JP4258558B2 - 電動パーキングブレーキシステム - Google Patents

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Description

本発明は、電動パーキングブレーキシステムの、パーキングスイッチの異常時における制御に関するものである。
特許文献1には、マニュアルトランスミッションを備えた車両の電動パーキングブレーキシステムにおいて、イグニッションスイッチがONからOFFへ切り換えられた場合に、ブレーキを自動で作用させることが記載されている。特許文献2には、パーキングスイッチが異常であり、かつ、車両が停止状態にある場合に、ブレーキを自動で作用させることが記載されている。特許文献3には、パーキングスイッチが異常である場合に、イグニッションスイッチの操作部の操作を含む操作に応じて自動でブレーキを作用させたり、解除したりすることが記載されている。特許文献4,5には、パーキングスイッチの検出回路を冗長化することが記載されている。ロック操作部、リリース操作部がそれぞれ操作されると、それに応じて、2つずつのスイッチが切り換えられるようにされており、それら2つずつのスイッチの状態に基づいて、パーキングスイッチの異常が検出される。
特開2001−106047号公報 特開2001−106057号公報 特開2001−106058号公報 特開2006−160203号公報 特開2004−142522号公報
本発明の課題は、マニュアルトランスミッションを備えた車両の電動パーキングブレーキシステムにおいて、パーキングスイッチの異常時に、運転者の意図に反することなく、良好に車両を停止状態に保持することである。
請求項1に記載の電動パーキングブレーキシステムは、マニュアルトランスミッションを備えた車両に設けられた電動パーキングブレーキシステムであって、(i)車輪の回転を抑制するブレーキと、そのブレーキを作用させたり解除したりする電動モータとを含み、前記ブレーキの作用状態において、車両を停止状態に保持する電動パーキングブレーキ機構と、(ii)パーキングスイッチ操作部の操作に応じて、前記ブレーキを作用させる作用指令と解除する解除指令とを選択的に出力するパーキングスイッチと、(iii)そのパーキングスイッチの異常を検出するパーキングスイッチ異常検出装置と、(iv)そのパーキングスイッチ異常検出装置によって前記パーキングスイッチの異常が検出された場合において、前記車両のイグニッションスイッチが、そのイグニッションスイッチの操作部の操作によりOFFにされた場合に、前記電動モータを作動させることにより前記ブレーキを自動で作用させるパーキングブレーキ自動制御装置とを含む。
請求項1に記載の電動パーキングブレーキシステムは、マニュアルトランスミッションを備えた車両に設けられるものである。マニュアルトランスミッションとは、運転者によるシフト操作部材の操作に応じて、変速段が切り換えられる(駆動源の出力軸とトランスミッションの出力軸との間のギヤ列が変更される)トランスミッションである。運転者によってシフト操作部材が操作されなくても、車両の走行速度等に基づいて変速段が自動で切り換えられるオートマチックトランスミッションとは異なる。マニュアルトランスミッションには、運転者によって操作されるシフト操作部材と機械的に連結されており、シフト操作部材の操作に伴って変速段が切り換えられるものと、シフト操作部材と機械的に連結されていないが、シフト操作部材の操作位置が電気信号で検出され、その検出された操作位置に応じて、変速段が電気的な制御により(例えば、電動モータの作動により)切り換えられるものとがある。変速段の切り換え時には、駆動源とトランスミッションとの間に設けられたクラッチが切断状態とされる。クラッチについても同様であり、クラッチペダル等のクラッチ切断・接続操作部材とクラッチとが連結されている場合と連結されていない場合とがある。連結されている場合には、ワイヤ等により連結されている場合、液圧を介して連結されている場合等がある。連結されていない場合には、クラッチ切断・接続操作部材の操作状態が検出され、その検出結果に応じて、電気的な制御により、クラッチが切断状態、あるいは、接続状態とされる。
電動パーキングブレーキ機構は、電動モータと、ブレーキと、電動モータの駆動力をブレーキに伝達する駆動力伝達装置と、電動モータに電流が供給されなくてもブレーキを作用状態に保持する保持機構とを含む。駆動力伝達装置は、ケーブルを含むものが多い。保持機構は、電動モータとブレーキとの間の力の伝達を許容する状態と、電動モータからブレーキへの力の伝達は許容するが逆向きの伝達は阻止する状態とに切換え可能なクラッチ機構を含むものとしたり、ウォームとウォームギヤとを含むものとしたりすることができる。また、電動モータを超音波モータとした場合には、超音波モータが保持機構を兼ねることになる。以下、電動パーキングブレーキ機構に含まれるブレーキを、パーキングブレーキと称する。
パーキングスイッチは、そのパーキングスイッチの操作部の操作に応じて切り換えられて、作用指令(ロック指令と称することもある)と解除指令(リリース指令と称することもある)とを選択的に出力する。非操作状態においては、作用指令も解除指令も出力されないようにしても、前回の操作時に出力された指令が継続して出力されるようにしてもよい。パーキングスイッチの異常は、操作部の操作に対応してスイッチが切り換わらない異常、換言すれば、操作部の操作に応じて作用指令、解除指令が出力されない異常であり、請求項1に記載の電動パーキングブレーキシステムにおいては、パーキングスイッチの異常が検出された場合には、電動パーキングブレーキ機構において、パーキングスイッチの状態に基づいてパーキングブレーキが作動させられない(作用させたり、解除したりしない)ようにされている。パーキングスイッチが異常である場合には、イグニッションスイッチの操作部がOFF操作されたか否かが検出され、OFF操作されたことが検出された場合に、電動モータに電流が供給されることによりパーキングブレーキが作用させられるのである。
イグニッションスイッチの操作部がOFF操作されたことは、操作部の操作によって切り換えられるイグニッションスイッチ(トランジスタ、開状態と閉状態とに切り換え可能な有接点スイッチ等の電気的に変化する部分を含むもの)のON・OFFを検出する検出回路からの信号に基づいて検出することができるが、それに限らない。例えば、後述するように、車両の駆動源が制御状態にあるか否かに基づいて検出することもできる。
また、イグニッションスイッチがONからOFFに切り換えられた場合に直ちに、パーキングブレーキが自動で作用させられる(電動モータが始動させられる)ようにしても、OFFであることの判定結果の信頼性が高くなった後に、作用させられるようにしてもよい。
オートマチックトランスミッションを備えた車両においては、パーキングロック機構が設けられるのが普通である。シフト操作部材がパーキング位置にされた場合には、パーキングロック機構が作動させられ、駆動伝達軸の回転が阻止される。そのため、たとえ、パーキングブレーキが非作用状態にあっても車両を停止状態に保持することができる。
一方、マニュアルトランスミッションを備えた車両には、パーキングロック機構が設けられていないのが普通である。そのため、パーキングブレーキの非作用状態において、サービスブレーキによらないで、車両を停止状態に保持するためには、エンジンの摩擦(フリクション)が利用される。降り坂に停止している状態においては、シフト位置がリバース位置(R)とされ、上り坂に停止している状態においては、ローの位置(1速:1)とされることによりエンジンにフリクションを生じさせるのである。しかし、気筒数が少ないエンジンを備えた車両や、フリクションが小さくなるように設計されたエンジンを備えた車両においては、パーキングブレーキの非作用状態において、坂道において、車両を良好に停止状態に保持することが困難となる。それに対して、イグニッションスイッチの操作部のOFF操作が行われた場合に、パーキングブレーキが自動で作用させられるようにすれば、マニュアルトランスミッションを備えた車両において、パーキングスイッチが異常であっても、運転者の意図に反してブレーキを作用させることができ、車両を良好に停止状態に保つことができる。
しかし、特許文献2に記載の電動パーキングブレーキシステムにおけるように、パーキングスイッチが異常である場合において、車両が停止させられる毎に、パーキングブレーキが自動で作用させられるようにすると、パーキングブレーキの作用頻度が高くなり、望ましくない。特に、寒冷地において、運転者の意図に反して、電動パーキングブレーキ機構におけるパーキングブレーキを作用させた場合に、電動モータの駆動力をパーキングブレーキに伝達する伝達装置の一部、ブレーキ作動部等が凍結すると、容易に解除できなくなる場合があり、特に、交差点で停止している場合に、パーキングブレーキが作用させられると、交通渋滞が生じるおそれがある。それに対して、本項に記載の電動パーキングブレーキシステムにおいては、イグニッションスイッチの操作部がOFF操作された場合に、ブレーキが自動で作用させられるため、作用頻度を低くし、運転者の意図に反して作用させられることを回避することができる。
特許請求可能な発明
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組を、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載,従来技術等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
(1)マニュアルトランスミッションを備えた車両に設けられた電動パーキングブレーキシステムであって、
車輪の回転を抑制するブレーキと、そのブレーキを作用させたり解除したりする電動モータとを含み、前記ブレーキの作用状態において、車両を停止状態に保持する電動パーキングブレーキ機構と、
パーキングスイッチ操作部の操作に応じて、前記ブレーキを作用させる作用指令と解除する解除指令とを選択的に出力するパーキングスイッチと、
そのパーキングスイッチの異常を検出するパーキングスイッチ異常検出装置と、
そのパーキングスイッチ異常検出装置によって前記パーキングスイッチの異常が検出された場合において、前記車両のイグニッションスイッチが、そのイグニッションスイッチの操作部の操作によりOFFにされた場合に、前記電動モータを作動させることにより前記ブレーキを自動で作用させるパーキングブレーキ自動制御装置と
を含むことを特徴とする電動パーキングブレーキシステム(請求項1)。
(2)前記パーキングブレーキ自動制御装置が、(i)前記イグニッションスイッチのON・OFFを検出する電気回路であるブレーキ制御用検出回路と、(ii)そのブレーキ制御用検出回路が断線していることと前記イグニッションスイッチがOFFであることとを区別して検出する断線・OFF検出部と、(iii)その断線・OFF検出部によって前記イグニッションスイッチがOFFであると検出された場合に、前記ブレーキを自動で作用させるOFF操作検出時作用部とを含む(1)項に記載の電動パーキングブレーキシステム(請求項2)。
イグニッションスイッチは、それの操作部が操作されると、それに応じて切り換わるスイッチであり、イグニッションスイッチのON・OFFが検出回路の電気信号(例えば、電圧)に基づいて検出される。検出回路において、断線が生じても、その回路に含まれるスイッチ(イグニッションスイッチ)がOFFであっても、電圧が低くなり、同じ電気信号が取得される。また、従来、検出回路に断線が生じているのか、スイッチがOFFであるかを区別して検出することが行われていなかった。それに対して、本項に記載の電動パーキングブレーキシステムにおいては、断線とスイッチのOFFとが区別して検出される。その結果、実際には、イグニッションスイッチの操作部のOFF操作が行われていないのに、検出回路の断線に起因して、イグニッションスイッチがOFFであると検出されることを回避することができる。
(3)前記パーキングブレーキ自動制御装置が、(i)前記イグニッションスイッチのON・OFFを検出する電気回路であるブレーキ制御用検出回路と、(ii)そのブレーキ制御用検出回路が断線しているか否かを検出する断線検出部と、(iii)その断線検出部によって前記ブレーキ制御用検出回路が断線していないと検出された場合に、前記ブレーキ制御用検出回路からの電気信号に基づいて、前記イグニッションスイッチがONからOFFに切り換えられたことが検出された場合に、前記ブレーキを自動で作用させるOFF操作検出時作用部とを含む(1)項または(2)項に記載の電動パーキングブレーキシステム。
ブレーキ制御用検出回路が断線していない場合において、ブレーキ制御用検出回路からの電気信号に基づき、イグニッションスイッチがONからOFFに切り換えられたことが検出された場合には、イグニッションスイッチの操作部の操作によって、イグニッションスイッチがOFFにされたとすることができる。
ブレーキ制御用検出回路の断線の有無の検出は、イニシャルチェック時に行われても、パーキングブレーキの作動制御時に行われてもよい。また、後述するように、電動パーキングブレーキ機構を制御する制御装置以外の車両に設けられた制御装置(例えば、駆動制御装置、ディスプレイ制御装置等)からの情報に基づいて検出することができるが、それに限定されない。
(4)前記車両の駆動源を制御する駆動制御装置が、前記ブレーキ制御用検出回路とは別個に設けられ、前記イグニッションスイッチのON・OFFを検出する電気回路である駆動制御用検出回路を含み、前記断線・OFF検出部が、前記ブレーキ制御用検出回路からの電気信号は、前記イグニッションスイッチがOFFであることを表すが、前記駆動制御装置からの情報は前記イグニッションスイッチがONであることを表す場合に、前記ブレーキ制御用検出回路が断線していると検出する断線検出部を含む(2)項または(3)項に記載の電動パーキングブレーキシステム(請求項3)。
パーキングブレーキ自動制御装置と駆動制御装置とが、それぞれ、別個のイグニッションスイッチのON・OFFを検出する検出回路を有している場合には、パーキングブレーキ自動制御装置における検出結果と、駆動制御装置における検出結果とが異なる場合には、少なくとも一方の検出回路が異常であるとすることができる。
本項に記載の電動パーキングブレーキシステムにおいては、パーキングブレーキ自動制御装置において、イグニッションスイッチがOFFであると検出されても、駆動制御装置からイグニッションスイッチがONであることを表す情報が供給された場合には、ブレーキ制御用検出回路に断線が生じているとされる。ONであることの情報が供給された場合には、その検出回路に断線が生じていないと判定することができるからである。
なお、パーキングブレーキ自動制御装置において、イグニッションスイッチがOFFであると検出され、かつ、駆動制御装置からの情報がOFF情報である場合には、運転者によってイグニッションスイッチの操作部がOFF操作されたと考えられる。ブレーキ制御用、駆動制御用の両方の電気回路が断線している可能性は非常に低いからである。
(5)前記駆動制御装置が、前記駆動制御用検出回路からの電気信号に基づき、前記イグニッションスイッチがONである間、前記駆動源を制御する駆動源制御部を含む(4)項に記載の電動パーキングブレーキシステム。
(6)前記断線・OFF検出部が、前記ブレーキ制御用検出回路からの電気信号に基づけば、前記イグニッションスイッチがOFFであるが、前記車両の駆動源が駆動制御装置によって制御されている場合には、前記ブレーキ制御用検出回路が断線しているとする断線検出部を含む(2)項ないし(5)項のいずれか1つに記載の電動パーキングブレーキシステム。
駆動源は、駆動制御用検出回路からの電気信号に基づき、イグニッションスイッチがONである間制御され、OFFである場合には制御されることがない。そのため、駆動源が制御されている状態にあるか否かに基づけば、イグニッションスイッチがONであるかOFFであるかを検出することができ、断線の有無を検出することができる。
車両の駆動源は、エンジンであっても、電動モータであっても、エンジンと電動モータとの両方を含むものであってもよい。
駆動源がエンジンであり、車両の停止状態においてエンジンが自動で停止させられる制御(以下、アイドリングストップ制御と称する)が行われない車両においては、イグニッションスイッチがON状態にある間、エンジンは、常に作動状態にある。そのため、エンジンが作動状態にある間は、エンジンは制御状態にあり、イグニッションスイッチがONであるとすることができる。
アイドリングストップ制御が行われる車両においては、車両の停止状態において、設定条件を満たせば、イグニッションスイッチの操作部がOFF操作されなくても、エンジンが自動で停止させられる。そして、アクセルペダルの踏み込み等の発進意図が検出されれば、イグニッションスイッチの操作部がON操作されなくても、エンジンは自動で始動させられる。この間、駆動制御装置において、エンジン制御プログラム(アイドリングストップ制御プログラム)が実行されているのであり、エンジンは、エンジン制御の対象とされているのである。したがって、エンジンが停止していても制御状態(制御対象とされている)にある場合には、イグニッションスイッチがONであるとすることができる。いずれにしても、これらの状態(エンジンが実際に作動している状態、あるいは、作動していないが制御されている状態)をエンジンが有効な状態であると称することもできる。
駆動源が電動モータである車両においては、車両の停止状態において、電動モータは停止させられるのが普通である。この場合においても同様に、電動モータは停止しているが、駆動制御装置において、電動モータ制御プログラムが実行されている。電動モータが制御状態である場合には、イグニッションスイッチがONであるとすることができる。
(7)前記パーキングブレーキ自動制御装置が、(i)前記イグニッションスイッチのON・OFFを検出する電気回路であるブレーキ制御用検出回路と、(ii)そのブレーキ制御用検出回路からの電気信号は、前記イグニッションスイッチがOFFであることを表すが、前記車両の駆動源が駆動制御装置によって制御されている間は、前記ブレーキを自動で作用させない駆動中不作用部とを含む(1)項ないし(6)項のいずれか1つに記載の電動パーキングブレーキシステム(請求項4)。
(8)前記パーキングブレーキ自動制御装置が、(i)前記イグニッションスイッチのON・OFFを検出する電気回路であるブレーキ制御用検出回路と、(ii)そのブレーキ制御用検出回路からの電気信号は、前記イグニッションスイッチがOFFであることを表すが、前記車両の駆動源を制御する駆動制御装置から前記イグニッションスイッチがONであることを表す情報が供給される間は、前記ブレーキを自動で作用させない駆動中不作用部とを含む(1)項ないし(7)項のいずれか1つに記載の電動パーキングブレーキシステム。
ブレーキ制御用検出回路からの電気信号がイグニッションスイッチがOFFであることを表す場合には、操作部の操作によりイグニッションスイッチがOFFにされた場合、ブレーキ制御用検出回路が断線した場合等がある。それに対して、ブレーキ制御用検出回路からの電気信号が、イグニッションスイッチがOFFであることを表す場合に、駆動制御装置からの情報に基づけば、イグニッションスイッチがONであるかOFFであるかを検出することができる。そして、駆動源が制御状態にあることを表す情報や、イグニッションスイッチがONであることを表す情報が供給される間は、パーキングブレーキが自動で作用(ロック作動)させられることがないが、駆動源が制御状態でないことを表す情報や、イグニッションスイッチがOFFであることを表す情報が供給された場合に、パーキングブレーキが作用(ロック作動)させられることになる。その結果、ブレーキ制御用検出回路に断線が生じていても、イグニッションスイッチがONであることを検出することができ、パーキングブレーキを作用させることができる。
(9)前記車両のインストルメントパネルに設けられたディスプレイを制御するディスプレイ制御装置が、(i)前記ブレーキ制御用検出回路とは別個に設けられ、前記イグニッションスイッチのON・OFFを検出する電気回路であるディスプレイ制御用検出回路と、(ii)そのディスプレイ制御用検出回路からの電気信号に基づいて前記ディスプレイを制御するディスプレイ制御部とを含み、前記断線・OFF検出部が、前記ブレーキ制御用検出回路からの電気信号は、前記イグニッションスイッチがOFFであることを表すが、前記ディスプレイ制御装置からの情報が、前記イグニッションスイッチがONであることを表す場合に、前記ブレーキ制御用検出回路が断線しているとする断線検出部を含む(2)項ないし(8)項のいずれか1つに記載の電動パーキングブレーキシステム。
車両に設けられた他の制御装置のうち、ブレーキ制御用検出回路とは、別個にイグニッションスイッチのON・OFFを検出する検出回路を含むものからの情報に基づけば、パーキングブレーキ自動制御装置において、ブレーキ制御用検出回路が断線しているか否かを検出することができる。また、他の制御装置からの情報に基づけば、イグニッションスイッチON・OFFを正確に検出することができ、パーキングブレーキを運転者の意図に応じて作動させることができる。検出回路を有している制御装置として、例えば、ディスプレイ制御装置(メータ制御装置)がある。ディスプレイ制御装置に含まれる検出回路は、ブレーキ制御用検出回路と駆動制御用検出回路との両方と、別個のものであっても、ブレーキ制御用検出回路とは別個であるが、駆動制御用検出回路と共通のものであってもよい。
なお、ディスプレイ制御装置からの情報と駆動制御装置からの情報との両方に基づいてブレーキ制御用検出回路の断線の有無を検出したり、パーキングブレーキの作動が行われるようにしたりすることもできる。ディスプレイ制御装置と駆動制御装置との両方からの情報に基づけば、断線の有無をより正確に検出することができ、運転者の意図に反してパーキングブレーキが作動させられることをより良好に回避することができる。
(10)前記パーキングブレーキ自動制御装置が、前記車両の停止状態において、前記車両のイグニッションスイッチが、そのイグニッションスイッチの操作部の操作により、ONからOFFへ切り換えられた場合に、前記ブレーキを自動で作用させる停止中OFF操作時作用部を含む(1)項ないし(9)項のいずれか1つに記載の電動パーキングブレーキシステム(請求項5)。
車両によっては、イグニションスイッチのOFF状態において、走行速度や車輪速度が検出されない場合がある。また、車両の停止状態において、イグニッションスイッチがONからOFFに切り換えられれば、運転者は車両を走行させる意図がないと考えることができる。これらの事情から、イグニッションスイッチがONからOFFに切り換えられる直前の車両の走行速度が停止状態にあるとみなし得る設定速度以下である場合に、パーキングブレーキが自動で作用させられるようにすることは妥当なことである。また、車両の走行中に、イグニッションスイッチの操作部の操作により、イグニッションスイッチがONからOFFに切り換えられた場合に、運転者の意図に反して、パーキングブレーキが作用させられることを回避することができる。
(11)前記パーキングブレーキ自動制御装置が、前記車両のイグニッションスイッチがOFFであり、かつ、前記車両が停止状態にある場合に、前記ブレーキを自動で作用させる停止時自動作用部を含む(1)項ないし(10)項のいずれか1つに記載の電動パーキングブレーキシステム。
車輪速度や走行速度が、イグニッションスイッチがOFFであっても検出される車両においては、パーキングブレーキを自動で作用させるか否かを決定する際に、車両が停止状態にあるか否かが検出されるようにすることができる。
この場合においても、車両の停止状態において、パーキングブレーキを作用させることができるのであり、走行中に作用させられることを回避することができる。
(12)車輪の回転を抑制するブレーキと、そのブレーキを作用させたり解除したりする電動モータとを含み、前記ブレーキの作用状態において、車両を停止状態に保持する電動パーキングブレーキ機構と、
パーキングスイッチの操作部の操作に応じて、前記ブレーキを作用させる作用指令と解除する解除指令とを選択的に出力するパーキングスイッチと、
そのパーキングスイッチの異常を検出するパーキングスイッチ異常検出装置と、
そのパーキングスイッチ異常検出装置によって前記パーキングスイッチの異常が検出された場合において、前記車両の駆動源が駆動制御装置によって制御されていない場合に、前記電動モータを作動させることにより前記ブレーキを自動で作用させるパーキングブレーキ自動制御装置と
を含むことを特徴とする電動パーキングブレーキシステム。
本項に記載の電動パーキングブレーキシステムにおいては、パーキングスイッチの異常が検出された場合には、駆動源の制御状態に基づいてパーキングブレーキが制御される。駆動源が制御状態にある場合(駆動源が有効である場合)には、パーキングブレーキが自動で作用させられることはないが、駆動源が制御状態でない場合(駆動源が有効でない場合)に、自動で作用させられることになる。
すなわち、パーキングスイッチの異常が検出された場合には、駆動制御装置からの情報に基づいてパーキングブレーキが制御される。駆動源制御プログラムが実行されていることの情報、イグニッションスイッチがONである情報が供給された場合には、パーキングブレーキが作用させられることがないが、駆動源制御プログラムが実行されていないことの情報、イグニッションスイッチがOFFであることの情報が供給された場合に、パーキングブレーキが作用させられるのである。本項に記載の電動パーキングブレーキシステムは、オートマチックトランスミッションを備えた車両に適用することもできる。また、(1)項ないし(11)項のいずれかに記載の技術的特徴を採用することができる。
(13)車輪の回転を抑制するブレーキと、そのブレーキを作用させたり解除したりする電動モータとを含み、前記ブレーキの作用状態において、車両を停止状態に保持する電動パーキングブレーキ機構と、
パーキングスイッチの操作部の操作に応じて、前記ブレーキを作用させる作用指令と解除する解除指令とを選択的に出力するパーキングスイッチと、
そのパーキングスイッチの異常を検出するパーキングスイッチ異常検出装置と、
そのパーキングスイッチ異常検出装置によって前記パーキングスイッチの異常が検出された場合において、前記車両に設けられ、前記電動パーキングブレーキ機構を制御する制御装置以外の制御装置から、イグニッションスイッチがOFFであることに関連する情報が供給された場合に、前記ブレーキを自動で作用させるパーキングブレーキ自動制御装置と
を含むことを特徴とする電動パーキングブレーキシステム。
電動パーキングブレーキ機構を制御する制御装置以外の制御装置としては、駆動制御装置、ディスプレイ制御装置等が該当する。
本項に記載の電動パーキングブレーキシステムは、オートマチックトランスミッションを備えた車両に適用することもできる。また、(1)項ないし(12)項のいずれかに記載の技術的特徴を採用することができる。
(14)車輪の回転を抑制するブレーキと、そのブレーキを作用させたり解除したりする電動モータとを含み、前記ブレーキの作用状態において、車両を停止状態に保持する電動パーキングブレーキ機構と、
パーキングスイッチの操作部の操作によって、前記ブレーキを作用させる作用指令と、解除する解除指令とを選択的に出力するパーキングスイッチと、
そのパーキングスイッチの異常を検出するスイッチ異常検出装置と、
そのスイッチ異常検出装置によって前記パーキングスイッチの異常が検出された場合に、前記車両の停止状態において、前記車両のイグニッションスイッチが、そのイグニッションスイッチの操作部の操作により、ONからOFFへ切り換えられた場合に、前記ブレーキを自動で作用させるパーキングブレーキ自動制御装置と
を含むことを特徴とする電動パーキングブレーキシステム。
パーキングスイッチの異常が検出された場合において、イグニッションスイッチがOFFであり、かつ、車両が停止状態にある場合に、パーキングブレーキが自動で作用させられる。本項に記載の電動パーキングブレーキシステムは、オートマチックトランスミッションを備えた車両に適用することもできる。
本項に記載の電動パーキングブレーキシステムには、(1)項ないし(13)項のいずれかに記載の技術的特徴を採用することができる。
(15)マニュアルトランスミッションと、
(a)車輪の回転を抑制するブレーキと、そのブレーキを作用させたり解除したりする電動モータとを含み、前記ブレーキの作用状態において、車両を停止状態に保持する電動パーキングブレーキ機構と、(b)パーキングスイッチ操作部の操作に応じて、前記ブレーキを作用させる作用指令と解除する解除指令とを選択的に出力するパーキングスイッチと、(c)そのパーキングスイッチの異常を検出するパーキングスイッチ異常検出装置と、(d)そのパーキングスイッチ異常検出装置によって前記パーキングスイッチの異常が検出された場合において、前記車両のイグニッションスイッチが、そのイグニッションスイッチの操作部の操作によりOFFにされた場合に、前記電動モータを作動させることにより前記ブレーキを自動で作用させるパーキングブレーキ自動制御装置とを含む電動パーキングブレーキシステムと
を含むことを特徴とする車両。
本車両の電動パーキングブレーキシステムには、(1)項ないし(14)項のいずれかに記載の技術的特徴を採用することができる。
(16)さらに、駆動源と、
(a)当該車両のイグニッションスイッチのON・OFFを検出する電気回路である駆動制御用検出回路と、(b)その駆動制御用検出回路からの電気信号に基づき、前記イグニッションスイッチがONであることが検出される間、前記駆動源を制御する駆動制御部と、(c)前記駆動制御用検出回路からの電気信号に基づいて検出されたイグニッションスイッチのON・OFFの検出結果を表す情報を、前記パーキングブレーキ自動制御装置に供給する情報供給部とを含む駆動制御装置と
を含む(15)項に記載の車両。
(17)オートマチックトランスミッションと、
(a)車輪の回転を抑制するブレーキと、そのブレーキを作用させたり解除したりする電動モータとを含み、前記ブレーキの作用状態において、車両を停止状態に保持する電動パーキングブレーキ機構と、(b)パーキングスイッチ操作部の操作に応じて、前記ブレーキを作用させる作用指令と解除する解除指令とを選択的に出力するパーキングスイッチと、(c)そのパーキングスイッチの異常を検出するパーキングスイッチ異常検出装置と、(d)そのパーキングスイッチ異常検出装置によって前記パーキングスイッチの異常が検出された場合において、前記車両のイグニッションスイッチが、そのイグニッションスイッチの操作部の操作によりOFFにされた場合に、前記電動モータを作動させることにより前記ブレーキを自動で作用させるパーキングブレーキ自動制御装置とを含む電動パーキングブレーキシステムと
を含むことを特徴とする車両。
本車両の電動パーキングブレーキシステムには、(1)項ないし(14)項のいずれかに記載の技術的特徴を採用することができる。また、本車両は、(16)項に記載の駆動源、駆動制御装置を含むものとすることができる。
以下、本発明の一実施例である電動パーキングブレーキシステムについて図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本実施例に係る電動パーキングブレーキシステムは、マニュアルトランスミッション10を備えた車両に設けられる。
電動パーキングブレーキシステムは、電動パーキングブレーキ機構12を含む。電動パーキングブレーキ機構12は、図1〜4に示すように、車両の左右後輪14,16に設けられたブレーキ18,20と、ブレーキ用モータ(電動モータ)30を含む押付装置32とを含み、ブレーキ用モータ30の作用によりケーブル34,36が引っ張られて、ブレーキ18,20が作動させられる。
ブレーキ18,20は、本実施例においては、図4に示すように摩擦ブレーキとしてのドラムブレーキである。ドラムブレーキ18,20は、互いに同じ構造を為したものであり、それぞれ、図示しない車体に取り付けられた非回転体としてのバッキングプレート40と、内周面に摩擦面42を備えて車輪14,16と一体的に回転可能なブレーキ回転体としてのドラム44とを含む。
バッキングプレート40の一直径方向に隔たった位置には、アンカ部材46とブレーキシリンダ48とが設けられている。アンカ部材46はバッキングプレート40に固定されており、それらアンカ部材46とブレーキシリンダ48との間には、各々円弧状を成す一対のブレーキシュー50a,50bがドラム44の内周面42に対面するように取り付けられている。一対のブレーキシュー50a,50bは、シューホールドダウン装置52a,52bによってバッキングプレート40にそれの面に沿って移動可能に取り付けられている。なお、バッキングプレート40の中央に設けられた貫通穴は、図示しないアクスルシャフトの貫通を許容するためのものである。
一対のブレーキシュー50a,50bは、一端部がブレーキシリンダ48により作動的に連結される一方、各他端部がアンカ部材46と当接して回動可能に支持されるようになっている。一対のブレーキシュー50a,50bの一端部同士は、リターンスプリング54により互いに接近する向きに付勢されている。また、ブレーキシュー50a,50bの間には、ストラット56が設けられている。
また、ドラムブレーキ18,20には、それぞれ、オートアジャスタ60が設けられ、ブレーキシュー50a,50bとドラム内周面42との間のクリアランスが自動で調整される。
また、ブレーキ作動部材としてのブレーキレバー62が、一端部においてブレーキシュー50aに保持され、他端部において、それぞれ、ブレーキケーブル34,36(図1参照:以下、単にケーブルと称する)のインナケーブル64が連結された状態で設けられる。インナケーブル64が引っ張られると、ブレーキレバー62が回動させられ、それによって、ブレーキシュー50a、50bが拡開させられ、ブレーキライニング66a,66bがドラム内周面42に押し付けられ、パーキングブレーキとしてのドラムブレーキ18,20が作動させられる。ブレーキライニング66a,66bの押付力は、インナケーブル64の引張力に応じた大きさとなる。
一方、ブレーキシリンダ48に液圧が供給されると、それによって、一対のブレーキシュー50a,50bが拡開させられ、ブレーキライニング66a,66bがドラム内周面42に押し付けられ、サービスブレーキとしてのドラムブレーキ18,20が作動させられる。
以下、本明細書において、ドラムブレーキ18,20をパーキングブレーキ18,20と称することがある。
ケーブル34,36は、それぞれ、インナケーブル64のアウタチューブからブレーキ側に突出した部分において前記ブレーキレバー62に連結されるとともに、他端部のアウタチューブから突出した部分においてクラッチ付き運動変換機構72に連結される。
クラッチ付き運動変換機構72は、ブレーキ用モータ30の回転を直線運動に変換するとともに、ブレーキ用モータ30の駆動力をケーブル34,36に伝達する。クラッチ付き運動変換機構72は、図2に示すように、ギヤ列80,保持機構としてのクラッチ82,ねじ機構84等を含む。
ギヤ列80は、複数のギヤ86,88,90から成る。ブレーキ用モータ30の出力軸92にはギヤ86が噛合され、ギヤ86の回転が、ギヤ88を経てギヤ90に伝達される。ギヤ90のブレーキ用モータ30とは反対側の端面には、軸線方向と平行に突出する駆動伝達部94が設けられている。
クラッチ82は、一方向クラッチであり、図3に示すように、ハウジング100と、そのハウジング100の内周側に設けられたコイルスプリング102と、クラッチ82の出力軸104と一体的に回転可能なロータ106とを含む。コイルスプリング102は、巻径が弾性的に僅かに収縮させられた状態でハウジング100に嵌合されており、それの外周面がハウジング100の内周面に密着し、素線の端部108,110が、それぞれ、内周側に向かって突出させられた状態で設けられている。また、ギヤ90の駆動伝達部94が2つの端部108,110で挟まれた2つの空間の一方に位置し、ロータ106が他方に位置する。
ブレーキ用モータ30の回転に伴ってギヤ90が回転すると、駆動伝達部94が端部108,110のいずれか一方に当接し、コイルスプリング102が巻き締められてハウジング100の内周面とスプリング102の外周面との間の摩擦力が小さくなる。それによって、コイルスプリング102,ロータ106が回転可能となり、出力軸104を回転させる。出力軸104はギヤ90と一体的に回転させられるのであり、クラッチ82によって、電動モータ50の回転が出力軸104に伝達されることになる。
ブレーキ用モータ30に電流が供給されない状態(ブレーキ用モータ30の停止状態)において、出力軸104にトルクが加わると、ロータ106が端部108,110のいずれか一方に当接し、それによって、コイルスプリング102が拡径させられる。コイルスプリング102の外周面とハウジング100の内周面との間の摩擦力が大きくなり、コイルスプリング102の回転は阻止される。クラッチ82によって、出力軸104のトルクのギヤ90への伝達が阻止され、ブレーキ用モータ30に電流が供給されない状態において、出力軸104に加えられるトルクによってブレーキ用モータ30が回転させられることはないのである。
ねじ機構84は、ハウジング120と、軸線Lと平行な方向に延びた雄ねじ部材122と、雄ねじ部材122に螺合させられた図示しないナットと、ナットにM軸線回りに相対回動可能に取り付けられたイコライザ124とを含む。雄ねじ部材122は、一対のラジアルベアリング125(他方は図示は省略する)、ニードルスラストベアリング126を介して、ハウジング120に相対回転可能に支持される。イコライザ124の両アームには、それぞれ、ケーブル34,36のインナケーブル64が連結されている。イコライザ124の本体には係合突部128が設けられ、図示は省略するが、ハウジング120に、軸線Lと平行な方向に設けられたガイドに係合させられる。その結果、イコライザ124は、ハウジング120に、軸線Lを中心とした相対回転不能、軸線Lと平行な方向に相対移動可能、かつ、係合突部128の回り(軸線Mの回り)に相対回動可能となっている。
イコライザ124は、図2に実線で示す位置と二点鎖線で示す位置との間で、ハウジング120に対して相対移動可能とされており、イコライザ124の相対移動に伴ってケーブル34,36のインナケーブル64が引っ張られたり、緩められたりする。また、イコライザ124は、2つのケーブル34,36のインナケーブル64に加えられる張力(以下、単にケーブル34,36の張力という場合がある)が同じになるように、係合突部128の回り(軸線Mの回り)に回動させられる。
なお、ハウジング120の内部には、ケーブル36のインナケーブル64の張力を検出する張力センサ130が設けられている。イコライザ124により、ケーブル34,36に加えられる張力は同じ大きさとされるため、張力センサ130によって検出されたケーブル36の張力は、ケーブル34の張力でもある。
また、符号132は異常時解除装置を示す。異常時解除装置132は、ブレーキ用モータ30の異常時等に、パーキングブレーキ18,20を解除するための装置である。
本実施例においては、ブレーキ18,20およびブレーキ用モータ30,クラッチ付き運動変換機構72,ケーブル34,36等により電動パーキングブレーキ機構12が構成される。
なお、本実施例においては、運動変換機構72がクラッチ82を有するものであったが、クラッチ82は不可欠ではない。運動変換機構72がウォームおよびウォームギヤを含む場合においても同様の機能が得られる。
マニュアルトランスミッション10は、図1に示すように、車両の駆動源としてのエンジン150に、クラッチ152を介して連結される。マニュアルトランスミッション10の出力軸の駆動トルクは駆動輪に伝達される。駆動輪は、左右前輪であっても(前輪駆動車であっても)、左右後輪14,16であっても(後輪駆動車であっても)、前後左右の4輪であっても(4輪駆動車であっても)よい。
マニュアルトランスミッション10にはシフト操作部材154が連結され、クラッチ152にはクラッチペダル156が連結される。クラッチ152はクラッチペダル156の踏込みによって切断状態とされ、クラッチペダル156の踏込みが解除されると接続状態とされる。クラッチ152の切断状態において、シフト操作部材154が操作されると、それに応じてトランスミッション10における変速段が切り換えられる。エンジン150の出力軸とトランスミッション10の出力軸との間のギヤ列が変更されるのである。
また、本実施例におけるマニュアルトランスミッション10を備えた車両には、パーキングロック機構が設けられていない。トランスミッション10の出力軸(駆動伝達軸)の回転を機械的に阻止する機構が設けられていないのである。
電動パーキングブレーキ機構12のブレーキ用モータ30は、図1に示すように、電動パーキングブレーキECU(EPBECU)200の指令に基づいて制御される。電動パーキングブレーキECU200は、コンピュータを主体とするものであり、入出力部202,実行部204,記憶部206等を含む。入出力部202には、パーキングブレーキスイッチ(EPBSW:以下、単に、パーキングスイッチと略称する)210,張力センサ130,イグニッションスイッチ212等が接続されるとともに、駆動回路(スイッチ等を含む)214を介してブレーキ用モータ30が接続される。
電動パーキングブレーキECU200には、CAN(Car Area Network)220を介して、エンジンECU(E/GECU)224,スイッチECU(SWECU)226,スキッドコントロールECU(VSCECU)228,メータECU229等の複数のコンピュータが接続されている。
エンジンECU224は、入出力部230,実行部232,記憶部234等を含み、入出力部230には、イグニッションスイッチ212,アクセル開度センサ236等が接続されている。アクセル開度センサ236は、アクセル操作部材238の開度(踏込量)を検出するものである。エンジンECU224は、イグニッションスイッチ212がON状態の間、エンジン150を、アクセル開度、車両の走行速度等に基づいて制御する。また、入出力部230には、エンジン150の作動状態を表す複数のセンサが接続され、それによって、エンジン150の作動状態が検出される。
スイッチECU226も同様に、入出力部、実行部、記憶部等を含み、車両に設けられた複数のスイッチ、操作部材の操作状態を検出して、操作状態を表す情報を出力する。入出力部には、シフト位置検出装置240,クラッチスイッチ242等が接続されている。シフト操作部材154は、図1に示すように、ロー位置(1速:1)、セカンド位置(2速:2)、ニュートラル位置(N)、サード位置(3速:3)、トップ位置(4速:4)、リバース位置(R)の間で切り換え可能なものである。シフト位置検出装置240によって、シフト操作部材154の操作位置が検出され、シフト位置を表す情報がCAN220を介して電動パーキングブレーキECU220に供給される。クラッチスイッチ242は、クラッチペダル156の踏込み状態を検出するものであり、クラッチペダル156の踏込み状態、すなわち、クラッチ152の切断・接続の状態を表す情報がCAN220を介して電動パーキングブレーキECU200に供給される。
スキッドコントロールECU228も同様に、入出力部、実行部、記憶部等を含み、図示しないが、サービスブレーキのブレーキ力を制御するものである。入出力部には、前後左右の各輪の車輪速度をそれぞれ検出する車輪速度センサ250が接続されている。予め定められたトリガ信号に応じて、前後左右の各輪の車輪速度センサ250から、それぞれ、車輪速度が検出される。検出された車輪速度が、CAN220に出力され、電動パーキングブレーキECU200、エンジンECU224等に供給される。エンジンECU224には、イグニッションスイッチ212を介して電源としてのバッテリ254が接続されている。そのため、車輪速度は、イグニッションスイッチ212のON状態において検出されるが、OFF状態においては検出されることがない。車輪速度を表す情報もCAN220に出力されなくなる。
なお、CAN220には、前後左右の各輪の車輪速度を表す情報が出力されても、これら車輪速度のうちの最大値、あるいは、平均値を表す情報が出力されるようにしても、スキッドコントロールECU228において、これら車輪速度に基づいて推定車体速度が演算により求めれ、その求められた推定車体速度(走行速度)を表す情報が出力されるようにしてもよい。
メータECU229は、車両のインストルメントパネルに設けられたディスプレイ258を制御するものである。ディスプレイ258は、イグニッションスイッチ212がONの間制御され、種々の情報が表示される。
パーキングスイッチ210は、図5に示すスイッチ操作部260の操作によって切り換えられる。スイッチ操作部260は、ロック側操作部270とリリース側操作部272とを含む。ロック側操作部270の押圧操作が行われるとロック指令(パーキングブレーキ18,20を作用させる指令のことである。パーキングブレーキ18,20を作用させることをロックさせると称することがある)が出力され、リリース側操作部272の押圧操作が行われるとリリース指令(作用状態にあるパーキングブレーキ18,20を解除する指令のことである。パーキングブレーキ18,20を解除することをリリースすると称することがある)が出力される。スイッチ操作部260は、ロック側操作部270,リリース側操作部272から押圧力が除かれると、中立位置に戻るようにされており、中立位置においては、ロック指令も、リリース指令も出力されない。
パーキングスイッチ210は、図6に示すように、ロック側スイッチ276とリリース側スイッチ278とを含むが、冗長化されており、ロック側スイッチ276,リリース側スイッチ278が、それぞれ、2つずつのスイッチを含む。
ロック側スイッチ276に含まれる2つのスイッチ280,282は、ロック側操作部270の操作に応じてON・OFF(閉・開)させられる。本実施例においては、ロック側操作部270の操作により、図示しないコイルに電流が流れて励磁され、それによって、2つのスイッチ280,282が共にON状態とされる。スイッチ280,282は、それぞれ、入出力部202とアースとの間に、抵抗288と直列に、かつ、抵抗289と並列に設けられる。ON状態(閉)とOFF状態(開)とで、入出力部202の接続端子(Lck1,Lck2)における電圧が変化するため、それによって、スイッチ280,282の各々についての、ON・OFF(閉・開)がわかる。
リリース側スイッチ278に含まれる2つのスイッチ284,286についても同様であり、リリース側操作部272の操作に応じてON・OFFされる。スイッチ284,286は、それぞれ、入出力部202とアースとの間に設けられ、入出力部202の接続端子(REL1,REL2)各々の電圧に基づいて、ON・OFFが検出される。
パーキングスイッチ210が正常である場合には、スイッチ280,282のON・OFF状態、スイッチ284,286のON・OFF状態は、それぞれ、互いに同じである。それに対して、操作部260が操作された場合に、(i)スイッチ280,282のON・OFFの状態が異なる場合(スイッチ280,282のいずれか一方がON状態にあり、他方がOFF状態にある場合)、(ii)スイッチ284,286のON・OFFの状態が異なる場合(スイッチ284,286のいずれか一方がON状態にあり、他方がOFF状態にある場合)、(iii)スイッチ280〜286のすべてがON状態である場合、あるいは、(iv)操作部260の非操作状態において、すべてのスイッチ280,282,284,286がOFF状態にない場合には、パーキングスイッチ210が異常であるとされる。
イグニッションスイッチ212は、操作部290(図1参照)の操作により、ON・OFFに切り換えられるスイッチであり、イグニッションスイッチ212がOFFからONに切り換えられれば、エンジン150が始動させられ、OFFからONに切り換えられれば、エンジン150が停止させられるのが普通である。イグニッションスイッチ212は、図7に示すように、本実施例においては、2つのスイッチ296,298を含み、操作部290の操作に連動してON・OFF(閉・開)させられる。本実施例においては、操作部290のON操作により、図示しないコイルが励磁させられ、それによって、スイッチ296,298が閉状態に切り換えられる。
スイッチ296は、バッテリ254と電動パーキングブレーキECU200の入出力部202との間に設けられ、スイッチ298は、バッテリ254とエンジンECU224の入出力部230との間に設けられ、それぞれ、バッテリ254,スイッチ296,電動パーキングブレーキECU200が直列に設けられた検出回路(電気回路)302、バッテリ254,スイッチ298,エンジンECU224が直列に設けられた検出回路(電気回路)304が形成される。
スイッチ296,298が閉状態にある場合には、端子電圧が高くなるが、開状態にある場合には、端子電圧が低くなる。このように、端子電圧に基づけば、スイッチ296,298がそれぞれ閉状態にあるか開状態にあるかを検出することができる。なお、2つの検出回路302,304を区別するために、電気回路302をブレーキ制御用検出回路と称し、電気回路304を駆動制御用検出回路と称する。
ブレーキ制御用検出回路302,駆動制御用検出回路304の各々が正常である場合には、電動パーキングブレーキECU200、エンジンECU224の各々におけるイグニッションスイッチ212がONであるかOFFであるかの検出結果は同じはずである。それに対して、エンジンECU224においてイグニッションスイッチ212(スイッチ298)がONであると検出され、ブレーキECU200においてイグニッションスイッチ212(スイッチ296)がOFFであると検出された場合には、ブレーキ制御用検出回路302において断線が生じている異常であるとすることができる。
なお、本実施例において、電動パーキングブレーキECU200,エンジンECU224には、イグニッションスイッチ212を介さない電源線310,312によりバッテリ254に接続されている。そのため、イグニッションスイッチ212がOFF状態にあっても、電動パーキングブレーキECU200,エンジンECU224の実行が可能である。
また、図示は省略するが、メータECU229には、ブレーキ制御用検出回路302,駆動制御用検出回路304とは別の検出回路が接続されており、その別の検出回路の電圧に基づいて、イグニッションスイッチ212のON・OFFが検出されるようになっている。
以上のように構成された電動パーキングブレーキシステムにおける作動を説明する。
パーキングスイッチ210のロック側操作部270が操作されると、ロック指令が出力され、ブレーキ用モータ30が始動させられる。ケーブル34,36が引っ張られ、それによって、パーキングブレーキ18,20が作用させられる(ロック作動させられる)。ブレーキ用モータ30は、ケーブルの張力が目標張力に達すると停止させられる。目標張力は、車両を停止状態に保持可能な大きさである。また、パーキングブレーキ18,20の作用中に、ブレーキ用モータ30に電流が供給されなくなっても、クラッチ82によりブレーキ18,20において摩擦材押付力が保持される。
パーキングブレーキ18,20の作用状態において、リリース側操作部272が操作されると、リリース指令が出力される。ブレーキ用モータ30が始動させられ、ロック作動時とは逆方向に回転させられる。ケーブル34,36が緩められ、ドラムブレーキ18,20において、リターンスプリング54により、一対のブレーキシュー50a,50bが縮径させられ、ブレーキが解除される。ケーブル34,36が緩められ、ブレーキ18,20が解除されると、ブレーキ用モータ30は停止させられる。
パーキングスイッチ210の異常の有無は、図8のフローチャートで表されるパーキングスイッチ異常有無検出プログラムの実行に従って検出される。パーキングスイッチ異常有無検出プログラムは予め定められた設定時間毎に、電動パーキングブレーキECU200において実行される。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、スイッチ280〜286すべてがOFFであるか否かが判定される。すべてがOFFである場合には、判定がYESとなり、S2において、正常であるとされる。ロック側操作部270も、リリース側操作部272も押圧操作されていない場合には、すべてのスイッチ280〜286はOFFであるはずである。そのため、これらすべてのスイッチ280〜286がOFFである場合には、正常であると推定することができる。
それに対して、すべてのスイッチ280〜286がOFFでない場合には、S3、4において、スイッチ280,282の状態が同じであるか否か、スイッチ284,286の状態が同じであるか否かが判定され、いずれの判定結果もYESである場合には、S5において、スイッチ280の状態とスイッチ284の状態とが異なるか同じであるかが判定される。S3〜5の判定がすべてYESである場合は、スイッチ280,282と、スイッチ284,286とのいずれか一方が、いずれもONであり、他方がいずれもOFFである場合であり、ロック側操作部270とリリース側操作部272とのいずれか一方が操作されたと考えられる。この場合には、S2において、スイッチ210は正常であるとされる。
それに対して、S3〜5のいずれか1つのステップにおける判定がNOである場合には、S6において、パーキングスイッチ210が異常であるとされる。
図9のフローチャートは、車輪速度取得プログラムを表す。車輪速度取得プログラムは、電動パーキングブレーキECU200において、予め定められた設定時間毎に実行される。車輪速度を表す情報は、スキッドコントロールECU228から供給される。また、前述のように、車輪速度は、イグニッションスイッチ212のONの間、供給されるが、イグニッションスイッチ212がOFFになると供給されないようになっている。
S31において、CAN220を介して車輪速度を表す情報を受信したか否かが判定され、受信した場合には、S32において、車輪速度を表す情報が読みとられ、S33において、記憶される。最新の車輪速度を表す情報が記憶されるのであり、イグニッションスイッチ212がOFFとなった場合に、電動パーキングブレーキECU200において記憶されている車輪速度は、操作部290のONからOFFへの切換え操作が行われる直前に検出された車輪速度となる。
前述のように、スキッドコントロールECU228から、前後左右の各輪の車輪速度の代表値を表す情報が送信される場合、あるいは、走行速度を表す情報が送信される場合には、それが、停止状態であるとみなし得る設定速度以下である場合に、車両が停止状態にあるとすることができる。それに対して、前後左右の4輪の各々の車輪速度を表す情報すべてが送信される場合には、電動パーキングブレーキECU200において、それらのうちの最大値、平均値が取得されたり、走行速度が取得されたりして、取得された値が停止状態であるとみなし得る設定速度以下である場合に、車両が停止状態にあるとすることができる。
図10のフローチャートで表されるパーキングブレーキ制御プログラムは、予め定められた設定時間毎に、電動パーキングブレーキECU200において実行される。
S51において、パーキングスイッチ210が正常であるか否かが判定される。正常である場合には、判定がYESとなり、S52〜55において、通常のパーキングブレーキ制御が行われる。S52において、ロック指令が出力されたか否か(ロック指令が検出されたか否か)か、S53において、リリース指令が出力されたか否か(リリース指令が検出されたか否か)が判定される。ロック側操作部270もリリース側操作部272も操作されない場合には、S52,53の判定がいずれもNOとなり、S51〜53が繰り返し実行される。
そのうちに、ロック側操作部270が操作され、ロック指令が出力された場合には、S52の判定がYESとなり、S54において、パーキングブレーキ18,20がロック作動させられる(作用させられる)。また、リリース側操作部272が操作され、リリース指令が検出された場合には、S53の判定がYESとなり、S55において、パーキングブレーキ18,20がリリース作動される(解除される)。
それに対して、パーキングスイッチ210が異常である場合には、S51の判定がNOとなり、S56以降が実行される。この場合には、パーキングスイッチ210の状態に基づいてパーキングブレーキ18,20が作動させられることがない(ブレーキ用モータ30が制御されることがない)。
S56において、パーキングブレーキ18,20が作用状態にあるか(ロック状態にあるか)否かが判定される。作用状態にない場合には、判定がNOとなり、S57において、車輪速度センサ250が正常であるか否かが判定される。車輪速度センサ250が正常であるか否かの検出が、イニシャルチェック等において既に行われている場合には、その結果が読み込まれ、正常であるか否かの検出が行われていない場合には、S57において、正常であるか否かの判定が行われる。異常であるか否かの検出はスキッドコントロールECU228において実行され、判定結果を表す情報が供給される。
車輪速度センサ250が正常である場合には、S58において、ブレーキ制御用検出回路302の断線の有無が検出される。図11のルーチンで示すように、S81において、ブレーキ制御用検出回路302の電圧に基づき、イグニッションスイッチ212(スイッチ296)がOFFであるか否かが判定される。OFFであると検出された場合には、S82において、エンジンECU224からの情報がイグニッションスイッチ212がONであることを表すものであるか否か、すなわち、エンジン制御プログラムが実行されているか否かが判定される。
エンジンECU224においては、エンジン制御用検出回路304の電圧に基づいて、イグニッションスイッチ212(スイッチ298)がONであるかOFFであるかが検出され、ONである場合に、エンジン150が制御されるのである。したがって、電動パーキングブレーキECU200において、イグニッションスイッチ212がOFFであると検出され、エンジンECU224において、ONであると検出された場合(S81,82の判定がともにYESである場合)には、S83において、ブレーキ制御用検出回路302において断線が生じていると判定される。
それに対して、電動パーキングブレーキECU200において、イグニッションスイッチ212がON状態にあると検出された場合(S81の判定がNOである場合)、電動パーキングブレーキECU200においても、エンジンECU224においても、イグニッションスイッチ212がOFFであると検出された場合、すなわち、エンジン150が制御されていない場合(S81の判定がYES,S82の判定がNOである場合)には、S84において、ブレーキ制御用検出回路302に断線は生じていないと判定される。
アイドリングストップ制御が行われない車両においては、エンジン150の制御中とエンジン150の作動状態とは同じであり、エンジン150が作動状態にある場合は、エンジン150は制御中であり、スイッチ298はONであると検出することができ、エンジン150が停止状態にある場合には、エンジン150は制御中でなく、スイッチ298はOFFであると検出することができる。
それに対して、アイドリングストップ制御が行われる車両においては、エンジン150が停止していても、スイッチ298がOFFにあるとは限らない。この場合には、エンジンECU224においてエンジン制御プログラムが実行されている場合に、スイッチ298がONであるとすることができる。
そして、S59において、S58の検出結果が、「断線有」であるか否かが判定される。断線なし、すなわち、正常である場合には、S59の判定がNOとなり、S60において、イグニッションスイッチ212がOFFであるか否かがブレーキ制御用検出回路302の電圧に基づいて検出される。イグニッションスイッチ210がONである場合には、S60の判定がNOとなる。イグニッションスイッチ210がONである間、S51,56〜60が繰り返し実行される。この間、パーキングブレーキ18,20がロック作動させられることはない。
そのうちに、イグニッションスイッチ210がOFFになると、S60の判定がYESとなり、S61において、記憶されている車輪速度に基づいて車両が停止状態にあるか否かが判定される。イグニッションスイッチ212がONからOFFに切り換えられた時点、すなわち、切換え操作が行われる直前に、車両が停止状態にあったか否かが判定されるのである。車両が停止状態にあった場合には、S61の判定がYESとなり、S54において、パーキングブレーキ18,20がロック作動させられる。それに対して、イグニッションスイッチ210がONからOFFに切り換わる際に、車両が停止状態になかった場合には、パーキングブレーキ18,20が自動でロックさせられることはない。車両の走行中に、燃費低減等のために、イグニッションスイッチの操作部290がOFF操作されることがあるが、そのような場合に、パーキングブレーキ18,20がロック作動させられることは望ましくないからである。
一方、ブレーキ制御用検出回路302に断線が有ることが検出された場合には、S59の判定がYESとなる。この場合には、エンジン150は有効であるため、パーキングブレーキ18,20が自動でロック作動させられることがない。本実施例においては、エンジン150が有効である場合には、断線があるとされるため、断線である場合には、イグニッションスイッチ212がONであるからである。
パーキングブレーキ18,20が既にロック中である場合には、S56の判定がYESとなり、S62において、発進意図があるか否かが判定される。本実施例においては、クラッチペダル156の踏込みによりクラッチ152が切断され、シフト操作部材154の操作により、マニュアルトランスミッション10においてシフト位置が切り換えられて(ニュートラル位置にあった場合には、他の位置に切り換えられて)、その後、クラッチペダル156の踏込みが解除されて、クラッチ152が接続され、さらに、アクセル操作部材238が踏み込まれたことの一連の操作が行われ、かつ、エンジントルクが設定値以上である場合に、発進意図があるとされる。これらの一連の操作は、イグニッションスイッチ212がONとされたことが検出された後に、検出される場合と、ONとされたことが検出されないのに、検出される場合とがある。いずれにしても、発進意図があるとされた場合には、S62の判定がYESとなり、S55において、自動でリリース作動が行われる。発進意図が検出されない場合には、S62の判定はNOとなり、パーキングブレーキ18,20はロック状態に保たれる。
以上のように、本実施例においては、パーキングスイッチ210が異常であっても、車両の停止状態において、イグニッションスイッチ212の操作部290のOFF操作が行われた場合には、パーキングブレーキ18,20が自動でロック作動させられる。そのため、マニュアルトランスミッション10を備えた車両において、パーキングスイッチ210が異常であっても、運転者の意図に反することなく、良好に車両を停止状態に保持することができる。
特許文献1には、マニュアルトランスミッションを備えた車両において、イグニッションスイッチのONからOFFへの切換え操作が行われた場合に、パーキングブレーキ18,20が自動でロック作動させられることが記載されている。しかし、特許文献1には、パーキングスイッチ210の異常についての記載がなく、フェールセーフについての記載もない。
前述のように、特許文献2には、パーキングスイッチ210の異常時において、車両が停止状態にある場合に、パーキングブレーキ18,20を自動でロック作動させることが記載されている。しかし、停止状態にある場合に、常に、パーキングブレーキ18,20が自動でロックさせられるようにすると、作動頻度が高くなり、望ましくない。また、例えば、寒冷地等、運転者の意図に反して、ロック作動させられるという問題がある。さらに、特許文献2には、マニュアルトランスミッションを備えた車両に適用されることの記載がない。
特許文献3には、パーキングスイッチ210の異常時に、始動スイッチの操作、シフトレバーの操作、ブレーキペダルの操作、アクセルペダルの操作などの一部あるいは全部の組み合わせに応じて、パーキングブレーキ18,20をロック作動させたり、リリース作動させたりすることが記載されている。しかし、特許文献3には、始動スイッチの操作についての具体的な説明の記載がない。また、特許文献3には、マニュアルトランスミッションを備えた車両に適用されることの記載がない。
以上、特許文献1〜3のいずれにも、本実施例に係る電動パーキングブレーキシステムの特徴である「マニュアルトランスミッションを備えた車両の電動パーキングブレーキシステムにおいて、パーキングスイッチ210の異常時に、イグニッションスイッチの操作部290の操作により、イグニッションスイッチ212がONからOFFへ切り換えられた場合に、パーキングブレーキ18,20を自動でロック作動させること」は記載されていない。本実施例における電動パーキングブレーキシステムにおいては、「パーキングスイッチ210が異常であっても、運転者の意図に反することなく、パーキングブレーキ18,20を自動でロック作動させることができ、マニュアルトランスミッション10を備えた車両を良好に停止状態に保つことができる」という特有の効果を奏することができるのである。
また、ブレーキ制御用検出回路302の断線と、イグニッションスイッチ212のOFFとが区別して検出されるため、ブレーキ制御用検出回路302の電気信号に基づいてイグニッションスイッチ212がOFFであると検出されても、それが、操作部290の操作に起因するものであるか否かを検出することができる。そのため、ブレーキ制御用検出回路302が異常であっても、運転者のイグニッションスイッチ212の操作部290のOFF操作を正確に検出することができるのであり、運転者の意図に反して、パーキングブレーキ18,20が自動でロック作動させられることを良好に回避することができる。
さらに、特許文献1〜3のいずれにも、本実施例に係る電動パーキングブレーキシステムの別の特徴である「電動パーキングブレーキシステムにおいて、パーキングスイッチ210の異常時において、車両の停止状態に、イグニッションスイッチ212の操作部290のOFF操作が行われた場合に、パーキングブレーキ18,20を自動でロック作動させること」は記載されていない。本実施例に係る電動パーキングブレーキシステムにおいては、「パーキングスイッチ210の異常時に、パーキングブレーキ18,20の作用頻度を低くし、運転者の意図に反して、パーキングブレーキ18,20が自動でロック作動させられることを良好に回避することができる」という特有の効果を奏することができるのである。車両の走行中にイグニッションスイッチ212の操作部290のOFF操作が行われた場合に、自動でパーキングブレーキ18,20がロック作動させられることを回避することができ、寒冷地において、パーキングブレーキ18,20が自動でロック作動させられた結果、凍結して容易に解除できなくなることを良好に回避することができる。
また、特許文献1〜3のいずれにも、本実施例に係る電動パーキングブレーキシステムのさらに別の特徴である「電動パーキングブレーキシステムにおいて、パーキングスイッチ210の異常時において、エンジンECU224からの情報に基づいて、パーキングブレーキ18,20を自動で作動させること」は記載されていない。エンジンECU224においては、ブレーキ制御用検出回路302とは別個に設けられたエンジン制御用検出装置304の電気信号に基づいてイグニッションスイッチ212のON・OFFが検出されるため、エンジンECU224からの情報に基づいて、イグニッションスイッチ212のON・OFFが検出されるようにすることは妥当なことである。特に、「ブレーキ制御用検出回路302が断線していても、イグニッションスイッチ212のON・OFFを正確に検出することができるため、運転者の意図に反して、パーキングブレーキ18,20が自動でロック作動させられることを良好に回避することができる」という特有の効果を奏することができる。
以上のように、本実施例においては、ブレーキ制御用検出回路302,電動パーキングブレーキECU200の図10のフローチャートで表されるパーキングブレーキ制御プログラムのS51,54〜62を記憶する部分、実行する部分等によりパーキングブレーキ自動制御装置が構成される。そのうちの、S58(図11のフローチャートで表される断線検出ルーチン)、59,60を記憶する部分、実行する部分等により断線・OFF検出部が構成され、そのうちのS58を記憶する部分、実行する部分等により断線検出部が構成される。
また、パーキングブレーキ自動制御装置のうち、S59を記憶する部分、実行する部分(S59の判定がYESである場合にS54を実行しないこと)等により駆動中不作用部が構成され、S60,61,54を記憶する部分、実行する部分等により停止中OFF操作時作用部が構成され、S59,60,54を記憶する部分、実行する部分等によりOFF検出時作用部が構成される。
さらに、パーキングスイッチ210,電動パーキングブレーキECU200の図8のフローチャートで表されるパーキングスイッチ異常有無検出プログラムを記憶する部分、実行する部分等によりパーキングスイッチ異常検出装置が構成される。
また、本実施例においては、エンジン150が駆動源であり、エンジンECU224、駆動制御用検出回路304等により駆動制御装置が構成される。
なお、上記実施例においては、クラッチペダル156の操作、シフト操作部材154の操作、アクセル操作部材238の操作等の一連の操作が行われたことが検出され、かつ、エンジントルクが設定値以上になった場合に発進意図が有ると検出されるようにされていたが、それに限らない。例えば、アクセル操作部材238の踏込み操作、クラッチペダル156の操作、シフト操作部材154の操作のうちの1つ以上が検出された場合に発進意図があると検出されるようにしたり、これらの1つ以上の操作が検出され、かつ、エンジントルクが設定値以上になった場合に発進意図があると検出されるようにしたりすることもできる。
また、上記実施例においては、電動パーキングブレーキシステムがマニュアルトランスミッション10にシフト操作部材154が連結されている車両に適用された場合について説明したが、シフト操作部材154が連結されていない車両に適用することもできる。マニュアルトランスミッション10におけるギヤ列は、シフト操作部材154の操作位置が検出され、それに応じて、電動モータの作動により切り換えられる。さらに、電動パーキングブレーキシステムは、オートマチックトランスミッションを備えた車両に適用することもできる。
また、車輪速度がイグニッションスイッチ212がOFFにされた後にも検出されるようにされている場合には、S61の実行時に、スキッドコントロールECU228から供給された情報から車輪速度あるいは走行速度が読み込まれ、そのS61の実行時に読み込まれた車輪速度あるいは走行速度に基づいて、停止状態にあるか否かの判定が行われるようにすることができる。
さらに、駆動源はエンジンに限らない。駆動源が電動モータを含むハイブリッド車、駆動源が電動モータである電気自動車に適用することもできる。駆動源としての電動モータは、車両の停止状態において、停止しているのが普通である。そのため、ブレーキ制御用検出回路302が異常である場合には、駆動制御装置からのイグニッションスイッチ212がONであることを表す情報、電動モータ制御プログラムが実行されていることの情報等に基づいて、パーキングブレーキ18,20がロック作動させられることになる。
また、エンジンECU224からの情報に限らず、メータECU229等のイグニッションスイッチ212のON・OFFを検出する検出回路を別個に有する他のECUからの情報に基づいてイグニッションスイッチ212のON・OFFを検出することもできる。さらに、エンジンECU224,メータECU229等複数のECUからの情報に基づいて、ブレーキ制御用検出回路302の断線の有無が検出されたり、パーキングブレーキ18,20が作動させられたりすることもできる等、本発明は、前述に記載の態様の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。
本発明の一実施例である電動パーキングブレーキシステムを含む車両を示す図である。 上記電動パーキングブレーキシステムに含まれる運動変換機構を示す断面図である。 上記運動変換機構に含まれるクラッチの断面図である。 上記電動パーキングブレーキシステムに含まれるブレーキの正面図である。 上記電動パーキングブレーキシステムに含まれるパーキングスイッチの操作部を表す斜視図である。 上記電動パーキングブレーキシステムに含まれるパーキングスイッチを示す回路図である。 上記電動パーキングブレーキシステムに含まれるイグニッションスイッチのON・OFFを検出する検出回路を示す回路図である。 上記電動パーキングブレーキシステムに含まれる電動パーキングブレーキECUの記憶部に記憶されたパーキングスイッチ異常検出プログラムを表すフローチャートである。 上記記憶部に記憶された車輪速度取得プログラムを表すフローチャートである。 上記記憶部に記憶されたパーキングブレーキ制御プログラムを表すフローチャートである。 上記パーキングブレーキ制御プログラムの一部を表すフローチャートである。
符号の説明
10:マニュアルトランスミッション 12:電動パーキングブレーキ機構 18,20:パーキングブレーキ 30:ブレーキ用モータ 34,36:ケーブル 72:運動変換機構 82:クラッチ 150:エンジン 152:クラッチ 154:シフト操作部材 256:クラッチペダル 200:電動パーキングブレーキECU 210:パーキングスイッチ 212:イグニッションスイッチ 224:エンジンECU 229:メータECU 250:車輪速度センサ 254:バッテリ 260:パーキングスイッチ操作部 270:ロック側操作部 272:リリース側操作部 280〜286:スイッチ 296,298:スイッチ 302:ブレーキ制御用検出回路 304:駆動制御用検出回路

Claims (5)

  1. マニュアルトランスミッションを備えた車両に設けられた電動パーキングブレーキシステムであって、
    車輪の回転を抑制するブレーキと、そのブレーキを作用させたり解除したりする電動モータとを含み、前記ブレーキの作用状態において、車両を停止状態に保持する電動パーキングブレーキ機構と、
    パーキングスイッチ操作部の操作に応じて、前記ブレーキを作用させる作用指令と解除する解除指令とを選択的に出力するパーキングスイッチと、
    そのパーキングスイッチの異常を検出するパーキングスイッチ異常検出装置と、
    そのパーキングスイッチ異常検出装置によって前記パーキングスイッチの異常が検出された場合において、前記車両のイグニッションスイッチが、そのイグニッションスイッチの操作部の操作によりOFFにされた場合に、前記電動モータを作動させることにより前記ブレーキを自動で作用させるパーキングブレーキ自動制御装置と
    を含むことを特徴とする電動パーキングブレーキシステム。
  2. 前記パーキングブレーキ自動制御装置が、(i)前記イグニッションスイッチのON・OFFを検出する電気回路であるブレーキ制御用検出回路と、(ii)そのブレーキ制御用検出回路が断線していることと前記イグニッションスイッチがOFFであることとを区別して検出する断線・OFF検出部と、(iii)その断線・OFF検出部によって前記イグニッションスイッチがOFFであると検出された場合に、前記ブレーキを自動で作用させるOFF操作検出時作用部とを含む請求項1に記載の電動パーキングブレーキシステム。
  3. 前記車両の駆動源を制御する駆動制御装置が、前記ブレーキ制御用検出回路とは別個に設けられ、前記イグニッションスイッチのON・OFFを検出する電気回路である駆動制御用検出回路を含み、前記断線・OFF検出部が、前記ブレーキ制御用検出回路からの電気信号は、前記イグニッションスイッチがOFFであることを表すが、前記駆動制御装置からの情報は前記イグニッションスイッチがONであることを表す場合に、前記ブレーキ制御用検出回路が断線していると検出する断線検出部を含む請求項2に記載の電動パーキングブレーキシステム。
  4. 前記パーキングブレーキ自動制御装置が、(i)前記イグニッションスイッチのON・OFFを検出する電気回路であるブレーキ制御用検出回路と、(ii)そのブレーキ制御用検出回路からの電気信号は、前記イグニッションスイッチがOFFであることを表すが、前記車両の駆動源が駆動制御装置によって制御されている間は、前記ブレーキを自動で作用させない駆動中不作用部とを含む請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電動パーキングブレーキシステム。
  5. 前記パーキングブレーキ自動制御装置が、前記車両の停止状態において、前記車両のイグニッションスイッチが、そのイグニッションスイッチの操作部の操作により、ONからOFFへ切り換えられた場合に、前記ブレーキを自動で作用させる停止中OFF操作時作用部を含む請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電動パーキングブレーキシステム。
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