JP4257990B2 - 引出形遮断器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、配電盤等に装着され、必要に応じて内部に収容する遮断器の取外しができる引出形遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の引出形遮断器は、例えば特開平10−271623号公報、実開平6−68275号公報、特開昭50−84851号公報等に示されるように、操作ハンドルを遮断器の挿入孔に挿入し回転することにより、引出機構を構成する引出スクリューが回転し、引出レールが伸長し、遮断器が引出枠に出し入れできるものであった。この出し入れ動作により、遮断器の本体側導体と引出枠の引出枠側導体とが接離するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の引出形回路遮断器は上述のように構成されているので、開閉機構の開動作にも拘らず遮断器の接点の溶着や開閉機構の不動作により接点が閉成状態にあるときも遮断器を引き出すことができ、即ち導通状態で本体側導体と引出枠側導体を離間させるという問題があった。
この発明は上述のような問題を解決するためになされたもので、開閉機構の開動作にも拘らず接点が閉成状態にあるときは遮断器を引き出すことができない引出形遮断器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る引出形遮断器は、開閉機構のON動作によりリンク機構を伸長させ可動接点と固定接点が所定の接圧力で接触するON位置に可動接触子を移動させるとともに、上記開閉機構のOFF動作により上記接圧力に基づく上記リンク機構とトリップラッチ間の拘束力が解放され上記リンク機構が屈曲し上記可動接触子をOFF位置に移動させるように構成された遮断器と、上記遮断器を引出可能に収納する引出枠と、外部から操作ハンドルを挿入しその操作により上記遮断器を上記引出枠内において引出方向及び挿入方向に移動させる引出機構部とを備えた引出形遮断器であって、上記操作ハンドルの挿入を阻止する阻止部材と、この阻止部材の回動を拘束するインターロックプレート及びインターロックレバーとを備え、上記開閉機構のOFF動作に連なるオフレバーの回動時のみ、上記阻止部材に対する上記インターロックプレートによる拘束が解除され、かつ上記可動接点と固定接点が非接触状態では、上記インターロックレバーが第1のリンク及び第2のリンクを介して、上記可動接触子に連動して回動することで、上記阻止部材に対する拘束が解除されるものである。
【0005】
また、上記第1のリンクは上記可動接触子に連動して移動し、上記第2のリンクは一端が上記第1のリンクに、他端が上記インターロックレバーに、それぞれ接続されるとともに、この第2のリンクの長手方向に、上記第1のリンクの移動に伴って移動する線材により形成され、上記インターロックレバーは、このインターロックレバーの支点を中心に、上記第2のリンクの移動に伴って回動するように構成したものである。
【0006】
また、上記第2のリンクの一端は略Z字形状に曲げ形成されたものであって、そのZ字形状の中間部位が上記第1のリンクの挿通孔に挿通されリンク軸となるように接続されたものである。
また、OFF動作時に、衝撃力により上記第1のリンクが移動したとき、上記第1のリンクに当接し上記第1のリンクを停止させる第1のストッパと、上記衝撃力により上記インターロックレバーが移動したとき、上記第1のリンクが上記第1のストッパに当接する前に、上記インターロックレバーに当接し上記インターロックレバーを停止させる第2のストッパとを備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る引出形遮断器の斜視図、図2は図1の要部を示す説明図であり、OFF状態を示し、説明の便宜上図3以降で図示するフレーム30を取り去った一部断面形状を示している。
図1において、1は遮断器、2は引出枠、3は引出枠2に設けられ一端で遮断器1が取付けられる伸縮可能な引出レール、4は引出ハンドルである。1Aは投入機構8(図2)を動作させ可動接触子15(図2)を投入させるONボタン、1Bは引きはずし機構7(図2)を動作させ可動接触子15を引きはずすOFFボタン、1Cはチャージ機構9(図2)を手動でチャージするチャージハンドル、6は遮断器1のカバー、11は引出機構、40bは可動接触子15(図2)のON/OFF状態を表示する表示部である。
【0009】
図1に示す引出状態から所定の位置まで遮断器1を引出枠2に挿入した後、挿入孔1Dより挿入した引出ハンドル4を図1において時計方向に回転させると、引出レール3が縮み、遮断器1が引出枠2に挿入され、最終的に遮断器1の本体側導体16、17(図2)が引出枠2の主回路ジャンクション23、23(図2)に圧入され電気的に接続され、図2に示す挿入状態となる。他方、図2に示す挿入状態から引出ハンドル4を図1において反時計方向に回転させると、引出レール3が伸び遮断器1が引出枠2から所定の位置まで引出され、本体側導体16、17と主回路ジャンクション23、23は電気的に非接続となり、その後、遮断器1を引出枠2から引き出すことにより図1に示す引出状態となる。
【0010】
図2において、6はカバー、7は可動接触子15を引きはずす即ち可動側主接点15aを固定側主接点16aから開離させる引きはずし機構、8は可動接触子15を投入即ち可動側主接点15aを固定側主接点16aに接触させる投入機構、9は投入ばね10を図示しない電動モータ或いはチャージハンドル1Cによる手動で圧縮するチャージ機構、11は引出ハンドル4と係合するメインスクリュー11Aの回転により遮断器1を移動させる引出機構、12は遮断器1の引きはずし機構7、投入機構8、チャージ機構9等を収納する機構側と、可動側主接点15a、固定側主接点16a等を収納する消弧側を分離する中間ベースである。
【0011】
13は可動側主接点15aと固定側主接点16aの間に発生したアークを消弧するデアイオングリッドを有する消弧室、15は可動側主接点15aが固着された可動接触子、16は一端に可動側主接点15aに対向して固定側主接点16aが固着され、他端が遮断器1の外部に突出して設けられた本体側導体、17は一端が可動接触子15と電気的に接続された可とう性導体(付番なし)が接続され、他端が遮断器1の外部に突出して設けられた本体側導体、18は本体側導体16、17等を固定するベース、19は遮断器1がON状態のとき可動接触子15を開方向に付勢する接圧ばね、20は過電流を検出したとき引きはずし機構7を動作させる過電流引きはずし装置(図示しない)用の電源用CT(Current Transfer)、21は過電流を検出する電流検出用CTである。
【0012】
23は引出枠2に設けられ、引出枠側導体24、25に固着された主回路ジャンクションであり、上述した引出ハンドル4の回転による遮断器1の挿入により、主回路ジャンクション23、23に本体側導体16、17が圧入され電気的に接続される。図2に示す状態で、引出枠側導体24、主回路ジャンクション23、本体側導体16、固定側主接点16a、可動側主接点15a、可動接触子15、可とう導体、本体側導体17、主回路ジャンクション23、引出枠側導体25により電路が形成され、この電路が可動接触子15の開閉により導電或いは非導電となる。
【0013】
次に、遮断器1の機構側について説明する。図3は図1の遮断器のOFF状態における機構側の側面図、図4は図1の遮断器のON状態でかつチャージが完了した状態における機構側の側面図である。
30は金属により形成されたプレート状のフレームであり、図3、図4では1枚のみが示されているが、紙面手前にもフレーム30が配置される。2枚のフレーム30間に引きはずし機構7、投入機構8、チャージ機構9等が配置され、2枚のフレーム30の外側には一対の投入ばね10(図2)が配置されている。
【0014】
図3を参照して、ON動作について説明する。
(1−1)図3に示すOFF状態において、ONボタン1A(図1)を押下すると、断面半月状のクロースバー(close bar)8Bが矢印A方向に回転し、第1クロースラッチ(close latch)8Aとの係合が外れる。
(1−2)次いで、第1クロースラッチ8Aが図示しない付勢ばねの収縮により、軸7aを中心に矢印Bの方向に回転し、第2クロースラッチ8C及び第3クロースラッチ8Dに固定されたローラ(roller)8Eとの係合が外れる。
(1−3)次いで、第2クロースラッチ8C及び第3クロースラッチ8Dが図示しない付勢ばねの収縮により、軸8cを中心に矢印Cの方向に回転し、カム9Aに固定されたカムローラ9Cとの係合が外れる。
【0015】
(1−4)次いで、カム9Aが投入ばね10(図2)の伸長により、軸9aを中心に矢印Dの方向に回転する。
(1−5)同時に、両端に投入ばね10が接続されたメインバネピン9Eがガイド孔30aを矢印Eの方向に移動し、メインバネピン9Eに固定されたチャージアーム9Bが軸8cを中心に矢印Cの方向に回転し、チャージアーム9Bの当接部9bが軸14bに回動可能に設けられたローラ14dに当接し、リンク下14A及びリンク上14Bを伸長させる。
【0016】
(1−6)このとき、リンク下14A及びリンク上14Bは軸14a、14b、14cを関節として回動し、第1アーム15B及び及びメインシャフト15bを矢印Fの方向に回転させ、メインシャフト15bに固定され可動接触子15をリンク15A(図2)を介して回動させる第2アーム15C(図5)も回転し、可動接触子15を可動側主接点15aと固定側主接点16a間が所定の接圧力となるようにON位置に投入する。また、リンク下14A、リンク上14Bが伸長し、ピン14cが矢印Lの方向(図4)に移動し、トリップラッチ7Aの先端がトリップバー7Bに係合して停止する。この状態において、ローラ7Dとトリップラッチ7A間には、接圧用ばね19の接圧力に基づく拘束力が(図4において上下の方向に)作用している。
(1−7)次いで、チャージカム9Aが軸9aを中心にカムローラ9Cが第3クロースラッチ8Dに当接するまで矢印Dの方向に回転し、チャージアームローラ9Dがチャージカム9Aの外周に沿って移動することによって、投入ばね10(図2)をチャージするとともに投入機構8を図3に示す状態に移行させる。この状態が図4に示すON状態である。
【0017】
図4を参照して、OFF動作を説明する。
(2−1)図4に示すON状態において、OFFボタン1B(図1)を押下すると、オフレバー(off lever)50(図5)がトリップバー7Bに取り付けられた係止部材7B1(図5)に当接し、断面半月状のトリップバー7Bが矢印H方向に回転し、トリップラッチ(trip latch)7Aとの係合が外れる。
(2−2)次いで、トリップラッチ7Aが図示しない付勢ばねの付勢力に抗する接圧用ばね19(図2)の矢印L方向の伸長により、軸7aを中心に矢印Jの方向に回転する。
【0018】
(2−3)次いで、リンクレバー7Cが図示しない付勢ばねの収縮により軸7cを中心に矢印Kの方向に回転する。トリップラッチ7Aの回転及びリンクレバー7Cの回転に伴って、ON状態における接圧用ばね19からの接圧力に基づいて発生していたローラ7Dとトリップラッチ7Aの拘束力から解放されるので、ローラ7Dは、トリップラッチ7Aの凹部(付番しない)から出て、トリップラッチ7Aは図示しない付勢ばねにより矢印Jと反対方向に付勢されているのでトリップラッチ7Aの側面に沿って移動する。同時に、接圧用ばね19(図2)の伸長により、第2アーム15C(図5)とともにメインシャフト15b、第1アーム15Bが矢印Fと反対の方向に軸7cに当接するまで回転し、リンク下14A及びリンク上14Bが屈曲する。このとき、可動接触子15はOFF位置に移動する。また、リンク下14A及びリンク上14Bが屈曲し、ピン14cに接圧用ばね19からの力が作用しなくなるので、トリップラッチ7Aは図示しない付勢ばねによる矢印Jと反対方向の付勢力を受け、トリップラッチストッパ7Eに当接して停止するとともに、その側面に沿って移動していたローラ7Dがトリップラッチ7Aの凹部(付番しない)に入った状態となる。この状態が図3に示すOFF状態である。
【0019】
次に、引出機構11のインターロックについて説明する。
図5は図1の遮断器のON状態における機構側の側面図、図6は図5に対応する正面図、図7は図1の遮断器のOFF状態における機構側の側面図、図8は図7の要部を拡大して示す図、図9は図1の遮断器の接点が溶着した状態における機構側の側面図、図10は図9の要部を拡大して示す図である。図11は図5〜図10に示すハンドルロックピンの上面図である。なお、図5、図7、図9は、図3、図4よりも投入ばね10側の図を示しており、投入ばね10の図示は省略している。図6は、説明の便宜上、インターロックに関連する箇所のみを示すものであり、側面図における引出機構11の正面プレート11Cの図示を省略している。
【0020】
まず、遮断器1のON状態における引出機構11のインターロックについて説明する。遮断器1のON状態では、図5を参照し、メインシャフト15bに固定された第2アーム15Cのピン15cに挿通されたリンク15A(図2)により可動接触子15を投入位置に拘束している。第2アーム15Cは第1アーム15B(図3、図4)とほぼ同じ形状で同じ角度でメインシャフト15bに固定されている。
【0021】
図5、図6において、40はプレート状の金属(鋳鉄、黄銅、アルミ合金など)を折り曲げて形成され、第2アーム15Cの位置に応じて表示部40bに可動接触子15のON/OFF状態を表示するインジケータリンク(第1のリンク)であり、図5、図6の場合には「ON」を表示している。41はフレーム30に設けられ、ガイド孔40dに沿ってインジケータリンク40を矢印Q(図8)の方向に移動させるピン、42は係止部40cとピン41間に張架され、インジケータリンク40を図5に示す位置に付勢する付勢ばねである。
【0022】
44は線材の金属(鋳鉄、黄銅、アルミ合金など)を折り曲げて形成されたインターロック線材(第2のリンク)であり、他端44aは略C字状に形成され、インターロックレバー46に設けられたピン46bに回動可能に接続され、一端44bは略Z字状に形成され、インジケータリンク40に対して直交する中間折り曲げ部44b1が孔40gに回動可能に挿入され、インジケータリンク40に平行な端部折り曲げ部44b2が抜け止めとなっている。
46はプレート状の金属(鋳鉄、黄銅、アルミ合金など)を折り曲げて形成され、当接部46cが当接部56aに当接することによってハンドルロックピン56の回動を抑制するインターロックレバーであり、フレーム30に設けたピン46aを中心に回動する。
【0023】
50はオフレバーであり、オフトリップ係合部50Aとインターロック係合部50Bからなる一体物で、プレート30に設けた軸50bを中心に回動する。52はインターロック係合部50Bとピン50cで連接されたインターロックプレート(inter lock plate)であり、OFFボタン1Bの操作により、付勢ばね54に抗して移動し、当接部52cと当接部56aとを離間させハンドルロックピン56を回動せしめるものである。53はフレーム30に設けられたピン、54はインターロックプレート52の係止部52bとピン53間に張架され、インターロックプレート52を図5、図6において下方に付勢する付勢ばねである。
【0024】
図5、図6、図11を参照し、56は線材の金属(鋳鉄、黄銅、アルミ合金など)を折り曲げて形成されたハンドルロックピン(阻止部材)であり、引出ハンドル4(図1)の引出機構11への挿入を阻止或いは許容させる。56aはインターロックレバー46の当接部46c及びインターロックプレート52の当接部52cに当接する当接部、56bはプレート11Bの孔11bに回動可能に挿通された軸部、56cは引出ハンドルの挿入を阻止するロック部、56dはプレート(図示しない)の孔(図示しない)に回動可能に挿通された軸部である。ハンドルロックピン56はトーションバネ(図示しない)により軸部56b、56dを中心に矢印Nの方向に常時付勢されており、当接部46c及び当接部52cが当接部56aに当接しないとき、ロック部56cが図6において下方に移動し、引出ハンドル4の挿入が可能となる。
【0025】
次に、引出機構11のインターロック機構の組立てについて説明する。
フレーム30に、引出機構11、インターロックプレート52、ハンドルロックピン56を取り付ける。
次いで、インジケータリンク40をフレーム30に取り付ける。
次いで、インターロック線材44の他端44aのC字状の開口部をピン46bに対して直交する方向に引っ張ることにより、ピン46bに圧入し、インターロック線材44をインターロックレバー46に一体に接続する。
次いで、インターロック線材44の一端44bをインジケータリンク40の孔40gに挿入した後、インターロックレバー46の孔(付番しない)をピン46aに挿入し、C字状のワッシャ等をピン46aに嵌め込み抜け止め固定する。
【0026】
インターロック線材44は、中間折り曲げ部44b1が孔40gに回動可能に挿入され、インジケータリンク40に平行な端部折り曲げ部44b2が抜け止めとなるように略Z字状に形成すればよく、その形成が容易である。また、一端44bをプレート状或いは他端44aと同様にC字状とし、カシメ、リベット接合、圧入等によりインジケータリンク40とリンク結合してもよいが、カシメ、リベット接合、圧入等による結合がインターロック線材44の両端において必要となり、部品点数や組立て工程数が増え組立て作業性に劣ることとなる。したがって、図5の構成は上述したように、インターロック線材44の一端44bを略Z字状としインジケータリンク40の孔40gに挿入すればよいので組立て性に優れる。
【0027】
次に、遮断器の引出動作について説明する。OFF操作により可動側主接点15aと固定側主接点16aが開離した通常の場合と、可動側主接点15aと固定側主接点16aの溶着等により両接点15a、16aが開離しない溶着等の場合について説明する。
【0028】
まず、通常の場合について図5〜図8を参照して、引出動作に加えて過電流検出時のOFF動作(一般にトリップ動作とも称す)を説明する。
(3−1)図5に示すON状態から、OFFボタン1Bを押下すると、OFFボタン1Bは軸1bを中心に矢印Pの方向(図7において反時計方向)に回動し、オフレバー50に当接する。
(3−2)次いで、オフレバー50が軸50bを中心に矢印Pの方向に回動するので、ピン50cが軸50bを中心に矢印Pの方向に回動するとともに、オフトリップ係合部50Aが係止部材7B1に当接する。
【0029】
(3−3)次いで、ピン50cの回動により、インターロックプレート52が付勢ばね54の引っ張り力に抗して矢印Rの方向(図7において上方)に移動する。この移動により、ハンドルロックピン56の当接部56aは当接部52cから離れ、ハンドルロックピン56の当接部56aはインターロックレバー46の当接部46cに当接するまで軸部56bを中心に矢印Qの方向に回動する。
(3−4)上述した(3−3)の動作に僅かながら遅れて、係止部材7B1が固定されたトリップバー7Bが矢印Q(図7において時計方向)に回動し、上述した(2−1)〜(2−3)のOFF動作により、第2アーム15Cはメインシャフト15bを中心に矢印Pの方向に回動し、インジケータリンク40の当接部40eに当接し、最終的に第1アーム15Bが軸7cに当接することで停止する。
なお、インジケータリンク40は第2アーム15Cの位置により、可動接触子15のON/OFF状態を判別しているが、第2アーム15Cに限らず、ON状態とOFF状態でその位置が変化する部材(可動接触子15乃至リンク機構迄の部材)であればよく、可動接触子15、リンク15A、メインシャフト15b、リンク下14A、リンク上14B、トリップラッチ7A、リンクレバー7C等の動作により判別してもよい。
【0030】
(3−5)第2アーム15Cの当接により、インジケータリンク40は付勢ばね42の引っ張り力に抗して軸40aを中心に矢印Qの方向に回動する。
(3−6)インジケータリンク40の回動により、インターロック線部材44は図5の状態から図7の状態に移行する際に図5、図7においてほぼ下方に移動する。即ち、他端44aは軸46aを中心に矢印Pを中心に回動し図5、7、8においてほぼ下方に移動し、一端44bは軸40aを中心に矢印Qの方向に回動し図5、7、8においてほぼ右下の方向に移動する。
【0031】
(3−7)インターロック線材44の移動により、インターロックレバー46は軸46aを中心に矢印Pの方向に回動する。この動作により、上述した(3−3)状態から当接部46cはハンドルロックピン56の当接部56aから離れ、ハンドルロックピン56はロック部56cが正面プレート11Cの内側に設けられたストッパ11c(図8)に当接するまで軸部56bを中心に矢印Qの方向に回動する。
この状態は、ハンドルロックピン56のロック部56cが引出機構11のメインスクリュー11Aの引出ハンドル4の挿入口よりも図5〜図8において下方に位置する。したがって、引出ハンドル4を挿入孔1Dを通して、メインスクリュー11Aの挿入口に嵌め込むことができ、引出ハンドル4を回転させて遮断器1を引出枠2から引き出すことができる。
【0032】
なお、上述した遮断器1のON状態からOFFボタン1Bを押下して遮断器1を引出枠2から引き出す例について説明したが、遮断器1のOFF状態(第2アーム15Cが図7に示すような状態)から遮断器1を引出枠2から引き出すことも当然可能である。この場合には、インターロックレバー46が図7に示すようにハンドルロックピン56と当接しない位置に拘束されている。したがって、OFFボタン1Bを押下することにより、上述した(3−1)〜(3−3)と同様に動作し、ハンドルロックピン56が図7、図8に示す状態となり、引出ハンドル4をメインスクリュー11Aの挿入口に挿入可能となる。但し、上述した(3−3)の動作において、ハンドルロックピン56の当接部56aはインターロックレバー46の当接部46cに当接しないので、図7、図8に示す位置まで回動することとなる。
【0033】
ここで、過電流検出時のOFF動作について説明する。
(4−1)遮断器1の電流検出用CT21(図2)からの出力により図示しないい過電流引きはずし装置が過電流を検出すると、電磁リレー等からなる図示しない引きはずしコイル部の動作により係止部材7B1を矢印Qの方向に回動させる。
(4−2)上述した(4−1)以降、上述した(3−3)〜(3−6)と同様の動作により、最終的にインジケータリンク40、インターロック線材44、インターロックレバー46、インターロックプレート52、ハンドルロックピン56等は図7、図8に示す状態となる。
【0034】
図2を参照し、過電流が発生した場合には、その電流が大きいほど、可動側主接点15a及び本体側主接点16a間、並びに可動接触子15と本体側導体16間に、可動接触子15をOFF位置に移動させる方向の電磁反発力が作用する。即ち、上述した(4−2)において発生する接圧用ばね19の伸長に基づく付勢力に加え、電磁反発力が発生する。
【0035】
(4−3)発生した過電流が大きいとき電磁反発力は、接圧用ばね19の付勢力に比し、格段に強くかつ上述した(4−2)のOFF動作よりも可動接触子15を格段に速く、瞬間的に移動させる。図5〜図8に戻って、第2アーム15Cがインジケータリンク40の当接部40eに衝突する際の衝撃力が上述した(2−1)〜(2−3)のOFF動作のときよりも格段に大きい。
(4−4)インジケータリンクの当接部40eに第2アーム15Cが衝突すると、インジケータリンク40、インターロック線材44、及びインターロックレバー46が夫々移動する。
【0036】
(4−4)この際、まず、インターロックレバー46の当接部46d(図7)は、正面プレート11Cの内側面であるストッパ(第2のストッパ)11d(図7)に当接して矢印Pの方向の回動を停止する。
(4−5)その直後に、インジケータリンク40におけるガイド孔40dの一端を構成する当接部40fは、ピン41に当接し矢印Qの方向の回動を停止する。なお、電磁反発力による可動接触子15の移動は、図示しない過電流引きはずし装置の図示しない電磁リレーの動作よりも速い。
(4−6)上述した(4−4)及び(4−5)の後、最終的にインジケータリンク40、インターロック線材44、及びインターロックレバー46は図7に示す位置となる。
【0037】
ここで、インターロック線材44は、プレートではなく撓みやすい線材としたので、上述した(4−4)及び(4−5)の際に、インターロック線材44のほぼ長手方向に圧縮力が作用するが、この圧縮力によりインターロック線材44はしなって撓み、衝撃力を吸収する。したがって、インジケータリンク40、オフレバー50、インターロックレバー46等に剛性が低く小型のものを使用でき、さらに、これらの回動中心を構成する軸40a及びその挿通孔、ピン46a及びその挿通孔、ピン46b及び他端44a、並びに孔40g及び一端44b、特にフレーム30にピン等の回動中心を設けていないピン46b及び他端44a、並びに孔40g及び一端44bのリンク連結部を小型にできるという特筆すべき効果がある。
【0038】
また、プレート状の線材に比し剛体であるインジケータリンク40とオフレバー50が当接する前に、インターロックレバー46と正面パネル11Cが当接するので、その当接による衝撃力がインターロック線材44によりある程度吸収された後、インジケータリンク40とピン41が当接するので、インジケータリンク40とその回動中心40aに剛性が低く小型なものを使用できる。
【0039】
次に、接点が溶着等した場合について図5、図6、図9、図10を参照して説明する。
(5−1)図5に示すON状態から、OFFボタン1Bを押下すると、OFFボタン1Bは軸1bを中心に矢印Pの方向(図9において反時計方向)に回動し、オフレバー50に当接する。
(5−2)次いで、オフレバー50が軸50bを中心に矢印Pの方向に回動するので、ピン50cが軸50bを中心に矢印Pの方向に回動するとともに、オフトリップ係合部50Aが係止部材7B1に当接する。
【0040】
(5−3)次いで、ピン50cの回動により、インターロックプレート52が付勢ばね54の引っ張り力に抗して矢印Rの方向(図9において上方)に移動する。この移動により、ハンドルロックピン56の当接部56aは当接部52cから離れ、ハンドルロックピン56の当接部56aはインターロックレバー46の当接部46cに当接するまで軸部56bを中心に矢印Qの方向に回動する。即ち、ハンドルロックピン56は、図10の一点破線で示す位置から直線及び破線で示す位置(図9に示す位置)まで、軸部56bを中心に矢印Qの方向に僅かに回動する。
【0041】
(5−4)上述した(5−3)の動作に僅かながら遅れて、係止部材7B1が固定されたトリップバー7Bが矢印Q(図7において時計方向)に回動するものの、可動側主接点15aと本体側主接点16aとが溶着し、その溶着力が接圧用ばね19の伸長力よりも大きい場合、第1アーム15B(図4)に矢印Lの方向の付勢力は発生せず、トリップラッチ7Aは常時矢印J(図4)とは反対方向に付勢ばね(図示しない)により付勢されているので、トリップラッチ7A、リンクレバー7C、リンク下14A、リンク上14Bは何れも動作せず、図4に示す状態を保つ。
【0042】
つまり、OFFボタン1Bを押下した状態では、引きはずし機構7、投入機構8、リンク下14A、リンク上14B等はトリップバー7Bが回動することを除き図4に示す状態となり、他方、ハンドルロックピン56は、図10に示すように僅かに回動しインターロックレバー46に当接して停止する。この状態では、操作ハンドル4を挿入孔1D(図1)からメインスクリュー11Aの挿入穴(図示しない)には挿入できない。
(5−5)その後、OFFボタン1Bの押下を停止すると、トリップバー7B(図4)は矢印Pの反対方向に図示しない付勢ばねの付勢により回動し、図4に示す状態となるとともに、オフレバー50、インターロックプレート52、ハンドルロックピン56は、図5に示す状態となる。
【0043】
以上のように、可動側主接点15aが開路していない場合は、OFFボタン1Bを押下していても遮断器1の引出操作が禁止されるため電気的に非常に安全である。
また、インターロックプレート52とインターロックレバー46が、一つのハンドルロックピン56に当接してその回動を抑制するので、インターロックプレート52とインターロックレバー46の夫々に対応したハンドルロックピン56(阻止部材)を設ける場合に比較し、その構造を単純にできる。
【0044】
また、オフレバー50が回動しないときは、ハンドルロックピン56にプレート状のインターロックプレート52が当接し、その移動を拘束しているので、オフレバー50が回動したときのみ、ハンドルロックピン56からの当接力を受けるインターロックレバー46、インターロック線材44、インジケータリンク40及びこれらの回動中心40a、50b、46a、46b、44gに剛性の低いものを適用することができる。
【0045】
【発明の効果】
この発明に係る引出形遮断器は、開閉機構のON動作によりリンク機構を伸長させ可動接点と固定接点が所定の接圧力で接触するON位置に可動接触子を移動させるとともに、上記開閉機構のOFF動作により上記接圧力に基づく上記リンク機構とトリップラッチ間の拘束力が解放され上記リンク機構が屈曲し上記可動接触子をOFF位置に移動させるように構成された遮断器と、上記遮断器を引出可能に収納する引出枠と、外部から操作ハンドルを挿入しその操作により上記遮断器を上記引出枠内において引出方向及び挿入方向に移動させる引出機構部とを備えた引出形遮断器であって、上記操作ハンドルの挿入を阻止する阻止部材と、この阻止部材の回動を拘束するインターロックプレート及びインターロックレバーとを備え、上記開閉機構のOFF動作に連なるオフレバーの回動時のみ、上記阻止部材に対する上記インターロックプレートによる拘束が解除され、かつ上記可動接点と固定接点が非接触状態では、上記インターロックレバーが第1のリンク及び第2のリンクを介して、上記可動接触子に連動して回動することで、上記阻止部材に対する拘束が解除されるので、上記開閉機構の開動作にも拘らず接点が閉成状態にあるときは上記遮断器を引き出すことができない引出形遮断器を提供できる。
【0046】
また、上記第1のリンクは上記可動接触子に連動して移動し、上記第2のリンクは一端が上記第1のリンクに、他端が上記インターロックレバーに、それぞれ接続されるとともに、この第2のリンクの長手方向に、上記第1のリンクの移動に伴って移動する線材により形成され、上記インターロックレバーは、このインターロックレバーの支点を中心に、上記第2のリンクの移動に伴って回動するように構成したので、上記第2のリンクが撓って衝撃力を吸収でき、リンク関節や上記第1のリンクや上記インターロックレバーに剛性の低いものを適用できる。
【0047】
また、上記第2のリンクの一端は略Z字形状に曲げ形成されたものであって、そのZ字形状の中間部位が上記第1のリンクの挿通孔に挿通されリンク軸となるように接続されたので、構成が単純かつ組立て性に優れる。
【0048】
また、OFF動作時に、衝撃力により上記第1のリンクが移動したとき、上記第1のリンクに当接し上記第1のリンクを停止させる第1のストッパと、上記衝撃力により上記インターロックレバーが移動したとき、上記第1のリンクが上記第1のストッパに当接する前に、上記インターロックレバーに当接し上記インターロックレバーを停止させる第2のストッパとを備えたので、上記第1のリンクに剛性の低いものを適用できる。
【0049】
また、上記操作ハンドルの挿入を阻止する阻止部材と、この阻止部材の回動を拘束するインターロックプレート及びインターロックレバーとを備え、上記開閉機構のOFF動作に連なるオフレバーの回動時のみ、上記阻止部材に対する上記インターロックプレートによる拘束が解除され、かつ上記可動接点と固定接点が非接触状態では、上記インターロックレバーが第1のリンク及び第2のリンクを介して、上記可動接触子に連動して回動することで、上記阻止部材に対する拘束が解除されるので、上記インターロックプレート及び上記インターロックレバーに当接する上記阻止部材を共用でき小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る引出形遮断器の斜視図である。
【図2】 図1の要部を示す説明図であり、OFF状態を示している。
【図3】 図1の遮断器のOFF状態における機構側の側面図である。
【図4】 図1の遮断器のON状態でかつチャージが完了した状態における機構側の側面図である。
【図5】 図1の遮断器のON状態における機構側の側面図である。
【図6】 図5に対応する正面図である。
【図7】 図1の遮断器のOFF状態における機構側の側面図である。
【図8】 図7の要部を拡大して示す図である。
【図9】 図1の遮断器の接点が溶着した状態における機構側の側面図である。
【図10】 図9の要部を拡大して示す図である。
【図11】 図5〜図10に示すハンドルロックピンの上面図である。
【符号の説明】
1 遮断器、 1A ONボタン、 1B OFFボタン、 1D 挿入孔、 2 引出枠、 3 引出レール、 4 引出ハンドル、 7 引きはずし機構、 7A トリップラッチ、 7B トリップバー、 7C リンクレバー、 8 投入機構、 8A 第1クロースラッチ、 8B クロースバー、 8C 第2クロースラッチ、 8D 第3クロースラッチ、 8E ローラ、 9 チャージ機構、 9A カム、 9B チャージアーム、 9C カムローラ、 9D チャージアームローラ、 9E メインバネピン、 10 投入ばね、 11 引出機構、 11C 正面プレート、 11c ストッパ、 11d ストッパ、 14A リンク下、 14B リンク上、 15 可動接触子、 15A リンク、 15B 第1アーム、 15C 第2アーム、 15a 可動側主接点、 15b メインシャフト、 16 本体側導体、 16a 固定側主接点、 17 本体側導体、 19 接圧用ばね、 21 電流検出用CT、 23 主回路ジャンクション、 24 引出枠導体、 30 フレーム、 40 インジケータリンク(第1のリンク)、 40a 軸、 40b 表示部、 40c 係止部、 40d ガイド孔、 40e 当接部、 40f 当接部、 42 付勢ばね、 44 インターロック線材(第2のリンク)、 44a 他端、 44b 一端、 44b1 中間折り曲げ部(中間部位)、 46 インターロックレバー、 46a ピン、 46b ピン、 46c 当接部、 46d 当接部、 50 オフレバー、 50b 軸、 50c ピン、 52 インターロックプレート、 52a ガイド孔、 52c 当接部、 53 ピン、 54 付勢ばね、 56 ハンドルロックピン(阻止部材)、 56a 当接部、 56b 軸部、 56c ロック部、 56d 軸部
Claims (4)
- 開閉機構のON動作によりリンク機構を伸長させ可動接点と固定接点が所定の接圧力で接触するON位置に可動接触子を移動させるとともに、上記開閉機構のOFF動作により上記接圧力に基づく上記リンク機構とトリップラッチ間の拘束力が解放され上記リンク機構が屈曲し上記可動接触子をOFF位置に移動させるように構成された遮断器と、上記遮断器を引出可能に収納する引出枠と、外部から操作ハンドルを挿入しその操作により上記遮断器を上記引出枠内において引出方向及び挿入方向に移動させる引出機構部とを備えた引出形遮断器であって、
上記操作ハンドルの挿入を阻止する阻止部材と、この阻止部材の回動を拘束するインターロックプレート及びインターロックレバーとを備え、
上記開閉機構のOFF動作に連なるオフレバーの回動時のみ、上記阻止部材に対する上記インターロックプレートによる拘束が解除され、
かつ上記可動接点と固定接点が非接触状態では、上記インターロックレバーが第1のリンク及び第2のリンクを介して、上記可動接触子に連動して回動することで、上記阻止部材に対する拘束が解除されることを特徴とする引出形遮断器。 - 上記第1のリンクは上記可動接触子に連動して移動し、
上記第2のリンクは一端が上記第1のリンクに、他端が上記インターロックレバーに、それぞれ接続されるとともに、この第2のリンクの長手方向に、上記第1のリンクの移動に伴って移動する線材により形成され、
上記インターロックレバーは、このインターロックレバーの支点を中心に、上記第2のリンクの移動に伴って回動するように構成したことを特徴とする請求項1記載の引出形遮断器。 - 上記第2のリンクの一端は略Z字形状に曲げ形成されたものであって、そのZ字形状の中間部位が上記第1のリンクの挿通孔に挿通されリンク軸となるように接続されたものであることを特徴とする請求項2記載の引出形遮断器。
- OFF動作時に、
衝撃力により上記第1のリンクが移動したとき、上記第1のリンクに当接し上記第1の
リンクを停止させる第1のストッパと、
上記衝撃力により上記インターロックレバーが移動したとき、上記第1のリンクが上記第1のストッパに当接する前に、上記インターロックレバーに当接し上記インターロックレバーを停止させる第2のストッパと
を備えたことを特徴とする請求項2記載の引出形遮断器。
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