記基体に着脱自在に装着されるガラスグローブと、前記基体の側面に形成されている貫通穴に挿入して前記ガラスグローブを前記基体に締結固定する締結部材と、前記基体に取り付けられ、先端部が鉤型形状となっており、前記締結部材の挿抜によって先端部が移動するフックと、を備え、前記締結部材が前記基体に挿入された状態において、前記フックの前記先端部は、前記基体に装着された前記ガラスグローブの前記ステップ部の下面下側に位置するようになっていることを特徴とする。
本発明に係る照明器具は、天井に取り付けられてランプが装着される基体と、前記基体に嵌合する小径部と、前記ランプを収容する大径部と、前記小径部と前記大径部とを連絡するステップ部とを有し、前記基体に着脱自在に装着されるガラスグローブと、前記基体の側面に形成されている貫通穴に挿入して前記ガラスグローブを前記基体に締結固定する締結部材と、前記基体に取り付けられ、先端部が鉤型形状となっており、前記締結部材の挿抜によって先端部が移動するフックと、を備え、前記締結部材が前記基体に挿入された状態において、前記フックの前記先端部は、前記基体に装着された前記ガラスグローブの前記小径部の内壁面に接触するようになっていることを特徴とする。
本発明に係る照明器具によれば、締結部材の挿抜に応じて先端部が移動するフックを備えているので、ガラスグローブの着脱作業の容易化を実現できるとともに、ガラスグローブが落下してもフックの先端部で引っ掛けることが可能になっているので、ガラスグローブの落下防止の確実性を向上できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る照明器具100の構成例を示す概略分解図である。図1に基づいて、照明器具100の構成について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。この実施の形態に係る照明器具100は、光を透過させる材料で構成されたガラスグローブの内部空間にランプを収容し、ガラスグローブ及びランプを支持する基体が室内や天井や玄関先の軒天等の高所における下面側に取り付けられて使用されるものである。
図1は、本発明の実施の形態に係る照明器具100の構成例を示す概略分解図である。図1に基づいて、照明器具100の構成について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。この実施の形態に係る照明器具100は、光を透過させる材料で構成されたガラスグローブの内部空間にランプを収容し、ガラスグローブ及びランプを支持する基体が室内や天井や玄関先の軒天等の高所における下面側に取り付けられて使用されるものである。
この照明器具100は、ガラスグローブ2の取り付け作業容易化の観点から、ガラスグローブ2を基体1にねじ込んで固定支持するねじ込み式を採用している場合を例に示している。つまり、基体1側の基体フランジ部1b及びガラスグローブ2側の小径部2bとがリング状に構成されており、ユーザがガラスグローブ2を回転することで、ガラスグローブ2を容易に着脱できるようになっているのである。図1に示すように、照明器具100は、基体1と、ガラスグローブ2と、ソケット3と、ソケット台4と、落下防止装置5とで構成されている。
基体1は、天井や軒天等の下面側に取り付ける基体底部1aと、基体底部1aの外周下側に下方に向かって立設されたリング状の基体フランジ部1bとで構成されている。基体底部1aの側面には、ガラスグローブ2を基体1に締結固定するネジ等の締結部材11が挿抜可能な貫通穴8が形成されている。基体フランジ部1bは、ガラスグローブ2の小径部2bが嵌め込まれて固定されるように段差が形成されている。たとえば、ガラスグローブ2を基体1にねじ込んで嵌合固定するようなものにおいては、基体フランジ部1bにネジ部を形成しておくとよい。
また、基体1の基体底部1aには、円筒状のソケット台4が中心部に設けられている。このソケット台4の下端には、白熱電球や蛍光ランプ等のランプ10を装着するソケット3が設けられている。さらに、基体1の基体底部1aには、2つの落下防止装置5が設置されている。この落下防止装置5は、基体底部1aに少なくとも1つ設置されていればよく、特に個数を限定するものではないが、図1に示すように基体底部1aの中心に対して対向位置に2つ設置しておけば更に効果的にガラスグローブ2の落下を防止することができる。
ガラスグローブ2は、基体1に着脱自在に装着され、基体1に装着されたランプ10から発せられる光を外部に透過する材料(たとえば、透明又は半透明のガラスやプラスチック等)で構成されている。このガラスグローブ2は、ランプ10が通過するための円形状の開口部2a及び内部にランプ10が収容できるような空間部を有した大径部2cと、大径部2cの上面に形成された開口部2aの外周上側に上方に向かって立設され、基体フランジ1bに嵌合するリング状の小径部2bと、大径部2cと小径部2bとを連絡するステップ部2dとで構成されている。
そして、ガラスグローブ2の小径部2bが基体1の基体フランジ部1bに嵌め込まれることで、ガラスグローブ2が基体1に固定支持されることになる。たとえば、ガラスグローブ2を基体1にねじ込んで固定するようなものにおいては、基体フランジ部1bの外周面に形成したネジ部と螺合するネジ部を小径部2bの内周面に形成しておくとよい。なお、ガラスグローブ2の外観形状が円柱形状である場合を例に示しているが、これに限定するものではなく、たとえば角柱形状や球形状等であってもよい。ただし、小径部2b及び基体フランジ部1bは、リング状であることが望ましい。
落下防止装置5は、たとえば金属の板材あるいは棒状部材の一端(下端)を折り曲げてフック形状(鉤型形状)となっており、締結部材11の挿抜によって移動する先端部6aを形成したフック6と、上端が基体底部1aに固定され、下端がフック6を吊り下げ支持する吊り下げ支持部7と、基体底部1aの貫通穴8に挿抜され、フック6の先端部6aの反対側端部である上端と当接することでフック6を可動させて固定し、フック6の上端との当接を解除することでフック6の固定を解放する締結部材11とで構成されている。
フック6は、垂直面に対して可動できるように吊り下げ支持部7に吊り下げ支持されており、締結部材11により上端が押し込まれると先端部6aがガラスグローブ2のステップ部2dの下面下側に移動し、ガラスグローブ2の落下に備えるようになっている。つまり、フック6は、先端部6aの上面側でガラスグローブ2のステップ部2dの下面部分を引っ掛けることで、ガラスグローブ2の落下を防止するようになっているのである(図2で詳細に説明する)。なお、フック6は、ガラスグローブ2の重量や大きさ、材質等の構成条件によって板材で構成するか、棒状部材で構成するかを決定するとよい。
このフック6には、吊り下げ支持部7を貫通させるための穴部6bが上端側に形成されている。すなわち、穴部6bが支点、フック6の上端が力点、フック6の先端部6aが作用点となるような「てこの原理」を利用して、締結部材11の挿抜によってフック6が可動し、フック6の先端部6aが移動するようになっているのである。この穴部6bは、フック6が吊り下げ支持部7に吊り下げ支持され、フック6が締結部材11に当接していない状態において、先端部6aが自重によって、ガラスグローブ1の小径部2bの内側となるような重心位置に形成されている。
なお、穴部6bは、フック6を板材で構成する場合、板材に長手方向(鉛直方向)の切り込みを入れ、この切り込みの中点を結ぶ線(水平線)に沿ってフック6を略直角に折り曲げることで形成することができる。また、穴部6bは、フック6を棒状部材で構成する場合、棒状部材の上端側をリング状に曲げ加工することで形成することができる。さらに、穴部6bは、フック6を棒状部材で構成する場合、別部材で構成し、後に溶接等でフック6に接合させて形成するようにしてもよい。
吊り下げ支持部7は、金属等の棒状部材で略コの字形状に構成されており、2つの上端部が基体底部1aに固定され、下端部がフック6を可動自在に吊り下げ支持するようになっている。すなわち、吊り下げ支持部7は、フック6の穴部6bに下端部が貫通することで、フック6を吊り下げ支持するようになっている。したがって、落下防止装置5は、ガラスグローブ2が基体1に取り付けられた後、ガラスグローブ2が締結部材11で固定される際に、フック6の先端部6aが開口部2aの中心側からステップ部2dの下面下側に向かって移動し、ガラスグローブ2の落下に備えることが可能になっている。
なお、ガラスグローブ2が落下し、フック6の先端部6aでステップ部2dの下面を引っ掛ける際における反動によってガラスグローブ2に加わる衝撃を低減するために、フック6の先端部6aの上面がステップ部2dの下面に近接しているほど好ましい。したがって、フック6の先端部6aの上面とステップ部2dの下面との間に、ゴムや発泡剤等の緩衝部材を設けるようにすれば、フック6の先端部6aの上面とステップ部2dの下面とを接触させるようにしてもよい。
また、ランプ10が点灯すると、フック6によってできる影が照明器具100の外部に投影されることになる。この影が大きいと、ユーザに与える印象が悪いものとなってしまう。フック6の影を小さくするためには、フック6を小さいものとすればよい。したがって、フック6の先端部6aとステップ部2dとの引っ掛かり部分を少なくするようにフック6の先端部6aを小径部2bの鉛直線上程度の長さに設定しておけば、ガラスグローブ2の落下に備えつつ、フック6によってできる影を低減することが可能になる。
なお、図1では、落下防止装置5を基体底部1aの中心に対して対向位置に2つ設置した場合を例に説明したが、ガラスグローブ2の構成条件によって設置個数を決定するとよい。また、棒状部材でフック6を構成する場合、フック6の先端部6aが引っ掛かるような凹部をステップ部2dの所定の位置に形成しておくとよい。このようにしておけば、落下防止装置5の設置個数を低減することができるとともに、ステップ部2dに形成した凹部にフック6の先端部6aが引っ掛かることになり、ガラスグローブ2の落下防止の確実性を更に向上できる。
図2は、落下防止装置5を詳細に説明するための説明図である。図2に基づいて、落下防止装置5の特徴について、ガラスグローブ2の着脱動作と併せて詳細に説明する。図2(a)がガラスグローブ2を取り付けたままで締結部材11を緩めた状態を、図2(b)がガラスグローブ2を取り付けた後、締結部材11を締めた状態をそれぞれ示している。図2に示すように、落下防止装置5のフック6は、締結部材11の先端が上端部に押し当てられたり、離れたりすることで可動するようになっている。
ユーザは、ランプ10を交換したり、ガラスグローブ2の内部を清掃したりする場合、締結部材11を緩めてガラスグローブ2を取り外す。照明器具100は、天井や軒天等の高所に取り付けられるため、安全性向上の観点から、締結部材11を緩めたとしてもガラスグローブ2が簡単に落下しないことが望ましい。また、作業に要する手間を軽減するという観点から、ガラスグローブ2を容易に着脱できることが望ましい。そこで、照明器具100では、ガラスグローブ2の小径部2bを、基体1の基体フランジ部1bに嵌め込むことで、ガラスグローブ2が簡単に落下しないようにしている。
加えて、照明器具100では、締結部材11を緩めると同時にフック6の先端部6aがガラスグローブ2の開口部2aの中心側(ガラスグローブ1の小径部2bの内側)に位置するように移動することで、ガラスグローブ2を鉛直方向に着脱できるようにしている。締結部材11を緩めた場合(フック6の上端部と締結部材11の当接が解除されている場合)には、フック6は、先端部6aが自重によってガラスグローブ2の開口部2aの中心側となるように吊り下げ支持部7で吊り下げ支持されるようになっている。
このようにしておけば、ステップ部2dの下面下側に、フック6の先端部6aの上面が引っ掛かることなく、ガラスグローブ2の水平状態を維持したままで鉛直方向に移動させることができる。つまり、ガラスグローブ2の着脱作業において、フック6が邪魔になることがないのである。また、フック6が邪魔とならないので、ガラスグローブ2を基体1に確実に取り付けることができる。したがって、ユーザは、ガラスグローブ2の着脱作業を容易かつ確実に実行できることになる。
ガラスグローブ2が簡単に落下しないようになっているものの、時間の経過とともに落下してしまう可能性が高くなる。そのために、ガラスグローブ2を取り付けた後、基体底部1aに締結部材11を締結することで、ガラスグローブ2を固定するようになっている。このときも、ガラスグローブ2が確実に基体1に取り付けられているために、締結部材11によって更に強固に固定されることになる。また、締結部材11で固定していたとしても、時間の経過とともに振動や衝撃が加わり、ガラスグローブ2がその自重で落下してしまう可能性がある。
そこで、照明器具100では、締結部材11を締めると同時にフック6の先端部6aがステップ部2dの下面下側の近接位置に移動することで、ガラスグローブ2の落下に備えている。このようにしておけば、時間の経過とともに振動や衝撃が加わり、ガラスグローブ2が落下してしまったとしても、ステップ部2dの下面下側にフック6の先端部6aの上面が引っ掛かることになり、ガラスグローブ2が不意に下(地面等)まで落下してしまうことがない。したがって、ガラスグローブ2の落下防止の確実性が向上し、安全性の高い照明器具100とすることができる。
以上より、照明器具100は、締結部材11の挿抜(締結状態)に応じて可動するフック6を有した落下防止装置5を備えているので、ガラスグローブ2を着脱する際にフック6が邪魔になることがなく、着脱作業の容易化を図るとともに、締結部材11で固定した後もフック6の先端部6aがステップ部2dの下側に位置しているので、ガラスグローブ2が不意に下まで落下してしまうということがない。また、ステップ部2dの下面下側とフック6の先端部6aの上面とを近接配置できるので、ガラスグローブ2が落下し、フック6の先端部6aでステップ部2dの下面下側を引っ掛ける際における反動によってガラスグローブ2に加わる衝撃を低減でき、ガラスグローブ2の破損を回避することもできる。
図3は、締結部材11で固定された際におけるフック6の先端部6aの位置を説明するための説明図である。図3に基づいて、締結部材11で固定された際におけるフック6の先端部6aの位置を、図2で例示したフック6の先端部6aの位置と比較しながら説明する。図2では、フック6の先端部6aがステップ部2dの下面下側に近接させた場合を例に示したが、図3では、フック6の先端部6aがガラスグローブ2の小径部2bの内周面側に接触させた場合を例に示している。
上述したように、フック6によってできる影は、小さいほど好ましい。そこで、図3に示すように、フック6の先端部6aをステップ部2dの下面下側に近接させるのではなく、ガラスグローブ2の小径部2bの内周面側に接触させれば、フック6の長手方向の長さを短くすることができ、フック6によってできる影を効果的に小さくすることができる。併せて、ガラスグローブ2の落下に備える必要があるので、小径部2bに形成されたネジ部の溝部等の凹部にフック6の先端部6aを引っ掛けるようにする。
さらに、フック6の先端部6aを小径部2bの内周面側に接触させるので、ガラスグローブ2と基体1との嵌り込み程度によっては、締結部材11の締まり方が異なることになる。すなわち、締結部材11の締まり方を確認するだけで、ガラスグローブ2と基体1との嵌り込み程度を容易に把握できるのである。したがって、ガラスグローブ2が確実に基体1に取り付けられることになり、ガラスグローブ2の落下の可能性を更に低減することができる。
図4は、締結部材の別の一例を説明するための説明図である。図4に基づいて、締結部材の別の一例である締結部材11aを詳細に説明する。図4(a)が締結部材11aを拡大して側面側から見た状態を、図4(b)が締結部材11aを挿入した際の挿入側から見た状態を、図4(c)が締結部材11aを回転させた際の挿入側から見た状態をそれぞれ示している。図1〜図3では、ネジである締結部材11でガラスグローブ2及びフック6を固定する場合を例に示したが、図4では、ネジではない締結部材11aでガラスグローブ2及びフック6を固定する場合を例に示している。
締結部材11aは、本体11bと頭部11cとで構成されている。この本体11bには、ネジ部が形成されておらず、少なくとも1つの突起部12が形成されている。また、本体11bが貫通する基体底部1aに形成した貫通穴8には、締結部材11aの突起部12の平面形状より大きいスリット8aが貫通穴8と連通するように形成されている。さらに、締結部材11aの頭部11cと突起部12との間には、締結部材11aの本体11bを中心軸としたバネ13が設けられている。このバネ13は、締結部材11aを外側に付勢するようになっている。
ユーザは、ガラスグローブ2及びフック6を固定する際に、突起部12がスリット8aを通過するように締結部材11aを押し込み、突起部12が基体1内部に至ったところで締結部材11aをたとえば90°程度回転させるだけでよい。そうすれば、突起部12が基体底部1aの壁面に係止され、ガラスグローブ2及びフック6が固定されることになる。つまり、突起部12、スリット8a及び基体底部1aの内壁面でロック機構を構成しているのである。したがって、締結部材11でガラスグローブ2及びフック6を固定する場合に比べて、締結部材11を何度も回転させる手間が省略でき、更に容易にガラスグローブ2及びフック6を固定することができる。また、締結部材11aでガラスグローブ2及びフック6を固定する場合には、過剰な締め付けを防止することもできる。
以上より、照明器具100は、締結部材11aの挿抜(締結状態)に応じて可動するフック6を有した落下防止装置5を備えているので、着脱作業の容易化を図るとともに、締結部材11aで固定した後もフック6の先端部6aがステップ部2dの下面下側に位置しているか、あるいは小径部2bの内周面に接触しているので、ガラスグローブ2が不意に下まで落下してしまうということがない。また、ステップ部2dの下面とフック6の先端部6aとを近接配置できるので、ガラスグローブ2が落下し、フック6の先端部6aでステップ部2dの下面を引っ掛ける際における反動によってガラスグローブ2に加わる衝撃を低減でき、ガラスグローブ2の破損を回避することもできる。さらに、ガラスグローブ2を更に容易に取り付けることができる。
1 基体、1a 基体底部、1b 基体フランジ部、2 ガラスグローブ、2a 開口部、2b 小径部、2c 大径部、2d ステップ部、3 ソケット、4 ソケット台、5 落下防止装置、6 フック、6a 先端部、6b 穴部、7 吊り下げ支持部、8 貫通穴、8a スリット、10 ランプ、11 締結部材、11a 締結部材、11b 本体、11c 頭部、12 突起部、13 バネ、100 照明器具。
Claims (10)
- 天井に取り付けられてランプが装着される基体と、
前記基体に嵌合する小径部と、前記ランプを収容する大径部と、前記小径部と前記大径部とを連絡するステップ部とを有し、前記基体に着脱自在に装着されるガラスグローブと、
前記基体の側面に形成されている貫通穴に挿入され前記ガラスグローブを前記基体に締結固定する締結部材と、
前記基体に取り付けられ、先端部が鉤型形状となっており、前記締結部材の挿抜によって先端部が移動するフックと、を備え、
前記締結部材が前記基体に挿入された状態において、
前記フックの前記先端部は、
前記基体に装着された前記ガラスグローブの前記ステップ部の下面下側に位置するようになっている
ことを特徴とする照明器具。 - 前記締結部材が前記基体に挿入された状態において、
前記フックの前記先端部の上面と前記ガラスグローブの前記ステップ部の下面とを近接させている
ことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。 - 天井に取り付けられてランプが装着される基体と、
前記基体に嵌合する小径部と、前記ランプを収容する大径部と、前記小径部と前記大径部とを連絡するステップ部とを有し、前記基体に着脱自在に装着されるガラスグローブと、
前記基体の側面に形成されている貫通穴に挿入され前記ガラスグローブを前記基体に締結固定する締結部材と、
前記基体に取り付けられ、先端部が鉤型形状となっており、前記締結部材の挿抜によって先端部が移動するフックと、を備え、
前記締結部材が前記基体に挿入された状態において、
前記フックの前記先端部は、
前記基体に装着された前記ガラスグローブの前記小径部の内壁面に接触するようになっている
ことを特徴とする照明器具。 - 前記締結部材が前記基体に挿入されていない状態において、
前記フックの前記先端部は、
前記基体に装着された前記ガラスグローブの前記小径部の内側に位置するようになっている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の照明器具。 - 前記締結部材は、
前記フックの上端部に当接するかどうかで前記フックの前記先端部を移動させるようになっている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の照明器具。 - 前記フックの前記先端部に緩衝部材を設けた
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の照明器具。 - 前記フックを板材あるいは棒状部材で構成している
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の照明器具。 - 前記フックを前記ガラスグローブの前記小径部の中心に対して対向配置させている
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の照明器具。 - 前記締結部材をネジで構成している
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の照明器具。 - 前記締結部材をバネで付勢し、
前記締結部材に突起部が、前記貫通穴に前記突起部が通過可能なスリットがそれぞれ形成されており、
前記締結部材を押し込んで回転させることで前記突起部が前記基体の内壁面に係止するようになっている
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の照明器具。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011076877A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 照明器具 |
CN112555709A (zh) * | 2020-11-17 | 2021-03-26 | 安徽爱莱特照明灯具有限公司 | 一种可调照明角度的多功能节能灯具 |
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2008
- 2008-02-25 JP JP2008042385A patent/JP2009199966A/ja not_active Withdrawn
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